JPH09312851A - 色信号復調回路 - Google Patents
色信号復調回路Info
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- JPH09312851A JPH09312851A JP8124622A JP12462296A JPH09312851A JP H09312851 A JPH09312851 A JP H09312851A JP 8124622 A JP8124622 A JP 8124622A JP 12462296 A JP12462296 A JP 12462296A JP H09312851 A JPH09312851 A JP H09312851A
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Abstract
後のPAL方式の色信号のレベルが等しくなるようにす
る。 【解決手段】 第1の色差信号が一方の入力端子に印加
される第1加算器(14)と、前記第1の色差信号を1
H期間遅延した信号をクランプする第1クランプ回路
(10)と、該第1クランプ回路の出力信号の大きさを
調整する第1ALC回路(38)と、該第1ALC回路
の出力信号と前記第1の色差信号とをレベル比較しクラ
ンプ用の制御信号を前記第1クランプ回路に印加するク
ランプ検波回路(70)と、前記第1ALC回路の出力
信号と前記第1の色差信号とをレベル比較しALC用の
制御信号を前記第1ALC回路に印加するALC検波回
路(71)とを備える。
Description
ECAM方式のTV(テレビジョン)受像機の色信号復
調回路に関するもので、特に、PAL方式で使用すると
きは、1H(水平同期信号期間)前後の色信号を加算し
位相ひずみを減少させる機能を正確に行うことができ、
SECAM方式で使用するときには間欠した色信号を連
続しレベルの揃った色信号に変換できる色信号復調回路
に関する。
Y信号を1H毎に反転して送るようにし、R−Y信号は
一定位相で送るようにしている。そして、TV受像機内
で1H前後の色信号を加算することにより伝送系で生ず
る位相歪みを減少させ、色相変動を防止している。
記加算機能を色復調する前のR−Y信号及びB−Y信号
に対して行っていた。その場合には遅延のための部品と
してガラス遅延線が使われていた。ところが、最近遅延
のための部品としてCCD(電荷転送素子)が使われ初
めている。CCDを使用する場合には、色復調後の色信
号を1H遅延するようになる。
調回路を有するTV受像機の一部を示すもので、入力端
子(1)からの搬送色信号は、BーY復調器(2)及び
RーY復調器(3)に印加される。BーY復調器(2)
及びRーY復調器(3)は、各々異なる搬送波が印加さ
れており、それぞれ復調される。BーY復調器(2)及
びRーY復調器(3)の復調出力は、LPF(4)及び
(5)で不要成分が除去された後、IC(6)の外部に
導出されCCDIC(7)に印加される。CCDIC
(7)は、復調された色差信号を1H期間遅延するもの
で、第1及び第2CCD回路(8)及び(9)により遅
延が行われる。
の出力信号は、再びIC(6)内部に戻り、第1及び第
2クランプ回路(10)及び(11)によりクランプさ
れる。第1及び第2クランプ回路(10)及び(11)
の出力信号は、第1及び第2CCD回路(8)及び
(9)のクロックに起因する不要成分を除去するための
LPF(12)及び(13)を通過し、第1及び第2加
算器(14)及び(15)に印加される。
(15)には、LPF(4)及び(5)からの色差信号
が直接印加されており、これにより、各色差信号の1H
前後の信号の加算が行われる。この加算動作により、伝
送系で生ずる位相歪みを減少させ、色相変動を防止して
いる。次に、その動作について図3の実線を参照しなが
ら説明する。今、図3(a)に実線で示す搬送色信号が
到来しているとする。図示のようにR−Y信号は、1H
毎に位相を反転させながら到来している。
には図3(b)に示す一定位相の搬送波が印加され、R
ーY復調器(3)には図3(C)に示す1H毎に反転す
る搬送波が印加される。図3(b)の搬送波は、図3
(a)のBーY信号成分を復調し、図3(d)に示すB
−Y信号が図2のBーY復調器(2)から導出される。
又、図3(c)の搬送波は、図3(a)のRーY信号成
分を復調し、図3(e)に示すR−Y信号が図2のRー
Y復調器(3)から導出される。これと同じことが、図
3の2H目、3H目においても行われ、図3(d)及び
(e)に示す復調出力が得られる。
H前後の信号を加算すれば、復調出力が得られる。即
ち、図3(d)の1H目と2H目の信号を加算すれば、
ともに0度方向であるので図3(f)に示す0度方向の
B−Y信号が得られる。同様に、図3(e)の1H目と
2H目の信号を加算すれば、ともに90度方向であるの
で図3(g)に示す90度方向のB−Y信号が得られ
る。
今、図3(a)のB−Y信号及びR−Y信号がともに反
時計回りに位相が変動し、各々点線で示すベクトルに成
ったとする。図3(b)の搬送波は、図3(a)のBー
Y’信号成分を復調し、図3(d)に示すB−Y’信号
が図2のBーY復調器(2)から導出される。同時に、
図3(b)の搬送波は、図3(a)のRーY’信号成分
のB−Y軸成分を復調し、図3(d)に示すR−Y’信
号(歪み成分)を復調してしまう。同様に、図3(b)
の2H目の搬送波で図3(a)の2H目の搬送色信号を
復調すると図3(d)の2H目の信号を復調する。
号をベクトル加算すると、図3(f)の信号となる。図
3(f)では、1H目のRーY’信号(歪み成分)と2
H目のRーY’信号(歪み成分)とが相殺され、必要な
B−Y軸成分上のB−Y’信号のみが検出できる。図3
(c)の搬送波は、図3(a)のRーY’信号成分を復
調し、図3(e)に示すR−Y’信号が図2のRーY復
調器(3)から導出される。同時に、図3(c)の搬送
波は、図3(a)のBーY’信号成分のR−Y軸成分を
復調し、図3(e)に示すB−Y’信号を復調してしま
う。同様に、図3(e)の2H目には図示の信号が得ら
れる。図3(e)の1H目と2H目の信号をベクトル加
算すると、図3(g)の信号となり、この場合にも不要
な歪み成分であるB−Y’信号が相殺される。
(15)の加算動作により、伝送系で生ずる位相歪みを
減少させ、色相変動を防止できる。第1及び第2加算器
(14)及び(15)からの復調されたR−Y信号及び
B−Y信号は、マトリクス回路(16)でマトリクスさ
れて、R−Y信号、B−Y信号及びY信号が出力端子
(17)乃至(19)より導出され。
の色信号を復調することができる。
回路では第1及び第2CCD回路(8)及び(9)の入
出力間において、レベル変動がおこり第1及び第2加算
器(14)及び(15)におけるベクトル合成時に歪み
成分を正確にキャンセルできない、という問題があっ
た。
Y’信号ベクトルと、180度方向のR−Y’信号ベク
トルとの大きさが等しくならず、相殺しても歪み成分が
残ってしまう、という問題があった。
みなされたもので、第1の色差信号が一方の入力端子に
印加される第1加算器と、前記第1の色差信号を1H期
間遅延した信号をクランプする第1クランプ回路と、該
第1クランプ回路の出力信号の大きさを調整する第1A
LC回路と、該第1ALC回路の出力信号と前記第1の
色差信号とをレベル比較しクランプ用の制御信号を前記
第1クランプ回路に印加するクランプ検波回路と、前記
第1ALC回路の出力信号と前記第1の色差信号とをレ
ベル比較しALC用の制御信号を前記第1ALC回路に
印加するALC検波回路とを備え、前記第1ALC回路
の出力信号を前記第1加算器の他方の入力端子に印加す
るようにしたことを特徴とする。
路が用いられるTV信号復調装置を示すもので、(2
0)は、カラー映像信号が印加される入力端子、(2
1)は水平同期信号を分離する同期分離回路、(22)
は水平同期信号に同期した周波数32fH(fHは水平
同期信号周波数)の分周出力と水平同期信号を発生する
水平AFC(自動周波数制御)回路、(23)は前記3
2fHの信号をクロック信号として分周し、水平同期信
号に応じてリセットされ、BGP(バーストゲートパル
ス)及びALC付加パルスを発生する分周回路、(2
4)はクロマ信号抽出回路、(25)はバースト信号を
抽出するバースト抽出回路、(26)はバースト信号に
応じて搬送波を作成する搬送波作成回路、(27)は前
記ALC付加パルスに応じてスイッチ(28)がa側に
切り替わり前記BーY復調器(2)の出力信号の所定位
置に基準電源(36)の0.2VのALC付加パルスを
加える付加回路、(29)はLPF(13)からのB−
Y信号のレベルと基準電源(30)の基準電圧Vref
とを端子(31)からのBGP期間、レベル比較し前記
B−Y信号のBGP期間のレベルを基準電圧Vrefレ
ベルにする検波出力を発生するクランプ検波回路、(3
2)は端子(33)からの前記ALC付加パルスに応じ
てスイッチ(34)が閉じて、付加回路(27)で加え
られた0.2VのALC付加パルスを取り出す検出回
路、(35)は基準電源(30)の基準電圧Vrefと
付加回路(27)の基準電源(36)の0.2Vとを加
算した電圧と検出回路(32)の検出出力とをレベル比
較し、検出回路(32)で検出されたALC付加パルス
が元の0.2Vのレベルに戻るような比較出力を発生す
る比較器、(37)はホールド用のコンデンサ、(3
8)(39)はコンデンサ(37)の保持電圧に応じて
B−Y信号とR−Y信号のレベルを変化させる第1及び
第2ALC回路、(100)は端子(101)からのF
BP(フライバックパルス)が印加されIC(6)内で
水平同期信号、垂直同期信号、BGPの発生タイミング
を示すSCP(サンドキャッスルパルス)を発生する端
子、(102)はSECAM方式の色信号を発生するI
C、(103)はSCPに応じてBGP及びALC付加
パルスを発生するSCP判別回路、(104)はFM変
調されているSECAM色信号をFM検波するSECA
M復調器、(105)はBGPに応じてID(アイデン
ト)信号を発生するID回路、(106)はALC付加
パルスを発生するALC付加パルス発生回路、(10
7)はSECAM復調器(104)の出力信号をB−Y
信号とR−Y信号の2つの信号に分離する分離回路、
(108)は分離回路(107)からのB−Y信号の所
定位置にALC付加パルスを加えるスイッチ、(10
9)(110)はSACAM信号の再生時に閉じるスイ
ッチ、(111)(112)はPAL信号の再生時に閉
じるスイッチである。
と同一の回路ブロックについては同一の符号を付し、説
明を省略する。入力端子(20)からのPAL方式のカ
ラー映像信号は、クロマ信号がクロマ信号抽出回路(2
4)で抽出されてBーY復調器(2)及びRーY復調器
(3)に印加される。
カラー映像信号は、バースト信号がバースト抽出回路
(25)で抽出されて搬送波作成回路(26)に印加さ
れる。BーY復調器(2)及びRーY復調器(3)は、
搬送波作成回路(26)からそれぞれの位相の同期した
搬送波が印加されており、それぞれ復調される。又、入
力端子(20)からのPAL方式のカラー映像信号は、
水平同期信号が同期分離回路(21)で抽出されて水平
AFC回路(22)に印加される。水平AFC回路(2
2)は、水平同期信号に位相ロックするPLLであり位
相ロックした32fHの信号をクロック信号と水平同期
信号を分周回路(23)に印加する。分周回路(23)
は、分周機能と分周した信号の論理出力を発生させるも
ので、水平同期信号に応じてリセットされ32fHの信
号を分周するので、所望のタイミングの様々な信号を作
れる。端子(40)にはBGPを、端子(41)にはA
LC付加パルスを発生させる。端子(40)のBGPは
端子(31)へ、端子(41)のALC付加パルスは端
子(33)へ印加されている。
じて、付加回路(27)のスイッチ(28)が切り替わ
り、基準電源(36)の0.2VのALC付加パルスが
B−Y信号の一部として導出されることになる。その様
子を図4及び図5を参照して説明する。図4(a)は、
BーY復調器(2)からのB−Y信号を示す。この信号
に対して、ALC付加パルスとして、図4(d)の位相
の信号を作り、図4(a)の信号に付加して図4(b)
の信号を作る。図4(b)の信号の斜線部分が、ALC
付加パルスであり、この信号は映像の内容に関わらず、
常に一定である。そこで、このALC付加パルスをCC
Dに印加して、レベル変動が生じたならばそれを元の大
きさに戻すようにする。その結果、R−Y信号も一緒に
元の大きさに戻る。
すものである。図5(a)は、ビデオ信号を示し、図5
(b)はBGPを示す。ALC付加パルスは、図5
(a)の期間A内に発生させる。期間Aは、映像信号の
内容が終了した時点から次の1Hのバースト信号が開始
する期間までである。図5(c)は、期間A内のALC
付加パルスを示す。
印加され、出力されるときには図4(c)のように減衰
が起こってしまう。そして、この減衰された信号が第1
クランプ回路(10)、LPF(13)、第1ALC回
路(38)に印加される。尚、R−Y信号についてもB
−Y信号と同様に伝達される。クランプ検波回路(2
9)は、LPF(13)からのB−Y信号のレベルと基
準電源(30)の基準電圧Vrefとを端子(31)か
らのBGP期間、レベル比較し前記B−Y信号のBGP
期間のレベルを基準電圧Vrefレベルにする検波出力
を第1クランプ回路(10)に印加する。そのため、ペ
デスタルレベルが基準電圧VrefにクランプされたR
−Y信号が第1クランプ回路(10)から発生する。ク
ランプ検波回路(29)の出力は、第2クランプ回路
(11)にも印加され、R−Y信号のレベルもB−Y信
号と同じように揃える。
出回路(32)に印加される。検出回路(32)は端子
(33)からのALC付加パルスに応じてスイッチ(3
4)が閉じて、付加回路(27)で加えられたALC付
加パルスを取り出す。該ALC付加パルスは、0.2V
で付加されたがCCDIC(7)や、LPF(12)の
影響によりレベルが低下している。そこで、基準電源
(30)の基準電圧Vrefと付加回路(27)の基準
電源(36)の0.2Vとを加算した電圧を基準の電圧
として、この電圧からどれだけレベル低下が起きたかを
検出することにより、レベル低下した信号を元の信号に
戻している。比較器(35)はホールド用のコンデンサ
(37)に検出出力を印加し、コンデンサ(37)の出
力電圧により第1及び第2ALC回路(38)及び(3
9)の振幅が大きくなるように調整している。その結
果、第1及び第2ALC回路(38)及び(39)の出
力端にはCCDIC(7)に入力される前のレベルと等
しいB−Y信号及びR−Y信号とが得られる。
(15)にはレベルが揃った1H前後の信号が印加さ
れ、第1及び第2加算器(14)及び(15)の加算動
作により、伝送系で生ずる位相歪みを減少させ、色相変
動を防止できる。第1及び第2加算器(14)及び(1
5)からの復調されたR−Y信号及びB−Y信号は、マ
トリクス回路(16)でマトリクスされて、R−Y信
号、B−Y信号及びG−Y信号が出力端子(17)乃至
(19)より導出され。
式の色信号を復調することができる。図6は、図10の
検出回路(32)と比較器(35)の具体回路例を示す
もので、端子(50)にはB−Y信号が端子(51)に
は基準電源(30)の基準電圧Vrefが印加される。
定電流源(52)の電流値と抵抗(53)の乗算値は
0.2Vに設定されている。そのため、トランジスタ
(54)とトランジスタ(55)との比較が比較器(3
5)の比較動作となる。ALC付加パルスは、スイッチ
(56)を開閉し、ALC付加パルスが到来している期
間だけ比較動作が行われ、比較出力が出力端子(57)
に導出される。
いて説明する。PAL信号の受信時には、スイッチ(1
11)(112)が閉じて、スイッチ(109)(11
0)が開いていた。それがSACAM信号の受信時に
は、スイッチ(111)(112)が開いて、スイッチ
(109)(110)が閉じる。又、端子(100)に
生ずるSCPがSCP判別回路(103)に印加され
る。SCPは、図7(c)に示す波形を有し、FBP期
間にBGPが重畳される形で形成されFBPは、4Vで
波形が飽和し、BGPは6Vで波形が飽和するように構
成されている。図7(c)には垂直同期信号も存在する
が2Vであり、図10の動作には直接関係しない。
03)に印加されると、SCP判別回路(103)は、
ALC付加パルス(図7(d))とBGP(図7
(b))を発生する。図8は、SCP判別回路(10
3)の具体回路例を示すもので入力端子(113)には
図7(c)のSCPが印加される。第1コンパレータ
(114)の基準電圧は3Vに、第2コンパレータ(1
15)の基準電圧は5Vに設定されている。この為、第
1コンパレータ(114)の出力端には時刻t1で、第
2コンパレータ(115)の出力端には時刻t2で
「H」レベルのパルスが発生して、エッジ検出回路(1
16)及び(117)がそのエッジを検出する。それ
故、R−SFF(118)のQ出力には図7(d)の信
号が得られる。又、第2コンパレータ(115)の出力
端子(119)には図7(b)の信号が得られる。
現在到来している色信号がB−Y信号であるか、R−Y
信号であるかを判別し分離回路(107)を1H毎に切
り換える。その様子を図9を参照して説明する。SEC
AM復調器(104)から図9(a)に示す信号が発生
すると分離回路(107)の働きにより、スイッチ(1
09)には図9(c)の信号が、スイッチ(110)に
は図9(b)の信号が印加される。
6)とスイッチ(108)とにより図7(d)のタイミ
ングでB−Y信号にALC付加パルスが付加される。そ
の具体的な付加方法は、PALと同様であり、説明を省
略する。スイッチ(109)(110)からの信号は、
CCDIC(7)に印加され遅延されると共に端子(1
20)(121)からIC(6)に印加され第1及び第
2加算器(14)及び(15)に印加される。第1クラ
ンプ回路(10)、LPF(13)及び第1ALC回路
(38)を通過したB−Y信号は、CCDIC(7)に
印加される前の信号レベルに戻されるので、第1加算器
(14)に印加される2つの信号のレベルは等しくな
る。第1加算器(14)には1H毎に交互に等しいレベ
ルのB−Y信号が印加され、その出力は図9(d)に示
すように連続したB−Y信号が得られる。
となり、その出力は図9(e)に示すように連続したR
−Y信号が得られる。従って、図10の回路によれば、
SECAM方式の間欠した色信号を連続しレベルの揃っ
た色信号に変換することができる。この為、CCDIC
(7)をPALの歪み補正とSECAMの信号の連続化
に兼用することができ、正確な歪み補正とレベルの揃っ
た信号の連続化を行うことができる。
(14)及び(15)において、信号の平均化をとるの
で、出力レベルがPALに比べて1/2になる。そこ
で、PALの検波された色信号のレベルを1Vとするな
らば、SECAMのそれは2Vにする。そうすれば、第
1及び第2加算器(14)及び(15)以降の色信号処
理回路を兼用することができ、回路素子の大幅な低減が
できる。
スとしてSCPを利用しているので、簡単にALC付加
パルスを作成することができる。SCPがない場合は、
PALの場合のようにして作る必要があり、回路素子の
大幅な増加を招いてしまう。尚、図7(a)のBGP1
は、分周回路(23)から発生するBGPであり、IC
(6)の外部に導出される図7(b)のBGP2に比
べ、立ち上がりが遅くなっている。これは、端子(3
1)に印加されるIC内部用のBGPであり、ALC付
加パルスとタイミングが重ならないようにするために作
成されている。
6)の基準電圧0.2Vを頼りにALCをかけている。
PAL方式の受信では同じIC内の基準電源(36)を
2つ使用しているので、電源電圧や抵抗値の変動で電圧
値が変動したとしても同じ変動を呈するので問題ない。
ところが、SECAM方式の受信では別IC(102)
で付加パルスのレベルが設定されるので、付加パルスの
振幅と基準電源(36)の基準電圧0.2Vとが必ずし
も一致しない。値が一致しないと、第1及び第2加算器
(14)(15)で加算される2つの信号のレベルが等
しくなくなり、歪み補正が悪化する。
を行うが、その際にはマトリクス回路(16)の出力信
号を無信号状態として直流信号のみが発生するようにす
る。例えば、B−Y復調器(2)の出力信号を直流レベ
ルのみとし、第1加算器(14)及びマトリクス回路
(16)を経由して発生させる。この時にも、スイッチ
(28)は動作しており、付加パルスが直流信号に重畳
されて出力される。すると、付加パルスが直流レベルを
変動させてしまい、ホワイトバランス調整が上手にでき
ない。そこで、付加パルスを加えるのをやめる方法が考
えられる。ところが、図10の回路で単純にそのような
ことを行うと、比較器(35)の正入力端子(+)に印
加される信号は、負入力端子(−)のそれに比べて0.
2V低くなってしまい、正確なALC動作ができなくな
る恐れがある。
ンプとALCを行うようにしている。図1の(70)は
第1ALC回路(38)の出力信号とスイッチ(11
1)からの色差信号とをBGP期間中レベル比較し、ク
ランプ用の制御信号を前記第1クランプ回路(10)に
印加するクランプ検波回路、(71)は第1ALC回路
(38)の出力信号とスイッチ(111)からの色差信
号とを付加パルス期間中レベル比較しALC用の制御信
号を前記第1ALC回路(38)に印加するALC検波
回路、(72)はホワイトバランス調整が行われる場合
にスイッチ(28)をb側に切り換える制御回路であ
る。
と同一の回路ブロックについては同一の符号を付し、説
明を省略する。図1の回路では、相対値を基準にクラン
プとALCを行っている。即ち、第1及び第2加算器
(14)(15)に印加される直前の2つの信号をクラ
ンプ検波回路(70)とALC検波回路(71)に印加
している。このため、電源電圧の変動、抵抗値の変動が
あっても加算される信号の交流レベルは必ず等しくな
る。
(72)の働きにより付加パルスが重畳されなくなる
が、ALC検波回路(71)で比較される信号は共に付
加パルスを有していないので問題ない。つまり、付加パ
ルスが重畳されていない直流信号レベルが等しくなるよ
うにALC検波回路(71)は動作する。
電圧や抵抗値が変動しても遅延前と遅延後のPAL方式
の色信号のレベルが等しくできるので、両信号を加算す
れば、正確に色信号の歪み補正を行うことができる。
又、本発明によれば、ALC付加パルスを使ってALC
を行っているので弱電界などで、色信号のレベルが安定
しない状態でも正確にALCが行える。
整時にはALC付加パルスを禁止しているので正確なホ
ワイトバランス調整が行える。
る。
ック図である。
ある。
る。
る。
具体回路例を示す図である。
る。
例を示す図である。
である。
号復調装置を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 第1の色差信号が一方の入力端子に印加
される第1加算器と、 前記第1の色差信号を1H期間遅延した信号をクランプ
する第1クランプ回路と、 該第1クランプ回路の出力信号の大きさを調整する第1
ALC回路と、 該第1ALC回路の出力信号と前記第1の色差信号とを
レベル比較しクランプ用の制御信号を前記第1クランプ
回路に印加するクランプ検波回路と、 前記第1ALC回路の出力信号と前記第1の色差信号と
をレベル比較しALC用の制御信号を前記第1ALC回
路に印加するALC検波回路とを備え、前記第1ALC
回路の出力信号を前記第1加算器の他方の入力端子に印
加するようにしたことを特徴とする色信号復調回路。 - 【請求項2】 第1の色差信号の所定位置にALC付加
パルスを加える付加手段と、 前記第1の色差信号が一方の入力端子に印加される第1
加算器と、 前記第1の色差信号を1H期間遅延した信号をクランプ
する第1クランプ回路と、 前記ALC付加パルスの発生タイミングに応じて動作し
前記第1クランプ回路の出力信号の大きさを調整する第
1ALC回路と、 該第1ALC回路の出力信号と前記第1の色差信号とを
レベル比較しクランプ用の制御信号を前記第1クランプ
回路に印加するクランプ検波回路と、 前記第1ALC回路の出力信号と前記第1の色差信号と
をレベル比較しALC用の制御信号を前記第1ALC回
路に印加するALC検波回路とを備え、前記第1ALC
回路の出力信号を前記第1加算器の他方の入力端子に印
加するようにしたことを特徴とする色信号復調回路。 - 【請求項3】 第1の色差信号の所定位置にALC付加
パルスを加える付加手段と、 前記第1の色差信号が一方の入力端子に印加される第1
加算器と、 前記第1の色差信号を1H期間遅延した信号をクランプ
する第1クランプ回路と、 前記ALC付加パルスの発生タイミングに応じて動作し
前記第1クランプ回路の出力信号の大きさを調整する第
1ALC回路と、 該第1ALC回路の出力信号と前記第1の色差信号とを
レベル比較しクランプ用の制御信号を前記第1クランプ
回路に印加するクランプ検波回路と、 前記第1ALC回路の出力信号と前記第1の色差信号と
をレベル比較しALC用の制御信号を前記第1ALC回
路に印加するALC検波回路と、 前記付加手段の動作を禁止させる禁止回路とを備え、前
記第1ALC回路の出力信号を前記第1加算器の他方の
入力端子に印加するようにしたことを特徴とする色信号
復調回路。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12462296A JP3263596B2 (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 色信号復調回路 |
KR1019970019290A KR100239600B1 (ko) | 1996-05-20 | 1997-05-19 | 색 신호 복조 회로 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12462296A JP3263596B2 (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 色信号復調回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09312851A true JPH09312851A (ja) | 1997-12-02 |
JP3263596B2 JP3263596B2 (ja) | 2002-03-04 |
Family
ID=14889982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12462296A Expired - Fee Related JP3263596B2 (ja) | 1996-05-20 | 1996-05-20 | 色信号復調回路 |
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Country | Link |
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Families Citing this family (1)
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1997
- 1997-05-19 KR KR1019970019290A patent/KR100239600B1/ko not_active IP Right Cessation
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Publication number | Publication date |
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