JP2000313736A - エポキシ樹脂組成物及び粉体塗料組成物 - Google Patents
エポキシ樹脂組成物及び粉体塗料組成物Info
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Abstract
ポキシ樹脂組成物及び該組成物を含有する粉体塗料組成
物を提供する。 【解決手段】 芳香族エポキシ樹脂を水素化して得られ
る、芳香環の水素化率が85%以上で、エポキシ基の損
失率が20%以下であり、全塩素の含有量が0.3重量
%以下である水素化エポキシ樹脂と、2価のフェノ−ル
化合物とを反応させることにより得られる固形エポキシ
樹脂と、エポキシ樹脂用硬化剤とを含有するエポキシ樹
脂組成物、該組成物を含有する粉体塗料組成物。
Description
に優れた硬化物を与えるエポキシ樹脂組成物に関するも
のである。特に本発明は、粉体塗料用樹脂として有用な
エポキシ樹脂組成物に関するものである。
粉体塗料があり、近年、大気汚染などの環境問題との関
係でその無公害性が注目され、使用量が増加している。
エポキシ樹脂をベースとした粉体塗料としては、比較的
高分子量のビスフェノ−ルAタイプの固形エポキシ樹脂
をべ一スに硬化剤等を配合した塗料が使用されている
が、このビスフェノ−ルAタイプの固形エポキシ樹脂
は、分子中に多量の芳香環を有するために耐候性が非常
に悪く、建築部材や自動車部品の上塗りのような耐候性
が要求される用途には適していない。
途には、現在、トリグリシジルイソシアネ−ト、ジグリ
シジル−1,4−シクロヘキサンジカルボキシレート
(特開平09−137155号公報参照)のような芳香
環が無いエポキシ樹脂が使用されている。しかし、トリ
グリシジルイソシアネ−トは皮膚に付着した時、カブレ
等が発生しやすいため、使用するのは好ましくない状況
にある。また、後者のジグリシジル−1,4−シクロヘ
キサンジカルボキシレ−トも低分子のため、やはり前者
と同様の問題を有している。
エポキシ樹脂としては、グリシジルエステル基含有ポリ
エステル(特開平07−25990号公報、特開平07
−258397号公報、及び特開平08−253566
号公報参照)などが検討されている。しかし、これらの
エポキシ樹脂は、耐候性には優れるが、エステル基を分
子内に有するために耐水性に劣る欠点がある。
コ−ルから得られる脂環式エポキシ樹脂と、ビスフエノ
−ル化合物を反応させた固形のエポキシ樹脂を粉体塗料
に用いることも試みられている。しかし、この樹脂は原
料に用いる脂環式エポキシ樹脂の純度が非常に悪いた
め、樹脂中に低分子量化合物が残ってしまう。そのた
め、この固形エポキシ樹脂を硬化剤等と混合して粉体塗
料化した時、保存中にブロッキングが発生するという問
題を抱えている。
した時の保存中におけるブロッキングが無く、密着性、
耐水性に優れたエポキシ硬化物を与えることができる、
比較的高分子量の固形エポキシ樹脂、及びエポキシ樹脂
用硬化剤を含有するエポキシ樹脂組成物を提供しようと
するものである。
シ樹脂を水素化して得られる、芳香環の水素化率が85
%以上で、エポキシ基の損失率が20%以下であり、全
塩素の含有量が0.3重量%以下である水素化エポキシ
樹脂を使用することを特徴とするものであり、以下の各
発明を包含する。
るエポキシ樹脂組成物。 (A)成分:芳香族エポキシ樹脂を水素化して得られ
る、芳香環の水素化率が85%以上で、エポキシ基の損
失率が20%以下であり、全塩素の含有量が0.3重量
%以下である水素化エポキシ樹脂と、2価のフェノ−ル
化合物とを反応させることにより得られる固形エポキシ
樹脂、(B)成分:エポキシ樹脂用硬化剤。
重量部に対して、(B)成分のエポキシ樹脂用硬化剤が
0.01〜200重量部の割合で配合されていることを
特徴とする、(1) 項記載のエポキシ樹脂組成物。 (3) 前記(A)成分の固形エポキシ樹脂は、前記水素化
エポキシ樹脂100重量部に対して、前記2価のフェノ
−ル化合物10〜100重量部を、温度100〜200
℃で、触媒の存在下で反応させて得られているものであ
ることを特徴とする、(1) 項又は(2) 項記載のエポキシ
樹脂組成物。
キシ当量が600〜3,000g/当量の範囲内である
ことを特徴とする、(1) 項〜(3) 項のいずれか1項記載
のエポキシ樹脂組成物。 (5) 前記水素化エポキシ樹脂が、ビスフェノールA型又
はビスフェノールF型の芳香族エポキシ樹脂を水素化し
た樹脂であり、前記2価のフェノ−ル化合物が、ビスフ
ェノールA又はビスフェノールFであることを特徴とす
る、(1) 項〜(4)項のいずれか1項記載のエポキシ樹脂
組成物。
系有機溶媒中で、ロジウム又はルテニウムをグラファイ
トに担持した触媒の存在下にビスフェノールA型又はビ
スフェノールF型の芳香族エポキシ樹脂を圧力1〜30
MPa、温度30〜150℃で水素化反応によって製造
されていることを特徴とする、(1) 項〜(4) 項のいずれ
か1項記載のエポキシ樹脂組成物。 (7) 前記2価のフェノール化合物は、カテコ−ル、レゾ
ルシン、ハイドロキノン、ビスフェノ−ルA、ビスフェ
ノールF、ビスフェノ−ルS、ビフェノ−ル、テトラメ
チルビフェノ−ル及びテルペンジフェノ−ルから選ばれ
た少なくとも1種のフェノール化合物であることを特徴
とする、(1) 〜(6) のいずれか1項記載のエポキシ樹脂
組成物。
当量が150〜300g/当量の範囲内であり、25℃
で液体であることを特徴とする、(1) 項〜(7) 項のいず
れか1項記載のエポキシ樹脂組成物。 (9) (B)成分のエポキシ樹脂用硬化剤が、アミン類、
酸無水物類、多価フェノ−ル類、イミダゾ−ル類、ブレ
ンステッド酸塩類、ジシアンジアミド類、有機酸ヒドラ
ジッド類、ポリカルボン酸類及び有機ホスフィン類から
選ばれる少なくとも1種の化合物であることを特徴とす
る、(1) 項〜(8) 項のいずれか1項記載のエポキシ樹脂
組成物。
キシ樹脂組成物から選ばれた少なくとも1種のエポキシ
樹脂組成物の粒径1〜200ミクロンの粒子からなる、
粉体エポキシ樹脂組成物。 (11) 前記粉体エポキシ樹脂組成物は、補強剤、充填
剤、着色剤、顔料、難燃剤、光安定剤、酸化防止剤、脱
泡剤及び流れ調整剤から選ばれる1種以上の添加剤を含
有することを特徴とする、(10)項記載の粉体エポキシ樹
脂組成物。
の(A)成分、(B)成分及び(C)成分に加えて、硬
化性モノマー、オリゴマー及び合成樹脂から選ばれる、
塗膜形成樹脂の性質改善物質を含有することを特徴とす
る、(10)項又は(11)項記載の粉体エポキシ樹脂組成物。
素化して得られる、芳香環の水素化率が85%以上で、
エポキシ基の損失率が20%以下であり、全塩素の含有
量が0.3重量%以下である水素化エポキシ樹脂100
重量部に対して、2価のフェノール化合物10〜100
重量部を反応させて得られる固形エポキシ樹脂100重
量部と、(B)成分:エポキシ樹脂用硬化剤0.01〜
200重量部と、(C)成分:補強剤、充填剤、着色
剤、顔料、難燃剤、光安定剤、酸化防止剤、脱泡剤及び
流れ調整剤から選ばれる1種以上の添加剤の必要量とを
添加、混合し、該混合物を増粘及びゲル化の生起しない
温度及び時間で溶融混練し、冷却後、粉砕して分級する
ことを特徴とする、粒径1〜200ミクロンの粒子から
なる粉体エポキシ樹脂組成物の製造方法。
(C)成分に加えて、硬化性モノマー、オリゴマー及び
合成樹脂から選ばれる、塗膜形成樹脂の性質改善物質を
添加した前記混合物を増粘及びゲル化の生起しない温度
及び時間で溶融混練し、冷却後、粉砕して分級すること
を特徴とする、(13)項記載の粒径1〜200ミクロンの
粒子からなる粉体塗料組成物の製造方法。(15)前記(10)
項〜(12)項に記載された粉体エポキシ樹脂組成物から選
ばれた少なくとも1種の粉体エポキシ樹脂組成物を含有
することを特徴とする、粉体塗料組成物。
する。 (A)成分:固形エポキシ樹脂 本発明の組成物における(A)成分である固形エポキシ
樹脂は、芳香族エポキシ樹脂を水素化して得られる、芳
香環の水素化率が85%以上で、エポキシ基の損失率が
20%以下であり、全塩素の含有量が0.3重量%以下
である水素化エポキシ樹脂と、2価のフェノ−ル化合物
を反応させることにより得られる。
体であることを意味し、固体である方が本発明組成物を
粉体で取り扱うことができるため好ましい。また、固形
エポキシ樹脂のエポキシ当量は600〜3,000g/
当量の範囲内であるのが好ましい。エポキシ当量が平均
で600g/当量未満であると、軟化温度が低すぎて粉
体塗料として用いた時、ブロッキングしやすいため好ま
しくない。更に、エポキシ当量が平均で3,000g/
当量を越えると、溶融粘度が高くなり流動性が悪くなる
ため、粉体塗料として用いた時、平滑な塗膜が得られな
いという点で好ましくない。
固形エポキシ樹脂の一方の原料である水素化エポキシ樹
脂は、芳香族エポキシ樹脂を触媒の存在下、加圧で選択
的に水素化反応を行うことにより得られる、芳香環の水
素化率が85%以上で、エポキシ基の損失率が20%以
下であり、全塩素の含有量が0.3重量%以下のエポキ
シ樹脂である。
できる芳香族エポキシ樹脂は、ビスフェノールA型エポ
キシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフエ
ノールS型エポキシ樹脂、ビフェノ−ル型エポキシ樹脂
等のジグリシジルエーテル類、フェノールノボラックか
ら得られるエポキシ樹脂、クレゾールノボラックから得
られるエポキシ樹脂、ビスフェノールAのノボラックエ
ポキシ樹脂及びフェノール類とヒドロキシベンズアルデ
ヒド類から得られるノボラックエポキシ樹脂等の多官能
エポキシ樹脂等である。
シ樹脂及びビスフェノールF型エポキシ樹脂を原料に用
いるとエポキシ基の損失率が少なく、水素化率が向上し
た水素化エポキシ樹脂が得られるという点で好ましい。
水素化エポキシ樹脂の水素化率は、芳香環が脂環構造に
変化した割合であり、核磁気共鳴分析等により求めら
れ、水素化率は85%以上であるのが好ましい。芳香環
の水素化率が85%未満であると、エポキシ樹脂硬化物
の耐候性が低下するため好ましくない。
が水素分解された割合であり、過塩素酸により滴定する
ことにより、エポキシ基の損失率を求めることができ
る。エポキシ基の損失率が20%を越えると、ビスフェ
ノール化合物との反応が阻害され、得られる固形エポキ
シ樹脂中に低分子量の物質が残ってしまい、粉体塗料化
した時にブロッキングが発生するため好ましくない。
する有機塩素及び無機塩素の総量のことであり、ビフェ
ニルナトリウムでエポキシ樹脂中の塩素を反応させた
後、硝酸銀で定量する方法や燃焼法等により求められ
る。全塩素の含有量が0.3重量%を越えると、不純物
により固形エポキシ樹脂の軟化温度が低下し、粉体塗料
とした時にブロッキングが発生するため好ましくない。
キシ樹脂をテトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテ
ル系の有機溶剤を用いて、触媒の存在下、芳香環を選択
的に水素化することにより好適に行うことができる。特
に好ましい触媒としては、ロジウム又はルテニウムをグ
ラファイト(六方晶結晶の黒鉛)に担持した触媒であ
る。また、グラファイトは、表面積が10m2/g以
上、400m2/g以下の範囲の担体を用いることが好
ましい。反応は、圧力1〜30MPA、温度30〜15
0℃、時間1〜20時間の範囲内で行うことが好まし
い。反応終了後、触媒を濾過により除去し、減圧でエー
テル系有機溶剤が実質的に無くなるまで留去し、水素化
エポキシ樹脂を得る。
量が150〜300g/当量の範囲内で、25℃の温度
で液体であるのが、固形エポキシ樹脂を製造する時の取
り扱い易さの点で好ましい。固形エポキシ樹脂の製造方
法は、水素化エポキシ樹脂100重量部に対し、2価の
フェノール化合物10〜100重量部を温度100〜2
00℃で、触媒の存在下で付加反応して固形エポキシ樹
脂を得る方法である。使用できる触媒としては、3級ア
ミン類、4級アンモニウム塩類及び有機ホスフィン化合
物類等が挙げられる。
−ル化合物は、カテコ−ル、レゾルシン、ハイドロキノ
ン、ビスフェノ−ルA、ビスフェノ−ルF、ビスフェノ
−ルS、ビフェノ−ル、テトラメチルビフェノ−ル及び
テルペンジフェノ−ル等が挙げられる。これらの中で、
原料入手の容易さ及び得られる固形エポキシ樹脂が取り
扱い易い軟化温度を有するという点で、ビスフェノ−ル
A及びビスフェノ−ルFが好ましい。これらの水素化エ
ポキシ樹脂及び2価のフェノ−ル化合物以外に、他のエ
ポキシ樹脂や多価フェノ−ル化合物等を、本発明の効果
を損なわない範囲で少量添加してもよい。
はエポキシ樹脂用硬化剤を用いて硬化させることができ
る。(B)成分の硬化に用いられるエポキシ樹脂の硬化
剤としては、一般のエポキシ樹脂用硬化剤が用いられ
る。たとえば次のものが挙げられる。
ル)メタン、ビス(アミノメチル)シクロヘキサン、m
−キシリレンジアミン、3,9−ビス(3−アミノプロ
ピル)−2,4,8,10−テトラスピロ[5,5]ウ
ンデカン等の脂肪族及び脂環族アミン類、メタフェニレ
ンジアミン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノジフ
ェニルスルホン等の芳香族アミン類、ベンジルジメチル
アミン、2,4,6−トリス(ジメチルアミノメチル)
フェノ−ル、1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウ
ンデセン−7,1,5−ジアザビシクロ(4,3,0)
ノネン−7等の3級アミン類及びその塩類。
ット酸、無水ヒロメリット酸等の芳香族酸無水物類、無
水テトラヒドロフタル酸、無水メチルテトラヒドロフタ
ル酸、無水ヘキサヒドロフタル酸、無水メチルヘキサヒ
ドロフタル酸、無水メチルエンドメチレンテトラヒドロ
フタル酸、無水ドデセニルコハク酸、無水トリアルキル
テトラヒドロフタル酸等の環状脂肪族酸無水物類。 多価フェノール類:カテコール、レゾルシン、ハイドロ
キノン、ビスフェノールF、ビスフェノールA、ビスフ
ェノールS、ビフェノール、フェノールノボラック類、
クレゾールノボラック類、ビスフェノールA等の2価フ
ェノールのノボラック化物類、トリスヒドロキシフエニ
ルメタン類、アラルキルポリフェノール類、ジシクロペ
ンタジエンポリフェノール類等。
チル−4−メチルイミダゾール及び2−フェニルイミダ
ゾール等のイミダゾール系化合物及びその塩類、アミン
のBF3錯体化合物、脂肪族スルホニウム塩及び芳香族
スルホニウム塩等のブレンステッド酸塩類、ジシアンジ
アミド類、アジピン酸ジヒドラジッド及びフタル酸ジヒ
ドラジッド等の有機酸ヒドラジッド類、レゾール類、ア
ジピン酸、セバシン酸、テレフタル酸、トリメリット酸
及びカルボキシル基含有ポリエステル等のポリカルボン
酸類、トリフェニルホスフィン等の有機ホスフィン化合
物類等である。これらのエポキシ樹脂用硬化剤は、単独
で使用してもよいが、2種以上を併用して使用すること
も可能である。上記したエポキシ樹脂用硬化剤を粉体塗
料の用途に用いるときは、25℃で固体である硬化剤が
本発明組成物の室温におけるブロッキング性を防止でき
るいう点で好ましい。
(B)成分のエポキシ樹脂用硬化剤の配合割合は、
(A)成分の水素化エポキシ樹脂100重量部に対し
て、(B)成分のエポキシ樹脂用硬化剤が0.01〜2
00重量部、好ましくは、0.1〜150重量部の範囲
内となるように配合する。上記範囲を外れると、エポキ
シ樹脂硬化物の耐熱性及び耐湿性のバランスが悪くなる
ため好ましくない。
には、必要に応じて次の成分を添加配合することができ
る。粉末状の補強剤や充填剤、たとえば酸化アルミニウ
ム、酸化マグネシウムなどの金属酸化物、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウムなどの金属炭酸塩、ケイソウ土
粉、塩基性ケイ酸マグネシウム、焼成クレイ、微粉末シ
リカ、溶融シリカ、結晶シリカなどのケイ素化合物、水
酸化アルミニウムなどの金属水酸化物、その他カオリ
ン、マイカ、石英粉末、グラファイト、二硫化モリブデ
ン等である。これらはエポキシ樹脂と硬化剤の和の10
0重量部に対して、10〜900重量部配合される。
止剤、脱泡剤及び流れ調整剤等である。これらはエポキ
シ樹脂と硬化剤の和の100重量部に対して、0.1〜
20重量部配合される。さらに、最終的な塗膜における
樹脂の性質を改善する目的で種々の硬化性モノマー、オ
リゴマー及び合成樹脂を配合することができる。たとえ
ば、フェノール樹脂、アルキド樹脂、メラミン樹脂、フ
ッ素樹脂、塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、シリコ−ン
樹脂、ポリエステル樹脂等の1種又は2種以上の組み合
わせを挙げることができる。これら樹脂類の配合割合
は、本発明の樹脂組成物の本来の性質を損なわない範囲
の量、すなわちエポキシ樹脂と硬化剤の和の100重量
部に対して、50重量部以下が好ましい。
用いる場合は、通常の粉体塗料を製造する方法で、本発
明の水素化エポキシ樹脂、エポキシ樹脂用硬化剤及び必
要な添加剤を、例えば、ロール、ニーダー、押出機によ
って増粘、ゲル化の起こらない温度、時間条件(通常、
50〜160℃で3〜180秒)にて溶融混練し、冷却
後、粉砕し分級機にかければよく、これによって所望の
粒度分布を有する粉体塗料を得ることができる。通常粉
体塗料の粒径は、1〜200ミクロン程度であることが
望ましい。
しての用途としては、特に限定するものではなく、土木
建築資材、家電製品、重電機器、道路資材、スチ−ル家
具、自動車用部品、水道資材等の防食、美装及び電機絶
縁等の粉体塗装に幅広く用いることができる。
さらに詳しく説明する。なお、例中の部は重量部を意味
する。
内にエピコ−ト828EL(油化シェルエポキシ社商品
名;ビスフェノ−ルAのジグリシジルエ−テル)を水素
化した液状の水素化エポキシ樹脂(エポキシ当量;20
0g/当量、水素化率ほぼ100%、エポキシ基の損失
率;4.0%、全塩素量;0.11重量%)1800
g、ビスフエノ−ルAを720g及び触媒としてテトラ
メチルアンモニウムブロマイド1.8gを仕込み、窒素
気流下、攪拌しながら、160℃で6時間反応し、微黄
色透明固体のエポキシ樹脂を得た。この固形エポキシ樹
脂のエポキシ当量は1080g/当量、環球法により測
定した軟化温度は98℃であり、DSCより求めたガラ
ス転移温度は50℃であった。
エポキシ社商品名;ビスフェノールのジグリシジルエー
テル)を水素化した液状の水素化エポキシ樹脂(エポキ
シ当量;181g/当量水素化率;ほぼ100%、エポ
キシ基の損失率;2.8%、全塩素量;0.23重量
%)1800gに変え、ビスフェノ−ルAの使用量を8
80gに変える以外は、上記製造例1と同様の操作を行
い、微黄色透明固体のエポキシ樹脂を得た。この固形エ
ポキシ樹脂のエポキシ当量は1361g/当量、軟化温
度は102℃であり、DSCより求めたガラス転移温度
は53℃であった。
(新日本理化社商品名;水添ビスフェノールAから得ら
れるアルコ−ル型のエポキシ樹脂、エポキシ当量;21
3g/当量、全塩素量;4.8重量%)に変える以外
は、製造例1と同様の操作を行い固形エポキシ樹脂を得
た。この固形エポキシ樹脂のエポキシ当量は1378g
/当量、軟化温度は96℃であり、DSCより求めたガ
ラス転移温度は44℃であった。
化剤としてエピキュア108FF(油化シェルエポキシ
社商品名;ジシアンジアミドに促進剤を添加した硬化
剤)4部、ルチル型酸化チタン(無機充填材)50部、
ベンゾイン0.5部(脱泡剤)及びフロ−調整剤として
アクロナ−ル4F(商品名;BASFジャパン社製)1
部を温度110℃でロ−ルを用いて混練した。終了後、
冷却した組成物をハンマ−ミルで粉砕し、粒径が標準篩
で150〜250メッシュを主成分とする粉体エポキシ
樹脂組成物を得た。このエポキシ樹脂組成物を40℃の
恒温槽中に1週間貯蔵した後のブロッキング状態を調べ
たところ、この粉体組成物のブロッキングは見られなか
った。次いで、上記粉体組成物を180〜200℃に加
熱しておいた鋼板上に、静電塗装機を用いて塗装を行っ
た。終了後、塗装した鋼板を、さらに200℃で20分
間オ−ブン中にて後硬化を行い、塗膜厚が180〜22
0μmの塗装試験片を得た。この塗装試験片の結果を表
1に示す。
脂100部に変える以外は、実施例1と同様の操作を行
い組成物を得た。このエポキシ樹脂組成物を40℃の恒
温槽中に1週間貯蔵した後のブロッキング状態を調べた
ところ、この粉体組成物のブロッキングは見られなかっ
た。また、実施例1と同様の操作を行い塗装試験片を得
た。この塗装試験片の試験結果を表1に示す。
は、実施例1と同様の操作を行い組成物を得た。このエ
ポキシ樹脂組成物を40℃の恒温槽中に1週間貯蔵した
後のブロッキング状態を調べたところ、この粉体組成物
のブロッキングは見られなかった。また、実施例1と同
様の操作を行い塗装試験片を得た。この塗装試験片の試
験結果を表1に示す。
シ樹脂に変える以外は、実施例1と同様の操作を行い組
成物を得た。このエポキシ樹脂組成物を40℃の恒温槽
中に1週間貯蔵した後のブロッキング状態を調べたとこ
ろ、この粉体組成物は融着してブロッキングしてしまっ
た。また、実施例1と同様の操作を行い塗装試験片を得
た。この塗装試験片の試験結果を表1に示す。
以外は、実施例1と同様の操作を行い組成物を得た。こ
のエポキシ樹脂組成物を40℃の恒温槽中に1週間貯蔵
した後のブロッキング状態を調べたところ、この粉体組
成物のブロッキングは見られなかった。また、実施例1
と同様の操作を行い塗装試験片を得た。この塗装試験片
の試験結果を表1に示す。
い本発明のエポキシ樹脂組成物は、水素化エポキシ樹脂
と硬化剤とを含有するエポキシ樹脂組成物であり、その
硬化物は、耐水性、機械特性及び耐候性をバランス良く
備えた硬化物であるので、広範な用途に応用展開が可能
である。また、特に耐候性に優れることから、屋外で使
用される粉体塗料の用途において有利に使用することが
できる。
Claims (11)
- 【請求項1】下記(A)成分と(B)成分を含有するエ
ポキシ樹脂組成物。 (A)成分:芳香族エポキシ樹脂を水素化して得られ
る、芳香環の水素化率が85%以上で、エポキシ基の損
失率が20%以下であり、全塩素の含有量が0.3重量
%以下である水素化エポキシ樹脂と、2価のフェノ−ル
化合物とを反応させることにより得られる固形エポキシ
樹脂、(B)成分:エポキシ樹脂用硬化剤。 - 【請求項2】(A)成分の固形エポキシ樹脂100重量
部に対して、(B)成分のエポキシ樹脂用硬化剤が0.
01〜200重量部の割合で配合されていることを特徴
とする、請求項1記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項3】前記(A)成分の固形エポキシ樹脂は、前
記水素化エポキシ樹脂100重量部に対し、前記2価の
フェノ−ル化合物10〜100重量部を、温度100〜
200℃で、触媒の存在下で反応させて得られているも
のであることを特徴とする、請求項1又は2項記載のエ
ポキシ樹脂組成物。 - 【請求項4】(A)成分の固形エポキシ樹脂のエポキシ
当量が600〜3,000g/当量の範囲内であること
を特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項記載のエポ
キシ樹脂組成物。 - 【請求項5】前記(A)成分に使用される水素化エポキ
シ樹脂が、ビスフェノールA型又はビスフェノールF型
の芳香族エポキシ樹脂を水素化した樹脂であり、前記
(A)成分に使用される2価のフェノ−ル化合物が、ビ
スフェノールA又はビスフェノールFであることを特徴
とする、請求項1〜4のいずれか1項記載のエポキシ樹
脂組成物。 - 【請求項6】前記(A)成分に使用される水素化エポキ
シ樹脂は、エポキシ当量が150〜300g/当量の範
囲内であり、25℃で液体であることを特徴とする、請
求項1〜5のいずれか1項記載のエポキシ樹脂組成物。 - 【請求項7】(B)成分のエポキシ樹脂用硬化剤が、ア
ミン類、酸無水物類、多価フェノ−ル類、イミダゾ−ル
類、ブレンステッド酸塩類、ジシアンジアミド類、有機
酸ヒドラジッド類、ポリカルボン酸類及び有機ホスフィ
ン類から選ばれる少なくとも1種の化合物であることを
特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項記載のエポキ
シ樹脂組成物。 - 【請求項8】請求項1〜請求項7記載のエポキシ樹脂組
成物から選ばれた少なくとも1種のエポキシ樹脂組成物
の粒径1〜200ミクロンの粒子からなる、粉体エポキ
シ樹脂組成物。 - 【請求項9】前記粉体エポキシ樹脂組成物は、補強剤、
充填剤、着色剤、顔料、難燃剤、光安定剤、酸化防止
剤、脱泡剤及び流れ調整剤から選ばれる1種以上の添加
剤を含有することを特徴とする、請求項8記載の粉体エ
ポキシ樹脂組成物。 - 【請求項10】(A)成分:芳香族エポキシ樹脂を水素
化して得られる、芳香環の水素化率が85%以上で、エ
ポキシ基の損失率が20%以下であり、全塩素の含有量
が0.3重量%以下である水素化エポキシ樹脂100重
量部に対して、2価のフェノール化合物10〜100重
量部を反応させて得られる固形エポキシ樹脂100重量
部と、(B)成分:エポキシ樹脂用硬化剤0.01〜2
00重量部と、(C)成分:補強剤、充填剤、着色剤、
顔料、難燃剤、光安定剤、酸化防止剤、脱泡剤及び流れ
調整剤から選ばれる1種以上の添加剤の必要量とを添加
し、増粘及びゲル化の生起しない温度及び時間で溶融混
練し、冷却後、粉砕して分級することを特徴とする、粒
径1〜200ミクロンの粒子からなる粉体エポキシ樹脂
組成物の製造方法。 - 【請求項11】請求項8又は9記載の粉体エポキシ樹脂
組成物を含有することを特徴とする、粉体塗料組成物。
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