JPH11321099A - レーザー溶融熱転写記録媒体及び記録方法 - Google Patents

レーザー溶融熱転写記録媒体及び記録方法

Info

Publication number
JPH11321099A
JPH11321099A JP10139879A JP13987998A JPH11321099A JP H11321099 A JPH11321099 A JP H11321099A JP 10139879 A JP10139879 A JP 10139879A JP 13987998 A JP13987998 A JP 13987998A JP H11321099 A JPH11321099 A JP H11321099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser
recording medium
thermal transfer
transfer recording
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10139879A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3978866B2 (ja
Inventor
Atsushi Nakajima
厚志 仲島
Katsuya Kishinami
勝也 岸波
Sota Kawakami
壮太 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP13987998A priority Critical patent/JP3978866B2/ja
Priority to US09/312,981 priority patent/US6261995B1/en
Priority to EP99109882A priority patent/EP0958935A3/en
Publication of JPH11321099A publication Critical patent/JPH11321099A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3978866B2 publication Critical patent/JP3978866B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数色の記録を行うに当たって、適性露光条
件の設定が容易にできると共に、適性露光条件域が広
く、各1次色、2次色の画像濃度均一性を満足するレー
ザー溶融熱転写記録媒体と記録方法を提供する。 【解決手段】 少なくとも光熱変換層とインク層とを有
するレーザー溶融熱転写記録媒体と被記録媒体とを密着
させて像様にレーザー露光を行った後、前記レーザー溶
融熱転写記録媒体を被記録媒体から剥離してインク層を
転写することで単色画像を記録し、次いで他の色のイン
ク層を有するレーザー溶融熱転写記録媒体を用いて同様
に単色画像を繰り返し記録して複数色を重ね合わせるこ
とで複数色からなる画像を形成するレーザー溶融熱転写
記録方法に使用するレーザー溶融熱転写記録媒体であっ
て、該記録媒体の光熱変換層のレーザー光波長における
単位付量当たりの吸収を色によって実質的に異なるよう
組み合わせたことを特徴とするレーザー溶融熱転写記録
媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光を熱に変換し、そ
の熱でインク層を転写する光熱変換記録媒体及び記録方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】熱転写記録媒体は通常、加熱により熱溶
融性又は熱可塑性インク層を被転写媒体に転写するもの
であり、加熱はサーマルヘッド、レーザー、マスク光な
どにより行われる。そのうち、レーザー等を用いる記録
は記録密度を高めることが可能で、近年、高出力の光源
が安価で入手できるようになったこともあり、実用化へ
の研究開発が盛んである。
【0003】光熱変換を利用した記録媒体として、支持
体上に光熱変換層とインク層とから成る構成が知られて
いる。光熱変換層のレーザー光波長での吸収を大きくす
ることで感度を向上させることができるが、その反面吸
収を大きくし過ぎると露光加熱時にいわゆる飛散(アブ
レーション)という現象が起こり、光熱変換層自体がイ
ンク層とともに受像材料側に転写されてしまい、様々な
問題が生じている。特に、露光照度が大きく、露光面の
到達感度が高い場合に顕著であり、光熱変換層が転写す
ることによる記録画像の色濁りや、発生ガスによる受像
面との密着阻害による転写濃度のムラなど深刻な問題を
引き起こす。
【0004】これらの解決には、記録装置(光源)の露
光照度や記録媒体の特性に合わせて光熱変換層の単位膜
厚当たりのレーザー波長での吸収を最適化するととも
に、光熱変換層の耐熱性を高めることで対応している。
通常複数色の画像を得るためには複数色の記録媒体を用
いるが、一義的に決められた光熱変換層を全色に用いる
ことが通常であった。しかしこの方法では、色毎に適性
露光条件の設定を行う必要があり、操作が困難であると
いう問題があった。又仮に露光条件を各色毎に設定して
も、適性露光条件域(ベタ濃度が一定で、アブレーショ
ンが起こらないエネルギー領域)が得られ難く、更には
全画像領域において2次色の画像均一性が変動しやすい
などの問題点も有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたものであり、その目的は複数色の記録を行
うに当たって、適性露光条件の設定が容易にできると共
に、適性露光条件域が広く、各1次色、2次色の画像濃
度均一性を満足するレーザー溶融熱転写記録媒体及び記
録方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の構成によって達成された。
【0007】(1)少なくとも光熱変換層とインク層と
を有するレーザー溶融熱転写記録媒体と被記録媒体とを
密着させて像様にレーザー露光を行った後、前記レーザ
ー溶融熱転写記録媒体を被記録媒体から剥離してインク
層を転写することで単色画像を記録し、次いで他の色の
インク層を有するレーザー溶融熱転写記録媒体を用いて
同様に単色画像を繰り返し記録して複数色を重ね合わせ
ることで複数色からなる画像を形成するレーザー溶融熱
転写記録方法に使用するレーザー溶融熱転写記録媒体で
あって、該記録媒体の光熱変換層のレーザー光波長にお
ける単位付量当たりの吸収を色によって実質的に異なる
よう組み合わせたことを特徴とするレーザー溶融熱転写
記録媒体。
【0008】好ましい態様として、a)前記光熱変換層
が、TGA法を用いた熱分解測定により窒素気流中、昇
温速度10℃/分の条件での重量減少率が50%となる
温度が360℃以上のバインダーと光熱変換剤とを有す
ることが挙げられる。
【0009】又、b)前記光熱変換剤がカーボンブラッ
ク、グラファイト、コロイド銀から選ばれる少なくとも
1種であることが挙げられる。
【0010】(2)少なくとも光熱変換層とインク層と
を有するレーザー溶融熱転写記録媒体と被記録媒体とを
密着させて像様にレーザー露光を行った後、前記レーザ
ー溶融熱転写記録媒体を被記録媒体から剥離してインク
層を転写することで単色画像を記録し、次いで他の色の
インク層を有するレーザー溶融熱転写記録媒体を用いて
同様に単色画像を繰り返し記録して複数色を重ね合わせ
ることで複数色からなる画像を形成するレーザー溶融熱
転写記録方法であって、前記記録媒体の光熱変換層のレ
ーザー光波長における単位付量当たりの吸収が色によっ
て実質的に異なる組み合わせからなることを特徴とする
レーザー溶融熱転写記録方法。
【0011】好ましい態様として、c)前記光熱変換層
の単位付量当たりの吸収が最も大きくなるよう設定した
色のレーザー溶融熱転写記録媒体から画像記録すること
が挙げられる。
【0012】即ち本発明者らは上記課題について鋭意検
討を重ねた結果、インクの色毎に光熱変換層の単位付量
当たりの吸収を設定せしめれば露光の際の適性露光条件
の設定の操作性の困難性もなくなり、どの色も安定な露
光条件を得ることが出来、その結果アブレーション及び
感度に対して最適な記録条件を広範囲で得ることができ
るとの知見とのもと本発明に至ったものである。
【0013】以下、本発明をより詳細に説明する。
【0014】本発明のレーザー溶融熱転写記録媒体は、
基本的に支持体上に像様に照射される光を熱に変換する
光熱変換層及び熱溶融性のインク層を積層した構成を有
するが、必要に応じて支持体とインク層の間に中間層
(剥離層、バリヤー層、クッション層等)を設けてもよ
い。本発明においてはクッション層を設けることが好ま
しい。
【0015】以下、各構成について述べる。
【0016】〔1〕レーザー溶融熱転写記録媒体 (光熱変換層)本発明において、光熱変換層はレーザー
光波長における単位付量当たりの吸収を色によって設定
し、それを各色毎に実質的に異なるよう組み合わせるこ
とにより、適正露光条件の設定が容易となり、その露光
における操作中でのアブレーションの発生や感度の低
下、更には画像の色濁りを抑制できる。尚、「実質的に
異なるよう組み合わせる」とは、複数色の内少なくとも
1色以上の光熱変換層の吸収が相対強度にして0.1%
以上、好ましくは1%以上異なることを意味する。
【0017】本発明のレーザー溶融熱転写記録媒体の光
熱変換層は、主に光熱変換剤とバインダーとから構成さ
れる。
【0018】光熱変換剤としては、光源によっても異な
るが、光を吸収し効率良く熱に変換する物質がよく、例
えば半導体レーザーを光源として使用する場合、近赤外
に吸収体を有する物質が好ましい。例えばカーボンブラ
ック、グラファイト、コロイド銀、フタロシアニン系色
素、スクアリウム系色素、ニトロソ化合物及びその金属
錯塩、ポリメチン系色素、チオールニッケル塩、トリア
リールメタン系色素、インモニウム系色素、ナフトキノ
ン系色素、アントラセン系色素等を用いることができ
る。又、特開昭63−139191号、特開平3−10
3476号等に記載の化合物が挙げられる。これらの
内、コロイド銀、カーボンブラック、グラファイト等の
金属微粒子は化学的に安定で、保存などで吸収の変化が
起こらず、赤外の吸収が大きいことから好ましく、又色
素に対して安価であり、吸収が安定である点でも特に好
ましい。
【0019】光熱変換剤とバインダーとの比率は7:3
〜1:9、好ましくは5:5〜2:8である。又光熱変
換層の膜厚は0.1〜1μmが好ましく、光熱変換層に
おける光熱変換剤の含有量は、通常、画像記録に用いる
光源の波長での吸光度が0.3〜3.0になるように決
められる。
【0020】光熱変換層におけるバインダーとしては公
知のものが使用できるが、TGA法を用いた熱分解測定
により、窒素気流中、昇温速度10℃/分の条件での重
量減少率が50%となる温度が360℃以上である樹脂
が好ましい。具体的には、各種機能性プラスチックス、
水溶性バインダー、熱可塑性樹脂等の架橋物又は硬化物
である。
【0021】そのうち好ましいのは水溶性バインダーで
あり、例えばポリビニルアルコール(PVA)、ポリビ
ニルアセタール、ポリビニルブチラール、ポリビニルピ
ロリドン、ナイロン、ポリアクリルアミド、ポリアルキ
レンオキサイド、ゼラチン、カゼイン、メチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシエチル澱粉、アラビアゴム、サク
ローズオクタアセテート、アルギン酸アンモニウム、ア
ルギン酸ナトリウム、ポリビニルアミン、ポリエチレン
オキシド、ポリアクリル酸等が挙げられ、この内、ポリ
ビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ナイロン、
ポリアクリルアミド、ポリアルキレンオキサイドが好ま
しいものとして挙げられる。一方機能性プラスチックス
としては、ポリアルキドイミド、ポリアリレート、ポリ
イミド、ポリアミド酸、ポリエーテルイミド、ポリエー
テルエーテルケトン、ポリカーボネート、ポリスルホ
ン、ポリエーテルスルホン、ポリアミドスルホン、ポリ
フェニレンエーテル、ポリフェニレンサルファイド等が
好ましい。
【0022】又アクリル酸等のアクリル系モノマーの単
独重合体又は共重合体、セルロースアセテートなどのセ
ルロース系ポリマー、ポリスチレン、塩化ビニル/酢酸
ビニル共重合体、ポリエステル、ポリアミドなどの縮合
系ポリマー、ブタジエン/スチレン共重合体のようなゴ
ム系の熱可塑性ポリマー、ポリウレタン、ポリイミド、
エポキシ樹脂、尿素/メラミン樹脂などが挙げられる。
【0023】光熱変換層は、単位膜厚当たりの吸収が大
きく、しかも出来るだけ薄膜であることが感度の面で好
ましいが、半面、単位膜厚又は単位付量当たりの吸収が
大きすぎると露光時における到達温度が局部的に高くな
り、光熱変換層の耐熱性は劣化してしまうので、この設
定は重要な意味を持つ。到達温度が最も高くなる部分は
光熱変換層の光入射面であり、耐熱性が乏しい場合、こ
の光入射界面から所謂アブレーションが発生する。支持
体側から露光した場合、完全にアブレーションが発生し
てしまうと、これは最悪の場合であるが、光熱変換層と
インク層が同時に転写してしまう。又、明確にアブレー
ションが起こらずとも、熱分解ガスの発生により、イン
ク面と被転写体との密着が阻害され転写ムラが生じる。
このため、露光照度にもよるが、露光波長における吸光
度/μmは3.0以下が好ましく、更に好ましくは1.
5以下である。
【0024】尚、インク層がレーザー光の波長を有する
色、例えば黒色では単位付量当たりの濃度を他の色より
高く設定することが好ましい。黒色インクは、インク層
自体がレーザー光を吸収し、過露光時にインク層が転写
して好ましい温度より過熱してしまい、転写濃度が低下
してしまうことがある。よって黒色インクの場合の光熱
変換層の好ましい単位付量当たりの吸収は0.6以上で
あり、更に好ましくは0.7以上である。こうすること
で、インク層に対し光熱変換層によって遮光性を得るこ
とができ、均一な画像を得ることができる。
【0025】このように感度と耐熱性のジレンマが生じ
ることを回避するため、例えば記録光の入射面に単位膜
厚当たりの吸収が小さい光熱変換層を別途設けることが
好ましい。即ち、光入射面は吸光度/μmが1.5以下
の光熱変換層を配置し、更に吸光度/μmを1.5以上
にした第2の光熱変換層をインク層との間に設けること
により、より高感度で耐熱性の高い記録媒体を作製する
ことができる。光熱変換層の単位膜厚当たりの吸光度、
隣接する層又は受像媒体との密着の有無などにもよる
が、ジャーナル・オブ・イメージング・サイエンス・ア
ンド・テクノロジィ(Journal of Imag
ing Science and Technolog
y)36巻,2(1992)180頁に記載されるよう
に、600℃以上もの温度に達する。この様に、ヒート
モードレーザー記録の場合、光熱変換層の到達温度が著
しく高く、しかも短時間の変化であるため、バインダー
を選択するに当たって一般的に言われている耐熱性を尺
度とすることが適切ではない。即ち、具体的には露光時
は減圧密着下であること、到達温度が高くても極めて僅
かの時間で昇温/降温することなどである。バインダー
の耐熱性に関して種々の測定方法及びこれに対応した記
録特性を検討した結果、TGA(熱重量分析)法による
動的熱分解測定により、熱分解条件が昇温速度10℃/
分、窒素気流中の条件での重量減少率が50%となる温
度(以下、TGA50熱分解温度と称す)を測定するこ
とで、実用上、適切な耐熱性を判断できる。
【0026】光熱変換層には、塗布性向上のための界面
活性剤、インク層との界面剥離を助長する離型剤等を添
加することができる。特に、離型剤としてシリコーン化
合物、弗素系化合物、ワックス等のオレフィン系化合物
や長鎖アルキル系化合物を添加することが好ましい。
【0027】好ましいシリコーン化合物としては、ポリ
ジメチルシロキサンやその変性物、例えばポリエステル
変性シリコーン、アクリル変性シリコーン、ウレタン変
性シリコーン、アルキッド変性シリコーン、アミノ変性
シリコーン、エポキシ変性シリコーン、ポリエーテル変
性シリコーン等のオイルや樹脂、又はこの硬化物等が挙
げられる。
【0028】好ましい弗素系化合物としては、弗素化オ
レフィン、パーフルオロ燐酸エステル系化合物が挙げら
れる。
【0029】好ましいオレフィン系化合物としては、ポ
リエチレン、ポリプロピレン等の分散物、ポリエチレン
イミンオクタデシル等の長鎖アルキル系化合物等が挙げ
られる。
【0030】これら離型剤の内、溶解性に乏しいものは
分散するなどして用いることができる。又、シリコーン
化合物と同様に他のポリマーに付加させることも可能で
ある。又、バインダーを架橋するために各種の架橋剤を
添加することも可能である。
【0031】これら光熱変換層に添加する添加剤の量
は、光熱変換剤とバインダーの総量の0.01〜20重
量%が好ましい。
【0032】(インク層)インク層は主として色材イン
クとバインダーから成る。
【0033】色材インクとしては、無機又は有機の顔
料、染料が用いられ、単色、2色混合、3色混合;例え
ばイエロー、マゼンタ、シアンの顔料系化合物で構成さ
れる。
【0034】無機顔料としては、二酸化チタン、カーボ
ンブラック、酸化亜鉛、プルシアンブルー、硫化カドミ
ウム、酸化鉄ならびに鉛、亜鉛、バリウム及びカルシウ
ムのクロム酸塩などが挙げられる。
【0035】有機顔料としては、アゾ系、チオインジゴ
系、アントラキノン系、アントアンスロン系、トリフェ
ンジオキサジン系の顔料、バット染料顔料、フタロシア
ニン顔料(銅フタロシアニン及びその誘導体)、キナク
リドン顔料などが挙げられる。又、有機染料としては、
酸性染料、直接染料、分散染料などが挙げられる。
【0036】バインダーとしては、ポリエステル、ポリ
酢酸ビニル、ポリアクリルアミド、スチレン樹脂、スチ
レン共重合体樹脂、ポリアクリル酸エステル、ポリアク
リル酸、アクリル酸共重合体等のビニル系樹脂、ゴム系
樹脂、アイオノマー樹脂、オレフィン系樹脂、ロジン系
樹脂、ポリビニルアルコール、ポリビニルホルマール、
ポリビニルブチラール、ポリビニルピロリドン、エチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒド
ロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、メチルセルロース、酢酸セルロース等のセルロース
系樹脂等が挙げられる。
【0037】又、バインダー以外に、タッキファイヤー
としてロジン又はロジン誘導体、テルペン系樹脂、石油
系樹脂、フェノール系樹脂、キシレン系樹脂等を添加す
ることができる。
【0038】バインダーとインクとの重量比は1:10
〜10:1が好ましく、3:7〜8:2が特に好まし
い。
【0039】以上の各層は、公知の溶剤塗布法、例えば
エアドクタコータ法、ブレードコータ法、ワイヤバー
法、ナイフコータ法、ディップコータ法や、リバースロ
ールコータ法、グラビヤコータ法、キャストコーティン
グ法、カーテンコータ法、押出しコータ法等を用いるこ
とができる。
【0040】用いる溶剤としては、水、アルコール類
(メタノール、エタノール、プロパノール等)、セロソ
ルブ類(メチルセロソルブ、エチルセロソルブ等)、芳
香族類(トルエン、キシレン、クロルベンゼン等)、ケ
トン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトン、シクロヘキサノン等)、エステル系溶剤
(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、エーテル類(テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン等)、塩素系溶剤(クロロホル
ム、トリクロルエチレン等)、アミド系溶剤(ジメチル
ホルムアミド、N−メチルピロリドン等)、ジメチルス
ルホキシド等が挙げられる。
【0041】これらの溶剤は、その溶解物又は分散物に
合わせて1種又は2種以上混合したものを用いる。具体
的な構成方法は特願平5−1237号及び同7−899
4号に詳細な記載がある。後述の実施例においては、こ
の方法により作製しているが、勿論、これに限定される
ものではない。
【0042】(クッション層)クッション層は、記録媒
体と受像媒体との密着を増す目的で設けられるが、前記
支持体自体にクッション性が付与されていてもよい。
【0043】クッション性を付与するには、低弾性率を
有する材料、ゴム弾性を有する材料又は加熱により容易
に軟化し密着性が向上する熱可塑性材料を使用すればよ
い。具体的には、天然ゴム、アクリレートゴム、ブチル
ゴム、ニトリルゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴ
ム、スチレン−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ウ
レタンゴム、シリコーンゴム、アクリルゴム、弗素ゴ
ム、ネオプレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、
エピクロルヒドリン、EPDM(エチレン・プロピレン
・ジエンゴム)、ウレタンエラストマー等のエラストマ
ー、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、
ポリブテン、耐衝撃性ABS樹脂、ポリウレタン、AB
S樹脂、アセテート、セルロースアセテート、アミド樹
脂、ポリテトラフルオロエチレン、ニトロセルロース、
ポリスチレン、エポキシ樹脂、フェノール−ホルムアル
デヒド樹脂、ポリエステル、耐衝撃性アクリル樹脂、ス
チレン−ブタジエン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニル、可塑剤
入り塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリ塩化ビ
ニル、ポリ塩化ビニリデン等の内、弾性率の小さな樹脂
が挙げられる。
【0044】又、クッション層として使用可能な形状記
憶樹脂として、ポリノルボルネンやポリブタジエンユニ
ットとポリスチレンユニットとが複合化されたスチレン
系ハイブリッドポリマー等を挙げることができる。
【0045】クッション層の厚みは、使用する樹脂又は
エラストマーの種類、記録媒体・受像媒体密着時の吸引
力、マット材の粒径、マット材の使用量など、様々の因
子により異なるので一概には決められないが、通常10
〜100μmの範囲である。
【0046】クッション層の形成方法としては、前記素
材を溶媒に溶解又はラテックス状に分散したものを、ブ
レードコーター、ロールコーター、バーコーター、カー
テンコーター、グラビアコーター等による塗布法、ホッ
トメルトでの押出しラミネーション法、クッション層フ
ィルムの貼合せ法などを適用できる。
【0047】(支持体)支持体としては、寸法安定性が
良く、画像形成の際の熱に耐えるものならば何でもよ
く、具体的には特開昭63−193886号(2)頁左
下欄12〜18行に記載のフィルム又はシートを使用す
ることができる。像様露光用のレーザー光を記録媒体側
から照射して画像を形成するのであれば、支持体は透明
であることが望ましい。又、レーザー光を受像媒体側か
ら照射して画像を形成するのであれば、記録媒体の支持
体は透明である必要はない。
【0048】支持体の厚さは特に制約はないが、通常2
〜300μm、好ましくは5〜200μmである。
【0049】〔2〕レーザー溶融熱転写記録方法 画像記録用レーザー光源としては、半導体レーザー、Y
AGレーザー、炭酸ガスレーザー、ヘリウムネオンレー
ザーなどが挙げられる。半導体レーザーの中では、光学
効率を大幅に低下させることなく焦点において1/e2
直径が数〜数十μmに絞り込み易いものとして、所謂シ
ングルモードレーザーダイオードを用いることが好まし
い。
【0050】レーザー以外の光源としては、発光ダイオ
ード(LED)が挙げられる。複数の発光素子を集積し
たアレイとして使用し易いものは、LED及び半導体レ
ーザーである。
【0051】本発明においては、前記光熱変換層の単位
付量当たりの吸収が最も大きくなるように設定した色を
有するレーザー溶融熱転写記録媒体を最初に画像記録す
ることが好ましい。レーザー溶融熱転写記録では熱転写
記録媒体と被記録媒体とを密着(例えば減圧密着)させ
て像様にレーザー露光を行うため、受像材料の受像面は
粗面化してあるが、インク層が複数転写されると、受像
面の粗さが小さくなり、結果として減圧密着効果が低下
し、転写ムラが生じやすい。一方、光熱変換層の単位付
量当たりの吸収が大きいとレーザー露光時のガス(アブ
レーションの有無に関わらず発生)の発生量が増大し、
単色画像を繰り返し記録して複数色を重ね合わせること
で複数色からなる画像を形成する系においては、光熱変
換層の単位付量当たりの吸収が最も大きな記録媒体を露
光処理の最後に使用した場合、ガスの発生量に対し減圧
密着速度が追いつかず、結果として記録媒体と受像媒体
との密着が阻害され、画像の色濁り、又は画像再現性の
低下を引き起こしやすい。従って、ガス発生による転写
ムラを抑えるためには、上述したようにガスの発生量が
増大しやすい、光熱変換層の単位付量当たりの吸収の大
きい色の記録媒体を最初に画像記録することが好まし
い。
【0052】レーザーの走査方法としては、円筒外面走
査、円筒内面走査、平面走査などがある。円筒外面走査
では、記録材料を外面に巻き付けたドラムを回転させな
がらレーザー露光を行い、ドラムの回転を主走査とし、
レーザー光の移動を副走査とする。円筒内面走査では、
ドラムの内面に記録材料を固定し、レーザービームを内
側から照射し、光学系の一部又は全部を回転させること
により円周方向に主走査を行い、光学系の一部又は全部
をドラムの軸に平行に直線移動させることにより軸方向
に副走査を行う。平面走査では、ポリゴンミラーやガル
バノミラーとfθレンズ等を組み合わせてレーザー光の
主走査を行い、記録媒体の移動により副走査を行う。円
筒外面走査及び円筒内面走査の方が光学系の精度を高め
易く、高密度記録には適している。
【0053】複数の発光素子を同時に使用する、所謂マ
ルチチャンネル露光の場合、円筒外面走査が最も適して
いる。又、露光出力の大きいYAGレーザーなどを用い
る場合、円筒外面走査ではドラムの回転数を大幅にアッ
プすることが難しいので、円筒内面走査が適している。
【0054】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。尚、実施例
における各成分の組成比(部)は、固形分重量比を表
す。
【0055】〈記録媒体の作製〉 1−1)仮支持体の作製 下記離型層組成を水に希釈、乾燥付量が0.3g/m2
になるように25μmのポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルム(ダイヤホイルヘキスト製:T−1
00)に塗布・乾燥後、120℃で1分熱処理を行った
後、更に60℃・36時間のキュアーを行った。
【0056】 (離型層組成) ポリビニルアルコール(日本合成化学製:EG−30 TGA50熱分解温度 376℃) 85部 架橋剤(住友化学:スミレーズレジン−613) 9部 架橋促進剤(住友化学製:ACX−P) 1部 弗素系化合物(住友化学製:FP−150) 5部 1−2)インク層の形成 1−1)で作製した仮支持体の離型層上に、下記インク
層組成をメチルエチルケトン(MEK):アノンの混合
溶剤に希釈、付量が0.48g/m2になるように塗布
した。
【0057】 (インク層組成) イエロー顔料分散物:御国色素製、MHI−340(分散助剤込みで固形分1 0%) 12.77部 スチレンアクリル樹脂(三洋化成製:SBM−73F) 3.12部 エチレン−酢酸ビニル樹脂(三井デュポンポリケミカル製:EV−40Y) 0.16部 フッ素系界面活性剤(F−178K:大日本インキ化学製:メガファック 固形分30%) 0.08部 MEK 26.87部 アノン 57.00 1−3)光熱変換層の形成 1−2)で作製したインク層上に、下記光熱変換層組成
を水:イソプロピルアルコール(IPA)=3.8:1
の混合溶剤に希釈、乾燥塗布量が0.65g/m2にな
るように塗布した。この時、830nmにおける吸光度
は、0.729であった。
【0058】 (光熱変換層組成) カーボンブラック分散物(大日本インキ製:SD−9020 固形分40%) 60.67部 ポリビニルアルコール(前出EG−30) 45.38部 フッ素系界面活性剤(FT−251:株式会社ネオス社製 固形分100%) 0.35部 水:IPA=707.60部:186.00部 1−4)支持体バックコート層の作製 下記バックコート層組成を水に希釈、乾燥付量が0.3
g/m2になるように100μmのPETフィルム(前
出T−100)に塗布・乾燥後、120℃で1分熱処理
を行った後、更に60℃・36時間のキュアーを行っ
た。
【0059】 (バックコート層組成) ポリビニルアルコール(前出EG−30) 85部 架橋剤(前出スミレーズレジン−613) 9部 架橋促進剤(前出ACX−P) 1部 弗素系化合物(前出FP−150) 5部 マット剤(3μmシリカ粒子) 5部 1−5)クッション層の形成 1−4)で作製したバックコート層の裏面上に、下記ク
ッション層組成をメチルエチルケトン:トルエン=1:
4の混合溶剤に溶解、乾燥膜厚が7μmになるように塗
布した。
【0060】 (クッション層組成) スチレン系ゴム(シェル製:クレイトンG1657) 70部 タッキファイヤー(荒川化学製:スーパーエステルA100) 30部 1−6)クッション層と光熱変換層の接着 1−5)で形成したクッション層面と、1−3)で形成
した光熱変換層面を25℃・2kg/cmの線圧でラミ
ネートした。
【0061】1−7)仮支持体の除去 1−6)で形成したラミネートシートを図1に示すよう
な剥離条件にて仮支持体を剥離除去し、最終的にバック
コート層/支持体/クッション層/光熱変換層/インク
層から成る記録媒体を得た。
【0062】光熱変換層塗布液処方を以下の表1のよう
に変更した。尚、部は重量部を意味する。
【0063】
【表1】
【0064】又、インク層塗布液処方を以下の表2のよ
うに変更した。尚、部は重量部を意味する。
【0065】
【表2】
【0066】M(マゼンタ):マゼンタ顔料分散物(御
国色素製、MHI−527(分散助剤込みで固形分20
%)) C(シアン):シアン顔料分散物(御国色素製、MHI
−454(分散助剤込みで固形分30%)) K(ブラック):ブラック顔料分散物:御国色素製、M
HI−220(分散助剤込みで固形分30%)を4.1
部、前出MHI−454を0.72部、MHI−735
(分散助剤込みで固形分10%)を1部の混合物 (画像記録及び評価方法)得られた記録媒体を用いてコ
ニカEV−laser−Proofer(レーザー発振
波長830nm、周長29inch)で、カラーデシジ
ョン受像フィルムCD−1Rに露光面照度70〜100
mW/1ch、回転数400〜600rpmにて露光し
た。
【0067】ベタ濃度が一定となる上限の回転数(ベタ
感度)、光熱変換層が飛散し画像が汚れる上限の回転数
(アブレーションポイント)を評価した。ただし、ブラ
ックは1.8以上の反射濃度が得られる回転数をベタ感
度範囲とした。
【0068】実施例1 Y,M,C,Kそれぞれの記録媒体に、表3記載の光熱
変換層を塗布し、記録順序を表3の通りにして画像記録
を行った。結果を以下に示す。
【0069】
【表3】
【0070】得られた結果から明らかなように、本発明
の記録方法を用いた場合には、同一の露光条件で特別な
設定をすることなく良好なベタ感度とアブレーションポ
イントとのラチチュードが得られ、しかも安定した濃度
で、ドットゲインの良好な画像が得られることが分か
る。
【0071】実施例2(比較例) Y,M,C,Kそれぞれの記録媒体に、表4記載の光熱
変換層を塗布し、記録順序を表4の通りにして画像記録
を行った。結果を以下に示す。
【0072】
【表4】
【0073】得られた結果から明らかなように、本発明
外の記録方法では、イエロー、マゼンタ、シアンの全て
においてアブレーションポイントからベタ感度までのラ
チチュードが実施例1より狭く、安定した濃度、ドット
ゲインの画像が得られにくいことが分かる。
【0074】実施例3 Y,M,C,Kそれぞれの記録媒体に、表5記載の光熱
変換層を塗布し、記録順序を表5の通りにして画像記録
を行った。結果を以下に示す。
【0075】
【表5】
【0076】得られた結果から明らかなように、各色の
記録媒体に対し好ましい光熱変換層の単位付量当たりの
吸収を設定し、その記録順序を本発明の方法で記録した
ので、実施例1より更に大きいアブレーションポイント
ラチチュードが得られ、しかも安定した濃度を有し、ド
ットゲインの良好な画像が得られることが分かる。
【0077】実施例4 以下の2色について、全面(A2+サイズ)ベタ記録を
行った。それぞれの記録媒体に表6記載の光熱変換層を
塗布し、記録順序を表6の通りにして画像記録を行っ
た。結果を以下に示す。この時、ドラム表面に厚さ60
μm、一辺2mmの突起を設け、その部分にて画像欠陥
が生じるかどうか評価した。
【0078】
【表6】
【0079】得られた結果から明らかなように、マゼン
タ、シアンともに画像欠陥が生じず、均一なブルー画像
が得られた。ここではレーザー露光において発生したガ
スが、素早くバキュームされ、インクシートと受像シー
トとの密着を阻害していないことが分かる。
【0080】実施例5(比較例) 以下の2色について、実施例4と同様に全面(A2+サ
イズ)ベタ記録を行った。それぞれの記録媒体に表7記
載の光熱変換層を塗布し、記録順序を表7の通りにして
画像記録を行った。結果を以下に示す。
【0081】
【表7】
【0082】得られた結果から明らかなように、シアン
版では画像欠陥が生じなかったが、2色目のマゼンタ版
では突起物周辺の濃度が低くなり、ブルー画像の一部が
シアンに近い色となってしまった。これは、マゼンタ版
の光熱変換層の単位付量当たりの吸収が大きいため、レ
ーザー露光時のガス発生量が増大し、記録媒体と受像媒
体との密着が阻害された為である。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、複数色の記録を行うに
当たって、適性露光条件の設定が容易にできると共に、
適性露光条件域が広く、各1次色、2次色の画像濃度均
一性を満足できるという顕著に優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録媒体を貼合・剥離で作製する際の
剥離条件を示す断面図。
【符号の説明】
1 支持体 2 バックコート層 3 クッション層 4 光熱変換層 5 インク層 6 離型層 7 仮支持体 8 ローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも光熱変換層とインク層とを有
    するレーザー溶融熱転写記録媒体と被記録媒体とを密着
    させて像様にレーザー露光を行った後、前記レーザー溶
    融熱転写記録媒体を被記録媒体から剥離してインク層を
    転写することで単色画像を記録し、次いで他の色のイン
    ク層を有するレーザー溶融熱転写記録媒体を用いて同様
    に単色画像を繰り返し記録して複数色を重ね合わせるこ
    とで複数色からなる画像を形成するレーザー溶融熱転写
    記録方法に使用するレーザー溶融熱転写記録媒体であっ
    て、該記録媒体の光熱変換層のレーザー光波長における
    単位付量当たりの吸収を色によって実質的に異なるよう
    組み合わせたことを特徴とするレーザー溶融熱転写記録
    媒体。
  2. 【請求項2】 前記光熱変換層が、TGA法を用いた熱
    分解測定により窒素気流中、昇温速度10℃/分の条件
    での重量減少率が50%となる温度が360℃以上のバ
    インダーと、光熱変換剤とを有することを特徴とする請
    求項1記載のレーザー溶融熱転写記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記光熱変換剤がカーボンブラック、グ
    ラファイト、コロイド銀から選ばれる少なくとも1種で
    あることを特徴とする請求項1又は2記載のレーザー溶
    融熱転写記録媒体。
  4. 【請求項4】 少なくとも光熱変換層とインク層とを有
    するレーザー溶融熱転写記録媒体と被記録媒体とを密着
    させて像様にレーザー露光を行った後、前記レーザー溶
    融熱転写記録媒体を被記録媒体から剥離してインク層を
    転写することで単色画像を記録し、次いで他の色のイン
    ク層を有するレーザー溶融熱転写記録媒体を用いて同様
    に単色画像を繰り返し記録して複数色を重ね合わせるこ
    とで複数色からなる画像を形成するレーザー溶融熱転写
    記録方法であって、前記記録媒体の光熱変換層のレーザ
    ー光波長における単位付量当たりの吸収が色によって実
    質的に異なる組み合わせからなることを特徴とするレー
    ザー溶融熱転写記録方法。
  5. 【請求項5】 前記光熱変換層の単位付量当たりの吸収
    が最も大きくなるよう設定した色のレーザー溶融熱転写
    記録媒体から画像記録することを特徴とする請求項4記
    載のレーザー溶融熱転写記録方法。
JP13987998A 1998-05-21 1998-05-21 レーザー溶融熱転写記録方法 Expired - Lifetime JP3978866B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13987998A JP3978866B2 (ja) 1998-05-21 1998-05-21 レーザー溶融熱転写記録方法
US09/312,981 US6261995B1 (en) 1998-05-21 1999-05-17 Thermal transfer intermediate material, a thermal transfer image forming material and a thermal transfer recording material set
EP99109882A EP0958935A3 (en) 1998-05-21 1999-05-19 Intermediate sheet, image forming material and recording material set for thermal transfer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13987998A JP3978866B2 (ja) 1998-05-21 1998-05-21 レーザー溶融熱転写記録方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11321099A true JPH11321099A (ja) 1999-11-24
JP3978866B2 JP3978866B2 (ja) 2007-09-19

Family

ID=15255706

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13987998A Expired - Lifetime JP3978866B2 (ja) 1998-05-21 1998-05-21 レーザー溶融熱転写記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3978866B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6534236B2 (en) 2000-04-28 2003-03-18 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method for forming an image
US6541420B2 (en) 2000-02-17 2003-04-01 Fuji Photo Film Co., Ltd. Heat transfer sheet
US6830863B2 (en) 2001-01-25 2004-12-14 Fuji Photo Film Co., Ltd. Multicolor image-forming material and method for forming multicolor image

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6541420B2 (en) 2000-02-17 2003-04-01 Fuji Photo Film Co., Ltd. Heat transfer sheet
US6534236B2 (en) 2000-04-28 2003-03-18 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method for forming an image
US6830863B2 (en) 2001-01-25 2004-12-14 Fuji Photo Film Co., Ltd. Multicolor image-forming material and method for forming multicolor image

Also Published As

Publication number Publication date
JP3978866B2 (ja) 2007-09-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6261995B1 (en) Thermal transfer intermediate material, a thermal transfer image forming material and a thermal transfer recording material set
JP3978866B2 (ja) レーザー溶融熱転写記録方法
JP2001341397A (ja) レーザー溶融熱転写記録媒体のスリッティング方法
JPH1016395A (ja) 光熱変換型記録材料及び受像材料から成る画像形成材料、並びに画像形成方法
JP3538653B2 (ja) 記録媒体及び画像記録方法
JP2002052845A (ja) 中間転写受像シート
JP2000118144A (ja) レーザー熱転写画像形成方法、レーザー熱転写画像形成用インクシートおよびレーザー熱転写画像形成用受像シート
JP2000071634A (ja) 中間転写媒体を用いた画像形成方法
JP2000127635A (ja) 熱転写用中間転写媒体を用いた画像記録方法
JP3225365B2 (ja) 感熱転写記録方法
JP2000037956A (ja) レーザー熱転写記録方法
JP2000158833A (ja) 光熱変換型ヒートモード記録材料
JP3341138B2 (ja) ヒートモードレーザー記録用材料
JP2000141722A (ja) レーザー熱転写記録方法
JPH09220865A (ja) 記録材料及び光熱変換層用カーボンブラックインク
JP2000127636A (ja) 熱転写用中間転写媒体を用いた画像記録方法
JP2000168252A (ja) レーザー熱転写記録方法
JPH10264542A (ja) 感熱転写用記録材料、感熱転写用受像材料及び画像形成方法
JPH06115264A (ja) 光熱変換型ヒートモード記録材料
JP2001253178A (ja) レーザー熱転写記録用インクシート
JP3252234B2 (ja) 光熱変換型ヒートモード記録材料
JP2000141890A (ja) レーザー熱転写記録方法及びこの方法に用いるインクシートや受像シートの包材
JP2003001953A (ja) レーザー熱転写記録材料及び画像記録方法
JP2001010094A (ja) レーザー熱転写記録方法
JP2001130142A (ja) 熱転写記録用インクシートおよびその製造方法、ならびに画像形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041026

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070313

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070508

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070605

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070618

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100706

Year of fee payment: 3