JP2001205942A - レーザー熱転写記録媒体および画像形成方法 - Google Patents

レーザー熱転写記録媒体および画像形成方法

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JP2001205942A
JP2001205942A JP2000015728A JP2000015728A JP2001205942A JP 2001205942 A JP2001205942 A JP 2001205942A JP 2000015728 A JP2000015728 A JP 2000015728A JP 2000015728 A JP2000015728 A JP 2000015728A JP 2001205942 A JP2001205942 A JP 2001205942A
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Noriyoshi Kojima
紀美 小島
Atsushi Nakajima
厚志 仲島
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一次色、二次色記録感度の温湿度依存性が小
さく、カラーバランスに優れたレーザー熱転写記録媒
体、画像形成方法を提供する。 【解決手段】 支持体上に光熱変換層とインク層とを有
するレーザー熱転写記録用インクシートのインク層面
と、支持体上に受像層を有する受像シートの受像面を重
ね合わせ、像様に露光加熱し、インク層を受像層へ熱転
写し画像を形成後、該画像を永久支持体上に転写する画
像形成方法に用いるレーザー熱転写記録用インクシート
と受像シートとからなり、19℃湿度30%RHにおけ
る該インク層の含水率と同温同湿における該受像層の含
水率との差が1.0%以下であり、かつ19℃湿度30
%RHにおける該インク層の含水率と27℃湿度70%
RHにおける該受像層の含水率との差が1.0%以下で
あるレーザー熱転写記録媒体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザー光を照射
して高解像度の画像を形成する画像形成方法に有利に用
いられるレーザー熱転写記録媒体に関するものである。
特に、本発明はデジタル画像信号からレーザー記録によ
り、印刷分野におけるカラープルーフ(DDCP:ダイ
レクト・デジタル・カラープルーフ)を作製するために
有用なレーザー熱転写記録媒体(レーザー熱転写記録用
インクシートとレーザー熱転写記録用受像シートの組み
合わせ)および画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、グラフィックアーツの分野におい
ては、CTP(コンピューター・トゥ・プレート)の導
入に伴い、デジタルデータを直接入力することによって
印刷同等の出力が得られるデジタルカラープルーフとし
て、レーザー光によって高精細画像を出力するDDCP
(ダイレクト・デジタル・カラープルーフ)が提案され
てきている。中でも印刷と同じ顔料を用いたレーザー熱
転写記録方式が、印刷本紙への印刷と同等の色調である
点、校正が可能な点、網点が再現可能である点から高精
度のプルーフとして注目されている。
【0003】レーザー熱転写記録方式とは、少なくとも
光熱変換層とインク層を有するレーザー熱転写記録用イ
ンクシート(以下「熱転写シート」あるいは「インクシ
ート」と称することがある)と、レーザー熱転写記録用
インクシートのインク層を受容する受像層を有するレー
ザー熱転写記録用受像シート(以下「受像シート」と称
することがある)を用い、レーザー熱転写記録用インク
シートのインク層面と受像シートの受像層面を対面さ
せ、インクシート側から像様にレーザー光を照射してイ
ンク層を受像層側に熱転写し、さらに画像を坦持した受
像シートから永久支持体へ画像を再転写する画像形成方
法である。
【0004】従来から、レーザー熱転写記録方式に用い
られるフィルムとしては、赤外域に発振波長を持つレー
ザー光を吸収出来る光熱変換層、及び色材と熱転写性の
バインダーを含有するインク層とを支持体上に有するレ
ーザー熱転写フィルムが知られている。
【0005】通常、フルカラーの画像を得るためには複
数色のインクシートを用いるが、従来は、一次色(受像
シートに直接インク層を記録する場合)と二次色(先に
形成されたインク層画像上に異なる色相の画像を形成す
る場合)とで記録感度の温湿度依存性が異なり、画像品
質上問題であった。これを解決する手段について特開平
11−180059号に開示されているが、効果がいま
だ不十分であった。
【0006】また、受像シートから再転写する永久支持
体として、例えば上質紙のように表面がざらついたもの
を用いた場合には、再転写が困難で、画像が得られない
という問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたものであり、その目的は、一次色記録感
度の温湿度依存性(高温高湿下における一次色記録感
度と低温低湿下における一次色記録感度との差)と二次
色記録感度の温湿度依存性(高温高湿下における二次
色記録感度と低温低湿下における二次色記録感度との
差)の絶対値が小さく(即ち、ととの差の絶対値も
小さい)、カラーバランスに優れたレーザー熱転写記録
媒体(レーザー熱転写記録用インクシートとレーザー熱
転写記録用受像シートの組み合わせ)および画像形成方
法を提供することにある。また、受像シートから再転写
する永久支持体として上質紙を用いた場合にも優れた画
像が得られるレーザー熱転写記録媒体(レーザー熱転写
記録用インクシートとレーザー熱転写記録用受像シート
の組み合わせ)および画像形成方法を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】1.支持体上に少なくと
も光熱変換層とインク層とを有するレーザー熱転写記録
用インクシートのインク層面と、支持体上に少なくとも
受像層を有する受像シートの受像面が対面するように重
ね合わせ、像様に露光加熱することによりインク層を受
像層へ熱転写し画像を形成した後、該画像を永久支持体
上に転写する画像形成方法に用いるレーザー熱転写記録
用インクシートと受像シートとからなるレーザー熱転写
記録媒体であって、19℃湿度30%RHにおける該イ
ンク層の含水率と19℃湿度30%RHにおける該受像
層の含水率との差が1.0%以下であり、かつ19℃湿
度30%RHにおける該インク層の含水率と27℃湿度
70%RHにおける該受像層の含水率との差が1.0%
以下であることを特徴とするレーザー熱転写記録媒体。
【0009】2.前記インク層の構成成分の80質量%
以上が着色剤とバインダーであり、該着色剤とバインダ
ーの質量比(着色剤:バインダー)が0.4:1〜2:
1であり、かつ前記受像層が、TMA測定による軟化点
が65℃以下のバインダーを85〜98質量%およびマ
ット材を2〜15質量%含有することを特徴とする1に
記載のレーザー熱転写記録媒体。
【0010】3.前記インク層が、バインダーとしてス
チレンブロックおよびゴムブロックを含む共重合体を含
有することを特徴とする1又は2に記載のレーザー熱転
写記録媒体。
【0011】4.支持体上に少なくとも光熱変換層とイ
ンク層とを有するレーザー熱転写記録用インクシートの
インク層面と、支持体上に少なくとも受像層を有する受
像シートの受像面が対面するように重ね合わせ、像様に
露光加熱することによりインク層を受像層へ熱転写し画
像を形成した後、該画像を永久支持体上に転写する画像
形成方法において、1、2又は3に記載のレーザー熱転
写記録媒体を用いることを特徴とする画像形成方法。
【0012】以下、本発明について詳細に説明する。 (レーザー熱転写記録用インクシート)本発明のレーザ
ー熱転写記録用インクシートは、支持体の一方の表面に
少なくとも光熱変換層とインク層とを有してなり、必要
に応じてこれらの層と支持体との間にクッション層、剥
離層等の種々の機能を有する層が積層された構成からな
り、他方の表面に、必要に応じてバックコート層を有す
る。
【0013】〈支持体〉支持体としては、例えば、紙、
コート紙、合成紙(ポリプロピレン、ポリスチレン、も
しくは、それらを紙とはり合せた複合材料)等の各種紙
類、塩化ビニル系樹脂シート、ABS樹脂シート、ポリ
エチレンテレフタレートフィルム、ポリブチレンテレフ
タレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィル
ム、ポリアクリレートフィルム、ポリカーボネートフィ
ルム、ポリエーテルケトンフィルム、ポリサルホンフィ
ルム、ポリエーテルサルホンフィルム、ポリエーテルイ
ミドフィルム、ポリイミドフィルム、ポリエチレンフィ
ルム、ポリプロピレンフィルム、ポリスチレンフィル
ム、シンジオタクチックポリスチレン、延伸ナイロンフ
ィルム、ポリアセテートフィルム、ポリメチルメタクリ
レートフィルム等の単層あるいはそれらを2層以上積層
した各種プラスチックフィルムないしシート、各種の金
属で形成されたフィルムないしシート、各種のセラミッ
クス類で形成されたフィルムないしシート、更には、ア
ルミニウム、ステンレス、クロム、ニッケル等の金属
板、樹脂コーティングした紙に金属の薄膜をラミネート
または蒸着したものが挙げられる。本発明においては、
従来公知の表面改質処理を行ってもよい。これらの表面
改質処理としては、火焔放射処理、硫酸処理、コロナ放
電処理、プラズマ処理、グロー放電処理などが挙げられ
る。なお、本発明においては、表面改質処理の代わりに
前記支持体の上に接着層を設けてもよい。接着層として
は、従来公知の物が特に制限なく使用できる。接着層を
設ける方法としては、水系樹脂塗布、溶剤系樹脂塗布、
水系ラテックス塗布、ホットメルト塗布などが挙げられ
る。
【0014】レーザー光をインクシート側から照射して
画像を形成するのであれば、インクシートの支持体は透
明であることが望ましい。レーザー光を受像シート側か
ら照射して画像を形成するのであれば、インクシートの
支持体は透明である必要はない。支持体の厚みとして
は、6〜200μm程度が好ましく、より好ましくは2
5〜100μmである。
【0015】〈クッション層〉支持体とインク層の間に
は熱転写時のインクシートと受像シートの密着性を高め
るためにクッション層を有するか、もしくはクッション
性のある支持体を用いるのが好ましい。このクッション
層は熱軟化性又は弾性を有する層であり、加熱により十
分に軟化変形しうるもの、または低弾性率を有する材料
あるいはゴム弾性を有する材料を使用すればよい。クッ
ション層はクッション性を有する層であり、ここで言う
クッション性を表す指針として、弾性率や針入度を利用
することができる。例えば、25℃における弾性率が1
〜250kg/mm2程度の、あるいは、JIS K2
530−1976に規定される針入度が15〜500、
更に好ましくは30〜300程度の層が、印刷分野にお
けるカラープルーフ画像の形成に対して好適なクッショ
ン性を示すことが確認されているが、要求される程度は
目的とする画像の用途に応じて適宜選択することができ
る。クッション層はTMA軟化点が70℃以下であるこ
とが好ましく、より好ましくは60℃以下である。クッ
ション層の好ましい特性は必ずしも素材の種類のみで規
定できるものではないが、素材自身の特性が好ましいも
のとしては、ポリオレフィン樹脂、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、
ポリブタジエン樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体
(SBR)、スチレン−エチレン−ブテン−スチレン共
重合体(SEBS)、アクリロニトリル−ブタジエン共
重合体(NBR)、ポリイソプレン樹脂(IR)、スチ
レン−イソプレン共重合体(SIS)、アクリル酸エス
テル共重合体、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、
アクリル樹脂、ブチルゴム、ポリノルボルネン等が挙げ
られる。これらの中でも、比較的低分子量のものが本発
明の要件を満たし易いが、素材との関連で必ずしも限定
できない。クッション層は溶剤塗布により設けることが
できるが、ラテックスやエマルジョンのような水系の分
散物の状態で塗布形成することも可能である。この他、
水溶性樹脂も使用できる。これらの樹脂は、必要によっ
て単独又は混合して用いることができる。また、上記以
外の素材でも、各種添加剤を加えることによりクッショ
ン層に好ましい特性が付与できる。このような添加剤と
しては、ワックス等の低融点物質、可塑剤などが挙げら
れる。具体的にはフタル酸エステル、アジピン酸エステ
ル、グリコールエステル、脂肪酸エステル、燐酸エステ
ル、塩素化パラフィン等が挙げられる。また、例えば
「プラスチックおよびゴム用添加剤実用便覧」、化学工
業社(昭和45年発行)などに記載の各種添加剤を添加
することができる。これら添加剤の添加量等は、ベース
となるクッション層素材との組合せで好ましい物性を発
現させるのに必要な量を選択すればよく、特に限定され
ないが一般的に、クッション層素材量の10質量%以
下、更に5質量%以下が好ましい。
【0016】クッション層は或る程度の厚さを持たせる
ために塗布(ブレードコーター、ロールコーター、バー
コーター、カーテンコーター、グラビアコーター等)あ
るいはラミネート(例えばホットメルトによる押出しラ
ミネーション法等)、フィルムの貼合せなどにより行
い、更に表面平滑性を出すために、塗布にて仕上げるこ
ともできる。クッション層の膜厚は0.3〜10μmが
好ましく、より好ましくは0.5〜5μmである。
【0017】〈光熱変換層〉光熱変換層は、支持体とイ
ンク層との間でレーザー光を熱に変換する層である。光
熱変換層は、一般に、光熱変換物質(色素、顔料など)
とバインダーとを含有する。使用できる光熱変換物質の
例としては、カーボンブラックのような黒色顔料、フタ
ロシアニン、ナフタロシアニンのような可視から近赤外
域に吸収を有する大環状化合物の顔料、光ディスクなど
の高密度レーザー記録のレーザー吸収材料として使用さ
れる有機染料(インドレニン染料等のシアニン染料、ア
ントラキノン系染料、アズレン系色素、フタロシアニン
系染料)およびジチオールニッケル錯体等の有機金属化
合物色素などが挙げられる。なお、前記光熱変換層はで
きるだけ薄いことが好ましく、そのためレーザー光波長
域において大きい吸光係数を示すシアニン系色素やフタ
ロシアニン系色素を用いることが好ましい。
【0018】前記光熱変換層のバインダーの材料として
は、特に限定はなく、目的に応じて適宜選択することが
できるが、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、アクリ
ル酸エステル、メタクリル酸エステル等のアクリル酸系
モノマーの単独重合体又は共重合体、メチルセルロー
ス、エチルセルロース、セルロースアセテート等のセル
ロース系ポリマー、ポリスチレン、塩化ビニル・酢酸ビ
ニル共重合体、ポリビニルピロリドン、ポリビニルブチ
ラール、ポリビニルアルコール等のビニル系ポリマー及
びビニル化合物の共重合体、ポリエステル、ポリアミド
等の縮合系ポリマー、ブタジエン・スチレン共重合体等
のゴム系熱可塑性ポリマー、エポキシ化合物等の光重合
性又は熱重合性化合物を重合・架橋させたポリマー等が
挙げられる。
【0019】前記光熱変換層が、光熱変換物質とバイン
ダーとを含有する場合、両者の質量比(光熱変換物質:
バインダー)としては、1:5〜10:1であるのが好
ましく、1:3〜3:1であるのが特に好ましい。前記
バインダーの量が少なすぎると、前記光熱変換層の凝集
力が低下し、形成画像が受像シートに転写される際に、
一緒に転写され易くなる傾向があり、画像の混色の原因
となる。また、前記バインダーが多すぎると、一定の光
吸収率を達成するためには前記光熱変換層の層厚を大き
くする必要があり、感度の低下を招き易い傾向がある。
【0020】前記光熱変換層の厚みとしては、一般に
0.05〜2μmであり、0.1〜1μmが好ましい。
また、前記光熱変換層は、光記録に用いるレーザー光の
波長での光吸収率として70%以上を示すことが好まし
い。
【0021】また、光熱変換層へ各種の離型剤を含有さ
せることで、光熱変換層とインク層との剥離性を上げ、
感度を向上することもできる。離型剤としては、シリコ
ーン系の離型剤(ポリオキシアルキレン変性シリコーン
オイル、アルコール変性シリコーンオイルなど)、フッ
素系界面活性剤、その他、各種界面活性剤等が有効であ
る。
【0022】光熱変換層の形成は、従来公知の塗布方法
(ブレードコーター、ロールコーター、バーコーター、
カーテンコーター、グラビアコーター等)により行うこ
とができる。
【0023】〈剥離層〉剥離層は、前記光熱変換層で発
生した熱の作用により気体を発生させる感熱材料を含む
層である。感熱材料としては、それ自身が熱により分解
ないし変質して気体を発生する化合物(ポリマー又は低
分子化合物)、あるいはその材料の特性として水分等の
易気化性気体を相当量吸収ないし吸着している化合物
(ポリマー又は低分子化合物)等を用いることができ
る。なお、それらは併用することも可能である。
【0024】前記熱により分解ないし変質して気体を発
生するポリマーの例としては、ニトロセルロース等の自
己酸化性ポリマー、塩素化ポリオレフィン、塩素化ゴ
ム、ポリ塩化ゴム、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデ
ン等のハロゲン含有ポリマー、水分等の揮発性化合物が
吸着されているポリイソブチルメタクリレート等のアク
リル系ポリマー、水分等の揮発性化合物が吸着されてい
るエチルセルロース等のセルロースエステル、水分等の
揮発性化合物が吸着されているゼラチン等の天然高分子
化合物等が挙げられる。前記熱により分解ないし変質し
て気体を発生する低分子化合物の例としては、ジアゾ化
合物やアジド化合物のような発熱分解して気体を発生す
る化合物などが挙げられる。上記のような、熱による感
熱材料による分解ないし変質等は、280℃以下で発生
することが好ましく、230℃以下で発生することがよ
り好ましい。
【0025】なお、剥離層で、前記感熱材料として低分
子化合物を用いる場合には、バインダーと組合せること
が望ましい。該バインダーとしては、上記のそれ自身が
熱により分解ないし変質して気体を発生するポリマーで
もよく、あるいはそのような性質を持たない通常のポリ
マーバインダーでもよい。感熱性の低分子化合物とバイ
ンダーとを併用する場合には、前者と後者との質量比
で、0.02:1〜3:1であることが好ましく、0.
05:1〜2:1であることがより好ましい。
【0026】剥離層は、前記光熱変換層を、そのほぼ全
面にわたって被覆していることが望ましく、その厚さは
0.03〜1μmであることが好ましく、0.05〜
0.5μmであることがより好ましい。
【0027】〈インク層〉インク層は主として着色剤と
熱可塑性バインダーから成る。レーザー熱転写法におい
て、インク層は、加熱時に溶融又は軟化して着色剤とバ
インダー等を含有する層毎、転写可能である層であり、
完全な溶融状態で転写しなくてもよい。上記着色剤とし
ては、例えば無機顔料(二酸化チタン、カーボンブラッ
ク、グラファイト、酸化亜鉛、プルシアンブルー、硫化
カドミウム、酸化鉄、ならびに鉛、亜鉛、バリウム及び
カルシウムのクロム酸塩等)及び有機顔料(アゾ系、チ
オインジゴ系、アントラキノン系、アントアンスロン
系、トリフェンジオキサジン系の顔料、バット染料顔
料、フタロシアニン顔料及びその誘導体、キナクリドン
顔料等)などの顔料ならびに染料(酸性染料、直接染
料、分散染料、油溶性染料、含金属油溶性染料又は昇華
性色素等)を挙げることができる。顔料の粒径として
は、例えば全顔料の70%以上が1.0μm以下である
ことが好ましい。前記顔料の粒径が大き過ぎると、カラ
ー再現時の各色の重なり部の透明性が損なわれることが
ある。
【0028】例えばカラープルーフ材料とする場合、イ
エロー、マゼンタ、シアンがそれぞれ、C.I.210
95又はC.I.21090、C.I.15850:
1、C.I.74160の顔料が好ましく用いられる。
インク層における着色剤の含有率は、所望の塗布膜厚で
所望の濃度が得られるように調整すればよく、特に限定
されないが、通常5〜70質量%の範囲内にあり、好ま
しくは10〜60質量%である。
【0029】DDCPとして用いる場合、印刷に用いて
いる顔料と同じ顔料を選択し、印刷顔料と同様の分散粒
径まで分散し、透明性のある熱可塑性バインダーを選択
すれば、印刷と同等の色再現性が得られることが出来る
ため好ましい。また顔料の粒径を揃えることで高濃度が
得られることは特開昭62−158092号に開示され
ているが、顔料の分散性を確保し、良好な色再現を得る
ために、各種分散剤を使用することが有効である。
【0030】インク層のバインダーとしては、非晶質で
透明な、熱可塑性樹脂を用いることが好ましい。熱可塑
性樹脂としては、融点或いは軟化点が、40〜200℃
の範囲内にある樹脂が用いられる。適当な熱可塑性を持
たせることで、露光・加熱時に被転写体へ、感熱転写さ
せることが可能となる。本発明にはいては軟化点が40
℃〜150℃の熱可塑性樹脂を有することが好ましい。
【0031】具体的には、エチレン系共重合体、ポリア
ミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、スチレン系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、アクリル系
樹脂、塩化ビニル系樹脂、セルロース系樹脂、ロジン系
樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリビニルアセタ
ール系樹脂、アイオノマー樹脂、石油系樹脂、および特
開平6−312583号に記載のインク層バインダー用
樹脂等が挙げられる。また本発明では上記の熱可塑性樹
脂以外に天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、イソプレ
ンゴム、クロロプレンゴム、ジエン系コポリマー等のエ
ラストマー類;エステルガム、ロジンマレイン酸樹脂、
ロジンフェノール樹脂、水添ロジン等のロジン誘導体;
フェノール樹脂、テルペン樹脂、シクロペンタジエン樹
脂、芳香族系炭化水素樹脂等の高分子化合物;ワックス
類などを用いることもできる。
【0032】また、熱分解性の高いバインダーを使用す
ることにより、アブレーション転写により画像形成も可
能である。かかるバインダーとしては、平衡条件下で測
定されたときに望ましくは200℃以下の温度で急速な
酸触媒的部分分解を起こすポリマー物質が挙げられ、具
体的にはニトロセルロース類、ポリカーボネート類およ
びJ.M.J.フレチェット(Frechet)、F.
ボーチャード(Bouchard)、J.M.ホーリハ
ン(Houlihan)、B.クリクズク(Krycz
ke)およびE.エイクラー(Eichler)、J.
イメージング・サイエンス(Imaging Scie
nce)、30(2)、59−64頁(1986)に報
告されているタイプのポリマー類、およびポリウレタン
類、ポリエステル類、ポリオルトエステル類およびポリ
アセタール類、並びにこれらの共重合体が含まれる。ま
た、これらのポリマーは、その分解メカニズムと共に、
上述のホーリハン等の報告書により詳細に示されてい
る。
【0033】これらの熱転写性の熱可塑性バインダー
は、インク層全体の40質量%以上とすることが好まし
い。40質量%未満では、十分な熱転写性を持たせるこ
とが困難となる。
【0034】本発明においては、バインダーとしてスチ
レンブロックおよびゴムブロックを含む共重合体が含有
されていることが好ましい。
【0035】ゴムブロックを構成するポリマーとして
は、例えば、ポリブタジエン、ポリイソプレンおよびポ
リオレフィンが挙げられ、更にポリオレフィンとして
は、ポリエチレン、ポリブチレン、ポリエチレンブチレ
ン、ポリエチレンプロピレン等が挙げられる。スチレン
ブロックおよびゴムブロックを含む共重合体としては、
スチレンブロックとゴムブロックの配列の様式によって
直鎖状、放射(側鎖)状に大別されるが、いずれも用い
ることができる。スチレンブロックとゴムブロックとの
質量比率については、任意の比率のものが利用できる
が、スチレンブロックが50%以下であるものが、溶剤
への溶解性が良好となるため好ましい。スチレンブロッ
クおよびゴムブロックを含む共重合体としては、具体的
にはスチレン−ブタジエン共重合体(SBR)、スチレ
ン−イソプレン共重合体(SIS)が挙げられる。これ
らは単独で用いてもよく、異なるゴムブロックをもつ複
数種類の共重合体を併用してもよい。
【0036】また、本発明においては、インク層の構成
成分の80質量%以上が着色剤とバインダーであり、そ
れらの質量比(着色剤:バインダー)が0.4:1〜
2:1であることが特に好ましい。
【0037】その他の添加剤としては、インク層の可塑
化により感度アップを図る可塑剤の添加、インク層の塗
布性を向上させる界面活性剤の添加、インク層のブロッ
キングを防止するサブミクロンからミクロンオーダーの
粒子(マット材)の添加が可能である。
【0038】好ましいインク層の厚さは0.2〜2μ
m、更に好ましくは0.3〜1.5μmである。特に、
0.8μm以下とすることで高感度が得られることが確
認されているが、使用するバインダーや着色剤の種類、
その混合比などによりインク層の薄膜転写性が異なるの
で、最適な膜厚範囲は感度と解像度のバランス、その他
所望の画像再現性能により選択する。
【0039】(受像シート)本発明のレーザー熱転写記
録用受像シートは、前記レーザー熱転写記録用インクシ
ートから像様に剥離したインク層を受容して画像を形成
するものであり、支持体の一方の表面に少なくとも1層
以上の受像層を有してなり、必要に応じてこれらの層と
支持体との間にクッション層、剥離層等の種々の機能を
有する層が積層された構成からなり、他方の表面に、必
要に応じてバックコート層を有する。
【0040】〈支持体〉受像シートの支持体としては、
インクシートで記載したものと同様のものが使用でき
る。
【0041】レーザー光を受像シート側から照射して画
像を形成するのであれば、受像シートの支持体は透明で
あることが望ましい。レーザー光をインクシート側から
照射して画像を形成するのであれば、受像シートの支持
体は透明である必要はなく、白色顔料などを練り込んだ
白色支持体が好ましい。
【0042】〈クッション層〉支持体と受像層の間には
熱転写時のインクシートと受像シートの密着性を高める
ためにクッション層を有するか、もしくはクッション性
のある支持体を用いるのが好ましい。クッション層とし
てはインクシートで記載したクッション層が利用でき
る。
【0043】クッション層の好ましい膜厚は10μm以
上であり、更に好ましくは15μm以上である。また、
受像層上の画像を永久支持体に再転写する場合には更に
20μm以上の膜厚が好ましい。クッション層の膜厚が
10μm未満になると、永久支持体への再転写の際、抜
けや欠けが発生する場合がある。
【0044】〈剥離層〉剥離層は、受像シート上の画像
を永久支持体に再転写する場合に特に有効である。剥離
層のバインダーとしては、具体的にポリオレフィン、ポ
リエステル、ポリビニルアセタール、ポリビニルホルマ
ール、ポリパラバン酸、ポリメタクリル酸メチル、ポリ
カーボネート、エチルセルロース、ニトロセルロース、
メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒド
ロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコール、ポ
リ塩化ビニル、ウレタン樹脂、フッ素系樹脂、ポリスチ
レン、アクリロニトリルスチレン等のスチレン類、及び
これら樹脂を架橋したもの、ポリアミド、ポリイミド、
ポリエーテルイミド、ポリスルホン、ポリエーテルスル
ホン、アラミド等のガラス転移点Tgが65℃以上の熱
硬化性樹脂、及びそれら樹脂の硬化物が挙げられる。硬
化剤としてはイソシアナート、メラミン等の一般的硬化
剤を使用することができる。上記物性に合わせて剥離層
のバインダーを選ぶとポリカーボネート、アセタール、
エチルセルロースが保存性の点で好ましく、更に受像層
にアクリル系樹脂を用いるとレーザー熱転写後の画像を
再転写する際に剥離性良好となり特に好ましい。
【0045】また、別に、冷却時に受像層との接着性が
極めて低くなる層を剥離層として利用することができ
る。具体的には、ワックス類、バインダー等の熱溶融性
化合物や熱可塑性樹脂を主成分とする層とすることがで
きる。熱溶融性化合物としては、特開昭63−1938
86号に記載の物質等がある。特にマイクロクリスタリ
ンワックス、パラフィンワックス、カルナバワックスな
どが好ましく用いられる。熱可塑性樹脂としては、エチ
レン−酢酸ビニル系樹脂等のエチレン系共重合体、セル
ロース系樹脂等が好ましく用いられる。このような剥離
層には添加剤として、高級脂肪酸、高級アルコール、高
級脂肪酸エステル、アミド類、高級アミン等を必要に応
じて加えることができる。
【0046】剥離層の別の構成は、加熱時に溶融又は軟
化することによって、それ自体が凝集破壊することで剥
離性を持つ層である。このような剥離層には過冷却物質
を含有させることが好ましい。過冷却物質としては、ポ
リ−ε−カプロラクトン、ポリオキシエチレン、ベンゾ
トリアゾール、トリベンジルアミン、バニリン等が挙げ
られる。
【0047】更に、別の構成の剥離性層では、受像層と
の接着性を低下させるような化合物を含有させる。この
ような化合物としては、シリコーンオイルなどのシリコ
ーン系樹脂;テフロン、弗素含有アクリル樹脂等の弗素
系樹脂;ポリシロキサン樹脂;ポリビニルブチラール、
ポリビニルアセタール、ポリビニルホルマール等のアセ
タール系樹脂;ポリエチレンワックス、アミドワックス
等の固形ワックス類;弗素系、燐酸エステル系の界面活
性剤等を挙げることができる。
【0048】剥離層の形成方法としては、前記素材を溶
媒に溶解又はラテックス状に分散したものをブレードコ
ーター、ロールコーター、バーコーター、カーテンコー
ター、グラビアコーター等の塗布法、ホットメルトによ
る押出しラミネーション法などが適用できる。剥離層の
膜厚は0.3〜3.0μmが好ましい。膜厚が大きすぎ
るとクッション層の性能が現れ難くなるため、剥離層の
種類により調整することが必要である。
【0049】〈受像層〉受像層は、バインダーと必要に
応じて添加される各種添加剤から成る。受像層のバイン
ダーは、TMA測定による軟化点が65℃以下であるこ
と好ましく、より好ましくは60℃以下である。そのよ
うなバインダーの具体例としては、ポリ酢酸ビニルエマ
ルジョン系接着剤、クロロプレン系接着剤、エポキシ樹
脂系接着剤等の接着剤、天然ゴム、クロロプレンゴム
系、ブチルゴム系、ポリアクリル酸エステル系、ニトリ
ルゴム系、ポリサルファイド系、シリコーンゴム系、石
油系樹脂などの粘着材、再生ゴム、塩化ビニル系樹脂、
SBR、ポリブタジエン樹脂、ポリイソプレン、ポリビ
ニルブチラール樹脂、ポリビニルエーテル、アイオノマ
ー樹脂、SIS、SEBS、アクリル樹脂、エチレン共
重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体、エチレン−ア
クリル酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル樹脂(EV
A)、塩ビグラフトEVA樹脂、EVAグラフト塩ビ樹
脂、塩化ビニル系樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹
脂、ポリオレフィン樹脂、各種変性オレフィン、ポリビ
ニルブチラール等が挙げられる。本発明において特に好
ましいバインダーは、ポリエチレン、ポリプロピレン等
のポリオレフィン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−アクリル酸共重合体等のエチレン共重合体、ポ
リ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等の塩
化ビニル共重合体、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニリデ
ン共重合体、ポリスチレン、スチレン−アクリル酸共重
合体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体等のスチ
レン共重合体、酢酸ビニル共重合体である。上記バイン
ダーを単独で使用しても良く、また2種以上混合して使
用しても良い。
【0050】TMA軟化点は、測定対象物を一定の昇温
速度で、一定の荷重を掛けながら昇温し、測定対象物の
位相を観測することにより求める。本発明においては、
測定対象物の位相が変化し始める温度を以てTMA軟化
点と定義する。TMAによる軟化点の測定は、Ther
moflex(理学電気社製)などの装置を用いて行う
ことができる。本発明では、Thermoflex(理
学電気社製)を用い、測定温度範囲25〜200℃と
し、昇温速度を5℃/minとした際、10gの荷重を
1mmφの石英ガラス瓶にかけた時に位相が変化し始め
る温度を以てTMA軟化点とする。
【0051】受像層はマット材を含有することが好まし
い。マット材の素材としては、有機又は無機の微粒子が
使用できる。有機系マット材としては、ポリメチルメタ
クリレート(PMMA)、ポリスチレン、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、その他のラジカル重合系ポリマー
の微粒子、ポリエステル、ポリカーボネートなど縮合ポ
リマーの微粒子、フッ素系樹脂、シリコーン樹脂の微粒
子などが挙げられる。粒子の強度、耐溶剤性などを増す
ために、架橋した有機微粒子が更に好ましい。マット材
の数平均粒径は、受像層のマット材の存在しない部分の
平均膜厚より0.3〜10.0μm大きいことが好まし
く、更に好ましくは0.3〜8.0μm大きいものが良
い。中でも1〜5.5μm大きいものが有効で特に好ま
しい。0.3μm未満のものではカブリ及びガス除去性
に対する効果が小さく、10.0μmを越えるものでは
感度が劣化する。なお、数平均粒径の2倍以上の粒子質
量が20%以下である分布を有するものが好ましく、数
平均粒径の2倍以上の粒子質量が5%以下である分布を
有するものがより好ましい。数平均粒径の2倍以上の粒
子質量が20%以下である分布を有するものは、圧力が
均一に緩和されるので、ブロッキングなどの保存性劣化
が防止される。数平均粒径の2倍以上の粒子質量が5%
以下である分布を有するものを用いると、保存性の点で
更に好ましい。このようなマット材を選択した場合、受
像層のバインダー膜厚を3.0μm以上にすると、マッ
ト材が多すぎて黄色味を帯びた画像になってしまうた
め、受像層のバインダー膜厚は0.8〜3.0μmが好
ましい。受像層表面のマット材の分布も重要である。受
像層上のマット材の個数が200〜2400個/mm2
であることが好ましい。更に、マット材が真球状である
ことがマット材添加による性能向上を効果的にする。真
球状とは、マット材粒子を顕微鏡などで観察した時の形
状がほぼ球状で、長径と短径の差が20%以下程度のこ
とを指す。本発明においては、TMA測定による軟化点
が65℃以下のバインダーを85〜98質量%およびマ
ット材を2〜15質量%含有することが特に好ましい。
【0052】受像層の乾燥付量は、0.6〜4g/m2
であることが好ましく、より好ましくは1〜3g/m2
である。
【0053】(レーザー熱転写記録方式)インク層の転
写は溶融熱転写、アブレーションによる転写、昇華型転
写のいずれでもよく、レーザービームを熱に変換し、そ
の熱エネルギーを利用してインクを受像シートに転写
し、受像シート上に画像を形成する方法である。本発明
では、印刷に類似した色相の画像を作製するという点
で、溶融・アブレーション方式が好ましい。
【0054】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明するが、本発
明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
【0055】(シアンインクシート試料1の作製)厚さ
100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(三
菱化学ポリエステル社製、T100)の一方の面に以下
のクッション層塗布液1をリバースロールコーターによ
って塗布、乾燥して、乾燥後の厚みが6μmのクッショ
ン層を形成した。このクッション層の上に以下の光熱変
換層塗布液をワイヤーバーにより塗布し、80℃で乾燥
して光熱変換層を形成した。
【0056】この光熱変換層の波長830nmにおける
透過吸収率は0.85で、乾燥付き量は、0.6g/m
2であった。
【0057】 (クッション層塗布液1) スチレン−エチレン−ブテン共重合体 (クレイトンG1657:シェルジャパン社製) 14部 タッキファイヤー (スーパーエステルA100:荒川化学社製) 6部 メチルエチルケトン 10部 トルエン 80部 (光熱変換層塗布液) ポリビニルアルコール (ゴーセノールEG−30:日本合成化学社製) 6部 カーボンブラック分散物 (SD−9020:大日本インキ社製) 4部 フッ素系界面活性剤 (サーフロンS−383、旭硝子社製) 0.2部 水 490部 次いで下記の各成分をペイントシェーカー(東洋精機社
製)で二時間分散処理して、下記のシアン顔料分散母液
1を調製した後、各成分をスターラーで撹拌混合して、
下記のシアンインク層塗布液1を調製した。
【0058】 (シアン顔料分散母液1) 色材(シアン顔料、C.I.ピグメントブルー15:4) 12部 スチレン−アクリル共重合体樹脂 (ハイマーSBM−73F:三洋化成社製) 11部 エチレン−酢酸ビニル樹脂 (EV−40Y:三井デュポンポリケミカル社製) 1部 分散助剤 (ソルスパースS−20000、ICIジャパン社製) 0.8部 n−プロピルアルコール 110部 ガラスビーズ 100部 (シアンインク層塗布液1) 上記シアン顔料分散母液1 20部 n−プロピルアルコール 60部 界面活性剤 (メガファックF−177P、 大日本インキ化学工業社製) 0.05部 光熱変換層の上に上記のシアンインク層塗布液1をワイ
ヤーバーにより塗布、乾燥して、乾燥後の厚みが0.5
μmのインク層を形成し、シアンインクシート試料1を
作製した。
【0059】(シアンインクシート試料2の作製)シア
ン顔料分散母液として下記のシアン顔料分散母液2を用
いた以外は、シアンインクシート試料1と同様にしてシ
アンインクシート試料2を作製した。
【0060】 (シアン顔料分散母液2) 色材(シアン顔料、C.I.ピグメントブルー15:4) 12部 スチレン−ブタジエン共重合体 (クレイトンD4271:シェルジャパン社製) 1部 スチレン−アクリル共重合体樹脂 (ハイマーSBM−73F:三洋化成社製) 11部 分散助剤 (ソルスパースS−20000、ICIジャパン社製) 0.8部 n−プロピルアルコール 110部 ガラスビーズ 100部 (シアンインクシート試料3の作製)シアン顔料分散母
液として下記のシアン顔料分散母液3を用いた以外は、
シアンインクシート試料1と同様にしてシアンインクシ
ート試料3を作製した。
【0061】 (シアン顔料分散母液3) 色材(シアン顔料、C.I.ピグメントブルー15:4) 4部 スチレン−アクリル共重合体樹脂 (ハイマーSBM−73F:三洋化成社製) 12部 エチレン−酢酸ビニル樹脂 (EV−40Y:三井デュポンポリケミカル社製) 1部 分散助剤 (ソルスパースS−20000、ICIジャパン社製) 0.8部 n−プロピルアルコール 110部 ガラスビーズ 100部 (マゼンタインクシート試料1の作製)マゼンタ顔料分
散母液として下記のマゼンタ顔料分散母液1を、インク
層塗布液として下記のマゼンタインク層塗布液1を用い
た以外は、シアンインクシート試料1と同様にしてマゼ
ンタインクシート試料1を作製した。
【0062】 (マゼンタ顔料分散母液1) 色材(マゼンタ顔料、C.I.ピグメントレッド57:1) 12部 スチレン−アクリル共重合体樹脂 (ハイマーSBM−73F:三洋化成社製) 11部 エチレン−酢酸ビニル樹脂 (EV−40Y:三井デュポンポリケミカル社製) 1部 分散助剤 (ソルスパースS−20000、ICIジャパン社製) 0.8部 n−プロピルアルコール 110部 ガラスビーズ 100部 (マゼンタインク層塗布液1) 上記マゼンタ顔料分散母液1 20部 n−プロピルアルコール 60部 界面活性剤 (メガファックF−177P、 大日本インキ化学工業社製) 0.05部 (マゼンタインクシート試料2の作製)マゼンタ顔料分
散母液として下記のマゼンタ顔料分散母液2を用いた以
外は、マゼンタインクシート試料1と同様にしてマゼン
タインクシート試料2を作製した。
【0063】 (マゼンタ顔料分散母液2) 色材(マゼンタ顔料、C.I.ピグメントレッド57:1) 4部 スチレン−ブタジエン共重合体 (クレイトンD4271:シェルジャパン社製) 2部 スチレン−イソプレン共重合体 (クレイトンD1117:シェルジャパン社製) 4部 スチレン−アクリル共重合体樹脂 (ハイマーSBM−73F:三洋化成社製) 6部 分散助剤 (ソルスパースS−20000、ICIジャパン社製) 0.8部 n−プロピルアルコール 110部 ガラスビーズ 100部 (マゼンタインクシート試料3の作製)マゼンタ顔料分
散母液として下記のマゼンタ顔料分散母液3を用いた以
外は、マゼンタインクシート試料1と同様にしてマゼン
タインクシート試料3を作製した。
【0064】 (マゼンタ顔料分散母液3) 色材(マゼンタ顔料、C.I.ピグメントレッド57:1) 4部 スチレン−アクリル共重合体樹脂 (ハイマーSBM−73F:三洋化成社製) 12部 エチレン−酢酸ビニル樹脂 (EV−40Y:三井デュポンポリケミカル社製) 1部 分散助剤 (ソルスパースS−20000、ICIジャパン社製) 0.8部 n−プロピルアルコール 110部 ガラスビーズ 100部 (受像シート試料1の作製)厚さ100μmのポリエチ
レンテレフタレートフィルム(T100:三菱ポリエス
テル社製)の一方の表面上に、以下のクッション層塗布
液2を、乾燥後の膜厚が約20μmの厚みになるように
アプリケーターにて塗布し、クッション層を形成した。
次いで、クッション層の上に以下の剥離層塗布液をワイ
ヤーバーにて3.4g/m2の付量になるように塗布・
乾燥し、さらに剥離層上に以下の受像層塗布液1をワイ
ヤーバーにて1.5g/m2の付量になるよう塗布・乾
燥して受像シート試料を作製した。
【0065】 (クッション層塗布液2) アクリル系ラテックス (ヨドゾールAD92K:日本NSC社製) 100部 (剥離層塗布液) エチルセルロース (エトセル10:ダウ・ケミカル社製) 13部 エチルアルコール 87部 (受像層塗布液1) アクリル系ラテックス (ヨドゾールAD92K:日本NSC社製) 29.1部 マット材 (MX−300、PMMA樹脂粒子:綜研化学社製) 0.9部 イソプロピルアルコール 6部 水 60部 (受像シート試料2の作製)受像層塗布液として下記の
受像層塗布液2を用いた以外は、受像シート試料1と同
様にして受像シート試料2を作製した。
【0066】 (受像層塗布液2) ポリアクリル酸ラテックス (ヨドゾールA5801、樹脂分55%:日本NSC社製) 25部 マット材 (MX−40S、PMMA樹脂粒子、30%水分散液:綜研化学社製) 1.8部 イソプロピルアルコール 6部 水 65部 (受像シート試料3の作製)受像層塗布液として下記の
受像層塗布液3を用いた以外は、受像シート試料1と同
様にして受像シート試料3を作製した。
【0067】 (受像層塗布液3) アクリル樹脂 (ダイヤナールBR113:三菱レーヨン社製) 100部 メチルエチルケトン 45部 イソプロピルアルコール 45部 (受像シート試料4の作製)受像層塗布液として下記の
受像層塗布液4を用いた以外は、受像シート試料1と同
様にして受像シート試料4を作製した。
【0068】 (受像層塗布液4) ポリアクリル酸ラテックス (ヨドゾールA5801、樹脂分55%:日本NSC社製) 20部 フッ素化合物 (ユニダインTG810:ダイキン工業社製、樹脂分18%) 11部 マット材 (MX−300、PMMA樹脂粒子:綜研化学社製) 0.2部 イソプロピルアルコール 6部 水 65部 上記で得られたシアンインクシート試料1〜3、マゼン
タインクシート試料1〜3のインク層の含水率測定結
果、着色剤とバインダーの質量比等を表1に示す。
【0069】上記で得られた受像シート試料1〜4のバ
インダーのTMA測定による軟化点、バインダーおよび
マット材の含有率、受像層の含水率測定結果を表2に示
す。
【0070】なお含水率測定は、以下の方法により行っ
た。 〈含水率の測定〉含水率の測定としては、カールフィッ
シャー法を用いる。即ち、含水率を測定する試料(イン
ク層および受像層)を、製膜後、基材から剥がし取り、
所定の温湿度(19℃湿度30%RHまたは27℃湿度
70%RH)で24時間以上調湿した後、それぞれの温
湿度条件下で試料の質量を精秤する。
【0071】その後、カールフィッシャー水分気化装置
(三菱化学社製 VA−06)にて180℃で7分間測
定を行い、試料の水分量(質量)を求め、水分量÷試料
質量×100をその試料の含水率とする。
【0072】
【表1】
【0073】
【表2】
【0074】次に、シアンインクシート試料1〜3、マ
ゼンタインクシート試料1〜3、受像シート試料1〜4
をそれぞれ組み合わせて、記録感度の温度・湿度依存性
の評価および永久支持体として上質紙を使用した場合の
画像評価を以下の方法に従い、実施した。
【0075】〈2色画像の形成〉シアンインクシート試
料1〜3、マゼンタインクシート試料1〜3、受像シー
ト試料1〜4をそれぞれ組み合わせて、露光機(シャー
プ社製 LT090MD/MF、波長830nm、最大
出力100mW)、インクシート試料、受像シート試料
とも、12時間以上それぞれの条件で調温・調湿した
後、まずシアンインクシートと受像シートを重ねて露光
を行い、受像シート上に175線のシアン網点画像を形
成する。次に、露光済みのシアンインクシートを除去
し、マゼンタインクシートを、シアン網点画像が形成さ
れている受像シートに重ね、位置を合わせて同様に露光
することにより受像シート上にマゼンタ網点画像を形成
させ、シアンとマゼンタ2色の画像を得る。この2色の
画像が形成された受像シートを、ラミネーター(東京ラ
ミネックス社製DX−700)にてアート紙に再転写
し、最終画像を得る。
【0076】〈記録感度の温度・湿度依存性の評価〉低
温・低湿の環境として19℃湿度30%RH、高温・高
湿の環境として27℃湿度70%RHの環境の2点を選
んだ。
【0077】シアンインクシート試料、マゼンタインク
シート試料、受像シート試料および露光機(シャープ社
製 LT090MD/MF、波長830nm、最大出力
100mW)を低温・低湿で12時間以上調温・調湿し
た後、シアンおよびマゼンタの一次色の網点面積率が5
0%となる露光エネルギー(ELC、ELM)を求めた(こ
の時のマゼンタ一次色の網点面積率D1LMは50%とな
る)。なお、網点面積率の測定は、光学濃度からマレイ
−デイビスの式を用いて算出した。次に、上記露光エネ
ルギーELC、ELMを用いて、シアン画像上にマゼンタ画
像が重なる2色画像を形成し、マゼンタ二次色の網点面
積率D2LMを求めた。
【0078】さらに、シアンインクシート試料、マゼン
タインクシート試料、受像シート試料および露光機を高
温・高湿で12時間以上調温・調湿した後、先と同様の
操作で高温・高湿下でのマゼンタ一次色の網点面積率
(D1HM、この場合50%となる)、およびマゼンタ二
次色の網点面積率D2HMを求めた。
【0079】一次色記録感度の温湿度依存性(D1HM
1LM)と、二次色記録感度の温湿度依存性(D2HM−D
2LM)との差((D1HM−D1LM)−(D2HM−D2LM))
の絶対値が5%以内であるものを良好、5%を越えるも
のを不良と評価した。結果を表3に示す。
【0080】
【表3】
【0081】表3から明らかなように、本発明のインク
シートと受像シートの組み合わせ(本発明の構成)にお
いて、一次色記録感度の温湿度依存性と二次色記録感度
の温湿度依存性との差の絶対値が小さく、カラーバラン
スに優れていることがわかる。
【0082】〈上質紙使用での画像評価〉シアンインク
シート試料1〜3、マゼンタインクシート試料1〜3、
受像シート試料1〜4とを組み合わせて、露光機(シャ
ープ社製 LT090MD/MF、波長830nm、最
大出力100mW)にセットし、網点画像を出力したの
ち、ラミネーター(東京ラミネックス社製DX−70
0)により上質紙に再転写し、最終画像を得た。得られ
た画像についてルーペを用い、目視にて網点評価した。
結果を表4に示す。
【0083】 ◎:画像中95%以上が、がさつきのない良好な網点画
像であった ○:画像中80%以上が、がさつきのない良好な網点画
像であった ×:網点画像が上質紙に再転写しなかった
【0084】
【表4】
【0085】表4から明らかなように、本発明のインク
シートと受像シートの組み合わせ(本発明の構成)にお
いて、受像シートから再転写する永久支持体として上質
紙を用いた場合にも優れた画像が得られることがわか
る。
【0086】
【発明の効果】本発明により、一次色記録感度の温湿度
依存性(高温高湿下における一次色記録感度と低温低
湿下における一次色記録感度との差)と二次色記録感度
の温湿度依存性(高温高湿下における二次色記録感度
と低温低湿下における二次色記録感度との差)の絶対値
が小さく(即ち、ととの差の絶対値も小さい)、カ
ラーバランスに優れたレーザー熱転写記録媒体(レーザ
ー熱転写記録用インクシートとレーザー熱転写記録用受
像シートの組み合わせ)および画像形成方法を提供でき
る。また、受像シートから再転写する永久支持体として
上質紙を用いた場合にも優れた画像が得られるレーザー
熱転写記録媒体(レーザー熱転写記録用インクシートと
レーザー熱転写記録用受像シートの組み合わせ)および
画像形成方法を提供できる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に少なくとも光熱変換層とイン
    ク層とを有するレーザー熱転写記録用インクシートのイ
    ンク層面と、支持体上に少なくとも受像層を有する受像
    シートの受像面が対面するように重ね合わせ、像様に露
    光加熱することによりインク層を受像層へ熱転写し画像
    を形成した後、該画像を永久支持体上に転写する画像形
    成方法に用いるレーザー熱転写記録用インクシートと受
    像シートとからなるレーザー熱転写記録媒体であって、
    19℃湿度30%RHにおける該インク層の含水率と1
    9℃湿度30%RHにおける該受像層の含水率との差が
    1.0%以下であり、かつ19℃湿度30%RHにおけ
    る該インク層の含水率と27℃湿度70%RHにおける
    該受像層の含水率との差が1.0%以下であることを特
    徴とするレーザー熱転写記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記インク層の構成成分の80質量%以
    上が着色剤とバインダーであり、該着色剤とバインダー
    の質量比(着色剤:バインダー)が0.4:1〜2:1
    であり、かつ前記受像層が、TMA測定による軟化点が
    65℃以下のバインダーを85〜98質量%およびマッ
    ト材を2〜15質量%含有することを特徴とする請求項
    1に記載のレーザー熱転写記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記インク層が、バインダーとしてスチ
    レンブロックおよびゴムブロックを含む共重合体を含有
    することを特徴とする請求項1又は2に記載のレーザー
    熱転写記録媒体。
  4. 【請求項4】 支持体上に少なくとも光熱変換層とイン
    ク層とを有するレーザー熱転写記録用インクシートのイ
    ンク層面と、支持体上に少なくとも受像層を有する受像
    シートの受像面が対面するように重ね合わせ、像様に露
    光加熱することによりインク層を受像層へ熱転写し画像
    を形成した後、該画像を永久支持体上に転写する画像形
    成方法において、請求項1、2又は3に記載のレーザー
    熱転写記録媒体を用いることを特徴とする画像形成方
    法。
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JP2014065245A (ja) * 2012-09-26 2014-04-17 Dainippon Printing Co Ltd 熱転写受像シート

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