JPH11148710A - 二重床埋設型空調システム - Google Patents

二重床埋設型空調システム

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JPH11148710A
JPH11148710A JP9314731A JP31473197A JPH11148710A JP H11148710 A JPH11148710 A JP H11148710A JP 9314731 A JP9314731 A JP 9314731A JP 31473197 A JP31473197 A JP 31473197A JP H11148710 A JPH11148710 A JP H11148710A
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JP
Japan
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floor
air
double
conditioning system
air conditioner
Prior art date
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Application number
JP9314731A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Wakabayashi
敏彦 若林
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電算室内を均等に冷却するとともに空調設備
のための電算室内の床上スペースを不要とする二重床埋
設型空調システムを提供する。 【解決手段】 電算室内の床面4と、その床面4の上方
のフリーアクセスフロア1とにより形成された二重床の
内部に小型空調装置12を分散配置する。各小型空調装
置12は、吸込口13より吸い込んだ空気を熱交換する
ことによって冷却し、フリーアクセスフロア1の吹出し
用パネル10の通風口に対向した位置に配した吹出し口
から吹き出すことによって電算室内を冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二重床構造を持つ
室内に設置する空調システム、特に電算室内を均等に冷
却するための空調設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から電算室には、コンピュータなど
各機器からの放熱による室温上昇を抑えるために空調装
置が設置されている。図3は従来の電算室用空調装置を
使用した電算室内を床上から見たときの概略的な構成図
であり、図4はこの電算室内の二重床の内部を示した概
略構成図である。電算室のほとんどは、これらの図のよ
うに二重床構造を採用しており、各機器はフリーアクセ
スフロア1の上に設置されることになる。フリーアクセ
スフロア1は、四隅を支持脚2で固定されたパネル3を
敷設することによって電算室の実際の床面4から例えば
十数センチ程度の高さの位置に形成される。空調装置5
は、電算室内の床面4の上の壁際に設置される。そし
て、各機器を接続するケーブル6を電算室の実際の床面
4とフリーアクセスフロア1との間を通して配線してい
る。空調装置5には、その上面に吸込口7と、冷媒を取
り込むための冷媒配管8と、床面4とフリーアクセスフ
ロア1との間を空調ダクトとして利用した吹出し口9と
が設けられている。また、フリーアクセスフロア1に
は、通風口を有する吹出し用パネル10が所々に設けら
れている。
【0003】次に、空調装置5による電算室内の冷却方
法について説明すると、空調装置5は、吸込口7より吸
い込んだ空気を冷媒配管8から送られてくる冷媒と熱交
換することによって冷却し、吹出し口9から吹き出す。
この吹出し口9から吹き出した冷風11は、床面4とフ
リーアクセスフロア1とにより形成された空調ダクトの
中を通って吹出し用パネル10の通風口から電算室内に
送り出される。このようにして、電算室内を冷却してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、空調装置から遠のくに連れてフリーアクセス
フロアの通風口から吹き出される冷風の風量は少なくな
るため、空調装置から遠い電算機周辺の温度の上昇を効
果的に下げることができなかった。また、フリーアクセ
スフロアの下に配線されているケーブルによって冷風の
通過を妨げていたため、フリーアクセスフロアの吹出し
口から吹き出される冷風の風量は、空調装置からの遠近
によって更にその差が大きくなっていた。
【0005】また、空調装置は、フリーアクセスフロア
より上に現れた状態で電算室内に1台乃至複数台設置さ
れているため、空調設備のために電算室内のスペースを
ある程度占有していた。
【0006】本発明は以上のような問題を解決するため
になされたものであり、その目的は、電算室内を均等に
冷却するとともに空調設備のための電算室内の床上スペ
ースを不要とする二重床埋設型空調システムを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上のような目的を達成
するために、第1の発明に係る二重床埋設型空調システ
ムは、室内の床面と、その床面の上方に設置された第2
の床面とによる二重床構造を持つ室内に設置する空調シ
ステムにおいて、小型空調装置を二重床内部に分散配置
したものである。
【0008】第2の発明に係る二重床埋設型空調システ
ムは、第1の発明において、前記第2の床面に設けられ
ている吹出し口と前記小型空調装置の吹出し口とを対向
させたものである。
【0009】第3の発明に係る二重床埋設型空調システ
ムは、第1の発明において、前記小型空調装置個々の温
度調節を可能としたものである。
【0010】第4の発明に係る二重床埋設型空調システ
ムは、第1の発明において、前記小型空調装置の厚みを
二重床の高さとしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。なお、従来例と同
じ構成要素には同じ符号を付ける。
【0012】図1は、本発明に係る二重床埋設型空調シ
ステムの一実施の形態を示した概略構成図である。本実
施の形態における電算室は、従来例と同様に電算室内の
床面4と、その床面4の上方に設置された第2の床面と
してのフリーアクセスフロア1とによる二重床構造を持
つが、本実施の形態においては、この二重床の内部に小
型空調装置12を設置している。各小型空調装置12
は、通風口を有する吹出し用パネル10の位置に対応さ
せて配置されている。各小型空調装置12は、通常の空
調装置と同様の機能及び設備を有しており、その側面に
吸込口13と、冷媒を取り込むための冷媒配管14と、
図1には示されていないが吹出し用パネル10の通風口
に対向する面に吹出し口とを具備している。
【0013】図2は、図1に示した空調装置12の内部
の概略構成図である。空調装置12は、吸込口13より
吸い込んだ空気を冷媒配管14から送られてくる冷媒と
熱交換する熱交換器15と、加湿器用給水タンク16か
らの水により送り出す空気を加湿する加湿器17と、加
湿された空気(冷風)11を送り出す送風機18とを有
している。
【0014】本実施の形態において特徴的なことは、大
型の空調装置を用いるのではなく二重床の内部に埋め込
むことができる程度に小さい空調装置12を二重床内部
に分散配置したことである。これにより、各通風口から
吹き出される風量のばらつきはなくなり、電算室内を均
等に冷却することができる。また、二重床内部への埋込
み型なので空調設備が電算室の床面スペースを占有する
ことはない。
【0015】次に、本実施の形態における電算室内の冷
却方法について説明すると、空調装置12は、吸込口1
3より吸い込んだ空気を冷媒配管14から送られてくる
冷媒と熱交換することによって冷却し、吹出し口から吹
き出す。この吹出し口から吹き出した冷風は、フリーア
クセスフロア1の通風口から電算室内に直接送り出され
る。このようにして、電算室内を冷却している。
【0016】本実施の形態によれば、1台の空調装置1
2を小型にすることによって各空調装置12が送り出す
風量は、大型のと比較して小さくなるが、各空調装置1
2が吹き出す冷風を通風口から電算室内に直接吹き出す
ため電算室内に送り出される風量は、結果的には従来例
と比較して小さくなるとは限らない。特に、壁際に設置
した従来の空調装置は、その設置位置から遠のくに連れ
て通風口から吹き出される冷風の風量は小さくなるが、
本実施の形態では、どの通風口からでも均等な風量を送
り出すことができる。その一方で、電算室内の熱源とな
る各機器の配置によっては、電算室内における放熱分布
がばらつくこともあり得るが、本実施の形態では、空調
装置12個々の温度調節を可能とすることにより、機器
が密集している周辺に配置した空調装置12の風量を大
きくすることによって電算室内の温度分布を均等にする
ことができる。
【0017】なお、本実施の形態では、吹出し用パネル
10の通風口に対応させて空調装置12を設置している
が、全ての通風口に対応させる必要はなく、機器の台数
や電算室の大きさ等に応じて適当な台数を設置すればよ
い。
【0018】また、フリーアクセスフロア1の通風口と
空調装置12の吹出し口とを対向させるようにしたの
で、電算室内への冷風の吹出し効率を最大限にすること
ができる。また、二重床内部のケーブルによって冷風の
通過が妨げられない。しかし、通風口と吹出し口とを必
ずしも対向させる必要はなく、二重床内部に複数台の空
調装置12を分散配置することだけでも電算室内の温度
分布を均等にするという効果を奏することができる。
【0019】また、図1に示したように空調装置12の
高さ(厚み)を二重床の高さに合致させることによって
空調装置の筐体に支持脚の役目を持たせることもでき
る。すなわち、空調装置12を設置した場所にはパネル
を支持する支持脚は不要となる。
【0020】また、上記実施の形態では、電算室に配設
した例で説明したが、電算室に限られたものではなく他
の目的で使用する室に配設してもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、二重床内部に小型空調
装置を分散配置することによって室内の温度を均等にす
ることができる。また、室内の床面スペースを空調設備
が占有することはない。
【0022】また、第2の床面に設けられている吹出し
口と前記小型空調装置の吹出し口とを対向させることに
よって室内への吹出し効率を最大限にすることができ
る。
【0023】また、空調装置個々の温度調節を可能とす
ることにより、室内温度をより確実に均等にすることが
できる。例えば、熱源となる機器が密集して室内に設置
されている場合、その密集している周辺に配置した空調
装置の風量を大きくすることによって室内の温度分布を
均等にすることができる。
【0024】また、小型空調装置の厚みを二重床の高さ
とすることによって小型空調装置の設置場所には第2の
床面を形成するパネルを支持する支持脚は不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る二重床埋設型空調システムの一
実施の形態を示した概略構成図である。
【図2】 図1に示した空調装置の内部の概略構成図で
ある。
【図3】 従来の電算室用空調装置を使用した電算室内
を床上から見たときの概略的な構成図である。
【図4】 従来の電算室用空調装置を使用した電算室内
の二重床の内部を示した概略構成図である。
【符号の説明】
1 フリーアクセスフロア、4 床面、10 吹出し用
パネル、12 (小型)空調装置、13 吸込口、14
冷媒配管、15 熱交換器、16 加湿器用給水タン
ク、17 加湿器、18 送風機。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の床面と、その床面の上方に設置さ
    れた第2の床面とによる二重床構造を持つ室内に設置す
    る空調システムにおいて、 小型空調装置を二重床内部に分散配置したことを特徴と
    する二重床埋設型空調システム。
  2. 【請求項2】 前記第2の床面に設けられている吹出し
    口と前記小型空調装置の吹出し口とを対向させたことを
    特徴とする請求項1記載の二重床埋設型空調システム。
  3. 【請求項3】 前記小型空調装置個々の温度調節を可能
    としたことを特徴とする請求項1記載の二重床埋設型空
    調システム。
  4. 【請求項4】 前記小型空調装置の厚みを二重床の高さ
    とすることを特徴とする請求項1記載の二重床埋設型空
    調システム。
JP9314731A 1997-11-17 1997-11-17 二重床埋設型空調システム Pending JPH11148710A (ja)

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