JP4656836B2 - 同期クロック生成装置及び同期クロック生成方法 - Google Patents

同期クロック生成装置及び同期クロック生成方法 Download PDF

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Description

本発明は、入力信号に同期したクロックを生成する同期クロック生成装置及び同期クロック生成方法に関し、特に、映像信号の水平同期信号に同期したクロックを生成する同期クロック生成装置及び同期クロック生成方法に関するものである。
入力信号に同期したクロックを生成する同期クロック生成装置及び同期クロック生成方法としては、映像信号に付加されている水平同期信号に同期したクロックを生成する水平同期クロック生成装置(例えば特許文献1参照)がある。
図12は、特許文献1で提案されているサンプリングクロック生成回路の構成を示すブロック図であり、映像信号入力端子1201には、水平同期信号が付加されたアナログ映像信号S1201が入力される。A/D変換器1202は、入力されるアナログ映像信号S1201を、後述する逓倍回路1216から出力される水平同期クロックS1216をサンプリングの基準としてディジタル変換し、ディジタル映像信号S1202を出力する。水平同期分離回路1203は、ディジタル映像信号S1202より、水平同期信号を分離し、この分離した水平同期信号を水平同期分離信号S1203として出力する。パルス生成回路1204では、後述する逓倍回路1216から出力される水平同期クロックS1216を、入力されるアナログ映像信号S1201の放送方式毎に決められた数だけカウントして生成される水平同期パルス信号S1204を生成し出力する。乗算器1205は、入力される水平同期分離信号S1203及び水平同期パルス信号S1204を乗算した結果を乗算データS1205として出力する。ディジタルLPF(ローパスフィルタ)1206は、入力される乗算データS1205から高周波成分を除去し、DC(直流)成分のみを取り出したデータを補正データS1206として出力する。
加算器1209は、補正データS1206と、ディジタル入力端子1218から入力されるディジタル制御信号S1218とを加算し、加算データS1209を出力する。ここで、ディジタル制御信号S1218は、ディジタルLPF1206からの補正データS1206の出力がない場合に、後述する逓倍回路1216から出力される水平同期クロックの周波数、いわゆるフリーラン周波数を決定するデータである。アドレス生成回路1210は、入力される加算データS1209の累積加算演算を順次行い、累積加算値を算出する。ここで、累積加算値はキャリーアウトは使用しない値である。更に累積加算値を、後述するROM(リードオンリーメモリ)回路1211内のSIN(サイン)波データテーブルのアドレスに合うように除算して得られるデータを、アドレスデータS1210として出力する。このアドレスデータS1210の周波数は、加算データS1209が大きくなると速くなり、逆に加算データS1209が小さくなると遅くなる。ROM回路1211にはSIN波データテーブルが格納され、アドレスデータS1210が入力されると、アドレス毎に内部に格納されたSIN波データを参照し、ディジタルSIN波信号S1211を出力する。D/A変換器1212は、入力されるディジタルSIN波信号S1211を、ディジタル信号からアナログ信号に変換し、アナログSIN波信号S1212として出力する。逓倍回路1216では、入力されるアナログSIN波信号S1212の周波数を整数倍に逓倍して得られるクロック信号を水平同期クロックS1216として出力する。加算器1209、アドレス生成回路1210、ROM回路1211、D/A変換器1212、及び逓倍回路1216はVCO(電圧制御発振器)を構成している。水平同期クロックS1216は、外部の各種映像信号処理部に供給されるとともに、上述したように、A/D変換器1202、パルス生成回路1204に供給される。
図13は、特許文献1に記載されたサンプリングクロック生成回路の性能を説明するための、クロック周波数特性曲線を示す図であり、図において、横軸は、所望クロック周波数、即ち映像信号の水平同期信号に完全に同期した場合に本来得られるクロック周波数を示し、縦軸は実際にサンプリングクロック生成回路の逓倍回路1216から出力される生成クロック周波数を示す。クロック周波数特性曲線S1321は所望クロック周波数と生成クロック周波数との関係を示しており、クロック周波数特性曲線S1321はステップ状になっており、連続的に変化する所望クロック周波数に対し、生成クロック周波数が非連続な値をとる。周波数ロックレンジS1322は周波数ロック可能な生成クロック周波数の範囲を示す。周波数ロック精度S1323は所望クロック周波数に対して得られる生成クロック周波数の精度で、ここでは隣接する生成クロック周波数間の周波数差として表される。周波数ロック精度S1323が高い、つまり、隣接する生成クロック周波数間の周波数差が小さければ、高精度に所望クロック周波数に近い生成クロック周波数に周波数ロックすることが可能となる。周波数S1324は、ディジタルLPF1206からの補正データS1206の入力がない場合の生成クロック周波数である。
図に示すように、所望クロック周波数がF1301の時の生成クロック周波数はF1302となり、所望クロック周波数がF1303の時の生成クロック周波数はF1304となり、所望クロック周波数がF1307の時の生成クロック周波数はS1308となり、所望クロック周波数がF1305の時の生成クロック周波数はF1306となる。
ここで、周波数ロックレンジS1322は、ディジタルLPF1206のゲインにより決定される。即ち、ディジタルLPF1206のゲインが大きければ、アドレス生成回路の周波数の変動幅が大きくなることにより、生成クロック周波数の変動幅が大きくなり、周波数ロックレンジS1322も広くなる。
また、周波数ロック精度S1323は、ディジタルLPF1206の出力である補正データS1206のビット数、及びディジタルLPF1206のゲインにより決定される。即ち、ディジタルLPF1206の出力である補正データS1206のビット数が多くなれば、周波数ロックレンジS1322内において生成クロック周波数がとりうるステップ数が多くなり、周波数ロック精度が高くなる。また、ディジタルLPF1206の出力である補正データS1206のビット数を一定として、周波数ロックレンジS1322内において生成クロック周波数がとりうるステップ数を一定とすると、ディジタルLPF1206のゲインが大きくなれば、周波数ロックレンジが広くなり、周波数ロック精度は低くなる。
特開2001−94821号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたサンプリングクロック生成回路においては、例えば図13に示すように、所望クロック周波数がF1303とF1307との間の周波数であったとしても、得られる生成クロック周波数は、周波数ロック精度分だけ周波数が異なるF1304またはF1308のいずれかであり、その中間の周波数を取ることはできない。つまり、周波数ロック精度よりも高精度な生成クロック周波数を得ることができない。この周波数ロック精度は、ディジタルLPF1206の出力ビット数、及びゲインにより設定されるが、これらの値は、ディジタルLPF1206の回路構成により決定されるため、動作中に容易に変更することができない。したがって、特許文献1に記載されたサンプリングクロック生成回路では、回路構成により決定される周波数ロック精度に依存した生成クロック周波数しか生成することができないという問題点があった。
また、図13に示すように、所望クロック周波数が、周波数ロックレンジの上限の生成クロック周波数F1306よりも高い周波数F1305であっても、水平同期クロック生成装置から得られる生成クロック周波数はF1306にロックされてしまう。つまり、生成クロック周波数は、周波数ロックレンジ外の周波数をとることができないため、所望クロック周波数が、周波数ロックレンジの上限の生成クロック周波数よりも高い周波数であっても、生成クロック周波数は周波数ロックレンジの上限の生成クロック周波数にロックされてしまう。この周波数ロックレンジは、ディジタルLPF1206のゲインにより設定されるが、このゲインの値は、ディジタルLPF1206の回路構成により決定されるため、動作中に容易に変更することができない。したがって、特許文献1に記載されたサンプリングクロック生成回路では、所望クロック周波数が周波数ロックレンジ外の周波数である場合には、生成クロック周波数が所望クロック周波数に追従できないため、周波数ロックレンジに依存した生成クロック周波数しか生成することができないという問題点があった。
前記のような問題点を、ディジタルLPF1206から出力されるデータのビット拡張を行うことにより解決することが考えられるが、この場合には、回路規模が大幅に増加してしまうという欠点がある。
本発明は、前記のような問題点を解消するためになされたものであり、同期信号が付加された入力信号に応じて、装置内で処理するデータのビット拡張を行うことなく周波数ロック精度を向上させることができ、周波数ロックレンジを拡大させることができる同期クロック生成装置、及び同期クロック生成方法を提供することを目的とする。
この発明に係る同期クロック生成装置は、同期信号が付加されたアナログ入力信号を、前記同期信号に同期した同期クロックをサンプリングの基準としてディジタル信号に変換するA/D変換器と、前記ディジタル信号から前記同期信号を分離する同期信号分離回路と、前記同期クロックを、前記入力信号に対して予め設定された数だけカウントして同期パルス信号を生成するパルス生成回路と、前記同期信号分離回路で分離された同期信号と前記同期パルス信号とを乗算して乗算データを出力する乗算器と、前記乗算データから高周波成分を除去し、直流成分を取り出して、補正データを生成し出力するローパスフィルタと、前記補正データに基づいて、該補正データに対して行うゲイン調整のゲイン調整値を設定し、該ゲイン調整値を示すゲイン調整データを出力するコントローラと、前記ゲイン調整データに基づいて前記補正データのゲイン調整を行うゲイン調整回路と、前記ゲイン調整回路から出力されるゲイン調整された補正データに応じた周波数のクロックを生成し、該クロックを前記同期クロックとして出力する電圧制御発振器とを備えるようにしたものである。
また、この発明に係る同期クロック生成装置は、前記同期クロック生成装置において、前記コントローラは、前記ローパスフィルタが出力した補正データを取り込むとともに、該取り込んだ補正データ内の、最新の補正データまでの予め決められた数の補正データだけを格納し、該格納した補正データの最大値から最小値を減算してバラツキ量を算出し、該バラツキ量を、予め設定された第1の閾値、及び該第1の閾値よりも値の小さい第2の閾値と比較して、バラツキ量が第1の閾値よりも大きい場合は、前記ゲイン調整値を現在の値よりも大きい値に設定し、バラツキ量が第2の閾値よりも小さい場合は、前記ゲイン調整値を現在の値よりも小さい値に設定し、バラツキ量が第1の閾値以下で、かつ第2の閾値以上である場合は前記ゲイン調整値を変更しないようにしたものである。
また、この発明に係る同期クロック生成装置は、前記同期クロック生成装置において、前記コントローラは、前記補正データに基づいて、該補正データが出力されない状態において得られる前記同期クロックの周波数を設定するロック中心周波数設定値を設定し、該ロック中心周波数設定値を示すロック中心周波数設定データを出力し、前記電圧制御発振器は、前記ゲイン調整回路から出力される補正データと前記ロック中心周波数設定データとを加算して得られるデータに応じた周波数のクロックを生成するようにしたものである。
また、この発明に係る同期クロック生成装置は、前記同期クロック生成装置において、前記コントローラは、前記ローパスフィルタが出力した補正データを取り込むとともに、該取り込んだ補正データの内の、最新の補正データまでの予め決められた数の補正データだけを格納し、前記格納した補正データの平均値を算出して、前記ロック中心周波数設定値に対する補正データのズレ量を算出し、前記ズレ量を予め設定された第3の閾値と比較して、ズレ量が第3の閾値より大きい場合は、前記ロック中心周波数設定値をズレ量に応じて補正した値に設定し、ズレ量が第3の閾値以下の場合は、前記ロック中心周波数設定値を変更しないようにし、前記格納した補正データの最大値から最小値を減算してバラツキ量を算出し、該バラツキ量を、予め設定された第1の閾値、及び該第1の閾値よりも値の小さい第2の閾値と比較して、バラツキ量が第1の閾値よりも大きい場合は、前記ゲイン調整値を現在の値よりも大きい値に設定し、バラツキ量が第1の閾値以下で、かつ第2の閾値よりも小さい場合は、前記ゲイン調整値を現在の値よりも小さい値に設定し、バラツキ量が第1の閾値以下で、かつ第2の閾値以上である場合は前記ゲイン調整値を変更しないようにしたものである。
また、この発明に係る同期クロック生成装置は、前記同期クロック生成装置において、前記コントローラは、前記ローパスフィルタが出力した補正データを取り込むとともに、該取り込んだ補正データの内の、最新の補正データまでの予め決められた数の補正データだけを格納し、該格納した補正データの最大値から最小値を減算してバラツキ量を算出し、前記格納した補正データの平均値を算出して、ロック中心周波数設定値に対する補正データのズレ量を算出し、前記バラツキ量を、予め設定された第1の閾値と比較し、該比較の結果、バラツキ量が第1の閾値以下の場合に、現在のゲイン調整値が、第1のゲイン調整値と、該第1のゲイン調整値よりも小さい第2のゲイン調整値とのいずれであるかを判定し、該判定の結果、現在のゲイン調整値が第1のゲイン調整値であると判定された場合に、前記バラツキ量を前記第1の閾値よりも小さい予め設定された第2の閾値と比較し、バラツキ量が第2の閾値よりも小さい場合には、前記ロック中心周波数設定値をズレ量に応じて補正した値に設定し、ゲイン調整値を第2のゲイン設定値に設定し、バラツキ量が第2の閾値以下の場合には、ゲイン調整値、及びロック中心周波数設定値を変更しないようにし、前記現在のゲイン調整値の判定の結果、現在のゲイン調整値が第2のゲイン調整値であると判定された場合に、ズレ量と予め設定された第3の閾値とを比較し、ズレ量が第3の閾値より大きいと判定された場合、ゲイン調整値を第1のゲイン調整値に設定し、ロック中心周波数設定値を、前記アナログ入力信号に応じて設定された初期値に設定し、ズレ量が第3の閾値以下であると判定された場合には、ゲイン調整値、及びロック中心周波数設定値を変更しないようにし、前記バラツキ量の比較の結果、該バラツキ量が第1の閾値より大きいと判定された場合に、ゲイン調整値を第1のゲイン調整値に設定し、ロック中心周波数設定値を、前記アナログ入力信号に応じて設定された初期値に設定するようにしたものである。
また、この発明に係る同期クロック生成装置は、前記同期クロック生成装置において、前記ローパスフィルタは、周波数の高い成分に対してゲイン調整を行うものであり、前記コントローラは、前記ローパスフィルタの周波数の高い成分に対するローパスフィルタゲイン調整値を制御するためのローパスフィルタゲイン調整データを、前記ローパスフィルタの出力する補正データに基づいて設定し、前記ローパスフィルタに出力するようにしたものである。
また、この発明に係る同期クロック生成装置は、前記同期クロック生成装置において、前記コントローラは、前記ローパスフィルタが出力した補正データを取り込むとともに、該取り込んだ補正データの内の、最新の補正データまでの予め決められた数の補正データだけを格納し、該格納した補正データの最大値から最小値を減算してバラツキ量を算出し、該バラツキ量を、予め設定された第1の閾値、及び該第1の閾値よりも値の小さい第2の閾値と比較して、バラツキ量が第1の閾値よりも大きい場合は、前記ローパスフィルタゲイン調整値を現在の値よりも大きい値に設定し、バラツキ量が第2の閾値よりも小さい場合は、前記ローパスフィルタゲイン調整値を現在の値よりも小さい値に設定し、バラツキ量が第1の閾値以下で、かつ第2の閾値以上である場合は前記ローパスフィルタゲイン調整値を変更しないようにしたものである。
また、この発明に係る同期クロック生成装置は、前記同期クロック生成装置において、前記電圧制御発振器は、前記ゲイン調整された補正データと、該補正データが出力されない状態において得られる前記同期クロックの周波数を設定するロック中心周波数設定値を示すデータを加算した加算データを生成する加算器と、該加算データを累積加算演算し、該累積加算値から前記加算データが大きくなると周波数が速くなり、小さくなると周波数が遅くなるアドレスデータを生成するアドレス生成回路と、アドレス毎に内部に格納されたサイン波データを参照して、前記アドレスデータに応じた、ディジタルサイン波信号を生成するメモリ回路と、前記ディジタルSIN波信号をアナログサイン波信号に変換するD/A変換器と、前記アナログサイン波信号のディジタル状のノイズを除去するアナログローパスフィルタと、前記ディジタル状のノイズを除去したアナログサイン波信号に対して整数倍に周波数を逓倍して前記同期クロックを生成する逓倍手段とを備えるようにしたものである。
また、この発明に係る同期クロック生成装置は、前記同期クロック生成装置において、前記アナログ入力信号は映像信号であり、前記同期信号は水平同期信号としたものである。
また、この発明に係る同期クロック生成装置は、前記同期クロック生成装置において、前記映像信号には垂直同期信号が付加されており、前記A/D変換器により変換されたディジタル信号より前記垂直同期信号を分離する垂直同期信号分離回路を備え、前記コントローラは、前記垂直同期信号を処理の開始信号として用いるようにしたものである。
この発明に係る同期クロック生成装置は、同期信号が付加されたアナログ入力信号を、前記同期信号に同期した同期クロックをサンプリングの基準としてディジタル信号に変換するA/D変換器と、前記ディジタル信号から前記同期信号を分離する同期信号分離回路と、前記同期クロックを、前記入力信号に対して予め設定された数だけカウントして同期パルス信号を生成するパルス生成回路と、前記同期分離回路で分離された同期信号と前記同期パルス信号とを乗算して乗算データを出力する乗算器と、前記乗算データから高周波成分を除去し、直流成分を取り出して、補正データを生成し出力するローパスフィルタと、予め決定された値に基づいて、前記補正データのゲイン調整を行うゲイン調整回路と、前記補正データに基づいて、該補正データが出力されない状態において得られる前記同期クロックの周波数を設定するロック中心周波数設定値を設定し、該ロック中心周波数設定値を示すロック中心周波数設定データを出力するコントローラと、前記ゲイン調整回路から出力されるゲイン調整された補正データと前記ロック中心周波数設定データとを加算して得られるデータに応じた周波数のクロックを生成し、該クロックを前記同期クロックとして出力する電圧制御発振器とを備えるようにしたものである。
また、この発明に係る同期クロック生成装置は、前記同期クロック生成装置において、前記コントローラは、前記ローパスフィルタの出力する補正データを取り込むとともに、該取り込んだ補正データの内の、最新の補正データまでの予め決められた数の補正データだけを格納し、該格納した補正データの平均値を算出して、前記ロック中心周波数設定値に対する補正データのズレ量を算出し、ズレ量を予め設定された閾値と比較して、ズレ量が閾値より大きい場合は、前記ロック中心周波数設定値をズレ量に応じて補正した値に設定し、ズレ量が閾値以下の場合は、前記ロック中心周波数設定値を変更しないようにしたものである。
また、この発明に係る同期クロック生成装置は、前記同期クロック生成装置において、前記ローパスフィルタは、周波数の高い成分に対してゲイン調整を行うものであり、前記コントローラは、前記ローパスフィルタの周波数の高い成分に対するローパスフィルタゲイン調整値を制御するためのローパスフィルタゲイン調整データを、前記ローパスフィルタの出力する補正データに基づいて設定し、前記ローパスフィルタに出力するようにしたものである。
また、この発明に係る同期クロック生成装置は、前記同期クロック生成装置において、前記コントローラは、前記ローパスフィルタが出力した補正データを取り込むとともに、該取り込んだ補正データの内の、最新の補正データまでの予め決められた数の補正データだけを格納し、該格納した補正データの最大値から最小値を減算してバラツキ量を算出し、該バラツキ量を、予め設定された第1の閾値、及び該第1の閾値よりも値の小さい第2の閾値と比較して、バラツキ量が第1の閾値よりも大きい場合は、前記ローパスフィルタゲイン調整値を現在の値よりも大きい値に設定し、バラツキ量が第2の閾値よりも小さい場合は、前記ローパスフィルタゲイン調整値を現在の値よりも小さい値に設定し、バラツキ量が第1の閾値以下で、かつ第2の閾値以上である場合は前記ローパスフィルタゲイン調整値を変更しないようにしたものである。
また、この発明に係る同期クロック生成装置は、前記同期クロック生成装置において、前記電圧制御発振器は、前記ゲイン調整された補正データと、前記ロック中心周波数設定データを加算した加算データを生成する加算器と、該加算データを累積加算演算し、該累積加算値から、前記加算データが大きくなると周波数が速くなり、小さくなると周波数が遅くなるアドレスデータを生成するアドレス生成回路と、アドレス毎に内部に格納されたサイン波データを参照して、前記アドレスデータに応じた、ディジタルサイン波信号を生成するメモリ回路と、前記ディジタルSIN波信号をアナログサイン波信号に変換するD/A変換器と、前記アナログサイン波信号のディジタル状のノイズを除去するアナログローパスフィルタと、前記ディジタル状のノイズを除去したアナログサイン波信号に対して整数倍に周波数を逓倍して前記同期クロックを生成する逓倍手段とを備えるようにしたものである。
また、この発明に係る同期クロック生成装置は、前記同期クロック生成装置において、前記アナログ入力信号は映像信号であり、前記同期信号は水平同期信号としたものである。
また、この発明に係る同期クロック生成装置は、前記同期クロック生成装置において、前記映像信号には垂直同期信号が付加されており、前記A/D変換器により変換されたディジタル信号より前記垂直同期信号を分離する垂直同期信号分離回路を備え、前記コントローラは、前記垂直同期信号を処理の開始信号として用いるようにしたものである。
この発明に係る同期クロック生成装置は、同期信号が付加されたアナログ入力信号を、前記同期信号に同期した同期クロックをサンプリングの基準としてディジタル信号に変換するA/D変換器と、前記ディジタル信号から前記同期信号を分離する同期信号分離回路と、前記同期クロックを、前記入力信号に対して予め設定された数だけカウントして同期パルス信号を生成するパルス生成回路と、前記同期分離回路で分離された同期信号と前記同期パルス信号とを乗算して乗算データを出力する乗算器と、前記乗算データから高周波成分を除去し、直流成分を取り出して、補正データを生成するローパスフィルタと、ゲイン調整データに基づいて前記補正データのゲイン調整を行うゲイン調整回路と、前記ゲイン調整回路から得られた補正データと、該補正データが出力されない状態において得られる前記同期クロックの周波数を設定するロック中心周波数設定値を設定するロック中心周波数設定データとを加算して得られるデータに応じた周波数のクロックを生成して前記同期信号に同期したクロックを生成し、該クロックを前記同期クロックとして出力する電圧制御発振器と、前記同期パルス信号をロードパルスとして、前記ローパスフィルタの出力する補正データを取り込み、該取り込んだ補正データの内の、最新の補正データまでの予め決められた数の補正データだけを格納する補正データ格納回路と、前記補正データ格納回路が格納した補正データの最大値から最小値を減算してバラツキ量を算出するバラツキ量算出回路と、該バラツキ量を、予め設定された第1の閾値、及び該第1の閾値よりも値の小さい第2の閾値と比較して、バラツキ量比較結果を出力するバラツキ量比較回路と、前記バラツキ量比較結果に基づいて、前記補正データに対して行うゲイン調整のゲイン調整値を設定し、該ゲイン調整値を示すデータを前記ゲイン調整データとして出力するゲイン調整値決定回路と、前記補正データ格納回路が格納した補正データの平均値を算出して、前記ロック中心周波数設定値に対する補正データのズレ量を算出するズレ量算出回路と、前記ズレ量を予め設定されている第3の閾値と比較して、ズレ量比較結果を出力するズレ量比較回路と、前記ズレ量、及びズレ量比較結果に基づいて、ロック中心周波数設定値を設定し、該ロック中心周波数設定値を示すデータを前記ロック中心周波数設定データとして出力するロック中心周波数設定値算出回路とを備えるようにしたものである。
また、この発明に係る同期クロック生成装置は、前記同期クロック生成装置において、前記ローパスフィルタは、周波数の高い成分に対してゲイン調整を行うものであり、前記ゲイン調整値決定回路は、前記バラツキ量比較結果に基づいて、前記ローパスフィルタの周波数の高い成分に対するローパスフィルタゲイン調整値を制御するためのローパスフィルタゲイン調整データを設定し、前記ローパスフィルタに出力するようにしたものである。
この発明に係る同期クロック生成方法は、同期信号が付加されたアナログ入力信号を、前記同期信号に同期した同期クロックをサンプリングの基準としてディジタル信号に変換するステップと、前記ディジタル信号から前記同期信号を分離するステップと、前記同期クロックを、前記入力信号に対して予め設定された数だけカウントして同期パルス信号を生成するステップと、前記ディジタル信号から分離した同期信号と前記同期パルス信号とを乗算して乗算データを出力するステップと、前記乗算データから高周波成分を除去し、直流成分を取り出すことにより、補正データを生成するステップと、前記補正データに基づいて、該補正データに対して行うゲイン調整のゲイン調整値を設定し、該ゲイン調整値を示すゲイン調整データを出力するステップと、前記ゲイン調整データに基づいて前記補正データのゲイン調整を行うステップと、前記ゲイン調整回路から出力されるゲイン調整された補正データに応じた周波数のクロックを生成して、該クロックを前記同期クロックとして出力するステップとを備えるようにしたものである。
この発明に係る同期クロック生成方法は、同期信号が付加されたアナログ入力信号を、前記同期信号に同期した同期クロックをサンプリングの基準としてディジタル信号に変換するステップと、前記ディジタル信号から前記同期信号を分離するステップと、前記同期クロックを、前記入力信号に対して予め設定された数だけカウントして同期パルス信号を生成するステップと、前記ディジタル信号から分離した同期信号と前記同期パルス信号とを乗算して乗算データを出力するステップと、前記乗算データから高周波成分を除去し、直流成分を取り出すことにより、補正データを生成するステップと、予め決定された値に基づいて、前記補正データのゲイン調整を行うステップと、前記補正データに基づいて、該補正データが出力されない状態において得られる前記同期クロックの周波数を設定するロック中心周波数設定値を設定し、該ロック中心周波数設定値を示すロック中心周波数設定データを出力するステップと、前記ゲイン調整を行うステップより生成されるゲイン調整された補正データと前記ロック中心周波数設定データとを加算して得られるデータに応じた周波数のクロックを生成し、該クロックを前記同期クロックとして出力するステップとを備えるようにしたものである。
この発明に係る同期クロック生成装置によれば、同期信号が付加されたアナログ入力信号を、前記同期信号に同期した同期クロックをサンプリングの基準としてディジタル信号に変換するA/D変換器と、前記ディジタル信号から前記同期信号を分離する同期信号分離回路と、前記同期クロックを、前記入力信号に対して予め設定された数だけカウントして同期パルス信号を生成するパルス生成回路と、前記同期信号分離回路で分離された同期信号と前記同期パルス信号とを乗算して乗算データを出力する乗算器と、前記乗算データから高周波成分を除去し、直流成分を取り出して、補正データを生成し出力するローパスフィルタと、前記補正データに基づいて、該補正データに対して行うゲイン調整のゲイン調整値を設定し、該ゲイン調整値を示すゲイン調整データを出力するコントローラと、前記ゲイン調整データに基づいて前記補正データのゲイン調整を行うゲイン調整回路と、前記ゲイン調整回路から出力されるゲイン調整された補正データに応じた周波数のクロックを生成し、該クロックを前記同期クロックとして出力する電圧制御発振器とを備えるようにしたので、同期信号が付加された入力信号に応じたゲイン調整値を設定して、装置内で処理するデータのビット拡張を行うことなく、周波数ロック精度を向上させることができる効果がある。
また、この発明に係る同期クロック生成装置によれば、前記同期クロック生成装置において、前記コントローラは、前記ローパスフィルタが出力した補正データを取り込むとともに、該取り込んだ補正データ内の、最新の補正データまでの予め決められた数の補正データだけを格納し、該格納した補正データの最大値から最小値を減算してバラツキ量を算出し、該バラツキ量を、予め設定された第1の閾値、及び該第1の閾値よりも値の小さい第2の閾値と比較して、バラツキ量が第1の閾値よりも大きい場合は、前記ゲイン調整値を現在の値よりも大きい値に設定し、バラツキ量が第2の閾値よりも小さい場合は、前記ゲイン調整値を現在の値よりも小さい値に設定し、バラツキ量が第1の閾値以下で、かつ第2の閾値以上である場合は前記ゲイン調整値を変更しないようにしたので、同期信号が付加された入力信号に応じたゲイン調整値を設定して、装置内で処理するデータのビット拡張を行うことなく、周波数ロック精度を向上させることができる効果がある。
また、この発明に係る同期クロック生成装置によれば、前記同期クロック生成装置において、前記コントローラは、前記補正データに基づいて、該補正データが出力されない状態において得られる前記同期クロックの周波数を設定するロック中心周波数設定値を設定し、該ロック中心周波数設定値を示すロック中心周波数設定データを出力し、前記電圧制御発振器は、前記ゲイン調整回路から出力される補正データと前記ロック中心周波数設定データとを加算して得られるデータに応じた周波数のクロックを生成するようにしたので、同期信号が付加された入力信号に応じたゲイン調整値を設定して、装置内で処理するデータのビット拡張を行うことなく、周波数ロック精度を向上させることができるとともに、同期信号が付加された入力信号に応じたロック中心周波数を設定して、周波数ロックレンジを広げることができる効果がある。
また、この発明に係る同期クロック生成装置によれば、前記同期クロック生成装置において、前記コントローラは、前記ローパスフィルタが出力した補正データを取り込むとともに、該取り込んだ補正データの内の、最新の補正データまでの予め決められた数の補正データだけを格納し、前記格納した補正データの平均値を算出して、前記ロック中心周波数設定値に対する補正データのズレ量を算出し、前記ズレ量を予め設定された第3の閾値と比較して、ズレ量が第3の閾値より大きい場合は、前記ロック中心周波数設定値をズレ量に応じて補正した値に設定し、ズレ量が第3の閾値以下の場合は、前記ロック中心周波数設定値を変更しないようにし、前記格納した補正データの最大値から最小値を減算してバラツキ量を算出し、該バラツキ量を、予め設定された第1の閾値、及び該第1の閾値よりも値の小さい第2の閾値と比較して、バラツキ量が第1の閾値よりも大きい場合は、前記ゲイン調整値を現在の値よりも大きい値に設定し、バラツキ量が第1の閾値以下で、かつ第2の閾値よりも小さい場合は、前記ゲイン調整値を現在の値よりも小さい値に設定し、バラツキ量が第1の閾値以下で、かつ第2の閾値以上である場合は前記ゲイン調整値を変更しないようにしたので、同期信号が付加された入力信号に応じたゲイン調整値を設定して、装置内で処理するデータのビット拡張を行うことなく、周波数ロック精度を向上させることができるとともに、同期信号が付加された入力信号に応じたロック中心周波数を設定して、周波数ロックレンジを広げることができる効果がある。
また、この発明に係る同期クロック生成装置は、前記同期クロック生成装置において、前記コントローラは、前記ローパスフィルタが出力した補正データを取り込むとともに、該取り込んだ補正データの内の、最新の補正データまでの予め決められた数の補正データだけを格納し、該格納した補正データの最大値から最小値を減算してバラツキ量を算出し、前記格納した補正データの平均値を算出して、ロック中心周波数設定値に対する補正データのズレ量を算出し、前記バラツキ量を、予め設定された第1の閾値と比較し、該比較の結果、バラツキ量が第1の閾値以下の場合に、現在のゲイン調整値が、第1のゲイン調整値と、該第1のゲイン調整値よりも小さい第2のゲイン調整値とのいずれであるかを判定し、該判定の結果、現在のゲイン調整値が第1のゲイン調整値であると判定された場合に、前記バラツキ量を前記第1の閾値よりも小さい予め設定された第2の閾値と比較し、バラツキ量が第2の閾値よりも小さい場合には、前記ロック中心周波数設定値をズレ量に応じて補正した値に設定し、ゲイン調整値を第2のゲイン設定値に設定し、バラツキ量が第2の閾値以下の場合には、ゲイン調整値、及びロック中心周波数設定値を変更しないようにし、前記現在のゲイン調整値の判定の結果、現在のゲイン調整値が第2のゲイン調整値であると判定された場合に、ズレ量と予め設定された第3の閾値とを比較し、ズレ量が第3の閾値より大きいと判定された場合、ゲイン調整値を第1のゲイン調整値に設定し、ロック中心周波数設定値を、前記アナログ入力信号に応じて設定された初期値に設定し、ズレ量が第3の閾値以下であると判定された場合には、ゲイン調整値、及びロック中心周波数設定値を変更しないようにし、前記バラツキ量の比較の結果、該バラツキ量が第1の閾値より大きいと判定された場合に、ゲイン調整値を第1のゲイン調整値に設定し、ロック中心周波数設定値を、前記アナログ入力信号に応じて設定された初期値に設定するようにしたので、同期信号が付加された入力信号に応じたゲイン調整値を設定して、装置内で処理するデータのビット拡張を行うことなく、周波数ロック精度を向上させることができるとともに、同期信号が付加された入力信号に応じたロック中心周波数を設定して、周波数ロックレンジを広げることができる効果がある。
また、この発明に係る同期クロック生成装置によれば、前記同期クロック生成装置において、前記ローパスフィルタは、周波数の高い成分に対してゲイン調整を行うものであり、前記コントローラは、前記ローパスフィルタの周波数の高い成分に対するローパスフィルタゲイン調整値を制御するためのローパスフィルタゲイン調整データを、前記ローパスフィルタの出力する補正データに基づいて設定し、前記ローパスフィルタに出力するようにしたので、同期信号が付加された入力信号に応じたゲイン調整値を設定して、装置内で処理するデータのビット拡張を行うことなく、周波数ロック精度を向上させることができるとともに、同期信号が付加された入力信号に応じてローパスフィルタの周波数の高い成分に対するゲイン調整ができ、ロック応答速度の向上、及び生成される同期クロックの安定化を図れる効果がある。
また、この発明に係る同期クロック生成装置によれば、前記同期クロック生成装置において、前記コントローラは、前記ローパスフィルタが出力した補正データを取り込むとともに、該取り込んだ補正データの内の、最新の補正データまでの予め決められた数の補正データだけを格納し、該格納した補正データの最大値から最小値を減算してバラツキ量を算出し、該バラツキ量を、予め設定された第1の閾値、及び該第1の閾値よりも値の小さい第2の閾値と比較して、バラツキ量が第1の閾値よりも大きい場合は、前記ローパスフィルタゲイン調整値を現在の値よりも大きい値に設定し、バラツキ量が第2の閾値よりも小さい場合は、前記ローパスフィルタゲイン調整値を現在の値よりも小さい値に設定し、バラツキ量が第1の閾値以下で、かつ第2の閾値以上である場合は前記ローパスフィルタゲイン調整値を変更しないようにしたので、同期信号が付加された入力信号に応じたゲイン調整値を設定して、装置内で処理するデータのビット拡張を行うことなく、周波数ロック精度を向上させることができるとともに、同期信号が付加された入力信号に応じてローパスフィルタの周波数の高い成分に対するゲイン調整ができ、ロック応答速度の向上、及び生成される同期クロックの安定化を図れる効果がある。
また、この発明に係る同期クロック生成装置によれば、前記同期クロック生成装置において、前記電圧制御発振器は、前記ゲイン調整された補正データと、該補正データが出力されない状態において得られる前記同期クロックの周波数を設定するロック中心周波数設定値を示すデータを加算した加算データを生成する加算器と、該加算データを累積加算演算し、該累積加算値から前記加算データが大きくなると周波数が速くなり、小さくなると周波数が遅くなるアドレスデータを生成するアドレス生成回路と、アドレス毎に内部に格納されたサイン波データを参照して、前記アドレスデータに応じた、ディジタルサイン波信号を生成するメモリ回路と、前記ディジタルSIN波信号をアナログサイン波信号に変換するD/A変換器と、前記アナログサイン波信号のディジタル状のノイズを除去するアナログローパスフィルタと、前記ディジタル状のノイズを除去したアナログサイン波信号に対して整数倍に周波数を逓倍して前記同期クロックを生成する逓倍手段とを備えるようにしたので、同期信号が付加された入力信号に応じたゲイン調整値を設定して、装置内で処理するデータのビット拡張を行うことなく、周波数ロック精度を向上させることができる効果がある。
また、この発明に係る同期クロック生成装置によれば、前記同期クロック生成装置において、前記アナログ入力信号は映像信号であり、前記同期信号は水平同期信号としたので、同期信号が付加された入力信号に応じたゲイン調整値を設定して、装置内で処理するデータのビット拡張を行うことなく、周波数ロック精度を向上させることができる効果がある。また、映像信号に付加された水平同期信号に同期した水平同期クロック生成のロックレンジを拡大することで、映像信号処理に供給する駆動クロックである前記水平同期クロックのロックレンジが拡大するため、映像表示の非標準対応幅を拡大することができる効果がある。
また、この発明に係る同期クロック生成装置によれば、前記同期クロック生成装置において、前記映像信号には垂直同期信号が付加されており、前記A/D変換器により変換されたディジタル信号より前記垂直同期信号を分離する垂直同期信号分離回路を備え、前記コントローラは、前記垂直同期信号を処理の開始信号として用いるようにしたので、同期信号が付加された入力信号に応じたゲイン調整値を設定して、装置内で処理するデータのビット拡張を行うことなく、周波数ロック精度を向上させることができる効果がある。
この発明に係る同期クロック生成装置によれば、同期信号が付加されたアナログ入力信号を、前記同期信号に同期した同期クロックをサンプリングの基準としてディジタル信号に変換するA/D変換器と、前記ディジタル信号から前記同期信号を分離する同期信号分離回路と、前記同期クロックを、前記入力信号に対して予め設定された数だけカウントして同期パルス信号を生成するパルス生成回路と、前記同期分離回路で分離された同期信号と前記同期パルス信号とを乗算して乗算データを出力する乗算器と、前記乗算データから高周波成分を除去し、直流成分を取り出して、補正データを生成し出力するローパスフィルタと、予め決定された値に基づいて、前記補正データのゲイン調整を行うゲイン調整回路と、前記補正データに基づいて、該補正データが出力されない状態において得られる前記同期クロックの周波数を設定するロック中心周波数設定値を設定し、該ロック中心周波数設定値を示すロック中心周波数設定データを出力するコントローラと、前記ゲイン調整回路から出力されるゲイン調整された補正データと前記ロック中心周波数設定データとを加算して得られるデータに応じた周波数のクロックを生成し、該クロックを前記同期クロックとして出力する電圧制御発振器とを備えるようにしたので、同期信号が付加された入力信号に応じたロック中心周波数を設定して、周波数ロックレンジを広げることができる効果がある。
また、この発明に係る同期クロック生成装置によれば、前記同期クロック生成装置において、前記コントローラは、前記ローパスフィルタの出力する補正データを取り込むとともに、該取り込んだ補正データの内の、最新の補正データまでの予め決められた数の補正データだけを格納し、該格納した補正データの平均値を算出して、前記ロック中心周波数設定値に対する補正データのズレ量を算出し、ズレ量を予め設定された閾値と比較して、ズレ量が閾値より大きい場合は、前記ロック中心周波数設定値をズレ量に応じて補正した値に設定し、ズレ量が閾値以下の場合は、前記ロック中心周波数設定値を変更しないようにしたので、同期信号が付加された入力信号に応じたロック中心周波数を設定して、周波数ロックレンジを広げることができる効果がある。
また、この発明に係る同期クロック生成装置によれば、前記同期クロック生成装置において、前記ローパスフィルタは、周波数の高い成分に対してゲイン調整を行うものであり、前記コントローラは、前記ローパスフィルタの周波数の高い成分に対するローパスフィルタゲイン調整値を制御するためのローパスフィルタゲイン調整データを、前記ローパスフィルタの出力する補正データに基づいて設定し、前記ローパスフィルタに出力するようにしたので、同期信号が付加された入力信号に応じたロック中心周波数を設定して、周波数ロックレンジを広げることができるとともに、同期信号が付加された入力信号に応じてローパスフィルタの周波数の高い成分に対するゲイン調整ができ、ロック応答速度の向上、及び生成される同期クロックの安定化を図れる効果がある。
また、この発明に係る同期クロック生成装置によれば、前記同期クロック生成装置において、前記コントローラは、前記ローパスフィルタが出力した補正データを取り込むとともに、該取り込んだ補正データの内の、最新の補正データまでの予め決められた数の補正データだけを格納し、該格納した補正データの最大値から最小値を減算してバラツキ量を算出し、該バラツキ量を、予め設定された第1の閾値、及び該第1の閾値よりも値の小さい第2の閾値と比較して、バラツキ量が第1の閾値よりも大きい場合は、前記ローパスフィルタゲイン調整値を現在の値よりも大きい値に設定し、バラツキ量が第2の閾値よりも小さい場合は、前記ローパスフィルタゲイン調整値を現在の値よりも小さい値に設定し、バラツキ量が第1の閾値以下で、かつ第2の閾値以上である場合は前記ローパスフィルタゲイン調整値を変更しないようにしたので、同期信号が付加された入力信号に応じたロック中心周波数を設定して、周波数ロックレンジを広げることができるとともに、同期信号が付加された入力信号に応じてローパスフィルタの周波数の高い成分に対するゲイン調整ができ、ロック応答速度の向上、及び生成される同期クロックの安定化を図れる効果がある。
また、この発明に係る同期クロック生成装置によれば、前記同期クロック生成装置において、前記電圧制御発振器は、前記ゲイン調整された補正データと、前記ロック中心周波数設定データを加算した加算データを生成する加算器と、該加算データを累積加算演算し、該累積加算値から、前記加算データが大きくなると周波数が速くなり、小さくなると周波数が遅くなるアドレスデータを生成するアドレス生成回路と、アドレス毎に内部に格納されたサイン波データを参照して、前記アドレスデータに応じた、ディジタルサイン波信号を生成するメモリ回路と、前記ディジタルSIN波信号をアナログサイン波信号に変換するD/A変換器と、前記アナログサイン波信号のディジタル状のノイズを除去するアナログローパスフィルタと、前記ディジタル状のノイズを除去したアナログサイン波信号に対して整数倍に周波数を逓倍して前記同期クロックを生成する逓倍手段とを備えるようにしたので、同期信号が付加された入力信号に応じたロック中心周波数を設定して、周波数ロックレンジを広げることができる効果がある。
また、この発明に係る同期クロック生成装置によれば、前記同期クロック生成装置において、前記アナログ入力信号は映像信号であり、前記同期信号は水平同期信号としたので、同期信号が付加された入力信号に応じたロック中心周波数を設定して、周波数ロックレンジを広げることができる効果がある。また、映像信号に付加された水平同期信号に同期した水平同期クロック生成のロックレンジを拡大することで、映像信号処理に供給する駆動クロックである前記水平同期クロックのロックレンジが拡大するため、映像表示の非標準対応幅を拡大することができる効果がある。
また、この発明に係る同期クロック生成装置によれば、前記同期クロック生成装置において、前記映像信号には垂直同期信号が付加されており、前記A/D変換器により変換されたディジタル信号より前記垂直同期信号を分離する垂直同期信号分離回路を備え、前記コントローラは、前記垂直同期信号を処理の開始信号として用いるようにしたので、同期信号が付加された入力信号に応じたロック中心周波数を設定して、周波数ロックレンジを広げることができる効果がある。
この発明に係る同期クロック生成装置によれば、同期信号が付加されたアナログ入力信号を、前記同期信号に同期した同期クロックをサンプリングの基準としてディジタル信号に変換するA/D変換器と、前記ディジタル信号から前記同期信号を分離する同期信号分離回路と、前記同期クロックを、前記入力信号に対して予め設定された数だけカウントして同期パルス信号を生成するパルス生成回路と、前記同期分離回路で分離された同期信号と前記同期パルス信号とを乗算して乗算データを出力する乗算器と、前記乗算データから高周波成分を除去し、直流成分を取り出して、補正データを生成するローパスフィルタと、ゲイン調整データに基づいて前記補正データのゲイン調整を行うゲイン調整回路と、前記ゲイン調整回路から得られた補正データと、該補正データが出力されない状態において得られる前記同期クロックの周波数を設定するロック中心周波数設定値を設定するロック中心周波数設定データとを加算して得られるデータに応じた周波数のクロックを生成して前記同期信号に同期したクロックを生成し、該クロックを前記同期クロックとして出力する電圧制御発振器と、前記同期パルス信号をロードパルスとして、前記ローパスフィルタの出力する補正データを取り込み、該取り込んだ補正データの内の、最新の補正データまでの予め決められた数の補正データだけを格納する補正データ格納回路と、前記補正データ格納回路が格納した補正データの最大値から最小値を減算してバラツキ量を算出するバラツキ量算出回路と、該バラツキ量を、予め設定された第1の閾値、及び該第1の閾値よりも値の小さい第2の閾値と比較して、バラツキ量比較結果を出力するバラツキ量比較回路と、前記バラツキ量比較結果に基づいて、前記補正データに対して行うゲイン調整のゲイン調整値を設定し、該ゲイン調整値を示すデータを前記ゲイン調整データとして出力するゲイン調整値決定回路と、前記補正データ格納回路が格納した補正データの平均値を算出して、前記ロック中心周波数設定値に対する補正データのズレ量を算出するズレ量算出回路と、前記ズレ量を予め設定されている第3の閾値と比較して、ズレ量比較結果を出力するズレ量比較回路と、前記ズレ量、及びズレ量比較結果に基づいて、ロック中心周波数設定値を設定し、該ロック中心周波数設定値を示すデータを前記ロック中心周波数設定データとして出力するロック中心周波数設定値算出回路とを備えるようにしたので、同期信号が付加された入力信号に応じたゲイン調整値を設定して、装置内で処理するデータのビット拡張を行うことなく、周波数ロック精度を向上させることができるとともに、同期信号が付加された入力信号に応じたロック中心周波数を設定して、周波数ロックレンジを広げることができる効果がある。
また、この発明に係る同期クロック生成装置によれば、前記同期クロック生成装置において、前記ローパスフィルタは、周波数の高い成分に対してゲイン調整を行うものであり、前記ゲイン調整値決定回路は、前記バラツキ量比較結果に基づいて、前記ローパスフィルタの周波数の高い成分に対するローパスフィルタゲイン調整値を制御するためのローパスフィルタゲイン調整データを設定し、前記ローパスフィルタに出力するようにしたので、同期信号が付加された入力信号に応じたゲイン調整値を設定して、装置内で処理するデータのビット拡張を行うことなく、周波数ロック精度を向上させることができるとともに、同期信号が付加された入力信号に応じたロック中心周波数を設定して、周波数ロックレンジを広げることができ、さらに、同期信号が付加された入力信号に応じてローパスフィルタの周波数の高い成分に対するゲイン調整ができ、ロック応答速度の向上、及び生成される同期クロックの安定化を図れる効果がある。
この発明に係る同期クロック生成方法によれば、同期信号が付加されたアナログ入力信号を、前記同期信号に同期した同期クロックをサンプリングの基準としてディジタル信号に変換するステップと、前記ディジタル信号から前記同期信号を分離するステップと、前記同期クロックを、前記入力信号に対して予め設定された数だけカウントして同期パルス信号を生成するステップと、前記ディジタル信号から分離した同期信号と前記同期パルス信号とを乗算して乗算データを出力するステップと、前記乗算データから高周波成分を除去し、直流成分を取り出すことにより、補正データを生成するステップと、前記補正データに基づいて、該補正データに対して行うゲイン調整のゲイン調整値を設定し、該ゲイン調整値を示すゲイン調整データを出力するステップと、前記ゲイン調整データに基づいて前記補正データのゲイン調整を行うステップと、前記ゲイン調整回路から出力されるゲイン調整された補正データに応じた周波数のクロックを生成して、該クロックを前記同期クロックとして出力するステップとを備えるようにしたので、同期信号が付加された入力信号に応じたゲイン調整値を設定して、処理するデータのビット拡張を行うことなく、周波数ロック精度を向上させることができる効果がある。
この発明に係る同期クロック生成方法によれば、同期信号が付加されたアナログ入力信号を、前記同期信号に同期した同期クロックをサンプリングの基準としてディジタル信号に変換するステップと、前記ディジタル信号から前記同期信号を分離するステップと、前記同期クロックを、前記入力信号に対して予め設定された数だけカウントして同期パルス信号を生成するステップと、前記ディジタル信号で分離した同期信号と前記同期パルス信号とを乗算して乗算データを出力するステップと、前記乗算データから高周波成分を除去し、直流成分を取り出すことにより、補正データを生成するステップと、予め決定された値に基づいて、前記補正データのゲイン調整を行うステップと、前記補正データに基づいて、該補正データが出力されない状態において得られる前記同期クロックの周波数を設定するロック中心周波数設定値を設定し、該ロック中心周波数設定値を示すロック中心周波数設定データを出力するステップと、前記ゲイン調整を行うステップより生成されるゲイン調整された補正データと前記ロック中心周波数設定データとを加算して得られるデータに応じた周波数のクロックを生成し、該クロックを前記同期クロックとして出力するステップとを備えるようにしたので、同期信号が付加された入力信号に応じたロック中心周波数を設定して、周波数ロックレンジを広げることができる効果がある。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1にかかる同期クロック生成装置の構成を示すブロック図であり、図において、映像信号入力端子101には、水平同期信号及び垂直同期信号が付加されたアナログ映像信号S101が入力される。A/D変換器102は、入力されるアナログ映像信号S101を、後述する逓倍回路116から出力される水平同期クロックS116をサンプリングの基準としてディジタル変換したものを、ディジタル映像信号S102として出力する。水平同期分離回路103では、ディジタル映像信号S102より、水平同期信号を分離して、水平同期分離信号S103として出力する。垂直同期分離回路119は、ディジタル映像信号S102より、垂直同期信号を分離して、垂直同期パルス信号S119として出力する。パルス生成回路104では、水平同期クロックS116を、入力されるアナログ映像信号S101の放送方式毎に決められた数だけカウントして水平同期パルス信号S104を生成し出力する。乗算器105は、入力される水平同期分離信号S103と水平同期パルス信号S104とを乗算し、得られた乗算データS105を出力する。ディジタルLPF106は、入力される乗算データS105から、高周波成分を除去し、DC成分のみを取り出したデータを補正データS106として出力する。上述した水平同期分離回路103、乗算器105、パルス生成回路104、ディジタルLPF106、及び垂直同期分離回路119は、同期分離部117を構成している。
コントローラ107は、ディジタルLPF106が出力する補正データS106及び垂直同期分離回路119が出力する垂直同期パルス信号S119を入力として、垂直同期パルス信号S119を処理開始信号として、ゲイン調整値を設定するためのゲイン調整データS107を生成し、これをゲイン調整回路108に出力する。記憶装置120は、コントローラ107が出力するデータを記憶するとともに、記憶しているデータをコントローラ107に出力する。コントローラ107としては、ROM(リードオンリーメモリ)等のメモリ(図示せず)に格納されているプログラムをロードし、実行するCPU(中央演算装置)等の演算処理装置が用いられる。記憶装置120としてはRAM(ランダムアクセスメモリ)等が用いられる。
ゲイン調整回路108は、補正データS106及びコントローラ107から出力されるゲイン調整データS107を入力とし、ゲイン調整データS107に基づき、補正データS106のゲイン調整を行い、ゲイン調整された補正データS108を出力する。加算器109は、ゲイン調整された補正データS108及びディジタル入力端子118からのディジタル制御信号S118を入力とし、これら2つの信号を加算し、加算データS109を出力する。ここで、ディジタル制御信号S118は、ゲイン調整回路108から補正データS108の出力がない場合に、逓倍回路116から出力される水平同期クロックの周波数、いわゆるフリーラン周波数を決定するデータであり、この周波数は、通常は放送方式に応じて決定される。逓倍回路116から出力される水平同期クロックの周波数は、このディジタル制御信号S118に基づいて得られる周波数を補正データS108に基づいて正または負の方向に補正した周波数にロックされる。つまり、ディジタル制御信号S118のみにより決定されるフリーラン周波数が、周波数ロックレンジのロック中心周波数となる。アドレス生成回路110は、入力される加算データS109の累積加算演算を行い、累積加算値を算出する。ここで、累積加算値は、キャリーアウトは使用しない値である。更に累積加算値を、後述するROM回路111のSIN波データテーブルのアドレスに合うように除算して得られるデータをアドレスデータS110として出力する。このアドレスデータS110の周波数は、加算データS109が大きくなると速くなり、加算データS109が小さくなると遅くなる。ROM回路111には、SIN波データテーブルが格納されており、アドレスデータS110が入力されると、アドレス毎に内部に格納されたSIN波データを参照し、ディジタルSIN波信号S111を出力する。D/A変換器112は、入力されるディジタルSIN波信号S111をディジタル信号からアナログ信号に変換し、アナログSIN波信号S112として出力する。アナログSIN波信号S112はアナログSIN波出力端子113を経てアナログLPF114に入力される。アナログLPF114は、アナログSIN波信号S112から、D/A変換器112にてディジタルからアナログへ変換した時に生じたディジタル状のノイズを除去し、得られたアナログSIN波信号S114を出力する。アナログSIN波信号S114はアナログSIN波入力端子115を経て逓倍回路116に入力される。逓倍回路116は、入力されるディジタル状のノイズを除去したアナログSIN波信号S114に対し、整数倍に周波数を逓倍し、得られた信号を水平同期クロックS116として出力する。この水平同期クロックS116は、図示しない外部の各種映像信号処理部へ供給されるとともに、上述したようにA/D変換器102、及び同期分離部117に供給される。加算器109、アドレス生成回路110、ROM回路111、D/A変換器112、アナログLPF114、及び逓倍回路116は、VCO100を構成している。また、本実施の形態1に係る同期信号生成装置のアナログLPF114を除いた部分は、1つのLSI(大規模集積回路)上に設けられている。但し、記憶装置120は、LSI外部に設けてもよい。
図2は、本実施の形態1にかかる同期クロック生成装置の、コントローラ107おいて行われるゲイン調整値を設定するための処理を説明するための、フローチャート図であり、以下、ゲイン調整値を設定する処理について説明する。
ステップS201で、垂直同期パルス信号S119を割込み信号とし、ゲイン調整値設定処理を開始する。ステップS202では、ディジタルLPF106からの補正データS106をコントローラ107に読み込む。ステップS203で、読み込んだ補正データを順次記憶装置120に格納するとともに、最新の補正データまでの予め決められた数の補正データだけが記憶装置120に格納されるようにする。例えば、記憶装置120に補正データを順次格納していくとともに、格納された補正データの数が予め決めた数に達した以降は、記憶装置120に最新の補正データを格納するごとに、記憶装置120に格納されている補正データのうちの最も古いものを削除するようにする。
ステップS204で、ステップS203において記憶装置120に格納された補正データの中より、最大値、最小値を求める。ステップS205で、ステップS204にて算出した、最大値から最小値を引算し、得られた値の絶対値を求めることにより、補正データのバラツキ量を算出する。次にステップS206で、ステップS205にて算出したバラツキ量と予め決められた第1の閾値との比較を行い、バラツキ量が第1の閾値よりも大きいか否かを判定する。
ステップS206にてバラツキ量が第1の閾値より大きいと判定された場合には、ステップS207で、ゲイン調整値を大きくする処理が行われる。ゲイン調整値が大きくなると、アドレス生成回路110から出力されるアドレスデータS110の周波数をより速くしたりより遅くしたりすることが可能となる結果、より速い周波数あるいはより遅い周波数の水平同期分離信号S103に対して同期した水平同期クロックS116を得ることが可能となり、周波数ロックレンジが広くなる。また、アドレスデータS110の周波数を変化させるステップ数を決定する補正データS106のビット数は変更されないため、周波数ロックレンジが広くなることにより、周波数ロック精度が低くなる。つまり、この場合、映像信号S101から分離される水平同期分離信号S103の周波数が不安定で、バラツキがあり、現在設定されているゲイン調整値で決定される周波数ロックレンジに余裕がないか、あるいは現在設定されているゲイン調整値で決定されるロック精度が高すぎて、この同期クロック生成装置のフィードバック系としての周波数のロック動作が不安定となっていると見なし、周波数ロックレンジを広くする方向へゲイン調整値を変更させ、水平同期クロック生成の安定化を行う。
ステップS206にて第1の閾値よりバラツキ量が小さいと判定された場合には、ステップS208によりバラツキ量と予め決められた第2の閾値と比較が行われる。この第2の閾値の値は、第1の閾値の値よりも小さい値に設定されている。
ステップS208にてバラツキ量が第2の閾値より小さいと判定された場合には、ステップS209で、ゲイン調整値を小さくする処理が行われ、周波数ロックレンジが狭くなり、これに伴い周波数ロック精度が高くなる。つまり、この場合は、映像信号S101から分離される水平同期分離信号S103の周波数が安定で、バラツキが少なく、現在設定されているゲイン調整値で決定される周波数ロックレンジに余裕があり、周波数のロック精度にも余裕があり、この同期クロック生成装置のフィードバック系としての周波数のロック動作が安定となっていると見なして、ロック精度をさらに高精度にする方向へゲイン調整値を変更させ、水平同期クロック生成の高精度化を行う。
ステップS207及びステップS209の処理が行われるか、もしくはステップS208にてバラツキ量が第2の閾値より大きいと判断され、現状のゲイン調整値を維持する処理が行われる場合には、ゲイン調整値の設定の変更は行われず、ステップS210で、ゲイン調整値設定処理が終了する。
なお、第1及び第2の閾値の値は、予めその値を変更しながらこの同期クロック生成装置の動作の試験等を行うことにより決定する。これらの値を変更することで、同期クロック生成装置の映像信号に対する応答性を変化させることができる。
図3(a),(b)は、本実施の形態1にかかる同期クロック生成装置の性能を説明するための、クロック周波数特性曲線を示す図であり、図3(a)はゲイン調整値の設定処理の開始時の状態を示し、図3(b)がゲイン調整値の設定処理開始からしばらく時間が経過した状態を示している。図において、横軸は所望クロック周波数、即ち映像信号の水平同期信号に完全に同期した場合に本来得られるクロック周波数を示し、縦軸は実際に水平同期クロック生成装置の逓倍回路116から出力される生成クロック周波数を示す。クロック周波数特性曲線S301及びS305は所望クロック周波数と生成クロック周波数との関係を示しており、クロック周波数特性曲線S301及びS305はステップ状になっており、連続的に変化する所望クロック周波数に対し、生成クロック周波数が非連続な値をとる。周波数ロックレンジS302,S306はロック可能な生成クロック周波数の範囲を示す。周波数ロック精度S303、S307は所望クロック周波数に対して得られる生成クロック周波数の精度で、ここでは隣接する生成クロック周波数間の周波数差として表される。周波数ロック精度S303、S307が高い、つまり、隣接する生成クロック周波数間の周波数差が小さければ、高精度に、所望クロック周波数に近い生成クロック周波数にロックすることが可能となる。周波数S304,S308は、ディジタルLPF106から補正データS106の出力がない場合の生成クロック周波数、即ちロック中心周波数で、ディジタル制御信号S118により決定される。周波数ロックレンジS302、S306及び周波数ロック精度S303、S307は、ディジタルLPF106の出力である補正データS106のビット数及びゲイン調整回路108で調整されるゲインにより決定される。
図3(a)に示すようにゲイン調整値の設定処理の開始時には周波数ロック精度S303は、ゲイン調整回路108において初期値として設定されているゲイン調整値により決まり、ディジタルLPF106の出力がゲイン調整されることにより、例えば、所望クロック周波数がF1の場合には、生成クロック周波数はF2にロックされる。
しかしながら、ゲイン調整値設定処理動作を続け、補正データのバラツキ量が小さかった場合には、ゲイン調整値がより小さく設定されていき、周波数ロックレンジS306が狭くなることにより、周波数ロック精度S307が高精度化される。その結果、図3(b)に示すように、所望クロック周波数がF1の場合、生成クロック周波数は、F2と比べて、より所望クロック周波数に近い値F3にロックされる。この結果として、生成される水平同期クロックのジッタ性能を向上することができる。また、補正データS106のビット拡張をすることなく、周波数ロック精度を向上することができるため、回路規模においても、大幅な増加は無く、少量の回路修正で周波数ロック精度の向上を実現できる。
以上のように、本実施の形態1によれば、コントローラ107がディジタルLPF106の出力する補正データS106のバラツキ量に応じてゲイン調整値を求め、これを設定するデータに基づいて、ゲイン調整回路108が補正データS106に対してゲイン調整を行うようにした、すなわち、入力信号に対応して、垂直同期分離信号が入力されるごとに、コントローラにてゲイン調整データを算出し、ゲイン調整回路にてゲイン調整するようにしたので、回路構成においてビット拡張をすることなく、同期クロック生成装置にて生成する水平同期クロックのロック精度を適応させることができる。
なお、本実施の形態1においては、垂直同期パルス信号をゲイン調整値設定処理を開始するための割り込み信号として用いるようにしたが、本発明においては他の信号等を用いて処理を開始するようにしてもよい。例えば、水平同期分離信号をカウントするカウンタを設け、所定の数だけカウントするごとにゲイン調整値設定処理を開始するための割り込み信号を出力させるようにしてもよい。
(実施の形態2)
本実施の形態2に係る同期クロック生成装置は、前記実施の形態1に係る同期クロック生成装置において、ディジタルLPFの出力する補正データに基づいてゲイン調整値を設定するためのゲイン調整データを生成するコントローラの代わりに、ディジタルLPFの出力する補正データに基づいて上述したロック中心周波数を設定するためのロック中心周波数設定値を補正し、この補正したロック中心周波数設定値を示すロック中心周波数設定データをディジタル制御信号の代わりにVCOに入力させるコントローラを設けるようにしたものである。
図4は、本発明の実施の形態2にかかる同期クロック生成装置の構成を示すブロック図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当する部分を示している。コントローラ407では、補正データS106及び垂直同期パルス信号S119が入力され、垂直同期パルス信号S119を処理開始信号とし、ロック中心周波数設定値を求め、このロック中心周波数設定値を設定するロック中心周波数設定データS407を生成し、出力し、これを加算器109に入力する。コントローラ407としては、ROM等のメモリ(図示せず)に格納されているプログラムをロードし、実行するCPU等の演算処理装置が用いられる。ロック中心周波数設定データS407は、ディジタルLPF106からの補正データS106が入力されない場合の、逓倍回路116から出力される水平同期クロックの周波数を決定するデータであり、同期クロック生成装置における周波数ロックレンジの中心周波数を設定するための値となる。ロック中心周波数設定データS407の初期値は、補正データS106が入力されない状態で正常な映像信号S101に対して完全に同期した水平同期クロックS116が得られるような値であり、通常、放送方式に応じて決定される。ゲイン調整回路408は、入力される補正データS106に対して、ハードウエアにより予め決定された値に基づき、ゲイン調整を行い、ゲイン調整された補正データS108を出力する。加算器109は、ゲイン調整された補正データS108及びコントローラ407からのロック中心周波数設定データS407を入力とし、この2つの信号を加算し、加算データS109を出力する。
図5は、本実施の形態2にかかる同期クロック生成装置の、コントローラ407において行われる中心周波数設定値を設定するための処理を説明するための、フローチャート図であり、図2と同一符号は同一または相当する処理ステップを示している。
以下、同期クロック生成装置の、コントローラ407において行われる中心周波数設定値を設定する処理について説明する。
ステップS201で、垂直同期パルス信号S119を割込み信号とし、ゲイン調整値設定処理を開始する。ステップS202では、ディジタルLPF106からの補正データS106をコントローラ407に取り込む。ステップS203で、取り込んだ補正データを順次記憶装置120に格納するとともに、最新の補正データまでの予め決められた数の補正データだけが記憶装置120に格納されるようにする。例えば、記憶装置120に補正データを順次格納していくとともに、格納された補正データの数が予め決めた数に達した以降は、記憶装置120に最新の補正データを格納するごとに、記憶装置120に格納されている補正データのうちの最も古いものを削除するようにする。
ステップS501で、現在のロック中心周波数設定値からの補正データS106のズレ量として、ステップS203にて記憶装置に格納されている補正データS106の平均値を算出する。ここで、ズレ量は、0または正または負の符号付の値である。
次にステップS502で、ステップS501にて算出したズレ量と予め決められた第3の閾値との比較が行われる。
ズレ量が第3の閾値より大きい場合、ステップS503において、ズレ量に対して予め設定されている係数αを乗算した値を現在のロック中心周波数設定値に加算することにより、新たなロック中心周波数設定値を算出する。そしてこの新たなロック中心周波数設定値を設定するロック中心周波数設定データS407を加算器109に出力する。これにより、同期クロック生成装置において、逓倍回路116から出力される同期クロックがロック中心周波数からずれた場所で周波数ロックしていた場合に、ロック中心周波数設定値を変更することで、同期クロックが周波数ロックする場所をロック中心周波数付近となるように周波数ロックレンジをずらすことができる。
ステップS503の処理が行われるか、ステップS502においてズレ量が第3の閾値以下であると判定された場合には、ロック中心周波数設定値の変更は行われず、ステップS210で、ロック中心周波数設定処理が終了する。
なお、第3の閾値の値は、予めその値を変更しながらこの同期クロック生成装置の動作の試験等を行うことにより決定する。また、係数αの値は、中心周波数設定値のずれを修正する際の強さを設定する値であり、値を“1”に設定した場合、ステップS501で求められたズレ量と同じ量が一度に修正されることになるが、この修正直後には、ゲイン調整された補正データS108もVCO100の加算器109で加算されるため、逓倍回路116から得られる同期クロックの周波数が急激に変化して、映像信号の処理に影響がでる場合があるので、この係数の値は、試験等を行うことで必要に応じて最適な値を設定する。
図6(a),(b)は、本実施の形態2にかかる同期クロック生成装置の性能を説明するための、クロック周波数特性曲線を示す図であり、図6(a)はロック中心周波数設定値を設定する処理の開始時の状態を示し、図6(b)がロック中心周波数設定値を設定する処理の開始からしばらく時間が経過した状態の状態を示している。図において、横軸は所望クロック周波数を示し、縦軸は生成クロック周波数を示す。クロック周波数特性曲線S601及びS605は所望クロック周波数と生成クロック周波数との関係を示しており、クロック周波数特性曲線S601及びS605はステップ状になっており、連続的に変化する所望クロック周波数に対し、生成クロック周波数が非連続な値をとる。周波数ロックレンジS602,S606はロック可能な生成クロック周波数の範囲を示す。また周波数ロックレンジS608は見かけ上の周波数ロックレンジを示している。周波数ロック精度S603は所望クロック周波数に対して得られる生成クロック周波数の精度である。周波数S604、S607は、ディジタルLPF106からの補正データS106の入力がない場合の生成クロック周波数、即ちロック中心周波数である。
図6(a)に示すように、ロック中心周波数設定値を設定する処理の開始時には、ロック中心周波数S604は、コントローラ407から与えれらるロック中心周波数設定値の初期値に基づいて設定される。このとき、所望クロック周波数がF61の場合、生成クロック周波数がF62となり、生成クロック周波数F62がロック中心周波数S604を中心とする周波数ロックレンジS602内であるので、周波数ロックすることができる。しかしながら、所望クロック周波数が周波数ロックレンジS602内における生成クロック周波数の最大値に対応する値よりも大きい値であるF63の場合、生成クロック周波数はF64となってしまう。したがって、ロック中心周波数を設定する処理の開始時には、ロック中心周波数設定値の初期値により決定される周波数ロックレンジの範囲外のクロックは生成することができない。
しかしながら、所望周波数クロックがF63の場合において、補正データS106とロック中心周波数設定値とのズレ量が求められ、このズレ量を補正したロック中心周波数設定値を算出し、設定されると、図6(b)に示すように、ロック中心周波数S604が所望クロック周波数F63に合わせてロック中心周波数S607に変更され、これにともない周波数ロックレンジS602が所望クロック周波数F63に合わせて周波数ロックレンジS606に変更され、所望クロック周波数F63に対して得られる生成クロック周波数はF65となり、ロック中心周波数設定値として初期値を用いた場合に得られる生成クロック周波数F64よりも、より所望クロック周波数F63に近い生成クロック周波数F65に周波数ロックさせることができる。つまり、この場合、ロック中心周波数設定値の初期値により決定されるロック中心周波数S604と、所望クロック周波数F63に合わせて設定されたロック中心周波数設定値により設定されるロック中心周波数S607との2つが存在し、周波数ロックレンジもおのおののロック中心周波数に合わせて存在するので、2つの周波数ロックレンジの和の部分である周波数ロックレンジS608を周波数ロックレンジとみなすことができ、見かけ上の周波数ロックレンジを拡大することができる。また、補正データS106のビット拡張をすることなく、周波数ロックレンジを拡大することができるため、回路規模においても、大幅な増加は無く、少量の回路修正で実現できる。
以上のように、本実施の形態2によれば、コントローラ407がディジタルLPF106の出力する補正データS106のズレ量に応じてロック中心周波数設定値S407を求め、これを設定するデータにより、ロック中心周波数の設定を行うようにした、すなわち、入力信号に対応して、垂直同期分離信号が入力されるごとに、コントローラにて補正データよりズレ量を算出し、その結果により前記ロック中心周波数設定データを決定し、前記加算器にてロック中心周波数を変更するようにしたので、回路構成においてビット拡張をすることなく、同期クロック生成装置にて生成する水平同期クロックのロックレンジを生成する水平同期クロックに追従させ、ロックレンジを拡大することができる。
(実施の形態3)
本実施の形態3に係る同期クロック生成装置は、前記実施の形態1に係る同期クロック生成装置において、コントローラが前記実施の形態2に係る同期クロック生成装置のコントローラと同様の、ロック中心周波数設定値の設定をも行うようにしたものである。
図7は、本発明の実施の形態3にかかる同期クロック生成装置の構成を示すブロック図であり、図において、図1及び図4と同一符号は同一または相当する部分を示している。コントローラ707は、補正データS106及び垂直同期パルス信号S119を入力とし、垂直同期パルス信号S119を処理開始信号として、ゲイン調整値を設定するためのゲイン調整データS107を生成し出力するとともに、ロック中心周波数設定値を求め、このロック中心周波数設定値を設定するロック中心周波数設定データS407を生成し出力し、これを前記加算器109に入力する。コントローラ707としては、ROM等のメモリ(図示せず)に格納されているプログラムをロードし、実行するCPU等の演算処理装置が用いられる。
図8は、本実施の形態3にかかる同期クロック生成装置の、コントローラ707において行われるゲイン調整値及びロック中心周波数設定値を設定する処理を説明するための、フローチャート図であり、図において、図2及び図5と同一符号は同一または相当する処理ステップを示している。
以下、同期クロック生成装置の、コントローラ707において行われるゲイン調整値及びロック中心周波数設定値を設定する処理について説明する。
ステップS201で、垂直同期パルス信号S119を割込み信号とし、ゲイン調整値設定処理及びロック中心周波数設定処理を開始する。ステップS202では、ディジタルLPF106からの補正データS106をコントローラ707に取り込む。ステップS203で、取り込んだ補正データS106を順次記憶装置120に格納するとともに、最新の補正データまでの予め決められた数の補正データS106だけが記憶装置120に格納されるようにする。
ステップS204で、記憶装置120に格納されている補正データS106の最大値、及び最小値を算出する。ステップS501で、現在のロック中心周波数設定値からの補正データS106のズレ量として、記憶装置120に格納されている補正データS106の平均値を算出する。ここで、ズレ量は、0または正または負の符号付の値である。
次にステップS502で、ステップS501にて算出したズレ量と前記実施の形態2において説明した第3の閾値との比較が行われる。
ズレ量が第3の閾値より大きい場合、ステップS503において、ズレ量に前記実施の形態2において説明した係数αを乗算した値を現在のロック中心周波数設定値に加算することにより、新たなロック中心周波数設定値を算出する。そしてこの新たなロック中心周波数設定値を設定するロック中心周波数設定データS407を加算器109に出力する。
ステップS503の処理が行われるか、ステップS502においてズレ量が第3の閾値以下であると判定された場合には、ステップS205で、ステップS204にて算出した、最大値から最小値を引算し、得られた値の絶対値を求めることにより、補正データS106のバラツキ量を算出する。ステップS206で、ステップS205にて算出したバラツキ量と前記実施の形態1において説明した第1の閾値との比較を行い、バラツキ量が第1の閾値よりも大きいか否かを判定する。
ステップS206にてバラツキ量が第1の閾値より大きいと判定された場合には、ステップS207で、ゲイン調整値を大きくする処理が行われる。
ステップS206にて第1の閾値よりバラツキ量が小さいと判定された場合には、ステップS208によりバラツキ量と前記実施の形態1において説明した第2の閾値と比較が行われる。ステップS208にてバラツキ量が第2の閾値より小さいと判定された場合には、ステップS209で、ゲイン調整値を小さくする処理が行われる。
ステップS207またはステップS209の処理が行われるか、もしくはステップS208にてバラツキ量が第2の閾値より大きいと判断され、現状のゲイン調整値を維持する処理が行われる場合には、ステップS210で処理が終了する。
以上のように、本実施の形態3は、コントローラ707がディジタルLPF106の出力する補正データS106のズレ量に応じて求めたロック中心周波数設定値S407に基づいて、ロック中心周波数の設定を行い、さらに、コントローラ707がディジタルLPF106の出力する補正データS106のバラツキ量に応じて求めたゲイン調整値に基づき、ゲイン調整回路108が補正データS106に対してゲイン調整を行うようにしたものであるので、すなわち、本実施の形態3は、入力信号に対応して、垂直同期分離信号が入力されるごとに、コントローラにてゲイン調整データ、及びロック中心周波数設定データを算出し、ゲイン調整回路にてゲイン調整データに基づきゲイン調整を行い、加算器にてロック中心周波数設定データに基づき加算を行うようしたことにより、回路構成においてビット拡張することなく、同期クロック生成装置にて生成する水平同期クロックのロック精度を適応させ、かつロックレンジを生成する水平同期クロックに追従させ、ロックレンジを拡大させることができるとともに、更にゲイン調整データ、及びロック中心周波数設定データの2つを制御できるため、ロック中心周波数設定データの変更時に一時的に生成される水平同期クロックの乱れを、ゲイン調整データを調整することで軽減することができる。
(実施の形態4)
本実施の形態4に係る同期クロック生成装置は、前記実施の形態1に係る同期クロック生成装置において、コントローラが前記実施の形態2に係る同期クロック生成装置のコントローラと同様のロック中心周波数設定値の設定をも行うようにするとともに、ゲイン調整において2つのゲイン調整値のみを使用するようにしたものである。
図14は、本発明の実施の形態4にかかる同期クロック生成装置の構成を示すブロック図であり、図において、図1及び図4と同一符号は同一または相当する部分を示している。コントローラ1407は、補正データS106及び垂直同期パルス信号S119を入力とし、垂直同期パルス信号S119を処理開始信号として、ゲイン調整値を設定するためのゲイン調整データS107を生成し出力するとともに、ロック中心周波数設定値を求め、このロック中心周波数設定値を設定するロック中心周波数設定データS407を生成し出力する。ロック中心周波数設定データS407の初期値は、補正データが入力されない状態で正常な映像信号S101に対して完全に同期した水平同期クロックS116が得られるような値であり、通常、放送方式に応じて決定される。コントローラ1407としては、ROM等のメモリ(図示せず)に格納されているプログラムをロードし、実行するCPU等の演算処理装置が用いられる。
図15は、本実施の形態4にかかる同期クロック生成装置の、コントローラ1407において行われるゲイン調整値及びロック中心周波数設定値を設定するための処理を説明するための、フローチャート図であり、図2及び図5と同一符号は同一または相当する処理ステップを示している。
以下、同期クロック生成装置の、コントローラ1407において行われるゲイン調整値及びロック中心周波数設定値を設定する処理について説明する。
ステップS201で、垂直同期パルス信号S119を割込み信号とし、ゲイン調整値設定処理及びロック中心周波数設定処理を開始する。ステップS202では、ディジタルLPF106からの補正データS106をコントローラ1407に取り込む。ステップS203で、取り込んだ補正データS106を順次記憶装置120に格納するとともに、最新の補正データまでの予め決められた数の補正データS106だけが記憶装置120に格納されるようにする。
ステップS204で、記憶装置120に格納されている補正データS106の最大値、及び最小値を求める。ステップS205で、ステップS204にて求めた最大値から最小値を引算し、得られた値の絶対値を求めることにより、補正データS106のバラツキ量を算出する。ステップS501で、現在のロック中心周波数設定値からの補正データS106のズレ量として、記憶装置120に格納されている補正データS106の平均値を算出する。ここで、ズレ量は、0または正または負の符号付の値である。続いて、ステップS206で、ステップS205にて算出したバラツキ量と前記実施の形態1において説明した第1の閾値との比較を行い、バラツキ量が第1の閾値よりも大きいか否かを判定する。
バラツキ量が第1の閾値以下であるとステップS206により判定された場合、ステップS1401において、ゲイン調整回路108において現在のゲイン調整時に用いられているゲイン調整値が第1のゲイン調整値か、第2のゲイン調整値であるかを判定する。この第1のゲイン調整値は、第2のゲイン調整値よりも大きい値とする。これらの値は設定する映像信号を用いた試験等を行うことにより決定する。ゲイン調整回路108において用いられるゲイン調整値の初期値は第1のゲイン調整値となるようにする。
ステップS1401において、現在のゲイン調整値が第1のゲイン調整値であると判定された場合、ステップS1403によりバラツキ量が前記実施の形態1において説明した第2の閾値より小さいか否かを判定する。ステップS1403にてバラツキ量が第2の閾値より小さいと判定された場合には、ステップS1406において、ズレ量に前記実施の形態2において説明した係数αを乗算した値を現在のロック中心周波数設定値に加算することにより、新たなロック中心周波数設定値を算出する。そしてこの新たなロック中心周波数設定値をロック中心周波数設定データS407として加算器109に出力する。続いて、ステップS1407で、ゲイン調整値を第2のゲイン調整値に設定する処理が行われ、この第2のゲイン調整値を設定するためのゲイン調整データS107をゲイン調整回路108に対して出力し、ステップS1408により処理が終了する。また、ステップS1403にてバラツキ量が第2の閾値以上であると判定された場合にもステップS1408により処理が終了する。
ステップS1401において、現在のゲイン調整値が第2のゲイン調整値であると判定された場合、ステップS1402で、ステップS501にて算出したズレ量が前記実施の形態2において説明した第3の閾値より大きいか否かの判定が行われる。ズレ量が第3の閾値より大きいと判定された場合、ステップS1404において、ゲイン調整値を第1のゲイン調整値に設定する処理が行われ、この第1のゲイン調整値を設定するためのゲイン調整データS107をゲイン調整回路108に対して出力し、ステップS1405により、ロック中心周波数設定値を初期値に設定し、ステップS1408により処理を終了する。また、ズレ量が第3の閾値以下であると判定された場合も、ステップS1408により処理を終了する。
バラツキ量が第1の閾値より大きいとステップS206により判定された場合、ステップS1404において、ゲイン調整値を第1のゲイン調整値に設定する処理が行われた後、ステップS1405により、ロック中心周波数設定値を初期値に設定し、ステップS1408により処理を終了する。ステップS1404とステップS1405とは、補正データのバラツキ量やズレ量が大きい場合にゲイン調整値及び中心周波数設定値を初期状態にリセットするための処理である。
以上のように、本実施の形態4は、コントローラ1407がディジタルLPF106の出力する補正データS106のズレ量に応じて設定したロック中心周波数設定値S407により、ロック中心周波数の設定を行い、さらに、コントローラ1407がディジタルLPF106の出力する補正データS106のバラツキ量に応じて設定したゲイン調整値により、ゲイン調整回路108が補正データS106に対してゲイン調整を行うようにしたものであるので、すなわち、本実施の形態4は、入力信号に対応して、垂直同期分離信号が入力されるごとに、コントローラにてゲイン調整データ、及びロック中心周波数設定データを算出し、ゲイン調整回路にてゲイン調整データに基づきゲイン調整を行い、加算器にてロック中心周波数設定データに基づき加算を行うようにしたものであるので、回路構成においてビット拡張をすることなく、水平同期クロック装置にて生成する水平同期クロックのロック精度を適応させ、かつロックレンジを生成する水平同期クロックに追従させて、ロックレンジを拡大させることができるとともに、更にゲイン調整データ、及びロック中心周波数設定データの2つを制御できるため、ロック中心周波数設定データの変更時に一時的に生成される水平同期クロックの乱れを、ゲイン調整データを調整することで軽減することができる。更には、ゲイン調整値として第1、第2のゲイン調整値のみを用いるようにしたことにより、コントローラ1407による処理量を少なくして、処理の効率化、高速化を図ることができる。
(実施の形態5)
本実施の形態5に係る同期クロック生成装置は、前記実施の形態3に係る同期クロック生成装置において、ディジタルLPFの代わりにゲイン可変ディジタルLPFを用いるとともに、このゲイン可変ディジタルLPFのゲイン設定値を設定するためのLPFゲイン調整データをコントローラが生成するようにしたものである。
図9は、本発明の実施の形態5にかかる同期クロック生成装置の構成を示すブロック図であり、図において、図7と同一符号は同一または相当する部分を示している。ゲイン可変ディジタルLPF906は、入力される乗算データS105から、高周波成分を除去し、DC成分のみを取り出したデータを補正データS906として出力するとともに、乗算データS105の、周波数の高い成分に対して与えるゲインのみを、LPFゲイン調整データS907に基づいて変更できるようになっている。ゲイン可変ディジタルLPF906により周波数の高い成分に対して与えられるゲインが大きい場合は、ゲイン可変ディジタルLPF906を通過するゲイン可変ディジタルLPF906によりゲイン調整された補正データS906のDC成分は大きくなり、逆に、ゲイン可変ディジタルLPF906により周波数の高い成分に対して与えられるゲインが小さい場合は、ゲイン可変ディジタルLPF906を通過するゲイン可変ディジタルLPF906によりゲイン調整された補正データS906のDC成分は小さくなる。この同期クロック生成装置においては、ゲイン可変ディジタルLPF906の周波数の高い成分に対するゲイン調整値を大にすれば、水平同期分離信号S103を安定化させるための応答速度が速くなるが、ジッタ性能が悪くなる。逆に、ゲイン調整値を小にすれば、応答速度が遅くなるが、ジッタ性能が良くなる。同期分離部917は、前記実施の形態3に係る同期クロック生成装置の同期分離回路において、ディジタルLPFをゲイン可変ディジタルLPFに置き換えたものである。
コントローラ907は、補正データS906及び垂直同期パルス信号S119を入力とし、垂直同期パルス信号S119を処理開始信号として、ゲイン調整値を設定するためのゲイン調整データS107を生成し、これをゲイン調整回路108に出力するとともに、ロック中心周波数設定値を求め、このロック中心周波数設定値を設定するロック中心周波数設定データS407を生成し、これを加算器109に出力する。さらに、補正データS906に基づいて、ゲイン可変ディジタルLPFのゲイン設定値を設定するためのLPFゲイン調整データS907を生成し、これをゲイン可変ディジタルLPF906に出力する。コントローラ907としては、ROM等のメモリ(図示せず)に格納されているプログラムをロードし、実行するCPU等の演算処理装置が用いられる。
図10は、本実施の形態5に係る同期クロック生成装置の、コントローラ907において行われるゲイン調整値、ロック中心周波数設定値及びLPFゲイン調整データを設定する処理を説明するためのフローチャート図であり、図において、図8と同一符号は同一または相当する部分を示している。
以下、同期クロック生成装置の、コントローラ907において行われるゲイン調整値、ロック中心周波数設定値、及びLPFゲイン調整データを設定する処理について説明する。
ステップS201で、垂直同期パルス信号S119を割込み信号とし、ゲイン調整値設定処理、及びロック中心周波数設定処理を開始する。ステップS202では、ゲイン可変ディジタルLPF906からの補正データS906をコントローラ907に取り込む。ステップS203で、取り込んだ補正データS906を順次記憶装置120に格納するとともに、最新の補正データまでの予め決められた数の補正データS906だけが記憶装置120に格納されるようにする。
ステップS204で、記憶装置120に格納されている補正データS906の最大値、及び最小値を算出する。ステップS501で、現在のロック中心周波数設定値からの補正データS906のズレ量として、記憶装置120に格納されている補正データS906の平均値を算出する。ここで、ズレ量は、0または正または負の符号付の値である。
次にステップS502で、ステップS501にて算出したズレ量と、前記実施の形態2において説明した第3の閾値との比較が行われる。
ズレ量が第3の閾値より大きい場合、ステップS503において、ズレ量に前記実施の形態2において説明した係数αを乗算した値を、現在のロック中心周波数設定値に加算することにより、新たなロック中心周波数設定値を算出する。そしてこの新たなロック中心周波数設定値を設定するロック中心周波数設定データS407を加算器109に出力する。
ステップS503の処理が行われるか、ステップS502においてズレ量が第3の閾値以下であると判定された場合には、ステップS205で、ステップS204にて算出した、最大値から最小値を引算し、得られた値の絶対値を求めることにより、補正データS906のバラツキ量を算出する。ステップS206で、ステップS205にて算出したバラツキ量と、前記実施の形態1において説明した第1の閾値との比較を行い、バラツキ量が第1の閾値よりも大きいか否かを判定する。
ステップS206にてバラツキ量が第1の閾値より大きいと判定された場合には、ステップS207で、ゲイン調整値を大きくする処理が行われる。さらにステップS1001により、ゲイン調整ディジタルLPF906の周波数の高い成分に対して与えるゲインが大きくなるようにLPFゲイン調整値を大きくする。そしてこのゲイン設定値を設定するためのLPFゲイン調整データS907を出力する。このようにしてステップS207でゲイン調整回路108のゲイン調整値を大きくすることに加え、更にゲイン可変LPF906のLPFゲイン調整値を大きくすることにより、水平同期クロックを安定化させる際の応答速度の向上を図る。
ステップS206にてバラツキ量が第1の閾値以下であると判定された場合には、ステップS208によりバラツキ量と、前記実施の形態1において説明した第2の閾値との比較が行われる。ステップS208にてバラツキ量が第2の閾値より小さいと判定された場合には、ステップS209で、ゲイン調整値を小さくする処理が行われる。さらにステップS1002により、ゲイン調整ディジタルLPF906の周波数の高い成分に対して与えるゲインが小さくなるようにLPFゲイン調整値を小さくする。そしてこのゲイン設定値を設定するためのLPFゲイン調整データS907を出力する。このようにしてステップS209でゲイン調整回路108のゲイン調整値を小さくすることに加え、ゲイン可変ディジタルLPF906のLPFゲイン調整値を小さくすることにより、水平同期クロックの安定性を向上させるとともに、生成クロックのジッタ性能の向上を図る。
ステップS1001またはステップS1002の処理が行われるか、もしくはステップS208にてバラツキ量が第2の閾値より大きいと判断され、現状のゲイン調整値を維持する処理が行われる場合には、ステップS210で処理が終了する。
以上のように、本実施の形態5は、図7の実施の形態3の構成において、ディジタルLPFを、ゲイン可変ディジタルLPF906とし、該ゲイン可変ディジタルLPF906の周波数の高い成分に対するゲイン調整を補正データS906に基づいて行うよう構成したものであるので、すなわち、本実施の形態5は、入力信号に対応して、垂直同期分離信号が入力されるごとに、コントローラにて補正データよりバラツキ量、及びズレ量を算出し、その結果により、ゲイン調整データ、ロック中心周波数設定データ、及びLPFゲイン調整データを決定し、ゲイン調整回路にてゲイン調整データに基づきゲイン調整し、加算器にてロック中心周波数設定データに基づき加算し、ゲイン可変LPF手段にてLPFゲイン調整データに基づきLPFにて高周波成分を除去するようにしたものであるので、回路構成においてビット拡張をすることなく、入力信号が安定している場合、水平同期クロック生成のクロック精度を向上し、また入力信号が不安定となっている場合は、水平同期クロック生成のロック精度は粗くし、ロック応答性を向上させるように同期クロック生成装置を適応化させ、また、水平同期クロックにて生成する水平同期クロックのロックレンジを生成する水平同期クロックに追従させて、ロックレンジを拡大させることができ、更にゲイン調整データ、及びロック中心周波数設定データの2つを制御できるため、ロック中心周波数設定データの変更時に一時的に生成される水平同期クロックの乱れを、ゲイン調整データを調整することで軽減することができ、更にゲイン可変LPFについても連動してLPFゲインを変動させることにより、同期クロック生成装置のロック応答速度の向上、及び生成する水平同期クロックの安定化の向上、さらには生成される水平同期クロックのジッタ性能の向上を達成することができる。
なお、本実施の形態5においては、前記実施の形態3に係る同期クロック生成装置において、ディジタルLPFの代わりにゲイン可変ディジタルLPFを用い、これを補正データのバラツキ量に基づきコントローラで制御するようにしたが、本発明においては、前記実施の形態1,実施の形態2,または実施の形態4に係る同期クロック生成装置においてディジタルLPFの代わりにゲイン可変ディジタルLPFを用い、これを補正データのバラツキ量に基づきコントローラで制御するようにしてもよく、このような場合においても同様の効果を得ることができる。
(実施の形態6)
本実施の形態6に係る同期クロック生成装置は、前記実施の形態5に係る同期クロック生成装置のコントローラを、複数の回路により構成され、同様の処理を行うコントローラに置き換えてなるものである。
図11は、本発明の実施の形態6にかかる同期クロック生成装置の構成を示すブロック図であり、図において、図9と同一符号は同一または相当する部分を示している。
コントローラ1100は、補正データ格納回路1101、ズレ量算出回路1102、バラツキ量算出回路1103、ズレ量比較回路1104、バラツキ量比較回路1105、ロック中心周波数設定値算出回路1106、及びゲイン調整値決定回路1107を備えている。
補正データ格納回路1101は、ゲイン可変ディジタルLPF906にてゲイン調整された補正データS906を入力とし、水平同期パルス信号S104をロードパルスとして、ハードウエアにより予め決定された数だけ補正データを格納し、格納されている補正データS1101を出力する。ズレ量算出回路1102は、ロック中心周波数設定値からの補正データのズレ量として、入力される補正データS1101の平均値を算出し、ズレ量を示すズレ量算出データS1102を出力する。ズレ量比較回路1104には、実施の形態5において説明した第3の閾値が格納されており、ズレ量算出データS1102と第3の閾値とを比較し、比較結果を示すズレ量比較結果データS1104を出力する。
バラツキ量算出回路1103は、入力される補正データS1101の最大値、及び最小値を求め、最大値と最小値との差を求めることにより、バラツキ量を算出し、バラツキ量算出データS1103を出力する。バラツキ量比較回路1105には、実施の形態5において説明した第1及び第2の閾値が格納されており、バラツキ量算出データS1103と第1及び第2の閾値とを比較し、比較結果を示すバラツキ量比較結果データS1105を出力する。
ロック中心周波数設定値算出回路1106は、ズレ量算出データS1102及びズレ量比較結果データS1104及び現在のロック中心周波数設定データS1109bを入力として演算処理を行い、ロック中心周波数設定データS1106を出力する。具体的には、ズレ量比較結果データS1104が、第3の閾値よりズレ量算出データS1102が大きいことを示している場合、ズレ量算出データS1102に前記実施の形態2において説明した係数αを乗算した値を現在のロック中心周波数設定データS1109bに加算することにより、新たなロック中心周波数設定値を求め、これを設定するロック中心周波数設定データS1106を加算器1109に出力する。また、ズレ量比較結果データS1104が、ズレ量算出データS1102が第3の閾値以下であることを示している場合、現在のロック中心周波数設定データS1109bが維持される。
ゲイン調整値決定回路1107は、現在設定されているゲイン調整データS1108b及びバラツキ量比較結果データS1105を入力として演算処理を行い、ゲイン調整データS1107、及びLPFゲイン調整データS907を出力する。具体的には、バラツキ量比較結果データS1105が、バラツキ量が第1の閾値より大きいとする判定結果を示している場合には、ゲイン調整値を大きくする処理が行われ、これに応じたゲイン調整データS1107が出力される。さらに、LPFゲイン調整値を大きくする処理が行われ、これに応じたLPFゲイン調整データS907が出力される。また、バラツキ量比較結果データS1105が、バラツキ量が第1の閾値以下であるとする判定結果を示しており、かつバラツキ量が第2の閾値より小さいとする判定結果を示している場合には、ゲイン調整値を小さくする処理とともに、LPFゲイン調整値を小さくする処理が行われ、これらに応じたゲイン調整データS1107及びLPFゲイン調整データS907が出力される。また、バラツキ量比較結果データS1105が、バラツキ量が第1の閾値より以下であるとする判定結果を示しており、かつバラツキ量が第2の閾値以上であるとする判定結果を示している場合には、ゲイン調整値及びLPFゲイン調整値は現在の値に維持される。
ゲイン調整回路1108は、ゲイン可変ディジタルLPF906にてゲイン調整された補正データS906及びゲイン調整データS1107を入力として、ゲイン調整データS1107に基づき、補正データS906のゲイン調整を行い、ゲイン調整された補正データS1108aを加算器1109に出力する。また、現在設定されているゲイン調整データS1108bをゲイン調整値決定回路1107に出力する。
加算器1109は、ゲイン調整された補正データS1108a及びロック中心周波数設定値算出回路1106から出力されるロック中心周波数設定データS1106を入力として、これらの2つのデータを加算した加算データS1109aをアドレス生成回路S1109aに対して出力する。また、現在使用しているロック中心周波数設定データ110をロック中心周波数設定値算出回路1106に出力する。
同期分離部1117は、前記実施の形態5に係る同期クロック生成装置の同期分離回路において、パルス生成回路104の出力を補正データ格納回路1101に対して出力するようにしたものである。
以上のように、本実施の形態6によれば、コントローラ1100により補正データS906のズレ量に応じてロック中心周波数設定値を設定し、補正データS906のバラツキ量に応じてゲイン調整値を設定し、かつ補正データS906のバラツキ量に応じてLPFゲイン調整値を設定するようにしたので、前記実施の形態5と同様の効果を得られるとともに、コントローラ1100をCPUとは異なる、特定の処理を行う複数の回路により構成したので、CPU等の演算処理装置からなるコントローラを搭載しないシステムにおいても適応することができる。また、その際、コントローラを必要としないため、コントローラの性能に依存することなく、水平同期信号毎にゲイン調整データ、及びロック中心周波数設定データの演算処理、及び設定が可能となるため、水平同期クロック生成の追従性をも向上することができる。
すなわち、上記実施の形態5において、垂直同期分離回路の出力する垂直同期分離信号ごとに行っていたロック中心周波数設定値、ゲイン調整値、及びLPFゲイン調整値を演算し設定する処理を、水平同期信号毎に行うことが可能となり、水平同期クロック生成時の追従性の向上を図ることができる。
さらに言い換えて説明すれば、本実施の形態6によれば、入力信号に対応して、水平同期分離信号が入力されるごとに、補正データよりバラツキ量、及びズレ量を算出し、その結果によりゲイン調整データ、ロック中心周波数設定データ、及びLPFゲイン調整データを決定し、ゲイン調整回路にてゲイン調整データに基づきゲイン調整を行い、加算器にてロック中心周波数設定データに基づき加算を行い、ゲイン可変LPF手段にてLPFゲイン調整データに基づきLPFにて高周波成分を除去することにより、入力信号が安定している場合、水平同期クロック生成のクロック精度を向上し、また入力信号が不安定となっている場合は、水平同期クロック生成のロック精度は粗くし、ロック応答性を向上させるように、同期クロック生成装置を適応化させ、また、水平同期クロックにて生成する水平同期クロックのロックレンジを生成する水平同期クロックに追従させ、ロックレンジを拡大させることができ、更にゲイン調整データ、及び前記ロック中心周波数設定データの2つを制御できるため、ロック中心周波数設定データの変更時に一時的に生成される水平同期クロックの乱れを、ゲイン調整データを調整することで軽減することができ、更にゲイン可変LPFについても連動してLPFゲインを変動させることにより、水平同期クロック装置のロック応答速度の向上、及び生成する水平同期クロックの安定化を得ることができ、また、水平同期分離信号単位で処理を行うため、より入力信号に対する追従性を向上することができる。
なお、本発明においては、本実施の形態6において説明したコントローラの一部または全てを、実施の形態1ないし4に係る同期クロック生成装置のコントローラに適用するようにしても良い。例えば、実施の形態1に係る同期クロック生成装置のコントローラの代わりに、実施の形態6において説明した補正データ格納回路、バラツキ量算出回路、バラツキ量比較回路、及びゲイン調整値決定回路を備えたコントローラを用いるようにしてもよく、また、実施の形態2に係る同期クロック生成装置のコントローラの代わりに、実施の形態6において説明した補正データ格納回路、ズレ量算出回路、ズレ量比較回路、及びロック中心周波数設定値算出回路を備えたコントローラを用いるようにしてもよい。
また、前記各実施の形態においては、水平同期信号が付加された映像信号から水平同期クロックを生成する場合について説明したが、本発明は、同期信号が付加された他の信号に同期した同期クロックを生成する場合についても適用できるものであり、このような場合においても、前記各実施の形態と同様の効果を奏する。
本発明にかかる同期クロック生成装置及び同期クロック生成方法は、水平同期信号に同期した水平同期クロックを必要とする映像信号処理等のシステムに適用できるものであり、特に水平同期クロックをディジタル処理により生成する映像信号処理等のシステムに有用である。
本発明の実施の形態1にかかる水平同期クロック生成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかる同期クロック生成装置におけるゲイン調整値を設定する方法を示すフローチャート図である。 上記実施の形態1の同期クロック生成装置の性能を説明する図であり、ゲイン調整値の設定処理の開始時の状態を示している。 上記実施の形態1の同期クロック生成装置の性能を説明する図であり、ゲイン調整値の設定処理開始からしばらく時間が経過した状態を示している。 本発明の実施の形態2にかかる同期クロック生成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2にかかる同期クロック生成装置におけるロック中心周波数設定値を設定する方法を示すフローチャート図である。 上記実施の形態2の同期クロック生成装置の性能を説明する図であり、ロック中心周波数設定値を設定する処理の開始時の状態を示している。 上記実施の形態2の同期クロック生成装置の性能を説明する図であり、ロック中心周波数設定値を設定する処理の開始からしばらく時間が経過した状態を示している。 本発明の実施の形態3にかかる同期クロック生成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3にかかる同期クロック生成装置におけるゲイン調整値及びロック中心周波数設定値を設定する方法を示すフローチャート図である。 本発明の実施の形態5にかかる同期クロック生成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5にかかる同期クロック生成装置において、ゲイン調整値を設定する方法を示すフローチャート図である。 本発明の実施の形態6にかかる同期クロック生成装置の構成を示すブロック図である。 従来のサンプリングクロック生成回路の構成を示すブロック図である。 従来のサンプリングクロック生成回路の性能を説明する図である。 本発明の実施の形態4にかかる同期クロック生成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4にかかる同期クロック生成装置におけるゲイン調整値及びロック中心周波数設定値を設定する方法を示すフローチャート図である。
符号の説明
100 VCO
101 映像信号入力端子
S101 アナログ映像信号
102 A/D変換器
S102 ディジタル映像信号
103 水平同期分離回路
S103 水平同期分離信号
104 パルス生成回路
S104 水平同期パルス信号
105 乗算器
S105 乗算データ
106 ディジタルLPF
S106 補正データ
107、407、707、907、1100、1407 コントローラ
S107、S1107 ゲイン調整データ
108、408、1108 ゲイン調整回路
S108、S1108a ゲイン調整された補正データ
109、1109、1209 加算器
S109、S1109a 加算データ
110 アドレス生成回路
S110 アドレスデータ
111 ROM回路
S111 ディジタルSIN波信号
112 D/A変換器
S112 アナログSIN波信号
113 アナログSIN波出力端子
114 アナログLPF
S114 ノイズ除去されたアナログSIN波信号
115 アナログSIN波入力端子
116 逓倍回路
S116 水平同期クロック
117、917、1117 同期分離部
118 ディジタル入力端子
S118 ディジタル制御信号
119 垂直同期分離回路
S119 垂直同期パルス信号
120 記憶装置
S407 ロック中心周波数設定データ
906 ゲイン可変ディジタルLPF
S906 LPFにてゲイン調整された補正データ
S907 LPFゲイン調整データ
1101 補正データ格納回路
S1101 格納された補正データ
1102 ズレ量算出回路
S1102 ズレ量算出データ
1103 バラツキ量算出回路
S1103 バラツキ量算出データ
1104 ズレ量比較回路
S1104 ズレ量比較結果データ
1105 バラツキ量比較回路
S1105 バラツキ量比較結果データ
1106 ロック中心周波数設定値算出回路
1107 ゲイン調整値決定回路
S1108b 現在設定されているゲイン調整データ
S1109b 現在設定されているロック中心周波数設定データ

Claims (7)

  1. 同期信号が付加されたアナログ入力信号を、前記同期信号に同期した同期クロックをサンプリングの基準としてディジタル信号に変換するA/D変換器と、
    前記ディジタル信号から前記同期信号を分離する同期信号分離回路と、
    前記同期クロックを、前記入力信号に対して予め設定された数だけカウントして同期パルス信号を生成するパルス生成回路と、
    前記同期信号分離回路で分離された同期信号と前記同期パルス信号とを乗算して乗算データを出力する乗算器と、
    前記乗算データから高周波成分を除去し、直流成分を取り出して、補正データを生成し出力するローパスフィルタと、
    前記補正データに基づいて、該補正データに対して行うゲイン調整のゲイン調整値を設定し、該ゲイン調整値を示すゲイン調整データを出力するコントローラと、
    前記ゲイン調整データに基づいて前記補正データのゲイン調整を行うゲイン調整回路と、
    前記ゲイン調整回路から出力されるゲイン調整された補正データに応じた周波数のクロックを生成し、該クロックを前記同期クロックとして出力する電圧制御発振器とを備え
    前記コントローラは、
    前記ローパスフィルタが出力した補正データを取り込むとともに、該取り込んだ補正データ内の、最新の補正データまでの予め決められた数の補正データだけを格納し、
    該格納した補正データの最大値から最小値を減算してバラツキ量を算出し、
    該バラツキ量を、予め設定された第1の閾値、及び該第1の閾値よりも値の小さい第2の閾値と比較して、バラツキ量が第1の閾値よりも大きい場合は、前記ゲイン調整値を現在の値よりも大きい値に設定し、バラツキ量が第2の閾値よりも小さい場合は、前記ゲイン調整値を現在の値よりも小さい値に設定し、バラツキ量が第1の閾値以下で、かつ第2の閾値以上である場合は前記ゲイン調整値を変更しないことを特徴とする同期クロック生成装置。
  2. 同期信号が付加されたアナログ入力信号を、前記同期信号に同期した同期クロックをサンプリングの基準としてディジタル信号に変換するA/D変換器と、
    前記ディジタル信号から前記同期信号を分離する同期信号分離回路と、
    前記同期クロックを、前記入力信号に対して予め設定された数だけカウントして同期パルス信号を生成するパルス生成回路と、
    前記同期信号分離回路で分離された同期信号と前記同期パルス信号とを乗算して乗算データを出力する乗算器と、
    前記乗算データから高周波成分を除去し、直流成分を取り出して、補正データを生成し出力するローパスフィルタと、
    前記補正データに基づいて、該補正データに対して行うゲイン調整のゲイン調整値を設定し、該ゲイン調整値を示すゲイン調整データを出力するコントローラと、
    前記ゲイン調整データに基づいて前記補正データのゲイン調整を行うゲイン調整回路と、
    前記ゲイン調整回路から出力されるゲイン調整された補正データに応じた周波数のクロックを生成し、該クロックを前記同期クロックとして出力する電圧制御発振器とを備え、
    前記コントローラは、
    前記補正データに基づいて、該補正データが出力されない状態において得られる前記同期クロックの周波数を設定するロック中心周波数設定値を設定し、該ロック中心周波数設定値を示すロック中心周波数設定データを出力し、
    前記電圧制御発振器は、
    前記ゲイン調整回路から出力される補正データと前記ロック中心周波数設定データとを加算して得られるデータに応じた周波数のクロックを生成するものであり、
    前記コントローラは、
    前記ローパスフィルタが出力した補正データを取り込むとともに、該取り込んだ補正データの内の、最新の補正データまでの予め決められた数の補正データだけを格納し、
    前記格納した補正データの平均値を算出して、前記ロック中心周波数設定値に対する補正データのズレ量を算出し、
    前記ズレ量を予め設定された第3の閾値と比較して、ズレ量が第3の閾値より大きい場合は、前記ロック中心周波数設定値をズレ量に応じて補正した値に設定し、ズレ量が第3の閾値以下の場合は、前記ロック中心周波数設定値を変更しないようにし、
    前記格納した補正データの最大値から最小値を減算してバラツキ量を算出し、
    該バラツキ量を、予め設定された第1の閾値、及び該第1の閾値よりも値の小さい第2の閾値と比較して、バラツキ量が第1の閾値よりも大きい場合は、前記ゲイン調整値を現在の値よりも大きい値に設定し、バラツキ量が第1の閾値以下で、かつ第2の閾値よりも小さい場合は、前記ゲイン調整値を現在の値よりも小さい値に設定し、バラツキ量が第1の閾値以下で、かつ第2の閾値以上である場合は前記ゲイン調整値を変更しないことを特徴とする同期クロック生成装置。
  3. 同期信号が付加されたアナログ入力信号を、前記同期信号に同期した同期クロックをサンプリングの基準としてディジタル信号に変換するA/D変換器と、
    前記ディジタル信号から前記同期信号を分離する同期信号分離回路と、
    前記同期クロックを、前記入力信号に対して予め設定された数だけカウントして同期パルス信号を生成するパルス生成回路と、
    前記同期信号分離回路で分離された同期信号と前記同期パルス信号とを乗算して乗算データを出力する乗算器と、
    前記乗算データから高周波成分を除去し、直流成分を取り出して、補正データを生成し出力するローパスフィルタと、
    前記補正データに基づいて、該補正データに対して行うゲイン調整のゲイン調整値を設定し、該ゲイン調整値を示すゲイン調整データを出力するコントローラと、
    前記ゲイン調整データに基づいて前記補正データのゲイン調整を行うゲイン調整回路と、
    前記ゲイン調整回路から出力されるゲイン調整された補正データに応じた周波数のクロックを生成し、該クロックを前記同期クロックとして出力する電圧制御発振器とを備え、
    前記コントローラは、
    前記補正データに基づいて、該補正データが出力されない状態において得られる前記同期クロックの周波数を設定するロック中心周波数設定値を設定し、該ロック中心周波数設定値を示すロック中心周波数設定データを出力し、
    前記電圧制御発振器は、
    前記ゲイン調整回路から出力される補正データと前記ロック中心周波数設定データとを加算して得られるデータに応じた周波数のクロックを生成するものであり、
    前記コントローラは、
    前記ローパスフィルタが出力した補正データを取り込むとともに、該取り込んだ補正データの内の、最新の補正データまでの予め決められた数の補正データだけを格納し、
    該格納した補正データの最大値から最小値を減算してバラツキ量を算出し、
    前記格納した補正データの平均値を算出して、ロック中心周波数設定値に対する補正データのズレ量を算出し、
    前記バラツキ量を、予め設定された第1の閾値と比較し、該比較の結果、バラツキ量が第1の閾値以下の場合に、現在のゲイン調整値が、第1のゲイン調整値と、該第1のゲイン調整値よりも小さい第2のゲイン調整値とのいずれであるかを判定し、
    該判定の結果、現在のゲイン調整値が第1のゲイン調整値であると判定された場合に、前記バラツキ量を前記第1の閾値よりも小さい予め設定された第2の閾値と比較し、バラツキ量が第2の閾値よりも小さい場合には、前記ロック中心周波数設定値をズレ量に応じて補正した値に設定し、ゲイン調整値を第2のゲイン設定値に設定し、バラツキ量が第2の閾値以下の場合には、ゲイン調整値、及びロック中心周波数設定値を変更しないようにし、
    前記現在のゲイン調整値の判定の結果、現在のゲイン調整値が第2のゲイン調整値であると判定された場合に、ズレ量と予め設定された第3の閾値とを比較し、ズレ量が第3の閾値より大きいと判定された場合、ゲイン調整値を第1のゲイン調整値に設定し、ロック中心周波数設定値を、前記アナログ入力信号に応じて設定された初期値に設定し、ズレ量が第3の閾値以下であると判定された場合には、ゲイン調整値、及びロック中心周波数設定値を変更しないようにし、
    前記バラツキ量の比較の結果、該バラツキ量が第1の閾値より大きいと判定された場合に、ゲイン調整値を第1のゲイン調整値に設定し、ロック中心周波数設定値を、前記アナログ入力信号に応じて設定された初期値に設定することを特徴とする同期クロック生成装置。
  4. 同期信号が付加されたアナログ入力信号を、前記同期信号に同期した同期クロックをサンプリングの基準としてディジタル信号に変換するA/D変換器と、
    前記ディジタル信号から前記同期信号を分離する同期信号分離回路と、
    前記同期クロックを、前記入力信号に対して予め設定された数だけカウントして同期パルス信号を生成するパルス生成回路と、
    前記同期信号分離回路で分離された同期信号と前記同期パルス信号とを乗算して乗算データを出力する乗算器と、
    前記乗算データから高周波成分を除去し、直流成分を取り出して、補正データを生成し出力するローパスフィルタと、
    前記補正データに基づいて、該補正データに対して行うゲイン調整のゲイン調整値を設定し、該ゲイン調整値を示すゲイン調整データを出力するコントローラと、
    前記ゲイン調整データに基づいて前記補正データのゲイン調整を行うゲイン調整回路と、
    前記ゲイン調整回路から出力されるゲイン調整された補正データに応じた周波数のクロックを生成し、該クロックを前記同期クロックとして出力する電圧制御発振器とを備え、
    前記ローパスフィルタは、周波数の高い成分に対してゲイン調整を行うものであり、
    前記コントローラは、前記ローパスフィルタの周波数の高い成分に対するローパスフィルタゲイン調整値を制御するためのローパスフィルタゲイン調整データを、前記ローパスフィルタの出力する補正データに基づいて設定し、前記ゲイン調整回路に出力するものであり、
    前記コントローラは、
    前記ローパスフィルタが出力した補正データを取り込むとともに、該取り込んだ補正データの内の、最新の補正データまでの予め決められた数の補正データだけを格納し、
    該格納した補正データの最大値から最小値を減算してバラツキ量を算出し、
    該バラツキ量を、予め設定された第1の閾値、及び該第1の閾値よりも値の小さい第2の閾値と比較して、バラツキ量が第1の閾値よりも大きい場合は、前記ローパスフィルタゲイン調整値を現在の値よりも大きい値に設定し、バラツキ量が第2の閾値よりも小さい場合は、前記ローパスフィルタゲイン調整値を現在の値よりも小さい値に設定し、バラツキ量が第1の閾値以下で、かつ第2の閾値以上である場合は前記ローパスフィルタゲイン調整値を変更しないことを特徴とする同期クロック生成装置。
  5. 同期信号が付加されたアナログ入力信号を、前記同期信号に同期した同期クロックをサンプリングの基準としてディジタル信号に変換するA/D変換器と、
    前記ディジタル信号から前記同期信号を分離する同期信号分離回路と、
    前記同期クロックを、前記入力信号に対して予め設定された数だけカウントして同期パルス信号を生成するパルス生成回路と、
    前記同期分離回路で分離された同期信号と前記同期パルス信号とを乗算して乗算データを出力する乗算器と、
    前記乗算データから高周波成分を除去し、直流成分を取り出して、補正データを生成し出力するローパスフィルタと、
    予め決定された値に基づいて、前記補正データのゲイン調整を行うゲイン調整回路と、
    前記補正データに基づいて、該補正データが出力されない状態において得られる前記同期クロックの周波数を設定するロック中心周波数設定値を設定し、該ロック中心周波数設定値を示すロック中心周波数設定データを出力するコントローラと、
    前記ゲイン調整回路から出力されるゲイン調整された補正データと前記ロック中心周波数設定データとを加算して得られるデータに応じた周波数のクロックを生成し、該クロックを前記同期クロックとして出力する電圧制御発振器とを備え、
    前記ローパスフィルタは、周波数の高い成分に対してゲイン調整を行うものであり、
    前記コントローラは、前記ローパスフィルタの周波数の高い成分に対するローパスフィルタゲイン調整値を制御するためのローパスフィルタゲイン調整データを、前記ローパスフィルタの出力する補正データに基づいて設定し、前記ゲイン調整回路に出力するものであり、
    前記コントローラは、
    前記ローパスフィルタが出力した補正データを取り込むとともに、該取り込んだ補正データの内の、最新の補正データまでの予め決められた数の補正データだけを格納し、
    該格納した補正データの最大値から最小値を減算してバラツキ量を算出し、
    該バラツキ量を、予め設定された第1の閾値、及び該第1の閾値よりも値の小さい第2の閾値と比較して、バラツキ量が第1の閾値よりも大きい場合は、前記ローパスフィルタゲイン調整値を現在の値よりも大きい値に設定し、バラツキ量が第2の閾値よりも小さい場合は、前記ローパスフィルタゲイン調整値を現在の値よりも小さい値に設定し、バラツキ量が第1の閾値以下で、かつ第2の閾値以上である場合は前記ローパスフィルタゲイン調整値を変更しないことを特徴とする同期クロック生成装置。
  6. 同期信号が付加されたアナログ入力信号を、前記同期信号に同期した同期クロックをサンプリングの基準としてディジタル信号に変換するA/D変換器と、
    前記ディジタル信号から前記同期信号を分離する同期信号分離回路と、
    前記同期クロックを、前記入力信号に対して予め設定された数だけカウントして同期パルス信号を生成するパルス生成回路と、
    前記同期分離回路で分離された同期信号と前記同期パルス信号とを乗算して乗算データを出力する乗算器と、
    前記乗算データから高周波成分を除去し、直流成分を取り出して、補正データを生成するローパスフィルタと、
    ゲイン調整データに基づいて前記補正データのゲイン調整を行うゲイン調整回路と、
    前記ゲイン調整回路から得られた補正データと、該補正データが出力されない状態において得られる前記同期クロックの周波数を設定するロック中心周波数設定値を設定するロック中心周波数設定データとを加算して得られるデータに応じた周波数のクロックを生成して前記同期信号に同期したクロックを生成し、該クロックを前記同期クロックとして出力する電圧制御発振器と、
    前記同期パルス信号をロードパルスとして、前記ローパスフィルタの出力する補正データを取り込み、該取り込んだ補正データの内の、最新の補正データまでの予め決められた数の補正データだけを格納する補正データ格納回路と、
    前記補正データ格納回路が格納した補正データの最大値から最小値を減算してバラツキ量を算出するバラツキ量算出回路と、
    該バラツキ量を、予め設定された第1の閾値、及び該第1の閾値よりも値の小さい第2の閾値と比較して、バラツキ量比較結果を出力するバラツキ量比較回路と、
    前記バラツキ量比較結果に基づいて、前記補正データに対して行うゲイン調整のゲイン調整値を設定し、該ゲイン調整値を示すデータを前記ゲイン調整データとして出力するゲイン調整値決定回路と、
    前記補正データ格納回路が格納した補正データの平均値を算出して、前記ロック中心周波数設定値に対する補正データのズレ量を算出するズレ量算出回路と、
    前記ズレ量を予め設定されている第3の閾値と比較して、ズレ量比較結果を出力するズレ量比較回路と、
    前記ズレ量、及びズレ量比較結果に基づいて、ロック中心周波数設定値を設定し、該ロック中心周波数設定値を示すデータを前記ロック中心周波数設定データとして出力するロック中心周波数設定値算出回路とを備えたことを特徴とする同期クロック生成装置。
  7. 請求項に記載の同期クロック生成装置において、
    前記ローパスフィルタは、周波数の高い成分に対してゲイン調整を行うものであり、
    前記ゲイン調整値決定回路は、前記バラツキ量比較結果に基づいて、前記ローパスフィルタの周波数の高い成分に対するローパスフィルタゲイン調整値を制御するためのローパスフィルタゲイン調整データを設定し、前記ローパスフィルタに出力することを特徴とする同期クロック生成装置。
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