JPH11349696A - ナイロン樹脂組成物成形体 - Google Patents

ナイロン樹脂組成物成形体

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JPH11349696A
JPH11349696A JP10153454A JP15345498A JPH11349696A JP H11349696 A JPH11349696 A JP H11349696A JP 10153454 A JP10153454 A JP 10153454A JP 15345498 A JP15345498 A JP 15345498A JP H11349696 A JPH11349696 A JP H11349696A
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JP
Japan
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molded body
nylon
manufactured
weight
parts
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Application number
JP10153454A
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English (en)
Inventor
Shiyouji Saito
尚示 齊藤
Kazuyuki Wakamura
和幸 若村
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剛性が高く、表面光沢性に優れ、しかも塗装
性が良いためプライマー処理を行わずに直接塗装を施し
ても、得られた塗装面には光沢感があり外観性に優れて
いるナイロン樹脂組成物成形体を提供する。 【解決手段】 ナイロン樹脂組成物成形体の曲げ弾性率
が15GPa以上、成形体表面の60°入射角における
グロスメータ値が75%以上、成形体表面の濡れ指数が
38〜54dyn/cmである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、剛性が高く、表面
光沢性に優れ、しかも塗装性が良いためコストダウンの
図れるナイロン樹脂組成物成形体に関し、特にドアミラ
ーステイなどの自動車部品や電動工具として好適に使用
できるナイロン樹脂組成物成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】ドアミラーステイなどの自動車部品や電
動工具は、光沢感のある外観性や、曲げ弾性率などの剛
性が求められているため、従来より、ナイロン樹脂にガ
ラス繊維やマイカなどの充填材を配合したナイロン樹脂
組成物にて形成されている。
【0003】しかしながら、剛性を高くする目的でガラ
ス繊維やマイカなどの充填材を多量に配合すると、成形
体の表面に充填材が浮き出してうねりが生じたり、凹凸
が生じたりして成形体表面の光沢感が低下する場合があ
る。また、このようなナイロン樹脂組成物からなる成形
体に、耐候性を付与したり、様々な色調を付与して外観
性を向上させる目的でウレタン系やエポキシ系の塗料を
塗布しても、成形体の表地が平滑でないためきれいな塗
装面が得られず、しかも塗料の密着性が悪いため、外観
性に劣るという問題があった。
【0004】そのため上記のような成形体に塗装を施す
際には、予め成形体の表地に下地処理(プライマー処
理)した後、ウレタン系やエポキシ系の塗料を塗装して
いた。このようなプライマー処理を行うと、成形体の塗
装面は滑らかで光沢感があり、塗料の密着性も良くなる
が、コスト高となるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記問題点を
解決し、剛性が高く、表面光沢性に優れ、塗装性が良い
ためプライマー処理を行わずに直接塗装を施しても塗料
の密着性が良く、しかも得られた塗装面には光沢感があ
り外観性に優れているナイロン樹脂組成物成形体を提供
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、曲げ弾性率が
15GPa以上、成形体表面の60°入射角におけるグ
ロスメータ値が75%以上、成形体表面の濡れ指数が3
8〜54dyn/cmであることを特徴とするナイロン
樹脂組成物成形体を要旨とするものである。
【0007】本発明によれば、曲げ弾性率を15GPa
以上とすることで、剛性に優れたナイロン樹脂組成物成
形体とすることができる。曲げ弾性率が15GPaより
も小さいと、剛性に劣るためドアミラーステイなどとし
て使用することができなくなる。
【0008】また、成形体表面の60°入射角における
グロスメータ値を75%以上とすることで、光沢感のあ
る外観性の良い成形体とすることができるだけでなく、
塗装後の塗装面も光沢感のあるものとなる。
【0009】さらに、成形体表面の濡れ指数は38〜5
4dyn/cmであることが必要である。濡れ指数は塗
料の塗りやすさの指標となるものであり、成形体表面の
濡れ指数をこの範囲とすることで、塗装性が向上し、プ
ライマー処理を施さずに直接成形体の表面に塗装を施し
ても塗料の密着性が良く、しかも外観性の良い成形体が
得られ、コストダウンを図ることができる。なお、濡れ
指数が38dyn/cm未満であると、成形体表面を塗
装する際に塗料の表面張力が低すぎて液滴のようにはじ
かれてしまい、塗布性が悪く、成形体の表面を均一に塗
装することが難しくなり、塗装後の成形体の外観性に劣
るものとなる。一方、濡れ指数が54dyn/cmを超
えるものは、樹脂組成物を単に射出成形加工する方法で
は得られにくい。
【0010】
【発明の実施の形態】
【0011】
【実施例】次に実施例に基づき本発明の実施の形態を説
明する。しかし、本発明はこれらの実施例のみに限定さ
れるものではない。なお、以下の実施例、比較例におけ
る各種物性値の測定は以下の方法により実施した。
【0012】(1)曲げ弾性率(GPa):ASTM−
D790に記載の方法に準じて測定した。
【0013】(2)60°入射角におけるグロスメータ
値(%):グロスメータ値は光沢性の指標になるもので
あり、JIS−K7105に記載の方法に準じて測定し
た。測定機器としては、MURAKAMI COLOR
LAB社製のグロスメータ、型番GM−30を用い、
測定法としてはC光源の入射角を60°として正反射の
光速を受光器で測定した。
【0014】(3)濡れ指数(dyn/cm):JIS
−K6768に記載の方法に準じて測定した。なお、濡
れ指数標準薬としては、31〜54dyn/cmのぬれ
指数標準薬(和光純薬工業社製)を用いた。
【0015】(4)塗装密着性:長さ90mm、幅50
mm、厚み3mmの平板状の試験片を作製し、オリジン
電気(株)社製のプラネットpH4を20〜25μm厚
に塗布し、100℃×30分の乾燥条件で焼き付けた。
そして、JIS−K5400に記載のクロスカットテー
プ法に準じて塗料の密着性を評価した。
【0016】評価点数は、Xカット部の状態によって以
下のように評価した。 10点:はがれが全くない。 8点:交点にはがれがなく、Xカット部にわずかにはが
れがある。
【0017】6点:Xカット部の交点からいずれかの方
向に1.5mm以内のはがれがある。 4点:Xカット部の交点からいずれかの方向に3.0m
m以内のはがれがある。
【0018】2点:テープを貼ったXカット部の大部分
にはがれがある。 0点:Xカット部よりも大きくはがれる。
【0019】実施例1 ベースとなるナイロン樹脂成分として、結晶性のナイロ
ン6(ユニチカ社製、A1030BRL)32重量部と
非晶性の非晶性ナイロン1(ユニチカ社製、CX−30
00)8重量部とを用い、剛性を上げる目的で充填材と
してガラス繊維(日本電気硝子社製、T−289)60
重量部を用いた。
【0020】そして、上記ナイロン樹脂と充填材とのあ
わせて100重量部に対し、添加剤として、離型剤であ
るモンタン酸エステルワックス(ヘキスト社製、ヘキス
トワックスE)0.05重量部と、塗料との密着性の向
上に関与すると思われるエポキシ化合物として単官能型
のフェニルグリシジルエーテル(ナガセ化成工業社製、
デナコールEX−141)0.3重量部とを配合した。
【0021】上記の配合割合のナイロン樹脂と充填材と
添加剤とを、シリンダー温度を250℃に設定した内径
37mmの2軸押出機(東芝機械社製、TEM−37B
S)を用いて溶融混練し、ストランド状に押出し、冷却
した後、切断することにより樹脂ペレットを作製した。
【0022】得られた樹脂ペレットは、100℃の温度
で12時間真空乾燥した。この樹脂ペレットをシリンダ
ー温度250℃、金型温度110℃に設定した射出成形
機(東芝機械社製、型番IS−100E)を用いて、曲
げ弾性率を測定するための長さ127mm、幅12.7
mm、厚み3.2mmの平板状の樹脂成形体と、グロス
メータ値、濡れ指数、塗装密着性を測定するための長さ
90mm、幅50mm、厚み2mmの平板状の樹脂成形
体とを射出成形した。
【0023】得られた樹脂成形体の曲げ弾性率、グロス
メータ値、濡れ指数、塗装密着性の測定結果を表1に示
す。
【0024】
【表1】
【0025】得られた樹脂成形体は、曲げ弾性率が18
GPaでグロスメータ値が81%となり、剛性が高く光
沢感のあるものが得られた。また、充填材としてのガラ
ス繊維を60重量部と多量に配合したにもかかわらず、
濡れ指数が40dyn/cmと本発明の範囲となったの
は、離型剤であるモンタン酸エステルワックスの添加量
が少量であったためと思われる。このような濡れ指数を
有する為、プライマー処理を施さずに直接成形体表面に
塗料を塗装しても塗装性の良いものが得られた。また、
塗装密着性の評価が10点と高いものになったのは、エ
ポキシ化合物として単官能型のフェニルグリシジルエー
テルを添加したためと思われる。さらに、塗装後の成形
体のグロスメータ値は90%と高い光沢性を有し、外観
性の良いものが得られた。
【0026】実施例2 ベースとなるナイロン樹脂として、結晶性のナイロン6
6(デュポン社製、ザイテル101)24重量部と非晶
性の非晶性ナイロン2(EMS社製、G21)16重量
部とを用い、剛性を上げる目的で充填材としてガラス繊
維50重量部とマイカ(クラレ社製、325−KI)1
0重量部との合わせて60重量部とを用いた。
【0027】そして、上記ナイロン樹脂と充填材とのあ
わせて100重量部に対し、添加剤として、離型剤であ
るステアリン酸カルシウム(堺化学社製)0.1重量部
を配合した。
【0028】上記の配合割合のナイロン樹脂と充填材と
添加剤とを、シリンダー温度を280℃に設定した内径
37mmの2軸押出機(東芝機械社製、TEM−37B
S)を用いて溶融混練し、ストランド状に押出し、冷却
した後、切断することにより樹脂ペレットを作製した。
【0029】得られた樹脂ペレットは、100℃の温度
で12時間真空乾燥した。この樹脂ペレットをシリンダ
ー温度280℃、金型温度110℃に設定した射出成形
機(東芝機械社製、型番IS−100E)を用いて、曲
げ弾性率を測定するための長さ127mm、幅12.7
mm、厚み3.2mmの平板状の樹脂成形体と、グロス
メータ値、濡れ指数、塗装密着性を測定するための長さ
90mm、幅50mm、厚み2mmの平板状の樹脂成形
体とを射出成形した。
【0030】得られた樹脂成形体の曲げ弾性率、グロス
メータ値、濡れ指数、塗装密着性の測定結果を表1に示
す。
【0031】得られた樹脂成形体は、曲げ弾性率が18
GPaでグロスメータ値が82%となり、剛性が高く光
沢感のあるものが得られた。また、充填材としてのガラ
ス繊維およびマイカを合わせて60重量部と多量に配合
したにもかかわらず、濡れ指数が41dyn/cmと本
発明の範囲内となったのは、離型剤として用いたステア
リン酸カルシウムの配合量が少なかったためと思われ
る。このような濡れ性を有するため、プライマー処理を
施さずに直接成形体表面に塗料を塗装しても、塗装性の
良いものが得られた。また、塗装密着性の評価も8点と
実使用に耐えうるものが得られた。さらに、塗装後の成
形体のグロスメータ値は90%と高い光沢性を有し、外
観性の良いものが得られた。
【0032】実施例3 ベースとなるナイロン樹脂成分として、結晶性のナイロ
ン6(ユニチカ社製、A1030BRL)28重量部と
非晶性の非晶性ナイロン2(EMS社製、G21)12
重量部とを用い、剛性を上げる目的で充填材としてガラ
ス繊維(日本電気硝子社製、T−289)45重量部と
タルク(日本タルク社製、K−1)15重量部との合わ
せて60重量部を用いた。
【0033】そして、上記ナイロン樹脂と充填材とのあ
わせて100重量部に対し、添加剤として、離型剤であ
る酸化ポリエチレンワックス(ヤスハラケミカル社製)
0.05重量部と、塗料との密着性の向上に関与すると
思われるエポキシ化合物として単官能型のフェニルグリ
シジルエーテル(ナガセ化成工業社製、デナコールEX
−141)0.3重量部とを配合した。
【0034】上記の配合割合のナイロン樹脂と充填材と
添加剤とを、シリンダー温度を250℃に設定した内径
37mmの2軸押出機(東芝機械社製、TEM−37B
S)を用いて溶融混練し、ストランド状に押出し、冷却
した後、切断することにより樹脂ペレットを作製した。
【0035】得られた樹脂ペレットは、100℃の温度
で12時間真空乾燥した。この樹脂ペレットをシリンダ
ー温度250℃、金型温度110℃に設定した射出成形
機(東芝機械社製、型番IS−100E)を用いて、曲
げ弾性率を測定するための長さ127mm、幅12.7
mm、厚み3.2mmの平板状の樹脂成形体および、グ
ロスメータ値、濡れ指数、塗装密着性を測定するための
長さ90mm、幅50mm、厚み2mmの平板状の樹脂
成形体を射出成形した。
【0036】得られた樹脂成形体の曲げ弾性率、グロス
メータ値、濡れ指数、塗装密着性の測定結果を表1に示
す。
【0037】得られた樹脂成形体は、曲げ弾性率が17
GPaでグロスメータ値が81%となり、剛性が高く光
沢感のあるものが得られた。また、充填材としてガラス
繊維とタルクとを合わせて60重量部と多量に配合した
にもかかわらず、濡れ指数が39dyn/cmと本発明
の範囲内となったのは、離型剤である酸化ポリエチレン
ワックスの添加量が少量であったためと思われる。この
ような濡れ指数を有するため、プライマー処理を施さず
に直接成形体表面に塗料を塗装しても塗装性の良いもの
が得られた。また、塗装密着性の評価が8点と実使用に
耐えうるものが得られたのは、エポキシ化合物として単
官能型のフェニルグリシジルエーテルを添加したためと
思われる。さらに、塗装後の成形体のグロスメータ値は
90%と高い光沢性を有し、外観性の良いものであっ
た。
【0038】実施例4 ベースとなるナイロン樹脂成分として、結晶性のナイロ
ン6(ユニチカ社製、A1030BRL)24重量部と
非晶性の非晶性ナイロン1(ユニチカ社製、CX−30
00)16重量部とを用い、剛性を上げる目的で充填材
としてガラス繊維(日本電気硝子社製、T−289)4
5重量部とマイカ(クラレ社製、325−KI)15重
量部との合わせて60重量部を用いた。
【0039】そして、上記ナイロン樹脂と充填材とのあ
わせて100重量部に対し、添加剤として、離型剤であ
るモンタン酸エステルワックス(ヘキスト社製、ヘキス
トワックスE)0.05重量部と、塗料との密着性の向
上に関与すると思われるエポキシ化合物1(ナガセ化成
工業社製、デナコールEX−141)0.3重量部とを
配合した。
【0040】上記の配合割合のナイロン樹脂と充填材と
添加剤とを、シリンダー温度を250℃に設定した内径
37mmの2軸押出機(東芝機械社製、TEM−37B
S)を用いて溶融混練し、ストランド状に押出し、冷却
した後、切断することにより樹脂ペレットを作製した。
【0041】得られた樹脂ペレットは、100℃の温度
で12時間真空乾燥した。この樹脂ペレットをシリンダ
ー温度250℃、金型温度110℃に設定した射出成形
機(東芝機械社製、型番IS−100E)を用いて、曲
げ弾性率を測定するための長さ127mm、幅12.7
mm、厚み3.2mmの平板状の樹脂成形体と、グロス
メータ値、濡れ指数、塗装密着性を測定するための長さ
90mm、幅50mm、厚み2mmの平板状の樹脂成形
体とを射出成形した。
【0042】得られた樹脂成形体の曲げ弾性率、グロス
メータ値、濡れ指数、塗装密着性の測定結果を表1に示
す。
【0043】得られた樹脂成形体は、曲げ弾性率が16
GPaでグロスメータ値が80%となり、剛性が高く光
沢感のあるものが得られた。また、充填材としてのガラ
ス繊維とマイカとをあわせて60重量部と多量に配合し
たにもかかわらず、濡れ指数が40dyn/cmと本発
明の範囲となったのは、離型剤であるモンタン酸エステ
ルワックスの添加量が少量であったためと思われる。こ
のような濡れ指数を有するため、プライマー処理を施さ
ずに直接成形体表面に塗料を塗装しても、塗装性の良い
ものが得られた。また、塗装密着性の評価が8点と実使
用に耐え得るものになったのは、エポキシ化合物として
単官能型のフェニルグリシジルエーテルを添加したため
と思われる。さらに、塗装後の成形体のグロスメータ値
は90%と高い光沢性を有し、外観性の良いものが得ら
れた。
【0044】実施例5 ベースとなるナイロン樹脂として、結晶性のナイロン6
6(デュポン社製、ザイテル101)28重量部と、非
晶性の非晶性ナイロン2(EMS社製、G21)12重
量部とを用い、剛性を上げる目的で充填材としてガラス
繊維30重量部とタルク(日本タルク社製、K−1)3
0重量部との合わせて60重量部を用いた。
【0045】そして、上記ナイロン樹脂と充填材とのあ
わせて100重量部に対し、添加剤として、離型剤であ
るステアリン酸カルシウム(堺化学社製)0.1重量部
と、塗装密着性の向上に関与すると思われるエポキシ化
合物1(ナガセ化成工業社製、デナコールEX−14
1)0.3重量部とを配合した。
【0046】上記の配合割合のナイロン樹脂と充填材と
添加剤とを、シリンダー温度を280℃に設定した内径
37mmの2軸押出機(東芝機械社製、TEM−37B
S)を用いて溶融混練し、ストランド状に押出し、冷却
した後、切断することにより樹脂ペレットを作製した。
【0047】得られた樹脂ペレットは、100℃の温度
で12時間真空乾燥した。この樹脂ペレットをシリンダ
ー温度280℃、金型温度110℃に設定した射出成形
機(東芝機械社製、型番IS−100E)を用いて、曲
げ弾性率を測定するための長さ127mm、幅12.7
mm、厚み3.2mmの平板状の樹脂成形体と、グロス
メータ値、濡れ指数、塗装密着性を測定するための長さ
90mm、幅50mm、厚み2mmの平板状の樹脂成形
体とを射出成形した。
【0048】得られた樹脂成形体の曲げ弾性率、グロス
メータ値、濡れ指数、塗装密着性の測定結果を表1に示
す。
【0049】得られた樹脂成形体は、曲げ弾性率が16
GPaでグロスメータ値が81%となり、剛性が高く光
沢感のあるものが得られた。また、充填材としてのガラ
ス繊維およびタルクを合わせて60重量部と多量に配合
したにもかかわらず、濡れ指数が42dyn/cmと本
発明の範囲内となったのは、離型剤であるステアリンサ
ンカルシウムの添加量が少なかったためと思われる。こ
のような濡れ指数を有するため、プライマー処理を施さ
ずに直接成形体表面に塗料を塗装しても、塗装性の良い
ものが得られた。また、塗装密着性の評価が10点と高
いものになったのは、エポキシ化合物として単官能型の
フェニルグリシジルエーテルを添加したためと思われ
る。さらに、塗装後の成形体のグロスメータ値は90%
と高い光沢性を有し、外観性の良いものが得られた。
【0050】比較例1 ベースとなるナイロン樹脂成分として、結晶性のナイロ
ン6(ユニチカ社製、A1030BRL)32重量部と
非晶性の非晶性ナイロン1(ユニチカ社製、CX−30
00)8重量部とを用い、前記ナイロン樹脂の剛性を上
げる目的で充填材としてガラス繊維(日本電気硝子社
製、T−289)60重量部を用いた。
【0051】そして、上記ナイロン樹脂と充填材とのあ
わせて100重量部に対し、添加剤として、離型剤であ
るモンタン酸エステルワックス(ヘキスト社製、ヘキス
トワックスE)0.1重量部のみを配合した。
【0052】上記の配合割合のナイロン樹脂と充填材と
添加剤とを、シリンダー温度を250℃に設定した内径
37mmの2軸押出機(東芝機械社製、TEM−37B
S)を用いて溶融混練し、ストランド状に押出し、冷却
した後、切断することにより樹脂ペレットを作製した。
【0053】得られた樹脂ペレットは、100℃の温度
で12時間真空乾燥した。この樹脂ペレットをシリンダ
ー温度250℃、金型温度110℃に設定した射出成形
機(東芝機械社製、型番IS−100E)を用いて、曲
げ弾性率を測定するための長さ127mm、幅12.7
mm、厚み3.2mmの平板状の樹脂成形体と、グロス
メータ値、濡れ指数、塗装密着性を測定するための長さ
90mm、幅50mm、厚み2mmの平板状の樹脂成形
体とを射出成形した。
【0054】得られた樹脂成形体の曲げ弾性率、グロス
メータ値、濡れ指数、塗装密着性の測定結果を表1に示
す。
【0055】得られた樹脂成形体は、曲げ弾性率が18
GPaでグロスメータ値が81%となり、剛性が高く光
沢感のあるものが得られた。しかし、濡れ指数は36d
yn/cmと本発明の範囲の下限よりも小さくなり、プ
ライマー処理を施さずに直接成形体表面に塗料を塗装す
ると、塗装性に劣るものとなった。また、実施例1と比
較して、濡れ性の低下が大ききのは、離型剤として添加
したモンタン酸エステルワックスの量が多すぎたためと
思われる。また、塗装密着性の評価が4点と低くなった
のは、エポキシ化合物が配合されていなかったためと思
われる。さらに、塗装後の成形体はグロスメータ値が8
2%と低く、外観性に劣るものとなった。
【0056】比較例2 ベースとなるナイロン樹脂として、結晶性のナイロン6
6(デュポン社製、ザイテル101)24重量部と非晶
性の非晶性ナイロン2(EMS社製、G21)16重量
部とを用い、前記ナイロン樹脂の剛性を上げる目的で充
填材として、ガラス繊維50重量部とマイカ(クラレ社
製、325−KI)10重量部との合わせて60重量部
を用いた。
【0057】そして、上記ナイロン樹脂と充填材とのあ
わせて100重量部に対し、添加剤として、離型剤であ
る酸化ポリエチレンワックス(ヤスハラケミカル社製)
0.2重量部のみを配合した。
【0058】上記の配合割合のナイロン樹脂と充填材と
添加剤とを、シリンダー温度を280℃に設定した内径
37mmの2軸押出機(東芝機械社製、TEM−37B
S)を用いて溶融混練し、ストランド状に押出し、冷却
した後、切断することにより樹脂ペレットを作製した。
【0059】得られた樹脂ペレットは、100℃の温度
で12時間真空乾燥した。この樹脂ペレットをシリンダ
ー温度280℃、金型温度110℃に設定した射出成形
機(東芝機械社製、型番IS−100E)を用いて、曲
げ弾性率を測定するための長さ127mm、幅12.7
mm、厚み3.2mmの平板状の樹脂成形体と、グロス
メータ値、濡れ指数、塗装密着性を測定するための長さ
90mm、幅50mm、厚み2mmの平板状の樹脂成形
体とを射出成形した。
【0060】得られた樹脂成形体の曲げ弾性率、グロス
メータ値、濡れ指数、塗装密着性の測定結果を表1に示
す。
【0061】得られた樹脂成形体は、曲げ弾性率が18
GPaでグロスメータ値が82%となり、剛性が高く光
沢感のあるものが得られた。しかし、濡れ指数は35d
yn/cmと本発明の範囲の下限よりも小さくなり、プ
ライマー処理を施さずに直接成形体表面に塗料を塗装す
ると塗装性に劣るものとなった。また、実施例2と比較
して、濡れ性が低下しているのは、離型剤である酸化ポ
リエチレンワックスの添加量が多すぎたためと思われ
る。また、塗装密着性の評価が2点と低く、実使用に耐
えうるものではなかったのは、エポキシ化合物が配合さ
れていなかったためと思われる。さらに、塗装後の成形
体のグロスメータ値は83%と低く、外観性に劣るもの
であった。
【0062】比較例3 ベースとなるナイロン樹脂成分として、結晶性のナイロ
ン6(ユニチカ社製、A1030BRL)50重量部を
用い、前記ナイロン樹脂の剛性を上げる目的で充填材と
してガラス繊維(日本電気硝子社製、T−289)50
重量部を用いた。
【0063】そして、上記ナイロン樹脂と充填材とのあ
わせて100重量部に対し、添加剤として、離型剤であ
るモンタン酸エステルワックス(ヘキスト社製、ヘキス
トワックスE)0.1重量部のみを配合した。
【0064】上記の配合割合のナイロン樹脂と充填材と
添加剤とを、シリンダー温度を250℃に設定した内径
37mmの2軸押出機(東芝機械社製、TEM−37B
S)を用いて溶融混練し、ストランド状に押出し、冷却
した後、切断することにより樹脂ペレットを作製した。
【0065】得られた樹脂ペレットは、100℃の温度
で12時間真空乾燥した。この樹脂ペレットをシリンダ
ー温度250℃、金型温度110℃に設定した射出成形
機(東芝機械社製、型番IS−100E)を用いて、曲
げ弾性率を測定するための長さ127mm、幅12.7
mm、厚み3.2mmの平板状の樹脂成形体と、グロス
メータ値、濡れ指数、塗装密着性を測定するための長さ
90mm、幅50mm、厚み2mmの平板状の樹脂成形
体とを射出成形した。
【0066】得られた樹脂成形体の曲げ弾性率、グロス
メータ値、濡れ指数、塗装密着性の測定結果を表1に示
す。
【0067】得られた樹脂成形体は、曲げ弾性率は15
GPaと高い剛性が得られたものの、ナイロン樹脂とし
て結晶性のナイロン6のみしか配合されていなかったた
め、成形体のグロスメータ値が63%となり、光沢感に
劣るものとなった。また、比較例1と同様に、離型剤の
添加量が多すぎたため、濡れ指数は36dyn/cmと
本発明の下限よりも低くなり、プライマー処理を施さず
に直接成形体表面に塗料を塗装すると塗装性に劣るもの
となった。また、エポキシ化合物が配合されていなかっ
たため、塗装密着性の評価が4点と低く、塗装密着性に
劣るものとなった。さらに、塗装後の成形体のグロスメ
ータ値も65%と低く、外観性に劣るものであった。
【0068】比較例4 ベースとなるナイロン樹脂成分として、結晶性のナイロ
ン6(ユニチカ社製、A1030BRL)70重量部を
用い、剛性を上げる目的で充填材としてガラス繊維(日
本電気硝子社製、T−289)30重量部を用いた。
【0069】そして、上記ナイロン樹脂と充填材とのあ
わせて100重量部に対し、添加剤として、離型剤であ
るモンタン酸エステルワックス(ヘキスト社製、ヘキス
トワックスE)0.1重量部とステアリン酸カルシウム
(堺化学社製)0.1重量部とを配合した。
【0070】上記の配合割合のナイロン樹脂と充填材と
添加剤とを、シリンダー温度を250℃に設定した内径
37mmの2軸押出機(東芝機械社製、TEM−37B
S)を用いて溶融混練し、ストランド状に押出し、冷却
した後、切断することにより樹脂ペレットを作製した。
【0071】得られた樹脂ペレットは、100℃の温度
で12時間真空乾燥した。この樹脂ペレットをシリンダ
ー温度250℃、金型温度110℃に設定した射出成形
機(東芝機械社製、型番IS−100E)を用いて、曲
げ弾性率を測定するための長さ127mm、幅12.7
mm、厚み3.2mmの平板状の樹脂成形体と、グロス
メータ値、濡れ指数、塗装密着性を測定するための長さ
90mm、幅50mm、厚み2mmの平板状の樹脂成形
体とを射出成形した。
【0072】得られた樹脂成形体の曲げ弾性率、グロス
メータ値、濡れ指数、塗装密着性の測定結果を表1に示
す。
【0073】得られた樹脂成形体は、グロスメータ値は
75%となり、光沢感はあるものの、充填材の配合割合
が少なすぎたため曲げ弾性率が8GPaと本発明の範囲
の下限よりも低くなり、剛性に劣るものとなった。ま
た、離型剤としてモンタン酸エステルワックスとステア
リン酸カルシウムとが添加され、その添加量が多かった
ため、濡れ指数が本発明の範囲の下限よりも小さくなっ
た。その結果、プライマー処理を行うことなく直接に成
形体の表面に塗装すると塗装性に劣るものとなった。ま
た、エポキシ化合物が配合されていなかったため、塗装
密着性の評価が4点と低く、実使用に耐えうるものでは
なかった。さらに、塗装後の成形体の表面はグロスメー
タ値も78%と低く、外観性に劣るものであった。
【0074】比較例5 充填材や添加剤を使用しなかった。また、ナイロン樹脂
として、結晶性のナイロン6(ユニチカ社製、A103
0BRL)の樹脂ペレットのみを100重量部用いた。
【0075】この樹脂ペレットをシリンダー温度250
℃、金型温度110℃に設定した射出成形機(東芝機械
社製、型番IS−100E)を用いて、曲げ弾性率を測
定するための長さ127mm、幅12.7mm、厚み
3.2mmの平板状の樹脂成形体と、グロスメータ値、
濡れ指数、塗装密着性を測定するための長さ90mm、
幅50mm、厚み2mmの平板状の樹脂成形体とを射出
成形した。
【0076】得られた樹脂成形体の曲げ弾性率、グロス
メータ値、濡れ指数、塗装密着性の測定結果を表1に示
す。
【0077】得られた樹脂成形体は、充填材が配合され
ていなかったため曲げ弾性率が3GPaと本発明の範囲
の下限よりも低く、剛性に劣るものとなった。また、充
填材が配合されていなかったため、グロスメータ値が9
2%と高く光沢感があり、濡れ指数が45dyn/cm
と本発明の範囲内であり、しかも塗装密着性の評価は1
0点と高く塗装性に優れたものであったが、上述のよう
に剛性に劣るため、実使用に耐えうるものではなかっ
た。
【0078】
【発明の効果】本発明によれば、曲げ弾性率を15GP
a以上とすることで、剛性に優れたナイロン樹脂組成物
成形体とすることができる。また、成形体表面の60°
入射角におけるグロスメータ値を75%以上とすること
で、光沢感のある外観性の良い成形体とすることがで
き、しかも成形体の表面に塗装を施しても、塗装面に光
沢感のあるものが得られる。さらに、成形体表面の濡れ
指数を38〜54dyn/cmとすることで、塗装性が
向上し、プライマー処理を行うことなく直接に成形体の
表面に塗装できるため、コストダウンを図ることがで
き、外観性の良いナイロン樹脂組成物成形体が得られ
る。
【0079】そのためこのようなナイロン樹脂組成物成
形体は、オフィス家具、クレセントノブ、各種取っ手類
などの住宅分野や、サンルーフデフレクタ、ドアミラー
ブラケット、ドアミラーステイ、ルーフレールレッグ、
ルーフレールなどの自動車部品として好適に使用でき、
なかでも特にドアミラーステイとして好適に使用できる
ものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 曲げ弾性率が15GPa以上、成形体表
    面の60°入射角におけるグロスメータ値が75%以
    上、成形体表面の濡れ指数が38〜54dyn/cmで
    あることを特徴とするナイロン樹脂組成物成形体。
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