JPH05130629A - 色副搬送波発生回路及び色信号復調回路 - Google Patents

色副搬送波発生回路及び色信号復調回路

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JPH05130629A
JPH05130629A JP3250991A JP25099191A JPH05130629A JP H05130629 A JPH05130629 A JP H05130629A JP 3250991 A JP3250991 A JP 3250991A JP 25099191 A JP25099191 A JP 25099191A JP H05130629 A JPH05130629 A JP H05130629A
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signal
color
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memory
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JP3250991A
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Kunimasa Ishizaka
国政 石坂
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NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
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NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 任意の異なる周波数の色副搬送波の発生がで
き、しかも完全デジタル処理で高精度色信号復調を実現
する。 【構成】 クロマ信号Cは、バーストレベル補正部2
で、基準振幅レベルになるように補正されて、色差信号
分離部1に供給される。一方、色副搬送波発生部4は、
タイミング制御部3から供給されるアドレスADDR
(1)、(2)に基づきメモリ41、42から位相の異
なる色副搬送波IF(1)、(2)を発生し、色差信号分
離部1に供給する。色差信号分離部1は、補正されたク
ロマ信号と、色副搬送波IF(1)、(2)とを用いて、
色差信号に分離し、B−Y信号とR−Y信号を得る。バ
ーストレベル補正部2は、このB−Y信号とR−Y信号
の振幅レベルの基準値からのずれを検出する。このずれ
に基づいてタイミング制御部3は、位相補正データを作
成し、アドレスADDR(1)、(2)を補正して供給す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、色副搬送波発生回路
及び色信号復調回路に関し、例えば、TV信号などに含
まれているクロマ信号から色差信号を得る回路や、色差
信号からクロマ信号を得る回路に適用し得るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビジョン受像機やVTRなど
でクロマ信号から色差信号を得る色信号復調回路がいろ
いろな回路構成方法で実現されて普及している。また、
色差信号を得るための色副搬送波(サブキャリア)を発
生するため方法も種々開発されている。これらの目的
は、デジタル処理による高精度処理を実現して、映像の
高画質化を目的としている。また、これらのデジタル処
理を可能にすることによって小形化のためのLSI化も
要請されているこの色信号復調回路の例を図9に示す。
図9において、クロマ信号Cは、B−Y復調部91と、
R−Y復調部92と、バースト検出部93に供給され
る。バースト検出部93は、クロマ信号Cからカラーバ
ースト信号を検出し、検出されたカラーバースト信号は
色副搬送波周波数発生部94に供給される。色副搬送波
周波数発生部94は、カラーバースト信号からPLL回
路など利用して3.58MHzの色副搬送波周波数を発
生して2系統の信号を移相器95に供給する。移相器9
5は供給される3.58MHzに対して位相制御を行
い、位相が例えば90°異なる色副搬送波Ir、Ibを
出力し、IrはR−Y復調部92に供給し、IbはB−
Y復調部91に供給する。B−Y復調部91は、クロマ
信号CとIrを用いて青色差信号B−Yを復調する。ま
た、R−Y復調部92は、クロマ信号CとIbを用いて
赤色差信号R−Yを復調する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の色副搬送波周波
数発生部94は、カラーバースト信号からPLL回路な
ど利用して3.58MHzの色副搬送波周波数を発生し
ているため、LSI化は可能であるがループゲインなど
のアナログ的な要素を適正に設定しなければ、安定な周
波数信号を発生できないという問題があった。
【0004】また、更に上述の従来の色信号復調回路で
は、副搬送波周波数発生部94は、カラーバースト信号
からPLL回路など利用して3.58MHzの色副搬送
波周波数を発生では、カラーテレビジョン信号NTSC
の色差信号の復調にしか使用できず、PALのカラーテ
レビジョン信号のクロマ信号の復調や、VHSのVTR
のクロマ信号などの復調には、同じ回路で共通的に使用
することができないという問題があった。
【0005】従って、クロマ信号の方式の差によって、
別々の色信号復調回路を用意しなければならず、LSI
化する設計工数や、製造工数などが増大するという問題
があった。
【0006】また、従来の色信号復調回路では、高精度
の色合い制御行うための方法が実現されていないため、
高画質化を行うための障害となっていた。
【0007】この発明は、以上の課題に鑑み為されたも
のであり、その目的とするところは、多用途化して利用
できるように異なる周波数の色副搬送波を発生すること
ができる色副搬送波発生回路と、しかも、完全デジタル
処理で高精度色信号復調処理を実現することができる色
信号復調回路を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、以上の目的
を達成するために、第1の発明の色副搬送波発生回路
は、正弦波形データを記憶するメモリと、このメモリに
任意の周期でアドレス制御信号を供給するタイミング制
御手段とを備え、このアドレス制御信号の供給に基づい
て前記メモリから繰り返し正弦波形データを読み出し
て、色副搬送波を出力することを特徴とする。
【0009】また、第2の発明は、クロマ信号と色副搬
送波を用いて色差信号を得る色信号復調回路において、
以下の特徴的な手段などで改良した。
【0010】つまり、正弦波形データを記憶するメモリ
と、このメモリに任意の周期でアドレス制御信号を供給
するタイミング制御手段と、このアドレス制御信号の供
給に基づいてメモリから繰り返し正弦波形データを読み
出して、色副搬送波を出力してクロマ信号と演算するこ
とにより色差信号を得ることを特徴とする。
【0011】また、色差信号の出力レベルを検出して、
所定基準値との比較によって、上記クロマ信号又は色副
搬送波のレベルを補正するレベル補正手段を備えてもよ
い。更に、色差信号の出力レベルを検出し、この出力レ
ベルの値によって、上記メモリへ供給するアドレス制御
信号のアドレス値を補正するアドレス補正手段を備えて
もよい。
【0012】
【作用】この第1の発明の色副搬送波発生回路によれ
ば、連続的に任意の周期でアドレス制御信号をメモリに
供給できるので、メモリは連続的に任意の周期で正弦波
形データを出力することができ、この連続的な正弦波形
データから色副搬送波を出力することによって、例え
ば、色信号の復調に使用でき、また色差信号からクロマ
信号を得る回路などにも使用することができる。従っ
て、従来のように、アナログ的要素は考慮することな
く、完全にデジタル処理で発生することができるのでL
SI化にも適している。また、いろいろな用途(TVや
VTRなど)に使用することができる。
【0013】また、第2の発明の色信号復調回路によれ
ば、第1の発明と同様に、メモリは連続的に任意の周期
で正弦波形データを出力することができ、この連続的な
正弦波形データから色副搬送波を出力して、クロマ信号
と演算することによって色差信号を得ることができる。
また、上記レベル補正手段や、上記アドレス補正手段を
備えることによって、クロマ信号又は色副搬送のレベル
の安定な状態で、適正な周期でクロマ信号から色差信号
への復調を行うことができる。しかも、完全デジタル処
理で行うことができるので高精度処理を行うことがで
き、LSI化にも適している。
【0014】
【実施例】次にこの発明に係る色副搬送波発生回路を色
信号復調回路に適用した場合の好適な一実施例を図面を
用いて説明する。
【0015】この実施例は、異なる周波数の色副搬送波
に対して、一組の回路構成で色信号復調に対応すること
ができ、しかも、クロマ信号Cから色差信号の分離を、
高精度に行うことができる色信号復調回路を実現するこ
とを目的とする。
【0016】この目的のために、色副搬送波を発生する
ための正弦波波形データを格納するメモリ構成の色副搬
送波発生部と、カラーバースト信号の振幅レベルを検出
し、しかも基準振幅レベルになるように安定化させるバ
ーストレベル補正部と、カラーバースト信号の振幅レベ
ルの基準レベルからのずれによって、色副搬送波発生の
位相制御を行い、しかも、連続的に色副搬送波を発生で
きるように制御信号を供給して、色副搬送波発生部のメ
モリにアドレス信号を供給するタイミング制御部を設け
て実現した。
【0017】図1は、色信号復調回路の機能ブロック図
を示している。
【0018】図1において、この色信号復調回路は、色
差信号分離部1と、バーストレベル補正部2と、タイミ
ング制御部3と、色副搬送波発生部4とで構成されてい
る。色副搬送波発生部4は、メモリ41と、メモリ42
とで構成されている。このメモリ41とメモリ42に
は、同じ正弦波形を表す1周期分の正弦波形データが予
め記憶されている。例えば、1周期の正弦波形データを
アドレス0〜909に分割して記憶してもよい。この場
合は、メモリ41、42のクロックは、910fとす
る。ここで、fは、水平走査周波数(14.75kH
z)とする。
【0019】図1の動作を説明する。クロマ信号C(デ
ジタルクロマ信号)はバ−ストレベル補正部2に供給さ
れると、バーストレベル補正係数aによって補正され補
正後のクロマ信号C・aが色差信号分離部1に供給され
る。色差信号分離部1は、補正後のクロマ信号C・a
と、色副搬送波発生部4から供給される位相がπ/2
(=90°)異なる色副搬送波IF(1)及び(2)と
を用いて、乗算してローパスフィルタリングすることに
よって、青色差信号B−Yと赤色差信号R−Yを得る。
【0020】そして、これらの色差信号は、バーストレ
ベル補正部2に供給されて、ここで、それぞれ別々に信
号レベルの検出がなされて、それぞれの信号レベルの2
乗の和の値が所定のバーストレベル基準値BREFから
どれだけずれているかを検出して、このずれている量に
対する乗算補正係数aを求めて、この乗算補正係数aを
入力クロマ信号Cに乗算して、補正後の乗算値C・aを
再び色差信号分離部1に供給する。この様にして、バー
ストレベルの基準値に安定化させる。また、バーストレ
ベル補正部2では、色差信号の信号レベルの検出値をそ
れぞれラッチ信号L(B−Y)と、ラッチ信号L(R−
Y)として、タイミング制御部3に供給する。
【0021】タイミング制御部3は、色副搬送波発生部
4のメモリ41、42から90°位相が異なる連続的な
色副搬送IF(1)、(2)を発生させるように、アド
レスADDR(1)、(2)を発生して供給させる。そ
のために、主にアドレス減算データADDR(−)と、
アドレス加算データADDR(+)と、アドレス乗算係
数ADDRJKを供給して、所望の位相関係を得るアド
レスADDR(1)、(2)を発生すると共に、前述の
ラッチ信号L(B−Y)と、ラッチ信号L(R−Y)と
から生成する色副搬送波に対する位相補正データを使用
して、メモリ41、42に供給する前記アドレスADD
R(1)、(2)の値を補正して、メモリ41、42に
それぞれ供給する。
【0022】メモリ41は、連続的に所定の周期で供給
されるアドレスADDR(1)によって指定される正弦
波形データを読み出す。読み出された正弦波形データ
は、色副搬送波IF(1)のデータとして、色差信号分
離部1に供給する。また、メモリ42も、連続的に所定
の周期で供給されるADDR(2)によって指定される
正弦波形データを読み出す。読み出された正弦波形デー
タは、色副搬送波IF(2)のデータとして、色差信号
分離部1に供給する。
【0023】メモリ41、42に供給するアドレスAD
DR(1)、(2)の値によって、色副搬送波IF
(1)、(2)の周期を変えることでき、このアドレス
ADDR(1)、(2)の値を決めるために、アドレス
加算データADDR(+)、アドレス減算データADD
R(−)を所望の周期で供給すると共に、所望のアドレ
ス乗算係数ADDRJKを乗算することによって所望の
周期の色副搬送波を発生するための、メモリ41、42
に対するアドレスを供給することができる。従って、こ
れらの値を所望の値に任意に設定することによって、
(455/2)・fの色副搬送波を発生することもで
きるし、その他の周期の色副搬送波を発生することもで
きる。
【0024】次に前述の各部の一例の実現機能ブロック
を示して、その動作を説明する。
【0025】図2は、図1における色差信号分離部1の
一例の機能ブロック図を示す。
【0026】図2において、色差信号分離部は、乗算器
11、12と、ローパスフィルタ(LPF)13、14
とで構成されている。
【0027】次に図2の動作を説明する。補正後のクロ
マ信号C・aは、乗算器11、12に供給される。乗算
器11は、補正後のクロマ信号C・aと色副搬送波IF
(1)のデータとを乗算して乗算値C・a・IF(1)
をLPF13に供給する。LPF13は、カットオフ周
波数が0.5MHz程度で、低域通過のフィルタリング
を行って青色差信号B−Yを得る。また、乗算器12
は、補正後のクロマ信号C・aと色副搬送波IF(2)
のデータとを乗算して乗算値C・a・IF(2)をLP
F14に供給する。LPF14は、カットオフ周波数が
0.5〜1.5MHz程度で、低域通過のフィルタリン
グを行い赤色差信号R−Yを得る。
【0028】図3は、図1におけるバーストレベル補正
部2の一例の機能ブロック図である。
【0029】図3において、バーストレベル補正部は、
乗算器21と、積分器22、25と、ラッチ23、26
と、2乗計算器24、27と、加算器28と、比較器2
9と、アップダウン(U/D)カウンタ30とで構成さ
れている。
【0030】次に図3の動作を説明する。青色差信号B
−Yは、積分器22に供給されて積分値をラッチ23に
供給する。また、赤色差信号R−Yも積分器25に供給
されて積分値をラッチ26に供給する。ラッチ23は、
バースト中心タイミングBct1の供給を図6に示すよ
うなタイミングで受けて、この時の積分値をラッチして
ラッチ信号L(B−Y)を、2乗計算器24と、タイミ
ング制御部3に供給する。また、ラッチ26も、バース
ト中心タイミングBct1の供給を図6に示すようなタ
イミングで受けて、この時の積分値をラッチしてラッチ
信号L(R−Y)を、2乗計算器27と、タイミング制
御部3に供給する。
【0031】2乗計算器24は、ラッチ信号L(B−
Y)の2乗値を求め、加算器28に供給する。また、2
乗計算器27も、ラッチ信号L(R−Y)の2乗値を求
め、加算器28に供給する。加算器28は、これらの2
種類の2乗値を加算して加算値Aを比較器29に供給す
る。この比較器29は、バーストレベル基準値BREF
の供給を受け、上記加算値Aがバーストレベル基準値B
REFに対する比較を行い、比較結果信号大又は小の信
号をアップダウンカウンタ30に供給する。アップダウ
ンカウンタ30は、バースト中心タイミングBct2の
供給を図7に示す様なタイミングで受け、このタイミン
グで比較結果信号が大の場合は、例えば、ダウンカウン
ト値を、また、比較結果信号が小の場合はアップカウン
ト値を乗算補正係数aとして、乗算器21に供給して、
クロマ信号Cにaを乗算してC・aを色差信号分離部1
に供給する。
【0032】図4は、図1におけるタイミング制御部3
の一例の機能ブロック図である。
【0033】図4において、タイミング制御部3は、位
相補正制御部分31と、スイッチ32と、ANDゲート
33、35と、加算器34と、減算器36と、加算器3
7、38、39と、スイッチ40と、遅延器41と、乗
算器42と、加算器43とで構成されている。しかも、
位相補正制御部分31は、メモリ311、312と、選
択器313とで構成されている。
【0034】例えば、メモリ41、42には910アド
レスで1周期の正弦波形データが格納されている場合
に、910fのサンプリングクロックで40f(V
HSの場合)の正弦波を得る場合を説明する。
【0035】この場合には、メモリ41、42には、ア
ドレスを0、40、80、・・・880、・・・11、
55、・・・というように供給しなければならない。こ
の様にアドレスADDR(1)、(2)を供給するため
に、アドレス加算データADDR(+)として、40を
加算器37に供給する。もし、50fを得る場合に
は、アドレス加算データADDR(+)として、50を
供給する。次にアドレス減算ADDR(−)として、−
909+40=−869を、減算器36に供給する。減
算器36では、加算器34から加算値が供給されなけれ
ば、減算値−869を加算器39に供給し、遅延器41
から前回の遅延値が供給されなければ、−869がスイ
ッチ40に供給される。アドレス加算データADDR
(+)として、40を供給されると、加算器37を介し
て加算器38に供給され、遅延器41にから前回の遅延
値が供給されなければ、加算値40が、スイッチ40に
供給される。スイッチ40は、加算器39から供給され
る値が、正ならば、加算器39の値を遅延器41に供給
し、負ならば加算器38からの加算値を遅延器41に供
給する。今の場合は負(−869)であるので加算器3
8からの加算値40を遅延器41に供給する。遅延器4
1は、加算値40を乗算器42に供給し、アドレス乗算
係数ADDRJK(今は1とする)と乗算して、乗算値
40をアドレスADDR(2)として生成する。また、
乗算値を加算器43に供給し、90°の位相差を得るた
めに、位相制御信号+θ又は−θの供給を行い加算し
て、アドレスを補正してこれをアドレスADDR(1)
として生成する。この様にしてアドレス40に対する正
弦波形データがメモリ42から読み出され、また、メモ
リ41からもアドレス40の正弦波形と位相が90°異
なるアドレスから正弦波形データが読み出される。以下
同様にして、アドレス80、120、・・・、880、
11、55、・・・、の各正弦波形データが読み出され
る。
【0036】今の場合は、アドレス乗算係数ADDRJ
Kは、1でよいが、今1周期の正弦波形をアドレスを0
〜909で設定しておいて、例えば、1周期の正弦波形
を0〜1023に対応させたい場合は、乗算係数ADD
RJKを1023/909に設定してアドレスを生成し
なければならない。
【0037】また、加算器43に対する位相制御信号
は、PAL信号を扱う場合は、1ラインごとにバースト
の位相が変化するので、これに対応するために、1ライ
ンごとに、スイッチ51(図1に図示)によって、位相
のことなる制御データ+θ又は−θを供給しなければな
らない。
【0038】また、ライン変更制御信号LHCをスイッ
チ32に供給し、1ラインごとに+90°位相制御信号
+θと−90°位相制御信号−θを切り替えて、この信
号をタイミング制御信号tc1によって、1フィールド
ごとにANDゲート33でゲートして、加算器34を介
して、減算器36と、加算器37に供給して、アドレス
を制御する。
【0039】また、位相補正制御部分31の動作によっ
て得られるアドレス補正信号ADDRHOは、ANDゲ
ート35に供給され、タイミング制御信号tc2のタイ
ミング(図8に示すタイミング)でゲートされて加算器
34を介して、減算器36と、加算器37に供給され
て、アドレスが適正に補正される。
【0040】ここで、位相補正制御部分31の動作を説
明する。ラッチ信号L(B−Y)がメモリ311と選択
器313に供給される。また、ラッチ信号L(R−Y)
がメモリ312に供給される。
【0041】メモリ311には、青色差信号B−Yの位
相を補正するための位相補正データがB−Yの値をアド
レスとして予め記憶されている。この記憶データの値
は、例えば、次式で表すことができる。
【0042】 910/π・{π−cos-1(B−Y/BREF)}} B−Y:青色差信号B−Yの値、BREF:バーストレ
ベル基準値 メモリ312には、赤色差信号R−Yの位相を補正する
ための位相補正データがR−Yの値をアドレスとして予
め記憶されている。この記憶データの値は、例えば、次
式で表すことができる。
【0043】 910/π・{sin-1(R−Y/BREF)} R−Y:赤色差信号R−Yの値、BREF:バーストレ
ベル基準値 メモリ311から読み出された位相補正データ(1)
と、メモリ312から読み出された位相補正データ
(2)は、選択器313に供給される。選択器313
は、ラッチ信号L(B−Y)が負であるときは、位相補
正データ(1)を選択して出力する。また、正である時
は、位相補正データ(2)を選択して出力する。図5
は、図4における位相補正制御部分31をPAL信号に
適用した場合の一例の機能ブロック図である。
【0044】図5において、位相補正制御部分は、メモ
リ321、322と、乗算器323、325と、選択器
324、326、327とで構成されている。
【0045】ラッチ信号L(B−Y)は、メモリ321
と、選択器327に供給される。また、ラッチ信号L
(R−Y)は、乗算器32と、選択器324に供給す
る。乗算器323は、ラッチ信号L(R−Y)に−1を
乗算して乗算値−ラッチ信号L(R−Y)を選択器32
4に供給する。また、ライン毎変更制御信号が選択器3
24と326とに供給される。
【0046】メモリ321には、青色差信号B−Yの位
相を補正するための位相補正データがB−Yの値をアド
レスとして予め記憶されている。この記憶データの値
は、例えば、次式で表すことができる。
【0047】 (1135/π)・{π−cos-1(B−Y/BREF)} B−Y:青色差信号B−Yの値、BREF:バーストレ
ベル基準値 メモリ321は、所望の位相補正データを選択器327
に供給する。
【0048】次に選択器324は、ライン毎変更制御信
号によってライン毎にラッチ信号L(R−Y)又は−ラ
ッチ信号L(R−Y)を選択してメモリ322にアドレ
スとして供給する。
【0049】メモリ322には、赤色差信号R−Yの位
相を補正するための位相補正データがラッチ信号L(R
−Y)又は−ラッチ信号L(R−Y)の値をアドレスと
して予めライン変更に応じて位相1及ぶ位相2の時のデ
ータが記憶されている。この記憶データの値は、例え
ば、次式で表すことができる。
【0050】位相1の時の補正データ: (1135/π)・{sin-1(R−Y/BREF)−π/4} R−Y:赤色差信号R−Yの値、BREF:バーストレ
ベル基準値 位相2の時の補正データ: (1135/π)・{π/4−sin-1(R−Y/BREF)} メモリ322から出力された補正データは、選択器32
6及び乗算器325に供給される。乗算器325は、補
正データに−1を乗算し、乗算値を選択器326に供給
する。選択器326は、ライン毎変更制御信号によって
ライン毎にメモリ322から供給される補正データ又は
乗算器325から供給される補正データを選択して選択
器327に供給する。選択器327は、ラッチ信号L
(B−Y)の正又は負によって、メモリ321から供給
される補正データ又は選択器326から供給される補正
データを選択してアドレス補正データADDRHOとし
て出力される。
【0051】以上の実施例によれば、タイミング制御部
3に供給するアドレス減算データADDR(−)、アド
レス加算データADDR(+)、アドレス乗算係数AD
DRJKの値を任意の所望の値に設定することによっ
て、任意の周波数の色副搬送波を生成することができ
る。更に、バーストレベル補正部2でクロマ信号の信号
レベルを一定の値に安定化させることができ、バースト
レベルの基準値からのずれを検出し、このずれによって
位相補正データを生成し、この位相補正データの値によ
って、アドレスデータの値を補正できる。従って、出力
する色副搬送波の位相を補正することもできる。
【0052】このようにして、NTSC信号やPAL信
号の色信号変調も行うことができ、TVやVTRなどに
も適用することができる。しかも、完全デジタル処理で
行うことができるので高精度処理を行うことができ、L
SI化にも適している。
【0053】以上の実施例において、色副搬送波発生部
4のメモリ41、42は、RAM、ROMの、いずれで
構成しても実現できる。またメモリには、1周期分の正
弦波形データを可能したが、これに限るものではなく、
例えば、2以上の周期分に相当する正弦波形データを記
憶して、構成しても適用することができる。
【0054】また、上述の色副搬送波発生部4は、メモ
リ2個で構成したが、これに限るものではなく、例え
ば、1個のメモリに正弦波形データを記憶し、読み出し
た後に移相器を使用して、位相の異なる2種類の色副搬
送波IF(1)とIF(2)を生成して、色差信号分離
部1に供給するようにしてもよい。
【0055】また、以上の実施例の図1及び図3におい
ては、バーストレベルの補正を行うためにクロマ信号C
に対して乗算補正係数aを乗算しているが、これに限る
ものではなく、例えば、色副搬送波IF(1)、(2)
に対して補正係数を乗算してもよい。
【0056】また、以上の実施例においては、クロマ信
号から色副搬送波IF(1)、(2)を用いて、青色差
信号(B−Y)と、赤色差信号(R−Y)を得る回路を
説明したが、これに限るものではなく、例えば、これに
更に緑色差信号(G−Y)も得るために、メモリを1個
追加した回路にも適用することができる。
【0057】以上の実施例においては、入力クロマ信号
をデジタル信号として供給し、その後の処理を完全デジ
タル処理で実現したが、これに限るものではない。例え
ば、部分的にアナログ処理を行うことにも適用できる。
例えば、入力クロマ信号をアナログで取り込み、バース
トレベル補正部2及び色差信号分離部1でアナログ処理
してもよい。この場合に、色副搬送波発生部4から読み
出した正弦波形データをA/D変換して得たアナログの
色副搬送波IF(1)、(2)を色差信号分離部1に供
給してもよい。
【0058】
【発明の効果】以上述べたようにこの第1の発明によれ
ば、いろいろな異なる周波数の色副搬送の発生ができる
ので、いろいろな用途に使用することができ、しかも完
全デジタル処理できるのでLSI化にも適している。
【0059】また、第2の発明によれば、クロマ信号又
は色副搬送のレベルの安定な状態で、適正な周期でクロ
マ信号から色差信号への復調を行うことができ、しか
も、完全デジタル処理で行うことができるので高精度処
理を行うことができ、LSI化にも適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施例に係る色副搬送波発生回路及び色信
号復調回路の機能ブロック図である。
【図2】図1における色差信号分離部1の一例の機能ブ
ロック図を示す。
【図3】図3は、図1におけるバーストレベル補正部2
の一例の機能ブロック図である。
【図4】図4は、図1におけるタイミング制御部3の一
例の機能ブロック図である。
【図5】図5は、図4における位相補正制御部分31を
PAL信号に適用した場合の一例の機能ブロック図であ
る。
【図6】図3に係るバースト中心タイミングを表す図で
ある。
【図7】図3に係るアップダウンカウンタの動作タイミ
ングを表す図である。
【図8】図4に係るアドレス加算のタイミングを表す図
である。
【図9】従来例に色信号復調回路の機能ブロック図であ
る。
【符号の説明】
1…色差信号分離部、2…バーストレベル補正部、3…
タイミング制御部、4…色副搬送波発生部、41、42
…メモリ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正弦波形データを記憶するメモリと、 このメモリに任意の周期でアドレス制御信号を供給する
    タイミング制御手段とを備え、 このアドレス制御信号の供給に基づいて前記メモリから
    繰り返し正弦波形データを読み出して、色副搬送波を出
    力することを特徴とする色副搬送波発生回路。
  2. 【請求項2】 クロマ信号と色副搬送波を用いて色差信
    号を得る色信号復調回路において、 正弦波形データを記憶するメモリと、 このメモリに任意の周期でアドレス制御信号を供給する
    タイミング制御手段とを備え、 このアドレス制御信号の供給に基づいて前記メモリから
    繰り返し正弦波形データを読み出して、色副搬送波を出
    力してクロマ信号と演算することにより色差信号を得る
    ことを特徴とする色信号復調回路。
  3. 【請求項3】 色差信号の出力レベルを検出して、所定
    基準値との比較によって、前記クロマ信号又は色副搬送
    波のレベルを補正するレベル補正手段を備えたことを特
    徴とする請求項2に記載の色信号復調回路。
  4. 【請求項4】 色差信号の出力レベルを検出して、この
    出力レベルの値によって、前記メモリへ供給するアドレ
    ス制御信号のアドレス値を補正するアドレス補正手段を
    備えたことを特徴とする請求項2又は3に記載の色信号
    復調回路。
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