JP2000152272A - ビデオ信号復調回路 - Google Patents
ビデオ信号復調回路Info
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- JP2000152272A JP2000152272A JP10326870A JP32687098A JP2000152272A JP 2000152272 A JP2000152272 A JP 2000152272A JP 10326870 A JP10326870 A JP 10326870A JP 32687098 A JP32687098 A JP 32687098A JP 2000152272 A JP2000152272 A JP 2000152272A
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Abstract
する場合、色復調のための位相が安定した色副搬送波を
生成できるようにする。 【解決手段】 色副搬送波生成回路6からの第1,第2
の色副搬送波が夫々乗算器4,5に供給されることによ
り、ディジタル変調色信号Cから色差信号R−Y,B−
Yが復調される。これら色差信号R−Y,B−Yのバー
スト期間が積分回路11によって積分され、それらの積
分値IR,IBが位相制御回路9に供給される。位相制
御回路9では、この積分値IRと既に保持されている他
のラインでの積分値との絶対値を比較し、この比較結果
に応じて、上記バースト期間に続く映像期間での第1,
第2の色副搬送波の位相を、1つ前のラインでの位相を
設定した制御パラメータで制御するようにするか、ある
いは1つ前のラインでの積分値IRから計算した制御パ
ラメータで制御するようにするかを選択する。
Description
ンポジット信号の色復調回路に係り、特に、ディジタル
信号処理によってビデオコンポジット信号から2つの色
差信号R−Y,B−Yを復調するビデオ信号復調回路に
関する。
から2つの色差信号R−Y,B−Yを復調するビデオ信
号復調回路としては、「NHK テレビ技術教科書
(上)」pp.172−184に記載のように、水晶振
動子を用いた色搬送波生成回路や位相制御回路などのア
ナログ回路を用いて復調処理を行ない、しかる後、A/
D変換器により復調信号をディジタル信号に変換するも
のが知られている。
くの回路部品を必要とし、また、色差信号をディジタル
化するために、2つのA/D変換器が必要になるなどの
問題があり、このために、アナログビデオコンポジット
信号をディジタル処理して色復調することにより、回路
の簡略化,回路部品点数の削減を実現可能としたビデオ
信号復調回路が特開平8−214327号公報で提案さ
れている。
コンポジット信号がA/D変換器1でそのままディジタ
ル信号に変換され、Y/C分離回路2でこのディジタル
信号から変調色信号Cが分離されて色復調回路3に供給
される。
憶した第1のROMと余弦波データを記憶した第2のR
OMとこれらの読出アドレスを発生するROMカウンタ
とを含む色副搬送波生成回路6が設けられており、RO
Mカウンタからの読出アドレスにより、第1のROMか
ら正弦波データが第1の色副搬送波として、また、第2
のROMから余弦波データが第2の色副搬送波として夫
々読み出される。
成された第1の色副搬送波とY/C分離回路2で分離さ
れた変調色信号Cとが乗算器4で乗算されることによっ
て色差信号R−Yが復調され、同様にして生成された第
2の色副搬送波とこの変調色信号Cとが乗算器5で乗算
されることによって色差信号B−Yが復調される。
ースト期間の復調信号が積分回路7で積分され、マイコ
ン8がこの積分結果に基づいて色副搬送波生成回路6で
の上記ROMカウンタのカウント値(即ち、上記第1,
第2のROMのアドレス)を制御する。このROMカウ
ンタのカウント値に応じて上記の第1,第2のROMか
ら生成される第1,第2の色副搬送波の位相が変化する
が、マイコン11は、上記の積分結果をもとに、この積
分結果が零となるように、ROMカウンタのカウント値
を制御し、これにより、色副搬送波生成回路6からは変
調色信号Cの色副搬送波に対して位相が正しく設定され
た第1,第2の色副搬送波が生成されることになる。
上記第1の色副搬送波は、変調色信号のバースト信号と
90゜の位相差があるとき、正しい位相を持つことにな
る。従って、このように正しい位相の第1の色副搬送波
で変調色信号Cのカラーバースト信号を復調すると、そ
の復調出力は零である。そこで、上記のように、復調さ
れた色差信号R−Yのバースト期間の復調信号の積分値
が零となるように、第1,第2の色副搬送波の位相を制
御することにより、これら第1,第2の色副搬送波は変
調色信号Cの色副搬送波に対して正しい位相を持つこと
になる。
27公報に記載の従来技術では、色復調のための色副搬
送波生成や位相制御などをディジタル処理によって行な
うものであるから、アナログ処理によって行なう場合に
比べ、回路構成が簡略化されて回路の部品点数も削減で
きる。
理によって色復調を行なう上記従来技術においては、デ
ィジタル信号処理のみで色復調を行なうが故に、復調し
た色差信号R−Yのバースト期間での積分値の絶対値が
零の近傍になると、ライン(水平走査期間)毎に色副搬
送波生成回路6で生成された色副搬送波の位相がディジ
タルビデオコンポジット信号の副搬送波の位相に近づい
たり、離れたりしてばらつく場合がある。以下、上記従
来技術のかかる現象について、図7を用いて説明する。
なお、図7は色副搬送波の1サイクル分を示すものであ
る。
ビデオコンポジット信号から分離された変調色信号Cの
色副搬送波(以下、これを入力色副搬送波という)と
し、黒丸をこの入力色副搬送波aのサンプル点とする
と、復調した色差信号R−Yのバースト期間での積分値
の絶対値が零の近傍であるとき、上記の色復調回路3の
色副搬送波生成回路6で生成される第1,第2の色副搬
送波(以下、これらを生成色副搬送波という)は、破線
bあるいは一点鎖線cで示す波形のように、ライン毎
に、入力色副搬送波aに対し、位相が進んだり、遅れた
りする。ここで、これら生成色副搬送波b,cでの白丸
はそれらでのサンプル点を表わしている。
る。即ち、色副搬送波生成回路6では、A/D変換器1
のサンプルクロックと同一周波数で位相同期した読出ア
ドレスクロックで上記の正弦波データや余弦波データを
読み出すことにより、上記の第1,第2の色副搬送波を
生成している。これに対し、入力されるアナログビデオ
コンポジット信号での色副搬送波の位相は、必ずしもか
かるクロックと同期しておらず、かかるクロックに対し
てランダムな位相である。従って、Y/C分離回路2で
分離される変調色信号での色副搬送波、即ち、図6での
入力色副搬送波aと色副搬送波生成回路6で生成される
第1,第2の色副搬送波との位相関係はランダムであ
る。
信号R−Yのバースト期間の成分の積分回路5で得られ
る積分値が零となるように、マイコンがこの積分値に応
じて、上記のように、第1,第2の色副搬送波の位相を
制御することにより、これら第1,第2の色副搬送波が
入力色副搬送波に位相同期するようにしているものであ
るが、色副搬送波生成回路6の上記第1,第2のROM
からの正弦波,余弦波データの読出タイミングを変化さ
せようとする場合、その変化は上記の読出アドレスクロ
ックの周期の整数倍となり、不連続な変化となる。従っ
て、第1,第2の色副搬送波の位相を変化させても、そ
の位相変化量は読出アドレスクロックの周期の整数倍で
ある。
で復調された色差信号R−Yのバースト期間の成分の積
分回路5で得られる積分値が零近傍(但し、零ではな
い)となり、このときの生成色副搬送波が、入力色副搬
送波aに対し、破線bで示す位相関係になったとする。
そこで、次のラインでは、この積分値がさらに零に近く
なるように、即ち、生成色副搬送波と入力色副搬送波a
との位相差を小さくするように、生成色副搬送波に対し
て上記の位相制御が行なわれ、これによってこの生成色
副搬送波の位相が遅らされることになるが、上記のよう
に、生成色副搬送波の位相の変化量は読出アドレスクロ
ックの周期の整数倍しか取り得ないから、入力色副搬送
波aと生成色副搬送波bとの位相差がこの読出アドレス
クロックの1周期よりも小さいとすると、次のラインで
の生成色副搬送波は一点鎖線cで示すようになり、入力
色副搬送波aに対して位相が遅れたものとなる。
れた色差信号R−Yのバースト期間の成分の積分回路5
で得られる積分値が零となるように制御が行なわれる
が、この場合、入力色副搬送波aに対して生成色副搬送
波cが位相遅れとなっているので、その位相を進める方
向に制御が行なわれ、この結果、生成色副搬送波は破線
bで示すものとなる。
色副搬送波aの位相に生成色副搬送波の位相を近づけよ
うとするため、この生成色副搬送波が、ライン毎に、色
副搬送波bから色副搬送波cへ、また、色副搬送波cか
ら色副搬送波bへ変動する。そして、かかる生成色副搬
送波b,cに対して90゜,180゜位相が異なる生成
色副搬送波で変調色信号Cから色差信号R−Y,B−Y
を復調すると、ライン毎にこれら色差信号R−Y,B−
Yの直流レベルが変動し、色再現が損なわれることにな
る。
ビデオコンポジット信号を復調する場合、色副搬送波と
復調回路内部で生成される色副搬送波との位相関係が正
規の位相関係から180゜ずれている場合でも、復調さ
れた色差信号R−Yのバースト期間での積分値の絶対値
が零の近傍になる。このような場合には、忠実な色再現
ができなくなる。しかし、上記の従来技術では、この点
についての配慮がなされていない。
し、生成される色副搬送波の位相のライン毎の変動を低
減し、良好な色再現を可能としたビデオ信号復調回路を
提供することにある。
送波が正規の位相から180゜異なる位相の状態に安定
化するのを防止し、良好な色再現を可能としたビデオ信
号復調回路を提供することにある。
るために、本発明は、入力アナログビデオコンポジット
信号をそのままA/D変換してディジタル信号とし、該
ディジタル信号から分離される変調色信号を復調して色
差信号を得るに際し、復調された該色差信号のバースト
期間での積分値に応じて、該変調色信号のバースト期間
と映像信号期間とで夫々該変調色信号の復調のための色
副搬送波の位相を独立に制御するものである。
間での色副搬送波の位相を、1つ前のラインで設定され
た位相と等しくするか、あるいは上記積分値に応じた位
相とするかを、現ラインで得られた積分値とそれより前
のいずれかのラインで得られた積分値とを比較すること
によって決定するようにする。
本発明は、入力アナログビデオコンポジット信号をその
ままA/D変換してディジタル信号とし、該ディジタル
信号から分離される変調色信号を復調して色差信号を得
るに際し、復調された色差信号B−Yのバースト期間で
の積分値の正負を判定し、その判定結果に応じて、復調
された該色差信号の正負を表わす符号が正しい内容を表
わすように制御するものである。
り説明する。図1は本発明によるビデオ復調回路の一実
施例を示すブロック図であって、9は位相制御回路、9
aはカウンタ、9bは計算処理回路、10はセレクタ、
11は積分回路であり、図6に対応する部分には同一符
号を付けている。
力アナログコンポジット信号は、A/D変換器1でその
ままディジタル信号に変換された後、Y/C分離回路2
に供給されて輝度信号Yと変調色信号Cとに分離され、
分離されたディジタル輝度信号Yはそのまま出力され、
分離されたディジタル変調色信号Cは色復調回路3の乗
算器4,5に供給される。この乗算器4には、また、搬
送色信号生成回路6で生成される第1の色副搬送波が供
給され、この第1の色副搬送波とディジタル変調色信号
Cとが乗算されることによりディジタル色差信号R−Y
が復調される。他方の乗算器5には、搬送色信号生成回
路6で生成される第1の色副搬送波とは90゜位相が異
なる第2の色副搬送波も供給され、この第2の色副搬送
波とディジタル変調色信号Cとが乗算されることにより
ディジタル色差信号B−Yが復調される。
1と位相制御回路9とセレクタ10とが設けられてい
る。積分回路11は、ディジタル変調色信号Cのバース
ト期間を表わすバーストゲート信号が供給され、このバ
ーストゲート信号が表わすバースト期間、乗算器4,5
の復調信号を積分する。即ち、変調色信号Cのバースト
期間にはカラーバースト信号のみが存在するから、乗算
器4では、このカラーバースト信号と第1の色副搬送波
とが乗算されてバースト期間の復調信号として出力さ
れ、また、乗算器5では、このカラーバースト信号と第
2の色副搬送波とが乗算されてバースト期間の復調信号
として出力されるのであるが、積分回路11では、これ
ら乗算器4,5のバースト期間での復調信号が夫々積分
される。なお、この積分回路11では、このバーストゲ
ート信号が表わすバースト期間の開始タイミングでリセ
ットされる。
間の積分値IR,IBは、バーストゲート信号によるバー
スト期間の終了タイミングとともに、位相制御回路9に
取り込まれ、位相制御回路9では、これら積分値IR,
IBに応じた2つの制御パラメータ、即ち、バースト期
間での色副搬送波の位相を制御するための制御パラメー
タPBと映像期間での色副搬送波の位相を制御するため
の制御パラメータPPとを出力する。セレクタ10は上
記のバーストゲート信号によって制御され、バースト期
間では位相制御回路9から出力される制御パラメータP
Bを、また、映像期間では同じく制御パラメータPPを夫
々選択し、色副搬送波生成回路6に供給する。
選択された制御パラメータに応じて第1の色副搬送波と
これより位相が90゜異なる第2の色副搬送波を生成
し、夫々乗算器4,5に供給する。この場合、色副搬送
波生成回路6では、これによって生成される第1,第2
の色副搬送波が位相制御回路9からの制御パラメータに
よって位相制御されるのであるが、上記のように、セレ
クタ10により、位相制御回路9から色副搬送波生成回
路6に供給される制御パラメータは、バースト期間では
制御パラメータPBが、映像期間では制御パラメータPP
であるから、これら第1,第2の色副搬送波は、バース
ト期間と映像期間とで夫々異なる制御パラメータで互い
に独立に位相制御される。
表わすディジタルデータ(以下、正弦波データという)
を記憶したメモリと余弦波を表わすディジタルデータ
(以下、余弦波データという)を記憶したメモリとを備
えており、また、この場合、位相制御回路9が出力する
上記の制御パラメータはこれらメモリの読出アドレスで
あり、このため、この位相制御回路9はかかる読出アド
レスを発生するカウンタ9aと上記積分値IR,IBを計
算処理してこのカウンタ9aのプリセット値を決める計
算処理回路9bとを備えている。なお、カウンタ9aが
カウントするクロックは、A/D変換器1のサンプルク
ロックと同一周波数で位相が同期したものである。ま
た、このカウンタ9aを色副搬送波生成回路6側に設け
るようにしてもよい。
チ部に重畳されているカラーバースト信号と色副搬送波
生成回路6で生成される色副搬送波とを同期させる動作
について説明する。
号がNTSC方式のカラービデオ信号とし、そのカラー
バースト信号を、
波を、
(色差信号R−Yの色副搬送波よりも位相が90゜異な
る)を
送波と位相が正確に一致した第1の色副搬送波が生成さ
れている場合には、バースト期間での乗算器4の復調出
力は、数1と数2とから、
ト信号の1サイクル分、即ち、0〜2πに渡って積分す
ると、
で示す色副搬送波と位相が正確に一致した第2の色副搬
送波が生成されている場合には、バースト期間での乗算
器5の復調出力は、数1と数3とから、
ト信号の1サイクル分、即ち、0〜2πに渡って積分す
ると、
1の色副搬送波が上記のように正しい位相を持つ場合に
は、積分回路11が8〜12サイクルのカラーバースト
信号を含むバースト期間乗算器4からの復調信号を積分
すると、その積分値は零となるものであって、位相制御
回路9は、積分回路11からの積分値IRに応じた制御
パラメータPB,PPを色副搬送波生成回路6に供給する
ことにより、この積分値IRが零となるように、この色
副搬送波生成回路6を制御して第1,第2の色副搬送波
が上記の正しい位相を持つようにするものである。つま
り、位相制御回路9では、バースト期間の終端タイミン
グで積分回路11からの積分値IRを取り込むと、これ
を計算処理回路9bで計算して積分値IRが零となるよ
うにするための所定のプリセット値を算出し、これをカ
ウンタ9aにプリセットする。
い位相から180゜位相がずれた状態でも、積分回路1
1で得られるバースト期間での積分値IRは零となる。
しかし、この場合には、乗算器4では、正しい色差信号
R−Yが復調されないし、また、第2の色副搬送波も上
記の正しい位相から180゜位相がずれたものとなるの
で、乗算器5から正しい色差信号B−Yが得られない。
この実施形態では、これを上記の積分値IB から検出す
ることができる。
2の色副搬送波が正しい位相を持つ場合には、カラーバ
ースト信号の1サイクルの積分値は−πと負値であり、
従って、バースト期間での積分値IBも負値となる。し
かし、この第2の色副搬送波が正しい位相に対して18
0゜位相が異なると、上記数7において、cos(ω)が−c
os(ω)となるので、バースト期間での積分値IBが正値
となる。従って、位相制御回路9は、この積分値IBが
負値であるか、正値であるかにより、色副搬送波生成回
路6で生成される第1,第2の色副搬送波が正しい位相
状態にあるのか、これよりも180゜ずれた状態にある
かを検出することができ、この積分値IBが正値である
場合には、第1,第2の色副搬送波の位相を180゜異
ならせるための制御情報も含んだ制御パラメータPB,
PP(カウンタ9aのプリセット値)を色副搬送波生成
回路6に供給する。
4,5からの色差信号R−Y,B−Yなどの復調信号を
正負極性反転するようにしてもよい(この場合、勿論、
この復調された色差信号R−Y,B−Yはディジタル信
号であるから、その正負の極性を表わす符号を“1”,
“0”反転することになる)。
からは、変調色信号C中のカラーバースト信号に位相同
期した正しい位相の第1,第2の色副搬送波が生成され
ることになる。
って色復調を行なう場合、図7で説明したように、次
に、乗算器4の復調信号のバースト期間での積分値IR
の絶対値が零近傍であると、ライン毎に変調色信号Cの
色副搬送波に対する第1,第2の色副搬送波の位相が進
んだり、遅れたりし、変調色信号Cの色副搬送波に対す
る第1,第2の色副搬送波の位相のばらつきが生ずる。
この実施形態では、このばらつきを以下のようにして抑
える。
部分を示す図2において、ライン1の映像期間TP1で
は、位相制御回路9からセレクタ10を介して色副搬送
波生成回路6に制御パラメータ(書込みアドレス)PP1
が供給され、この制御パラメータPP1に応じた位相の第
1,第2の色副搬送波が色副搬送波生成回路6で生成さ
れているものとする。このとき、位相制御回路9には、
ライン1を含めた過去のラインのいずれかのバースト期
間TBで得られた零近傍の値Aの積分値IRが所望の積分
値IR として保持されている。
では、制御パラメータPP1に応じた位相の第1,第2の
色副搬送波で変調色信号Cの復調が行なわれているが、
これと同時に、このライン1のバースト期間TB1で得ら
れた零近傍の値A’の積分値IRを用いてこれを零とす
ることができる制御パラメータP(即ち、カウンタ9a
のプリセット値)を計算処理回路9bで計算している。
になると、位相制御回路9はこの算出した制御パラメー
タPによってカウンタ9aを制御し(即ち、算出したプ
リセット値をカウンタ9aにプリセットし)、これを制
御パラメータPB2として出力する。セレクタ10はバー
スト期間TB2の間これを選択して色副搬送波生成回路6
に送る。従って、色副搬送波生成回路6からは、この制
御パラメータPB2に応じた位相の第1,第2の色副搬送
波が生成され、これにより、乗算器4,5でカラーバー
スト信号が復調される。この復調期間の信号が積分回路
11で積分され、零近傍の値Bの積分値IR として位相
制御回路9に取り込まれる。
路9bが既に記憶されている上記の値Aの絶対値|A|
と新たな積分値IRの値Bの絶対値|B|とを比較し、
これら|A|,|B|の関係が、 |A|≦|B| とすると、既に記憶している値Aの積分値IRをそのま
まライン2でも保持するようにするとともに、ラインの
映像期間TP2でも、ライン1で用いた制御パラメータP
P1を再度色副搬送波生成回路6に送り、これに応じた位
相の第1,第2の色副搬送波を生成させる。これととも
に、このライン2の映像期間TP2では、計算処理回路9
bにより、バースト期間TB2で得られた値Bの積分値I
Rから積分値IRを零とする制御パラメータPを新たに算
出する。この新たな制御パラメータPは、ライン2の場
合と同様に、次のライン3(図示せず)のバートス信号
期間で用いる。
2のバースト期間TB2で用いた制御パラメータPB2をこ
のライン2の映像期間での制御パラメータPPとして使
用し(このとき、位相制御回路9から出力される制御パ
ラメータPPは制御パラメータPBと同じものとなる)、
これによって位相制御された第1,第2の色副搬送波が
色副搬送波生成回路6から出力されるようにする。ま
た、これまで保持されていた値Aの積分値IRが破棄さ
れて代わりに新たな値Bの積分値IRが保持されるとと
もに、この値Bの積分値IRから積分値IRを零にするよ
うな制御パラメータを算出し、次のライン3のバースト
期間TB3(図示せず)での使用に備える。
バースト期間では、1つ前のラインで算出した制御パラ
メータが積分値IRをより小さくするものであるかどう
かの検査を行ない、その検査結果に応じて、次の映像期
間では、積分値IRを小さくする方の制御パラメータを
使用するものである。
ト期間と映像期間とで独立に位相制御されることによ
り、積分値IRを小さくするように第1,第2の色副搬
送波が位相制御されることになり、例えば、図7におい
て、積分値IRが零近傍となったとき、第1,第2の色
副搬送波が変調色信号Cの色副搬送波aに対して破線b
で示す位相のときの積分値IRが一点鎖線cで示す位相
のときの積分値よりも小さい場合には、これら第1,第
2の色副搬送波は破線bで示す位相の状態のままに保持
され、逆の場合には、破線bで示す位相の状態から一点
鎖線cで示す位相の状態に移ると、それ以降はこの一点
鎖線cで示す位相の状態に安定化する。従って、変調色
信号Cの色副搬送波aに対する第1,第2の色副搬送波
のライン毎のふらつきがなく、安定した色再現が可能と
なる。
実施形態が動作するが、電源投入時のような入力アナロ
グビデオコンポジット信号の色副搬送波がA/D変換器
1のサンプルクロックや色副搬送波生成回路6の読出ア
ドレスクロックと位相が全くランダムであって、この色
副搬送波が色副搬送波生成回路6で生成される第1,第
2の色副搬送波と位相が大きくずれている場合には、各
ラインで位相制御回路9で保持されている積分値よりも
積分回路11から取り込む積分値の方が常に小さいもの
であり、積分回路11から取り込む積分値に対する制御
パラメータが使用されることになる。そして、これによ
り、入力アナログビデオコンポジット信号の色副搬送波
に第1,第2の色副搬送波の位相が近づいていくことに
なる。
調出力のバースト期間での積分値IRを用いて入力アナ
ログビデオコンポジット信号の色副搬送波に第1,第2
の色副搬送波の位相が近づくようにしたが、図3に示す
ように、色差信号B−Yを復調する乗算器5の復調出力
のバースト期間での積分値IBを用いるようにしてもよ
い。但し、この場合には、上記数7の関係から、この積
分値IBが大きくなる方向に第1,第2の色副搬送波の
位相制御を行なう。即ち、位相制御回路9に保持されて
いる積分値IBよりも積分回路11から取り込む積分値
IBが大きいとき、この取り込んだ積分値IR から、上
記のようにして、これを最大とする制御パラメータを求
めるとともに、この積分値IBを保持するものである。
なお、この場合には、この積分値IBを用いて、上記の
ように、第1,第2の色副搬送波の位相が正規の位相か
ら180゜ずれているか否かを判定できるので、この積
分値IB のみを使用するだけでよい。
実施例を示すブロック図であって、12は加算器であ
り、図1に対応する部分には同一符号を付けて重複する
説明を省略する。
号は加算器12で加算され、積分回路11は、図1にお
ける積分回路11と同様の動作を行なって、バースト期
間の開始タイミングからこの加算器12の加算出力を積
分し始める。位相制御回路9は積分回路11で得られる
バースト期間の積分値Iを取り込み、この積分値Iに応
じたバースト期間での制御パラメータPBと映像期間で
の制御パラメータPPとをセレクタ10に出力する。
力を積分する代わりに、乗算器4,5からの復調信号を
夫々積分し、これによって得られた夫々の積分値を加算
するようにしてもよい。
間のバックポーチ部に重畳されているカラーバースト信
号と色副搬送波生成回路6で生成される色副搬送波とを
同期させる動作について説明する。
号がPAL方式のビデオコンポジット信号とし、そのカ
ラーバースト信号を、
搬送波を、
搬送波(色差信号R−Yの色副搬送波に対して位相が9
0゜異なる)を、
送波の位相が数9で示す色差信号R−Yの色副搬送波の
位相と正確に一致しているものとすると、バースト期間
での乗算器4の復調出力は、数8と数9とにより、
出力は、数8と数10とにより、
力は、
{(-cos(ω)+sin(ω))×cos(ω)} =−cos(2
ω) となり、これをカラーバースト信号の1サイクル分、即
ち、0〜2πに渡って積分すると、
示した実施形態と同様であり、位相制御回路9が積分回
路11からの積分値Iを零とするようなバースト期間と
映像期間との制御パラメータを生成し、バースト期間で
次の映像期間での制御パラメータの選択を行ない、これ
によって色副搬送波生成回路6からの第1,第2の色副
搬送波の位相を制御する。
Yの色副搬送波の位相がライン毎に180゜ずれるの
で、位相制御回路9は、この色差信号R−Yを復調する
第1の色副搬送波もこれに合わせてライン毎に180゜
位相がずれるようにする制御パラメータを色副搬送生成
回路6に送る。あるいはまた、第1の色副搬送波の位相
をライン毎に180゜ずつずらす代わりに、乗算器4の
次段に反転回路を設け、位相制御回路9がこの反転回路
を制御することにより、乗算器4で復調される色差信号
R−Yをライン毎に正負極性反転するようにしてもよい
(この場合、勿論、この復調された色差信号R−Yはデ
ィジタル信号であるから、その正負の極性を表わす符号
を“1”,“0”反転することになる)。
色副搬送波がライン毎に、 sin(ω),−sin(ω),sin(ω),…… と180゜ずつ位相が変化し、乗算器4で復調された色
差信号R−Yの色副搬送波がライン毎に、 −sin(ω),sin(ω),−sin(ω),…… と変調色信号Cでの色差信号R−Yの色副搬送波の場合
とは位相が180゜逆転している場合について考える。
調するための第1の色副搬送波を、
調するための第2の色副搬送波を、
ら、
ら、
ト信号の1サイクル分、即ち、0〜2πに渡って夫々積
分すると、
成される第1の色副搬送波が−sin(ω)であり、乗算器
4の復調出力のバースト期間の積分値IRと乗算器4の
復調出力のバースト期間の積分値IBとがともに負であ
るとき、変調色信号Cの色副搬送波と色副搬送波生成回
路6で生成される色差信号R−Yの復調のための第1の
色副搬送波とはライン毎に180度ずれていることがわ
かる。従って、このときには、位相制御回路9は、制御
パラメータにより、色副搬送波生成回路6を制御して第
1の色副搬送波の位相を180゜反転させるようにする
か、乗算器4の復調出力の正負を表わす符号を反転させ
るようにする。
加算器12で加算し、その加算信号のうちの8〜12サ
イクルのカラーバースト信号を含むバースト期間の部分
を積分回路11で積分し、制御回路6がその積分値に応
じた制御パラメータで色副搬送波生成回路6を制御する
とともに、色差信号R−Yを復調する第1の色副搬送波
の位相がライン毎に180゜ずれるように色副搬送波生
成回路6を制御することにより、積分回路11での上記
積分値が零となり、色副搬送波生成回路6から正しい位
相の色副搬送波が生成されることになる。
路9をハード構成としたが、これをマイコンで構成して
ソフトウエア処理により同様の動作を行なうようにする
ことができる。
ラ装置に適用した例を示すブロック図であって、13は
レンズ、14は撮像素子、15はCDS回路、16は切
替スイッチ、17はA/D変換器、18はカメラDSP
(カメラディジタル信号処理)回路、19はY/Cプロ
セス回路、20は色変調回路、21は電子ズーム回路、
22はD/A変換器、23はマイコン、24は入力端
子、25はY/C分離回路、26は色復調回路、27は
切替スイッチである。
A変換器22からビデオ出力して得る場合には、切替ス
イッチ16,27をa側に閉じる。レンズ13によって
撮像素子14の受光面に結像された被写体映像が光電変
換され、この撮像素子14からアナログの映像信号が出
力される。この映像信号は、CDS回路15で雑音の除
去処理がなされた後、切替スイッチ16を介してA/D
変換器17に供給され、ディジタル映像信号に変換され
てカメラDSP回路18に供給される。
たディジタル映像信号がY/Cプロセス回路19でディ
ジタル処理されて輝度信号Yと2つの色差信号R−Y,
B−Yとが生成され、これら色信号R−Y,B−Yは色
変調回路20で変調されて変調色信号が生成される。こ
れら色信号R−Y,B−YとY/Cプロセス回路19で
生成せされた輝度信号Yとは、切替スイッチ27を介し
てD/A変換器22に供給され、アナログの、例えば、
NTSC方式のカラー映像信号として出力される。
される、例えば、NTSC方式のアナログビデオコンポ
ジット信号を使用する場合には、切替スイッチ16,2
7をb側に閉じる。この場合には、この入力カラー映像
信号はこの切替スイッチ16を介してA/D変換器17
に供給され、ディジタルカラー映像信号に変換されてカ
メラDSP回路18に供給される。
たディジタルカラー映像信号がY/C分離回路25に供
給されて輝度信号Yと変調色信号Cとに分離される。こ
の変調色信号は色復調回路26に供給され、上記のよう
に動作して色差信号R−Y,B−Yが復調される。これ
ら復調された色差信号R−Y,B−Yは、Y/C分離回
路25で分離された輝度信号Yとともに、切替スイッチ
27を介してD/A変換器22に供給され、夫々アナロ
グ信号に変換されてビデオ出力として出力される。
ィジタルの輝度信号Yと色差信号R−Y,B−Yは、ま
た、電子ズーム回路21でフォーマット変換処理するこ
とにより、パソコンなどのマルチメディアに供給するこ
とができる。
とができ、その場合には、夫々の実施形態でのA/D変
換器1はA/D変換器17として用いられ、以下、Y/
C分離回路2はY/C分離回路25として、色復調回路
3は色復調回路26として夫々用いるものである。
ディジタル化されたビデオコンポジット信号の変調色信
号から色差信号R−Y,B−Yを復調しても、得られる
これらの色差信号R−Y,B−Yのレベルがライン毎に
変動するということがなくなり、安定した色再現が簡単
で部品点数の少ない回路構成で得られることになる。
すブロック図である。
る。
示すブロック図である。
形態を示すブロック図である。
ブロック図である。
である。
場合に生ずる不具合を示す図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 アナログビデオコンポジット信号をディ
ジタル信号に変換するA/D変換器と、該ディジタル信
号からディジタル輝度信号とディジタル変調色信号とを
分離するY/C分離回路と、第1の色搬送波と該第1の
色搬送波に対して位相が90゜異なる第2の色搬送波と
を生成する色副搬送波生成回路と、該Y/C分離回路で
分離された該変調色信号と該第1の色搬送波とを乗算し
てディジタル色差信号R−Yを復調する第1の乗算器
と、該Y/C分離回路で分離された該ディジタル変調色
信号と該第2の色搬送波とを乗算してディジタル色差信
号B−Yを復調する第2の乗算器とを備えたビデオ信号
復調回路において、 復調された該ディジタル色差信号R−Y,B−Y夫々の
バースト期間での信号成分の積分値を求めるための積分
回路と、 該積分回路の積分値を取り込んで、該第1,第2の色副
搬送波の該バースト期間での位相制御のための第1の制
御パラメータと該第1,第2の色副搬送波の映像期間で
の位相制御のための第2の制御パラメータとを生成する
位相制御回路とを設け、該第1,第2の制御パラメータ
を該色副搬送波生成回路に供給することにより、該ディ
ジタル変調信号の色副搬送波に対する該第1,第2の色
搬送波の位相を制御することを特徴とするビデオ信号復
調回路。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記位相制御回路は、 順次のラインのうちのいずれかのラインで前記積分回路
から得られた前記積分値を保持し、かつこれら順次のラ
インのうちのいずれかのラインで生成された前記第1,
第2の色副搬送波の映像期間での位相制御のための第2
の制御パラメータとしての制御パラメータを保持する第
1の手段と、 各ライン毎に、そのバースト期間に前記積分回路から得
られる前記ディジタル色差信号R−Yに対する前記積分
値を取り込み、それを零とし、かつ該バースト期間に前
記積分回路から得られる前記ディジタル色差信号B−Y
に対する前記積分値を負値とするための制御パラメータ
を設定し、該制御パラメータを次のラインのバースト期
間での前記第1の制御パラメータとする第2の手段と、 各ライン毎に、バースト期間で前記積分回路から得られ
る前記ディジタル色差信号R−Yに対する前記積分値の
絶対値と該第1の手段で保持されている前記積分値の絶
対値とを比較する第3の手段と、 該第3の手段で比較される絶対値が小さい方の前記積分
値に該第1の手段に保持される積分値を変更させる第4
の手段と、 該第3の手段による比較の結果、該第1の手段に保持さ
れている前記積分値の絶対値が該第2の手段で取り込ま
れる前記積分値の絶対値以下のとき、該第1の手段に保
持されている該制御パラメータを次の映像期間の前記第
2の制御パラメータとし、該第2の手段で取り込まれる
前記積分値の絶対値が該第1の手段に保持されている前
記積分値の絶対値よりも小さいとき、該第2の手段で設
定された該制御パラメータを次の映像期間の前記第2の
制御パラメータとする第5の手段とを有することを特徴
とするビデオ信号復調装置。 - 【請求項3】 アナログビデオコンポジット信号をディ
ジタル信号に変換するA/D変換器と、該ディジタル信
号からディジタル輝度信号とディジタル変調色信号とを
分離するY/C分離回路と、第1の色搬送波と該第1の
色搬送波に対して位相が90゜異なる第2の色搬送波と
を生成する色副搬送波生成回路と、該Y/C分離回路で
分離された該変調色信号と該第1の色搬送波とを乗算し
てディジタル色差信号R−Yを復調する第1の乗算器
と、該Y/C分離回路で分離された該ディジタル変調色
信号と該第2の色搬送波とを乗算してディジタル色差信
号B−Yを復調する第2の乗算器とを備えたビデオ信号
復調回路において、 復調された該ディジタル色差信号B−Yのバースト期間
での信号成分の積分値を求めるための積分回路と、 該積分回路の積分値を取り込んで、該第1,第2の色副
搬送波の該バースト期間での位相制御のための第1の制
御パラメータと該第1,第2の色副搬送波の映像期間で
の位相制御のための第2の制御パラメータとを生成する
位相制御回路とを設け、該第1,第2の制御パラメータ
を該色副搬送波生成回路に供給することにより、該ディ
ジタル変調信号の色副搬送波に対する該第1,第2の色
搬送波の位相を制御することを特徴とするビデオ信号復
調回路。 - 【請求項4】 請求項3において、 前記位相制御回路は、 順次のラインのうちのいずれかのラインで前記積分回路
から得られた前記積分値を保持し、かつこれら順次のラ
インのうちのいずれかのラインで生成された前記第1,
第2の色副搬送波の映像期間での位相制御のための第2
の制御パラメータとしての制御パラメータを保持する第
6の手段と、 各ライン毎に、そのバースト期間に前記積分回路から得
られる前記ディジタル色差信号B−Yに対する前記積分
値を取り込み、それを最大とし、かつ該バースト期間に
前記積分回路から得られる前記ディジタル色差信号B−
Yに対する前記積分値を負値とするための制御パラメー
タを設定し、該制御パラメータを次のラインのバースト
期間での前記第1の制御パラメータとする第7の手段
と、 各ライン毎に、バースト期間で前記積分回路から得られ
る前記ディジタル色差信号B−Yに対する前記積分値の
絶対値と該第1の手段で保持されている前記積分値の絶
対値とを比較する第8の手段と、 該第3の手段で比較される絶対値が大きい方の前記積分
値に該第1の手段に保持される積分値を変更させる第9
の手段と、 該第3の手段による比較の結果、該第1の手段に保持さ
れている前記積分値の絶対値が該第2の手段で取り込ま
れる前記積分値の絶対値以上のとき、該第1の手段に保
持されている該制御パラメータを次の映像期間の前記第
2の制御パラメータとし、該第2の手段で取り込まれる
前記積分値の絶対値が該第1の手段に保持されている前
記積分値の絶対値よりも大きいとき、該第2の手段で設
定された該制御パラメータを次の映像期間の前記第2の
制御パラメータとする第10の手段とを有することを特
徴とするビデオ信号復調装置。 - 【請求項5】 請求項1,2,3または4において、 前記位相制御回路は、バースト期間に前記積分回路から
得られる前記ディジタル色差信号B−Yに対する前記積
分値の正負を判定し、この積分値が正値のとき、前記第
1,第2の色搬送波の位相が180゜反転するように、
前記色搬送波生成回路を制御することを特徴とするビデ
オ信号復調回路。 - 【請求項6】 請求項1,2,3または4において、 前記位相制御回路は、バースト期間に前記積分回路から
得られる前記ディジタル色差信号B−Yに対する前記積
分値の正負を判定し、この積分値が正値のとき、前記第
1の乗算器から出力されるディジタル色差信号R−Y及
び前記第2の乗算器から出力されるディジタル色差信号
B−Yの正負を示す符号を反転させることを特徴とする
ビデオ信号復調回路。 - 【請求項7】 色差信号R−Yの色副搬送波の位相がラ
イン毎に180゜反転するアナログビデオコンポジット
信号をディジタル信号に変換するA/D変換器と、該デ
ィジタル信号からディジタル輝度信号とディジタル変調
色信号とを分離するY/C分離回路と、第1の色搬送波
と該第1の色搬送波に対して位相が90゜異なる第2の
色搬送波とを生成する色副搬送波生成回路と、該Y/C
分離回路で分離された該変調色信号と該第1の色搬送波
とを乗算してディジタル色差信号R−Yを復調する第1
の乗算器と、該Y/C分離回路で分離された該ディジタ
ル変調色信号と該第2の色搬送波とを乗算してディジタ
ル色差信号B−Yを復調する第2の乗算器とを備えたビ
デオ信号復調回路において、 復調された該ディジタル色差信号R−Y,B−Y夫々の
バースト期間での信号成分の積分値の和を求めるための
積分回路と、 該積分回路の積分値を取り込んで、該第1,第2の色副
搬送波の該バースト期間での位相制御のための第1の制
御パラメータと該第1,第2の色副搬送波の映像期間で
の位相制御のための第2の制御パラメータとを生成する
位相制御回路とを設け、該第1,第2の制御パラメータ
を該色副搬送波生成回路に供給することにより、該ディ
ジタル変調信号の色副搬送波に対する該第1,第2の色
搬送波の位相を制御することを特徴とするビデオ信号復
調回路。 - 【請求項8】 請求項7において、 前記位相制御回路は、 前記色搬送波生成回路で生成される前記第1の色搬送波
の位相をライン毎に180゜反転させる制御を行なう第
11の手段と、 順次のラインのうちのいずれかのラインで前記積分回路
から得られた前記積分値を保持し、かつこれら順次のラ
インのうちのいずれかのラインで生成された前記第1,
第2の色副搬送波の映像期間での位相制御のための第2
の制御パラメータとしての制御パラメータを保持する第
12の手段と、 各ライン毎に、そのバースト期間に前記積分回路から得
られる前記積分値を取り込んで、それを零とするための
制御パラメータを設定し、該制御パラメータを次のライ
ンのバースト期間での前記第1の制御パラメータとする
第13の手段と、 各ライン毎に、バースト期間で前記積分回路から得られ
る前記積分値の絶対値と該第12の手段で保持されてい
る前記積分値の絶対値とを比較する第14の手段と、 該第14の手段で比較される絶対値が小さい方の前記積
分値に該第12の手段に保持される積分値を変更させる
第15の手段と、 該第14の手段による比較の結果、該第12の手段に保
持されている前記積分値の絶対値が該第13の手段で取
り込まれる前記積分値の絶対値以下のとき、該第12の
手段に保持されている該制御パラメータを次の映像期間
の前記第2の制御パラメータとし、該第13の手段で取
り込まれる前記積分値の絶対値が該第12の手段に保持
されている前記積分値の絶対値よりも小さいとき、該第
13の手段で設定された該制御パラメータを次の映像期
間の前記第2の制御パラメータとする第16の手段とを
有することを特徴とするビデオ信号復調装置。 - 【請求項9】 請求項8において、 前記復調されたディジタル色差信号R−Y,B−Y夫々
毎のバースト期間での信号成分の前記積分回路で得られ
る積分値の正負を判定する手段と、 前記復調されたディジタル色差信号R−Yに対する該積
分値と前記復調されたディジタル色差信号B−Yに対す
る該積分値とがともに負値であるとき、前記色副搬送波
生成回路で生成される前記第1の色副搬送波の位相を1
80゜反転させる、もしくは前記第1の乗算器で復調さ
れるディジタル色差信号R−Yの正負を表わす符号を反
転する手段とを設けたことを特徴とするビデオ信号復調
装置。 - 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1つにおい
て、 前記色搬送波生成回路は、映像信号期間の前記第1,第
2の色搬送波の位相にオフセットを持たせ、前記復調さ
れた色差信号R−Y,B−Yの位相を変えることを特徴
とするビデオ信号復調回路。 - 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1つにおい
て、 前記位相制御回路はマイクロコンピュータを有し、 該マイクロコンピュータは、前記積分回路からのバース
ト期間の積分値を取り込んで、ソフトウェアにより、前
記色差信号R−Y,B−Yの復調結果の位相を変えるこ
とを特徴とするビデオ信号復調回路。 - 【請求項12】 請求項1〜10のいずれか1つにおい
て、 前記色搬送波生成回路は、色副搬送波のデータを記憶し
たメモリからなり、 前記位相制御回路は、該メモリの読出アドレスを生成す
るカウンタと、前記保持された積分値と前記積分回路か
らの積分値とに基づいて該カウンタの動作を制御する計
算処理回路とを有することを特徴とするビデオ信号復調
回路。 - 【請求項13】 請求項1〜10のいずれか1つにおい
て、 前記色搬送波生成回路は、色副搬送波のデータを記憶し
たメモリと該メモリの読出アドレスを生成するカウンタ
とからなり、 前記位相制御回路は、前記保持された積分値と前記積分
回路からの積分値とに基づいて該カウンタの動作を制御
することを特徴とするビデオ信号復調回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32687098A JP3850566B2 (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | ビデオ信号復調回路 |
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JP32687098A JP3850566B2 (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | ビデオ信号復調回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000152272A true JP2000152272A (ja) | 2000-05-30 |
JP3850566B2 JP3850566B2 (ja) | 2006-11-29 |
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ID=18192660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100454794B1 (ko) * | 2001-05-16 | 2004-11-05 | 미쓰비시 덴키 시스템 엘에스아이 디자인 가부시키가이샤 | 위상 보정 회로, 신호 판별 회로 |
-
1998
- 1998-11-17 JP JP32687098A patent/JP3850566B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR100454794B1 (ko) * | 2001-05-16 | 2004-11-05 | 미쓰비시 덴키 시스템 엘에스아이 디자인 가부시키가이샤 | 위상 보정 회로, 신호 판별 회로 |
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