JPH11338020A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット

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JPH11338020A
JPH11338020A JP14397698A JP14397698A JPH11338020A JP H11338020 A JPH11338020 A JP H11338020A JP 14397698 A JP14397698 A JP 14397698A JP 14397698 A JP14397698 A JP 14397698A JP H11338020 A JPH11338020 A JP H11338020A
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charging
lens
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卓 飛岡
Takeshi Mikami
勇志 三上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 充電操作部材の操作感を向上させ、スライド
操作の完了が明確に分かるようにする。 【解決手段】 充電操作部材12は、下方のオフ位置と
上方のオン位置との間でスライド自在とされている。ス
ライド操作中の充電操作部材12には、弾性部55,係
合突起56,被係合突起45からなるクリックストップ
手段と、充電スイッチ34を構成する金属接片36のプ
リント基板31への接触とから負荷が与えられる。これ
らの負荷のうちクリックストップ手段の負荷を金属接片
36の負荷よりも大きくすることで、金属接片36の負
荷が感じられなくなり、2段階のクリック感等の操作感
の悪化を解決することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ付きフイル
ムユニットに関し、更に詳しくは、スライド操作される
充電操作部材を備えたレンズ付きフイルムユニットに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】簡単な撮影機構が組み込まれ、写真フイ
ルムが予め装填されたレンズ付きフイルムユニットが本
出願人より製造・販売されている。このようなレンズ付
きフイルムユニットには様々な種類があり、夜間や室内
での撮影が行えるように、ストロボユニットが組み込ま
れたものもある。レンズ付きフイルムユニットのストロ
ボユニットは、放電管や拡散板等からなるストロボ発光
部と、このストロボ発光部を発光させるストロボ回路が
形成されたプリント基板と、ストロボ回路にストロボ充
電を行わせる充電スイッチとからなる。
【0003】上記充電スイッチは、ローコスト化のため
に簡素化されたものとなっており、プリント基板上に形
成された複数の接点部を金属接片で接続し、ストロボ回
路を閉じることにより充電を開始させる。金属接片を接
点部に接触させる充電操作部材としては、一度の操作で
金属接片を接点部に当接させた状態に維持できる係止機
構を備えたスライド式のものや、撮影者によって付勢さ
れている間だけ金属接片を接点部に接触させるようにし
た、押しボタン式やスライド式のものが用いられてい
る。
【0004】係止機構を備えたスライド式の充電操作部
材は、充電操作部材をスライド自在にガイドするガイド
部と、充電操作部材とガイド部との間に設けられ、充電
操作部材をオン位置とオフ位置とで保持するとともに、
該オン位置とオフ位置との間でのスライド時に充電操作
部材にクリック感を付与するクリックストップ手段とを
備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、充電操
作部材をオフ位置からオン位置へとスライドさせると、
充電スイッチを構成する金属接片がプリント基板に接触
することによって、充電操作部材に与えられる負荷が変
化してしまい、クリック感が2段階に感じられ、充電操
作部材の操作感が悪化するという問題があった。また、
金属接片により与えられる負荷によって、充電操作部材
のオン位置へのスライドが完了したと勘違いし、充電操
作部材のスライド操作が途中までしか行われなくなると
いう問題もある。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためのも
ので、充電操作部材の操作感を向上させ、スライド操作
の完了が明確に分かるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のレンズ付きフイルムユニットは、スライ
ド操作時にクリックストップ手段によって充電操作部材
に付与される負荷を、充電スイッチをオンさせる際に充
電操作部材に付与される負荷よりも大きくしたしたもの
である。
【0008】また、クリックストップ手段によって充電
操作部材に付与される負荷は、充電操作部材をオフ位置
からオン位置へスライドさせる際よりも、該充電操作部
材をオン位置からオフ位置へスライドさせる際の方が小
さくなるようにしたものである。
【0009】更に、充電操作部材とガイド部とのいずれ
か一方に設けられた被係合部と、他方に設けられ、被係
合部に係合して充電操作部材をオン位置とオフ位置とで
保持する係合部と、該充電操作部材がスライドされた際
に弾性変形して被係合部あるいは係合部のいずれか一方
を他方に対して退避させ、充電操作部材にクリック感を
付与する弾性部とからクリックストップ手段を構成し、
該係合部と被係合部との間の係合力を高めることによっ
て充電操作部材に付与する負荷を大きくしたものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図2及び図3は、本発明のレンズ
付きフイルムユニット2の使用時及び不使用時の状態を
示す斜視図である。レンズ付きフイルムユニット2は、
簡単な撮影機構が組み込まれ、予め写真フイルムが装填
されたユニット本体3と、このユニット本体3の外周に
巻き付けられるようにして貼付される外装ラベル4とか
ら構成されている。外装ラベル4には、ユニット本体3
の上面から突出してストロボ充電の完了を表示するライ
トガイド5,フイルムカウンタ窓6等を露呈させるため
の開口等が形成されている。
【0011】ユニット本体3の前面には、左右方向にス
ライドして開閉されるレンズバリア8と、このレンズバ
リア8の開放位置で露呈される撮影レンズ9,ファイン
ダ10と、被写体に向けてストロボ光を照射するストロ
ボ発光部11及び上下方向でスライド自在とされた充電
操作部材12が設けられている。またユニット本体3の
上面及び背面には、前記ライトガイド5,フイルムカウ
ンタ窓6,シャッタボタン13,巻上げノブ14が設け
られている。
【0012】充電操作部材12は、図2に示すように、
上方にスライド操作された際に、ユニット本体3内に組
み込まれたストロボ回路にストロボ充電を行わせるとと
もに、ストロボ発光を許容する。また、図3に示すよう
に、充電操作部材12が下方にスライドされている際に
は、ストロボ回路へのストロボ充電は行われず、充電が
完了している場合でもストロボ発光が禁止される。前記
ライトガイド5は、充電操作部材12の上方へのスライ
ド操作に連動してユニット本体3の上面から突出され、
ストロボ充電が完了すると発光し、撮影者と被撮影者と
の両方にストロボ充電が完了したことを知らせる。
【0013】図4に示すように、ユニット本体3は、前
カバーユニット16、本体基部17、露光ユニット1
8、ストロボユニット19、フイルムカートリッジ2
0、及び後カバー21から構成されている。本体基部1
7には、フイルムカートリッジ20を構成するカートリ
ッジ本体22が収納されるカートリッジ室23と、カー
トリッジ本体22から引き出されてロール状に巻かれた
写真フイルム24を収納するフイルム室25とがそれぞ
れ一体に設けられている。これらカートリッジ室23と
フイルム室25との間には、詳しくは図示しないが、撮
影光路を遮光する遮光筒とこの遮光筒に連なるアパーチ
ャーとが設けられており、前記露光ユニット18は遮光
筒の前面に取り付けられる。
【0014】後カバー21には、カートリッジ室23と
フイルム室25との底を塞ぐためのプルトップ式の底蓋
21a,21bがそれぞれ設けられている。後カバー2
1を取り付けた後に、これらの底蓋21a,21bで各
室23,25の底を塞ぐことでフイルムカートリッジ2
0が本体基部17との間で光密に収納される。カートリ
ッジ室23の底を塞ぐ底蓋21aは、現像所で撮影済み
の写真フイルム24を収納したカートリッジ本体22を
取り出すときに開放される。
【0015】カートリッジ室23の上には、巻上げノブ
14が回転自在に設けられている。巻上げノブ14は、
一部が後カバー21の開口27から露呈している。フイ
ルム巻き上げ操作を行うと、未露光の写真フイルム24
がフイルム室25から引き出されて露光ユニット18の
後方に設けられた本体基部17のアパーチャにセットさ
れ、これと同時に露光済みの写真フイルム24がカート
リッジ本体22内に巻き上げられる。
【0016】露光ユニット18は、撮影レンズ9やファ
インダ10を構成する対物レンズ及び接眼レンズ、シャ
ッタレリーズ機構,シャッタチャージ機構、フイルム巻
止め機構、フイルムカウンタ機構等をユニット化したも
のである。露光ユニット18の上部には、ユニット本体
3の上面に形成された開口部から外部に露呈されるシャ
ッタボタン13が取り付けられている。
【0017】前カバーユニット16は、前面に撮影レン
ズ9を露呈させるレンズ開口29a,充電操作部材12
を露呈させる開口29b,ストロボ発光部11を露呈さ
せる開口29c等が形成されている前カバー本体29
と、この前カバー本体29の前面にスライド自在に取り
付けられるレンズバリア8とからなる。
【0018】ストロボユニット19は、各種電気部品が
取り付けられてストロボ回路が形成されたプリント基板
31と、放電管やリフレクタ,拡散板等からなるストロ
ボ発光部11と、ストロボユニット19の電源となる電
池32とから構成されている。プリント基板31には、
露光ユニット18のシャッタレリーズ機構のレリーズ動
作によってオンし、ストロボ発光を行わせるシンクロス
イッチ33と、充電操作部材12のスライド操作によっ
てオン/オフされる充電スイッチ34とが設けられてい
る。
【0019】充電スイッチ34は、図1に示すように、
プリント基板31上に取り付けられた金属接片36と、
この金属接片36に近接して設けられた接点部37,3
8とからなる。金属接片36は、略U字形状に屈曲され
ており、端部に形成された二股部36aがの接点部3
7,38に接触することにより充電スイッチ34がオン
する。この金属接片36の変位は、充電操作部材12の
背面に設けられた押圧突起39の押圧によって行われ
る。充電操作部材12がオフ位置にある際には、金属接
片36は図示するように、接点部37,38に接触せ
ず、充電操作部材12がオン位置にある際には、金属接
片36は押圧突起39に押圧されて変位し、接点部3
7,38に接触する。
【0020】充電操作部材12には、平板状の基板部4
1が一体に設けられており、この基板部41とプリント
基板31との間には、基板部41が上下方向でスライド
自在となるようにガイドするガイド部であるガイド部材
42が配置されている。基板部41には、ガイド部材4
2に形成されたガイドピン43,44と、クリックスト
ップ手段を構成する被係合突起45とがそれぞれ挿入さ
れる開口46,47が形成されており、基板部41はこ
れらに沿って上下方向でスライドされる。
【0021】また、基板部41には、ライトガイド5に
一体に形成されたピン5aを挟み込んで保持する二股形
状の保持部49が設けられている。ライトガイド5は、
基板部41によってユニット本体3上面から突出される
と、プリント基板31に取り付けられたLED50に対
面する。そして、LED50から照射された光を内面反
射によりユニット本体3外にガイドし、撮影者と被撮影
者とにストロボ充電の完了を知らせる。
【0022】基板部41の前面下部に設けられている突
条52は、レンズバリア8によって充電操作部材12を
オン位置からオフ位置へスライドさせる際と、充電操作
部材12のロックとに用いられる。充電操作部材12が
オン位置にある際にレンズバリア8が閉じられると、レ
ンズバリア8の内面の下部に設けられたレバー(図示せ
ず)が突条52の傾斜した上面を押圧し、基板部41を
下方に押し下げる。そして、完全にレンズバリア8が閉
じられると、レバーは突条52の上部に配置され、充電
操作部材12の上方へのスライドを阻止する。
【0023】基板部41の開口47の一方の側辺は、隣
接して形成された開口54によって弾性変形可能な弾性
部55とされており、開口47内には係合部である係合
突起56が一体に形成されている。これら弾性部55と
係合突起56は、クリックストップ手段を構成する。被
係合突起45は、開口47の内壁面に当接するガイド面
45aで基板部41をガイドするとともに、上下部に形
成された上係合面45b及び下係合面45cに、係合突
起56に形成された下係合面56a及び上係合面56b
を係合させることで、基板部41をオフ位置とオン位置
とで保持する。充電操作部材12をスライド操作する
と、基板部41に設けられた係合突起56と被係合突起
45とが当接し、弾性部55が弾性変形して被係合突起
45に対する係合突起56の通過を許容する。その際の
係合突起56と被係合突起45との係合及び係合解除に
よって、充電操作部材12のスライド操作にクリック感
が付与される。
【0024】充電操作部材12を前面側から見た正面図
である図5に示すように、充電操作部材12をオフ位置
からオン位置までスライドする際に当接する係合突起5
6の上係合面56bと、被係合突起45の下係合面45
cとは、被係合突起45のガイド面45aに対する角度
θ1が90°近くとされており、充電操作部材12がオ
フ位置にある際の係合突起56と被係合突起45との係
合力が高められている。これにより、充電操作部材12
をオフ位置からオン位置へとスライド操作する際に充電
操作部材12に掛かる負荷が大きくなるため、ユーザー
は充電操作部材12を強い力で操作することになる。そ
のため、充電スイッチ34の金属接片36の変位による
負荷変動が感じられる間もなく、充電操作部材12はオ
フ位置からオン位置へと一気に移動することになる。
【0025】このように、係合突起56と被係合突起4
5との係合力を高めることで、従来発生していた2段階
のクリック感等の操作感の悪化や、操作途中でのスライ
ド操作の中止等といった問題を解決することができる。
また、振動や衝撃等によって充電操作部材12が不用意
にオフ位置からオン位置へと移動してしまうのも阻止す
ることができ、内蔵する電池32の消耗を防止すること
ができる。更に、部品の一部の面の角度を変更するだけ
なので、ローコストに実施することができる。
【0026】なお、係合突起56の下係合面56aと被
係合突起45の上係合面45bの角度θ2は、θ1より
も小さくされているため、充電操作部材12をオン位置
からオフ位置へとスライド操作する際には、弱い力で容
易に行うことができ、充電スイッチの切り忘れ等を防止
することができる。
【0027】次に、上記実施例の作用について説明す
る。レンズ付きフイルムユニット2で撮影を行う場合に
は、図3に示すように、不使用状態となっているレンズ
付きフイルムユニット2のレンズバリア8をスライド操
作して、図2に示すように、撮影レンズ9やファインダ
10等を露呈させる。次に、ユーザーはファインダ10
を覗いてフレーミングを行なう。被写体の輝度が低い場
合や、逆光での撮影の際には、ストロボ撮影を行うため
に、図3に示すように、オフ位置にある充電操作部材1
2を図2に示すオン位置に向けてスライド操作する。
【0028】充電操作部材12を上方に向けてスライド
操作すると、図1に示すように、充電操作部材12とこ
れに一体に形成された基板部41がガイド板42に沿っ
て上方にスライドする。その際に、図5に示すように、
基板部41に一体に形成された係合突起56の上係合面
56bが、被係合突起45の下係合面45cを押圧す
る。被係合突起45は、弾性部55を弾性変形させて係
合突起56を退避させ、係合突起56を乗り越える。そ
の際に、充電操作部材12にクリック感が付与される。
【0029】係合突起56の上係合面56bと、被係合
突起45の下係合面45cの角度θ1は、90°近くと
されているため、係合突起56と被係合突起45との係
合力が高められており、充電操作部材12をオフ位置か
らオン位置へとスライド操作する際に充電操作部材12
に掛かる負荷が大きくなる。これにより、ユーザーは充
電操作部材12を強い力で操作することになるため、充
電スイッチ34の金属接片36の変位による負荷変動が
感じられる間もなく、充電操作部材12はオフ位置から
オン位置へと一気に移動することになり、従来発生して
いた2段階のクリック感等の操作感の悪化や、操作途中
でのスライド操作の中止等といった問題は解決される。
また、振動や衝撃等によって充電操作部材12が不用意
にオフ位置からオン位置へと移動してしまうのも阻止す
ることができ、内蔵する電池32の消耗を防止すること
ができる。
【0030】充電操作部材12がオン位置にスライドさ
れると、図1に示すように、充電操作部材12の背面に
設けられた押圧突起39が金属接片36を押圧して変位
させ、接点部37,38に接触させる。これにより、充
電スイッチ34がオンし、ストロボ回路はストロボ充電
を行う。また、図2に示すように、ライトガイド5がユ
ニット本体3の上面から突出され、プリント基板31に
取り付けられたLED50に対面する。ストロボ充電が
完了すると、LED50が発光する。LED50から照
射された光はライトガイド5に入射し、ライトガイド5
内の内面反射によってユニット本体外に放射される。ユ
ーザーや被撮影者は、ライトガイド5から放射される光
を見てストロボ充電が完了したことを知ることができ
る。
【0031】シャッタボタン13を押下すると、露光ユ
ニット18に組み込まれたシャッタレリーズ機構が作動
し、写真フイルム24に露光を行うとともに、ストロボ
ユニット19のシンクロスイッチ33をオンさせる。こ
れにより、シャッタレリーズに合わせてストロボ発光部
11からストロボ光が被写体に照射され、適性な輝度の
撮影を行うことができる。
【0032】撮影終了をする場合には、充電操作部材1
2をオン位置からオフ位置にスライド操作し、撮影レン
ズ9等を隠す方向にレンズバリア8をスライドさせる。
図5に示すように、係合突起56の下係合面56aと被
係合突起45の上係合面45bの角度θ2は、θ1より
も小さくされているため、充電操作部材12をオン位置
からオフ位置へとスライド操作する際には弱い力で容易
に行うことができ、充電スイッチの切り忘れを防止する
ことができる。
【0033】なお、上記実施形態では、係合突起と被係
合突起との当接面の傾斜をスライド方向に対して急にす
ることにより充電操作部材に掛かる負荷を大きくした
が、弾性部を太くしても同様の効果を得ることができ
る。この場合には、充電操作部材をオン位置からオフ位
置にスライドする際の負荷も大きくなる。
【0034】また、係合突起と被係合突起と弾性部とか
らなるクリックストップ手段を用いたレンズ付きフイル
ムユニットを例に説明したが、その他のクリックストッ
プ手段を用いたレンズ付きフイルムユニットにも用いる
ことができ、同様の作用効果を得ることができる。
【0035】更に、レンズバリアやライトガイドを有す
るレンズ付きフイルムユニットを例に説明したが、これ
らを備えていないレンズ付きフイルムユニットにも採用
することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレンズ付
きフイルムユニットは、スライド操作時にクリックスト
ップ手段によって充電操作部材に付与される負荷を、充
電スイッチをオンさせる際に充電操作部材に付与される
負荷よりも大きくしたので、従来発生していた2段階の
クリック感等の操作感の悪化や、操作途中でのスライド
操作の中止等といった問題を解決することができる。ま
た、振動や衝撃等によって充電操作部材が不用意にオフ
位置からオン位置へと移動してしまうのも阻止すること
ができ、内蔵する電池の消耗を防止することができる。
【0037】更に、クリックストップ手段による負荷
は、充電操作部材をオフ位置からオン位置へ移動させる
場合よりも、充電操作部材をオン位置からオフ位置へと
移動させる場合の方が小さくなるようにしたので、弱い
力で簡単に充電スイッチをオフさせることができ、充電
スイッチの切り忘れによる電池の消耗を防止することが
できる。
【0038】また、部品の一部の面の角度を変更するだ
けで、充電操作部材をオフ位置からオン位置へスライド
させる際の負荷を大きくすることができるので、ローコ
ストに実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】充電操作部材及びクリックストップ手段の構成
を示す分解斜視図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの使用状態を示す
外観斜視図である。
【図3】レンズ付きフイルムユニットの不使用状態を示
す外観斜視図である。
【図4】ユニット本体の構成を示す分解斜視図である。
【図5】クリックストップ手段の構成を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
2 レンズ付きフイルムユニット 3 ユニット本体 12 充電操作部材 19 ストロボユニット 34 充電スイッチ 31 プリント基板 41 基板部 42 ガイド部材 45 被係合突起 55 弾性部 56 係合突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストロボ回路への充電のオン/オフを切
    り換える充電スイッチを備えたストロボユニットと、該
    充電スイッチをオンさせる位置とオフさせる位置との間
    でスライド操作される充電操作部材と、この充電操作部
    材をスライド自在にガイドするガイド部と、該充電操作
    部材とガイド部との間に設けられ、充電操作部材をオン
    位置とオフ位置とで保持するとともに、スライド時にク
    リック感を付与するクリックストップ手段とを備えたレ
    ンズ付きフイルムユニットおいて、 前記スライド操作時にクリックストップ手段によって充
    電操作部材に付与される負荷を、前記充電スイッチをオ
    ンさせる際に充電操作部材に付与される負荷よりも大き
    くしたことを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。
  2. 【請求項2】 前記クリックストップ手段によって充電
    操作部材に付与される負荷は、充電操作部材をオフ位置
    からオン位置へスライドさせる際よりも、該充電操作部
    材をオン位置からオフ位置へスライドさせる際の方が小
    さいことを特徴とする請求項1記載のレンズ付きフイル
    ムユニット。
  3. 【請求項3】 前記クリックストップ手段は、前記充電
    操作部材とガイド部とのいずれか一方に設けられた被係
    合部と、他方に設けられ、被係合部に係合して充電操作
    部材をオン位置とオフ位置とで保持する係合部と、該充
    電操作部材がスライドされた際に弾性変形して被係合部
    あるいは係合部のいずれか一方を他方に対して退避さ
    せ、充電操作部材にクリック感を付与する弾性部とから
    なり、該係合部と被係合部との間の係合力を高めること
    によって充電操作部材に付与する負荷を大きくすること
    を特徴とする請求項1または2記載のレンズ付きフイル
    ムユニット。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001221939A (ja) * 2000-02-08 2001-08-17 Nikon Corp レンズ鏡筒
JP2005004181A (ja) * 2003-05-21 2005-01-06 Fujinon Corp 可視光・赤外光撮影用レンズシステム

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