JPH11354888A - 半導体発光素子およびその製造方法 - Google Patents

半導体発光素子およびその製造方法

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JPH11354888A
JPH11354888A JP10173919A JP17391998A JPH11354888A JP H11354888 A JPH11354888 A JP H11354888A JP 10173919 A JP10173919 A JP 10173919A JP 17391998 A JP17391998 A JP 17391998A JP H11354888 A JPH11354888 A JP H11354888A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が容易でかつ放熱を促進することができ
る半導体発光素子およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 配設基板80により支持された基板11
の配設基板80と反対側に複数のレーザ発振部20a,
20b,20c,20dが形成される。レーザ発振部2
0a,20b,20c,20dにはp側電極15a,1
5b,15c,15dが接続され、p側電極15b,1
5cには厚さを厚くすることにより放熱機能を備えた引
き出し用電極17a,17bが接続される。引き出し用
電極17a,17bはレーザ発振部20b,20cを覆
うと共に、絶縁層16a,16bを介してレーザ発振部
20a,20dも覆っている。よって、基板11の側を
配設基板80に配設するようにしても、発生した熱を積
極的に放熱でき、熱干渉による閾値電圧の上昇や発光出
力の低下を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一基板に複数の
発光部を備えた半導体発光素子およびその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】現在、光ディスク装置やレーザビームプ
リンタや複写機など、半導体発光素子である半導体レー
ザ(laser diode ;LD)を利用した様々な装置が開発
されている。近年、これらの各装置においては動作の高
速化や高性能化が求められており、それらを達成する1
つの方法として複数のレーザビームを利用することが考
えられる。例えば、光ディスク装置では複数のレーザビ
ームを用い複数のトラックを同時に読み取ることにより
容易に読み取り速度を速めることができる。そこで、複
数のレーザビームを同時に射出可能な半導体レーザ(す
なわちマルチビームレーザ)の開発が要求されている。
【0003】図21は、従来のマルチビームレーザの構
成を分解して表すものである。このマルチビームレーザ
は同一の基板111に形成された4個のレーザ発振部1
20を有しており、各電極115には配設基板180の
上に各配線182を介してそれぞれ形成された各コンタ
クト用電極181がそれぞれ電気的に接続されている。
各配線182には図示しないが各ワイヤを介して電極と
接続するための各ワイヤ接続部がそれぞれ設けられてお
り、各レーザ発振部120はこの各ワイヤ接続部にそれ
ぞれ接続された各ワイヤを介して図示しない電源とそれ
ぞれ接続されるようになっている。
【0004】このようなマルチビームレーザを製造する
際には、まず、基板111に各レーザ発振部120をそ
れぞれ形成し、次に、それとは別に配設基板180に各
コンタクト用電極181をそれぞれ形成したのち、基板
111に形成した各レーザ発振部120と配設基板18
0に形成した各コンタクト用電極181とを互いにそれ
ぞれ接続する。よって、このマルチビームレーザでは、
各レーザ発振部120の間隔が極めて狭くなると、各レ
ーザ発振部120と各コンタクト用電極181との位置
合わせが難しくなり、大量生産が難しいという問題があ
った。そこで、近年は、基板111のレーザ発振部12
0側を配設基板と反対側に向けて、基板111を配設基
板に対して配設することが検討されている。このように
して基板111を配設基板により支持するようにすれ
ば、位置合わせの問題もなく、容易に製造することがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一方、
このように基板111のレーザ発振部120側を配設基
板と反対側に向ける場合は、従来の場合に比べ、各レー
ザ発振部120において発生する熱を放散することが難
しくなる。例えば、従来のように基板111のレーザ発
振部120側を配設基板180側に向ける場合には、配
設基板180を窒化アルミニウム(AlN)などの熱伝
導率の高い物質により構成することにより配設基板18
0に放熱機能を持たせることができ、各レーザ発振部1
20において発生した熱を配設基板180を介して積極
的に放散することができる。これに対して、基板111
のレーザ発振部120側を配設基板と反対側に向ける場
合には、レーザ発振部120と配設基板との距離が遠く
なり、配設基板による放熱機能は期待できない。よっ
て、基板111のレーザ発振部120側を配設基板と反
対側に向ける場合には、何らかの方法で放熱を促さなけ
れば、熱干渉により各レーザ発振部120の閾値電流が
上昇したり、発光出力が低下してしまうという問題があ
った。
【0006】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、製造が容易で、かつ放熱を促進する
ことができる半導体発光素子およびその製造方法を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体発光
素子は、配設基板と、この配設基板により支持された1
つの基板と、この基板の配設基板と反対側に積層して形
成された複数の半導体層よりそれぞれなる複数の発光部
と、これら各発光部に対して基板の反対側にそれぞれ設
けられ、各発光部と1対1に対応して電気的に接続され
た複数のオーミック電極と、基板に対して各発光部を介
して積層されることにより、各発光部の基板と反対側に
形成された少なくとも1つの放熱層とを備えている。
【0008】本発明による半導体発光素子の製造方法
は、基板に対して積層して形成された複数の半導体層よ
りそれぞれなる複数の発光部をそれぞれ形成する工程
と、各発光部の基板と反対側に、各発光部と1対1に対
応して電気的に接続された複数のオーミック電極をそれ
ぞれ形成する工程と、基板に対して各発光部を介して少
なくとも1つの放熱層を形成する工程と、基板の発光部
と反対側を配設基板に対向させて基板を配設基板により
支持する工程とを含むものである。
【0009】本発明による半導体発光素子では、各オー
ミック電極を介して各発光部に電流が注入され、発光部
において発光が起こる。その際、発光部では発熱が起こ
るが、発生した熱は放熱層により積極的に放散される。
よって、発熱の影響が排除され、発光部の能力の低下が
抑制される。
【0010】本発明による半導体発光素子の製造方法で
は、基板に対して積層して形成された複数の半導体層よ
りそれぞれなる複数の発光部がそれぞれ形成される。ま
た、各発光部の基板と反対側に、各発光部と1対1に対
応して電気的に接続する複数のオーミック電極がそれぞ
れ形成され、かつ、基板に対して各発光部を介して少な
くとも1つの放熱層が形成される。更に、基板が発光部
と反対側を配設基板に対向させて配設基板により支持さ
れる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0012】(第1の実施の形態)図1は本発明の第1
の実施の形態に係る半導体発光素子である半導体レーザ
の部分断面構造を表すものである。図2は図1に示した
半導体レーザの一部を分解して表すものである。なお、
図1は図2に示したI−I線に沿った断面構造である。
【0013】この半導体レーザは、図1に示したよう
に、同一の基板11の一面(100面)側に、分離溝1
2をそれぞれ介して配列された複数(ここでは4個)の
発光部としてのレーザ発振部20a,20b,20c,
20dをそれぞれ備えている。ここで、レーザ発振部2
0aおよびレーザ発振部20dは配列方向Bにおいて外
側にそれぞれ位置し、レーザ発振部20bはレーザ発振
部20aに隣接して配列方向Bにおける内側に位置し、
レーザ発振部20cはレーザ発振部20dに隣接して配
列方向Bにおける内側に位置している。なお、この配列
方向Bは図2において示した共振器方向Aに対して垂直
な方向である。
【0014】レーザ発振部20a,20b,20c,2
0dは、基板11の一面に対して平行な方向の端部に二
対の側面がそれぞれ形成されたほぼ直方体形状をそれぞ
れ有している。そのうち一対の側面は共振器方向Aの端
部にそれぞれ位置しており、他の一対の側面は共振器方
向Aに対して垂直な方向の端部にそれぞれ位置してい
る。レーザ発振部20a,20b,20c,20dそれ
ぞれの大きさは、例えば、共振器方向Aの長さが500
μmであり、共振器方向Aに対して垂直な方向の幅が1
3μmである。レーザ発振部20a,20b,20c,
20dの間隔(すなわち各分離溝12の幅)はそれぞれ
例えば2μmである。
【0015】これらレーザ発振部20a,20b,20
c,20dは互いに同一の構造を有しており、基板11
の一面に対して垂直な方向に、基板11の側から半導体
層としての各n型クラッド層21,各活性層22,各p
型クラッド層23および各キャップ層24が順次それぞ
れ積層されている。すなわち、各レーザ発振部20の二
対の側面は各半導体層の積層方向に対して垂直な方向の
端部にそれぞれ位置している。
【0016】各n型クラッド層21は、例えば、基板1
1の一面に対して垂直な方向の厚さ(以下、単に厚さと
いう)が2μmであり、n型不純物としてケイ素(S
i)またはセレン(Se)を添加したn型AlGaAs
混晶によりそれぞれ構成されている。このn型AlGa
As混晶のIII族元素における組成比は、例えば、ア
ルミニウム(Al)が45%(モル%;以下同じ),ガ
リウム(Ga)が55%である。各活性層22は、例え
ば、厚さが80nmであり、不純物を添加しないi−A
lGaAs混晶(i−は不純物を添加していないことを
表す)によりそれぞれ構成されている。このAlGaA
s混晶のIII族元素における組成比は、例えば、アル
ミニウムが14%,ガリウムが86%である。
【0017】各p型クラッド層23は、例えば、厚さが
2.5μmであり、p型不純物として亜鉛(Zn)を添
加したp型AlGaAs混晶によりそれぞれ構成されて
いる。このp型AlGaAs混晶のIII族元素におけ
る組成比は、例えば、アルミニウムが45%,ガリウム
が55%である。各キャップ層24は、例えば、厚さが
0.5μmであり、p型不純物として亜鉛を添加したp
型GaAs混晶によりそれぞれ構成されている。
【0018】各p型クラッド層23には、積層方向にお
ける一部において、共振器方向Aに沿って両側に電流ブ
ロック層25がそれぞれ挿入されている。すなわち、各
p型クラッド層23は積層方向の一部で共振器方向Aに
対して垂直な方向の幅がそれぞれ狭くなっており、電流
狭窄部23aを構成している。この電流狭窄部23aの
幅は例えば4μmである。各電流ブロック層25は、例
えば、厚さが1μmであり、n型不純物としてケイ素ま
たはセレンを添加したn型GaAsによりそれぞれ構成
されている。
【0019】なお、基板11は、例えば、厚さが100
μmであり、n型不純物としてケイ素またはセレンを添
加したn型GaAsにより構成されている。
【0020】レーザ発振部20a,20b,20c,2
0dは、また、図2に示したように、共振器方向Aの端
部に位置する一対の側面に一対の連続した端面膜26,
27をそれぞれ有している。一方の端面膜26は例えば
酸化アルミニウム(Al2 3 )により構成されてお
り、低い反射率を有している。他方の端面膜27は例え
ば酸化アルミニウム層と非晶質ケイ素(アモルファスシ
リコン)層とを交互に積層して構成されており、高い反
射率を有している。すなわち、各活性層22において発
生した光は一対の端面膜26,27の間を往復して増幅
され端面膜26からレーザビームとしてそれぞれ射出さ
れるようになっている。
【0021】レーザ発振部20a,20b,20c,2
0dの間の各分離溝12には、例えば、ポリイミドなど
の絶縁体よりなる埋め込み層12aがそれぞれ形成され
ている。各埋め込み層12aは、基板11の表面から後
述するp側電極15a,15b,15c,15dに対応
する位置までそれぞれ形成されている。すなわち、レー
ザ発振部20a,20b,20c,20dの側の表面
は、後述するp側電極15a,15b,15c,15d
に対応する位置で平坦化されている。
【0022】レーザ発振部20aの配列方向Bにおける
外側には、基板11に対して形成された引き出し部13
aがこのレーザ発振部20aと連続して設けられてい
る。また、レーザ発振部20dの配列方向Bにおける外
側にも、レーザ発振部20aと同様に、基板11に対し
て形成された引き出し部13bがこのレーザ発振部20
dと連続して設けられている。これら引き出し部13
a,13bは、電流狭窄部23aが形成されていないこ
とを除き、レーザ発振部20a,20b,20c,20
dと同様な構成を有している。
【0023】一方の引き出し部13aの基板11と反対
側には、その引き出し部13aに近いレーザ発振部20
a,20bと1対1に対応して、それらを図示しない電
源とそれぞれ電気的に接続するための電源接続部14
a,14bがそれぞれ形成されている。ここで、電源接
続部14aはレーザ発振部20aと対応し、電源接続部
14bはレーザ発振部20bと対応している。また、他
方の引き出し部13bの基板11と反対側にも、引き出
し部13aと同様に、その引き出し部13bに近いレー
ザ発振部20c,20dと1対1に対応して、それらを
図示しない電源とそれぞれ電気的に接続するための電源
接続部14c,14dがそれぞれ形成されている。ここ
で、電源接続部14cはレーザ発振部20cと対応し、
電源接続部14dはレーザ発振部20dと対応してい
る。
【0024】このように、電源接続部14a,14b,
14c,14dは、レーザ発振部20a,20b,20
c,20dの積層方向に対して垂直な方向における周囲
の領域内にそれぞれ形成されている。これは、電源接続
部14a,14b,14c,14dに対して図示しない
ワイヤをそれぞれ接続する際に加えられる圧力により、
レーザ発振部20a,20b,20c,20dが悪影響
を受けないようにするためである。
【0025】レーザ発振部20a,20b,20c,2
0dの基板11と反対側には、レーザ発振部20a,2
0b,20c,20dと1対1に対応して電気的に接続
されるオーミック電極としてのp側電極15a,15
b,15c,15dがそれぞれ設けられている。ここ
で、p側電極15aはレーザ発振部20aと対応し、p
側電極15bはレーザ発振部20bと対応し、p側電極
15cはレーザ発振部20cと対応し、p側電極15d
はレーザ発振部20dと対応している。p側電極15
a,15b,15c,15dは、例えば、厚さ50nm
のチタン(Ti)層と、厚さ100nmの白金(Pt)
層と、厚さ300nmの金(Au)層とをキャップ層2
4の側から順に積層し、加熱処理により合金化した構造
をそれぞれ有している。
【0026】また、p側電極15aは、対応するレーザ
発振部20aに隣接して設けられた引き出し部13aを
覆うように延長されており、引き出し部13aに設けら
れた電源接続部14aと一体として形成されている。p
側電極15dも、p側電極15aと同様に、対応するレ
ーザ発振部20dに隣接して設けられた引き出し部13
bを覆うように延長されており、引き出し部13bに設
けられた電源接続部14dと一体として形成されてい
る。すなわち、電源接続部14a,14dは、p側電極
15a,15dと同様に、例えば、チタン層と白金層と
金層とを引き出し部13a,13bの側から順に積層し
加熱処理により合金化した構造をそれぞれ有している。
【0027】p側電極15aの基板11と反対側には、
例えば、厚さが150nmであり窒化ケイ素(Si3
4 )などの絶縁材料よりなる絶縁層16aが形成されて
いる。p側電極15dの基板11と反対側にも、絶縁層
16aと同一の構成を有する絶縁層16bが形成されて
いる。絶縁層17a,17bには、電源接続部14a,
14dを露出させるための開口16cがそれぞれ形成さ
れている。
【0028】p側電極15bの基板11と反対側には、
p側電極15bと1対1に対応して電気的に接続される
引き出し用電極17aが形成されている。この引き出し
用電極17aは近い方の引き出し部13aに向かって延
長されており、引き出し部13aに設けられた電源接続
部14bと一体として形成されている。引き出し用電極
17aのうち引き出し部13aに向かって延長された部
分は、p側電極15aおよび絶縁層16aをそれぞれ介
して、レーザ発振部20aおよび引き出し部13aの基
板11と反対側にそれぞれ形成されている。
【0029】p側電極15cの基板11と反対側には、
p側電極15bと同様に、p側電極15cと1対1に対
応して電気的に接続される引き出し用電極17bが形成
されている。この引き出し用電極17bは引き出し部1
3bに向かって延長されており、電源接続部14cと一
体として形成されている。引き出し用電極17bのうち
引き出し部13bに向かって延長された部分は、p側電
極15dおよび絶縁層16bをそれぞれ介して、レーザ
発振部20dおよび引き出し部13bの基板11と反対
側にそれぞれ形成されている。
【0030】これら引き出し用電極17a,17bは、
熱伝導率が高い金などの金属によりそれぞれ構成されて
おり、その厚さは熱を積極的に放散することができるよ
うに厚くなっている。すなわち、引き出し用電極17
a,17bは、各レーザ発振部20a,20b,20
c,20dにおいて発生した熱を放散する放熱層として
の役割も備えている。引き出し用電極17a,17bの
厚さは厚いほうがより高い放熱効果を得ることができる
ので好ましく、具体的には、0.5μm以上が好まし
く、1μm以上であればより好ましい。
【0031】また、引き出し用電極17aは、放熱効果
を高めるために、一部においてp側電極15bを介して
レーザ発振部20bの全面を覆うと共に、他の一部にお
いて絶縁層16aおよびp側電極15aを介してレーザ
発振部20aの全面を覆うようになっている。引き出し
用電極17bも、引き出し用電極17aと同様に、一部
においてp側電極15cを介してレーザ発振部20cの
全面を覆うと共に、他の一部において絶縁層16bおよ
びp側電極15dを介してレーザ発振部20dの全面を
覆うようになっている。
【0032】なお、電源接続部14bは引き出し用電極
17aと一体として形成されているので、引き出し用電
極17aと同様に、金などの金属により構成され、かつ
引き出し部13aの基板11と反対側にp側電極15a
および絶縁層16aを介して設けられている。また、電
源接続部14cも引き出し用電極17bと一体として形
成されているので、引き出し用電極17bと同様に、金
などの金属により構成され、かつ引き出し部13bの基
板11と反対側にp側電極15dおよび絶縁層16bを
介して設けられている。
【0033】この半導体レーザは、また、基板11の一
面と対向する他面側にレーザ発振部20a,20b,2
0c,20dとそれぞれ電気的に接続されるn側電極1
8が設けられている。n側電極18は、例えば、厚さが
150nmである金とゲルマニウム(Ge)との合金層
と、厚さ50nmのニッケル(Ni)層と、厚さ500
nmの金層とを基板11の側から順に積層し、加熱処理
により合金化した構造を有している。
【0034】このn側電極18は、図1に示したよう
に、配設基板80に形成されたコンタクト用電極81と
接着層82を介して電気的に接続されている。すなわ
ち、この半導体レーザは、配設基板80により基板11
が支持されており、基板11の配設基板80と反対側に
各レーザ発振部20a,20b,20c,20dがそれ
ぞれ形成された構造を有している。配設基板80は基板
11を支持するためのものであり、例えば、厚さが15
0μmの窒化アルミニウムにより構成されている。コン
タクト用電極81は金などにより構成され、接着層82
は半田(鉛と錫との合金)により構成されている。
【0035】このような構成を有する半導体レーザは、
次のようにして製造することができる。
【0036】図3乃至図9はその各製造工程を表すもの
である。まず、図3に示したように、例えば、厚さが3
50μmのn型GaAsよりなる基板11を用意し、M
OCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition
;有機金属気相成長)法により、その一面(100
面)側に、n型AlGaAs混晶よりなるn型クラッド
層21,i−AlGaAs混晶よりなる活性層22およ
びp型AlGaAs混晶よりなるp型クラッド層23の
一部を順次成長させる。
【0037】次いで、同じく図3に示したように、例え
ば、MOCVD法により、p型クラッド層23の上にn
型GaAs層を成長させたのち、例えば反応性イオンエ
ッチング(Reactive Ion Etching;RIE)法によりこ
のn型GaAs層をレーザ発振部形成領域31a,31
b,31c,31dに応じて選択的に除去し、電流ブロ
ック層25を形成する。
【0038】なお、基板11の一面側には複数の半導体
レーザの形成領域があるが、各工程図においては、1つ
の半導体レーザに対応する領域を代表して表している
(他の実施の形態においても同様である)。ちなみに、
1つの半導体レーザの形成領域には、レーザ発振部形成
領域31a,31b,31c,31dと、レーザ発振部
形成領域31a,31b,31c,31dそれぞれの間
に位置する3個の分離領域32と、レーザ発振部形成領
域31aの分離領域32と反対側に隣接して位置する引
き出し部形成領域33aと、レーザ発振部形成領域31
dの分離領域32と反対側に隣接して位置する引き出し
部形成領域33bが含まれている。
【0039】続いて、図4に示したように、例えば、M
OCVD法により、電流ブロック層25およびp型クラ
ッド層23の上に、p型AlGaAs混晶よりなるp型
クラッド層23の一部およびp型GaAsよりなるキャ
ップ層24を順次成長させる。そののち、キャップ層2
4とその上に形成するp側電極15a,15b,15
c,15dとをそれぞれオーミック接触させるために、
キャップ層24に対して亜鉛を拡散する。
【0040】亜鉛を拡散したのち、図5に示したよう
に、キャップ層24の上に、図示しないフォトレジスト
膜を各分離領域32に対応させて選択的に形成し、その
上に例えばチタン層,白金層および金層を順次蒸着して
図示しないフォトレジスト膜を除去(リフトオフ)す
る。これにより、引き出し部形成領域33aおよびレー
ザ発振部形成領域31aに対応してp側電極15aが形
成され、レーザ発振部形成領域31b,33cに対応し
てp側電極15b,15cがそれぞれ形成され、レーザ
発振部形成領域31dおよび引き出し部形成領域33b
に対応してp側電極15dが形成される。なお、その
際、引き出し部形成領域33aの一部ではp側電極15
aと共に一体となって電源接続部14aが形成され、引
き出し部形成領域33bの一部ではp側電極15dと共
に一体となって電源接続部14dが形成される。
【0041】そののち、同じく図5に示したように、例
えばRIE法により、p側電極15a,15b,15
c,15dをマスクとしてキャップ層24,p型クラッ
ド層23,電流ブロック層25,活性層22およびn型
クラッド層21をそれぞれ選択的に除去し、各分離領域
32に対応して各分離溝12をそれぞれ形成する。これ
により、n型クラッド層21,活性層22,p型クラッ
ド層23およびキャップ層24がレーザ発振部形成領域
31a,31b,31c,31dに応じてそれぞれ分離
される。ここでは、p側電極15a,15b,15c,
15dを直接マスクとしてそれらの分離を行っているの
で、リソグラフィ工程が必要なく、少ない工程で精度よ
く分離される。なお、もちろんp側電極15a,15
b,15c,15dをマスクとせずに、リソグラフィ工
程により各p側電極15a,15b,15c,15dの
上にフォトレジスト膜を選択的に形成し、このフォトレ
ジスト膜をマスクとしてRIE法によりエッチングして
これらを分離するようにしてもよい。
【0042】各分離溝12をそれぞれ形成したのち、図
6に示したように、各分離溝12に対して例えばポリイ
ミドよりなる埋め込み層12aをそれぞれ埋め込む。こ
れにより、表面が平坦化される。そののち、図7に示し
たように、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition
)法によりp側電極15a,15b,15c,15d
側の全面に窒化ケイ素層を形成し、例えばRIE法によ
りこの窒化ケイ素層を選択的に除去する。これにより、
p側電極15aの表面に絶縁層16aが形成されると共
に、p側電極15dの表面に絶縁層16bが形成され
る。なお、このエッチングの際には、引き出し部形成領
域33a,33bのうちの一部に開口16cをそれぞれ
形成し、電源接続部14a,14dをそれぞれ露出させ
る。
【0043】絶縁層16a,16bをそれぞれ形成した
のち、図8に示したように、図示しないフォトレジスト
膜をレーザ発振部形成領域31b,31cの間の分離領
域32および電源接続部14a,14dに対応させて選
択的に形成し、その上に例えば金よりなる金属層を蒸着
して図示しないフォトレジスト膜を除去(リフトオフ)
する。これにより、レーザ発振部形成領域31bからレ
ーザ発振部形成領域31aおよび引き出し部形成領域3
3aの一部にかけて引き出し用電極17aが形成され、
レーザ発振部形成領域31cからレーザ発振部形成領域
31dおよび引き出し部形成領域33bの一部にかけて
引き出し用電極17bが形成される。なお、その際、引
き出し部形成領域33aの一部では引き出し用電極17
aと共に一体となって電源接続部14bが形成され、引
き出し部形成領域33bの一部では引き出し用電極17
bと共に一体となって電源接続部14cが形成される。
【0044】引き出し用電極17a,17bをそれぞれ
形成したのち、図9に示したように、後述する工程にお
いて行う基板11の劈開を容易とするために、基板11
の他面側をラッピングして基板11の厚さを例えば10
0μmとし、その他面側に、例えば金とゲルマニウムと
の合金層,ニッケル層および金層を順次蒸着し、n側電
極18を形成する。そののち、加熱処理を行い、p側電
極15a,15b,15c,15dおよびn側電極18
をそれぞれ合金化させる。
【0045】加熱処理を行ったのち、ここでは図示しな
いが、基板11を各半導体レーザの形成領域に対応さ
せ、共振器方向Aおよびそれに対して垂直な方向におい
てそれぞれ劈開する。そののち、例えばCVD法によ
り、共振器方向Aの端部に位置する一対の側面に対して
端面膜26,27をそれぞれ形成する。端面膜26,2
7をそれぞれ形成したのち、配設基板80に形成された
コンタクト用電極81とn側電極18とを接着層82に
より接続し、基板11を配設基板80に配設する。これ
により、図1に示した半導体レーザが形成される。
【0046】このようにして製造された半導体レーザ
は、次のように作用する。
【0047】この半導体レーザでは、電源接続部14
a,14b,14c,14dとコンタクト用電極81と
に電源が投入されると、p側電極15a,15b,15
c,15dとn側電極18との間においてそれぞれ所定
の電圧が印加される。これにより、レーザ発振部20
a,20b,20c,20dでは各活性層22に電流が
注入され、電子−正孔再結合による発光がそれぞれ起こ
る。レーザ発振部20a,20b,20c,20dにお
いて発生した光は、一対の端面膜26,27の間を往復
して増幅され、端面膜26から外部にそれぞれ射出され
る。
【0048】また、その際、レーザ発振部20a,20
b,20c,20dではそれぞれ発熱が起こる。但し、
ここでは、レーザ発振部20a,20bに対応して放熱
層としての機能を有する引き出し用電極17aを備える
と共に、レーザ発振部20c,20dに対応して放熱層
としての機能を有する引き出し用電極17bを備えてい
るので、引き出し用電極17a,17bを介して発生し
た熱が積極的に放散される。よって、レーザ発振部20
a,20b,20c,20dにおいて、閾値電流の上昇
および発光効率の低下が抑制される。
【0049】このように本実施の形態によれば、放熱層
としての機能を有する引き出し用電極17a,17bを
備えるようにしたので、レーザ発振部20a,20b,
20c,20dにおいて発生した熱を引き出し用電極1
7a,17bにより積極的に放散することができる。よ
って、配設基板80に対して基板11をレーザ発振部2
0a,20b,20c,20dと反対側が対向するよう
に配設しても、熱干渉を排除することができ、レーザ発
振部20a,20b,20c,20dにおける閾値電流
の上昇および発光効率の低下を抑制することができる。
従って、製造が容易となり大量生産が可能となると共
に、高い品質を長期間に渡って維持することができる。
【0050】また、引き出し用電極17a,17bに放
熱層としての機能を持たせるようにしたので、放熱層形
成のための製造工程を増加させることなく、容易に形成
することができる。更に、放熱層としての機能を有する
引き出し用電極17a,17bが金属により構成されて
いるので、高い放熱効果を得ることができる。
【0051】加えて、本実施の形態によれば、電源接続
部14a,14b,14c,14dをレーザ発振部20
a,20b,20c,20dの積層方向に対して垂直な
方向における周囲の領域内にそれぞれ形成するようにし
たので、図示しないワイヤを接続する際に圧力が加えら
れても、レーザ発振部20a,20b,20c,20d
に悪影響を与えないようにすることができる。
【0052】更にまた、本実施の形態によれば、基板1
1に積層したn型クラッド層21,活性層22,p型ク
ラッド層23およびキャップ層24などを選択的に除去
して各分離溝12をそれぞれ形成する際に、p側電極1
5a,15b,15c,15dをそれぞれマスクとして
エッチングするようにしたので、少ない工程で精度よく
それらを分離することができる。よって、製造工程の簡
素化および製造コストの低減を図ることができる。
【0053】(第2の実施の形態)図10は本発明の第
2の実施の形態に係る半導体レーザの構成を分解して表
すものである。この半導体レーザは、引き出し用電極4
7a,47bが放熱層としての機能を備えることなく、
引き出し用電極47a,47bとは別に放熱層49a,
49b,49c,49dをそれぞれ備えたことを除き、
第1の実施の形態と同一の構成,作用および効果を有し
ている。よって、ここでは、同一の構成要素には同一の
符号を付し、その詳細な説明を省略する。なお、図10
においては、配設基板80を省略して示しているが、第
1の実施の形態と同様に、この半導体レーザも配設基板
80により基板11が支持されており、基板11の配設
基板80と反対側(すなわち一面)にレーザ発振部20
a,20b,20c,20dがそれぞれ形成されてい
る。
【0054】放熱層49a,49b,49c,49d
は、p側電極15a,15b,15c,15dと1対1
に対応してレーザ発振部20a,20b,20c,20
dをそれぞれ覆うように、p側電極15a,15b,1
5c,15dの基板11と反対側に隣接してそれぞれ形
成されている。ここで、放熱層49aはp側電極15a
およびレーザ発振部20aとそれぞれ対応し、放熱層4
9bはp側電極15bおよびレーザ発振部20bとそれ
ぞれ対応し、放熱層49cはp側電極15cおよびレー
ザ発振部20cとそれぞれ対応し、放熱層49dはp側
電極15dおよびレーザ発振部20dとそれぞれ対応し
ている。
【0055】これら放熱層49a,49b,49c,4
9dは、熱伝導率が高い金などの金属によりそれぞれ構
成されており、対応するp側電極15a,15b,15
c,15dとそれぞれ電気的に接続されている。また、
放熱層49a,49b,49c,49dの厚さは熱を積
極的に放散することができるようにそれぞれ厚くなって
いる。それらの厚さは厚いほうがより高い放熱効果を得
ることができるので好ましく、具体的には、0.5μm
以上が好ましく、1μm以上であればより好ましい。
【0056】また、放熱層49aは、p側電極15aと
同様に引き出し部13aを覆うように延長されており、
電源接続部14aとそれぞれ一体として形成されてい
る。放熱層49dは、p側電極15dと同様に引き出し
部13bを覆うように延長されており、電源接続部14
dとそれぞれ一体として形成されている。すなわち、電
源接続部14a,14dは、ここでは、p側電極15
a,15dと放熱層49a,49dとを積層したものと
同様の構造を有している。
【0057】引き出し用電極47aは放熱層49bを介
してp側電極15bと電気的に接続されており、引き出
し部13aに向かって延長された部分は、p側電極15
aおよび放熱層49aおよび絶縁層16aをそれぞれ介
して、レーザ発振部20aおよび引き出し部13aの基
板と反対側に形成されている。引き出し用電極47b
も、引き出し用電極47aと同様に、放熱層49cを介
してp側電極15cと電気的に接続されており、引き出
し部13bに向かって延長された部分は、p側電極15
dおよび放熱層49dおよび絶縁層16bをそれぞれ介
して、レーザ発振部20dおよび引き出し部13bの基
板と反対側に形成されている。
【0058】よって、ここでは、電源接続部14bは、
p側電極15aおよび放熱層49aおよび絶縁層16a
をそれぞれ介して、引き出し部13aの基板と反対側に
形成されている。電源接続部14cは、p側電極15d
および放熱層49dおよび絶縁層16bをそれぞれ介し
て、引き出し部13bの基板と反対側に形成されてい
る。
【0059】また、引き出し用電極47a,47bは放
熱層としての機能を有しておらず、それらの厚さは導電
性を確保するに十分な程度、例えば100nmとなって
いる。従って、引き出し用電極47a,47bは、放熱
層49a,49dの放熱効果を阻害しないように、レー
ザ発振部20a,20dに対応する領域内において放熱
層49a,49dの一部のみを絶縁層16a,16bを
それぞれ介して覆うようになっている。レーザ発振部2
0a,20dに対応する領域内において放熱層49a,
49dを覆う面積は、できるだけ小さい方が高い放熱効
果が得られるので好ましい。
【0060】このような構成を有する半導体レーザは、
次のようにして製造することができる。
【0061】図11乃至図14はその各製造工程を表す
ものである。まず、第1の実施の形態と同様にして、基
板11の一面(100面)側に、n型クラッド層21,
活性層22,p型クラッド層23,電流ブロック層25
およびキャップ層24を順次形成し、キャップ層24に
対して亜鉛を拡散する(図3および図4参照)。
【0062】次いで、キャップ層24の上に、図示しな
いフォトレジスト膜を各分離領域32に対応させて選択
的に形成し、その上にp側電極15a,15b,15
c,15dをそれぞれ構成する例えばチタン層,白金層
および金層を順次蒸着する。続いて、その上に、連続し
て、放熱層49a,49b,49c,49dをそれぞれ
構成する例えば金などよりなる金属層を蒸着し、図示し
ないフォトレジスト膜を除去(リフトオフ)する。
【0063】これにより、図11に示したように、引き
出し部形成領域33aおよびレーザ発振部形成領域31
aに対応してp側電極15aと放熱層49aとが積層し
て形成され、レーザ発振部形成領域31bに対応してp
側電極15bと放熱層49bとが積層して形成され、レ
ーザ発振部形成領域33cに対応してp側電極15cと
放熱層49cとが積層して形成され、レーザ発振部形成
領域31dおよび引き出し部形成領域33bに対応して
p側電極15dと放熱層49dとが積層して形成され
る。なお、その際、引き出し部形成領域33aのうちの
一部ではp側電極15aおよび放熱層49aと共に一体
となって電源接続部14aが形成され、引き出し部形成
領域33bのうちの一部ではp側電極15dおよび放熱
層49dと共に一体となって電源接続部14bが形成さ
れる。
【0064】そののち、同じく図11に示したように、
第1の実施の形態と同様にして、キャップ層24,p型
クラッド層23,電流ブロック層25,活性層22およ
びn型クラッド層21をそれぞれ選択的に除去し、各分
離溝12をそれぞれ形成する。
【0065】各分離溝12をそれぞれ形成したのち、図
12に示したように、第1の実施の形態と同様にして、
各分離溝12に対して埋め込み層12aをそれぞれ埋め
込む。そののち、図13に示したように、第1の実施の
形態と同様にして、放熱層49aの表面に絶縁層16a
を選択的に形成すると共に、放熱層49dの表面に絶縁
層16bを選択的に形成する。
【0066】絶縁層16a,16bをそれぞれ形成した
のち、図14に示したように、第1の実施の形態と同様
にして、引き出し用電極47a,47bを選択的にそれ
ぞれ形成する。その際、引き出し部形成領域33aの一
部では引き出し用電極47aと共に一体となって電源接
続部14bが形成され、引き出し部形成領域33bの一
部では引き出し用電極47bと共に一体となって電源接
続部14cが形成される。
【0067】引き出し用電極47a,47bをそれぞれ
形成したのち、第1の実施の形態と同様に、基板11の
他面側をラッピングし、その他面側にn側電極18を形
成して加熱処理を行う。そののち、基板11を各半導体
レーザの形成領域に対応させて劈開し、端面膜26,2
7をそれぞれ形成する。端面膜26,27をそれぞれ形
成したのち、コンタクト用電極81とn側電極18とを
接着層82により接続して基板11を配設基板80に配
設する。これにより、図10に示した半導体レーザが形
成される。
【0068】このように、本実施の形態によれば、放熱
層49a,49b,49c,49dをp側電極15a,
15b,15c,15dと1対1に対応するようにp側
電極15a,15b,15c,15dにそれぞれ隣接し
て設けるようにしたので、p側電極15a,15b,1
5c,15dと連続して形成することができる。よっ
て、放熱層形成のための製造工程を増加させることな
く、容易に形成することができる。
【0069】(第3の実施の形態)図15は本発明の第
3の実施の形態に係る半導体レーザの構成を分解して表
すものである。この半導体レーザは、引き出し用電極5
7a,57bが放熱層としての機能を備えることなく、
引き出し用電極57a,57bとは別に1つの放熱層5
9を備えたことを除き、第1の実施の形態と同一の構
成,作用および効果を有している。よって、ここでは、
同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明
を省略する。なお、図15においては、配設基板80を
省略して示しているが、第1の実施の形態と同様に、こ
の半導体レーザも配設基板80により基板11が支持さ
れており、基板11の配設基板80と反対側(すなわち
一面)にレーザ発振部20a,20b,20c,20d
がそれぞれ形成されている。
【0070】引き出し用電極57a,57bは放熱層と
しての機能を有しておらず、それらの厚さは導電性を確
保するに十分な程度、例えば100nmとなっている。
また、引き出し用電極57a,57bは、レーザ発振部
20a,20dの全面をそれぞれ覆う必要はなく、電源
接続部14b,14cとの電気的接続を確保するのに十
分な幅で電源接続部14b,14cの方にそれぞれ延長
されていればよい。
【0071】放熱層59は、レーザ発振部20a,20
b,20c,20dをそれぞれ覆うように、p側電極1
5a,15b,15c,15dおよび絶縁層16a,1
6bおよび引き出し用電極57a,57bをそれぞれ介
して、レーザ発振部20a,20b,20c,20dの
基板11と反対側に形成されている。この放熱層59
は、金などの金属または窒化アルミニウムなどの高い熱
伝導率を有する材料により構成されており、熱を積極的
に放散することができるように0.5μm以上、より好
ましくは1μm以上の厚さを有している。
【0072】なお、例えば、放熱層59を金属などの導
電性材料により構成する場合には、引き出し用電極57
a,57bの絶縁性を確保するために、引き出し用電極
57a,57bと放熱層59との間に窒化ケイ素などの
絶縁材料よりなる絶縁膜56が形成される。
【0073】このような構成を有する半導体レーザは、
次のようにして製造することができる。
【0074】図16乃至図18はその各製造工程を表す
ものである。まず、第1の実施の形態と同様にして、基
板11の一面(100面)側に、n型クラッド層21,
活性層22,p型クラッド層23,電流ブロック層25
およびキャップ層24を順次形成し、キャップ層24に
対して亜鉛を拡散する(図3および図4参照)。次い
で、第1の実施の形態と同様にして、キャップ層24の
上に、p側電極15a,15b,15c,15dおよび
電源接続部14a,14dをそれぞれ選択的に形成し、
各分離溝12をそれぞれ形成する(図5参照)。続い
て、第1の実施の形態と同様にして、各分離溝12に対
して埋め込み層12aをそれぞれ埋め込み(図6参
照)、p側電極15aの表面に絶縁層16aを選択的に
形成すると共に、p側電極15dの表面に絶縁層16b
を選択的に形成する(図7参照)。
【0075】絶縁層16a,16bをそれぞれ形成した
のち、図16に示したように、第1の実施の形態と同様
にして、引き出し用電極57a,57bおよび電源接続
部14b,14cをそれぞれ形成する。そののち、図1
7に示したように、例えば、CVD法により窒化ケイ素
よりなる絶縁層56をレーザ発振部20a,20b,2
0c,20dにそれぞれ対応させて形成する。
【0076】絶縁層56を形成したのち、絶縁層56に
より覆われていない領域に対応して図示しないフォトレ
ジスト膜を形成し、例えば金などよりなる金属層を蒸着
して図示しないフォトレジスト膜を除去する(リフトオ
フ)。これにより、図18に示したように、レーザ発振
部20a,20b,20c,20dをそれぞれ覆うよう
に放熱層59が形成される。
【0077】放熱層59を形成したのち、第1の実施の
形態と同様にして、基板11の他面側をラッピングし、
その他面側にn側電極18を形成して加熱処理を行う。
そののち、基板11を各半導体レーザの形成領域に対応
させて劈開し、端面膜26,27をそれぞれ形成する。
端面膜26,27をそれぞれ形成したのち、コンタクト
用電極81とn側電極18とを接着層82により接続し
て基板11を配設基板80に配設する。これにより、図
15に示した半導体レーザが形成される。
【0078】このように、本実施の形態によれば、放熱
層59をレーザ発振部20a,20b,20c,20d
にそれぞれ対応させて形成するようにしたので、容易か
つ確実に放熱効果を得ることができる。
【0079】(第4の実施の形態)図19は本発明の第
4の実施の形態に係る半導体レーザの構成を分解して表
すものである。この半導体レーザは、引き出し用電極6
7a,67bにより覆うレーザ発振部20b,20cの
領域が異なることを除き、第1の実施の形態と同一の構
成,作用および効果を有している。また、この半導体レ
ーザは第1の実施の形態と同様にして形成することがで
きる。よって、ここでは、同一の構成要素には同一の符
号を付し、その詳細な説明を省略する。なお、図19に
おいては、配設基板80を省略して示しているが、第1
の実施の形態と同様に、この半導体レーザも配設基板8
0により基板11が支持されており、基板11の配設基
板80と反対側(すなわち一面)にレーザ発振部20
a,20b,20c,20dがそれぞれ形成されてい
る。
【0080】引き出し用電極67a,67bは、第1の
実施の形態と異なり、レーザ発振部20b,20cの全
体を覆うのではなくそれぞれ一部のみを覆うようになっ
ている。よって、本実施の形態では、レーザ発振部20
b,20cを覆う割合に応じて、放熱効果を得ることが
できる。
【0081】(第5の実施の形態)図20は本発明の第
5の実施の形態に係る半導体レーザの構成を分解して表
すものである。この半導体レーザは、引き出し用電極7
7a,77bの表面に凹凸部77cがそれぞれ形成され
たことを除き、第1の実施の形態と同一の構成,作用お
よび効果を有している。また、この半導体レーザは第1
の実施の形態と同様にして形成することができる。よっ
て、ここでは、同一の構成要素には同一の符号を付し、
その詳細な説明を省略する。なお、図20においては、
配設基板80を省略して示しているが、第1の実施の形
態と同様に、この半導体レーザも配設基板80により基
板11が支持されており、基板11の配設基板80と反
対側(すなわち一面)にレーザ発振部20a,20b,
20c,20dがそれぞれ形成されている。
【0082】引き出し用電極77a,77bは、表面に
形成された凹凸部77cにより表面積が大きくなってお
り、より効果的に熱を放散することができるようになっ
ている。この凹凸部77cは、例えば、共振器方向Aに
延長された幅2μm,高さ2μmの複数の突状部77d
が共振器方向Aに対して垂直な方向に2μmの間隔で配
列された構造を有している。また、この凹凸部77c
は、図20に示したような整然と配列された凹凸状でな
くともよく、不規則に形成された凹凸状であってもよ
い。なお、引き出し用電極77a,77bと一体として
形成される電源接続部14b,14cの表面には、電源
との接続を容易とするために、凹凸部が形成されない方
が好ましい。
【0083】また、この凹凸部77cは、次のようにし
て形成することができる。例えば、引き出し用電極77
a,77bの一部を蒸着により形成し、その上に、各突
状部77dの間の領域に対応して図示しないフォトレジ
スト膜を形成したのち、蒸着により各突状部77dを形
成し、図示しないフォトレジスト膜を除去する(リフト
オフ)。これにより、引き出し用電極77a,77bの
表面に凹凸部77cがそれぞれ形成される。また、引き
出し用電極77a,77bを蒸着により形成したのち、
それらの表面をイオン注入あるいはスパッタリングある
いはエッチングなどにより凹凸状とすることにより形成
してもよい。
【0084】このように、本実施の形態によれば、引き
出し用電極77a,77bに凹凸部77cをそれぞれ有
するようにしたので、より高い放熱効果を得ることがで
き、閾値電流の上昇および発光効率の低下をより効果的
に抑制することができる。
【0085】なお、ここでは詳細に説明しないが、第2
の実施の形態乃至第4の実施の形態についても同様に本
実施の形態を適用することができる。
【0086】以上、各実施の形態を挙げて本発明を説明
したが、本発明はこれら各実施の形態に限定されるもの
ではなく、種々変形可能である。例えば、上記第1乃至
第5の実施の形態においては、同一の基板11に4個の
レーザ発振部20a,20b,20c,20dを備えた
半導体レーザについてそれぞれ具体的に説明したが、本
発明は、同一基板に複数の発光部を備えた半導体発光素
子について広く適用することができる。例えば、発光部
を4よりも多く備える場合には、その数に応じて、絶縁
層を介して引き出し用電極を繰り返し形成するようにす
ればよい。なお、第1の実施の形態に係る半導体発光素
子は、同一基板に3以上のレーザ発振部を備えたものに
ついて特に有効である。
【0087】また、上記各実施の形態においては、n側
電極18とコンタクト用電極81とを接続することによ
り基板11を配設基板80に対して配設するようにした
が、本発明は、発光部と反対側が配設基板80に対向す
るように基板を配設基板80に対して配設すればよく、
電極を介して接続する必要はない。例えば、n側電極お
よびp側電極が共に基板の配設基板80と反対側に形成
されている場合であっても、本発明を適用することがで
きる。
【0088】更に、上記各実施の形態においては、電源
接続部14a,14b,14c,14dを発光部の積層
方向に対して垂直な方向における周囲の領域内にそれぞ
れ形成するようにしたが、発光部に対応する領域内にそ
れぞれ形成するようにしてもよい。
【0089】加えて、上記各実施の形態においては、各
埋め込み層12aを絶縁材料により構成するようにした
が、例えば、絶縁層を介して半導体あるいは金属などに
より構成するようにしてもよい。
【0090】更にまた、上記各実施の形態においては、
各埋め込み層12aをp側電極15a,15b,15
c,15dに対応する位置までそれぞれ形成するように
したが、各分離層12の少なくとも一部に形成されてい
ればよい。
【0091】加えてまた、上記各実施の形態において
は、各レーザ発振部20a,20b,20c,20dを
構成する材料について具体的に例を挙げてそれぞれ説明
したが、本発明は、他の材料により構成する場合につい
ても適用することができる。例えば、基板およびクラッ
ド層をInPによりそれぞれ構成し、活性層をInGa
AsPにより構成したものや、基板をGaAsにより構
成し、クラッド層をAlGaInPによりそれぞれ構成
し、活性層をGaInPにより構成したものについても
同様に適用することができる。
【0092】更にまた、上記各実施の形態においては、
各レーザ発振部20a,20b,20c,20dの構造
について一例を挙げてそれぞれ説明したが、本発明は、
他の構造を有するものについても同様に適用することが
できる。例えば、ガイド層を備えたものや、基板にp型
クラッド層,活性層,n型クラッド層を順次積層したも
のについても適用することができる。
【0093】加えてまた、上記各実施の形態において
は、発光部としてレーザ発振部20a,20b,20
c,20dを備えた半導体レーザについて具体的にそれ
ぞれ説明したが、本発明は、他の発光部を備えた半導体
発光素子についても広く適用することができる。例え
ば、発光ダイオード(light emitting diode;LED)
などについても適用することができる。
【0094】更にまた、上記各実施の形態においては、
基板11に各半導体層を積層する際にMOCVD法を用
いる場合を具体的に説明したが、分子線エピタキシー
(Molecular Beam Epitaxy;MBE)法などの他の方法
を用いることもできる。更に、p側電極15a,15
b,15c,15dをマスクとして各半導体層を選択的
に除去する際にRIE法を用いる場合を具体的に説明し
たが、他のドライエッチングやウエットエッチングを用
いることもできる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように請求項1乃至13の
いずれか1に記載の半導体発光素子によれば、基板に対
して各発光部を介して積層されることにより各発光部の
基板と反対側に形成された放熱層を備えるようにしたの
で、発光部において発生した熱をこの放熱層により積極
的に放熱することができる。よって、基板の発光部と反
対側が配設基板と対向するように配設基板に基板を配設
しても、熱干渉を排除することができ、発熱の影響によ
り発光部の能力が低下してしまうことを抑制することが
できる。従って、製造が容易となり大量生産が可能とな
ると共に、高い品質を長期間に渡って維持することがで
きるという効果を奏する。
【0096】特に、請求項2記載の半導体発光素子によ
れば、放熱層を金属により構成するようにしたので、高
い放熱効果を得ることができるという効果を奏する。
【0097】また、請求項3記載の半導体発光素子によ
れば、放熱層に凹凸部を有するようにしたので、放熱層
の表面積を大きくすることができ、より高い放熱効果を
得ることができるという効果を奏する。
【0098】更に、請求項5記載の半導体発光素子によ
れば、電源接続部を発光部の積層方向に対して垂直な方
向における周囲の領域内に形成するようにしたので、電
源接続部を電源に対して接続する際に圧力が加えられて
も、発光部に悪影響を与えないようにすることができ
る。よって、品質を向上させることができるという効果
を奏する。
【0099】加えて、請求項7または8に記載の半導体
発光素子によれば、放熱層が引き出し用電極としての機
能も有するようにしたので、放熱層を形成のための製造
工程を増加させることなく、容易に放熱層を形成するこ
とができるという効果を奏する。
【0100】更にまた、請求項9または10に記載の半
導体発光素子によれば、放熱層を各オーミック電極と1
対1に対応するように各オーミック電極に隣接して複数
備えるようにしたので、各オーミック電極の形成と連続
して放熱層を形成することができ、放熱層のための製造
工程を増加させることなく容易に放熱層を形成すること
ができるという効果を奏する。
【0101】また、請求項14乃至23のいずれか1に
記載の半導体発光素子の製造方法によれば、基板に対し
て各発光部を介して放熱層を形成する工程を備えるよう
にしたので、本発明の半導体発光素子を容易に製造する
ことができ、本発明の半導体発光素子を容易に実現する
ことができるという効果を奏する。
【0102】特に、請求項23記載の半導体発光素子の
製造方法によれば、オーミック電極をマスクとして各半
導体層を選択的にエッチングし分離溝を形成するように
したので、少ない工程で精度よくそれらを分離溝を形成
することができる。よって、製造工程の簡素化および製
造コストの低減を図ることができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る半導体レーザ
の構成を表す断面図である。
【図2】図1に示した半導体レーザの一部を表す部分分
解斜視図である。
【図3】図1に示した半導体レーザの製造工程を表す斜
視図である。
【図4】図3に続く製造工程を表す斜視図である。
【図5】図4に続く製造工程を表す斜視図である。
【図6】図5に続く製造工程を表す斜視図である。
【図7】図6に続く製造工程を表す斜視図である。
【図8】図7に続く製造工程を表す斜視図である。
【図9】図8に続く製造工程を表す斜視図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係る半導体レー
ザの構成を表す斜視図である。
【図11】図10に示した半導体レーザの製造工程を表
す斜視図である。
【図12】図11に続く製造工程を表す斜視図である。
【図13】図12に続く製造工程を表す斜視図である。
【図14】図13に続く製造工程を表す斜視図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態に係る半導体レー
ザの構成を表す斜視図である。
【図16】図15に示した半導体レーザの製造工程を表
す斜視図である。
【図17】図16に続く製造工程を表す斜視図である。
【図18】図17に続く製造工程を表す斜視図である。
【図19】本発明の第4の実施の形態に係る半導体レー
ザの構成を表す斜視図である。
【図20】本発明の第5の実施の形態に係る半導体レー
ザの構成を表す斜視図である。
【図21】従来のマルチビームレーザの構成を表す断面
図である。
【符号の説明】
11,111…基板、12…分離溝、12a…埋め込み
層、13a,13b…引き出し部、14a,14b,1
4c,14d…電源接続部、15a,15b,15c,
15d…p側電極(オーミック電極)、16a,16
b,56…絶縁層、17a,17b,67a,67b,
77a,77b…引き出し用電極(放熱層)、18…n
側電極、20a,20b,20c,20d,120…レ
ーザ発振部(発光部)、21…n型クラッド層、22…
活性層、23…p型クラッド層、23a…電流狭窄部、
24…キャップ層、25…電流ブロック層、31a,3
1b,31c,31d…レーザ発振部形成領域、32…
分離領域、33a,33b…引き出し部形成領域、47
a,47b,57a,57b…引き出し用電極、49
a,49b,49c,49d,59…放熱層、77c…
凹凸部、77d…突状部、80,180…配設基板、8
1,181…コンタクト用電極、182…配線、A…共
振器方向、B…配列方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡野 展賢 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配設基板と、 この配設基板により支持された1つの基板と、 この基板の前記配設基板と反対側に積層して形成された
    複数の半導体層よりそれぞれなる複数の発光部と、 これら各発光部に対して前記基板の反対側にそれぞれ設
    けられ、前記各発光部と1対1に対応して電気的に接続
    された複数のオーミック電極と、 前記基板に対して前記各発光部を介して積層されること
    により、前記各発光部の前記基板と反対側に形成された
    少なくとも1つの放熱層とを備えたことを特徴とする半
    導体発光素子。
  2. 【請求項2】 前記放熱層は、金属により構成されたこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体発光素子。
  3. 【請求項3】 前記放熱層は、凹凸部を有することを特
    徴とする請求項1記載の半導体発光素子。
  4. 【請求項4】 更に、前記基板に前記各発光部を介して
    設けられた前記各オーミック電極と関連した一体として
    それぞれ形成され、前記各オーミック電極と1対1に対
    応してそれらと電源とを電気的に接続する複数の電源接
    続部を備えたことを特徴とする請求項1記載の半導体発
    光素子。
  5. 【請求項5】 前記各電源接続部は、前記各発光部の積
    層方向に対して垂直な方向における周囲の領域内にそれ
    ぞれ形成されたことを特徴とする請求項4記載の半導体
    発光素子。
  6. 【請求項6】 前記放熱層は、前記各オーミック電極の
    少なくとも一部を介して前記各発光部に対して設けられ
    たことを特徴とする請求項1記載の半導体発光素子。
  7. 【請求項7】 前記放熱層は、前記各オーミック電極の
    1つと電気的に接続され、その1つのオーミック電極に
    対する引き出し用電極としての機能を有することを特徴
    とする請求項6記載の半導体発光素子。
  8. 【請求項8】 前記放熱層は、前記各オーミック電極の
    うち電気的に接続された1つの少なくとも一部を覆うと
    共に、それ以外の少なくとも一部も絶縁層を介して覆う
    ことを特徴とする請求項7記載の半導体発光素子。
  9. 【請求項9】 前記放熱層を、前記各オーミック電極と
    1対1に対応するように前記各オーミック電極にそれぞ
    れ隣接して複数備えたことを特徴とする請求項6記載の
    半導体発光素子。
  10. 【請求項10】 前記各発光部を3以上備えると共に、
    他の2つの前記発光部の間に位置する少なくとも1つの
    前記発光部に対して1対1に対応するように設けられか
    つ対応する前記各放熱層を介してその少なくとも1つの
    前記発光部と電気的に接続された少なくとも1つの引き
    出し用電極を備えたことを特徴とする請求項9記載の半
    導体発光素子。
  11. 【請求項11】 前記放熱層を、前記各発光部にそれぞ
    れ対応させて備えたことを特徴とする請求項6記載の半
    導体発光素子。
  12. 【請求項12】 更に、前記放熱層と前記各オーミック
    電極との間に絶縁層を備えたことを特徴とする請求項1
    1記載の半導体発光素子。
  13. 【請求項13】 更に、前記各発光部の間に埋め込み層
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の半導体発光素
    子。
  14. 【請求項14】 基板に対して積層して形成された複数
    の半導体層よりそれぞれなる複数の発光部をそれぞれ形
    成する工程と、 各発光部の基板と反対側に、各発光部と1対1に対応し
    て電気的に接続された複数のオーミック電極をそれぞれ
    形成する工程と、 基板に対して各発光部を介して少なくとも1つの放熱層
    を形成する工程と、 基板の発光部と反対側を配設基板に対向させて基板を配
    設基板により支持する工程とを含むことを特徴とする半
    導体発光素子の製造方法。
  15. 【請求項15】 放熱層を金属により形成することを特
    徴とする請求項14記載の半導体発光素子の製造方法。
  16. 【請求項16】 放熱層に凹凸部を形成することを特徴
    とする請求項14記載の半導体発光素子の製造方法。
  17. 【請求項17】 更に、各オーミック電極と1対1に対
    応してそれらと電源とを電気的に接続する複数の電源接
    続部を、各オーミック電極と関連した一体としてそれぞ
    れ形成する工程を含むことを特徴とする請求項14記載
    の半導体発光素子の製造方法。
  18. 【請求項18】 各電源接続部を、各発光部の積層方向
    に対して垂直な方向における周囲の領域内にそれぞれ形
    成することを特徴とする請求項17記載の半導体発光素
    子の製造方法。
  19. 【請求項19】 更に、各オーミック電極をそれぞれ形
    成したのち、各オーミック電極のうち少なくとも放熱層
    と電気的に接続される1つ以外の一部を覆うように絶縁
    層を形成する工程を含むと共に、この絶縁層を形成した
    のち、各オーミック電極の1つと電気的に接続され引き
    出し用電極として機能する放熱層を、一部についてはそ
    の1つのオーミック電極に対して電気的に接続させて形
    成し、かつ他の一部についてはそれ以外の各オーミック
    電極の少なくとも一部に対して絶縁層を介して形成する
    ことを特徴とする請求項14記載の半導体発光素子の製
    造方法。
  20. 【請求項20】 各オーミック電極をそれぞれ形成した
    のち、各オーミック電極と1対1に対応するように各オ
    ーミック電極に隣接させて複数の放熱層をそれぞれ形成
    することを特徴とする請求項14記載の半導体発光素子
    の製造方法。
  21. 【請求項21】 更に、各オーミック電極をそれぞれ形
    成したのち、各オーミック電極の少なくとも一部を覆う
    ように絶縁層を形成する工程を含むと共に、この絶縁層
    を形成したのち、各発光部にそれぞれ対応する1つの放
    熱層を絶縁層を介して形成することを特徴とする請求項
    14記載の半導体発光素子の製造方法。
  22. 【請求項22】 前記複数の発光部をそれぞれ形成する
    工程は、 基板に複数の半導体層を積層する工程と、 各半導体層の少なくとも一部を選択的に除去して分離溝
    を形成し各発光部を分離する工程と、 分離溝に埋め込み層を形成する工程とを含むことを特徴
    とする請求項14記載の半導体発光素子の製造方法。
  23. 【請求項23】 基板に複数の半導体層を積層したの
    ち、各半導体層を介して基板に各オーミック電極を選択
    的にそれぞれ形成すると共に、そののち、この各オーミ
    ック電極をマスクとしてエッチングを行い分離溝を形成
    することを特徴とする請求項22記載の半導体発光素子
    の製造方法。
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