JP2839979B2 - 室内の空調装置 - Google Patents

室内の空調装置

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JP2839979B2
JP2839979B2 JP4014129A JP1412992A JP2839979B2 JP 2839979 B2 JP2839979 B2 JP 2839979B2 JP 4014129 A JP4014129 A JP 4014129A JP 1412992 A JP1412992 A JP 1412992A JP 2839979 B2 JP2839979 B2 JP 2839979B2
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泰宇 番場
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ等、発熱
を伴う装置が多数設置された室内の空調装置に係わり、
特に所定の室温を保持するため、空調空気をフリーアク
セスフロアの下部から室内空間に導いて天井裏へと流通
させるようにした室内の空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の空調システムとしては、パ
ッケージ型の空調装置を配置することが多い。例えば図
2に示すように、コンピュータ室10では、建物自体の
床スラブ2の上方にフリーアクセスフロア3を設けて二
重床に構成するのが一般的であり、コンピュータ等の発
熱を伴う装置をフリーアクセスフロア3上に設置し、床
下空間つまりフリーアクセスフロア3と床スラブ2との
間の空間32には各装置の接続ケーブルなどを引回すこ
とにしている。そして、コンピュータ室10の一部を仕
切壁70で区分けして、当該区画を床下空間32と天井
裏47とに連通させ、ここにパッケージ型の空調装置6
0を設置して機械室702とし、空調空気を床下空間3
2から室内に導いて天井裏47へと流通させるような構
成となっており、フリーアクセスフロア3に多数設けた
吹出口30…から空調空気を吹出させる一方、天井4に
多数設けた掃気口40…から室内の空気を排出して機械
室702に戻すようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらそうした
場合、床下空間32が室内の全域をカバーするオープン
ダクトとして機能しているので、機械室702に近い所
の方が送風に勢いがあり、冷却された空調空気の温度
も、遠い所に比べて送風ロスが少なくて低温を保持でき
る傾向にある。また、床下空間32には接続ケーブルや
フリーアクセスフロア3の支持柱などが配設されている
ので、それらが空調空気の流通の防げになる。このた
め、機械室702から離れた部所では充分な冷却効果を
得ることが難しく、機械室702に近い所と離れた所と
で冷却効率にバラツキを生じやすいという問題があっ
た。また、機械室702のスペース確保のため、並びに
空調装置60の保守管理のための保守スペース確保のた
めに、コンピュータ室10としての室内有効スペースが
削減されてしまうという問題もあった。
【0004】そこで、空調空気の給気チャンバとしての
床下空間32の容積を大きくし、かつ空調装置60も冷
房能力が大きい大型なものにすれば、空調空気容量が増
すので相当の改善が可能ではあるが、機械室702の部
分がより一層大きくなるので、コンピュータ室10とし
て室内の有効スペースがさらに一段と狭くなってしまう
不都合があった。
【0005】また、空調装置60の搬入・搬出路を確保
しておく必要があり、空調装置60が大型化しているこ
ともあって、その搬入・出は容易ではなく、さらに搬入
・搬出路確保のために室内の有効スペースが減ることも
好ましくなかった。
【0006】本発明は前記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、空調空気を室内の全域に対して偏
ることなく充分に供給することができ、しかも室内の有
効スペースを広く確保でき、さらにメンテナンス性にも
優れる室内の空調装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、フリーアクセスフロア下方に室内全面に対応
させて形成した空間を仕切り部材により上下二層に区分
して上層を給気チャンバとし、下層から該給気チャンバ
を介して上記フリーアクセスフロアの吹出口より空調空
気を室内に吹出すとともに、室内の空気を天井面の掃気
口から天井裏へ排出し、この排出された空気を上記室内
の側方に区画形成した通路空間を介して上記天井裏から
上記下層へ導くようにした室内の空調装置であって、上
記下層に上記室内全面に対応させて、上記通路空間から
導かれる空気を各々独立に冷却し送風する独立した空調
機能を備えて上記給気チャンバに開口した送風口から個
別に空調空気を送風する複数の小型の個別空調ユニット
を分散配置したことを特徴とする。
【0008】また上記通路空間を、点検用スペースに兼
用することを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明の作用について述べると、フリーアクセ
スフロア下方の空間が仕切り部材によって上下二層に区
分けされ、上層は給気チャンバとされる。そして、下層
には室内全面に対応させて、空気を独立に冷却し送風す
る独立した空調機能を備えて送風口から給気チャンバに
個別に空調空気を送風する小型の個別空調ユニットが複
数配列され、下層と天井裏とが通路空間により連通され
る。このため、下層の空調ユニットから空調空気がまず
上層に送給されることになり、それら複数の空調ユニッ
トが上層に対して幅広く分散分布しているので、オープ
ンダクトとして機能する上層の全域に対して送風が均一
化し、空調空気を安定供給することができる。また、空
気を独立に冷却し送風する独立した空調機能を備えた個
別空調ユニットから給気チャンバへ空調空気を送風する
ようにしていて、この個別空調ユニット自体においては
空調空気の出口温度(空調ユニットの送風口温度)を安
定的にコントロールすることが可能で、相当の空間容積
を有する室内を空調することを前提として、各個別空調
ユニットそれぞれから吹き出されるこの安定化した吹出
し温度の空調空気によって給気チャンバ内、ひいては室
内の温度分布を均一化するなど、空調対象空間である室
内全体の温度コントロールを精密にかつ的確に行うこと
ができる。また、空調ユニットが下層に複数配列されて
いるので、コンピュータ室内に特別に機械室を形成する
必要もない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、添付図面を参
照して説明する。図1は、本発明による室内の空調装置
の好適な一実施例を示す断面図であり、同図は建築物の
要部を示している。
【0011】この空調装置は基本的には、図2に示した
従来例と同様に空調空気をフリーアクセスフロア3の下
部から室内空間に導いて天井裏47へと流通させるよう
な構成となっており、その室1には、コンピュータ等の
発熱を伴う装置が多数設置され、コンピュータ室とされ
る。
【0012】フリーアクセスフロア3と床スラブ2との
間には、仕切り部材5が設けられており、これにより当
該床下空間を上下二層に区分けするようになっている。
仕切り部材5は、周縁に形成した立上げ縁部50が室1
側に接合されており、上層35がフリーアクセスフロア
3の直下全域に亘る1つの空間となるように構成されて
いる。
【0013】仕切り部材5の下側つまり下層52には、
小型の空調ユニット6が複数設置されている。それらの
空調ユニット6…は適宜に配列されており、各々、送風
口が仕切り部材5を貫通して上層35に臨むようになっ
ている。フリーアクセスフロア3には吹出口30が多数
設けられている。その結果、各空調ユニット6が送風す
る空調空気は、上層35にまず送給され、そのため上層
35はいわば給気チャンバとなり、この給気チャンバと
しての上層35を流通してフリーアクセスフロア3の吹
出口30…から室内に吹出すことになる。
【0014】天井4には掃気口40が多数設けられてお
り、室1内の空気が天井裏47に排出され流通されるよ
うになっている。そして、室1の一部には仕切り壁7が
配設されており、仕切り壁7で区分けした区画は下層5
2と天井裏47とに連通されていて、通路空間72とし
て構成されている。すなわち、空調ユニット6…に戻す
空気を天井4の掃気口40…から吸い込むようにしてお
り、下層52に配列した空調ユニット6…に供給すべき
空気は、室1内から天井裏47,通路空間72を通って
下層52に至る流路を流れる。なお、通路空間72は保
守・修理を行うための点検スペースとしても良く、この
ような構成とすれば、各空調ユニット6…へのアクセス
を、余分なスペースを必要とせずに、効率良く確保する
ことができる。
【0015】このような構成によれば、下層52に配列
した空調ユニット6…から空調空気がまず上層35に送
給されることになり、それら複数の空調ユニット6…は
上層35に対して幅広く分散分布しているので、給気チ
ャンバであってオープンダクトとして機能する上層35
の全域に対して送風が均一化し、空調空気を安定供給す
ることができる。したがって、空調空気を室1内の全域
に対して偏ることなく充分に供給することができる。
【0016】また、上述したように空調空気はチャンバ
として機能する上層35を介して供給されるので、空調
ユニット6としては小型のもので良く、これにより小型
の空調ユニット6を下層52に複数配列して構成してい
るので、従来のように特別に機械室を形成しなくてもよ
い。また、通路空間72は保守・修理の点検スペースを
兼ねるものの空調ユニット6…に空気を導くための空気
流路なのでさほど広いスペースは必要なく、このため室
1内の有効スペースを広くできる。そして、空調ユニッ
ト6…が小型なので、搬入・搬出は容易である。さらに
複数配列した空調ユニット6…が同時に全て故障するこ
とはまずなく、従って故障のために空調システムが全面
的に停止してしまうおそれもなく、運用管理面にも優れ
る。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる室内の空調装置によれば、下層の複数の小型の個別
空調ユニットから空調空気がまず上層に送給されること
になり、それら複数の小型空調ユニットが上層に対して
分散分布することとなるので、上層の全域に対して送風
が均一化し、空調空気を安定供給することができ、この
ため空調空気を室内の全域に対して偏ることなく充分に
供給することができる。また、空気を独立に冷却し送風
する独立した空調機能を備えた個別空調ユニットから給
気チャンバへ空調空気を送風するようにしていて、この
個別空調ユニット自体においては空調空気の出口温度
(空調ユニットの送風口温度)を安定的にコントロール
することが可能であり、相当の空間容積を有する室内を
空調することを前提として、各個別空調ユニットそれぞ
れから吹き出されるこの安定化した吹出し温度の空調空
気によって給気チャンバ内、ひいては室内の温度分布を
均一化するなど、空調対象空間である室内全体の温度コ
ントロールを精密にかつ的確に行うことができる。これ
により、室内位置による冷却効率のバラツキを防止する
ことができる。そして、小型空調ユニットが下層に複数
配列されているので、コンピュータ室内に特別に機械室
を形成しなくてよく、室内の有効スペースを広く確保で
き、またメンテナンス性にも有利である。また、通路空
間は保守・修理を行うための点検スペースとしても良
く、このような構成とすれば、各空調ユニットへのアク
セスを、余分なスペースを必要とせずに、効率良く確保
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】従来の空調装置を例示した断面図である。
【符号の説明】
1 コンピュータ室 2 床スラブ 3 フリーアクセスフロア 4 天井 5 仕切り部材 6 空調ユニット 7 仕切り壁 30 吹出口 35 上層 40 掃気口 47 天井裏 50 立上げ縁部 52 下層 72 通路空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−281151(JP,A) 特開 平3−186123(JP,A) 実開 平1−106828(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F24F 13/068

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フリーアクセスフロア下方に室内全面に
    対応させて形成した空間を仕切り部材により上下二層に
    区分して上層を給気チャンバとし、下層から該給気チャ
    ンバを介して上記フリーアクセスフロアの吹出口より空
    調空気を室内に吹出すとともに、室内の空気を天井面の
    掃気口から天井裏へ排出し、この排出された空気を上記
    室内の側方に区画形成した通路空間を介して上記天井裏
    から上記下層へ導くようにした室内の空調装置であっ
    て、 上記下層に上記室内全面に対応させて、上記通路空間か
    ら導かれる空気を各々独立に冷却し送風する独立した空
    調機能を備えて上記給気チャンバに開口した送風口から
    個別に空調空気を送風する複数の小型の個別空調ユニッ
    トを分散配置したことを特徴とする室内の空調装置。
  2. 【請求項2】 上記通路空間を、点検用スペースに兼用
    することを特徴とする請求項1に記載の室内の空調装
    置。
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