JP2002100072A - 異なるレーザ光に応じる光ディスク及び光ディスク再生装置 - Google Patents

異なるレーザ光に応じる光ディスク及び光ディスク再生装置

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JP2002100072A
JP2002100072A JP2000287501A JP2000287501A JP2002100072A JP 2002100072 A JP2002100072 A JP 2002100072A JP 2000287501 A JP2000287501 A JP 2000287501A JP 2000287501 A JP2000287501 A JP 2000287501A JP 2002100072 A JP2002100072 A JP 2002100072A
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substrate
storage area
blue light
optical disk
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JP2000287501A
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English (en)
Inventor
Yasuaki Odera
泰章 大寺
Kozo Taira
浩三 平
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる波長のレーザ光に対応する、異なる複
数の記憶領域を一枚の光ディスク内に設けた光ディスク
及びこの光ディスク記録再生装置を提供する。 【解決手段】 螺旋状又は略円周状に制御情報及びアド
レス情報を含むデータが記録される光ディスクであっ
て、青色光源のレーザ光を照射すると格納されている情
報に応じた反射波を放射する第1記憶領域11,12を
もった基板13と、この基板13に張り合わされて設け
られ、赤色光源のレーザ光を照射すると格納されている
情報に応じた反射波を放射する第2記憶領域15,16
をもった基板17とを具備している光ディスクD1であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の波長の異な
るレーザ光に応じる記憶領域をもつ光ディスク及び光デ
ィスク記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、DVD(デジタル・バーサタイル
・ディスク)などの光ディスクが様々な応用範囲で普及
が進んできている。このような光ディスクにおいては、
一般には、以下のような方法で製造される。すなわち、
記録パターンを転写した面と平坦な鏡面をもつ基板を作
り、スパッタリング法などにより信号記録面上に記録膜
層や反射膜層を形成した後、鏡面側からレーザ光を入射
させて記録パターンを読み取る。この場合、基板はポリ
カーボネートなどの樹脂を用いて射出成形により作成さ
れることが多いが、この基板の厚みは光ディスクの再生
に用いる光源の波長によって異なり、赤色の光源を用い
るDVDはその基板厚が0.60mmである。
【0003】今後の光ディスクは、再生波長の短波長化
と高NA化により0.60mm厚の基板ではなく、さら
に薄い厚さ0.1mm程度の透明カバー層を通して信号
を再生することが考えられている。この場合には、信号
を転写させた厚さ1.1mm程度の基板を射出成形によ
り成形し、そこへキャスト法などにより作成されたカバ
ーシートを信号記録領域の上に貼り付けてディスクを作
成する方法が一般的である。
【0004】このように、現在、光ディスク記録再生装
置としては赤色光源とNA0.60の対物レンズを用い
た現行システムと、青色光源とNA0.85程度の対物
レンズを用いた次世代システムの2つが考えられてお
り、今後その2方式が市場に混在することが予想され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、光ディスクの
光源が赤色からより短波長の青色になるのにともない、
基板の厚さが0.60mmの現行DVDと、短波長及び
高NA向けの0.1mm厚のカバー層を持つ光ディスク
の2方式が、今後市場に混在していくと予想される。こ
の場合、一つの光ディスクで両方の記録再生方式に対応
できる方が、使用者の利便性に富むことは明かである。
【0006】本発明は、このような2つの異なるレーザ
光の方式に応じるべく、それぞれのレーザ光に応じる記
憶領域を一枚の光ディスク内に設けた光ディスク及びこ
の光ディスクを用いる光ディスク記録再生装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、螺旋状又は略
円周状に制御情報及びアドレス情報を含むデータが記録
される光ディスクであって、青色光源のレーザ光を照射
すると格納されている情報に応じた反射波を放射する第
1記憶領域を有する第1基板と、前記第1基板に張り合
わされて設けられ、前記青色光源よりも長い波長をもつ
赤色光源のレーザ光を照射すると格納されている情報に
応じた反射波を放射する第2記憶領域を有する第2基板
とを具備することを特徴とする光ディスクである。
【0008】本発明の光ディスクでは、青色光源と赤色
光源とのレーザ光のそれぞれに応じる記憶領域を一枚の
光ディスクに設けることにより、一枚のディスクで両方
式に対して記録し再生することが可能となる。
【0009】又本発明は、螺旋状又は略円周状に制御情
報及びアドレス情報を含むデータが記録される光ディス
クであって、所定情報に応じて変調された青色光源のレ
ーザ光の照射によって、前記所定情報を格納する第1記
憶領域を有する第1基板と、前記第1基板に張り合わさ
れて設けられ、所定情報に応じて変調された前記青色光
源よりも長い波長をもつ赤色光源のレーザ光の照射によ
って、前記所定情報を格納する第2記憶領域を有する第
2基板とを具備することを特徴とする光ディスクであ
る。
【0010】又本発明は、螺旋状又は略円周状に制御情
報及びアドレス情報を含むデータが記録される光ディス
クであって、厚さ0.1mm±0.01mmのカバー層
を有し、青色光源のレーザ光を照射すると格納されてい
る情報に応じた反射波を放射する第1記憶領域を有する
厚さ0.45mm〜0.55mmの第1基板と、前記第
1基板に張り合わせることにより合計の厚さが1.2m
m±0.03mmとなるように設けられ、前記青色光源
よりも長い波長をもつ赤色光源のレーザ光を照射すると
格納されている情報に応じた反射波を放射する第2記憶
領域を有する第2基板とを具備することを特徴とする光
ディスクである。
【0011】又本発明は、螺旋状又は略円周状に制御情
報及びアドレス情報を含むデータが記録される光ディス
クであって、青色光源のレーザ光を照射すると格納され
ている情報に応じた反射波を放射する第1記憶領域を有
するカバー層と、前記カバー層に覆われて設けられ、青
色光源のレーザ光を照射すると格納されている情報に応
じた反射波を放射する第2記憶領域を前記カバー層側の
面に設け、前記青色光源よりも長い波長をもつ赤色光源
のレーザ光を照射すると格納されている情報に応じた反
射波を放射する第3記憶領域を前記カバー層側の面とは
反対の面に設ける第1基板と、前記第1基板に張り合わ
されて設けられ、前記青色光源よりも長い波長をもつ赤
色光源のレーザ光を照射すると格納されている情報に応
じた反射波を放射する第4記憶領域を有する第2基板と
を具備することを特徴とする光ディスクである。
【0012】又本発明は、螺旋状又は略円周状に制御情
報及びアドレス情報を含むデータが記録される光ディス
クであって、所定情報に応じて変調された青色光源のレ
ーザ光の照射によって、前記所定情報を格納する第1記
憶領域を有するカバー層と、前記カバー層に覆われて設
けられ、所定情報に応じて変調された青色光源のレーザ
光の照射によって前記所定情報を格納する第2記憶領域
を前記カバー層側の面に設け、所定情報に応じて変調さ
れた前記青色光源よりも長い波長をもつ赤色光源のレー
ザ光の照射によって前記所定情報を格納する第3記憶領
域を前記カバー層側の面とは反対の面に設ける第1基板
と、前記第1基板に張り合わされて設けられ、所定情報
に応じて変調された前記青色光源よりも長い波長をもつ
赤色光源のレーザ光の照射によって、前記所定情報を格
納する第4記憶領域を有する第2基板とを具備すること
を特徴とする光ディスクである。
【0013】又本発明は、螺旋状又は略円周状に制御情
報及びアドレス情報を含むデータが記録される光ディス
クを所定回転数で回転しデータを再生する光ディスク再
生装置であって、青色光源のレーザ光を照射すると格納
されている情報に応じた反射波を放射する第1記憶領域
をもつ第1基板と、前記第1基板に張り合わされて設け
られ、前記青色光源よりも長い波長をもつ赤色光源のレ
ーザ光を照射すると格納されている情報に応じた反射波
を放射する第2記憶領域をもつ第2基板とを有する光デ
ィスクを保持し、所定回転数で回転させる回転手段と、
前記回転手段が回転させる光ディスク上の第1記憶領域
に前記青色光源のレーザ光を照射し、その反射波を検出
する第1検出手段と、前記回転手段が回転させる光ディ
スク上の第2記憶領域に前記赤色光源のレーザ光を照射
し、その反射波を検出する第2検出手段と、与えられる
操作命令に対応して前記第1検出手段と前記第2検出手
段とのどちらか一方を制御し、検出した反射波に基づい
て前記第1記憶領域又は第2記憶領域の格納情報を読み
出してこれを再生する再生手段とを具備することを特徴
とする光ディスク再生装置である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。なお、以下に述べる実施形態は本発
明の好適な具体例であるが、本発明の範囲はこれらの態
様に限られるものではない。
【0015】<本発明に係る光ディスクの一例>図1乃
至図4は、本発明の一実施形態を示す光ディスクの断面
図である。図1において、本発明に係る光ディスクD1
は、複数の基板からなっており、第1基板13と、この
基板内に設けられ青色光源のレーザ光に応じる第1の信
号記録領域12、更に青色光源のレーザ光を反射させ赤
色光源のレーザ光を透過させる第1の反射膜層11、更
にこれを覆う0.1mm厚のカバー層10を有してお
り、更に、この第1基板13に接着層14で接着された
第2基板17は、赤色光源のレーザ光に応じる第2の信
号記録領域16,これを覆う第2の反射膜層15を有し
ている。
【0016】この図1の光ディスクD1は、外径120
mm、内径15mm、貼り合わせ後の厚さは1.2mm
±0.03mmであるとし、CD,DVDなどの従来の
光ディスクと同じ寸法であるとする。
【0017】ここで光ディスクD1の第1の信号記録領
域は、波長が一例として400nm±40nmである青
色光源のレーザ光の照射に応じて、格納された情報に応
じたピットに従って反射波を放射する領域であり、第2
の信号記録領域は、波長が一例として630nm〜65
0nmである赤色光源のレーザ光の照射に応じて、格納
された情報に応じたピットに従って反射波を放射する領
域であって、この場合はDVD−ROM(リード・オン
リー・メモリ)としての光ディスクである。
【0018】更に光ディスクD1がDVD−RAM(ラ
ンダム・アクセス・メモリ)の場合は、信号記録領域と
反射膜層とが逆の位置となり、第1の信号記録領域11
は第1の反射膜層12上に設けられ、後述する光ディス
ク記録再生装置により、与えられた情報に応じて変調さ
れた波長が一例として400nm±40nmである青色
光源のレーザ光の照射によってこの所定情報を格納する
記憶領域であり、第2の信号記録領域15は第2の反射
膜層16上に設けられ、後述する光ディスク記録再生装
置により、与えられた情報に応じて変調された波長が一
例として630nm〜650nmである赤色光源のレー
ザ光の照射によってこの所定情報を格納する記憶領域で
ある。
【0019】このような構成により本発明の光ディスク
は、一枚の光ディスクにより、従来型の赤色光源の光ビ
ームにも応じながら、次世代の青色光源の光ビームにも
対応することが可能となり、ユーザに対して高い利便性
を提供すると共に記憶容量も従来に比べ大幅に大容量と
することができる。
【0020】更に図2は、上述した光ディスクがDVD
−ROMの場合の具体的な構造の一例が示されている。
図2において、本発明に係る光ディスクD2は複数の基
板からなっており、第1基板23と、青色光源のレーザ
光を反射させ赤色光源のレーザ光を透過させる第1の反
射膜層22、更にこれを覆う0.1mm厚のカバー層2
1を有しており、所定情報を記録するピット列が第1基
板23上に設けられていて、この凹凸に応じて第1の反
射膜層22がその上に形成されている。更に光ディスク
D2では、この第1基板23に接着層24で接着された
第2基板26を有しており、所定情報を記録するピット
列が第2基板26上に設けられていて、この凹凸に応じ
て第2の反射膜層25がその上に形成されている。
【0021】また図3は更に、青色光源用の信号記録領
域を2層、赤色光源用の信号記録領域を2層とした構成
の光ディスクを示すものである。この場合は、上記した
実施形態に加えて、カバー層に青色光源用の記録領域を
追加し、第1基板の裏面に赤色光源用の記録領域を追加
したものである。
【0022】図3において、光ディスクD3は、0.1
mm厚のカバー層31と、この中に設けられた青色光源
用の記録領域32と反射膜層33と、接着層34により
カバー層を接着する第1基板37と、この中に設けられ
た青色光源用の記録領域36と、これを覆う青色光源の
反射膜層35と、更に第1基板37の裏面に設けられた
赤色光源用の記録領域38と、これを覆う赤色光源の反
射膜層39とを有している。更に光ディスクD3は、こ
の第1基板37と接着層40により接着される第2基板
43と、この中に設けられた赤色光源用の記録領域42
と、これを覆う赤色光源用の反射膜層41とを有してい
る。これらの記録領域32,36,38,42は、読み
出し専用のDVD−ROMとしての光ディスクであって
もよいが、書替可能な領域とするDVD−RAMとして
の光ディスクであってもよい。
【0023】書替可能な領域とするDVD−RAMの場
合は、レーザが放射される側から見て、反射膜層の手前
に信号記録領域が設けられることになるため、上記の青
色光源用第1の反射膜層32は、第1の信号記録領域3
2となり、上記の青色光源用第1の信号記録領域33
は、第1の反射膜層33となり、更に、上記の青色光源
用第2の反射膜層35は、第2の信号記録領域35とな
り、上記の青色光源用第2の信号記録領域36は、第2
の反射膜層36となり、更に、上記の赤色光源用第2の
反射膜層41は、第2の信号記録領域41となり、上記
の赤色光源用第2の信号記録領域42は、第2の反射層
42となる。
【0024】このような構成とすることにより、一枚の
ディスクで赤色光のシステムと青色光のシステムの両方
に対応でき、しかもその両方に対して極めて大容量の光
ディスクを実現することができる。
【0025】又更に図4の光ディスクD4は、これらの
記録領域が全て読み出し専用の場合の詳細な具体例を示
したときの断面図である。図4において、光ディスクD
4は複数の基板からなっており、所定情報を記録するピ
ット列が設けられているカバー層51と、このピット列
の凹凸に沿ってそれを覆うように設けられる青色光源用
の反射膜層52とを有しており、更に、接着層53を介
してカバー層51と接着された第1基板55と、第1基
板の表面に設けられた所定情報を記録するピット列の表
面に、これを覆うように設けられた青色光源用の反射膜
層54と、第1基板の裏面に設けられた所定情報を記録
するピット列の表面を覆うように設けられた赤色光源用
の反射膜層56とを有している。更に第1基板55に接
着層57で接着された第2基板59は、その表面に設け
られた所定情報を記録するピット列の表面を覆うように
設けられた赤色光源用の反射膜層58を有している。
【0026】このような構造により、一枚のディスクで
赤色光のシステムと青色光のシステムの両方に対応する
と共に、大容量の記憶領域をもつ光ディスクを実現する
ことができる。
【0027】ここで、青色光源及び赤色光源のビーム光
の照射を行う方向であるが、異なる方向から行う場合
と、同一方向から行う場合とが考えられる。異なる方向
から行う場合は、青色光はカバー層側から入射させて信
号を読み取り、赤色光はその反対側から入射させて信号
を読み取る方法が考えられ、両者が干渉し合うことなく
確実な信号の記録・再生処理を可能とする。
【0028】更に同一方向から各ビーム光を照射する場
合は、両方ともカバー層側から入射するわけであるが、
第1の反射膜11,22を、一例として、青色光につき
波長400nm±40nmの光に対しては透過率50%
以下、赤色光につき波長630nm〜650nmの光に
対しては透過率50%以上である膜を使用すれば、カバ
ー層側から赤色光を入射させて、青色光用の信号記録領
域を通り抜けて赤色光用の信号を読み取ることが可能で
ある。このような反射膜層とすることで、赤色光と青色
光を同じカバー層の側から入射させることができ、再生
装置の構造も簡便になり、ユーザにもそのつど光ディス
クを裏返して装着させるなどの不便さを与えることがな
い。
【0029】<本発明に係る光ディスクの製造方法の一
例>次に上述した本発明に係る光ディスクを製造する方
法を、図2に示した光ディスクD2を例にして図面を用
いて以下に詳細に説明する。図5は本発明に係る光ディ
スクの製造手順を示す説明図である。
【0030】図5の説明図において、最初に、図2に示
される光ディスクD2の第1基板13と第2基板17を
成形するためのスタンパを生成するべく、ガラス原盤6
1を用意する(S1)。次に、このガラス原盤61上に
フォトレジストを塗布する(S2)。そして、露光器に
よりレーザ光64でこれを露光することで、ガラス原盤
61上に情報パターンを記録する(S3)。露光後に現
像処理を行い(S4)、主にニッケルを原料とするスタ
ンパ62を作成する(S5)。このスタンパ62は、信
号に応じた凹凸をもっており、射出成形時金型63にこ
のスタンパを取り付け、基板を形成することで基板上に
信号を転写することができる(S6)。このとき使用す
る樹脂は一般的にポリカーボネートなどの価格的、強度
的に優れた透明樹脂が使われる。
【0031】次に、このようにして形成した第1基板2
3や第2基板26の上に、スパッタ装置を用いてスパッ
タリング法などにより反射膜層22,25を形成する
(S7)。更に、第1基板23と第2基板26とを接着
層24により張り合わせる(S8)。このときの接着法
としては、紫外線硬化樹脂を塗布して紫外光にて硬化さ
せて接着する方法が一般的である。更に、キャスト法な
どによりカバーシートを作成する(S9)。更に基板1
3の信号記録領域12上には、0.1mm厚のカバーシ
ート10を接着する(S10)。このとき、カバーシー
トは光学特性の優れた樹脂にてキャスト法などにより作
成され、接着は粘着剤や紫外線硬化樹脂などで行われる
ことが一般的である。もしくは、紫外線硬化樹脂の塗布
にて0.1mmのカバー層を作成しても良い。いずれの
方法にしても、このカバー層には光学特性と厚さの均一
性が要求される。
【0032】以上のような製造方法により図2に示した
光ディスクが製造されるが、図1や図3,図4に示され
る光ディスクも同様の手法で製造することが可能であ
り、又この製造方法はその一例を示すに過ぎないことは
言うまでもない。
【0033】<本発明に係る光ディスク記録再生装置>
次に、本発明に係る光ディスクを用いる光ディスク記録
再生装置について、図面を用いて以下に詳細に説明す
る。図6は本発明に係る光ディスクを用いる光ディスク
記録再生装置のブロック図である。図6において、本発
明に係る光ディスク記録再生装置130は、本発明に係
る光ディスク(DVD−RAM,DVD−ROM)D1
〜D4に対するデータ記録及びデータ再生を行うもので
ある。
【0034】上記光ディスク記録再生装置130は、本
発明に係る光ディスクの各光源用の記憶領域に各光源の
ビーム光を照射するべく青色光源用の光ピックアップ
(光学ヘッド)102−1と赤色光源用の光ピックアッ
プ(光学ヘッド)102−2とを備えている。この青色
光源用の光ピックアップ102−1と赤色光源用の光ピ
ックアップ102−2は、青色光源用の対物レンズ10
3−1と赤色光源用の対物レンズ103−2をそれぞれ
有している。青色光源用の光ピックアップ102−1と
赤色光源用の光ピックアップ102−2内には、青色光
源用の対物レンズ103−1と赤色光源用の対物レンズ
103−2に対応して青色光源用の半導体レーザユニッ
ト(図示せず)と赤色光源用の半導体レーザユニット
(図示せず)とが設けられている。
【0035】光ディスクD1〜D4が光ディスク記録再
生装置130へ装填されると、後述する青色光源用の光
学ヘッド102−1若しくは赤色光源用の光学ヘッド1
02−2とデータ処理ユニット106を用いて、光ディ
スクD1〜D4のリードインエリアのエンボスデータゾ
ーン内のコントロールデータゾーンに記録されている光
ディスクD1〜D4の制御情報が読み取られ、後述する
CPU125に供給されるようになっている。
【0036】本発明の光ディスク記録再生装置130で
は、ユーザの操作による操作情報や光ディスク内のコン
トロールデータゾーンに記録されている光ディスクD1
〜D4の制御情報、現在のステータス等に基づいて、現
在、青色光源の光ビームの照射が必要か青色光源の光ビ
ームの照射が必要かをCPU125等が判断する。この
判断結果に基づき、例えばレーザ制御ユニット105に
よって付勢され、青色光源と赤色光源とのどちらか選択
された方のレーザビームを発生する。
【0037】発生したレーザビームは、青色光源用の対
物レンズ103−1又は赤色光源用の対物レンズ103
−2により収束され、青色光源用の信号記録領域11
(12)等又は赤色光源用の信号記録領域15(16)
へと照射される。これにより、光ディスクD1〜D4の
記憶領域(青色光源用の記憶領域又は赤色光源用の記憶
領域のどちらか一方)にデータが書き込まれ(マーク列
の生成:可変長のマークとマークの間隔と、可変長の各
マークの長さにより光ディスクD1〜D4にデータが記
録される)、或いは、格納されているデータに対応する
反射波が反射されこれが検出されて、このデータの再生
が行われる。
【0038】レーザ制御ユニット105は、データ処理
ユニット106によってその設定がセットされるが、そ
の設定は、再生信号を得る再生パワー、データを記録す
る記録パワー及びデータを消去する消去パワーで異なっ
ている。レーザビームは、再生パワー、記録パワー及び
消去パワーの3つのパワーでそれぞれ異なるレベルのパ
ワーを有し、それぞれのパワーのレーザビームが発生さ
れるように半導体レーザユニットがレーザ制御ユニット
105によって付勢される。
【0039】たとえば、レーザ制御ユニット105は、
図示しない抵抗とトランジスタにより構成され、電源電
圧が抵抗とトランジスタと半導体レーザユニットとして
の半導体レーザに印加されるようになっている。これに
より、トランジスタのベース電流により増幅率が異な
り、半導体レーザ発振器に異なる電流が流れ、強度の異
なったレーザビームが発生されるようになっている。す
なわち、後述する記録波形生成回路145からの記録波
形の信号レベルに応じたレーザパワーが発生されるよう
になっている。
【0040】青色光源用の対物レンズ103−1又は赤
色光源用の対物レンズ103−2に対向して光ディスク
D1〜D4が配置されるように、この光ディスクD1〜
D4は、直接或いはディスクカートリッジ101aに収
納されてトレー107によって装置内に搬送される。こ
のトレー107を駆動する為のトレーモータ108が装
置内に設けられている。また、装填された光ディスクD
1〜D4は、クランパー109によって回転可能にスピ
ンドルモータ110上に保持され、このスピンドルモー
タ110によって回転される。
【0041】青色光源用の光ピックアップ102−1と
赤色光源用の光ピックアップ102−2は、その内にレ
ーザビームを検出する光検出器(図示せず)を有してい
る。この光検出器は、光ディスクD1〜D4で反射され
て青色光源用の対物レンズ103−1又は赤色光源用の
対物レンズ103−2を介して戻されたレーザビームを
検出している。光検出器からの検出信号(電流信号)
は、電流/電圧変換器(I/V)で電圧信号に変換さ
れ、この信号は、プリアンプ(RFアンプ)113及び
サーボアンプ114に供給される。プリアンプ113か
らは、ヘッダ部のデータの再生用と記録領域のデータの
再生用信号がDVDデータ処理ユニット106に出力さ
れる。サーボアンプ114からのサーボ信号(トラック
エラー信号、フォーカスエラー信号)は、サーボシーク
制御ユニット115に出力される。
【0042】ここで、フォーカスずれ量を光学的に検出
する方法としては、たとえば次のようなものがある。
【0043】[非点収差法] 光ディスクD1〜D4の
光反射膜層または光反射性記録膜で反射されたレーザ光
の検出光路に非点収差を発生させる光学素子(図示せ
ず)を配置し、光検出器上に照射されるレーザ光の形状
変化を検出する方法である。光検出領域は対角線状に4
分割されている。各検出領域から得られる検出信号に対
し、DVDサーボシーク制御ユニット15内で対角和間
の差を取ってフォーカスエラー検出信号(フォーカス信
号)を得る。
【0044】[ナイフエッジ法] 光ディスクD1〜D
4で反射されたレーザ光に対して非対称に一部を遮光す
るナイフエッジを配置する方法である。光検出領域は2
分割され、各検出領域から得られる検出信号間の差を取
ってフォーカスエラー検出信号を得る。
【0045】通常、上記非点収差法あるいはナイフエッ
ジ法のいずれかが採用される。
【0046】光ディスクD1〜D4はスパイラル状また
は同心円状のトラックを有し、トラック上に情報が記録
される。このトラックに沿って集光スポットをトレース
させて情報の再生または記録/消去を行う。安定して集
光スポットをトラックに沿ってトレースさせるため、ト
ラックと集光スポットの相対的位置ずれを光学的に検出
する必要がある。
【0047】トラックずれ検出方法としては一般に、次
の方法が用いられている。[位相差検出(Differential
Phase Detection)法] 光ディスクD1〜D4の光反
射膜層または光反射性記録膜で反射されたレーザ光の光
検出器上での強度分布変化を検出する。光検出領域は対
角線上に4分割されている。各検出領域から得られる検
出信号に対し、DVDサーボシーク制御ユニット15内
で対角和間の位相差を取ってトラックエラー検出信号
(トラッキング信号)を得る。
【0048】[プッシュプル(Push-Pull )法] 光デ
ィスクD1〜D4で反射されたレーザ光の光検出器上で
の強度分布変化を検出する。光検出領域は2分割され、
各検出領域から得られる検出信号間の差を取ってトラッ
クエラー検出信号を得る。
【0049】[ツインスポット(Twin-Spot )法] 半
導体レーザ素子と光ディスクD1〜D4間の送光系に回
折素子などを配置して光を複数に波面分割し、光ディス
クD1〜D4上に照射する±1次回折光の反射光量変化
を検出する。再生信号検出用の光検出領域とは別に+1
次回折光の反射光量と−1次回折光の反射光量を個々に
検出する光検出領域を配置し、それぞれの検出信号の差
を取ってトラックエラー検出信号を得る。
【0050】DVDモードでは、DVDサーボシーク制
御ユニット115からフォーカス信号、トラッキング信
号及び送り信号がフォーカス及びトラッキングアクチュ
エータドライバ並びに送りモータドライバ117に送ら
れ、このドライバ117によって青色光源用の対物レン
ズ103−1又は赤色光源用の対物レンズ103−2が
フォーカスサーボ制御され、また、トラッキングサーボ
制御される。
【0051】更に、アクセス信号に応じてドライバ11
7から付勢信号が送りモータ111に供給され青色光源
用の光ピックアップ102−1又は赤色光源用の光ピッ
クアップ102−2が搬送制御される。
【0052】このサーボシーク制御ユニット115は、
データ処理ユニット106によって制御される。例え
ば、データ処理ユニット106からアクセス信号がサー
ボシーク制御ユニット115に供給されて送り信号が生
成される。
【0053】また、データ処理ユニット106からの制
御信号でスピンドルモータドライバ118及びトレーモ
ータドライバ119が制御され、スピンドルモータ11
0及びトレーモータ108が付勢され、スピンドルモー
タ110が所定回転数で回転され、トレーモータ108
がトレーを適切に制御することとなる。
【0054】データ処理ユニット106に供給されたヘ
ッダ部のデータに対応する再生信号は、後述するCPU
125に供給される。これにより、上記CPU125
は、その再生信号によりヘッダ部のアドレスとしてのセ
クタ番号を判断し、アクセスする(データを記録するあ
るいは記録されているデータを再生する)アドレスとし
てのセクタ番号との比較を行うようになっている。
【0055】データ処理ユニット106に供給された記
録領域のデータに対応する再生信号は、RAM120に
必要なデータが格納され、再生信号がこのデータ処理ユ
ニット106で処理されてバッファとしてのRAM12
1を有するインタフェース制御部122に供給され、例
えばパーソナルコンピュータ等の外部装置に再生処理信
号が供給される。
【0056】以上述べたように、この光ディスク記録再
生装置によれば、青色光源のビーム光と赤色光源のビー
ム光とに対応する光ディスクに対しても、青色光源用の
半導体レーザユニットを伴う青色光源用ピックアップ1
02−1と、赤色光源用の半導体レーザユニットを伴う
赤色光源用ピックアップ102−2とをそれぞれ設け、
状況に応じてこれらを選択し使用することにより、それ
ぞれの記憶領域に対するデータの記録及び再生を行うこ
とが可能となる。
【0057】又、単一の半導体レーザユニットや光源用
ピックアップであっても、各波長のレーザ光を照射しこ
れを検出する機能をもっていれば、それぞれを複数設け
る必要がなく、同様の機能をもった光ディスク記録再生
装置を実現できることは言うまでもない。
【0058】
【発明の効果】以上詳細に述べたように本発明によれ
ば、一枚の光ディスクで青色光源のビーム光と赤色光源
のビーム光との両方に対応する光ディスクを提供するこ
とができる。更に本発明によれば、光ディスク中の青色
光源用の反射膜層を赤色光に対して高透過率である反射
膜層を使用することで、両方のビーム光を同一方向(カ
バー層の側)から入射させて再生することが可能となる
ので、光ディスク再生装置の構造も簡便となり、ユーザ
もその都度ディスクを裏返して装填させる等の不便もな
いので、良好な操作性をもつ光ディスクを提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ディスクの一実施形態を示す断
面図。
【図2】本発明に係る光ディスクの一実施形態を示す断
面図。
【図3】本発明に係る光ディスクの一実施形態を示す断
面図。
【図4】本発明に係る光ディスクの一実施形態を示す断
面図。
【図5】本発明に係る光ディスクの製造手順を示す説明
図。
【図6】本発明に係る光ディスクを用いる光ディスク記
録再生装置のブロック図。
【符号の説明】
10 … 0.1mm厚のカバー層 11 … 第1の反射膜層(RAMの際は、第1の信号
記録領域) 12 … 第1の信号記録領域(RAMの際は、第1の
反射膜層) 13 … 第1の基板 14 … 接着層 15 … 第2の反射膜層(RAMの際は、第2の信号
記録領域) 16 … 第2の信号記録領域(RAMの際は、第2の
反射膜層) 17 … 第2の基板 31 … 0.1mm厚のカバー層 32 … 青色光源用第1の反射膜層(RAMの際は、
第1の信号記録領域) 33 … 青色光源用第1の信号記録領域(RAMの際
は、第1の反射膜層) 34 … 第1の接着層 35 … 青色光源用第2の反射膜層(RAMの際は、
第2の信号記録領域) 36 … 青色光源用第2の信号記録領域(RAMの際
は、第2の反射膜層) 37 … 第1の基板 38 … 赤色光源用第1の信号記録領域 39 … 赤色光源用第1の反射膜層 40 … 第2の接着層 41 … 赤色光源用第2の反射膜層(RAMの際は、
第2の信号記録領域) 42 … 赤色光源用第2の信号記録領域(RAMの際
は、第2の反射層) 43 … 第2の基板
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/24 541 G11B 7/24 541C 541D 541F 7/004 7/004 C 7/007 7/007 7/125 7/125 A Fターム(参考) 5D029 JB14 JB47 KB14 LB01 LB07 RA05 RA08 RA18 RA43 RA45 RA49 5D090 AA01 BB04 BB14 CC14 CC16 DD01 EE01 EE11 EE18 GG02 GG27 KK06 LL08 5D119 AA03 AA41 BA01 BB03 EC47 FA02

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 螺旋状又は略円周状に制御情報及びアド
    レス情報を含むデータが記録される光ディスクであっ
    て、 青色光源のレーザ光を照射すると格納されている情報に
    応じた反射波を放射する第1記憶領域を有する第1基板
    と、 前記第1基板に張り合わされて設けられ、前記青色光源
    よりも長い波長をもつ赤色光源のレーザ光を照射すると
    格納されている情報に応じた反射波を放射する第2記憶
    領域を有する第2基板と、 を具備することを特徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】 前記赤色光源は、波長が630nm〜6
    50nmであり、前記青色光源は波長が400nm±4
    0nmであることを特徴とする請求項1に記載される光
    ディスク。
  3. 【請求項3】 螺旋状又は略円周状に制御情報及びアド
    レス情報を含むデータが記録される光ディスクであっ
    て、 所定情報に応じて変調された青色光源のレーザ光の照射
    によって、前記所定情報を格納する第1記憶領域を有す
    る第1基板と、 前記第1基板に張り合わされて設けられ、所定情報に応
    じて変調された前記青色光源よりも長い波長をもつ赤色
    光源のレーザ光の照射によって、前記所定情報を格納す
    る第2記憶領域を有する第2基板と、 を具備することを特徴とする光ディスク。
  4. 【請求項4】 前記赤色光源は、波長が630nm〜6
    50nmであり、前記青色光源は波長が400nm±4
    0nmであることを特徴とする請求項3に記載される光
    ディスク。
  5. 【請求項5】 螺旋状又は略円周状に制御情報及びアド
    レス情報を含むデータが記録される光ディスクであっ
    て、 厚さ0.1mm±0.01mmのカバー層を有し、青色
    光源のレーザ光を照射すると格納されている情報に応じ
    た反射波を放射する第1記憶領域を有する厚さ0.45
    mm〜0.55mmの第1基板と、 前記第1基板に張り合わせることにより合計の厚さが
    1.2mm±0.03mmとなるべく設けられ、前記青
    色光源よりも長い波長をもつ赤色光源のレーザ光を照射
    すると格納されている情報に応じた反射波を放射する第
    2記憶領域を有する第2基板とを具備することを特徴と
    する光ディスク。
  6. 【請求項6】 青色光源のレーザ光を照射すると格納さ
    れている情報に応じた反射波を放射する第3記憶領域を
    もつカバー層を前記第1基板の表面に更に有することを
    特徴とする請求項1に記載される光ディスク。
  7. 【請求項7】 前記第1基板において前記第1記憶領域
    が設けられる面とは反対側の面に設けられ、青色光源の
    レーザ光を照射すると格納されている情報に応じた反射
    波を放射する第3記憶領域を更に有することを特徴とす
    る請求項1に記載される光ディスク。
  8. 【請求項8】 第2記憶領域は、前記第2基板上の前記
    第1基板に張り合わされた面側に設けられていることを
    特徴とする請求項1に記載される光ディスク。
  9. 【請求項9】 前記第1基板は、青色光源のレーザ光の
    透過率よりも高い赤色光源のレーザ光の透過率をもつ反
    射膜層を前記第1記憶領域上に設けていることを特徴と
    する請求項1に記載される光ディスク。
  10. 【請求項10】 螺旋状又は略円周状に制御情報及びア
    ドレス情報を含むデータが記録される光ディスクであっ
    て、 青色光源のレーザ光を照射すると格納されている情報に
    応じた反射波を放射する第1記憶領域を有するカバー層
    と、 前記カバー層に覆われて設けられ、青色光源のレーザ光
    を照射すると格納されている情報に応じた反射波を放射
    する第2記憶領域を前記カバー層側の面に設け、前記青
    色光源よりも長い波長をもつ赤色光源のレーザ光を照射
    すると格納されている情報に応じた反射波を放射する第
    3記憶領域を前記カバー層側の面とは反対の面に設ける
    第1基板と、 前記第1基板に張り合わされて設けられ、前記青色光源
    よりも長い波長をもつ赤色光源のレーザ光を照射すると
    格納されている情報に応じた反射波を放射する第4記憶
    領域を有する第2基板と、 を具備することを特徴とする光ディスク。
  11. 【請求項11】 螺旋状又は略円周状に制御情報及びア
    ドレス情報を含むデータが記録される光ディスクであっ
    て、 所定情報に応じて変調された青色光源のレーザ光の照射
    によって、前記所定情報を格納する第1記憶領域を有す
    るカバー層と、 前記カバー層に覆われて設けられ、所定情報に応じて変
    調された青色光源のレーザ光の照射によって前記所定情
    報を格納する第2記憶領域を前記カバー層側の面に設
    け、所定情報に応じて変調された前記青色光源よりも長
    い波長をもつ赤色光源のレーザ光の照射によって前記所
    定情報を格納する第3記憶領域を前記カバー層側の面と
    は反対の面に設ける第1基板と、 前記第1基板に張り合わされて設けられ、所定情報に応
    じて変調された前記青色光源よりも長い波長をもつ赤色
    光源のレーザ光の照射によって、前記所定情報を格納す
    る第4記憶領域を有する第2基板と、 を具備することを特徴とする光ディスク。
  12. 【請求項12】 螺旋状又は略円周状に制御情報及びア
    ドレス情報を含むデータが記録される光ディスクを所定
    回転数で回転しデータを再生する光ディスク再生装置で
    あって、 青色光源のレーザ光を照射すると格納されている情報に
    応じた反射波を放射する第1記憶領域をもつ第1基板
    と、前記第1基板に張り合わされて設けられ、前記青色
    光源よりも長い波長をもつ赤色光源のレーザ光を照射す
    ると格納されている情報に応じた反射波を放射する第2
    記憶領域をもつ第2基板とを有する光ディスクを保持
    し、所定回転数で回転させる回転手段と、 前記回転手段が回転させる光ディスク上の第1記憶領域
    に前記青色光源のレーザ光を照射し、その反射波を検出
    する第1検出手段と、 前記回転手段が回転させる光ディスク上の第2記憶領域
    に前記赤色光源のレーザ光を照射し、その反射波を検出
    する第2検出手段と、 与えられる操作命令に対応して前記第1検出手段と前記
    第2検出手段とのどちらか一方を制御し、検出した反射
    波に基づいて前記第1記憶領域又は第2記憶領域の格納
    情報を読み出してこれを再生する再生手段と、 を具備することを特徴とする光ディスク再生装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008152822A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Hitachi-Lg Data Storage Inc 情報記録/再生装置とその試し書き方法
JP2008535136A (ja) * 2005-04-02 2008-08-28 サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド ハイブリッドディスク及び該ディスクに/からデータを記録及び/または判読する方法
US7477592B2 (en) 2004-12-14 2009-01-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Optical disc, optical disc apparatus, optical disk reproducing method, and digital work publication
US7567499B2 (en) 2005-08-30 2009-07-28 Victor Company Of Japan, Ltd. Optical disc and method of producing the same

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