JPH1131566A - 被検査体試験用補助装置 - Google Patents

被検査体試験用補助装置

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JPH1131566A
JPH1131566A JP9338224A JP33822497A JPH1131566A JP H1131566 A JPH1131566 A JP H1131566A JP 9338224 A JP9338224 A JP 9338224A JP 33822497 A JP33822497 A JP 33822497A JP H1131566 A JPH1131566 A JP H1131566A
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義栄 長谷川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検査体の電極部に効果的な擦り作用を
与えるにもかかわらず、プローブの形状を単純化し、プ
ローブの安定性を高め、高周波試験に適合させ、製作を
容易にすることにある。 【解決手段】 試験用補助装置は、複数の配線部を一方
の面に有する基板と、複数のプローブと、該プローブを
基板に並列的に組み付ける組み付け手段とを含む。組み
付け手段は、プローブの配列方向へ伸びる針押え部によ
り、プローブを押圧して、プローブの湾曲された変形部
の少なくとも一部を基板の配線部に接触させ、各プロー
ブはその変形部の一端部に続く針先部の先端を被検査体
の電極部に押圧される。これにより、プローブは、基板
と針押え部とにより挟持されて、その状態に維持される
とともに、電極部に存在する酸化膜のような膜を針先部
の先端により擦り取る。プローブの有効範囲は、配線部
への接触部より針先側の部分となり、従来のプローブに
比べ小さい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集積回路、液晶表
示パネル等の平板状被検査体の試験に用いる補助装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】パッケージまたはモールドされた半導体
デバイス、特に集積回路(IC)の電気的特性の検査す
なわち試験は、一般に、半導体デバイスを着脱可能に装
着する検査用すなわち試験用のソケットすなわち補助装
置を利用して行われる。
【0003】この種の補助装置の1つとして、半導体デ
バイスのリード(電極部)に接触される針先部と基板の
配線部に接続される針後部とを逆方向に曲げたクランク
状の接触子すなわちプローブを用いるものがある(特開
平7−229949号公報)。
【0004】この従来の補助装置において、各プローブ
は、針先部が上方へ伸び、針後部が下方へ伸びるよう
に、針先部と針後部との間の中央部において接着剤によ
り共通の針押えに装着される。しかし、この従来の補助
装置では、プローブを針押えに装着する作業、針後部を
基板の配線部に半田付けする作業等、組み立てに熟練を
必要とし、また、プローブの有効範囲(針先から配線部
への接続点まで)の長さ寸法が大きいから、試験に用い
る電気信号の周波数を高めることに限度がある。
【0005】試験用補助装置の他の1つとして、Z字状
または環状に形成された板状のプローブを用いるものが
ある(米国特許5336094号、米国特許第5388
996号)。しかし、この従来の補助装置では、各プロ
ーブがその弧状の変形面部において被検査体の電極部に
押圧されるから、変形面部を被検査体の電極部に押圧し
ても、電極部に対する変形面部の変位に起因する擦り作
用が生じないから、電極部に存在する酸化膜のような膜
が効果的に削除されず、その結果プローブと電極部との
間に良好な電気的接触が得られない。
【0006】パッケージまたはモールドされない半導体
デバイス、特にICチップの電気的特性の試験用の補助
装置の1つとして、C字状に曲げられたプローブを用い
るものがある(特開平5−299483号公報)。しか
し、この従来の補助装置では、各プローブをそのばね力
によりソケットに維持させるにすぎないから、プローブ
が不安定であり、また、プローブのC状の両端をさらに
湾曲させなければならないから、プローブの形状が複雑
であり、高価である。
【0007】
【解決しようとする課題】それゆえに、被検査体試験用
補助装置において、被検査体の電極部に効果的な擦り作
用を与えるにもかかわらず、プローブの形状を単純化
し、プローブの安定性を高め、高周波試験に適合させ、
製作を容易にすることが重要である。
【0008】
【解決手段、作用、効果】本発明の被検査体試験用補助
装置は、複数の配線部を一方の面に有する基板と、複数
のプローブと、該プローブを基板に並列的に組み付ける
組み付け手段とを含む。各プローブは、湾曲された変形
部と、該変形部の一端部に続く針先部であって被検査体
の電極部に押圧される先端を有する針先部と、変形部の
他端部に続く針後部とを備える。組み付け手段は、プロ
ーブの変形部の少なくとも一部を基板の配線部に接触さ
せるべくプローブを押圧する針押え部であってプローブ
の配列方向へ伸びる針押え部を備える。
【0009】プローブは、変形部を有するものの、その
形状が従来のC字状プローブに比べ単純であり、廉価に
なる。プローブは、針押え部により変形部の少なくとも
一部を基板の配線部に押圧され、基板と針押え部とによ
り挟持されて、その状態に維持されるから、プローブが
安定化し、補助装置の組立が容易になる。
【0010】各プローブは、従来のクランク状のプロー
ブと同様に、針先部の先端を被検査体の電極部に押圧さ
れる。これにより、各プローブは配線部への接触部より
針先側の部位において弾性変形して、先端が電極部に対
して変位し、その結果電極部に存在する酸化膜のような
膜の一部が針先部の先端により擦り取られ(または掻き
取られ)、プローブと電極部とが良好な電気的接続状態
に維持される。また、配線部への接触部より針先側がプ
ローブの有効範囲となるから、プローブの有効範囲が従
来のプローブに比べ小さくなり、隣り合うプローブ間に
おける電気信号の漏洩が少なく、高周波試験に適する。
【0011】上記のように、本発明によれば、先端と電
極部との間に生じる効果的な擦り作用により、プローブ
と電極部との間に良好な電気的接続状態が維持される。
また、C字状のプローブに比べプローブの形状が単純で
あり、プローブが廉価になる。さらに、プローブの有効
範囲が小さくなり、高周波試験に適する。さらにまた、
プローブが安定に維持され、補助装置の製作が容易であ
る。
【0012】組み付け手段は、基板に組み付けられた1
以上のカバーであってプローブの配列方向へ伸びる凹所
を有するカバーと、プローブの配列方向へ伸びる状態に
凹所に受け入れられた1以上の針押えとを備え、凹所を
少なくとも基板の側に開放させ、針押え部を針押えに形
成することができる。これにより、各プローブの変形部
を溝に配置することにより、各プローブを維持すること
ができるから、プローブがより安定に維持されるにもか
かわらず、補助装置の製作がより容易である。
【0013】カバーは、さらに、プローブの配列方向に
間隔をおいて形成された複数の溝を備え、これらの溝を
基板の側に開放させるとともに開口に開放させ、凹所を
溝に開放させ、プローブの少なくとも変形部を溝に配置
してもよい。
【0014】針押え部を、カバーの凹所から基板の側に
突出させてプローブの少なくとも変形部の内側部分に当
接させることができる。また、カバーの凹所の断面形状
を弧状または矩形とすることができる。
【0015】針押えを円柱状の形状とし、また針押えの
少なくとも外周部を電気絶縁性とすることができる。こ
のようにすれば、針押えの構造が単純になり、また針押
えによるプローブ同士の電気的短絡を防止することがで
きる。
【0016】針押えは、円柱状の押え棒と、電気絶縁性
の材料により押え棒の周りに形成された弾性材料層とを
有することができる。このようにすれば、針押えによる
プローブ同士の電気的短絡を防止することができるのみ
ならず、プローブが弾性材料を介して基板に押し付けら
れるから、プローブがより安定に維持される。
【0017】プローブの針後部を針押えにより凹所の内
面に押圧することができる。これにより、プローブの長
手方向への針押えとプローブとの相対的変位が確実に阻
止されるから、プローブがより安定に維持される。
【0018】プローブは、全体的に弧状に湾曲された形
状を有していてもよいし、全体的にU字状に湾曲された
形状を有していてもよい。また、各プローブの針先部を
カバーの開口に突出させることができる。
【0019】各プローブを導電性材料から形成し、針後
部の外周に非導電性材料の層を形成することができる。
これにより、隣り合うプローブの針後部における電気的
短絡を防止することができる。
【0020】しかし、各プローブを非導電性材料から形
成し、針先部及び変形部の外周に導電性材料の層を形成
してもよいし、各プローブの針後部全体を非導電性材料
で形成し、2以上のプローブの針後部を非導電性材料で
一体的に形成してもよい。
【0021】上記のいずれのプローブも、針後部が導電
性を有しないから、隣り合うプローブの針後部における
電気的短絡を防止することができるのみならず、導電性
を有する部分の長さ寸法が短くなる。その結果、針後部
における電気信号の漏洩が存在しないことと相まって、
隣り合うプローブ間における電気信号の漏洩が従来の装
置に比べて著しく少なくなり、高周波試験に用いる電気
信号の周波数を高めることができる。
【0022】しかし、各プローブの針後部全体を非導電
性材料で形成し、2以上のプローブの針後部を非導電性
材料で一体的に形成することができる。
【0023】2以上のプローブの針後部を非導電性材料
で一体的に形成し、また凹所に受け入れさせることがで
きる。これにより、2以上のプローブの変形部及び針先
部並びに一体的に形成された針後部からなる針組立体を
合成樹脂による成形加工により一度に製作することがで
きるし、一度に基板に組み付けることができるから、針
組立体の製作が容易になるし、装置の組立作業ひいては
装置の製作作業がより容易になる。
【0024】組み付け手段は、基板に組み付けられた1
以上のカバーと、針押え部を有する1以上の針押えとを
備え、カバーは、プローブの配列方向へ伸びかつ基板の
側に開口する第1の凹所と、該第1の凹所に連通するス
ロットと、プローブの配列方向へ伸びかつ第1の凹所の
側に開口する第2の凹所とを有し、プローブは針先をス
ロットから突出させた状態に前記第1の凹所に並列的に
配置し、針押えは少なくとも第2の凹所に配置すること
ができる。複数のプローブと、カバーと、針押えとをユ
ニット化して、それらを基板に組み付けることができ
る。
【0025】各プローブは、隣のプローブに当接するス
ペーサを針先側に有することができる。これにより、プ
ローブが被検査体の電極部に押圧されたとき、プローブ
が被検査体の電極部に擦り作用を効果的に与えるにもか
かわらず、隣り合うプローブが針先側において接触する
ことが防止される。
【0026】
【発明の実施の形態】図1〜図6を参照するに、試験用
補助装置10は、平板状被検査体12の検査すなわち試
験のための補助装置として用いられる。被検査体12
は、図示の例では、パッケージまたはモールドをされた
集積回路のような半導体デバイスであるが、本発明は液
晶表示パネルのような他の平板状被検査体の試験用補助
装置にも適用することができる。
【0027】被検査体12は、長方形の平面形状にパッ
ケージまたはモールドをされた本体部14と、長方形の
各辺に対応する部位から外方へ突出する複数のリードす
なわち電極部16とを有する。電極部16は、長方形の
辺毎に対応された複数の電極部群に分けられており、ま
た電極部群毎に並列的に配置されている。
【0028】試験用補助装置10は、基板20と、複数
の接触子すなわちプローブ22と、プローブ22を基板
12に押圧する複数の針押え24と、該針押えを基板2
0に組み付ける平板状のカバー26とを含む。
【0029】基板20は、配線パターンを電気絶縁材料
の一方の面に印刷配線技術により形成した配線基板であ
り、それぞれがプローブ22に対応された複数の配線部
28を一方の面に有する。各配線部28は、配線パター
ンの一部である。配線部28は、被検査体12の本体1
4の長方形の辺毎に対応された複数の配線部群に分けら
れており、また配線部群毎に並列的に配置されている。
【0030】各プローブ22は、弾力性を有する非導電
性の細線の形に形成されており、また先端部分がテーパ
状の針先部30から針主体部すなわち変形部31を経て
針後部32までの全範囲にわたって半円弧状に湾曲され
ている。
【0031】各プローブ22は、図7に符号32で示す
領域の針後部以外の部分、すなわち針先部30および変
形部31の全外表面に導電性の皮膜を形成している。こ
れにより、配線部28に接触する部分から前方の部分は
導電性を有するが、針後部32は非導電性を有するか
ら、導電性を有するプローブとして作用するにもかかわ
らず、針後部32における試験用電気信号の漏洩、特に
隣り合うプローブ間の電気信号の漏洩がなくなる。
【0032】しかし、各プローブ22は、心材を導電性
の細線、好ましくは金属細線の形にし、この心材のうち
針後部32の部分に非導電性の皮膜を形成してもよい。
プローブ22は、金属、セラミック、合成樹脂等の細線
から形成してもよいし、それらの材料を用いるプレス加
工、エッチング加工等他の加工法により形成してもよ
い。
【0033】各プローブ22は、図1〜図7に示す例で
は円形の断面形状を有する。また、プローブ22は図1
〜図7に示す例では針先面すなわち先端面がプローブ2
2の湾曲面と直角に伸びるいわゆるノミ型針である。
【0034】しかし、プローブ22及び後に説明する各
プローブは、図8に示すプローブ50のように、先端面
がプローブ22の湾曲面と平行に伸びるいわゆるオノ型
針であってもよく、また、円錐形または角錐形の針先部
を有する形状であってもよい。プローブの断面形状は、
円形であってもよいし、四角形であってもよい。
【0035】プローブ22は、被検査体12の本体部1
4の長方形の辺毎に対応された複数のプローブ群に分け
られている。図示の例では、被検査体12が長方形の4
つの辺のそれぞれに複数の電極部を有することから、プ
ローブ22は4つのプローブ群に分けられている。同じ
理由から、図示の例では4つの針押え24が設けられて
いる。
【0036】各針押え24は、円柱状の押え棒34と、
押え棒34の外周面に形成された電気絶縁性の弾性材料
層36とにより、円柱状に形成されている。押え棒34
は、導電性または非導電性の棒状部材とすることができ
る。電気絶縁層すなわち弾性材料層36は、シリコンゴ
ムのようなゴム材料により形成したチューブとすること
ができる。しかし、針押え24を単一の部材で棒状に形
成してもよい。
【0037】カバー26は、被検査体12を収容するよ
うに中央に形成された開口38と、開口38の外側に形
成されて開口38に対して外方へ伸びる複数の溝40
と、開口38の外側に形成されて溝40の配列方向へ伸
びる複数の凹所42とを有する。このようなカバー26
は、非導電性材料から形成することができる。
【0038】開口38は、被検査体12と相似の矩形の
形状を有しており、また各隅角部を弧状にされている。
開口38の上部は、外側から中心側へ向く傾斜面38a
により下方ほど小さくされている。開口38の各隅角部
は、弧面とされている。
【0039】溝40は、少なくともプローブ22の変形
部31および針後部32を収容する溝であり、したがっ
て図示の例ではプローブ22と同数設けられている。溝
40は、開口38を形成する矩形の辺毎に対応された複
数の溝群に分けられており、また溝群毎に並列的に形成
されている。各溝40は基板20の側すなわち下方に開
放するとともに、開口38に開放している。
【0040】隣り合う溝40は、仕切り壁44により区
画されている。仕切り壁44は、図示の例では、溝40
の後半部を区画するように設けられており、したがって
隣り合う溝40は開口38の部位において連続してい
る。しかし、溝40全体を区画するように仕切り壁44
を設けてもよい。
【0041】凹所42は、開口38を形成する矩形の辺
毎に対応されており、また対応する辺に沿って伸びる。
図示の例では、4つの凹所42が設けられている。各凹
所42は、針押え24を収容するかまぼこ型の溝であ
り、対応する溝40の溝底面に開放している。各凹所4
2の溝底面は、上方に凸の断面形状をしている。
【0042】補助装置10は、各針押え24を凹所42
に配置し、各プローブ22をその後端が溝40の奥底面
(図示の例では、上面)に当接した状態に溝40に配置
し、その状態で、プローブ22、針押え24およびカバ
ー26を基板20に重ね、その状態でカバー26をボル
トのような複数のねじ部材46により基板20に装着す
ることにより、組み立てることができる。
【0043】各ねじ部材46は、カバー26をその厚さ
方向へ貫通しており、また基板20に形成されたねじ穴
に螺合される。これにより、プローブ22は、針押え2
4により弧状湾曲部の一部において基板20の配線部2
8に押圧され、基板20と針押え24とにより挟持され
て、その状態に維持される。
【0044】図示の例では、針押え24とカバー26と
は、プローブ22を基板20に並列的に組み付ける組み
付け手段として作用する。また、各針押え24の下半部
は、凹所42から基板20の側に弧状に突出しかつプロ
ーブ22の配列方向に伸びるから、プローブ22を基板
20に押圧すべくプローブ22の湾曲部内側に当接する
針押え部として作用する。
【0045】プローブ22をその針先部30が開口38
内に上方へ突出する状態に溝40に配置し、針押え24
で基板20に押圧するだけで、プローブ22をプローブ
群毎に並列的に正しく配列させることができる。このた
め、補助装置10の製作が容易である。
【0046】プローブ22は、補助装置10に組み立て
られた状態において、少なくとも針後部32が溝40の
仕切り壁44により区画された部分に受け入れられてい
るとともに、電気絶縁材料からなる弾性材料層36を介
して基板20に押圧されているから、溝40と針押え2
4とにより安定に維持され、また隣りのプローブとの電
気的接触を確実に防止される。
【0047】組み立てられた状態において、各プローブ
22は電気絶縁層32が存在しない変形部31の部位に
おいて配線部28に押圧されるから、弧状の針主体部3
1のその部位は変形部として作用する。
【0048】各プローブ22は電気絶縁層32が存在し
ない部位において配線部28に押圧されるから、プロー
ブ22の有効範囲は、配線部28へのプローブ22の接
触部から針先までであり、従来の補助装置に比べ小さ
い。また、図5に示すように、弾性材料層36が基板2
0とカバー26と押え棒34とにより挟圧されて弾性変
形するから、各プローブ22は強固に維持される。押え
棒34と弾性材料層36とは、図5に示すように予め相
互に偏心させておいてもよいし、組み立てた状態におい
て相互に偏心するようにしてもよい。
【0049】検査時、被検査体12は、上方から開口3
8に入れられる。このとき、補助装置10に対する被検
査体12の位置がずれていると、被検査体12は、傾斜
面38aに当接し、傾斜面38aにより開口38の中央
に案内される。これにより、被検査体12は、図5に示
すように、電極部16がプローブ22の針先すなわち先
端に当接した状態に補助装置10に収容される。
【0050】補助装置10に配置された被検査体12が
押圧体48により押し下げられると、各プローブ22
は、図6に示すように変形される。このとき、各プロー
ブ22の後端が溝40の奥底面に当接しているから、各
プローブ22は針押え24の周りをその周方向へ移動し
ない。
【0051】しかし、プローブ22と被検査体12とが
押圧されると、各プローブ22はその曲率半径が大きく
なるように配線部28の接触部より針先側の部位におい
て弾性変形し、それにより各プローブ22の針先は、該
針先が電極部16に対して変位するから、電極部16の
表面に存在する膜の一部を削除する擦り作用(または掻
き取り作用)を生じる。また、各プローブ22は、その
後端の一部が弾性材料層36にくい込むことにより、針
先部30が針押え24の軸線方向へ倒れることを防止さ
れる。
【0052】補助装置10によれば、上記したように、
プローブの形状が単純であり、プローブが廉価になるの
みならず、プローブ22の有効範囲が小さく、高周波試
験に適しており、しかもプローブが安定に維持されるに
もかかわらず、補助装置の製作が容易である。また、被
検査体12が補助装置10に自然に正しく配置され、被
検査体12の電極部16が針先に確実に接触し、しかも
擦り作用が生じる。さらに、針押え24の構造が単純で
あり、プローブ22同士の電気的短絡が確実に防止され
る。
【0053】図9を参照するに、プローブ52は、電気
絶縁層を有する針後部32を上方へ曲げて針押え24に
差し込んでおり、変形部31の後端部において配線部2
8に押圧されている。この実施例によっても、プローブ
52は、その針後部32が針押え24に対する移動を阻
止されているから、針押え24の周りをその周方向へ移
動しない。このため、プローブ52が被検査体により押
し下げられると、プローブ52は曲率半径が大きくなる
ように弾性変形される。
【0054】図10を参照するに、プローブ54は、そ
の後端を板ばね56に当接させている。板ばね56は、
プローブ群毎に備えられており、また複数のねじ部材5
8によりカバー26に取り付けられている。板ばね56
は、電気絶縁性の板材から形成することができるが、導
電性の板材の表面の電気絶縁層を形成したものであって
もよく、さらには各プローブの後端が非導電性を有する
ならば導電性の板材としてもよい。
【0055】図10に示す実施例によっても、プローブ
54は、その後端が板ばね56に当接して針押え24に
対する移動を阻止されているから、針押え24の周りを
その周方向へ移動しない。このため、プローブ54が被
検査体により押し下げられると、プローブ54は曲率半
径が大きくなるように弾性変形される。
【0056】図11を参照するに、プローブ60は、配
線部28に当接する部位に凸部62と凹部64とを有す
る。プローブ60は、凸部62において配線部62に押
圧される。このため、プローブ60の場合、凸部62を
有する部位が変形部として作用する。
【0057】プローブ60によれば、凸部62が配線部
28に係合しているから、針押え24に対するプローブ
60の移動が凸部62と配線部28との係合により阻止
される。このため、配線部28と各プローブ60との電
気的接続がより確実になる。また、前記したプローブの
ように、プローブの後端を溝の奥底面または板ばねに当
接させたり、プローブの針後部を針押えに差し込むこと
なく、プローブ60が被検査体により押圧されたときの
針押え24に対するプローブの移動が阻止される。
【0058】上記各実施例において、円柱状の部分の一
部を針押え部として用いる凸部とする針押え24の代わ
りに、かまぼこ型の形状を有する針押えを用いてもよい
し、かまぼこ型の凸部を1つの面に有する四角柱状の部
材を針押えとして用いてもよい。また、針押えは、少な
くとも外表面が非導電性を有する限り、弾性材料を用い
ない単なる非導電性の棒状部材であってもよい。
【0059】図12を参照するに、試験用補助装置70
は、ほぼU字状に形成されたプローブ72を用いる。プ
ローブ72は、針先部74と、針主体部すなわち変形部
76と、針後部78とによりほぼU字状に形成されてい
る。針先部74及び針後部78は、それぞれ、変形部7
6の先端部及び後端から上方へ互いにほぼい平行に直線
的に伸びている。針先部74と変形部76とは、少なく
とも外周面を導電性とされている。
【0060】変形部76は、その後端側から針先部74
の側に向けて、斜め上方へ伸びており、また大きな曲率
半径で斜め下方へ凸の形に湾曲されている。針後部78
は、導電性であってもよいし、非導電性であってもよ
い。針後部78は、針先部及び変形部76より大きい断
面形状を有する。プローブ72は、円形または矩形のい
ずれか一方の横断面形状を有する。このため、プローブ
72は、細線または帯状のいずれか一方の形状を有す
る。
【0061】補助装置70のカバー80は、被検査体1
2を収容するように中央に形成された開口38と、開口
38から外方へ並列的に伸びる複数の溝82と、開口3
8の外側に形成されて溝82の配列方向へ伸びる複数の
凹所84とを有する。このようなカバー80は、非導電
性材料から形成することができる。開口38は、試験用
補助装置10におけるカバー26の開口38と同じであ
る。このため、開口38の上部は傾斜面38aとされて
いる。
【0062】溝82は、プローブ72の少なくとも変形
部76の一部を収容する溝であり、したがって図示の例
ではプローブ72と同数設けられている。溝82は、開
口38を形成する矩形の辺毎に対応された複数の溝群に
分けられており、また溝群毎に並列的に形成されてい
る。各溝82は基板20の側すなわち下方に開放すると
ともに、先端上部において開口38に開放している。
【0063】隣り合う溝82は、仕切り壁86により区
画されている。隣り合う仕切り壁86の開口38の側の
端部は、溝82の対応する端部を閉鎖する壁部88によ
り連結されている。しかし、隣り合う仕切り壁86の開
口38の側の端部を連結せず、溝82の対応する端部を
開放させてもよい。
【0064】凹所84は、開口38を形成する矩形の辺
毎に対応されており、また対応する辺に沿って伸びる。
図示の例では、実際には4つの凹所84が設けられてい
る。各凹所84は、針押え90を収容する矩形断面形状
の溝であり、対応する溝82の後端と基板20の側とに
開口している。各凹所84は、矩形の断面形状をしてい
る。
【0065】各針押え90は、ゴムのような弾性材料に
より矩形の断面形状に形成されており、凹所84に嵌め
込まれている。図示の例では、針押え90は、変形部7
6の一部とプローブ72の針後部78とを受け入れるた
めの溝82に連通する溝を有する。しかし、そのような
溝は、カバー80に形成してもよいし、プローブの形状
および寸法によってはカバー80および針押え90のい
ずれにも形成しなくてもよい。
【0066】補助装置70は、各針押え90を凹所84
に配置するとともに、プローブ72の変形部76が溝8
2内になり、針後部78が凹所84内となるように各プ
ローブ72を配置し、その状態でプローブ72、針押え
90およびカバー80を基板20に重ね、その状態でカ
バー80をボルトのような複数のねじ部材により基板2
0に装着することにより、組み立てることができる。
【0067】補助装置70に組み立てられた状態におい
て、各プローブ72は、変形部76の後端部において針
押え90により基板20の配線部に押圧される。また、
各プローブ72の先端は溝82から開口38内に上方へ
突出し、各プローブ72の針後部78は針押え90によ
り溝82を形成する内壁面に押圧され、各プローブ72
の後端面は針押え90に受けられる。このため、各プロ
ーブ72は、変形部76の後端側において基板20に押
圧される。
【0068】針先部74の先端が被検査体12の電極部
16に押圧されると、プローブ72は、針先部74と針
後部78とが開くように弾性変形される。これにより、
プローブ72は、その先端で電極部16に擦り作用を与
え、電極部16の表面に存在する酸化膜のような膜の一
部を除去する。
【0069】補助装置70は、補助装置10と同様の作
用及び効果を奏するのみならず、針後部78を針押え9
0により凹所84の内面に押圧しているから、プローブ
72がより安定化する。
【0070】図13を参照するに、試験用補助装置10
0は、図1から図6に示す補助装置10において、先端
から後端まで一体的に伸びるプローブを用いる代わり
に、図14に示す形状を有する複数のプローブ102を
用いる。
【0071】各プローブ102は、弾力性を有する導電
性の細線から形成された針先部30及び変形部31と、
変形部31の後端に結合された針後部104とからな
り、また針先から後端までの全範囲にわたって同じ曲率
で弧状に湾曲されている。針後部104は、合成樹脂の
ような電気絶縁性の樹脂材料により形成されている。
【0072】各プローブ102の針先部30の先端部分
は、先端ほど薄くなるテーパ状部であり、その先端部分
より後方の部分は切欠部106を上側に有する。
【0073】各プローブ102の変形部31の後端部の
内側部分は針後部104により覆われているが、外側部
分は針後部104により覆われることなく露出されてい
る。このようなプローブ102は、針後部104として
合成樹脂のような電気絶縁材料を用いた成形加工により
製作することができる。
【0074】複数のプローブ102を用いる補助装置1
00は、図13に示すように、各プローブ102の変形
部31が針後部104への結合部の外側部分において配
線部28に押圧されることを除いて、補助装置10と同
様に組み立てることができ、補助装置10と同様に作用
し、補助装置10と同様の効果を生じる。
【0075】補助装置10または100において、独立
した複数のプローブを用いる代わりに、図15に示すよ
うに、複数のプローブを針後部において結合した1以上
の針組立体110を用いてもよい。
【0076】針組立体110で用いる各プローブ112
は、変形部31の後端部において複数のプローブ112
で共通の針後部114により結合されていることを除い
て、図14に示すプローブ102と同様に形成されてい
る。
【0077】それゆえに、各プローブ112の針先部3
0及び変形部31は、図14に示すプローブ102のそ
れらと同じであり、各プローブ112の変形部31は、
共通の針後部114との結合力を高めるための切欠部1
06を上側に有する。共通の針後部114は、非導電性
材料により浅い樋状に湾曲された細長い形状を有してお
り、複数のプローブ112の針先部30及び変形部31
とともに同じ曲率で弧状に湾曲されている。
【0078】共通の針後部114は、前記したカバー2
6の開口38により形成される長方形の各辺のプローブ
群毎に共通にしてもよいし、2以上のプローブ毎に共通
にしてもよい。また、隣り合うプローブ112が変形部
31において共通の針後部114に連結されていること
から、プローブ組立体110を用いる補助装置のカバー
26は溝40および隔壁44を備えていない。しかし、
各プローブ112の針先部30及び変形部31のみを受
け入れる溝を備えていてもよい。
【0079】各変形部31の後端部の内側部分は共通の
針後部114により覆われているが、外側は共通の針後
部114により覆われることなく露出されている。針組
立体110も、共通の針後部114として合成樹脂のよ
うな電気絶縁材料を用いた成形加工により製作すること
ができる。
【0080】針組立体110を用いる試験用補助装置
は、試験用補助装置10及び70と同様に組み立てかつ
利用することができるし、試験用補助装置10と同様の
作用および効果を奏する以外に、複数のプローブ112
の針後部114が共通に結合されているから、針組立体
110の製作および補助装置への組立が容易になる、と
いう利点を生じる。
【0081】図16を参照するに、試験用補助装置12
0は、図12に示す補助装置70において、先端から後
端まで一体的に伸びるプローブ72を用いる代わりに、
図17に示す形状を有する複数のプローブ122を用い
る。
【0082】各プローブ122は、図17に示すよう
に、針先部74と、変形部76と、針後部124とによ
りほぼU字状に形成されている。針先部74及び変形部
76は、それぞれ、図12に示すプローブ72のそれら
と同じである。従って、針先部74及び変形部76は、
針先部74が変形部76の先端から上方へ直線的に伸び
るL字状に形成されている。
【0083】各プローブ122の変形部76は、針後部
124との結合力を高めるための切欠部126を上側に
有する。変形部76の後端部の上側(内側)部分は針後
部124により覆われているが、下側(外側)は針後部
124により覆われることなく露出されている。
【0084】針後部124は、合成樹脂のような非導電
性材料により形成されており、また変形部76の後端か
ら上方へ針先部74とほぼ平行に直線的に伸びている。
【0085】プローブ122も、図14に示すプローブ
102と同様に、針後部124として合成樹脂のような
電気絶縁材料を用いた成形加工により製作することがで
きる。また、補助装置120も、補助装置10,70及
び100等と同様に利用することができるとともに、補
助装置10,70及び100等と同様の作用および効果
を奏する。
【0086】補助装置70または120において、独立
した複数のプローブを用いる代わりに、図18に示すよ
うに、複数のプローブを針後部において結合した1以上
の針組立体130を用いてもよい。
【0087】針組立体130で用いる各プローブ132
は、変形部76の後端部において複数のプローブ132
で共通の針後部134により結合されていることを除い
て、図17に示すプローブ122と同様に形成されてい
る。
【0088】それゆえに、各プローブ132の変形部7
6は共通の針後部134との結合力を高めるための切欠
部126を上側に有し、共通の針後部134は非導電性
材料により板板に形成されている。
【0089】針組立体130は、複数のプローブ132
の針先部74及び変形部76並びに共通の針後部134
とによりほぼU字状の形状を有する。針組立体130を
用いる試験用補助装置のカバーは、図12に示す壁部8
6または88を有していなくてもよい。
【0090】各プローブ132の変形部76は、針後部
124との結合力を高めるための切欠部126を上側に
有する。変形部76の後端部の上側(内側)部分は針後
部124により覆われているが、下側(外側)は針後部
124により覆われることなく露出されている。
【0091】針組立体130を用いる試験用補助装置
は、試験用補助装置70及び120と同様に組み立てか
つ利用することができるし、試験用補助装置70及び1
20と同様の作用および効果を奏する以外に、複数のプ
ローブ132の針後部134が共通に結合されているか
ら、針組立体130の製作および補助装置への組立が容
易になる、という利点を生じる。
【0092】上記実施例では、カバーを単一の部材によ
り形成しているが、カバーを、複数の部材により形成し
てもよい。たとえば、カバーを、開口38を有する板状
部材と、溝および凹所を有する部材とにより形成しても
よいし、開口38を有する板状部材と、溝を有する部材
と、凹所を有する部材とにより形成してもよく、さらに
は、開口38および凹所を有する板状部材と、溝を有す
る部材とにより形成してもよい。
【0093】図19を参照するに、試験用補助装置14
0は、図17に示すプローブ122に類似した複数のプ
ローブ142を用いる。各プローブ142は、針先部1
44から変形部146の後端まで全体的に弧状に湾曲さ
れている。各プローブ142の針先部144及び変形部
146の少なくとも表面は、導電性を有する。
【0094】針後部148は、合成樹脂のような非導電
性材料によりL字状に形成されており、また変形部14
6に固定されている。変形部146の後端部の上側(内
側)部分は針後部148により覆われているが、下側
(外側)は針後部148により覆われることなく露出さ
れている。
【0095】針後部148は、プローブ142毎に独立
している。しかし、隣り合うプローブで共通の針後部1
48としてもよい。変形部146と針後部148との結
合力を高めるために、図17または図18に示すような
切欠部126を変形部146の上側に形成してもよい。
【0096】試験用補助装置140は、複数のプローブ
142が並列的に配置された細長い複数のカバー150
と、各カバー150内に配置された長い針押え152
と、スペーサ154とを備える。
【0097】各カバー150は、図19にその1つを示
すように、基板20の側に開口する第1の凹所156
と、第1の凹所156に連通するスロット158と、第
1の凹所156の側に開口する第2の凹所160とを有
する。第1の凹所156、スロット158及び第2の凹
所160は、プローブ142の配列方向へ伸びる。
【0098】針押え152は、硬質ゴムのような弾性材
料により矩形の断面形状に形成されており、また、第1
及び第2の凹所156及び160に配置されている。ス
ペーサ154は、第1の凹所156とほぼ同じ大きさを
有する開口162を有しており、また、第1の凹所15
6と開口162が整合する状態に、カバー150と基板
20との間に配置される。
【0099】第1の凹所156には、複数のプローブ1
42が並列的に配置される。プローブ142は、針先部
144がスロット158を介して上方へ突出し、針後部
148が第2の凹所160内に伸びるように、並列的に
配置され、第2の凹所160に配置された針押え152
により変形部144の後端部を基板20の配線部28に
押圧される。
【0100】カバー150は、複数のプローブ142及
び針押え152を収容した状態で、基板20にスペーサ
154を介して重ねられ、ねじ部材にような適宜な手段
によりスペーサ154とともに基板に組み付けられる。
これにより、複数のプローブ142と、カバー150
と、針押え152と、スペーサ154とがユニット化さ
れる。
【0101】試験用補助装置140は、それぞれが、上
記のような複数のユニットを用いる。各ユニットは、プ
ローブ142の針先の配列方向が被検査体の電極部の配
列方向と一致しかつ対向するユニット同士のプローブの
針先が対向するように基板20に組み付けられる。これ
により、被検査体の電極部は各プローブ142の針先に
受けられる。
【0102】図示の例では、カバー150は、各プロー
ブ142の変形部146を受け入れる溝を備えていな
い。このため、各プローブ142は、隣のプローブ14
2に当接するスペーサ164を針先部144に有する。
スペーサ164は、合成樹脂のような非導電性材料によ
り板状に形成されており、また、プローブ142の一方
側に固定されている。しかし、プローブ142の針先部
が対応するスペーサ164を貫通する状態に、スペーサ
174を形成してもよい。
【0103】プローブ142によれば、プローブ142
が被検査体の電極部に擦り作用を効果的に与えるにもか
かわらず、及び、カバー150がプローブ142の変形
部146を受け入れる溝を備えていないにもかかわら
ず、針先が被検査体の電極部に押圧されたとき、隣り合
うプローブ142が針先側において接触するおそれがな
い。
【0104】スペーサ164は、既に述べたプローブ2
2,50,52,54,60,72,102,112,
122,132に設けてもよい。また、各プローブにス
ペーサ164を設けるかわりに、隣り合う複数のプロー
ブを針先側の部位において合成樹脂のような非導電性材
料により連結してもよい。
【0105】本発明は、上記実施例に限定されない。た
とえば、プローブは、弧状、コ字状、U字状、L字状、
V字状、W字状等、単純な形状とすることができる。ま
た、上下の側を上記した実施例と逆にした状態で用いて
もよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る試験用補助装置の第1の実施例を
示す平面図である。
【図2】図1の2−2線に沿って得た断面図である。
【図3】図1に示す試験用補助装置の基板を取り外した
状態の一部の底面図である。
【図4】図1の4−4線に沿って得た断面図である。
【図5】被検査体を補助装置に配置したときのプローブ
の状態を説明するための断面図である。
【図6】被検査体をプローブに押圧したときのプローブ
の状態を説明するための断面図である。
【図7】図1に示す補助装置で用いるプローブの第1の
実施例を示す図であって、(A)は正面図であり、
(B)は左側面図である。
【図8】図1に示す補助装置で用いるプローブの第2の
実施例を示す図であって、(A)は正面図であり、
(B)は左側面図である。
【図9】試験用補助装置の第2の実施例の一部を示す断
面図である。
【図10】試験用補助装置の第3の実施例の一部を示す
断面図である。
【図11】図1に示す補助装置で用いるプローブの第3
の実施例の一部を示す図である。
【図12】試験用補助装置の第4の実施例の一部を示す
断面図である。
【図13】試験用補助装置の第5の実施例の一部を示す
断面図である。
【図14】図13に示す補助装置で用いるプローブの一
実施例を示す図であって、(A)は平面図であり、
(B)正面図であり、(C)は右側面図である。
【図15】図13に示す補助装置で用いるプローブの他
の実施例を示す図であって、(A)は平面図であり、
(B)正面図であり、(C)は右側面図である。
【図16】試験用補助装置の第6の実施例の一部を示す
断面図である。
【図17】図16に示す補助装置で用いるプローブの一
実施例を示す図であって、(A)は平面図であり、
(B)正面図であり、(C)は右側面図である。
【図18】図16に示す補助装置で用いるプローブの他
の実施例を示す図であって、(A)は平面図であり、
(B)正面図であり、(C)は右側面図である。
【図19】試験用補助装置の第7の実施例の一部を示す
断面図である。
【符号の説明】
10,70,100,120,140 試験用補助装置 12 被検査体 14 本体 16 電極部 20 基板 22,50,52,54,60,72,102,11
2,122,132,142 プローブ 24,90,152 針押え 26,80,150 カバー 28 配線部 30,74,144 針先部 31,76,146 変形部 32,78,104,114,124,134,148
針後部 34 押え棒 36 弾性材料層 38 開口 40,82 溝 42,84 凹所 44,86 仕切り壁 46 ねじ部材 156 第1の凹所 158 スロット 160 第2の凹所

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の配線部を一方の面に有する基板
    と、複数のプローブと、該プローブを前記基板に並列的
    に組み付ける組み付け手段とを含み、各プローブは、湾
    曲された変形部と、該変形部の一端部に続く針先部であ
    って被検査体の電極部に押圧される先端を有する針先部
    と、前記変形部の他端部に続く針後部とを備え、前記組
    み付け手段は、前記プローブの前記変形部の少なくとも
    一部を前記基板の配線部に接触させるべく前記プローブ
    を押圧する針押え部であって前記プローブの配列方向へ
    伸びる針押え部を備える、被検査体試験用補助装置。
  2. 【請求項2】 前記組み付け手段は、前記基板に組み付
    けられた1以上のカバーであって前記プローブの配列方
    向へ伸びる凹所を有するカバーと、前記凹所に受け入れ
    られた1以上の針押えとを備え、前記凹所は前記基板の
    側に開放しており、前記針押えは、前記プローブの配列
    方向へ伸びており、また、前記針押え部を有する、請求
    項1に記載の補助装置。
  3. 【請求項3】 前記針押え部は、前記プローブの少なく
    とも前記変形部の内側部分に当接している、請求項2に
    記載の補助装置。
  4. 【請求項4】 前記針押えは、円柱状の形状を有し、ま
    た少なくとも外周部を電気絶縁性とされている、請求項
    3に記載の補助装置。
  5. 【請求項5】 前記針押えは、円柱状の押え棒と、電気
    絶縁性の材料により前記押え棒の周りに形成された弾性
    材料層とを有する、請求項3に記載の補助装置。
  6. 【請求項6】 前記凹所は、弧状または矩形の断面形状
    を有し、また、少なくとも前記基板の側に開放してい
    る、請求項2に記載の補助装置。
  7. 【請求項7】 前記カバーは、さらに、被検査体を受け
    入れる開口を有し、またそれぞれが前記針押えを受け入
    れた複数の前記凹所を有する、請求項2に記載の補助装
    置。
  8. 【請求項8】 前記針押えは、さらに、前記プローブの
    針後部を前記凹所の内面に押圧している、請求項2に記
    載の補助装置。
  9. 【請求項9】 前記プローブは全体的に弧状に湾曲され
    ている、請求項1に記載の補助装置。
  10. 【請求項10】 前記プローブは全体的にU字状に湾曲
    されている、、請求項1に記載の補助装置。
  11. 【請求項11】 各プローブはその針先部を前記開口に
    突出させている、請求項7に記載の補助装置。
  12. 【請求項12】 各プローブの針後部は非導電性材料で
    形成されている、請求項1に記載の補助装置。
  13. 【請求項13】 各プローブは、導電性材料から形成さ
    れており、また、前記針後部の外周に非導電性材料の層
    を有する、請求項1に記載の補助装置。
  14. 【請求項14】 各プローブは、非導電性材料から形成
    されており、また、前記針先部及び前記変形部の外周に
    導電性材料の層を有する、請求項1に記載の補助装置。
  15. 【請求項15】 2以上のプローブの針後部は非導電性
    材料で一体的に形成されている、請求項1に記載の補助
    装置。
  16. 【請求項16】 2以上のプローブの針後部は、非導電
    性材料で一体的に形成されており、また、前記凹所に受
    け入れられている、請求項2に記載の補助装置。
  17. 【請求項17】 前記組み付け手段は、前記基板に組み
    付けられた1以上のカバーと、前記針押え部を有する1
    以上の針押えとを備え、前記カバーは、前記プローブの
    配列方向へ伸びかつ前記基板の側に開口する第1の凹所
    と、該第1の凹所に連通するスロットと、前記プローブ
    の配列方向へ伸びかつ前記第1の凹所の側に開口する第
    2の凹所とを有し、前記プローブは針先を前記スロット
    から突出させた状態に前記第1の凹所に並列的に配置さ
    れており、前記針押えは少なくとも前記第2の凹所に受
    け入れられている、請求項1に記載の補助装置。
  18. 【請求項18】 各プローブは、隣のプローブに当接す
    るスペーサを針先側に有する、請求項1に記載の補助装
    置。
JP33822497A 1997-02-10 1997-11-25 被検査体試験用補助装置 Expired - Lifetime JP3379897B2 (ja)

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