JPH11344242A - クリーンルームにおける空調システム - Google Patents
クリーンルームにおける空調システムInfo
- Publication number
- JPH11344242A JPH11344242A JP10152579A JP15257998A JPH11344242A JP H11344242 A JPH11344242 A JP H11344242A JP 10152579 A JP10152579 A JP 10152579A JP 15257998 A JP15257998 A JP 15257998A JP H11344242 A JPH11344242 A JP H11344242A
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- space
- conditioning system
- air conditioning
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- Pending
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Abstract
て複数のゾーンに区分する場合、従来は、単に天井内空
間から室内空間を通り床下空間まで仕切壁を設置して構
成しているので、a:施設の簡素化や建設費の低減を計
り難い、大きな室内空間を維持しつつ、複数のゾーンを
構成するという要望を実現することができない、各ゾー
ンの広さを変更することが困難である、というような課
題がある。 【解決手段】そこで本発明では、クリーンルームの室内
空間4を空調能力において異なる複数のゾーンA,Bに
区分する際、夫々のゾーンに対応して天井内空間3と床
下空間7を仕切り9により区分し、夫々のゾーンに対応
する天井内空間と床下空間の区分毎に空調系統を構成す
るクリーンルームにおける空調システムを提案する。
Description
おける空調システムに関するものである。
テムの一例を模式的に示すものであり、この空調システ
ムでは、空調機aからの空調空気は給気ダクトbを通っ
て天井内空間cに流入し、天井dに設けたフィルターe
を通して室内空間fに下向きに流出して空調に供された
後、床gに形成した還気口hから床下空間i内に吸引さ
れ、床下空間iから還気ダクトjを通って空調機aに還
流する。
ステムにおいて、室内空間cを空調能力において複数の
ゾーンA,Bに区分する場合、従来は図7に示すよう
に、天井内空間cから室内空間fを通り床下空間iまで
仕切壁kを設置している。即ち、複数のゾーンA,B
は、天井内空間c、床下空間i、室内空間f及びフィル
ターe等を含めて、夫々独立した構成としており、夫々
の独立したゾーンA,B毎に空調系統を構成している。
は、上述した空調機a、給気ダクトb、還気ダクトj及
びフィルターeを構成要素とするものの他、これらに代
えて、後述するように、室内空間の外側に構成した還気
シャフトと、還気シャフト内に設置した温度調節コイル
と、天井に設けたファン付きフィルターとを構成要素と
するものもある。
調システムでは、次のような課題がある。 a:複数のゾーンは、夫々独立した構成とするため、施
設の簡素化や建設費の低減を計り難い。 b:大きな室内空間を維持しつつ、複数のゾーンを構成
するという要望を実現することができない。 c:各ゾーンの広さを変更することが困難である。 本発明はこのような課題を解決することを目的とするも
のである。
ために本発明では、クリーンルームの室内空間を空調能
力において異なる複数のゾーンに区分する際、夫々のゾ
ーンに対応して天井内空間と床下空間を仕切りにより区
分し、夫々のゾーンに対応する天井内空間と床下空間の
区分毎に空調系統を構成した空調システムを提案する。
井内空間と床下空間の仕切りを移設することにより、複
数のゾーンの広さを可変とすることを提案する。
調機と、天井内空間に接続した給気ダクトと、床下空間
に接続した還気ダクト及び天井に設けたフィルターを構
成要素とする他、室内空間の外側に構成した還気シャフ
トと、還気シャフト内に設置した温度調節コイルと、天
井に設けたファン付きフィルターとを構成要素とするこ
とができる。
おいて、隣接する2つのゾーンの一方側の空調系統の空
調機の還気側に吸気ファンを設けると共に、他方側の空
調系統の空調機の還気側に排気ファンを設けることを提
案する。
おいて、室内空間の各ゾーンに供給される空調空気は、
天井内空間及び床下空間において他のゾーンのものと混
ざらないため、夫々のゾーンに必要とされる空調能力で
空調を行うことができる。
の側の空調系統の空調能力に差がある場合には、空調能
力の高い側の一方側の空調系統に給気し、他方側の空調
系統で排気することにより、一方側のゾーンから他方側
のゾーンに空調空気を流すことができ、 この一方側の
ゾーンの高い空調能力の確保が容易である。
照して説明する。図1は本発明を適用したクリーンルー
ムの第1の実施の形態を示す断面図である。符号1はク
リーンルームの1つの部屋を示すもので、天井2には、
空調空気の通路となる天井内空間3と室内空間4との間
にフィルター5を設けており、床6には、空調空気の通
路となる床下空間7と室内空間4との間に還気口8を設
けている。以上の構成において、上記室内空間4を、空
調能力において異なる2つのゾーンA,Bに区分する場
合には、図に示すように、天井内空間3と床下空間7の
夫々に仕切り9c,9fを設置することにより、天井内
空間3と床下空間7の夫々を、上記ゾーンA,Bに対応
して区分する。即ち、天井内空間3と床下空間7を、夫
々仕切り9c,9fにより、3a,3b;7a,7bに
区分する。そして天井内空間3と床下空間7のこれらの
区分3a,3b;7a,7b毎に空調系統10a,10
bを構成する。この実施の形態における空調系統10
a,10bは、上述した従来のものと同様に、空調機1
1a,11bから天井内空間3の各区分3a,3bに給
気ダクト12a,12bを設けると共に、床下空間7の
各区分7a,7bから空調機11a,11bに還気ダク
ト13a,13bを設けて適宜構成される。尚、空調系
統の他の例は、後述する。
bから給気ダクト12a,12bを通して天井内空間3
の夫々の区分3a,3bに供給された空調空気は、夫々
他の区分のものと混ざることがなく、夫々の区分3a,
3bに対応するフィルター5の部分を通って室内空間4
の夫々のゾーンA,Bに下向きに吹き出し、下降して還
気口8から床下空間7の各区分7a,7b内に吸い込ま
れた後、還気ダクト13a,13bを通って空調機11
a,11bに還流する。このように室内空間4の各ゾー
ンA,Bは仕切りで区分されてはいないが、各ゾーン
A,Bにおける空調空気の吹出側と吸込側は独立してい
るので、室内空間4においては各ゾーンA,Bの空調空
気が部分的には混ざっても、概ね、各ゾーンA,B毎
に、夫々の空調系統10a,10bの空調能力で空調を
行うことができる。換言すると、夫々必要とされる空調
能力で空調を行うことができる複数のゾーンA,Bを、
一つの部屋の室内空間4に仕切壁を設置せずに構成する
ことができる。尚、ここで空調能力とは、空気循環量、
室内温湿度、空気清浄度、空気中ガス成分等に関する能
力である。
ので、この実施の形態では、天井内空間3及び床下空間
7の各仕切り9c,9fを移設可能とした点が、第1の
実施の形態と異なっている。その他の構成は第1の実施
の形態と同様であるので、相当する構成要素には同一の
符号を付して重複する説明は省略する。この実施の形態
では、図2に示すように、仕切り9c,9fを移設する
ことにより、各ゾーンA,Bの広さを変えることができ
る。
ので、この実施の形態では、第1の実施の形態と同様な
構成において、隣接する2つのゾーンA,Bの空調系統
10a,10bの空調能力に差があり、ゾーンAの空調
系統10aの空調能力がゾーンBのものよりも優れてい
る場合に、ゾーンAの空調系統10aの空調機11aの
還気側に吸気ファン14aを設けると共に、ゾーンBの
空調系統10bの空調機11bの還気側に排気ファン1
4bを設けたものである。この構成では、空調能力の高
いゾーンAの空調系統10aに給気すると共に、ゾーン
Bの空調系統10bから排気することにより、ゾーンA
からゾーンBに空調空気を流すことができ、ゾーンAの
高い空調能力の確保が容易である。
すもので、この実施の形態は、空調系統10a,10b
の構成が第1の実施の形態と異なっている。その他の構
成は第1の実施の形態と同様であるので、相当する構成
要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
即ち、この実施の形態では、室内空間4の外側におい
て、天井内空間3a,3bと床下空間7a,7bを連通
させるように還気シャフト15a,15bを設け、この
還気シャフト15a,15b内に温度調節コイル16
a,16bを設置しており、また、天井2に設けるフィ
ルターは、ファン付きフィルター17a,17bであ
る。この実施の形態では、ファン付きフィルター17
a,17bのファンで空気を循環させ、循環路としての
還気シャフト15a,15b内に設けた温度調節コイル
16a,16bで各ゾーンA,Bの温度を調節してい
る。
ので、この実施の形態では、一つの部屋の室内空間4に
構成するゾーンの数を3つ以上(A,B,C,D,E,
…)としている。図5に示すように、それらの各ゾーン
A,B,C,D,E,…の広さは等しくする必要はな
い。また一つの部屋の平面形状も方形状に限られるもの
ではない。尚、この図においても上記第1の実施の形態
と同様な構成要素には、同一の符号を付し、これらに各
ゾーンを示す添字(a,b,c,d,e)を付してい
る。
ような効果がある。 a.夫々必要とされる空調能力で空調を行うことができ
る複数のゾーンを、一つの部屋の室内空間に仕切壁を設
置せずに構成することができる。従って広いクリーンル
ームを構成することができる。 b.施設の簡素化が可能であり、建設費が低減される。 c.複数のゾーンの広さを可変とすることができる。
施の形態を示す模式的断面図である。
施の形態を示す模式的断面図である。
施の形態を示す模式的平面図である。
施の形態を示す模式的断面図である。
施の形態を示す模式的平面図である。
の一例を示す模式的断面図である。
一例を示す模式的断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 クリーンルームの室内空間を空調能力に
おいて異なる複数のゾーンに区分する際、夫々のゾーン
に対応して天井内空間と床下空間を仕切りにより区分
し、夫々のゾーンに対応する天井内空間と床下空間の区
分毎に空調系統を構成することを特徴とするクリーンル
ームにおける空調システム - 【請求項2】 天井内空間と床下空間の仕切りを移設す
ることにより、複数のゾーンの広さを可変とすることを
特徴とする請求項1記載のクリーンルームにおける空調
システム - 【請求項3】 空調系統は、空調機と、天井内空間に接
続した給気ダクトと、床下空間に接続した還気ダクト及
び天井に設けたフィルターを構成要素としたことを特徴
とする請求項1又は2記載のクリーンルームにおける空
調システム - 【請求項4】 隣接する2つのゾーンの、一方側の空調
系統の空調機の還気側に吸気ファンを設けると共に、他
方側の空調系統の空調機の還気側に排気ファンを設けた
ことを特徴とする請求項3記載のクリーンルームにおけ
る空調システム - 【請求項5】 空調系統は、室内空間の外側に構成した
還気シャフトと、還気シャフト内に設置した温度調節コ
イルと、天井に設けたファン付きフィルターとを構成要
素とすることを特徴とする請求項1又は2記載のクリー
ンルームにおける空調システム
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10152579A JPH11344242A (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | クリーンルームにおける空調システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10152579A JPH11344242A (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | クリーンルームにおける空調システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11344242A true JPH11344242A (ja) | 1999-12-14 |
Family
ID=15543560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10152579A Pending JPH11344242A (ja) | 1998-06-02 | 1998-06-02 | クリーンルームにおける空調システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11344242A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009293864A (ja) * | 2008-06-05 | 2009-12-17 | Takenaka Komuten Co Ltd | クリーンルーム |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6346327A (ja) * | 1986-08-13 | 1988-02-27 | Kumagai Gumi Ltd | 可変風量吹出し吸込みユニツトを有するクリ−ンル−ム |
JPS6475833A (en) * | 1987-09-14 | 1989-03-22 | Takenaka Komuten Co | Locally circulated type clean room |
JPH0216937U (ja) * | 1988-07-19 | 1990-02-02 |
-
1998
- 1998-06-02 JP JP10152579A patent/JPH11344242A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6346327A (ja) * | 1986-08-13 | 1988-02-27 | Kumagai Gumi Ltd | 可変風量吹出し吸込みユニツトを有するクリ−ンル−ム |
JPS6475833A (en) * | 1987-09-14 | 1989-03-22 | Takenaka Komuten Co | Locally circulated type clean room |
JPH0216937U (ja) * | 1988-07-19 | 1990-02-02 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009293864A (ja) * | 2008-06-05 | 2009-12-17 | Takenaka Komuten Co Ltd | クリーンルーム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
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A521 | Written amendment |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080707 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080828 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20081117 |