JP2009293864A - クリーンルーム - Google Patents

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Abstract

【課題】ケミカル汚染物質による悪影響を、物流を阻害することなく低コストで排除することができる、クリーンルームを提供することを課題とする。
【解決手段】ケミカル汚染物質を発生し得る製造装置5が配置される第1製造スペース3と、製造装置5が配置されない第2製造スペース4を設定し、天井スペース3a、4aの相互間及び床下スペース3b、4bの相互間に区画壁10、11を設ける。天井スペース3a、第1製造スペース3、及び床下スペース3bを還流する気流を形成するFFU30と、天井スペース4a、第2製造スペース4、及び床下スペース4bを還流する気流を形成するFFU31と、第2製造スペース4から境界7を経て第1製造スペース3に至る気流を形成する外調機32と、排気ファン33aと、第1製造スペース3の空気からケミカル汚染物質を除去して当該第1製造スペース3に還流させるケミカル汚染物質除去循環空調機34を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体製造工場の如き製造施設において清浄度の高い清浄空間を得るためのクリーンルームに関する。
半導体製造工場の如き生産施設に構築されるクリーンルームにおいては、製品歩留りを高めるため、各種の汚染物質を除去することが課題になる。このように除去すべき汚染物質には、主として、1)工場周辺の大気中の汚染物質、2)クリーンルームの構成材料から放出される汚染物質、及び、3)製造装置から放出されるガス状の化学汚染物質(無機物質又は有機物質であり、例えば有機溶剤が揮発してガス化した物質。以下「ケミカル汚染物質」と称する)がある。このうち、工場周辺の大気中の汚染物質は、工場に空気を取り入れるための外調機に工夫を施すことで除去可能であり、クリーンルームの構成材料から放出される汚染物質は、塗料や接着剤の如きアウトガスを低減した材料を構成材料として選定することで除去可能である。
しかしながら、ケミカル汚染物質については、高度なレベルで除去することが困難であった。すなわち、クリーンルームにおいては、製造装置から排出されるケミカル汚染物質を、当該製造装置の筐体に接続した排気ダクトを介して製造スペースの外部に排出しているが、ケミカル汚染物質は分子レベルの微小な物質であることから、これを完全に排出することは困難で、微量なケミカル汚染物質が製造スペース内に漏洩してしまう可能性があった。このように漏洩したケミカル汚染物質は、例えば成膜装置や露光装置に至り、製品不良を生じさせて歩留りを低下させる可能性があった。
そこで、従来、このようなケミカル汚染物質への対策として、1)ケミカルフィルタ用いた汚染物質の除去を行う方法と、2)製造スペースを区画する方法が提案されていた。
ケミカルフィルタ用いた方法では、ケミカルフィルタを備えたケミカル汚染物質除去循環空調機を設置していた。そして、製造スペースから取得した空気を、ケミカルフィルタを通過させることでケミカル汚染物質を除去した上で、製造スペースに還流させていた。
一方、製造スペースを区画する方法では、ケミカル汚染物質の発生源になる製造装置の設置スペースと、ケミカル汚染物質による汚染の影響を受ける製造装置の設置スペースとを、相互に分離していた(例えば特許文献1)。具体的には、図7に示すように、クリーンルーム100の製造スペースを区画壁101にて設置スペース102と設置スペース103に区画し、設置スペース102にはケミカル汚染物質の発生源になり得る製造装置104を配置すると共に、設置スペース103にはケミカル汚染物質の発生源にならない製造装置105を配置して、当該設置スペース102から設置スペース103にケミカル汚染物質が流入することを防止していた。
特開2004−108630号公報
しかしながら、ケミカルフィルタを用いた方法では、製造スペースの全域の空気をケミカルフィルタにて清浄化する必要があり、多数の循環空調機を設置したり、大型の循環空調機を設置する必要があり、クリーンルームの設置コストを増加させる一因となっていた。また、ケミカルフィルタは、ケミカル汚染物質が付着することで吸着能力が飽和した場合には交換する必要があり、このケミカルフィルタの交換作業のために定期的に空調設備を停止させる必要がある等、ケミカルフィルの維持管理のためにコストや手間を要していた。
一方、図7に示すように製造スペース100を区画する方法では、製造スペース100の内部における物流を阻害するという問題があった。すなわち、近年の製造施設では、複数の製造装置間において部品や製品を自動搬送することが多いため、製造スペース100の内部空間を区画壁101にて区画した場合には、この区画壁101が障害になって自動搬送設備を設置できない等、物流をスムーズに行うことができないという問題があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、ケミカル汚染物質による悪影響を、物流を阻害することなく低コストで排除することができる、クリーンルームを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の本発明は、製造装置が配置される製造スペースに、ケミカル汚染物質を発生し得る製造装置が配置される第1製造スペースと、前記製造装置が配置されない第2製造スペースを設定し、前記第1製造スペースの天井スペースと前記第2製造スペースの天井スペースの相互間、及び前記第1製造スペースの床下スペースと前記第2製造スペースの床下スペースの相互間に、空気の流通を防止するための区画壁を設け、前記第1製造スペースの天井スペース、当該第1製造スペース、及び当該第1製造スペースの床下スペースを順次介して、当該第1製造スペースの天井スペースに循環する気流を形成する第1循環空調機と、前記第2製造スペースの天井スペース、当該第2製造スペース、及び当該第2製造スペースの床下スペースを順次介して、当該第2製造スペースの天井スペースに循環する気流を形成する第2循環空調機と、前記第2製造スペースに外気を導入することにより、当該第2製造スペースから、当該第2製造スペースと前記第1製造スペースとの境界を経て、当該第1製造スペースに至る気流を形成する外調機と、前記第1製造スペースの空気の一部を、当該第1製造スペースの外部に排気する排気ファンと、前記ケミカル汚染物質を除去するケミカルフィルタを有するもので、前記第1製造スペースの空気のうち、前記排気ファンにて排気された空気を除く空気の少なくとも一部の空気を、前記ケミカルフィルタを介して当該第1製造スペースに還流させるケミカル汚染物質除去循環空調機とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の本発明は、製造装置が配置される製造スペースに、ケミカル汚染物質を発生し得る製造装置が配置される第1製造スペースと、前記製造装置が配置されない第2製造スペースを設定し、前記第1製造スペースの天井スペースと前記第2製造スペースの天井スペースの相互間に、空気の流通を防止するための区画壁を設け、前記第1製造スペースの天井スペースと当該第1製造スペースを順次介して、当該第1製造スペースの天井スペースに循環する気流を形成する第1循環空調機と、前記第2製造スペースの天井スペースと当該第2製造スペースを順次介して、当該第2製造スペースの天井スペースに循環する気流を形成する第2循環空調機と、前記第2製造スペースに外気を導入することにより、当該第2製造スペースから、当該第2製造スペースと前記第1製造スペースとの境界を経て、当該第1製造スペースに至る気流を形成する外調機と、前記第1製造スペースの空気の一部を、当該第1製造スペースの外部に排気する排気ファンと、前記ケミカル汚染物質を除去するケミカルフィルタを有するもので、前記第1製造スペースの空気のうち、前記排気ファンにて排気された空気を除く空気の少なくとも一部の空気を、前記ケミカルフィルタを介して当該第1製造スペースに還流させるケミカル汚染物質除去循環空調機とを備えることを特徴とする。
請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の本発明において、前記ケミカル汚染物質除去循環空調機に、前記ケミカルフィルタにて吸着された前記ケミカル汚染物質を当該ケミカルフィルタから除去するためのフィルタ再生機構を設けたことを特徴とする。
請求項1に記載の本発明によれば、第1製造スペースの製造装置から発生したケミカル汚染物質が第2製造スペースへ流入することを防止できるので、第1製造スペースにおけるケミカル汚染物質の悪影響を排除して、第2製造スペースの製造装置における歩留りを向上させることができる。特に、第1製造スペースと第2製造スペースとを相互に区画壁等にて区画する必要がないので、製造スペースの内部における物流を阻害することなく、製造効率の向上に寄与することができる。さらに、ケミカル汚染物質除去循環空調機には製造スペースの空気の一部のみを通過させればよいので、従来のように製造スペースの空気の全量を通過させる場合に比べて、ケミカル汚染物質除去循環空調機の設置数や処理能力を低減することができ、製造施設の設置コストを低減することができる。また同時に、製造スペースの空気の全量を入れ替える必要がなくなるため、空調負荷についても従来より軽減でき、製造施設のランニングコストを低減することができる。
請求項2に記載の本発明によれば、床下スペースを省略した簡易的なクリーンルームにおいても、第1製造スペースの製造装置から発生したケミカル汚染物質が第2製造スペースへ流入することを防止できるので、第1製造スペースにおけるケミカル汚染物質の悪影響を排除して、第2製造スペースの製造装置における歩留りを向上させることができる。特に、第1製造スペースと第2製造スペースとを相互に区画壁等にて区画する必要がないので、製造スペースの内部における物流を阻害することなく、製造効率の向上に寄与することができる。さらに、ケミカル汚染物質除去循環空調機には製造スペースの空気の一部のみを通過させればよいので、従来のように製造スペースの空気の全量を通過させる場合に比べて、ケミカル汚染物質除去循環空調機の設置数や処理能力を低減することができ、製造施設の設置コストを低減することができる。また同時に、製造スペースの空気の全量を入れ替える必要がなくなるため、空調負荷についても従来より軽減でき、製造施設のランニングコストを低減することができる。
請求項3に記載の本発明によれば、ケミカル汚染物質をフィルタから除去することで、ケミカルフィルタの清浄性能を再生できるので、ケミカルフィルタの交換頻度を低減したり、ケミカルフィルタの交換を不要とすることができ、ケミカルフィルタの維持管理のコストや手間を低減できると共に、ケミカルフィルタの交換作業のために製造スペース内での生産を停止する等の必要がなくなる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るクリーンルームの各実施の形態を詳細に説明する。ただし、各実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔実施の形態1〕
最初に、実施の形態1について説明する。図1は、本実施の形態1に係るクリーンルームの全体構成を示す側面図である。半導体や医薬品の製造工場の建屋1の内部に、クリーンルーム2が配置されている。このクリーンルーム2は、高い清浄度が要求される各種の製造装置が設置されるスペース(以下「製造スペース」)を備える。この製造スペースとしては、第1製造スペース3と第2製造スペース4が設定されている。これら第1製造スペース3と第2製造スペース4は、例えばクラス10から10000の清浄度の領域であり、第1製造スペース3には、ケミカル汚染物質を発生し得る製造装置5が配置され、第2製造スペース4には、ケミカル汚染物質を発生しない製造装置6が配置される。図1には、これら第1製造スペース3と第2製造スペース4の概念上の境界7を説明の便宜上示しているが、この境界7には固定的な間仕切り壁は形成されておらず、この境界7を跨ぐように各種のベルトコンベアや搬送用ロボットの如き自動搬送設備を設けること等が可能となっており、人や物が第1製造スペース3と第2製造スペース4をスムーズに往来することが可能となっている。
一方、第1製造スペース3の天井チャンバ3aと第2製造スペース4の天井チャンバ4aの相互間には、区画壁10が形成されている。また、第1製造スペース3の床下チャンバ3bと第2製造スペース4の床下チャンバ4bの相互間には、区画壁11が形成されている。これら区画壁10、11は、天井チャンバ3aと天井チャンバ4aの相互間の通気や、床下チャンバ3bと床下チャンバ4bの相互間の通気を遮断するためのもので、これら天井チャンバ3a、4aや床下チャンバ3b、4bの高さ方向及び横幅方向の全域に渡って形成されている。この区画壁10、11の具体的構成は、既知のクリーンルーム2用の技術を適用でき、アウトガス発生の少ない構成材にて構成されることが好ましい。なお、天井チャンバ3aと天井チャンバ4aは、特許請求の範囲における天井スペースに対応し、床下チャンバ3bと床下チャンバ4bは、特許請求の範囲における床下スペースに対応する。
第1製造スペース3の天井チャンバ3a及び第2製造スペース4の天井チャンバ4aには、それぞれ複数のFFU(Fan Filter Unit)30、31が設けられている。複数のFFU30は、第1製造スペース3の天井チャンバ3aから床下チャンバ3bに至る気流(一方向流)を形成するものであって特許請求の範囲における第1循環空調機に対応し、複数のFFU31は、第2製造スペース4の天井チャンバ4aから床下チャンバ4bに至る気流(一方向流)を形成するものであって特許請求の範囲における第2循環空調機に対応する。これら複数のFFU30、31は、例えば、HEPAフィルタ及び送風ファンを一体化して構成されたもので、天井の上面に所定間隔で配置されており、天井チャンバ3a、4aから吸気した空気を、HEPAフィルタを介して清浄化した後、天井に形成された通気口(図示省略)を介して下方に向けて一様に送風する。第1製造スペース3に関しては、FFU30にて送風された空気は、床部に形成された複数の通気口(図示省略)を介して床下チャンバ3bに取り込まれ、側部チャンバ3cを介して天井チャンバ3aに還流される。一方、第2製造スペース4に関しては、FFU31にて送風された空気は、床部に形成された複数の通気口(図示省略)を介して床下チャンバ4bに取り込まれ、側部チャンバ4cを介して天井チャンバ4aに還流される。
また、第2製造スペース4の天井チャンバ4aには、外調機32が設けられている。この外調機32は、建屋1に対して外気を取り込んで天井チャンバ4aに供給するもので、工場周辺の大気中のケミカル汚染物質を除去するためのケミカルフィルタ32aと、送風機32bを備えて構成されており、外気からケミカル汚染物質をケミカルフィルタ32aにて除去した後、送風機32bにて天井チャンバ4aに送風する。このように外調機32によって天井チャンバ4aに空気を供給することで、第2製造スペース4から境界7を経て第1製造スペース3に至る気流(図1において矢印にて示す)が形成される。従って、第1製造スペース3の製造装置5からケミカル汚染物質が発生した場合であっても、このケミカル汚染物質が境界7を越えて第2製造スペース4に流入することが防止されている。なお、外調機32には、必要に応じて、外気の温度や湿度を調整するための機能を持たせることもできる。
また、第1製造スペース3には、排気ダクト33及び排気ファン33aが設けられている。排気ダクト33は、その一端が製造装置5の筐体に接続されると共に、その他端が建屋1の外部に引き出されており、この引き出された他端の近傍に排気ファン33aが接続されている。そして、製造装置5から発生したケミカル汚染物質を含んだ空気の一部が、この排気ダクト33を介して排気ファン33aによって排出される。建屋1の外部には、湿式や乾式の除害設備(スクラバー)35が設けられおり、排気ファン33aからの排気に含まれる汚染物質を除害設備35にて処理することで、当該汚染物質を所定の排出基準を満たすレベルに低減した上で建屋1の外部に排出する。
また、第1製造スペース3の側部チャンバ3cには、ケミカル汚染物質除去循環空調機34が設けられている。このケミカル汚染物質除去循環空調機34は、第1製造スペース3の空気を清浄化して当該第1製造スペース3に還流させるものである。具体的には、ケミカル汚染物質除去循環空調機34は、ケミカル汚染物質を除去するためのケミカルフィルタ34aと、送風機34bを備えて構成されている。そして、ケミカル汚染物質除去循環空調機34は、床下チャンバ3bを介し循環された空気を吸引し、この空気に含まれるケミカル汚染物質をケミカルフィルタ34aで除去した後、この空気を天井チャンバ3aに還流する。ケミカルフィルタ34aとしては、例えば、カチオン交換樹脂、アニオン交換樹脂、粒状活性炭、あるいは繊維活性炭を、パネル状やプリーツ状としたものを用いることができる。ただし、ケミカル汚染物質除去循環空調機34の具体的な送風能力や設置位置は、第1製造スペース3の大きさや所要の換気量に応じて任意に決定することができる。例えば、製造装置5から発生したケミカル汚染物質のうち、排気ダクト33及び排気ファン33aにて排気されずに第1製造スペース3に漏洩するケミカル汚染物質の漏洩量が少ない場合には、図1のように側部チャンバ3cを介して空気を還流させると共に、当該還流させる空気の一部のみをケミカル汚染物質除去循環空調機34にて処理すればよい。しかしながら、ケミカル汚染物質の漏洩量が多い場合には、例えば図2のように構成することで、床下チャンバ3bを介し循環された空気の全量をケミカル汚染物質除去循環空調機34にて処理して、天井チャンバ3aに還流させてもよい。また、ケミカル汚染物質除去循環空調機34に導入すべき空気の量が少量である場合には、ケミカル汚染物質除去循環空調機34にて処理した空気を、天井チャンバ3aを介することなく第1製造スペース3に直接還流させてもよい。
次に、図1のように構成されたクリーンルーム2における空気の流れについて説明する。第1製造スペース3の製造装置5から発生したケミカル汚染物質のうち、排気ダクト33を介して排気できないケミカル汚染物質は、第1製造スペース3の空気中に拡散する。しかしながら、第2製造スペース4から境界7を介して第1製造スペース3に至る気流が形成されているため、ケミカル汚染物質を含んだ空気は、第2製造スペース4に流入することなく、FFU30にて形成される垂直気流によって床下チャンバ3bに導入される。この空気は、側部チャンバ3cを介してケミカル汚染物質除去循環空調機34に吸引され、このケミカル汚染物質除去循環空調機34のケミカルフィルタ34aを通過する際に、当該空気中のケミカル汚染物質が除去される。このようにケミカル汚染物質が除去された空気は、ケミカル汚染物質除去循環空調機34から天井チャンバ3aに還流される。
一方、第2製造スペース4の空気は、その一部は第1製造スペース3に流入するが、大部分はFFU31にて形成される気流によって床下チャンバ4bに流入し、側部チャンバ4cを介して天井チャンバ4aに至り、FFU31にて第2製造スペース4に還流される。
図3は、クリーンルーム2の清浄性能のシミュレーション結果を示す図であり、横軸にはNH(アンモニア)濃度を示す。ここでは、ケミカル汚染物質対策がない従来のクリーンルームにおけるNH濃度と、本実施の形態1に係るクリーンルーム2におけるNH濃度を示しており、前者は約1.5(μg/m)であるのに対して、後者は約0.4(μg/m)であり、NH濃度を本実施の形態1では約1/4以上に低減できることが確認された。
また、図4は、クリーンルーム2、天井チャンバ3a、4a、及び床上チャンバ3b、4bにおける空気拡散状態を示す図であり、図4(a)はケミカル汚染物質対策がない従来のクリーンルームにおける拡散状態、図4(b)は本実施の形態1に係るクリーンルーム2における拡散状態を示す。図4(a)では、ケミカル汚染物質(斜線領域として示す部分)が第1製造スペース3に流入しているのに対して、図4(b)では、ケミカル汚染物質が第1製造スペース3に流入しておらず、この流入を効果的に防止できることが確認できる。
このように実施の形態1によれば、第1製造スペース3から第2製造スペース4へのケミカル汚染物質の流入を防止できるので、第2製造スペース4におけるケミカル汚染物質の悪影響を排除して、製造装置6における歩留りを向上させることができる。
特に、第1製造スペース3と第2製造スペース4を相互に区画する必要がないので、製造スペースの内部における物流を阻害することなく、製造効率の向上に寄与することができる。
また、ケミカル汚染物質除去循環空調機34には製造スペースの空気の一部のみを通過させればよいので、従来のように製造スペースの空気の全量を通過させる場合に比べて、ケミカル汚染物質除去循環空調機34の設置数や処理能力を低減することができ、製造施設の設置コストを低減することができる。また、製造スペースの空気の全量を入れ替える必要がなくなるため、空調負荷についても従来より軽減でき、製造施設のランニングコストを低減することができる。
〔実施の形態2〕
次に、実施の形態2について説明する。この実施の形態2は、床下チャンバを省略した形態である。なお、実施の形態2の構成は、特記する場合を除いて実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたのと同一の名称又は符号を必要に応じて付して、その説明を省略する(実施の形態3に関しても同様)。
図5は、本実施の形態2に係るクリーンルーム2の全体構成を示す側面図である。このクリーンルーム2は、実施の形態1に示した床下チャンバ3b、4bを省略して構成されており、実施の形態1に比べて簡略化されている。第1製造スペース3に関して、床面近傍位置には吸気口が設けられると共に、天井近傍には排気口が設けられており、床面近傍位置の吸気口を介して側部チャンバ3cに取り込まれた空気の一部が、ケミカル汚染物質除去循環空調機34にて処理された後、天井近傍の排気口を介して天井チャンバ3aに還流される。一方、第2製造スペース4に関して、第2製造スペース4の側壁下方には複数の通気口(図示省略)が形成されており、FFU31にて送風された空気は、これら複数の通気口を介して側部チャンバ4cに取り込まれ、この側部チャンバ4cを介して天井チャンバ4aに還流される。
このように実施の形態2によれば、床下チャンバ3b、4bを省略した簡易的なクリーンルーム2においても、実施の形態1とほぼ同様の効果を奏することができる。
〔実施の形態3〕
次に、実施の形態3について説明する。この形態3は、ケミカル汚染物質除去循環空調機のフィルタを再生するためのフィルタ再生手段を設けた形態である。
図6は、本実施の形態3に係るクリーンルーム2の全体構成を示す側面図である。ここでは、実施の形態1のケミカル汚染物質除去循環空調機34に代えて、ケミカル汚染物質除去循環空調機40を設けている。このケミカル汚染物質除去循環空調機40は、ケミカルフィルタ40a及び第1の送風機40bによって達成される実施の形態1のケミカル汚染物質除去循環空調機34と同様の機能に加えて、フィルタ再生機能を備える。このフィルタ再生機能は、ケミカルフィルタ40aに吸着されたケミカル汚染物質を、当該ケミカルフィルタ40aから除去するためのもので、ケミカルフィルタ40aを回転軸40cを中心に回転させる図示しない回転機構と、第2の送風機40dとを備える。
そして、ケミカルフィルタ40aの一部(ここでは図6における回転軸40cより右側部分)には、実施の形態1と同様に第1の送風機40bを介して汚染空気を所定の第1方向(ここでは図6の上方)に向けて通過させる。この結果、当該ケミカルフィルタ40aの一部にケミカル汚染物質が付着してその浄化性能が低下した場合には、当該ケミカルフィルタ40aを回転軸40cを中心として半回転させることで、当該一部を回転軸40cの反対側(ここでは図6における回転軸40cより左側)に移動させる。この移動位置には、図示しないロータ状の吸着剤(活性炭、ゼオライト、シリカゲル等)を設けておき、この吸着剤を定期的又は不定期に回転させることで、清浄な空気を上記第1方向とは逆方向(ここでは図6の下方)に向けて通過させる。この結果、当該一部に付着していたケミカル汚染物質が脱離するので、このケミカル汚染物質を第2の送風機40dにて建屋1の外部の除害設備35に排出する。また、吸着剤の回転によって供給される清浄な空気は、図示しないヒータにて加熱することで、ケミカルフィルタ40aからのケミカル汚染物質の脱離を促進してもよい。あるいは、ケミカルフィルタ40aの濾材に電磁吸収体を混ぜておき、外部から電磁波を照射することで当該ケミカルフィルタ40aを加熱して、ケミカルフィルタ40aからのケミカル汚染物質の脱離を促進してもよい。これら回転軸40c、回転機構、及び吸着剤は、特許請求の範囲におけるフィルタ再生機構に対応する。
このように実施の形態3によれば、実施の形態1と同様の効果に加えて、ケミカルフィルタ40aの清浄性能を再生できるので、ケミカルフィルタ40aの交換頻度を低減したり、ケミカルフィルタ40aの交換を不要とすることができ、ケミカルフィルタ40aの維持管理のコストや手間を低減できると共に、ケミカルフィルタ40aの交換作業のために製造スペース内での生産を停止する等の必要がなくなる。
本発明の実施の形態1に係るクリーンルームの全体構成を示す側面図である。 本発明の実施の形態1の変形例に係るクリーンルームの全体構成を示す側面図である。 クリーンルームの清浄性能のシミュレーション結果を示す図である。 クリーンルーム及びその周囲領域における空気拡散状態を示す図である。 実施の形態2に係るクリーンルームの全体構成を示す側面図である。 実施の形態3に係るクリーンルームの全体構成を示す側面図である。 従来のクリーンルームの全体構成を示す側面図である。
符号の説明
1 建屋
2、100 クリーンルーム
3 第1製造スペース
4 第2製造スペース
3a、4a 天井チャンバ
3b、4b 床下チャンバ
3c、4c 側部チャンバ
5、6、104、105 製造装置
7 境界
10、11、101 区画壁
30、31 FFU
32 外調機
32a、34a、40a ケミカルフィルタ
32b、34b 送風機
33 排気ダクト
33a 排気ファン
34、40 ケミカル汚染物質除去循環空調機
35 除害設備
40b 第1の送風機
40c 回転軸
40d 第2の送風機
102、103 設置スペース

Claims (3)

  1. 製造装置が配置される製造スペースに、ケミカル汚染物質を発生し得る製造装置が配置される第1製造スペースと、前記製造装置が配置されない第2製造スペースを設定し、
    前記第1製造スペースの天井スペースと前記第2製造スペースの天井スペースの相互間、及び前記第1製造スペースの床下スペースと前記第2製造スペースの床下スペースの相互間に、空気の流通を防止するための区画壁を設け、
    前記第1製造スペースの天井スペース、当該第1製造スペース、及び当該第1製造スペースの床下スペースを順次介して、当該第1製造スペースの天井スペースに循環する気流を形成する第1循環空調機と、
    前記第2製造スペースの天井スペース、当該第2製造スペース、及び当該第2製造スペースの床下スペースを順次介して、当該第2製造スペースの天井スペースに循環する気流を形成する第2循環空調機と、
    前記第2製造スペースに対して外気を導入することにより、当該第2製造スペースから、当該第2製造スペースと前記第1製造スペースとの境界を経て、当該第1製造スペースに至る気流を形成する外調機と、
    前記第1製造スペースの空気の一部を、当該第1製造スペースの外部に排気する排気ファンと、
    前記ケミカル汚染物質を除去するケミカルフィルタを有するもので、前記第1製造スペースの空気のうち、前記排気ファンにて排気された空気を除く空気の少なくとも一部の空気を、前記ケミカルフィルタを介して当該第1製造スペースに還流させるケミカル汚染物質除去循環空調機と、
    を備えることを特徴とするクリーンルーム。
  2. 製造装置が配置される製造スペースに、ケミカル汚染物質を発生し得る製造装置が配置される第1製造スペースと、前記製造装置が配置されない第2製造スペースを設定し、
    前記第1製造スペースの天井スペースと前記第2製造スペースの天井スペースの相互間に、空気の流通を防止するための区画壁を設け、
    前記第1製造スペースの天井スペースと当該第1製造スペースを順次介して、当該第1製造スペースの天井スペースに循環する気流を形成する第1循環空調機と、
    前記第2製造スペースの天井スペースと当該第2製造スペースを順次介して、当該第2製造スペースの天井スペースに循環する気流を形成する第2循環空調機と、
    前記第2製造スペースに外気を導入することにより、当該第2製造スペースから、当該第2製造スペースと前記第1製造スペースとの境界を経て、当該第1製造スペースに至る気流を形成する外調機と、
    前記第1製造スペースの空気の一部を、当該第1製造スペースの外部に排気する排気ファンと、
    前記ケミカル汚染物質を除去するケミカルフィルタを有するもので、前記第1製造スペースの空気のうち、前記排気ファンにて排気された空気を除く空気の少なくとも一部の空気を、前記ケミカルフィルタを介して当該第1製造スペースに還流させるケミカル汚染物質除去循環空調機と、
    を備えることを特徴とするクリーンルーム。
  3. 前記ケミカル汚染物質除去循環空調機に、前記ケミカルフィルタにて吸着された前記ケミカル汚染物質を当該ケミカルフィルタから除去するためのフィルタ再生機構を設けたこと、
    を特徴とする請求項1又は2に記載のクリーンルーム。
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