JPH1134104A - クランプ装置と成形同時絵付け用金型 - Google Patents
クランプ装置と成形同時絵付け用金型Info
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- JPH1134104A JPH1134104A JP20715297A JP20715297A JPH1134104A JP H1134104 A JPH1134104 A JP H1134104A JP 20715297 A JP20715297 A JP 20715297A JP 20715297 A JP20715297 A JP 20715297A JP H1134104 A JPH1134104 A JP H1134104A
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- Japan
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- film
- mold
- clamp
- clamp member
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フィルムコスト、金型コスト、フィルムの位
置ズレ等を低減可能にする。 【解決手段】 固定型と可動型5からなる射出成形金型
内に導入されたフィルム1を挟み込み、成形品の成形と
同時にフィルムを成形品に接着させるための成形同時絵
付け用金型において、フィルム1の導入方向先端部12
のみを押さえ付けるクランプ部材片3とその他のクラン
プ部材片20からなり、射出成形用金型内に導入された
フィルム1をキャビティ2の周囲で押さえ付けることが
可能なクランプ装置が、固定型あるいは可動型5のいず
れかのパーティング面7に設けられている。
置ズレ等を低減可能にする。 【解決手段】 固定型と可動型5からなる射出成形金型
内に導入されたフィルム1を挟み込み、成形品の成形と
同時にフィルムを成形品に接着させるための成形同時絵
付け用金型において、フィルム1の導入方向先端部12
のみを押さえ付けるクランプ部材片3とその他のクラン
プ部材片20からなり、射出成形用金型内に導入された
フィルム1をキャビティ2の周囲で押さえ付けることが
可能なクランプ装置が、固定型あるいは可動型5のいず
れかのパーティング面7に設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンソールパネ
ル、アームレスト、コイントレー、ドアートリム、セン
ターピラー、ホイールキャップ、メーターパネル、ダッ
シュボード、スイッチベース、計器パネル、操作ボタ
ン、各種ベゼル等の自動車の内装・外装部品、AV機器の
フロントパネルや操作ボタン、あるいは洗濯機、炊飯
器、浄水器などの家電製品のパネルや操作ボタンなどの
絵柄付成形品の製造方法に用いる成形同時絵付け用金型
と、成形同時絵付け用金型に適用可能なクランプ装置に
関する。
ル、アームレスト、コイントレー、ドアートリム、セン
ターピラー、ホイールキャップ、メーターパネル、ダッ
シュボード、スイッチベース、計器パネル、操作ボタ
ン、各種ベゼル等の自動車の内装・外装部品、AV機器の
フロントパネルや操作ボタン、あるいは洗濯機、炊飯
器、浄水器などの家電製品のパネルや操作ボタンなどの
絵柄付成形品の製造方法に用いる成形同時絵付け用金型
と、成形同時絵付け用金型に適用可能なクランプ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の絵柄付成形品の製造方法は、ま
ず、パーティング面上にあるキャビティの周囲から離れ
た所定箇所において、射出成形用金型内に導入されたフ
ィルムの導入方向先端部を、先端部用クランプ手段で押
さえ付け、フィルムと金型との位置決め(以下、「導入
方向先端部クランプ」という。)をする。次に、「導入
方向先端部クランプ」をしたままでフィルムの後方部を
引っ張りフィルムが弛まないようにした状態で、パーテ
ィング面上にあるキャビティの周囲の所定箇所におい
て、枠状のクランプ部材でフィルムを押さえ付け、フィ
ルムとキャビティとの位置決め(以下、「キャビティ周
囲クランプ」という。)をする。次に、射出成形用金型
を型閉めして、成形品の射出成形と同時にフィルムを成
形品に接着させるものである。なお、「導入方向先端部
クランプ」位置と「キャビティ周囲クランプ」位置との
間に位置するフィルムは、成形品からはみ出たベロ状フ
ィルムとなるので、ベロ状の部分は成形品から切り離し
て廃棄する。
ず、パーティング面上にあるキャビティの周囲から離れ
た所定箇所において、射出成形用金型内に導入されたフ
ィルムの導入方向先端部を、先端部用クランプ手段で押
さえ付け、フィルムと金型との位置決め(以下、「導入
方向先端部クランプ」という。)をする。次に、「導入
方向先端部クランプ」をしたままでフィルムの後方部を
引っ張りフィルムが弛まないようにした状態で、パーテ
ィング面上にあるキャビティの周囲の所定箇所におい
て、枠状のクランプ部材でフィルムを押さえ付け、フィ
ルムとキャビティとの位置決め(以下、「キャビティ周
囲クランプ」という。)をする。次に、射出成形用金型
を型閉めして、成形品の射出成形と同時にフィルムを成
形品に接着させるものである。なお、「導入方向先端部
クランプ」位置と「キャビティ周囲クランプ」位置との
間に位置するフィルムは、成形品からはみ出たベロ状フ
ィルムとなるので、ベロ状の部分は成形品から切り離し
て廃棄する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来は、「導
入方向先端部クランプ」位置と「キャビティ周囲クラン
プ」位置とが離れているので、「導入方向先端部クラン
プ」位置と「キャビティ周囲クランプ」位置との間に位
置するフィルムの面積が大きくなり、成形品からはみ出
た余分なフィルムの廃棄量が多くなる。よって、フィル
ムコストがかかる。
入方向先端部クランプ」位置と「キャビティ周囲クラン
プ」位置とが離れているので、「導入方向先端部クラン
プ」位置と「キャビティ周囲クランプ」位置との間に位
置するフィルムの面積が大きくなり、成形品からはみ出
た余分なフィルムの廃棄量が多くなる。よって、フィル
ムコストがかかる。
【0004】また、従来は、「導入方向先端部クラン
プ」位置と「キャビティ周囲クランプ」位置とを別々に
確保しなければならないので、「導入方向先端部クラン
プ」位置と「キャビティ周囲クランプ」位置との距離が
ある分、金型のパーティング面の面積が大きくなり、金
型が大型化する。よって、金型コストがかかる。
プ」位置と「キャビティ周囲クランプ」位置とを別々に
確保しなければならないので、「導入方向先端部クラン
プ」位置と「キャビティ周囲クランプ」位置との距離が
ある分、金型のパーティング面の面積が大きくなり、金
型が大型化する。よって、金型コストがかかる。
【0005】また、従来は、「導入方向先端部クラン
プ」位置と「キャビティ周囲クランプ」位置とが離れて
いるので、「導入方向先端部クランプ」位置でのフィル
ム位置決めが少しずれただけでも、「キャビティ周囲ク
ランプ」位置でのフィルムの位置ずれに大きく影響す
る。このため、フィルムと成形品との位置がずれた製品
ができやすい。よって、完成品の歩留まりが悪くなる。
プ」位置と「キャビティ周囲クランプ」位置とが離れて
いるので、「導入方向先端部クランプ」位置でのフィル
ム位置決めが少しずれただけでも、「キャビティ周囲ク
ランプ」位置でのフィルムの位置ずれに大きく影響す
る。このため、フィルムと成形品との位置がずれた製品
ができやすい。よって、完成品の歩留まりが悪くなる。
【0006】この発明は、フィルムコスト、金型コス
ト、フィルムの位置ずれ等の低減を可能にすることを目
的としたクランプ装置と成形同時絵付用金型に関するも
のである。
ト、フィルムの位置ずれ等の低減を可能にすることを目
的としたクランプ装置と成形同時絵付用金型に関するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のクランプ装置
は、以上の課題を解決するために、射出成形用金型内に
導入されたフィルムをキャビティの周囲の所定箇所で押
さえ付けるタイプのクランプ装置であって、フィルムの
導入方向先端部のみを押さえ付けるクランプ部材片を含
むことを特徴とするものである。
は、以上の課題を解決するために、射出成形用金型内に
導入されたフィルムをキャビティの周囲の所定箇所で押
さえ付けるタイプのクランプ装置であって、フィルムの
導入方向先端部のみを押さえ付けるクランプ部材片を含
むことを特徴とするものである。
【0008】この発明の成形同時絵付け用金型は、以上
の課題を解決するために、固定型と可動型からなる射出
成形金型内に導入されたフィルムを挟み込み、成形品の
成形と同時にフィルムを成形品に接着させるための成形
同時絵付け用金型において、フィルムの導入方向先端部
のみを押さえ付けるクランプ部材片を含み、射出成形用
金型内に導入されたフィルムをキャビティの周囲の所定
箇所で押さえ付けることが可能なタイプのクランプ装置
が、固定型あるいは可動型のいずれかのパーティング面
に設けられたことを特徴とするものである。
の課題を解決するために、固定型と可動型からなる射出
成形金型内に導入されたフィルムを挟み込み、成形品の
成形と同時にフィルムを成形品に接着させるための成形
同時絵付け用金型において、フィルムの導入方向先端部
のみを押さえ付けるクランプ部材片を含み、射出成形用
金型内に導入されたフィルムをキャビティの周囲の所定
箇所で押さえ付けることが可能なタイプのクランプ装置
が、固定型あるいは可動型のいずれかのパーティング面
に設けられたことを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明のクランプ装置と成形同時絵付け用金型を説明する。
明のクランプ装置と成形同時絵付け用金型を説明する。
【0010】この発明のクランプ装置は、射出成形用金
型内に導入されたフィルム1をキャビティ2の周囲の所
定箇所で押さえ付けるタイプのクランプ装置であって、
フィルムの導入方向先端部12のみを押さえ付けるクラ
ンプ部材片3を含むものである。また、この発明の成形
同時絵付け用金型は、固定型4と可動型5からなる射出
成形金型内に導入されたフィルム1を挟み込み、成形品
6の成形と同時にフィルム1を成形品6に接着させるた
めの成形同時絵付け用金型において、フィルム1の導入
方向先端部12のみを押さえ付けるクランプ部材片3を
含み、射出成形用金型内に導入されたフィルム1をキャ
ビティ2の周囲の所定箇所で押さえ付けることが可能な
タイプのクランプ装置が、固定型4あるいは可動型5の
いずれかのパーティング面7に設けられたものである。
型内に導入されたフィルム1をキャビティ2の周囲の所
定箇所で押さえ付けるタイプのクランプ装置であって、
フィルムの導入方向先端部12のみを押さえ付けるクラ
ンプ部材片3を含むものである。また、この発明の成形
同時絵付け用金型は、固定型4と可動型5からなる射出
成形金型内に導入されたフィルム1を挟み込み、成形品
6の成形と同時にフィルム1を成形品6に接着させるた
めの成形同時絵付け用金型において、フィルム1の導入
方向先端部12のみを押さえ付けるクランプ部材片3を
含み、射出成形用金型内に導入されたフィルム1をキャ
ビティ2の周囲の所定箇所で押さえ付けることが可能な
タイプのクランプ装置が、固定型4あるいは可動型5の
いずれかのパーティング面7に設けられたものである。
【0011】射出成形用金型は、一例として次のような
ものがある。射出成形用金型は、可動型5と固定型4と
からなる。可動型5は、キャビティ2と、真空吸引口8
(キャビティ2あるいはパーティング面7に形成されて
いる。)と、溶融樹脂9の射出ゲート10と、キャビテ
ィ上部のヒートカッター11とを有するものがある。固
定型4と可動型5とは、その間にフィルム1を挟み込み
キャビティ2での射出成形と同時にフィルム1の所定の
絵柄を成形品6に形成することができる。フィルム1の
絵柄のみを成形品6に転写してもよい。なお、キャビテ
ィ2、真空吸引口8、ヒートカッター11などは、可動
型5ではなく固定型4が有してもよい(図16参照)。
この場合は、可動型5と固定型4との型閉め後、射出さ
れた溶融樹脂9は、フィルム1と可動型5との間に充填
されることになる。固定型4や可動型5のパーティング
面7におけるキャビティ2の周囲の所定箇所は、段差を
有する面であったり、斜面となっていてもよい。固定型
4や可動型5のキャビティ2の周囲の所定箇所は、全く
平らな面や滑らかな曲面状に引っ込んだ面、滑らかな曲
面状に突出した面など任意である。射出成形用金型は横
型射出成形機に用いられてもよいし、縦型射出成形機に
用いられてもよい。
ものがある。射出成形用金型は、可動型5と固定型4と
からなる。可動型5は、キャビティ2と、真空吸引口8
(キャビティ2あるいはパーティング面7に形成されて
いる。)と、溶融樹脂9の射出ゲート10と、キャビテ
ィ上部のヒートカッター11とを有するものがある。固
定型4と可動型5とは、その間にフィルム1を挟み込み
キャビティ2での射出成形と同時にフィルム1の所定の
絵柄を成形品6に形成することができる。フィルム1の
絵柄のみを成形品6に転写してもよい。なお、キャビテ
ィ2、真空吸引口8、ヒートカッター11などは、可動
型5ではなく固定型4が有してもよい(図16参照)。
この場合は、可動型5と固定型4との型閉め後、射出さ
れた溶融樹脂9は、フィルム1と可動型5との間に充填
されることになる。固定型4や可動型5のパーティング
面7におけるキャビティ2の周囲の所定箇所は、段差を
有する面であったり、斜面となっていてもよい。固定型
4や可動型5のキャビティ2の周囲の所定箇所は、全く
平らな面や滑らかな曲面状に引っ込んだ面、滑らかな曲
面状に突出した面など任意である。射出成形用金型は横
型射出成形機に用いられてもよいし、縦型射出成形機に
用いられてもよい。
【0012】フィルム1は、射出成形用金型内に導入さ
れる導入方向先端部12を有する。フィルム1は、導入
の流れに対して上流側が、後述する巻出しロール手段1
3に巻き付けられた長尺となっており、下流側が分断さ
れた先頭部(導入方向先端部12)となったものがあ
る。フィルム1は、枚葉にカットしたものでもよい。フ
ィルム1は、基体シート上に絵柄層、接着層などが順次
積層されたものであり、フィルムに成形樹脂が接着した
後に基体シートを剥離しない、いわゆるインサートフィ
ルムと呼ばれるものがある。フィルム1は、基体シート
上に剥離層、絵柄層、接着層などが順次積層されたもの
であり、フィルムに成形樹脂が接着した後に基体シート
を剥離する、いわゆる転写フィルムと呼ばれるものがあ
る。基体シートの材質は、ポリエチレンテレフタレート
やポリプロピレン、アクリル、熱可塑性エラストマー等
の各種樹脂、あるいは、各種繊維で編んだ布、不織布な
どがある。絵柄層は成形品の表面に装飾性や機能性を付
与する層である。絵柄層は、通常の印刷図柄や導電材で
形成された導電パターンなどがある。絵柄層は樹脂バイ
ンダーと顔料または染料を用いる。絵柄層は樹脂バイン
ダーと隠蔽性のある金属顔料や無機顔料等を用いてもよ
い。絵柄層は金属光沢を出すために金属蒸着層からなる
ものでもよい。接着層は、インサートフィルムと成形品
とを接着させるための層である。接着層は、成形樹脂の
素材に適した感熱性あるいは感圧性の樹脂を適宜使用す
る。たとえば、成形樹脂がアクリル樹脂やウレタン樹脂
の場合は、接着層として塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹
脂やアクリル系樹脂を用いるとよい。絵柄層、接着層は
各種印刷法で形成する。接着層は樹脂フィルムを用いて
もよい。
れる導入方向先端部12を有する。フィルム1は、導入
の流れに対して上流側が、後述する巻出しロール手段1
3に巻き付けられた長尺となっており、下流側が分断さ
れた先頭部(導入方向先端部12)となったものがあ
る。フィルム1は、枚葉にカットしたものでもよい。フ
ィルム1は、基体シート上に絵柄層、接着層などが順次
積層されたものであり、フィルムに成形樹脂が接着した
後に基体シートを剥離しない、いわゆるインサートフィ
ルムと呼ばれるものがある。フィルム1は、基体シート
上に剥離層、絵柄層、接着層などが順次積層されたもの
であり、フィルムに成形樹脂が接着した後に基体シート
を剥離する、いわゆる転写フィルムと呼ばれるものがあ
る。基体シートの材質は、ポリエチレンテレフタレート
やポリプロピレン、アクリル、熱可塑性エラストマー等
の各種樹脂、あるいは、各種繊維で編んだ布、不織布な
どがある。絵柄層は成形品の表面に装飾性や機能性を付
与する層である。絵柄層は、通常の印刷図柄や導電材で
形成された導電パターンなどがある。絵柄層は樹脂バイ
ンダーと顔料または染料を用いる。絵柄層は樹脂バイン
ダーと隠蔽性のある金属顔料や無機顔料等を用いてもよ
い。絵柄層は金属光沢を出すために金属蒸着層からなる
ものでもよい。接着層は、インサートフィルムと成形品
とを接着させるための層である。接着層は、成形樹脂の
素材に適した感熱性あるいは感圧性の樹脂を適宜使用す
る。たとえば、成形樹脂がアクリル樹脂やウレタン樹脂
の場合は、接着層として塩化ビニル酢酸ビニル共重合樹
脂やアクリル系樹脂を用いるとよい。絵柄層、接着層は
各種印刷法で形成する。接着層は樹脂フィルムを用いて
もよい。
【0013】巻出しロール手段13は、射出成形用金型
の上方に取付けられていてもよい。巻出しロール手段1
3は、一連のフィルム1がロール状に巻かれたフィルム
ロールと回転軸などからなるものであって、巻出しロー
ル手段13から巻き出されたフィルムは、ターンロール
やガイドロールなどを介して、後述するフィルム導入手
段15のフィルム把持手段14の金型上の待機位置に導
かれるものであってもよい。センサーが金型上の待機位
置に設置されていてもよい。センサーは、フィルム1に
形成されたセンサー用マークを感知してフィルム導入手
段のフィルム把持手段等の移動を制御するためのもので
ある。フィルムロールの回転軸やターンロール、センサ
ーは、射出成形用金型上方に固定されたフレームなどに
取付けるとよい。巻出しロール手段13は、フィルム導
入手段15や帯状体ドラムなどと一体となって、射出成
形用金型の上方でレールづたいに移動可能でもよい。可
動型5や固定型4の交換時やフィルムロールの交換時に
は、フィルム導入手段15と巻出しロール手段13とを
一体として、一時的に、金型から離れた場所に退避させ
ておくことができるので有効である。
の上方に取付けられていてもよい。巻出しロール手段1
3は、一連のフィルム1がロール状に巻かれたフィルム
ロールと回転軸などからなるものであって、巻出しロー
ル手段13から巻き出されたフィルムは、ターンロール
やガイドロールなどを介して、後述するフィルム導入手
段15のフィルム把持手段14の金型上の待機位置に導
かれるものであってもよい。センサーが金型上の待機位
置に設置されていてもよい。センサーは、フィルム1に
形成されたセンサー用マークを感知してフィルム導入手
段のフィルム把持手段等の移動を制御するためのもので
ある。フィルムロールの回転軸やターンロール、センサ
ーは、射出成形用金型上方に固定されたフレームなどに
取付けるとよい。巻出しロール手段13は、フィルム導
入手段15や帯状体ドラムなどと一体となって、射出成
形用金型の上方でレールづたいに移動可能でもよい。可
動型5や固定型4の交換時やフィルムロールの交換時に
は、フィルム導入手段15と巻出しロール手段13とを
一体として、一時的に、金型から離れた場所に退避させ
ておくことができるので有効である。
【0014】フィルム導入手段15が、前記巻出しロー
ル手段13とともに、射出成形用金型の上方のフレーム
に取付けられていてもよい。フィルム導入手段15は、
前記巻出しロール手段13から巻出されたフィルム1を
可動型5と固定型4との間に導入することができる。フ
ィルム導入手段15は、スライドテーブルを介して固定
盤の上部に直接設置されていてもよい(図示せず)。ス
ライドテーブルは、ステッピングモーターやサーボモー
ターなどによってガイドレール上を前後左右にスライド
する(図示せず)。
ル手段13とともに、射出成形用金型の上方のフレーム
に取付けられていてもよい。フィルム導入手段15は、
前記巻出しロール手段13から巻出されたフィルム1を
可動型5と固定型4との間に導入することができる。フ
ィルム導入手段15は、スライドテーブルを介して固定
盤の上部に直接設置されていてもよい(図示せず)。ス
ライドテーブルは、ステッピングモーターやサーボモー
ターなどによってガイドレール上を前後左右にスライド
する(図示せず)。
【0015】フィルム導入手段15は、フィルム把持手
段14と駆動手段とからなるものがある。フィルム把持
手段14は、押し部材16と受け部材17とからなるも
のがある。押し部材16と受け部材17とは、金属や合
成樹脂、ゴムなどからなる。押し部材16と受け部材1
7とは、直線状、曲線状など金型のキャビティ2の縁に
沿った形状を有するとよい。押し部材16と受け部材1
7とは、フィルム1の導入方向先端部12のみを押さえ
付けるクランプ部材片3の形状に合致した形状でもよ
い。あるいは、押し部材16は、エアーチューブ(図示
せず)からの空気の加圧減圧などにより、押し部材16
からヘッドを飛び出させたり引き込ませたりして、フィ
ルム1を把持したり開放したりできる。押し部材16と
受け部材17とは、駆動手段に取付けられている。駆動
手段は、押し部材16と受け部材17とを、射出成形用
金型内に入り込ませたり引き出させたりして、固定型4
あるいは可動型5のキャビティ2の上流側と下流側とを
往復移動させるものである。駆動手段は、一例として、
ステッピングモーターやサーボモーターなどのモーター
の回転を、タイミングベルトなどを介してボールねじの
回転に連動させ、ボールねじの回転が押し部材16と受
け部材17との上下動を発生させるようにすることが考
えられる。駆動手段を構成するステッピングモーターや
サーボモーターなどは、モーターの正逆回転や回転速度
などを微調節できるものなので、フィルム1をキャビテ
ィの所定位置に一直線に導入させ、正確に位置決めする
ことができる。
段14と駆動手段とからなるものがある。フィルム把持
手段14は、押し部材16と受け部材17とからなるも
のがある。押し部材16と受け部材17とは、金属や合
成樹脂、ゴムなどからなる。押し部材16と受け部材1
7とは、直線状、曲線状など金型のキャビティ2の縁に
沿った形状を有するとよい。押し部材16と受け部材1
7とは、フィルム1の導入方向先端部12のみを押さえ
付けるクランプ部材片3の形状に合致した形状でもよ
い。あるいは、押し部材16は、エアーチューブ(図示
せず)からの空気の加圧減圧などにより、押し部材16
からヘッドを飛び出させたり引き込ませたりして、フィ
ルム1を把持したり開放したりできる。押し部材16と
受け部材17とは、駆動手段に取付けられている。駆動
手段は、押し部材16と受け部材17とを、射出成形用
金型内に入り込ませたり引き出させたりして、固定型4
あるいは可動型5のキャビティ2の上流側と下流側とを
往復移動させるものである。駆動手段は、一例として、
ステッピングモーターやサーボモーターなどのモーター
の回転を、タイミングベルトなどを介してボールねじの
回転に連動させ、ボールねじの回転が押し部材16と受
け部材17との上下動を発生させるようにすることが考
えられる。駆動手段を構成するステッピングモーターや
サーボモーターなどは、モーターの正逆回転や回転速度
などを微調節できるものなので、フィルム1をキャビテ
ィの所定位置に一直線に導入させ、正確に位置決めする
ことができる。
【0016】フィルム導入手段15の駆動手段として
は、変形性のあるワイヤーとワイヤードラムを用いるも
のがある。変形性のあるワイヤーは、直径1mm〜3m
mのものがある。駆動手段は、中空筒状のワイヤーガイ
ドとワイヤードラムとからなるものがある。ワイヤーガ
イドの中空部に通した変形性のあるワイヤーの一端を、
ワイヤードラムに巻き付け、他端をフィルム把持手段1
4に固定するとよい。ワイヤーは、ワイヤードラムの巻
き出し力および引張力と、前記フィルム把持手段14の
自重とのバランスを調節しながら、フィルム把持手段1
4を上下に移動させることができる。駆動部のステッピ
ングモーターやサーボモーター、ワイヤードラムなど
は、モーターの正逆回転や回転速度などを微調節できる
ものなので、フィルム1を固定型4と可動型5との隙間
に導入する速度を調節したり、フィルム1を固定型4と
可動型5との隙間の正確な位置に位置決めすることが可
能である。
は、変形性のあるワイヤーとワイヤードラムを用いるも
のがある。変形性のあるワイヤーは、直径1mm〜3m
mのものがある。駆動手段は、中空筒状のワイヤーガイ
ドとワイヤードラムとからなるものがある。ワイヤーガ
イドの中空部に通した変形性のあるワイヤーの一端を、
ワイヤードラムに巻き付け、他端をフィルム把持手段1
4に固定するとよい。ワイヤーは、ワイヤードラムの巻
き出し力および引張力と、前記フィルム把持手段14の
自重とのバランスを調節しながら、フィルム把持手段1
4を上下に移動させることができる。駆動部のステッピ
ングモーターやサーボモーター、ワイヤードラムなど
は、モーターの正逆回転や回転速度などを微調節できる
ものなので、フィルム1を固定型4と可動型5との隙間
に導入する速度を調節したり、フィルム1を固定型4と
可動型5との隙間の正確な位置に位置決めすることが可
能である。
【0017】フィルム導入手段15の駆動手段は、弾性
変形性を有する帯状体18と、帯状体18を挟み込んで
回転しながら送りだす移動手段19を用いるものがあ
る。帯状体18の先端にフィルム把持手段14が固定さ
れ、帯状体18を長手方向に移動させることによって、
フィルム把持手段14が射出成形用金型内に侵入可能と
なる。帯状体18は、バネ鋼材、薄板状金属、帯状繊
維、各種樹脂からなるフィルムやシートなどがある。帯
状体18の厚みは、約0.3mm〜1.2mmのものが
ある。帯状体18の横幅は、約10mm〜約300mm
のものがある。特に、厚みが0.5〜0.8mmで、横
幅が15mm〜50mmのステンレス系あるいは鉄系の
バネ鋼材が好ましい。
変形性を有する帯状体18と、帯状体18を挟み込んで
回転しながら送りだす移動手段19を用いるものがあ
る。帯状体18の先端にフィルム把持手段14が固定さ
れ、帯状体18を長手方向に移動させることによって、
フィルム把持手段14が射出成形用金型内に侵入可能と
なる。帯状体18は、バネ鋼材、薄板状金属、帯状繊
維、各種樹脂からなるフィルムやシートなどがある。帯
状体18の厚みは、約0.3mm〜1.2mmのものが
ある。帯状体18の横幅は、約10mm〜約300mm
のものがある。特に、厚みが0.5〜0.8mmで、横
幅が15mm〜50mmのステンレス系あるいは鉄系の
バネ鋼材が好ましい。
【0018】この発明のクランプ装置は、射出成形用金
型内に導入されたフィルム1を、パーティング面7のキ
ャビティ2の周囲の所定箇所で押さえ付けるタイプのも
のであって、フィルム1の導入方向先端部12のみを押
さえ付けるクランプ部材片3を含むものである。フィル
ム1の導入方向先端部12のみを押さえ付けるクランプ
部材片3と、他のクランプ部材片20とは、接触あるい
は非接触状態で横並びするものがある(図5〜図8参
照)。フィルム1の導入方向先端部12のみを押さえ付
けるクランプ部材片3上に、他のクランプ部材片20が
被せ合わさる場合は、フィルム1の導入方向先端部12
のみを押さえ付けるクランプ部材片3の上から、他のク
ランプ部材片20が被さるようにしてもよい。前者のよ
うな単なる横並びでは、各クランプ部材片間の接触部に
生じる隙間が直線的なので、隙間を空気が通りやすく外
部からキャビティ2に侵入する場合があるが、後者の場
合は、各クランプ部材片間の接触部の隙間が曲がったも
のとなるため、クランプ後においてフィルム1とキャビ
ティ2とに囲まれた空間に外部の空気が侵入しにくくな
る。また、後者は、他のクランプ部材片20によって前
記隙間を上から覆うこととなり、フィルム1とキャビテ
ィ2とに囲まれた空間に外部の空気がさらに侵入しにく
くなる。フィルム1の導入方向先端部12のみを押さえ
付けるクランプ部材片3は、1個でもよいし、2個以上
からなっていてもよい。
型内に導入されたフィルム1を、パーティング面7のキ
ャビティ2の周囲の所定箇所で押さえ付けるタイプのも
のであって、フィルム1の導入方向先端部12のみを押
さえ付けるクランプ部材片3を含むものである。フィル
ム1の導入方向先端部12のみを押さえ付けるクランプ
部材片3と、他のクランプ部材片20とは、接触あるい
は非接触状態で横並びするものがある(図5〜図8参
照)。フィルム1の導入方向先端部12のみを押さえ付
けるクランプ部材片3上に、他のクランプ部材片20が
被せ合わさる場合は、フィルム1の導入方向先端部12
のみを押さえ付けるクランプ部材片3の上から、他のク
ランプ部材片20が被さるようにしてもよい。前者のよ
うな単なる横並びでは、各クランプ部材片間の接触部に
生じる隙間が直線的なので、隙間を空気が通りやすく外
部からキャビティ2に侵入する場合があるが、後者の場
合は、各クランプ部材片間の接触部の隙間が曲がったも
のとなるため、クランプ後においてフィルム1とキャビ
ティ2とに囲まれた空間に外部の空気が侵入しにくくな
る。また、後者は、他のクランプ部材片20によって前
記隙間を上から覆うこととなり、フィルム1とキャビテ
ィ2とに囲まれた空間に外部の空気がさらに侵入しにく
くなる。フィルム1の導入方向先端部12のみを押さえ
付けるクランプ部材片3は、1個でもよいし、2個以上
からなっていてもよい。
【0019】この発明のクランプ装置は、例えば、フィ
ルム1の導入方向先端部12のみを押さえ付ける「一」
型のクランプ部材片3と、略「コ」型の他のクランプ部
材片20の全2個のクランプ部材片のみを用い、それら
を横並びさせあるいは被せ合わせて略「ロ」型となるも
のがある。あるいは、フィルム1の導入方向先端部12
のみを押さえ付ける略「U」型のクランプ部材片3と、
略「U」型の他のクランプ部材片20の全部で2つのク
ランプ部材片のみを用い、それらを横並びさせあるいは
被せ合わせて略「O」型となるものがある。前記連結さ
せて各クランプ部材片間に隙間のない枠形状としてもよ
い。
ルム1の導入方向先端部12のみを押さえ付ける「一」
型のクランプ部材片3と、略「コ」型の他のクランプ部
材片20の全2個のクランプ部材片のみを用い、それら
を横並びさせあるいは被せ合わせて略「ロ」型となるも
のがある。あるいは、フィルム1の導入方向先端部12
のみを押さえ付ける略「U」型のクランプ部材片3と、
略「U」型の他のクランプ部材片20の全部で2つのク
ランプ部材片のみを用い、それらを横並びさせあるいは
被せ合わせて略「O」型となるものがある。前記連結さ
せて各クランプ部材片間に隙間のない枠形状としてもよ
い。
【0020】この発明のクランプ装置は、フィルム1の
導入方向先端部12のみを押さえ付ける「一」型のクラ
ンプ部材片3と、フィルム1の導入方向先端部12のみ
を押さえ付ける「一」型のクランプ部材片が嵌まる切り
欠き21を有する略「コ」型の他のクランプ部材片20
の全2個のクランプ部材片のみを用い、フィルム1の導
入方向先端部12のみを押さえ付ける「一」型のクラン
プ部材片3を、他のクランプ部材片20の切り欠き21
に嵌めて被せ合わせるものがある(図1、図2、図16
参照)。あるいは、フィルム1の導入方向先端部12の
みを押さえ付ける「一」型のクランプ部材片3と、フィ
ルム1の導入方向先端部12のみを押さえ付ける「一」
型のクランプ部材片が嵌まる切り欠きを有する「口」型
や「O」型の他のクランプ部材片20の全2個のクラン
プ部材片のみを用い、フィルムの導入方向先端部のみを
押さえ付ける「一」型のクランプ部材片を、他のクラン
プ部材片20の切り欠き21に嵌めて被せ合わせるもの
がある(図3、図4参照)。切り欠き21は、フィルム
1の導入方向先端部12のみを押さえ付ける「一」型の
クランプ部材片3に有してもよい(図18参照)。ある
いは、フィルム1の導入方向先端部12のみを押さえ付
ける「一」型のクランプ部材片3と、他のクランプ部材
片20として4つの「一」型のクランプ部材片を用い、
フィルム1の導入方向先端部12のみを押さえ付ける
「一」型のクランプ部材片に連結する他のクランプ部材
片20に切り欠きを設けてもよい。
導入方向先端部12のみを押さえ付ける「一」型のクラ
ンプ部材片3と、フィルム1の導入方向先端部12のみ
を押さえ付ける「一」型のクランプ部材片が嵌まる切り
欠き21を有する略「コ」型の他のクランプ部材片20
の全2個のクランプ部材片のみを用い、フィルム1の導
入方向先端部12のみを押さえ付ける「一」型のクラン
プ部材片3を、他のクランプ部材片20の切り欠き21
に嵌めて被せ合わせるものがある(図1、図2、図16
参照)。あるいは、フィルム1の導入方向先端部12の
みを押さえ付ける「一」型のクランプ部材片3と、フィ
ルム1の導入方向先端部12のみを押さえ付ける「一」
型のクランプ部材片が嵌まる切り欠きを有する「口」型
や「O」型の他のクランプ部材片20の全2個のクラン
プ部材片のみを用い、フィルムの導入方向先端部のみを
押さえ付ける「一」型のクランプ部材片を、他のクラン
プ部材片20の切り欠き21に嵌めて被せ合わせるもの
がある(図3、図4参照)。切り欠き21は、フィルム
1の導入方向先端部12のみを押さえ付ける「一」型の
クランプ部材片3に有してもよい(図18参照)。ある
いは、フィルム1の導入方向先端部12のみを押さえ付
ける「一」型のクランプ部材片3と、他のクランプ部材
片20として4つの「一」型のクランプ部材片を用い、
フィルム1の導入方向先端部12のみを押さえ付ける
「一」型のクランプ部材片に連結する他のクランプ部材
片20に切り欠きを設けてもよい。
【0021】フィルム1の導入方向先端部12のみを押
さえ付けるクランプ部材片3とその他のクランプ部材片
20は、金型に対向する面にシールド部材22を形成し
てもよい(図17、18参照)。シールド部材22とし
ては、シリコン樹脂製丸ゴム、ナイロン製丸ゴムのもの
がある。シールド部材22は、金型のキャビティ2の周
囲におけるパーティング面7に形成してもよい。シール
ド部材22は、クランプ部材片の金型に対向する面に形
成するとともに、金型のキャビティ2の周囲にも形成し
てもよい。フィルム1の導入方向先端部12のみを押さ
え付けるクランプ部材片3とその他のクランプ部材片2
0は、クランプ部材片自体が熱を発するものでもよい。
クランプ部材片自体が熱を発するものの場合は、クラン
プ部材片に接するフィルム1が微妙に軟化し、クランプ
時における、クランプ部材片・フィルム・金型の3者の
密着性が向上するため、クランプ後においてフィルム1
とキャビティ2とに囲まれた空間に外部の空気が侵入し
にくくなる。
さえ付けるクランプ部材片3とその他のクランプ部材片
20は、金型に対向する面にシールド部材22を形成し
てもよい(図17、18参照)。シールド部材22とし
ては、シリコン樹脂製丸ゴム、ナイロン製丸ゴムのもの
がある。シールド部材22は、金型のキャビティ2の周
囲におけるパーティング面7に形成してもよい。シール
ド部材22は、クランプ部材片の金型に対向する面に形
成するとともに、金型のキャビティ2の周囲にも形成し
てもよい。フィルム1の導入方向先端部12のみを押さ
え付けるクランプ部材片3とその他のクランプ部材片2
0は、クランプ部材片自体が熱を発するものでもよい。
クランプ部材片自体が熱を発するものの場合は、クラン
プ部材片に接するフィルム1が微妙に軟化し、クランプ
時における、クランプ部材片・フィルム・金型の3者の
密着性が向上するため、クランプ後においてフィルム1
とキャビティ2とに囲まれた空間に外部の空気が侵入し
にくくなる。
【0022】フィルム1の導入方向先端部12のみを押
さえ付けるクランプ部材片3とその他のクランプ部材片
20は、クランプした時に固定型4や可動型5のパーテ
ィング面7におけるキャビティ2の周囲の表面に密着す
るように、パーティング面7におけるキャビティ2の周
囲の表面形状に合致した形状である。たとえば、固定型
4や可動型5のパーティング面7におけるキャビティ2
の周囲が段差を有する面であったり、斜面となっている
場合は、フィルム1の導入方向先端部12のみを押さえ
付けるクランプ部材片3とその他のクランプ部材片20
も前記段差や斜面に合わせた形状となる。フィルム1の
導入方向先端部12のみを押さえ付けるクランプ部材片
3とその他のクランプ部材片20は、全く平らな形状や
滑らかな曲面状となった形状など任意である。
さえ付けるクランプ部材片3とその他のクランプ部材片
20は、クランプした時に固定型4や可動型5のパーテ
ィング面7におけるキャビティ2の周囲の表面に密着す
るように、パーティング面7におけるキャビティ2の周
囲の表面形状に合致した形状である。たとえば、固定型
4や可動型5のパーティング面7におけるキャビティ2
の周囲が段差を有する面であったり、斜面となっている
場合は、フィルム1の導入方向先端部12のみを押さえ
付けるクランプ部材片3とその他のクランプ部材片20
も前記段差や斜面に合わせた形状となる。フィルム1の
導入方向先端部12のみを押さえ付けるクランプ部材片
3とその他のクランプ部材片20は、全く平らな形状や
滑らかな曲面状となった形状など任意である。
【0023】フィルム1の導入方向先端部12のみを押
さえ付けるクランプ部材片3とその他のクランプ部材片
20とは、まったく独立したクランプ動作をする構造で
もよい。クランプ動作を発生させる駆動源は、押し棒方
式の他、モーターによる方法、エアーシリンダー23や
油圧シリンダーによる方法などを適用して行うことがで
きる。エアーシリンダー方式の概念図を図20、図21
に示す。図20および図21においては、フィルム1の
導入方向先端部12のみを押さえ付けるクランプ部材片
3、および他のクランプ部材片20が、クランプ部材引
張ロッド25を接続するための突出部31を有してい
る。このため、フィルム1の導入方向先端部12のみを
押さえ付けるクランプ部材片3、および他のクランプ部
材片20によってフィルム1を押さえ付ける面積が広く
とれるので、フィルム1と金型との位置ずれや、クラン
プ後にキャビティ内に空気が侵入しにくくなるなど効果
的である。
さえ付けるクランプ部材片3とその他のクランプ部材片
20とは、まったく独立したクランプ動作をする構造で
もよい。クランプ動作を発生させる駆動源は、押し棒方
式の他、モーターによる方法、エアーシリンダー23や
油圧シリンダーによる方法などを適用して行うことがで
きる。エアーシリンダー方式の概念図を図20、図21
に示す。図20および図21においては、フィルム1の
導入方向先端部12のみを押さえ付けるクランプ部材片
3、および他のクランプ部材片20が、クランプ部材引
張ロッド25を接続するための突出部31を有してい
る。このため、フィルム1の導入方向先端部12のみを
押さえ付けるクランプ部材片3、および他のクランプ部
材片20によってフィルム1を押さえ付ける面積が広く
とれるので、フィルム1と金型との位置ずれや、クラン
プ後にキャビティ内に空気が侵入しにくくなるなど効果
的である。
【0024】各クランプ部材片は、クランプ部材片引張
ロッド25、バネA26、バネB27、バネ止め24、
作動プレート29、押し棒28によって金型の周囲に密
着したり離間したりすることができる。あるいは、各ク
ランプ部材片は、射出成形用金型に直接設けられておら
ず、ロボットアームなどによって射出成形用金型外から
射出成形用金型内に侵入され、アームの押しつけ力や電
磁石などによって、金型のパーティング面7にフィルム
1をクランプするものでもよい。つまり、図19に基づ
いて説明すると、バネ止め24を有するクランプ部材引
張ロッド25と各クランプ部材片とが連結されている。
バネA26やバネB27の弾性力によって、バネ止め2
4とパーティング面7とが離間される向きに常に力が加
えられている。また、押し棒28の動作により作動プレ
ート29が連動するようになっている。作動プレート2
9にバネA26やバネB27の弾性力よりも強い力を加
えてバネ止め24を押すと、クランプ部材片は金型から
離間する。一方、作動プレート29に加わる力がバネA
26やバネB27の弾性力よりも弱い場合は、クランプ
部材片は可動型5に接近してゆきフィルム1を間に挟ん
で密着する。作動プレート29に力が加わらなくなると
バネA26やバネB27の弾性力によって、クランプ部
材片は金型に密着する。バネA26とバネB27の弾性
力に差をつけたり、クランプ部材片引張ロッド25の長
さに差をつけたりすることによって、フィルム1の導入
方向先端部12のみを押さえ付けるクランプ部材片3が
先にクランプし、その後に他のクランプ部材片20がク
ランプすることができるようにすることができる。
ロッド25、バネA26、バネB27、バネ止め24、
作動プレート29、押し棒28によって金型の周囲に密
着したり離間したりすることができる。あるいは、各ク
ランプ部材片は、射出成形用金型に直接設けられておら
ず、ロボットアームなどによって射出成形用金型外から
射出成形用金型内に侵入され、アームの押しつけ力や電
磁石などによって、金型のパーティング面7にフィルム
1をクランプするものでもよい。つまり、図19に基づ
いて説明すると、バネ止め24を有するクランプ部材引
張ロッド25と各クランプ部材片とが連結されている。
バネA26やバネB27の弾性力によって、バネ止め2
4とパーティング面7とが離間される向きに常に力が加
えられている。また、押し棒28の動作により作動プレ
ート29が連動するようになっている。作動プレート2
9にバネA26やバネB27の弾性力よりも強い力を加
えてバネ止め24を押すと、クランプ部材片は金型から
離間する。一方、作動プレート29に加わる力がバネA
26やバネB27の弾性力よりも弱い場合は、クランプ
部材片は可動型5に接近してゆきフィルム1を間に挟ん
で密着する。作動プレート29に力が加わらなくなると
バネA26やバネB27の弾性力によって、クランプ部
材片は金型に密着する。バネA26とバネB27の弾性
力に差をつけたり、クランプ部材片引張ロッド25の長
さに差をつけたりすることによって、フィルム1の導入
方向先端部12のみを押さえ付けるクランプ部材片3が
先にクランプし、その後に他のクランプ部材片20がク
ランプすることができるようにすることができる。
【0025】この発明のクランプ装置と成形同時絵付け
用金型の一使用例を、図9〜図16を参照しながら説明
する。
用金型の一使用例を、図9〜図16を参照しながら説明
する。
【0026】まず、固定型4と可動型5からなる射出成
形用金型の上方において、フィルムロールから巻き出て
いるフィルム1の導入方向先端部12(分断端部)をフ
ィルム導入手段15のフィルム把持手段14(押し部材
16と受け部材17)でつかむ(図9参照)。フィルム
1の導入方向先端部12の最先端はフィルム把持手段1
4からはみ出させる。フィルム把持手段14は帯状体1
8の先端に固定されている。つぎに、帯状体18を長手
方向に駆動させて、フィルム1をつかんでいる押し部材
16と受け部材17を下方に移動させ、フィルム1を射
出成形用金型内に導入する(図10参照)。フィルム把
持手段14を、フィルム1の導入方向先端部12のみを
押さえ付けるクランプ部材片3に接近させる。フィルム
把持手段14からはみ出ているフィルム1の最先端を、
フィルム1の導入方向先端部12のみを押さえ付けるク
ランプ部材片3によって金型にクランプする(図11参
照)。フィルム把持手段14はフィルム1を開放しキャ
ビティ上方へ退避し、ヒートカッター11の上方でフィ
ルムをつかみ、クランプ部材片3とフィルム把持手段1
4の間にフィルムにテンションをかける(図12参
照)。次に、他のクランプ部材片20を駆動させて、フ
ィルム1の導入方向先端部12のみを押さえ付けるクラ
ンプ部材片3を、他のクランプ部材片20の切り欠きあ
るいは凹部に嵌め合わせることによってフィルム1を金
型のキャビティ2の周囲に押さえ付ける(図13参
照)。押さえ付けると同時または押さえ付けた後に、ク
ランプ部材片の上方にあるヒートカッター11でフィル
ム把持手段14の下流側でフィルム1を分断し、クラン
プ装置と金型との間にクランプされた枚葉のフィルム1
と、導入方向先端部12(分断端部)を有するフィルム
1とになる(図14参照)。必要により、加熱手段30
をフィルム1の導入とは別の工程として固定型4と可動
型5との間に侵入させ、フィルム1を加熱した後、キャ
ビティ2を真空吸引して、金型のキャビティ2にフィル
ム1を密着させる(図14参照)。次に、固定型4と可
動型5とを型閉めしフィルム1を挟み込み、射出ゲート
10から溶融樹脂9を射出し、フィルム1の接着層と溶
融樹脂9とが接触したまま、溶融樹脂9が冷却されて固
化し、成形品6にフィルム1が接着する(図15参
照)。溶融樹脂9の成形材料としては、ポリスチレン系
樹脂、ABS系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリプ
ロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂等を使用すること
ができる。最後に、固定型4と可動型5とを型開きした
後、クランプ部材を金型から引き離し、成形品6にフィ
ルム1が接着した絵柄付成形品を取り出す。
形用金型の上方において、フィルムロールから巻き出て
いるフィルム1の導入方向先端部12(分断端部)をフ
ィルム導入手段15のフィルム把持手段14(押し部材
16と受け部材17)でつかむ(図9参照)。フィルム
1の導入方向先端部12の最先端はフィルム把持手段1
4からはみ出させる。フィルム把持手段14は帯状体1
8の先端に固定されている。つぎに、帯状体18を長手
方向に駆動させて、フィルム1をつかんでいる押し部材
16と受け部材17を下方に移動させ、フィルム1を射
出成形用金型内に導入する(図10参照)。フィルム把
持手段14を、フィルム1の導入方向先端部12のみを
押さえ付けるクランプ部材片3に接近させる。フィルム
把持手段14からはみ出ているフィルム1の最先端を、
フィルム1の導入方向先端部12のみを押さえ付けるク
ランプ部材片3によって金型にクランプする(図11参
照)。フィルム把持手段14はフィルム1を開放しキャ
ビティ上方へ退避し、ヒートカッター11の上方でフィ
ルムをつかみ、クランプ部材片3とフィルム把持手段1
4の間にフィルムにテンションをかける(図12参
照)。次に、他のクランプ部材片20を駆動させて、フ
ィルム1の導入方向先端部12のみを押さえ付けるクラ
ンプ部材片3を、他のクランプ部材片20の切り欠きあ
るいは凹部に嵌め合わせることによってフィルム1を金
型のキャビティ2の周囲に押さえ付ける(図13参
照)。押さえ付けると同時または押さえ付けた後に、ク
ランプ部材片の上方にあるヒートカッター11でフィル
ム把持手段14の下流側でフィルム1を分断し、クラン
プ装置と金型との間にクランプされた枚葉のフィルム1
と、導入方向先端部12(分断端部)を有するフィルム
1とになる(図14参照)。必要により、加熱手段30
をフィルム1の導入とは別の工程として固定型4と可動
型5との間に侵入させ、フィルム1を加熱した後、キャ
ビティ2を真空吸引して、金型のキャビティ2にフィル
ム1を密着させる(図14参照)。次に、固定型4と可
動型5とを型閉めしフィルム1を挟み込み、射出ゲート
10から溶融樹脂9を射出し、フィルム1の接着層と溶
融樹脂9とが接触したまま、溶融樹脂9が冷却されて固
化し、成形品6にフィルム1が接着する(図15参
照)。溶融樹脂9の成形材料としては、ポリスチレン系
樹脂、ABS系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリプ
ロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂等を使用すること
ができる。最後に、固定型4と可動型5とを型開きした
後、クランプ部材を金型から引き離し、成形品6にフィ
ルム1が接着した絵柄付成形品を取り出す。
【0027】
【発明の効果】この発明は、射出成形用金型内に導入さ
れたフィルムをキャビティの周囲の所定箇所で押さえ付
けるタイプのクランプ装置であって、フィルムの導入方
向先端部のみを押さえ付けるクランプ部材片を含むよう
にしているので、次のような効果がある。つまり、「導
入方向先端部クランプ」位置と「キャビティ周囲クラン
プ」位置とを離す必要がないため、「導入方向先端部ク
ランプ」位置と「キャビティ周囲クランプ」位置との間
に位置するフィルム分の面積が必要なくなり、成形品か
らはみ出た余分なフィルムの廃棄量が極めて少なくな
る。よって、フィルムコストがかからない。
れたフィルムをキャビティの周囲の所定箇所で押さえ付
けるタイプのクランプ装置であって、フィルムの導入方
向先端部のみを押さえ付けるクランプ部材片を含むよう
にしているので、次のような効果がある。つまり、「導
入方向先端部クランプ」位置と「キャビティ周囲クラン
プ」位置とを離す必要がないため、「導入方向先端部ク
ランプ」位置と「キャビティ周囲クランプ」位置との間
に位置するフィルム分の面積が必要なくなり、成形品か
らはみ出た余分なフィルムの廃棄量が極めて少なくな
る。よって、フィルムコストがかからない。
【0028】また、「導入方向先端部クランプ」位置と
「キャビティ周囲クランプ」位置とを別々に確保する必
要がないため、金型のパーティング面の面積が小さくて
すみ、金型が小型化できる。よって、金型コストがかか
らない。
「キャビティ周囲クランプ」位置とを別々に確保する必
要がないため、金型のパーティング面の面積が小さくて
すみ、金型が小型化できる。よって、金型コストがかか
らない。
【0029】また、「導入方向先端部クランプ」位置と
「キャビティ周囲クランプ」位置とを離す必要がないた
め、「導入方向先端部クランプ」位置でのフィルム位置
決めのずれが、「キャビティ周囲クランプ」位置でのフ
ィルムの位置ずれに大きく影響することはない。このた
め、フィルムと成形品との位置がずれた製品が得られに
くい。よって、完成品の歩留まりが良くなる。
「キャビティ周囲クランプ」位置とを離す必要がないた
め、「導入方向先端部クランプ」位置でのフィルム位置
決めのずれが、「キャビティ周囲クランプ」位置でのフ
ィルムの位置ずれに大きく影響することはない。このた
め、フィルムと成形品との位置がずれた製品が得られに
くい。よって、完成品の歩留まりが良くなる。
【図1】 この発明のクランプ装置と成形同時絵付け用
金型の一実施例を示す斜視図である。
金型の一実施例を示す斜視図である。
【図2】 図1におけるこの発明のクランプ装置と成形
同時絵付け用金型の実施例において、フィルムの導入方
向先端部のみを押さえ付けるクランプ部材片に他のクラ
ンプ部材片を被せ合わせところを示す斜視図である。
同時絵付け用金型の実施例において、フィルムの導入方
向先端部のみを押さえ付けるクランプ部材片に他のクラ
ンプ部材片を被せ合わせところを示す斜視図である。
【図3】 この発明のクランプ装置の一実施例を示す斜
視図である。
視図である。
【図4】 図3におけるこの発明のクランプ装置の実施
例において、フィルムの導入方向先端部のみを押さえ付
けるクランプ部材片に他のクランプ部材片を被せ合わせ
ところを示す斜視図である。
例において、フィルムの導入方向先端部のみを押さえ付
けるクランプ部材片に他のクランプ部材片を被せ合わせ
ところを示す斜視図である。
【図5】 この発明のクランプ装置の一実施例を示す斜
視図である。
視図である。
【図6】 図5におけるこの発明のクランプ装置の実施
例において、フィルムの導入方向先端部のみを押さえ付
けるクランプ部材片と、他のクランプ部材片とを横並び
させたところを示す斜視図である。
例において、フィルムの導入方向先端部のみを押さえ付
けるクランプ部材片と、他のクランプ部材片とを横並び
させたところを示す斜視図である。
【図7】 この発明のクランプ装置の一実施例を示す斜
視図である。
視図である。
【図8】 図7におけるこの発明のクランプ装置の実施
例において、フィルムの導入方向先端部のみを押さえ付
けるクランプ部材片と、他のクランプ部材片とを横並び
させたところを示す斜視図である。
例において、フィルムの導入方向先端部のみを押さえ付
けるクランプ部材片と、他のクランプ部材片とを横並び
させたところを示す斜視図である。
【図9】 この発明のクランプ装置と成形同時絵付け用
金型の一実施例の一使用例の一工程を示す断面図であ
る。
金型の一実施例の一使用例の一工程を示す断面図であ
る。
【図10】 この発明のクランプ装置と成形同時絵付け
用金型の一実施例の一使用例の一工程を示す断面図であ
る。
用金型の一実施例の一使用例の一工程を示す断面図であ
る。
【図11】 この発明のクランプ装置と成形同時絵付け
用金型の一実施例の一使用例の一工程を示す断面図であ
る。
用金型の一実施例の一使用例の一工程を示す断面図であ
る。
【図12】 この発明のクランプ装置と成形同時絵付け
用金型の一実施例の一使用例の一工程を示す断面図であ
る。
用金型の一実施例の一使用例の一工程を示す断面図であ
る。
【図13】 この発明のクランプ装置と成形同時絵付け
用金型の一実施例の一使用例の一工程を示す断面図であ
る。
用金型の一実施例の一使用例の一工程を示す断面図であ
る。
【図14】 この発明のクランプ装置と成形同時絵付け
用金型の一実施例の一使用例の一工程を示す断面図であ
る。
用金型の一実施例の一使用例の一工程を示す断面図であ
る。
【図15】 この発明のクランプ装置と成形同時絵付け
用金型の一実施例の一使用例の一工程を示す断面図であ
る。
用金型の一実施例の一使用例の一工程を示す断面図であ
る。
【図16】 (a)は、この発明のクランプ装置と成形
同時絵付け用金型の他の実施例の一使用例の一工程を示
す断面図である。(b)は、この発明のクランプ装置と
成形同時絵付け用金型の他の実施例の一使用例の一工程
を示す正面図である。
同時絵付け用金型の他の実施例の一使用例の一工程を示
す断面図である。(b)は、この発明のクランプ装置と
成形同時絵付け用金型の他の実施例の一使用例の一工程
を示す正面図である。
【図17】 この発明のクランプ装置の一実施例の一使
用例の一工程を示す側面図である。
用例の一工程を示す側面図である。
【図18】 この発明のクランプ装置の他の実施例の一
使用例の一工程を示す側面図である。
使用例の一工程を示す側面図である。
【図19】 この発明のクランプ装置の一実施例を示す
断面図である。
断面図である。
【図20】 この発明のクランプ装置の一実施例を示す
正面図である。
正面図である。
【図21】 この発明のクランプ装置の一実施例を示す
断面図である。
断面図である。
1 フィルム 2 キャビティ 3 フィルムの導入方向先端部のみを押さえ付けるクラ
ンプ部材片 4 固定型 5 可動型 6 成形品 7 パーティング面 8 真空吸引口 9 溶融樹脂 10 射出ゲート 11 ヒートカッター 12 導入方向先端部 13 巻出しロール手段 14 フィルム把持手段 15 フィルム導入手段 16 押し部材 17 受け部材 18 帯状体 19 移動手段 20 他のクランプ部材片 21 切り欠き 22 シールド部材 23 エアーシリンダー 24 バネ止め 25 クランプ部材引張ロッド 26 バネA 27 バネB 28 押し棒 29 作動プレート 30 加熱手段 31 突出部
ンプ部材片 4 固定型 5 可動型 6 成形品 7 パーティング面 8 真空吸引口 9 溶融樹脂 10 射出ゲート 11 ヒートカッター 12 導入方向先端部 13 巻出しロール手段 14 フィルム把持手段 15 フィルム導入手段 16 押し部材 17 受け部材 18 帯状体 19 移動手段 20 他のクランプ部材片 21 切り欠き 22 シールド部材 23 エアーシリンダー 24 バネ止め 25 クランプ部材引張ロッド 26 バネA 27 バネB 28 押し棒 29 作動プレート 30 加熱手段 31 突出部
Claims (9)
- 【請求項1】 射出成形用金型内に導入されたフィルム
をキャビティの周囲の所定箇所で押さえ付けるタイプの
クランプ装置であって、フィルムの導入方向先端部のみ
を押さえ付けるクランプ部材片を含むことを特徴とする
クランプ装置。 - 【請求項2】 フィルムの導入方向先端部のみを押さえ
付けるクランプ部材片の少なくとも一部の上に、他のク
ランプ部材片を被せ合せる請求項1に記載のクランプ装
置。 - 【請求項3】 前記他のクランプ部材片が、フィルムの
導入方向先端部のみを押さえ付けるクランプ部材片の少
なくとも一部が嵌まる切り欠きを有する請求項2に記載
のクランプ装置。 - 【請求項4】 フィルムの導入方向先端部のみを押さえ
付けるクランプ部材片が、前記他のクランプ部材片の少
なくとも一部が嵌まる切り欠きを有する請求項2に記載
のクランプ装置。 - 【請求項5】 固定型と可動型からなる射出成形金型内
に導入されたフィルムを挟み込み、成形品の成形と同時
にフィルムを成形品に接着させるための成形同時絵付け
用金型において、フィルムの導入方向先端部のみを押さ
え付けるクランプ部材片を含み、射出成形用金型内に導
入されたフィルムをキャビティの周囲の所定箇所で押さ
え付けることが可能なタイプのクランプ装置が、固定型
あるいは可動型のいずれかのパーティング面に設けられ
たことを特徴とする成形同時絵付け用金型。 - 【請求項6】 キャビティに真空吸引孔が形成された請
求項5に記載の成形同時絵付け用金型。 - 【請求項7】 クランプ装置として、フィルムの導入方
向先端部のみを押さえ付けるクランプ部材片の少なくと
も一部の上に、他のクランプ部材片を被せ合わせるもの
を用いる請求項5または6に記載の成形同時絵付け用金
型。 - 【請求項8】 クランプ装置として、前記他のクランプ
部材片が、フィルムの導入方向先端部のみを押さえ付け
るクランプ部材片の少なくとも一部が嵌まる切り欠きを
有するものを用いる請求項5または6に記載の成形同時
絵付け用金型。 - 【請求項9】 クランプ装置として、フィルムの導入方
向先端部のみを押さえ付けるクランプ部材片が、前記他
のクランプ部材片の少なくとも一部が嵌まる切り欠きを
有するものを用いる請求項5または6に記載の成形同時
絵付け用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20715297A JPH1134104A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | クランプ装置と成形同時絵付け用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20715297A JPH1134104A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | クランプ装置と成形同時絵付け用金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1134104A true JPH1134104A (ja) | 1999-02-09 |
Family
ID=16535089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20715297A Withdrawn JPH1134104A (ja) | 1997-07-15 | 1997-07-15 | クランプ装置と成形同時絵付け用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1134104A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002086489A (ja) * | 2000-09-18 | 2002-03-26 | Nissha Printing Co Ltd | フィルム導入装置と加飾成形品の製造方法 |
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JP2008149701A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Snyang Yu Enterprise Co Ltd | 単片薄膜の連続製作および供給方法 |
JP2008149702A (ja) * | 2006-12-14 | 2008-07-03 | Snyang Yu Enterprise Co Ltd | 薄膜を有する成形品の製造方法 |
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JP2017105061A (ja) * | 2015-12-09 | 2017-06-15 | ダイキン工業株式会社 | インモールド射出成形金型装置及び樹脂成形品製造方法 |
US12083719B2 (en) | 2020-01-20 | 2024-09-10 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Insert molding sheet |
-
1997
- 1997-07-15 JP JP20715297A patent/JPH1134104A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041005 |