JPH0654959B2 - Am変調ビデオ信号の復調回路 - Google Patents
Am変調ビデオ信号の復調回路Info
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- JPH0654959B2 JPH0654959B2 JP59085732A JP8573284A JPH0654959B2 JP H0654959 B2 JPH0654959 B2 JP H0654959B2 JP 59085732 A JP59085732 A JP 59085732A JP 8573284 A JP8573284 A JP 8573284A JP H0654959 B2 JPH0654959 B2 JP H0654959B2
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- Japan
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- circuit
- output
- supplied
- carrier
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えばCCU(カメラコントロールユニッ
ト)にビデオカメラの出力ビデオ信号を伝送する場合に
適用されるAM変調ビデオ信号の復調回路に関する。
ト)にビデオカメラの出力ビデオ信号を伝送する場合に
適用されるAM変調ビデオ信号の復調回路に関する。
CCUにビデオカメラの出力ビデオ信号を伝送する場
合、一本のケーブルにビデオカメラからの出力、CCU
からのリターンビデオ信号などを重畳しているので、ビ
デオカメラの出力は、所定のキャリア周波数のものにA
M変調されて伝送される。CCU側では、このAM変調
ビデオ信号を同期検波する。
合、一本のケーブルにビデオカメラからの出力、CCU
からのリターンビデオ信号などを重畳しているので、ビ
デオカメラの出力は、所定のキャリア周波数のものにA
M変調されて伝送される。CCU側では、このAM変調
ビデオ信号を同期検波する。
従来の同期検波回路は、入力ビデオ信号をバンドパスフ
ィルタ及びリミッタを通すことによりキャリア信号を抽
出し、このキャリア信号をPLL回路に供給し、このP
LL回路から復調用のキャリア信号を発生させていた。
しかしながら、リミッタは、入力レベルによって、出力
の位相が変化してしまい、同期検波用のキャリア信号の
位相の精度が低い欠点があった。然も,PLL回路のル
ープゲインが有限のためロック状態に収束する迄、不安
定な状態が生じるおそれが高かった。
ィルタ及びリミッタを通すことによりキャリア信号を抽
出し、このキャリア信号をPLL回路に供給し、このP
LL回路から復調用のキャリア信号を発生させていた。
しかしながら、リミッタは、入力レベルによって、出力
の位相が変化してしまい、同期検波用のキャリア信号の
位相の精度が低い欠点があった。然も,PLL回路のル
ープゲインが有限のためロック状態に収束する迄、不安
定な状態が生じるおそれが高かった。
従って、この発明の目的は、入力レベルによって位相変
化が生じることがなく安定にAM復調用のキャリア信号
を形成することができるAM復調ビデオ信号の復調回路
を提供することにある。
化が生じることがなく安定にAM復調用のキャリア信号
を形成することができるAM復調ビデオ信号の復調回路
を提供することにある。
この発明は、AM変調され、同期信号を含むビデオ信号
が供給される同期検波回路と、AM変調されたビデオ信
号から同期信号を検出する同期信号検出回路と、同期検
波回路に対する復調用キャリアを発生するキャリア発生
回路と、同期信号検出回路の出力により同期検波回路の
出力中の同期信号のレベルを検出する回路と、検出出力
によりキャリア発生回路からのキャリア信号の位相を同
期信号のレベルがゼロになるように制御し、制御された
復調用キャリアを90°移相して同期検波回路に供給す
るようにしたことを特徴とするAM変調ビデオ信号の復
調回路である。
が供給される同期検波回路と、AM変調されたビデオ信
号から同期信号を検出する同期信号検出回路と、同期検
波回路に対する復調用キャリアを発生するキャリア発生
回路と、同期信号検出回路の出力により同期検波回路の
出力中の同期信号のレベルを検出する回路と、検出出力
によりキャリア発生回路からのキャリア信号の位相を同
期信号のレベルがゼロになるように制御し、制御された
復調用キャリアを90°移相して同期検波回路に供給す
るようにしたことを特徴とするAM変調ビデオ信号の復
調回路である。
以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。この実施例は、ビデオカメラから発生したカラー
ビデオ信号をCCUにカメラケーブルを介して伝送する
場合に対してこの発明を適用したものである。
する。この実施例は、ビデオカメラから発生したカラー
ビデオ信号をCCUにカメラケーブルを介して伝送する
場合に対してこの発明を適用したものである。
第1図は、CCU及びビデオカメラ間で授受される信号
の周波数スペクトラムを示す。CCUからビデオカメラ
側へは、リターンビデオ信号(コンポジットビデオ信
号),テレプロンプター用のビデオ信号,インターカム
信号,プログラムオーディオ信号が伝送される。第1図
に示すように、70MHzのキャリア周波数のFM変調さ
れたリターンビデオ信号SR,100MHzのキャリア周
波数のFM変調されたテレプロンプター用のビデオ信号
ST,3MHzのキャリア周波数のFM変調されたインタ
ーカム信号,4MHzのキャリア周波数のFM変調された
プログラムオーディオ信号が発生する。プログラムオー
ディオ信号は、放送中のオーディオ信号である。
の周波数スペクトラムを示す。CCUからビデオカメラ
側へは、リターンビデオ信号(コンポジットビデオ信
号),テレプロンプター用のビデオ信号,インターカム
信号,プログラムオーディオ信号が伝送される。第1図
に示すように、70MHzのキャリア周波数のFM変調さ
れたリターンビデオ信号SR,100MHzのキャリア周
波数のFM変調されたテレプロンプター用のビデオ信号
ST,3MHzのキャリア周波数のFM変調されたインタ
ーカム信号,4MHzのキャリア周波数のFM変調された
プログラムオーディオ信号が発生する。プログラムオー
ディオ信号は、放送中のオーディオ信号である。
一方、ビデオカメラ側からは、18MHzのキャリア周波
数のAM変調された輝度信号SY,36MHzのキャリア
周波数を持つ直交2相変調された(R−Y)信号及び
(B−Y)信号SC,5MHz及び5.5MHzのキャリア
周波数を持つFM変調された2チャンネルのマイクロホ
ン信号,6MHzのキャリア周波数を持つFM変調された
インターカム信号,6.5MHzのキャリア周波数を持つ
FM変調された識別信号がCCU側に伝送される。
数のAM変調された輝度信号SY,36MHzのキャリア
周波数を持つ直交2相変調された(R−Y)信号及び
(B−Y)信号SC,5MHz及び5.5MHzのキャリア
周波数を持つFM変調された2チャンネルのマイクロホ
ン信号,6MHzのキャリア周波数を持つFM変調された
インターカム信号,6.5MHzのキャリア周波数を持つ
FM変調された識別信号がCCU側に伝送される。
第2図は、ビデオカメラ側に設けられ上述の信号SY及
び信号SCを発生するための構成の一例を示す。
び信号SCを発生するための構成の一例を示す。
第2図において、1は、ビデオカメラから出力された輝
度信号が供給される入力端子を示し、2は、ビデオカメ
ラから出力された(R−Y)信号が供給される入力端子
を示し、3は、(B−Y)信号が供給される入力端子を
示す。輝度信号,(R−Y)信号,(B−Y)信号の夫
々が加算回路4,5,6に供給される。加算回路4に
は、水平周期の同期信号が端子7から供給され、加算回
路5には、水平周期の同期信号が端子8から供給され、
加算回路6には、バースト信号が端子9から供給され
る。
度信号が供給される入力端子を示し、2は、ビデオカメ
ラから出力された(R−Y)信号が供給される入力端子
を示し、3は、(B−Y)信号が供給される入力端子を
示す。輝度信号,(R−Y)信号,(B−Y)信号の夫
々が加算回路4,5,6に供給される。加算回路4に
は、水平周期の同期信号が端子7から供給され、加算回
路5には、水平周期の同期信号が端子8から供給され、
加算回路6には、バースト信号が端子9から供給され
る。
加算回路4の出力信号がAM変調回路10に供給され
る。このAM変調回路10には、キャリア信号発生用の
発振回路13で発生した36MHzのキャリア信号が1/2
分周回路14により18MHzとされて供給される。加算
回路5の出力信号は、AM変調回路11に供給され、加
算回路6の出力信号は、AM変調回路12に供給され
る。一方のAM変調回路12には、発振回路13からの
キャリア信号が供給され、他方のAM変調回路11に
は、発振回路13の出力信号が90°移相器15を介し
て供給される。これらのAM変調回路11,12の出力
信号が加算回路16に供給される。
る。このAM変調回路10には、キャリア信号発生用の
発振回路13で発生した36MHzのキャリア信号が1/2
分周回路14により18MHzとされて供給される。加算
回路5の出力信号は、AM変調回路11に供給され、加
算回路6の出力信号は、AM変調回路12に供給され
る。一方のAM変調回路12には、発振回路13からの
キャリア信号が供給され、他方のAM変調回路11に
は、発振回路13の出力信号が90°移相器15を介し
て供給される。これらのAM変調回路11,12の出力
信号が加算回路16に供給される。
AM変調回路10の出力信号がフィルタ17を介して加
算回路19に供給され、加算回路16の出力信号がフィ
ルタ18を介して加算回路19に供給される。フィルタ
17及びフィルタ18は、不要信号を除去するために設
けられ、18MHzの中心周波数を持つフィルタ17の出
力には、AM変調された輝度信号SYが発生し、36M
Hzの中心周波数を持つフィルタ18の出力には、直交2
相変調された色差信号SCが発生する。加算回路19の
出力信号が出力端子20に取り出され、カメラケーブル
を介してCCU側に伝送される。
算回路19に供給され、加算回路16の出力信号がフィ
ルタ18を介して加算回路19に供給される。フィルタ
17及びフィルタ18は、不要信号を除去するために設
けられ、18MHzの中心周波数を持つフィルタ17の出
力には、AM変調された輝度信号SYが発生し、36M
Hzの中心周波数を持つフィルタ18の出力には、直交2
相変調された色差信号SCが発生する。加算回路19の
出力信号が出力端子20に取り出され、カメラケーブル
を介してCCU側に伝送される。
輝度信号及び(R−Y)信号に混合される同期信号は、
複合同期信号に限らず水平周期又はその整数倍の周期の
信号であれば良い。第3図Aは、(R−Y)信号に同期
信号が重畳された信号波形を示している。また、(B−
Y)信号に重畳されるバースト信号は、例えば4.5M
Hzの正弦波であり、発振回路13の出力を分周すること
により形成するようにしても良い。第3図Bに示すよう
に、バースト信号は、1垂直周期ごとに垂直同期信号の
後の1水平周期の期間、挿入されている。
複合同期信号に限らず水平周期又はその整数倍の周期の
信号であれば良い。第3図Aは、(R−Y)信号に同期
信号が重畳された信号波形を示している。また、(B−
Y)信号に重畳されるバースト信号は、例えば4.5M
Hzの正弦波であり、発振回路13の出力を分周すること
により形成するようにしても良い。第3図Bに示すよう
に、バースト信号は、1垂直周期ごとに垂直同期信号の
後の1水平周期の期間、挿入されている。
第4図は、カメラケーブルを介してCCU側に伝送され
たビデオカメラの出力信号を復調するための回路構成を
示す。第4図において、31が受信された信号の入力端
子を示し、この入力信号がフィルタ32及びフィルタ3
3に供給される。フィルタ32は、AM変調された輝度
信号SYを分離するものであって、フィルタ33は、直
交2相変調された色差信号SCを分離するものである。
たビデオカメラの出力信号を復調するための回路構成を
示す。第4図において、31が受信された信号の入力端
子を示し、この入力信号がフィルタ32及びフィルタ3
3に供給される。フィルタ32は、AM変調された輝度
信号SYを分離するものであって、フィルタ33は、直
交2相変調された色差信号SCを分離するものである。
AM変調された輝度信号SYが同期検波回路34,35
に供給されると共に、エンベロープ検波回路36に供給
される。同期検波回路34の出力に輝度信号Yが得ら
れ、この輝度信号Yが出力端子37に取り出される。同
期検波回路35には、VCO(電圧制御形発振回路)3
8の出力信号がキャリア信号として供給される。同期検
波回路34には、90°移相器39を介されたVCO3
8からのキャリア信号が供給される。
に供給されると共に、エンベロープ検波回路36に供給
される。同期検波回路34の出力に輝度信号Yが得ら
れ、この輝度信号Yが出力端子37に取り出される。同
期検波回路35には、VCO(電圧制御形発振回路)3
8の出力信号がキャリア信号として供給される。同期検
波回路34には、90°移相器39を介されたVCO3
8からのキャリア信号が供給される。
40は、同期信号サンプルホールド回路を示し、41
は、ブラックレベルサンプルホールド回路を示す。この
二個のサンプルホールド回路40,41には、同期検波
回路35の出力信号が供給され、両者の出力信号がエラ
ー検出用の減算回路42に供給される。この減算回路4
2の出力信号がローパスフィルタ43を介してVCO3
8に制御電圧として供給される。
は、ブラックレベルサンプルホールド回路を示す。この
二個のサンプルホールド回路40,41には、同期検波
回路35の出力信号が供給され、両者の出力信号がエラ
ー検出用の減算回路42に供給される。この減算回路4
2の出力信号がローパスフィルタ43を介してVCO3
8に制御電圧として供給される。
フィルタ33から出力される直交2相変調された色差信
号SCが同期検波回路51及び52に供給される。この
同期検波回路51の出力信号が(B−Y)信号として出
力端子53に取り出され、同期検波回路52の出力信号
が(R−Y)信号として出力端子54に取り出される。
同期検波回路51の出力信号が同期信号サンプルホール
ド回路57及びブラックレベルサンプルホールド回路5
8に供給される。この二個のサンプルホールド回路5
7,58には、同期検波回路51の出力信号が供給さ
れ、両者の出力信号がエラー検出用の減算回路59に供
給される。この減算回路59の出力信号がローパスフィ
ルタ60を介してVCO55に制御電圧として供給され
る。
号SCが同期検波回路51及び52に供給される。この
同期検波回路51の出力信号が(B−Y)信号として出
力端子53に取り出され、同期検波回路52の出力信号
が(R−Y)信号として出力端子54に取り出される。
同期検波回路51の出力信号が同期信号サンプルホール
ド回路57及びブラックレベルサンプルホールド回路5
8に供給される。この二個のサンプルホールド回路5
7,58には、同期検波回路51の出力信号が供給さ
れ、両者の出力信号がエラー検出用の減算回路59に供
給される。この減算回路59の出力信号がローパスフィ
ルタ60を介してVCO55に制御電圧として供給され
る。
VCO55の出力信号がキャリア信号として、同期検波
回路51に供給されると共に、90°移相器56を介し
て同期検波回路52に供給される。更に、同期検波回路
52の出力信号が4.5MHzを中心周波数とするバンド
パスフィルタ61を介してレベル検出回路62に供給さ
れ、このレベル検出回路62の出力信号が制御電圧とし
て90°移相器56に供給される。90°移相器56
は、この制御電圧により移相量が制御されるものであ
る。
回路51に供給されると共に、90°移相器56を介し
て同期検波回路52に供給される。更に、同期検波回路
52の出力信号が4.5MHzを中心周波数とするバンド
パスフィルタ61を介してレベル検出回路62に供給さ
れ、このレベル検出回路62の出力信号が制御電圧とし
て90°移相器56に供給される。90°移相器56
は、この制御電圧により移相量が制御されるものであ
る。
上述のサンプルホールド回路40,57には、パルス発
生回路45からのサンプリングパルスが供給され、サン
プルホールド回路41,58には、パルス発生回路46
からのサンプリングパルスが供給される。エンベロープ
検波回路36の出力信号から同期分離回路44により分
離された同期信号に基いて、同期信号をサンプルホール
ドするためのサンプリングパルスがパルス発生回路45
で形成され、ブラックレベルをサンプルホールドするた
めのサンプリングパルスがパルス発生回路46で形成さ
れる。
生回路45からのサンプリングパルスが供給され、サン
プルホールド回路41,58には、パルス発生回路46
からのサンプリングパルスが供給される。エンベロープ
検波回路36の出力信号から同期分離回路44により分
離された同期信号に基いて、同期信号をサンプルホール
ドするためのサンプリングパルスがパルス発生回路45
で形成され、ブラックレベルをサンプルホールドするた
めのサンプリングパルスがパルス発生回路46で形成さ
れる。
輝度信号の復調系に挿入された減算回路42,ローパス
フィルタ43,VCO38,二個のサンプルホールド回
路40,41は、PLL回路を構成し、VCO38は、
減算回路42の出力信号のレベルがゼロとなるように、
その発振位相が制御される。この状態では、VCO38
から発生するキャリア信号の位相は、AM変調輝度信号
の正規の検波軸に対して90°位相がずれたものとな
る。したがって、VCO38の出力信号を90°移相器
39を介して同期検波回路34に供給することにより、
その出力から輝度信号Yを得ることができる。
フィルタ43,VCO38,二個のサンプルホールド回
路40,41は、PLL回路を構成し、VCO38は、
減算回路42の出力信号のレベルがゼロとなるように、
その発振位相が制御される。この状態では、VCO38
から発生するキャリア信号の位相は、AM変調輝度信号
の正規の検波軸に対して90°位相がずれたものとな
る。したがって、VCO38の出力信号を90°移相器
39を介して同期検波回路34に供給することにより、
その出力から輝度信号Yを得ることができる。
同期信号のレベルを検出するのにブラックレベルを基準
とするのは、ビデオ信号のレベル(APL)の影響を受
けることを防止するためである。しかしながら、ブラッ
クレベルを所定レベルとするクランプ回路が設けられて
いる場合には、同期信号のレベルのみを検出するように
しても良い。
とするのは、ビデオ信号のレベル(APL)の影響を受
けることを防止するためである。しかしながら、ブラッ
クレベルを所定レベルとするクランプ回路が設けられて
いる場合には、同期信号のレベルのみを検出するように
しても良い。
(B−Y)信号の復調系に挿入された減算回路59,ロ
ーパスフィルタ60,VCO55,二個のサンプルホー
ルド回路57,58は、PLL回路を構成し、VCO5
5は、減算回路59の出力信号のレベルがゼロとなるよ
うに、その発振位相が制御される。この状態では、VC
O55から発生するキャリア信号の位相は、AM変調さ
れた(B−Y)信号の正規の検波軸に一致したものとな
る。つまり、同期信号は、(R−Y)信号にのみ挿入さ
れているので、同期検波回路51の出力信号中に同期信
号成分が全く生じないことは、VCO55からのキャリ
ア信号の位相が(B−Y)信号の検波軸に一致している
ことを意味する。
ーパスフィルタ60,VCO55,二個のサンプルホー
ルド回路57,58は、PLL回路を構成し、VCO5
5は、減算回路59の出力信号のレベルがゼロとなるよ
うに、その発振位相が制御される。この状態では、VC
O55から発生するキャリア信号の位相は、AM変調さ
れた(B−Y)信号の正規の検波軸に一致したものとな
る。つまり、同期信号は、(R−Y)信号にのみ挿入さ
れているので、同期検波回路51の出力信号中に同期信
号成分が全く生じないことは、VCO55からのキャリ
ア信号の位相が(B−Y)信号の検波軸に一致している
ことを意味する。
このVCO55の出力信号が90°移相器56を介して
同期検波回路52に供給され、その出力には、(R−
Y)信号が復調される。同期検波回路52,バンドパス
フィルタ61,レベル検出回路62,90°移相器56
からなる閉ループは、バースト信号のレベルがゼロとな
るように、動作し、(B−Y)信号成分が(R−Y)信
号に漏れ込むことが防止される。
同期検波回路52に供給され、その出力には、(R−
Y)信号が復調される。同期検波回路52,バンドパス
フィルタ61,レベル検出回路62,90°移相器56
からなる閉ループは、バースト信号のレベルがゼロとな
るように、動作し、(B−Y)信号成分が(R−Y)信
号に漏れ込むことが防止される。
上述のようにして、出力端子37,53、54の夫々に
は、ビデオカメラからのカラービデオ信号の輝度信号,
(B−Y)信号,(R−Y)信号の各成分が得られる。
図示せずも、各信号が同期信号除去回路、バースト信号
除去回路を介してマトリックス回路に供給され、R,
G,Bの三原色信号に変換される。
は、ビデオカメラからのカラービデオ信号の輝度信号,
(B−Y)信号,(R−Y)信号の各成分が得られる。
図示せずも、各信号が同期信号除去回路、バースト信号
除去回路を介してマトリックス回路に供給され、R,
G,Bの三原色信号に変換される。
この発明は、CCU及びビデオカメラ間の信号伝送に限
らず、CATVその他のビデオ信号の伝送に対して適用
することができる。
らず、CATVその他のビデオ信号の伝送に対して適用
することができる。
また、この発明は、輝度信号が同期信号を予め含む場合
にも適用することができる。
にも適用することができる。
この発明によれば、同期検波用のキャリア信号を抽出す
るのに、リミッタを使用せず、ダミーの同期検波回路の
復調出力中の同期信号がゼロとなるように復調用キャリ
ア信号の位相を制御しているので、ビデオ信号のレベル
によりこの位相が変動することを防止することができ、
安定な復調動作を行うことができる。
るのに、リミッタを使用せず、ダミーの同期検波回路の
復調出力中の同期信号がゼロとなるように復調用キャリ
ア信号の位相を制御しているので、ビデオ信号のレベル
によりこの位相が変動することを防止することができ、
安定な復調動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の一実施例の伝送信号の周波数スペク
トル図、第2図はこの発明の一実施例の変調系のブロッ
ク図、第3図はこの発明の一実施例の伝送信号の説明に
用いる波形図、第4図はこの発明の一実施例の復調系の
ブロック図である。 1:輝度信号の入力端子,2:(R−Y)信号の入力端
子,3:(B−Y)信号,7,8:同期信号の入力端
子,9:バースト信号の入力端子,10,11,12:
AM変調回路,13:発振回路,31:受信信号の入力
端子,34,35,51,52:同期検波回路,36:
エンベロープ検波回路,39,56:90°移相器,3
8,55:VCO,40,57:同期信号のサンプルホ
ールド回路,41,58:ブラックレベルのサンプルホ
ールド回路。
トル図、第2図はこの発明の一実施例の変調系のブロッ
ク図、第3図はこの発明の一実施例の伝送信号の説明に
用いる波形図、第4図はこの発明の一実施例の復調系の
ブロック図である。 1:輝度信号の入力端子,2:(R−Y)信号の入力端
子,3:(B−Y)信号,7,8:同期信号の入力端
子,9:バースト信号の入力端子,10,11,12:
AM変調回路,13:発振回路,31:受信信号の入力
端子,34,35,51,52:同期検波回路,36:
エンベロープ検波回路,39,56:90°移相器,3
8,55:VCO,40,57:同期信号のサンプルホ
ールド回路,41,58:ブラックレベルのサンプルホ
ールド回路。
Claims (1)
- 【請求項1】AM変調され、同期信号を含むビデオ信号
が供給される第1及び第2の同期検波回路と、 上記AM変調されたビデオ信号から上記同期信号を検出
する同期信号検出回路と、 上記第1及び第2の同期検波回路に対する復調用キャリ
アを発生するキャリア発生回路と、 上記同期信号検出回路の出力により上記第1または第2
の同期検波回路の出力中の上記同期信号のレベルを検出
する回路と、 この検出出力により上記キャリア発生回路からのキャリ
ア信号の位相を上記同期信号のレベルがゼロになるよう
に制御し、この制御された復調用キャリアを90°位相
して上記第1または第2の同期検波回路に供給するよう
にしたことを特徴とするAM変調ビデオ信号の復調回
路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59085732A JPH0654959B2 (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | Am変調ビデオ信号の復調回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59085732A JPH0654959B2 (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | Am変調ビデオ信号の復調回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60229583A JPS60229583A (ja) | 1985-11-14 |
JPH0654959B2 true JPH0654959B2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=13867009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59085732A Expired - Lifetime JPH0654959B2 (ja) | 1984-04-27 | 1984-04-27 | Am変調ビデオ信号の復調回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0654959B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05137087A (ja) * | 1991-11-11 | 1993-06-01 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | テレビジヨン信号復調装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57104383A (en) * | 1980-12-19 | 1982-06-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Video detection circuit |
-
1984
- 1984-04-27 JP JP59085732A patent/JPH0654959B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60229583A (ja) | 1985-11-14 |
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