JPH11328735A - 光ディスクとこれを利用した光学ピックアップ - Google Patents

光ディスクとこれを利用した光学ピックアップ

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JPH11328735A
JPH11328735A JP10130453A JP13045398A JPH11328735A JP H11328735 A JPH11328735 A JP H11328735A JP 10130453 A JP10130453 A JP 10130453A JP 13045398 A JP13045398 A JP 13045398A JP H11328735 A JPH11328735 A JP H11328735A
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JP
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recording layer
disk
optical
information recording
light beam
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JP10130453A
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Toshiyuki Kashiwagi
俊行 柏木
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Original Assignee
Sony Corp
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
    • G11B7/2403Layers; Shape, structure or physical properties thereof
    • G11B7/24035Recording layers
    • G11B7/24038Multiple laminated recording layers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
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    • G11B2007/0009Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier for carriers having data stored in three dimensions, e.g. volume storage
    • G11B2007/0013Recording, reproducing or erasing systems characterised by the structure or type of the carrier for carriers having data stored in three dimensions, e.g. volume storage for carriers having multiple discrete layers

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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低密度記録と高密度記録の両方に対応でき、
あるいはこれらと中密度記録に全て対応できるようにし
た、二枚のディスク基板の貼り合わせによる二層または
三層式の光ディスク及びこの光ディスクの記録・再生の
ための光ディスク装置を提供すること。 【解決手段】 透明合成樹脂から成る円板状の二枚のデ
ィスク基板31,32を貼り合わせて、それぞれ半透明
の反射膜34と反射膜35とで高密度情報記録層34と
低密度情報記録層35とを形成する。そして、第一のデ
ィスク基板の情報記録層(高密度記録層)が、λ≦46
0nmで且つN.A.≧0.6の光学パラメータで記録
及び/または再生されると共に、第二のディスク基板の
情報記録層(低密度記録層)が、770nm≦λ≦83
0nmで且つN.A.=0.45プラスマイナス0.0
5の光学パラメータで記録及び/または再生されるよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二枚のディスク基
板を貼り合わせることにより構成された光ディスク及び
この光ディスクを記録・再生するための光ディスク装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、二層式の光ディスクは、二枚のデ
ィスク基板を貼り合わせることにより、各ディスク基板
の内側に構成された情報記録層により、二層の情報記録
層を有するように構成されている。
【0003】即ち、所謂両面単層の形式の光ディスクの
場合、光ディスクは、例えばポリカーボネイト等の透明
合成樹脂から成る円板状の第一のディスク基板の表面
が、情報を表わすパターン形状に形成された後、情報記
録層としての半透明膜層が形成され、さらにその上に、
上記第一のディスク基板とほぼ同様の構成の第二のディ
スク基板が、透明接着剤を介して載置され、この透明接
着剤が硬化することにより、二枚のディスク基板を貼り
合わせるようにしている。この場合、上記第二のディス
ク基板は、第一のディスク基板の半透明膜層の代わり
に、反射膜層が形成されている。
【0004】このような構成の光ディスクによれば、第
一のディスク基板の側から、光ディスクの記録及び/ま
たは再生のための光ビーム、例えばレーザ光ビームが第
一のディスク基板の情報記録層である半透明膜層に焦点
を結ぶように照射されると、この半透明膜層での反射に
よる戻り光ビームに基づいて、第一のディスク基板の情
報記録層に記録された情報信号が再生されることにな
る。これに対して、光ビームが、第二のディスク基板の
情報記録層である反射膜層に焦点を結ぶように照射され
ると、この反射膜層での反射による戻り光ビームに基づ
いて、第二のディスク基板の情報記録層に記録された情
報信号が再生されることになる。従って、一側から同じ
光学ピックアップを使用することにより、光ディスクの
第一のディスク基板の情報記録層と第二のディスク基板
の情報記録層の記録及び/または再生が行われることに
なる。
【0005】ここで、上記第一のディスク基板の情報記
録層と第二のディスク基板の情報記録層が、互いに異な
る信号記録密度を有する光ディスク、例えば入射側の情
報記録層がより高密度である光ディスクも提案されてい
る。このような光ディスクは、例えば低密度の情報記録
層即ち第二のディスク基板の情報記録層が、従来一般的
である波長780nmの光ビームを使用するようにし
て、例えば従来のコンパクトディスク(CD)用の再生
装置でも再生できるようにしたものがある。これによ
り、波長780nmの光ビームが、第一のディスク基板
の情報記録層を透過して、第二のディスク基板の情報記
録層で反射され、その戻り光が再び第一の第一のディス
ク基板の情報記録層を透過して検出されることにより、
第二のディスク基板の情報記録層の記録及び/または再
生が行なわれるようになっている。これに対して、より
高い密度の情報記録層即ち第一のディスク基板の情報記
録層は、より短い波長、例えば波長650nmまたは6
35nmの光ビームに対応するように構成されている。
これにより、波長650nmまたは635nmの光ビー
ムが、第一のディスク基板の情報記録層で反射され、そ
の戻り光が検出されることにより、第一のディスク基板
の情報記録層の記録及び/または再生が行なわれるよう
になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た波長650nmまたは635nmの光ビームに対応し
たより高い密度の情報記録層(以下、中密度記録層とい
う)を有する光ディスクの普及に伴い、さらに高密度記
録の光ディスクが開発されてきている。このような高密
度記録の光ディスクは、例えば波長410nm程度の青
色のレーザ光を使用することになり、上述した低密度記
録層または中密度記録層を有する光ディスクのための再
生装置では、再生することができない。
【0007】本発明は、以上の点に鑑み、低密度記録と
高密度記録の両方に対応でき、あるいはこれらと中密度
記録に全て対応できるようにした、二枚のディスク基板
の貼り合わせによる二層または三層式の光ディスク及び
この光ディスクの記録・再生のための光ディスク装置を
提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明によれば、透明合成樹脂から成る円板状の二枚のデ
ィスク基板と、各ディスク基板の少なくとも一面に形成
され、一方が半透過性の反射膜で他方が反射膜でなる少
なくとも一層の情報記録層と、各ディスク基板の上記一
面が、光ディスクの記録及び/または再生のために照射
される光ビームの入射側と反対側に位置するように、且
つ上記半透過性の反射膜が上記入射側になるように、各
ディスク基板を貼り合わせる透明接着層とを含んでいる
光ディスクであって、上記光ビームの入射側に位置する
第一のディスク基板の情報記録層が、他方の第二のディ
スク基板の情報記録層に比較して高密度であって、上記
第一のディスク基板の情報記録層(高密度記録層)が、
λ≦460nmで且つN.A.≧0.6の光学パラメー
タで記録及び/または再生されると共に、 上記第二の
ディスク基板の情報記録層(低密度記録層)が、770
nm≦λ≦830nmで且つN.A.=0.45プラス
マイナス0.05の光学パラメータで記録及び/または
再生される、光ディスクにより、達成される。
【0009】請求項1の構成によれば、入射側の第一の
ディスク基板の情報記録層が高密度記録層として、λ≦
460nmで且つN.A.≧0.6の光学パラメータで
記録及び/または再生されると共に、第二のディスク基
板の情報記録層が低密度記録層として、770nm≦λ
≦830nmで且つN.A.=0.45プラスマイナス
0.05の光学パラメータで記録及び/または再生され
る。これにより、一枚の光ディスクで、低密度記録層
は、波長780nmの光ビームを利用した従来の低密度
記録光ディスク(コンパクトディスク)用の光ディスク
装置により再生されることになると共に、高密度記録層
は、波長410nmの光ビームを利用したより高密度の
光ディスクのための光ディスク装置により記録及び/ま
たは再生されることになる。
【0010】従って、低密度記録層は、従来の低密度記
録光ディスク用の光ディスク装置によって記録・再生さ
れると共に、高密度記録層は、新規の高密度記録光ディ
スク用の光ディスク装置によって記録及び/または再生
されることになる。かくして、双方の光ディスク装置の
ユーザに対して、一枚の光ディスクにより対応すること
が可能であると共に、将来高密度記録光ディスク用の光
ディスク装置を購入する場合にも、同じ光ディスクを再
生することが可能であるので、ユーザの将来的な利便性
が得られることになる。
【0011】ここで、高密度記録層は現在実用化されて
いる記録容量としての8.5GB(ギガバイト)以上の
容量をもつことが求められる。ここで、波長λの条件λ
≦460nmは、基板の厚みやN.A.の値と相関する
パラメータであるが、基板厚みを従来のように例えば
0.6mm程度とし、N.A.を変化させないとする
と、波長λの条件は、上記のようになる。また、低密度
記録層の光学パラメータのうち、波長λの条件は、現行
の光記録媒体に対応しており、そのフォーマットを変え
た場合にも対応できる限定である。波長λの条件は、7
70nm≦λ≦830nmを外れると再生スポットの分
解能が低くなって、再生できなくなる。
【0012】上記高密度記録層の上に、380nm≦λ
≦460nmにおける反射率が10%以上で、且つ77
0nm≦λ≦830nmにおける透過率が40%以上で
ある好ましくはSi化合物から成る半透明膜が形成され
ている場合には、高密度記録層に対する光ビームが、こ
の半透明膜によって効果的に反射されることにより、高
密度記録層による戻り光の光量が十分になると共に、低
密度記録層に対する光ビームが、この半透明膜を透過す
ることにより、十分な照射光量そして戻り光の光量が得
られるようになっている。ここで、反射率が10%未満
であると、高密度記録層からの戻り光の光量が不足する
ことになり、高密度記録層の再生特性が劣化してしまう
ことになり、透過率が40%未満であると、低密度記録
層への照射光量そして戻り光の光量が不足することにな
り、低密度記録層の記録及び/または再生特性が劣化し
てしまうことになる。
【0013】上記透明接着層が、10乃至100μmの
厚さである場合には、この透明接着層の厚さによって、
高密度記録層と低密度記録層の間隔が確保されることに
なり、それぞれ所定の波長の光ビームが、目的とする記
録層に焦点を結ぶように照射される。ここで、上記厚さ
が下限未満であると、高密度記録層と低密度記録層との
間の間隔が狭過ぎることにより、それぞれ所定の波長の
光ビームが照射されたとき、他方の記録層からの戻り光
が発生することになり、再生特性が劣化してしまうこと
になる。また、上記厚さが上限を越える場合には、低密
度記録層に対する光ビームがこの透明接着層を透過する
際に、光量が低下することになり、低密度記録層への照
射光量そして戻り光の光量が不足することになり、記録
及び/または再生特性が劣化してしまうことになる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図1乃至図4を参照しながら、詳細に説明する。尚、
以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例である
から、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、
本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定
する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもの
ではない。
【0015】図1は、本発明による光ディスクの第一の
実施形態を再生するための光ディスク装置の全体構成を
示している。図1において、光ディスク装置10は、光
ディスク11を回転駆動する駆動手段としてのスピンド
ルモータ12と、回転する光ディスク11の信号記録面
に対して光ビームを照射して信号を記録し、この信号記
録面からの戻り光ビームにより記録信号を再生する光学
ピックアップ20及びこれらを制御する制御部13を備
えている。ここで、制御部13は、光ディスクコントロ
ーラ14,信号復調器15,誤り訂正回路16,インタ
ーフェイス17,ヘッドアクセス制御部18及びサーボ
回路19を備えている。
【0016】光ディスクコントローラ14は、スピンド
ルモータ12を所定の回転数で駆動制御する。信号復調
器15は、光学ピックアップ20からの記録信号を復調
して誤り訂正し、インターフェイス17を介して外部コ
ンピュータ等に送出する。これにより、外部コンピュー
タ等は、光ディスク11に記録された信号を再生信号と
して受け取ることができるようになっている。
【0017】ヘッドアクセス制御部18は、光学ピック
アップ20を例えば光ディスク11上の所定の記録トラ
ックまでトラックジャンプ等により移動させる。サーボ
回路19は、この移動された所定位置において、光学ピ
ックアップ20の二軸アクチュエータに保持されている
対物レンズをフォーカシング方向及びトラッキング方向
に移動させる。
【0018】図2は、上記光ディスク装置10に組み込
まれた光学ピックアップ20の構成を示している。図2
において、光学ピックアップ20は、光源21から出射
される光ビームの光路中に順次に配設された、光分離手
段としてのビームスプリッタ22及び光集束手段として
の対物レンズ23と、ビームスプリッタ22による分離
光路中に配設された光検出器24と、から構成されてい
る。
【0019】光源21は、例えば半導体の再結合発光を
利用した半導体レーザ素子を備えており、所定のレーザ
光を出射する。ここで、光源21は、好ましくは、後述
するように、二種類または三種類の波長の光ビーム、例
えば低密度記録光ディスク用の波長780nmの光ビー
ム、中密度記録光ディスク用の波長635nmまたは6
50nmの光ビームそして高密度記録光ディスク用の波
長410nmの光ビームを選択的に出射するように、当
該波長の光ビームを出射する半導体レーザ素子(図示せ
ず)を備えている。尚、光源21は、上記各波長毎に複
数個備えられていてもよい。
【0020】ビームスプリッタ22は、その半透過膜2
2aが光軸に対して45度傾斜した状態で配設されたビ
ームスプリッタであり、光源21からの光ビームと光デ
ィスク11の信号記録面からの戻り光を分離する。即
ち、光源21からの光ビームの一部は、ビームスプリッ
タ22の半透過膜22aを透過し、戻り光ビームの一部
は、ビームスプリッタ22の半透過膜22aで反射され
るようになっている。
【0021】対物レンズ23は、凸レンズであって、ビ
ームスプリッタ22からの光ビームを、回転駆動される
光ディスク11の信号記録面の所望の記録トラック上に
集束させる。ここで、対物レンズ23は、図示しない二
軸アクチュエータにより、二軸方向即ちフォーカス方向
及びトラッキング方向に移動可能に支持されている。光
検出器24は、ビームスプリッタ22で反射された戻り
光ビームに対して、受光部を有するように構成されてい
る。
【0022】ここで、本発明の第一の実施形態による光
ディスク11は、図3に示すように、構成されている。
図3において、光ディスク11は、例えばポリカーボネ
イト等の透明合成樹脂から成る厚さTが0.6mmの円
板状の二枚のディスク基板31,32と、これら二枚の
ディスク基板31,32を貼り合わせるための透明接着
層33とから構成されており、図3にて上方から、光学
ピックアップ20の光源21からの光ビームLが入射す
るようになっている。
【0023】第一のディスク基板31は、その内側面
(図3にて下面)が、例えば記録情報に対応した形状と
して、例えば凹凸形状に形成された後、その上に、半透
明性の反射膜34が形成されている。第二のディスク基
板32は、その内側面(図3にて下面)が、例えば記録
情報に対応した形状として、例えば凹凸形状に形成され
た後、その上に、全反射膜35が形成されている。
【0024】さらに、この光ディスク11では、上記反
射膜34による情報記録層が、高密度記録層として構成
され、また上記反射膜35による情報記録層が、低密度
記録層として構成されている。ここで、上記反射膜34
による高密度記録層は、λ≦460nmで且つN.A.
≧0.6の光学パラメータで記録及び/または再生され
るように構成されている。また、上記反射膜35による
低密度記録層は、770nm≦λ≦830nmで且つ
N.A.=0.45プラスマイナス0.05の光学パラ
メータで記録及び/または再生されるように構成されて
いる。
【0025】さらに、上記反射膜34は、好ましくはS
i化合物から構成されており、380nm≦λ≦460
nmにおける反射率が10%以上で且つ770nm≦λ
≦830nmにおける透過率が40%以上であるよう
に、構成されている。ここで、反射率が10%未満の場
合には、高密度記録層からの戻り光の光量が十分ではな
く、高密度記録層の再生特性が劣化してしまう。また透
過率が40%未満の場合には、低密度記録層への照射光
量が低下することになり、低密度記録層の再生特性が劣
化してしまう。
【0026】ここで、例えば、現在実用化されている最
も高密度記録の光記録媒体であるDVDディスク(中密
度記録層)では、λ=0.635または0.65nm
で、N.A.=0.6,トラックピッチ(T.P.)=
0.4μmであり、次の関係となる。 T.P.=0.74×(λ/0.635)×(0.6/
N.A.) 最短ピット長(Pmin)=0.4×(λ/0.63
5)×(0.6/N.A.)そして、本実施形態の光学
パラメータとして前述のλ≦460nmで且つN.A.
≧0.6を代入すると、 T.P.≦0.54μm Pmin.≦0.29μm となる。さらに、波長λの現実的な技術的限界は0.3
8μmで、同様にN.A.の限界は最大0.95である
から、 T.P.≧0.28μm Pmin.≧0.15μm となることがわかる。
【0027】以上の条件を満たすためには、半透過性の
反射膜34は、特開平1−28802号に開示されてい
るように、窒素,酸素,水素の少なくとも1種の元素を
含むSi化合物から形成する。ここで、その反射率はそ
の厚みに対してサイン2乗の特性を有している。したが
って、反射率は、その厚みを変化させることにより適宜
変更される。また、半透過性の反射膜は、Si化合物に
限らず、金やアルミニウムの金属薄膜によっても構成で
きる。
【0028】上記透明接着層33は、例えば10乃至1
00μmの厚さに選定されている。これにより、第一の
ディスク基板31の高密度記録層と第二のディスク基板
32の中密度記録層が、互いに適宜の間隔で隔置される
ことになり、各記録層に対して光学ピックアップ20の
光源21からの光ビームが確実に焦点を結ぶようになっ
ている。ここで、上記厚さが下限未満であると、高密度
記録層と中密度記録層との間の間隔が狭過ぎることによ
り、それぞれ所定の波長の光ビームが照射されたとき、
他方の記録層からの戻り光が発生することになり、再生
特性が劣化してしまうことになる。また、上記厚さが上
限を越える場合には、中密度記録層に対する光ビームが
この透明接着層を透過する際に、光量が低下することに
なり、中密度記録層への照射光量そして戻り光の光量が
不足することになり、記録及び/または再生特性が劣化
してしまうことになる。
【0029】本実施形態による光ディスク11,光学ピ
ックアップ20そして光ディスク装置10は、以上のよ
うに構成されており、以下のように動作する。先づ、高
密度記録層の再生の場合について説明する。即ち、光デ
ィスク装置10のスピンドルモータ12が回転すること
により、光ディスク11が回転駆動される。そして、光
学ピックアップ20が、図示しないガイドに沿って、光
ディスク11の半径方向に移動されることにより、対物
レンズ23の光軸が、光ディスク11の所望のトラック
位置まで移動されることにより、アクセスが行なわれ
る。
【0030】この状態にて、光学ピックアップ20にお
いて、光源21からの波長410nmの光ビームは、ビ
ームスプリッタ22を透過し、対物レンズ23により、
光ディスク11の第一のディスク基板31の高密度記録
層に集束される。この場合、対物レンズ23は、この高
密度記録層に対して、波長410nmでN.A.≧0.
6となるように、設計されている。尚、N.A.が0.
6以下であると、高密度記録層に対して照射される光ビ
ームが球面収差の影響を受けて歪んでしまう。
【0031】そして、光ディスク11の高密度記録層か
らの信号を含んだ戻り光は、再び対物レンズ23を介し
て、ビームスプリッタ22に入射する。そして、ビーム
スプリッタ22の半透過膜22aで反射され、光検出器
24に結像する。これにより、光検出器24の検出信号
に基づいて、光ディスク11の高密度記録層の記録信号
が検出され、再生信号が生成される。
【0032】その際、信号復調器15は、光検出器24
からの検出信号から、適宜の方法によってトラッキング
エラー信号及びフォーカスエラー信号を検出する。そし
て、サーボ回路19は、光ディスクドライブコントロー
ラ14を介して、サーボ制御を行ない、光学ピックアッ
プ20の対物レンズ23のフォーカシング及びトラッキ
ングが行なわれる。
【0033】また、光ディスク11の低密度記録層の再
生を行なう場合には、以下のようにして行なわれる。即
ち、低密度記録層の再生の場合と同様にして、光ディス
ク11が回転駆動され、光学ピックアップ20によるア
クセスが行なわれる。
【0034】そして、光学ピックアップ20において、
光源21からの波長650nmの光ビームは、ビームス
プリッタ22を透過し、対物レンズ23により、光ディ
スク11の第二のディスク基板32の低密度記録層に集
束される。この場合、対物レンズ23は、この低密度記
録層に対して、波長650nmでN.A.=0.60プ
ラスマイナス0.05となるように、設計されている。
この場合、N.A.が上記条件から外れると、低密度記
録層に照射される光ビームが球面収差の影響を受けて歪
んでしまう。
【0035】そして、光ディスク11の低密度記録層か
らの信号を含んだ戻り光は、再び対物レンズ23を介し
て、ビームスプリッタ22に入射する。そして、ビーム
スプリッタ22の半透過膜22aで反射され、光検出器
24に結像する。これにより、光検出器24の検出信号
に基づいて、光ディスク11の低密度記録層の記録信号
が検出され、再生信号が生成される。そして、信号復調
器15は、光検出器24からの検出信号から、適宜の方
法によってトラッキングエラー信号及びフォーカスエラ
ー信号を検出する。そして、サーボ回路19は、光ディ
スクドライブコントローラ14を介して、サーボ制御を
行ない、光学ピックアップ20の対物レンズ23のフォ
ーカシング及びトラッキングが行なわれる。
【0036】このようにして、光ディスク11は、その
高密度記録層及び低密度記録層を備えていることによ
り、低密度記録層が従来の例えば波長780nmの光ビ
ームを利用した光ディスク装置によって再生可能である
と共に、高密度記録層が、例えば波長410nmの光ビ
ームを利用した新規の専用光ディスク装置によって再生
可能である。このため、例えば高密度記録層と低密度記
録層に同じ内容の情報を記録すると、どちらの再生装置
も使用できる。
【0037】図4は、本発明による光ディスクの第二の
実施形態を示している。図4において、光ディスク40
は、図3に示した光ディスク11と同様に、二枚のディ
スク基板41,42と、これらのディスク基板41,4
2を貼り合わせるための透明接着層43とから構成され
ている。
【0038】第一のディスク基板41は、図3における
第一のディスク基板31と同様に、その内側面(図4に
て下面)が、情報に対応した形状として、例えば凹凸形
状に形成された後、その上に、半透明性の反射膜44が
形成されている。第二のディスク基板42は、その上側
と下側の面が、情報に対応した形状として、例えば凹凸
形状に形成された後、図4において上側の面に半透明の
反射膜45が、下側の面には全反射膜46が形成されて
いる。
【0039】さらに、上記反射膜44による第一の情報
記録層が、高密度記録層として、反射膜45による第二
の情報記録層が、中密度記録層として、また反射膜46
による第三の情報記録層が、低密度記録層として、それ
ぞれ構成されている。ここで、上記反射膜44による第
一の情報記録層は、λ≦460nmで且つN.A.≧
0.6の光学パラメータで記録及び/または再生される
ように構成されている。また、上記反射膜45による第
二の情報記録層は、615nm≦λ≦655nmで且つ
N.A.=0.6プラスマイナス0.05の光学パラメ
ータで記録及び/または再生されるように構成されてい
る。これに対して、上記反射膜46による第三の情報記
録層は、770nm≦λ≦830nmで且つN.A.=
0.45プラスマイナス0.05の光学パラメータで再
生されるように構成されている。
【0040】さらに、上記反射膜44は、好ましくはS
i化合物から構成されており、380nm≦λ≦460
nmにおける反射率が10%以上で、615nm≦λ≦
655nmにおける透過率が40%以上、且つ770n
m≦λ≦830nmにおける透過率が60%以上である
ように、構成されている。また、上記反射膜45は、好
ましくはSi化合物から構成されており、615nm≦
λ≦655nmにおける反射率が20%以上で、770
nm≦λ≦830nmにおける透過率が60%以上であ
るように、構成されている。これに対して、上記反射膜
46は、770nm≦λ≦830nmにおける反射率が
60%以上であるように、構成されている。
【0041】ここで、反射膜44の反射率が40%未満
であると、第一の情報記録層からの戻り光の光量が不足
することになり、第一の情報記録層の再生特性が劣化し
てしまうことになり、その透過率が60%未満である
と、第二及び第三の情報記録層への照射光量そして戻り
光の光量が不足することになり、第二及び第三の情報記
録層の記録及び/または再生特性が劣化してしまうこと
になる。また、反射膜45の反射率が20%未満である
と、第二の情報記録層からの戻り光の光量が不足するこ
とになり、第二の情報記録層の再生特性が劣化してしま
うことになり、その透過率が60%未満であると、第三
の情報記録層への照射光量そして戻り光の光量が不足す
ることになり、第三の情報記録層の再生特性が劣化して
しまうことになる。さらに、反射膜46の反射率が60
%未満であると、第三の情報記録層からの戻り光の光量
が不足することになり、第三の情報記録層の再生特性が
劣化してしまうことになる。
【0042】さらに、上記第一の情報記録層は、0.3
0μm≦トラックピッチ≦0.70μmで且つ0.15
μm≦最短ピット長≦0.40μmのピットパラメータ
である。また、上記第二の情報記録層は、0.70μm
≦トラックピッチ≦0.80μmで且つ0.40μm≦
最短ピット長≦0.45μmのピットパラメータであ
る。これに対して、上記第三の情報記録層は、1.40
μm≦トラックピッチ≦1.70μmで且つ0.80μ
m≦最短ピット長≦1.0μmのピットパラメータであ
る。ここで、上記トラックピッチの決定等の理由は第1
の実施形態の場合と同様であり、また、半透明(半透
過)反射膜の組成や設計手法も第1の実施形態と同様で
ある。
【0043】上記透明接着層43は、例えば10乃至1
00μmの厚さに選定されている。これにより、第一の
ディスク基板41の第一の情報記録層と第二のディスク
基板32の第二の情報記録層が、互いに適宜の間隔で隔
置されることになり、各記録層に対して光学ピックアッ
プ20の光源21からの光ビームが確実に焦点を結ぶよ
うになっている。ここで、上記厚さが下限未満である
と、第一及び第二の情報記録層の間隔が狭過ぎることに
より、それぞれ所定の波長の光ビームが照射されたと
き、他方の記録層からの戻り光が発生することになり、
再生特性が劣化してしまうことになる。また、上記厚さ
が上限を越える場合には、第二及び第三の情報記録層に
対する光ビームがこの透明接着層を透過する際に、光量
が低下することになり、第二及び第三の情報記録層への
照射光量そして戻り光の光量が不足することになり、記
録及び/または再生特性が劣化してしまうことになる。
【0044】このような構成の光ディスク40によれ
ば、従来の波長780nmの光ビームを利用する光ディ
スク装置によって、第二のディスク基板に設けられた第
三の情報記録層が再生され、波長635nmまたは65
0nmの光ビームを利用する光ディスク装置によって、
第二のディスク基板に設けられた第二の情報記録層が再
生されると共に、波長410nmの光ビームを利用する
新規の光ディスク装置によって、第一のディスク基板4
1の内側面に設けられた第一の情報記録層が再生される
ことになる。
【0045】尚、上記光ディスク40において、第二の
情報記録層が、λ≦460nmで且つN.A.≧0.6
の光学パラメータ、または615nm≦λ≦655nm
で且つN.A.=0.6プラスマイナス0.05の光学
パラメータで再生されるように構成されていてもよい。
この場合、第二の情報記録層が、第一の情報記録層の再
生のための光ビームと同じ波長410nmの光ビームに
よって再生されると共に、従来の波長635nmまたは
650nmの光ビームによる中密度記録光ディスク用の
光ディスク装置によっても再生可能である。
【0046】さらに、上記光ディスク40においては、
第三の情報記録層が、λ≦460nmで且つN.A.≧
0.6の光学パラメータ、または615nm≦λ≦65
5nmで且つN.A.=0.6プラスマイナス0.05
の光学パラメータ、あるいは770nm≦λ≦830n
mで且つN.A.=0.45プラスマイナス0.05の
光学パラメータで再生されるように構成されていてもよ
い。この場合、第三の情報記録層が、第一の情報記録層
または第二の情報記録層の記録及び/または再生のため
の光ビームと同じ波長410nmまたは635nm,6
50nmの光ビームによって再生されると共に、従来の
波長780nの光ビームによる低密度記録光ディスク用
の光ディスク装置によっても再生可能である。
【0047】また、上記実施形態においては、光ディス
ク装置10は、再生専用の光ディスク装置の動作説明を
しているが、これに限らず、光ディスク11の高密度記
録層及び中密度記録層に対して記録及び/または再生を
行なうように構成された記録再生用光ディスク装置であ
ってもよいことは明らかである。さらに、光ディスク1
1の高密度記録層に関しては、再生専用であり、中密度
記録層及び低密度記録層に対しては記録及び再生を行な
うような構成の光ディスク装置であってもよいことは明
らかである。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、低
密度記録と高密度記録の両方に対応でき、あるいはこれ
らと中密度記録に全て対応できるようにした、二枚のデ
ィスク基板の貼り合わせによる二層または三層式の光デ
ィスク及びこの光ディスクの記録・再生のための光ディ
スク装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光ディスクの光ディスク装置の構
成を示す概略図である。
【図2】図1の光ディスク装置における光学ピックアッ
プの構成を示す概略図である。
【図3】本発明による光ディスクの第一の実施形態を示
す部分拡大断面図である。
【図4】本発明による光ディスクの第二の実施形態を示
す部分拡大断面図である。
【符号の説明】
10・・・光ディスク装置、11・・・光ディスク、1
2・・・スピンドルモータ、13・・・制御部、14・
・・光ディスクトライブコントローラ、15・・・信号
復調器、16・・・誤り訂正回路、17・・・インター
フェイス、18・・・ヘッドアクセス制御部、20・・
・光学ピックアップ、21・・・光源(半導体レーザ素
子)、22・・・ビームスプリッタ、23・・・対物レ
ンズ、24・・・光検出器、31,32,41,42・
・・ディスク基板、33,43・・・透明接着層、3
4,35,44,45・・・半透過性の反射膜、40・
・・光ディスク、46・・・反射膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G11B 7/125 G11B 7/125 A 7/14 7/14

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明合成樹脂から成る円板状の二枚のデ
    ィスク基板と、 各ディスク基板の少なくとも一面に形成され、一方が半
    透過性の反射膜で他方が反射膜でなる少なくとも一層の
    情報記録層と、 各ディスク基板の上記一面が、光ディスクの記録及び/
    または再生のために照射される光ビームの入射側と反対
    側に位置するように、且つ上記半透過性の反射膜が上記
    入射側になるように、各ディスク基板を貼り合わせる透
    明接着層とを含んでいる光ディスクであって、 上記光ビームの入射側に位置する第一のディスク基板の
    情報記録層が、他方の第二のディスク基板の情報記録層
    に比較して高密度であって、 上記第一のディスク基板の情報記録層(高密度記録層)
    が、λ≦460nmで且つN.A.≧0.6の光学パラ
    メータで記録及び/または再生されると共に、上記第二
    のディスク基板の情報記録層(低密度記録層)が、77
    0nm≦λ≦830nmで且つN.A.=0.45プラ
    スマイナス0.05の光学パラメータで記録及び/また
    は再生されることを特徴とする、光ディスク。
  2. 【請求項2】 上記高密度記録層が、0.30μm≦ト
    ラックピッチ≦0.70μmで且つ0.15μm≦最短
    ピット長≦0.40μmのピットパラメータであって、 上記低密度記録層が、1.40μm≦トラックピッチ≦
    1.70μmで且つ0.80μm≦最短ピット長≦1.
    0μmのピットパラメータである、ことを特徴とする、
    請求項1に記載の光ディスク。
  3. 【請求項3】 上記高密度記録層の上に、380nm≦
    λ≦460nmにおける反射率が10%以上で、且つ7
    70nm≦λ≦830nmにおける透過率が40%以上
    である半透明膜が形成されていることを特徴とする、請
    求項1に記載の光ディスク。
  4. 【請求項4】 上記半透明膜が、Si化合物から構成さ
    れていることを特徴とする、請求項3に記載の光ディス
    ク。
  5. 【請求項5】 上記透明接着層が、10乃至100μm
    の厚さであることを特徴とする、請求項1に記載の光デ
    ィスク。
  6. 【請求項6】 光ビームを出射する光源と、 上記光源から出射された光ビームを光ディスクの信号記
    録面上に集束させる光集束手段と、 上記光ディスクの信号記録面からの戻り光ビームを受光
    する受光部を有する光検出器とを含んでおり、 上記光ディスクが、 透明合成樹脂から成る円板状の二枚のディスク基板と、 各ディスク基板の少なくとも一面に形成され、一方が半
    透過性の反射膜で他方が反射膜でなる少なくとも一層の
    情報記録層と、 各ディスク基板の上記一面が、光ディスクの記録及び/
    または再生のために照射される光ビームの入射側と反対
    側に位置するように、且つ上記半透過性の反射膜が上記
    入射側になるように、各ディスク基板を貼り合わせる透
    明接着層とを含んでいる光ディスクであって、 上記光ビームの入射側に位置する第一のディスク基板の
    情報記録層が、他方の第二のディスク基板の情報記録層
    に比較して高密度であって、 上記光源からの光ビームが、上記第一のディスク基板の
    情報記録層(高密度記録層)に対して、λ≦460nm
    で且つN.A.≧0.6の光学パラメータで照射され、 上記光源からの光ビームが、上記第二のディスク基板の
    情報記録層(低密度記録層)に対して、770nm≦λ
    ≦830nmで且つN.A.=0.45プラスマイナス
    0.05の光学パラメータで照射される構成としたこと
    を特徴とする、光学ピックアップ。
  7. 【請求項7】 光源から出射した光ビームを、光ディス
    クの信号記録面上に集束する光集束手段と、 光ディスクの信号記録面からの戻り光ビームを受光する
    受光部を有する光検出手段と、 上記光集束手段を移動させる駆動手段と、 上記光検出手段の受光部からの信号に基づいて、サーボ
    信号を得る演算部と、 上記サーボ信号を上記駆動手段に供給するサーボ手段と を含んでいる光ディスク装置であって、 上記光ディスクが、 透明合成樹脂から成る円板状の二枚のディスク基板と、 各ディスク基板の少なくとも一面に形成され、一方が半
    透過性の反射膜で他方が反射膜でなる少なくとも一層の
    情報記録層と、 各ディスク基板の上記一面が、光ディスクの記録及び/
    または再生のために照射される光ビームの入射側と反対
    側に位置するように、且つ上記半透過性の反射膜が上記
    入射側になるように、各ディスク基板を貼り合わせる透
    明接着層とを含んでいる光ディスクであって、 上記光ビームの入射側に位置する第一のディスク基板の
    情報記録層が、他方の第二のディスク基板の情報記録層
    に比較して高密度であって、 上記光源からの光ビームが、上記第一のディスク基板の
    情報記録層(高密度記録層)に対して、λ≦460nm
    で且つN.A.≧0.6の光学パラメータで照射され、 上記光源からの光ビームが、上記第二のディスク基板の
    情報記録層(低密度記録層)に対して、770nm≦λ
    ≦830nmで且つN.A.=0.45プラスマイナス
    0.05の光学パラメータで照射される構成としたこと
    を特徴とする光ディスク装置。
  8. 【請求項8】 透明合成樹脂から成る円板状の二枚のデ
    ィスク基板と、 光ディスクの記録及び/または再生のために照射される
    光ビームの入射側に位置する第一のディスク基板の出射
    側の一面及び他方の第二のディスク基板の両面に形成さ
    れた少なくとも一層の情報記録層と、 各ディスク基板を貼り合わせる透明接着層とを含んでい
    る、光ディスクであって、 上記第一のディスク基板の上記一面及び第二のディスク
    基板の光ビーム入射側の一面に形成された各情報記録層
    には半透過性の反射膜が、上記第二のディスク基板の出
    射側に位置する情報記録層には反射膜が設けられてお
    り、 上記第一のディスク基板の情報記録層が、他方の第二の
    ディスク基板の情報記録層に比較して高密度であって、 上記第一のディスク基板の第一の情報記録層(高密度記
    録層)が、λ≦460nmで且つN.A.≧0.6の光
    学パラメータで記録及び/または再生されると共に、 上記第二のディスク基板の入射側の第二の情報記録層
    (中密度記録層)が、615nm≦λ≦655nmで且
    つN.A.=0.6プラスマイナス0.05の光学パラ
    メータで記録及び/または再生され、 さらに、上記第二のディスク基板の出射側の第三の情報
    記録層(低密度記録層)が、770nm≦λ≦830n
    mで且つN.A.=0.45プラスマイナス0.05の
    光学パラメータで記録及び/または再生されることを特
    徴とする、光ディスク。
  9. 【請求項9】 上記第二の情報記録層が、λ≦460n
    mで且つN.A.≧0.6の光学パラメータ、または6
    15nm≦λ≦655nmで且つN.A.=0.6プラ
    スマイナス0.05の光学パラメータで記録及び/また
    は再生される、ことを特徴とする、請求項8に記載の光
    ディスク。
  10. 【請求項10】 上記第三の情報記録層が、λ≦460
    nmで且つN.A.≧0.6の光学パラメータ、または
    615nm≦λ≦655nmで且つN.A.=0.6プ
    ラスマイナス0.05の光学パラメータ、あるいは77
    0nm≦λ≦830nmで且つN.A.=0.45プラ
    スマイナス0.05の光学パラメータで記録及び/また
    は再生される、ことを特徴とする、請求項9に記載の光
    ディスク。
  11. 【請求項11】 上記第一の情報記録層が、0.30μ
    m≦トラックピッチ≦0.70μmで且つ0.15μm
    ≦最短ピット長≦0.40μmのピットパラメータであ
    って、 上記第二の情報記録層が、0.70μm≦トラックピッ
    チ≦0.80μmで且つ0.40μm≦最短ピット長≦
    0.45μmのピットパラメータであり、 上記第三の情報記録層が、1.40μm≦トラックピッ
    チ≦1.70μmで且つ0.80μm≦最短ピット長≦
    1.0μmのピットパラメータである、ことを特徴とす
    る、請求項8に記載の光ディスク。
  12. 【請求項12】 上記第一の情報記録層の上に、380
    nm≦λ≦460nmにおける反射率が40%以上で、
    且つ770nm≦λ≦830nmにおける透過率が60
    %以上である半透明膜が形成されており、 上記第二の情報記録層の上に、615nm≦λ≦830
    nmにおける反射率が20%以上で、且つ770nm≦
    λ≦830nmにおける透過率が60%以上である半透
    明膜が形成されていると共に、 上記第三の情報記録層の上に、770nm≦λ≦830
    nmにおける反射率が60%以上である反射膜が形成さ
    れていることを特徴とする、請求項1に記載の光ディス
    ク。
  13. 【請求項13】 上記半透明膜が、Si化合物から構成
    されていることを特徴とする、請求項12に記載の光デ
    ィスク。
  14. 【請求項14】 光ビームを出射する光源と、 上記光源から出射された光ビームを光ディスクの信号記
    録面上に集束させる光集束手段と、 上記光ディスクの信号記録面からの戻り光ビームを受光
    する受光部を有する光検出器とを含んでおり、 上記光ディスクが、 透明合成樹脂から成る円板状の二枚のディスク基板と、 光ディスクの記録及び/または再生のために照射される
    光ビームの入射側に位置する第一のディスク基板の出射
    側の一面及び他方の第二のディスク基板の両面に形成さ
    れた少なくとも一層の情報記録層と、 各ディスク基板を貼り合わせる透明接着層とを含んでい
    る、光ディスクであって、 上記第一のディスク基板の上記一面及び第二のディスク
    基板の光ビーム入射側の一面に形成された各情報記録層
    には半透過性の反射膜が、上記第二のディスク基板の出
    射側に位置する情報記録層には反射膜が設けられてお
    り、 上記第一のディスク基板の情報記録層が、他方の第二の
    ディスク基板の情報記録層に比較して高密度であって、 上記光源からの光ビームが、上記第一のディスク基板の
    第一の情報記録層(高密度記録層)に対して、λ≦46
    0nmで且つN.A.≧0.6の光学パラメータで照射
    され、 上記光源からの光ビームが、上記第二のディスク基板の
    入射側の第二の情報記録層(中密度記録層)に対して、
    615nm≦λ≦655nmで且つN.A.=0.6プ
    ラスマイナス0.05の光学パラメータで照射され、 さらに、光ビームが、上記第二のディスク基板の出射側
    の第三の情報記録層(低密度記録層)に対して、770
    nm≦λ≦830nmで且つN.A.=0.45プラス
    マイナス0.05の光学パラメータで照射される構成と
    したことを特徴とする、光学ピックアップ。
  15. 【請求項15】 光源から出射した光ビームを、光ディ
    スクの信号記録面上に集束する光集束手段と、 光ディスクの信号記録面からの戻り光ビームを受光する
    受光部を有する光検出手段と、 上記光集束手段を移動させる駆動手段と、 上記光検出手段の受光部からの信号に基づいて、サーボ
    信号を得る演算部と、 上記サーボ信号を上記駆動手段に供給するサーボ手段と を含んでいる光ディスク装置であって、 上記光ディスクが、 透明合成樹脂から成る円板状の二枚のディスク基板と、 光ディスクの記録及び/または再生のために照射される
    光ビームの入射側に位置する第一のディスク基板の出射
    側の一面及び他方の第二のディスク基板の両面に形成さ
    れた少なくとも一層の情報記録層と、 各ディスク基板を貼り合わせる透明接着層とを含んでい
    る、光ディスクであって、 上記第一のディスク基板の上記一面及び第二のディスク
    基板の光ビーム入射側の一面に形成された各情報記録層
    には半透過性の反射膜が、上記第二のディスク基板の出
    射側に位置する情報記録層には反射膜が設けられてお
    り、 上記第一のディスク基板の情報記録層が、他方の第二の
    ディスク基板の情報記録層に比較して高密度であって、 上記光源からの光ビームが、上記第一のディスク基板の
    第一の情報記録層(高密度記録層)に対して、λ≦46
    0nmで且つN.A.≧0.6の光学パラメータで照射
    され、 上記光源からの光ビームが、上記第二のディスク基板の
    入射側の第二の情報記録層(中密度記録層)に対して、
    615nm≦λ≦655nmで且つN.A.=0.6プ
    ラスマイナス0.05の光学パラメータで照射され、 さらに、光ビームが、上記第二のディスク基板の出射側
    の第三の情報記録層(低密度記録層)に対して、770
    nm≦λ≦830nmで且つN.A.=0.45プラス
    マイナス0.05の光学パラメータで照射される構成と
    したことを特徴とする、光ディスク装置。
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