JPH0773943A - 電気的相互接続コンタクト装置 - Google Patents

電気的相互接続コンタクト装置

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JPH0773943A
JPH0773943A JP6094485A JP9448594A JPH0773943A JP H0773943 A JPH0773943 A JP H0773943A JP 6094485 A JP6094485 A JP 6094485A JP 9448594 A JP9448594 A JP 9448594A JP H0773943 A JPH0773943 A JP H0773943A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置のリードと該リードからある距離離隔し
た端子とを電気的に相互接続する改良型の装置(コネク
タ)を提供する。 【構成】 コンタクト受容スロットは、対応するリード
と離隔端子との間に伸びる軸に対し実質的に平行に伸び
る。そのハウジングにおいては、リードの近傍及び離隔
端子の近傍にそれぞれ第1及び第2のとい状部が形成さ
れ、それらにはそれぞれ第1及び第2の弾性要素が受容
される。それら弾性要素は、可圧縮性及び引張伸長性を
有する。各スロット内に受容されるコンタクトは、ハウ
ジングの表面から外方に伸びてリードと係合する突出部
と、同様に離隔端子と係合するナブと、突出部の近傍に
配置され第1の弾性要素を包囲してコンタクトを第1の
弾性要素に保持する第1のフック部分と、ナブの近傍に
配置され第2の弾性要素を包囲してコンタクトを第2の
弾性要素に保持する第2のフック部分とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、広義には電気的相互接
続コンタクト装置を取り扱うものであり、より狭義に
は、例えば、集積回路装置のリードを、該集積回路装置
の分析テストを効果有らしめる事を意図して、テスタと
のインタフェースをとる印刷回路板に設けられた対応す
る端子と相互接続させる為の技術に関するものである。
本発明に係る好ましい具体例は、かかる相互接続を実行
する為のコンタクトと該コンタクトを搭載する為の手段
に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】二つの
導体間を電気的に接続する事を実行する為に多くの提案
が存在している。その中で、最も重要な提案は、集積回
路装置のリードと、該集積回路装置とテスタ等の装置と
の間のインタフェースを実現させる為に機能する印刷回
路板に於ける導電パッド或いは端子群と、の間を相互接
続する為のものである。かかる装置は該集積回路装置の
特性を評価するのに使用される。
【0003】多くの考案は該集積回路装置と該印刷回路
板との相互接続の為に採用される構成に関係するもので
ある。これ等に於ける要件は、何れも電気的且つ機械的
考察を含んでいる。
【0004】本発明の目的を達成する事を意図した一つ
の公知例に於ける構造は、ヤマイチコンタクト(Yamaic
hi Contact )として知られている。かかる形式のコンタ
クトは逆L字型支持部を含んでおり、又該逆L字型支持
部の一般的には水平な脚部の末端部に設けられたカンチ
レバー状の接続部を有している。また、該接続部は該脚
部に対して一般的に並行に延展せしめられているもので
ある。該接続部の末端部は上向きに曲げられており、そ
の為、その接続点は集積回路装置のリードと接触されや
すくなっており、それにより該リードとコンタクトされ
るものである。一方、支持部はある方法によって、該印
刷回路板のパッド或いは端子と或いはそれ等を介して接
続される。
【0005】かかる相互接続装置を設計するに際して考
慮されるべき機械的な面での検討事項の一つは、摺動動
作(wiping action ) が該集積回路装置のリードとコン
タクトそれ自身との間に実現されなければならないとい
うことである。それによって、かかる接続が確実に保証
される。かかる摺動動作は、発生しうる酸化物構造の見
地から最大の有効接続を実現するのに機能するものであ
る。実際に、かかる摺動動作は該集積回路装置のリード
とコンタクトとの間に於いて形成されるべき良好なイン
タフェースを形成しえるものである。
【0006】該ヤマイチコンタクトのカンチレバー状の
接続部がある程度の柔軟性を持っていると言う事実か
ら、該摺動動作が達成されるものである。又考慮される
べきその他の機械的な検討事項は、該集積回路装置のリ
ードの曲がりを妨げる為の要求である。ヤマイチコンタ
クトは完全にはかかる目的を達成するものではない。
【0007】かかる機械的な検討事項の最後の点は、該
摺動動作は該印刷回路板と該コンタクトの第2の端部と
の間のインタフェースに於いて実現される事が望まし
い。該ヤマイチコンタクトの構造の見地から、かかる摺
動動作が該コンタクトの下端部で実現される事は排斥さ
れている。
【0008】更に、ヤマイチの装置は、かかる電気的相
互接続コンタクト装置の為の電気的説明(electrical d
ictates ) を充分に検討しているものではない。かかる
相互接続コンタクトは高速で、短いパスを有する必要が
あり、それに加えてかかるコンタクトは制御されたイン
ピーダンス要求を持つ事無しに低インダクタンスである
必要がある。該ヤマイチコンタクトの構造からみて、ヤ
マイチコンタクトはかかる要求を適切に満足させるもの
ではない。
【0009】1984年5月1日に発行された米国特許
第4,445,735号は他の形式の電気的相互接続装
置を説明している。該特許の装置は基板(substrate) に
於ける回路網のコンタクトと印刷回路板上の導体網の接
続パッドとの間の電気的接続を形成させる様に寄与して
いる。この装置は、ヤマイチの装置に比べて高速であり
且つ低インダクタンスであると言う点でヤマイチコンタ
クトを改良するものである。該装置は、ハウジング内
に、一個若しくはそれ以上のコンタクトを搭載する為の
弾性構造を有している。該弾性的なバイアスの付与と弾
性的な把持は、該コンタクトの上端部と下端部の双方に
於いて該摺動動作を実現させうるものである。即ち、集
積回路装置のリードと接続している端部と、印刷回路板
のコンタクトパッドと接続している端部とは、双方とも
それぞれ接触せしめられるべき表面に沿って摺動動作せ
しめられる。
【0010】前記米国特許第4,445,735号は、
ある制限が設けられている。即ち、該コンタクトの上端
部と下端部の双方に於いて該摺動動作を実現するけれど
も、該弾性的要素は一般的に該コンタクトに対する自由
な浮遊支持部となるよりも寧ろバイアスを実現させるも
のであるが故に、その摺動動作の量は相対的に限定され
るものである。該米国特許第4,445,735号に於
いて用いられている搭載手段の結果、該コンタクト部に
於いて一般的には垂直方向にある程度収縮するという原
則的な傾向が存在するが、該摺動動作を実現させる為に
横方向の動作成分が僅かに存在するものである。更に、
かなりの自由な浮遊効果が存在していない事から、テス
トされている集積回路装置のリードが曲げられてしまう
事が発生する。
【0011】本発明は、これら従来技術の欠点に向けら
れたものである。すなわち、本発明は、従来技術の欠点
を究明し、それらの問題点を解決する改良型の電気的相
互接続コンタクト装置である。
【0012】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、集
積回路装置のリードを、例えば該集積回路装置の対応す
るリードから所定の距離離れた印刷回路板の端子と、電
気的に相互接続する様に機能する組立装置である。本発
明に係る装置は、該集積回路装置のリードと、それに対
応して間隔を於いて設けられた端子と、の間に配置され
るハウジングを含んでいる。該ハウジングには、該ハウ
ジングの第1の表面からそれと対向する第2の表面にか
けて部分的に又は全体的に延展されている少なくとも一
つのスロットが設けられている。一つ若しくはそれ以上
のスロットが、対応する集積回路装置のリードと間隔を
於いて設けられた端子とが配列されている軸と実質的に
並行に延展される様に配置されている。
【0013】該ハウジングの第1の表面には、該集積回
路装置のリードの位置に近い部分に一つのとい状部(tr
ough) が形成されており、又該ハウジングの第2の表面
には、同様のとい状部が形成されている。該第2の表面
に於けるとい状部は、該集積回路装置のリードに対応す
る間隔を於いて設けられた端子の近傍に配置されてい
る。
【0014】剛性の第1の要素が、該第1の表面に設け
られたとい状部に受容されており、且つ一つもしくはそ
れ以上のコンタクトが受け入れられているどのスロット
をも横切って延展せしめられている。弾性的な第2の要
素が、該ハウジングの第2の表面に形成された該とい状
部内に受容されており、且つコンタクトが受容されてい
る一つもしくはそれ以上のどのスロットをも横切って延
展せしめられている。該弾性的な第2の要素には、ある
程度の圧縮性と引張伸長性(tensile extendability )
が設けられている。
【0015】一般的には平板状のコンタクトが一つ若し
くはそれ以上のスロット内に配置されており、それぞれ
のコンタクトは該ハウジングの第1の表面から外側に延
びる突出部(protrusion)を有しており、それにより該集
積回路装置のリードと接続するものである。各コンタク
トは、又該ハウジングの第2の表面に向かって、該ハウ
ジングから外側に垂直に延びるナブ(nub ) を有してお
り、それが対応する間隔を於いて設けられた端子と接続
するものである。更に、各コンタクトは、コンタクトの
ナブの近傍にフック(hook)部分が設けられており、該フ
ック部分は該弾性を有する第2の要素を取り囲み該コン
タクトを該弾性的第2の要素に固着させる。
【0016】各コンタクトはその中に、該剛性の第1の
要素を受容する長細いチャネルが形成されており、該チ
ャネルに沿って該要素が相対的に動きうる様になってい
る。かかる相対的な運動は、該コンタクトの突出部が該
集積回路装置のリードと接触し、かつそれが該集積回路
装置のリードによりハウジングの内側にむかわされる時
に発生する。該装置は、かかるコンタクトに於いて形成
されたチャネルに沿って該剛性の第1の要素が相対的に
移動すると言う結果として、摺動動作をするべく作動す
るものであり、かかる作動に於いては、該コンタクトの
突出部が、それが接続している該集積回路装置のリード
に沿って移動し、又、該コンタクトのナブが該印刷回路
板の対応する間隔を於いて設けられた端子に沿って移動
するものである。
【0017】本発明に係る一つの具体例に於いては、該
ハウジングの第1の表面に形成された該とい状部が実質
的に該第1の表面に直角な平面に関して対称的である
が、各コンタクトに形成されたチャネルの延展された部
分の軸はかかる平面に対して或る角度を有している。か
かる具体例に於ける典型的なものとしては、該ハウジン
グの第2の表面に形成された該とい状部は、該第1の表
面に形成されたとい状部から横方向にずれて形成されて
いる。集積回路装置の特定のリードが対応するコンタク
トの突出部と接続され又該リードが該突出部に対して下
向きの圧力を発生させるので、該コンタクトに於けるチ
ャネルは該コンタクト内に受容されている剛性の第1の
要素に対して相対的に動き、該コンタクトは、該剛性の
第1の要素の該コンタクトに対する相対的運動の結果と
して或る範囲で回転し、そして該要素は該コンタクトに
形成されたチャネルの中により深く入り込む。
【0018】該集積回路装置のリードにより生起され
た、該コンタクトに対する下向きの力は、X軸方向とY
軸方向に沿った成分を有する事になり、その為かかる成
分は該コンタクトの実質的な回転を実行する事になる。
その結果、該突出部は、それが接触している該集積回路
装置のリードの表面に沿ってある程度横方向に移動する
ものであり、又、該コンタクトのナブは、それが接触し
ている印刷回路板の端子に沿ってある程度横方向に移動
するものである。
【0019】本発明に於ける他の具体例に於いては、そ
れぞれが該コンタクトを受け入れる複数個のスロットが
設けられるものである。典型的には、複数個のコンタク
トが用いられるもので有って、そのそれぞれは集積回路
装置の各リードに対応するものである。かかる具体例に
於いては、該印刷回路板は複数の端子が設けられるもの
であり、そのそれぞれが、一群と成っている複数のコン
タクトの一つと接続されるものである。
【0020】かかる複数のコンタクトを持つ具体例に於
いては、付加的な第2の弾性要素が用いられる。かかる
付加的な第2の弾性要素は、該ハウジングの第2の表面
に形成された第2のとい状部内に配置され、又該剛性の
第1の要素に対して、元の第2の弾性要素と対称的に配
置されているものである。隣接するスロット内に於ける
各コンタクトは互いに千鳥足状に配置することが出来
る。(即ち、各コンタクトは、交互に元の第2の弾性要
素と付加的な第2の弾性要素とに係合せしめられる。)
この様な構造を設ける事により、単位長当たり二倍の接
続密度が得られる。
【0021】かかる具体例に於いては、該剛性の要素を
受け入れるためにとい状部を設ける必要は無い。少なく
とも2つの反対方向に作動して協動するコンタクトが存
在するので、剛性の要素は該コンタクトのチャネル内に
維持されるであろう。該チャネルは反対方向に角度付け
られているので、顎部の様に該剛性の要素をその場所に
保持する様に作動する。
【0022】本発明に係る他の具体例は、該ハウジング
内の第1の表面に形成されたとい状部に、該剛性の要素
に代わって、弾性的で延展された要素を用いるものであ
る。かかる具体例は、第1の具体例に於ける様な延展さ
れたチャネルに代わって、該コンタクトの上端部に設け
られた該コンタクトの突出部の近傍に設けられたフック
部を用いる事が可能である。かかるコンタクトは、それ
が下方の弾性要素に対して作用すると同様に上部弾性要
素に対してラッチする事になる。かかる具体例に於いて
は、該コンタクトは前述した各具体例に於けるよりもよ
り自由な浮遊状態を取るものである。
【0023】本発明の最後の実施例は、装置のリードと
該リードからある距離離隔した端子との双方が、同一の
平面状表面内にあるときに、それらを電気的に相互接続
することに関する。この実施例においては、ハウジング
は他の実施例と類似している。すなわち、該ハウジング
にはスロットが形成されており、そのスロットは、対応
するリードと離隔端子との間に伸びる軸に対し実質的に
平行に伸びている。しかしながら、該スロットに隣接す
る表面には、該リードの近傍に第1のとい状部が形成さ
れ、該離隔端子の近傍に第2のとい状部が形成されてい
る。
【0024】この実施例では、各とい状部に弾性要素が
受容される。該スロット内に受容されるコンタクトは、
該表面から外方に伸び該離隔端子と係合するナブと、同
じ表面から外方に伸び該リードと係合する突出部と、を
有している。第1及び第2の弾性要素は、先に開示した
ように、適切な接触を保持する。
【0025】本発明は、従来技術の装置を改良する電気
的相互接続コンタクト装置である。本発明のより詳しい
特徴或いは、かかる特徴から得られる利点は、後述する
発明の詳細な説明の項、特許請求の範囲の項及び図面か
ら明らかになるで有ろう。
【0026】
【実施例】次に図面について述べる。図では類似した参
照数字は、いくつかの図を通して類似した要素を示す。
図1は、本発明に従って複数のコンタクト22を取り付
けるハウジング20を示す。図1に示すハウジング20
は、本発明の実施例全てに事実上使用可能であるハウジ
ングを表示しているが、いくつかの実施例では、一般的
にコンタクトの搭載とは無関係に、変更を加えることが
できるであろう。
【0027】図1においてハウジング20のいくつかの
部分ははずされているが、図を見ればハウジング20を
通して形成される少なくとも7個のスロット24を数え
ることができる。スロット24の最も右側のものは、ス
ロット24の側壁26の1つのみが見えるように断面図
として描かれている。
【0028】7個のスロット24が図示されているが、
単に4個のコンタクト22がスロット24に配置されて
いるように示してある。しかしながら、典型的には、コ
ンタクト22はハウジング20内に設けられた各スロッ
ト24に取り付けられているが、このことは本質的なこ
とではないことが理解されるであろう。加えて、任意の
数のスロット24を設けることができ、多重の配列に構
成できるであろうことが理解される。例えば、四辺形を
形成するスロット24の4つの配列を使用することがで
きるであろう。このような構成は、本発明によるハウジ
ング20が、テスタ機構(図示なし)とインタフェース
する印刷回路板28と、例えばリードレス・チップ・キ
ャリア集積回路装置32のリード30と、を相互接続す
るためのものである時に使用されるであろう。それゆえ
図1は、本発明による基本的なハウジング20を単に例
示している。
【0029】図1に見られるように、最も右側のスロッ
ト24は、ハウジング20を垂直方向に貫通して、ハウ
ジング20の上方に面する第1の表面34から、ハウジ
ング20の下方に面する第2の表面36へと伸びるよう
に示されている。スロット24の各々について同じこと
が言える。
【0030】ハウジング20の第2の表面36は、少な
くとも1つのパッドすなわち端子38を上にトレースさ
れた印刷回路板28と係合しているように示されてい
る。このようなパッド38は、以下に述べるように、コ
ンタクト22の下端のナブ40と係合されるようになっ
ている。ナブ40が少なくともハウジング20の第2の
表面36に対して外向きに伸びるように片寄っているこ
とを考慮すると、印刷回路板28がハウジング20の第
2の表面36と係合する位置に保持される時、パッド3
8が適当な場所に位置づけられていれば、事実、コンタ
クトのナブ40はパッド38と係合する。
【0031】本発明の実施例を述べるのにさらに図6と
図7を参照すると、以下に述べる方法でハウジング20
に取り付けられたコンタクト22′が示されている。コ
ンタクト22′は、伸びの度合いが小さく、その上端に
は突出部42がある。突出部42は、印刷回路板28と
相互接続されるように意図された集積回路装置32から
のリード30と係合する働きをする。図6と図7に見ら
れるように、コンタクト22′をハウジング20に取り
付ける時、突出部42はハウジング20の第1の表面3
4を越えて上方に伸びる。
【0032】先に述べたように、コンタクト22′の下
端にはナブ40がある。ナブ40は、もちろん、各コン
タクト22の突出部42と係合する特定の集積回路リー
ド30に対応した、印刷回路板28上の端子すなわちパ
ッド38と係合するためのものである。
【0033】ナブ40に隣接して、コンタクト22′の
フック部分44がある。フック部分44は48のような
入口において締めつけられる一般的に円形の開口46を
形成しているため、フック部分44が以下に述べるよう
に弾性要素50を通じて圧力をかけられる時、コンタク
ト22′は弾性要素50に関して取り付けられる位置に
保たれるであろう。
【0034】コンタクト22’は、その上側突出部終端
の近くに、延長されたチャネル52を有している。この
チャネル52はこれ以降で規定される剛性要素54を受
け入れるためのものである。
【0035】ここで再び代表的なハウジング20を描い
ている図1を参照すると、ハウジング20の第1の表面
34にはとい状部(trough)56が設けられ、そのとい状
部56は複数のスロット24を横切り、そして一般に横
断的に延びている。同様に、ハウジング20の第2の表
面36には、とい状部58が形成されている。このとい
状部58はまた種々のスロット24を横切って延びてお
り、そして一般にスロット24の向く方向を横切るもの
として描かれている。各とい状部56,58は、その内
部でとい状部56,58が形成される個々の表面に直角
である仮想面60に関して一般に対称であるものとして
描かれている。また、とい状部56,58は以降の議論
で明らかになる目的のために互いに横方向に分かれてい
るということに注意すべきである。
【0036】第1の表面34に形成されたとい状部56
は図6と7の実施例の場合に剛性要素54を受け入れる
ためのものである。要素54は、要素54を受け入れる
とい状部56が横切って延びるスロット24の配列を完
全に横断して延びるものとして描かれている。
【0037】この実施例において、ハウジング20の第
2の表面に形成されたとい状部58は、その中に圧縮可
能で、敏感に伸長でき、弾力性のある要素50を受け入
れることが意図されている。ハウジング20の第1の表
面34に形成されたとい状部56内に剛性要素54が受
容される場合、ハウジング20の第2の表面36に形成
されたとい状部58内に受け入れられる弾性要素50
は、弾性要素50が受入れられるとい状部58が横切っ
て延びるスロット24の配列を完全に横断して延びるよ
うになっている。
【0038】図6と7の実施例において、個々のコンタ
クト22’の搭載すなわちサスペンションはいかなる適
切な仕方においても達成されうる。サスペンションを達
成する一つの簡単な手動方法はスロット24を通して下
方にコンタクト22’を挿入することであり、スロット
内部でそれは剛性要素54と弾性要素50の間でナブ(n
ub) 40の終端を衝動することによって受け入れられる
べきである。なお、これら2つの要素はそれら個々のと
い状部56,58内に受け入れられている。一旦、フッ
ク部分44は弾性要素より下方の位置に達する点に挿入
されると、フック部分44はその内部に弾性要素50を
“キャッチ”するために横方向に移動可能である。
【0039】そのような“キャッチング”が起こった後
にコンタクト22’は、コンタクト22’内の延長チャ
ネル52の入口が剛性要素54の上方端より上であるよ
うな点へと引き上げられる。コンタクト22’の突出部
終端は、そしてチャネル52への入口62が剛性要素5
4より上となるまで図6と7に示されるように右方向へ
移動される。コンタクト22’は上方へ引かれるので弾
性要素50は、コンタクト22’がチャネル52への入
口62が剛性要素54より上の位置にある時の張力以下
となることが分かる。コンタクト22’がそのような位
置にある時、コンタクト22’は下方に緩められ、その
結果剛性要素54はチャネル52へ入る。弾性要素50
上の張力はそれによって解放され、そしてコンタクト2
2’はその“静止”位置となる。この手順はコンタクト
22’の一団やアレーが使われる時の多数のコンタクト
22’に対しても実施される。
【0040】コンタクト22’の“静止”位置は図7に
おいて太線で表されている。チャネル52の中心線軸6
4は、その内部に剛性要素54が受け入れられていると
い状部56に対する対称面60の右側に少し傾斜してい
る。その対称面60は一般にハウジング20の第1の表
面34に垂直でありそして点線で示されている。コンタ
クト22’に形成されたチャネル52の中心線軸64
は、とい状部56の対称面60を表す線に関して少し傾
き図7に付加された線64によって描かれている。角度
表示66は、チャネル52がとい状部56の対称面60
から傾いた角度を示している。この角度66はコンタク
ト22’の“静止”位置において非常に小さく、そして
多分、約3度と30度の間の値と予想される。
【0041】また図7は、コンタクト22’の突出部4
2が集積回路装置32のリード30と係合する時のコン
タクト22’の動作を描いている。集積回路装置32が
突出部係合点で係合されそして下方圧力が連続すると
き、剛性要素54はコンタクト22’の延長チャネル5
2と比較して上方へより、そしてチャネル52の軸64
のオフセットの角度66はより強調されたものになる。
これが生じたならば、突出部42の係合点は下方にそし
て右側へ移動される。突出部42の係合点の右方向への
動作は集積回路リード30の表面を横切る係合点の相対
動作を許す。この摺動動作は、集積回路リード30とコ
ンタクト22’の突出部42の間のより好ましい電流経
路を与える。
【0042】コンタクト22’の明らかな回転の生じる
理由の1つは、コンタクト22’のナブ終端が印刷回路
板28の端子やパッド38による下方動作ができないこ
とにある。先に議論したように、図6と7に描かれた実
施例において、印刷回路板28はハウジング22’の第
2の表面36と実質的に係合している。コンタクト2
2’の下部の尺度と比較してハウジング20の第2の表
面36に形成されたとい状部58の最深部の垂直位置は
印刷回路板パッド38と係合するコンタクト22’のナ
ブ40のバイアスを与える。集積回路32はコンタクト
22’の突出部を下方に促すため、従って、ナブ40は
図7に示されるように左方向へ駆動される。摺動動作は
それによって生じ、そしてコンタクト22’のナブ40
と印刷回路板端子38の間の電流経路は最適化される。
【0043】図8と9はハウジング20の信号と非結合
モードを示すために、図6と7に描かれるコンタクトと
コンタクトサスペンション手段を示している。図8は信
号モード構成における本発明の実施例を描いている。こ
の図は印刷回路板28上の信号端子すなわちランド(lan
d)68とインタフェースするために構成されたコンタク
ト22’を示している。
【0044】図9は非結合モードを示している。非結合
モードにおいて、集積回路装置32は多数のグランドと
しばしば多数の電源リードを有しており、それらは集積
回路装置32の出力が切り換えられた時の電流応答を許
すためにコンデンサ70によって接続される必要があ
る。従来技術において、顧客はグランドと電源配置の特
定装置構成のための要求を満たすことにおいて援助され
ていた。これらの配置は、内部リードインダクタンスが
最小であることから、端中央近傍に常に垂直に置かれ
る。ハウジング20は、グランドと電源リードが直接多
数の非結合面72の1つと接触することができるように
するために、中央コンタクトが折り返される(ミラー)
ように設計される。使われる各々の非結合面72はグラ
ンド又は電源面のいずれかとして示され、その結果、チ
ップコンデンサ70がこれらの表面72を介して半田付
けされる時、非結合回路が形成される。
【0045】信号端子すなわちランド68と非結合面7
2の両者は、外部の顧客回路に接続される。コンタクト
22’は、非結合面72への直接集積回路電気的接続を
許すために折り返されたものとして描かれている。非結
合面72は、チップコンデンサ70によって非結合され
る。
【0046】図1〜図5に描かれているコンタクト72
は、図6,図7に描かれたそれらと異なる。図2は、ハ
ウジング20内部でスロット24から分離された変形コ
ンタクト22を描いている。このコンタクト22と先に
述べたものとの間の主要な差異は、コンタクト22が上
方突出部部分の近くに延長チャネル52を有しないこと
である。むしろ、図1〜図5のコンタクト22は、先に
説明されたコンタクト実施例のナブ40に最も近いフッ
ク部分44と同様のフック部分74が与えられる。
【0047】図1〜図5に描かれたコンタクト22が使
われる時に異なる形式の要素76は、ハウジング20の
第1の、すなわち上方の表面34に形成されたとい状部
56内に置かれる。剛性要素54を与えるよりはむし
ろ、この実施例でハウジング20の第1の表面34内の
とい状部56に受け入れられる要素76は元来弾性的で
そしてハウジング20の第2の表面36に形成されたと
い状部58内の要素50に類似したものである。両要素
は、従って、図6及び図7の実施例のように単に1つの
要素がそのような圧縮性と伸長性を有するよりも、ある
程度の圧縮性と伸長性を有する。
【0048】自然状態にあっては弾性的である2つの要
素において、コンタクト22の突出部42およびナブ4
0の両方の動きは2つの相互に垂直な軸に沿って発生す
ることが可能である。即ちコンタクト22の突出部42
およびナブ40の両方とも2つの要素を圧縮するように
一般的には水平におよび垂直に移動可能である。従っ
て、図1から5の実施例は望ましい摺動動作を達成する
こととなる。同時にハウジング20中のサスペンション
においてコンタクト22は本質的に自由なフローティン
グ状態にあるため、集積回路のリードの損傷は最小化さ
れる。
【0049】この構造の応答は、ハウジング20の上表
面34中に形成されたとい状部56中に受け止められる
要素76のデュロメータ率を変更することによって制御
可能であることが理解されるであろう。要素76が硬く
なればなるほど、コンタクトの突出部42の横方向の動
きはより抵抗を受け、集積回路32のリード30を横切
る突出部42の摺動動作は減少する。典型的なデュロメ
ータ率はショアD硬さで30から90の間である。
【0050】図3は、図1〜図5の実施例のコンタクト
22の通常休息状態をしめしている。この位置において
2つの弾性要素50および76は、本質的に直線的に延
びている。
【0051】図5は、弾性要素50および76が搭載の
ために取り扱われる様子を示している。図5は、コンタ
クト22がハウジング20の底面即ち第2の表面36を
通して上方に挿入されているのを示し、コンタクト22
の突出部42は、2つの弾性要素50,76の間を通過
し、コンタクト22の突出部42近傍のフック部分74
はハウジング20の第1の表面34に形成されたとい状
部56中に受け止められる弾性要素76上に位置するよ
うになっている。
【0052】そして上部フック部分74は、ハウジング
20の第1の表面34に形成されたとい状部56中に受
け止められる弾性要素76を掴むように下方に移動させ
られる。図5は、ハウジング20の第1の表面34に形
成されたとい状部56中に受け止められる弾性要素76
に取り付けられたコンタクト22が、下部フック部分4
4がハウジング20の第2の表面36に形成されたとい
状部58に受け止められる弾性要素50を捕まえること
のできる配置になるように、要素76を変形するように
下方に引っ張られているのを示している。下部フック部
分44がそのような位置に移動されると、コンタクト2
2はハウジング20の第2の表面36に形成されたとい
状部58に受け止められる弾性要素50を捕まえるため
に徐々に開放される。その後コンタクト22と弾性要素
50および76とは図3の位置に位置する。
【0053】図4は、集積回路32のリード30がコン
タクト22の突出部42と係合するために運ばれてきた
場合のアッセンブリの応答を示す。図から理解できるよ
うに、ハウジング20の第1の表面34に形成されたと
い状部56中に受け止められる弾性要素76は、圧縮と
引っ張りを受けて下方に変形する。
【0054】印刷回路板28上の端子38と係合するコ
ンタクト22のナブ40とともに、ハウジング20の第
2の表面36に形成されたとい状部58に受け止められ
る弾性要素50にも変形がある。図4から理解できるよ
うに、この変形は明らかに上方に向かっての動きであ
る。
【0055】図1〜図5に描かれた実施例において、印
刷回路板28は、最初ハウジング20の第2の表面36
から離れて配置されている。集積回路装置32のリード
30がコンタクト22の突出部42と係合して突出部4
2を下方に押した時、コンタクト22の下方先端(即ち
ナブ40)は印刷回路板28の端子38と係合する。コ
ンタクト22の突出部42の引き続いての下方への動き
が発生すると、ナブ40の上方への動きが発生する。コ
ンタクト22のこの動きは集積回路のリード30の摺動
と保護の機能を果たす。
【0056】図10および図11は、図6および図7の
実施例とある点において同類の実施例を示す。この実施
例において、剛性要素が使用され、複数のコンタクト2
2’の各々の延長されたチャンネル52中に受け止めら
れる。しかしながら、この実施例において隣接するスロ
ット24内のコンタクト22’は交互に配置されてい
る。即ちコンタクト22’の1つが図10の右に延び、
次のコンタクト22’が左に延びている。
【0057】図10および図11に描かれているよう
に、中央の剛性要素54の両側に該配列の複数のコンタ
クト22’のフック部44が延びるように、付加的な弾
性要素78が備えられている。付加的な弾性要素78を
備えるために、ハウジング20の第2の表面36に第2
のとい状部80が形成される。とい状部80は、剛性要
素54の意図された位置から、最初の弾性要素50が反
対方向に隔たっているのと本質的に等しい距離横方向に
隔たっている。その結果、コンタクト配列は対称とな
る。この配列は、図10において最もよくわかる。
【0058】図10および図11の実施例において、剛
性要素54を受けるためにハウジング20の第1の表面
34にとい状部を備える必要はない。向かいあって同時
に動作するコンタクトのために、剛性要素54はコンタ
クト22’の複数の延長チャネル52中に受け入れられ
ることが可能であり、コンタクトチャネル52の相互的
な動作は剛性要素54がチャネル52の中に維持される
という挟み込み効果をもたらす。
【0059】剛性要素を受け止めるためにとい状部が必
要でないため、剛性要素54が配置される位置にハウジ
ング20を形成する材質を延長する必要はない。従って
図10からわかるように、右と左のスロット24を分離
するためのハウジング20の第2の表面36から上方に
延びた中央壁84とともに、ハウジング20に一般的に
V字形のリセス82が形成される。従ってハウジング2
0を形成している材質を節約することが可能となる。
【0060】図11からわかるようにスロット24は典
型的には個々のコンタクト22’の軸直径より大きい軸
径を有する。従ってコンタクト22’は連続的に定義さ
れた平面を維持せずに動作することが可能である。本来
コンタクト22’は導電性であるため、絶縁ワッシャ8
6は隣接したコンタクト22’の間に剛性要素54に沿
って配置することが可能である。ワッシャ86の軸直径
はコンタクト22’の間での動きが最小となるようにす
ることができる。
【0061】図10は、複数のコンタクト22’の突出
部42と係合するためのリード30を有する集積回路3
2を示す。図10は、コンタクト22’の突出部42の
位置と一致させるために横方向に隔たったリード30を
示している。実際、スロット24とそこに受け止められ
る対応するコンタクト22’とは、特定の方法で組み立
てられた集積回路32を搭載するように組み立てること
が可能である。
【0062】次に、図12及び図13を参照して、代わ
りの実施例について説明する。この代替実施例は、装置
のリードと該リードからある距離だけ横に離隔した端子
とを、ハウジングの同一側面上で、電気的に相互接続す
るために使用される装置についての特定の設計に関する
ものである。この実施例においては、コンタクトは、ハ
ウジング20の共通平面状表面100を越えて伸びるナ
ブ及び突出部を用いて設計されている。
【0063】図12に示すように、この代替実施例にお
いては、ハウジング20が設けられ、先述したように、
そのハウジングは、対応するリードと離隔端子との間に
伸びる軸に対し実質的に平行に伸びるスロットを有して
いる。ハウジング20の側面(図示せず)には、リード
103の近傍に伸びる第1のとい状部102が形成され
ている。対向する側面(図示せず)には、離隔端子10
5の近傍に伸びる第2のとい状部が104が形成されて
いる。
【0064】第1の弾性要素106は、第1のとい状部
102内に受容される。第2の弾性要素107は、第2
のとい状部104に受容される。両弾性要素とも、ある
程度の可圧縮性及び引張伸長性を有する。
【0065】一般的に平面状のコンタクト110は、ス
ロット24に受容される。そのコンタクトは、表面10
0から外方に伸びてリード103によって係合される突
出部111を有する。一般的に平面状のコンタクト11
0は、また、表面100から外方に伸びて離隔端子10
5と係合するナブを有する。ナブ102も突出部111
も、一般的に、図12の実施例において同一平面内に位
置する。
【0066】図13は、図12の実施例と類似した実施
例を示すものである。しかしながら、コンタクト120
は、異なる設計のものであり、スプリング形からできて
いる。図12のコンタクト110は、該コンタクトの一
体的な伸長部であるナブ112及び突出部111を含
み、それらは、各フック部分108,109の近傍に作
られている。一体的な伸長の例は、コンタクトの製造中
の、打ち抜き加工又は切断のような工程の間にコンタク
ト材料からそのナブ及び突出部を切断又は形成すること
にある。対照的に、図13のコンタクト120は、同様
に形成されたフック部分126,128の各々の近傍
で、スプリング形コンタクトを曲げることによって形成
されるナブ122及び突出部124を含んでいる。
【0067】他の実施例と同様に、該突出部は、リード
によって係合され、第1及び第2の弾性要素は、2つの
相互に直交する軸に沿う方向に該コンタクトの運動を可
能とするように作用し、その場合に、該リードを横切る
突出部及び該離隔端子を横切るナブの有益な摺動動作が
発生する。留意すべきことであるが、図13に示す実施
例においては、弾性要素を受容するとい状部130,1
32は、表面100からある角度で入るハウジング内に
形成される。この入る角度は、コンタクト120が弾性
要素を介して引き寄せられるときに、それらの要素がと
い状部130,132内に保持されるようなものであ
る。
【0068】実施例にかかわらず、ハウジング20は実
質的に同一であり、コンタクト22’,110,120
の意図された位置、及びとい状部の入口の位置に基づい
てのみ変化する。ハウジング20には(典型的にはプロ
トタイプあるいは少量生産の場合には)レーザ機械によ
ってあるいは(典型的には経済的な量産において)ハウ
ジング20全体の射出成形によってスロット24が成形
される。コンタクト22,22’,110,120は、
前述したように支持されている。予見できるように、コ
ンタクト22,22’,110,120は、個々に取り
外し可能である。
【0069】コンタクト22,22’,110,120
は、ごく短い電気的通路を備えるように設計される。典
型的にはコンタクト全体の長さは0.14インチを越え
ない。本発明にかかるコンタクトにおいて、この長さは
表面間に2.0ナノヘンリのインダクタンスを与える。
その結果、非常に高周波のディジタル信号(典型的には
5ギガヘルツ以上)を忠実度を顕著に失うことなく伝送
することが可能である。集積回路装置リード30および
印刷回路板端子38と実際に接触するコンタクト22,
22’,110,120の面積は最小となり、信号線間
のクロストークの量も最小となる。これは伝送されるア
ナログ信号の高い絶縁度も備える。
【0070】本発明の多数の特徴と利点は、前記の記載
に起因する。勿論、この記載は、多くの点において例示
的なものにすぎないことが理解されるであろう。本発明
の範囲を逸脱することなく、詳細、特に形状、寸法およ
び部品の配置の変更が可能である。本発明の範囲は、特
許請求の範囲の欄に記載された事項において定義され
る。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来技術の問題点を解決する改良型の電気的相互接続コン
タクト装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の拡大部分斜視図であって複
数のコンタクトを示す。
【図2】図1の実施例の1個のコンタクトの斜視図であ
る。
【図3】図1の発明実施例の静止垂直断面を示す部分機
能図である。
【図4】集積回路装置のリードと係合されたコンタクト
を示す、図3に類似した図である。
【図5】剛性および弾性の部材に対しての接続または分
離をもたらすために、コンタクトが操作されているのを
示す、図3に類似した図である。
【図6】本発明の他の実施例の部分側面図であって、い
くつかの部分が切り取られている。
【図7】コンタクトの接合を点線で示す、図6に類似し
た拡大図である。
【図8】本発明の実施例を信号モード・コンタクト構造
で示す部分側面図であって、いくつかの部分は切り取ら
れている。
【図9】実施例を非結合コンタクト構造で示す、図8に
類似した図である。
【図10】本発明の他の実施例を示す部分側面図であっ
て、いくつかの部分は切り取られている。
【図11】図10の実施例の部分平面図である。
【図12】いくつかの部分を切り離した部分側面図であ
って、リード及び離隔端子がハウジングの共通の側面状
に位置する代替実施例を示す図である。
【図13】いくつかの部分を切り離した部分側面図であ
って、図12の実施例の代替となるコンタクトを示す図
である。
【符号の説明】
20…ハウジング 22,22′,110,120…コンタクト 24…スロット 26…側壁 28…印刷回路板 30,103…リード 32…集積回路装置 34…ハウジング20の上方に面する第1の表面 36…ハウジング20の下方に面する第2の表面 38…パッドすなわち端子 40,102,122…ナブ 42,111,124…突出部 44,108,109,126,128…フック部分 46…開口 48…入口 50…弾性要素 52…チャネル 54…剛性要素 56,58,80,102,104,103,132…
とい状部 60…仮想面 62…入口 64…中央線軸 66…オフセット角度 70…キャパシタ 72…非結合面 74…フック部分 76,78,106,107…弾性要素 82…リセス 84…中央壁 86…接続ワッシャ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置のリードと該リードから或る距離横
    に離隔した端子との電気的な相互接続用の装置であっ
    て、該電気的相互接続用の装置は、 (a) ハウジングであって、前記ハウジングには少く
    とも1つのコンタクト受容スロットが形成されており、
    前記スロットは対応するリードと離隔端子との間に延び
    る軸に実質的に平行に延びており、前記ハウジングは前
    記スロットと交差する表面をさらに有し、前記ハウジン
    グには該リードの近傍に第1のとい状部が形成されかつ
    該離隔端子の近傍に第2のとい状部が形成されているも
    の、 (b) 前記ハウジングに形成された前記第1のとい状
    部に受容される第1の弾性要素であって、前記第1の弾
    性要素は可圧縮性および引張り伸長性の尺度を有するも
    の、 (c) 前記ハウジングに形成された前記第2のとい状
    部に受容される第2の弾性要素であって、前記第2の弾
    性要素は可圧縮性および引張り伸長性の尺度を有するも
    の、および、 (d) 前記スロット内に受容される一般的に平板状の
    コンタクトであって、前記コンタクトは、前記表面から
    外方へ延びリードにより係合されるための突出部と、前
    記表面外方へ延び該横離隔端子と係合するためのナブ
    と、前記突出部の近傍にあって前記第1の弾性要素を包
    囲し前記コンタクトを前記第1の弾性要素に対し保持す
    るための第1のフック部分と、前記ナブの近傍にあって
    前記第2の弾性要素を包囲し前記コンタクトを前記第2
    の弾性要素に対し保持するための第2のフック部分と、
    を有するもの、 を具備し、 (e) その場合に、前記突出部が該リードによって係
    合されるとき、前記第1および第2の弾性要素は2つの
    相互に垂直な軸に沿う方向への前記コンタクトの運動を
    可能とするため変形し、前記リードを横切る前記突出部
    および前記横離隔端子を横切る前記ナブの摺動動作が発
    生する、 電気的相互接続用の装置。
  2. 【請求項2】 前記突出部がリードによって係合される
    とき、該リードおよび前記第1および第2の弾性要素に
    よって前記コンタクトに加わる力が前記摺動動作を容易
    にするように、前記第1および第2の弾性要素は互いに
    横方向に片寄っている、請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2の弾性要素には30
    と40の間のショアAのデュロメータ範囲が与えられて
    いる、請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記コンタクト上の前記ナブ及び前記突
    出部は、前記各フック部分の各々の近傍にある、前記コ
    ンタクトの一体的な伸長部である、請求項1に記載の装
    置。
  5. 【請求項5】 前記コンタクト上の前記ナブ及び前記突
    出部は、前記各フック部分の各々の近傍で前記コンタク
    トを曲げることによって形成される、前記コンタクトの
    一体的な伸長部である、請求項1に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記ハウジングに形成される前記第1及
    び第2のとい状部は、前記ハウジングの対向して面する
    各側面に形成される、請求項1に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記ハウジングに形成される前記第1及
    び第2のとい状部は、前記スロットと交差する前記表面
    に形成される、請求項1に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記各とい状部は、相互に一方に対し下
    方及び内方に曲がっている、請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 第1の装置の端子と第2の装置の端子と
    の電気的な相互接続用の装置であって、該電気的相互接
    続用の装置は、 (a) ハウジングであって、前記ハウジングには少く
    とも1つのコンタクト受容スロットが形成されており、
    前記スロットは該第1の装置の対応する端子と該第2の
    装置の離隔端子との間に延びる軸に実質的に平行に延び
    ており、前記ハウジングは前記スロットと交差する表面
    をさらに有し、前記ハウジングには該第1の装置の端子
    の近傍に第1のとい状部が形成されかつ該第2の装置の
    離隔端子の近傍に第2のとい状部が形成されているも
    の、 (b) 前記ハウジングに形成された前記第1のとい状
    部に受容される第1の弾性要素であって、前記第1の弾
    性要素は可圧縮性および引張り伸長性の尺度を有するも
    の、 (c) 前記ハウジングに形成された前記第2のとい状
    部に受容される第2の弾性要素であって、前記第2の弾
    性要素は可圧縮性および引張り伸長性の尺度を有するも
    の、および、 (d) 前記スロット内に受容される一般的に平板状の
    コンタクトであって、前記コンタクトは、前記表面から
    外方へ延び該第1の装置の端子により係合されるための
    突出部と、前記表面外方へ延び該第2の装置の横離隔端
    子と係合するためのナブと、前記突出部の近傍にあって
    前記第1の弾性要素を包囲し前記コンタクトを前記第1
    の弾性要素に対し保持するための第1のフック部分と、
    前記ナブの近傍にあって前記第2の弾性要素を包囲し前
    記コンタクトを前記第2の弾性要素に対し保持するため
    の第2のフック部分と、を有するもの、 を具備し、 (e) その場合に、前記突出部が該第1の装置の端子
    によって係合されるとき、前記第1および第2の弾性要
    素は2つの相互に垂直な軸に沿う方向への前記コンタク
    トの運動を可能とするため変形し、該第1の装置の前記
    端子を横切る前記突出部および該第2の装置の前記横離
    隔端子を横切る前記ナブの摺動動作が発生する、 電気的相互接続用の装置。
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