JP2001051333A - レンズ付きフィルムユニット - Google Patents

レンズ付きフィルムユニット

Info

Publication number
JP2001051333A
JP2001051333A JP11227986A JP22798699A JP2001051333A JP 2001051333 A JP2001051333 A JP 2001051333A JP 11227986 A JP11227986 A JP 11227986A JP 22798699 A JP22798699 A JP 22798699A JP 2001051333 A JP2001051333 A JP 2001051333A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charging
lens
completion display
display member
main body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11227986A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Imamura
孝 今村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP11227986A priority Critical patent/JP2001051333A/ja
Publication of JP2001051333A publication Critical patent/JP2001051333A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネオン管やLED等の充電完了表示部品を用
いることなく、充電完了を知らせる。 【解決手段】 充電完了表示部材5をガイドピン64に
よりユニット本体3のガイド孔3aから出没自在に設け
る。充電完了表示部材5をコイルバネ72で付勢し、ユ
ニット本体3のガイド孔3aから突出させる。ガイドピ
ン64にグリス保持溝71を形成する。グリス保持溝7
1にグリス70を塗布する。充電完了表示部材5に作動
ピン5aを設ける。充電操作部材12をオン位置とオフ
位置との間でスライドさせる。(A)のオフ位置では、
充電操作部材12の保持部49により作動ピン5aを係
止させる。(C)のオン位置では作動ピン5aの係止を
解除する。(B)のように充電完了表示部材5の突出は
グリスの粘性で規制され、徐々に突出する。この間にス
トロボ回路の充電を終了させる。充電完了表示部材5の
突出完了により充電完了を知ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストロボ装置を内
蔵したレンズ付きフイルムユニットに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】簡単な撮影機構が組み込まれ、写真フイ
ルムが予め装填されたレンズ付きフイルムユニットが本
出願人より製造・販売されている。このようなレンズ付
きフイルムユニットには様々な種類があり、夜間や室内
での撮影が行えるように、ストロボユニットが組み込ま
れたものもある。レンズ付きフイルムユニットのストロ
ボユニットは、放電管や拡散板等からなるストロボ発光
部と、このストロボ発光部を発光させるストロボ回路が
形成されたプリント基板と、ストロボ回路にストロボ充
電を行わせる充電スイッチとから構成されている。
【0003】上記充電スイッチは、ローコスト化のため
に簡素化されたものとなっており、回路基板上に形成さ
れた複数の接点部と、これに接触する金属接片とから構
成されている。金属接片は操作部材によって接点部に接
触させられる。操作部材としては、押しボタン式やスラ
イド式のものがあり、更に、係止機構を備えたものもあ
る。係止機構は、一度の操作で金属接片を接点部に当接
させた状態に維持するものである。
【0004】また、レンズ付きフィルムユニットのスト
ロボ装置では、ストロボの充電完了を撮影者に知らせる
ために、ネオン管やLEDを点灯する。ネオン管を用い
る方式では、メインコンデンサの電圧が一定電圧に達す
るとネオン管が点灯し、充電完了を知らせる。またLE
Dを用いる方式では、トランス2次側電圧変化と1次側
フィードバックの電圧比でLEDを点灯し、充電完了を
知らせる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなLEDやネオン管等の充電完了表示部品を用いる
と、部品点数が多くなり、組み立て工数も増加してレン
ズ付きフィルムユニットのコストアップになるという欠
点がある。
【0006】本発明はネオン管やLEDを使用すること
なく簡単な構成で、充電完了を表示することができるよ
うにしたレンズ付きフィルムユニットを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のレンズ付きフイルムユニットでは、
充電操作部材の充電開始操作により係止が解除され、ユ
ニット本体から突出するように変位し、突出の終了によ
り充電完了を表示する充電完了表示部材と、充電完了表
示部材がユニット本体から突出する際に、その変位を規
制するように抵抗を与える変位時抵抗付与部材とを備
え、前記充電が完了するまでの時間よりも、変位時抵抗
付与部材による充電完了表示部材の突出終了までの時間
が長くなるように、変位時抵抗付与部材の抵抗を設定し
たものである。
【0008】なお、前記充電完了表示部材を、前記ユニ
ット本体内に退避させた退避位置と、ユニット本体から
突出して充電完了を表示する充電完了表示位置との間で
変位自在に設けるとともに、この充電完了表示部材を付
勢部材により充電完了表示位置側に付勢し、前記充電操
作部材を、オフ位置とオン位置との間で変位自在に設
け、オフ位置では、前記充電完了表示部材を退避位置に
した状態に係止し、オン位置では前記係止を解除して充
電完了表示部材の変位を許容することが好ましい。
【0009】また、前記変位時抵抗付与部材を、充電完
了表示部材の変位経路に配置した摩擦付与部材から構成
することが好ましい。この摩擦付与部材は、グリス、又
はフェルト、又はゴム、更にはこれらの組み合わせを用
いることが好ましい。また、前記充電完了表示部材は回
転変位又はスライドによりユニット本体から外部に突出
することが好ましい。また、充電完了表示部材をユニッ
ト本体から外部に突出させる代わりに、ファインダの視
野内へ突出させてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】図2及び図3は、本発明のレンズ
付きフイルムユニット2の外観を示すもので、図2はス
トロボ使用の状態を示し、図3はレンズ付きフィルムユ
ニットの不使用状態を示している。レンズ付きフイルム
ユニット2は、簡単な撮影機構が組み込まれ、予め写真
フイルムが装填されたユニット本体3と、このユニット
本体3の外周に巻き付けられるようにして貼付される外
装ラベル4とから構成されている。外装ラベル4には、
ユニット本体3の上面の突出孔3aから突出してストロ
ボ充電の完了を表示する充電完了表示部材5,フイルム
カウンタ窓6等を露呈させるための開口等が形成されて
いる。
【0011】ユニット本体3の前面には、左右方向にス
ライドして開閉されるレンズバリア8と、このレンズバ
リア8の開放位置で露呈される撮影レンズ9,ファイン
ダ10とが設けられている。更に、被写体に向けてスト
ロボ光を照射するストロボ発光部11及び上下方向でス
ライド自在とされた充電操作部材12が設けられてい
る。またユニット本体3の上面及び背面には、前記充電
完了表示部材5,フイルムカウンタ窓6,シャッタボタ
ン13,巻上げノブ14が設けられている。
【0012】充電操作部材12は、図2に示すように、
上方にスライド操作された際に、ユニット本体3内に組
み込まれたストロボ回路にストロボ充電を行わせるとと
もに、ストロボ発光を許容する。また、図3に示すよう
に、充電操作部材12が下方にスライドされている際に
は、ストロボ回路へのストロボ充電は行われず、充電が
完了している場合でもストロボ発光が禁止される。充電
完了表示部材5は、充電操作部材12の上方へのスライ
ド操作に対してユニット本体3の突出口3aから突出さ
れ、撮影者と被撮影者との両方にストロボ充電が完了し
たことを知らせる。
【0013】図4に示すように、ユニット本体3は、前
カバーユニット16、本体基部17、露光ユニット1
8、ストロボユニット19、フイルムカートリッジ2
0、及び後カバー21から構成されている。本体基部1
7には、フイルムカートリッジ20を構成するカートリ
ッジ本体22が収納されるカートリッジ室23と、カー
トリッジ本体22から引き出されてロール状に巻かれた
写真フイルム24を収納するフイルム室25とがそれぞ
れ一体に設けられている。これらカートリッジ室23と
フイルム室25との間には、詳しくは図示しないが、撮
影光路を遮光する遮光筒とこの遮光筒に連なるアパーチ
ャーとが設けられており、前記露光ユニット18は遮光
筒の前面に取り付けられる。
【0014】後カバー21には、カートリッジ室23と
フイルム室25との底を塞ぐためのプルトップ式の底蓋
21a,21bがそれぞれ設けられている。後カバー2
1を取り付けた後に、これらの底蓋21a,21bで各
室23,25の底を塞ぐことでフイルムカートリッジ2
0が本体基部17との間で光密に収納される。カートリ
ッジ室23の底を塞ぐ底蓋21aは、現像所で撮影済み
の写真フイルム24を収納したカートリッジ本体22を
取り出すときに開放される。
【0015】カートリッジ室23の上には、巻上げノブ
14が回転自在に設けられている。巻上げノブ14は、
一部が後カバー21の開口27から露呈している。この
巻き上げノブ14を回転してフイルム巻き上げ操作を行
うと、未露光の写真フイルム24がフイルム室25から
引き出されて露光ユニット18の後方に設けられた本体
基部17のアパーチャにセットされ、これと同時に露光
済みの写真フイルム24がカートリッジ本体22内に巻
き上げられる。
【0016】露光ユニット18は、撮影レンズ9やファ
インダ10を構成する対物レンズ及び接眼レンズ、シャ
ッタレリーズ機構,シャッタチャージ機構、フイルム巻
止め機構、フイルムカウンタ機構等をユニット化したも
のである。露光ユニット18の上部には、ユニット本体
3の上面に形成された開口部から外部に露呈されるシャ
ッタボタン13が取り付けられている。
【0017】前カバーユニット16は、前面に撮影レン
ズ9を露呈させるレンズ開口29a,充電操作部材12
を露呈させる開口29b,ストロボ発光部11を露呈さ
せる開口29c等が形成されている前カバー本体29
と、この前カバー本体29の前面にスライド自在に取り
付けられるレンズバリア8とからなる。
【0018】ストロボユニット19は、各種電気部品が
取り付けられてストロボ回路が形成されたプリント基板
31と、放電管やリフレクタ,拡散板等からなるストロ
ボ発光部11と、ストロボユニット19の電源となる電
池32とから構成されている。プリント基板31には、
露光ユニット18のシャッタレリーズ機構のレリーズ動
作によってオンし、ストロボ発光を行わせるシンクロス
イッチ33と、充電操作部材12のスライド操作によっ
てオン/オフされる充電スイッチ34とが設けられてい
る。
【0019】充電スイッチ34は、図5に示すように、
プリント基板31上に取り付けられた金属接片36と、
この金属接片36に近接して設けられた接点部37,3
8とから構成されている。金属接片36は略U字形状に
屈曲されており、端部に二股部36aが形成されてい
る。この二股部36aが接点部37,38に接触するこ
とにより充電スイッチ34がオンになる。この金属接片
36の変位は、充電操作部材12の背面に設けられた押
圧突起39の押圧によって行われる。充電操作部材12
がオフ位置(図3参照)にある際には、金属接片36は
図示するように、接点部37,38に接触せず、充電操
作部材12がオン位置(図2参照)にある際には、金属
接片36は押圧突起39に押圧されて変位し、接点部3
7,38に接触する。
【0020】充電操作部材12には、平板状の基板部4
1が一体に設けられており、この基板部41とプリント
基板31との間には、基板部41が上下方向でスライド
自在となるようにガイドするガイド部材42が配置され
ている。基板部41には、ガイド部材42に形成された
ガイドピン43,44と、クリックストップ手段を構成
する被係合突起45とがそれぞれ挿入される開口46,
47が形成されており、基板部41はこれらに沿って上
下方向でスライドされる。
【0021】基板部41の前面下部に設けられている突
条52は、レンズバリア8によって充電操作部材12を
オン位置からオフ位置へスライドさせる際の押し下げ部
材として、また、充電操作部材12のスライドをロック
する部材として用いられる。すなわち、充電操作部材1
2がオン位置にある際にレンズバリア8が閉じられる
と、レンズバリア8の内面の下部に設けられたレバー
(図示せず)が突条52の傾斜した上面を押圧し、基板
部41を下方に押し下げる。そして、完全にレンズバリ
ア8が閉じられると、レバーは突条52の上部に配置さ
れ、充電操作部材12の上方へのスライドを阻止する。
【0022】基板部41の開口47の一方の側辺は、隣
接して形成された開口54によって弾性変形可能な弾性
部55とされており、開口47内には係合部である係合
突起56が一体に形成されている。これら弾性部55と
係合突起56は、クリックストップ手段を構成する。被
係合突起45は、開口47の内壁面に当接するガイド面
45aで基板部41をガイドするとともに、上下部に形
成された上係合面45b及び下係合面45cに、係合突
起56に形成された下係合面56a及び上係合面56b
を係合させることで、基板部41をオフ位置とオン位置
とで保持する。充電操作部材12をスライド操作する
と、基板部41に設けられた係合突起56と被係合突起
45とが当接し、弾性部55が弾性変形して被係合突起
45に対する係合突起56の通過を許容する。その際の
係合突起56と被係合突起45との係合及び係合解除に
よって、充電操作部材12のスライド操作にクリック感
が得られるので、スライド操作が完了したことが容易に
確認できる。また、基盤部41には、保持部49が一体
に形成されている。図6(A)に示すように、この保持
部49には、充電完了表示部材5の作動ピン5aが当接
し、その上方への変位が規制されている。
【0023】図1に示すように、充電完了表示部材5
は、取り付け部61と充電完了表示本体62とから構成
されている。この取り付け部61には取り付け孔60が
鉛直方向で形成されている。そして充電完了表示部材5
は、レンズホルダ部63に取り付けられる。
【0024】レンズホルダ部63は、露光ユニット18
のベース部材15に一体に設けられており、ファインダ
10を構成する接眼レンズ10a、対物レンズ10bを
保持する。レンズホルダ部63には、ガイドピン64と
支持レール65が一体に形成されている。ガイドピン6
4は充電完了表示部材5の取り付け孔60に挿入され
る。また支持レール65は充電完了表示本体62の背面
を支持する。
【0025】ガイドピン64には中間部に段差71aが
設けられており、この段差71aによりグリス保持溝7
1が形成されている。グリス保持溝71内にはグリス7
0が塗着されている。またガイドピン64の下部には、
保持板68が一体に設けられており、この保持板68は
レンズホルダ部63と一体に形成されている。そしてガ
イドピン64と支持レール65の間には圧縮コイルバネ
72が設けられている。圧縮コイルばね72は縮めてセ
ットされており、これにより充電完了表示部材5を上方
に付勢している。
【0026】グリス70は、その粘性により変位時抵抗
付与部材として作用する。これにより、図6(B)に示
すように、充電操作部材12が上方にスライドしてオン
位置にセットされたときに、コイルバネ72の上方の付
勢による充電完了表示部材5の上方への急激な変位を規
制する。したがって、充電完了表示部材5が徐々に上方
に変位し、最後には図6(C)に示すように、充電完了
表示部材5が保持部49に停止し、ユニット本体3の突
出孔3aから突出した状態になる。
【0027】充電完了表示部材5が退避位置からユニッ
ト本体3の外部に完全に突出するまでに要する時間は、
充電完了に要する時間よりも長く設定されている。した
がって、充電完了表示部材5が、完全に上方に突出した
状態が充電完了表示位置であり、撮影者はこれを確認す
ることで、ストロボ発光のための充電が完了したことを
知ることができる。
【0028】なお、グリスの粘性は温度依存性があり、
低温で粘性が高く、高温になると粘性が低下する。この
ため、レンズ付きフイルムユニットの使用環境の最高温
度域においても、変位時の抵抗を確実に充電完了表示部
材に与えることができるグリスを選択して使用する。ま
た、使用環境の最低温度域においてもその粘性のため、
退避位置から充電完了表示位置までの変位時間が一定時
間を超えることがないような特性を有するグリスが選択
される。
【0029】次に、上記実施形態の作用について説明す
る。レンズ付きフイルムユニット2で撮影を行う場合に
は、図3に示すように、不使用状態となっているレンズ
付きフイルムユニット2のレンズバリア8をスライド操
作して、図2に示すように、撮影レンズ9やファインダ
10等を露呈させる。次に、ユーザーはファインダ10
を覗いてフレーミングを行なう。被写体の輝度が低い場
合や、逆光での撮影の際には、ストロボ撮影を行うため
に、図3に示すように、オフ位置にある充電操作部材1
2を図2に示すオン位置に向けてスライド操作する。
【0030】充電操作部材12を上方に向けてスライド
操作すると、図5に示すように、充電操作部材12とこ
れに一体に形成された基板部41がガイド部材42に沿
って上方にスライドする。その際に、基板部41に一体
に形成された係合突起56と被係合突起45との作用に
より、充電操作部材12にクリック感が付与される。
【0031】充電操作部材12がオン位置にスライドさ
れると、図5に示すように、充電操作部材12の背面に
設けられた押圧突起39が金属接片36を押圧して変位
させ、接点部37,38に接触させる。これにより、充
電スイッチ34がオンし、ストロボ回路はストロボ充電
を行う。
【0032】また、図6(B)に示すように、充電操作
部材12がオン位置にスライドされると保持部49が上
方へ移動され、作動ピン5aの係止が解除される。そし
て、圧縮コイルバネ72の上方への付勢により、充電完
了表示部材5がユニット本体3の突出孔3aから突出す
る。その際に粘性グリス70が充電完了表示部材5とガ
イドピン64との間に介在するため、粘性グリス70が
変位抵抗として作用する。したがって、充電完了表示部
材5が突出する速度が減速され、ユニット本体3から突
出する時間が長くなる。この充電完了表示部材5の突出
終了までの時間に、ストロボ充電が完了する。
【0033】ユーザーや被撮影者は、充電完了表示部材
5がユニット本体3から完全に突出するのを見てストロ
ボ充電が完了したことを知ることができる。これにより
機械的に充電完了表示ができるようになる。したがっ
て、従来のように、ネオン管やLED等を使わずに充電
完了表示ができるようになり部品点数を減らすことがで
きる。
【0034】シャッタボタン13を押下すると、露光ユ
ニット18に組み込まれたシャッタレリーズ機構が作動
し、写真フイルム24に露光を行うとともに、ストロボ
ユニット19のシンクロスイッチ33をオンさせる。こ
れにより、シャッタレリーズに合わせてストロボ発光部
11からストロボ光が被写体に照射され、適正な露出で
撮影を行うことができる。
【0035】撮影を終了する場合には、レンズバリア8
を閉じる。この閉じ操作により、充電操作部材12がオ
フ位置にされ、これに連動して、充電操作部材12をオ
フ位置にスライド操作させると充電完了表示部材5の先
端部62aがフィルムユニット3内に収納される。
【0036】なお、上記実施形態では、充電完了表示部
材5を上下方向にスライドさせたが、これは回転変位さ
せてもよい。図7、図8は回転変位タイプの実施形態を
示している。本実施形態の充電完了表示部材80は、扇
形の表示部本体80aと、係合アーム80bと、バネ取
付アーム80cとから構成されている。この充電完了表
示部材80は取付軸81によりレンズホルダ部材82
(図8参照)に取り付けられる。これにより、表示部本
体80aは、図中実線で示す退避位置と図中二点鎖線で
示す突出位置との間で回転変位する。突出位置では、表
示部本体80aの一部がファインダ内に突出する。
【0037】取付軸81は、軸本体81aと、フランジ
81bと、取付爪81cとから構成されている。フラン
ジ81bは軸本体81aの一端部に形成されており、充
電完了表示部材80の脱落を阻止する。軸本体81aの
他端部は二股にされており、これの外周面に取付爪81
cが突出して形成されている。この取付爪81cは、レ
ンズホルダ部材82に形成した取付孔84の孔縁に係止
することにより、充電完了表示部材80をレンズホルダ
部材82に取り付ける。
【0038】レンズホルダ部材82と充電完了表示部材
80との間には回転変位時抵抗付与部材としてドーナツ
状円板形のフェルト86が配置されている。また、フラ
ンジ81bと充電完了表示部材80との間にはコイルバ
ネ87が配置されている。このコイルバネ87は、充電
完了表示部材80をフェルト86に向けて付勢してい
る。
【0039】充電完了表示部材80のバネ取付アーム8
0cには、コイルバネ88の上端部が取り付けられてい
る。コイルバネ88の下端部はバネ取付軸89に固定さ
れている。バネ取付軸89はレンズホルダ部材82から
突出して形成されている。このコイルバネ88により充
電完了表示部材80は時計方向に回転するように付勢さ
れている。
【0040】充電完了表示部材80の係合アーム80b
はコ字形に形成されており、下部の水平部材が係合端部
90とされている。この係合端部90は充電操作部材1
2の保持部49に係止されている。したがって、充電操
作部材12がオフ位置のときには、この係止状態が持続
するため、表示部本体80aはファインダ内に突出する
ことがない。充電操作部材12が上方にスライドされて
オン位置になると、保持部49も上方に変位するため、
係合端部90の係止が解除される。充電完了表示部材8
0はコイルバネ88により時計方向に回転するように付
勢されているものの、フェルト86が回転変位時抵抗付
与部材として作用するため、徐々に回転変移することに
なる。この回転変位中にストロボ回路ではメインコンデ
ンサへの充電を完了する。そして、充電が完了したのち
に、図7に二点鎖線で示すように、表示部本体80aが
ファインダ内に突出した状態になり、これにより充電完
了をユーザーは知ることができる。
【0041】なお、上記実施形態では、変位時抵抗付与
部材として、充電完了表示部材の移動経路にグリスやフ
ェルト等を配置したが、この他にオーリング等のゴム部
材を介在させることで変位時に抵抗を付与してもよい。
また、これらグリス、フェルト、ゴム部材等の抵抗付与
部材を選択的に組み合わせて使用してもよい。特にこれ
らを組み合わせて使用することで、与える抵抗を多段階
に変えることができるので、種々のタイプのストロボ装
置における充電完了時間に容易に対応させることができ
る。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、充電操作部材の充電開
始操作により係止が解除されて突出するように変移する
充電完了表示部材を設け、この充電完了表示部材の変位
時にその変位を規制するように抵抗付与部材により抵抗
を与え、ストロボ回路の充電が完了するまでの時間より
も、抵抗付与部材の規制による充電完了表示部材の突出
終了までの時間が長くなるようにしたから、ネオン管や
LEDなどを使用することなく、充電完了を表示するこ
とができる。これにより部品点数を少なくしてレンズ付
きフイルムユニットの製造コストを下げることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】充電完了表示部材の取付状態を示す分解斜視図
である。
【図2】ストロボ撮影状態にある本発明のレンズ付きフ
ィルムユニットの外観を示す斜視図である。
【図3】不使用状態にある本発明のレンズ付きフィルム
ユニットの外観を示す斜視図である。
【図4】レンズ付きフィルムユニットの構成を示す分解
斜視図である。
【図5】充電操作部材及びクリックストップ手段の構成
を示す分解斜視図である
【図6】充電完了表示部材の動作状態を示す要部断面図
である。
【図7】第2の実施形態の充電完了表示部材の外観を示
す斜視図である。
【図8】第2の実施形態の充電完了表示部材の要部断面
図である。
【符号の説明】
2 レンズ付きフィルムユニット 5 充電完了表示部材 12 充電操作部材 18 露光ユニット 19 ストロボユニット 49 保持部 70 粘性グリス 71 グリス保持溝 72 圧縮コイルバネ 81 充電完了表示部材 83 引張コイルバネ 86 フェルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03C 3/00 575 G03C 3/00 575F

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストロボ発光のために充電を行わせる充
    電操作部材を含むストロボ装置と撮影機構とをユニット
    本体に備え、予め写真フイルムが装填されたレンズ付き
    フイルムユニットにおいて、 前記充電操作部材の充電開始操作により係止が解除さ
    れ、ユニット本体から突出するように変位し、突出の終
    了により充電完了を表示する充電完了表示部材と、 充電完了表示部材がユニット本体から突出する際に、そ
    の変位を規制するように抵抗を与える変位時抵抗付与部
    材とを備え、 前記充電が完了するまでの時間よりも、変位時抵抗付与
    部材による充電完了表示部材の突出終了までの時間が長
    くなるように、変位時抵抗付与部材の抵抗を設定したこ
    とを特徴とするレンズ付きフイルムユニット。
  2. 【請求項2】 前記充電完了表示部材を、前記ユニット
    本体内に退避させた退避位置と、ユニット本体から突出
    して充電完了を表示する充電完了表示位置との間で変位
    自在に設けるとともに、この充電完了表示部材を付勢部
    材により充電完了表示位置側に付勢し、 前記充電操作部材を、オフ位置とオン位置との間で変位
    自在に設け、オフ位置では、前記充電完了表示部材を退
    避位置にした状態に係止し、オン位置では前記係止を解
    除して充電完了表示部材の変位を許容することを特徴と
    する請求項1記載のレンズ付きフイルムユニット。
  3. 【請求項3】 前記変位時抵抗付与部材を、充電完了表
    示部材の変位経路に配置した摩擦付与部材から構成した
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のレンズ付きフイ
    ルムユニット。
  4. 【請求項4】 前記摩擦付与部材を、グリス、又はフェ
    ルト、又はゴム、又はこれらの組み合わせから構成した
    ことを特徴とする請求項3記載のレンズ付きフイルムユ
    ニット。
  5. 【請求項5】 前記充電完了表示部材を回転変位又はス
    ライドさせ、ユニット本体から外部へ突出させたことを
    特徴とする請求項1ないし4いずれか1つ記載のレンズ
    付きフイルムユニット。
  6. 【請求項6】 前記充電完了表示部材を回転変位又はス
    ライドさせ、ユニット本体のファインダの視野内へ突出
    させたことを特徴とする請求項1ないし4いずれか1つ
    記載のレンズ付きフイルムユニット。
JP11227986A 1999-08-11 1999-08-11 レンズ付きフィルムユニット Pending JP2001051333A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11227986A JP2001051333A (ja) 1999-08-11 1999-08-11 レンズ付きフィルムユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11227986A JP2001051333A (ja) 1999-08-11 1999-08-11 レンズ付きフィルムユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001051333A true JP2001051333A (ja) 2001-02-23

Family

ID=16869382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11227986A Pending JP2001051333A (ja) 1999-08-11 1999-08-11 レンズ付きフィルムユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001051333A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105842959A (zh) * 2016-05-13 2016-08-10 北京小米移动软件有限公司 一种伸缩相机

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105842959A (zh) * 2016-05-13 2016-08-10 北京小米移动软件有限公司 一种伸缩相机
CN105842959B (zh) * 2016-05-13 2018-08-07 北京小米移动软件有限公司 一种伸缩相机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5530507A (en) Method of assembling one-time-use camera
JP2000029104A (ja) ストロボ内蔵型レンズ付きフイルムユニット
JP2001051333A (ja) レンズ付きフィルムユニット
JP3818558B2 (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP3903117B2 (ja) レンズ付きフイルムユニット
JPH07146531A (ja) レンズ付フィルムユニットとストロボトリガスイッチ及びプリント基板
JP2002049075A (ja) カメラの絞り切り替え装置
JP2002365769A (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP2001159804A (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP2002062581A (ja) 撮影装置
US6132112A (en) Camera with blocking device to prevent accidental shutter opening due to mechanical shock such as when camera jarred or dropped
US5864723A (en) One-time-use camera with motion-restraint for rotatable frame counter
JP3710269B2 (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP3521354B2 (ja) レンズ付フィルムユニット
JP2001215599A (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP3232176B2 (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP2003295253A (ja) カメラ
JP2001147461A (ja) カメラのシャッタ装置
JP2002351018A (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP2002323712A (ja) カメラのストロボ充電スイッチ装置
JPH10312008A (ja) ストロボ用充電スイッチ装置
JPH11338008A (ja) レンズ付きフイルムユニット
JP2002244177A (ja) 絞り切替装置
JP2000347283A (ja) カメラ
JP2001337420A (ja) レンズ付きフイルムユニット