JP2001229546A - 光記録媒体及び光記録媒体製造用原盤 - Google Patents

光記録媒体及び光記録媒体製造用原盤

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JP2001229546A
JP2001229546A JP2000039797A JP2000039797A JP2001229546A JP 2001229546 A JP2001229546 A JP 2001229546A JP 2000039797 A JP2000039797 A JP 2000039797A JP 2000039797 A JP2000039797 A JP 2000039797A JP 2001229546 A JP2001229546 A JP 2001229546A
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optical recording
signal
track
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Toshihiro Akimori
敏博 秋森
Somei Endo
惣銘 遠藤
Manabu Sato
学 佐藤
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 規格化された既存の光記録媒体との互換性を
確保しながら高記録密度化を実現する。 【解決手段】 ディスク基板1にウォブリンググルーブ
5を形成する。このウォブリンググルーブ5に記録され
たウォブル信号の変復調方式、及び記録トラックに対し
て記録再生する情報信号の変復調方式を、規格化された
既存の光記録媒体の変復調方式と同一とする。また、記
録トラックのトラックピッチをTp、記録トラックに記
録される最短記録マーク周期をMcとし、記録トラック
に対して記録再生する際に用いられる光ビームの波長を
λ、対物レンズの開口数をNAとしたときに、以下の式
に示す関係を満たすように構成する。 X=Tp/(λ/NA) Y=Mc/(λ/NA) Y>2.9118X2−5.5422X+3.19

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録トラックに沿
って情報信号の記録及び/又は再生が行われる光記録媒
体に関する。また、本発明は、このような光記録媒体を
製造する際に用いられる光記録媒体製造用原盤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】光記録媒体は、信号記録層を備えて円板
状に形成されてなり、この信号記録層に対して光ビーム
を照射することによって、情報信号の記録及び/又は再
生(以下、記録再生という。)が行われる記録媒体であ
る。
【0003】このような光記録媒体としては、例えばC
D(Compact Disc)やCD−ROM(CD-Read Only Mem
ory)等のように、記録する情報信号に対応したピット
列がディスク基板上に予め形成されてなる再生専用の光
ディスクがある。このような再生専用の光ディスクで
は、ピット列が形成されたディスク基板上の主面が信号
記録層としての機能を有している。CDでは、ピット列
を構成する各ピットのマーク長が、記録する情報信号を
所定のビット間隔Tで規格化した長さとされる。すなわ
ち、ピット列を構成する各ピットのマーク長は、ビット
間隔Tの整数倍となり、最短ピットのマーク長は、例え
ばビット間隔Tの3倍(3T)とされている。
【0004】また、例えば、いわゆるコンパクトディス
ク・レコーダブルシステムに用いられて、情報信号の追
記が可能な光ディスク(以下、CD−Rという。)が実
用化されている。CD−Rは、情報信号が記録される信
号記録層が有機色素系の材料により形成されており、光
ビームを照射することによって、この照射位置で反射率
を変化させることにより記録が行われるとともに、信号
記録層の反射率を検出することにより記録された信号の
再生が行われる。
【0005】また、光記録媒体としては、例えばミニデ
ィスク(MD:Mini Disc)等のように、磁気光学効果
を利用して信号記録層に対する記録再生を行う光磁気デ
ィスクや、CD−RW等のように、信号記録層の相変化
を利用して記録信号の書き換えが可能とされた相変化型
光ディスクなどが実用化されている。
【0006】上述したような各種の光記録媒体のうち、
例えば、CD−Rでは、記録トラックに沿ってウォブリ
ンググルーブが形成されている。ここで、ウォブリング
グルーブは、所定の周期で蛇行するように形成された案
内溝であり、この案内溝を蛇行させることによって、案
内溝自体が信号成分を持つように構成されている。な
お、案内溝は、例えばプッシュプル法によるトラッキン
グサーボを容易に可能とするために、記録トラックに沿
って形成される溝である。
【0007】CD−Rでは、FM(Frequency Modulati
on)変調された絶対時間情報を含むセクタ情報を、この
ウォブリンググルーブによる信号(以下、ウォブル信号
という。)として記録されている。すなわち、CD−R
を記録媒体として用いるコンパクトディスク・レコーダ
ブルシステムにおいては、光ビームをウォブリンググル
ーブ上に集光させて、その反射光を検出することによ
り、例えば22.05kHzを搬送波とするウォブル信
号を検出し、このウォブル信号をFM復調することによ
って、絶対時間情報を検出しながら記録再生を行う。こ
のように絶対時間情報がウォブル信号として記録されて
いる方式は、一般にATIP(Absolute Time In Pregr
oove)と称されている。なお、アドレス情報がウォブル
信号として記録されているADIP(Address In Pregr
oove)と称される方式もある。
【0008】また、CD−Rでは、上述したようなウォ
ブル信号を読みとりながら、このウォブル信号に基づい
て、記録トラックに対してEFM変調(8→14変調)
された情報信号の記録再生が行われる。
【0009】このように、絶対時間情報やアドレス情報
を含むセクタ情報がウォブル信号として記録されている
方式では、情報信号を連続的に記録再生することが可能
であるため、情報信号が連続的に記録されている光ディ
スクとの互換性を保つ上で有利となる。絶対時間情報や
アドレス情報などのセクタ情報をウォブル信号に記録す
るとせずに、例えば、各セクタの先頭に記録しておく方
式では、絶対時間情報やアドレス情報と記録する情報信
号とを時分割で記録することとなり、記録する情報信号
が不連続となってしまい、例えばCDのような情報信号
が連続的に記録されている光ディスクとの互換性を保つ
ことが困難となってしまう。
【0010】上述したように、ウォブル信号が記録トラ
ックに沿って形成されたウォブリンググルーブに記録さ
れている光ディスクとしては、CD−Rの他に、例え
ば、MDやCD−RW等を挙げることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな光ディスクにおいては、規格化された既存の光ディ
スクと外形寸法を同じくしながら、より多くの情報信号
を記録できるように高記録密度化を図ることが強く望ま
れている。例えば、従来のCDやCD−ROMなどのよ
うな光ディスクよりも高記録密度化が図られた光ディス
クとしては、例えば、DVD−R、DVD−RW、DV
D+RW等が提案されている。
【0012】しかしながら、これらDVD−R、DVD
−RW、DVD+RW等においては、上述したCDやC
D−ROMの光ディスクとは異なり、EFM変調ではな
く、EFM+変調(8→16変調)されて記録信号が記
録される。また、ウォブル信号も、上述した既存の光デ
ィスクの場合のように22.05kHzでFM変調され
た信号ではない。DVD−RやDVD−RWでは、単一
波長のSIN波形とされたウォブル信号が用いられてお
り、DVD+RWでは、PM(Phase Modulation)変調
されたウォブル信号が用いられている。
【0013】このため、上述したDVD−RやDVD−
RWなどに対して記録再生を行う記録再生装置におい
て、既存のCDやCD−ROMなどに対する互換性を備
えるためには、情報信号やウォブル信号の変復調回路を
別々に設ける必要があり、装置構成が複雑になるととも
に、高コスト化してしまうといった問題があった。
【0014】また、例えば、従来から広く用いられてい
るCDやCD−ROMなどのように、情報信号に応じた
ピット列が形成されて再生専用に用いる光ディスクにお
いて、このピット列を高密度に形成して高記録密度化・
大容量化を図る場合には、従来の記録再生装置により再
生を行った場合に、ジッタの増大やC/Nの低下が生
じ、安定した再生動作が困難になってしまうといった問
題があった。
【0015】本発明は、以上のような実情に鑑みて創案
されたものであって、高記録密度化を実現するととも
に、規格化された既存の光記録媒体との間での互換性を
保って安定且つ確実に記録再生を行うことが容易に可能
な光記録媒体を提供することを目的とする。また、この
ような光記録媒体を製造する際に用いられる光記録媒体
製造用原盤を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光記録媒体
は、記録トラックに沿って情報信号の記録再生が行われ
る光記録媒体である。また、上記記録トラックに対する
記録及び/又は再生を行う情報信号の変復調方式を、規
格化された既存の光記録媒体における変復調方式と同一
としながら、この既存の光記録媒体よりも記録密度が高
められている。そして、上記記録トラックのトラックピ
ッチをTp、上記記録トラックに記録される最短記録マ
ーク周期をMcとし、上記記録トラックに対して記録及
び/又は再生する際に用いられる光ビームの波長をλ、
対物レンズの開口数をNAとしたときに、以下の式9乃
至式11に示す関係を満たす。
【0017】 X=Tp/(λ/NA)・・・(式9) Y=Mc/(λ/NA)・・・(式10) Y>2.9118X2−5.5422X+3.19 ・・・(式11) 以上のように構成された本発明に係る光記録媒体は、ト
ラックピッチTp及び最短記録マーク周期Mcの組み合
わせを、規格化された既存の光記録媒体におけるトラッ
クピッチ及び最短記録マーク周期とは変えて、高記録密
度化を実現することができるとともに、規格化された既
存の光記録媒体に対して記録再生を行う記録再生装置に
よって記録再生を行った場合であっても、安定して確実
に記録再生を行うことができる。
【0018】また、本発明に係る光記録媒体製造用原盤
は、記録トラックに沿って情報信号の記録及び/又は再
生が行われる光記録媒体を製造する際に用いられる。ま
た、上記光記録媒体は、上記記録トラックに対する記録
及び/又は再生を行う情報信号の変復調方式を、規格化
された既存の光記録媒体における変復調方式と同一とし
ながら、この既存の光記録媒体よりも記録密度が高めら
れている。そして、上記記録トラックのトラックピッチ
をTp、上記記録トラックに記録される最短マーク周期
をMcとし、上記記録トラックに対して記録再生する際
に用いられる光ビームの波長をλ、対物レンズの開口数
をNAとしたときに、以下の式12乃至式14に示す関
係を満たす。
【0019】 X=Tp/(λ/NA)・・・(式12) Y=Mc/(λ/NA)・・・(式13) Y>2.9118X2−5.5422X+3.19 ・・・(式14) 以上のように構成された光記録媒体用原盤は、トラック
ピッチTp及び最短記録マーク周期Mcの組み合わせ
を、規格化された既存の光記録媒体におけるトラックピ
ッチ及び最短記録マーク周期とは変えて、高記録密度化
が実現されるとともに、規格化された既存の光記録媒体
に対して記録再生を行う記録再生装置によって記録再生
を行った場合であっても、安定して確実に記録再生を行
うことが可能な光記録媒体を製造することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下で
は、有機色素系の記録材料によって形成された信号記録
層に対して、ウォブル信号が記録されたウォブリンググ
ルーブに沿って記録再生が行われるCD−Rに本発明を
適用した場合の例について説明する。
【0021】ただし、本発明は、以下で説明するような
CD−Rへの適用に限定されるものではなく、例えば、
情報信号に応じたピット列が記録トラックに沿って予め
形成されてなる再生専用の光ディスク、信号記録層が有
機色素系の材料によって形成されてなる追記型の光ディ
スク、磁気光学効果を利用して信号記録層に対する記録
再生を行う光磁気ディスク、信号記録層の相変化を利用
して記録信号の書き換えが可能とされた相変化型光ディ
スクなどに対して広く適用することができる。
【0022】本発明を適用したCD−Rは、図1及び図
2に示すように、ポリメチルメタクリレート(PMM
A)やポリカーボネート(PC)等の樹脂材料によって
略円板形状に成形されてなるディスク基板1を備える。
また、ディスク基板1上には、有機色素系の材料によっ
て薄膜状に形成された信号記録層2と、Au、Ag、A
l等によって形成された光反射層3と、例えば紫外線硬
化樹脂等がスピンコートされてなる保護層4とが順に形
成されている。なお、図1は、CD−Rの概略を示す斜
視図であり、図2は、CD−Rの積層構造を概略的に示
す要部拡大断面図である。
【0023】また、ディスク基板1には、その中心部に
センター穴1aが形成されている。CD−Rは、記録再
生装置により記録再生が行われる際に、センター穴1a
近傍で記録再生装置の回転駆動機構に対して支持固定さ
れ、所定の速度で回転駆動される。また、ディスク基板
1は、記録再生用いられる光ビームに対して透光性を有
している。そして、ディスク基板1の各層が積層されて
いない側の主面1bから光ビームが入射されて、信号記
録層2に対する記録再生が行われる。
【0024】また、ディスク基板1には、各層が積層さ
れている側の主面1cに、案内溝であるウォブリンググ
ルーブ5が形成されている。CD−Rにおいては、この
ウォブリンググルーブ5に対応した部分が記録トラック
として設定されており、この記録トラックに対して、E
FM変調が施された情報信号(EFM信号)が記録され
るようになされている。
【0025】すなわち、CD−Rにおいては、信号記録
層2に対して記録トラックに沿って光ビームを照射す
る。そして、記録する情報信号に応じた記録マークを信
号記録層2に形成することにより記録を行い、信号記録
層2に形成された記録マークの有無を、光ビームの反射
光の強度の違いによって検出することによって再生を行
う。
【0026】また、ウォブリンググルーブ5は、所定の
周期で蛇行(ウォブリング)しながら、ディスク基板1
の主面1c上にスパイラル状又は同心円状に形成されて
いる。CD−Rでは、ウォブリンググルーブ5のウォブ
リングとして記録されたウォブル信号に基づいて、信号
記録層2に対する情報信号の記録再生が行われる。本発
明を適用したCD−Rでは、ウォブル信号として、絶対
時間情報を含むセクタ情報がFM変調された信号、すな
わちATIPウォブル信号がウォブリンググルーブ5に
記録されている。
【0027】以下では、以上のように構成されたCD−
Rに対して、ウォブル信号に基づいて情報信号の記録再
生を行う場合の具体的な方法について説明する。
【0028】CD−Rに対して記録再生を行う際には、
例えば、図3に示すような記録再生装置10を用いる。
記録再生装置10は、上述したCD−Rに対して情報信
号の記録再生を行う装置であり、CD−Rを回転駆動さ
せるスピンドルモータ11と、光学ヘッド12と、この
光学ヘッド12を駆動するための送りモータ13と、所
定の変復調処理を行う変復調回路14と、光学ヘッド1
1等のサーボ制御を行うサーボ制御回路15と、装置全
体の制御を行うシステムコントローラ16とを備えてい
る。
【0029】スピンドルモータ11は、サーボ制御回路
15により駆動制御され、所定の回転数で回転駆動され
る。すなわち、信号再生の対象となるCD−Rは、スピ
ンドルモータ11にチャッキングされ、サーボ制御回路
15により駆動制御されるスピンドルモータ11によっ
て、所定の回転数で回転駆動される。
【0030】光学ヘッド12は、送りモータ13によっ
て駆動され、CD−Rの径方向に移動自在とされてい
る。そして、光学ヘッド12は、CD−Rに対して情報
信号の記録再生を行う際に、このCD−Rの信号記録層
2に対して、記録トラックに沿って光ビームを照射す
る。そして、記録時には、信号記録層2に対して所定の
パワーで光ビームを照射することにより、記録する信号
に応じて記録マークを形成する。また、再生時には、信
号記録層2に対して記録時よりも小さいパワーで光ビー
ムを照射することにより、この信号記録層2及び光反射
層3に反射して戻ってきた戻り光をから、記録マークの
有無に応じて変化する反射光量を検出する。
【0031】この光学ヘッド12によって記録再生を行
う信号は、変復調回路14によって変調処理又は復調処
理が施され、この変復調回路14を介して外部回路17
との入出力が行われる。このとき、記録再生装置10で
は、CD−Rに対して情報信号を記録する際に、この情
報信号に対して、変復調回路14によりEFM変調(8
→14変調)を行う。そして、EFM変調が施された信
号(EFM信号)を光学ヘッド12によって信号記録層
2に記録する。また、CD−Rに記録された情報信号を
再生する際には、光学ヘッド12により検出した信号に
対して、変復調回路14によりEFM復調を行って、情
報信号として外部回路17に出力する。
【0032】また、記録再生装置10では、CD−Rに
対して記録再生を行う際に、光学ヘッド12によってウ
ォブリンググルーブ5に対して光ビームを照射し、その
反射光を検出することにより、このウォブリンググルー
ブ5に記録されたウォブル信号を検出する。ウォブル信
号は、変復調回路14によって、変調処理が施されるこ
とにより、絶対時間情報を含むセクタ情報に展開され
る。そして、記録再生装置10では、この絶対時間情報
に基づいて、光学ヘッド12により記録再生を行う。具
体的には、変復調回路14から出力された絶対時間情報
が、システムコントローラ16を介してサーボ制御回路
15に入力され、このサーボ制御回路15によって送り
モータ13が駆動制御されることにより、光学ヘッド1
2が照射する光ビームの位置が調整される。
【0033】また、サーボ制御回路15は、光学ヘッド
12に対して接続されており、光学ヘッド12で検出さ
れる戻り光に応じた信号に基づいて、トラッキングサー
ボやフォーカスサーボを行う。
【0034】ところで、本発明を適用したCD−Rで
は、ウォブリンググルーブ5により形成された記録トラ
ックに対して記録再生する情報信号の変復調方式がEF
M変調とされているとともに、ウォブリンググルーブ5
に記録された信号がATIPウォブル信号とされてい
る。すなわち、本発明を適用したCD−Rでは、記録ト
ラックに対して記録再生する情報信号の変復調方式と、
ウォブル信号の復変調方式とが、従来から用いられてい
るCD−RやCDなどと同一とされている。
【0035】また、本発明を適用したCD−Rでは、ウ
ォブリンググルーブ5に沿って形成された記録トラック
のトラックピッチと、この記録トラックに記録される最
短記録マーク周期とが、以下で説明するように設定され
ている。
【0036】すなわち、記録トラックのトラックピッチ
をTp、記録トラックに記録される最短記録マーク周期
をMcとし、この記録トラックに対して記録再生する際
に用いられる光ビームの波長をλ、対物レンズの開口数
をNAとしたときに、以下の式15乃至17に示す関係
を満たすようにして、記録トラックのトラックピッチT
pと最短記録マーク周期Mcとが設定されている。
【0037】 X=Tp/(λ/NA)・・・(式15) Y=Mc/(λ/NA)・・・(式16) Y>2.9118X2−5.5422X+3.19 ・・・(式17) 具体的には、例えば、従来のCD−RやCDなどにおけ
る記録トラックのトラックピッチは1.60μmとさ
れ、最短記録マーク周期は1.67μmとされている。
また、記録再生に用いられる光ビームの波長は780n
mとされ、対物レンズの開口数は0.45とされてい
る。
【0038】これに対して、本発明を適用したCD−R
では、例えば、記録トラックのトラックピッチTpは
1.05μmとされ、最短記録マーク周期Mcは0.9
7μmとされている。また、記録再生に用いられる光ビ
ームの波長λは780nmとされ、対物レンズの開口数
NAは0.55とされている。すなわち、本発明を適用
したCD−Rは、上記の式15乃至式17に示す関係を
満足するように設定されている。
【0039】ここで、最短記録マーク周期について説明
する。CD−Rのような光記録媒体では、記録する情報
信号に応じて信号記録層に記録マークが形成される。そ
して、この記録マークの長さ、すなわち記録マーク長
は、信号記録層2に記録する対象の信号を所定のビット
間隔Tで規格化した長さである。すなわち、記録トラッ
クに形成されるビット列を構成する記録マークの長さで
あり、ビット間隔Tの整数倍となる。本実施の形態にお
いては、従来のCD−RやCDなどに対する互換性を有
するCD−Rに対して本発明を適用した場合を想定して
おり、これらCD−RやCDにおいては、最短の記録マ
ークがビット間隔の3倍とされている。したがって、最
短記録マーク長は、ビット間隔T(μm)の3倍とな
り、これにより3bitを表現することができる。最短
記録マーク周期は、このような最短記録マークが信号記
録層に連続して形成された場合の周期であり、本実施の
形態においては記録マークが形成された部分の長さ3T
と、記録マークが形成されていない部分の長さ3Tとの
合計で、6Tの長さとなる。
【0040】なお、記録マークとしては、例えば、CD
やCD−ROMなどのように再生専用として用いられる
光記録媒体において信号記録層に形成される凹凸形状、
いわゆるピットであってもよいし、CD−Rなどのよう
に追記型として用いられる相変化型光記録媒体において
信号記録層に形成される記録マークであってもよい。ま
た、例えばMDなどのように、書換型として用いられる
光磁気記録媒体において信号記録層に形成される記録マ
ークであってもよい。
【0041】また、本発明は、ウォブル信号が記録され
たウォブリンググルーブ5が形成されている光記録媒体
に限定されるものではなく、例えば、従来のCDやCD
−ROMなどと同様に、記録トラックに沿って情報信号
に応じたピット列が予め形成された再生専用の光ディス
クにも適用することができる。この場合においても、本
発明を適用することにより、従来のCDやCD−ROM
などとの互換性を確保しながら高記録密度化を実現し、
安定且つ確実に再生動作を行うことが可能となる。
【0042】つぎに、以下では、上述した式15乃至式
17に示す関係の意味について説明する。
【0043】一般に、信号記録層に対して光ビームを照
射することにより信号の記録再生を行う光記録媒体にお
いて高記録密度化を図るためには、この光ビームの信号
記録層でのスポット面積を小さくすることが重要である
と考えられている。そして、光ビームのスポット面積
は、記録再生装置における対物レンズの開口数を大きく
すること、或いは記録再生に用いる光ビームの波長を短
くすることにより小さくすることができる。
【0044】具体的には、例えば、規格化された光記録
媒体のひとつとして従来から広く用いられているCD−
ROMの場合には、約650MBの記憶容量を有してい
る。このCD−ROMでは、記録再生に用いられる対物
レンズの開口数が0.45とされている。そこで、例え
ば、開口数が0.55である対物レンズを用いて記録再
生を行うとすることにより、光ビームのスポット面積
は、(0.45/0.55)2=0.67となり、0.
67倍に減少する。これにより、光ビームを用いて記録
再生を行う記録マークを小さくして、同じ面積により多
くの信号を記録することが可能となり、記憶容量を、1
/0.67=1.49倍まで向上させることが可能とな
る。
【0045】しかしながら、上述したように、光ビーム
のスポット面積を小さくすることにより高記録密度化を
図る方法では、対物レンズの開口数や光ビームの波長を
変更する必要があるため、記録再生装置側で光学系の改
善が必要となるとともに、高記録密度化されていない従
来の光記録媒体に対する互換性を確保することが非常に
困難となってしまう。また、光記録媒体の記録再生に用
いることが可能な対物レンズの開口数や光ビームの波長
には限界があるため、記録再生装置における光学系の改
善だけによる高記録密度化には限界がある。
【0046】そこで、本発明者は、鋭意検討した末に、
記録トラックのトラックピッチと線記録密度との組み合
わせを変えることによって、記録再生装置の光学系を改
善する必要なく高記録密度化を図ることができることを
見出した。すなわち、トラックピッチを線記録密度と
を、従来の光記録媒体よりも狭くすることによって、同
じ面積の記録領域に、より多くの情報信号を記録できる
ようになる。ところが、これらトラックピッチ及び線記
録密度をむやみに狭くすると、従来の記録再生装置で記
録再生を行った場合にジッタの増大やC/Nの低下が生
じ、従来の光記録媒体との互換性を確保することができ
なくなってしまう。
【0047】例えばCDやCD−Rなどのような既存の
規格化された光記録媒体では、一般的に、C/Nが47
dB以上、ジッタが15%以下であることが必要とされ
ており、この範囲を超えると、正常な再生動作が不能と
なる虞がある。そこで、本発明者は、C/Nやジッタに
影響する様々な要因を検討した上で、従来の記録再生装
置においても47dB以上のC/Nと15%のジッタと
が得られるようにしてトラックピッチ及び線記録密度の
組み合わせを変え、以下の表1に示すようなCD−Rを
作成して検討を行った。なお、表1には、従来のCD−
ROMにおけるトラックピッチ及び線記録密度も比較と
して示している。
【0048】
【表1】
【0049】なお、表1に示すように作成したCD−R
では、記録再生に用いる光ビームの波長λを780nm
とし、対物レンズの開口数NAを0.55とした。ま
た、線記録密度としては、上述した最短記録マーク周期
を用いた。
【0050】また、表1では、記録再生に用いた光ビー
ムのスポット径による効果を打ち消すために、トラック
ピッチ及び最短記録マーク周期を、スポット径と正比例
する関係にあるλ/NA、すなわち(光ビームの波長)
/(対物レンズの開口数)で正規化して示している。ま
た、表1には、これら正規化されたトラックピッチ及び
最短記録マーク周期、すなわち上記の式15及び式16
により算出された値であるX及びYを示している。
【0051】表1に示す結果から明らかであるように、
トラックピッチと最短記録マーク周期とを選択すること
により、従来のCD−RやCDとの互換性を確保した上
で、高記録密度化を達成して、記憶容量を向上すること
ができることが分かる。そこで、表1に示す場合におけ
る正規化されたトラックピッチXと最短記録マーク周期
Yとを2次曲線化した結果、上記の式17が得られた。
【0052】すなわち、式17を満足する場合には、従
来の記録再生装置によっても十分なC/Nを得ることが
できるとともにジッタを15%以下に低減することがで
きるため、従来のCDやCD−Rとの互換性を十分に確
保することができ、安定して確実な記録再生を行うこと
が可能となる。また、トラックピッチと最短記録マーク
周期とを狭くして、高記録密度化することができ、大容
量化を図ることができる。
【0053】ところで、ここで得られた式17では、正
規化されたトラックピッチXと最短記録マーク周期Yと
の関係を示している。したがって、式17の関係は、記
録再生時に用いる光ビームの波長λや対物レンズの開口
数NAに依存するものではない。そのため、本発明は、
従来のCDやCD−Rとの互換性を有する光記録媒体へ
の適用に限定されるものではなく、記録再生を行う光ビ
ームの波長λや対物レンズの開口数NAの値に応じて各
種の光記録媒体に対して適用することができる。すなわ
ち、記録再生に用いる光ビームの波長λ及び対物レンズ
の開口数NAに応じてトラックピッチTp及び最短記録
マーク周期Mcを選択し、各種の規格化された既存の光
記録媒体との互換性を確保した上で、この既存の光記録
媒体よりも高記録密度化を図るとともに、安定且つ確実
に記録再生を行うことが可能な光記録媒体を実現するこ
とができる。
【0054】なお、本発明を適用せずに、上述したよう
に、対物レンズの開口数や光ビームの波長を変えて光学
系の改善し、トラックピッチと最短記録マーク周期とを
従来のCDやCD−ROMと同等の比率にしただけで高
記録密度化を図る場合には、以下の式18に示す関係を
満足することが限界である。
【0055】Y≧0.8899X-1 ・・・(式18) すなわち、この場合には、従来のCDやCD−ROMと
の互換性を考慮して、ディスク基板の厚さを1.2mm
とすると、焦点距離、フォーカスマージン、及びディス
ク基板のスキューにより、対物レンズの開口数NAを
0.55程度とすることが限界である。また、信号記録
層に対して記録再生を行うことが可能な光ビームの波長
λは、650nm程度とすることが限界である。これに
より、式18に示す関係が導かれる。
【0056】しかしながら、本発明を適用した光記録媒
体では、トラックピッチと最短記録マーク周期とを、式
17に示す関係を満たすように選択することにより、光
学系の改善だけによる高記録密度化の限界を超えて、互
換性を確保した上で安定して確実な記録再生を行うこと
ができる。すなわち、以下の式19に示す関係を満足す
ることができる。
【0057】Y<0.8899X-1 ・・・(式19) また、本発明を適用したCD−Rのように、光ビームを
用いて記録再生を行う光記録媒体においては、記録再生
装置の光学系により確実に読みとることが可能な限界解
像度となるカットオフ周波数が存在する。カットオフ周
波数は、それよりも微細な空間周波数で記録された信号
の再生が不能であるという理論的な限界値であり、以下
の式20に示すことができる。
【0058】 カットオフ周波数=2×NA/λ ・・・(式20) ここで、トラックピッチの空間周波数は、以下の式21
に示すことができる。
【0059】 トラックピッチの空間周波数=1/Tp ・・・(式21) 光記録媒体では、隣接する記録トラックを光ビームによ
り確実に判別するために、トラックピッチの空間周波数
がカットオフ周波数以下である必要がある。したがっ
て、本発明を適用した光記録媒体では、上記の式20及
び式21から導出した、以下の式22に示す関係を満足
することにより、隣接する記録トラックを光ビームによ
り確実に判別しながら、確実に記録再生を行うことがで
きるようになる。
【0060】 Tp/(λ/NA) = X > 0.5 ・・・(式22) また、線記録密度、すなわち最短記録マーク周期の空間
周波数は、以下の式23に示すことができる。
【0061】 最短記録マーク周期の空間周波数=1/Mc ・・・(式23) 光記録媒体では、記録マークを光ビームにより確実に判
別するために、最短記録マーク周期の空間周波数がカッ
トオフ周波数以下である必要がある。したがって、本発
明を適用した光記録媒体では、上記の式20及び式23
から導出した以下の式24に示す関係を満足することに
より、隣接する最短記録マークを光ビームにより確実に
判別することができる。
【0062】 Mc/(λ/NA) = Y > 0.5 ・・・(式24) ところで、上記の式17は、式24を十分に満足するた
め、本発明を適用した光記録媒体では、最短記録マーク
周期の空間周波数がカットオフ周波数を下回らないよう
にする配慮は無用である。
【0063】以上で説明したような本発明を適用したC
D−Rを製造する際には、その原盤となるスタンパを用
いて射出成形などを行うことにより、ウォブリンググル
ーブ5が形成されたディスク基板1を作製し、このディ
スク基板1上に、信号記録層2、光反射層3、及び保護
層4を順次薄膜形成する。以下では、ディスク基板1を
作製する際に用いられるスタンパを作製するレーザカッ
ティング装置の一例について説明する。
【0064】図4に示すレーザカッティング装置20
は、ガラス基板21の上に塗布されたフォトレジスト層
22を露光して潜像を形成するための装置である。この
レーザカッティング装置20でフォトレジスト層22に
潜像を形成する際に、フォトレジスト層22が塗布され
たガラス基板21は、移動光学テーブル上に設けられた
回転駆動装置に取り付けられる。そして、フォトレジス
ト層22を露光する際に、ガラス基板21は、フォトレ
ジスト層22の全面にわたって、ディスク基板1に形成
するウォブリンググルーブ5の凹凸パターン(スパイラ
ル状又は同心円状)に対応したパターンで露光がなされ
るように、図中矢印Aに示すように回転駆動装置によっ
て回転駆動されるとともに、光学移動テーブルによって
径方向に平行移動される。
【0065】このレーザカッティング装置20は、レー
ザ光を出射する光源23と、光源23から出射されたレ
ーザ光の光強度を調整するための電気光学変調器(EO
M:Electro Optical Modulator)24と、電気光学変
調器24から出射されたレーザ光を反射光と透過光とに
分割するビームスプリッタ25と、ビームスプリッタ2
5を透過してきたレーザ光を検出するフォトディテクタ
(PD:Photo Detector)26と、電気光学変調器24
に対して信号電界を印加して当該電気光学変調器24か
ら出射されるレーザ光強度を調整するオートパワーコン
トローラ(APC:Auto Power Controller)27とを
備えている。
【0066】上記レーザカッティング装置20におい
て、光源23から出射されたレーザ光は、先ず、オート
パワーコントローラ27から印加される信号電界によっ
て駆動される電気光学変調器24によって、所定の光強
度とされる。
【0067】なお、光源23には、任意のものが使用可
能であるが、比較的に短波長のレーザ光を出射するもの
が好ましい。具体的には、例えば、波長λが413nm
のレーザ光を出射するKrレーザや、波長λが442n
mのレーザ光を出射するHe−Cdレーザなどが、光源
23として好適である。
【0068】そして、電気光学変調器24から出射され
たレーザ光は、ビームスプリッタ25によって反射光と
透過光とに分けられる。なお、ビームスプリッタ25に
よって反射されたレーザ光は、フォトレジスト層22を
露光する露光ビームとなる。
【0069】ここで、ビームスプリッタ25を透過した
レーザ光は、フォトディテクタ26によって、その光強
度が検出され、当該光強度に応じた信号がフォトディテ
クタ26からオートパワーコントローラ27に送られ
る。そして、フォトディテクタ26から送られてきた信
号に応じて、オートパワーコントローラ27は、フォト
ディテクタ26によって検出される光強度が所定のレベ
ルにて一定となるように、電気光学変調器24に対して
印加する信号電界を調整する。これにより、電気光学変
調器24から出射するレーザ光の光強度が一定となるよ
うに、自動光量制御(APC:Auto Power Control)が
施され、ノイズの少ない安定したレーザ光が得られる。
【0070】一方、ビームスプリッタ25によって反射
されてなる露光ビームは、当該露光ビームを光強度変調
するための変調光学系31に導かれ、当該変調光学系3
1によって光強度変調が施される。
【0071】変調光学系31に入射した露光ビームは、
集光レンズ32によって集光された上で音響光学変調器
(AOM:Acousto Optical Modulator)33に入射
し、この音響光学変調器33によって、所望する露光パ
ターンに対応するように光強度変調される。そして、音
響光学変調器33によって光強度変調された露光ビーム
は、コリメートレンズ34によって平行光とされた上
で、変調光学系31から出射される。
【0072】ここで、音響光学変調器33には、当該音
響光学変調器33を駆動するための駆動用ドライバ35
が取り付けられている。そして、フォトレジスト層22
の露光時には、所望する露光パターンに応じた信号S1
が駆動用ドライバ35に入力され、当該信号S1に応じ
て駆動用ドライバ35によって音響光学変調器33が駆
動され、露光ビームに対して光強度変調が施される。
【0073】具体的には、一定の深さのグルーブに対応
したグルーブパターンの潜像をフォトレジスト層22に
形成する場合に、一定レベルのDC信号が駆動用ドライ
バ35に入力され、当該DC信号に応じて駆動用ドライ
バ35によって音響光学変調器33が駆動される。これ
により、所望するグルーブパターンに対応するように、
露光ビームに対して光強度変調が施される。
【0074】以上のようにして、露光ビームは変調光学
系31によって光強度変調が施される。そして、変調光
学系31から出射された露光ビームは、ミラー36によ
って反射され、移動光学テーブル上に水平且つ平行に導
かれる。
【0075】そして、移動光学テーブル上に水平且つ平
行に導かれた露光ビームは、偏向光学系37によって光
学偏向が施される。ここで、偏向光学系37は、露光ビ
ームに対して光学偏向を施すためのものである。すなわ
ち、本発明を適用したCD−Rのディスク基板1に形成
されるウォブリンググルーブ5に対応した潜像を形成す
るときは、この偏向光学系37によって、グルーブ形状
に対応するように露光ビームに光学偏向を施し、当該光
学偏向を施した露光ビームによりフォトレジスト層22
を露光するようにする。
【0076】すなわち、変調光学系31から出射され偏
向光学系37に入射した露光ビームは、ウェッジプリズ
ム38を介して音響光学偏向器(AOD:Acousto Opti
calDeflector)39に入射し、この音響光学偏向器39
によって、所望する露光パターンに対応するように光学
偏向が施される。そして、音響光学偏向器39によって
光学偏向が施された露光ビームは、ウエッジプリズム4
0を介して偏向光学系37から出射される。
【0077】ここで、音響光学偏向器39には、当該音
響光学偏向器39を駆動するための駆動用ドライバ41
が取り付けられている。そして、フォトレジスト層22
の露光時には、所望する露光パターンに応じた信号S2
が駆動用ドライバ41に入力され、当該信号S2に応じ
て駆動用ドライバ41によって音響光学偏向器39が駆
動され、露光ビームに対して光学偏向が施される。
【0078】そして、このような偏向光学系37によっ
て、光学偏向が施された露光ビームは、拡大レンズ42
によって所定のビーム径とされた上でミラー43によっ
て反射されて対物レンズ44へと導かれ、当該対物レン
ズ44によってフォトレジスト層22上に集光される。
これにより、フォトレジスト層22が露光され、フォト
レジスト層22に潜像が形成されることとなる。
【0079】このとき、フォトレジスト層22が塗布さ
れているガラス基板21は、上述したように、フォトレ
ジスト層22の全面にわたって所望のパターンでの露光
がなされるように、図中矢印Aに示すように回転駆動装
置によって回転駆動されるとともに、移動光学テーブル
によって平行移動される。この結果、露光ビームの照射
軌跡に応じた潜像が、フォトレジスト層22の全面にわ
たって形成されることとなる。
【0080】つぎに、本発明を適用したCD−Rの製造
方法について、具体的な例を挙げて詳細に説明する。な
お、以下では、CD−Rの製造方法についての具体例に
ついて説明するが、以下の説明と同様にすれば、CD−
Rだけでなく、例えば、CD、CD−ROM、CD−R
Wなどの各種の光ディスクについて、本発明を適用して
製造することができる。
【0081】本発明を適用したCD−Rを作製する際
は、先ず、原盤工程として、ディスク基板1に形成され
るウォブリンググルーブ5に対応した凹凸パターンを有
するスタンパを作製する。
【0082】この原盤工程においては、先ず、表面を研
磨した円盤状のガラス基板を洗浄し乾燥させ、その後、
このガラス基板上に感光材料であるフォトレジスト層を
塗布する。次に、このフォトレジスト層を上述したレー
ザカッティング装置20によって露光し、ディスク基板
1に形成されるウォブリンググルーブ5に対応した潜像
をフォトレジスト層に形成する。
【0083】このとき、記録する信号に対応するよう
に、レーザカッティング装置20の偏向光学系37によ
り、露光ビームに対して光学偏向を施す。これにより、
トラック幅方向の変位により信号が記録されるウォブリ
ンググルーブ5に対応した潜像が、フォトレジスト層に
形成されることとなる。
【0084】なお、フォトレジスト層を露光して、ウォ
ブリンググルーブ5対応した潜像を形成する際は、フォ
トレジスト層が塗布形成されているガラス基板を、所定
の回転速度にて回転駆動させるとともに、所定の速度に
て径方向に平行移動させる。具体的には、例えば、ガラ
ス基板の回転速度と径方向への移動速度とを調整するこ
とにより、ウォブリンググルーブ5のトラックピッチが
1.05μmとなるように設定する。
【0085】そして、以上のようにしてフォトレジスト
層に潜像を形成した後、このフォトレジスト層が塗布さ
れている面が上面となるようにして、ガラス基板を現像
機のターンテーブル上に載置する。そして、当該ターン
テーブルを回転させることによりガラス基板を回転させ
ながら、フォトレジスト層上に現像液を滴下して現像処
理を施して、ガラス基板上にウォブリンググルーブ5に
対応した凹凸パターンを形成する。
【0086】次に、この凹凸パターン上に無電界メッキ
法によりNi等からなる導電化膜を形成し、その後、導
電化膜が形成されたガラス基板を電鋳装置に取り付け、
電気メッキ法により導電化膜上にNi等からなるメッキ
層を、300±5μm程度の厚さとなるように形成す
る。その後、このメッキ層を剥離し、剥離したメッキを
アセトン等を用いて洗浄し、凹凸パターンが転写された
面に残存しているフォトレジスト層を除去する。
【0087】以上の工程により、ガラス基板上に形成さ
れていた凹凸パターンが転写されたメッキからなる光記
録媒体製造用原盤、すなわち、ウォブリンググルーブ5
に対応した凹凸パターンが形成されたスタンパが完成す
る。
【0088】次に、転写工程として、フォトポリマー法
(いわゆる2P法)により、スタンパの表面形状が転写
されてなるディスク基板1を作製する。
【0089】具体的には、先ず、スタンパの凹凸パター
ンが形成された面上にフォトポリマーを平滑に塗布して
フォトポリマー層を形成し、次に、当該フォトポリマー
層に泡やゴミが入らないようにしながら、フォトポリマ
ー層上にベースプレートを密着させる。ここで、ベース
プレートには、例えば、1.2mm厚のポリメチルメタ
クリレートからなるベースプレートを使用する。
【0090】その後、紫外線を照射してフォトポリマー
を硬化させ、その後、スタンパを剥離することにより、
このスタンパの表面形状が転写されてなるディスク基板
1を作製する。
【0091】なお、ここでは、スタンパに形成された凹
凸パターンがより正確にディスク基板2に転写されるよ
うに、2P法を用いてディスク基板1を作製する例を挙
げたが、ディスク基板1を量産するような場合には、ポ
リメチルメタクリレートやポリカーボネート等の透明樹
脂を用いて射出成形することによって作製するようにし
てもよいことは言うまでもない。
【0092】次に、成膜工程として、スタンパの表面形
状が転写されてなるディスク基板1の上に、信号記録層
2、光反射層3、及び保護層4を形成する。具体的に
は、例えば、先ず、ディスク基板1の凹凸パターンが形
成された面上に、有機色素系の材料によって信号記録層
2を薄膜状に形成し、Al等からなる光反射層3を蒸着
によって形成し、その後、当該光反射層3の上に紫外線
硬化樹脂をスピンコート法により塗布し、当該紫外線硬
化樹脂に対して紫外線を照射し硬化させることにより、
保護層4を形成する。
【0093】以上の工程により、本発明を適用したCD
−Rが完成する。すなわち、上述したようにして、本発
明を適用したCD−Rに形成されるウォブリンググルー
ブ5に対応した凹凸パターンが形成されたスタンパを用
いることにより、本発明を適用したCD−Rを作製する
ことができる。
【0094】
【実施例】次に、以下では、本発明を適用して実際にC
D−Rを作製した場合について説明する。なお、以下の
実施例では、開口数NAが0.55である対物レンズを
用いて波長λが780nmである光ビームを信号記録層
に照射することにより記録再生を行う場合を想定し、ト
ラックピッチTpと最短記録マーク周期Mcとの組み合
わせを選択してCD−Rを作製した。
【0095】第1の実施例 先ず、本発明を適用して、トラックピッチTpと最短記
録マーク周期Mcとの組み合わせを上記の式17を満足
するようにして様々に変え、上述したようにしてCD−
Rを作製した。これらのCD−Rをサンプル1〜8とす
る。
【0096】第2の実施例 次に、上述した第1の実施例と同様にして、トラックピ
ッチTp及び最短記録マーク周期Mcの比率を様々に変
えて、CD−Rを作製した。これらのCD−Rをサンプ
ル9〜13とする。なお、この第2の実施例で作製した
CD−Rは、その記憶容量が、従来のCDの記憶容量
(約0.65GB)の1.49倍、すなわち0.97G
Bとなるようにして、トラックピッチTp及び最短記録
マーク周期Mcの組み合わせを選択した。本実施例で
は、このように、従来のCDに比して1.49倍の記憶
容量となるようにトラックピッチTp及び最短記録マー
ク周期Mcの組み合わせを選択したことにより、対物レ
ンズの開口数NAを、従来のCD等に対して用いられる
0.45から0.55に替えただけの場合のように、光
学系の改善だけによっても達成することが可能な記憶容
量とした。
【0097】第3の実施例 次に、本発明を適用せずに、トラックピッチTpと最短
記録マーク周期Mcとの組み合わせを、上記の式17を
満足しないようにして選択し、上述と同様にしてCD−
Rを作製した。これらのCD−Rをサンプル14〜17
とする。
【0098】以上のように、トラックピッチTpと最短
記録マーク周期Mcとの組み合わせを様々に変えて作製
したサンプル1〜17のCD−Rに対して、波長λが7
80nmである光ビームと開口数NAが0.55である
対物レンズとを用いて情報信号の記録を行った場合の記
憶容量を測定した。また、同様に、波長λが780nm
である光ビームと開口数NAが0.55である対物レン
ズとを用いて再生を行い、このときに生じたジッタを測
定した。
【0099】その結果を以下の表2に示す。なお、表2
には、比較として、従来から用いられているCD−RO
Mについても同様に示している。なお、従来のCD−R
OMでは、波長λが780nmである光ビームと開口数
NAが0.45である対物レンズを用いて記録再生を行
った。
【0100】
【表2】
【0101】表2に示した各サンプル1〜17につい
て、横軸をX、縦軸をYとしてプロットした結果を、図
5に示す。また、表2に示した各サンプル1〜17につ
いて、横軸をTpのCD−ROMとの比(x)、縦軸を
McのCD−ROMとの比(y)としてプロットした結
果を、図6に示す。
【0102】また、図5には、本発明が記録再生時の光
学系に依存しないことを示すために、以下の表3に示す
ように、上述したCD−Rとは記録再生に用いる光学系
の異なる光記録媒体であるサンプル18〜20について
も、併せてプロットした。
【0103】
【表3】
【0104】表2、表3、及び図5から明らかであるよ
うに、本発明を適用して、上記式17を満足するように
して作製した第1及び第2の実施例に係るサンプル1〜
13は、ジッタが15%以下となり、従来の記録再生装
置によっても良好に再生を行うことができるため、従来
の光記録媒体との互換性が確保されたものとなる。ま
た、CD−ROMのような規格化された既存の光記録媒
体よりもトラックピッチTp及び最短記録マーク周期M
cを狭く形成して、高記録密度化を図り、記憶容量を増
大させることができる。
【0105】なお、図5から分かるように、第2の実施
例に係るサンプルディスク9〜13は、上記の式18に
示す曲線上に乗っていることが分かる。このように式1
8に示す曲線より上の領域は、トラックピッチTp及び
最短記録マーク周期Mcの比率を、従来のCDやCD−
ROMと同等に選び、記録再生装置の光学系を改善する
だけで、高記録密度化を図ることができる。
【0106】しかしながら、本発明を適用することによ
り、図5に示すように、式18に示す曲線よりも下の領
域、すなわち、より記録密度の高い領域での安定した記
録再生を行うことができる。
【0107】また、表2及び図5から明らかであるよう
に、上記の式17を満足しないようにしてトラックピッ
チTpと最短記録マーク周期Mcとの組み合わせを選択
した、比較例に係るサンプル14〜17は、再生時のジ
ッタが17%となってしまい、十分に安定して確実な記
録再生を行うことができないことが分かる。
【0108】また、図6から分かるように、λ/NAで
正規化せずに、トラックピッチTp及び最短記録マーク
周期McのCD−ROMとの比をそれぞれ横軸(x)及
び縦軸(y)にプロットした場合には、上記の式17に
示す領域は、以下の式25に示す領域となる。また、上
記の式19に示す領域は、以下の式26に示す領域とな
る。
【0109】 y>3.1537x2−5.3205x+2.7144 ・・・(式25) y<0.6711x-1 ・・・(式26) また、上記の式22及び式24を算出した場合と同様
に、CD−ROMと同じく650MBの記憶容量を有
し、このCD−ROMと同様にして波長λが780nm
の光ビームにより開口数NAが0.45である対物レン
ズにより記録再生が行われるCD−Rにおいては、カッ
トオフ周波数を考慮すると、以下の式27に示す関係を
満たすことが望ましいといえる。
【0110】x>4.43×10-1 ・・・(式27) これにより、隣接する記録トラックを光ビームにより確
実に判別しながら、確実に記録再生を行うことができる
ようになる。
【0111】図6に示す結果から、例えば従来のCDや
CD−ROMに対して互換性を確保しながら高記録密度
化を図る場合には、上記の式25に示す関係を満足する
ようにしてトラックピッチTp及び最短記録マーク周期
Mcを選択することにより、安定して確実な記録再生を
行うことが可能であることが分かる。
【0112】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明に係る光
記録媒体は、規格化された既存の光記録媒体に対して記
録再生を行う記録再生装置によって記録再生を行った場
合であっても、安定して確実に記録再生を行うことが可
能であるとともに、高記録密度化を実現することが可能
となる。したがって、規格化された既存の光記録媒体に
対する互換性を保ちながら、高記録密度化を達成して記
憶容量を増大することができる。また、本発明に係る光
記録媒体は、規格化された既存の光記録媒体を再生する
記録再生装置に対して用いる場合であっても、情報信号
やウォブル信号の変復調回路を共用することができるこ
とから、記録再生装置の低コスト化に貢献することがで
きる。
【0113】また、本発明に係る光記録媒体製造用原盤
は、規格化された既存の光記録媒体に対して記録再生を
行う記録再生装置によって記録再生を行った場合であっ
ても、安定して確実に記録再生を行うことが可能である
とともに、高記録密度化を実現することが可能な光記録
媒体を製造することが可能となる。したがって、本発明
に係る光記録媒体製造用原盤を用いて光り記録媒体を製
造することにより、規格化された既存の光記録媒体に対
する互換性を保ちながら、高記録密度化を達成して記憶
容量を増大することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光記録媒体の一構成例として
示すCD−Rの概略斜視図である。
【図2】同CD−Rの積層構造を示す要部拡大断面図で
ある。
【図3】同CD−Rに対して記録再生を行う記録再生装
置を示す概略構成図である。
【図4】同CD−Rを製造する際に用いるスタンパを作
製するレーザカッティング装置を示す概略構成図であ
る。
【図5】本発明を適用して作製した光記録媒体につい
て、横軸をXとし、縦軸をYとしてプロットした結果を
示す図である。
【図6】本発明を適用して作製した光記録媒体につい
て、横軸をxとし、縦軸をyとしてプロットした結果を
示す図である。
【符号の説明】
1 ディスク基板、2 信号記録層、3 光反射層、4
保護層、5 ウォブリンググルーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 学 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D029 JB47 JB48 WA02 WC05 WC06 WD07 WD10 5D090 AA01 BB03 BB04 CC14 DD03 DD05 FF08 FF11 FF42 GG09 KK06 LL03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録トラックに沿って情報信号の記録及
    び/又は再生が行われる光記録媒体であって、 上記記録トラックに対する記録及び/又は再生を行う情
    報信号の変復調方式を、規格化された既存の光記録媒体
    における変復調方式と同一としながら、この既存の光記
    録媒体よりも記録密度が高められており、 上記記録トラックのトラックピッチをTp、上記記録ト
    ラックに記録される最短記録マーク周期をMcとし、上
    記記録トラックに対して記録及び/又は再生する際に用
    いられる光ビームの波長をλ、対物レンズの開口数をN
    Aとしたときに、 以下の式1乃至式3に示す関係を満たすことを特徴とす
    る光記録媒体。 X=Tp/(λ/NA)・・・(式1) Y=Mc/(λ/NA)・・・(式2) Y>2.9118X2−5.5422X+3.19 ・・・(式3)
  2. 【請求項2】 上記式1乃至式3に示す関係を満たすと
    ともに、以下の式4に示す関係を満たすことを特徴とす
    る請求項1記載の光記録媒体。 Y<0.8899X-1 ・・・(式4)
  3. 【請求項3】 上記式1乃至式3に示す関係を満たすと
    ともに、以下の式5に示す関係を満たすことを特徴とす
    る請求項1記載の光記録媒体。 X>0.5 ・・・(式5)
  4. 【請求項4】 上記記録トラックには、EFM変調が施
    された情報信号に応じたピット列が形成されていること
    を特徴とする請求項1記載の光記録媒体。
  5. 【請求項5】 上記記録トラックに沿ってウォブリング
    グルーブが形成され、上記ウォブリンググルーブからの
    ウォブル信号に基づいて上記記録トラックに対する情報
    信号の記録及び/又は再生が行われるとともに、 上記ウォブル信号の変復調方式を、規格化された既存の
    光記録媒体における変復調方式と同一とされていること
    を特徴とする請求項1記載の光記録媒体。
  6. 【請求項6】 上記記録トラックに対して記録及び/又
    は再生される信号は、EFM変調が施された信号であ
    り、上記ウォブル信号は、絶対時間情報又はアドレス情
    報を含みFM変調が施された信号であることを特徴とす
    る請求項5記載の光記録媒体。
  7. 【請求項7】 記録トラックに沿って情報信号の記録及
    び/又は再生が行われる光記録媒体を製造する際に用い
    られる光記録媒体製造用原盤であって、 上記光記録媒体に形成される記録トラックに対応した凹
    凸パターンが形成されてなり、 上記光記録媒体は、上記記録トラックに対する記録及び
    /又は再生を行う情報信号の変復調方式を、規格化され
    た既存の光記録媒体における変復調方式と同一としなが
    ら、この既存の光記録媒体よりも記録密度が高められて
    おり、 上記記録トラックのトラックピッチをTp、上記記録ト
    ラックに記録される最短記録マーク周期をMcとし、上
    記記録トラックに対して記録及び/又は再生する際に用
    いられる光ビームの波長をλ、対物レンズの開口数をN
    Aとしたときに、 以下の式6乃至式8に示す関係を満たすことを特徴とす
    る光記録媒体製造用原盤。 X=Tp/(λ/NA)・・・(式6) Y=Mc/(λ/NA)・・・(式7) Y>2.9118X2−5.5422X+3.19 ・・・(式8)
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