JPH11334342A - 空調装置、および車両用空調装置 - Google Patents

空調装置、および車両用空調装置

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JPH11334342A
JPH11334342A JP14526498A JP14526498A JPH11334342A JP H11334342 A JPH11334342 A JP H11334342A JP 14526498 A JP14526498 A JP 14526498A JP 14526498 A JP14526498 A JP 14526498A JP H11334342 A JPH11334342 A JP H11334342A
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孝昌 河合
Katsuhiko Sagawa
克彦 寒川
Yuichi Kajino
祐一 梶野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空調運転中に変更手段を操作してファジール
ールが変更された場合には、変更されたファジールール
に基づく空調制御の概要が報知され、使い勝手に優れた
車両用空調装置の提供。 【解決手段】 車両用空調装置は、空調運転中に使用者
が、目標車室温度、送風量、または吹出口モードを変更
して学習手段の学習により、目標吹出温度が補正され
た場合には、目標吹出温度の補正に相当する分だけ学習
手段が目標車室温度を変更し、変更された目標車室温度
と、この目標車室温度がどのような学習内容により変更
されたかとをディスプレイ630に表示し、送風機通
電量が補正された場合には、変更された送風量と、この
送風量がどのような学習内容により変更されたかとをデ
ィスプレイ630に表示し、吹出モード口が変更され
た場合には、変更された吹出口モードと、この吹出口モ
ードがどのような学習内容により変更されたかとをディ
スプレイ630に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調装置に係わ
り、特に、車両用空調装置として好適な空調装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】学習結果を空調制御に反映する技術とし
て、下記の技術が知られている。特開平9‐30931
8号公報に記載の自動車用空調制御装置(従来例1)
は、学習した条件になると、自動的に設定温度の表示を
変更する構成である。また、特開平6‐297931号
公報に記載の空調装置用制御装置(従来例2)は、設定
温度変更時に変化した設定温度表示とを次回の空調開始
時に初期値に戻す構成である。更に、特開平6‐115
340号公報に記載の車両用空気調和装置(従来例3)
は、学習を行っている時に学習インジケータを点灯させ
る構成である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例1の装置では、
学習した条件になると設定温度の表示が変更されるが、
使用者は、何らかの故障により表示が変わったものなの
か、学習により変わったものなのか見分けがつかない。
特に、学習機能を備えたエアコンであることを知らない
使用者には不安感を与える。
【0004】従来例2、3の装置では、学習した内容に
基づいて本当に空調制御が行なわれているのか、使用者
に判り難く、コストアップしただけのものであると思わ
れてしまう。
【0005】
【発明の目的】本発明の第1の目的は、空調運転中に手
動変更手段を操作して所定の制御特性が補正された場合
には、補正された制御特性に基づく空調制御の概要が報
知され、使い勝手に優れた空調装置の提供にある。
【0006】本発明の第2の目的は、空調運転中に変更
手段を操作してファジールールが変更された場合には、
変更されたファジールールに基づく空調制御の概要が報
知され、使い勝手に優れた車両用空調装置の提供にあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】〔請求項1について〕送
風機は、ダクト内に空気吹出口へ向かう空気流を発生さ
せる。熱源は、空気流の冷却や加熱を行う。センサは、
室温を含む室内外の熱環境情報を検出する。室温設定器
で目標室温を設定する。空調制御器は、使用者が設定し
た目標室温に検出室温がなるように、熱源の能力、送風
機への通電量、および送風機や熱源以外の空調用アクチ
ュエータを所定の制御特性に基づいて制御する。
【0008】手動変更手段を操作すると、空調運転中
に、目標室温の設定値、空調用アクチュエータの作動状
態、または送風機への通電量の少なくとも一つが変更さ
れる。空調運転中に手動変更手段が操作された場合に
は、手動変更情報記憶手段は、操作前後における、目標
室温の設定値、空調用アクチュエータの作動状態、また
は送風機への通電量の少なくとも一組を記憶する。補正
量演算手段は、手動変更情報記憶手段に記憶された手動
変更情報に基づいて所定の制御特性を補正するための補
正量を演算する。
【0009】手動変更手段を操作して所定の制御特性が
補正された場合には、この補正に係わる熱環境情報を報
知手段が報知する。このため、使用者は、どの様な熱環
境情報により制御特性が補正されたかを知ることがで
き、不安感を抱かない。
【0010】〔請求項2について〕空調運転中に手動変
更手段を操作して所定の制御特性が補正された場合に
は、補正された制御特性に基づく空調制御の概要を報知
手段が報知する構成であるので、使用者が空調制御の概
要を容易に把握できる。よって、空調装置は、使い勝手
に優れる。
【0011】〔請求項3について〕所定の制御特性が補
正された場合には、補正された制御特性に基づく空調制
御の概要が、所定の制御特性に基づく空調制御の概要と
どの程度、異なるかを報知手段が報知する構成であるの
で、補正された空調制御の概要を使用者が更に詳しく把
握することができるので、空調装置は使い勝手に優れ
る。
【0012】〔請求項4について〕送風機は、ダクト内
に空気吹出口へ向かう空気流を発生させる。熱源は、空
気流の冷却や加熱を行う。内気センサが車室温を検知
し、外気温センサが外気温を検知し、日射センサが日射
量を検知する。
【0013】車室温設定器で目標車室温度を設定する。
空調制御器は、予め設定した目標吹出温度算出式に目標
車室温度と各センサの検出値とを代入して空調空気の目
標吹出温度を決定し、予め設定した目標吹出温度- 送風
機通電特性に目標吹出温度を当てはめて送風機通電量を
決定し、予め設定した目標吹出温度- 吹出口モード特性
に目標吹出温度を当てはめて吹出口モードを決定する。
【0014】空調運転中に使用者が、目標車室温度、送
風機通電量、または吹出口モードの少なくとも一つを変
更した場合には、学習手段は、変更後の条件に合うファ
ジールールを選択し、このファジールールを上記変更量
に応じて変更し、学習手段の学習により変更された、日
射量や外気温や車室温が特定の状態における、目標車室
温度、送風量、または吹出口モードの作動状態を報知手
段が報知する。
【0015】日射量や外気温や車室温が特定の状態にお
ける、補正された、目標車室温度、送風量、または吹出
口モードの作動状態を使用者が知ることができるので、
車両用空調装置は使い勝手に優れる。
【0016】〔請求項5について〕車両用空調装置は、
空調運転中に使用者が、目標車室温度、送風量、または
吹出口モードの少なくとも一つを変更して学習手段の学
習により、目標吹出温度が補正された場合には、目標
吹出の補正に相当する分だけ学習手段が目標車室温度を
変更し、変更された目標車室温度と、この目標車室温度
がどのような学習内容により変更されたかとを報知手段
が報知し、送風機通電量が補正された場合には、変更
された送風量と、この送風量がどのような学習内容によ
り変更されたかとを報知手段が報知し、吹出口モード
が変更された場合には、変更された吹出口モードと、こ
の吹出口モードがどのような学習内容により変更された
かとを報知手段が報知する構成である。
【0017】学習手段の学習により、目標車室温度、送
風機通電量、または吹出口モードが、どのような学習内
容により変更や補正されたかを知ることができるので、
車両用空調装置は使い勝手に優れる。
【0018】〔請求項6について〕送風機はダクト内に
空気流を発生させる。熱源は、空気流の冷却や加熱を行
う。内気センサが各空調ゾーンの車室温を個々に検知
し、外気温センサが外気温を検知し、日射センサが各空
調ゾーンへの日射量を個々に検知する。
【0019】車室温設定器は、各空調ゾーンの目標車室
温度を独立して設定する。空調制御器は、各空調ゾーン
用に予め設定した所定数の目標吹出温度算出式に、各空
調ゾーンの目標車室温度と各センサの検出値とを代入し
て、各空調ゾーン毎の空調空気の目標吹出温度を決定
し、予め設定した目標吹出温度- 送風機通電特性に各空
調ゾーンの目標吹出温度を当てはめ送風機通電量を決定
し、予め設定した各空調ゾーン用の目標吹出温度- 吹出
口モード特性に各空調ゾーンの目標吹出温度を当てはめ
て各空調ゾーン用の吹出口モードを決定する。
【0020】空調運転中に使用者が、何れかの空調ゾー
ンの目標車室温度、送風量、または何れかの空調ゾーン
の吹出口モードの少なくとも一つを変更した場合には、
学習手段は、変更後の条件に合うファジールールを選択
し、このファジールールを上記変更量に応じて変更し、
学習手段の学習により変更された、日射量や外気温や車
室温が特定の状態における、目標車室温度、送風量、ま
たは吹出口モードの作動状態を報知手段が報知する。
【0021】日射量や外気温や車室温が特定の状態にお
ける、補正された、目標車室温度、送風量、または吹出
口モードの作動状態を使用者が知ることができるので、
車両用空調装置は使い勝手に優れる。
【0022】〔請求項7について〕車両用空調装置は、
空調運転中に使用者が、何れかの空調ゾーンの目標車室
温度、送風機通電量、または何れかの空調ゾーンの吹出
口モードの少なくとも一つを変更して学習手段の学習に
より、何れかの空調ゾーンへの目標吹出温度が補正さ
れた場合には、目標吹出の補正に相当する分だけ学習手
段が目標車室温度を変更し、変更された目標車室温度
と、この目標車室温度がどのような学習内容により変更
されたかとを報知手段が報知し、送風機通電量が補正
された場合には、変更された送風量と、この送風量がど
のような学習内容により変更されたかとを報知手段が報
知し、何れかの空調ゾーンへの吹出口モードが変更さ
れた場合には、変更された吹出口モードと、この吹出口
モードがどのような学習内容により変更されたかとを報
知手段が報知する構成である。学習手段の学習により、
何れかの空調ゾーンの目標車室温度、送風機通電量、ま
たは何れかの空調ゾーンの吹出口モードが、どのような
学習内容により変更や補正されたかを使用者が知ること
ができるので、車両用空調装置は使い勝手に優れる。
【0023】〔請求項8について〕報知手段は、図形や
数字や文字で報知する表示器、または音声で報知する音
声発生手段である。報知手段が表示器の場合は、詳細に
報知することができる。また、報知手段が音声発生手段
の場合は、前方を見た状態で報知内容を確認することが
できる。
【0024】
【発明の実施の形態】つぎに、車両用空調装置の一実施
例を説明する。図1は、車両用空調装置の全体構成図で
ある。車両用空調装置1は、図1に示す様に、車室内へ
空調空気を送るための送風ダクト2を備え、該送風ダク
ト2の上流側にはブロワ3が配設され、その上流には、
内気導入口4および外気導入口5を有する内外気切替箱
6が接続されている。
【0025】内気導入口4は車室内空気(内気)を導入
するための導入口であり、外気導入口5は車室外空気
(外気)を導入するための導入口である。内外気切替箱
6には、内気導入口4と外気導入口5とを選択的に切り
替えるための内外気切替ドア7が回動自在に配設されて
いる。
【0026】内外気切替ドア7は、サーボモータ等のア
クチュエータ8により駆動され、そのアクチュエータ8
は後述するエアコン制御装置(以下ECU9と呼ぶ)に
より通電制御される。
【0027】ブロワ3は、送風ダクト2の上流側に設け
られたファンケース10内に収納され、ファン11とフ
ァンモータ12とからなる。このファンモータ12は、
モーター駆動回路13を介して通電制御され、ファンモ
ータ12への引加電圧に応じてファン11が回転する。
【0028】送風ダクト2内には、ブロワ3より送られ
た空気を冷却するための冷却用熱交換器14が配され、
該冷却用熱交換器14より下流側には、送風空気を加熱
するための加熱用熱交換器15が配設されている。
【0029】冷却用熱交換器14は、例えば、冷凍サイ
クルのエバポレータであり、そのエバポレータ内部を流
れる低温冷媒との熱交換によって送風空気を冷却する。
加熱用熱交換器15は、本実施例では、エンジン冷却水
を熱源とする温水式のヒータコアであり、そのヒータコ
ア内を流れるエンジン冷却水との熱交換によって冷却用
熱交換器14を通過した送風空気を加熱する。
【0030】送風ダクト2は、冷却用熱交換器14より
下流側が仕切り板16によって第1空気通路17(運転
席の乗員に空調空気を送るもの)と、第2空気通路18
(助手席の乗員に空調空気を送るもの)とに区画されて
いる。
【0031】なお、冷却用熱交換器14は、送風ダクト
2の断面全部に亘って配され、加熱用熱交換器15は、
仕切り板16を貫通して、第1空気通路17内と第2空
気通路18内とに跨がって配設されている。
【0032】第1空気通路17には、加熱用熱交換器1
5を迂回する第1バイパス通路19と、第1空気通路1
7を流れる空気量を調整するための第1エアミックスド
ア20とが設けられている。この第1エアミックスドア
20は、第1バイパス通路19を通過する空気量と、第
1空気通路17に配された加熱用熱交換器15を通過す
る空気量との割合を調節するものである。そして、第1
エアミックスドア20は、ECU9により通電制御され
るサーボモータ等のアクチュエータ21により駆動され
る。
【0033】第2空気通路18には、加熱用熱交換器1
5を迂回する第2バイパス通路22と、第2空気通路1
8を流れる空気量を調整するための第2エアミックスド
ア23とが設けられている。この第2エアミックスドア
23は、第2バイパス通路22を通過する空気量と、第
2空気通路18に配された加熱用熱交換器15を通過す
る空気量との割合を調節するものである。そして、第2
エアミックスドア23は、ECU9により通電制御され
るサーボモータ等のアクチュエータ24により駆動され
る。
【0034】ドライバー側フェイスダクト25は、ドラ
イバーの上半身に向けて空調風を吹き出すための通路で
あり、途中から二つに分岐している。そして、一方が車
室内の前面に位置するダッシュボードの略中央部に開口
するドライバー側センタフェイス吹出口31に接続さ
れ、他方がダッシュボードの運転席側端部に開口するド
ライバー側サイドフェイス吹出口32に接続されてい
る。
【0035】ドライバー側フットダクト27は、ドライ
バーの足元に向けて空調風を吹き出すための通路であ
り、ドライバーの足元近傍に開口するドライバー側フッ
ト吹出口34に接続されている。
【0036】また、ドライバー側フェイスダクト25
は、ドライバー側センタフェイス吹出口31と、ドライ
バー側サイドフェイス吹出口32とを選択的に開閉でき
るモード切替ドア35が設けられ、デフロスタダクト2
6とドライバー側フットダクト27の上流側開口部に
は、それぞれの開口部を開閉するモード切替ドア36、
37が設けられている。
【0037】これら、モード切替ドア35、36、37
は、サーボモータ等のアクチュエータ38、39により
駆動され、そのアクチュエータ38、39は、ECU9
により通電制御される(図1参照)。
【0038】一方、パッセンジャー側フェイスダクト2
8には、パッセンジャー側センタフェイス吹出口40
と、パッセンジャー側サイドフェイス吹出口41とを選
択的に開閉するためのモード切替ドア43が設けられ、
パッセンジャー側フットダクト29の上流側開口部に
は、その開口部を開閉するモード切替えドア44が設け
られている。
【0039】これら、モードモード切替ドア43、44
の開閉状態に応じて、フットモード、B/Lモード、フ
ェイスモード等の周知の各吹出口モードが得られる。こ
れらモード切替ドア43、44は、ECU9により通電
制御される、サーボモータ等のアクチュエータ45によ
り駆動される(図1参照)。
【0040】なお、ドライバー側フェイスダクト25に
設けたモード切替ドア35と、パッセンジャー側フェイ
スダクトに設けたモード切替ドア43は、フットモード
かフット・デフモードが選択された時に、センタフェイ
ス吹出口31、40側を閉じ、サイドフェイス吹出口3
2、41側を開く様に作動する。
【0041】上述したドライバー側センタフェイス吹出
口31と、ドライバー側サイドフェイス吹出口32、お
よびパッセンジャー側センタフェイス吹出口40とパッ
センジャー側サイドフェイス吹出口41には、空調風の
方向を変更するための風向可変装置(図示せず)が装着
されている。この風向可変装置は、空調風の方向を左右
方向(車幅方向)に変更するための左右方向変更装置
と、空調風の方向を上下方向に変更するための上下方向
変更装置とを備える。
【0042】また、センタフェイス吹出口31、40
と、サイドフェイス吹出口32、41には、それぞれシ
ャッタ機構(図示せず)が設けられ、各吹出口31、4
0の近傍に設けられた操作レバー(図示せず)により、
それぞれのシャッタ機構を操作して各吹出口31、3
2、40、41を開閉することができる。
【0043】ECU9は、空調制御に係わる制御プログ
ラムや各種の演算式を記憶させたマイクロコンピュータ
を内蔵し、エアコン操作パネル63(図2参照)での各
種操作に基づいて送出される操作信号や、空調制御に係
わる各種センサからのセンサ信号が入力される。そし
て、ECU9は、これらの入力信号を制御プログラムに
従って演算処理を行い、その演算結果に基づいて各種ア
クチュエータおよびモータ駆動回路13を通電制御す
る。
【0044】各種センサには、下記のセンサを使用して
いる。内気センサ64は、車室内のDr側の内気温度T
rdr、およびPa側の内気温度Trpaを検出する。
外気温センサ65は、車外の外気温度Tamを検出す
る。日射センサ66は、車室内のDr側の日射量Ts
d、およびPa側の日射量Tspを検出する。
【0045】エバ後温度センサ67は、冷却用熱交換器
14(エバポレータ)を通過した空気の温度Teを検出
する 水温センサ68は、加熱用熱交換器15(ヒータコア)
に供給される冷却水温度Twを検出する なお、Pa側の内気温度Trpaを検出するセンサを設
けず、Dr側の内気センサが検出する内気温度Trdr
と、(Tsetdr−Tsetpa)とから求めても良
い。
【0046】エアコン操作パネル63は、ダッシュボー
ド内に組み込まれている。本実施例では、設定温度の表
示は数値であり、送風量の表示はバーであるが、図27
および図28に示す表現を用いても良い。また、このエ
アコン操作パネル63には、図2に示す様に、下記のス
イッチが組み込まれている。
【0047】ドライバー側の温度設定スイッチ69、パ
ッセンジャー側の温度設定スイッチ70、自動制御の開
始を指示するAUTOスイッチ71、空調停止を指示す
るOFFスイッチ72、ブロワ3の風量レベルを設定す
るブロワスイッチ73、ドライバー側とパッセンジャー
側の温度制御を独立に行わせるDUALスイッチ74、
吹出口モードを切り替えるMODEスイッチ75、運転
開始と停止を指示するためのA/Cスイッチ76、吸込
口モードを切り替えるR/Fスイッチ77、フロントウ
インドウの曇りを防止するためのFrDEFスイッチ7
8、リアウインドウの曇りを防止するためのRrDEF
スイッチ79、ドライバー側のA/C操作を学習させる
ためのDr側学習スイッチ80、パッセンジャー側のA
/Cを学習させるためのPa側学習スイッチ81等。
【0048】なお、上記各種スイッチ類は、遠隔操作を
行うリモートコントローラ(図示せず)に設ける構成で
も良い。学習スイッチ80、81は、標準的なA/C制
御を行うためのSTDポジションと、SW操作を学習さ
せるためのLRNポジションとを有し、押圧する毎に切
り替わる。なお、LED表示にてポジションを確認する
ことができる。
【0049】つぎに、ECU9による空調制御の内容に
ついて説明する。図3はECU9の制御プログラムの一
例を示すフローチャートである。ECU9は、エアコン
操作パネル63のAUTOスイッチ71がオン操作され
ると、図3のフローチャートに基づいて空調制御を実行
する。
【0050】初めに、データ処理用目盛り(RAM)の
記憶内容を初期化する(ステップs100)。続いて、
エアコン操作パネル63の温度設定スイッチ69、70
で設定された設定温度(ドライバー側とパッセンジャー
側)、および各種検出手段の検出信号を読み込んでデー
タ処理用メモリに記憶する(ステップs110)。つぎ
に、ステップs120(図4のステップs310〜ステ
ップs370)で、学習処理を行う。なお、学習処理の
詳細については後述する。
【0051】ステップs130において、各データと下
記の数式1、2とに基づき、ドライバー側の目標吹出温
度TAO(Dr)とパッセンジャー側の目標吹出温度T
AO(Pa)とを演算する。
【0052】
【数1】 TAO(Dr)=Kset・Tset(Dr)−Kr・Trdr−Kam・T am−Ks・Tsd+Kd(Dr)・{Cd(Dr)+Ka(Dr)・(10− Tam)}×{Tset(Dr)−Tset(Pa)}+Cdr+TAODr( LRN)………
【0053】
【数2】 TAO(Pa)=Kset・Tset(Pa)−Kr・Trpa−Kam・T am−Ks・Tsp+Kd(Pa)・{Cd(Pa)+Ka(Pa)・(10− Tam)}×{Tset(Pa)−Tset(Dr)}+Cpa+TAOPa( LRN)………
【0054】なお、各パラメータは、以下のとおりであ
る。Tset(Dr)とTset(Pa)は、それぞれ
ドライバー側とパッセンジャー側の温度設定スイッチ6
9、70で設定された設定温度。Kset、Kr、Ka
m、Ks、Kd(Dr)、Kd(Pa)は、それぞれ、
温度設定ゲイン、内気温度ゲイン、外気温度ゲイン、日
射量ゲイン、ドライバー側の温度差補正ゲイン、パッセ
ンジャー側の温度差補正ゲインを表す。
【0055】Ka(Dr)、Ka(Pa)は、それぞれ
外気温度Tamがドライバー側とパッセンジャー側の各
空調温度に及ぼす影響度合いを補正するゲイン、Cd
(Dr)、Cd(Pa)は、上記影響度合いに応じた定
数、Cdr、Cpaは補正定数を表す。TAODr(L
RN)とTAOPa(LRN)は、学習による補正量を
表し、詳細については後述する。
【0056】但し、Ka(Dr)、Ka(Pa)、Cd
(Dr)、Cd(Pa)の各値は、車両の形状や大き
さ、各吹出口より吹き出される空調風の風向等、様々な
条件により変化する。
【0057】ステップs130で演算されたTAO(D
r)およびTAO(Pa)に基づいて、ブロワ3の制御
電圧VA(ファンモータ12への印加電圧)を演算する
(ステップs140)。この制御電圧VAは、ステップ
s130で演算されたTAO(Dr)およびTAO(P
a)にそれぞれ適合した制御電圧VA(Dr)およびV
A(Pa)を図5に示すブロワ特性図より求め、学習に
よる補正量VADr(LRN)およびVAPa(LR
N)で補正し、その後、それらの制御電圧VA(Dr)
およびVA(Pa)を平均することにより得ている。
【0058】続いて、ステップs130で演算されたT
AO(Dr)およびTAO(Pa)に基づき、図6に示
す吹出口モード特性図より、それぞれ、ドライバー側の
吹出口モードとパッセンジャー側の吹出口モードを決定
する(ステップs150)。この時、図6に用いる横軸
TAOは、学習による補正量MoDr(LRN)および
MoPa(LRN)を補正したものを用いる。
【0059】続いて、ドライバー側の目標吹出温度TA
O(Dr)およびパッセンジャー側の目標吹出温度TA
O(Pa)をそれぞれ実現するために、下記の数式、
に基づいて第1エアミックスドア20の目標開度SW
(Dr)%と第2エアミックスドア23の目標開度SW
(Pa)%を演算する(ステップs160)。
【0060】
【数3】 SW(Dr)={TAO(Dr)−Te}×100/(Tw−Te)………
【数4】 SW(Pa)={TAO(Pa)−Te}×100/(Tw−Te)………
【0061】続いて、ステップs140で求めた制御電
圧VAがブロワ3に印加される様に、モータ駆動回路1
3へ制御信号を出力する(ステップs170)。続い
て、ステップs160で演算した目標開度SW(Dr)
およびSW(Pa)が得られる様に、各エアミックスド
ア20、23を駆動するアクチュエータ21、24へ制
御信号を出力する(ステップs180)。
【0062】続いて、ステップs150で決定したドラ
イバー側の吹出口モードおよびパッンジャー側の吹出口
モードが得られる様に、アクチュエータ38、39へ制
御信号を出力する(ステップs190)。続いて、学習
状態に応じた表示をディスプレイ630に表示する(ス
テップs200)。
【0063】ここで、ファジー演算について、図7およ
び図8に基づいて具体的に述べる。 〔例1〕例えば、外気温が10℃、日射量Tsdが0W
/m2 、温度偏差Tdidrが0℃の時の補正量は、以
下のとおりである。この場合、図7のYO、ZOより、
関係するファジールールはA(図8参照)のみであるた
め、Aが100%適用される。よって、0×100%=
0で、この場合の補正量は0である。
【0064】〔例2〕また、外気温が10℃、日射量T
sdが100W/m2 、温度偏差Tdidrが0℃の時
の補正量は、以下のとおりである。この場合、図7のY
O、ZOより、関係するファジールールはAとB(図8
参照)である。図7の(c)より、YO、YYの適合度
は共に0.5である。{0×0.5}+{(−7)×
0.5}=−3.5となり、この場合の補正量は−3.
5である。
【0065】〔例3〕また、外気温が10℃、日射量T
sdが100W/m2 、温度偏差Tdidrが3℃の時
の補正量は、以下のとおりである。この場合、図7の
(a)、(c)より、関係するファジールールは、図8
のA、B、C、Dである。また、図7の(a)より、Z
Oの適合度は0.7、PMの適合度は0.3、図7の
(c)よりYOの適合度は0.5、YYの適合度は0.
5であるため、{0×0.5×0.7}+{(−7)×
0.5×0.7}+{0×0.5×0.3}+{(−
7)×0.5×0.3}=−3.5となるので、この場
合の補正量は−3.5である。
【0066】〔例4〕つぎに、外気温が12℃、日射量
Tsdが100W/m2 、温度偏差Tdidrが3℃の
時の補正量は、以下のとおりである。この場合、図7の
(a)、(b)、(c)より、関係するファジールール
は、図8のA、B、C、D、E、F、G、Hである。
【0067】また、図7の(a)より、ZOの適合度は
0.7、PMの適合度は0.3、図7の(b)よりSA
の適合度は0.8、SUの適合度は0.2、図7の
(c)より、YOの適合度は0.5、YYの適合度は
0.5であるため、補正量は以下の計算結果から−3.
5となる。また、風量等も同様に演算する。
【0068】{0×0.8×0.5×0.7}+{(−
7)×0.8×0.5×0.7}+{0×0.8×0.
5×0.3}+{(−7)×0.9×0.5×0.3}
+{0×0.2×0.5×0.7}+{(−7)×0.
2×0.5×0.7}+{0×0.2×0.5×0.
3}+{(−7)×0.2×0.5×0.3}=−3.
【0069】つぎに、ステップs120(ステップs3
10〜ステップs370)における学習処理を図4に基
づいて説明する。ステップs310で、現在、学習モー
ド(LRN)になっているかどうかを判定する。なお、
学習モード(LRN)は、図2の、Dr側学習スイッチ
80、およびPa側学習スイッチ81を押圧操作するこ
とにより、Dr側、Pa側共、独立に設定することがで
きる。
【0070】STDモード(標準)が選択される場合
は、図26に示すファジールールを用いず、ファジー制
御をしない通常の制御を行う。また、何れかのスイッチ
が学習モード(LRN)になっていると、ステップs3
20に進む。
【0071】ステップs320で、Dr、Paの何れか
の設定温度が変更されたか否かを判定する。何れの設定
温度も変更されていない場合にはステップs340に進
む。また、何れかの設定温度が変更されている場合には
ステップs330に進む。
【0072】例えば、Dr側の目標設定温度Tsetd
が1℃下げられた場合には、まず、メンバーシップ関数
から関連する条件を見つける。但し、Trdr=27
℃、Tsetdr=25℃、TAM=15℃、Dr側日
射量Tsd=400W/m2 とする。
【0073】図7のメンバーシップ関数より、変更され
るファジールールは、温度偏差がZOとPM、外気温が
SAとSU、日射量がYYとCHとなる。設定温度1℃
当たり、TAO7℃の変化に相当するので、本実施例で
は、関連するルール全てに−7℃の変更を加えることに
する。この変更後のファジールールを図8に示す。な
お、各適合度に従い、割合で振り分けても良い。
【0074】つぎに、ステップs340で、ブロワ風量
が変更されたか否かを判定する。ブロワ風量が変更され
ない場合にはステップs360に進む。また、ブロワ風
量が変更された場合にはステップs350に進む。
【0075】例えば、ブロワ電圧を1V上げた場合に
は、メンバーシップ関数から関連する条件を見つける。
但し、Trpa=25℃、Tsetpa=25℃、TA
M=10℃、Pa側日射量Tsp=200W/m2 、T
sd=26℃、Tsetdr=27℃、Dr側日射量T
sd=500W/m2 とする。
【0076】この条件では、ブロワ風量は、Dr側、P
a側共、同じ風量となるので、VADr(LRN)とV
APa(LRN)は同時に学習される。変更後(ステッ
プs350)のファジールールを図9、図10に示す。
勿論、ブロワモータを複数個設けたり、配風機構を設け
たりして、左右独立して風量を設定できる場合には、設
定温度と同様、左右独立に学習させても良い。
【0077】つぎに、ステップs360において、吹出
口モードが変更されたか否かを判定する。ブロワ風量が
変更されない場合にはステップs130に進む。また、
ブロワ風量が変更された場合にはステップs370に進
む。
【0078】例えば、吹出口モードをB/Lにしたとし
て、その時の条件が、Trdr=25℃、Tsetdr
=25℃、TAM=0℃、Dr側日射量Tsd=500
W/m2 、Trpa=25℃、Tsetpa=25℃、
Pa側日射量Tsp=500W/m 2とする。
【0079】本実施例では、吹出口モードをマニュアル
操作で左右独立して設定できないので、Modr(LR
N)とMopa(LRN)は同時に学習させる構成にし
ている。勿論、左右独立に吹出口モードを設定できる様
に、新たにPa側吹出口モードを設けた場合は、設定温
度と同様、左右独立に学習させても良い。
【0080】吹出口モードの学習は、吹出口モードを決
定する、目標吹出温度- 吹出口モード特性グラフ(図6
参照)に対し、横軸TAOに補正を加えることで行う。
【0081】今回の条件で、例えばTAOが50であっ
たとする。そして、図6で、例えば、TAOが40にな
るとFOOTからB/Lへの変更が行われるとすると、
学習モードにおいて、マニュアル操作でB/Lに切り換
えられた時は、この条件で−10℃の補正を加えること
を学習する。図11および図12に示す様に、ファジー
ルールが変更される。
【0082】また、コンプレッサのオン・オフについて
は、オンを1、オフを0として設定温度の学習と同様に
行う。また、吹出口モードも、内気を1、外気を0とし
て同様に行う。
【0083】つぎに、ステップs200(図3参照)に
おける、ディスプレイ出力(ディスプレイ表示)の説明
を、図13および図14のフローチャートに基づいて説
明する。表示方法の違いにより、二通りある(表示例
1、表示例2)。
【0084】〔表示例1〕ステップs401にて、5秒
前までに、乗員の手動操作により学習が行われたか否か
を判定する。ディスプレイが5秒間の間、表示を行って
いる(ステップs403)ので「5秒前までに」と設定
しており、5秒間に限定されない。
【0085】設定温度などの学習が行われていた場合に
はステップs402に進む。ステップs402で、ステ
ップs403のディスプレイ表示が5秒間、行われてい
たか否かを判別する。なお、5秒間に限定されない。
【0086】5秒間の表示が終わっていないと判定され
る(ステップs402でNO)と、ステップs403に
進み、「学習が行われた」旨を搭乗者に報知する。具体
的には、A/C用のLCDに表示(図15〜図17に示
す)しても良いし、マルチビジョン(図示せず)装着車
であれば、そのディスプレイ上に表示しても良い。ま
た、音声発生装置(図示せず)装着車であれば、音声に
より報知しても良い。また、図15〜図17に示す諸条
件(日射量、外気温、車室内温度)は、グラフやLED
表示など、物理量が判る表示方式であれば何でも良い。
【0087】つぎに、ステップs404では、予め学習
した内容により、目標吹出温度の補正量が変化したか否
かを、例えば2秒前までに判別する。補正量が変化した
と判定される(YES)とステップs405に進む。
【0088】ステップs405では、目標吹出温度の学
習量を設定温度の変化分に換算して表示する。具体的に
は、目標吹出温度の補正量を7で割った値を基準の目標
設定温度(例えば25℃)に加える(または減じる)こ
とで目標設定温度を変化させる。
【0089】ステップs406では、図18に示すよう
なディスプレイ表示が2秒間、行われていたか否かを判
別する。なお、2秒間に限定されない。2秒間の表示が
終わっていないと判定される(ステップs406でN
O)と、ステップs407に進んで図18に示す様な表
示を行う。これにより、目標吹出温度の変更がA/Cの
誤作動ではなく、学習制御によって行われたものである
ことがユーザーに報知される。
【0090】〔表示例2〕つぎに、表示例2について説
明する。ステップs416で、目標設定温度部分を図2
4のように表示する。これは、基本的には常に表示する
ものであり、これにより、使用者は、標準的な制御に対
し、そのくらい学習されているのかを常に確認すること
ができる。
【0091】この表示は、温感や風速の表現に言葉を用
いたが、+1.0や−2.3などの数字で表現しても良
い。また、グラフやLED表示等、物理量が判るものな
ら何でも良い。ステップs402も同様である。
【0092】本実施例の車両用空調装置1は、下記の構
成{、、}を有するので以下の利点を有する。デ
ィスプレイ630を使用者が見れば、学習した時の条件
(熱環境情報)や学習量、学習により補正された制御内
容の変更点、現在の制御が標準の制御に比べてどれだけ
異なるか容易に判り、学習制御が行われていることを容
易に把握できるので使い勝手に優れる。
【0093】使用者の手動操作等により学習した場合
には、学習した時の条件(熱環境情報)や学習量をディ
スプレイ630の下方に表示して学習によるものである
ことを使用者に報知する。 学習内容を制御に反映される場合には、学習により補
正された制御内容の変更点をディスプレイ630の下方
に表示して学習によるものであることを使用者に報知す
る。 学習内容を制御に反映される場合には、現在の制御が
標準の制御に比べてどれだけ異なるかをディスプレイ6
30の下方に表示して使用者に報知する構成である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る車両用空調装置の全体
構成図である。
【図2】その車両用空調装置のエアコン操作パネルの正
面図である。
【図3】その車両用空調装置の作動を説明するためのフ
ローチャートである。
【図4】学習処理の作動を示すフローチャートである。
【図5】目標吹出温度とブロワ制御電圧との関係を示す
グラフである。
【図6】目標吹出温度と吹出口モードとの関係を示すグ
ラフである。
【図7】メンバーシップ関数の説明図である。
【図8】ファジールールの説明図である。
【図9】ファジールールの説明図である。
【図10】ファジールールの説明図である。
【図11】ファジールールの説明図である。
【図12】ファジールールの説明図である。
【図13】ディスプレイ出力(例1)に係るフローチャ
ートである。
【図14】ディスプレイ出力(例1)に係るフローチャ
ートである。
【図15】ステップs402に係るディスプレイ出力の
例である。
【図16】ステップs402に係るディスプレイ出力の
例である。
【図17】ステップs402に係るディスプレイ出力の
例である。
【図18】ステップs406に係るディスプレイ出力の
例である。
【図19】ステップs410に係るディスプレイ出力の
例である。
【図20】ステップs414に係るディスプレイ出力の
例である。
【図21】ステップs414に係るディスプレイ出力の
例である。
【図22】ディスプレイ出力(例2)に係るフローチャ
ートである。
【図23】ステップs402に係るディスプレイ出力の
例である。
【図24】ステップs416に係るディスプレイ出力の
例である。
【図25】ステップs417に係るディスプレイ出力の
例である。
【図26】ファジールールの説明図である。
【図27】設定温度の表現を示す説明図である。
【図28】標準ブロワ電圧に対する補正量の表現を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 車両用空調装置(空調装置) 2 送風ダクト(ダクト) 3 ブロワ(送風機) 7 内外気切替ドア(空調用アクチュエータ) 9 ECU(空調制御器、手動変更情報記憶手段、補正
量演算手段、学習手段) 14 冷却用熱交換器(熱源) 15 加熱用熱交換器(熱源) 35、36、37、43、44 モード切替ドア(空調
用アクチュエータ) 64 内気センサ(センサ) 65 外気温センサ(センサ) 66 日射センサ(センサ) 67 エバ後温度センサ(センサ) 68 水温センサ(センサ) 69、70 温度設定スイッチ(室温設定器、手動変更
手段、車室温設定器) 73 ブロワスイッチ(手動変更手段、送風量変更手
段) 75 MODEスイッチ(手動変更手段、吹出口モード
変更手段) 630 ディスプレイ(報知手段、表示器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶野 祐一 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調空気を吹き出すための空気吹出口を
    有するダクトと、 該ダクト内に前記空気吹出口へ向かう空気流を発生させ
    るための送風機と、 前記空気流の冷却や加熱が可能な熱源と、 前記送風機および前記熱源以外の空調用アクチュエータ
    と、 目標室温を設定するための室温設定器と、 室温を含む室内外の熱環境情報を検出するセンサと、 検出室温が使用者の設定した目標室温になるように、前
    記熱源の能力、前記送風機への通電量、および前記空調
    用アクチュエータを所定の制御特性に基づいて制御する
    空調制御器と、 前記目標室温の設定値、前記空調用アクチュエータの作
    動状態、または前記送風機への通電量の少なくとも一つ
    を、空調運転中に手動で変更可能な手動変更手段と、 空調運転中に前記手動変更手段が操作された場合には、
    操作前後における、前記目標室温の設定値、前記空調用
    アクチュエータの作動状態、または前記送風機への通電
    量の少なくとも一組を記憶する手動変更情報記憶手段
    と、 該手動変更情報記憶手段に記憶された手動変更情報に基
    づいて前記所定の制御特性を補正するための補正量を演
    算する補正量演算手段とを備える空調装置において、 使用者に報知するための報知手段を設け、 前記手動変更手段を操作して前記所定の制御特性が補正
    された場合には、この補正に係わる前記熱環境情報を前
    記報知手段が報知することを特徴とする空調装置。
  2. 【請求項2】 空調空気を吹き出すための空気吹出口を
    有するダクトと、 該ダクト内に前記空気吹出口へ向かう空気流を発生させ
    るための送風機と、 前記空気流の冷却や加熱が可能な熱源と、 前記送風機および前記熱源以外の空調用アクチュエータ
    と、 目標室温を設定するための室温設定器と、 室温を含む室内外の熱環境情報を検出するセンサと、 検出室温が使用者が設定した目標室温になるように、前
    記熱源の能力、前記送風機への通電量、および前記空調
    用アクチュエータを所定の制御特性に基づいて制御する
    空調制御器と、 前記目標室温の設定値、前記空調用アクチュエータの作
    動状態、または前記送風機への通電量の少なくとも一つ
    を、空調運転中に手動で変更可能な手動変更手段と、 空調運転中に前記手動変更手段が操作された場合には、
    操作前後における、前記目標室温の設定値、前記空調用
    アクチュエータの作動状態、または前記送風機への通電
    量の少なくとも一組を記憶する手動変更情報記憶手段
    と、 該手動変更情報記憶手段に記憶された手動変更情報に基
    づいて前記所定の制御特性を補正するための補正量を演
    算する補正量演算手段とを備える空調装置において、 前記手動変更手段を操作して前記所定の制御特性が補正
    された場合には、補正された制御特性に基づく空調制御
    の概要を報知手段が報知することを特徴とする空調装
    置。
  3. 【請求項3】 前記所定の制御特性が補正された場合に
    は、 補正された制御特性に基づく空調制御の概要が、前記所
    定の制御特性に基づく空調制御の概要とどの程度、異な
    るかを前記報知手段が報知することを特徴とする請求項
    2記載の空調装置。
  4. 【請求項4】 空調空気を乗員の各位置に吹き出すため
    の複数の空気吹出口、および車室内外の空気を導入する
    ための空気導入口を有するダクトと、 該ダクト内に前記空気吹出口へ向かう空気流を発生させ
    るための送風機と、 前記空気流の冷却や加熱が可能な熱源と、 目標車室温度を設定するための車室温設定器と、 車室温を検知するための内気センサ、外気温を検知する
    ための外気温センサ、日射量を検知するための日射セン
    サと、 予め設定した目標吹出温度算出式に前記目標車室温度と
    各センサの検出値とを代入して前記空調空気の目標吹出
    温度を決定し、予め設定した目標吹出温度- 送風機通電
    特性に前記目標吹出温度を当てはめて送風機通電量を決
    定し、予め設定した目標吹出温度- 吹出口モード特性に
    前記目標吹出温度を当てはめて吹出口モードを決定する
    空調制御器とを備える車両用空調装置において、 送風機通電量を手動で変更可能な送風量変更手段と、 前記吹出口モードを手動で変更可能な吹出口モード変更
    手段と、 目標車室温度と検出車室温との温度偏差、外気温、およ
    び日射量の各グループ毎に、複数の所定範囲に対応して
    適合度を付与した複数のメンバーシップ関数を設定する
    とともに、これら複数のメンバーシップ関数に基づいて
    ファジールールを作成し、このファジールールから前記
    目標吹出温度を補正するための補正値を算出する学習手
    段と、 使用者に報知するための報知手段とを備え、 空調運転中に使用者が、前記目標車室温度、前記送風機
    通電量、または前記吹出口モードの少なくとも一つを変
    更した場合には、 前記学習手段は、変更後の条件に合うファジールールを
    選択し、このファジールールを上記変更量に応じて変更
    し、 前記学習手段の学習により変更された、前記日射量や前
    記外気温や前記車室温が特定の状態における、前記目標
    車室温度、送風量、または前記吹出口モードの作動状態
    を前記報知手段が報知することを特徴とする車両用空調
    装置。
  5. 【請求項5】 空調運転中に使用者が、前記目標車室温
    度、送風量、または前記吹出口モードの少なくとも一つ
    を変更して前記学習手段の学習により、 前記目標吹出温度が補正された場合には、前記目標吹
    出温度の補正に相当する分だけ前記学習手段が前記目標
    車室温度を変更し、 変更された目標車室温度と、この目標車室温度がどのよ
    うな学習内容により変更されたかとを前記報知手段が報
    知し、 前記送風機通電量が補正された場合には、変更された
    送風量と、この送風量がどのような学習内容により変更
    されたかとを前記報知手段が報知し、 前記吹出口モードが変更された場合には、変更された
    吹出口モードと、この吹出口モードがどのような学習内
    容により変更されたかとを前記報知手段が報知すること
    を特徴とする請求項4記載の車両用空調装置。
  6. 【請求項6】 車室内外の空気を導入するための空気導
    入口、および空調空気を所定数の空調ゾーンの各所定高
    さ位置に吹き出すために、各空調ゾーン用に複数の空気
    吹出口を設けたダクトと、 該ダクト内に空気流を発生させるための送風機と、 前記空気流の冷却や加熱が可能な熱源と、 各空調ゾーンの目標車室温度を独立して設定可能な車室
    温設定器と、 各空調ゾーンの車室温を個々に検知するための内気セン
    サ、外気温を検知するための外気温センサ、各空調ゾー
    ンへの日射量を個々に検知するための日射センサと、 各空調ゾーン用に予め設定した所定数の目標吹出温度算
    出式に、各空調ゾーンの目標車室温度と各センサの検出
    値とを代入して、各空調ゾーン毎の前記空調空気の目標
    吹出温度を決定し、 予め設定した目標吹出温度- 送風機通電特性に各空調ゾ
    ーンの目標吹出温度を当てはめ送風機通電量を決定し、
    予め設定した各空調ゾーン用の目標吹出温度-吹出口モ
    ード特性に各空調ゾーンの目標吹出温度を当てはめて各
    空調ゾーン用の吹出口モードを決定する空調制御器とを
    備える車両用空調装置において、 送風機通電量を手動で変更可能な送風量設定手段と、 各空調ゾーンの吹出口モードを手動で変更可能な吹出口
    モード設定手段と、 各空調ゾーンの目標車室温度と各空調ゾーンの実際の車
    室温との温度偏差、外気温、および各空調ゾーンへの日
    射量の各グループ毎に、複数の所定範囲に対応して適合
    度を付与した複数のメンバーシップ関数を設定するとと
    もに、これら複数のメンバーシップ関数に基づいてファ
    ジールールを作成し、このファジールールから各空調ゾ
    ーンの目標吹出温度を補正するための補正値を算出する
    学習手段とを設け、 空調運転中に、何れかの空調ゾーンの目標車室温度、送
    風量、または何れかの空調ゾーンの吹出口モードの少な
    くとも一つを使用者が変更した場合には、前記学習手段
    は、変更後の条件に合うファジールールを選択し、この
    ファジールールを上記変更量に応じて変更し、 前記学習手段の学習により変更された、前記日射量や前
    記外気温や前記車室温が特定の状態における、前記目標
    車室温度、送風量、または前記吹出口モードの作動状態
    を報知手段が報知することを特徴とする車両用空調装
    置。
  7. 【請求項7】 使用者に報知するための報知手段を備
    え、 空調運転中に使用者が、何れかの空調ゾーンの目標車室
    温度、前記送風機通電量、または何れかの空調ゾーンの
    前記吹出口モードの少なくとも一つを変更して前記学習
    手段の学習により、 何れかの空調ゾーンへの目標吹出温度が補正された場
    合には、前記目標吹出の補正に相当する分だけ前記学習
    手段が前記目標車室温度を変更し、 変更された目標車室温度と、この目標車室温度がどのよ
    うな学習内容により変更されたかとを前記報知手段が報
    知し、 前記送風機通電量が補正された場合には、変更された
    送風量と、この送風量がどのような学習内容により変更
    されたかとを前記報知手段が報知し、 何れかの空調ゾーンへの前記吹出口モードが変更され
    た場合には、変更された吹出口モードと、この吹出口モ
    ードがどのような学習内容により変更されたかとを前記
    報知手段が報知することを特徴とする請求項6記載の車
    両用空調装置。
  8. 【請求項8】 前記報知手段は、図形や数字や文字で報
    知する表示器、または音声で報知する音声発生手段であ
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れかに記
    載の車両用空調装置。
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