JP4461521B2 - サンプリングクロック生成回路 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サブキャリアー信号または水平同期信号にロックしたサンプリングクロックを生成することができる回路を従来と比べて少ない回路構成で提供するためのサンプリングクロック生成回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、サンプリングクロック生成回路は、YUV入力(コンポーネント入力)対応のデジタルテレビジョン受信機が普及するにあたり、必要不可欠な技術として重要視されている。
【0003】
以下、図面を参照しながら、上述した従来のサンプリングクロック生成回路の一例について説明を行う。
【0004】
図5は、特開平5−199543号公報で提案されているサンプリングクロック生成回路のブロック構成図を示すものである。
図5(a) は第一の実施例の構成を示すブロック回路である。また、同図(b) はアナログビデオ信号を、同図(c) は、同実施例のA/D変換器用CK切換え用の信号波形図である。以下、これらの図によってこの実施例を説明する。
【0005】
端子1から入力されるアナログビデオ信号は、デジタル信号に変換するためのA/D変換器2に与えられ、選択回路3から与えられるクロック信号をサンプリングの基準としてデジタル信号に変換される。選択回路3は、タイミング発生回路4から与えられる図1(c) に示すようなタイミング信号CKSの“H”“L”状態によって、A/D変換器2に対するサンプリングクロックを、mFscクロック発生回路5またはnFh クロック発生回路6から与えられる2つのいずれかのクロック信号に切り換えている。
【0006】
タイミング信号CKSは図示されるように、アナログビデオ入力信号の同期信号期間とこれ以外の期間とで論理反転しており、バースト信号を含む映像信号の“L”期間は、mFscクロック発生回路5から与えられるクロック信号を、逆に“H”の同期信号期間はnFh クロック発生回路6から与えられるクロック信号に切換えて、選択回路3を介してA/D変換器2に出力している。A/D変換器2で変換されたデジタルビデオ信号は、タイミング発生回路4から送られるタイミング信号CBFPとともにバースト分離回路7に入力される。このバースト分離回路7ではタイミング信号CBFPを基準にして、搬送C信号の基準搬送波となるバースト信号をデジタルビデオ信号から分離し、mFscクロック発生回路5に送る。
【0007】
mFscクロック発生回路5では、分離されたバースト信号をもとにバースト信号と位相が同期したクロック信号を発生し、このクロック信号を選択回路3,Y/C分離回路8,色復調回路9および図示しない各種の映像処理回路に供給している。この実施例のTV受信機においてクロック信号の周波数は、通常バースト信号の4倍つまり4Fscを使用している。さらに、mFscクロック発生回路5では色復調回路9で振幅変調されたC信号を復調する時の基準位相を与えるためにバースト信号と同一位相、同一周波数の信号DFSを発生している。また、A/D変換器2の出力信号はY/C分離回路8に与えられ、デジタルビデオ信号からY信号とC信号を分離し、分離されたY信号は端子10から出力される。その後この信号は、図5には図示していない輪郭補償回路により、輪郭補償等が施される。
【0008】
分離されたC信号については、色復調回路9でmFscクロック発生回路5から与えられる信号DFSを基準にして復調される。4Fscの周波数でアナログビデオ信号をサンプリングした場合、端子11にはR−Y/B−Yが1クロック毎に交互に得られる。次に同期信号処理について説明する。
【0009】
端子1から与えられたビデオ信号はまず、A/D変換器2でデジタル信号に変換される。この時、A/D変換器2のサンプリングクロックとしては、図1(c)の“H”状態で示す同期信号期間は、nFh クロック発生回路6から与えられており、このクロック信号でサンプリング動作している。変換されたデジタルビデオ信号は水平同期分離回路12に与えられ、デジタルビデオ信号中の水平同期信号が抜き取られる。nFh クロック発生回路6では、分離された水平同期信号をもとに水平同期信号と位相同期し周波数がn倍のクロック信号を発生する。
【0010】
さらに、水平同期信号と位相及び周波数が完全に一致した再生水平同期信号HREFを出力する。発生されたnFh クロックは水平同期制御回路13,垂直同期制御回路14,水平および垂直同期分離回路12,15,選択回路3および図示しない各種の同期処理回路にクロックとして供給されている。
【0011】
また、nFh クロック発生回路6で発生された再生水平同期信号HREFは、まずタイミング発生回路4に与えられ、入力ビデオ信号中のバースト信号の位相を示すタイミング信号CBFPを発生しバースト分離回路7に与えている。さらに、図1(c) の“H”“L”に示すようなタイミング信号CKSを発生し、選択回路3に対して回路切換え用の制御信号として与えている。また、水平同期制御回路13に与えられた再生水平同期信号HREFに基づいて、この水平同期制御回路13でTV画面の水平位置を制御する信号HDを発生し、この信号HDを端子16から出力している。
【0012】
さらに、A/D変換器2の出力信号は垂直同期分離回路15に入力され、デジタルビデオ信号中の垂直同期信号が抜き取られる。抜き取られた垂直同期信号は再生水平同期信号HREFとともに垂直同期制御回路14に与えられる。垂直同期制御回路14では信号HREFと分離された垂直同期信号を基準にして、TV画面の垂直位置を制御する信号VDを発生し、この信号VDを端子17から出力している。すなわち、本実施例においては、テレビジョン信号では同期信号と映像信号とが時間的に分割されていることから、A/D変換器2のサンプリングクロックをそれぞれの期間に応じて切換えて使用し、A/D変換器2を同期処理用と映像処理用とに共用化している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記のような構成では、次のような問題点を有している。クロックを発生させる回路がmFscクロック発生回路5、nFh クロック発生回路6と2つ必要になり、回路規模が大きくなってしまう。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために本発明のサンプリングクロック生成回路は、入力信号をデジタル信号に変換するAD変換回路と、前記AD変換回路からの出力信号を入力とし、同期信号部分をスライスして同期部分だけを出力する水平同期スライス回路と、前記水平同期スライス回路からの出力信号と後述するパルス生成回路からの出力信号とを掛算する掛算回路と、前記掛算回路からの出力信号の高域成分を落とすローパスフィルター回路と、後述するサンプリングクロックをカウントして水平同期信号と同じ周波数を持つパルスを出力するパルス生成回路と、前記ローパスフィルター回路の出力信号と制御データを加算する加算回路と、前記加算回路からの出力信号が大きくなると、出力するアドレスデータの周波数が高くなり、その結果後述するSINROM回路から出力されるSIN波の周波数が高くなるアドレス生成回路と、前記アドレス生成回路からの出力信号をアドレスとしてSIN波を出力するSINROM回路と、前記SINROM回路からのSIN波信号を入力として、その信号をアナログ信号に変換するDA変換回路と、前記DA変換回路からのSIN波信号を入力とし、その周波数を整数倍にてい倍するてい倍回路を備えたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明は水平同期信号にロックしたサンプリングクロックを生成することができるという効果を特徴とするサンプリングクロック生成回路であり、同期分離回路とクロック発生回路とを組み合わせて、同期分離しながらクロック発生をおこなうという作用を有する。
【0016】
また、入力信号をデジタル信号に変換するAD変換回路と、前記AD変換回路からの出力信号を入力とし、同期信号部分をスライスして同期部分だけを出力する水平同期スライス回路と、前記水平同期スライス回路からの出力信号と後述するパルス生成回路からの出力信号とを掛算する掛算回路と、前記掛算回路からの出力信号の高域成分を落とすローパスフィルター回路と、後述するサンプリングクロックをカウントして水平同期信号と同じ周波数を持つパルスを出力するパルス生成回路と、前記ローパスフィルター回路の出力信号と制御データを加算する加算回路と、前記加算回路からの出力信号が大きくなると、出力するアドレスデータの周波数が高くなり、その結果後述するSINROM回路から出力されるSIN波の周波数が高くなるアドレス生成回路と、前記アドレス生成回路からの出力信号をアドレスとしてSIN波を出力するSINROM回路と、前記SINROM回路からのSIN波信号を入力として、その信号をアナログ信号に変換するDA変換回路と、前記DA変換回路からのSIN波信号を入力とし、その周波数を整数倍にてい倍するてい倍回路を備え、水平同期信号にロックしたサンプリングクロックを生成することができるという効果を特徴とするサンプリングクロック生成回路であり、同期分離回路とクロック発生回路とを組み合わせて、同期分離しながらクロック発生をおこなうという作用を有する。
【0017】
さらに、アドレス生成回路への入力信号はローパスフィルター回路からの位相誤差信号に固定値を加算することでフリーラン周波数を調整できるようにしたことを特徴とした請求項3記載のサンプリングクロック生成回路であり、同期分離回路とクロック発生回路とを組み合わせて、同期分離しながらクロック発生をおこなうという作用を有する。
【0018】
また、サブキャリアー信号または水平同期信号にロックしたサンプリングクロックを生成することができるという効果を特徴とするサンプリングクロック生成回路であり、同期分離回路からの水平位相誤差信号とクロマ復調回路からのクロマ位相誤差信号とを切り替えVCO回路に入力するという作用を有する。
【0019】
さらに、入力信号をデジタル信号に変換するAD変換回路と、前記AD変換回路からの出力信号を入力とし、入力信号の同期信号を分離し、必要な映像信号の水平レート周期のパルスを生成すると共に、映像信号と前記水平パルスとの位相ずれをあらわす水平位相誤差信号を出力し、更にモード切り換えデータによって同期信号にロックしたサンプリングクロックを得るモードか、またはサブキャリアー信号にロックしたサンプリングクロックを得るモードにするのかを変えられる同期分離回路と、前記AD変換回路からの出力信号を入力とし、輝度信号とクロマ信号とに分離するYC分離回路と、前記YC分離回路からのクロマ出力信号を入力とし、クロマ復調をおこなうと共に、クロマ復調に必要な正弦波と、映像信号のサブキャリアー信号との位相ずれをあらわすクロマ位相誤差信号を出力するクロマ復調回路と、前記クロマ復調回路から出力されたクロマ位相誤差信号と、前記同期分離回路から出力された水平位相誤差信号とを入力し、それらを制御信号にて切り換える切り換え回路と、前記切り換え回路からの出力信号を入力し、その信号レベルに応じて出力するサンプリングクロックの周波数を可変できるVCO(Voltage Control Oscillator)回路を備え、サブキャリアー信号または水平同期信号にロックしたサンプリングクロックを生成することができるという効果を特徴とするサンプリングクロック生成回路であり、同期分離回路からの水平位相誤差信号とクロマ復調回路からのクロマ位相誤差信号とを切り替えVCO回路に入力するという作用を有する。
【0020】
また、入力信号をデジタル信号に変換するAD変換回路と、前記AD変換回路からの出力信号を入力とし、同期信号部分をスライスして同期部分だけを出力するスライス回路と、前記スライス回路からの出力信号と後述するパルス生成回路からの出力信号とを掛算する第1の掛算回路と、前記第1の掛算回路からの出力信号の高域成分を落とす第1のローパスフィルター回路と、前記第1のローパスフィルター回路からの出力信号と、第1の固定データを切り替える第1の切り換え回路と、前記第1の切り換え回路からの出力信号を変えることで、後述するサンプリングクロックをカウントして得られるパルスの位相を変えることができるパルス生成回路と、前記AD変換回路からの出力信号を入力とし、輝度信号とクロマ信号とを分離するYC分離回路と、前記YC分離回路から出力されるクロマ信号と、後述するSIN生成回路からのSIN波とを掛算する第2および第3の掛算回路と、前記第2の掛算回路からの出力信号の高域成分を落とす第2のローパスフィルター回路と、前記第3の掛算回路からの出力信号の高域成分を落とす第3のローパスフィルター回路と、前記第3のローパスフィルター回路からの出力信号を入力とし、バースト部分の信号を累積加算して、サブキャリアー信号と後述するSIN生成回路から出力されるSIN波との位相誤差を出力する累積回路と、前記累積回路の出力信号と、前記第1のローパスフィルター回路からの出力信号とを切り替える第2の切り換え回路と、第1および第2の固定データを切り替える第3の切り換え回路と、前記第2及び第3の切り換え回路からの出力信号を入力とし、その信号レベルに応じて出力するサンプリングクロックの周波数を可変できるVCO(Voltage Control Oscillator)回路とを備え、サブキャリアー信号または水平同期信号にロックしたサンプリングクロックを生成することができるという効果を特徴とするサンプリングクロック生成回路であり、同期分離回路からの水平位相誤差信号とクロマ復調回路からのクロマ位相誤差信号とを切り替えVCO回路に入力するという作用を有する。
【0021】
さらに、第1の切り換え回路の制御信号と、第2の切り換え回路の制御信号と、第3の切り換え回路の制御信号とは同じ制御信号であることを特徴とした請求項5記載のサンプリングクロック生成回路であり、3つの切り換え回路を同時に切り換えるという作用を有する。
また、パルス生成回路が入力信号に応じてそのデコードするパルス位置を変えることができることを特徴とした請求項5記載のサンプリングクロック生成回路であり、デコード値を変えるとパルス位置が動く回路を有する。
【0022】
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施例におけるサンプリングクロック生成回路のブロック構成図を示すものである。図1において、101は入力信号をデジタル信号に変換するAD変換回路、102はAD変換回路101からの出力信号を入力とし、同期信号部分をスライスして同期部分だけを出力する水平同期スライス回路、103は水平同期スライス回路102からの出力信号と後述するパルス生成回路105からの出力信号とを掛算する掛算回路、104は掛算回路103からの出力信号の高域成分を落とすローパスフィルター回路、105はサンプリングクロック112をカウントして水平同期信号と同じ周波数を持つパルスを出力するパルス生成回路、109はローパスフィルター回路104の出力信号と制御データを加算する加算回路、108は加算回路109の出力信号を入力信号とし、その信号が大きくなると、出力するアドレスデータの周波数が高くなり、後述するSINROM回路114から出力されるSIN波の周波数が高くなるアドレス生成回路、114はアドレス生成回路108からの出力信号をアドレスとしてSIN波を出力するSINROM回路、107はSINROM回路114からのSIN波信号を入力として、その信号をアナログ信号に変換するDA変換回路、106はDA変換回路107からのSIN波信号を入力し、その周波数を整数倍にてい倍するてい倍回路である。
【0023】
以上のように構成されたサンプリングクロック生成回路について、以下図1、図4、図6を用いてその動作を説明する。
【0024】
映像信号111はAD変換回路101によってデジタルデータに変換され、その出力信号は水平同期スライス回路102に入力される。水平同期スライス回路102では図6(a)のように、入力された映像信号の同期信号部分をある決まったスライスレベルによりスライスし、図6(b)に示すような同期信号部分以外はレベルが「0」となるような信号を出力する。パルス生成回路105からはサンプリングクロック112をカウントすることにより、図6(c)に示す正、負を繰り返すパルスが出力され、その出力信号と水平同期スライス回路102から出力される信号とを掛算回路103に入力する。その出力信号は図6(d)に示すような波形になるが、これをローパスフィルター回路104に入力して直流成分のみを取り出す。
【0025】
ここで、図4はアドレス生成回路108のブロック構成回路であり、401は加算回路、402はラッチ回路、403は割算回路であり、入力信号404とラッチ回路402の出力信号を加算回路401にて加算するが、キャリーアウトは使わない。図7はアドレス生成回路108の動作を説明する動作説明図であり、ラッチ回路402にクロックが入る毎に加算回路401からの出力データはカウントアップされ、加算回路401がとりうる最大値を超すと、その出力データは入力信号404にて設定されるデータにもどるが、これを示しているのが図7(a)である。入力信号404を動かすと、図7(b)のように出力ランプ波形信号の周期が速くなる。加算回路401の出力信号の内、下位ビットを捨てて、上位ビットだけを出力したのが、割算回路403であり、例えば、加算回路401のビット数を30ビットに設定し、割算回路にて上位8ビットだけを出力するようにすると、割算回路403から出力されるデータはMIN「0」、MAX「125」の振幅に正規化された信号となり、入力信号404によって周期が変化するランプ波形を得ることができる。
【0026】
SINROM回路114は図8に示したようなROMデータを持っており、アドレス回路108から出力されるランプ波形をアドレスとしてSINROM回路に入力すると、加算回路109からの信号レベルによってその周期を変えられるSIN波をSINROM回路114から出力できる。この信号をDA変換回路に入力し、その出力信号であるアナログSIN波をてい倍回路106に入力しててい倍するとサンプリングクロック112を得る事ができる。加算回路109、アドレス回路108、SINROM回路114、DA変換回路107、てい倍回路106にて構成される回路を以降VCO(Voltage Control Oscillator)回路と呼ぶことにする。
【0027】
また、このサンプリングクロックをカウントして必要なパルスを作り出すのがパルス生成回路105であり、このパルスの周期と入力される映像信号111の水平周期とが一致していないと、ローパスフィルター回路104から出力される信号レベルが変化し、ひいてはサンプリングクロック112の周期が変化する。そして、パルス生成回路105より出力されるパルスの周期と映像信号111の水平周期とが一致するように回路が動く。つまり、パルス生成回路105と、掛算回路103と、ローパスフィルター回路104と、VCO回路109とで構成されるブロックにより、映像信号の水平周期に同期したサンプリングクロック112を作り出すことができる。更に、制御データ113は映像信号111が無入力である場合のフリーラン周波数を決定できるデータであり、映像信号111の水平周波数が違う場合、そのデータを変えれば水平同期信号にサンプリングクロックをロックさせる事ができる。
【0028】
以上のように本実施例によれば、入力信号をデジタル信号に変換するAD変換回路と、前記AD変換回路からの出力信号を入力とし、同期信号部分をスライスして同期部分だけを出力する水平同期信号スライス回路と、前記水平同期スライス回路からの出力信号と後述するパルス生成回路からの出力信号とを掛算する掛算回路と、前記掛算回路からの出力信号の高域成分を落とすローパスフィルター回路と、サンプリングクロックをカウントして水平同期信号と同じ周波数を持つパルスを出力するパルス生成回路と、前記ローパスフィルター回路の出力信号と制御データを入力信号とし、制御信号または前記ローパスフィルター回路からの出力信号が大きくなると、出力するアドレスデータの周波数が高くなり、後述するSINROM回路から出力されるSIN波の周波数が高くなるアドレス生成回路と、前記アドレス生成回路からの出力信号をアドレスとしてSIN波を出力するSINROM回路と、前記SINROM回路からのSIN波信号を入力として、その信号をアナログ信号に変換するDA変換回路と、前記DA変換回路からのSIN波信号を入力とし、その周波数を整数倍にてい倍するてい倍回路を設けることにより、水平同期信号にロックしたサンプリングクロックを生成することができる。
【0029】
(実施の形態2)
図2は本発明の第2の実施例におけるサンプリングクロック生成回路のブロック構成図を示すものである。図2において、201は入力信号をデジタル信号に変換するAD変換回路、202はAD変換回路201からの出力信号を入力とし、入力信号の同期信号を分離し、必要な水平周期のパルスを生成すると共に、映像信号と前記水平パルスとの水平位相誤差を出力し、更にモード切り換えデータによって同期信号にロックしたサンプリングクロックを得るモードか、またはサブキャリアー信号にロックしたサンプリングクロックを得るモードにするのかを変えられる同期分離回路、203はAD変換回路201からの出力信号を入力とし、輝度信号とクロマ信号とに分離するYC分離回路、204はYC分離回路203からのクロマ出力信号を入力とし、クロマ復調をおこなうと共に、クロマ復調に必要な正弦波と、サブキャリアー信号とのクロマ位相誤差信号を出力するクロマ復調回路、206はクロマ復調回路204から出力されたクロマ位相誤差信号と、同期分離回路202から出力された水平位相誤差信号とを入力し、それらを制御信号にて切り換える切り換え回路、205は切り換え回路206からの出力信号のレベルに応じて出力するサンプリングクロックの周波数を可変できるVCO(Voltage Control Oscillator)回路である。
【0030】
以上のように構成されたサンプリングクロック生成回路について、以下図2を用いてその動作を説明する。
【0031】
まず、AD変換回路201によってデジタル化された信号が同期分離回路202に入力され、映像信号207と同じ周期を持ち、映像信号207のバースト位置に相当するバーストゲートパルスを出力すると共に、図1のローパスフィルター回路104からの出力信号に相当する水平位相誤差信号を出力する。更にモード切り換えデータによって同期信号にロックしたサンプリングクロックを得るモードか、またはサブキャリアー信号にロックしたサンプリングクロックを得るモードにするのかを変えられる。前記水平位相誤差信号は切り換え回路206に入力され、バーストゲートパルスはクロマ復調回路204に入力される。
【0032】
YC分離回路203はデジタル映像信号から輝度信号209、クロマ信号を出力するが、クロマ信号はクロマ復調回路204に入力され、色差信号出力208を出力すると共にクロマ復調に必要な正弦波と、入力された映像信号のサブキャリアーとの位相ずれをあらわすクロマ位相誤差信号を出力し、切り換え回路206に入力される。VCO回路は図1のVCO回路と同じ回路構成であり、入力信号レベルに応じて出力するサンプリングクロックの周波数を変えることができる。切り換え回路206の制御信号211が「0」の時は同期分離回路202から出力される水平位相誤差信号を選択し、VCO回路に入力され、サンプリングクロック210を出力する。
【0033】
このサンプリングクロック210は同期分離回路202内にあるパルス生成回路105(図1のパルス生成回路105相当の回路)に入力され、水平周期のパルスを作り、このパルスと映像信号207の水平同期信号との位相差を示す水平位相誤差信号を出力する。このように制御信号211が「0」のとき、サンプリングクロック210は映像信号207の水平同期にロックしたクロックとして供給される。また、切り換え回路206が「1」の時にはクロマ復調回路204から出力されるクロマ位相誤差信号を選択し、VCO回路に入力され、サンプリングクロック210を出力する。このクロックをカウントしてクロマ復調に必要なサブキャリアー周波数をもつSIN波を作成し、このSIN波と映像信号207のサブキャリアー信号との位相誤差をクロマ位相誤差信号として出力する。このように制御信号が「1」のとき、サンプリングクロック210は映像信号207のサブキャリアー周波数にロックしたクロックとして供給される。
【0034】
以上のように本実施例によれば、入力信号をデジタル信号に変換するAD変換回路と、前記AD変換回路からの出力信号を入力とし、入力信号の同期信号を分離し、必要な映像信号の水平レート周期のパルスを生成すると共に、映像信号と前記水平パルスとの位相ずれを示す、水平位相誤差信号を出力する同期分離回路と、前記AD変換回路からの出力信号を入力とし、輝度信号とクロマ信号とに分離するYC分離回路と、前記YC分離回路からのクロマ出力信号を入力とし、クロマ復調をおこなうと共に、クロマ復調に必要な正弦波と、映像信号のサブキャリアー信号との位相ずれを示す、クロマ位相誤差信号を出力するクロマ復調回路と、前記クロマ復調回路から出力されたクロマ位相誤差信号と、前記同期分離回路から出力された水平位相誤差信号とを入力し、それらを制御信号にてきり変える切り換え回路と、前記切り換え回路からの出力信号を入力し、その信号レベルに応じて出力するサンプリングクロックの周波数を可変できるVCO(Voltage Control Oscillator)回路設けることにより、従来と比べて少ない回路構成でサブキャリアー信号または水平同期信号にロックしたサンプリングクロックを生成することができる。
【0035】
(実施の形態3)
307は入力信号をデジタル信号に変換するAD変換回路、301はAD変換回路307からの出力信号を入力とし、同期信号部分をスライスして同期部分だけを出力するスライス回路、302はスライス回路301からの出力信号と後述するパルス生成回路304からの出力信号とを掛算する掛算回路、303は掛算回路302からの出力信号の高域成分を落とすローパスフィルター回路、305はローパスフィルター回路303からの出力信号と、固定データ327を切り替える切り換え回路、304は切り換え回路305からの出力信号のレベルを変えると、後述するサンプリングクロック326をカウントして得られるパルスの位相を可変できるパルス生成回路、308はAD変換回路307からの出力信号を入力とし、輝度信号とクロマ信号とを分離するYC分離回路、309はYC分離回路から出力されるクロマ信号と、後述するSIN生成回路313から出力するCOS波とを掛算する掛算回路、310は掛算回路309からの出力信号の高域成分を落とすローパスフィルター回路、311はYC分離回路から出力されるクロマ信号と、後述するSIN生成回路313から出力するSIN波とを掛算する掛算回路、312は掛算回路311からの出力信号の高域成分を落とすローパスフィルター回路、314はローパスフィルター回路312からの出力信号を入力とし、バースト部分の信号を累積加算して、入力サブキャリアー信号と後述するSIN生成回路313からのSIN波との位相誤差を出力する累積回路、313はサンプリングクロック326をカウントしてサブキャリアーと同じ周波数を持つSIN波、COS波を生成するSIN生成回路、318は累積回路314の出力信号と、ローパスフィルター回路303からの出力信号とを切り替える切り換え回路、319は2つの固定データを切り替える切り換え回路、316は切り換え回路318からの出力信号を入力とし、その信号レベルに応じて出力するサンプリングクロックの周波数を可変できるVCO(Voltage Control Oscillator)回路である。
【0036】
以上のように構成されたサンプリングクロック生成回路について、以下図3を用いてその動作を説明する。まず、スライス回路301は図1の水平同期スライス回路101と同じ回路であり、掛算回路302は図1の掛算回路102と同じ回路であり、ローパスフィルター回路303は図1のローパスフィルター回路104と同じである。また、パルス生成回路304は図1のパルス生成回路と基本的には同じであるが、違うのは外部より制御信号を入力し、そのレベルによって出力するパルスの位相を変えることができる点である。スライス回路301、掛算回路302、ローパスフィルター回路303、切り換え回路305、パルス生成回路304によっていわゆる同期分離回路306を構成しており、図2の同期分離回路202と同じ回路動作をする。
【0037】
次にSIN生成回路313は出力したSIN波信号を掛算回路311に入力し、COS波信号を掛算回路309に入力し、YC分離回路308からのクロマ出力信号と掛算する。そして、ローパスフィルター回路310、312に掛算回路309、311からの出力信号を入力することで、B−Y信号321、R−Y信号322を得ることができる。R−Y信号322のバースト期間だけを累積加算して、SIN生成回路313から出力されるSIN波と映像信号320のサブキャリアー信号との位相誤差信号(クロマ位相誤差信号)を出力する。掛算回路309,311とローパスフィルター回路310,312とSIN生成回路313と、累積回路314によっていわゆるクロマ復調回路315を構成しており、これは図2のクロマ復調回路204と同じ動作をおこなう回路である。
【0038】
そして、切り換え回路305が固定データ327を選択し、切り換え回路318がローパスフィルター回路303の出力信号を選択し、切り換え回路319が固定データ325を選択するときは映像信号320の同期信号にロックしたサンプリングクロック326を得ることができる。また、切り換え回路305がローパスフィルター回路303の出力信号を選択し、切り換え回路318が累積回路314の出力信号を選択し、切り換え回路319が固定データ324を選択するときは映像信号320のサブキャリアーにロックしたサンプリングクロック326を得ることができる。
【0039】
【発明の効果】
以上のように本発明は水平同期信号及びサブキャリアー信号の両方にロックできるVCO回路を設けることにより、従来と比べて少ない回路構成で水平同期信号、サブキャリアー信号にロックしたサンプリングクロックを生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるサンプリングクロック生成回路のブロック構成図
【図2】本発明の第2の実施例におけるサンプリングクロック生成回路のブロック構成図
【図3】本発明の第3の実施例におけるサンプリングクロック生成回路のブロック構成図
【図4】本発明の第1の実施例におけるアドレス生成回路のブロック構成図
【図5】従来のサンプリングクロック生成回路のブロック構成図
【図6】本発明の第1の実施例におけるサンプリングクロック生成回路の動作説明図
【図7】本発明の第1の実施例におけるサンプリングクロック生成回路の動作説明図
【図8】本発明の第1の実施例におけるSINROM回路の動作説明図
【符号の説明】
101 AD変換回路
102 水平同期信号スライス回路
103 掛算回路
104 ローパスフィルター回路
105 パルス生成回路
106 てい倍回路
107 DA変換回路
108 アドレス生成回路
109 加算回路
110 VCO回路
112 サンプリングクロック
113 制御データ
114 SINROM回路

Claims (1)

  1. 映像信号をデジタル信号に変換するAD変換回路と、
    前記AD変換回路の出力について水平同期信号を分離し、後述するサンプリングクロックに基いて水平レート周期のパルスを生成し、前記水平同期信号と前記水平レート周期のパルスとの位相差を示す水平位相誤差信号を生成する同期分離回路と、
    前記AD変換回路の出力を輝度信号とクロマ信号とに分離するYC分離回路と、
    前記YC分離回路の出力であるクロマ信号についてクロマ復調を行い、色差信号を生成し、
    前記サンプリングクロックに基いてクロマ復調に必要なサブキャリアー周波数をもつ正弦波を生成し、前記正弦波と前記映像信号のサブキャリアー信号との位相差を示すクロマ位相誤差信号を生成するクロマ復調回路と、
    制御信号に基いて前記クロマ復調回路の出力であるクロマ位相誤差信号と前記同期分離回路の出力である水平位相誤差信号とを切り換えて出力する切り換え回路と、
    前記切り換え回路の出力の信号レベルに基いて周波数可変するサンプリングクロックを生成するVCO回路と、
    を有するサンプリングクロック生成回路。
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