JPH11353311A - 文書処理装置、文書処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

文書処理装置、文書処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JPH11353311A
JPH11353311A JP10163156A JP16315698A JPH11353311A JP H11353311 A JPH11353311 A JP H11353311A JP 10163156 A JP10163156 A JP 10163156A JP 16315698 A JP16315698 A JP 16315698A JP H11353311 A JPH11353311 A JP H11353311A
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Yumiko Onishi
由実子 大西
Masako Yabuki
雅子 矢吹
Masaki Tsujii
雅樹 辻井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 文書の構成をおこなう前に、文書中に校正対
象がいくつあるかを操作者に提示することを課題とす
る。 【解決手段】 文書校正機能により文書の校正をおこな
う前に、校正項目ごとに校正の対象となる箇所が前記文
書中にいくつあるのかを計数する計数部201と、校正
項目の内容および計数された結果に基づいて操作者に対
する文書校正に関するメッセージを作成するメッセージ
作成部202と、計数された結果および/または作成さ
れたメッセージを表示する表示部203とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、文書を校正する
文書校正機能を有する文書処理装置、文書処理方法およ
びその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、作成された文書を校正する文書校
正機能を搭載したワードプロセッサ等が存在する。この
文書校正機能は、操作者が、各校正項目ごとに所望の校
正項目を指定することにより文書の校正を実行するもの
であった。
【0003】
【発明が解消しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、文書の校正は操作者が必要であると
判断して指定した校正項目についてのみおこなわれるた
め、操作者の判断が誤っていた場合に文書の校正が十分
におこなわれないという問題があった。
【0004】一方、上記の問題を回避するために、つね
にすべての項目について校正をおこなうようにすること
もできるが、その場合、本来は校正が必要ない項目まで
校正処理をおこなうことにより、処理時間が長くなって
しまうという問題があった。特に近年、文書解析技術の
発達により校正項目数が増加しているため、文書全体が
長文の場合は特に顕著な問題となっていた。
【0005】この発明は、上述した従来例による問題を
解消するため、文書の校正をおこなう前に、文書中に校
正対象がいくつ、どこにあるかを操作者に提示すること
が可能な文書処理装置、文書処理方法およびその方法を
コンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1の発明に係る文書処理装
置は、文書を校正する文書校正機能を有する文書処理装
置において、前記文書校正機能により文書の校正をおこ
なう前に、校正項目ごとに校正の対象となる箇所が前記
文書中にいくつあるのかを計数する計数手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0007】この請求項1の発明によれば、文書の校正
をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項目の数
を知ることができるので、校正処理をおこなう際の参考
とすることができ、校正処理をより効率的におこなうこ
とが可能である。
【0008】また、請求項2の発明に係る文書処理装置
は、請求項1において、前記校正項目の内容および当該
校正項目についての前記計数手段により計数された結果
に基づいて操作者に対する文書校正に関するメッセージ
を作成するメッセージ作成手段を備えたことを特徴とす
る。
【0009】この請求項2の発明によれば、文書の校正
をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項目の数
を知ることができるので、校正処理をおこなう際の参考
とすることができ、さらに作成されたメッセージにより
校正処理をおこなうか否かの判断を容易にすることがで
き、校正処理を効率的におこなうことが可能である。
【0010】また、請求項3の発明に係る文書処理装置
は、請求項1または2において、前記計数手段により計
数された結果および/または前記メッセージ作成手段に
より作成されたメッセージを表示する表示手段を備えた
ことを特徴とする。
【0011】この請求項3の発明によれば、文書の校正
をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項目の
数、作成されたメッセージを視認することができるた
め、校正処理をさらに効率的におこなうことが可能であ
る。
【0012】また、請求項4の発明に係る文書処理装置
は、請求項1または2において、前記校正項目の内容お
よび当該校正項目についての前記計数手段により計数さ
れた結果に基づいて操作者に対して当該校正項目を提示
するか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により
提示すると判断された校正項目のみの前記結果および/
または前記メッセージを表示する表示手段と、を備えた
ことを特徴とする。
【0013】この請求項4の発明によれば、文書の校正
をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項目の
数、メッセージのうち、操作者が校正処理をおこなうか
否かを判断するのに必要な項目だけを知ることができる
ので、前記判断を迅速におこなうことができ、校正処理
を効率的におこなうことが可能である。
【0014】また、請求項5の発明に係る文書処理装置
は、請求項4において、前記判断手段により校正項目を
提示するか否かを判断する際の判断基準を設定する判断
基準設定手段を備えたことを特徴とする。
【0015】この請求項5の発明によれば、操作者が校
正処理をおこなうかを判断するのに必要な項目を提示す
るか否かの判断基準を操作者が任意に設定することがで
きるので、操作者が意図する校正項目を提示するように
操作することが可能である。
【0016】また、請求項6の発明に係る文書処理装置
は、文書を校正する文書校正機能を有する文書処理装置
において、前記文書校正機能により文書の校正をおこな
う前に、校正の対象となる箇所が前記文書中のどの位置
にあるのかを検索する検索手段を備えたことを特徴とす
る。
【0017】この請求項6の発明によれば、文書の校正
をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項目の位
置を知ることができるので、校正処理をおこなう際の参
考とすることができ、校正処理を効率的におこなうこと
が可能である。
【0018】また、請求項7の発明に係る文書処理装置
は、請求項6において、前記校正項目の内容および当該
校正項目についての前記検索手段により検索された結果
に基づいて操作者に対する文書校正に関するメッセージ
を作成するメッセージ作成手段を備えたことを特徴とす
る。
【0019】この請求項7の発明によれば、文書の校正
をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項目の位
置を知ることができるので、校正処理をおこなう際の参
考とすることができ、さらに作成されたメッセージによ
り校正処理をおこなうか否かの判断を容易にすることが
でき、校正処理を効率的におこなうことが可能である。
【0020】また、請求項8の発明に係る文書処理装置
は、請求項6または7において、前記検索手段により検
索された結果および/または前記メッセージ作成手段に
より作成されたメッセージを表示する表示手段を備えた
ことを特徴とする。
【0021】この請求項8の発明によれば、文書の校正
をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項目の位
置、作成されたメッセージを視認することができるた
め、校正処理をさらに効率的におこなうことが可能であ
る。
【0022】また、請求項9の発明に係る文書処理装置
は、請求項8において、前記表示手段が、前記文書の全
ページまたはその一部を縮小して表示したレイアウト画
面上に前記校正の対象となる箇所の位置を示すことによ
り前記結果を表示することを特徴とする。
【0023】この請求項9の発明によれば、文書中に校
正対象がどのように分布しているかその分布状況を一見
して認識することができるため、文書校正をおこなう際
の参考としてより効果的であり、校正処理をさらに効率
的におこなうことが可能である。
【0024】また、請求項10の発明に係る文書処理装
置は、請求項8または9において、前記表示手段が、校
正項目ごとに前記結果および/または前記メッセージを
切り替えることを特徴とする。
【0025】この請求項10の発明によれば、各項目ご
との項目対象の分布状況を容易に把握することが可能で
あり、また、項目数が増加した場合に、校正項目ごとに
表示の方法を変えることにより、かえって認識が困難に
なることを回避することが可能である。
【0026】また、請求項11の発明に係る文書処理方
法は、文書を校正する文書校正機能を有する文書処理方
法において、前記文書校正機能により文書の校正をおこ
なう前に、校正項目ごとに校正の対象となる箇所が前記
文書中にいくつあるのかを計数する計数工程を含んだこ
とを特徴とする。
【0027】この請求項11の発明によれば、文書の校
正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項目の
数を知ることができるので、校正処理をおこなう際の参
考とすることができ、校正処理をより効率的におこなう
ことが可能である。
【0028】また、請求項12の発明に係る文書処理方
法は、請求項11において、前記校正項目の内容および
当該校正項目についての前記計数工程により計数された
結果に基づいて操作者に対する文書校正に関するメッセ
ージを作成するメッセージ作成工程を含んだことを特徴
とする。
【0029】この請求項12の発明によれば、文書の校
正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項目の
数を知ることができるので、校正処理をおこなう際の参
考とすることができ、さらに作成されたメッセージによ
り校正処理をおこなうか否かの判断を容易にすることが
でき、校正処理を効率的におこなうことが可能である。
【0030】また、請求項13の発明に係る文書処理方
法は、請求項11または12において、前記計数工程に
より計数された結果および/または前記メッセージ作成
工程により作成されたメッセージを表示する表示工程を
含んだことを特徴とする。
【0031】この請求項13の発明によれば、文書の校
正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項目の
数、作成されたメッセージを視認することができるた
め、校正処理をさらに効率的におこなうことが可能であ
る。
【0032】また、請求項14の発明に係る文書処理方
法は、請求項11または12において、前記校正項目の
内容および当該校正項目についての前記計数工程により
計数された結果に基づいて操作者に対して当該校正項目
を提示するか否かを判断する判断工程と、前記判断工程
により提示すると判断された校正項目のみの前記結果お
よび/または前記メッセージを表示する表示工程と、を
含んだことを特徴とする。
【0033】この請求項14の発明によれば、文書の校
正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項目の
数、メッセージのうち、操作者が校正処理をおこなうか
否かを判断するのに必要な項目だけを知ることができる
ので、前記判断を迅速におこなうことができ、校正処理
を効率的におこなうことが可能である。
【0034】また、請求項15の発明に係る文書処理方
法は、請求項14において、前記判断工程により校正項
目を提示するか否かを判断する際の判断基準を設定する
判断基準設定工程を含んだことを特徴とする。
【0035】この請求項15の発明によれば、操作者が
校正処理をおこなうかを判断するのに必要な項目を提示
するか否かの判断基準を操作者が任意に設定することが
できるので、操作者が意図する校正項目を提示するよう
に操作することが可能である。
【0036】また、請求項16の発明に係る文書処理方
法は、文書を校正する文書校正機能を有する文書処理方
法において、前記文書校正機能により文書の校正をおこ
なう前に、校正の対象となる箇所が前記文書中のどの位
置にあるのかを検索する検索工程を含んだことを特徴と
する。
【0037】この請求項16の発明によれば、文書の校
正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項目の
位置を知ることができるので、校正処理をおこなう際の
参考とすることができ、校正処理を効率的におこなうこ
とが可能である。
【0038】また、請求項17の発明に係る文書処理方
法は、請求項16において、前記校正項目の内容および
当該校正項目についての前記検索工程により検索された
結果に基づいて操作者に対する文書校正に関するメッセ
ージを作成するメッセージ作成工程を含んだことを特徴
とする。
【0039】この請求項17の発明によれば、文書の校
正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項目の
位置を知ることができるので、校正処理をおこなう際の
参考とすることができ、さらに作成されたメッセージに
より校正処理をおこなうか否かの判断を容易にすること
ができ、校正処理を効率的におこなうことが可能であ
る。
【0040】また、請求項18の発明に係る文書処理方
法は、請求項16または17において、前記検索工程に
より検索された結果および/または前記メッセージ作成
工程により作成されたメッセージを表示する表示工程を
含んだことを特徴とする。
【0041】この請求項18の発明によれば、文書の校
正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項目の
位置、作成されたメッセージを視認することができるた
め、校正処理をさらに効率的におこなうことが可能であ
る。
【0042】また、請求項19の発明に係る文書処理方
法は、請求項18において、前記表示工程が、前記文書
の全ページまたはその一部を縮小して表示したレイアウ
ト画面上に前記校正の対象となる箇所の位置を示すこと
により前記結果を表示することを特徴とする。
【0043】この請求項19の発明によれば、文書中に
校正対象がどのように分布しているかその分布状況を一
見して認識することができるため、文書校正をおこなう
際の参考としてより効果的であり、校正処理をさらに効
率的におこなうことが可能である。
【0044】また、請求項20の発明に係る文書処理方
法は、請求項18または19において、前記表示工程
が、校正項目ごとに前記結果および/または前記メッセ
ージを切り替えることを特徴とする。
【0045】この請求項20の発明によれば、各項目ご
との項目対象の分布状況を容易に把握することが可能で
あり、また、項目数が増加した場合に、校正項目ごとに
表示の方法を変えることにより、かえって認識が困難に
なることを回避することが可能である。
【0046】また、請求項21の発明に係る記憶媒体
は、請求項11〜20のいずれか一つに記載された方法
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したこと
で、そのプログラムを機械読み取り可能となり、これに
よって、請求項11〜20のいずれか一つの動作をコン
ピュータによって実現することが可能である。
【0047】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る文書処理装置、文書処理方法およびその方法
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態を
詳細に説明する。
【0048】(実施の形態1)まず、この発明の実施の
形態1による文書処理装置のハードウエア構成を説明す
る。図1は、この発明の実施の形態1による文書処理装
置のハードウエア構成を示すブロック図である。
【0049】図1において、101はシステム全体を制
御するCPUを、102はブートプログラム等を記憶し
たROMを、103はCPU101のワークエリアとし
て使用されるRAMを、104はCPU101の制御に
したがってHD(ハードディスク)105に対するデー
タのリード/ライトを制御するHDD(ハードディスク
ドライブ)を、105はHDD104の制御で書き込ま
れたデータを記憶するHDを、106はCPU101の
制御にしたがってFD(フロッピーディスク)107に
対するデータのリード/ライトを制御するFDD(フロ
ッピーディスクドライブ)を、107はFDD106の
制御で書き込まれたデータを記憶する着脱自在のFD
を、108は文書のほか、計数結果、検索結果、メッセ
ージ等を表示するディスプレイをそれぞれ示している。
【0050】また、109は通信回線110を介してネ
ットワークNETに接続され、そのネットワークNET
と内部のインターフェイスを司るインターフェイス(I
/F)を、111は文字、数値、各種指示等の入力のた
めのキーを備えたキーボードを、112はカーソルの移
動、範囲選択、操作の指示等をおこなうマウスを、11
3はOCR機能を有し、画像を光学的に読み取るスキャ
ナを、114は文書等を印刷するプリンタを、115は
上記各部を接続するためのバスをそれぞれ示している。
【0051】つぎに、実施の形態1による文書処理装置
の構成を機能的に説明する。図2は、実施の形態1によ
る文書処理装置の構成を機能的に示すブロック図であ
る。図2において、文書処理装置は、計数部201と、
メッセージ作成部202と、表示部203等を含む構成
となっている。
【0052】計数部201は、文書の校正をおこなう前
に、校正項目ごとに校正の対象となる箇所が文書中にい
くつあるのかを計数するものである。具体的には、文書
を所定量ごとに読み出す読み出し部211と、読み出し
部211により読み出された所定量の文書の中に校正対
象があるか否かを判断し、校正対象がある場合にその校
正対象がどの校正項目に関する校正対象なのかを判断す
る校正対象判断部212と、各校正項目ごとに校正対象
判断部212の判断結果、すなわち、校正対象ごとの校
正対象の個数をカウントするカウンター213a、21
3b、...とから構成される。
【0053】計数部201は、上記の構成により、校正
対象判断部212の判断結果に基づいて当該校正項目の
カウンター213のカウンター数データを校正対象が一
つあるごとに+1ずつアップすることにより校正対象の
計数処理を実現する。カウンター213はそれぞれ校正
項目に対応する符号(A,B,C,...)が付されて
おり、カウンターの内容を参照する場合はその符号によ
り読み出される。校正項目の内容および計数処理の詳細
な内容については後述する。
【0054】メッセージ作成部202は、校正項目の内
容および校正項目についての計数部201により計数さ
れた結果に基づいて操作者に対する文書校正に関するメ
ッセージを作成するものである。具体的には、計数部2
01の各カウンター213ごとにカウンター数データを
取得し、取得したカウンター数データおよびカウンター
に付された符号に対応する校正項目の内容とに基づいて
メッセージパタン記憶部221から最適のメッセージを
読み出すことによりメッセージを作成する。メッセージ
の内容およびメッセージ作成処理の詳細な内容について
は後述する。
【0055】表示部203は、計数部201により計数
された結果および/またはメッセージ作成部202によ
り作成されたメッセージを表示するものである。たとえ
ば、ディスプレイ108を用いることによって実現する
ものであり、ディスプレイ108はCRTや液晶ディス
プレイ等を含むものである。
【0056】なお、計数部201、メッセージ作成部2
02、表示部203はそれぞれ、ROM102、RAM
103またはハードディスク105、フロッピーディス
ク107等の記録媒体に記録されたプログラムに記載さ
れた命令にしたがってCPU101等が命令処理を実行
することにより、各部の機能を実現するものである。
【0057】つぎに、計数の対象となる校正項目の内容
について説明する。図3〜5は実施の形態1による文書
処理装置の計数の対象となる構成項目の内容を示す説明
図である。図3に示すように、対象となる文書が書かれ
た言語によっても異なるが、たとえば日本語の場合は、
誤りチェックとして、「誤字脱字」、「仮名遣い」、
「慣用表現」、「呼応表現」、「ら抜き表現」、「さ入
れ表現」、「同音異義語」等の校正項目が考えられる。
また、用語基準として、「送り仮名」、「漢字基準」、
「難しい語の言い替え」、「旧字体」、「商標・商品
名」、「固有名詞ルビ付け」、「言い替え登録」等の校
正項目が考えられる。
【0058】また、図4に示すように、表現洗練とし
て、「文体の統一」、「重ね言葉」、「同一助詞の連
続」、「二重否定」、「修飾関係」、「並列関係」、
「受身関係」、「指示語」等の校正項目が考えられる。
その他、「字種統一」、「長さチェック」等も校正項目
とすることができる。
【0059】また、図5に示すように、英語の場合は、
上記の校正項目のうち、日本語と共通する項目のほか、
「スペルミス」、「英文法の誤り」、「繰り返しの単
語」、「文頭が小文字の単語」、「スペルの統一」、
「句読点の用法」等の校正項目が考えられる。
【0060】つぎに、計数部201における計数処理の
内容について説明する。図6は、実施の形態1による文
書処理装置の計数部201における計数処理の手順を示
すフローチャートである。
【0061】図6のフローチャートにおいて、まず、読
み出し部211が対象となる文書の先頭から所定量の読
み出しをおこなう(ステップS601)。所定量は、た
とえば、作成された文書の1ライン分の文字数であった
り、また、あらかじめ定められた所定の文字数であった
り、所定の単語数であったり、1文であったり、1段落
(パラグラフ)であったり、改行記号等の所定の記号が
出現するまでの文字のまとまりであったり等、文書の内
容・長さ、校正項目の内容・数等を考慮の上、最も効率
的な量を所定量として定めることができる。
【0062】つぎに、校正対象判断部212がステップ
S601において読み出された所定量の文字の中から校
正の対象となる箇所があるか否かを判断する(ステップ
S602)。ここで、校正の対象がない場合(ステップ
S602否定)は、何もせずにステップS605へ移行
する。一方、校正の対象がある場合(ステップS602
肯定)、すなわち、全校正項目のうち少なくとも一つに
該当する校正対象がある場合は、つぎに、校正対象判断
部212はその校正項目がどの校正対象に該当するのか
を判断する(ステップS603)。
【0063】つぎに、ステップS603の判断結果に基
づいて、該当する校正対象に対応させて設けられたカウ
ンター213のカウンター数データを+1だけアップす
る。上記ステップS603において一つの校正対象が2
つ以上の校正項目に該当する場合は、それぞれのカウン
ター213のカウンター数データを+1ずつアップす
る。
【0064】この処理を文書全体について繰り返しおこ
なう。すなわち、ステップS605において、すべての
所定量ごとの読み出しが終了したか否かを判断し(ステ
ップS605)、終了していない場合(ステップS60
5否定)は、つぎの所定量の読み出しをおこない(ステ
ップS606)、ステップS602へ移行した後、同様
の処理を繰り返しおこなう。一方、ステップS605に
おいて、すべての読み出しが終了した場合(ステップS
605肯定)は、計数処理を終了する。
【0065】つぎに、メッセージ作成部202における
メッセージ作成処理の内容について説明する。図7は、
実施の形態1による文書処理装置のメッセージ作成部2
02におけるメッセージ作成処理の手順を示すフローチ
ャートである。図7のフローチャートにおいて、まず、
計数部201のカウンター213のうちの一つのカウン
ターNからカウンター数データを取得する(ステップS
701)。
【0066】つぎに、当該カウンターNに対応する校正
項目の内容とカウンター数データとからどのようなメッ
セージにするか、そのメッセージの内容を決定する(ス
テップS702)。具体的には、あらかじめ複数のメッ
セージパタンを用意しておき、校正項目の内容とそのカ
ウンター数に対応させたテーブルから最も適したメッセ
ージを選択することにより、上記メッセージの内容を決
定する。
【0067】つぎに、上記ステップS702において決
定したメッセージの内容に対応するメッセージパタンデ
ータをメッセージパタン記憶部221から読み出す(ス
テップS703)。図8は、実施の形態1による文書処
理装置のメッセージパタン記憶部221に記憶されたメ
ッセージパタンデータの一例を示す説明図である。
【0068】メッセージパタン記憶部221に記憶され
たメッセージパタンには、メッセージパタンNo.1の
「**の項目の校正対象は*個ありましたので、必ず校
正して下さい。」,メッセージパタンNo.2の「**
の項目の校正対象は*個ありましたので、校正した方が
よいでしょう。」,メッセージパタンNo.3の「**
の項目の校正対象は*個ありました。意図的にそうした
のでなければ、校正した方がよいでしょう。」,メッセ
ージパタンNo.4の「**の項目の校正対象は*個あ
りましたが、特に校正する必要はないでしょう。」,メ
ッセージパタンNo.5の「**の項目の校正対象は0
個でしたので、校正する必要はありません。」等があ
る。
【0069】これらのメッセージは、一例にすぎず、校
正項目、校正対象の数、文書の内容、文書作成者等を勘
案し、最適なメッセージとすることができる。また、操
作者が自由にメッセージの内容を作成、変更できるよう
にしてもよい。
【0070】メッセージパタンはそれぞれに対応するパ
タンNo.と対応付けられてメッセージパタン記憶部2
21に記憶されている。上記ステップS703において
メッセージパタンを読み出す場合は、対応付けられたパ
タンNo.を指定することにより、該当するメッセージ
パタンを読み出す。つぎに、読み出されたメッセージパ
タンデータとカウンター数データとを合成する(ステッ
プS704)ことにより、メッセージが完成する。
【0071】この処理を繰り返しおこなうことにより、
各校正項目ごとにメッセージを作成する。すなわち、ス
テップS705において、すべてのカウンター213に
ついてメッセージ作成処理が終了したか否かを判断し、
終了していない場合(ステップS705否定)は、ステ
ップS701へ移行し、すべてのカウンター213につ
いて終了するまで同様の処理を繰り返しおこなう。ステ
ップS705において、すべてのカウンターについて処
理が終了した場合(ステップS705肯定)は、メッセ
ージ作成処理を終了する。
【0072】つぎに、表示部203による表示処理につ
いて説明する。図9は実施の形態1による文書処理装置
の表示部203により表示画面上に表示される計数結果
の表示例を示す説明図である。また、図10は実施の形
態1による文書処理装置の表示部203により表示画面
上に表示される計数結果およびメッセージの表示例を示
す説明図である。
【0073】このように、図9は、計数部201から送
信されたカウンター数データのみを表示したものであ
り、また、図10は、計数部201から送信されたカウ
ンター数データと、メッセージ作成部202により作成
されたメッセージとを合成させて表示したものである。
【0074】計数結果・メッセージの表示の順序は、あ
らかじめ定められた校正項目の順序でもよく、また、カ
ウンター数データの数値の大きい順(小さい順)または
メッセージの内容順にしてもよい。また、表示の順序
は、操作により操作者の所望の順序に設定することもで
きる。これにより操作者にとって注目すべき校正項目の
内容を効率よく確認することができる。
【0075】また、各項目が表示されている領域をカー
ソル等で指定することにより、当該項目が選択され、校
正の対象とすることができる。反対に、指定され選択さ
れた項目を校正の対象から外すようにしてもよい。ま
た、領域を指定する代わりに、図示は省略するが、各項
目の脇にチェックボックスを用意し、そのチェックボッ
クスをチェックすることにより項目の選択をするように
してもよい。
【0076】以上説明したように、この実施の形態1に
よれば、校正処理をおこなう前に、各校正項目に対する
校正対象の数および/または各校正項目に対するメッセ
ージを確認することができるので、校正処理をおこなう
際の参考とすることができ、校正処理を効率的におこな
うことができる。
【0077】(実施の形態2)さて、上述した実施の形
態1では、すべての校正項目について表示するようにし
たが、以下に説明する実施の形態2のように、校正項目
の内容および当該校正項目について計数された結果に基
づいて操作者に対して提示する項目を絞り込んで限定す
るようにしてもよい。
【0078】この発明の実施の形態2による文書処理装
置のハードウエア構成については実施の形態1の図1の
文書処理装置のハードウエア構成と同様であるので、そ
の説明は省略する。
【0079】つぎに、実施の形態2による文書処理装置
の構成を機能的に説明する。図11は、この発明の実施
の形態2による文書処理装置の構成を機能的に示すブロ
ック図である。図11において、文書処理装置は、計数
部201と、メッセージ作成部202と、判断部100
1と、判断基準設定部1102と、表示部1103等を
含む構成となっている。計数部201とメッセージ作成
部202については、実施の形態1の図2の計数部20
1およびメッセージ作成部202と同様の構成であるの
で、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0080】判断部1101は、校正項目の内容および
当該校正項目についての計数部201により計数された
結果に基づいて操作者に対して当該校正項目を提示する
か否かを判断するものである。具体的には、計数結果が
「0」である校正項目および計数結果が各校正項目ごと
にあらかじめ定められた数値以下である校正項目がある
かを判断し、それらに該当する校正項目がある場合は当
該校正項目を提示しない項目として判断するものであ
る。判断処理の詳細な内容については後述する。
【0081】判断基準設定部1102は、判断部110
1により校正項目を提示するか否かを判断する際の判断
基準を設定するものである。具体的には、判断基準設定
部1102は、判断部1101が校正項目を提示するか
否かを判断する際の判断基準となる計数結果の数値を操
作者の意図を反映できるように各校正項目ごとに設定す
る。設定処理の詳細な内容については後述する。
【0082】表示部1103は、判断部1101により
提示すると判断された校正項目のみの結果および/また
はメッセージを表示するものである。たとえば、ディス
プレイ108を用いることにより実現するものであり、
ディスプレイ108はCRTや液晶ディスプレイ等を含
むものである。
【0083】なお、計数部201、メッセージ作成部2
02、判断部1101,判断基準設定部1102、表示
部1103はそれぞれ、ROM102、RAM103ま
たはハードディスク105、フロッピーディスク107
等の記録媒体に記録されたプログラムに記載された命令
にしたがってCPU101等が命令処理を実行すること
により、各部の機能を実現するものである。
【0084】つぎに、判断部1101における判断処理
の内容について説明する。図12は、実施の形態2によ
る文書処理装置の判断部1101における判断処理の手
順を示すフローチャートである。図12のフローチャー
トにおいて、まず、計数部201のカウンター213の
うちの一つのカウンターNからカウンター数データを取
得する(ステップS1201)。
【0085】つぎに、取得されたカウンター数データの
計数結果の数値が「0」であるか否かを判断する(ステ
ップS1202)。数値が「0」であれば、校正の必要
がないことから、その校正項目を提示する必要もない。
したがって、数値が「0」の場合(ステップS1202
肯定)は、何もせずにステップS1205へ移行する。
【0086】一方、ステップS1202において、数値
が「0」でない場合(ステップS1202否定)は、つ
ぎに、その数値が当該校正項目においてあらかじめ定め
られた数値以下であるか否かを判断する(ステップS1
203)。あらかじめ定められた数値とは、ある校正項
目について、その数値以下であれば校正が必要ないとさ
れる数値である。
【0087】たとえば、ある校正項目について「10」
以下であれば校正が必要ないとする場合に、その「1
0」があらかじめ定められた数値となる。この数値は判
断基準設定部1102によって設定・変更することがで
きる。この内容については後述する。
【0088】ステップS1203において、あらかじめ
定められた数値以下である場合(ステップS1203肯
定)は、当該校正項目は提示の対象とはしないので、何
もせずにステップS1205へ移行する。一方、ステッ
プS1203において、あらかじめ定められた数値より
も大きい場合(ステップS1203否定)は、当該カウ
ンター数データを所定のメモリ領域に保持し(ステップ
S1204)、その後、ステップS1205へ移行す
る。
【0089】この処理を繰り返すことにより、各校正項
目ごとに提示するか否かの判断をおこなう。すなわち、
ステップ1205において、すべてのカウンター213
について判断処理が終了したか否かを判断し、終了して
いない場合(ステップS1205否定)は、ステップS
1201へ移行し、すべてのカウンター213について
終了するまで同様の処理を繰り返しおこなう。
【0090】ステップS1205において、すべてのカ
ウンターについて処理が終了した場合(ステップS12
05肯定)は、上記ステップS1204において保持し
たカウンター数データをメッセージ作成部202または
表示部1103へ送信し(ステップS1206)、判断
処理を終了する。
【0091】つぎに、判断基準設定処理の内容について
説明する。図13は、実施の形態2による文書処理装置
の判断基準を設定する際に用いる設定画面の一例であ
る。図13において、各校正項目ごとに数値入力欄13
01が設けられ、該当する数値を入力することにより判
断基準の設定がおこなわれる。
【0092】具体的には、カーソルを数値入力欄130
1に移動させ、キーボード111等を用いることにより
数値の入力をおこなう。また、数値入力欄1301の右
端の下矢印ボタン1302を押下することにより過去に
入力された数値やデフォルト値等の数値がプルダウンメ
ニューにより表示され、その中から所望の数値を選択す
ることにより入力することもできる。
【0093】また、スクロールバー1303を用いて、
表示しきれない校正項目を表示させ、表示された校正項
目の数値入力欄に数値の入力をすることができる。ま
た、「デフォルト」ボタン1304によりあらかじめ設
定された推奨されるべき数値に変更することができる。
【0094】すべての数値の入力が終了すると「OK」
ボタン1305を押下することにより設定操作が完了す
る。また、途中で設定操作をキャンセルしたい場合は、
「キャンセル」ボタン1306を押下すればよい。
【0095】つぎに、判断基準設定処理の手順について
説明する。図14は、実施の形態2による文書処理装置
の判断基準設定部1102における処理の手順を示すフ
ローチャートである。図14のフローチャートにおい
て、まず、すでに判断基準に関する設定データが所定メ
モリ領域(現在有効な判断基準を記憶するための領域)
に存在するか否かを判断する(ステップS1401)。
【0096】ここで、設定データが存在する場合(ステ
ップS1401肯定)は、当該設定データを読み出す
(ステップS1402)。一方、設定データが存在しな
い場合(ステップS1402否定)は、あらかじめ設定
された推奨されるべき数値であるデフォルトデータを読
み出す(ステップS1403)。
【0097】つぎに、上記ステップS1402またはS
1403において読み出されたデータを図13に示した
ように表示画面上に表示し(ステップS1404)、各
校正項目について数値の入力があるのを待つ(ステップ
S1405)。
【0098】ステップS1405において、数値の入力
があった場合(ステップS1405肯定)は、当該入力
された数値データを所定のメモリ領域(バッファメモリ
領域)に保持し(ステップS1406)、ステップS1
409へ移行する。一方、数値入力がない場合(ステッ
プS1405否定)は、「デフォルト」ボタン1304
が押下されたか否かを判断する(ステップS140
7)。ここで、「デフォルト」ボタン1304が押下さ
れない場合(ステップS1407否定)は、ステップS
1405へ移行し、再度数値の入力があるのを待つ。
【0099】ステップS1407において、「デフォル
ト」ボタン1304が押下された場合(ステップS14
07肯定)は、上記設定データを現在有効な判断基準を
記憶するための領域から削除し(ステップS140
8)、ステップS1403へ移行する。これにより、デ
フォルトデータが読み出され(ステップS1403)、
読み出されたデフォルトデータが表示されることになる
(ステップS1404)。
【0100】ステップS1406において、入力データ
を保持した後、「キャンセル」ボタン1306が押下さ
れたか否かを判断する(ステップS1409)。ここ
で、「キャンセル」ボタン1306が押下された場合
(ステップS1409肯定)は、何もせずに、設定処理
は終了する。
【0101】ステップS1409において、「キャンセ
ル」ボタン1306が押下されない場合(ステップS1
409否定)は、つぎに、「OK」ボタン1305が押
下されたか否かを判断する(ステップS1410)。こ
こで、「OK」ボタン1305が押下されない場合(ス
テップS1410否定)は、ステップS1405へ移行
し、再度数値の入力があるのを待つ。
【0102】一方、ステップS1410において、「O
K」ボタン1305が押下された場合(ステップS14
10肯定)は、ステップS1406においてバッファメ
モリに保持したデータを現在有効な判断基準を記憶する
ための領域に書き込み(ステップS1411)、設定処
理を終了する。
【0103】以上説明したように、この実施の形態2に
よれば、校正項目の内容および当該校正項目について計
数された結果に基づいて操作者に対して提示する項目を
絞り込んで限定するようにしたので、表示項目数を減少
させることにより、操作者がチェックする項目を減らす
ことができ、より効率的に校正項目の選択をすることが
できる
【0104】(実施の形態3)さて、上述した実施の形
態1では、校正項目ごとに校正の対象となる箇所が文書
中にいくつあるかについて計数したが、以下に説明する
実施の形態3のように、校正項目ごとに校正の対象とな
る箇所が文書中のどの位置にあるかについて検索するよ
うにしてもよい。
【0105】この発明の実施の形態3による文書処理装
置のハードウエア構成については実施の形態1の図1の
文書処理装置のハードウエア構成と同様であるので、そ
の説明は省略する。
【0106】つぎに、実施の形態3による文書処理装置
の構成を機能的に説明する。図15は、この発明の実施
の形態3による文書処理装置の構成を機能的に示すブロ
ック図である。図15において、文書処理装置は、検索
部1501と、メッセージ作成部1502と、表示部1
503等を含む構成である。
【0107】検索部1501は、文書の校正をおこなう
前に、校正項目ごとに校正の対象となる箇所が文書中に
いくつあるのかを計数するものである。具体的には、文
書を所定量ごとに読み出す読み出し部1511と、読み
出し部1511により読み出された所定量の文書の中に
校正対象があるか否かを判断し、校正対象がある場合に
その校正対象がどの校正項目に関する校正対象なのかを
判断する校正対象判断部1512と、各校正項目ごとに
校正対象判断部1512の結果、すなわち、校正対象の
位置データを記憶する位置記憶部A1513a、位置記
憶部B1513b、...とから構成される。
【0108】計数部1501は、上記の構成により、校
正対象判断部1512の判断結果に基づいて当該校正項
目の位置記憶部1513の位置データを記憶することに
より校正対象の検索を実現する。位置記憶部1513は
それぞれ校正項目に対応する符号(A,B,
C,...)が付されており、位置記憶部1513の内
容を参照する場合はその符号により読み出される。検索
処理の詳細な内容については後述する。
【0109】なお、計数の対象となる校正項目の内容に
ついては実施の形態1の校正項目の内容と同様であるの
で、その説明は省略する。
【0110】メッセージ作成部1502は、校正項目の
内容および校正項目についての検索部1501により検
索された結果に基づいて操作者に対する文書校正に関す
るメッセージを作成するものである。具体的には、検索
部1501の各位置記憶部1513ごとに位置データを
取得し、取得した位置データと、位置記憶部1513に
付された番号に対応する校正項目の内容とに基づいてメ
ッセージパタン記憶部1521から最適のメッセージを
読み出すことによりメッセージを作成する。メッセージ
作成処理の詳細な内容については後述する。
【0111】表示部1503は、検索部1501により
検索された結果および/またはメッセージ作成部150
2により作成されたメッセージを表示するものである。
たとえば、ディスプレイ108を用いることにより実現
するものであり、ディスプレイ108はCRTや液晶デ
ィスプレイ等を含むものである。
【0112】なお、検索部1501、メッセージ作成部
1502、表示部1503はそれぞれ、ROM102、
RAM103またはハードディスク105、フロッピー
ディスク107等の記録媒体に記録されたプログラムに
記載された命令にしたがってCPU101等が命令処理
を実行することにより、各部の機能を実現するものであ
る。
【0113】つぎに、検索部1501における検索処理
の内容について説明する。図16は、実施の形態3によ
る文書処理装置の検索部1501における検索処理の手
順を示すフローチャートである。
【0114】図16のフローチャートにおいて、まず、
読み出し部1511が対象となる文書の先頭から所定量
の読み出しをおこなう(ステップS1601)。所定量
とは、実施の形態1と同様に、たとえば、作成された文
書の1ライン分の文字数であったり、あらかじめ定めら
れた所定の文字数であったり、所定の単語数であった
り、1文であったり、1段落(パラグラフ)であった
り、改行記号が出現するまでの文字のまとまりであった
り等、文書の内容・長さ、校正項目の内容・数等を考慮
の上、最も効率的な量を所定量として定めることができ
る。
【0115】つぎに、校正対象判断部1512がステッ
プS1601において読み出された所定量の文字の中か
ら校正の対象となる箇所があるか否かを判断する(ステ
ップS1602)。ここで、校正の対象がない場合(ス
テップS1602否定)は、何もせずにステップS16
05へ移行する。一方、校正の対象がある場合(ステッ
プS1602肯定)、すなわち、全校正項目のうち少な
くとも一つに該当する校正対象がある場合は、つぎに、
校正対象判断部1512はその校正項目がどの校正対象
に該当するのかを判断する(ステップS1603)。
【0116】つぎに、ステップS1603の判断結果に
基づいて、該当する校正対象に対応させて設けられた位
置記憶部1513に上記校正の対象の位置データを記憶
する。ここで、位置データとは、文書中のどの位置に上
記校正対象が存在するかに関するデータであり、たとえ
ば、文書の文頭からカウントして何文字目(から何文字
目まで)であるか、あるいは、文書のフォーマットが定
まっている場合に、文書の何ページ目の何行目の何文字
目(から何文字目まで)であるかのデータである。上記
ステップS1603において一つの校正対象が2つ以上
の校正項目に該当する場合は、それぞれの位置記憶部1
513に位置データを記憶する。
【0117】この処理を文書全体について繰り返しおこ
なう。すなわち、ステップS1605において、すべて
の所定量ごとの読み出しが終了したか否かを判断し(ス
テップS1605)、終了していない場合(ステップS
1605否定)は、つぎの所定量の読み出しをおこない
(ステップS1606)、ステップS1602へ移行し
た後、同様の処理を繰り返しおこなう。一方、ステップ
S1605において、すべての読み出しが終了した場合
(ステップS1605肯定)は、検索処理を終了する。
【0118】つぎに、メッセージ作成部1502におけ
るメッセージ作成処理の内容について説明する。メッセ
ージ作成部1502におけるメッセージ作成処理は、実
施の形態1の図7のメッセージ作成処理の手順と同様な
ので、処理手順についての説明は省略する。
【0119】つぎに、メッセージパタン記憶部1521
に記憶されたメッセージパタンデータについて説明す
る。図17は、実施の形態3により文書処理装置のメッ
セージパタン記憶部1521に記憶されたメッセージパ
タンデータの一例を示す説明図である。
【0120】メッセージパタン記憶部1521に記憶さ
れたメッセージパタンには、各校正項目に対する校正対
象の出現位置によって、メッセージの内容が異なるもの
である。たとえば、指示語の表現が集中して用いられた
場合、その指示語がどの部分を指示しているのか不明確
になる場合がある。そのような場合は、メッセージパタ
ンNo.11の「**の項目の校正対象は*ページ(*
行目、*段落目...等)に*個集中して存在しますの
で、同ページについての記載内容を再考した方がよいで
しょう。」というようなメッセージとすることができ
る。
【0121】また、否定的な表現については、結論部分
が一般的に記載される文書頭、文書末に多く存在する
と、文書全体が説得力に欠けるものとなる場合が多い。
そのような場合は、メッセージパタンNo.12の「*
*の項目の校正対象は文書頭(文書末)に多く存在しま
すので、訂正した方がよいでしょう。」というようなメ
ッセージとすることができる。
【0122】さらに、上記指示語の場合、分散して存在
する場合には、さほど問題がない場合には、メッセージ
パタンNoの「**の項目の校正対象は*個ありました
が、分散して存在するので、特に校正する必要はないで
しょう。」というメッセージとすることができる。
【0123】実施の形態1と同様に、これらのメッセー
ジは、一例にすぎず、校正項目、校正対象の数、文書の
内容、文書作成者等を勘案し、最適なメッセージとする
ことができる。また、操作者が自由にメッセージの内容
を作成、変更できるようにしてもよい。
【0124】つぎに、表示部1503による表示処理に
ついて説明する。図18〜21は、実施の形態3による
文書処理装置の表示部1503により表示画面上に表示
される検索結果・メッセージの一例を示す説明図であ
る。
【0125】図18において、1801は校正項目表示
領域であり、1802は文書表示領域であり、1803
は校正項目表示領域1801をスクロールさせるための
校正項目表示領域スクロールバーであり、1804は文
書表示領域をスクロールさせるための文書表示領域スク
ロールバーである。
【0126】校正項目表示領域1801には、校正項目
名(校正項目A、校正項目B、...)と、結果の表示
方法(たとえば、反転表示、二重下線等)と、上述した
校正項目に関するメッセージが表示される。たとえば、
「校正項目A」は校正対象の箇所が反転していることを
示しており、また、「校正項目B」は校正対象の箇所が
二重下線となっていることを示しており、また、「校正
項目C」は校正対象の箇所が波線の二重下線となってい
ることを示している。
【0127】これらの表示方法は、任意に変更すること
ができる、また、校正項目ごとに反転や下線等の表示方
法を用いる代わりに、複数の色を着色することにより校
正項目を区別するようにしてもよい。
【0128】文書表示領域1802には、「文書A」が
表示され、その文書中に各校正項目の校正対象の箇所が
それぞれ上記所定の表示方法によって表示される。すな
わち、「校正項目A」の校正対象(反転表示)は、第2
行目、第5行目、第9行目にそれぞれ存在し、また、
「校正項目B」の校正対象(二重下線)は、第1行目、
第2行目、第7行目にそれぞれ存在し、また、「校正項
目C」の校正対象(波線の二重下線)は、第3行目、第
9行目にそれぞれ存在することを示している。
【0129】つぎに、図19において、1901は校正
項目表示領域であり、1902は文書レイアウト表示領
域である。校正項目表示領域1901は、図18の校正
領域表示領域1801と同一の構成であるのでその説明
は省略する。
【0130】文書レイアウト表示領域1902には、
「文書B」を縮小表示することによりレイアウト表示さ
れ、そのレイアウト表示された文書中に校正対象の箇所
がそれぞれ上記所定の表示方法によって表示される。文
書をレイアウト表示することにより、文書中に校正対象
がどのように分布しているかを一見して認識することが
できるため、文書校正をおこなう際の参考としてより効
果的である。
【0131】つぎに、図20において、2001は校正
項目表示領域であり、2002はメッセージ表示領域で
あり、2003は文書表示領域である。校正項目表示領
域2001は、各校正項目名のみが一覧表示される。さ
らに、その一覧表示の中から、一つの校正項目のみが反
転表示される。図20においては、「校正項目B」が反
転表示されている。この反転表示される校正項目は、キ
ーボード111のテンキーあるいはマウス112等によ
って任意に選択することができる。
【0132】メッセージ表示項目2002には、校正項
目表示領域2001において反転表示された校正項目、
すなわち図20においては「校正項目B」に関するメッ
セージが表示される。メッセージの内容については、上
述の説明のとおりである。
【0133】文書表示領域2003には、「文書C」が
表示され、その文書中に同じく校正項目表示領域200
1において反転表示されて校正項目、すなわち図20に
おいては「校正項目B」の校正対象の箇所のみが反転表
示される。すなわち、表示画面上には、校正項目表示領
域2001の反転表示された校正項目と、メッセージ表
示領域2002に表示されるメッセージの校正項目と、
文書表示領域2003に表示される校正対象の箇所に関
する校正項目がつねに一致するように表示される。
【0134】これは、校正項目表示領域2001に表示
された校正項目の選択を変更することによって、切り替
わるようになっている。したがって、各校正項目に関す
るメッセージとその校正項目に関する校正対象の箇所を
切り替えて確認することができるものである。したがっ
て、各項目ごとの項目対象の分布状況を容易に把握する
ことが可能となり、また、校正項目ごとに表示の方法を
変えることにより、かえって認識が困難になることを回
避することができる。特に、このように切り替えて表示
することにより、校正項目数が多い場合に有効である。
【0135】つぎに、図21において、2101は校正
項目表示領域であり、2102はメッセージ表示領域で
あり、2103は文書レイアウト表示領域である。図2
1において、校正項目表示領域2101、メッセージ表
示領域2102は、図20の校正項目2001、メッセ
ージ表示領域2002と同一の構成であるので、その説
明は省略する。
【0136】文書レイアウト表示領域2103には、
「文書D」がレイアウト表示され、その文書中に選択さ
れた校正項目、図21においては「校正項目C」の校正
対象の箇所が所定の表示方法によって表示される。文書
をレイアウト表示することにより、文書中に校正対象が
どのように分布しているかを一見して認識することがで
きるため、文書校正をおこなう際の参考としてより効果
的である。
【0137】以上説明したように、この実施の形態3に
よれば、各校正項目に対する校正対象の位置および/ま
たは各校正項目に対するメッセージを確認することがで
きるので、校正処理をおこなう際の参考とすることがで
き、校正処理を効率的におこなうことができる。
【0138】さらに、実施の形態1〜3において、読み
やすさの判定についても校正項目に含めるようにするこ
とができる。たとえば、文書全体における漢字数を計数
し、その結果、文書全体の文字数に対する漢字の使用率
が所定値以上の場合は、「漢字の使用率が高いようで
す。漢字基準や難しい語の言い替えをチェックすること
で、漢字の使用率を低くした方がよいでしょう」等のメ
ッセージを表示することができる。
【0139】また、実施の形態1〜3において、文書の
校正をおこなう前に、校正項目ごとに校正の対象となる
箇所が文書中にいくつあるのかを計数することで、文書
の傾向、すなわち誤り具合を客観的に操作者に知らせる
ことができ、操作者に対して、この校正項目については
重点的にチェックしてみようと促すことができる。ま
た、特に初心者に対しては、上記計数の結果に基づいて
チェックをすべき校正項目を自動的に設定するようにし
てもよい。
【0140】なお、実施の形態1〜3で説明した文書処
理方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナ
ルコンピュータやワークステーション等のコンピュータ
で実行することにより実現される。このプログラムは、
ハードディスク、フロッピーディスク、CD−ROM、
MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒
体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み
出されることによって実行される。またこのプログラム
は、上記記録媒体を介して、ネットワークを介して配布
することができる。
【0141】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、文書の校正をおこなう前に、あらかじめ校正の
対象となる項目の数を知ることができるので、校正処理
をおこなう際の参考とすることができ、校正処理をより
効率的におこなうことが可能な文書処理装置が得られる
という効果を奏する。
【0142】また、請求項2の発明によれば、文書の校
正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項目の
数を知ることができるので、校正処理をおこなう際の参
考とすることができ、さらに作成されたメッセージによ
り校正処理をおこなうか否かの判断を容易にすることが
でき、校正処理を効率的におこなうことが可能な文書処
理装置が得られるという効果を奏する。
【0143】また、この請求項3の発明によれば、文書
の校正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項
目の数、作成されたメッセージを視認することができる
ため、校正処理をさらに効率的におこなうことが可能な
文書処理装置が得られるという効果を奏する。
【0144】また、この請求項4の発明によれば、文書
の校正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項
目の数、メッセージのうち、操作者が校正処理をおこな
うか否かを判断するのに必要な項目だけを知ることがで
きるので、前記判断を迅速におこなうことができ、校正
処理を効率的におこなうことが可能な文書処理装置が得
られるという効果を奏する。
【0145】また、この請求項5の発明によれば、操作
者が校正処理をおこなうかを判断するのに必要な項目を
提示するか否かの判断基準を操作者が任意に設定するこ
とができるので、操作者が意図する校正項目を提示する
ように操作することが可能な文書処理装置が得られると
いう効果を奏する。
【0146】また、この請求項6の発明によれば、文書
の校正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項
目の位置を知ることができるので、校正処理をおこなう
際の参考とすることができ、校正処理を効率的におこな
うことが可能な文書処理装置が得られるという効果を奏
する。
【0147】また、この請求項7の発明によれば、文書
の校正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項
目の位置を知ることができるので、校正処理をおこなう
際の参考とすることができ、さらに作成されたメッセー
ジにより校正処理をおこなうか否かの判断を容易にする
ことができ、校正処理を効率的におこなうことが可能な
文書処理装置が得られるという効果を奏する。
【0148】また、この請求項8の発明によれば、文書
の校正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項
目の位置、作成されたメッセージを視認することができ
るため、校正処理をさらに効率的におこなうことが可能
な文書処理装置が得られるという効果を奏する。
【0149】また、この請求項9の発明によれば、文書
中に校正対象がどのように分布しているかその分布状況
を一見して認識することができるため、文書校正をおこ
なう際の参考としてより効果的であり、校正処理をさら
に効率的におこなうことが可能な文書処理装置が得られ
るという効果を奏する。
【0150】また、この請求項10の発明によれば、各
項目ごとの項目対象の分布状況を容易に把握することが
可能であり、また、項目数が増加した場合に、校正項目
ごとに表示の方法を変えることにより、かえって認識が
困難になることを回避することが可能な文書処理装置が
得られるという効果を奏する。
【0151】また、この請求項11の発明によれば、文
書の校正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる
項目の数を知ることができるので、校正処理をおこなう
際の参考とすることができ、校正処理をより効率的にお
こなうことが可能な文書処理方法が得られるという効果
を奏する。
【0152】また、この請求項12の発明によれば、文
書の校正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる
項目の数を知ることができるので、校正処理をおこなう
際の参考とすることができ、さらに作成されたメッセー
ジにより校正処理をおこなうか否かの判断を容易にする
ことができ、校正処理を効率的におこなうことが可能な
文書処理方法が得られるという効果を奏する。
【0153】また、この請求項13の発明によれば、文
書の校正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる
項目の数、作成されたメッセージを視認することができ
るため、校正処理をさらに効率的におこなうことが可能
な文書処理方法が得られるという効果を奏する。
【0154】また、この請求項14の発明によれば、文
書の校正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる
項目の数、メッセージのうち、操作者が校正処理をおこ
なうか否かを判断するのに必要な項目だけを知ることが
できるので、前記判断を迅速におこなうことができ、校
正処理を効率的におこなうことが可能な文書処理方法が
得られるという効果を奏する。
【0155】また、この請求項15の発明によれば、操
作者が校正処理をおこなうかを判断するのに必要な項目
を提示するか否かの判断基準を操作者が任意に設定する
ことができるので、操作者が意図する校正項目を提示す
るように操作することが可能な文書処理方法が得られる
という効果を奏する。
【0156】また、この請求項16の発明によれば、文
書の校正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる
項目の位置を知ることができるので、校正処理をおこな
う際の参考とすることができ、校正処理を効率的におこ
なうことが可能な文書処理方法が得られるという効果を
奏する。
【0157】また、この請求項17の発明によれば、文
書の校正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる
項目の位置を知ることができるので、校正処理をおこな
う際の参考とすることができ、さらに作成されたメッセ
ージにより校正処理をおこなうか否かの判断を容易にす
ることができ、校正処理を効率的におこなうことが可能
な文書処理方法が得られるという効果を奏する。
【0158】また、この請求項18の発明によれば、文
書の校正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる
項目の位置、作成されたメッセージを視認することがで
きるため、校正処理をさらに効率的におこなうことが可
能な文書処理方法が得られるという効果を奏する。
【0159】また、この請求項19の発明によれば、文
書中に校正対象がどのように分布しているかその分布状
況を一見して認識することができるため、文書校正をお
こなう際の参考としてより効果的であり、校正処理をさ
らに効率的におこなうことが可能な文書処理方法が得ら
れるという効果を奏する。
【0160】また、この請求項20の発明によれば、各
項目ごとの項目対象の分布状況を容易に把握することが
可能であり、また、項目数が増加した場合に、校正項目
ごとに表示の方法を変えることにより、かえって認識が
困難になることを回避することが可能な文書処理方法が
得られるという効果を奏する。
【0161】また、請求項21の発明に係る記録媒体
は、請求項11〜20のいずれか一つに記載された方法
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したこと
で、そのプログラムを機械読み取り可能となり、これに
よって、請求項11〜20のいずれか一つの動作をコン
ピュータによって実現することが可能な記録媒体が得ら
れるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による文書処理装置の
ハードウエア構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1による文書処理装置の構成を機能
的に示すブロック図である。
【図3】実施の形態1による文書処理装置の計数の対象
となる構成項目の内容を示す説明図である。
【図4】実施の形態1による文書処理装置の計数の対象
となる別の構成項目の内容を示す説明図である。
【図5】実施の形態1による文書処理装置の計数の対象
となる別の構成項目の内容を示す説明図である。
【図6】実施の形態1による文書処理装置の計数部にお
ける計数処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】実施の形態1による文書処理装置のメッセージ
作成部におけるメッセージ作成処理の手順を示すフロー
チャートである。
【図8】実施の形態1による文書処理装置のメッセージ
パタン記憶部に記憶されたメッセージパタンデータの一
例を示す説明図である。
【図9】実施の形態1による文書処理装置の表示部によ
り表示画面上に表示される計数結果の表示例を示す説明
図である。
【図10】実施の形態1による文書処理装置の表示部に
より表示画面上に表示される計数結果およびメッセージ
の表示例を示す説明図である。
【図11】この発明の実施の形態2による文書処理装置
の構成を機能的に示すブロック図である。
【図12】実施の形態2による文書処理装置の判断部に
おける判断処理の手順を示すフローチャートである。
【図13】実施の形態2による文書処理装置の判断基準
を設定する際に用いる設定画面の一例である。
【図14】実施の形態2による文書処理装置の判断基準
設定部における処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【図15】この発明の実施の形態3による文書処理装置
の構成を機能的に示すブロック図である。
【図16】実施の形態3による文書処理装置の検索部に
おける検索処理の手順を示すフローチャートである。
【図17】実施の形態3による文書処理装置のメッセー
ジパタン記憶部に記憶されたメッセージパタンデータの
一例を示す説明図である。
【図18】実施の形態3による文書処理装置の表示部に
より表示画面上に表示される検索結果・メッセージの表
示例を示す説明図である。
【図19】実施の形態3による文書処理装置の表示部に
より表示画面上に表示される検索結果・メッセージの別
の表示例を示す説明図である。
【図20】実施の形態3による文書処理装置の表示部に
より表示画面上に表示される検索結果・メッセージの別
の表示例を示す説明図である。
【図21】実施の形態3による文書処理装置の表示部に
より表示画面上に表示される検索結果・メッセージの別
の表示例を示す説明図である。
【符号の説明】
101 CPU 102 ROM 103 RAM 104 HDD 105 HD 106 FDD 107 FD 108 ディスプレイ 109 I/F 110 通信回線 111 キーボード 112 マウス 113 スキャナ 114 プリンタ 115 バス 201 計数部 202,1502 メッセージ作成部 203,1503 表示部 211,1511 読み出し部 212,1512 校正対象判断部 213 カウンター 221,1521 メッセージパタン記憶部 1101 判断部 1102 判断基準設定部 1103 表示部 1113 位置記憶部 1501 検索部 1513 位置記憶部 1801,1901,2001,2101 校正項目表
示領域 1802,2003 文書表示領域 1902,2103 文書レイアウト表示領域 2002,2102 メッセージ表示領域
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 文書処理装置、文書処理方法およびそ
の方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、文書を校正する
文書校正機能を有する文書処理装置、文書処理方法およ
びその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、作成された文書を校正する文書校
正機能を搭載したワードプロセッサ等が存在する。この
文書校正機能は、操作者が、各校正項目ごとに所望の校
正項目を指定することにより文書の校正を実行するもの
であった。
【0003】
【発明が解消しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、文書の校正は操作者が必要であると
判断して指定した校正項目についてのみおこなわれるた
め、操作者の判断が誤っていた場合に文書の校正が十分
におこなわれないという問題があった。
【0004】一方、上記の問題を回避するために、つね
にすべての項目について校正をおこなうようにすること
もできるが、その場合、本来は校正が必要ない項目まで
校正処理をおこなうことにより、処理時間が長くなって
しまうという問題があった。特に近年、文書解析技術の
発達により校正項目数が増加しているため、文書全体が
長文の場合は特に顕著な問題となっていた。
【0005】この発明は、上述した従来例による問題を
解消するため、文書の校正をおこなう前に、文書中に校
正対象がいくつ、どこにあるかを操作者に提示すること
が可能な文書処理装置、文書処理方法およびその方法を
コンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、請求項1の発明に係る文書処理装
置は、文書を校正する文書校正機能を有する文書処理装
置において、前記文書校正機能により文書の校正をおこ
なう前に、文書を所定量ごとに読み出し、読み出された
所定量の文書中に校正対象があるか否かを判断し、校正
対象がある場合にその校正対象がどの校正項目に関する
校正対象なのかを判断することで、校正項目ごとに校正
の対象となる箇所が前記文書中にいくつあるのかを計数
する計数手段と、前記計数手段により計数された結果を
表示する表示手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】この請求項1の発明によれば、文書の校正
をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項目の数
を知ることができるので、校正処理をおこなう際の参考
とすることができ、校正処理をより効率的におこなうこ
とが可能である。
【0008】また、請求項2の発明に係る文書処理装置
は、請求項1において、前記校正項目の内容および当該
校正項目についての前記計数手段により計数された結果
に基づいて操作者に対する文書校正に関するメッセージ
を作成するメッセージ作成手段を備え、前記表示手段
が、前記計数手段により計数された結果を表示するとと
もに、前記メッセージ作成手段により作成されたメッセ
ージを表示することを特徴とする。
【0009】この請求項2の発明によれば、文書の校正
をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項目の数
を知ることができるので、校正処理をおこなう際の参考
とすることができ、さらに作成されたメッセージにより
校正処理をおこなうか否かの判断を容易にすることがで
き、校正処理を効率的におこなうことが可能である。
【0010】また、請求項3の発明に係る文書処理装置
は、請求項2において、前記校正項目の内容および当該
校正項目についての前記計数手段により計数された結果
に基づいて操作者に対して当該校正項目を提示するか否
かを判断する判断手段を備え、前記表示手段が、前記判
断手段により提示すると判断された校正項目のみの前記
結果および前記メッセージを表示することを特徴とす
る。
【0011】この請求項3の発明によれば、文書の校正
をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項目の
数、メッセージのうち、操作者が校正処理をおこなうか
否かを判断するのに必要な項目だけを知ることができる
ので、前記判断を迅速におこなうことができ、校正処理
を効率的におこなうことが可能である。
【0012】また、請求項4の発明に係る文書処理装置
は、請求項3において、前記判断手段により校正項目を
提示するか否かを判断する際の判断基準を設定する判断
基準設定手段を備えたことを特徴とする。
【0013】この請求項4の発明によれば、操作者が校
正処理をおこなうかを判断するのに必要な項目を提示す
るか否かの判断基準を操作者が任意に設定することがで
きるので、操作者が意図する校正項目を提示するように
操作することが可能である。
【0014】また、請求項5の発明に係る文書処理装置
は、文書を校正する文書校正機能を有する文書処理装置
において、前記文書校正機能により文書の校正をおこな
う前に、校正項目ごとに校正の対象となる箇所が前記文
書中のどの位置にあるのかを検索する検索手段と、前記
検索手段により検索された校正の対象となる箇所を校正
項目ごとに異なる表示方法で表示する表示手段と、を備
えたことを特徴とする。
【0015】この請求項5の発明によれば、文書の校正
をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項目の位
置を知ることができるので、校正処理をおこなう際の参
考とすることができ、校正処理を効率的におこなうこと
が可能である。
【0016】また、請求項6の発明に係る文書処理装置
は、請求項5において、前記校正項目の内容および当該
校正項目についての前記検索手段により検索された結果
に基づいて各校正項目ごとに操作者に対する文書校正に
関するメッセージを作成するメッセージ作成手段を備
え、前記表示手段が、さらに、前記校正項目ごとに異な
る表示方法および前記校正項目ごとに前記メッセージ作
成手段により作成されたメッセージを表示することを特
徴とする。
【0017】この請求項6の発明によれば、文書の校正
をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項目の位
置を知ることができるので、校正処理をおこなう際の参
考とすることができ、さらに作成されたメッセージによ
り校正処理をおこなうか否かの判断を容易にすることが
でき、校正処理を効率的におこなうことが可能である。
【0018】また、請求項7の発明に係る文書処理装置
は、請求項5または6において、前記表示手段が、前記
文書の全ページまたはその一部を縮小して表示したレイ
アウト画面上において、前記検索手段により検索された
校正の対象となる箇所を校正項目ごとに異なる表示方法
で表示することを特徴とする。
【0019】この請求項7の発明によれば、文書中に校
正対象がどのように分布しているかその分布状況を一見
して認識することができるため、文書校正をおこなう際
の参考としてより効果的であり、校正処理をさらに効率
的におこなうことが可能である。
【0020】また、請求項8の発明に係る文書処理装置
は、文書を校正する文書校正機能を有する文書処理装置
において、前記文書校正機能により文書の校正をおこな
う前に、校正項目ごとに校正の対象となる箇所が前記文
書中のどの位置にあるのかを検索する検索手段と、前記
検索手段により検索された校正の対象となる箇所を校正
項目ごとに切り替えて表示する表示手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0021】この請求項8の発明によれば、各項目ごと
の項目対象の分布状況を容易に把握することが可能とな
り、また、校正項目ごとに表示の方法を変えることによ
り、かえって認識が困難になることを回避することがで
きる。特にこのように切り替えて表示することにより、
校正項目が多い場合に有効である。
【0022】また、請求項9の発明に係る文書処理装置
は、請求項8において、前記校正項目の内容および当該
校正項目についての前記検索手段により検索された結果
に基づいて各校正項目ごとに操作者に対する文書校正に
関するメッセージを作成するメッセージ作成手段を備
え、前記表示手段が、前記検索手段により検索された校
正の対象となる箇所および前記校正項目ごとに前記メッ
セージ作成手段により作成されたメッセージを校正項目
ごとに切り替えて表示することを特徴とする。
【0023】この請求項9の発明によれば、文書の校正
をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項目の位
置を知ることができるので、校正処理をおこなう際の参
考とすることができ、さらに作成されたメッセージによ
り校正処理をおこなうか否かの判断を容易にすることが
でき、校正処理を効率的におこなうことが可能である。
【0024】また、請求項10の発明に係る文書処理装
置は、請求項8または9において、前記表示手段が、前
記文書の全ページまたはその一部を縮小して表示したレ
イアウト画面上において、前記検索手段により検索され
た校正の対象となる箇所を校正項目ごとに異なる表示方
法で表示することを特徴とする。
【0025】この請求項10の発明によれば、文書中に
校正対象がどのように分布しているかその分布状況を一
見して認識することができるため、文書校正をおこなう
際の参考としてより効果的であり、校正処理をさらに効
率的におこなうことが可能である。
【0026】また、請求項11の発明に係る文書処理方
法は、文書を校正する文書校正機能を有する文書処理方
法において、前記文書校正機能により文書の校正をおこ
なう前に、文書を所定量ごとに読み出し、読み出された
所定量の文書中に校正対象があるか否かを判断し、校正
対象がある場合にその校正対象がどの校正項目に関する
校正対象なのかを判断することで、校正項目ごとに校正
の対象となる箇所が前記文書中にいくつあるのかを計数
する計数工程と、前記計数工程により計数された結果を
表示する表示工程と、を含んだことを特徴とする。
【0027】この請求項11の発明によれば、文書の校
正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項目の
数を知ることができるので、校正処理をおこなう際の参
考とすることができ、校正処理をより効率的におこなう
ことが可能である。
【0028】また、請求項12の発明に係る文書処理方
法は、請求項11において、前記校正項目の内容および
当該校正項目についての前記計数工程により計数された
結果に基づいて操作者に対する文書校正に関するメッセ
ージを作成するメッセージ作成工程を含み、前記表示工
程が、前記計数工程により計数された結果を表示すると
ともに、前記メッセージ作成工程により作成されたメッ
セージを表示することを特徴とする。
【0029】この請求項12の発明によれば、文書の校
正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項目の
数を知ることができるので、校正処理をおこなう際の参
考とすることができ、さらに作成されたメッセージによ
り校正処理をおこなうか否かの判断を容易にすることが
でき、校正処理を効率的におこなうことが可能である。
【0030】また、請求項13の発明に係る文書処理方
法は、請求項12において、前記校正項目の内容および
当該校正項目についての前記計数工程により計数された
結果に基づいて操作者に対して当該校正項目を提示する
か否かを判断する判断工程を含み、前記表示工程が、前
記判断工程により提示すると判断された校正項目のみの
前記結果および前記メッセージを表示することを特徴と
する。
【0031】この請求項13の発明によれば、文書の校
正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項目の
数、メッセージのうち、操作者が校正処理をおこなうか
否かを判断するのに必要な項目だけを知ることができる
ので、前記判断を迅速におこなうことができ、校正処理
を効率的におこなうことが可能である。
【0032】また、請求項14の発明に係る文書処理方
法は、請求項13において、前記判断工程により校正項
目を提示するか否かを判断する際の判断基準を設定する
判断基準設定工程を含んだことを特徴とする。
【0033】この請求項14の発明によれば、操作者が
校正処理をおこなうかを判断するのに必要な項目を提示
するか否かの判断基準を操作者が任意に設定することが
できるので、操作者が意図する校正項目を提示するよう
に操作することが可能である。
【0034】また、請求項15の発明に係る文書処理方
法は、文書を校正する文書校正機能を有する文書処理方
法において、前記文書校正機能により文書の校正をおこ
なう前に、校正項目ごとに校正の対象となる箇所が前記
文書中のどの位置にあるのかを検索する検索工程と、前
記検索工程により検索された校正の対象となる箇所を校
正項目ごとに異なる表示方法で表示する表示工程と、を
含んだことを特徴とする。
【0035】この請求項15の発明によれば、文書の校
正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項目の
位置を知ることができるので、校正処理をおこなう際の
参考とすることができ、校正処理を効率的におこなうこ
とが可能である。
【0036】また、請求項16の発明に係る文書処理方
法は、請求項15において、前記校正項目の内容および
当該校正項目についての前記検索工程により検索された
結果に基づいて各校正項目ごとに操作者に対する文書校
正に関するメッセージを作成するメッセージ作成工程を
含み、前記表示工程が、さらに、前記校正項目ごとに異
なる表示方法および前記校正項目ごとに前記メッセージ
作成工程により作成されたメッセージを表示することを
特徴とする。
【0037】この請求項16の発明によれば、文書の校
正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項目の
位置を知ることができるので、校正処理をおこなう際の
参考とすることができ、さらに作成されたメッセージに
より校正処理をおこなうか否かの判断を容易にすること
ができ、校正処理を効率的におこなうことが可能であ
る。
【0038】また、請求項17の発明に係る文書処理方
法は、請求項15または16において、前記表示工程
が、前記文書の全ページまたはその一部を縮小して表示
したレイアウト画面上において、前記検索工程により検
索された校正の対象となる箇所を校正項目ごとに異なる
表示方法で表示することを特徴とする。
【0039】この請求項17の発明によれば、文書中に
校正対象がどのように分布しているかその分布状況を一
見して認識することができるため、文書校正をおこなう
際の参考としてより効果的であり、校正処理をさらに効
率的におこなうことが可能である。
【0040】また、請求項18の発明に係る文書処理方
法は、文書を校正する文書校正機能を有する文書処理方
法において、前記文書校正機能により文書の校正をおこ
なう前に、校正項目ごとに校正の対象となる箇所が前記
文書中のどの位置にあるのかを検索する検索工程と、前
記検索工程により検索された校正の対象となる箇所を校
正項目ごとに切り替えて表示する表示工程と、を含んだ
ことを特徴とする。
【0041】この請求項18の発明によれば、各項目ご
との項目対象の分布状況を容易に把握することが可能と
なり、また、校正項目ごとに表示の方法を変えることに
より、かえって認識が困難になることを回避することが
できる。特にこのように切り替えて表示することによ
り、校正項目が多い場合に有効である。
【0042】また、請求項19の発明に係る文書処理方
法は、請求項18において、前記校正項目の内容および
当該校正項目についての前記検索工程により検索された
結果に基づいて各校正項目ごとに操作者に対する文書校
正に関するメッセージを作成するメッセージ作成工程を
含み、前記表示工程が、前記検索工程により検索された
校正の対象となる箇所および前記校正項目ごとに前記メ
ッセージ作成工程により作成されたメッセージを校正項
目ごとに切り替えて表示することを特徴とする。
【0043】この請求項19の発明によれば、文書の校
正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項目の
位置を知ることができるので、校正処理をおこなう際の
参考とすることができ、さらに作成されたメッセージに
より校正処理をおこなうか否かの判断を容易にすること
ができ、校正処理を効率的におこなうことが可能であ
る。
【0044】また、請求項20の発明に係る文書処理方
法は、請求項18または19において、前記表示工程
が、前記文書の全ページまたはその一部を縮小して表示
したレイアウト画面上において、前記検索工程により検
索された校正の対象となる箇所を校正項目ごとに異なる
表示方法で表示することを特徴とする。
【0045】この請求項20の発明によれば、文書中に
校正対象がどのように分布しているかその分布状況を一
見して認識することができるため、文書校正をおこなう
際の参考としてより効果的であり、校正処理をさらに効
率的におこなうことが可能である。
【0046】また、請求項21の発明に係る記憶媒体
は、請求項11〜20のいずれか一つに記載された方法
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したこと
で、そのプログラムを機械読み取り可能となり、これに
よって、請求項11〜20のいずれか一つの動作をコン
ピュータによって実現することが可能である。
【0047】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明に係る文書処理装置、文書処理方法およびその方法
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコン
ピュータ読み取り可能な記録媒体の好適な実施の形態を
詳細に説明する。
【0048】(実施の形態1)まず、この発明の実施の
形態1による文書処理装置のハードウエア構成を説明す
る。図1は、この発明の実施の形態1による文書処理装
置のハードウエア構成を示すブロック図である。
【0049】図1において、101はシステム全体を制
御するCPUを、102はブートプログラム等を記憶し
たROMを、103はCPU101のワークエリアとし
て使用されるRAMを、104はCPU101の制御に
したがってHD(ハードディスク)105に対するデー
タのリード/ライトを制御するHDD(ハードディスク
ドライブ)を、105はHDD104の制御で書き込ま
れたデータを記憶するHDを、106はCPU101の
制御にしたがってFD(フロッピーディスク)107に
対するデータのリード/ライトを制御するFDD(フロ
ッピーディスクドライブ)を、107はFDD106の
制御で書き込まれたデータを記憶する着脱自在のFD
を、108は文書のほか、計数結果、検索結果、メッセ
ージ等を表示するディスプレイをそれぞれ示している。
【0050】また、109は通信回線110を介してネ
ットワークNETに接続され、そのネットワークNET
と内部のインターフェイスを司るインターフェイス(I
/F)を、111は文字、数値、各種指示等の入力のた
めのキーを備えたキーボードを、112はカーソルの移
動、範囲選択、操作の指示等をおこなうマウスを、11
3はOCR機能を有し、画像を光学的に読み取るスキャ
ナを、114は文書等を印刷するプリンタを、115は
上記各部を接続するためのバスをそれぞれ示している。
【0051】つぎに、実施の形態1による文書処理装置
の構成を機能的に説明する。図2は、実施の形態1によ
る文書処理装置の構成を機能的に示すブロック図であ
る。図2において、文書処理装置は、計数部201と、
メッセージ作成部202と、表示部203等を含む構成
となっている。
【0052】計数部201は、文書の校正をおこなう前
に、校正項目ごとに校正の対象となる箇所が文書中にい
くつあるのかを計数するものである。具体的には、文書
を所定量ごとに読み出す読み出し部211と、読み出し
部211により読み出された所定量の文書の中に校正対
象があるか否かを判断し、校正対象がある場合にその校
正対象がどの校正項目に関する校正対象なのかを判断す
る校正対象判断部212と、各校正項目ごとに校正対象
判断部212の判断結果、すなわち、校正対象ごとの校
正対象の個数をカウントするカウンター213a、21
3b、...とから構成される。
【0053】計数部201は、上記の構成により、校正
対象判断部212の判断結果に基づいて当該校正項目の
カウンター213のカウンター数データを校正対象が一
つあるごとに+1ずつアップすることにより校正対象の
計数処理を実現する。カウンター213はそれぞれ校正
項目に対応する符号(A,B,C,...)が付されて
おり、カウンターの内容を参照する場合はその符号によ
り読み出される。校正項目の内容および計数処理の詳細
な内容については後述する。
【0054】メッセージ作成部202は、校正項目の内
容および校正項目についての計数部201により計数さ
れた結果に基づいて操作者に対する文書校正に関するメ
ッセージを作成するものである。具体的には、計数部2
01の各カウンター213ごとにカウンター数データを
取得し、取得したカウンター数データおよびカウンター
に付された符号に対応する校正項目の内容とに基づいて
メッセージパタン記憶部221から最適のメッセージを
読み出すことによりメッセージを作成する。メッセージ
の内容およびメッセージ作成処理の詳細な内容について
は後述する。
【0055】表示部203は、計数部201により計数
された結果および/またはメッセージ作成部202によ
り作成されたメッセージを表示するものである。たとえ
ば、ディスプレイ108を用いることによって実現する
ものであり、ディスプレイ108はCRTや液晶ディス
プレイ等を含むものである。
【0056】なお、計数部201、メッセージ作成部2
02、表示部203はそれぞれ、ROM102、RAM
103またはハードディスク105、フロッピーディス
ク107等の記録媒体に記録されたプログラムに記載さ
れた命令にしたがってCPU101等が命令処理を実行
することにより、各部の機能を実現するものである。
【0057】つぎに、計数の対象となる校正項目の内容
について説明する。図3〜5は実施の形態1による文書
処理装置の計数の対象となる校正項目の内容を示す説明
図である。図3に示すように、対象となる文書が書かれ
た言語によっても異なるが、たとえば日本語の場合は、
誤りチェックとして、「誤字脱字」、「仮名遣い」、
「慣用表現」、「呼応表現」、「ら抜き表現」、「さ入
れ表現」、「同音異義語」等の校正項目が考えられる。
また、用語基準として、「送り仮名」、「漢字基準」、
「難しい語の言い替え」、「旧字体」、「商標・商品
名」、「固有名詞ルビ付け」、「言い替え登録」等の校
正項目が考えられる。
【0058】また、図4に示すように、表現洗練とし
て、「文体の統一」、「重ね言葉」、「同一助詞の連
続」、「二重否定」、「修飾関係」、「並列関係」、
「受身関係」、「指示語」等の校正項目が考えられる。
その他、「字種統一」、「長さチェック」等も校正項目
とすることができる。
【0059】また、図5に示すように、英語の場合は、
上記の校正項目のうち、日本語と共通する項目のほか、
「スペルミス」、「英文法の誤り」、「繰り返しの単
語」、「文頭が小文字の単語」、「スペルの統一」、
「句読点の用法」等の校正項目が考えられる。
【0060】つぎに、計数部201における計数処理の
内容について説明する。図6は、実施の形態1による文
書処理装置の計数部201における計数処理の手順を示
すフローチャートである。
【0061】図6のフローチャートにおいて、まず、読
み出し部211が対象となる文書の先頭から所定量の読
み出しをおこなう(ステップS601)。所定量は、た
とえば、作成された文書の1ライン分の文字数であった
り、また、あらかじめ定められた所定の文字数であった
り、所定の単語数であったり、1文であったり、1段落
(パラグラフ)であったり、改行記号等の所定の記号が
出現するまでの文字のまとまりであったり等、文書の内
容・長さ、校正項目の内容・数等を考慮の上、最も効率
的な量を所定量として定めることができる。
【0062】つぎに、校正対象判断部212がステップ
S601において読み出された所定量の文字の中から校
正の対象となる箇所があるか否かを判断する(ステップ
S602)。ここで、校正の対象がない場合(ステップ
S602否定)は、何もせずにステップS605へ移行
する。一方、校正の対象がある場合(ステップS602
肯定)、すなわち、全校正項目のうち少なくとも一つに
該当する校正対象がある場合は、つぎに、校正対象判断
部212はその校正項目がどの校正対象に該当するのか
を判断する(ステップS603)。
【0063】つぎに、ステップS603の判断結果に基
づいて、該当する校正対象に対応させて設けられたカウ
ンター213のカウンター数データを+1だけアップす
る。上記ステップS603において一つの校正対象が2
つ以上の校正項目に該当する場合は、それぞれのカウン
ター213のカウンター数データを+1ずつアップす
る。
【0064】この処理を文書全体について繰り返しおこ
なう。すなわち、ステップS605において、すべての
所定量ごとの読み出しが終了したか否かを判断し(ステ
ップS605)、終了していない場合(ステップS60
5否定)は、つぎの所定量の読み出しをおこない(ステ
ップS606)、ステップS602へ移行した後、同様
の処理を繰り返しおこなう。一方、ステップS605に
おいて、すべての読み出しが終了した場合(ステップS
605肯定)は、計数処理を終了する。
【0065】つぎに、メッセージ作成部202における
メッセージ作成処理の内容について説明する。図7は、
実施の形態1による文書処理装置のメッセージ作成部2
02におけるメッセージ作成処理の手順を示すフローチ
ャートである。図7のフローチャートにおいて、まず、
計数部201のカウンター213のうちの一つのカウン
ターNからカウンター数データを取得する(ステップS
701)。
【0066】つぎに、当該カウンターNに対応する校正
項目の内容とカウンター数データとからどのようなメッ
セージにするか、そのメッセージの内容を決定する(ス
テップS702)。具体的には、あらかじめ複数のメッ
セージパタンを用意しておき、校正項目の内容とそのカ
ウンター数に対応させたテーブルから最も適したメッセ
ージを選択することにより、上記メッセージの内容を決
定する。
【0067】つぎに、上記ステップS702において決
定したメッセージの内容に対応するメッセージパタンデ
ータをメッセージパタン記憶部221から読み出す(ス
テップS703)。図8は、実施の形態1による文書処
理装置のメッセージパタン記憶部221に記憶されたメ
ッセージパタンデータの一例を示す説明図である。
【0068】メッセージパタン記憶部221に記憶され
たメッセージパタンには、メッセージパタンNo.1の
「**の項目の校正対象は*個ありましたので、必ず校
正して下さい。」,メッセージパタンNo.2の「**
の項目の校正対象は*個ありましたので、校正した方が
よいでしょう。」,メッセージパタンNo.3の「**
の項目の校正対象は*個ありました。意図的にそうした
のでなければ、校正した方がよいでしょう。」,メッセ
ージパタンNo.4の「**の項目の校正対象は*個あ
りましたが、特に校正する必要はないでしょう。」,メ
ッセージパタンNo.5の「**の項目の校正対象は0
個でしたので、校正する必要はありません。」等があ
る。
【0069】これらのメッセージは、一例にすぎず、校
正項目、校正対象の数、文書の内容、文書作成者等を勘
案し、最適なメッセージとすることができる。また、操
作者が自由にメッセージの内容を作成、変更できるよう
にしてもよい。
【0070】メッセージパタンはそれぞれに対応するパ
タンNo.と対応付けられてメッセージパタン記憶部2
21に記憶されている。上記ステップS703において
メッセージパタンを読み出す場合は、対応付けられたパ
タンNo.を指定することにより、該当するメッセージ
パタンを読み出す。つぎに、読み出されたメッセージパ
タンデータとカウンター数データとを合成する(ステッ
プS704)ことにより、メッセージが完成する。
【0071】この処理を繰り返しおこなうことにより、
各校正項目ごとにメッセージを作成する。すなわち、ス
テップS705において、すべてのカウンター213に
ついてメッセージ作成処理が終了したか否かを判断し、
終了していない場合(ステップS705否定)は、ステ
ップS701へ移行し、すべてのカウンター213につ
いて終了するまで同様の処理を繰り返しおこなう。ステ
ップS705において、すべてのカウンターについて処
理が終了した場合(ステップS705肯定)は、メッセ
ージ作成処理を終了する。
【0072】つぎに、表示部203による表示処理につ
いて説明する。図9は実施の形態1による文書処理装置
の表示部203により表示画面上に表示される計数結果
の表示例を示す説明図である。また、図10は実施の形
態1による文書処理装置の表示部203により表示画面
上に表示される計数結果およびメッセージの表示例を示
す説明図である。
【0073】このように、図9は、計数部201から送
信されたカウンター数データのみを表示したものであ
り、また、図10は、計数部201から送信されたカウ
ンター数データと、メッセージ作成部202により作成
されたメッセージとを合成させて表示したものである。
【0074】計数結果・メッセージの表示の順序は、あ
らかじめ定められた校正項目の順序でもよく、また、カ
ウンター数データの数値の大きい順(小さい順)または
メッセージの内容順にしてもよい。また、表示の順序
は、操作により操作者の所望の順序に設定することもで
きる。これにより操作者にとって注目すべき校正項目の
内容を効率よく確認することができる。
【0075】また、各項目が表示されている領域をカー
ソル等で指定することにより、当該項目が選択され、校
正の対象とすることができる。反対に、指定され選択さ
れた項目を校正の対象から外すようにしてもよい。ま
た、領域を指定する代わりに、図示は省略するが、各項
目の脇にチェックボックスを用意し、そのチェックボッ
クスをチェックすることにより項目の選択をするように
してもよい。
【0076】以上説明したように、この実施の形態1に
よれば、校正処理をおこなう前に、各校正項目に対する
校正対象の数および/または各校正項目に対するメッセ
ージを確認することができるので、校正処理をおこなう
際の参考とすることができ、校正処理を効率的におこな
うことができる。
【0077】(実施の形態2)さて、上述した実施の形
態1では、すべての校正項目について表示するようにし
たが、以下に説明する実施の形態2のように、校正項目
の内容および当該校正項目について計数された結果に基
づいて操作者に対して提示する項目を絞り込んで限定す
るようにしてもよい。
【0078】この発明の実施の形態2による文書処理装
置のハードウエア構成については実施の形態1の図1の
文書処理装置のハードウエア構成と同様であるので、そ
の説明は省略する。
【0079】つぎに、実施の形態2による文書処理装置
の構成を機能的に説明する。図11は、この発明の実施
の形態2による文書処理装置の構成を機能的に示すブロ
ック図である。図11において、文書処理装置は、計数
部201と、メッセージ作成部202と、判断部100
1と、判断基準設定部1102と、表示部1103等を
含む構成となっている。計数部201とメッセージ作成
部202については、実施の形態1の図2の計数部20
1およびメッセージ作成部202と同様の構成であるの
で、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0080】判断部1101は、校正項目の内容および
当該校正項目についての計数部201により計数された
結果に基づいて操作者に対して当該校正項目を提示する
か否かを判断するものである。具体的には、計数結果が
「0」である校正項目および計数結果が各校正項目ごと
にあらかじめ定められた数値以下である校正項目がある
かを判断し、それらに該当する校正項目がある場合は当
該校正項目を提示しない項目として判断するものであ
る。判断処理の詳細な内容については後述する。
【0081】判断基準設定部1102は、判断部110
1により校正項目を提示するか否かを判断する際の判断
基準を設定するものである。具体的には、判断基準設定
部1102は、判断部1101が校正項目を提示するか
否かを判断する際の判断基準となる計数結果の数値を操
作者の意図を反映できるように各校正項目ごとに設定す
る。設定処理の詳細な内容については後述する。
【0082】表示部1103は、判断部1101により
提示すると判断された校正項目のみの結果および/また
はメッセージを表示するものである。たとえば、ディス
プレイ108を用いることにより実現するものであり、
ディスプレイ108はCRTや液晶ディスプレイ等を含
むものである。
【0083】なお、計数部201、メッセージ作成部2
02、判断部1101,判断基準設定部1102、表示
部1103はそれぞれ、ROM102、RAM103ま
たはハードディスク105、フロッピーディスク107
等の記録媒体に記録されたプログラムに記載された命令
にしたがってCPU101等が命令処理を実行すること
により、各部の機能を実現するものである。
【0084】つぎに、判断部1101における判断処理
の内容について説明する。図12は、実施の形態2によ
る文書処理装置の判断部1101における判断処理の手
順を示すフローチャートである。図12のフローチャー
トにおいて、まず、計数部201のカウンター213の
うちの一つのカウンターNからカウンター数データを取
得する(ステップS1201)。
【0085】つぎに、取得されたカウンター数データの
計数結果の数値が「0」であるか否かを判断する(ステ
ップS1202)。数値が「0」であれば、校正の必要
がないことから、その校正項目を提示する必要もない。
したがって、数値が「0」の場合(ステップS1202
肯定)は、何もせずにステップS1205へ移行する。
【0086】一方、ステップS1202において、数値
が「0」でない場合(ステップS1202否定)は、つ
ぎに、その数値が当該校正項目においてあらかじめ定め
られた数値以下であるか否かを判断する(ステップS1
203)。あらかじめ定められた数値とは、ある校正項
目について、その数値以下であれば校正が必要ないとさ
れる数値である。
【0087】たとえば、ある校正項目について「10」
以下であれば校正が必要ないとする場合に、その「1
0」があらかじめ定められた数値となる。この数値は判
断基準設定部1102によって設定・変更することがで
きる。この内容については後述する。
【0088】ステップS1203において、あらかじめ
定められた数値以下である場合(ステップS1203肯
定)は、当該校正項目は提示の対象とはしないので、何
もせずにステップS1205へ移行する。一方、ステッ
プS1203において、あらかじめ定められた数値より
も大きい場合(ステップS1203否定)は、当該カウ
ンター数データを所定のメモリ領域に保持し(ステップ
S1204)、その後、ステップS1205へ移行す
る。
【0089】この処理を繰り返すことにより、各校正項
目ごとに提示するか否かの判断をおこなう。すなわち、
ステップ1205において、すべてのカウンター213
について判断処理が終了したか否かを判断し、終了して
いない場合(ステップS1205否定)は、ステップS
1201へ移行し、すべてのカウンター213について
終了するまで同様の処理を繰り返しおこなう。
【0090】ステップS1205において、すべてのカ
ウンターについて処理が終了した場合(ステップS12
05肯定)は、上記ステップS1204において保持し
たカウンター数データをメッセージ作成部202または
表示部1103へ送信し(ステップS1206)、判断
処理を終了する。
【0091】つぎに、判断基準設定処理の内容について
説明する。図13は、実施の形態2による文書処理装置
の判断基準を設定する際に用いる設定画面の一例であ
る。図13において、各校正項目ごとに数値入力欄13
01が設けられ、該当する数値を入力することにより判
断基準の設定がおこなわれる。
【0092】具体的には、カーソルを数値入力欄130
1に移動させ、キーボード111等を用いることにより
数値の入力をおこなう。また、数値入力欄1301の右
端の下矢印ボタン1302を押下することにより過去に
入力された数値やデフォルト値等の数値がプルダウンメ
ニューにより表示され、その中から所望の数値を選択す
ることにより入力することもできる。
【0093】また、スクロールバー1303を用いて、
表示しきれない校正項目を表示させ、表示された校正項
目の数値入力欄に数値の入力をすることができる。ま
た、「デフォルト」ボタン1304によりあらかじめ設
定された推奨されるべき数値に変更することができる。
【0094】すべての数値の入力が終了すると「OK」
ボタン1305を押下することにより設定操作が完了す
る。また、途中で設定操作をキャンセルしたい場合は、
「キャンセル」ボタン1306を押下すればよい。
【0095】つぎに、判断基準設定処理の手順について
説明する。図14は、実施の形態2による文書処理装置
の判断基準設定部1102における処理の手順を示すフ
ローチャートである。図14のフローチャートにおい
て、まず、すでに判断基準に関する設定データが所定メ
モリ領域(現在有効な判断基準を記憶するための領域)
に存在するか否かを判断する(ステップS1401)。
【0096】ここで、設定データが存在する場合(ステ
ップS1401肯定)は、当該設定データを読み出す
(ステップS1402)。一方、設定データが存在しな
い場合(ステップS1402否定)は、あらかじめ設定
された推奨されるべき数値であるデフォルトデータを読
み出す(ステップS1403)。
【0097】つぎに、上記ステップS1402またはS
1403において読み出されたデータを図13に示した
ように表示画面上に表示し(ステップS1404)、各
校正項目について数値の入力があるのを待つ(ステップ
S1405)。
【0098】ステップS1405において、数値の入力
があった場合(ステップS1405肯定)は、当該入力
された数値データを所定のメモリ領域(バッファメモリ
領域)に保持し(ステップS1406)、ステップS1
409へ移行する。一方、数値入力がない場合(ステッ
プS1405否定)は、「デフォルト」ボタン1304
が押下されたか否かを判断する(ステップS140
7)。ここで、「デフォルト」ボタン1304が押下さ
れない場合(ステップS1407否定)は、ステップS
1405へ移行し、再度数値の入力があるのを待つ。
【0099】ステップS1407において、「デフォル
ト」ボタン1304が押下された場合(ステップS14
07肯定)は、上記設定データを現在有効な判断基準を
記憶するための領域から削除し(ステップS140
8)、ステップS1403へ移行する。これにより、デ
フォルトデータが読み出され(ステップS1403)、
読み出されたデフォルトデータが表示されることになる
(ステップS1404)。
【0100】ステップS1406において、入力データ
を保持した後、「キャンセル」ボタン1306が押下さ
れたか否かを判断する(ステップS1409)。ここ
で、「キャンセル」ボタン1306が押下された場合
(ステップS1409肯定)は、何もせずに、設定処理
は終了する。
【0101】ステップS1409において、「キャンセ
ル」ボタン1306が押下されない場合(ステップS1
409否定)は、つぎに、「OK」ボタン1305が押
下されたか否かを判断する(ステップS1410)。こ
こで、「OK」ボタン1305が押下されない場合(ス
テップS1410否定)は、ステップS1405へ移行
し、再度数値の入力があるのを待つ。
【0102】一方、ステップS1410において、「O
K」ボタン1305が押下された場合(ステップS14
10肯定)は、ステップS1406においてバッファメ
モリに保持したデータを現在有効な判断基準を記憶する
ための領域に書き込み(ステップS1411)、設定処
理を終了する。
【0103】以上説明したように、この実施の形態2に
よれば、校正項目の内容および当該校正項目について計
数された結果に基づいて操作者に対して提示する項目を
絞り込んで限定するようにしたので、表示項目数を減少
させることにより、操作者がチェックする項目を減らす
ことができ、より効率的に校正項目の選択をすることが
できる
【0104】(実施の形態3)さて、上述した実施の形
態1では、校正項目ごとに校正の対象となる箇所が文書
中にいくつあるかについて計数したが、以下に説明する
実施の形態3のように、校正項目ごとに校正の対象とな
る箇所が文書中のどの位置にあるかについて検索するよ
うにしてもよい。
【0105】この発明の実施の形態3による文書処理装
置のハードウエア構成については実施の形態1の図1の
文書処理装置のハードウエア構成と同様であるので、そ
の説明は省略する。
【0106】つぎに、実施の形態3による文書処理装置
の構成を機能的に説明する。図15は、この発明の実施
の形態3による文書処理装置の構成を機能的に示すブロ
ック図である。図15において、文書処理装置は、検索
部1501と、メッセージ作成部1502と、表示部1
503等を含む構成である。
【0107】検索部1501は、文書の校正をおこなう
前に、校正項目ごとに校正の対象となる箇所が文書中に
いくつあるのかを計数するものである。具体的には、文
書を所定量ごとに読み出す読み出し部1511と、読み
出し部1511により読み出された所定量の文書の中に
校正対象があるか否かを判断し、校正対象がある場合に
その校正対象がどの校正項目に関する校正対象なのかを
判断する校正対象判断部1512と、各校正項目ごとに
校正対象判断部1512の結果、すなわち、校正対象の
位置データを記憶する位置記憶部A1513a、位置記
憶部B1513b、...とから構成される。
【0108】計数部1501は、上記の構成により、校
正対象判断部1512の判断結果に基づいて当該校正項
目の位置記憶部1513の位置データを記憶することに
より校正対象の検索を実現する。位置記憶部1513は
それぞれ校正項目に対応する符号(A,B,
C,...)が付されており、位置記憶部1513の内
容を参照する場合はその符号により読み出される。検索
処理の詳細な内容については後述する。
【0109】なお、計数の対象となる校正項目の内容に
ついては実施の形態1の校正項目の内容と同様であるの
で、その説明は省略する。
【0110】メッセージ作成部1502は、校正項目の
内容および校正項目についての検索部1501により検
索された結果に基づいて操作者に対する文書校正に関す
るメッセージを作成するものである。具体的には、検索
部1501の各位置記憶部1513ごとに位置データを
取得し、取得した位置データと、位置記憶部1513に
付された番号に対応する校正項目の内容とに基づいてメ
ッセージパタン記憶部1521から最適のメッセージを
読み出すことによりメッセージを作成する。メッセージ
作成処理の詳細な内容については後述する。
【0111】表示部1503は、検索部1501により
検索された結果および/またはメッセージ作成部150
2により作成されたメッセージを表示するものである。
たとえば、ディスプレイ108を用いることにより実現
するものであり、ディスプレイ108はCRTや液晶デ
ィスプレイ等を含むものである。
【0112】なお、検索部1501、メッセージ作成部
1502、表示部1503はそれぞれ、ROM102、
RAM103またはハードディスク105、フロッピー
ディスク107等の記録媒体に記録されたプログラムに
記載された命令にしたがってCPU101等が命令処理
を実行することにより、各部の機能を実現するものであ
る。
【0113】つぎに、検索部1501における検索処理
の内容について説明する。図16は、実施の形態3によ
る文書処理装置の検索部1501における検索処理の手
順を示すフローチャートである。
【0114】図16のフローチャートにおいて、まず、
読み出し部1511が対象となる文書の先頭から所定量
の読み出しをおこなう(ステップS1601)。所定量
とは、実施の形態1と同様に、たとえば、作成された文
書の1ライン分の文字数であったり、あらかじめ定めら
れた所定の文字数であったり、所定の単語数であった
り、1文であったり、1段落(パラグラフ)であった
り、改行記号が出現するまでの文字のまとまりであった
り等、文書の内容・長さ、校正項目の内容・数等を考慮
の上、最も効率的な量を所定量として定めることができ
る。
【0115】つぎに、校正対象判断部1512がステッ
プS1601において読み出された所定量の文字の中か
ら校正の対象となる箇所があるか否かを判断する(ステ
ップS1602)。ここで、校正の対象がない場合(ス
テップS1602否定)は、何もせずにステップS16
05へ移行する。一方、校正の対象がある場合(ステッ
プS1602肯定)、すなわち、全校正項目のうち少な
くとも一つに該当する校正対象がある場合は、つぎに、
校正対象判断部1512はその校正項目がどの校正対象
に該当するのかを判断する(ステップS1603)。
【0116】つぎに、ステップS1603の判断結果に
基づいて、該当する校正対象に対応させて設けられた位
置記憶部1513に上記校正の対象の位置データを記憶
する。ここで、位置データとは、文書中のどの位置に上
記校正対象が存在するかに関するデータであり、たとえ
ば、文書の文頭からカウントして何文字目(から何文字
目まで)であるか、あるいは、文書のフォーマットが定
まっている場合に、文書の何ページ目の何行目の何文字
目(から何文字目まで)であるかのデータである。上記
ステップS1603において一つの校正対象が2つ以上
の校正項目に該当する場合は、それぞれの位置記憶部1
513に位置データを記憶する。
【0117】この処理を文書全体について繰り返しおこ
なう。すなわち、ステップS1605において、すべて
の所定量ごとの読み出しが終了したか否かを判断し(ス
テップS1605)、終了していない場合(ステップS
1605否定)は、つぎの所定量の読み出しをおこない
(ステップS1606)、ステップS1602へ移行し
た後、同様の処理を繰り返しおこなう。一方、ステップ
S1605において、すべての読み出しが終了した場合
(ステップS1605肯定)は、検索処理を終了する。
【0118】つぎに、メッセージ作成部1502におけ
るメッセージ作成処理の内容について説明する。メッセ
ージ作成部1502におけるメッセージ作成処理は、実
施の形態1の図7のメッセージ作成処理の手順と同様な
ので、処理手順についての説明は省略する。
【0119】つぎに、メッセージパタン記憶部1521
に記憶されたメッセージパタンデータについて説明す
る。図17は、実施の形態3により文書処理装置のメッ
セージパタン記憶部1521に記憶されたメッセージパ
タンデータの一例を示す説明図である。
【0120】メッセージパタン記憶部1521に記憶さ
れたメッセージパタンには、各校正項目に対する校正対
象の出現位置によって、メッセージの内容が異なるもの
である。たとえば、指示語の表現が集中して用いられた
場合、その指示語がどの部分を指示しているのか不明確
になる場合がある。そのような場合は、メッセージパタ
ンNo.11の「**の項目の校正対象は*ページ(*
行目、*段落目...等)に*個集中して存在しますの
で、同ページについての記載内容を再考した方がよいで
しょう。」というようなメッセージとすることができ
る。
【0121】また、否定的な表現については、結論部分
が一般的に記載される文書頭、文書末に多く存在する
と、文書全体が説得力に欠けるものとなる場合が多い。
そのような場合は、メッセージパタンNo.12の「*
*の項目の校正対象は文書頭(文書末)に多く存在しま
すので、訂正した方がよいでしょう。」というようなメ
ッセージとすることができる。
【0122】さらに、上記指示語の場合、分散して存在
する場合には、さほど問題がない場合には、メッセージ
パタンNoの「**の項目の校正対象は*個ありました
が、分散して存在するので、特に校正する必要はないで
しょう。」というメッセージとすることができる。
【0123】実施の形態1と同様に、これらのメッセー
ジは、一例にすぎず、校正項目、校正対象の数、文書の
内容、文書作成者等を勘案し、最適なメッセージとする
ことができる。また、操作者が自由にメッセージの内容
を作成、変更できるようにしてもよい。
【0124】つぎに、表示部1503による表示処理に
ついて説明する。図18〜21は、実施の形態3による
文書処理装置の表示部1503により表示画面上に表示
される検索結果・メッセージの一例を示す説明図であ
る。
【0125】図18において、1801は校正項目表示
領域であり、1802は文書表示領域であり、1803
は校正項目表示領域1801をスクロールさせるための
校正項目表示領域スクロールバーであり、1804は文
書表示領域をスクロールさせるための文書表示領域スク
ロールバーである。
【0126】校正項目表示領域1801には、校正項目
名(校正項目A、校正項目B、...)と、結果の表示
方法(たとえば、反転表示、二重下線等)と、上述した
校正項目に関するメッセージが表示される。たとえば、
「校正項目A」は校正対象の箇所が反転していることを
示しており、また、「校正項目B」は校正対象の箇所が
二重下線となっていることを示しており、また、「校正
項目C」は校正対象の箇所が波線の二重下線となってい
ることを示している。
【0127】これらの表示方法は、任意に変更すること
ができる、また、校正項目ごとに反転や下線等の表示方
法を用いる代わりに、複数の色を着色することにより校
正項目を区別するようにしてもよい。
【0128】文書表示領域1802には、「文書A」が
表示され、その文書中に各校正項目の校正対象の箇所が
それぞれ上記所定の表示方法によって表示される。すな
わち、「校正項目A」の校正対象(反転表示)は、第2
行目、第5行目、第9行目にそれぞれ存在し、また、
「校正項目B」の校正対象(二重下線)は、第1行目、
第2行目、第7行目にそれぞれ存在し、また、「校正項
目C」の校正対象(波線の二重下線)は、第3行目、第
9行目にそれぞれ存在することを示している。
【0129】つぎに、図19において、1901は校正
項目表示領域であり、1902は文書レイアウト表示領
域である。校正項目表示領域1901は、図18の校正
領域表示領域1801と同一の構成であるのでその説明
は省略する。
【0130】文書レイアウト表示領域1902には、
「文書B」を縮小表示することによりレイアウト表示さ
れ、そのレイアウト表示された文書中に校正対象の箇所
がそれぞれ上記所定の表示方法によって表示される。文
書をレイアウト表示することにより、文書中に校正対象
がどのように分布しているかを一見して認識することが
できるため、文書校正をおこなう際の参考としてより効
果的である。
【0131】つぎに、図20において、2001は校正
項目表示領域であり、2002はメッセージ表示領域で
あり、2003は文書表示領域である。校正項目表示領
域2001は、各校正項目名のみが一覧表示される。さ
らに、その一覧表示の中から、一つの校正項目のみが反
転表示される。図20においては、「校正項目B」が反
転表示されている。この反転表示される校正項目は、キ
ーボード111のテンキーあるいはマウス112等によ
って任意に選択することができる。
【0132】メッセージ表示項目2002には、校正項
目表示領域2001において反転表示された校正項目、
すなわち図20においては「校正項目B」に関するメッ
セージが表示される。メッセージの内容については、上
述の説明のとおりである。
【0133】文書表示領域2003には、「文書C」が
表示され、その文書中に同じく校正項目表示領域200
1において反転表示されて校正項目、すなわち図20に
おいては「校正項目B」の校正対象の箇所のみが反転表
示される。すなわち、表示画面上には、校正項目表示領
域2001の反転表示された校正項目と、メッセージ表
示領域2002に表示されるメッセージの校正項目と、
文書表示領域2003に表示される校正対象の箇所に関
する校正項目がつねに一致するように表示される。
【0134】これは、校正項目表示領域2001に表示
された校正項目の選択を変更することによって、切り替
わるようになっている。したがって、各校正項目に関す
るメッセージとその校正項目に関する校正対象の箇所を
切り替えて確認することができるものである。したがっ
て、各項目ごとの項目対象の分布状況を容易に把握する
ことが可能となり、また、校正項目ごとに表示の方法を
変えることにより、かえって認識が困難になることを回
避することができる。特に、このように切り替えて表示
することにより、校正項目数が多い場合に有効である。
【0135】つぎに、図21において、2101は校正
項目表示領域であり、2102はメッセージ表示領域で
あり、2103は文書レイアウト表示領域である。図2
1において、校正項目表示領域2101、メッセージ表
示領域2102は、図20の校正項目2001、メッセ
ージ表示領域2002と同一の構成であるので、その説
明は省略する。
【0136】文書レイアウト表示領域2103には、
「文書D」がレイアウト表示され、その文書中に選択さ
れた校正項目、図21においては「校正項目C」の校正
対象の箇所が所定の表示方法によって表示される。文書
をレイアウト表示することにより、文書中に校正対象が
どのように分布しているかを一見して認識することがで
きるため、文書校正をおこなう際の参考としてより効果
的である。
【0137】以上説明したように、この実施の形態3に
よれば、各校正項目に対する校正対象の位置および/ま
たは各校正項目に対するメッセージを確認することがで
きるので、校正処理をおこなう際の参考とすることがで
き、校正処理を効率的におこなうことができる。
【0138】さらに、実施の形態1〜3において、読み
やすさの判定についても校正項目に含めるようにするこ
とができる。たとえば、文書全体における漢字数を計数
し、その結果、文書全体の文字数に対する漢字の使用率
が所定値以上の場合は、「漢字の使用率が高いようで
す。漢字基準や難しい語の言い替えをチェックすること
で、漢字の使用率を低くした方がよいでしょう」等のメ
ッセージを表示することができる。
【0139】また、実施の形態1〜3において、文書の
校正をおこなう前に、校正項目ごとに校正の対象となる
箇所が文書中にいくつあるのかを計数することで、文書
の傾向、すなわち誤り具合を客観的に操作者に知らせる
ことができ、操作者に対して、この校正項目については
重点的にチェックしてみようと促すことができる。ま
た、特に初心者に対しては、上記計数の結果に基づいて
チェックをすべき校正項目を自動的に設定するようにし
てもよい。
【0140】なお、実施の形態1〜3で説明した文書処
理方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナ
ルコンピュータやワークステーション等のコンピュータ
で実行することにより実現される。このプログラムは、
ハードディスク、フロッピーディスク、CD−ROM、
MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒
体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み
出されることによって実行される。またこのプログラム
は、上記記録媒体を介して、ネットワークを介して配布
することができる。
【0141】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、文書の校正をおこなう前に、あらかじめ校正の
対象となる項目の数を知ることができるので、校正処理
をおこなう際の参考とすることができ、校正処理をより
効率的におこなうことが可能な文書処理装置が得られる
という効果を奏する。
【0142】また、この請求項2の発明によれば、文書
の校正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項
目の数を知ることができるので、校正処理をおこなう際
の参考とすることができ、さらに作成されたメッセージ
により校正処理をおこなうか否かの判断を容易にするこ
とができ、校正処理を効率的におこなうことが可能な文
書処理装置が得られるという効果を奏する。
【0143】また、この請求項3の発明によれば、文書
の校正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項
目の数、メッセージのうち、操作者が校正処理をおこな
うか否かを判断するのに必要な項目だけを知ることがで
きるので、前記判断を迅速におこなうことができ、校正
処理を効率的におこなうことが可能な文書処理装置が得
られるという効果を奏する。
【0144】また、この請求項4の発明によれば、操作
者が校正処理をおこなうかを判断するのに必要な項目を
提示するか否かの判断基準を操作者が任意に設定するこ
とができるので、操作者が意図する校正項目を提示する
ように操作することが可能な文書処理装置が得られると
いう効果を奏する。
【0145】また、この請求項5の発明によれば、文書
の校正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項
目の位置を知ることができるので、校正処理をおこなう
際の参考とすることができ、校正処理を効率的におこな
うことが可能な文書処理装置が得られるという効果を奏
する。
【0146】また、この請求項6の発明によれば、文書
の校正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項
目の位置を知ることができるので、校正処理をおこなう
際の参考とすることができ、さらに作成されたメッセー
ジにより校正処理をおこなうか否かの判断を容易にする
ことができ、校正処理を効率的におこなうことが可能な
文書処理装置が得られるという効果を奏する。
【0147】また、この請求項7の発明によれば、文書
中に校正対象がどのように分布しているかその分布状況
を一見して認識することができるため、文書校正をおこ
なう際の参考としてより効果的であり、校正処理をさら
に効率的におこなうことが可能な文書処理装置が得られ
るという効果を奏する。
【0148】また、この請求項8の発明によれば、各項
目ごとの項目対象の分布状況を容易に把握することが可
能となり、また、校正項目ごとに表示の方法を変えるこ
とにより、かえって認識が困難になることを回避するこ
とが可能な文書処理装置が得られるという効果を奏す
る。特にこのように切り替えて表示することにより、校
正項目が多い場合に有効な文書処理装置が得られるとい
う効果を奏する。
【0149】また、この請求項9の発明によれば、文書
の校正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる項
目の位置を知ることができるので、校正処理をおこなう
際の参考とすることができ、さらに作成されたメッセー
ジにより校正処理をおこなうか否かの判断を容易にする
ことができ、校正処理を効率的におこなうことが可能な
文書処理装置が得られるという効果を奏する。
【0150】また、この請求項10の発明によれば、文
書中に校正対象がどのように分布しているかその分布状
況を一見して認識することができるため、文書校正をお
こなう際の参考としてより効果的であり、校正処理をさ
らに効率的におこなうことが可能な文書処理装置が得ら
れるという効果を奏する。
【0151】また、この請求項11の発明によれば、文
書の校正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる
項目の数を知ることができるので、校正処理をおこなう
際の参考とすることができ、校正処理をより効率的にお
こなうことが可能な文書処理方法が得られるという効果
を奏する。
【0152】また、この請求項12の発明によれば、文
書の校正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる
項目の数を知ることができるので、校正処理をおこなう
際の参考とすることができ、さらに作成されたメッセー
ジにより校正処理をおこなうか否かの判断を容易にする
ことができ、校正処理を効率的におこなうことが可能な
文書処理方法が得られるという効果を奏する。
【0153】また、この請求項13の発明によれば、文
書の校正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる
項目の数、メッセージのうち、操作者が校正処理をおこ
なうか否かを判断するのに必要な項目だけを知ることが
できるので、前記判断を迅速におこなうことができ、校
正処理を効率的におこなうことが可能な文書処理方法が
得られるという効果を奏する。
【0154】また、この請求項14の発明によれば、操
作者が校正処理をおこなうかを判断するのに必要な項目
を提示するか否かの判断基準を操作者が任意に設定する
ことができるので、操作者が意図する校正項目を提示す
るように操作することが可能な文書処理方法が得られる
という効果を奏する。
【0155】また、この請求項15の発明によれば、文
書の校正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる
項目の位置を知ることができるので、校正処理をおこな
う際の参考とすることができ、校正処理を効率的におこ
なうことが可能な文書処理方法が得られるという効果を
奏する。
【0156】また、この請求項16の発明によれば、文
書の校正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる
項目の位置を知ることができるので、校正処理をおこな
う際の参考とすることができ、さらに作成されたメッセ
ージにより校正処理をおこなうか否かの判断を容易にす
ることができ、校正処理を効率的におこなうことが可能
な文書処理方法が得られるという効果を奏する。
【0157】また、この請求項17の発明によれば、文
書中に校正対象がどのように分布しているかその分布状
況を一見して認識することができるため、文書校正をお
こなう際の参考としてより効果的であり、校正処理をさ
らに効率的におこなうことが可能な文書処理方法が得ら
れるという効果を奏する。
【0158】また、この請求項18の発明によれば、各
項目ごとの項目対象の分布状況を容易に把握することが
可能となり、また、校正項目ごとに表示の方法を変える
ことにより、かえって認識が困難になることを回避する
ことが可能な文書処理方法が得られるという効果を奏す
る。特にこのように切り替えて表示することにより、校
正項目が多い場合に有効な文書処理方法が得られるとい
う効果を奏する。
【0159】また、この請求項19の発明によれば、文
書の校正をおこなう前に、あらかじめ校正の対象となる
項目の位置を知ることができるので、校正処理をおこな
う際の参考とすることができ、さらに作成されたメッセ
ージにより校正処理をおこなうか否かの判断を容易にす
ることができ、校正処理を効率的におこなうことが可能
な文書処理方法が得られるという効果を奏する。
【0160】また、この請求項20の発明によれば、文
書中に校正対象がどのように分布しているかその分布状
況を一見して認識することができるため、文書校正をお
こなう際の参考としてより効果的であり、校正処理をさ
らに効率的におこなうことが可能な文書処理方法が得ら
れるという効果を奏する。
【0161】また、請求項21の発明に係る記録媒体
は、請求項11〜20のいずれか一つに記載された方法
をコンピュータに実行させるプログラムを記録したこと
で、そのプログラムを機械読み取り可能となり、これに
よって、請求項11〜20のいずれか一つの動作をコン
ピュータによって実現することが可能な記録媒体が得ら
れるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による文書処理装置の
ハードウエア構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1による文書処理装置の構成を機能
的に示すブロック図である。
【図3】実施の形態1による文書処理装置の計数の対象
となる校正項目の内容を示す説明図である。
【図4】実施の形態1による文書処理装置の計数の対象
となる別の校正項目の内容を示す説明図である。
【図5】実施の形態1による文書処理装置の計数の対象
となる別の校正項目の内容を示す説明図である。
【図6】実施の形態1による文書処理装置の計数部にお
ける計数処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】実施の形態1による文書処理装置のメッセージ
作成部におけるメッセージ作成処理の手順を示すフロー
チャートである。
【図8】実施の形態1による文書処理装置のメッセージ
パタン記憶部に記憶されたメッセージパタンデータの一
例を示す説明図である。
【図9】実施の形態1による文書処理装置の表示部によ
り表示画面上に表示される計数結果の表示例を示す説明
図である。
【図10】実施の形態1による文書処理装置の表示部に
より表示画面上に表示される計数結果およびメッセージ
の表示例を示す説明図である。
【図11】この発明の実施の形態2による文書処理装置
の構成を機能的に示すブロック図である。
【図12】実施の形態2による文書処理装置の判断部に
おける判断処理の手順を示すフローチャートである。
【図13】実施の形態2による文書処理装置の判断基準
を設定する際に用いる設定画面の一例である。
【図14】実施の形態2による文書処理装置の判断基準
設定部における処理の手順を示すフローチャートであ
る。
【図15】この発明の実施の形態3による文書処理装置
の構成を機能的に示すブロック図である。
【図16】実施の形態3による文書処理装置の検索部に
おける検索処理の手順を示すフローチャートである。
【図17】実施の形態3による文書処理装置のメッセー
ジパタン記憶部に記憶されたメッセージパタンデータの
一例を示す説明図である。
【図18】実施の形態3による文書処理装置の表示部に
より表示画面上に表示される検索結果・メッセージの表
示例を示す説明図である。
【図19】実施の形態3による文書処理装置の表示部に
より表示画面上に表示される検索結果・メッセージの別
の表示例を示す説明図である。
【図20】実施の形態3による文書処理装置の表示部に
より表示画面上に表示される検索結果・メッセージの別
の表示例を示す説明図である。
【図21】実施の形態3による文書処理装置の表示部に
より表示画面上に表示される検索結果・メッセージの別
の表示例を示す説明図である。
【符号の説明】 101 CPU 102 ROM 103 RAM 104 HDD 105 HD 106 FDD 107 FD 108 ディスプレイ 109 I/F 110 通信回線 111 キーボード 112 マウス 113 スキャナ 114 プリンタ 115 バス 201 計数部 202,1502 メッセージ作成部 203,1503 表示部 211,1511 読み出し部 212,1512 校正対象判断部 213 カウンター 221,1521 メッセージパタン記憶部 1101 判断部 1102 判断基準設定部 1103 表示部 1113 位置記憶部 1501 検索部 1513 位置記憶部 1801,1901,2001,2101 校正項目表
示領域 1802,2003 文書表示領域 1902,2103 文書レイアウト表示領域 2002,2102 メッセージ表示領域

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書を校正する文書校正機能を有する文
    書処理装置において、 前記文書校正機能により文書の校正をおこなう前に、校
    正項目ごとに校正の対象となる箇所が前記文書中にいく
    つあるのかを計数する計数手段を備えたことを特徴とす
    る文書処理装置。
  2. 【請求項2】 前記校正項目の内容および当該校正項目
    についての前記計数手段により計数された結果に基づい
    て操作者に対する文書校正に関するメッセージを作成す
    るメッセージ作成手段を備えたことを特徴とする請求項
    1に記載の文書処理装置。
  3. 【請求項3】 前記計数手段により計数された結果およ
    び/または前記メッセージ作成手段により作成されたメ
    ッセージを表示する表示手段を備えたことを特徴とする
    請求項1または2に記載の文書処理装置。
  4. 【請求項4】 前記校正項目の内容および当該校正項目
    についての前記計数手段により計数された結果に基づい
    て操作者に対して当該校正項目を提示するか否かを判断
    する判断手段と、 前記判断手段により提示すると判断された校正項目のみ
    の前記結果および/または前記メッセージを表示する表
    示手段と、 を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の文
    書処理装置。
  5. 【請求項5】 前記判断手段により校正項目を提示する
    か否かを判断する際の判断基準を設定する判断基準設定
    手段を備えたことを特徴とする請求項4に記載の文書処
    理装置。
  6. 【請求項6】 文書を校正する文書校正機能を有する文
    書処理装置において、 前記文書校正機能により文書の校正をおこなう前に、校
    正の対象となる箇所が前記文書中のどの位置にあるのか
    を検索する検索手段を備えたことを特徴とする文書処理
    装置。
  7. 【請求項7】 前記校正項目の内容および当該校正項目
    についての前記検索手段により検索された結果に基づい
    て操作者に対する文書校正に関するメッセージを作成す
    るメッセージ作成手段を備えたことを特徴とする請求項
    6に記載の文書処理装置。
  8. 【請求項8】 前記検索手段により検索された結果およ
    び/または前記メッセージ作成手段により作成されたメ
    ッセージを表示する表示手段を備えたことを特徴とする
    請求項6または7に記載の文書処理装置。
  9. 【請求項9】 前記表示手段は、前記文書の全ページま
    たはその一部を縮小して表示したレイアウト画面上に前
    記校正の対象となる箇所の位置を示すことにより前記結
    果を表示することを特徴とする請求項8に記載の文書処
    理装置。
  10. 【請求項10】 前記表示手段は、校正項目ごとに前記
    結果および/または前記メッセージを切り替えることを
    特徴とする請求項8または9に記載の文書処理装置。
  11. 【請求項11】 文書を校正する文書校正機能を有する
    文書処理方法において、 前記文書校正機能により文書の校正をおこなう前に、校
    正項目ごとに校正の対象となる箇所が前記文書中にいく
    つあるのかを計数する計数工程を含んだことを特徴とす
    る文書処理方法。
  12. 【請求項12】 前記校正項目の内容および当該校正項
    目についての前記計数工程により計数された結果に基づ
    いて操作者に対する文書校正に関するメッセージを作成
    するメッセージ作成工程を含んだことを特徴とする請求
    項11に記載の文書処理方法。
  13. 【請求項13】 前記計数工程により計数された結果お
    よび/または前記メッセージ作成工程により作成された
    メッセージを表示する表示工程を含んだことを特徴とす
    る請求項11または12に記載の文書処理方法。
  14. 【請求項14】 前記校正項目の内容および当該校正項
    目についての前記計数工程により計数された結果に基づ
    いて操作者に対して当該校正項目を提示するか否かを判
    断する判断工程と、 前記判断工程により提示すると判断された校正項目のみ
    の前記結果および/または前記メッセージを表示する表
    示工程と、 を含んだことを特徴とする請求項11または12に記載
    の文書処理方法。
  15. 【請求項15】 前記判断工程により校正項目を提示す
    るか否かを判断する際の判断基準を設定する判断基準設
    定工程を含んだことを特徴とする請求項14に記載の文
    書処理方法。
  16. 【請求項16】 文書を校正する文書校正機能を有する
    文書処理方法において、 前記文書校正機能により文書の校正をおこなう前に、校
    正の対象となる箇所が前記文書中のどの位置にあるのか
    を検索する検索工程を含んだことを特徴とする文書処理
    方法。
  17. 【請求項17】 前記校正項目の内容および当該校正項
    目についての前記検索工程により検索された結果に基づ
    いて操作者に対する文書校正に関するメッセージを作成
    するメッセージ作成工程を含んだことを特徴とする請求
    項16に記載の文書処理方法。
  18. 【請求項18】 前記検索工程により検索された結果お
    よび/または前記メッセージ作成工程により作成された
    メッセージを表示する表示工程を含んだことを特徴とす
    る請求項16または17に記載の文書処理方法。
  19. 【請求項19】 前記表示工程は、前記文書の全ページ
    またはその一部を縮小して表示したレイアウト画面上に
    前記校正の対象となる箇所の位置を示すことにより前記
    結果を表示することを特徴とする請求項18に記載の文
    書処理方法。
  20. 【請求項20】 前記表示工程は、校正項目ごとに前記
    結果および/または前記メッセージを切り替えることを
    特徴とする請求項18または19に記載の文書処理方
    法。
  21. 【請求項21】 前記請求項11〜20のいずれか一つ
    に記載された方法をコンピュータに実行させるプログラ
    ムを記録したことを特徴とするコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
JP10163156A 1998-06-11 1998-06-11 文書処理装置、文書処理方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Expired - Fee Related JP3029822B2 (ja)

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