JPH11326703A - 光コネクタ - Google Patents

光コネクタ

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JPH11326703A
JPH11326703A JP13238198A JP13238198A JPH11326703A JP H11326703 A JPH11326703 A JP H11326703A JP 13238198 A JP13238198 A JP 13238198A JP 13238198 A JP13238198 A JP 13238198A JP H11326703 A JPH11326703 A JP H11326703A
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Japan
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optical fiber
optical
optical connector
connector ferrule
butt
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JP13238198A
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English (en)
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Masahiro Hasegawa
雅弘 長谷川
Yasuhiro Tamaki
康博 玉木
Toru Arikawa
徹 有川
Kazuhiro Takizawa
和宏 瀧澤
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B6/00Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
    • G02B6/24Coupling light guides
    • G02B6/36Mechanical coupling means
    • G02B6/38Mechanical coupling means having fibre to fibre mating means
    • G02B6/3807Dismountable connectors, i.e. comprising plugs
    • G02B6/3898Tools, e.g. handheld; Tuning wrenches; Jigs used with connectors, e.g. for extracting, removing or inserting in a panel, for engaging or coupling connectors, for assembling or disassembling components within the connector, for applying clips to hold two connectors together or for crimping

Landscapes

  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光コネクタフェルールに予め挿入された光フ
ァイバに対して、多心光ファイバを接続するメカニカル
スプライスタイプの接続機構を具備する光コネクタにあ
っては、多心光ファイバ先端の光ファイバの長さの微小
な誤差に関わらず、常に効率良く光ファイバ同士を接続
機構にて突き合わせ接続するための技術の開発が求めら
れていた。 【解決手段】 多心光ファイバ59先端の光ファイバ5
9aの内の最も短いものを除く他の光ファイバ59a
の、光コネクタフェルール51側の光ファイバ53に対
する突き合わせ力によって湾曲された部分59cが、二
つ割り構造の素子57間に形成された光ファイバ収納凹
所62に収納されることにより、全ての光ファイバ5
3、59aの対が突き合わせ接続される光コネクタ50
を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光コネクタフェル
ールと、この光コネクタフェルールに予め挿入された光
ファイバに対して別の光ファイバを突き合わせ接続する
接続機構とを具備する光コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光ファイバ先端に簡便に取り付け
ることができる光コネクタとして、光コネクタフェルー
ルと、この光コネクタフェルールの突き合わせ接続され
る接合端面に対向する後端部に組み立てられ、光コネク
タフェルールに予め挿入した光ファイバに対して別の光
ファイバを突き合わせ接続する接続機構とを備えたもの
が提案されている。図4は、この種の光コネクタの一例
を示す図であって、図4(a)は正面図、図4(b)は
接続機構の断面図である。
【0003】図4(a)に示す光コネクタ1は、JIS
C 5981等に制定される、いわゆるMT形光コネ
クタフェルール2(以下、「光コネクタフェルール」)
と、この光コネクタフェルール2の接合端面3に対向す
る後端部4に組み立てられた接続機構5とを備えてい
る。接続機構5は、光コネクタフェルール2に予め挿入
された複数本(図4においては2本)の光ファイバ6
(裸ファイバが一般的)と、別途挿入される多心光ファ
イバ7(図4においては2心光ファイバテープ心線)と
を突き合わせ接続する。図4(b)に示すように、接続
機構5は、一体化時には断面円形の二つ割り構造の素子
8と、この素子8の外側に装着されたC形バネ9とを備
えている。前記素子8の二つ割りに分離される内部に
は、光コネクタフェルール2側の光ファイバ6に対して
多心光ファイバ7先端に露出された裸ファイバ7aを突
き合わせ接続可能に位置決め調心する調心機構として、
V溝やU溝等からなる調心溝10が設けられている。2
心光ファイバテープ心線である光ファイバ7の先端を素
子8に挿入することで、該光ファイバ7先端に予め露出
された2本の裸ファイバ7aが調心溝10に挿入され、
この調心溝10内で、2本の裸ファイバ7aが、予め調
心溝10に挿入された2本の光ファイバ6にそれぞれ突
き合わせ接続され、これにより光ファイバ6、7同士が
接続される。接続機構5は、2心の光ファイバ7の2本
の裸ファイバ7aに対応するべく、2本の調心溝10を
素子8内に備えている。光ファイバ6、7同士を接続す
る際には、楔11を、素子8の二つ割りの分離境界に圧
入することで、C形バネ9のクランプ力に抗して素子8
を開放し、調心溝10への裸ファイバ7aの挿入を可能
にする。光ファイバ6、7同士の接続完了後には、素子
8から楔11を引き抜き、C形バネ9のクランプ力によ
って素子8内に光ファイバ6、7を挟み込み、接続状態
を維持する。これにより、接続機構5からの光ファイバ
7の引き抜きが規制され、光ファイバ7先端に光コネク
タ1が取り付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、2心光ファ
イバテープ心線である光ファイバ7の先端に露出させた
2本の裸ファイバ7aを、正確に同じ長さに切り揃える
ことは、厳密な意味では困難であり、例えば、図5に示
すように、裸ファイバ7a間に、数μm〜数十μm程度
のずれが生じていることが普通である。しかしながら、
光ファイバ7先端の裸ファイバ7a間に先端位置のずれ
が存在していれば、この光ファイバ7を、前述の光コネ
クタ1の接続機構5内に挿入した時に、長い方の裸ファ
イバ7aが先行して、光コネクタフェルール6側の光フ
ァイバ6と突き合わせ接続され、他方の裸ファイバ7a
は、光コネクタフェルール2側の光ファイバ6に対して
突き合わせることが不可能になったり、突き合わせるこ
とができても、突き合わせ力の不足によって、目的の接
続損失が安定に得られなくなるといった懸念があった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、二つ割り構造の素子の間に複数対の光ファイバを突
き合わせ接続して挟持するタイプの接続機構を具備する
光コネクタにおいて、光コネクタフェルール側の複数本
の光ファイバに対して接続される、多心光ファイバ先端
の複数本の光ファイバの長さが不揃いであっても、光フ
ァイバ収納凹所によって長さの違いを吸収することによ
って、効率良く突き合わせ接続することができる光コネ
クタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、光コネクタ
フェルールと、該光コネクタフェルールの突き合わせ接
続される接合端面に対向する後端部に組み立てられ、前
記光コネクタフェルールに予め挿入された複数本の光フ
ァイバに対して多心光ファイバを接続する接続機構とを
備え、前記接続機構は、前記多心光ファイバ先端に露出
させた複数本の光ファイバを、二つ割り構造の素子内に
設けられた調心機構によって、それぞれ光コネクタフェ
ルール側の目的の光ファイバに対して突き合わせ接続可
能に位置決め調心し、かつ、突き合わせ接続した両光フ
ァイバを、前記素子の外側に装着されたクランプバネの
クランプ力により、前記素子に挟み込んで接続状態を維
持するようになっている光コネクタにおいて、前記素子
の間に、前記多心光ファイバ側の光ファイバを湾曲収納
可能な光ファイバ収納凹所を備え、前記多心光ファイバ
先端の光ファイバの、前記光コネクタフェルール側の光
ファイバに対する突き合わせ力によって湾曲された部分
が、前記光ファイバ収納凹所に収納されるようになって
いることを特徴とする光コネクタを前記課題の解決手段
とした。本発明では、例えば、多心光ファイバ先端の複
数本の光ファイバの長さが不揃いであっても、最も短い
光ファイバを除く他の光ファイバが、それぞれ光ファイ
バ収納凹所の範囲内で湾曲することで、最も短い光ファ
イバと実質的に長さが揃った状態となり、全ての光ファ
イバを、光コネクタフェルール側の光ファイバに対して
突き合わせ接続できる。湾曲される光ファイバは、最も
短いものを除く全ての光ファイバに限定されず、最も短
いものを除く一部の光ファイバであっても良い。また、
前記接続機構における、光コネクタフェルール側の光フ
ァイバに対する、多心光ファイバ先端の光ファイバの接
続形態は、以下の4つが採用可能である。 (a)多心光ファイバ先端の光ファイバの全てに湾曲部
が形成され、光コネクタフェルール側の光ファイバに対
して突き合わせ接続されている。 (b)多心光ファイバ先端の光ファイバの全てが、湾曲
部の形成無しに、光コネクタフェルール側の光ファイバ
に対して突き合わせ接続されている。 (c)多心光ファイバ先端の光ファイバの長さが不揃い
で、最も短いものを除く一部の光ファイバのみに湾曲部
が形成され、光コネクタフェルール側の光ファイバに対
して突き合わせ接続され、湾曲されていない光ファイバ
の全てが、光コネクタフェルール側の光ファイバに対し
て突き合わせ接続されている。 (d)多心光ファイバ先端の光ファイバの長さが不揃い
で、最も短いものを除く一部の光ファイバが、光コネク
タフェルール側の光ファイバに対して突き合わせ接続さ
れ、他の光ファイバの全てが、光コネクタフェルール側
の光ファイバに対して、屈折率整合剤を介して光接続さ
れている。突き合わせ接続されている光ファイバは、湾
曲部が形成されている場合、湾曲部が形成されていない
場合のどちらも採用可能である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の1実施形態につい
て、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態の光
コネクタ50を示す全体斜視図、図2は光コネクタ50
を示す断面図、図3は接続機構の作用を示す図であっ
て、(a)は開放時を示す断面図、(b)は閉塞時を示
す断面図である。図1に示すように、本実施形態の光コ
ネクタ50は、光コネクタフェルール51と、この光コ
ネクタフェルール51の突き合わせ接続される接合端面
51aに対向する後端部51bに組み付けられた接続機
構52とを備えている。
【0008】光コネクタフェルール51は、JIS C
5981等に制定されるMT形光コネクタフェルール
に似た構成であり、長方形状の接合端面51aの長手方
向両端部にガイドピン穴51cを備えており、このガイ
ドピン穴51cにガイドピンを挿入、嵌合させること
で、別の光コネクタフェルール等との突き合わせ接続時
の位置決めを行うことができる。また、この光コネクタ
フェルール51には、2本の光ファイバ53(裸ファイ
バ)が並行に挿入されている。これら光ファイバ53の
一端は、接合端面51aに露出され、他端は、接続機構
52内に挿入されている。
【0009】図1および図2に示すように、接続機構5
2は、ベース54およびこのベース54に対して開閉す
る蓋体55、56からなる二つ割り構造の素子57と、
この素子57の外側に装着され、該素子57を一体化す
るようにしてクランプ保持するクランプバネ58とを備
えている。ベース54の蓋体55、56に対向する対向
面54aには、光コネクタフェルール51に挿入された
2本の光ファイバ53に対して、前記素子57に別途挿
入される多心光ファイバ59(2心光ファイバテープ心
線)先端に露出させた2本の光ファイバ59a(裸ファ
イバ)を突き合わせ接続可能に位置決め調心する調心機
構としての調心溝60が貫通形成されている。図3
(a)、(b)に示すように、前記調心溝60は、2本
並行に形成されている。
【0010】光コネクタフェルール51側の光ファイバ
53は、前記調心溝60に挿入され、前記クランプバネ
58のクランプ力によって、素子57内にクランプ保持
される。図2に示すように、ベース54から突設された
鍔部54b、蓋体55から突設された鍔部55aは、光
コネクタフェルール51の後端部51aから切り込んだ
形状の切込部51dに挿入されており、調心溝60は、
ベース54の鍔部54bにも到達されているので、光コ
ネクタフェルール51側の光ファイバ53は、その他端
のみならず、光コネクタフェルール51の接合端面51
a近傍に位置する一端を除く大半の部分が調心溝60内
に収納され、素子57間に安定にクランプ保持される。
なお、ベース54の鍔部54bは、光コネクタフェルー
ル51に接着等により固定している。図1、図2中、符
号61は接着剤注入窓であり、光コネクタフェルール5
1内に挿入した光ファイバ53を固定する接着剤を注入
するためのものである。
【0011】蓋体55には、ベース54に対向する内面
側から窪んだ形状の光ファイバ収納凹所62が形成され
ている。光コネクタフェルール51側の光ファイバ53
の他端は、前記光ファイバ収納凹所62に到達されな
い。一方、光コネクタフェルール51側の光ファイバ5
3に対して突き合わせ接続する多心光ファイバ59は、
素子57の後端部(図2中右端)に開口されたテーパ状
の導入部60aから調心溝60に挿入され、その先端に
予め露出された光ファイバ59aが、調心溝60によっ
て位置決め調心され、光コネクタフェルール1側の光フ
ァイバ53と突き合わせ接続されるようになっている。
光ファイバ53と突き合わせた光ファイバ59aの一部
は、光ファイバ収納凹所62に臨むようになっている。
【0012】また、多心光ファイバ59の光ファイバ5
9aが露出されていない被覆部59bは、蓋体55の後
端側に連設された蓋体56に対向する調心溝60に形成
された光ファイバ導入溝60b上に乗り上げ、蓋体56
とベース54との間に挟み込まれる。蓋体55、56
は、互いに分離されているため、それぞれ単独でベース
54に対して開閉される。また、クランプバネ58も、
スリット58aによって分離された各部が、それぞれ、
蓋体55、56のいずれかに対応する単独のC形バネと
して機能する。このため、素子57内では、光ファイバ
59a、被覆部59bのいずれも、安定にクランプする
ことができる。前記光ファイバ導入溝60bは、調心溝
60の他の部分に比べて調心精度が低くなっており、導
入部60aから挿入された光ファイバ59aを調心溝6
0の光コネクタフェルール51側先端へ円滑に導く。
【0013】この光コネクタ50を多心光ファイバ59
先端に取り付けるには、まず、図3(a)に示すよう
に、素子57の側部から、該素子57の二つ割りの分離
境界に楔63を圧入して、クランプバネ58のクランプ
力に抗して素子57を開放しておき、この状態を維持し
たまま、多心光ファイバ59先端を図2に示す導入部6
0aから素子57内に挿入し、多心光ファイバ59先端
に予め露出しておいた光ファイバ59aを、それぞれ目
的の調心溝60に挿入し、予め、調心溝60内に収納さ
れている光ファイバ53に対して突き合わせる。そし
て、多心光ファイバ59を光ファイバ53方向に押圧し
て、光ファイバ53、59a間の突き合わせ力を維持し
た状態にて、楔63を素子57から引き抜く。すると、
図3(b)に示すように、クランプバネ58のクランプ
力によって素子57が閉じられ、光コネクタフェルール
51側の光ファイバ53および多心光ファイバ59が素
子57内にクランプ保持されて、光ファイバ53、59
同士の接続状態が維持される。
【0014】多心光ファイバ59を光ファイバ53方向
に押圧して、光ファイバ53、59a間に突き合わせ力
を与える際には、多心光ファイバ59先端の2本の光フ
ァイバ59aの長さが互いに異なる場合、光ファイバ5
3への押圧力によって、長い方の光ファイバ59aを湾
曲させ、この湾曲部59cを光ファイバ収納凹所62に
収納することで、短い方の光ファイバ59aと光コネク
タフェルール51側の光ファイバ53との突き合わせ接
続状態を確保する。光ファイバ59a間の長さの差は、
数μm〜数十μm程度の微小なものであることが一般的
であり、長い方の光ファイバ59aの湾曲部59cは、
前記長さの差を吸収することが目的であり、光ファイバ
59aに座屈を生じない程度の極めて微小で良い。湾曲
部59cが形成された光ファイバ59aの、光コネクタ
フェルール51の光ファイバ53に対する突き合わせ力
は、湾曲によっても殆ど変動しない。これにより、多心
光ファイバ59側の全ての光ファイバ59aが、ほぼ均
等の突き合わせ力を以て、光コネクタフェルール51側
の光ファイバ53に対して突き合わせ接続される。2本
の光ファイバ59aの長さが同じ場合は、各光ファイバ
59aに湾曲部59cを形成しなくても、十分な突き合
わせ力が確保できれば目的の低接続損失が得られるが、
両光ファイバ59aに突き合わせ接続時に湾曲部59c
を形成すると、光コネクタフェルール51側の光ファイ
バ53との突き合わせ力が確保され、突き合わせ接続が
確実になされ、目的の接続損失が安定に得られる利点が
ある。また、2本の光ファイバ59aの長さが異なる場
合では、長い方の光ファイバ59aが、光コネクタフェ
ルール51側の光ファイバ53に対して突き合わせ接続
され、短い方の光ファイバ59aが、光コネクタフェル
ール51側の光ファイバ53に対して当接されずに、屈
折率整合剤を介して光接続されている接続形態も採用可
能である。この場合、長い方の光ファイバ59aには、
湾曲部59cを形成しなくても突き合わせ接続状態を確
保できるが、湾曲部59cを形成すると、突き合わせ力
が確実に得られ、目的の低接続損失が確実に得られるこ
とは言うまでも無い。
【0015】なお、素子57を透明樹脂から形成してお
き、光ファイバ53または多心光ファイバ59の各光フ
ァイバ59aに送入した可視波長の試験光の漏洩光を、
接続機構52外側から観察できるようにしておくと、光
ファイバ53、59a間の突き合わせ接続状態を簡単に
検知することができ、光ファイバ53、59a同士の接
続を効率良く行うことができる(例えば、特願平8−6
177等が関連する)。すなわち、光ファイバ53、5
9a同士が正しく接続されていない時には、接続機構5
2の外側にて観察される試験光の漏洩光量が多く、接続
が正しくなされると、漏洩光が減少あるいは観察されな
くなるため、漏洩光を観察しつつ多心光ファイバ59に
光ファイバ53方向への押圧力を付与することで、全て
の光ファイバ53、59aの対を正しく突き合わせ接続
することができる。正しく突き合わ接続がなされたこと
が確認された時に、速やかに素子57を閉じて光ファイ
バ53、59をクランプすることで、接続状態を簡便に
維持することができる。
【0016】なお、本発明の光コネクタは、前記実施形
態に何ら限定されるものではなく、例えば、コ字状バネ
によって、断面角形の素子が一体化状態にクランプ保持
される構成等、各種構成が採用可能である。また、前記
実施形態では、ベース54のみに調心溝60が形成され
た接続機構52を例示したが、これに限定されず、蓋体
側のみ、あるいはベース側と蓋体側の双方に調心溝が形
成されている構成も採用可能である。調心機構として
は、V溝やU溝等の調心溝に限定されず、例えば、マイ
クロキャピラリ、光ファイバを3以上の精密ボールや精
密ロッドに担持する機構等、各種構成が採用可能であ
る。この光コネクタの対応心数は2心に限定されず、3
心以上であっても良い。対応心数を変更する場合は、光
コネクタフェルールに挿入する光ファイバ本数、接続機
構に設ける調心機構の数等が変更される。
【0017】
【発明の効果】本発明の光コネクタによれば、光コネク
タフェルール側の複数本の光ファイバに、多心光ファイ
バを突き合わせ接続する接続機構の、接続する両光ファ
イバを挟み込む二つ割り構造の素子内に、光ファイバを
湾曲収納可能な光ファイバ収納凹所を備え、突き合わせ
方向に付与された押圧力によって湾曲された光ファイバ
を、前記光ファイバ収納凹所に収納するため、例えば、
多心光ファイバ先端の光ファイバの長さが不揃いであっ
ても、多心光ファイバ先端の光ファイバの内の長いもの
が湾曲することによって、全ての光ファイバを、光コネ
クタフェルール側の光ファイバに対して目的の突き合わ
せ力を以て突き合わせ接続させることができるといった
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光コネクタの一実施形態を示す全体
斜視図である。
【図2】 図1の光コネクタの側断面図である。
【図3】 図1の光コネクタの接続機構の作用を示す断
面図であって、(a)は開放状態、(b)は閉塞状態を
示す。
【図4】 接続機構を具備する光コネクタの一例を示す
側面図である。
【図5】 先端に裸ファイバが露出された光ファイバテ
ープ心線を示す平面図である。
【符号の説明】
50…光コネクタ、51…光コネクタフェルール、51
a…接合端面、51b…後端部、52…接続機構、53
…光ファイバ(裸ファイバ)、57…素子、58…クラ
ンプバネ(C形バネ)、59…多心光ファイバ(2心光
ファイバテープ心線)、59a…光ファイバ(裸ファイ
バ)、59c…湾曲部、60…調心機構(調心溝)、6
2…光ファイバ収納凹所。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀧澤 和宏 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光コネクタフェルール(51)と、該光
    コネクタフェルールの突き合わせ接続される接合端面
    (51a)に対向する後端部(51b)に組み立てら
    れ、前記光コネクタフェルールに予め挿入された複数本
    の光ファイバ(53)に対して多心光ファイバ(59)
    を接続する接続機構(52)とを備え、前記接続機構
    は、前記多心光ファイバ先端に露出させた複数本の光フ
    ァイバ(59a)を、二つ割り構造の素子(57)内に
    設けられた調心機構(60)によって、それぞれ光コネ
    クタフェルール側の目的の光ファイバ(53)に対して
    突き合わせ接続可能に位置決め調心し、かつ、突き合わ
    せ接続した両光ファイバを、前記素子の外側に装着され
    たクランプバネ(58)のクランプ力により、前記素子
    に挟み込んで接続状態を維持するようになっている光コ
    ネクタにおいて、 前記素子の間に、前記多心光ファイバ側の光ファイバを
    湾曲収納可能な光ファイバ収納凹所(62)を備え、 前記多心光ファイバ先端の光ファイバの、前記光コネク
    タフェルール側の光ファイバに対する突き合わせ力によ
    って湾曲された部分(59c)が、前記光ファイバ収納
    凹所に収納されるようになっていることを特徴とする光
    コネクタ(50)。
JP13238198A 1998-05-14 1998-05-14 光コネクタ Withdrawn JPH11326703A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008033195A (ja) * 2006-08-01 2008-02-14 Fujikura Ltd 光コネクタ
JP2012068535A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Fujitsu Ltd 多芯光コネクタ

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