JP2530731Y2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP2530731Y2
JP2530731Y2 JP1990111123U JP11112390U JP2530731Y2 JP 2530731 Y2 JP2530731 Y2 JP 2530731Y2 JP 1990111123 U JP1990111123 U JP 1990111123U JP 11112390 U JP11112390 U JP 11112390U JP 2530731 Y2 JP2530731 Y2 JP 2530731Y2
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air
ceiling
floor
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heating
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久隆 金田
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Obayashi Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、室内に暖房風および冷房風等の調和空気を
供給するための空気調和装置に関する。
《従来の技術》 従来、ビルディングに備えられる空気調和装置は一般
に天井に吹出口が形成され、空気調和設備から送給され
る調和空気がこの吹出口から室内に供給されるようにな
っているが、近年では、例えば特公平1-45534号公報に
開示されるように、床に吹出口を設けるようにしたもの
が提案されている。
また、これ以外にも調和空気の吹出口が床に設けられ
るものとしては、空気調和・衛生工学便覧2巻;第638
頁に開示されるように、中形および大形の電子計算機が
設置される室をフリーアクセスフロア(上げ床構造)と
し、この上げ床内を送風ダクトとして床から調和空気を
吹き出すようにしたものが知られている。
このように床から調和空気を供給することにより、天
井から供給されるようになった従前の空気調和装置に比
べて、床面近傍の空気調和を効率良く行うことができ
る。
《考案が解決しようとする課題》 しかしながら、かかる従来の空気調和装置にあって
は、調和空気の吹出口が床に設けられたタイプでは、調
和空気が冷房風である場合に冷気が床近傍に停滞して過
剰に冷房されてしまう。
一方、従前のように前記吹出口が天井に設けられたタ
イプでは、調和空気が暖房風である場合に暖気が天井近
傍に停滞して暖房効率が悪化されてしまうという課題が
あった。
そこで、本考案はかかる従来の課題に鑑みて、暖房風
および冷房風を効率良く室に供給することができる空気
調和装置を提供することを目的とする。
《課題を解決するための手段》 かかる目的を達成するために本考案にかかる空気調和
装置は、暖房風吹出口を床板に形成すると共に、冷房風
吹出口を天井板に形成し、空気調和設備から前記床板と
床スラブとの間の床下チャンバに暖房風を供給する複数
の暖房用空調端末ユニット、および前記空気調和設備か
ら前記天井板と床スラブとの間の天井チャンバに冷房風
を供給する複数の冷房用空調端末ユニットを前記床下チ
ャンバまたは天井チャンバ内にて水平方向に並設するこ
とによりると共に、冷房風吹出口を天井に設けることに
より構成する。
また、かかる空気調和装置にあって、暖房空気の排気
口を天井に設けると共に、冷房空気の排気口を床に設け
ることが望ましい。
《作用》 以上の構成により本考案にかかる空気調和装置にあっ
ては、暖房風吹出口が床に設けられることにより、空気
調和設備から送給される調和空気が暖房風である場合に
この床の吹出口から暖房風が吹き出されることになる
が、比重の小さなこの暖房風は床から天井に向かって上
昇し、室全体を効率良く暖房することができる。
一方、冷房風吹出口が天井に設けられることにより、
前記調和空気が冷房風である場合に、この天井の吹出口
から冷房風が吹き出されるが、冷房風は比重が大きいた
め天井から床に向かって下降し、室全体を効率良く冷房
することができる。
また、かかる空気調和装置にあって、暖房空気の排気
口を天井に設けると共に、冷房空気の排気口を床に設け
ることにより、床に設けられた吹出口から吹き出された
暖房風を天井の排気口から排気することができ、つま
り、この暖房風を床から天井に向かって積極的に循環で
き、暖房効果を更に向上できる。
一方、天井に設けられた吹出口から吹き出された冷房
風が床の排気口から排気されることにより、この場合
は、天井から床に向かう冷房風の循環を積極的に行うこ
とができるため、冷房効果の更なる向上を図ることがで
きる。そして、かかる空気調和装置にあっては、複数の
暖冷房空調端末ユニットをチャンバ内にて水平方向に並
設したので、床下チャンバまたは天井チャンバ内の水平
方向における温度差を低減することができる。したがっ
て、暖冷房吹出口から室全体に吹き出される空調空気を
吹出口の位置に拘わらず、均一化することができ、もっ
て、室全体の効率的な暖冷房を行うことができる。
《実施例》 以下、本考案の実施例を図に基づいて詳細に説明す
る。
即ち、第1図は本考案の一実施例を示す空気調和装置
10を概略的に示す全体構成図で、閉空間として構成され
る室12の天井14は、天井本体14aと天井板14bとによって
二重構造とされ、これら天井本体14aと天井板14bとの間
に天井チャンバ16が形成される。
また、前記室12の床18も前記天井14と同様に、床本体
18aと床板18bとによって二重構造とされ、これら床本体
18aと床板18bとによって床チャンバ20が形成される。
前記天井チャンバ16および前記床チャンバ20にはそれ
ぞれ複数の空調端末ユニット22,24が設けられ、これら
空調端末ユニット22,24は冷媒配管26および28を介し
て、屋上等に設けられた屋外ユニット30に接続されてい
る。
前記天井チャンバ16に設けられた空調端末ユニット22
にはエバポレータが収納されて、専ら冷房風の吹出しに
用いられ、かつ、前記床チャンバ20に設けられた空調端
末ユニット24にはコンデンサが収納されて、専ら暖房風
の吹出しに用いられる。
また、前記天井板14bには天井チャンバ16に連通され
る複数の冷房風吹出口32が形成されると共に、前記床板
18bには床チャンバ20に連通される複数の暖房風吹出口3
4が形成される。
そして、冷房用の空調端末ユニット22の稼働時に、前
記冷房風吹出口32から室12内に冷房風が供給されると共
に、暖房用の空調端末ユニット24の稼働時に、前記暖房
風吹出口34から室12内に暖房風が供給されるようになっ
ている。
更に、前記室12の隔壁36には、前記天井チャンバ16お
よび前記床チャンバ20にそれぞれ連通される排気口38お
よび40が形成され、これら各排気口38,40は弁装置42お
よび44を介して開閉可能となっている。
尚、前記空調端末ユニット22,24および前記弁装置42,
44の作動は、室12内温度が入力されるコントローラ46か
ら出力される制御信号により集中管理される。
以上の構成により本実施例の空気調和装置10にあって
は、室12を暖房するには、床チャンバ20に設けられた空
調端末ユニット24を稼働して、床板18bに形成された吹
出口34から室12に暖房風を供給する。
このとき、前記床チャンバ20の排気口40は弁装置44に
より閉止されていると共に、天井チャンバ16の排気口38
は開放された状態となっている。
従って、前記吹出口34から室12内に吹き出された比重
の小さな暖房風は上昇し、そして、室12内を暖房した
後、天井板14bの吹出口32および天井チャンバ16を通っ
て排気口38から外方に排出される。
一方、室12を冷房するには、天井チャンバ16に設けら
れた空調端末ユニット22を稼働し、天井板14bの吹出口3
2から室12に冷房風を供給する。
このとき、天井チャンバ16の排気口38は弁装置42によ
り閉止されると共に、床チャンバ20の排気口40は開放さ
れる。
従って、前記吹出口32から室12内に吹き出された比重
の大きな冷房風は下降し、そして、室12内を冷房した
後、床板18bの吹出口34および床チャンバ20を通って排
気口38から外方に排出される。
このように、本実施例では暖房時には床板18bの吹出
口34から暖房風が吹き出されることにより、比重の小さ
な暖房風は床18から天井16に向かって上昇し、室12全体
を効率良く暖房することができる。
一方、冷房時には天井板14bの吹出口32から冷房風が
吹き出されることにより、比重の大きな冷房風は天井16
から床18に向かって下降し、室12全体を効率よく冷房す
ることができる。
ところで、本実施例の空気調和装置10にあって、暖房
空気の排気口38を天井14に設けたことにより、上昇され
る暖房風は床18から天井14に向かって更に積極的に循環
されることになり、室12内の暖房効果を著しく向上でき
る。
また、冷房風の排気口40を床18に設けたことにより、
下降される冷房風は天井14から床18に向かって更に積極
的に循環されることになり、室12内の冷房効果の更なる
向上を図ることができる。
尚、以上述べた本実施例の空気調和装置10にあって
は、天井チャンバ16および床チャンバ20に空調端末ユニ
ット22および24を設けて、これら空調端末ユニット22,2
4から冷房風および暖房風を各チャンバ16,20内に吹き出
すようにしたものを開示したが、これに限ることなく前
記天井チャンバ16および前記床チャンバ20に、エアハン
ドリングユニットから直接に冷房風および暖房風を吹き
込むようにすることもできる。
《考案の効果》 以上説明したように本考案の請求項1に示す空気調和
装置にあっては、暖房風吹出口を床板に形成すると共
に、冷房風吹出口を天井板に形成し、空気調和設備から
前記床板と床スラブとの間の床下チャンバに暖房風を供
給する複数の暖房用空調端末ユニット、および前記空気
調和設備から前記天井板と床スラブとの間の天井チャン
バに冷房風を供給する複数の冷房用空調端末ユニットを
前記床下チャンバまたは天井チャンバ内にて水平方向に
並設することによりたので、空気調和設備から送給され
る調和空気が暖房風である場合に、比重の小さなこの暖
房風は床から天井に向かって上昇されることになり、室
全体を効率良く暖房することができる。
一方、前記調和空気が冷房風である場合に、比重の大
きなこの冷房風は天井から床に向かって下降されること
になり、冷房の場合にあっても室全体の効率をそして、
かかる空気調和装置にあっては、複数の暖冷房空調端末
ユニットをチャンバ内にて水平方向に並設したので、床
下チャンバまたは天井チャンバ内の水平方向における温
度差を低減することができる。したがって、暖冷房吹出
口から室全体に吹き出される空調空気を吹出口の位置に
拘わらず、均一化することができるので、暖房風が床か
ら天井に向かって上昇され、冷房風が天井から床に向か
って下降されることと相俟って、室全体をさらに効率よ
く暖冷房することができる。
また、本考案の請求項2にあっては、暖房空気の排気
口を天井に設けると共に、冷房空気の排気口を床に設け
たので、暖房および冷房のいずれの場合にあっても、室
内において暖房風および冷房風をそれぞれ積極的に循環
することができるため、暖房および冷房効果の更なる向
上を図ることができるという各種優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる空気調和装置の一実施例を概略
的に示す全体構成図である。 10……空気調和装置、12……室 14……天井、16……天井チャンバ 18……床、20……床チャンバ 22,24……空調端末ユニット 30……屋外ユニット、32……冷房風吹出口 34……暖房風吹出口、38……暖房排気口 40……冷房排気口

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】暖房風吹出口を床板に形成すると共に、冷
    房風吹出口を天井板に形成し、空気調和設備から前記床
    板と床スラブとの間の床下チャンバに暖房風を供給する
    複数の暖房用空調端末ユニット、および前記空気調和設
    備から前記天井板と床スラブとの間の天井チャンバに冷
    房風を供給する複数の冷房用空調端末ユニットを前記床
    下チャンバまたは天井チャンバ内にて水平方向に並設し
    たことを特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】暖房空気の排気口を天井に設けると共に、
    冷房空気の排気口を床に設けたことを特徴とする請求項
    1に記載の空気調和装置。
JP1990111123U 1990-10-25 1990-10-25 空気調和装置 Expired - Lifetime JP2530731Y2 (ja)

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