JP2725300B2 - ディジタルカラー復調回路 - Google Patents

ディジタルカラー復調回路

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JP2725300B2 JP63208010A JP20801088A JP2725300B2 JP 2725300 B2 JP2725300 B2 JP 2725300B2 JP 63208010 A JP63208010 A JP 63208010A JP 20801088 A JP20801088 A JP 20801088A JP 2725300 B2 JP2725300 B2 JP 2725300B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、PALカラーテレビ信号をディジタル復調す
る回路に関し、特に、カラーバースト信号に位相同期し
たディジタルのサブキャリアを発生する方法に関する。
〔従来の技術〕
この技術分野で周知のように、カラーテレビ受像機に
おいて色信号を正しく再生するためには、受像側のサブ
キャリアをカラーバースト信号に位相同期させる必要が
ある。換言すれば、カラーバースト信号を基準として受
像側のサブキャリアの位相を自動的に制御して、受像側
のサブキャリアを送像側のサブキャリアと正しい位相関
係を保って色信号の同期をとる必要がある。
従来、カラーテレビ受像機においてPALカラーテレビ
信号をディジタル復調する技術としては、第2図に示さ
れるように、アナログ復調回路と同様な構成をしてい
る。即ち、カラーバーストとサブキャリアの位相同期
は、ベースバンドに復調された色信号のカラーバースト
信号区間の値を用いて、位相比較が行なわれ、復調用の
サブキャリアを発生している(例えば、英国のBBC放送R
eserch Department Report BBC RD 1986/2)。
〔発明が解決しようとする課題〕
ディジタル復調回路のLSI化を計る場合、従来の復調
回路では、ベースバンド色信号通過フィルタ(LPF)7
の出力を用いて、カラーバーストとサブキャリアの位相
同期化を行なうため、サブキャリア発生のフィードバッ
クループがLPF7を通るため、LPF7の特性構成に依存し、
かつ、位相同期したサブキャリアを発生するフィードバ
ックループを構成する回路のみを独立にLSI化しようと
しても、ベースバンド色信号通過フィルタ7を含むた
め、コンパクトに構成できないという欠点がある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によるディジタルカラー復調回路は、PALカラ
ーテレビ信号をディジタル復調する回路に於いて、 ディジタルの搬送色信号にディジタルのサブキャリア
を乗算して、ディジタルの乗算出力を得る手段と、 前記ディジタルの乗算出力をカラーバースト信号の区
間の所定のサンプル数づつ2ラインにわたって積分し平
滑化することによって、ディジタルの位相誤差信号を求
める手段と、 前記ディジタルの位相誤差信号の制御を受けて、カラ
ーバーストの信号に位相同期した前記ディジタルのサブ
キャリアを発生する手段とを有し、 色復調の前記ディジタルの乗算出力を積分し平滑化し
て得られる前記ディジタルの位相誤差信号を用いて、サ
ブキャリアの位相同期化のフィードバック制御を行なう
ようにしたことを特徴とする。
〔作 用〕
本発明によれば、ベースバンド色信号通過フィルタの
回路を用いないで、サブキャリア位相ロックループを構
成して、カラーバーストに位相同期したディジタルのサ
ブキャリアを発生するようにした、ディジタルカラー復
調回路を提供できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の一実施例によるディジタルカラー復
調回路の構成を示すブロック図である。
入力端子1から入力されたPALカラーテレビ信号は、
アナログ・ディジタル変換器(A/D変換器)2で水平同
期信号に同期した標本化クロックで標本化され、輝度信
号色信号分離回路3で輝度信号Yと搬送色信号Cとに分
離される。ここで、入力端子1から入力されたPALカラ
ーテレビ信号はアナログ信号であり、A/D変換器2の出
力信号はディジタル信号である。すなわち、A/D変換器
2以降の全ての信号の形態はディジタル信号である。デ
ィジタルの搬送色信号Cは、 Vsinωti±Vcosωti(ω=2πfsc) で示される。ここで、fscはサブキャリア周波数を表
す。ディジタルの搬送色信号Cは乗算器4及び5へ供給
される。
また、サブキャリア発生回路13は、後述するように、
カラーバーストに同期したディジタルのサブキャリア信
号(sinωti及びcosωti)を発生する。このディジタル
のサブキャリア信号(sinωti及びcosωti)は、乗算器
4及び5へ供給され、乗算器4及び5でディジタルのサ
ブキャリア信号とディジタルの搬送色信号Cとの乗算が
行われる。即ち、乗算器4及び5は、色信号復調回路を
構成し、乗算器4及び5の出力には、ディジタルの乗算
出力として、ディジタルのベースバンド及び2倍のサブ
キャリア周波数(2fsc)で変調されたディジタルのU及
びV信号が得られる。ベースバンド色信号通過フィルタ
6及び7は、一種の低域通過フィルタ(LPF)特性を有
し、各々の出力にはディジタルのベースバンドのU及び
Vの色信号が得られ、出力端子9及び10にU及びVの色
信号を出力する。出力端子8には、ディジタルのY信号
が出力される。
位相比較回路11は、乗算器5から供給されるディジタ
ルの乗算出力をカラーバースト信号の区間の適当なサン
プル数mづつ2ラインにわたって積分を行なって、平均
化して出力する。PAL信号のV信号は、ラインごとに極
性が反転しており、かつカラーバーストの位相はU軸に
対して180゜±45゜となっており、2ラインのV信号を
平均化すれば、ほぼ0の値となる。即ち、mサンプルを
平均化することは、一種のLPFを通すことになり、ディ
ジタルのベースバンドのV信号が得られる。サンプル数
がサブキャリアの周期の整数倍に近いサンプル数でない
場合、2倍のサブキャリア周波数(2fsc)で変調された
V信号成分は十分には阻止できない。しかし、mの数を
大きくすることによって、より阻止量を大きくできる。
2ラインのV信号の平均値が正の場合は、ディジタルの
サブキャリアの位相が遅れており、負の場合は、ディジ
タルのサブキャリアの位相が進んでいることを示す。
すなわち、位相比較回路11は、カラーバースト信号の
位相とディジタルのサブキャリアの位相とを比較して、
それらの間の差を表わすディジタルの位相誤差信号を出
力していることと等価的である。
位相比較回路11から出力されるディジタルの位相誤差
信号は、制御フィルタ回路12へ供給される。制御フィル
タ回路12では、位相誤差を積分した値と位相誤差を加重
和して、ディジタルの周波数制御信号を得、それをサブ
キャリア発生回路13へ供給する。PAL信号は、ラインご
とにサブキャリアの位相がずれていくため、ディジタル
の位相誤差信号を何ラインかにわたって積分することに
よって、ディジタルの位相誤差信号に含まれる高調波の
V信号成分は平滑化される。
サブキャリア発生回路13では、ディジタルの周波数制
御信号に応じて、サブキャリア周波数fscを制御し、上
記したカラーバーストと位相同期したディジタルのサブ
キャリア信号(sinωti及びcosωti)を発生し、そのデ
ィジタルのサブキャリア信号を乗算器4及び5へ供給す
る。
このように、本実施例では、位相同期したサブキャリ
アを発生するフィードバックループ(サブキャリア位相
ロックのフィードバックループ)を構成する回路は、乗
算器4,5、位相比較回路11、制御フィルタ回路12、およ
びサブキャリア発生回路13からなり、従来(第2図)の
ようにベースバンド色信号通過フィルタ7を含まないの
で、サブキャリア位相ロックのフィードバックループが
ベースバンド色信号通過フィルタ7の特性構成に依存す
ることがない。また、サブキャリア位相ロックのフィー
ドバックループを構成する回路のみを独立にLSI化する
ことができ、コンパクトに構成できる。
制御フィルタ回路12の他の構成としては、位相誤差を
積分した値のみを基準位相信号θとして出力する。こ
の場合、サブキャリア発生回路13では、1標本化クロッ
ク周期ごとのサブキャリアの角速度ωscに基準位相信号
θを加算して、ωsc・i+θの角度に対応して、カ
ラーバーストに位相同期したディジタルのサブキャリア
信号を発生する。この構成では、位相比較回路11及び制
御フィルタ回路12を1つにまとめ、1つの積分器で構成
でき、よりハードウェアを簡単化できる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明は、ベースバンド色信号
通過フィルタから出力されるV信号を用いないで、カラ
ーバースト区間のディジタルの色復調信号(乗算器5の
ディジタルの乗算出力)を積分し平滑化してディジタル
の位相誤差信号を求めることにより、簡単な構成で、サ
ブキャリア位相ロックのフィードバックループで構成し
て、カラーバーストに位相同期したディジタルのサブキ
ャリアを発生できるという効果がある。換言すれば、本
発明のサブキャリア位相ロックのフィードバックループ
はベースバンド色信号通過フィルタを含まないので、そ
のフィードバックループを構成する回路のみを独立にLS
I化することができ、コンパクトに構成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるディジタルカラー復調
回路の構成を示すブロック図、第2図は従来のディジタ
ルカラー復調回路の構成を示すブロック図である。 1……入力端子、2……A/D変換器、3……輝度信号色
信号分離回路、4、5……乗算器、6、7……ベースバ
ンド色信号通過フィルタ、8、9、10……出力端子、11
……位相比較回路、12……制御フィルタ回路、13……サ
ブキャリア発生回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】PALカラーテレビ信号をディジタル復調す
    る回路に於いて、 ディジタルの搬送色信号にディジタルのサブキャリアを
    乗算して、ディジタルの乗算出力を得る手段(5)と、 前記ディジタルの乗算出力をカラーバースト信号の区間
    の所定のサンプル数づつ2ラインにわたって積分し平滑
    化することによって、ディジタルの位相誤差信号を求め
    る手段(11)と、 前記ディジタルの位相誤差信号の制御を受けて、カラー
    バーストの信号に位相同期した前記ディジタルのサブキ
    ャリアを発生する手段(12,13)とを有し、 色復調のディジタルの乗算出力を積分し平滑化して得ら
    れる前記ディジタルの位相誤差信号を用いて、サブキャ
    リアの位相同期化のフィードバック制御を行なうように
    したことを特徴とするディジタルカラー復調回路。
JP63208010A 1988-08-24 1988-08-24 ディジタルカラー復調回路 Expired - Lifetime JP2725300B2 (ja)

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JPH0258490A JPH0258490A (ja) 1990-02-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62230286A (ja) * 1986-03-31 1987-10-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd デイジタルテレビジヨン受像機

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