JPH0570685A - ポリアミド樹脂組成物 - Google Patents
ポリアミド樹脂組成物Info
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- JPH0570685A JPH0570685A JP23034291A JP23034291A JPH0570685A JP H0570685 A JPH0570685 A JP H0570685A JP 23034291 A JP23034291 A JP 23034291A JP 23034291 A JP23034291 A JP 23034291A JP H0570685 A JPH0570685 A JP H0570685A
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- Japan
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- polyamide resin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 黒色で外観が良く、しかも耐熱性や機械的特
性も十分に満足し得るポリアミド樹脂組成物を得る。 【構成】 （Ａ）ポリアミド樹脂 100重量部に対して、
（Ｂ）平均繊維長 0.1〜0.4mm のガラス繊維10〜130 重
量部、（Ｃ）チャンネル型カーボンブラック0.01〜10重
量部を含有する。
性も十分に満足し得るポリアミド樹脂組成物を得る。 【構成】 （Ａ）ポリアミド樹脂 100重量部に対して、
（Ｂ）平均繊維長 0.1〜0.4mm のガラス繊維10〜130 重
量部、（Ｃ）チャンネル型カーボンブラック0.01〜10重
量部を含有する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電気部品や機械部品の
外装材などとして有用な、黒色でかつ外観の良好なポリ
アミド樹脂組成物に関する。
外装材などとして有用な、黒色でかつ外観の良好なポリ
アミド樹脂組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、ガラス繊維強化ナイロンのよ
うなガラス繊維で強化されたポリアミド樹脂組成物が、
耐熱性や機械的特性に優れ、また寸法精度も良好なこと
から、機械部品などの成形材料として広く使用されてい
る。
うなガラス繊維で強化されたポリアミド樹脂組成物が、
耐熱性や機械的特性に優れ、また寸法精度も良好なこと
から、機械部品などの成形材料として広く使用されてい
る。
【０００３】しかしながら、この組成物は、黒色に着色
すると、ガラス繊維の浮き出しや光沢ムラが目立って外
観が不良となるため、電気部品や機械部品などの外装材
の用途には適さないという問題があった。
すると、ガラス繊維の浮き出しや光沢ムラが目立って外
観が不良となるため、電気部品や機械部品などの外装材
の用途には適さないという問題があった。
【０００４】このため、この種の用途には、フィラーを
強化成分としたポリアミド樹脂組成物もしくは他の樹脂
が一般に使用されている。
強化成分としたポリアミド樹脂組成物もしくは他の樹脂
が一般に使用されている。
【０００５】しかしながら、これらの材料は、外観上の
問題はないものの、機械的特性の点では十分に満足でき
るものではなかった。
問題はないものの、機械的特性の点では十分に満足でき
るものではなかった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来より
知られるポリアミド樹脂組成物には、外装材にも適す
る、黒色で外観が良いうえ耐熱性や機械的特性にも優れ
たものがなく、その開発が強く望まれている。
知られるポリアミド樹脂組成物には、外装材にも適す
る、黒色で外観が良いうえ耐熱性や機械的特性にも優れ
たものがなく、その開発が強く望まれている。
【０００７】本発明はこのような要求に応えるべくなさ
れたもので、黒色で外観が良く、しかも耐熱性や機械的
特性も十分に満足し得るポリアミド樹脂組成物を提供す
ることを目的とする。
れたもので、黒色で外観が良く、しかも耐熱性や機械的
特性も十分に満足し得るポリアミド樹脂組成物を提供す
ることを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明者らはこのような
ポリアミド樹脂組成物を得るべく鋭意検討を重ねた結
果、特定の繊維長のガラス繊維と、特定のカーボンブラ
ックの適当量の配合により、上記目的が達成されること
を見出し、本発明を完成するに至った。
ポリアミド樹脂組成物を得るべく鋭意検討を重ねた結
果、特定の繊維長のガラス繊維と、特定のカーボンブラ
ックの適当量の配合により、上記目的が達成されること
を見出し、本発明を完成するに至った。
【０００９】すなわち、本発明のポリアミド樹脂組成物
は、（Ａ）ポリアミド樹脂 100重量部に対して、（Ｂ）
平均繊維長 0.1〜0.4mmのガラス繊維10〜130 重量部、
（Ｃ）チャンネル型カーボンブラック0.01〜10重量部を
含有することを特徴とするものである。
は、（Ａ）ポリアミド樹脂 100重量部に対して、（Ｂ）
平均繊維長 0.1〜0.4mmのガラス繊維10〜130 重量部、
（Ｃ）チャンネル型カーボンブラック0.01〜10重量部を
含有することを特徴とするものである。
【００１０】本発明に用いられる（Ａ）成分のポリアミ
ド樹脂としては、ナイロン６、ナイロ６６、ナイロン１
１、ナイロン１２、ナイロン４６、キシリレンジアミン
系ナイロンなどがあげられ、これらは 1種を単独で使用
してもよく、また 2種以上を混合して使用してもよい。
本発明においては、特に相対粘度が 1.8〜3.5 のポリア
ミド樹脂が好ましく、より好ましくは相対粘度が 2.0〜
2.8 のものである。
ド樹脂としては、ナイロン６、ナイロ６６、ナイロン１
１、ナイロン１２、ナイロン４６、キシリレンジアミン
系ナイロンなどがあげられ、これらは 1種を単独で使用
してもよく、また 2種以上を混合して使用してもよい。
本発明においては、特に相対粘度が 1.8〜3.5 のポリア
ミド樹脂が好ましく、より好ましくは相対粘度が 2.0〜
2.8 のものである。
【００１１】また、本発明に用いられる（Ｂ）成分のガ
ラス繊維は、平均繊維長が 0.1〜0.4mm 、好ましくは0.
15mm〜0.3mm のものである。 0.1mm未満では補強効果が
小さく機械的特性が不十分となり、0.4mm を超えると光
沢ムラを生じ外観が不良となる。ちなみに、繊維の長さ
が短くなるほど表面光沢度は高くなる。なお、繊維の太
さは特に限定されるものではなく、通常使用されている
直径 5〜15μｍ程度のものを使用することができる。ま
た、ポリアミド樹脂用のカップリング剤や収束剤で表面
処理したガラス繊維の使用も可能である。本発明におい
て、このガラス繊維の配合量は、（Ａ）成分のポリアミ
ド樹脂 100重量部に対して10〜130 重量部であり、好ま
しくは20〜120 重量部である。配合量が10重量部未満で
は補強効果が小さく機械的特性が不十分となり、130 重
量部を超えると成形性や外観が不良となる。
ラス繊維は、平均繊維長が 0.1〜0.4mm 、好ましくは0.
15mm〜0.3mm のものである。 0.1mm未満では補強効果が
小さく機械的特性が不十分となり、0.4mm を超えると光
沢ムラを生じ外観が不良となる。ちなみに、繊維の長さ
が短くなるほど表面光沢度は高くなる。なお、繊維の太
さは特に限定されるものではなく、通常使用されている
直径 5〜15μｍ程度のものを使用することができる。ま
た、ポリアミド樹脂用のカップリング剤や収束剤で表面
処理したガラス繊維の使用も可能である。本発明におい
て、このガラス繊維の配合量は、（Ａ）成分のポリアミ
ド樹脂 100重量部に対して10〜130 重量部であり、好ま
しくは20〜120 重量部である。配合量が10重量部未満で
は補強効果が小さく機械的特性が不十分となり、130 重
量部を超えると成形性や外観が不良となる。
【００１２】さらに、本発明に用いられる（Ｃ）成分の
チャンネル型カーボンブラックは、本発明の組成物をそ
の表面光沢度を低下させることなく黒色に着色するため
のものである。このチャンネル型カーボンブラックの使
用により、ファーネス法や他の衝撃法で製造されたカー
ボンブラックより格段に表面光沢が良い成形品を得るこ
とができる。すなわち、他のカーボンブラックではポリ
アミド樹脂 100重量部あたり 0.1重量部程度の少量の配
合でも表面光沢度は急激に減少するが、チャンネル型の
カーボンブラックではその配合によって光沢度は殆ど低
下することがない。これは、チャンネル型カーボンブラ
ックの粒径が35μｍと非常に微細であり、かつ表面の性
質がポリアミド樹脂に対し高い親和力を示すためと考え
られる。本発明において、このチャンネル型カーボンブ
ラックの配合量は、（Ａ）成分のポリアミド樹脂 100重
量部に対して0.01〜10重量部であり、好ましくは0.05〜
6重量部である。配合量が0.01重量部未満では黒色度が
低くなり、10重量部を超えると衝撃強度が低下する。
チャンネル型カーボンブラックは、本発明の組成物をそ
の表面光沢度を低下させることなく黒色に着色するため
のものである。このチャンネル型カーボンブラックの使
用により、ファーネス法や他の衝撃法で製造されたカー
ボンブラックより格段に表面光沢が良い成形品を得るこ
とができる。すなわち、他のカーボンブラックではポリ
アミド樹脂 100重量部あたり 0.1重量部程度の少量の配
合でも表面光沢度は急激に減少するが、チャンネル型の
カーボンブラックではその配合によって光沢度は殆ど低
下することがない。これは、チャンネル型カーボンブラ
ックの粒径が35μｍと非常に微細であり、かつ表面の性
質がポリアミド樹脂に対し高い親和力を示すためと考え
られる。本発明において、このチャンネル型カーボンブ
ラックの配合量は、（Ａ）成分のポリアミド樹脂 100重
量部に対して0.01〜10重量部であり、好ましくは0.05〜
6重量部である。配合量が0.01重量部未満では黒色度が
低くなり、10重量部を超えると衝撃強度が低下する。
【００１３】本発明のポリアミド樹脂組成物には、高い
光沢度を保持してさらに黒色度を高めるために、有機染
料、好ましくはニグロシン系の有機染料を、（Ａ）成分
のポリアミド樹脂 100重量部に対して 1重量部を超えな
い範囲で配合することができる。このような有機染料
は、高い光沢度を保持したまま明度を大きく低下させ、
黒色度を上昇させる。なお、この有機染料の配合量が
（Ａ）成分のポリアミド樹脂 100重量部に対して 1重量
部を超えると耐薬品性が低下する。
光沢度を保持してさらに黒色度を高めるために、有機染
料、好ましくはニグロシン系の有機染料を、（Ａ）成分
のポリアミド樹脂 100重量部に対して 1重量部を超えな
い範囲で配合することができる。このような有機染料
は、高い光沢度を保持したまま明度を大きく低下させ、
黒色度を上昇させる。なお、この有機染料の配合量が
（Ａ）成分のポリアミド樹脂 100重量部に対して 1重量
部を超えると耐薬品性が低下する。
【００１４】また、本発明のポリアミド樹脂組成物に
は、ポリアミド樹脂に一般に使用されている酸化防止
剤、紫外線吸収剤、可塑剤、滑剤、帯電防止剤、難燃
剤、離型剤、他の着色剤などの添加剤を目的や用途に応
じて配合することができる。
は、ポリアミド樹脂に一般に使用されている酸化防止
剤、紫外線吸収剤、可塑剤、滑剤、帯電防止剤、難燃
剤、離型剤、他の着色剤などの添加剤を目的や用途に応
じて配合することができる。
【００１５】本発明のポリアミド樹脂組成物は、以上の
各成分を予備混合した後、押出機やニーダ中で混練する
方法、予め任意の数成分を押出機やニーダ中で混練して
得たペレットに、さらに残りの成分を溶融混合する方
法、任意の数成分を押出機のホッパーから投入し、残り
の成分を押出機の途中から投入する方法など、任意の方
法で製造することができる。
各成分を予備混合した後、押出機やニーダ中で混練する
方法、予め任意の数成分を押出機やニーダ中で混練して
得たペレットに、さらに残りの成分を溶融混合する方
法、任意の数成分を押出機のホッパーから投入し、残り
の成分を押出機の途中から投入する方法など、任意の方
法で製造することができる。
【００１６】また本発明のポリアミド樹脂組成物は、特
殊な成形法や成形条件を用いることなく、通常のポリア
ミド樹脂の成形条件によって成形することができ、各種
成形品の他、管状物、容器、板状物などの形で利用され
る。
殊な成形法や成形条件を用いることなく、通常のポリア
ミド樹脂の成形条件によって成形することができ、各種
成形品の他、管状物、容器、板状物などの形で利用され
る。
【００１７】
【作用】本発明のポリアミド樹脂組成物は、ポリアミド
樹脂に対し、特定の繊維長のガラス繊維と、特定のカー
ボンブラックを適当量配合したことにより、通常の成形
法、成形条件で、黒色で表面光沢度が高く外観に優れ、
しかも耐熱性、機械的特性に優れた成形品を得ることが
でき、各種成形品の他、前記各特性が特に要求される用
途、すなわち外力を受けやすい電気部品や機械部品など
の外装材として非常に有用である。
樹脂に対し、特定の繊維長のガラス繊維と、特定のカー
ボンブラックを適当量配合したことにより、通常の成形
法、成形条件で、黒色で表面光沢度が高く外観に優れ、
しかも耐熱性、機械的特性に優れた成形品を得ることが
でき、各種成形品の他、前記各特性が特に要求される用
途、すなわち外力を受けやすい電気部品や機械部品など
の外装材として非常に有用である。
【００１８】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。な
お、以下の文中における「部」および「％」は、それぞ
れ「重量部」および「重量％」を示すものとする。
お、以下の文中における「部」および「％」は、それぞ
れ「重量部」および「重量％」を示すものとする。
【００１９】実施例１〜１４、比較例１〜５ ポリアミド樹脂として相対粘度（ＲＶ）がそれぞれ 2.2
2.5 2.8、 3.1の 4種類のナイロン６（以下、ＮＹ６と
略記）、相対粘度2.5 のナイロン６６（以下、ＮＹ６６
と略記）、およびメタキシリレンジアミンとアジピン酸
からのポリアミド（以下、ＭＸＤ６と略記）を用い、こ
れに、ガラス繊維（直径10.5μｍ、長さ3mm）、チャン
ネル型カーボンブラック（40％ポリエチレンワックスマ
スターチャンネルＣＢと略記）、ファーネス型カーボン
ブラック（40％ポリエチレンワックスマスター ファー
ネスＣＢと略記）、黒色染料であるニグロシン系染料
を、表１に示す配合で均一に混練してコンパウンドチッ
プを得た。
2.5 2.8、 3.1の 4種類のナイロン６（以下、ＮＹ６と
略記）、相対粘度2.5 のナイロン６６（以下、ＮＹ６６
と略記）、およびメタキシリレンジアミンとアジピン酸
からのポリアミド（以下、ＭＸＤ６と略記）を用い、こ
れに、ガラス繊維（直径10.5μｍ、長さ3mm）、チャン
ネル型カーボンブラック（40％ポリエチレンワックスマ
スターチャンネルＣＢと略記）、ファーネス型カーボン
ブラック（40％ポリエチレンワックスマスター ファー
ネスＣＢと略記）、黒色染料であるニグロシン系染料
を、表１に示す配合で均一に混練してコンパウンドチッ
プを得た。
【００２０】混練方法は、実施例２、７と比較例３、５
を除いた各実施例および各比較例については、全成分を
予備混合した後、二軸押出機のホッパーに投入し、ポリ
アミド樹脂がＮＹ６の場合 250℃、ＮＹ６６の場合 280
℃、ＭＸＤ６の場合 270℃度のシリンダー温度で溶融混
練する方法により行った。また、実施例２、７と比較例
３、５については、ガラス繊維を除く各成分を予備混合
して二軸押出機のホッパーに投入し、ガラス繊維を押出
機に途中投入する方法を用いた。なお、後者のガラス繊
維を押出機に途中投入する方法は、本発明におけるガラ
ス繊維の長さの依存性を調べるために行ったものであ
る。すなわち、ガラス繊維を押出機に途中投入した場合
と、全成分をホッパーに投入した場合で、得られるコン
パウンド中のガラス繊維の長さが相違するため、他の条
件を同じにした場合にガラス繊維の長さによる効果の違
いを知ることができる。
を除いた各実施例および各比較例については、全成分を
予備混合した後、二軸押出機のホッパーに投入し、ポリ
アミド樹脂がＮＹ６の場合 250℃、ＮＹ６６の場合 280
℃、ＭＸＤ６の場合 270℃度のシリンダー温度で溶融混
練する方法により行った。また、実施例２、７と比較例
３、５については、ガラス繊維を除く各成分を予備混合
して二軸押出機のホッパーに投入し、ガラス繊維を押出
機に途中投入する方法を用いた。なお、後者のガラス繊
維を押出機に途中投入する方法は、本発明におけるガラ
ス繊維の長さの依存性を調べるために行ったものであ
る。すなわち、ガラス繊維を押出機に途中投入した場合
と、全成分をホッパーに投入した場合で、得られるコン
パウンド中のガラス繊維の長さが相違するため、他の条
件を同じにした場合にガラス繊維の長さによる効果の違
いを知ることができる。
【００２１】次いで、上記各コンパウンドチップを、水
分含有率 0.1％以下にまで乾燥した後、射出成形機によ
りシリンダー温度 250℃、金型温度80℃で平板状の試験
片を射出成形した後、これらの各試験片について、表面
光沢度および黒色度（明度）を測定した。その結果を、
組成、ガラス繊維の平均繊維長とともに表１に示す。な
お、表面光沢度、黒色度、およびガラス繊維の平均繊維
長の測定は以下に示す方法で行った。
分含有率 0.1％以下にまで乾燥した後、射出成形機によ
りシリンダー温度 250℃、金型温度80℃で平板状の試験
片を射出成形した後、これらの各試験片について、表面
光沢度および黒色度（明度）を測定した。その結果を、
組成、ガラス繊維の平均繊維長とともに表１に示す。な
お、表面光沢度、黒色度、およびガラス繊維の平均繊維
長の測定は以下に示す方法で行った。
【００２２】表面光沢度：ASTM D 2457 に準じ、60度入
射60度反射法で測定 黒色度：色差計を用い波長 457μｍにおける明度（白：
100,黒：0 ）を測定 ガラス繊維の平均繊維長：100倍の投影器を用いてガラ
ス繊維の長さを測定し、クラス間隔50μｍのヒストグラ
フより求める
射60度反射法で測定 黒色度：色差計を用い波長 457μｍにおける明度（白：
100,黒：0 ）を測定 ガラス繊維の平均繊維長：100倍の投影器を用いてガラ
ス繊維の長さを測定し、クラス間隔50μｍのヒストグラ
フより求める
【００２３】
【表１】
【００２４】表からも明らかなように本発明に係るポリ
アミド樹脂組成物より得られた試験片は、表面光沢度が
高いうえに黒色度も十分で優れた外観を有している。ま
た、黒色染料を配合したものでは、配合しないものに比
べてより高い黒色度を示している。
アミド樹脂組成物より得られた試験片は、表面光沢度が
高いうえに黒色度も十分で優れた外観を有している。ま
た、黒色染料を配合したものでは、配合しないものに比
べてより高い黒色度を示している。
【００２５】
【発明の効果】以上の説明したように、本発明のポリア
ミド樹脂組成物によれば、ポリアミド樹脂に対し、特定
の繊維長のガラス繊維と、特定のカーボンブラックを適
当量配合するようにしたので、黒色で表面光沢度が高く
外観に優れ、しかも耐熱性、機械的特性にも優れた成形
品を得ることができる。したがって、本発明のポリアミ
ド樹脂組成物は、各種成形品の他、従来のものでは不都
合のあった電気部品や機械部品などの外装材にも極めて
有用である。
ミド樹脂組成物によれば、ポリアミド樹脂に対し、特定
の繊維長のガラス繊維と、特定のカーボンブラックを適
当量配合するようにしたので、黒色で表面光沢度が高く
外観に優れ、しかも耐熱性、機械的特性にも優れた成形
品を得ることができる。したがって、本発明のポリアミ
ド樹脂組成物は、各種成形品の他、従来のものでは不都
合のあった電気部品や機械部品などの外装材にも極めて
有用である。
【００２６】
Claims (1)
- 【請求項１】 （Ａ）ポリアミド樹脂 100重量部に対し
て、（Ｂ）平均繊維長 0.1〜0.4mm のガラス繊維10〜13
0 重量部、（Ｃ）チャンネル型カーボンブラック0.01〜
10重量部を含有することを特徴とするポリアミド樹脂組
成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23034291A JP3293148B2 (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | ポリアミド樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23034291A JP3293148B2 (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | ポリアミド樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0570685A true JPH0570685A (ja) | 1993-03-23 |
| JP3293148B2 JP3293148B2 (ja) | 2002-06-17 |
Family
ID=16906350
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23034291A Expired - Fee Related JP3293148B2 (ja) | 1991-09-10 | 1991-09-10 | ポリアミド樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3293148B2 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0861871A1 (en) * | 1997-02-26 | 1998-09-02 | Orient Chemical Industries, Ltd. | Polyethylene terephthalate resin composition, molded product and resin modifying method |
| JPH11279400A (ja) * | 1998-03-26 | 1999-10-12 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 耐候性に優れた黒着色ポリアミド系樹脂組成物 |
| JPH11279399A (ja) * | 1998-03-26 | 1999-10-12 | Asahi Chem Ind Co Ltd | 耐候性に優れた黒着色ポリアミド樹脂組成物 |
| JPH11349696A (ja) * | 1998-06-03 | 1999-12-21 | Unitika Ltd | ナイロン樹脂組成物成形体 |
| JP2011201991A (ja) * | 2010-03-25 | 2011-10-13 | Toyobo Co Ltd | ガスインジェクション用ポリアミド樹脂組成物 |
| JP2015125414A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-06 | 富士ゼロックス株式会社 | 管状体、管状体ユニット、中間転写体、画像形成装置、およびプロセスカートリッジ |
| CN105283493A (zh) * | 2013-05-15 | 2016-01-27 | 东洋纺株式会社 | 用于发泡成型体的聚酰胺树脂组合物及包含其的聚酰胺树脂的发泡成型体 |
| CN107148451A (zh) * | 2014-10-27 | 2017-09-08 | 宇部兴产株式会社 | 聚酰胺组合物和由其形成的成形品 |
-
1991
- 1991-09-10 JP JP23034291A patent/JP3293148B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| CN105283493A (zh) * | 2013-05-15 | 2016-01-27 | 东洋纺株式会社 | 用于发泡成型体的聚酰胺树脂组合物及包含其的聚酰胺树脂的发泡成型体 |
| JP2015125414A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-06 | 富士ゼロックス株式会社 | 管状体、管状体ユニット、中間転写体、画像形成装置、およびプロセスカートリッジ |
| CN107148451A (zh) * | 2014-10-27 | 2017-09-08 | 宇部兴产株式会社 | 聚酰胺组合物和由其形成的成形品 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3293148B2 (ja) | 2002-06-17 |
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