JPH11323200A - 粉体塗料用組成物 - Google Patents
粉体塗料用組成物Info
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- JPH11323200A JPH11323200A JP12866898A JP12866898A JPH11323200A JP H11323200 A JPH11323200 A JP H11323200A JP 12866898 A JP12866898 A JP 12866898A JP 12866898 A JP12866898 A JP 12866898A JP H11323200 A JPH11323200 A JP H11323200A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】溶融時の含浸性に優れ、さらに硬化後の密着特
性及び機械特性に特に優れたコイル含浸用及び/または
無機粉体バインダー用エポキシ樹脂系粉体塗料組成物の
開発 【解決手段】ハイドロキノン類とエピハロヒドリンとを
反応させて得られるエポキシ樹脂(A)、式(3) Y−CH2−X−CH2−Y (3) (式(3)中、Xはベンゼン骨格又はビフェニル骨格を
示し、Yはハロゲン原子、水酸基又はアルコキシ基を示
す。)で表される化合物とフェノール類とを酸触媒の存
在下で縮合反応させることにより得られる化合物(B
1)、及び硬化促進剤(c)を含有するエポキシ樹脂系
粉体塗料組成物。
性及び機械特性に特に優れたコイル含浸用及び/または
無機粉体バインダー用エポキシ樹脂系粉体塗料組成物の
開発 【解決手段】ハイドロキノン類とエピハロヒドリンとを
反応させて得られるエポキシ樹脂(A)、式(3) Y−CH2−X−CH2−Y (3) (式(3)中、Xはベンゼン骨格又はビフェニル骨格を
示し、Yはハロゲン原子、水酸基又はアルコキシ基を示
す。)で表される化合物とフェノール類とを酸触媒の存
在下で縮合反応させることにより得られる化合物(B
1)、及び硬化促進剤(c)を含有するエポキシ樹脂系
粉体塗料組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイルや微細隙間
を持つ物品に採用したとき、溶融時の含浸性に優れ、且
つ、硬化後被塗物との密着性及び機械特性に優れた粉体
塗料組成物、及びそれを用いて塗装された物品に関する
ものである。
を持つ物品に採用したとき、溶融時の含浸性に優れ、且
つ、硬化後被塗物との密着性及び機械特性に優れた粉体
塗料組成物、及びそれを用いて塗装された物品に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来からコイルなどの固着や絶縁、また
は無機粉体から成形物を作るためのバインダー等の分野
では、低粘度または希釈溶剤を含んだ液状組成物が含浸
性の利点から多く利用されてきた。しかし、液状組成物
を用いた場合、含浸時に液垂れをおこしやすく、治具や
その他機器類を汚染する不具合が生じ、さらに希釈溶剤
の大気中への拡散による環境汚染の問題も大きな課題と
して残されていた。リサイクル性、大気汚染等の点か
ら、粉体塗料による固着・含浸も検討されてきたが、溶
融時の粘度が液状樹脂ほど低くならないため、コイル中
への高含浸を必要とする物品への適用は困難であった。
は無機粉体から成形物を作るためのバインダー等の分野
では、低粘度または希釈溶剤を含んだ液状組成物が含浸
性の利点から多く利用されてきた。しかし、液状組成物
を用いた場合、含浸時に液垂れをおこしやすく、治具や
その他機器類を汚染する不具合が生じ、さらに希釈溶剤
の大気中への拡散による環境汚染の問題も大きな課題と
して残されていた。リサイクル性、大気汚染等の点か
ら、粉体塗料による固着・含浸も検討されてきたが、溶
融時の粘度が液状樹脂ほど低くならないため、コイル中
への高含浸を必要とする物品への適用は困難であった。
【0003】近年、結晶性エポキシ樹脂が溶融時に極低
粘度で含浸性に優れていることから、高含浸が要求され
る分野で検討がなされている。しかし、結晶性エポキシ
樹脂の種類によっては、安価で一般的な製造法である溶
融混練法を用いて溶融混合した場合、融点降下が著しく
冷却後でも粉砕不可能で実用に適さないという問題を残
していた。また、このような問題をカバーできるような
結晶性エポキシ樹脂を使用する粉体塗料の検討も始めら
れているが、高速回転や外部から応力を受けるような用
途ではその機械特性に問題があり、未だ検討が不十分で
ある。
粘度で含浸性に優れていることから、高含浸が要求され
る分野で検討がなされている。しかし、結晶性エポキシ
樹脂の種類によっては、安価で一般的な製造法である溶
融混練法を用いて溶融混合した場合、融点降下が著しく
冷却後でも粉砕不可能で実用に適さないという問題を残
していた。また、このような問題をカバーできるような
結晶性エポキシ樹脂を使用する粉体塗料の検討も始めら
れているが、高速回転や外部から応力を受けるような用
途ではその機械特性に問題があり、未だ検討が不十分で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、溶融時の含
浸性に優れ、さらに硬化後の密着特性及び機械特性に特
に優れたコイル含浸用及び/または無機粉体バインダー
用エポキシ樹脂系粉体塗料組成物の開発を目的とする。
浸性に優れ、さらに硬化後の密着特性及び機械特性に特
に優れたコイル含浸用及び/または無機粉体バインダー
用エポキシ樹脂系粉体塗料組成物の開発を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記した
ような課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、上記課
題を解決することができる粉体組成物を得るに至った。
即ち、本発明は、(1)式(1)
ような課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、上記課
題を解決することができる粉体組成物を得るに至った。
即ち、本発明は、(1)式(1)
【0006】
【化3】
【0007】(式(1)中のR1、R2は、それぞれ水
素原子、ハロゲン原子、またはC1〜5までのアルキル
基を示し、mは0から5までの整数である。)で表され
るエポキシ樹脂(a)、式(2)
素原子、ハロゲン原子、またはC1〜5までのアルキル
基を示し、mは0から5までの整数である。)で表され
るエポキシ樹脂(a)、式(2)
【0008】
【化4】
【0009】(式(2)中のXはベンゼン骨格またはビ
フェニル骨格を示し、R3、R4は水素原子、ハロゲン
原子またはC1〜C5のアルキル基を示し、R5は水酸
基またはグリシジルエーテル基を示し、nは0〜10ま
での整数である。)で表される化合物(b)、及び硬化
促進剤(c)を含有するエポキシ樹脂系粉体塗料組成
物、(2)エポキシ樹脂(a)が、式(1)におけるR
1が2位のt−ブチル基であり、R2が5位のt−ブチ
ル基である(1)に記載のエポキシ樹脂系粉体塗料組成
物、(3)化合物(b)が、式(2)におけるXがビフ
ェニル骨格であり、R5が水酸基である化合物(b1)
である(1)又は(2)に記載のエポキシ樹脂系粉体塗
料組成物、(4)化合物(b)が、式(2)におけるX
がビフェニル骨格であり、R5がグリシジルエーテル基
である化合物(b2)である(1)又は(2)に記載の
エポキシ樹脂系粉体塗料組成物、(5)硬化剤を含有す
る(4)に記載のエポキシ樹脂系粉体塗料組成物、
(6)硬化剤が(3)に記載の化合物(b1)である
(5)に記載のエポキシ樹脂系粉体塗料組成物、
フェニル骨格を示し、R3、R4は水素原子、ハロゲン
原子またはC1〜C5のアルキル基を示し、R5は水酸
基またはグリシジルエーテル基を示し、nは0〜10ま
での整数である。)で表される化合物(b)、及び硬化
促進剤(c)を含有するエポキシ樹脂系粉体塗料組成
物、(2)エポキシ樹脂(a)が、式(1)におけるR
1が2位のt−ブチル基であり、R2が5位のt−ブチ
ル基である(1)に記載のエポキシ樹脂系粉体塗料組成
物、(3)化合物(b)が、式(2)におけるXがビフ
ェニル骨格であり、R5が水酸基である化合物(b1)
である(1)又は(2)に記載のエポキシ樹脂系粉体塗
料組成物、(4)化合物(b)が、式(2)におけるX
がビフェニル骨格であり、R5がグリシジルエーテル基
である化合物(b2)である(1)又は(2)に記載の
エポキシ樹脂系粉体塗料組成物、(5)硬化剤を含有す
る(4)に記載のエポキシ樹脂系粉体塗料組成物、
(6)硬化剤が(3)に記載の化合物(b1)である
(5)に記載のエポキシ樹脂系粉体塗料組成物、
【0010】(7)充填剤として、平均粒径が1〜60
μmである粉状の無機物を含有する(1)ないし(6)
のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂系粉体塗料組成
物、(8)充填材が球状シリカ、溶融破砕シリカ、結晶
破砕シリカ、炭酸カルシウムまたは水酸化アルミニウム
であり、その使用量は組成物中5重量%〜70重量%で
ある(7)のエポキシ樹脂系粉体塗料組成物、(9)
(1)ないし(8)のいずれか1項に記載のエポキシ樹
脂系粉体塗料の硬化物、(10)(9)のエポキシ樹脂
系粉体塗料組成物の硬化物を有する物品。(11)コイ
ルである(10)の物品、(12)(1)ないし(8)
のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂系粉体塗料組成物
を無機粉体に含浸させ成型した無機成型物品、
μmである粉状の無機物を含有する(1)ないし(6)
のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂系粉体塗料組成
物、(8)充填材が球状シリカ、溶融破砕シリカ、結晶
破砕シリカ、炭酸カルシウムまたは水酸化アルミニウム
であり、その使用量は組成物中5重量%〜70重量%で
ある(7)のエポキシ樹脂系粉体塗料組成物、(9)
(1)ないし(8)のいずれか1項に記載のエポキシ樹
脂系粉体塗料の硬化物、(10)(9)のエポキシ樹脂
系粉体塗料組成物の硬化物を有する物品。(11)コイ
ルである(10)の物品、(12)(1)ないし(8)
のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂系粉体塗料組成物
を無機粉体に含浸させ成型した無機成型物品、
【0011】(13)ハイドロキノン類とエピハロヒド
リンとを反応させて得られるエポキシ樹脂(A)、式
(3) Y−CH2−X−CH2−Y (3) (式(3)中、Xはベンゼン骨格又はビフェニル骨格を
示し、Yはハロゲン原子、水酸基又はアルコキシ基を示
す。)で表される化合物とフェノール類とを酸触媒の存
在下で縮合反応させることにより得られる化合物(B
1)、及び硬化促進剤(c)を含有するエポキシ樹脂系
粉体塗料組成物、(14)(13)に記載のエポキシ樹
脂(A)、(13)に記載の化合物(B1)とエピハロ
ヒドリンとを塩基触媒の下で反応させて得られるエポキ
シ樹脂(B2)、硬化剤(d)及び硬化促進剤(c)を
含有するエポキシ樹脂系粉体塗料組成物、に関する。
リンとを反応させて得られるエポキシ樹脂(A)、式
(3) Y−CH2−X−CH2−Y (3) (式(3)中、Xはベンゼン骨格又はビフェニル骨格を
示し、Yはハロゲン原子、水酸基又はアルコキシ基を示
す。)で表される化合物とフェノール類とを酸触媒の存
在下で縮合反応させることにより得られる化合物(B
1)、及び硬化促進剤(c)を含有するエポキシ樹脂系
粉体塗料組成物、(14)(13)に記載のエポキシ樹
脂(A)、(13)に記載の化合物(B1)とエピハロ
ヒドリンとを塩基触媒の下で反応させて得られるエポキ
シ樹脂(B2)、硬化剤(d)及び硬化促進剤(c)を
含有するエポキシ樹脂系粉体塗料組成物、に関する。
【0012】本発明で用いられるエポキシ樹脂(A)と
しては、ハイドロキノン類とエピハロヒドリンとを反応
させて得られるエポキシ樹脂が好ましく、さらには、上
記式(1)で示す化学構造を含有するエポキシ樹脂
(a)がより好ましい。式(1)において、R1、R2
は、それぞれ水素原子、ハロゲン原子、またはC1〜C
5のアルキル基を示し、mは0から5までの整数であ
る。ハロゲン原子としては、例えばフッ素原子、塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子があげられる。C1〜C5の
アルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、n−
プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチ
ル基、t−ブチル基、n−ペンチル基等があげられる。
mはGPC法で測定できる。これらのエポキシ樹脂の中
でも含浸性を考慮すると溶融時のICI粘度計粘度が5
ポイズ以下のものが好ましく、5ポイズより粘度が高い
と溶融時の含浸性に問題を残す。溶融混練法による製造
法を採用するとき混練後の組成物にタック性を持たせな
いようにするには、式(1)で示す物の中でも、R1が
2位のt−ブチル基、R2が5位のt−ブチル基、さら
にその融点が90〜150℃のものが特に好ましい。
しては、ハイドロキノン類とエピハロヒドリンとを反応
させて得られるエポキシ樹脂が好ましく、さらには、上
記式(1)で示す化学構造を含有するエポキシ樹脂
(a)がより好ましい。式(1)において、R1、R2
は、それぞれ水素原子、ハロゲン原子、またはC1〜C
5のアルキル基を示し、mは0から5までの整数であ
る。ハロゲン原子としては、例えばフッ素原子、塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子があげられる。C1〜C5の
アルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、n−
プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチ
ル基、t−ブチル基、n−ペンチル基等があげられる。
mはGPC法で測定できる。これらのエポキシ樹脂の中
でも含浸性を考慮すると溶融時のICI粘度計粘度が5
ポイズ以下のものが好ましく、5ポイズより粘度が高い
と溶融時の含浸性に問題を残す。溶融混練法による製造
法を採用するとき混練後の組成物にタック性を持たせな
いようにするには、式(1)で示す物の中でも、R1が
2位のt−ブチル基、R2が5位のt−ブチル基、さら
にその融点が90〜150℃のものが特に好ましい。
【0013】これらエポキシ樹脂(a)の使用量は、全
エポキシ樹脂合計の内、30〜100重量%が好まし
く、30重量%より含有量が低いと含浸性に劣るので、
より好ましくは40〜100重量%、特に好ましくは5
0〜100重量%である。
エポキシ樹脂合計の内、30〜100重量%が好まし
く、30重量%より含有量が低いと含浸性に劣るので、
より好ましくは40〜100重量%、特に好ましくは5
0〜100重量%である。
【0014】本発明で使用する化合物(B1)は、上記
式(3)で表される化合物とフェノール類とを酸触媒の
存在下で縮合反応させることにより得られる化合物であ
る。式(3)において、Xはベンゼン骨格又はビフェニ
ル骨格を示し、Yはハロゲン原子、水酸基又はアルコキ
シ基を示す。Xのベンゼン骨格又はビフェニル骨格はハ
ロゲン原子またはC1〜C5のアルキル基等の置換基の
1種以上で置換していても良い。Yのハロゲン原子とし
ては、例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素
原子があげられる。アルコキシ基としては、例えばメト
キシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等のC
1〜C4のアルコキシ基があげられる。又、本発明で使
用するエポキシ樹脂化合物(B2)は、上記化合物(B
1)とその化合物の水酸基をさらにエピハロヒドリンと
反応させて得られる。化合物(B1)やエポキシ樹脂化
合物(B2)は、被塗物との密着性がより高まるので、
好ましい。さらに、その中でも強靱な密着性を実現する
にはビフェニル骨格含有の化合物(B1)やエポキシ樹
脂化合物(B2)が好ましい。又、化合物(B1)は、
硬化剤としての機能を有するので、これを使用すると硬
化剤(d)を使用しなくても良い。硬化剤を併用しても
良いことはもちろんである。
式(3)で表される化合物とフェノール類とを酸触媒の
存在下で縮合反応させることにより得られる化合物であ
る。式(3)において、Xはベンゼン骨格又はビフェニ
ル骨格を示し、Yはハロゲン原子、水酸基又はアルコキ
シ基を示す。Xのベンゼン骨格又はビフェニル骨格はハ
ロゲン原子またはC1〜C5のアルキル基等の置換基の
1種以上で置換していても良い。Yのハロゲン原子とし
ては、例えばフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素
原子があげられる。アルコキシ基としては、例えばメト
キシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等のC
1〜C4のアルコキシ基があげられる。又、本発明で使
用するエポキシ樹脂化合物(B2)は、上記化合物(B
1)とその化合物の水酸基をさらにエピハロヒドリンと
反応させて得られる。化合物(B1)やエポキシ樹脂化
合物(B2)は、被塗物との密着性がより高まるので、
好ましい。さらに、その中でも強靱な密着性を実現する
にはビフェニル骨格含有の化合物(B1)やエポキシ樹
脂化合物(B2)が好ましい。又、化合物(B1)は、
硬化剤としての機能を有するので、これを使用すると硬
化剤(d)を使用しなくても良い。硬化剤を併用しても
良いことはもちろんである。
【0015】化合物(B1)とエポキシ樹脂化合物(B
2)の使用量は、両者の総量として、エポキシ樹脂
(A)と化合物(B1)とエポキシ樹脂化合物(B2)
の総量中5〜80重量%、好ましくは10〜70重量
%、さらに好ましくは10〜60重量%である。化合物
(B1)の使用量は、全エポキシ基に対しての当量比で
0.05〜1.20、好ましくは0.10〜1.10の
範囲、さらに好ましくは0.20〜1.00、特に好ま
しくは0.3〜1.00である。又、エポキシ樹脂化合
物(B2)の使用量は、全エポキシ樹脂の量に対して、
3〜70重量%、好ましくは3〜60重量%、さらに好
ましくは3%〜50重量%である。
2)の使用量は、両者の総量として、エポキシ樹脂
(A)と化合物(B1)とエポキシ樹脂化合物(B2)
の総量中5〜80重量%、好ましくは10〜70重量
%、さらに好ましくは10〜60重量%である。化合物
(B1)の使用量は、全エポキシ基に対しての当量比で
0.05〜1.20、好ましくは0.10〜1.10の
範囲、さらに好ましくは0.20〜1.00、特に好ま
しくは0.3〜1.00である。又、エポキシ樹脂化合
物(B2)の使用量は、全エポキシ樹脂の量に対して、
3〜70重量%、好ましくは3〜60重量%、さらに好
ましくは3%〜50重量%である。
【0016】又、式(2)で示される化合物(b)は被
塗物との密着性をさらに高める点でより好ましい。式
(2)において、Xはベンゼン骨格、ビフェニル骨格を
示し、R3、R4は水素原子、ハロゲン原子またはC1
〜C5のアルキル基を示し、R5は水酸基またはグリシ
ジルエーテル基を示し、nは0〜10までの整数であ
る。Xのベンゼン骨格又はビフェニル骨格はハロゲン原
子またはC1〜C5のアルキル基等の置換基の1種以上
で置換していても良い。ハロゲン原子としては、例えば
フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子があげら
れる。C1〜C5のアルキル基としては、例えばメチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル
基等があげられる。nはGPC法で測定できる。
塗物との密着性をさらに高める点でより好ましい。式
(2)において、Xはベンゼン骨格、ビフェニル骨格を
示し、R3、R4は水素原子、ハロゲン原子またはC1
〜C5のアルキル基を示し、R5は水酸基またはグリシ
ジルエーテル基を示し、nは0〜10までの整数であ
る。Xのベンゼン骨格又はビフェニル骨格はハロゲン原
子またはC1〜C5のアルキル基等の置換基の1種以上
で置換していても良い。ハロゲン原子としては、例えば
フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子があげら
れる。C1〜C5のアルキル基としては、例えばメチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、n−ペンチル
基等があげられる。nはGPC法で測定できる。
【0017】式(2)中のR5が水酸基である化合物
(b1)と式(2)中のR5がグリシジルエーテル基で
あるエポキシ樹脂化合物(b2)は、組成物中に単独及
び/または同時に含有することが好ましい。その中でも
強靱な密着性を実現するにはビフェニル骨格含有の化合
物(b1)及び/またはエポキシ樹脂(b2)を使用す
るのが特に好ましく、難燃性を付与するためには、式
(2)中のR3、R4にブロム原子及び/またはクロル
原子を含有した化合物(b1)やR3、R4にブロム原
子及び/またはクロル原子を含有したエポキシ樹脂(b
2)を使用することが好ましい。又、化合物(b1)
は、硬化剤としての機能を有するので、これを使用する
と硬化剤(d)を使用しなくても良い。硬化剤を併用し
ても良いことはもちろんである。化合物(b1)とエポ
キシ樹脂化合物(b2)の使用量は、両者の総量とし
て、エポキシ樹脂(a)と化合物(b1)とエポキシ樹
脂化合物(b2)の総量中5〜80重量%、好ましくは
10〜70重量%、さらに好ましくは10〜60重量%
である。
(b1)と式(2)中のR5がグリシジルエーテル基で
あるエポキシ樹脂化合物(b2)は、組成物中に単独及
び/または同時に含有することが好ましい。その中でも
強靱な密着性を実現するにはビフェニル骨格含有の化合
物(b1)及び/またはエポキシ樹脂(b2)を使用す
るのが特に好ましく、難燃性を付与するためには、式
(2)中のR3、R4にブロム原子及び/またはクロル
原子を含有した化合物(b1)やR3、R4にブロム原
子及び/またはクロル原子を含有したエポキシ樹脂(b
2)を使用することが好ましい。又、化合物(b1)
は、硬化剤としての機能を有するので、これを使用する
と硬化剤(d)を使用しなくても良い。硬化剤を併用し
ても良いことはもちろんである。化合物(b1)とエポ
キシ樹脂化合物(b2)の使用量は、両者の総量とし
て、エポキシ樹脂(a)と化合物(b1)とエポキシ樹
脂化合物(b2)の総量中5〜80重量%、好ましくは
10〜70重量%、さらに好ましくは10〜60重量%
である。
【0018】化合物(b1)としては、その樹脂の軟化
点が30〜130℃の物を使用するのが好ましく、より
好ましくは50〜110℃、特に好ましくは50〜10
0℃の軟化点の物を使用するのが良い。その軟化点が3
0℃以下の物ではその含有量によりタッキングを引き起
こしやすく、また130℃より高いと強靱な密着性が得
られるものの含浸性に悪影響がでる。また、その使用量
は、全エポキシ基に対しての当量比で0.05〜1.2
0、好ましくは0.10〜1.10の範囲、さらに好ま
しくは0.20〜1.00、特に好ましくは0.3〜
1.00である。
点が30〜130℃の物を使用するのが好ましく、より
好ましくは50〜110℃、特に好ましくは50〜10
0℃の軟化点の物を使用するのが良い。その軟化点が3
0℃以下の物ではその含有量によりタッキングを引き起
こしやすく、また130℃より高いと強靱な密着性が得
られるものの含浸性に悪影響がでる。また、その使用量
は、全エポキシ基に対しての当量比で0.05〜1.2
0、好ましくは0.10〜1.10の範囲、さらに好ま
しくは0.20〜1.00、特に好ましくは0.3〜
1.00である。
【0019】化合物(b2)としては、その樹脂の軟化
点が30〜110℃の物を使用するのが好ましく、より
好ましくは40〜100℃、特に好ましくは50〜90
℃の軟化点の物を使用するのが良い。その軟化点が30
℃以下の物は含有量により組成物化後にタッキングを引
き起こしやすく、また100℃より高いと粘度が上がり
含浸性に悪影響がでる。また、その使用量は、全エポキ
シ樹脂の量に対して、3〜70%、好ましくは3〜60
%、さらに好ましくは3%〜50%である。
点が30〜110℃の物を使用するのが好ましく、より
好ましくは40〜100℃、特に好ましくは50〜90
℃の軟化点の物を使用するのが良い。その軟化点が30
℃以下の物は含有量により組成物化後にタッキングを引
き起こしやすく、また100℃より高いと粘度が上がり
含浸性に悪影響がでる。また、その使用量は、全エポキ
シ樹脂の量に対して、3〜70%、好ましくは3〜60
%、さらに好ましくは3%〜50%である。
【0020】本発明の粉体塗料用組成物には、上記のエ
ポキシ樹脂以外のエポキシ樹脂を併用することができ
る。上記のエポキシ樹脂以外のエポキシ樹脂としては、
溶融後の粘度に影響を与えない限り任意のものを選択で
き、例えばフェノール系化合物にグリシジルエーテル基
が結合しているエポキシ樹脂、シクロヘキサン等の脂肪
族骨格を有する脂環式エポキシ樹脂、イソシアヌル環、
ヒダントイン環等の複素環を有する複素環式エポキシ樹
脂等が挙げられるが、フェノール系化合物にグリシジル
エーテル基が結合しているエポキシ樹脂が好ましい。
ポキシ樹脂以外のエポキシ樹脂を併用することができ
る。上記のエポキシ樹脂以外のエポキシ樹脂としては、
溶融後の粘度に影響を与えない限り任意のものを選択で
き、例えばフェノール系化合物にグリシジルエーテル基
が結合しているエポキシ樹脂、シクロヘキサン等の脂肪
族骨格を有する脂環式エポキシ樹脂、イソシアヌル環、
ヒダントイン環等の複素環を有する複素環式エポキシ樹
脂等が挙げられるが、フェノール系化合物にグリシジル
エーテル基が結合しているエポキシ樹脂が好ましい。
【0021】上記のフェノール系化合物にグリシジルエ
ーテル基が結合しているエポキシ樹脂におけるフェノー
ル系化合物としては、例えばビスフェノールA、ビスフ
ェノールF、ビスフェノールS、4,4’−ビフェニル
フェノール、2,2’−メチレン−ビス(4−メチル−
6−tert−ブチルフェノール)、2,2’−メチレ
ン−ビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノー
ル)、4,4’−ブチイレン−ビス−(3−メチル−6
−tert−ブチルフェノール)、1,1,3−トリス
(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチル
フェノール)、トリスホドロキシフェニルメタン、ピロ
ガロール、ジイソプロピリデン骨格を有するフェノール
類、1,1−ジ−4−ヒドロキシフェニルフルオレン等
のフルオレン骨格を有するフェノール類、フェノール化
ポリブタジエン等のポリフェノール化合物及び各種のノ
ボラック樹脂等が挙げられる。各種のノボラック樹脂と
しては、フェノール、クレゾール類、エチルフェノール
類、ブチルフェノール類、オクチルフェノール類、ビス
フェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、
ナフトール類等の各種フェノールを原料とするノボラッ
ク樹脂、キシリレン骨格含有フェノールノボラック樹
脂、、フルオレン骨格含有フェノールノボラック樹脂等
の各種ノボラック樹脂が挙げられる。これらエポキシ樹
脂は、予めその他の原料との予備混合したものを用いて
も良い。
ーテル基が結合しているエポキシ樹脂におけるフェノー
ル系化合物としては、例えばビスフェノールA、ビスフ
ェノールF、ビスフェノールS、4,4’−ビフェニル
フェノール、2,2’−メチレン−ビス(4−メチル−
6−tert−ブチルフェノール)、2,2’−メチレ
ン−ビス(4−エチル−6−tert−ブチルフェノー
ル)、4,4’−ブチイレン−ビス−(3−メチル−6
−tert−ブチルフェノール)、1,1,3−トリス
(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチル
フェノール)、トリスホドロキシフェニルメタン、ピロ
ガロール、ジイソプロピリデン骨格を有するフェノール
類、1,1−ジ−4−ヒドロキシフェニルフルオレン等
のフルオレン骨格を有するフェノール類、フェノール化
ポリブタジエン等のポリフェノール化合物及び各種のノ
ボラック樹脂等が挙げられる。各種のノボラック樹脂と
しては、フェノール、クレゾール類、エチルフェノール
類、ブチルフェノール類、オクチルフェノール類、ビス
フェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、
ナフトール類等の各種フェノールを原料とするノボラッ
ク樹脂、キシリレン骨格含有フェノールノボラック樹
脂、、フルオレン骨格含有フェノールノボラック樹脂等
の各種ノボラック樹脂が挙げられる。これらエポキシ樹
脂は、予めその他の原料との予備混合したものを用いて
も良い。
【0022】本発明では、任意成分として、硬化剤
(d)を使用する。硬化剤(d)は、上記化合物(B
1)や化合物(b1)以外のものである。硬化剤(d)
としては、一般に知られる物が使用でき、非結晶性物質
の場合軟化点が40〜150℃のものが好ましく、より
好ましくは40〜120℃のもの、さらに好ましくは5
0〜110℃のものである。また、結晶性物質の場合は
融点が50〜250℃、さらに80〜200℃のものを
用いるのが好ましい。その他の硬化剤の例として、酸無
水物、アミン類、フェノール類、アミド類、イミダゾー
ル類等が挙げられる。酸無水物としては、例えばフタル
酸無水物、トリメリット酸無水物、ピロメリット酸無水
物、ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物、エチレン
グリコール無水トリメリット酸等の芳香族カルボン酸無
水物、テトラヒドロフタル酸無水物、ヘキサヒドロフタ
ル酸無水物、ナジック酸無水物、ヘット酸無水物、ハイ
ミック酸無水物等の脂環式カルボン酸無水物等が挙げら
れる。
(d)を使用する。硬化剤(d)は、上記化合物(B
1)や化合物(b1)以外のものである。硬化剤(d)
としては、一般に知られる物が使用でき、非結晶性物質
の場合軟化点が40〜150℃のものが好ましく、より
好ましくは40〜120℃のもの、さらに好ましくは5
0〜110℃のものである。また、結晶性物質の場合は
融点が50〜250℃、さらに80〜200℃のものを
用いるのが好ましい。その他の硬化剤の例として、酸無
水物、アミン類、フェノール類、アミド類、イミダゾー
ル類等が挙げられる。酸無水物としては、例えばフタル
酸無水物、トリメリット酸無水物、ピロメリット酸無水
物、ベンゾフェノンテトラカルボン酸無水物、エチレン
グリコール無水トリメリット酸等の芳香族カルボン酸無
水物、テトラヒドロフタル酸無水物、ヘキサヒドロフタ
ル酸無水物、ナジック酸無水物、ヘット酸無水物、ハイ
ミック酸無水物等の脂環式カルボン酸無水物等が挙げら
れる。
【0023】アミン類としては、例えばジアミノジフェ
ニルメタン、ジアミノジフェニルスルフォン、ジアミノ
ジフェニルエーテル等が挙げられ、アミド類としては、
ジシアンジアミド等が挙げられる。フェノール類として
は、例えばビスフェノールA、テトラブロムビスフェノ
ールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、4,
4’−ビフェニルフェノール、2,2’−メチレン−ビ
ス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、
2,2’−メチレン−ビス(4−エチル−6−tert
−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリレン−ビス
(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、
1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5
−tert−ブチルフェノール),トリスヒドロキシフ
ェニルメタン、ピロガロール、ジイソプロピリデン骨格
を有するフェノール類、1,1−ジ−4−ヒドロキシフ
ェニルフルオレン等のフルオレン骨格を有するフェノー
ル類、フェノール化ポリブタジエン等のポリフェノール
化合物、フェノール、クレゾール類、エチルフェノール
類、ブチルフェノール類、オクチルフェノール類、ビス
フェノールA、ブロム化ビスフェノールA、ビスフェノ
ールF、ビスフェノールS、ナフトール類等の各種フェ
ノールを原料とするノボラック樹脂、キシリレン骨格含
有フェノールノボラック樹脂、フルオレン骨格含有フェ
ノールノボラック樹脂等の各種ノボラック樹脂等が挙げ
られる。
ニルメタン、ジアミノジフェニルスルフォン、ジアミノ
ジフェニルエーテル等が挙げられ、アミド類としては、
ジシアンジアミド等が挙げられる。フェノール類として
は、例えばビスフェノールA、テトラブロムビスフェノ
ールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS、4,
4’−ビフェニルフェノール、2,2’−メチレン−ビ
ス(4−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、
2,2’−メチレン−ビス(4−エチル−6−tert
−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリレン−ビス
(3−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、
1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5
−tert−ブチルフェノール),トリスヒドロキシフ
ェニルメタン、ピロガロール、ジイソプロピリデン骨格
を有するフェノール類、1,1−ジ−4−ヒドロキシフ
ェニルフルオレン等のフルオレン骨格を有するフェノー
ル類、フェノール化ポリブタジエン等のポリフェノール
化合物、フェノール、クレゾール類、エチルフェノール
類、ブチルフェノール類、オクチルフェノール類、ビス
フェノールA、ブロム化ビスフェノールA、ビスフェノ
ールF、ビスフェノールS、ナフトール類等の各種フェ
ノールを原料とするノボラック樹脂、キシリレン骨格含
有フェノールノボラック樹脂、フルオレン骨格含有フェ
ノールノボラック樹脂等の各種ノボラック樹脂等が挙げ
られる。
【0024】イミダゾール類としては、例えば2−メチ
ルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−ウン
デシルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾール、
2−フェニル−4−メチルイミダゾール、1−ベンジル
−2−フェニルイミダゾール、1−ベンジル−2−メチ
ルイミダゾール、1−シアノエチル−2−メチルイミダ
ゾール、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾー
ル、1−シアノエチル−2−ウンデシルイミダゾール、
2,4−ジアミノ−6(2’−メチルイミダゾール
(1’))エチル−s−トリアジン、2,4−ジアミノ
−6(2’−ウンデシルイミダゾール(1’))エチル
−s−トリアジン、2,4−ジアミノ−6(2’−エチ
ル,4−メチルイミダゾール(1’))エチル−s−ト
リアジン、2,4−ジアミノ−6(2’−メチルイミダ
ゾール(1’))エチル−s−トリアジン・イソシアヌ
ル酸付加物、2−メチルイミダゾールイソシアヌル酸の
2:3付加物、2−フェニルイミダゾールイソシアヌル
酸付加物、2−フェニル−3,5−ジヒドロキシメチル
イミダゾール、2−フェニル−4−ヒドロキシメチル−
5−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−フェ
ニル−3,5−ジシアノエトキシメチルイミダゾールの
各種イミダゾール類、及び、それらイミダゾール類とフ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット
酸、ピロメリット酸、ナフタレンジカルボン酸、マレイ
ン酸、蓚酸等の多価カルボン酸との塩類等が挙げられ
る。これらその他の硬化材は、一種、または二種以上混
合して使用することができ、また、予め、その他の原料
との予備混合物として用いても良い。
ルイミダゾール、2−フェニルイミダゾール、2−ウン
デシルイミダゾール、2−ヘプタデシルイミダゾール、
2−フェニル−4−メチルイミダゾール、1−ベンジル
−2−フェニルイミダゾール、1−ベンジル−2−メチ
ルイミダゾール、1−シアノエチル−2−メチルイミダ
ゾール、1−シアノエチル−2−フェニルイミダゾー
ル、1−シアノエチル−2−ウンデシルイミダゾール、
2,4−ジアミノ−6(2’−メチルイミダゾール
(1’))エチル−s−トリアジン、2,4−ジアミノ
−6(2’−ウンデシルイミダゾール(1’))エチル
−s−トリアジン、2,4−ジアミノ−6(2’−エチ
ル,4−メチルイミダゾール(1’))エチル−s−ト
リアジン、2,4−ジアミノ−6(2’−メチルイミダ
ゾール(1’))エチル−s−トリアジン・イソシアヌ
ル酸付加物、2−メチルイミダゾールイソシアヌル酸の
2:3付加物、2−フェニルイミダゾールイソシアヌル
酸付加物、2−フェニル−3,5−ジヒドロキシメチル
イミダゾール、2−フェニル−4−ヒドロキシメチル−
5−メチルイミダゾール、1−シアノエチル−2−フェ
ニル−3,5−ジシアノエトキシメチルイミダゾールの
各種イミダゾール類、及び、それらイミダゾール類とフ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット
酸、ピロメリット酸、ナフタレンジカルボン酸、マレイ
ン酸、蓚酸等の多価カルボン酸との塩類等が挙げられ
る。これらその他の硬化材は、一種、または二種以上混
合して使用することができ、また、予め、その他の原料
との予備混合物として用いても良い。
【0025】使用量としては、全硬化剤の当量比合計が
0.60〜1.20になるように調整されるのが好まし
い。0.6より小さいと硬化不良を起こし、1.2より
多いと未反応硬化剤が残り機械物性が低下する。より好
ましくは0.70〜1.10、特に好ましくは0.8〜
1.0になるように調整される。
0.60〜1.20になるように調整されるのが好まし
い。0.6より小さいと硬化不良を起こし、1.2より
多いと未反応硬化剤が残り機械物性が低下する。より好
ましくは0.70〜1.10、特に好ましくは0.8〜
1.0になるように調整される。
【0026】本発明で用いられる硬化促進剤(c)とし
ては、前記したイミダゾール類、ジシアンジアミド等の
アミド類、1,8−ジアザ−ビシクロ(5.4.0)ウ
ンデセン−7等のジアザ化合物及びそれらのフェノール
類、前記多価カルボン酸類、又はフォスフィン酸類との
塩類、トリフェニルホスフィン、テトラフェニルホスホ
ニウムテトラフェニルボレート等のホスフィン類、2,
4,6−トリスアミノメチルフェノール等のフェノール
類等が挙げられる。これら硬化促進剤のどれを用いるか
は、得られる粉体塗料の硬化速度、硬化物性、硬化剤の
種類によって適宜選択されるが、好ましくはイミダゾー
ル類、ホスフィン類、更に好ましくはイミダゾール系ア
ジン誘導体、例えば2,4−ジアミノ−6(2’−メチ
ルイミダゾール(1’))エチル−s−トリアジン、ト
リフェニルホスフィンである。これら硬化促進剤の配合
割合は、エポキシ樹脂100重量部に対して、通常0.
01〜6重量部である。さらに、本発明組成物は、溶融
時の粘度が低いために液垂れを生じる恐れがあり、硬化
反応を早めるためにも、好ましくは0.3〜5重量部、
更に好ましくは1〜4重量部である。
ては、前記したイミダゾール類、ジシアンジアミド等の
アミド類、1,8−ジアザ−ビシクロ(5.4.0)ウ
ンデセン−7等のジアザ化合物及びそれらのフェノール
類、前記多価カルボン酸類、又はフォスフィン酸類との
塩類、トリフェニルホスフィン、テトラフェニルホスホ
ニウムテトラフェニルボレート等のホスフィン類、2,
4,6−トリスアミノメチルフェノール等のフェノール
類等が挙げられる。これら硬化促進剤のどれを用いるか
は、得られる粉体塗料の硬化速度、硬化物性、硬化剤の
種類によって適宜選択されるが、好ましくはイミダゾー
ル類、ホスフィン類、更に好ましくはイミダゾール系ア
ジン誘導体、例えば2,4−ジアミノ−6(2’−メチ
ルイミダゾール(1’))エチル−s−トリアジン、ト
リフェニルホスフィンである。これら硬化促進剤の配合
割合は、エポキシ樹脂100重量部に対して、通常0.
01〜6重量部である。さらに、本発明組成物は、溶融
時の粘度が低いために液垂れを生じる恐れがあり、硬化
反応を早めるためにも、好ましくは0.3〜5重量部、
更に好ましくは1〜4重量部である。
【0027】本発明で用いられる粉状無機充填材として
は溶融破砕シリカ、結晶破砕シリカ、球状シリカ、シリ
コンカーバイド、窒化珪素、窒化ホウ素、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウ
ム、マイカ、タルク、クレー、酸化アルミニウム、酸化
マグネシウム、酸化ジルコニウム、水酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸アルミ
ニウム、珪酸リチウムアルミニウム、珪酸ジルコニウ
ム、チタン酸バリウム、硝子繊維、炭素繊維、二硫化モ
リブデン等が挙げられ、好ましくは溶融破砕シリカ、結
晶破砕シリカ、球状シリカ、炭酸カルシウム、酸化アル
ミニウム、水酸化アルミニウム、珪酸カルシウムであ
り、耐クラック性を考慮すると溶融破砕シリカ、結晶破
砕シリカ、球状シリカ、炭酸カルシウム、水酸化アルミ
ニウムである。これら充填材は一種の単独使用でも、或
いは二種以上を混合して用いても良く、その使用量は求
められる粘度に影響を与えない程度にする必要がある。
具体的には、使用する粉状平均粒径として、1〜60μ
m、好ましくは2〜50μm、さらに好ましくは5〜4
5μm、特に好ましくは8〜40μmである。その充填
量は、5重量%〜70重量%、好ましくは5重量%〜6
5重量%、さらに好ましくは5重量%〜55重量%、特
に好ましくは5重量%〜50重量%である。それらの充
填剤はカップリング剤で表面処理を施したものも使用で
きる。
は溶融破砕シリカ、結晶破砕シリカ、球状シリカ、シリ
コンカーバイド、窒化珪素、窒化ホウ素、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウ
ム、マイカ、タルク、クレー、酸化アルミニウム、酸化
マグネシウム、酸化ジルコニウム、水酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウム、珪酸カルシウム、珪酸アルミ
ニウム、珪酸リチウムアルミニウム、珪酸ジルコニウ
ム、チタン酸バリウム、硝子繊維、炭素繊維、二硫化モ
リブデン等が挙げられ、好ましくは溶融破砕シリカ、結
晶破砕シリカ、球状シリカ、炭酸カルシウム、酸化アル
ミニウム、水酸化アルミニウム、珪酸カルシウムであ
り、耐クラック性を考慮すると溶融破砕シリカ、結晶破
砕シリカ、球状シリカ、炭酸カルシウム、水酸化アルミ
ニウムである。これら充填材は一種の単独使用でも、或
いは二種以上を混合して用いても良く、その使用量は求
められる粘度に影響を与えない程度にする必要がある。
具体的には、使用する粉状平均粒径として、1〜60μ
m、好ましくは2〜50μm、さらに好ましくは5〜4
5μm、特に好ましくは8〜40μmである。その充填
量は、5重量%〜70重量%、好ましくは5重量%〜6
5重量%、さらに好ましくは5重量%〜55重量%、特
に好ましくは5重量%〜50重量%である。それらの充
填剤はカップリング剤で表面処理を施したものも使用で
きる。
【0028】本発明の組成物には、目的に応じ着色剤、
カップリング剤、レベリング剤、滑剤等を添加すること
ができる。着色剤としては特に制限はなく、フタロシア
ニン、アゾ、ジスアゾ、キナクリドン、アントラキノ
ン、フラバントロン、ペリノン、ペリレン、ジオキサジ
ン、縮合アゾ、アゾメチン又はメチン系の各種有機系色
素が、又無機顔料としては酸化チタン、硫酸鉛、酸化亜
鉛、クロムエロー、ジンクエロー、クロムバーミリオ
ン、弁柄、コバルト紫、紺青、群青、カーボンブラッ
ク、クロムグリーン、酸化クロム、コバルトグリーン等
が挙げられる。
カップリング剤、レベリング剤、滑剤等を添加すること
ができる。着色剤としては特に制限はなく、フタロシア
ニン、アゾ、ジスアゾ、キナクリドン、アントラキノ
ン、フラバントロン、ペリノン、ペリレン、ジオキサジ
ン、縮合アゾ、アゾメチン又はメチン系の各種有機系色
素が、又無機顔料としては酸化チタン、硫酸鉛、酸化亜
鉛、クロムエロー、ジンクエロー、クロムバーミリオ
ン、弁柄、コバルト紫、紺青、群青、カーボンブラッ
ク、クロムグリーン、酸化クロム、コバルトグリーン等
が挙げられる。
【0029】カップリング剤としては、3−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロ
ピルメチルジメトキシシラン、3−グリシドキシプロピ
ルメチルジメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシ
クロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、N−(2−
アミノエチル)3−アミノプロピルメチルジメトキシシ
ラン、N−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルメ
チルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエト
キシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリメトキシシラン、N−(2−(ビニルベ
ンジルアミノ)エチル)3−アミノプロピルトリメトキ
シシラン塩酸塩、3−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシラン、3−クロロプロピルメチルジメトキシシラ
ン、3−クロロプロピルトリメトキシシラン等のシラン
系カップリング剤、イソプロピル( N−エチルアミノ
エチルアミノ) チタネート、イソプロピルトリイソス
テアロイルチタネート、チタニュウムジ( ジオクチル
ピロフォスフェート) オキシアセテート、テトライソ
プロピルジ( ジオクチルフォスファイト) チタネー
ト、ネオアルコキシトリ(p−N−(β−アミノエチ
ル)アミノフェニル)チタネート等のチタン系カップリ
ング剤、Zr−アセチルアセトネート、Zr−メタクリ
レート、Zr−プロピオネート、ネオアルコキシジルコ
ネート、ネオアルコキシトリスネオデカノイルジルコネ
ート、ネオアルコキシトリス( ドデカノイル) ベンゼ
ンスルフォニルジルコネート、ネオアルコキシトリス
( エチレンジアミノエチル)ジルコネート、ネオアル
コキシトリス(m−アミノフェニル) ジルコネート、ア
ンモニュウムジルコニュウムカーボネート、Al−アセ
チルアセトネート、Al−メタクリレート、Al−プロ
ピオネート等のジルコニウム、或いはアルミニウム系カ
ップリング剤等が挙げられるが好ましくはシリコン系カ
ップリング剤、又はチタネート系カップリング剤等であ
る。
シプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロ
ピルメチルジメトキシシラン、3−グリシドキシプロピ
ルメチルジメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシ
クロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、N−(2−
アミノエチル)3−アミノプロピルメチルジメトキシシ
ラン、N−(2−アミノエチル)3−アミノプロピルメ
チルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエト
キシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ン、ビニルトリメトキシシラン、N−(2−(ビニルベ
ンジルアミノ)エチル)3−アミノプロピルトリメトキ
シシラン塩酸塩、3−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシラン、3−クロロプロピルメチルジメトキシシラ
ン、3−クロロプロピルトリメトキシシラン等のシラン
系カップリング剤、イソプロピル( N−エチルアミノ
エチルアミノ) チタネート、イソプロピルトリイソス
テアロイルチタネート、チタニュウムジ( ジオクチル
ピロフォスフェート) オキシアセテート、テトライソ
プロピルジ( ジオクチルフォスファイト) チタネー
ト、ネオアルコキシトリ(p−N−(β−アミノエチ
ル)アミノフェニル)チタネート等のチタン系カップリ
ング剤、Zr−アセチルアセトネート、Zr−メタクリ
レート、Zr−プロピオネート、ネオアルコキシジルコ
ネート、ネオアルコキシトリスネオデカノイルジルコネ
ート、ネオアルコキシトリス( ドデカノイル) ベンゼ
ンスルフォニルジルコネート、ネオアルコキシトリス
( エチレンジアミノエチル)ジルコネート、ネオアル
コキシトリス(m−アミノフェニル) ジルコネート、ア
ンモニュウムジルコニュウムカーボネート、Al−アセ
チルアセトネート、Al−メタクリレート、Al−プロ
ピオネート等のジルコニウム、或いはアルミニウム系カ
ップリング剤等が挙げられるが好ましくはシリコン系カ
ップリング剤、又はチタネート系カップリング剤等であ
る。
【0030】レベリング剤としては例えばエチルアクリ
レート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアク
リレート等のアクリレート類からなる分子量4000〜
12000のオリゴマー類、エポキシ化大豆脂肪酸、エ
ポキシ化アビエチルアルコール、水添ひまし油、チタン
系カップリング剤等が挙げられる。滑剤としては例えば
パラフィンワックス、マイクロワックス、ポリエチレン
ワックス等の炭化水素系滑剤、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘ
ン酸等の高級脂肪酸系滑剤、ステアリルアミド、パルミ
チルアミド、オレイルアミド、メチレンビスステアロア
ミド、エチレンビスステアロアミド等の高級脂肪酸アミ
ド系滑剤、硬化ひまし油、ブチルステアレート、エチレ
ングリコールモノステアレート、ペンタエリスリトール
(モノ−,ジ−,トリ−,又はテトラ−)ステアレート
等の高級脂肪酸エステル系滑剤、セチルアルコール、ス
テアリルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリグ
リセロール等のアルコール系滑剤、ラウリン酸、ミリス
チン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、
ベヘン酸、リシノール酸、ナフテン酸等のマグネシウ
ム、カルシウム、カドミウム、バリュウム、亜鉛、鉛等
の金属塩である金属石鹸類、カルナウバロウ、カンデリ
ラロウ、密ロウ、モンタンロウ等の天然ワックス類が挙
げられる。
レート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアク
リレート等のアクリレート類からなる分子量4000〜
12000のオリゴマー類、エポキシ化大豆脂肪酸、エ
ポキシ化アビエチルアルコール、水添ひまし油、チタン
系カップリング剤等が挙げられる。滑剤としては例えば
パラフィンワックス、マイクロワックス、ポリエチレン
ワックス等の炭化水素系滑剤、ラウリン酸、ミリスチン
酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘ
ン酸等の高級脂肪酸系滑剤、ステアリルアミド、パルミ
チルアミド、オレイルアミド、メチレンビスステアロア
ミド、エチレンビスステアロアミド等の高級脂肪酸アミ
ド系滑剤、硬化ひまし油、ブチルステアレート、エチレ
ングリコールモノステアレート、ペンタエリスリトール
(モノ−,ジ−,トリ−,又はテトラ−)ステアレート
等の高級脂肪酸エステル系滑剤、セチルアルコール、ス
テアリルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリグ
リセロール等のアルコール系滑剤、ラウリン酸、ミリス
チン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、
ベヘン酸、リシノール酸、ナフテン酸等のマグネシウ
ム、カルシウム、カドミウム、バリュウム、亜鉛、鉛等
の金属塩である金属石鹸類、カルナウバロウ、カンデリ
ラロウ、密ロウ、モンタンロウ等の天然ワックス類が挙
げられる。
【0031】本発明のエポキシ樹脂粉体塗料は上記各成
分を溶融混合して得られ、通常常温で微粉砕して使用に
供される。この粉体塗料の粒度は通常250μm以下の
範囲にあるのが好ましい。本発明のエポキシ樹脂粉体塗
料を調製するには、例えば上記のエポキシ樹脂、硬化
剤、硬化促進剤、充填材の他、所望によりカップリング
剤、難燃剤、着色剤、レベリング剤、滑剤等の配合成分
を、ヘンシェルミキサー等を用いて乾式混合後、ニーダ
ー、エクストルーダー、バッチニーダー、反応釜等の加
熱溶融させて混合できるような機械なら何でもよく、溶
融加熱、溶融混合処理を施した後、混合物を冷却固化
し、微粉砕後分級して所望の粒度のものを採取し、エポ
キシ樹脂粉体塗料とする。これらのエポキシ樹脂系粉体
塗料が適用できる具体例を次に挙げる。コイル固着・含
浸・絶縁用としては、駆動用ステーターもしくはロータ
ーモーター類、アクチュファイヤー類、トランス類、磁
場発生用コイル類、ノイズ防止用トロイダルコア類等の
電機電子部品が挙げられ、また、これに限らずコイルを
固着もしくは含浸させる用途に対して適用可能である。
バインダーとしては、磁性粉、砥石用粉体、その他粉体
類から任意の成形物を加工する際にバインダーとして使
用することが可能である。
分を溶融混合して得られ、通常常温で微粉砕して使用に
供される。この粉体塗料の粒度は通常250μm以下の
範囲にあるのが好ましい。本発明のエポキシ樹脂粉体塗
料を調製するには、例えば上記のエポキシ樹脂、硬化
剤、硬化促進剤、充填材の他、所望によりカップリング
剤、難燃剤、着色剤、レベリング剤、滑剤等の配合成分
を、ヘンシェルミキサー等を用いて乾式混合後、ニーダ
ー、エクストルーダー、バッチニーダー、反応釜等の加
熱溶融させて混合できるような機械なら何でもよく、溶
融加熱、溶融混合処理を施した後、混合物を冷却固化
し、微粉砕後分級して所望の粒度のものを採取し、エポ
キシ樹脂粉体塗料とする。これらのエポキシ樹脂系粉体
塗料が適用できる具体例を次に挙げる。コイル固着・含
浸・絶縁用としては、駆動用ステーターもしくはロータ
ーモーター類、アクチュファイヤー類、トランス類、磁
場発生用コイル類、ノイズ防止用トロイダルコア類等の
電機電子部品が挙げられ、また、これに限らずコイルを
固着もしくは含浸させる用途に対して適用可能である。
バインダーとしては、磁性粉、砥石用粉体、その他粉体
類から任意の成形物を加工する際にバインダーとして使
用することが可能である。
【0032】本発明の物品は、上記のエポキシ樹脂系粉
体塗料組成物の硬化物を有する。物品としては、例えば
電機電子部品用のコイルがあげられる。本発明のコイル
を製造するには、例えば静電流動法、静電スプレー法、
加熱スプレー法、加熱流動浸漬法、ふりかけ法等の方法
でコイル表面に上記のエポキシ樹脂系粉体塗料組成物を
塗布し、該エポキシ樹脂系粉体塗料組成物をコイル中に
溶融含浸させ、加熱硬化すればよい。このようなコイル
は、例えば駆動用ステーターもしくはローターモーター
類、アクチュファイヤー類、トランス類、磁場発生用コ
イル類、ノイズ防止用トロイダルコア類等の電機電子部
品に使用される。
体塗料組成物の硬化物を有する。物品としては、例えば
電機電子部品用のコイルがあげられる。本発明のコイル
を製造するには、例えば静電流動法、静電スプレー法、
加熱スプレー法、加熱流動浸漬法、ふりかけ法等の方法
でコイル表面に上記のエポキシ樹脂系粉体塗料組成物を
塗布し、該エポキシ樹脂系粉体塗料組成物をコイル中に
溶融含浸させ、加熱硬化すればよい。このようなコイル
は、例えば駆動用ステーターもしくはローターモーター
類、アクチュファイヤー類、トランス類、磁場発生用コ
イル類、ノイズ防止用トロイダルコア類等の電機電子部
品に使用される。
【0033】本発明の無機成型物品は上記のエポキシ樹
脂系粉体塗料組成物を無機粉体に含浸させ成型したもの
である。無機成型物品としては、例えば磁石、砥石等が
あげられる。無機成型物品を製造するには、例えば磁性
粉、砥石原料粉等の無機粉末に上記のエポキシ樹脂系粉
体塗料組成物を乾式混合し、加圧成形し、加熱硬化すれ
ばよい。
脂系粉体塗料組成物を無機粉体に含浸させ成型したもの
である。無機成型物品としては、例えば磁石、砥石等が
あげられる。無機成型物品を製造するには、例えば磁性
粉、砥石原料粉等の無機粉末に上記のエポキシ樹脂系粉
体塗料組成物を乾式混合し、加圧成形し、加熱硬化すれ
ばよい。
【0034】
【実施例】次に実施例によって、本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はこの概念に当てはまるものなら実
施例のみに限定されるものではない。実施例、比較例に
おいて「部」は重量部を意味する。
説明するが、本発明はこの概念に当てはまるものなら実
施例のみに限定されるものではない。実施例、比較例に
おいて「部」は重量部を意味する。
【0035】実施例1 2,5−ジ−tert−ブチル−ハイドロキノンジグリ
シジルエーテル(YDC−1312、東都化成製、融点
142℃、I.C.I.粘度0.1ポイズ以下)100
部、下記式(4)の特殊フェノールノボラック樹脂(M
EH−7851、明和化成製、軟化点74℃)100
部、2−メチルイミダゾール・アジン(2MZ−A、四
国化成製)2.0部をミキサーで粉砕、乾式混合した
後、ニーダーを用いて加熱溶融混練した。この溶融混合
物は、冷却後常温でタッキングが無く粉砕可能であっ
た。これを粉砕し250μm篩を通して本発明のエポキ
シ樹脂粉体塗料を得た。このエポキシ樹脂粉体塗料のI
CI粘度及び引張せん断強度を測定した。結果を表1に
示す。
シジルエーテル(YDC−1312、東都化成製、融点
142℃、I.C.I.粘度0.1ポイズ以下)100
部、下記式(4)の特殊フェノールノボラック樹脂(M
EH−7851、明和化成製、軟化点74℃)100
部、2−メチルイミダゾール・アジン(2MZ−A、四
国化成製)2.0部をミキサーで粉砕、乾式混合した
後、ニーダーを用いて加熱溶融混練した。この溶融混合
物は、冷却後常温でタッキングが無く粉砕可能であっ
た。これを粉砕し250μm篩を通して本発明のエポキ
シ樹脂粉体塗料を得た。このエポキシ樹脂粉体塗料のI
CI粘度及び引張せん断強度を測定した。結果を表1に
示す。
【0036】
【化5】
【0037】実施例2 2,5−ジ−tert−ブチル−ハイドロキノンジグリ
シジルエーテル(YDC−1312、東都化成製、融点
142℃、I.C.I.粘度0.1ポイズ以下)100
部、上記式(4)の特殊フェノールノボラック樹脂(M
EH−7851、明和化成製、軟化点74℃)57部、
フェノールノボラック樹脂(PN−100、明和化成
製、軟化点100℃)30部、2−メチルイミダゾール
・アジン(2MZ−A、四国化成製)2.0部をミキサ
ーで粉砕、乾式混合した後、ニーダーを用いて加熱溶融
混練した。この溶融混合物は、冷却後常温でタッキング
が無く粉砕可能であった。これを粉砕し250μm篩を
通して本発明のエポキシ樹脂粉体塗料を得た。このエポ
キシ樹脂粉体塗料のICI粘度及び引張せん断強度を測
定した。結果を表1に示す。
シジルエーテル(YDC−1312、東都化成製、融点
142℃、I.C.I.粘度0.1ポイズ以下)100
部、上記式(4)の特殊フェノールノボラック樹脂(M
EH−7851、明和化成製、軟化点74℃)57部、
フェノールノボラック樹脂(PN−100、明和化成
製、軟化点100℃)30部、2−メチルイミダゾール
・アジン(2MZ−A、四国化成製)2.0部をミキサ
ーで粉砕、乾式混合した後、ニーダーを用いて加熱溶融
混練した。この溶融混合物は、冷却後常温でタッキング
が無く粉砕可能であった。これを粉砕し250μm篩を
通して本発明のエポキシ樹脂粉体塗料を得た。このエポ
キシ樹脂粉体塗料のICI粘度及び引張せん断強度を測
定した。結果を表1に示す。
【0038】比較例1 2,5−ジ−tert−ブチル−ハイドロキノンジグリ
シジルエーテル(YDC−1312、東都化成製、融点
142℃、I.C.I.粘度0.1ポイズ以下)100
部、フェノールノボラック樹脂(PN−100、明和化
成製、軟化点100℃)60部、2−メチルイミダゾー
ル・アジン(2MZ−A、四国化成製)2.0部をミキ
サーで粉砕、乾式混合した後、ニーダーを用いて加熱溶
融混練した。この溶融混合物は冷却後、常温でタッキン
グが無く粉砕可能であった。これを粉砕し250μm篩
を通して本発明のエポキシ樹脂粉体塗料を得た。このエ
ポキシ樹脂粉体塗料のICI粘度及び引張せん断強度を
測定した。結果を表1に示す。
シジルエーテル(YDC−1312、東都化成製、融点
142℃、I.C.I.粘度0.1ポイズ以下)100
部、フェノールノボラック樹脂(PN−100、明和化
成製、軟化点100℃)60部、2−メチルイミダゾー
ル・アジン(2MZ−A、四国化成製)2.0部をミキ
サーで粉砕、乾式混合した後、ニーダーを用いて加熱溶
融混練した。この溶融混合物は冷却後、常温でタッキン
グが無く粉砕可能であった。これを粉砕し250μm篩
を通して本発明のエポキシ樹脂粉体塗料を得た。このエ
ポキシ樹脂粉体塗料のICI粘度及び引張せん断強度を
測定した。結果を表1に示す。
【0039】
【表1】 表1 実施例1 実施例2 比較例1 ICI粘度(P、ポイズ) 0.45 0.50 0.45 引張せん断強度(kgf/cm2 ) 150 115 70
【0040】ICI粘度:I.C.I.CONE&PL
ATE VISCOMETERを用いて、サンプル0.
05g秤取り、150℃保温プレート上に載せ1分放置
しその後、コーンをおろして回転をさせ、30秒後の表
示粘度を読んだ。 引張せん断強度:被着体としてSPCC鋼板のブラスト
面を使用し、接着面積5平方センチメートルに各粉体塗
料を0.2g塗布させた。180℃×1時間で試験サン
プルを硬化させ、3mm/分の移動速度で引張せん断強
度の測定を行った。
ATE VISCOMETERを用いて、サンプル0.
05g秤取り、150℃保温プレート上に載せ1分放置
しその後、コーンをおろして回転をさせ、30秒後の表
示粘度を読んだ。 引張せん断強度:被着体としてSPCC鋼板のブラスト
面を使用し、接着面積5平方センチメートルに各粉体塗
料を0.2g塗布させた。180℃×1時間で試験サン
プルを硬化させ、3mm/分の移動速度で引張せん断強
度の測定を行った。
【0041】表1より、実施例は含浸性を左右する粘度
には何ら影響を与えずに密着性及び機械的強度が飛躍的
に向上している。
には何ら影響を与えずに密着性及び機械的強度が飛躍的
に向上している。
【0042】
【発明の効果】本発明のエポキシ樹脂系粉体塗料組成物
は、溶融時に極低粘度を示し、さらにその硬化物は強靱
な密着性及び高い機械的強度を有し、コイル等の含浸用
粉体塗料として又バインダーとして有用である。
は、溶融時に極低粘度を示し、さらにその硬化物は強靱
な密着性及び高い機械的強度を有し、コイル等の含浸用
粉体塗料として又バインダーとして有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新本 昭樹 埼玉県与野市鈴谷7−6−2−906
Claims (14)
- 【請求項1】式(1) 【化1】 (式(1)中のR1、R2は、それぞれ水素原子、ハロ
ゲン原子、またはC1〜5までのアルキル基を示し、m
は0から5までの整数である。)で表されるエポキシ樹
脂(a)、式(2) 【化2】 (式(2)中のXはベンゼン骨格またはビフェニル骨格
を示し、R3、R4は水素原子、ハロゲン原子またはC
1〜C5のアルキル基を示し、R5は水酸基またはグリ
シジルエーテル基を示し、nは0〜10までの整数であ
る。)で表される化合物(b)、及び硬化促進剤(c)
を含有するエポキシ樹脂系粉体塗料組成物。 - 【請求項2】エポキシ樹脂(a)が、式(1)における
R1が2位のt−ブチル基であり、R2が5位のt−ブ
チル基である請求項1に記載のエポキシ樹脂系粉体塗料
組成物。 - 【請求項3】化合物(b)が、式(2)におけるXがビ
フェニル骨格であり、R5が水酸基である化合物(b
1)である請求項1又は2に記載のエポキシ樹脂系粉体
塗料組成物。 - 【請求項4】化合物(b)が、式(2)におけるXがビ
フェニル骨格であり、R5がグリシジルエーテル基であ
る化合物(b2)である請求項1又は2に記載のエポキ
シ樹脂系粉体塗料組成物。 - 【請求項5】硬化剤(d)を含有する請求項4に記載の
エポキシ樹脂系粉体塗料組成物。 - 【請求項6】硬化剤(d)が請求項3に記載の化合物
(b1)である請求項5に記載のエポキシ樹脂系粉体塗
料組成物。 - 【請求項7】充填剤として、平均粒径が1〜60μmで
ある粉状の無機物を含有する請求項1ないし6のいずれ
か1項に記載のエポキシ樹脂系粉体塗料組成物。 - 【請求項8】充填材が球状シリカ、溶融破砕シリカ、結
晶破砕シリカ、炭酸カルシウムまたは水酸化アルミニウ
ムであり、その使用量は組成物中5〜70重量%である
請求項7のエポキシ樹脂系粉体塗料組成物。 - 【請求項9】請求項1ないし8のいずれか1項に記載の
エポキシ樹脂系粉体塗料の硬化物。 - 【請求項10】請求項9のエポキシ樹脂系粉体塗料組成
物の硬化物を有する物品。 - 【請求項11】コイルである請求項10の物品。
- 【請求項12】請求項1ないし8のいずれか1項に記載
のエポキシ樹脂系粉体塗料組成物を無機粉体に含浸させ
成型した無機成型物品 - 【請求項13】ハイドロキノン類とエピハロヒドリンと
を反応させて得られるエポキシ樹脂(A)、式(3) Y−CH2−X−CH2−Y (3) (式(3)中、Xはベンゼン骨格又はビフェニル骨格を
示し、Yはハロゲン原子、水酸基又はアルコキシ基を示
す。)で表される化合物とフェノール類とを酸触媒の存
在下で縮合反応させることにより得られる化合物(B
1)、及び硬化促進剤(c)を含有するエポキシ樹脂系
粉体塗料組成物。 - 【請求項14】請求項13に記載のエポキシ樹脂
(A)、請求項13に記載の化合物(B1)とエピハロ
ヒドリンとを塩基触媒の下で反応させて得られるエポキ
シ樹脂(B2)、硬化剤(d)及び硬化促進剤(c)を
含有するエポキシ樹脂系粉体塗料組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12866898A JPH11323200A (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | 粉体塗料用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12866898A JPH11323200A (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | 粉体塗料用組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11323200A true JPH11323200A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=14990502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12866898A Pending JPH11323200A (ja) | 1998-05-12 | 1998-05-12 | 粉体塗料用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11323200A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001214034A (ja) * | 2000-01-31 | 2001-08-07 | Nippon Kayaku Co Ltd | エポキシ樹脂組成物、樹脂結合型金属成型部品 |
CN100432063C (zh) * | 2003-09-26 | 2008-11-12 | 日本环氧树脂股份有限公司 | 环氧化合物,其制备方法以及应用 |
WO2018225665A1 (ja) * | 2017-06-08 | 2018-12-13 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 樹脂組成物、プリプレグ、金属張積層板、プリント配線板、及び金属張積層板の製造方法 |
-
1998
- 1998-05-12 JP JP12866898A patent/JPH11323200A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001214034A (ja) * | 2000-01-31 | 2001-08-07 | Nippon Kayaku Co Ltd | エポキシ樹脂組成物、樹脂結合型金属成型部品 |
CN100432063C (zh) * | 2003-09-26 | 2008-11-12 | 日本环氧树脂股份有限公司 | 环氧化合物,其制备方法以及应用 |
WO2018225665A1 (ja) * | 2017-06-08 | 2018-12-13 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 樹脂組成物、プリプレグ、金属張積層板、プリント配線板、及び金属張積層板の製造方法 |
JP2018203955A (ja) * | 2017-06-08 | 2018-12-27 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 樹脂組成物、プリプレグ、金属張積層板、プリント配線板、及び金属張積層板の製造方法 |
KR20190137943A (ko) * | 2017-06-08 | 2019-12-11 | 파나소닉 아이피 매니지먼트 가부시키가이샤 | 수지 조성물, 프리프레그, 금속 클래드 적층판, 프린트 배선판, 및 금속 클래드 적층판의 제조 방법 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Effective date: 20040817 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 |