JPH11333125A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH11333125A
JPH11333125A JP12626799A JP12626799A JPH11333125A JP H11333125 A JPH11333125 A JP H11333125A JP 12626799 A JP12626799 A JP 12626799A JP 12626799 A JP12626799 A JP 12626799A JP H11333125 A JPH11333125 A JP H11333125A
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JP
Japan
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prize
ball
balls
game
specific
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Pending
Application number
JP12626799A
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English (en)
Inventor
Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ機での売上の目安となる遊技割数
(入賞球に基づく排出球数と弾発球数との比:割数=排
出球数÷弾発球数×10)が、予め設定した設定割数に
近づくようにする。 【解決手段】 賞球数設定手段107が、判定部106
からの判定結果と、セーフ球センサ53および10カウ
ントスイッチ51からの信号を受けて、変動入賞装置1
8への入賞球に対して排出する賞球数と、変動入賞装置
18以外の入賞口への入賞球に対して排出する賞球数を
各々設定することで、当該パチンコ機での遊技割数を設
定割数に近づけるような制御が自動的に行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技者にとって
不利な状態と、遊技者にとって有利な状態に変換可能な
変動入賞装置を有する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の表示を変換可能な可変表示
部を有し、打球が始動口に入賞することを条件として可
変表示部の表示を変換させ、この可変表示部の表示が予
め定めた賞態様となった場合に、変動入賞装置を遊技者
にとって有利な状態に変換させる遊技機において、遊技
店が希望する利益率を得るために賞態様の発生確率を制
御し、この賞態様の発生確率を制御する手段として、特
開昭59−146681号に示されたように、可変表示
部での賞態様発生確率を例えば1/500、1/30
0、1/200のように、予め設定して確率制御する遊
技機がある。
【0003】上記した従来の遊技機においては、遊技店
が希望する利益率を得るため賞態様の発生確立を制御す
るには、釘調整を行ない、これにより始動口への入賞確
率を制御していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この釘調整により賞態
様の発生確率を制御するには、釘調整を行なう熟練した
技術者が必要である。また、遊技機における入賞確率
は、釘の調整以外にも、温度湿度等の天候、遊技盤の傾
斜角度、遊技機内に貯留された球数等、種々の要因によ
り左右される。
【0005】したがって、釘調整のみで賞態様の発生確
率を制御することは非常に困難である。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記に鑑み提
案されたもので、遊技盤の表面に、複数種類の識別記号
を変換表示可能な可変表示部と、球が入賞することによ
り上記可変表示部の表示を変換開始させる始動口と、遊
技者にとって有利な状態と遊技者にとって不利な状態に
変換可能な変動入賞装置とを設け、上記可変表示部の表
示が予め定めた賞態様となったときに、上記変動入賞装
置を遊技者にとって有利な状態に変換させる遊技機にお
いて、遊技者が弾発し回収された打球を回収球として検
出する回収球センサと、該回収球センサからの信号を演
算記憶する第1演算記憶手段と、特定入賞口への入賞球
を検出する特定セーフ球センサと、該特定セーフ球セン
サからの信号により特定入賞口への入賞球数を演算記憶
する第2演算記憶手段と、特定入賞口および特定入賞口
以外の入賞口への球の入賞を電気的信号として取り出す
セーフ球検出手段と、該セーフ球検出手段からの信号に
より全入賞球数を演算記憶する第3演算記憶手段と、特
定入賞口への入賞球に対して排出する賞球数を設定する
特定賞球数設定手段と、特定入賞口以外の入賞口への入
賞球に対して排出する賞球数を設定する一般賞球数設定
手段と、該特定賞球数設定手段および一般賞球数設定手
段における設定値に基づいて賞球を排出する賞球排出手
段と、第2演算記憶手段および第3演算記憶手段におけ
る演算結果と、特定賞球数設定手段および一般賞球数設
定手段で設定した賞球数により、排出した賞球数を演算
記憶する第4演算記憶手段と、上記した第1演算記憶手
段と第4演算記憶手段における演算結果の比を遊技割数
として演算記憶する第5演算記憶手段と、遊技店が希望
する設定割数を設定するための割数設定手段と、上記し
た遊技割数と設定割数とを比較演算する判定手段と、賞
態様が発生した場合に、判定手段により遊技割数と設定
割数とを比較演算し、該比較値に基づいて特定賞球数設
定手段により特定入賞口への入賞球に対して排出する賞
球数を設定し、特定入賞口へ入賞した入賞球に対しては
特定賞球数設定手段で設定した賞球数を、特定入賞口以
外の入賞口へ入賞した入賞球に対しては一般賞球数設定
手段で設定した賞球を賞球排出手段により排出して、遊
技割数が設定割数に近似するように賞球数を調整するこ
とを特徴とする。
【0007】遊技店が希望する割数を割数設定手段によ
り設定する。
【0008】遊技者が遊技盤内に発射し回収された球
を、回収球センサにより検出し、第1演算記憶手段で演
算記憶する。
【0009】また、特定入賞口へ入賞した球を、特定セ
ーフ球センサにより検出して第2演算記憶手段で演算記
憶し、特定入賞口および特定入賞口以外の入賞口へ入賞
した球をセーフ球検出手段で検出する。
【0010】そして、一般賞球数設定手段により特定入
賞口以外の入賞口に入賞した入賞球に対して排出する賞
球数を設定し、後述するように賞態様が発生した場合
に、特定入賞球数設定手段により特定入賞口に入賞した
入賞球に対して排出する賞球数を設定する。
【0011】第4演算記憶手段において、第1演算記憶
手段および第2演算記憶手段における演算結果と、特定
賞球数設定手段および一般賞球数設定手段により設定し
た賞球数とにより、賞球として排出した球数を演算記憶
する。
【0012】第5演算記憶手段により、第1演算記憶手
段と第4演算記憶手段における演算結果の比を演算し、
実際の遊技における割数として記憶する。
【0013】そして、賞態様が発生した場合に、判定手
段により実際の遊技における遊技割数と、割数設定手段
により設定した設定割数とを比較して、該比較値に基づ
いて特定賞球数設定手段により特定入賞口への入賞球に
対して排出する賞球数を設定し、特定入賞口へ入賞した
入賞球に対しては特定賞球数設定手段で設定した賞球数
を、特定入賞口以外の入賞口へ入賞した入賞球に対して
は一般賞球数設定手段で設定した賞球を賞球排出手段に
より排出して、遊技割数が設定割数に近似するように賞
球数を調整する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係る
遊技機の一実施形態を説明する。
【0015】まず、本発明において利益率を決定するた
めに用いられる割数について説明する。
【0016】遊技部内に弾発された球は、入賞口に入賞
してセーフ球となるか、どの入賞口にも入賞せずアウト
口へ入りアウト球となる。このセーフ球とアウト球とを
回収球として検出して、弾発球数とする。なお、弾発さ
れた球を発射レール上で検出したり、発射杆の弾発回数
を計数して弾発球数としてもよい(但し、ファール球は
差し引く)。
【0017】また、弾発球が入賞口へ入賞した場合、遊
技者に対し賞球が排出されるが、これが排出球数であ
る。
【0018】この排出球数と弾発球数との比を割数とい
い、「割数=排出球数÷弾発球数×10」の式で表わさ
れる。
【0019】すなわち、排出球数と弾発球数が等しくな
ったとき、割数が10となる。
【0020】図1に遊技機としてのパチンコ機1が示し
てある。このパチンコ機1は額縁状前面枠2の表面に球
供給皿3、打球の発射操作部4などを有し、前面枠2の
窓部5を後方から塞ぐようにして遊技盤6を設け、遊技
盤6の下部には球発射部7を設けてある。
【0021】この球発射部7は、遊技盤6に向かって上
り傾斜する発射レール8と、発射レール8の中程に臨ま
せた反射型センサ等からなる発射球センサ9からなる。
また、発射レール8の上端にファール球回収部10の入
り口を臨ませてファール球を回収できるようにするとと
もにファール球回収部10の途中あるいは下方に、ファ
ール球センサ11を設けてファール球を検出できるよう
にして、該ファール球数を計数する。
【0022】なお、本実施形態においては、回収球数を
計数して弾発球数としているが、上記した発射球センサ
9により発射球を検出したり、センサを後述するガイド
レール12の終端に設けたり、発射レール8の下端に臨
んでいる発射杆13の弾発回数により発射球数を計数し
たりしたりしてもよい。
【0023】パチンコ機1に設けられた遊技盤6は図2
に示すように、表面にガイドレール12で囲まれた遊技
部14を有し、該遊技部14内に入賞具15…を配設
し、該遊技部14のほぼ中央には可変表示器16を有す
る可変表示装置17を設け、該可変表示装置17の下方
には特定入賞口である変動入賞装置18を設け、変動入
賞装置18の左右および可変表示装置17との間に始動
スイッチ19を有する始動口20を設け、遊技部14の
中央下部にアウト口21を設けてある。
【0024】上記した可変表示装置17は、図3に示す
ように、遊技盤6に取付ける取付基板22の表面のほぼ
中央に3個の7セグメント表示器からなる可変表示器1
6…を左右に並設し、可変表示器16の上部には鎧部2
3を突設し、可変表示器16の下方には記憶表示器24
…を並設してある。この記憶表示器24には、始動口2
0へ入賞した球の数が表示される。
【0025】上記した変動入賞装置18は図4から図6
に示すように、遊技盤6に取付ける第1基板25のほぼ
中央に横長な球通過口26を開設し、該球通過口26に
は第1駆動源27により開閉する球受扉28を回動可能
に軸着し、上記球通過口26の下方に横長なクリア部材
等からなる窓部29を開設し、上記球通過口26の左右
には第2駆動源30により左右に開閉する球受片31を
回動自在に軸着してある。
【0026】また、第1基板25の表面の左右には変動
入賞装置18への入賞個数を表示するための入賞個数表
示器32を設けてある。第1基板25の裏側には発光表
示部材33を有する第2基板34を取付けてある。この
第2基板34には、クランク36を介して球受片31を
開閉する第2駆動源30を取付けてある。
【0027】また、遊技盤6の裏面には、レバー35を
介して球受扉28を開閉する第1駆動源27をレバー3
5と連結可能な位置に取り付けてある。上記した球受扉
28には、表面に扇型をしたウエイト兼ストッパ37が
設けてある。
【0028】また、球受扉28の一端は第2基板34に
回動自在に軸着されたレバー35の一端と当接してい
て、該レバー35の途中に第1駆動源27である第1ソ
レノイド38の第1プランジャ39が当接する。そし
て、常には第1プランジャ39は突出しており、第1プ
ランジャ39がレバー35を押すことによりレバー35
が下がり、球受扉28の一端を押し下げ球受扉28が閉
じる。また、第1ソレノイド38が励磁して第1プラン
ジャ39が吸引されると、レバー35を押さえている力
がなくなるため、球受扉28は自重で回動してレバー3
5を押し上げながら開く。
【0029】また、第2基板34に取付けられた第2駆
動源30である第2ソレノイド40の第2プランジャ4
1には動作片42が取付けてあり、この動作片42の他
端に設けた長穴43にクランク36の端部が遊嵌してい
て、このクランク36は球受片31の軸44に取付けて
ある。したがって、常には第2ソレノイド40の第2プ
ランジャ41が押下げられて球受片31が閉じている。
また、第2ソレノイド40が励磁し第2プランジャ41
が吸引されると球受片31が左右に開く。
【0030】図7に裏機構盤45が示してある。この裏
機構盤45には、貯留タンク46、球導出樋47、賞球
排出装置48、電気的制御装置49等が設けてある。ま
た、変動入賞装置18へ入賞した球が流下する特定入賞
球流下路50には特定セーフ球センサである10カウン
トスイッチ51が、セーフ球流下路52の下方には、セ
ーフ球検出手段であるセーフ球センサ53が設けてあ
り、アウト球流下路54とセーフ球流下路52が合流し
た回収球流下路55には、回収球センサ56が設けてあ
る。
【0031】図8に電気的制御装置49を示す。
【0032】この電気的制御装置49は、裏機構盤45
に取付ける基板57上に、第1演算記憶手段、第2演算
記憶手段、第3演算記憶手段、第4演算記憶手段、第5
演算記憶手段等からなるCPU58を有し、このCPU
58を覆うカバー部材59を取付けてある。また、基板
57の一端には、回収球信号等を出力するための信号端
子60…が配設してあり、遊技店内の管理室等に設けら
れた中央処理装置と電気的に連絡している。
【0033】上記したカバー部材59の表面には、割数
設定手段である割数設定スイッチ61、割数表示器6
2、一般賞球数設定手段である賞球数設定スイッチ63
が設けてある。
【0034】割数設定スイッチ61は、各パチンコ機1
における割数を設定するためのスイッチで、プッシュ式
のロータリースイッチからなり、1回押す毎に例えば6
割→8割→10割→12割→15割→6割→8割のよう
に割数が循環して変化する。この割数設定スイッチ61
を操作するには、カバー部材59に開設した小孔64に
細い棒状の操作部材65を挿入し、ボタン66を押して
操作する。上記割数設定スイッチ61は、操作部材65
を所有しなければ操作することができないので、この操
作部材65を持っている者、例えば遊技店の責任者のみ
が割数を設定することができる。したがって、遊技店員
等が勝手に割数を変更して、遊技者に便宜を図る等の不
正を働くことが防止できる。
【0035】割数表示器62は、割数設定スイッチ61
で選択した割数を表示するためのもので、7セグメント
表示器を並設してなる。
【0036】1回の入賞に対する排出する賞球数は、1
5個、13個等のように各パチンコ機毎に異なることが
多く、1種類の電気的制御装置49で異なる賞球数に対
応するため、賞球数設定スイッチ63が設けてある。す
なわち、本実施形態においては、一般入賞口に入賞した
セーフ球をセーフ球センサ53により検出して、賞球と
して排出する排出球数を演算しているので、1個のセー
フ球に対して何個の球を排出するかを、賞球数設定スイ
ッチ63で設定している。この賞球数設定スイッチ63
は、ノブを回動することにより、例えば、15個、13
個、11個、9個、7個というように適宜に設定できる
ようになっている。
【0037】図9に上記した電気的制御装置49のブロ
ック図を示す。
【0038】電気的制御装置49内のCPU58は、R
OM66、RAM67、サウンドジェネレータ68、論
理演算回路69、割り込みタイマー回路70、入力ポー
トバッファ71、第1出力ポートラッチ72、第2出力
ポートラッチ73、第3出力ポートラッチ74等からな
る。
【0039】ROM66はプログラムデータ、可変表示
装置17へ表示する図柄データ、音声データ、割数デー
タ等を記憶するメモリである。
【0040】RAM67はワーキング用のデータメモリ
であり、割数を制御するデータ等、役物制御に必要なデ
ータを記憶している。
【0041】サウンドジェネレータ68は音譜データを
入力することにより、この音譜データを周波数変換する
ための回路である。
【0042】論理演算回路69はROM66内のプログ
ラムに基づいた論理演算を実行する回路であり、割数デ
ータ等、役物制御に必要な数値を演算する。
【0043】割り込みタイマー回路70は発振器75か
らのクロックを分周し、プログラムで定義される一定時
間毎に論理演算回路69に対して割り込み信号を発生す
るための回路であり、本実施形態では、2ms毎に割り
込み信号を発生するようプログラムされている。また、
時間に関連した制御は、この2msをタイムベースとし
てプログラムされる。
【0044】入力ポートバッファ71は外部からの入力
信号をCPU58内に読み込むためのゲート回路であ
り、出力ポートラッチ71、72、73は、外部への出
力信号を一時的に保存するためのラッチ回路である。
【0045】上記したCPU58には、発振器75から
クロックが供給され、第1定電圧回路76、第2定電圧
回路77から電源が供給され、電源監視回路78から電
源監視信号が入力され、補助電源回路79からRAM6
7にバックアップ電源が供給される。発振器75からの
クロックは、割り込みタイマー回路70等に利用され
る。第1定電圧回路76は+12Vを出力し、LED、
アンプ等の駆動電源となる。第2定電圧回路77は+5
Vを出力し、CPU58の駆動電源となる。
【0046】上記したCPU58の入力ポートバッファ
71には、入力信号として、始動スイッチ19からの始
動信号、ストップスイッチ80からの表示停止信号、セ
ーフ球センサ53からのセーフ球信号、回収球セン56
サからの回収球信号、賞球数設定スイッチ63からの賞
球数信号、割数設定スイッチ61からの割数信号が、ロ
ーパスフィルタ81を介して入力される。
【0047】一方、CPU58の第1出力ポートラッチ
72からは、第1ドライバ82を介して、第1ソレノイ
ド38等へ駆動信号が出力されるとともに、可変表示装
置17の可変表示や、大当り表示等を行なうための信号
が出力される。また、電気的制御装置49の第2出力ポ
ートラッチ73からは、第2ドライバ83を介して、割
数表示器62へ出力信号が送出されるとともに、第1半
導体リレー84を介して、回収球信号、賞球信号、ゲー
ム中信号、大当り信号等の出力信号が送出される。ま
た、第3出力ポートラッチ74からは、第2半導体リレ
ー84´を介して賞球排出装置48へ賞球データが送信
される。この半導体リレー84、84´は、制御入力を
「H」にすると、出力の2点間の抵抗が低くなり、制御
入力を「L」にすると、出力の2点間の抵抗が高くなる
半導体素子である。すなわち、制御入力が「H」のとき
接点はオンとなり、制御入力が「L」のとき接点はオフ
となる。
【0048】また、サウンドジェネレータ68からはア
ンプ85を介してスピーカ86に出力信号が送出され
る。
【0049】上記した賞球排出装置48における賞球排
出は、裏機構盤45等に設けられた賞球制御装置87に
より制御される。
【0050】図10に賞球制御装置87のブロック図を
示す。
【0051】賞球制御装置87内のCPU88は、RO
M89、RAM90、割込みタイマー回路91、入力ポ
ートバッファ92、出力ポートラッチ93等からなる。
【0052】ROM89には賞球排出装置48を動作さ
せるプログラム等が記憶されており、RAM90にはワ
ーキングデータが記憶される。
【0053】割込みタイマー回路91は発振器94から
のクロックを分周し、プログラムで定義される一定時間
毎に割込み信号を発生するための回路である。
【0054】入力ポートバッファ92は外部からの入力
信号をCPU88内に読み込むためのゲート回路であ
り、出力ポートラッチ93は外部への出力信号を一時的
に保存するためのラッチ回路である。
【0055】上記したCPU88には、発振器94から
クロックが供給され、第1定電圧回路95、第2定電圧
回路96から電源が供給され、電源監視回路97から電
源監視信号が入力され、補助電源回路98からRAM9
0にバックアップ電源が供給される。発振器94からの
クロックは、割込みタイマー回路91等に利用される。
第1定電圧回路95は+12Vを出力し、LED、アン
プ等の駆動電源となる。第2定電圧回路96は+5Vを
出力し、CPU88の駆動電源となる。
【0056】上記した入力ポートバッファ92には、入
力信号として、電気的制御装置49からの賞球データ、
後述する排出センサ99からの排出球データ等が、ロー
パスフィルタ100を介して入力される。
【0057】一方、出力ポートラッチ93からは、ドラ
イバ101を介して後述する排出ソレノイド102や排
出ランプに駆動信号が送られる。
【0058】図11に賞球排出装置48を示す。
【0059】賞球排出装置48は、排出ソレノイド10
2の駆動により球供給樋103内に出没して球の流下を
規制する球ストッパ部104と、通過する球を1個宛検
出する排出センサ99を備えてなる。
【0060】図12に電気的制御装置49における賞態
様の発生確率の制御を説明するブロック図を示す。
【0061】電気的制御装置49は、排出する賞球数を
設定するために、演算部105、判定部106、賞球数
設定手段107等を有する。
【0062】演算部105は、回収球数を演算記憶する
第1演算記憶手段と、特定入賞球数を演算記憶する第2
演算記憶手段と、全入賞球数を演算記憶する第3演算記
憶手段と、排出した賞球数を演算記憶する第4演算記憶
手段と、遊技割数を演算記憶する第5演算記憶手段等と
からなる。この演算部では、セーフ球検出手段であるセ
ーフ球センサ53と、回収球センサ56と、特定セーフ
球センサである10カウントスイッチ51からの信号を
受信して、上記した各演算記憶手段での演算を行う。
【0063】判定部106は、外部設定手段である割数
設定スイッチ61における設定値と、演算部105にお
ける演算値と、大当り信号とにより、賞球として排出す
る賞球数を判定する。
【0064】賞球数設定手段107は、変動入賞装置1
8への入賞球に対して排出する賞球数を設定する特定賞
球数設定手段と、変動入賞装置18以外の入賞口への入
賞球に対して排出する賞球数を設定する一般賞球数設定
手段である賞球数設定スイッチ63からなる。この賞球
数設定手段107では、判定部106からの判定結果
と、セーフ球センサ53からの信号と、10カウントス
イッチからの信号とを受信して、変動入賞装置18への
入賞球に対して排出する賞球数を設定するとともに、変
動入賞装置18以外の入賞口への入賞球に対して排出す
る賞球数を設定する。そして、該設定値に基づき賞球排
出装置48を駆動して、選択した賞球数に対応する球を
排出する。
【0065】特定賞球数設定手段において設定する賞球
数は、遊技割数と設定割数との差により決定される。例
えば、判定部において演算した遊技割数と設定割数との
差が「−3未満」の場合は「15発」、「−3以上、+
3未満」の場合は「13発」、「+3以上」の場合は
「11発」とする。また、本発明では、変動入賞装置に
入賞した入賞球に対して排出される賞球数を遊技者に認
識させるため、排出賞球数に対応して可変表示装置の図
柄停止態様を変化させている。すなわち、判定部におい
て演算した遊技割数と設定割数との差が「−3未満」の
場合は「7」「7」「7」、「−3以上、+3未満」の
場合は「3」「3」「3」または「5」「5」「5」、
「+3以上」の場合は上記以外の数字、例えば「1」
「1」「1」とする。したがって、遊技者は可変表示装
置17の停止図柄により変動入賞装置18への入賞球に
対して排出される賞球数を認識することができる。
【0066】上記したパチンコ機1における処理を図1
3から図21に示すフローチャートに基づき説明する。
【0067】パチンコ機1での処理は、割数設定処理や
ゲーム処理等のメインルーチンと、タイマ割込処理や電
源オフ時の割込処理等の割込ルーチンからなる。
【0068】メインルーチンでは、電気的制御装置49
がリセットされるとI/Oポートが初期化され、処理が
中断した場合にセットされる復帰フラグの状態を判断す
る。
【0069】復帰フラグがセットされている場合には、
復帰フラグをクリアし、RAM67に記憶されている内
部レジスタを復帰させ、処理を続行する。
【0070】一方、復帰フラグがセットされていない場
合には、RAM67をクリアし、割数を仮に「10.
0」に設定する。そして、割数設定スイッチ61がオン
の場合には、割数設定処理を行い、始動記憶がある場合
にはゲーム処理を行う。
【0071】割込ルーチンのタイマ割込処理では、後述
する割込処理を行う。また、電源オフ割込処理では、内
部レジスタをRAM67内に退避して記憶させ、復帰フ
ラグをセットし、I/Oポートを初期化してCPU58
を停止させる。
【0072】上記した割込処理では、各スイッチ等から
の入力信号を検出すると、その入力信号をRAM67内
に記憶する。
【0073】始動口20に球が入り、始動スイッチ19
がオンになった場合には、始動記憶の加算処理を行な
う。この始動記憶の加算処理は、始動記憶が「4」にな
るまで行なわれる。すなわち、始動記憶の上限値は
「4」であり、それ以上始動口20に球が入賞しても記
憶されない。
【0074】変動入賞装置18内に球が入賞し、10カ
ウントスイッチ51がオンになると、10カウント記憶
に「1」を加算する。
【0075】セーフ球流下路52に設けたセーフ球セン
サ53がオンになると、賞球信号記憶に「1」を加算
し、記憶数が「10」以上になると、賞球信号出力をパ
ルス信号として出力し、賞球信号記憶から「10」を減
算する。すなわち、セーフ球が「10」を超える毎に賞
球信号が管理装置へデータ集計用信号として出力され
る。一方、賞球信号記憶が「10」未満の場合は排出信
号処理を行う。
【0076】排出信号処理では、変動入賞装置18への
入賞球の有無、すなわち10カウント記憶の有無を確認
し、10カウント記憶がある場合には、10カウント記
憶から「1」を減算し、後述する大当り処理で設定され
たモードフラグにより賞球データを決定する。ここで、
モード1フラグがセットされている場合は、賞球データ
を「15」に、モード2フラグがセットされている場合
には賞球データを「13」に、モード3フラグがセット
されている場合には賞球データを「11」とする。一
方、10カウント記憶がない場合には、一般賞球数設定
手段において設定された賞球数を賞球データとする。そ
して、賞球カウンタに賞球データを加算し、賞球データ
を賞球制御装置87へ送信する。
【0077】回収球流下路55に設けた回収球センサ5
6がオンになると、回収球記憶および回収球信号記憶に
「1」を加算し、回収球信号記憶数が「10」以上にな
ると、回収球信号出力をパルス信号として出力し、回収
球信号記憶から「10」を減算する。すなわち、回収球
が「10」を超える毎に回収球信号が管理装置へデータ
集計用信号として出力される。
【0078】そして、賞球カウンタに記憶した賞球数を
回収球記憶で除した数に「10」を乗して割数を求め、
この割数を演算レジスタに記憶する。
【0079】そして、メインルーチン内のタイマを更新
し、出力ポート71、72、73に対する出力情報をR
AM67より読み出して出力ポート71、72、73に
出力する。
【0080】ここで、効果音等として音出力が必要な場
合には、ROM66に記憶されたサウンドデータをサウ
ンドジェネレータ68に出力して、スピーカから音声を
出力する。
【0081】割数設定処理では、現在の割数設定値を割
数表示器62に表示し、設定タイマをセットする。
【0082】割数設定スイッチ61がオンになると、割
数設定値を更新し、更新値を割数表示器62に表示し、
設定値タイマを再セットする。ここで、予め設定タイマ
で定めた一定時間が経過し、設定に変更がある場合に
は、RAM67をクリアし、指定された割数値を記憶す
る。一方、設定に変更がない場合には割数の変更は行な
わない。そして、割数表示器62の表示をオフにして割
数設定処理を終了する。
【0083】ゲーム処理は、可変表示装置17の表示変
換処理を行なう第1ゲーム処理と、大当りが発生した場
合の第2ゲーム処理からなる。
【0084】第1ゲーム処理では、始動記憶から「1」
を減算し、可変表示装置17の表示変換を開始し、ゲー
ム中信号出力をオンにし、可変表示装置17が表示変換
中であることを示すサウンドデータを出力して効果音を
発生させ、遊技者によってストップスイッチが操作され
なかった場合における可変表示装置17の表示の自動停
止時間をセットし、可変表示装置17の表示操作として
1コマ変動処理を行なう。
【0085】そして、遊技者によってストップスイッチ
80が押されるか予め定めた一定時間が経過すると、可
変表示装置17の表示の変換停止処理を行なう。
【0086】可変表示装置17の表示の変換停止処理で
は、ゲーム中信号出力をオフにした後、設定した割数に
対応する乱数テーブルを読み込む。
【0087】そして、大当りが発生した場合には、大当
り処理である第2ゲーム処理を行う。
【0088】一方、大当りが発生しなかった場合には、
可変表示装置17の表示を「ハズレ」の態様で停止さ
せ、「ハズレ」であることを示すサウンドデータを出力
して効果音を発生させ、「ハズレ」のウエイトタイム処
理を行なう。
【0089】第2ゲーム処理では、実際の遊技における
遊技割数値と、割数設定スイッチ61で設定した設定割
数値とを比較し、比較値に基づいて大当りの表示態様を
変化させる。
【0090】比較値が「−3未満」の場合には、モード
1フラグをセットし、可変表示装置17における大当り
表示図柄を「7」「7」「7」とし、排出する賞球数を
「15」とする。比較値が「−3以上、+3未満」の場
合には、モード2フラグをセットし、可変表示装置17
における大当り表示図柄を「3」「3」「3」または
「5」「5」「5」とし、排出する賞球数を「13」と
する。比較値が「+3以上」の場合には、モード3フラ
グをセットし、可変表示装置17における大当り表示図
柄を上記した数以外の「0」「0」「0」、「1」
「1」「1」等とし、排出する賞球数を「11」とす
る。
【0091】そして、可変表示装置17を上記した大当
りの表示態様で停止させ、大当り信号出力をオンにし、
大当りランプを点滅するとともに、大当りを示す効果音
を発生させて、大当りが発生したことを遊技者に示し、
大当りタイマを一定時間、例えば10秒にセットし、第
1ソレノイド38、第2ソレノイド40をオンにして特
別遊技を行わせる。そして、タイマで設定した一定時間
が経過すると、第1ソレノイド38、第2ソレノイド4
0をオフにして特別遊技を終了させ、大当り信号出力を
オフにし、大当りランプを消灯するとともに、大当りを
示す効果音をオフにして第2ゲーム処理を終了する。
【0092】賞球排出装置48における賞球の排出は、
賞球制御装置87で行う。この賞球の排出制御を図22
から図26のフローチャートに基づき説明する。
【0093】賞球排出装置48での処理は、賞球の排出
を制御するメインルーチンと、タイマ割込処理や電源オ
フ時の割込処理等の割込ルーチンからなる。
【0094】メインルーチンでは、賞球制御装置87が
リセットされるとI/Oポートが初期化され、処理が中
断した場合にセットされる復帰フラグの状態を判断す
る。
【0095】復帰フラグがセットされている場合には、
復帰フラグをクリアし、RAM90に記憶されている内
部レジスタを復帰させ、処理を続行する。
【0096】一方、復帰フラグがセットされていない場
合には、RAM90をクリアし、排出処理を行う。
【0097】割込ルーチンのタイマ割込処理では、後述
する割込処理を行う。また、電源オフ割込処理では、内
部レジスタをRAM90内に退避して記憶させ、復帰フ
ラグをセットし、I/Oポートを初期化してCPU88
を停止させる。
【0098】上記した割込処理では、電気的制御装置4
9からの賞球データにより、排出する賞球数をメモリに
記憶する。受信した賞球データが「15」の場合には1
5排出メモリに「1」を加算し、「13」の場合には1
3排出メモリに「1」を加算し、「11」の場合には1
1排出メモリに「1」を加算し、「9」の場合には9排
出メモリに「1」を加算し、「7」の場合には7排出メ
モリに「1」を加算する。また、賞球データを受信した
にもかかわらず、データ値が上記したいずれにも該当し
ない場合には、エラー処理を行う。
【0099】排出処理において、上記した排出メモリの
記憶値に基づき排出する賞球数を決定する。15排出メ
モリに記憶がある場合には排出カウンタ値を「15」と
し、15排出メモリから「1」を減算する。同様に、1
3排出メモリに記憶がある場合には排出カウンタ値を
「13」とし、13排出メモリから「1」を減算し、1
1排出メモリに記憶がある場合には排出カウンタ値を
「11」とし、11排出メモリから「1」を減算し、9
排出メモリに記憶がある場合には排出カウンタ値を
「9」とし、9排出メモリから「1」を減算し、7排出
メモリに記憶がある場合には排出カウンタ値を「7」と
し、7排出メモリから「1」を減算する。
【0100】そして、上記した排出カウンタ値に基づき
賞球の排出処理を行う。賞球を排出するには、賞球排出
装置48の排出ソレノイド102をオンにして、球スト
ッパ部104を球供給樋103内から外部に退避させ、
排出センサ99が球を検出する毎に排出カウンタから
「1」を減算し、排出カウンタ値が「0」になったら排
出ソレノイド102をオフにし、球ストッパ部104を
球供給樋103内に突出させて球の流下を阻止し、賞球
の排出を終了する。
【0101】尚、本発明においては、遊技割数を設定割
数に近似させるために、変動入賞装置を特定入賞口とし
て機能させ、この変動入賞装置の入賞球に対する賞球数
を変動させているが、賞球数を変動させる特定入賞口は
変動入賞装置に限られず、他の入賞口でもよい。
【0102】また、本発明は、電気的に制御して遊技者
にとって不利な状態と遊技者にとって有利な状態とに変
換可能な変動入賞装置を備えたパチンコ機であれば、ど
のような機種にでも応用することができるし、賞態様の
発生確率は上記したものに限定されず、適宜変更して実
施することができる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、遊技店
が希望する利益率を得るための手段として、実際の遊技
における割数と遊技店が希望する割数とを比較し、実際
の遊技における割数値が遊技店の希望する割数に近似す
るように、特定の入賞口に入賞した入賞球に対して排出
する賞球数を変動させている。
【0104】したがって、熟練を要する釘調整を行なわ
なくても、確実に遊技店が希望する利益率を上げること
ができる。
【0105】また、特定入賞口として機能させる入賞口
をどのように設定し、配置するかによっても遊技内容の
多様化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の正面図である。
【図2】遊技盤の正面図である。
【図3】可変表示装置の正面図である。
【図4】変動入賞装置の斜視図である。
【図5】変動入賞装置の分解斜視図である。
【図6】変動入賞装置の概略縦断面図である。
【図7】パチンコ機の裏面図である。
【図8】電気的制御装置の斜視図である。
【図9】電気的制御装置のブロック図である。
【図10】賞球制御装置のブロック図である。
【図11】賞球排出装置の斜視図である。
【図12】賞球数の設定処理機能についてのブロック図
である。
【図13】電気的制御装置におけるメイン処理のフロー
チャートである。
【図14】電気的制御装置におけるタイマ割込処理のフ
ローチャートである。
【図15】電気的制御装置における電源OFF割込処理
のフローチャートである。
【図16】電気的制御装置における割込み処理のフロー
チャートである。
【図17】電気的制御装置における排出信号処理の前段
を示すフローチャートである。
【図18】電気的制御装置における排出信号処理の後段
を示すフローチャートである。
【図19】電気的制御装置における割数設定処理のフロ
ーチャートである。
【図20】電気的制御装置におけるゲーム処理のフロー
チャートである。
【図21】電気的制御装置における大当り処理のフロー
チャートである。
【図22】賞球制御装置におけるメイン処理のフローチ
ャートである。
【図23】賞球制御装置におけるタイマ割込み処理のフ
ローチャートである。
【図24】賞球制御装置における電源OFF割込み処理
のフローチャートである。
【図25】賞球制御装置における割込み処理のフローチ
ャートである。
【図26】賞球制御装置における排出処理のフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 パチンコ機 17 可変表示装置 18 変動入賞装置 48 賞球排出装置 49 電気的制御装置 51 10カウントスイッチ 53 セーフ球センサ 56 回収球センサ 61 割数設定スイッチ 63 賞球数設定スイッチ 87 賞球制御装置
【手続補正書】
【提出日】平成11年6月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技盤の遊技部
に配設された電気的遊技装置の所要制御を行う遊技制御
手段と、セーフ球の発生に対応して賞価値付与手段によ
り所要の賞価値を遊技者に付与する制御を行う賞価値付
与制御手段と、を備えた遊技機に関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来、遊技部に各種の電気的遊技装置が
配設されると共に複数の入賞領域が形成された遊技盤が
遊技機本体に対して着脱分離可能に構成され、入賞領域
への入賞があった場合に、その入賞に対する賞価値とし
て所要数の球の排出が可能な球排出手段とを有するとと
もに、上記電気的遊技装置などの遊技動作を制御する遊
技制御手段と、上記球排出手段の排出動作を制御する排
出制御手段とを備える遊技機が、いわゆる分離式遊技機
として知られている。このような分離式遊技機において
は、着脱分離可能な遊技盤および該遊技盤の制御が可能
な遊技制御手段を交換することにより、異なるパチンコ
遊技が可能になるのである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】この種の遊技機においては、交換される様
々な遊技盤に対応した数の賞球を賞価値として排出でき
るように、予め設定された数の球を排出可能な排出機構
を予め複数備える構成となっており、遊技中に遊技盤の
入賞領域に遊技球が入賞した場合には、当該セーフ球の
検出に基づいて排出制御手段が球排出機構の動作制御を
行い、設定内容に応じた所要数の賞球が排出されるよう
になっている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】また、近来の遊技機においては、比較的短
時間に多量のセーフ球を賞価値として獲得できる可能性
の高い特別遊技などを行える遊技内容が主流になってい
る。そして、賞価値の付与対象となるセーフ球の処理に
関しては、各種入賞領域へ入賞した全てのセーフ球を案
内樋に集めて一旦貯留し、当該セーフ球に対する賞球排
出動作が完了すると、当該セーフ球の排出動作をセーフ
球払出機構によって行うものとなっていた。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような分離式の遊技機では、遊技盤を交換するに際し
て、交換前の遊技盤の賞球数と新しく交換する遊技盤の
賞球数が異なる場合に、遊技盤とそれに付随する遊技制
御手段を交換することに加えて、排出制御手段または球
排出手段をも交換しなければならず、遊技店での遊技盤
の交換作業が面倒であるとともにコスト的に不経済であ
るという問題点があった。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】また、入賞領域へ入賞したセーフ球を一旦
貯留して賞球払出動作が完了した後にセーフ球を処理す
る構造では、多量のセーフ球が短時間に発生した場合
に、未処理分のセーフ球が案内樋内に貯まって球詰まり
が発生してしまう危険性がある上に、セーフ球払出機構
を設けなくてはならないためにコスト的な問題も発生す
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】そこで、セーフ球を案内樋内で貯留するす
ることなく、セーフ球を1個宛て通過させるものとし、
通過するセーフ球を検出した検出信号を電気的に記憶し
ておく方式を採用すれば、セーフ球が球詰まりすること
を効果的に防げるものの、比較的短時間に多量のセーフ
球が発生する可能性の高い特別遊技中に、球排出手段等
の異常により賞価値たる賞球の排出処理が滞ったような
場合には、セーフ球の記憶数がどんどん膨れ上がって行
くこととなるため、それだけ大きな記憶領域を確保して
おかないと、遊技者に不利益を与えることにもなりかね
ない。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】すなわち、セーフ球の記憶は、遊技者の利
益・不利益に直接関係するため、セーフ球の記憶容量が
一杯になってしまって検出された筈のセーフ球が適正に
記憶されないような事態が起こると、遊技者が本来付与
されるべき賞価値を受けることができなくなってしま
う。しかも、発生したセーフ球に対する正当な賞価値を
受けていないと遊技者に不信感を与えてしまい、遊技店
とのトラブルになることもあり到底望ましいことではな
い。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】しかも、セーフ球を電気的に記憶するよう
な構成を採用した場合、停電等で電源が急に断たれた時
には、遊技者に賞価値を付与していない未処理分のセー
フ球記憶があったとしても、揮発性のメモリに記憶され
ていたそれらの記憶は全て消失してしまうため、遊技者
に不利益を与えることとなってしまう。すなわち、旧来
の遊技機では、実球がセーフ球払出機構により停留され
ていたことから、停電復旧後でもセーフ球は案内樋内に
止まっているので、セーフ球の数に見合った賞価値を遊
技者に付与することが可能であり、セーフ球を電気的な
記憶に置き換えて処理を行う方式の遊技機とする場合に
も、旧来の遊技機と同等の信頼性を確保する必要があ
る。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】そこで、本発明は、遊技盤の交換に伴って
賞球数が様々に変化する場合であっても、排出制御手段
を交換することなく、遊技盤とそれに付随する遊技制御
手段を交換するだけで、新たな遊技盤の賞球形態に対応
した賞球の排出を可能にするとともに、セーフ球の処理
動作を効率良く安定して行うことができ、しかも、発生
したセーフ球に基づく所要の賞価値を遊技者に付与する
前に停電等が発生した場合でも、遊技者に著しい不利益
が及ぶことを抑制できる遊技機の提供を目的とする。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明は、遊技盤(6)の遊技部(1
4)に配設された電気的遊技装置(例えば、可変表示装
置17,変動入賞装置18等)の所要制御を行う遊技制
御手段(例えば、電気的制御装置49)と、セーフ球の
発生に対応して賞価値付与手段(例えば、賞球排出装置
48)により所要の賞価値を遊技者に付与する制御を行
う賞価値付与制御手段(例えば、賞球制御装置87)
と、を備えた遊技機(例えば、パチンコ機1)におい
て、上記遊技制御手段と賞価値付与制御手段とは、個別
の回路構成にするとともに当該遊技機裏面側の所定部位
に各々配置せしめてなり、上記遊技制御手段と賞価値付
与制御手段とを配線接続し、且つ、所要の賞価値を付与
するためのセーフ球を検出するセーフ球検出手段(例え
ば、セーフ球センサ53)は、上記遊技制御手段と直接
に配線接続し、上記遊技制御手段側には、複数種類の賞
価値を設定するための賞価値設定手段(例えば、賞球数
設定手段107)を設け、上記賞価値付与制御手段側に
は、複数種類の賞価値を賞価値データとして各々個別の
記憶部(例えば、15排出メモリ,13排出メモリ,1
1排出メモリ,9排出メモリ,7排出メモリ等)に記憶
する賞価値データ記憶手段(例えば、RAM90)と、
該賞価値データ記憶手段の記憶内容を停電時にバックア
ップして保持するバックアップ手段(例えば、補助電源
回路98)と、を設け、上記セーフ球検出手段からの検
出信号に基づいて上記遊技制御手段は設定されている各
賞価値データを上記賞価値付与制御手段に順次送信し、
該賞価値データを受けた賞価値付与制御手段は賞価値デ
ータ記憶手段の対応する記憶部に受信した賞価値データ
を順次に記憶させ、遊技中に停電が発生した際には上記
バックアップ手段により賞価値データ記憶手段の各記憶
部に記憶された記憶内容を各々保護するようにしたこと
を特徴とする。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】従って、請求項1に係る遊技機において
は、賞価値を付与するためのセーフ球を検出するセーフ
球検出手段からの検出信号を受けた遊技制御手段は、当
該セーフ球に対応する賞価値として賞価値設定手段によ
り設定されている賞価値データを賞価値付与制御手段へ
順次送信し、この賞価値データを受けた賞価値付与制御
手段が賞価値付与手段を制御してセーフ球に応じた賞価
値データに基づく所要の賞価値を遊技者に付与するもの
としたので、セーフ球を一旦貯留させることなくセーフ
球検出手段によるセーフ球の検出を効率良く速やかに行
うことができ、また、賞価値設定手段により設定された
複数種類の賞価値に応じた賞価値データを遊技制御手段
から賞価値付与制御手段へ送信することで、様々な賞球
形態に対応させることができ、しかも、賞価値付与制御
手段の賞価値データ記憶部は、賞価値データの種類毎に
個別の記憶部を備え、遊技制御手段より送信された賞価
値データをその種類毎に記憶部へ記憶して行くので、効
率の良いデータ記憶を期すことができ、更には、賞価値
付与制御手段が遊技制御手段から受信した賞価値データ
に基づいて賞価値付与手段を動作させて所要の賞価値を
遊技者に付与する前に停電等が発生した場合でも、賞価
値データを種類毎に個別の記憶部に記憶する賞価値デー
タ記憶手段の記憶内容がバックアップ手段によりバック
アップされる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載の遊技機において、賞価値付与制御手段が、賞価値
データ記憶手段の各記憶部に上記賞価値付与手段の制御
に対する優先順位が予め設定されているものとし、その
優先順位に応じて賞価値データ記憶手段の記憶部から賞
価値データを読み出して上記賞価値付与手段を作動制御
すものとしたことを特徴とする。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】図8に、電気的遊技装置である可変表示装
置17や変動入賞装置18等の所要制御を行う遊技制御
手段として機能する電気的制御装置49を示す。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】上記したCPU58の入力ポートバッファ
71には、入力信号として、始動スイッチ19からの始
動信号、ストップスイッチ80からの表示停止信号、セ
ーフ球センサ53からのセーフ球信号、回収球センサ5
からの回収球信号、賞球数設定スイッチ63からの賞
球数信号、割数設定スイッチ61からの割数信号が、ロ
ーパスフィルタ81を介して入力される。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】一方、CPU58の第1出力ポートラッチ
72からは、第1ドライバ82を介して、第1ソレノイ
ド38等へ駆動信号が出力されるとともに、可変表示装
置17の可変表示や、大当り表示等を行なうための信号
が出力される。また、電気的制御装置49の第2出力ポ
ートラッチ73からは、第2ドライバ83を介して、割
数表示器62へ出力信号が送出されるとともに、第1半
導体リレー84を介して、回収球信号、賞球信号、ゲー
ム中信号、大当り信号等の出力信号が送出される。ま
た、第3出力ポートラッチ74からは、第2半導体リレ
ー84´を介して賞球排出装置48へ賞球データ(賞と
して排出される賞球数を含んだ賞価値データ)が送信さ
れる。この半導体リレー84、84´は、制御入力を
「H」にすると、出力の2点間の抵抗が低くなり、制御
入力を「L」にすると、出力の2点間の抵抗が高くなる
半導体素子である。すなわち、制御入力が「H」のとき
接点はオンとなり、制御入力が「L」のとき接点はオフ
となる。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】上記した賞球排出装置48における賞球排
出は、裏機構盤45等に設けられた賞球制御装置87に
より制御される。すなわち、賞球制御装置87は、遊技
者に付与する賞価値である賞球を排出可能な賞価値付与
手段たる賞球排出装置48の動作制御を行って、セーフ
球の発生に対応した所要数の賞球を賞価値として遊技者
に付与する賞価値付与制御手段として機能するのであ
る。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0055
【補正方法】変更
【補正内容】
【0055】上記したCPU88には、発振器94から
クロックが供給され、第1定電圧回路95、第2定電圧
回路96から電源が供給され、電源監視回路97から電
源監視信号が入力され、補助電源回路98から賞価値デ
ータ記憶手段としてのRAM90(電気的制御装置49
からの賞球データに関わる内容を記憶保持する揮発性の
メモリ)にバックアップ電源が供給される。すなわち、
この補助電源回路98が、賞価値付与制御手段が遊技制
御手段から受信した賞価値データを賞価値の種類毎に個
別の記憶部(例えば、15排出メモリ,13排出メモ
リ,11排出メモリ,9排出メモリ,7排出メモリの5
種類の記憶部)で記憶する賞価値データ記憶手段の記憶
内容を停電時にバックアップして保護するバックアップ
手段として機能するのである。発振器94からのクロッ
クは、割込みタイマー回路91等に利用される。第1定
電圧回路95は+12Vを出力し、LED、アンプ等の
駆動電源となる。第2定電圧回路96は+5Vを出力
し、CPU88の駆動電源となる。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】変更
【補正内容】
【0064】複数種類の賞価値を設定するための賞価値
設定手段たる賞球数設定手段107は、変動入賞装置1
8への入賞球に対して排出する賞球数を設定する特定賞
球数設定手段と、変動入賞装置18以外の入賞口への入
賞球に対して排出する賞球数を設定する一般賞球数設定
手段である賞球数設定スイッチ63からなる。この賞球
数設定手段107では、判定部106からの判定結果
と、セーフ球センサ53からの信号と、10カウントス
イッチからの信号とを受信して、変動入賞装置18への
入賞球に対して排出する賞球数を設定するとともに、変
動入賞装置18以外の入賞口への入賞球に対して排出す
る賞球数を設定する。そして、該設定値に基づき賞球排
出装置48を駆動して、選択した賞球数に対応する球を
排出する。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0099
【補正方法】変更
【補正内容】
【0099】排出処理において、上記した排出メモリの
記憶値に基づき排出する賞球数を決定する。15排出メ
モリに記憶がある場合には排出カウンタ値を「15」と
し、15排出メモリから「1」を減算する。同様に、1
3排出メモリに記憶がある場合には排出カウンタ値を
「13」とし、13排出メモリから「1」を減算し、1
1排出メモリに記憶がある場合には排出カウンタ値を
「11」とし、11排出メモリから「1」を減算し、9
排出メモリに記憶がある場合には排出カウンタ値を
「9」とし、9排出メモリから「1」を減算し、7排出
メモリに記憶がある場合には排出カウンタ値を「7」と
し、7排出メモリから「1」を減算する。このように、
排出数の多いものから少ないものへ優先順位を設定し、
各記憶部(排出メモリ)から賞価値データを読み出し
て、賞球排出装置48を作動制御するものとすれば、賞
球排出装置48の異常等でデータがメモリに残っている
場合、賞球排出装置48の動作を再開した時に、排出中
の賞球数を確認をすることで、排出メモリにどのくらい
のデータが残っているかを見当付けることができる。例
えば、15個賞球の排出を行っている時にはメモリの残
数が大変多いと推測できるし、7個賞球の排出を行って
いるときには、もうすぐ残メモリ分の処理が完了すると
推測できる。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0103
【補正方法】変更
【補正内容】
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る遊
技機によれば、賞価値を付与するためのセーフ球を検出
するセーフ球検出手段からの検出信号を受けた遊技制御
手段は、当該セーフ球に対応する賞価値として賞価値設
定手段により設定されている賞価値データを賞価値付与
制御手段へ順次送信し、この賞価値データを受けた賞価
値付与制御手段が賞価値付与手段を制御してセーフ球に
応じた賞価値データに基づく所要の賞価値を遊技者に付
与するものとしたので、セーフ球を一旦貯留させること
なくセーフ球検出手段によるセーフ球の検出を効率良く
速やかに行うことができ、比較的短時間に多量のセーフ
球が発生した場合でも球詰まり等を起こすことなく安定
したセーフ球処理を行うことが可能となり、また、賞価
値設定手段により設定された複数種類の賞価値に応じた
賞価値データを遊技制御手段から賞価値付与制御手段へ
送信することで、様々な賞球形態に対応させることがで
き、賞球形態の異なる遊技盤への交換に伴って賞価値付
与制御手段や賞価値付与手段までも交換する必要が無く
なる。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0104
【補正方法】変更
【補正内容】
【0104】しかも、賞価値付与制御手段の賞価値デー
タ記憶部は、賞価値データの種類毎に個別の記憶部を備
え、遊技制御手段より送信された賞価値データをその種
類毎に記憶部へ記憶して行くので、効率の良いデータ記
憶を期すことができ、比較的短時間に多少のセーフ球が
発生した場合でも十分対応できる記憶容量を確保するこ
とが可能となり、更には、賞価値付与制御手段が遊技制
御手段から受信した賞価値データに基づいて賞価値付与
手段を動作させて所要の賞価値を遊技者に付与する前に
停電等が発生した場合でも、賞価値データを種類毎に個
別の記憶部に記憶する賞価値データ記憶手段の記憶内容
がバックアップ手段によりバックアップされるので、遊
技者に不利益を与えることがない。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0105
【補正方法】変更
【補正内容】
【0105】また、請求項2に係る遊技機によれば、賞
価値付与制御手段が、賞価値データ記憶手段の各記憶部
に上記賞価値付与手段の制御に対する優先順位が予め設
定されているものとし、その優先順位に応じて賞価値デ
ータ記憶手段の記憶部から賞価値データを読み出して上
記賞価値付与手段を作動制御するものとしたので、賞価
値付与手段の異常等で多量のセーフ球に対する賞価値デ
ータが記憶された後に、賞価値付与動作を再開した場合
に、排出中の賞価値の種類を確認をすることで、賞価値
データ記憶手段のどの記憶部の記憶データを処理してい
るかを把握でき、どのくらいの賞球データ記憶が残って
いるかを見当付けることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤の表面に、複数種類の識別記号を
    変換表示可能な可変表示部と、球が入賞することにより
    上記可変表示部の表示を変換開始させる始動口と、遊技
    者にとって有利な状態と遊技者にとって不利な状態に変
    換可能な変動入賞装置とを設け、上記可変表示部の表示
    が予め定めた賞態様となったときに、上記変動入賞装置
    を遊技者にとって有利な状態に変換させる遊技機におい
    て、 遊技者が弾発し回収された打球を回収球として検出する
    回収球センサと、 該回収球センサからの信号を演算記憶する第1演算記憶
    手段と、 特定入賞口への入賞球を検出する特定セーフ球センサ
    と、 該特定セーフ球センサからの信号により特定入賞口への
    入賞球数を演算記憶する第2演算記憶手段と、 特定入賞口および特定入賞口以外の入賞口への球の入賞
    を電気的信号として取り出すセーフ球検出手段と、 該セーフ球検出手段からの信号により全入賞球数を演算
    記憶する第3演算記憶手段と、 特定入賞口への入賞球に対して排出する賞球数を設定す
    る特定賞球数設定手段と、 特定入賞口以外の入賞口への入賞球に対して排出する賞
    球数を設定する一般賞球数設定手段と、 該特定賞球数設定手段および一般賞球数設定手段におけ
    る設定値に基づいて賞球を排出する賞球排出手段と、 第2演算記憶手段および第3演算記憶手段における演算
    結果と、特定賞球数設定手段および一般賞球数設定手段
    で設定した賞球数に基づき、排出した賞球数を演算記憶
    する第4演算記憶手段と、 上記した第1演算記憶手段と第4演算記憶手段における
    演算結果の比を遊技割数として演算記憶する第5演算記
    憶手段と、 遊技店が希望する設定割数を設定するための割数設定手
    段と、 上記した遊技割数と設定割数とを比較演算する判定手段
    と、 賞態様が発生した場合に、判定手段により遊技割数と設
    定割数とを比較演算し、該比較値に基づいて特定賞球数
    設定手段により特定入賞口への入賞球に対して排出する
    賞球数を設定し、特定入賞口へ入賞した入賞球に対して
    は特定賞球数設定手段で設定した賞球数を、特定入賞口
    以外の入賞口へ入賞した入賞球に対しては一般賞球数設
    定手段で設定した賞球を賞球排出手段により排出して、
    遊技割数が設定割数に近似するように賞球数を調整する
    ことを特徴とする遊技機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016182444A (ja) * 2016-07-26 2016-10-20 株式会社三洋物産 遊技機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016182444A (ja) * 2016-07-26 2016-10-20 株式会社三洋物産 遊技機

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