JP3970420B2 - 光ファイバ接続器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバの突き合わせ接続に用いられる光ファイバ接続器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図8は、従来構造の光ファイバ接続器51を示す。
この光ファイバ接続器51は、突き合わせた2本の光ファイバ52a、52bを、共にプラスチック等の樹脂からなるベース53と押さえ蓋54a、54b、54cとの間に、図示しないバネ等のクランプ手段により挟み込んで固定する構造になっている。光ファイバ52a、52bは、その先端の裸ファイバ57a、57bを、光ファイバ接続器51の両端に開口された導入溝55a、55bから、光ファイバ接続器51の中央部の調心機構56に挿入し、精密に位置決め調心することで、突き合わせ接続される。接続後、クランプ手段のクランプ力によって光ファイバ接続器51を閉じると、ベース53と押さえ蓋54a、54b、54cとの間に光ファイバ52a、52bがクランプ固定され、接続状態が維持される。裸ファイバ57a、57bあるいは調心機構56には、屈折率整合剤が塗布され、低接続損失が確保される。一方、ファイバ52a、52bの前記裸ファイバ57a、57b以外の部分、すなわち、被覆材によって被覆されている部分は、調心機構56よりも調心の低い導入溝55a、55b内に収納される。
【0003】
調心機構56としては、(1)精密細管(以下、「マイクロキャピラリー」)内にその両端から光ファイバを挿入して突き合わせる構造、(2)位置決め溝において光ファイバ同士を突き合わせる構造、(3)3本の精密ロッドあるいは3個の精密ボールの中心に光ファイバを担持して位置決めする構造などがある。位置決め溝としては、V溝や、U溝(図示せず)等が採用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記のような光ファイバ接続器51では、対応可能な光ファイバ52a、52b径が一種類のみであるため、多様な光ファイバの径に対応するには、多数種類の光ファイバ接続器を用意することとなり、コスト増大の原因になっていた。また、径の異なる光ファイバ同士を接続するには、接続する光ファイバ径の組み合わせに対応する種類の光ファイバ接続器を用意することとなり、前記問題が一層顕著になってしまう。
【0005】
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、複数の光ファイバ径に対応して、光ファイバ同士を突き合わせ接続することができ、しかも、径の異なる光ファイバ同士の接続をも可能にする光ファイバ接続器を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の光ファイバ接続器では、光ファイバ同士を突き合わせ接続するための光ファイバ接続器であって、一体化時に光ファイバを挟み込むベース(2)および蓋体(3)からなる二つ割り構造の素子(1A)と、該素子を内側に挟み込むことにより側圧を与えて素子の一体化状態を維持する断面コ字状あるいはC形の細長の部材であるクランプ手段(4)と、ベースと蓋体との間において、対向する両側に形成した導入溝(9)から挿入された光ファイバ(7、37)同士を突き合わせ接続可能に位置決め調心する調心機構(8)とを備えてなり、前記素子の側部の複数箇所に、楔(24)の挿脱によって素子を開閉するための楔挿入溝(25)が開口されており、前記導入溝内に、互いに径の異なる光ファイバ(7、37)を収納する複数の内部収納溝(9a、9b)を形成して、各内部収納溝にてそれぞれ対応する径の光ファイバを収納するようになっており、前記内部収納溝は、前記光ファイバの被覆部を収納する第1内部収納溝(9a)と、この第1内部収納溝から前記調心機構とは反対の方向へ延び、前記第1内部収納溝よりも大径の光ファイバの被覆部を収納する第2内部収納溝(9b)とを具備し、前記蓋体(3)は、ベース(2)の調心機構(8)に対応する中央蓋(17)と、前記導入溝(9)に対応する端部蓋(18)の三つの部分を直列に配列した構成になっており、光ファイバの前記被覆部をベースとの間にクランプする前記端部蓋を個別に開閉でき、前記導入溝(9)と前記調心機構(8)との間に、全体として、導入溝(9)から調心機構(8)に向かって次第に調心精度が高まるテーパ状の溝である調心精度移行部(10)が形成され、
前記調心精度移行部(10)は、導入溝(9)側の第1移行部(10a)と、調心機構(8)側の第2移行部(10b)とからなり、第1移行部(10a)は、導入溝(9)側端部の調心精度が導入溝(9)とほぼ等しくなっているとともに、第2移行部(10b)方向に行くにしたがって、調心精度が次第に高まるテーパ状の溝であり、第2移行部(10b)は、第1移行部(10a)から調心機構(8)に行くにしたがって次第に調心精度が高まるテーパ状の溝であることを特徴とする光ファイバ接続器を前記課題の解決手段とした。
前記調心機構としては、マイクロキャピラリー、V溝、U溝等の位置決め溝、3本の精密ロッドあるいは3個の精密ボールの中心に光ファイバを担持して位置決めする構造などが適用される。
【0007】
本発明の光ファイバ接続器に適用される光ファイバとしては、例えば、先端に裸ファイバが露出された光ファイバ心線等であり、導入溝は、調心機構よりも調心精度が低くなっている。導入溝は、調心機構に直接連通するか、別途形成した溝等を介して間接的に連通する。いずれの構成においても、調心機構と導入溝との間の調心精度の差を緩和するべく、テーパ部を設けることが好ましく、これにより、導入溝から挿入された光ファイバが調心機構にスムーズに導かれて挿入される。
調心機構に光ファイバが挿入されると、導入溝にも光ファイバが収納される。導入溝内では、対応する調心精度の内部収納溝を選択して、光ファイバを挿入、収納する。ここで、クランプ手段の付勢力により、素子を閉じると、ベースと蓋体との間に光ファイバが挟み込まれる。内部収納溝を選択して導入溝内に収納した光ファイバも、素子内にクランプ保持される。
組み立てた光ファイバ接続器は、楔等の工具を使用して素子のベースと蓋体との間を押し広げると、光ファイバのクランプ力が解除されて、光ファイバ同士の接続や接続切り替え等の作業が可能な状態になる。
【0008】
導入溝としては、請求項2記載のように、複数の前記内部収納溝を、前記調心機構の調心軸線の延長上に互いに連通させて連設し、前記調心機構側の内部収納溝の調心精度が、該内部収納溝から前記調心機構に対向する反対側に形成した別の内部収納溝よりも高い構成を採用することが好ましい。
この構成によれば、光ファイバを調心機構に挿入する場合、順に、大径の光ファイバに対応する内部収納溝から、小径の光ファイバに対応する内部収納溝(あるいは、これに加えて、導入溝から調心機構へ光ファイバを導くテーパ部)を経由して、調心機構に挿入することになり、小径の光ファイバに対応する内部収納溝が、大径の光ファイバに対応する内部収納溝と調心機構との間の調心精度の差を緩和する機能を果たし、調心機構への裸ファイバの挿入をスムーズに行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下本発明の1実施形態を、図1から図7を参照して説明する。
図中符号1は、本実施形態の光ファイバ接続器である。この光ファイバ接続器1は、図1および図2に示すように、一体化時に概略断面長方形のロッド状となる二つ割り構造を構成するベース2および蓋体3からなる素子1Aと、該素子1Aの全体をほぼ収納可能な断面コ字状のクランプ手段4とを備えている。
【0010】
ベース2および蓋体3は、図2および図3に示すように、ともに断面長方形のロッド状の部材であって、互いの当接面5、6を重ね合わせることにより一体化されるようになっている。本実施形態のベース2と蓋体3とは、共にプラスチック等の適度な硬度を有する材料によって形成されている。
図1に示すように組み立てられた光ファイバ接続器1では、クランプ手段4の付勢力によって、ベース2と蓋体3とが互いに圧接され、素子1Aが閉じられた状態が維持されるが、素子1A側面の複数箇所に開口された楔挿入溝25に楔24を挿入すると、ベース2と蓋体3との間が押し広げられ、素子1Aが開かれた状態となる。
【0011】
図2および図3に示すように、当接面5の長手方向両端部には互いに径の異なる単心の光ファイバ心線7または37が挿入される導入溝9が形成され、当接面5の長手方向中央部には、これら光ファイバ心線7または37同士を突き合わせ接続可能に位置決め調心するV溝である調心機構8が形成されている。図2および図6に示すように、これら調心機構8と導入溝9とは、ベース2の長手方向に沿った同一直線上に配置されている。
【0012】
詳述すると、図2に示すように、調心機構8は、光ファイバ心線7、37先端の被覆を除去して露出させた裸ファイバ7a、37aを収納して突き合わせ接続可能に位置決め調心し、導入溝9は、前記裸ファイバ7a、37a以外の部分である光ファイバ心線7、37の被覆部分を収納する。導入溝9は、調心機構8より調心精度が低くなっている。
なお、光ファイバ心線7、37は、請求項1記載の光ファイバに相当する。
【0013】
光ファイバ心線7同士の突き合わせ接続について説明すると、図1に示すように組み立てられた光ファイバ接続器1の素子1Aを開放した状態にて、予め裸ファイバ7aが先端に露出された光ファイバ心線7を、素子1Aの長手方向両端部に形成されたテーパ状の挿入凹部21から導入溝9へ押し込む。すると、図3に示すように、光ファイバ心線7先端の裸ファイバ7aが、導入溝9と調心機構8との間に形成された調心精度移行部10(図2参照)を介して、調心機構8へ挿入される。両側の導入溝9から挿入された裸ファイバ7a同士が調心機構8内にて当接すると、調心機構8の調心精度によって精密に位置決め調心された裸ファイバ7a同士が突き合わせ接続され、光ファイバ心線7同士が光接続される。この時、光ファイバ心線7の裸ファイバ7a以外の部分(被覆部分)は、導入溝9に収納される。
【0014】
図6に示すように、前記調心精度移行部10は、全体として、導入溝9から調心機構8に向かって次第に調心精度が高まるテーパ状の溝であるから、導入溝9から調心機構8に向けて挿入された裸ファイバ7aは、調心精度移行部10を介して調心機構8にスムーズに挿入することができる。
また、挿入凹部21(図1参照)は、調心機構8よりも調心精度の低い導入溝9の端部をテーパ状に拡張した形状であるので、導入溝9への光ファイバ心線7aの挿入もスムーズになされる。
【0015】
導入溝9について、具体的に説明する。
図2に示すように、この導入溝9は、前記調心精度移行部10に連続する第1内部収納溝9aと、この第1内部収納溝9aから前記調心機構8と対向する反対の方向へ延びる第2内部収納溝9bの、互いに連通された二つの内部収納溝9a、9bを備えている。第1内部収納溝9aは、光ファイバ心線7の被覆を除去していない部分(以下「被覆部7b」)を収納し、第2内部収納溝9bは、光ファイバ心線7よりも大径の光ファイバ心線37の被覆を除去していない部分(以下「被覆部37b」)を収納するようになっている。いずれの内部収納溝9a、9bも、被覆部7bまたは37bを、調心機構8の調心軸線の延長上に位置決めして収納する。第1内部収納溝9aは、調心機構8よりも調心精度が低く、第2内部収納溝9bの調心精度は、第1内部収納溝9aよりもさらに低い。
例えば、光ファイバ心線7同士の接続では、両導入溝9、9にて、第1内部収納溝9aを選択して、被覆部7bを収納する。
【0016】
本実施形態において、光ファイバ心線7(被覆部7b)はφ250μm、裸ファイバ7aはφ125μm、光ファイバ心線37(被覆部37b)はφ0.9mm、裸ファイバ37aはφ125μmである。
本発明に係る光ファイバ接続器に適用可能な光ファイバのサイズは、これに限定されず、適宜選択可能であることは言うまでも無い。また、被覆部径等に対応して、第1、第2内部収納溝形状等は適宜変更される。
【0017】
光ファイバ心線7の素子1Aへの挿入工程を詳細に説明すると、図3に示すように、光ファイバ心線7を素子1A内に挿入すると、裸ファイバ7aが、挿入凹部21から第2内部収納溝9bに挿入され、第1、第2内部収納溝9a、9bの境界に形成されたテーパ部9cによってスムーズに第1内部収納溝9aに導かれ、さらに、第1内部収納溝9aから調心精度移行部10を介して調心機構8へスムーズに導かれる。このため、第2内部収納溝9bと調心機構8との間の調心精度の差が大きくても、第1内部収納溝9aを経由することで、裸ファイバ7aを調心機構8へ、スムーズに導入することができる。
被覆部7bが調心精度移行部10の後述する第1移行部10aに突き当たると、それ以上の光ファイバ心線7の挿入が規制され、各光ファイバ心線7の被覆部7bは、導入溝9の第1内部収納溝9aに収納される。裸ファイバ7aには、調心機構8への収納長に、調心精度移行部10への収納長を加えた長さ、あるいは、それよりも若干長い長さを確保する。これにより、被覆部7aが第1移行部10aに突き当たるよりも前に、裸ファイバ7a同士が突き合わせ接続され、しかも、裸ファイバ7a同士の突き合わせ力も確保される。
【0018】
光ファイバ心線37の素子1Aへの挿入についてもほぼ同様であり、予め、先端に裸ファイバ37aが露出された光ファイバ心線37を挿入凹部21から第2内部収納溝9bへ押し込み、挿入することで、裸ファイバ37aが、第1内部収納溝9a、調心精度移行部10を介して調心機構8にスムーズに挿入される。前記被覆部37bがテーパ部9cに突き当たると、光ファイバ心線37のそれ以上の押し込みが規制され、光ファイバ心線37の被覆部37bが、第2内部収納溝9b内に収納される。
【0019】
また、光ファイバ心線7と光ファイバ心線37とを接続する時には、一方の導入溝9の内部収納溝9aに光ファイバ心線7の被覆部7bを収納し、他方の導入溝9の第2内部収納溝9aに光ファイバ心線37の被覆部37bを収納する。
これにより、この光ファイバ接続器1では、径の異なる光ファイバ心線7、37の突き合わせ接続も可能である。
【0020】
図3において、前記調心精度移行部10は、導入溝9側の第1移行部10aと、調心機構8側の第2移行部10bとからなり、調心機構8と導入溝9との間にて調心精度が2段階に変化するようになっている。第1移行部10aは、導入溝9側端部の調心精度が導入溝9とほぼ等しくなっているとともに、第2移行部10b方向に行くにしたがって、調心精度が次第に高まるテーパ状の溝である。第2移行部10bは、第1移行部10aから調心機構8に行くにしたがって次第に調心精度が高まるテーパ状の溝であって、調心機構8側端部の調心精度が調心機構8とほぼ等しくなっている。
第2移行部10bは、第1移行部10aよりも長い数mm程度の長さを有し、第1移行部10aよりも緩やかに調心精度が移行するようにないる。また、図2および図3において、第2移行部10bは、調心機構8方向へ行く程、溝深さのみが浅くなり、調心軸線方向に垂直の溝幅方向は調心機構8と同様の調心精度が変化しない構成になっているが、これに限定されず、溝幅方向についても、調心機構8方向へ行く程、調心精度が高まる構成も採用可能である。
【0021】
また、第2移行部10b内では、裸ファイバ7a、37aを変位を許容して収納するようになっている。このため、裸ファイバ7a、37aが調心機構8の調心軸線上に無く、位置ずれを生じている時には、調心精度移行部10内にて裸ファイバ7a、37aが緩やかに湾曲して収納されることとなり、位置ずれが吸収される。これにより、せん断力等によって、裸ファイバ7a、37aを傷める心配も無く、裸ファイバ7a、37aの光伝送性能を安定に維持することができる。
【0022】
図2および図3に示すように、調心精度移行部10の両側にはガイド壁11、11がベース2の両側から突設されているので、素子1Aが開放されている状態であっても、裸ファイバ7aは、調心精度移行部10から外側に突出すること無く、調心機構8内へ導かれる。素子1Aの開閉量は微小であり、ガイド壁11、11は、蓋体3側に形成したガイド壁収納穴13に常時収納されるため、素子1Aが開閉されても、このガイド壁11、11とガイド壁収納穴13との係合によって、ベース2と蓋体3との間には位置ずれが生じない。
なお、前記ガイド壁11、11は、一括成形によってベース2の当接面5に突設されているので、簡便に形成することができる。
【0023】
図2に示すように、ベース当接面5の長手方向3カ所には、蓋体当接面6に形成された係合凹部14が係合される係合凸部15と、蓋体当接面6に突設された係合凸部15が係合される係合凹部14とが形成されている。係合凸部15の先端には、係合凹部14に対する相対回転を可能とする湾曲面16が形成されており、図4および図5に示すように、ベース2と蓋体3とを一体化した時に係合した全ての係合凹部14と係合凸部15の組の相対回転の軸線が素子1Aの幅方向(図4、図5左右)一側部に沿った同一直線上に配置されて、この直線を軸線としてベース2と蓋体3の相対回転が可能になる。ベース2と蓋体3の相対回転の軸線は光ファイバ接続器1の軸線と平行であり、しかも光ファイバ接続器1の側部に位置されるので、互いに係合された係合凹部14と係合凸部15とはベース2と蓋体3の開閉用のヒンジの機能を果たす。
【0024】
蓋体3は、図2および図3に示すように、ベース2の調心機構8に対応する中央蓋17と、導入溝9に対応する端部蓋18の三つの部分を直列に配列した構成になっている。中央蓋17と端部蓋18との間は、一方から突設した連結端部19を他方に形成した連結凹部18aに、調心精度移行部10上で係合させることで連結される。また、図3に示すように、中央蓋17は、長手方向各連結端部19に開口したガイド壁収納穴13にガイド壁11、11を収納することにより、ベース2に対して位置決めされるようになっている。
【0025】
図7は、端部蓋18のベース当接面5に臨む下面側を示す斜視図である。
図7において、端部蓋18には、導入溝9に収納された光ファイバ心線7または37の上部(図3上側)を収納する蓋溝20が形成されている。この蓋溝20は、導入溝9と同様の形状になっている。なお、導入溝9内に収納した光ファイバ心線7、37を安定にクランプ可能であれば、蓋溝20を省略することも可能である。
図7中、符号18aは、中央蓋17から突設された連結端部19と係合する連結凹部である。
図3において、中央蓋17の当接面6は平坦面であるが、調心機構8とともに裸ファイバ7a、37aを収納する裸ファイバ収納溝を形成することも可能である。こうすることにより、より径の太い裸ファイバ7a、37aにも対応することが可能になる。
【0026】
図2に示すように、素子1Aの長手方向両端部の常時クランプ手段4の外側に露出する露出部22は角形になっているので、工具等で固定することが簡便である。
楔挿入溝25は、調心機構8を介して、係合凹部14、係合凸部15に対向する、素子1Aの反対側の側部に開口している。図4および図5は、ベース2に対する蓋体3の開閉を示している(図では中央蓋17を示している)。楔挿入溝25に楔24を圧入した時には、係合された係合凹部14と係合凸部15とが構成する回転軸線を中心としてベース2と蓋体3とが楔挿入溝25を拡張する方向に相対回転して離間するようになっている。
楔24は、平坦に形成された先端面24aを楔挿入溝25の最奥部に突き当てるようにして圧入されるようになっている。また、楔24は、楔挿入溝25の目的開口幅に相当する厚さ寸法t1を有しているので、楔挿入溝25に圧入するだけで常に一定の開口量で安定して楔挿入溝25を開口することができるようになっている。
【0027】
クランプ手段4は、素子1Aよりやや短い細長の部材であって、ベリリウム銅等の材料で形成されている。ベリリウム銅の場合、目的形状に成形後時効硬化処理を行ったものや、熱処理後フッ素樹脂等でコーティングしたもの等がより好ましい。クランプ手段4は、一対のフランジ部26の間を押し広げるようにして、開口部23から素子1Aがその内側に圧入されるようになっている。各フランジ部26の中央部には、該フランジ部26を屈曲成形した位置決め凸部27がクランプ手段4の内側に向けて突設されており、クランプ手段4の内側に素子1Aを挿入した時に、該素子1Aのベース2および蓋体3のそれぞれの外面に形成された位置決め凹部28、29に位置決め凸部27が係合して、素子1Aがクランプ手段4の定位置に安定にクランプ支持されるようになっている。
【0028】
位置決め凸部27は両フランジ部26間で対向する位置に形成され、位置決め凹部28、29はベース2、蓋体3の幅方向(図4左右)中央部に形成されており、両フランジ部26の間に素子1Aをクランプ手段4でクランプした時には、一対の位置決め凸部27、27の間に調心機構8が位置し、調心機構8に挿入した光ファイバ心線7、37の直径方向にクランプ力が安定に作用するようになっている。
【0029】
両フランジ部26は、それぞれ長手方向(クランプ手段4の長手方向)2カ所に形成されたスリット12によって3分割されている。スリット12の形成位置は、両フランジ部26で対応しており、しかも、蓋体3の中央蓋17と端部蓋18との境界に位置しているので、素子1Aの中央蓋17や端部蓋18に対応するそれぞれの部分における光ファイバ心線7、37や裸ファイバ7a、37aのクランプ力を個別に調整することができる。
なお、コ字状のクランプ手段4は、例えばC形のクランプ手段に比べて加工が容易であり、特に、スリット12を形成する場合に有利である。しかも、スリット12を形成した場合の比較では、C形等のクランプ手段に比べて各部分の変形が他の部分のクランプ力にほとんど影響を与えないので、取り扱いが簡便であり、光ファイバ心線7、37の接続や接続切り替えの作業性を向上することができる。
【0030】
この光ファイバ接続器1では、突き合わせ接続した光ファイバ心線7a、37aの被覆部7b、37bを、導入溝9の内部収納溝9a、9bを選択して収納することで、光ファイバ心線7同士の接続、光ファイバ心線37同士の接続、光ファイバ心線7、37同士の接続に対応することができ、高い汎用性が得られるため、結果的に、製造する光ファイバ接続器の種類を減少でき、低コスト化できる。
光ファイバ心線7同士、光ファイバ心線37同士、あるいは光ファイバ心線7と37との突き合わせ接続の完了後、楔24を楔挿入溝25から引き抜くと、クランプ手段4のクランプ力でベース2と蓋体3との間に光ファイバ心線7または37が挟み込まれ、接続状態が維持される。また、楔挿入溝25に再度楔24を圧入してベース2と蓋体3との間を開放すれば、光ファイバ心線7のクランプを解除することができ、容易に光ファイバ心線7を接続切替することができる。この時、楔24を挿入する楔挿入溝25を選択すれば、開放する端部蓋18を選択して片側の光ファイバ心線7または37についてのみクランプを解除して、別の光ファイバに交換することも可能であり、接続切替の作業性を向上することができる。このため、径の等しい光ファイバ心線7同士の接続あるいは光ファイバ心線37同士の接続から、径の異なる光ファイバ心線7、37同士の接続へ切替接続する時には、突き合わせ接続された光ファイバ心線7、7または37、37の一方のみを光ファイバ接続器1から引き抜いて、別の光ファイバ心線7または37を入れ替えれば良いので、全ての光ファイバ心線7または37を光ファイバ接続器1から引き抜いて接続し直す場合に比べて、切替接続の作業性が大幅に向上する。径の異なる光ファイバ心線7、37同士の接続から、径の同じ光ファイバ心線7同士、37同士への切替接続についても、同様に作業性を大幅に向上できる。
【0031】
素子1Aを透明の樹脂で形成した場合には、外側から光ファイバ心線7の挿入状態を目視することができるが、クランプ手段4の開口部23によって素子1Aの露出量を十分に確保できるので挿入状態の確認が容易であり、効率良く作業を進めることができる。また、例えば、特願平8−6177記載のように、突き合わせ接続部分からの漏洩光を検出すると、光ファイバ心線7、7同士の突き合わせ接続が確実になされたかどうかを調べることができる。
【0032】
なお、本発明の光ファイバ接続器としては、前記実施形態に限定されず、以下の変更も含まれる。
(a)調心機構としては、V溝以外の位置決め溝や、マイクロキャピラリーが設置された位置決め溝、精密ロッド、精密ボールの適用も可能である。
(b)調心精度移行部としては、第1、第2の二つの移行部を備えた構成に限定されず、1つの移行部のみを備えた構成、あるいは3以上の移行部により他段階に調心精度が変化する構成等各種構成が採用可能である。
1つの移行部のみを備えた構成では、この移行部内に、裸ファイバを変位を許容して収納することが必要である。
(c)素子としては、角形断面に限定されず、例えば、円形断面や、楕円形断面等も採用できる。円形断面や楕円形断面の場合、クランプ手段として、C形のものを採用することがより好ましい。
(d)前記実施形態では、大径の光ファイバとして、先端に裸ファイバ37aを備えたφ0.9光ファイバ心線37の適用例を示したが、例えば、2層以上の多層の被覆層により被覆された光ファイバに適用することも可能である。
この場合、例えば、最外層の被覆層によって被覆された光ファイバを導入溝内に収納し、前記最外層よりも内側の被覆層によって被覆された光ファイバを導入溝から調心精度移行部にわたって収納し、先端の裸ファイバを調心機構に収納する構成も採用可能である。
すなわち、調心精度移行部に収納する光ファイバは、裸ファイバ、被覆層により被覆された光ファイバのいずれであっても良い。
(e)導入溝に形成する内部収納溝の数は、2種類に限定されず、3以上であっても良い。この時、調心機構側から順に調心精度が低下するように、連設することが好ましい。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の光ファイバ接続器によれば、光ファイバが導入される導入溝内に、互いに径の異なる光ファイバを収納する複数の内部収納溝を形成して、各内部収納溝にてそれぞれ対応する径の光ファイバを収納する構成であるので、
(イ)複数の光ファイバ径に対応して、径の等しい光ファイバ同士を突き合わせ接続することができる、
(ロ)径の異なる光ファイバ同士の接続をも可能にできる、
(ハ)径の同じ光ファイバ同士の接続から、径の異なる光ファイバ同士の接続への切替接続、あるいは、その逆の切替接続では、作業性を大幅に向上できる
といった優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光ファイバ接続器の1実施形態を示す全体斜視図である。
【図2】 図1の光ファイバ接続器を示す分解斜視図である。
【図3】 図1の光ファイバ接続器のA−A線断面矢視図である。
【図4】 図1の光ファイバ接続器のB−B線断面矢視図である。
【図5】 図1の光ファイバ接続器の素子に楔を挿入して光ファイバ心線のクランプ力を解除した状態を示すV溝近傍の断面図である。
【図6】 図1の光ファイバ接続器のベースを示す平面図である。
【図7】 図1の光ファイバ接続器の端部蓋をその下面側から見た斜視図である。
【図8】 従来例の光ファイバ接続器を示す断面図である。
【符号の説明】
1…光ファイバ接続器、1A…素子、2…ベース、3…蓋体、4…クランプ手段(コ字状バネ)、7…光ファイバ(光ファイバ心線)、8…調心機構(V溝)、9…導入溝、9a…第1内部収納溝、9b…第2内部収納溝、37…光ファイバ(光ファイバ心線)。

Claims (2)

  1. 光ファイバ同士を突き合わせ接続するための光ファイバ接続器であって、
    一体化時に光ファイバを挟み込むベース(2)および蓋体(3)からなる二つ割り構造の素子(1A)と、該素子を内側に挟み込むことにより側圧を与えて素子の一体化状態を維持する断面コ字状あるいはC形の細長の部材であるクランプ手段(4)と、ベースと蓋体との間において、対向する両側に形成した導入溝(9)から挿入された光ファイバ(7、37)同士を突き合わせ接続可能に位置決め調心する調心機構(8)とを備えてなり、 前記素子の側部の複数箇所に、楔(24)の挿脱によって素子を開閉するための楔挿入溝(25)が開口されており、
    前記導入溝内に、互いに径の異なる光ファイバ(7、37)を収納する複数の内部収納溝(9a、9b)を形成して、各内部収納溝にてそれぞれ対応する径の光ファイバを収納するようになっており、
    前記内部収納溝は、前記光ファイバの被覆部を収納する第1内部収納溝(9a)と、この第1内部収納溝から前記調心機構とは反対の方向へ延び、前記第1内部収納溝よりも大径の光ファイバの被覆部を収納する第2内部収納溝(9b)とを具備し、
    前記蓋体(3)は、ベース(2)の調心機構(8)に対応する中央蓋(17)と、前記導入溝(9)に対応する端部蓋(18)の三つの部分を直列に配列した構成になっており、光ファイバの前記被覆部をベースとの間にクランプする前記端部蓋を個別に開閉でき
    前記導入溝(9)と前記調心機構(8)との間に、全体として、導入溝(9)から調心機構(8)に向かって次第に調心精度が高まるテーパ状の溝である調心精度移行部(10)が形成され、
    前記調心精度移行部(10)は、導入溝(9)側の第1移行部(10a)と、調心機構(8)側の第2移行部(10b)とからなり、第1移行部(10a)は、導入溝(9)側端部の調心精度が導入溝(9)とほぼ等しくなっているとともに、第2移行部(10b)方向に行くにしたがって、調心精度が次第に高まるテーパ状の溝であり、第2移行部(10b)は、第1移行部(10a)から調心機構(8)に行くにしたがって次第に調心精度が高まるテーパ状の溝である
    ことを特徴とする光ファイバ接続器。
  2. 前記複数の前記内部収納溝が、前記調心機構の調心軸線の延長上に互いに連通させて連設し、前記調心機構側の内部収納溝(9a)の調心精度が、該内部収納溝から前記調心機構に対向する反対側に形成した別の内部収納溝(9b)よりも高いことを特徴とする請求項1記載の光ファイバ接続器。
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