JPH07329559A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH07329559A
JPH07329559A JP12496494A JP12496494A JPH07329559A JP H07329559 A JPH07329559 A JP H07329559A JP 12496494 A JP12496494 A JP 12496494A JP 12496494 A JP12496494 A JP 12496494A JP H07329559 A JPH07329559 A JP H07329559A
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哲見 池田
Masato Yamauchi
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両用空調装置の起動時に窓ガラスが曇らな
いようにする。 【構成】 空調装置の起動から所定時間までの間はデフ
ロスタ吹出口23を閉じるとともにフット吹出口21を
開く。これによってダクト5内の高湿度空気はデフロス
タ吹出口23からは吹き出されず、窓ガラス22の曇り
が防止できる。また前記高湿度空気は、フット吹出口2
1から窓ガラス22とは異なる部位に向かって吹き出さ
れるので、窓ガラス22に曇りを発生させることなくダ
クト5内の空気の湿度を低下させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空調空気をデフロスタ
吹出口から車両の窓ガラスに向かって吹き出すことので
きる車両用空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平2−57419号公報にて開示さ
れる車両用空調装置は、エンジン冷却水温が低いときの
乗員への冷風吹出防止のために、外気温度が所定温度よ
りも低ければ車室内への送風を停止し、外気温度が所定
温度よりも高ければデフロスタ吹出口から窓ガラスに向
かって送風するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、空調装置を
起動して蒸発器を作動させると蒸発器には凝縮水が付着
する。その後、空調装置を停止して次に空調装置を再起
動するまでの時間が長いと、蒸発器に付着した凝縮水が
例えば外気の熱によって蒸発し、空調ユニット内が高湿
度状態となる。
【0004】このように空調ユニット内が高湿度状態と
なっているもとで、上記従来技術のように、エンジン冷
却水温が低く外気温度が所定温度よりも高いときにデフ
ロスタ吹出口から窓ガラスに向かって送風するようにす
ると、高湿度の空気が窓ガラスに向かって吹き出され、
その結果窓ガラスに曇りが発生するという問題が発生す
る。
【0005】そこで本発明は上記問題に鑑み、車両用空
調装置の起動時に窓ガラスが曇らないようにすることを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、空気流を発生する送風手
段と、前記送風手段からの空気を車室内に導く空気通路
と、前記空気通路内に設けられ、前記送風手段からの空
気を除湿冷却する冷却手段と、前記空気通路の空気下流
側部位に形成され、前記送風手段からの空気を車両窓ガ
ラスに向けて吹き出すためのデフロスタ吹出口と、前記
空気通路の空気下流側部位に形成され、前記送風手段か
らの空気を前記窓ガラスとは異なる位置に向けて吹き出
すための他の吹出口と、前記デフロスタ吹出口を開閉す
るデフロスタ吹出口開閉手段と、前記他の吹出口を開閉
する他の吹出口開閉手段と、空調装置が起動してから所
定時間が経過したか否かを判定する経過時間判定手段
と、前記経過時間判定手段によって、空調装置が起動し
てから前記所定時間が経過していないと判定されている
間は、前記デフロスタ吹出口を閉口するように前記デフ
ロスタ吹出口開閉手段を制御するとともに、前記他の吹
出口を開口するように前記他の吹出口開閉手段を制御す
る吹出口開閉制御手段とを備えることを特徴とする。
【0007】また請求項2に記載したように、請求項1
記載の車両用空調装置において、前記吹出口開閉制御手
段が、空調装置の起動直後に、前記デフロスタ吹出口開
閉手段が前記デフロスタ吹出口を開口しているか否かを
判定する吹出口開口判定手段を備え、かつ前記吹出口開
口判定手段によってデフロスタ吹出口が開口していると
判定されたら、前記デフロスタ吹出口を閉口するように
前記デフロスタ吹出口開閉手段を制御するとともに、前
記他の吹出口を開口するように前記他の吹出口開閉手段
を制御するように構成されても良い。
【0008】また請求項3に記載したように、請求項1
記載の車両用空調装置において、前記デフロスタ吹出口
を開口する旨の指令を出力するデフロスタ指令出力手段
と、前記デフロスタ指令出力手段からの前記指令を受け
て、前記デフロスタ吹出口を開口するように前記デフロ
スタ吹出口開閉手段を制御するデフロスタ吹出口開口制
御手段とを備え、前記吹出口開閉制御手段が、前記経過
時間判定手段によって、空調装置が起動してから前記所
定時間が経過していないと判定されている間は、前記デ
フロスタ指令出力手段から前記デフロスタ吹出口開口制
御手段に対する前記指令の出力を禁止する禁止手段で構
成されても良い。
【0009】また請求項4に記載したように、請求項1
ないし3いずれか記載の車両用空調装置において、前記
経過時間判定手段が、前記空調装置が起動してからの時
間を計時する計時手段と、前記計時手段によって計時さ
れた時間が前記所定時間以上であるか否かを判定する計
時時間判定手段とで構成されても良い。
【0010】また請求項5に記載したように、請求項1
ないし3いずれか記載の車両用空調装置において、前記
経過時間判定手段が、前記冷却手段の温度が所定値以下
であるか否かを判定する冷却温度判定手段で構成されて
も良い。
【0011】
【発明の作用効果】請求項1ないし5記載の発明によれ
ば、空調装置を起動してから所定時間が経過するまでの
間は、吹出口開閉制御手段の制御によって、デフロスタ
吹出口が閉口しかつ他の吹出口が開口する。従って、冷
却手段から発生した凝縮水によって空気通路内が高湿度
状態となっており、その状態で空調装置を起動したとし
ても、高湿度の空気は他の吹出口から窓ガラスとは異な
る部位に向かって吹き出されるので、窓ガラスに曇りが
発生することはない。
【0012】特に請求項2記載の発明によれば、空調装
置起動直後にデフロスタ吹出口が開口していたとして
も、このデフロスタ吹出口が閉口し、他の吹出口が開口
する。従って請求項1記載の発明と同様、窓ガラスの曇
りが防止される。また請求項3記載の発明では、空調装
置を起動してから所定時間が経過するまでの間に、デフ
ロスタ指令出力手段からデフロスタ吹出口を開口する旨
の指令が出されても、禁止手段によって、この指令がデ
フロスタ吹出口開口制御手段へは出力されないので、デ
フロスタ吹出口が閉口しかつ他の吹出口が開口した状態
となる。従って請求項1記載の発明と同様、窓ガラスの
曇りが防止される。
【0013】
【実施例】次に、本発明の第1実施例を図1ないし図6
に基づいて説明する。本実施例の車両用空調装置は、車
室内の温度を設定温度に自動的に維持するオートエアコ
ン機能を搭載したもので、大別して、空調ユニット1
と、空調ユニット1の各機能部品を制御する制御装置2
とからなる。
【0014】(空調ユニット1の説明)空調ユニット1
は、車室内へ送る空気を車室内空気(内気)とするか車
室外空気(外気)とするかを選択する内外気切換手段
3、この内外気切換手段3で選択された空気を車室内へ
送風する送風手段4、この送風手段4からの空気を車室
内に導く空気通路としてのダクト5、このダクト5内を
流れる空気を冷却する冷却手段としての蒸発器6、およ
びダクト5から車室内へ吹き出される空気の温度を調節
する温度調節手段7を備える。
【0015】内外気切換手段3は、送風手段4の空気上
流側部位に設けられ、車室内と連通した内気吸入口10
と、車室外と連通した外気吸入口11とが形成されると
ともに、この内気吸入口10と外気吸入口11とを選択
的に開閉する内外気切換ドア12を備える。この内外気
切換ドア12は、サーボモータ13のような駆動手段に
よって駆動されるもので、内気吸入口10から内気を吸
入する内気循環モードと、外気吸入口11から外気を吸
入する外気導入モードとを切り換える。
【0016】送風手段4は、ダクト5の空気上流側部位
に接続され、車室内へ送風する空気流を発生する手段で
ある。この送風手段4は、ファンケース15、ファン1
6、ファンモータ17からなり、ファンモータ17は駆
動回路18より印加される電圧に応じてファン16を回
転駆動し、内気または外気をダクト5を介して車室内へ
送風する。
【0017】ダクト5は車室内の前方に配置されてい
る。ダクト5の出口側には、ダクト5を通過した空気を
車室内乗員の上半身に向けて吹き出すためのフェイス吹
出口20と、前記空気を乗員の足元に向けて吹き出すた
めのフット吹出口21と、前記空気を自動車の窓ガラス
22に向けて吹き出すためのデフロスタ吹出口23とが
形成されている。
【0018】またダクト5内には、上記各吹出口を流れ
る空気量を調節する手段、具体的にはフェイスドア2
4、フットドア25、およびデフロスタドア26が設け
られている。これらのドア24〜26は、それぞれの駆
動手段、具体的にはサーボモータ27〜29によって駆
動される。蒸発器6は,ダクト5内を通過する空気を冷
却する冷凍サイクル35の構成要素で、ダクト5内の全
面に配置され、ダクト5内を通過するすべての空気を冷
却する。冷凍サイクル35は、蒸発器6の他に圧縮機3
6、凝縮器37、受液器38、および膨張弁39を備え
る周知のものである。
【0019】圧縮機36は、電磁クラッチ(図示しな
い)を介してエンジン(図示しない)の回転動力が伝達
されることにより回転駆動し、冷凍サイクル35を作動
させて蒸発器6を冷却手段として機能させる。なお、上
記電磁クラッチは、圧縮機駆動回路40から電力が供給
されるとエンジンの回転を圧縮機36に伝達し、逆に圧
縮機駆動回路40からの電力の供給が停止されたら、エ
ンジンの回転を圧縮機6に伝達しなくなる。
【0020】温度調節手段7は、ヒータコア41および
エアミックスドア42より構成されている。ヒータコア
41は、蒸発器6の空気下流側部位において、蒸発器6
からの空気が自身を通過する温風通路45と、蒸発器6
からの空気が自身をバイパスするバイパス通路44とが
形成されるように配設されている。このヒータコア41
は、内部をエンジン冷却水が流れるものであり、このエ
ンジン冷却水の熱によって自身を通過するダクト5内の
空気を加熱する熱交換器である。
【0021】エアミックスドア42はヒータコア41の
空気上流側部位に設けられ、サーボモータ43のような
駆動手段によって駆動される。そしてこのサーボモータ
43によって設定される位置に応じて、温風通路42を
通過してヒータコア41によって加熱される空気量と、
バイパス通路44を通過する空気量とを調節する。 (制御装置2の説明)制御装置2は、上述の空調ユニッ
ト1の各電気機能部品を制御するもので、CPU50、
ROM51、RAM52等を搭載している。なおROM
51内には、空調制御のためのプログラムが記憶されて
おり、RAM52に一時的に記憶された空調情報に基づ
いてCPU50で各種演算、処理を行う。
【0022】制御装置2の出力端子A〜Eには、それぞ
れサーボモータ13、43、27、28、29が接続さ
れ、出力端子Fには駆動回路18が接続され、出力端子
Gには圧縮機駆動回路40に接続されている。これら出
力端子A〜Gからは各々の制御信号が出力され、上記各
サーボモータおよび駆動回路をそれぞれ制御する。制御
装置2の入力端子Hには、エアミックスドア42の実際
の開度を検出する手段53が接続され、入力端子Iには
フェイスドア24の実際の開度を検出する手段71が接
続され、入力端子Jにはフットドア25の実際の開度を
検出する手段72が接続され、入力端子Kにはデフロス
タドア26の実際の開度を検出する手段73が接続され
ている。なお、上記開度検出手段53,71〜73はそ
れぞれポテンショメータにて構成され、それぞれのサー
ボモータに直接取り付けられている。また制御装置2の
入力端子Lには、上記電磁クラッチの通電状態を検出す
るクラッチ作動検出センサ(図示しない)が接続されて
いる。
【0023】さらに制御装置2の入力端子M〜Pには、
吹出モードを後述するデフロスタモードとするためのデ
フロスタスイッチ54、内外気モードを選択するための
内外気モード切換スイッチ55、車室内温度を設定する
ための温度設定器56、および吹出モードを後述するフ
ェイスモード、バイレベルモード、フットモード、フッ
トデフモードの間で選択するための吹出モード設定スイ
ッチ57にそれぞれ接続されている。なお、上記54〜
57は、乗員によって操作される操作パネルに設けられ
ている。
【0024】また入力端子Q〜Uには、車室内の空気温
度を検出する内気温センサ60、車室外の空気温度を検
出する外気温センサ61、車室内に照射される日射量を
検出する日射センサ62、蒸発器6を通過した直後の空
気温度を検出するエバ後温度センサ63、およびヒータ
コア41内を流れるエンジン冷却水温を検出する水温セ
ンサ64が接続されている。
【0025】次に、上記構成における本実施例の作動を
図2および図3のフローチャートに基づいて説明する。
まず車両のイグニッションスイッチをオンして空調装置
が作動状態となると、ステップS1にて、フラグ(FL
AG)を0にセットするとともに、タイマをスタートさ
せる。なお、このフラグは以下の説明からも分かるよう
に、空調装置が起動してから前記タイマが所定時間(C
1)が経過したらタイマをオフさせるために設定したも
のである。
【0026】次にステップS2では、前記フラグが0で
あるか否かを判定し、0であればステップS3に進んで
タイマをオフしてステップS4に進み、0でなければス
テップS4に進む。ステップS4では、上記各センサの
値を読み込む。そして次のステップS5では、上記各セ
ンサの値から、下記数式1に基づいて、車室内へ吹き出
す空気の目標吹出温度(以下TAOという)を演算す
る。
【0027】
【数1】TAO=Kset ×Tset −Kr ×Tr −Kam×
Tam−Ks ×Ts −C ここでTset は温度設定器56によって設定された設定
温度、Tr は内気温センサ60によって検出された内気
温度、Tamは外気温センサ61によって検出された外気
温度、およびTs は日射センサ62によって検出された
日射量である。またKset 、Kr 、Kam、およびKs は
それぞれゲインであり、Cは補正定数である。
【0028】次にステップS6にて、上記TAOと図4
に示す関係とから、ファンモータ17に印加するブロワ
電圧を決定する。なお、図4に示す関係はROM51に
記憶されている。次にステップS7にて、下記数式2に
基づいてエアミックスドア42の目標開度(SW)を演
算する。
【0029】
【数2】SW={(TAO−Te )/(Tw −Te )}
×100 (%) ここでTe はエバ後温度センサ63によって検出された
エバ後温度、Tw は水温センサ64によって検出された
水温である。
【0030】そして次のステップS8にて、上記TAO
と図5に示す関係とから吹出モードを決定する。なお、
図5に示す関係はROM51に記憶されている。また、
図5に示すFACE(フェイス)モードとは、温度調節
手段7によって温度調節された温調空気の100%をフ
ェイス吹出口20から乗員の上半身に向けて吹き出すモ
ードのことであり、B/L(バイレベル)モードとは、
前記温調空気の約50%をフェイス吹出口20から乗員
の上半身に向けて吹き出すとともに、残りの約50%を
フット吹出口21から乗員の足元に向けて吹き出すモー
ドのことである。
【0031】またFOOT(フット)モードとは、前記
温調空気の約90%をフット吹出口21から吹き出すと
ともに、残りの約10%をデフロスタ吹出口23から吹
き出すモードのことであり、F/D(フットデフ)モー
ドとは、前記温調空気の約50%をフット吹出口21か
ら吹き出すとともに、残りの約50%をデフロスタ吹出
口23から吹き出すモードのことである。またデフロス
タモードは、TAOによって決定されず、乗員によって
デフロスタスイッチ54が操作されることによって設定
される。
【0032】次にステップS9にて、上記TAOと図6
に示す関係とから内外気モードを決定する。なお、図6
に示す関係はROM51に記憶されている。そして次の
ステップS10にて、ステップS1にて作動させたタイ
マの計時時間が所定時間(この実施例ではC1)経過し
たか否かを判定する。ここで計時時間がC1以上経過し
ていないと判定されたら、ステップS11に進んで、ポ
テンショメータ72,73からの信号に基づいて、今現
在の実際の吹出モードがフットモードあるいはフットデ
フモードであるか否かを判定する。
【0033】ここでフットモードあるいはフットデフモ
ードであると判定されたら、ステップS12にて、フッ
トドア25の位置をそのままとした状態で、デフロスタ
吹出口23を閉じるように吹出モードを新たに決定す
る。そしてステップS13では、上記各ステップSで決
定されたブロワ電圧、エアミックスドア42の目標開度
(SW)、吹出モード、内外気モードを各サーボモータ
または駆動回路に出力する。その後ステップS2の処理
を実行する。
【0034】一方、ステップS11にて今現在の実際の
吹出モードがフットモードでもフットデフモードでもな
いと判定されたら、ステップS14にて、ポテンショメ
ータ73からの信号に基づいて、今現在の実際の吹出モ
ードがデフロスタモードであるか否かを判定する。そし
てデフロスタモードであると判定されたら、ステップS
15にてデフロスタ吹出口23を閉じるとともに、フッ
ト吹出口21を開くように吹出モードを新たに決定す
る。
【0035】またステップS14にてNOと判定された
場合、つまり今現在の実際の吹出モードがデフロスタ吹
出口23が開いていないモードである場合は、そのまま
ステップS13に進む。そして空調装置を起動してから
C1が経過したらステップS16にてYESと判定さ
れ、ステップS16にてフラグが1にセットされる。そ
してステップS13にて前回のステップS6〜ステップ
S9にて決定されたブロワ電圧、SW、吹出モード、お
よび内外気モードを出力する。そして次にステップS2
の判定を行うときにはNOと判定され、タイマが停止さ
れる。
【0036】以上の制御を行うことにより、空調装置を
起動する前の吹出モードがフットモードもしくはフット
デフモードとなっており、その状態で空調装置を起動し
たときにも、ステップS10にてYESと判定されるま
での間はデフロスタ吹出口23が閉じられるので、空調
装置停止中に高湿度の空気がダクト5内に残っていたと
しても、この高湿度の空気がデフロスタ吹出口23から
吹き出されることを防止することができる。従って窓ガ
ラスの曇り防止を行うことができる。
【0037】このとき、上記高湿度空気はフット吹出口
21から車室内に吹き出されるが、このフット吹出口2
1から吹き出される空気は窓ガラス22とは異なる部位
に吹き出されるので、フット吹出口21から高湿度空気
を吹き出すことによる窓ガラス22の曇りは心配ない。
また、空調装置を起動する前の吹出モードがデフロスタ
モードとなっており、その状態で空調装置を起動したと
きにも、ステップS10にてYESと判定されるまでの
間はデフロスタ吹出口23が閉じられるので、上記と同
様の理由により窓ガラスの曇り防止を行うことができ
る。さらにこのときフット吹出口21を開くので、上記
ダクト5内の高湿度の空気はフット吹出口21から逃げ
る。
【0038】そして空調装置を起動してからC1が経過
したら、そのときには既にダクト5内には高湿度空気は
ほとんど残っていないので、ステップS8にて決定され
た吹出モードが得られるようにする。なお、上記実施例
においては、請求項1記載の発明における他の吹出口を
フット吹出口21にて構成し、デフロスタ吹出口開閉手
段をデフロスタドア26およびサーボモータ29にて構
成し、他の吹出口開閉手段をフットドア25およびサー
ボモータ28にて構成し、経過時間判定手段をステップ
S10にて構成し、吹出口開閉制御手段をステップS1
1〜ステップS15にて構成している。
【0039】また上記実施例においては、請求項2記載
の発明における吹出口開口判定手段をステップS11お
よびステップS14にて構成している。また請求項4記
載の発明における計時手段をステップS1にて構成し、
計時時間判定手段をステップS10にて構成している。
次に本発明の第2実施例について説明する。
【0040】第2実施例の全体構成は図1に示す通りで
あるため説明は省略する。第2実施例の制御は図3のス
テップS11およびステップS14の内容が異なる。具
体的には、本実施例のステップS11では、ステップS
8にて決定された吹出モードがフットモードあるいはフ
ットデフモードであるか否か、または吹出モードスイッ
チ57によってフットモードあるいはフットデフモード
が指令されたか否かをを判定する。つまり、吹出モード
をフットモードあるいはフットデフモードにする旨の指
令が出されたか否かを判定する。
【0041】またステップS14では、デフロスタスイ
ッチ54が操作されたか否かを判定する。つまり吹出モ
ードをデフロスタモードにする旨の指令が出されたか否
かを判定する。これによって、空調装置を起動してから
C1が経過するまでの間に上記吹出モードをフットモー
ド、フットデフモード、デフロスタモードのいずれかに
する旨の指令が出されたときには、ステップS12また
はステップS15にてこの指令が禁止される。従って、
空調装置を起動してからC1が経過するまでの間はデフ
ロスタ吹出口23は閉じたままとなり、窓ガラス22の
曇り防止を行うことができる。
【0042】なお第2実施例においては、請求項3記載
の発明におけるデフロスタ指令出力手段をステップS
8、デフロスタスイッチ54、および吹出モードスイッ
チ57にて構成し、デフロスタ吹出口開口制御手段をス
テップS13にて構成し、禁止手段をステップS12お
よびステップS15にて構成している。また、上記各実
施例では請求項1記載の発明における経過時間判定手段
を、ステップS1のような計時手段と、ステップS10
のような計時時間判定手段とで構成し、この計時時間判
定手段によって計時時間が所定時間以上経過していない
と判定されている間はデフロスタ吹出口23を閉じるよ
うに制御したが、これに限らず、空調装置が起動してか
らエバ後温度センサ63の温度が所定温度以下となった
か否かを判定する冷却温度判定手段を設け、この判定手
段によって所定温度以下ではないと判定されている間は
デフロスタ吹出口23を閉じるように制御しても良い。
【0043】つまり蒸発器6の温度が所定温度以下にな
るということは、ダクト5内の空気は蒸発器6によって
除湿されるということであるので、このときにはデフロ
スタ吹出口23から空気を吹き出しても、この吹出空気
によって窓ガラスに曇りが発生する心配はない。また、
ダクト5内の湿度を検出する湿度センサと、この空調装
置が起動してから前記湿度センサの検出湿度が所定湿度
以下となったか否かを判定する湿度判定手段を設け、こ
の判定手段によって前記所定湿度以上であると判定され
ている間はデフロスタ吹出口23を閉じるように制御し
ても良い。
【0044】また上記各実施例では他の吹出口をフット
吹出口21にて構成したが、フェイス吹出口20にて構
成しても良い。なお、上記各ステップは各機能を実現す
る手段を構成するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例の全体構成図である。
【図2】上記第1実施例の制御フローチャートである。
【図3】上記第1実施例の制御フローチャートである。
【図4】上記第1実施例における目標吹出温度(TA
O)とブロワ電圧との相関関係図である。
【図5】上記第1実施例における目標吹出温度(TA
O)と吹出モードとの相関関係図である。
【図6】上記第1実施例における目標吹出温度(TA
O)と内外気モードとの相関関係図である。
【符号の説明】
4 送風手段 5 ダクト(空気通路) 6 蒸発器(冷却手段) 21 フット吹出口(他の吹出口) 23 デフロスタ吹出口 54 デフロスタスイッチ(デフロスタ指令出力手段) 57 吹出モードスイッチ(デフロスタ指令出力手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気流を発生する送風手段と、 前記送風手段からの空気を車室内に導く空気通路と、 前記空気通路内に設けられ、前記送風手段からの空気を
    除湿冷却する冷却手段と、 前記空気通路の空気下流側部位に形成され、前記送風手
    段からの空気を車両窓ガラスに向けて吹き出すためのデ
    フロスタ吹出口と、 前記空気通路の空気下流側部位に形成され、前記送風手
    段からの空気を前記窓ガラスとは異なる位置に向けて吹
    き出すための他の吹出口と、 前記デフロスタ吹出口を開閉するデフロスタ吹出口開閉
    手段と、 前記他の吹出口を開閉する他の吹出口開閉手段と、 空調装置が起動してから所定時間が経過したか否かを判
    定する経過時間判定手段と、 前記経過時間判定手段によって、空調装置が起動してか
    ら前記所定時間が経過していないと判定されている間
    は、前記デフロスタ吹出口を閉口するように前記デフロ
    スタ吹出口開閉手段を制御するとともに、前記他の吹出
    口を開口するように前記他の吹出口開閉手段を制御する
    吹出口開閉制御手段とを備えることを特徴とする車両用
    空調装置。
  2. 【請求項2】 前記吹出口開閉制御手段が、 空調装置の起動直後に、前記デフロスタ吹出口開閉手段
    が前記デフロスタ吹出口を開口しているか否かを判定す
    る吹出口開口判定手段を備え、かつ前記吹出口開口判定
    手段によってデフロスタ吹出口が開口していると判定さ
    れたら、前記デフロスタ吹出口を閉口するように前記デ
    フロスタ吹出口開閉手段を制御するとともに、前記他の
    吹出口を開口するように前記他の吹出口開閉手段を制御
    するように構成されたことを特徴とする請求項1記載の
    車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 前記デフロスタ吹出口を開口する旨の指
    令を出力するデフロスタ指令出力手段と、 前記デフロスタ指令出力手段からの前記指令を受けて、
    前記デフロスタ吹出口を開口するように前記デフロスタ
    吹出口開閉手段を制御するデフロスタ吹出口開口制御手
    段とを備え、 前記吹出口開閉制御手段が、 前記経過時間判定手段によって、空調装置が起動してか
    ら前記所定時間が経過していないと判定されている間
    は、前記デフロスタ指令出力手段から前記デフロスタ吹
    出口開口制御手段に対する前記指令の出力を禁止する禁
    止手段で構成されていることを特徴とする請求項1記載
    の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記経過時間判定手段が、 前記空調装置が起動してからの時間を計時する計時手段
    と、 前記計時手段によって計時された時間が前記所定時間以
    上であるか否かを判定する計時時間判定手段とで構成さ
    れたことを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の
    車両用空調装置。
  5. 【請求項5】 前記経過時間判定手段が、 前記冷却手段の温度が所定値以下であるか否かを判定す
    る冷却温度判定手段で構成されたことを特徴とする請求
    項1ないし3いずれか記載の車両用空調装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100821777B1 (ko) * 2006-11-07 2008-04-14 현대자동차주식회사 윈드실드의 포그방지를 위한 공조시스템의 제어방법
KR101222506B1 (ko) * 2006-09-15 2013-01-15 한라공조주식회사 포깅 방지를 위한 차량용 공조장치 제어방법
JP2016097769A (ja) * 2014-11-20 2016-05-30 株式会社デンソー 車両用空調装置
JP2017047883A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 株式会社デンソー 車両用空調装置および車両用空調制御装置

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