JP2001130142A - 熱転写記録用インクシートおよびその製造方法、ならびに画像形成方法 - Google Patents

熱転写記録用インクシートおよびその製造方法、ならびに画像形成方法

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JP2001130142A
JP2001130142A JP31229499A JP31229499A JP2001130142A JP 2001130142 A JP2001130142 A JP 2001130142A JP 31229499 A JP31229499 A JP 31229499A JP 31229499 A JP31229499 A JP 31229499A JP 2001130142 A JP2001130142 A JP 2001130142A
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Noriyoshi Kojima
紀美 小島
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の欠陥が防止され、画像濃度の均一性や
解像度が良好となる熱転写記録用インクシートおよび画
像形成方法を提供する。塗布ヌケ、ムラ等がなく塗布性
が良好であり、歩留まり低下が防止された熱転写記録用
インクシートの製造方法を提供する。 【課題手段】 支持体上に少なくとも光熱変換層とイ
ンク層とをこの順に有する熱転写記録用インクシートに
おいて、該光熱変換層の表面光沢度(JIS−Z874
1に規定される方法で測定される表面光沢度Gs(60
°))が90以上である熱転写記録用インクシート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、支持体上に光熱変
換層と熱転写インク層を有し、像様露光により該熱転写
インク層を受像シートに転写する熱転写インクシート並
びにその製造方法とそれを用いた画像形成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、OA化の進展に伴い、複写機やプ
リンタ等の画像形成装置を利用した画像形成が広く行わ
れている。この画像形成においては、電子写真方式、イ
ンクジェット方式、熱転写記録方式等の各種記録方式が
利用されているが、これらの中でも、操作や保守が容易
で、装置の小型化、低コスト化が可能である等の利点に
おいて、熱転写記録方式が特に注目されている。熱転写
記録方式に用いる転写材料の熱転写層には色材が用いら
れ、一般に、該色材を含む組成物を軟化ないし溶融さ
せ、あるいは該色材を蒸発ないし昇華させ、粘着、吸
着、染着等の作用により、例えば紙やフィルムシート等
の受像シート上に画像を形成している。
【0003】熱転写記録方式には、以下の2つが従来か
ら知られている。即ち、1つは、支持体上に熱溶融性イ
ンク層を有する転写材料を熱ヘッドあるいはレーザーを
用いてイメージワイズ(像様)に加熱して、該熱溶融性
インク層の一部を受像シートに溶融転写する熱溶融型転
写方式である。他の1つは、支持体上に熱拡散性色素
(昇華性色素)を含むインク層を有する転写材料を用い
て受像シートに該熱拡散性色素を拡散転写する昇華型染
料転写方式である。昇華型染料転写方式においては、熱
ヘッドからのエネルギー量に応じて色素の転写量を変化
させて画像の階調をコントロールできるので(濃度階
調)、シアン、マゼンタ、イエローの重ね記録を行うこ
とによって、カラー画像を得ることができる。
【0004】また、熱溶融型転写方式においては、昇華
型染料転写方式に比べて、感熱感度が高い、画像の耐光
性が優れている、材料が安価である、等の利点があり、
印刷分野におけるカラープルーフ、版下原稿などへ応用
されている。
【0005】この印刷分野においては、デジタルデータ
からの画像形成技術が普及したことにともない、ダイレ
クトデジタルカラープルーフ(DDCP)のニーズが高
まっている。かかるDDCPにおいては、印刷物の色再
現・安定再現が求められ、レーザー熱転写記録方式が採
用されている。具体的には、光熱変換層とインク層を有
する熱転写記録用インクシート(以下「熱転写シート」
あるいは「インクシート」と称することがある)と、熱
転写記録用インクシートのインク層を受容する受像層を
有する受像シートを用い、熱転写記録用インクシートの
インク層面と受像シートの受像層面を対面させ、転写材
料側から像様にレーザー光を照射して該インク層を受像
層側に熱転写し、さらに画像を坦持した受像シートから
永久支持体へ画像を再転写する画像形成方法である。
【0006】熱転写記録用インクシートとしては種々提
案されているものの、従来の熱転写記録用インクシート
においては、露光時に画像部のインク層が受像層に完全
に転写しないといった転写抜けなどの画像欠陥がより問
題となってきた。特に高品質の画像が要求される印刷色
校正用カラープルーフにおいては、画像が数十μmとい
う微小な網点により形成されているため、僅かな欠陥が
致命傷となり、その目的を果たせなくなってしまう問題
がある。また、画像濃度の均一性や解像力が未だ不十分
であった。
【0007】一方、熱転写記録用インクシートの製造方
法において、光熱変換層を塗布、乾燥させる際に微小な
塗布抜けやムラが発生し、歩留まりが低下するという問
題点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、第
1に、画像の欠陥が防止され、画像濃度の均一性や解像
度が良好となる熱転写記録用インクシートおよび画像形
成方法を提供することを目的とし、第2に、塗布ヌケ、
ムラ等がなく塗布性が良好であり、歩留まり低下が防止
された熱転写記録用インクシートの製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は下記の本発明
によって達成される。
【0010】(1)支持体上に少なくとも光熱変換層と
インク層とをこの順に有する熱転写記録用インクシート
において、該光熱変換層の表面光沢度(JIS−Z 8
741に規定される方法で測定される表面光沢度Gs
(60°))が90以上であることを特徴とする熱転写
記録用インクシート。
【0011】(2)支持体上に少なくとも光熱変換層と
インク層とをこの順に有する熱転写記録用インクシート
の製造方法において、該光熱変換層が0.6〜2.0%
のフッ素系界面活性剤を含有し、かつ該光熱変換層の乾
燥温度を60〜90℃とすることを特徴とする上記
(1)に記載の熱転写記録用インクシートの製造方法。
【0012】(3)光熱変換層の乾燥温度を70〜80
℃とすることを特徴とする上記(2)に記載の熱転写記
録用インクシートの製造方法。
【0013】(4)仮支持体上にインク層、光熱変換
層、クッション層及び支持体をこの順になるように形成
し、その後、該インク層と該仮支持体との界面で剥離
し、剥離面を画像形成面とすることを特徴とする上記
(2)又は(3)に記載の熱転写記録用インクシートの
製造方法。
【0014】(5)支持体上に少なくとも光熱変換層と
インク層とをこの順に有する熱転写記録用インクシート
のインク層面と、支持体上に少なくとも受像層を有する
受像シートの受像面が対面するように重ね合わせ、像様
に露光加熱することにより該インク層を該受像層へ熱転
写し画像を形成した後、該画像を永久支持体上に転写す
る画像形成方法において、該熱転写記録用インクシート
として上記(1)に記載の熱転写記録用インクシートを
用いることを特徴とする画像形成方法。
【0015】上記本発明により、画像の欠陥が防止さ
れ、画像濃度の均一性や解像度が良好となる熱転写用イ
ンクシート及び画像形成方法が得られ、また、本発明の
製造方法によって熱転写記録用インクシートを製造する
ことにより、塗布抜けやムラに起因する歩留まり低下を
大きく改善することができた。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。
【0017】熱転写記録用インクシートは、支持体の一
方の表面に少なくとも光熱変換機能を有する層である光
熱変換層及びインク層を有してなり、必要に応じてこれ
らの層と支持体との間にクッション層、剥離層等の種々
の機能を有する層が積層された構成からなり、他方の表
面に、必要に応じてバックコート層を有する。
【0018】インクシートの支持体としては、例えば、
紙、コート紙、合成紙(ポリプロピレン、ポリスチレ
ン、もしくは、それらを紙とはり合せた複合材料)等の
各種紙類、塩化ビニル系樹脂シート、ABS樹脂シー
ト、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリブチレ
ンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレート
フィルム、ポリアクリレートフィルム、ポリカーボネー
トフィルム、ポリエーテルケトンフィルム、ポリサルホ
ンフィルム、ポリエーテルサルホンフィルム、ポリエー
テルイミドフィルム、ポリイミドフィルム、ポリエチレ
ンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリスチレンフ
ィルム、シンジオタクチックポリスチレン、延伸ナイロ
ンフィルム、ポリアセテートフィルム、ポリメチルメタ
クリレートフィルム等の単層あるいはそれらを2層以上
積層した各種プラスチックフィルムないしシート、各種
の金属で形成されたフィルムないしシート、各種のセラ
ミックス類で形成されたフィルムないしシート、更に
は、アルミニウム、ステンレス、クロム、ニッケル等の
金属板、樹脂コーティングした紙に金属の薄膜をラミネ
ートまたは蒸着したものが挙げられる。本発明において
は、従来公知の表面改質処理を行ってもよい。これらの
表面改質処理としては、火焔放射処理、硫酸処理、コロ
ナ放電処理、プラズマ処理、グロー放電処理などが挙げ
られる。なお、本発明においては、表面改質処理の代わ
りに前記支持体の上に接着層を設けてもよい。
【0019】接着層としては、従来公知の物が特に制限
なく使用できる。接着層を設ける方法としては、水系樹
脂塗布、溶剤系樹脂塗布、水系ラテックス塗布、ホット
メルト塗布などが挙げられる。
【0020】レーザー光をインクシート側から照射して
画像を形成するのであれば、インクシートの支持体は透
明であることが望ましい。レーザー光を受像シート側か
ら照射して画像を形成するのであれば、インクシートの
支持体は透明である必要はない。支持体の厚みとして
は、6〜200μm程度が好ましく、より好ましくは2
5〜100μmである。
【0021】光熱変換層は、光熱変換物質(色素、顔料
など)とバインダーとからなる基本構成を有する。光熱
変換物質の例としては、カーボンブラックのような黒色
顔料、フタロシアニン、ナフタロシアニンのような可視
から近赤外域に吸収を有する大環状化合物の顔料、光デ
ィスクなどの高密度レーザ記録のレーザ吸収材料として
使用される有機染料(インドレニン染料等のシアニン染
料、アントラキノン系染料、アズレン系色素、フタロシ
アニン系染料)、ジチオールニッケル錯体等の有機金属
化合物色素等を挙げることができる。
【0022】バインダーとしては、ガラス転移点Tgが
高く熱伝導率の高い樹脂、例えばポリメタクリル酸メチ
ル、ポリカーボネート、ポリスチレン、エチルセルロー
ス、ニトロセルロース、ポリビニルアルコール、ポリ塩
化ビニル、ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテルイミ
ド、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、アラミド等
の一般的な耐熱性樹脂や、ポリチオフェン類、ポリアニ
リン類、ポリアセチレン類、ポリフェニレン類、ポリフ
ェニレン・スルフィド類、ポリピロール類、およびこれ
らの誘導体またはこれらの混合物からなるポリマー化合
物を好ましく使用することができる。また、光熱変換層
のバインダーとしては、水溶性ポリマーも用いることが
できる。水溶性ポリマーはインク層との剥離性も良く、
また、レーザー照射時の耐熱性が良く、過度な加熱に対
しても飛散が少ない点で好ましい。水溶性ポリマーを用
いる場合には、光熱変換物質を水溶性に変性(スルホ基
の導入等により)したり、水系分散することが望まし
い。
【0023】また、光熱変換層へ各種の離型剤を含有さ
せることによって光熱変換層とインク層との剥離性を上
げ、感度を向上することもできる。離型剤としては、シ
リコーン系の離型剤(ポリオキシアルキレン変性シリコ
ーンオイル、アルコール変性シリコーンオイルなど)、
フッ素系界面活性剤、その他、各種界面活性剤等が有効
である。中でもフッ素系界面活性剤が好ましい。
【0024】フッ素系界面活性剤としては、フルオロ脂
肪族基を含むアクリレート、メタクリレート及び(ポリ
オキシアルキレン)アクリレートまたは(ポリオキシア
ルキレン)メタクリレートの共重合体、特開昭62−1
70950号、特開昭62−226143号各公報、米
国特許第3,787,351号明細書記載のものが挙げ
られる。例えば、メガファックF−171,173,1
77、ディフェンサMCF300,312,313(大
日本インキ社製)、モディパーF−100,102,1
10(日本油脂社製)等である。光熱変換層組成物中に
占めるフッ素系界面活性剤の割合は、0.01〜10質
量%が好ましく、0.6〜2.0質量%がより好まし
い。
【0025】本発明に好ましく用いられるフッ素系界面
活性剤の例を以下に挙げるが本発明はこれらに限定され
るものではない。 F−1 C817SO3K F−2 C817SO3N(C254 F−3 C715COONa F−4 C817CH2CH2OSO3Na
【0026】
【化1】
【0027】
【化2】
【0028】
【化3】
【0029】本発明のインクシートは、支持体上に少な
くとも光熱変換層とインク層とをこの順に有する熱転写
記録用インクシートにおいて、光熱変換層の表面光沢度
を90以上とすることを特徴とし、かかる構成によっ
て、画像の欠陥、画像濃度の均一性、解像度、塗布ヌケ
及びムラを顕著に改善するものである。
【0030】本発明のインクシートの光熱変換層の表面
光沢度Gs(60°)を90以上とするインクシート
は、光熱変換層に0.6〜2.0%のフッ素系界面活性
剤を含有させ、かつ該光熱変換層の乾燥温度を60〜9
0℃(好ましくは70〜80℃)とする製造方法、又は
仮支持体上にインク層、光熱変換層、クッション層及び
支持体をこの順になるように形成し、その後、該インク
層と該仮支持体との界面で剥離し、剥離面を画像形成面
とする製造方法であって、該光熱変換層に0.6〜2.
0%のフッ素系界面活性剤を含有させ、かつ該光熱変換
層の乾燥温度を60〜90℃(好ましくは70〜80
℃)とする製造方法によって得ることができる。
【0031】上記製造方法において、光熱変換層の形成
は、従来公知の塗布方法(ブレードコーター、ロールコ
ーター、バーコーター、カーテンコーター、グラビアコ
ーター等)及び乾燥風送風による乾燥方法により行うこ
とができる。
【0032】本発明のインクシートの製造方法は、塗布
された光熱変換層塗布液層の全乾燥工程において乾燥温
度を60〜90℃(好ましくは70〜80℃)とする。
すなわち、光熱変換層用塗布液を支持体上に塗布して該
塗布液の層が形成された時点から、乾燥工程が終了する
までの期間、乾燥温度を60〜90℃(好ましくは70
〜80℃)の範囲とする。該乾燥温度とは、乾燥風の温
度である。乾燥温度が60℃未満又は90℃を越える
と、画像の欠陥、画像濃度の均一性、解像度、塗布ヌケ
及びムラが劣化する。
【0033】光熱変換層の膜厚は0.1〜3μmが好ま
しく、より好ましくは0.2〜1.0μmである。光熱
変換層における光熱変換物質の含有量は、通常、画像記
録に用いる光源の波長での吸光度が0.3〜3.0、更
に好ましくは0.7〜2.5になるように決めることが
できる。光熱変換物質としてカーボンブラックを用いた
場合、光熱変換層の膜厚が1μmを超えると、光熱変換
層の過熱による焦付きが起こらない代わりに感度が低下
する傾向にあるが、露光するレーザーのパワーや光熱変
換層の吸光度により変化するため適宜選択すればよい。
【0034】インク層は主として着色剤とバインダーか
ら成る。本発明の熱転写記録用インクシートのインク層
は、加熱時に溶融または軟化して着色剤とバインダー等
を含有する熱溶融性のインク層部分がそのまま全部転写
可能である層である。上記着色剤としては、例えば無機
顔料(二酸化チタン、カーボンブラック、グラファイ
ト、酸化亜鉛、プルシアンブルー、硫化カドミウム、酸
化鉄ならびに鉛、亜鉛、バリウム及びカルシウムのクロ
ム酸塩等)及び有機顔料(アゾ系、チオインジゴ系、ア
ントラキノン系、アントアンスロン系、トリフェンジオ
キサジン系の顔料、バット染料顔料、フタロシアニン顔
料及びその誘導体、キナクリドン顔料等)などの顔料な
らびに染料(酸性染料、直接染料、分散染料、油溶性染
料、含金属油溶性染料又は昇華性色素等)を挙げること
ができる。本発明のインクシートを例えばカラープルー
フ材料とする場合、イエロー、マゼンタ、シアンがそれ
ぞれ、C.I.21095又はC.I.21090,
C.I.15850:1,C.I.74160の顔料が
好ましく用いられる。
【0035】インク層における着色剤の含有率は、所望
の塗布膜厚で所望の濃度が得られるように調整すればよ
く、特に限定されないが、通常5〜70質量%の範囲内
にあり、好ましくは10〜60質量%である。インク層
のバインダーとしては、熱溶融性物質、熱軟化性物質、
熱可塑性樹脂等を用いることができる。
【0036】熱溶融性物質は、通常、柳本MJP−2型
を用いて測定した融点が40〜150℃の範囲内にある
固体又は半固体の物質である。具体的には、カルナウバ
蝋、木蝋、オウリキュリー蝋、エスパル蝋等の植物蝋;
蜜蝋、昆虫蝋、セラック蝋、鯨蝋等の動物蝋;パラフィ
ンワックス、マイクロクリスタルワックス、ポリエチレ
ンワックス、エステルワックス、酸ワックス等の石油
蝋;並びにモンタン蝋、オゾケライト、セレシン等の鉱
物蝋等のワックス類を挙げることができ、更にこれらの
ワックス類などの他に、パルミチン酸、ステアリン酸、
マルガリン酸、ベヘン酸等の高級脂肪酸;パルミチルア
ルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコー
ル、マルガニルアルコール、ミリシルアルコール、エイ
コサノール等の高級アルコール;パルミチン酸セチル、
パルミチン酸ミリシル、ステアリン酸セチル、ステアリ
ン酸ミリシル等の高級脂肪酸エステル;アセトアミド、
プロピオン酸アミド、パルミチン酸アミド、ステアリン
酸アミド、アミドワックス等のアミド類;並びにステア
リルアミン、ベヘニルアミン、パルミチルアミン等の高
級アミン類などが挙げられる。
【0037】熱可塑性樹脂としては、エチレン系共重合
体、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレ
タン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、
塩化ビニル系樹脂、セルロース系樹脂、ロジン系樹脂、
ポリビニルアルコール系樹脂、ポリビニルアセタール系
樹脂、アイオノマー樹脂、石油系樹脂、および特開平6
−312583号に記載のインク層バインダー用樹脂等
が挙げられ、特に、融点または軟化点が70〜150℃
の樹脂が好ましく用いられる。また本発明では上記の熱
可塑性樹脂以外に天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、
イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ジエン系コポリマ
ー等のエラストマー類;エステルガム、ロジンマレイン
酸樹脂、ロジンフェノール樹脂、水添ロジン等のロジン
誘導体;並びにフェノール樹脂、テルペン樹脂、シクロ
ペンタジエン樹脂、芳香族系炭化水素樹脂等の高分子化
合物などを用いることもできる。上記熱溶融性物質及び
熱可塑性物質を適宜に選択することにより、所望の熱軟
化点あるいは熱溶融点を有するインク層を形成すること
ができる。
【0038】本発明のインクシートにおいては、熱分解
性の高いバインダーを使用することにより、アブレーシ
ョン転写により画像形成も可能である。かかるバインダ
ーとしては、平衡条件下で測定されたときに望ましくは
200℃以下の温度で急速な酸触媒的部分分解を起こす
ポリマー物質が挙げられ、具体的にはニトロセルロース
類、ポリカーボネート類およびJ.M.J.フレチェッ
ト(Frechet)、F.ボーチャード(Bouch
ard)、J.M.ホーリハン(Houlihan)、
B.クリクズク(Kryczke)およびE.エイクラ
ー(Eichler)、J.イメージング・サイエンス
(Imaging Science)、30(2)、p
p.59−64(1986)に報告されているタイプの
ポリマー類、およびポリウレタン類、ポリエステル類、
ポリオルトエステル類、およびポリアセタール類、並び
にこれらの共重合体が含まれる。また、これらのポリマ
ーは、その分解メカニズムと共に、上述のホーリハン等
の報告書により詳細に示されている。顔料の粒径を揃え
ることで高濃度が得られることは特開昭62−1580
92号に開示されているが、顔料の分散性を確保し、良
好な色再現を得るために、各種分散剤を使用することが
有効である。その他の添加剤としては、インク層の可塑
化により感度アップを図る可塑剤の添加、インク層の塗
布性を向上させる界面活性剤の添加、インク層のブロッ
キングを防止するサブミクロンからミクロンオーダーの
粒子(マット材)の添加が可能である。
【0039】インク層の好ましい膜厚は0.2〜2μ
m、更に好ましくは0.3〜1.5μmである。特に、
0.8μm以下とすることで高感度が得られることが確
認されているが、使用するバインダーや着色剤の種類、
その混合比などによりインク層の薄膜転写性が異なるの
で、最適な膜厚範囲は感度と解像度のバランス、その他
所望の画像再現性能により選択する。
【0040】本発明のインクシートにおいて、支持体と
光熱変換層又はインク層との間には熱転写時のインクシ
ートと受像シートの密着性を高めるためにクッション層
を有するか、もしくはクッション性のある支持体を用い
るのが好ましい。このクッション層は熱軟化性又は弾性
を有する層であり、加熱により十分に軟化変形しうるも
の、または低弾性率を有する材料あるいはゴム弾性を有
する材料を使用すればよい。クッション層はクッション
性を有する層であり、ここで言うクッション性を表す指
針として、弾性率や針入度を利用することができる。例
えば、25℃における弾性率が1〜250kg/mm2
程度の、あるいは、JIS K2530−1976に規
定される針入度が15〜500、更に好ましくは30〜
300程度の層が、印刷分野におけるカラープルーフ画
像の形成に対して好適なクッション性を示すことが確認
されているが、要求される程度は目的とする画像の用途
に応じて適宜選択することができる。
【0041】クッション層はTMA軟化点が70℃以下
であることが好ましく、より好ましくは60℃以下であ
る。クッション層の好ましい特性は必ずしも素材の種類
のみで規定できるものではないが、素材自身の特性が好
ましいものとしては、ポリオレフィン樹脂、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルアクリレート共
重合体、ポリブタジエン樹脂、スチレン−ブタジエン共
重合体(SBR)、スチレン−エチレン−ブテン−スチ
レン共重合体(SEBS)、アクリロニトリル−ブタジ
エン共重合体(NBR)、ポリイソプレン樹脂(I
R)、スチレン−イソプレン共重合体(SIS)、アク
リル酸エステル共重合体、ポリエステル樹脂、ポリウレ
タン樹脂、アクリル樹脂、ブチルゴム、ポリノルボルネ
ン等が挙げられる。これらの中でも、比較的低分子量の
ものが本発明の要件を満たし易いが、素材との関連で必
ずしも限定できない。クッション層は溶剤塗布により設
けることができるが、ラテックスやエマルジョンのよう
な水系の分散物の状態で塗布形成することも可能であ
る。この他、水溶性樹脂も使用できる。これらの樹脂
は、必要によって単独又は混合して用いることができ
る。また、上記以外の素材でも、各種添加剤を加えるこ
とによりクッション層に好ましい特性が付与できる。こ
のような添加剤としては、ワックス等の低融点物質、可
塑剤などが挙げられる。具体的にはフタル酸エステル、
アジピン酸エステル、グリコールエステル、脂肪酸エス
テル、燐酸エステル、塩素化パラフィン等が挙げられ
る。また、例えば「プラスチックおよびゴム用添加剤実
用便覧」、化学工業社(昭和45年発行)などに記載の
各種添加剤を添加することができる。これら添加剤の添
加量等は、ベースとなるクッション層素材との組合せで
好ましい物性を発現させるのに必要な量を選択すればよ
く、特に限定されないが一般的に、クッション層素材量
の10%以下、更に5%以下が好ましい。
【0042】クッション層の形成は或る程度の厚さを持
たせるために塗布(ブレードコーター、ロールコータ
ー、バーコーター、カーテンコーター、グラビアコータ
ー等)あるいはラミネート(例えばホットメルトによる
押出しラミネーション法等)、フィルムの貼合せなどに
より行い、更に表面平滑性を出すために、塗布にて仕上
げることもできる。クッション層の膜厚は0.3〜10
μmが好ましく、より好ましくは0.5〜5μmであ
る。
【0043】請求項4に係る発明は、請求項2又は3に
係る発明の熱転写記録用インクシートを製造するに際し
て、仮支持体上にインク層、光熱変換層、クッション層
及び支持体をこの順になるように形成し、その後、該イ
ンク層と該仮支持体との界面で剥離し、剥離面を画像形
成面とすることを特徴とする。
【0044】請求項4に係る発明における好ましいイン
クシートの製造方法として下記製造方法1および2の各
工程を図面を参照して説明する。
【0045】製造方法1は、図1に示すように、仮支持
体1上にインク層2と光熱変換層3をこの順で積層する
第1の工程、支持体4上にクッション層5を形成し、該
仮支持体1上にインク層2と光熱変換層3をこの順で積
層したものの光熱変換層3と、該支持体4上にクッショ
ン層5を形成したもののクッション層5とを対面させて
貼り合わせる第2の工程、該仮支持体1を該インク層2
との界面で剥離する第3の工程によりインクシートを製
造する。
【0046】製造方法2は、図2に示すように、仮支持
体1上にインク層2と光熱変換層3とクッション層5を
この順で積層する第1の工程、更に該クッション層5と
支持体4とを貼り合わせる第2の工程、該仮支持体1を
該インク層2との界面で剥離する第3の工程によりイン
クシートを製造する。
【0047】本発明の製造方法により形成するインクシ
ートの層構成において、各層の剥離力は、クッション層
とインク層との間が光熱変換層1層のみの場合、本発明
の製造方法を用いた際に、仮支持体とインク層との界面
の剥離力F1が、インク層と光熱変換層との界面の剥離
力F2より弱く、かつ該F2が光熱変換層とクッション層
との界面の剥離力F3より弱いような関係であることが
好ましい。特に、仮支持体とインク層との界面の剥離力
は10g/cm以下であることが好ましい。しかしなが
ら、インク層と光熱変換層との界面の剥離力F2は、そ
の転写性の観点から小さく設定する必要がある。F2
300g/cm以下であることが好ましい。即ち、イン
ク層と光熱変換層は、剥離力が元々小さい訳であり、仮
支持体の裏面側を剥離する際、インク層が仮支持体の裏
面側に残ってしまうことがある。この様な現象を避ける
ため、仮支持体は剥離ロール上で剥離することが好まし
い。剥離ロール上での剥離は、仮支持体が内側になるよ
うにし、更に、剥離ロール上で支持体にも曲率を付ける
ことが好ましい。仮支持体の曲率θ1は180°以下が
好ましく、110°以下がより好ましい。支持体の曲率
θ2はθ1より小さいことが好ましい。
【0048】このような剥離方法を図3を参照して説明
する。図3は、仮支持体上を剥離ロール上で剥離する剥
離方法の概略構成を示す断面図で、支持体4、クッショ
ン層5、光熱変換層3、インク層2及び仮支持体1が積
層された積層体を剥離ロール6で湾曲させて仮支持体1
をインク層2から剥離する工程における支持体4、仮支
持体の各曲率を示し、θ1が支持体の曲率、θ2が仮支持
体の曲率である。
【0049】剥離ロールの直径は50mmφ以下が好ま
しく、更に好ましくは20mmφ以下である。この方法
により、安定してインク層を仮支持体と剥離することが
できる。
【0050】なお、最終形態においてロールにする場
合、カットシートに断栽する場合においても、仮支持体
を剥離後、インク層に傷ができたり、ゴミが入るのを防
止するため、仮支持体はロール巻取り又は断栽直前で剥
離することが好ましい。
【0051】本発明における仮支持体は、インク層がハ
ジキや濃度ムラなく塗布でき、また、仮支持体とインク
層の界面で容易に剥離できなければならない。このた
め、仮支持体は、インク層と接着力が小さくなるように
選定されるか、さもなくば仮支持体とインク層の間に剥
離層を設けることが好ましい。
【0052】剥離層は、架橋されているか、光熱変換層
とインク層の塗布溶剤に対し実質的に非溶解性である
か、フッ素又は長鎖アルキル化合物を含有することが好
ましい。これらにより、インク層と光熱変換層を仮支持
体に積層しても良好な剥離性を得ることができ、しかも
溶融熱転写において感度を損なうこともない。
【0053】架橋された剥離層としては、熱硬化、紫外
線硬化等、広範囲に可能性があるが、剥離後の感度低下
を考慮すると非シリコーン系化合物が好ましい。ただ
し、高級脂肪酸エステル変性シリコーン、ポリエステル
変性シリコーン等の例外的に溶融熱転写感度を落とさな
いものもある。
【0054】剥離性の観点からは、溶剤系のインク層を
用いる場合、水溶性のバインダー(即ち、ヒドロキシル
基、カルボキシル基、アンモニウム基などを持ったバイ
ンダー)とメラミン化合物、イソシアナート化合物、グ
リオキザール誘導体等の架橋剤との架橋物が好ましい。
その他、ホスファゼン樹脂も好ましい。架橋方法/化合
物については、山下晋三、金子東助編「架橋剤ハンドブ
ック」(大成社)に詳しく記載されている。
【0055】非溶解性の剥離層としては、難溶性の化合
物を適当な溶剤で分散し、コーティング後、熱処理によ
り製膜する方法が好ましい。難溶性の化合物としては、
ポリエチレン、ポリプロピレン又はエチレン、プロピレ
ンと他のモノマー、例えば酢酸ビニル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸等との共重合体、フッ素化ポリオレフィ
ン等のオレフィン系化合物が適している。又、架橋され
た剥離層又は非溶解性の剥離層に、更に剥離性を向上す
るためフッ素又は長鎖アルキル化合物を含有させること
が好ましい。具体的には、パーフルオロ燐酸エステルや
フッ素化オレフィンの分散物等が挙げられる。これらフ
ッ素又は長鎖アルキル化合物は、インク層との剥離性を
向上させるばかりでなく溶融熱転写感度を落とさず好ま
しい。
【0056】剥離層の上にインク層、光熱変換層等を積
層する場合、剥離層はこれらのコーティングに用いる溶
剤に対して耐溶剤性が要求される。ここで言う「耐溶剤
性」とは、溶剤に対して溶解したり、膨潤したり、変質
したりしてしまい、剥離層とインク層との間の剥離力が
著しく上昇したり、層間剥離が不能となることの無い状
態を指す。このため、剥離層は硬化するか、積層する使
用溶剤に対し非溶解性であることが要求される。又イン
ク層と接着力の小さい親水性バインダー(PVA、ゼラ
チン、ブチラール等)を用いてもよい。
【0057】剥離層は、インライン塗布やオフライン塗
布等の、通常、一般に用いられる方法で作製される。剥
離層の膜厚は、製造方法により何れの値も採るが、好ま
しくは0.01〜5μmである。また、剥離層にマット
剤を含有する時は、マット剤の効果を妨げない膜厚でな
ければならない。
【0058】クッション層とインク層上に積層された光
熱変換層の貼合せ圧は十分に掛けることが好ましく、5
g/cm以上が好ましい。また、貼合せ温度はクッショ
ン層素材の特性によって変動するが、室温〜120℃が
好ましい。貼合せを金属ロール上にて行う場合、ロール
面は平滑であることが好ましい。ロールの平滑性は、表
面平滑性を表す平均値Raが0.01〜3μmであるこ
とが好ましい。ゴムロールを用いる場合は、ゴム硬度は
40〜100度が好ましい。
【0059】本発明の製造方法により得られる熱転写記
録用インクシートのインク層表面は、仮支持体と接して
いたためそのままでは鏡面化している。そのため、ロー
ルや重ねた状態で保存すると重ねた面がブロッキングし
たり、インク層面と受像層面を対面するように重ね合わ
せて像様に露光加熱すると、露光された像様以外の部分
も転写してしまう場合がある。
【0060】これを防ぐ手段として、インク層表面の粗
面化が挙げられる。インク層表面を粗面化する方法とし
ては、粗面化処理した仮支持体上にインク層を塗布し、
最終的に仮支持体とインク層の界面で剥離することによ
り得られる。または、まず最初に仮支持体上にインク層
と光熱変換層をこの順で積層し、その後、光熱変換層上
にクッション層、クッション層が形成されていない面が
粗面化された支持体を積層し、仮支持体をインク層との
界面で剥離し、ロール状に巻き取ることによりインク層
を粗面化することができ、また、保存時のブロッキング
を防止することができる。
【0061】支持体の粗面化法としては、マット材を含
有させる、エンボス加工して凹凸を付ける、微小突起物
で削り取って凹凸を付ける等の手段で処理したものを用
いることができる。マット材としては、有機又は無機の
マット材が用いられる。有機マット材としてはフッ素樹
脂粒子、グアナミン樹脂粒子、アクリル樹脂粒子、スチ
レン−アクリル共重合体樹脂粒子、シリコーン樹脂粒
子、メラミン樹脂粒子、エポキシ樹脂粒子等の樹脂粒
子、無機マット材としては金属酸化物(シリカ、酸化亜
鉛、アルミナ、酸化チタン等)、珪酸塩(珪酸カルシウ
ム)、硫酸塩(硫酸バリウム)、炭酸塩(炭酸カルシウ
ム)等が挙げられる。
【0062】マット材の粒径や含有量は仮支持体の膜厚
によって選択されるが、粒径が0.1〜30μmで、含
有量は1〜1000個/mm2が好ましい。
【0063】エンボス加工するには、通常、紙、皮革、
プラスチック等の加工に用いられる機器で十分である。
表面を削り取るための微小突起物としては、サンドペー
パー等を用いたり、サンドブラスト法による加工を用い
ることができる。又、剥離層の粗面化として、2種以上
の相溶性のない樹脂を用いて白濁させて粗面化させる手
段も有効である。
【0064】インク層の転写は溶融熱転写、アブレーシ
ョンによる転写、昇華型転写のいずれでもよく、レーザ
ービームを熱に変換し、その熱エネルギーを利用してイ
ンクを受像シートに転写し、受像シート上に画像を形成
する方法である。本発明では、印刷に類似した色相の画
像を作製するという点で、溶融・アブレーション方式が
好ましい。
【0065】支持体上に少なくとも光熱変換層とインク
層とをこの順に有する熱転写記録用インクシートのイン
ク層面と、支持体上に少なくとも受像層を有する受像シ
ートの受像面が対面するように重ね合わせ、像様に露光
加熱することにより該インク層を該受像層へ熱転写し画
像を形成した後、該画像を永久支持体上に転写する画像
形成方法において、該熱転写記録用インクシートとして
請求項1に係る発明の熱転写記録用インクシートを用い
ることによって、本発明の第1の目的を達成することが
できる。
【0066】本発明に使用可能な受像シートは、前記熱
転写記録用インクシートから像様に剥離したインク層を
受容して画像を形成し得るものであればよい。通常、受
像シートは支持体と受像層とを有し、また支持体のみか
ら形成されることもある。受像シートは、適度の耐熱強
度を有すると共に、画像が適正に形成されるよう寸法安
定性に優れることが望ましい。受像シートの支持体とし
ては、インクシートの説明において記載したものと同様
のものが使用できる。
【0067】支持体上に形成する受像層は、バインダー
と必要に応じて添加される各種添加剤やマット材からな
る。また、場合によってはバインダーのみで形成され
る。受像性の良い受像層用バインダーとしては、ポリ酢
酸ビニルエマルジョン系接着剤、クロロプレン系接着
剤、エポキシ樹脂系接着剤等の接着剤、天然ゴム、クロ
ロプレンゴム系、ブチルゴム系、ポリアクリル酸エステ
ル系、ニトリルゴム系、ポリサルファイド系、シリコー
ンゴム系、ロジン系、塩化ビニル系、石油系樹脂及びア
イオノマー樹脂などの粘着材、再生ゴム、SBR、ポリ
イソプレン、ポリビニルエーテル等を挙げることができ
る。
【0068】また、受像層上に形成された画像を、更に
加熱及び/または加圧により他の被記録媒体に再転写す
る場合は、受像層として極性の比較的小さい(SP値の
小さい)樹脂が特に好ましい。例えばポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレン−塩化ビニル共重合体、ポリブ
タジエン樹脂、エチレン−アクリル共重合体、塩化ビニ
ル系樹脂、各種変性オレフィンなどである。受像層の膜
厚は通常、1〜10μmであるが、クッション層を受像
層として用いる場合はこの限りではない。クッション層
としてはインクシートで記載したクッション層が利用で
きる。その他、必要に応じて受像層と支持体の間、より
好ましくは受像層とクッション層の間に剥離層、受像層
と反対側の支持体表面にバックコート層、帯電防止層な
どを設けることができる。
【0069】永久支持体としては、画像転写可能なもの
であればよく、例えば、プルーフィング及び印刷の分野
で良く知られているコート紙、非コート紙、プラスチッ
クシート、印刷紙等が含まれる。
【0070】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明するが、本発
明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。以
下の実施例において「部」は「質量部」を意味する。 (受像シート試料の作製)厚さ100μmのポリエチレ
ンテレフタレートフィルム(T100:三菱ポリエステ
ル社製)に下記組成のバックコート層塗布液1を、ワイ
ヤーバーにて2.5g/m2の付量になるように塗布・
乾燥したのち、バックコート層と反対の面に下記組成の
クッション層塗布液1を、乾燥後の膜厚が約20μmの
厚みになるようにアプリケーターにて塗布し、クッショ
ン層を形成した。次いで、該クッション層の上に下記組
成の剥離層塗布液1をワイヤーバーにて3.4g/m2
の付量になるように塗布・乾燥し、さらに該剥離層上に
下記組成の受像層塗布液をワイヤーバーにて1.5g/
2の付量になるよう塗布・乾燥して受像シート試料を
作製した。 バックコート層塗布液1 ポリエステル樹脂(バイロン200:東洋紡社製) 9.0部 マット材(MX1000:綜研化学社製) 0.3部 カーボンブラック18%MEK分散物(MHIブラック#273:御国色素社製 ) 3.6部 プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート 40部 トルエン 20部 メチルエチルケトン 27.1部 クッション層塗布液1 アクリル系ラテックス(ヨドゾールAD92K:日本NSC社製)100部 剥離層塗布液1 エチルセルロース(エトセル10:ダウ・ケミカル社製) 13部 エチルアルコール 87部 受像層塗布液 アクリル樹脂ラテックス(ヨドゾールA5805、樹脂分55%:日本NSC社 製) 17.4部 イソプロピルアルコール 14部 水 66部 実施例1 (インクシート試料1の作製)厚さ100μmのポリエ
チレンテレフタレートフィルム(三菱化学ポリエステル
社製、T100)に下記組成のバックコート層塗布液2
を、ワイヤーバーにて1.0g/m2の乾燥付き量にな
るように塗布、乾燥したのち、バックコート層と反対の
面に下記組成のクッション層塗布液2をリバースロール
コーターによって塗布、乾燥して、乾燥後の厚みが6μ
mのクッション層を形成し、このクッション層の上に下
記組成の光熱変換層塗布液1をワイヤーバーにより塗布
し、80℃で乾燥して、波長830nmの透過吸収率が
0.85の光熱変換層を形成した。この光熱変換層の乾
燥付き量は、0.6g/m2であった。
【0071】また、この光熱変換層表面の光沢度を、光
沢度測定法(JIS−Z8741)に規定された方法
(60度鏡面光沢度(Gs60°))に従い、同様な装
置を用いて測定した。その結果を表1に示す。
【0072】次いで、上記光熱変換層の上に下記組成の
インク層塗布液1をワイヤーバーにより塗布、乾燥し
て、乾燥後の厚みが0.5μmのインク層を形成し、イ
ンクシート試料1を作製した。 バックコート層塗布液2 ポリビニルアルコール(ゴーセノールEG−30:日本合成化学社製) 79部 フッ素化合物(ユニダインTG810:樹脂分18%、ダイキン工業社製) 5部 帯電防止剤(エフコール214:松本油脂社製) 10部 PMMA樹脂粒子(体積平均粒径5.6μm) 6部 水 90部 クッション層塗布液2 スチレン−エチレン−ブテン−スチレン共重合体(クレイトンG1657: シェル化学社製) 14部 タッキファイヤー(スーパーエステルA100:荒川化学社製) 6部 メチルエチルケトン 10部 トルエン 80部 光熱変換層塗布液1 ポリビニルアルコール(ゴーセノールEG−30:日本合成化学社製)6部 カーボンブラック分散物(SD−9020:濃度40%、大日本インキ社製) 4部 フッ素系界面活性剤(サーフロンS−383:濃度50%、旭硝子社製) 0.2部 水 490部 インク層塗布液1 マゼンタ顔料分散物 48部 (MHIマゼンタ#785、御国色素社製:ブリリアントカーミンのメチル エチルケトン分散物) スチレン−アクリル共重合体樹脂(ハイマーSBM−73F:三洋化成社製) 8.7部 エチレン−酢酸ビニル樹脂(EV−40Y:三井デュポンポリケミカル社製) 0.9部 フッ素系界面活性剤(メガファックF−178K:濃度30%、大日本インキ 社製) 0.4部 シリコーン樹脂粒子(トスパール130、東芝シリコーン社製) 1部 メチルエチルケトン 25部 シクロヘキサノン 16部 実施例2 (インクシート試料2の作製)まず、厚さ25μmのポ
リエチレンテレフタレートフィルム(T100:三菱ポ
リエステル社製)上に、下記の剥離層塗布液2をメチル
エチルケトンで希釈して、乾燥膜厚が2μmになるよう
にワイヤーバー塗布し、紫外線を照射して硬化させ仮支
持体とした。この剥離層は、次のインク層塗布に用いる
溶剤、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、水、エ
タノール、イソプロピルアルコールに対して良好な耐溶
剤性を有する。 剥離層塗布液2 ホスファゼン系硬化性樹脂(出光石油化学社製:U−2000) 97部 マット剤(トスパール145:粒径4.5μmのシリコーン樹脂粒子、 東芝シリコーン社製) 3部 この剥離層の上に、前記インク層塗布液1をワイヤーバ
ーにより塗布、乾燥して、乾燥後の厚みが0.5μmの
インク層を形成した。
【0073】更に上記インク層上に、下記組成の光熱変
換層塗布液2をワイヤーバーにより塗布し、75℃で乾
燥して、830nmの透過吸収率が0.85の光熱変換
層を形成した。この光熱変換層表面の光沢度を、実施例
1と同様にして測定した。その結果を表1に示す。 光熱変換層塗布液2 ポリビニルアルコール(ゴーセノールEG−30:日本合成化学社製)6部 カーボンブラック分散物(SD−9020:濃度40%、大日本インキ社製) 4部 フッ素系界面活性剤(FT−251:ネオス社製) 0.05部 水 490部 次に、厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフ
ィルム(T100:三菱ポリエステル社製)に、前記ク
ッション層塗布液2を乾燥厚み6μmになるようにコン
マドクター塗布し、先に作製した光熱変換層面と上記ク
ッション層を図1に示すように対面させて、ヒートロー
ルとシリコーンロールの間を通して(50℃、10g/
cm)貼り合わせた。
【0074】こうして貼り合わせた後、仮支持体とイン
ク層の界面で剥離し、PET/クッション層/光熱変換
層/インク層からなるインクシート試料2を得た。この
時、剥離は良好に行うことができ、インク層表面は剥離
層中のマット材により粗面化されていた。なお、実施例
において、剥離は前述の好ましい剥離条件で行ってい
る。 実施例3 (インクシート試料3の作製)光熱変換層塗布液として
以下の光熱変換層塗布液3を用いた以外は、実施例1と
同様にしてインクシート試料3を作製した。 光熱変換層塗布液3 ポリビニルアルコール(RS−110:クラレ社製) 3.6部 カーボンブラック水分散物(CAB−O−JET300:濃度15%、 CABOT社製) 2.1部 ホウ酸 0.24部 フッ素系界面活性剤(FT−251:ネオス社製) 0.06部 水 75.2部 イソプロピルアルコール 18.8部 実施例4 (インクシート試料4の作製)光熱変換層塗布液として
上記の光熱変換層塗布液3を用い、光熱変換層の乾燥温
度を90℃とした以外は、実施例1と同様にしてインク
シート試料4を作製した。 実施例5 (インクシート試料5の作製)光熱変換層塗布液として
以下の光熱変換層塗布液4を用いた以外は、実施例2と
同様にしてインクシート試料5を作製した。 光熱変換層塗布液4 ポリビニルアルコール(RS−110:クラレ社製) 3.0部 カーボンブラック水分散物(CAB−O−JET300:濃度15%、 CABOT社製) 2.1部 ホウ酸 0.24部 フッ素系界面活性剤(FT−251:ネオス社製) 0.04部 水 75.2部 イソプロピルアルコール 18.8部 実施例6 (インクシート試料6の作製)厚さ100μmのポリエ
チレンテレフタレートフィルム(前出、T100)に以
下の光熱変換層塗布液5をワイヤーバーにより塗布し、
70℃で乾燥して、波長830nmの透過吸収率が0.
55の光熱変換層を形成した。また、この光熱変換層表
面の光沢度を、光沢度測定法(JIS−Z8741)に
規定された方法(60度鏡面光沢度(Gs60°))に
従い、同様な装置を用いて測定した。その結果を表1に
示す。 光熱変換層塗布液5 ポリアミド酸(PAA−A:三井東圧化学社製) 40部 赤外線吸収色素(IR820B:日本化薬社製) 5部 メチルエチルケトン 1000部 1−メトキシ−2−プロパノール 1000部 フッ素系界面活性剤(メガファックF−177:濃度30%、大日本インキ 社製) 0.5部 なお、上記ポリアミド酸PAA−A(芳香族系のテトラ
カルボン酸二無水物とジアミンとの反応により得られた
もの)は、N,N−ジメチルアセトアミドの25%溶液
である。
【0075】次いで光熱変換層の上に前記インク層塗布
液1をワイヤーバーにより塗布、乾燥して、乾燥後の厚
みが0.5μmのインク層を形成し、インクシート試料
6を作製した。 実施例7 (インクシート試料7の作製)光熱変換層塗布液として
以下の光熱変換層塗布液6を用い、光熱変換層の乾燥温
度を85℃とした以外は、実施例6と同様にしてインク
シート試料7を作製した。 光熱変換層塗布液6 ポリアミド酸(PAA−A:三井東圧化学社製) 40部 赤外線吸収色素(IR−820、日本化薬社製) 5部 メチルエチルケトン 1000部 1−メトキシ−2−プロパノール 1000部 フッ素系界面活性剤(メガファックF−178K:濃度30%、大日本インキ 社製) 0.3部 なお、上記ポリアミド酸(PAA−A)(芳香族のテト
ラカルボン酸に無水物とジアミンとの反応により得られ
たもの)は、N,N−ジメチルアセトアミドの25%溶
液である。 比較例1 (インクシート試料8の作製)光熱変換層の乾燥温度を
120℃とした以外は、実施例1と同様にしてインクシ
ート試料8を作製した。 比較例2 (インクシート試料9の作製)光熱変換層の乾燥温度を
100℃とした以外は、実施例6と同様にしてインクシ
ート試料9を作製した。 比較例3 (インクシート試料10の作製)光熱変換層塗布液とし
て以下の光熱変換層塗布液7を用いた以外は、実施例1
と同様にしてインクシート試料10を作製した。 光熱変換層塗布液7 ポリビニルアルコール(ゴーセノールEG−30:日本合成化学社製)6部 カーボンブラック分散物(SD−9020:濃度40%、大日本インキ社製) 4部 フッ素系界面活性剤(サーフロンS−383:濃度50%、旭硝子社製) 0.5部 水 490部 比較例4 (インクシート試料11の作製)光熱変換層塗布液とし
て下記組成の光熱変換層塗布液8を用いた以外は、実施
例1と同様にしてインクシート試料11を作製した。 光熱変換層塗布液8 ポリビニルアルコール(ゴーセノールEG−30:日本合成化学社製)6部 カーボンブラック分散物(SD−9020:濃度40%、大日本インキ社製) 4部 水 490部 比較例5 (インクシート試料12の作製)光熱変換層塗布液とし
て上記光熱変換層塗布液7を用い、光熱変換層の乾燥温
度を55℃とした以外は、実施例1と同様にしてインク
シート試料12を作製した。 比較例6 (インクシート試料13の作製)光熱変換層塗布液とし
て上記光熱変換層塗布液8を用い、光熱変換層の乾燥温
度を100℃とした以外は、実施例1と同様にしてイン
クシート試料13を作製した。 画像評価方法 受像シート試料とそれぞれのインクシート試料1〜13
とを組み合わせて、露光機(シャープ社製 LT090
MD/MF、波長830nm、最大出力100mW)に
セットし画像を出力したのち、ラミネーター(東京ラミ
ネックス社製DX−700)にてアート紙に再転写し、
最終画像を得た。得られた画像について以下の方法で画
像欠陥、画像濃度均一性、解像度を評価した。結果を表
1に示す。 (画像欠陥)全面ベタ画像を10枚出力し、転写抜け
(画像が紙に転写されていない箇所)を目視で評価し、
10シートの平均値を以下の基準で分類した。転写抜け
のサイズは、1mm以上の欠陥をカウントした。表1中
の記号の意味は下記である。
【0076】 ○:転写抜け 0〜5個/m2未満 △:転写抜け 5〜10個/m2未満 ×:転写抜け 10個/m2以上。 (画像濃度均一性)全面ベタ画像を10枚出力し、反射
濃度計(大日本スクリーン社製、GRETAG D−1
86)を使用して全面ベタ画像の面内を1枚につき20
点測定し、濃度のバラツキについて10枚の平均値を算
出した。表1中の記号の意味は下記である。
【0077】 ○ :濃度変動 ±0.02以内 ○△:濃度変動 ±0.02より大で±0.04以内 △ :濃度変動 ±0.04より大で±0.06以内 △×:濃度変動 ±0.06より大で±0.08以内 × :濃度変動 ±0.08より大で±0.1以内。 (解像度)細線と175線の網点画像を10枚出力し、
得られた画像をルーペにて観察評価し、10シートの平
均値を以下の基準で分類した。表1中の記号の意味は下
記である。
【0078】 ○ :4000dpi再現 ○△:2000dpi再現 △ :1000dpi再現 △×:500dpi再現 × :500dpiを再現しない。 (注)dpiは24.5mm当たりのドット数である。 (塗布性)光熱変換層塗布液を塗布乾燥後の光熱変換層
表面を目視で観察し、塗布抜けと塗布ムラを評価した。
塗布抜けについては、以下の基準で分類した。表1中の
記号の意味は下記である。
【0079】 ○:1mm以上の塗布抜けが0〜2個/m2未満 △:1mm以上の塗布抜けが2〜10個/m2未満 ×:1mm以上の塗布抜けが10個/m2以上。
【0080】
【表1】
【0081】
【発明の効果】本発明によれば、画像の欠陥が防止さ
れ、画像濃度の均一性や解像度が良好となる熱転写記録
用インクシートおよび画像形成方法が提供され、また、
塗布ヌケ、ムラ等がなく塗布性が良好となり、歩留まり
低下が防止された熱転写記録用インクシートの製造方法
が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項4に係るインクシートの製造方法の一例
を説明するための工程順概要図である。
【図2】請求項4に係るインクシートの製造方法の別の
一例を説明するための工程順概要図である。
【図3】請求項4に係るインクシートの製造方法におけ
る好ましい剥離方法の概略構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 仮支持体 2 インク層 3 光熱変換層 4 支持体 5 クッション層 6 剥離ロール R 剥離ロールの直径 θ1 支持体の曲率 θ2 仮支持体の曲率

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少なくとも光熱変換層とイン
    ク層とをこの順に有する熱転写記録用インクシートにお
    いて、該光熱変換層の表面光沢度(JIS−Z 874
    1に規定される方法で測定される表面光沢度Gs(60
    °))が90以上であることを特徴とする熱転写記録用
    インクシート。
  2. 【請求項2】 支持体上に少なくとも光熱変換層とイン
    ク層とをこの順に有する熱転写記録用インクシートの製
    造方法において、該光熱変換層が0.6〜2.0%のフ
    ッ素系界面活性剤を含有し、かつ該光熱変換層の乾燥温
    度を60〜90℃とすることを特徴とする請求項1記載
    の熱転写記録用インクシートの製造方法。
  3. 【請求項3】 光熱変換層の乾燥温度を70〜80℃と
    することを特徴とする請求項2に記載の熱転写記録用イ
    ンクシートの製造方法。
  4. 【請求項4】 仮支持体上にインク層、光熱変換層、ク
    ッション層及び支持体をこの順になるように形成し、そ
    の後、該インク層と該仮支持体との界面で剥離し、剥離
    面を画像形成面とすることを特徴とする請求項2又は3
    に記載の熱転写記録用インクシートの製造方法。
  5. 【請求項5】 支持体上に少なくとも光熱変換層とイン
    ク層とをこの順に有する熱転写記録用インクシートのイ
    ンク層面と、支持体上に少なくとも受像層を有する受像
    シートの受像面が対面するように重ね合わせ、像様に露
    光加熱することにより該インク層を該受像層へ熱転写し
    画像を形成した後、該画像を永久支持体上に転写する画
    像形成方法において、該熱転写記録用インクシートとし
    て請求項1に記載の熱転写記録用インクシートを用いる
    ことを特徴とする画像形成方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004050008A1 (ja) * 2002-12-02 2004-06-17 Kyukyu Pharmaceutical Co., Ltd. 積層フィルム状可食性口腔内投与剤の製造方法およびその圧着装置
JP2009161566A (ja) * 2009-04-24 2009-07-23 Kyukyu Yakuhin Kogyo Kk 口腔内投与剤層の形成方法
JP2009275055A (ja) * 2002-12-02 2009-11-26 Kyukyu Yakuhin Kogyo Kk 積層フィルム状可食性口腔内投与剤の製造方法

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