JP2002067668A - 空調装置 - Google Patents

空調装置

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JP2002067668A
JP2002067668A JP2000258897A JP2000258897A JP2002067668A JP 2002067668 A JP2002067668 A JP 2002067668A JP 2000258897 A JP2000258897 A JP 2000258897A JP 2000258897 A JP2000258897 A JP 2000258897A JP 2002067668 A JP2002067668 A JP 2002067668A
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JP
Japan
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air
heat exchanger
heating
conditioning case
evaporator
Prior art date
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JP2000258897A
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English (en)
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Tomoki Orihara
知樹 折原
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00735Control systems or circuits characterised by their input, i.e. by the detection, measurement or calculation of particular conditions, e.g. signal treatment, dynamic models
    • B60H1/00764Control systems or circuits characterised by their input, i.e. by the detection, measurement or calculation of particular conditions, e.g. signal treatment, dynamic models the input being a vehicle driving condition, e.g. speed
    • B60H1/00778Control systems or circuits characterised by their input, i.e. by the detection, measurement or calculation of particular conditions, e.g. signal treatment, dynamic models the input being a vehicle driving condition, e.g. speed the input being a stationary vehicle position, e.g. parking or stopping
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H3/00Other air-treating devices
    • B60H3/0085Smell or pollution preventing arrangements

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 室内に異臭を吹出すことを防止した空調装置
を提供する。 【構成】 イグニッションスイッチがオフされてファン
6およびコンプレッサが停止される場合において、湿度
センサにて検出したエバポレータ7の湿度RHが第1所
定値RH1以上のときには、エアミックスドア9を最大
暖房状態とし、ファン6を逆回転させて矢印Bに示すよ
うに各吹出口10〜12から外気吸込口4へと空気を逆
流させる。これにより、ヒータコア8にて加熱された空
気をエバポレータ7に当て、凝縮水に異臭が発生する前
にエバポレータ7を乾かすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気を冷却する冷
却用熱交換器を備えた空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空調装置としては、例えば、図1
に示すような車両用空調装置が知られている。
【0003】すなわち、空調ケース2の上流端には、空
調ケース2内に車室内空気を吸込む内気吸込口3、空調
ケース2内に車室外空気を吸込む外気吸込口4が形成さ
れており、これら両吸込口3、4は内外気開閉ドア5に
て選択的に開閉される。さらに、空調ケース2内には、
空気流を発生するファン6、コンプレッサ(図示しな
い)が作動すると空気を冷却するエバポレータ7、空気
を加熱するヒータコア8、エバポレータ7通過後の空気
のうち、ヒータコア8を通過する空気量と、ヒータコア
8をバイパスする空気量との割合を調節するエアミック
スドア9が設けられている。また、空調ケース2の下流
側端には、エアミックスドア9にて所望温度に調節され
た空気を車室内の所定部位に向かって吹出す空気吹出口
10〜12が形成されており、これら各空気吹出口10
〜12は吹出モードドア13〜15にてそれぞれ開閉さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、エ
バポレータ7にて空気が冷却されたときに、凝縮水がエ
バポレータ7のフィンに付着するが、ファン6および上
記コンプレッサが停止した後に、凝縮水がエバポレータ
7のフィンに付着したまま長時間放置されると、凝縮水
に雑菌が繁殖して異臭が発生する。この状態で再びファ
ン6を作動させると、上記異臭が車室内に吹出されて乗
員に不快感を与えてしまうという問題が発生する。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑み、室内に異臭
を吹出すことを防止した空調装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決する手段】本発明は、上記目的を達成する
ために以下の技術的手段を用いる。
【0007】すなわち、請求項1〜5記載の発明では、
室内への空気通路をなす空調ケース(2)、空調ケース
(2)内に空気を吸込む空気吸込口(3、4)、空調ケ
ース(2)内に空気流を発生させる送風手段(6)、空
調ケース(2)内に設けられて駆動源(50)が作動す
ると空気を冷却する冷却用熱交換器(7)、および空調
ケース(2)内から室内に向けて空気を吹出す空気吹出
口(10、11、12)を備えた車両用空調装置におい
て、送風手段(6)および駆動源(50)が停止する条
件のときに、冷却用熱交換器(7)を加熱する加熱手段
(6、8、S240)を備えたことを特徴としている。
【0008】上記技術的手段によると、送風手段(6)
および駆動手段(50)が停止する条件のときには、加
熱手段(6、8、S240)が冷却用熱交換器(7)を
加熱することによって、冷却用熱交換器(7)に付着し
た凝縮水に異臭が発生する前に、冷却用熱交換器(7)
を乾かすことができる。その結果として次回の送風手段
(6)の作動時に異臭が室内に吹出されることを防止で
きる。
【0009】特に、請求項2記載の発明では、加熱手段
(6、8、S240)は、空調ケース(2)内における
冷却用熱交換器(7)の空気下流側に設けられて空気を
加熱する加熱用熱交換器(8)を有するとともに、送風
手段(6)および駆動手段(50)が停止する条件のと
きに、加熱用熱交換器(8)にて加熱した空気を冷却用
熱交換器(7)に導くように構成されたことを特徴とし
ている。
【0010】また、請求項3記載の発明では、送風手段
(6)は、正回転したときには空調ケース(2)内にお
いて空気吸込口(3)から空気吹出口(10、11、1
2)へ空気が流れるとともに、上記正回転に対して逆方
向に回転したときには空調ケース(2)内において空気
吹出口(10、11、12)から空気吸込口(3)へ空
気が逆流するように構成され、加熱手段(6、8、S2
40)は、送風手段(6)を有するとともに、送風手段
(6)および駆動手段(50)が停止する条件のとき
に、送風手段(6)を逆回転させることを特徴としてい
る。
【0011】上記請求項2、3記載の発明によると、加
熱用熱交換器(8)にて加熱された空気の熱を用いて冷
却用熱交換器(7)を乾かすことができる。
【0012】また、請求項4記載の発明では、送風手段
(6)および駆動源(50)が停止する条件のときに、
加熱用熱交換器(8)通過後の空気温度を調節する温度
調節手段(9)を最大暖房状態にするので、冷却用熱交
換器(7)をできるだけ早く乾かすことができる。
【0013】また、請求項5記載の発明では、加熱用熱
交換器(8)は、内部に流れる媒体を熱源とするように
構成され、加熱用熱交換器(8)と媒体を循環させる媒
体循環手段(53)とを有する媒体循環路(54)を備
え、送風手段(6)および駆動源(50)が停止する条
件のときに、媒体循環手段(53)を作動させることを
特徴としている。
【0014】これにより、媒体循環手段(53)が作動
して媒体循環路(54)を媒体が循環することによっ
て、媒体循環路(54)内のうち加熱用熱交換器(8)
以外の部位にある媒体を加熱用熱交換器(8)に導入で
きるので、冷却用熱交換器(7)を乾かすのに必要な加
熱用熱交換器(8)における放熱量をより確実に確保で
きる。
【0015】
【発明の実施形態】(第1実施形態)以下、本発明を自
動車用空調装置に適用した第1実施形態について図1〜
4を用いて説明する。なお、図1は空調ユニット1の構
成を示す模式図、図2は制御系の構成を示すブロック
図、図3はマイクロコンピュータが行う制御処理を示す
フローチャート、図4は後述する乾燥制御を示すフロー
チャートである。
【0016】まず、空調ユニット1の構成について、図
1を用いて説明する。なお、以下説明する本実施形態の
空調ユニット1の構成については、上記従来技術と若干
異なるだけであるので、上記従来技術と同じく図1を用
いて説明する。
【0017】図1に示すように、空調ユニット1は、車
室内への空気通路をなす空調ケース2を備える。空調ケ
ース2の上流端には、車室内空気を吸込む内気吸込口
3、車室外空気を吸込む外気吸込口4が形成されてお
り、これら両吸込口3、4は内外気開閉ドア5によって
選択的に開閉される。さらに、空調ケース2内には、空
気流を発生するファン6、空気を冷却する冷却用熱交換
器としてのエバポレータ7、空気を加熱する加熱用熱交
換器としてのヒータコア8、温度調節手段としてのエア
ミックスドア9が設けられている。また、空調ケース2
の下流端には、フェイス吹出口10、フット吹出口1
1、およびデフロスタ吹出口12が形成されており、こ
れら各吹出口10〜12は、それぞれフェイスドア1
3、フットドア14、およびデフロスタドア15にて開
閉される。
【0018】内外気開閉ドア5は、駆動手段としてのサ
ーボモータ16(図2参照)により駆動される。
【0019】また、ファン6は、駆動手段としてのブロ
アモータ17(図2参照)により駆動される。本実施形
態のファン6は、周知の軸流式ファンにて構成されてお
り、ブロアモータ17が正回転するときには、矢印Aに
示すように、空調ケース2内において吸込口3、4から
吹出口10〜12へ空気が流れるようになっている。ま
た、ブロアモータ17が上記正回転に対して逆方向に回
転すると、矢印Bに示すように、空調ケース2内におい
て吹出口10〜12から吸込口3、4へ空気が逆流する
ようになっている。
【0020】エバポレータ7は、コンプレッサ50(図
2参照)、コンデンサ(図示しない)、レシーバ(図示
しない)、膨張弁(図示しない)とともに周知の冷凍サ
イクルを構成する冷却用熱交換器である。なお、コンプ
レッサ50は、その回転軸に一体的に設けられた電磁ク
ラッチ51が通電されると冷媒を吸入、圧縮、吐出する
圧縮機であって、このコンプレッサ50が作動するとエ
バポレータ7が空気を冷却される。従って、本実施形態
では、このコンプレッサ50にて請求項1における「駆
動源」を構成している。
【0021】ヒータコア8は、周知の温水サイクルを循
環する高温の温水(エンジン冷却水)が内部に流れ、こ
の温水を熱源として空気を加熱する加熱用熱交換器であ
る。
【0022】エアミックスドア9は、エバポレータ7を
通過した空気のうち、ヒータコア8を通過する空気量
と、ヒータコア8をバイパスする空気量との割合を調節
することによって、車室内への吹出温度を調節するよう
に構成されている。なお、エアミックスドア9は駆動手
段としてのサーボモータ18(図2参照)により駆動さ
れる。
【0023】フェイス吹出口10は、車室内乗員の上半
身に向かって空気を吹出すようになっている。フット吹
出口11は、車室内乗員の足元に向かって空気を吹出す
ようになっている。デフロスタ吹出口12は、車両フロ
ントガラス内面に向かって空気を吹出すようになってい
る。
【0024】フェイスドア13、フットドア14、およ
びデフロスタドア15は、それぞれ駆動手段としてのサ
ーボモータ19、20、21(図2参照)により駆動さ
れる。
【0025】次に、本実施形態の制御系について図2を
用いて説明する。
【0026】制御装置22の内部には、図示しないCP
U、ROM、RAM等からなる周知のマイクロコンピュ
ータや、A/D変換回路等が設けられている。
【0027】制御装置22は、基本的には乗員がキー
(図示しない)を用いてキーシリンダ(図示しない)を
回して車両走行状態となったときに、イグニッションス
イッチ23がオンすることによって、バッテリ24から
電力が供給されて作動状態となる。なお、本実施形態で
は、乗員が上記車両走行状態から上記キーシリンダを回
して車両停止状態となり、イグニッションスイッチ23
がオフされたときにおいても、バッテリ24から制御装
置22に電力が供給されようになっている。
【0028】また、イグニッションスイッチ23がオフ
されると、ファン6およびコンプレッサ50が停止する
ようになっている。
【0029】そして、制御装置22の入力端子には、車
室内空気の温度を検出する内気温度センサ25、車室外
空気の温度を検出する外気温度センサ26、車室内への
日射量を検出する日射センサ27、エバポレータ7を通
過した直後の空気温度を検出するエバポレータ出口温度
センサ28、上記エンジンからヒータコア8に流入する
温水温度を検出する水温センサ29、エバポレータ7の
湿度を検出する湿度センサ30、およびコントロールパ
ネル31に設けられた空調指示部材(例えば温度設定
器)からの各信号が入力されるようになっている。な
お、湿度センサ30は、エバポレータ出口センサ28と
ともにエバポレータ7のフィンに固定されている。
【0030】各センサ25〜30およびコントロールパ
ネル33からの信号は、上記A/D変換回路にてA/D
変換された後、上記マイクロコンピュータに入力される
ように構成されている。このマイクロコンピュータは、
所定のプログラムに基づいて上記各信号に対する演算処
理を行うように構成されている。
【0031】そして、制御装置31の出力端子からは、
この演算処理結果に対応したブロアモータ17、サーボ
モータ16、19〜21、電磁クラッチ51への各制御
信号が出力されるように構成されている。
【0032】次に、上記マイクロコンピュータが行う演
算処理について図3のフローチャートを用いて説明す
る。なお、図3のルーチンは、イグニッションスイッチ
23がオンされたときに起動する。
【0033】図3のルーチンが起動すると、まず、ステ
ップS100にてイニシャライズ、すなわち以降の処理
の実行に使用する制御処理値を初期化し、次のステップ
S110では各センサ25〜30の検出値、上記温度設
定器にて設定された設定温度等を読込む。
【0034】さらに、次のステップS120では、以下
の数式1を用いて必要吹出温度TAOを算出する。
【0035】
【数1】TAO=Kset×Tset−Kr×Tr−K
am×Tam−Ks×Ts+C(℃) ここで、Tsetは上記温度設定器にて設定された設定
温度、Trは内気温度センサ25にて検出された内気温
度、Tamは外気温度センサ26にて検出された外気温
度、Tsは日射センサ27にて検出された日射量、Ks
et、Kr、Kam、Ks、Cはゲインである。
【0036】次のステップS130では、図示しないマ
ップに基づいて必要吹出温度TAOに対応したブロア電
圧Vを決定する。
【0037】次のステップS140では、以下の数式2
を用いてエアミックスドア10のドア開度SWを算出す
る。
【0038】
【数2】SW={(TAO−Te)/(Tw−Te)}
×100 (%) ここで、Teはエバポレータ出口温度センサ28にて検
出されたエバポレータ7通過直後の空気温度、Twは水
温センサ29にて検出された温水温度である。
【0039】次のステップS150では、図示しないマ
ップに基づいて必要吹出温度TAOに対応した内外気モ
ードを決定する。
【0040】次のステップS160では、図示しないマ
ップに基づいて必要吹出温度TAOに対応した吹出モー
ドを決定する。
【0041】次のステップS170では、図示しないマ
ップに基づいてエバポレータ7通過直後の空気温度に対
応したコンプレッサ50の作動/停止(ON/OFF)
を決定する。
【0042】次のステップS180では、上記ステップ
S130〜S160による演算結果に応じてブロアモー
タ17、サーボモータ16、19〜21、電磁クラッチ
51に制御信号を出力する。
【0043】ところで、本実施形態では、イグニッショ
ンスイッチ23がオフされてファン6およびコンプレッ
サ50が停止し、エバポレータ7のフィンに凝縮水が付
着したまま長時間放置されると、雑菌が繁殖して異臭が
発生するので、これを防止するエバポレータ7の乾燥制
御を行う。
【0044】以下、エバポレータ7の乾燥制御について
図4のフローチャートを用いて説明する。なお、図4の
ルーチンはイグニッションスイッチ23がオフされると
起動する。
【0045】図4のルーチンが起動すると、まず、ステ
ップS200にて水温センサ29が検出した温水温度T
wが50℃以上か否かを判定し、NOと判定されるとス
テップS210にてバッテリ25から制御装置23への
電力供給を停止してこのルーチンを抜け、YESと判定
されるとステップS220に移る。
【0046】ステップS220では、湿度センサ30の
検出した湿度RHが第1所定値RH1以上か否かを判定
し、NOと判定されるとステップS210に移り、YE
Sと判定されるとステップS230に移る。なお、本実
施形態では、上記第1所定値RH1を、エバポレータ7
のフィンに凝縮水が所定量付着していると推定されるよ
うな値に設定している。ここで、上記の所定量とは、凝
縮水に雑菌が繁殖して異臭が発生した状態でファン6を
作動したときに、この異臭によって車室内乗員が不快感
を感じると推定され得るような凝縮水の量である。
【0047】ステップS230では、エアミックスドア
9が最大暖房状態(図1実線位置)となるようにサーボ
モータ18を制御し、次のステップS240では、ファ
ン6が逆回転するようにブロアモータ17を制御する。
【0048】ステップS250では、各モードドア13
〜15が各吹出口10〜12を全て全開するようにサー
ボモータ19〜21を制御し、次のステップS260で
は、内外気開閉ドア5が内気吸込口3を全閉して外気吸
込口4を全開するようにサーボモータ16を制御する。
【0049】次のステップS270では、湿度センサ3
0の検出した湿度が上記第1所定値よりも小さい第2所
定値以下か否かを判定し、YESと判定されるとステッ
プS210に移る。なお、本実施形態における第2所定
値は、エバポレータ7のフィンに凝縮水が付着していな
いと推定されるような値に設定されている。
【0050】以上説明した本実施形態によると、イグニ
ッションスイッチ24がオフされたとき、すなわち、フ
ァン6およびコンプレッサ50が停止する条件のときに
おいて、湿度センサ30にて検出したエバポレータ7の
湿度RHが上記第1所定値RH1以上のときには、エア
ミックスドア9を最大暖房状態とし、ファン6を逆回転
させて各吹出口10〜12から外気吸込口4へ空気を逆
流させる。
【0051】これにより、ヒータコア8にて加熱された
空気をエバポレータ7に当て、凝縮水に異臭が発生する
前にエバポレータ7を乾かすことができる。その結果と
して車室内に異臭が吹出されることを防止できる。
【0052】(第2実施形態)以下、本発明の第2実施
形態について図5、6を用いて説明する。
【0053】なお、本実施形態では、上記第1実施形態
に対する相違点は、エバポレータ7の乾燥制御にステッ
プS300の制御処理が追加された点である。
【0054】図5において、53は、バッテリ24の電
力が供給されると温水サイクル54に温水を循環させる
ウォーターポンプである。なお、本実施形態では、請求
項5における媒体循環手段、媒体循環路をそれぞれウォ
ーターポンプ53、温水サイクル54にて構成してい
る。
【0055】図6のステップS300では、ウォーター
ポンプ53を作動させ、ヒータコア8内部を温水サイク
ル54内の温水が循環する。
【0056】これにより、一般的に温水サイクル54の
温水流れが停止する条件(イグニッションスイッチ23
がオフ)であっても、温水サイクル54のうちヒータコ
ア8以外の部位にある温水をヒータコア8に導入できる
ので、エバポレータ7を乾かすのに必要なヒータコア8
での放熱量をより確実に確保できる。
【0057】(他の実施形態)上記第1、2実施形態で
は、請求項1における「加熱手段」の構成として、ファ
ン6の逆回転によってヒータコア8にて加熱された空気
をエバポレータ7に当てるという構成を説明したが、例
えば、空調ケース2内のヒータコア8下流側からファン
6上流側へと新たな空気通路を接続し、ファン6が正回
転していても上記加熱空気が上記空気通路内を流れてエ
バポレータ7に当たるという構成としても良い。また、
ヒータコア8とは別体で、例えば電気ヒータ等の加熱手
段をエバポレータ7に直接設けても良い。なお、これら
の場合には、ファン6を周知の遠心式ファンにて構成し
ても良い。
【0058】また、逆回転することによって空気を逆流
させるファン6の構成としては、上記第1、2実施形態
のように軸流式ファンでなくても、例えば、周知の貫流
式ファンでも良い。
【0059】また、上記各実施形態では、請求項1にお
ける「送風手段および駆動源が停止する条件のとき」
を、イグニッションスイッチ23がオフされたときとし
ているが、例えば、イグニッションスイッチ23がオン
しているときにおいて、車室内外の環境条件に応じて自
動的にファン6およびコンプレッサ50の停止が決定さ
れたとき、あるいは乗員が空調指示部材にて直接ファン
6およびコンプレッサ50の停止を指示したときとして
も良い。
【0060】また、上記各実施形態では、請求項1にお
ける「冷却用熱交換器」をコンプレッサ50が作動する
と空気を冷却するエバポレータ7としたが、例えば、バ
ッテリ等の電源から電力が供給されたときに空気を冷却
する周知のペルチェ素子としても良い。なお、この場合
には請求項1における「駆動源」は電源(バッテリ)と
なる。
【0061】また、上記各実施形態では、請求項2にお
ける「加熱用熱交換器」をエンジン冷却水を熱源とする
ヒータコア8としたが、これに限らず、例えば、通電に
より発熱する電気ヒータや、ヒートポンプ式冷凍サイク
ルの凝縮器としても良い。
【0062】また、上記各実施形態では、請求項4にお
ける「温度調節手段」をエアミックスドア9にて構成し
たが、例えば、ヒータコア8への温水流量または温水温
度を可変する温水弁にて構成しても良い。
【0063】また、上記各実施形態では、上記乾燥制御
において、エバポレータ7をできるだけ早く乾すため、
エアミックスドア9を最大暖房状態に、吹出口10〜1
2を全て開口状態に、また、上記第2実施形態ではこれ
らの制御に加えてウォーターポンプ53を作動させた
が、これらの制御をする必要は必ずしもない。また、ヒ
ータコア8にて加熱された空気を車室内に吹出さないよ
うにするために、内外気モードを外気モードにしている
が、この制御についても必ずしも行う必要はない。
【0064】また、上記各実施形態では、上記乾燥制御
を、イグニッションスイッチ24がオフされてファン6
およびコンプレッサ50が停止される場合において、湿
度センサ30にて検出したエバポレータ7の湿度RHが
上記第1所定値RH1以上のときに行っているが、イグ
ニッションスイッチ24がオフされてファン6およびコ
ンプレッサ50が停止される場合には、常に上記乾燥制
御を行うようにしても良い。
【0065】また、上記各実施形態では、本発明を自動
車用空調装置に適用しているが、これに限らず、例え
ば、家庭用空調装置等の自動車用以外の空調装置に適用
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、2実施形態における空調ユニッ
ト1の構成を示す模式図である。
【図2】上記第1、2実施形態の制御系の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】上記第1、2実施形態においてマイクロコンピ
ュータが行う制御処理を示すフローチャートである。
【図4】上記第1実施形態におけるエバポレータ7の乾
燥制御を示すフローチャートである。
【図5】上記第2実施形態におけるウォーターポンプ5
3の設置状態を示す模式図である。
【図6】上記第2実施形態における図4相当図である。
【符号の説明】
2…空調ケース、 3…内気吸込口(空気吸込口)、 4…外気吸込口(空気吸込口)、 6…ファン(送風手段、加熱手段)、 7…エバポレータ(冷却用熱交換器)、 8…ヒータコア(加熱手段、加熱用熱交換器)、 9…エアミックスドア(温度調節手段)、 10…フェイス吹出口(空気吹出口)、 11…フット吹出口(空気吹出口) 12…デフロスタ吹出口(空気吹出口)、 50…コンプレッサ(駆動源)、 53…ウォーターポンプ(媒体循環手段)、 54…温水サイクル(媒体循環路)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内への空気通路をなす空調ケース
    (2)と、 前記空調ケース(2)内に空気を吸込む空気吸込口
    (3、4)と、 前記空調ケース(2)内に空気流れを発生させる送風手
    段(6)と、 前記空調ケース(2)内に設けられ、動力源(50)が
    作動すると前記空気を冷却する冷却用熱交換器(7)
    と、 前記空調ケース(2)内から室内に向けて空気を吹出す
    空気吹出口(10、11、12)とを備えた空調装置に
    おいて、 前記送風手段(6)および前記動力源(50)が停止す
    る条件のときに、前記冷却用熱交換器(7)を加熱する
    加熱手段(6、8、S240)を備えたことを特徴とす
    る空調装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱手段(6、8、S240)は、
    前記空調ケース(2)内において前記冷却用熱交換器
    (7)の空気下流側に設けられ、空気を加熱する加熱用
    熱交換器(8)を有するとともに、前記送風手段(6)
    および前記動力源(50)が停止する条件のときに、前
    記加熱用熱交換器(8)にて加熱した空気を前記冷却用
    熱交換器(7)に導くように構成されたことを特徴とす
    る請求項1記載の空調装置。
  3. 【請求項3】 前記送風手段(6)は、正回転したとき
    には前記空気吸込口(3、4)から前記空気吹出口(1
    0、11、12)へ空気を流すとともに、前記正回転に
    対して逆方向に回転したときには前記空気吹出口(1
    0、11、12)から前記空気吸込口(3、4)へ空気
    を逆流させるように構成され、 前記加熱手段(6、8、S240)は、前記送風手段
    (6)を有するとともに、前記送風手段(6)および前
    記動力源(50)が停止する条件のときに、前記送風手
    段(6)を逆回転させるように構成されたことを特徴と
    する請求項2記載の空調装置。
  4. 【請求項4】 前記加熱用熱交換器(8)通過後の空気
    温度を調節する温度調節手段(9)を備え、 前記送風手段(6)および前記動力源(50)が停止す
    る条件のときに、前記温度調節手段(9)を最大暖房状
    態とすることを特徴とする請求項2または3記載の空調
    装置。
  5. 【請求項5】 前記加熱用熱交換器(8)は、内部に流
    れる媒体を熱源とするように構成され、 前記加熱用熱交換器(8)と前記媒体を循環させる媒体
    循環手段(53)とを有した媒体循環路(54)を備
    え、 前記送風手段(6)および前記動力源(50)が停止す
    る条件のときに、前記媒体循環手段(53)を作動させ
    ることを特徴とする請求項2ないし4いずれか1つ記載
    の空調装置。
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