JPH11315001A - 抗菌性液体およびその製造方法 - Google Patents

抗菌性液体およびその製造方法

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JPH11315001A
JPH11315001A JP13754998A JP13754998A JPH11315001A JP H11315001 A JPH11315001 A JP H11315001A JP 13754998 A JP13754998 A JP 13754998A JP 13754998 A JP13754998 A JP 13754998A JP H11315001 A JPH11315001 A JP H11315001A
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JP
Japan
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metal
antibacterial
water
salt
liquid
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Application number
JP13754998A
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English (en)
Inventor
Shunkai Magusa
春海 麻草
Kenji Ichikawa
賢治 市川
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Nikko KK
Original Assignee
Nikko KK
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Publication date
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Publication of JPH11315001A publication Critical patent/JPH11315001A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い抗菌性を発揮できるとともに、安定した
液体状であり、直接の塗布、さらには、液体物(例え
ば、塗料、塗布剤、繊維処理剤)中に容易にかつ均一に
混合することが可能で、取り扱いの容易な抗菌性液体を
提供する。 【解決手段】 本発明の抗菌性液体は、水系溶媒に、抗
菌性を有する金属の水溶性塩と、金属キレート剤と、陽
イオン界面活性剤と、両性界面活性剤と、酸性物質とが
溶解され、安定した状態となっているものである。ま
た、本発明の抗菌性液体は、水系溶媒に、抗菌性を有す
る金属の水溶性塩と、脱臭性を有する金属の水溶性塩
と、金属キレート剤と、陽イオン界面活性剤と、両性界
面活性剤と、酸性物質とが溶解され、安定した状態とな
っているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々の細菌および
カビ菌に対して抗菌効果を有する抗菌性液体およびそれ
を含有する抗菌性塗布剤、散布剤、繊維処理剤ならびに
抗菌性液体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、銀および銅が殺菌作用を有す
ることは公知であり、例えば銀は硝酸銀等の水溶液の形
態(Ag+)で消毒剤として広く利用されている。また、陽
イオン界面活性剤も抗菌剤として使用されている。ま
た、銀の他に、銅なども抗菌作用を有することが知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、硝酸銀、硫酸
銅などの水溶性金属塩は、水に溶解するものの、安定性
が高くなく、沈殿することがあり、さらに、耐光性にお
いても問題があった。そこで、本発明の目的は、高い抗
菌性を発揮できるとともに、安定した液体状であり、直
接の塗布、さらには、液体物(例えば、塗料、塗布剤、
繊維処理剤)中に容易にかつ均一に混合することが可能
である取り扱いの容易な抗菌性液体およびその製造方
法、さらにはこの抗菌性液体を含有する抗菌性塗布剤、
繊維処理剤を提供するものである。
【0004】人の皮膚には、微生物が付着している。主
な微生物は細菌であり、特に、コリネバクテリウムとブ
ドウ球菌が多い。肌着、靴下などの不快な臭気の原因と
なる細菌は、主として黄色ブドウ球菌、大腸菌、尿素分
解菌などである。抗菌防臭処理が必要とされる繊維製品
としては、肌着、靴下、スポーツシャツ、カーペット、
カーテン、車両のシート材、いすのシート材などがあ
る。
【0005】従来より、種々の抗菌処理剤および処理方
法が提案されている。しかし、従来の抗菌処理剤および
抗菌処理方法では、十分な抗菌性が得られず、また、高
い抗菌性を得るためには、高い濃度で抗菌処理剤を繊維
に付着もしくは含有させることが必要であった。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記の先行技術
の問題点を解決し、高い抗菌性と十分な耐洗濯性を有す
るとともに、水を溶媒とする液状物であり、繊維への処
理を容易かつ作業環境も良好に行うことができ、さら
に、低濃度でも十分な効果を有する繊維処理用抗菌剤を
提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するもの
は、水系溶媒に、抗菌性を有する金属の水溶性塩と、金
属キレート剤と、陽イオン界面活性剤と、両性界面活性
剤と、酸性物質とが溶解され、安定した状態となってい
る抗菌性液体である。
【0008】また、上記目的を達成するものは、水系溶
媒に、金属が異なる2種以上の抗菌性を有する金属の水
溶性塩と、金属キレート剤と、陽イオン界面活性剤と、
両性界面活性剤と、酸性物質とを溶解している抗菌性液
体である。
【0009】また、上記目的を達成するものは、水系溶
媒に、抗菌性を有する金属の水溶性塩と、脱臭性を有す
る金属の水溶性塩と、金属キレート剤と、陽イオン界面
活性剤と、両性界面活性剤と、酸性物質とが溶解され、
安定した状態となっている抗菌性液体である。
【0010】また、上記目的を達成するものは、水系溶
媒に、金属が異なる2種以上の抗菌性を有する金属の水
溶性塩と、脱臭性を有する金属の水溶性塩と、金属キレ
ート剤と、陽イオン界面活性剤と、両性界面活性剤と、
酸性物質とを溶解している抗菌性液体である。
【0011】また、上記目的を達成するものは、水系溶
媒に、水溶性第一鉄塩もしくは水溶性第二鉄塩と、水溶
性銅塩と、金属キレート剤と、陽イオン界面活性剤と、
両性界面活性剤と、酸性物質とが溶解され、安定した状
態となっている抗菌性液体である。
【0012】また、上記目的を達成するものは、水系溶
媒に、水溶性銅塩と、水溶性亜鉛塩と、金属キレート剤
と、陽イオン界面活性剤と、両性界面活性剤と、酸性物
質とが溶解され、安定した状態となっている抗菌性液体
である。
【0013】さらに、上記目的を達成するものは、上述
のいずれかの抗菌性液体を含有する抗菌性塗布剤、抗菌
性散布剤、抗菌性繊維処理剤である。
【0014】そして、前記抗菌性を有する金属は、2価
以上の金属であることが好ましい。また、前記脱臭性を
有する金属は、2価以上の金属であることが好ましい。
さらに、前記金属キレート剤は、3座以上の配位子を有
するものであることが好ましい。そして、前記酸性物質
は、例えば有機酸である。前記抗菌性を有する金属は、
銀、銅、亜鉛からなる群から選ばれたいずれか1つであ
ることが好ましい。また、前記脱臭性を有する金属は、
第一鉄、第二鉄、マンガンもしくは亜鉛であることが好
ましい。
【0015】また、上記目的を達成するものは、水系溶
媒に抗菌性を有する金属の水溶性塩を添加し金属塩水溶
液を作成する工程と、該金属塩水溶液と金属キレート剤
水溶液を混合攪拌する工程と、該金属塩および金属キレ
ート剤含有水溶液に酸性物質を添加する工程と、前記金
属塩および金属キレート剤含有水溶液に陽イオン界面活
性剤を添加する工程と、前記金属塩および金属キレート
剤含有水溶液に両性界面活性剤を添加する工程とを有す
る抗菌性液体の製造方法である。
【0016】
【発明の実施の形態】そこで、本発明の抗菌性液体を実
施例を用いて説明する。本発明の抗菌性液体は、水系溶
媒に、抗菌性を有する金属の水溶性塩と、金属キレート
剤と、陽イオン界面活性剤と、両性界面活性剤と、酸性
物質とが溶解され、安定した状態となっているものであ
る。
【0017】また、本発明の抗菌性液体は、水系溶媒
に、金属が異なる2種以上の抗菌性を有する金属の水溶
性塩と、金属キレート剤と、陽イオン界面活性剤と、両
性界面活性剤と、酸性物質とを溶解しているものでもあ
る。
【0018】また、本発明の抗菌性液体は、水系溶媒
に、抗菌性を有する金属の水溶性塩と、金属キレート剤
と、陽イオン界面活性剤と、両性界面活性剤と、酸性物
質とが溶解され、安定した状態となっているものでもあ
る。
【0019】水系溶媒としては、純水、RO水などのい
わゆる水、さらには、多少のアルコール類(例えば、エ
チルアルコール、メチルアルコール)を含むものが使用
される。
【0020】本発明の抗菌性液体は、抗菌性を有する金
属の水溶性塩を含有している。抗菌性を有する金属の水
溶性塩としては、硫酸銅、硝酸銅、塩化銅などの水溶性
銅塩、硫酸亜鉛、塩化亜鉛などの水溶性亜鉛塩、硝酸
銀、硫酸銀などの水溶性銀塩、硝酸ビスマスなどの水溶
性ビスマス塩もしくはそれらの水和物が使用できる。そ
して、金属としては、2価以上の金属であることが好ま
しく、このような金属であれば、複雑な立体構造を有す
る金属イオン錯体が形成できる。特に、水溶性金属塩と
しては、2種以上の混合物であることが好ましい。具体
的には、水溶性銅塩を必須とし、これに、水溶性銀塩、
水溶性亜鉛塩、水溶性ビスマス塩を含有することが好ま
しい。特に、好ましくは、水溶性銅塩および水溶性亜鉛
塩を必須とするものである。2種以上の金属塩を含有さ
せることにより、1種のみの抗菌性金属塩を用いるよ
り、より広い抗菌スペクトルを有するものとなり、抗菌
作用が高くなるとともに、より多くの種類の菌類に対
し、抗菌作用を発揮する。
【0021】本発明の抗菌性液体は、脱臭性を有する金
属の水溶性塩を含有するものであってもよい。このよう
な脱臭性を有する金属の水溶性塩を含有することによ
り、抗菌性のみならず、脱臭効果を有するものとでき
る。脱臭性を有する金属の水溶性塩としては、水溶性第
一鉄塩(具体的には、硝酸第一鉄、硫酸第一鉄)、水溶
性第二鉄塩(例えば、硝酸第二鉄、硫酸第二鉄)、水溶
性マンガン塩(例えば、硝酸マンガン、硫酸マンガ
ン)、水溶性亜鉛塩(例えば、硫酸亜鉛、塩化亜鉛)な
どもしくはそれらの水和物が使用できる。そして、金属
としては、2価以上の金属であることが好ましく、この
ような金属であれば、複雑な立体構造を有する金属イオ
ン錯体が形成できる。特に、水溶性金属塩としては、2
種以上の混合物であることが好ましい。具体的には、水
溶性第一鉄塩もしくは水溶性第二鉄塩と水溶性マンガン
塩の両者を用いることである。2種以上の金属塩を含有
させることにより、1種のみの金属塩を用いるより、よ
り広い物質に対する脱臭(消臭)作用を発揮する。
【0022】金属キレート剤は、水溶性金属塩より電離
した抗菌性金属イオンとの金属イオン錯体を形成させる
ために用いられている。金属キレート剤としては、エチ
レンジアミンテトラ酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジ
アミントリ酢酸、ジエチレントリアミンペンタ酢酸、ニ
トリロトリ酢酸、トリエチレンテトラミンヘキサ酢酸、
ホスホン酸、トリポリリン酸、エチレングリコールビス
(2−アミノエチルエーテル)テトラ酢酸およびそれら
の塩(例えば、ナトリウム塩)などがあげられ、これら
のうち特に、3座以上の配位子を有するものが好適であ
る。このような3座以上の配位子を有するものを用い、
かつ、金属が2価以上のものを用いれば、より複雑な立
体構造を有する金属イオン錯体が形成され、高い抗菌性
を発揮できる。金属キレート剤としては、特に、エチレ
ンジアミンテトラ酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジア
ミントリ酢酸およびそれらの塩(例えば、ナトリウム
塩)が好適である。
【0023】特に、エチレンジアミンテトラ酢酸2ナト
リウム塩、エチレンジアミンテトラ酢酸4ナトリウム塩
が好適である。なお、金属キレート剤としては、一種の
ものに限られず、2種以上のものを混合してもよい。
【0024】陽イオン界面活性剤は、別名カチオン界面
活性剤とも呼ばれ、構造中の長鎖アルキル基が水溶液中
で陽イオンとして電離する界面活性剤(表面活性剤)で
ある。陽イオン界面活性剤は、抗菌性金属イオン錯体の
分散作用の安定のみならず、界面活性作用に起因する抗
菌作用を有することより用いられている。陽イオン界面
活性剤としては、長鎖アルキル基を有する第四級アンモ
ニウム化合物、長鎖アルキル基を有する第四級ピリジニ
ウム化合物などが一般的であり、本発明においても好適
である。具体的には、ジアルキルジメチルアンモニウム
塩(例えば、塩化ジステアリルジメチルアンモニウ
ム)、モノアルキルトリメチルアンモニウム塩(例え
ば、塩化モノステアリルトリメチルアンモニウム)、塩
化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、塩化セチ
ルトリメチルアンモニウム、塩化ミリスチルジメチルベ
ンジルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、エチル硫
酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモ
ニウムなどが使用できる。
【0025】上記の陽イオン界面活性剤のうち、高い抗
菌性を有するものがより好ましく、特に、塩化ベンザル
コニウムが好適である。塩化ベンザルコニウムは、陽イ
オン界面活性剤であるとともに、高くかつ即効的抗菌性
を有する。本発明の抗菌性液状物中に界面活性剤として
塩化ベンザルコニウムを用いることにより、液状物は、
即効的抗菌性を有するものとなり、さらに、抗菌性金属
イオン錯体は、遅効的、持続的抗菌性を有するので、両
者協同することにより、より高い抗菌性を有する。な
お、陽イオン界面活性剤としては、一種のものに限られ
ず、2種以上のものを混合してもよい。
【0026】両性界面活性剤は、分子内にアニオン基と
カチオン基の両者を併せ持っている界面活性剤である。
両性界面活性剤としては、例えば、アルキルベタイン、
アルキルプロピルベタイン、スルホベタイン、グリシン
型両性界面活性剤などが使用できる。アルキルベタイン
としては、アルキル基の炭素数が6〜18の直鎖もしく
は分枝鎖であるものが好適であり、具体的には、ジメチ
ルアルキルベタインであるジメチルヤシアルキルベタイ
ン、ジメチルドデシルベタイン、グリシン型両性界面活
性剤であるラウリルジアミノエチルグリシンナトリウム
塩などが好適に使用できる。両性界面活性剤は、抗菌性
金属イオン錯体の分散作用の安定のみならず、界面活性
作用に起因する抗菌作用も有している。なお、両性界面
活性剤としては、一種のものに限られず、2種以上のも
のを混合してもよい。
【0027】酸性物質としては、有機酸が好ましい。酸
性物質としては、特に、クエン酸、アスコルビン酸、乳
酸、リンゴ酸などが好適である。この酸性物質は、抗菌
性液体のpHが約5以下となるように添加され、抗菌性
金属イオン錯体の分散状態を安定させるために用いられ
ている。なお、酸性物質としては、一種のものに限られ
ず、2種以上のものを混合してもよい。特に、クエン
酸、アスコルビン酸の組み合わせが好適である。
【0028】本発明の抗菌性液体中には、金属キレート
剤と上述した抗菌性金属イオンおよび脱臭性金属イオン
の錯体が形成されている。しかし、金属キレート剤と金
属イオンとが、必ずしも1:1で対応しないため、かな
り複雑な立体構造を有する複合錯体が形成されているも
のと予想する。そして、そのような複合金属イオン錯体
の周りに、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤、さら
には、酸性物質が存在することにより、錯体を安定させ
ているものと考える。
【0029】本発明の抗菌性液体中の抗菌性金属塩の濃
度(2種以上の抗菌性金属塩を用いる場合には、総量)
は、抗菌性液体を使用する目的、また原液か最終製品
(使用時の製品)であるかにより相違するが、原液とし
ては、0.5〜5重量%程度が好ましく、特に、1〜3
%程度が好適である。最終製品としては、0.001〜
1重量%程度が好ましく、特に、0.01〜0.5%程
度が好適である。
【0030】さらに、本発明の抗菌性液体中の脱臭性金
属塩を含有させる場合には、脱臭性金属塩の濃度(2種
以上の金属塩を用いる場合には、総量)は、抗菌性液体
を使用する目的、また原液か最終製品(使用時の製品)
であるかにより相違するが、原液としては、0.2〜2
重量%程度が好ましく、特に、0.4〜1%程度が好適
である。最終製品としては、0.001〜0.4重量%
程度が好ましく、特に、0.01〜0.2%程度が好適
である。
【0031】本発明の抗菌性液体中の金属キレート剤の
濃度(添加量)は、添加される金属塩(脱臭性金属塩が
添加される場合には、脱臭性金属塩を含めたもの)の添
加量さらには、使用する金属キレートが備える配位子の
座数に依存する。つまり、金属キレート剤は、金属塩よ
りイオン化する金属イオンのすべてを錯体として取り込
むことができる量を添加することが好ましい。おおよそ
の目安としては、抗菌性液体を使用する目的、また原液
か最終製品(使用時の製品)であるかにより相違する
が、原液としては、3〜10重量%程度が好ましく、特
に、5〜8%程度が好適である。最終製品としては、
0.005〜3重量%程度が好ましく、特に、0.05
〜2%程度が好適である。
【0032】陽イオン界面活性剤濃度としては、抗菌性
液体を使用する目的、また原料か最終製品(使用時の製
品)であるかにより大きく相違するが、原料としては、
4〜14重量%程度が好ましく、特に、8〜10%程度
が好適である。最終製品の場合は、80ppm〜3重量
%程度であることが好ましい。陽イオン界面活性剤の濃
度が高くても、特に問題はないが、濃度が高くなるにつ
れて、泡立ちも強くなるので、泡立ちが問題となるなる
場合は、低濃度(1%以下)とすることが好ましい。
【0033】両性界面活性剤濃度としては、抗菌性液体
を使用する目的、また原料か最終製品(使用時の製品)
であるかにより大きく相違するが、原料としては、4〜
14重量%程度が好ましく、特に、8〜10%程度が好
適である。最終製品の場合は、80ppm〜3重量%程
度であることが好ましい。
【0034】酸性物質(酸)としては、抗菌性液体を使
用する目的、また原料か最終製品(使用時の製品)であ
るかにより大きく相違するが、原料としては、1〜6重
量%程度が好ましく、特に、2〜4%程度が好適であ
る。最終製品の場合は、20ppm〜2重量%程度であ
ることが好ましい。
【0035】次に、本発明の抗菌性液体の製造方法につ
いて説明する。本発明の抗菌性液体の製造方法は、水系
溶媒に抗菌性を有する金属の水溶性塩を添加し金属塩水
溶液を作成する工程と、該金属塩水溶液と金属キレート
剤水溶液を混合攪拌する工程と、該金属塩および金属キ
レート剤含有水溶液に酸性物質を添加する工程と、前記
金属塩および金属キレート剤含有水溶液に陽イオン界面
活性剤を添加する工程と、前記金属塩および金属キレー
ト剤含有水溶液に両性界面活性剤を添加する工程とを有
している。
【0036】具体的には、水に抗菌性を有する金属の水
溶性塩を添加し金属塩水溶液を作成し、この金属塩水溶
液に金属キレート剤水溶液を添加し攪拌し、該水溶液に
酸性物質を添加し、さらに、陽イオン界面活性剤および
両性界面活性剤を添加するものである。
【0037】各工程について説明する。まず、水系溶媒
に抗菌性を有する金属の水溶性塩を添加し金属塩水溶液
を作成する工程を行う。水系溶媒としては、上述したも
のが使用できる。同様に抗菌性を有する金属の水溶性塩
としても、上述したものが使用でき、2種以上のものを
添加する場合には、それらを同時もしくは逐次添加す
る。さらに、脱臭性金属水溶性塩を添加してもよく、こ
の場合にも、それらを抗菌性金属塩と同時もしくは逐次
添加する。このようにして、使用する金属塩をすべて添
加した金属塩水溶液を作成する工程を行う。
【0038】また、金属キレート剤水溶液を準備する。
これは、水系溶媒に金属キレート剤を添加することによ
行われる。この金属キレート剤水溶液の準備は、上記の
金属塩水溶液を作成する工程の前後いずれに行ってもよ
い。水系溶媒および金属キレート剤としては、上述した
ものが使用できる。
【0039】そして、金属塩水溶液と金属キレート剤水
溶液を混合攪拌する工程を行う。この工程は、金属塩水
溶液に金属キレート剤水溶液を添加し混合すること、も
しくは、金属キレート剤水溶液に金属塩水溶液を添加し
混合することにより行われる。なお、両液の混合液中に
確実に金属イオン錯体が形成されるように、両者を混合
後十分攪拌することが望ましい。具体的には、30分か
ら3時間程度攪拌することが望ましい。
【0040】次に、金属塩および金属キレート剤含有水
溶液(以下、「金属イオン錯体含有液」という)に酸性
物質を添加する工程を行う。酸性物質としては、上述し
たものが使用できる。なお、酸性物質は、粉末状のもの
を直接添加してもよく、また、水溶液としたものを添加
してもよい。そして、金属イオン錯体の周りに酸性物質
(酸性イオン)が存在するようにするため、酸性物質添
加後攪拌することが望ましい。具体的には、10分から
1時間程度攪拌することが望ましい。
【0041】次に、金属塩および金属キレート剤含有水
溶液に陽イオン界面活性剤を添加する工程と、前記金属
塩および金属キレート剤含有水溶液に両性界面活性剤を
添加する工程とを行う。これらの工程は、逐次行ってよ
いが、同時に行ってもよい。また、これらの工程は、上
記の酸性物質の添加後に行うことが望ましいが、酸性物
質添加前に行ってもよい。この工程は、例えば、陽イオ
ン界面活性剤および両性界面活性剤を水系溶媒に溶解し
た界面活性剤混合溶液を準備し、これを、上述の酸性物
質添加金属イオン錯体含有液に添加すること、もしく
は、陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤を水とともに
上述の酸性物質添加金属イオン錯体含有液に添加するこ
とにより行われる。そして、金属イオン錯体の周りにこ
れら界面活性剤が存在するようにするため、界面活性剤
混合溶液添加後攪拌することが望ましい。具体的には、
30分から4時間程度攪拌することが望ましい。このよ
うにして、本発明の抗菌性液体を製造することができ
る。
【0042】そして、この抗菌性液体は、種々の液体
物、例えば、液体塗料、紙などの製造用原液、合成繊維
の製造用原液(例えば、銅アンモニアセルロース、酢酸
セルロースなどの再生セルロース紡糸用原液)などに容
易に添加することができる。
【0043】この抗菌性液体が添加されて製造された抗
菌性金属イオン錯体を含有する抗菌性繊維は、種々のも
のに利用でき、例えば、織布として、衣料品(例えば、
靴下)、シーツ、フィルター材料、不織布として、フィ
ルター材料、包装材料などが考えられる。
【0044】また、抗菌性液体が添加される紙の製造用
原液としては、洋紙製造用原液、和紙製造用原液のいず
れでもよく、それら原液を用いることにより、抗菌性を
有する各種の抗菌性紙を製造することができ、例えば、
雑種紙、薄葉紙(例えば、ティシュペーパー、チリ紙、
トイレットペーパー、ナプキンまたはタオル紙、生理用
紙)、包装用紙、塗工紙(例えば、アート紙、コート
紙)、非塗工紙、印刷用紙、図面用紙などであり、板紙
としては、段ボール紙、白板紙、黄板紙、色板紙、チッ
プボール、コルゲート紙、紙幣原紙、台紙などの抗菌性
を有する紙を製造することができる。
【0045】また、抗菌性液体中の抗菌性金属塩および
界面活性剤の濃度を高いものとすることによりペースト
状の抗菌性液体とすることもでき、このペースト状のも
のは、のり(例えば、壁紙貼付用のり)などへの添加が
容易となる。
【0046】次に、本発明の抗菌性壁面塗布剤について
説明する。この塗布剤は、上述の抗菌性液体を含有して
いる。塗布剤は、抗菌性金属塩(2種以上の金属塩を含
有する場合には総量)濃度が、0.001〜1重量%程
度、より好ましくは、0.01〜0.5重量%程度とな
るように含有している。また、塗布剤は、陽イオン界面
活性剤を濃度が、0.008〜3重量%程度、より好ま
しくは、0.08〜1.5重量%程度となるように含有
している。また、散布剤は、両性界面活性剤を濃度が、
0.008〜3重量%程度、より好ましくは、0.08
〜1.5重量%程度となるように含有している。また、
脱臭性金属塩を含有する場合には、脱臭性金属塩(2種
以上の金属塩を含有する場合には総量)濃度が、0.0
01〜0.4重量%程度、より好ましくは、0.005
〜0.2重量%程度となるように含有していることが好
ましい。
【0047】そして、この塗布剤は、建築物、船体、車
体、車両などの壁、床、具体的には、建築物の内壁、外
壁、浴室の内壁、浴槽、船体の内外壁、電車の内外壁、
に塗布され、塗布面に、防カビ性、抗菌性、防藻性、防
臭性を付与する。よって、この塗布剤は、抗菌性金塗布
剤、防カビ性塗布剤、防藻性塗布剤などとして使用され
る。
【0048】塗布剤としては、上記の抗菌性液体を含有
していればどのような形態でもよいが、例えば、上記の
抗菌性液体を使用目的に応じて、希釈することにより形
成したもの、また、壁面への粘着性を付与するために粘
着性物質を含有する液体に抗菌性液体を添加することに
より形成したもの、さらに、種々の塗料に抗菌性液体を
添加することにより形成したもなどが考えられる。
【0049】また、塗布剤の壁面への粘着性を増加させ
るために、壁面塗布剤中に、粘着性物質を添加してもよ
く、粘着性物質としては、例えば、カルボキシメチルセ
ルロース、メチルセルロース、オキシプロピルセルロー
ス、オキシエチルセルロースなどのセルロース系物質、
PVA(ポリビニルアルコール)、変性PVA(例え
ば、カルボキシル変性PVA、スルホン酸基変性PV
A、アクリルアミド変性PVA、カリオン基変性PV
A、長鎖アルキル基変性PVA)、澱粉、変性澱粉、カ
ゼイン、合成樹脂エマルジョン(例えば、スチレン−ブ
タジエンラテックス,ポリアクリル酸エステルエマルジ
ョン、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合エマルジ
ョン、酢酸ビニル−エチレン共重合エマルジョン)など
が使用される。
【0050】この塗布剤中の抗菌性液体濃度としては、
0.001〜1重量%程度を有していれば、十分な抗菌
性効果を付与することができ、特に好ましくは、0.0
1〜0.5重量%程度である。
【0051】本発明の塗布剤の形態は、はけなどで塗布
する形態のもの、またスプレーとして塗布するものなど
いずれでもよく、この塗布剤は、学校、病院、事務所、
食品工場、一般住宅(例えば、台所、浴室)などの内外
壁面、床、浴槽など広範囲に使用できる。さらに、陽イ
オン界面活性剤および両性界面活性剤を有しているの
で、壁面などの洗浄剤としても利用できる。
【0052】次に、本発明の散布剤について説明する。
この散布剤は、上述の抗菌性液体を含有している。特
に、散布剤は、抗菌性金属塩(2種以上の金属塩を含有
する場合には総量)濃度が、0.001〜1重量%程
度、より好ましくは、0.01〜0.5重量%程度とな
るように含有している。また、散布剤は、陽イオン界面
活性剤を濃度が、0.008〜3重量%程度、より好ま
しくは、0.08〜1.5重量%程度となるように含有
している。また、散布剤は、両性界面活性剤を濃度が、
0.008〜3重量%程度、より好ましくは、0.08
〜1.5重量%程度となるように含有している。また、
脱臭性金属塩を含有する場合には、脱臭性金属塩(2種
以上の金属塩を含有する場合には総量)濃度が、0.0
01〜0.4重量%程度、より好ましくは、0.005
〜0.2重量%程度となるように含有していることが好
ましい。
【0053】そして、この散布剤は、台所、流し台、ト
イレ、ペット居場所などにおける抗菌ならびに消臭に有
効である。抗菌性散布剤としては、上記の抗菌性液体を
含有していればどのような形態でもよいが、例えば、上
記の抗菌性液体を使用目的に応じて、水により希釈する
ことにより形成されるものが好適にである。本発明の抗
菌性散布剤の形態は、スプレーとして散布する形態が好
ましい。
【0054】次に、本発明の繊維処理用抗菌剤について
説明する。本発明の繊維処理用抗菌剤は、上述した抗菌
性液体を含有している。繊維処理用抗菌剤中の抗菌性金
属塩濃度は、繊維処理用抗菌剤を使用する目的、また原
料か最終製品であるかにより大きく相違するが、原料と
しては、0.5〜5重量%程度が好ましく、特に、1〜
3%程度が好適である。実際に繊維処理に用いる場合の
抗菌性塩濃度としては、5ppm〜50ppm程度であ
れば十分であり、特に、10〜30ppmが好ましい。
【0055】また、本発明の繊維処理用抗菌剤中の陽イ
オン界面活性剤濃度としては、繊維処理用抗菌剤を使用
する目的、また原料か最終製品(使用時の製品)である
かにより大きく相違するが、原料としては、4〜14重
量%程度が好ましく、特に、8〜10%程度が好適であ
る。実際に繊維処理に用いる場合の陽イオン界面活性剤
濃度としては、40ppm〜140ppm程度であれば
十分であり、特に、80〜100ppmが好ましい。同
様に、両性界面活性剤濃度としては、繊維処理用抗菌剤
を使用する目的、また原料か最終製品(使用時の製品)
であるかにより大きく相違するが、原料としては、4〜
14重量%程度が好ましく、特に、8〜10%程度が好
適である。実際に繊維処理に用いる場合の陽イオン界面
活性剤濃度としては、40ppm〜140ppm程度で
あれば十分であり、特に、80〜100ppmが好まし
い。
【0056】また、繊維処理用抗菌剤の粘着性を増加さ
せるために、粘着性物質を添加してもよく、粘着性物質
としては、例えば、カルボキシメチルセルロース、メチ
ルセルロース、オキシプロピルセルロース、オキシエチ
ルセルロースなどのセルロース系物質、PVA(ポリビ
ニルアルコール)、変性PVA(例えば、カルボキシル
変性PVA、スルホン酸基変性PVA、アクリルアミド
変性PVA、カリオン基変性PVA、長鎖アルキル基変
性PVA)、澱粉、変性澱粉、カゼイン、合成樹脂エマ
ルジョン(例えば、スチレン−ブタジエンラテックス,
ポリアクリル酸エステルエマルジョン、酢酸ビニル−ア
クリル酸エステル共重合エマルジョン、酢酸ビニル−エ
チレン共重合エマルジョン)などが使用される。
【0057】本発明の繊維処理用抗菌剤による繊維処理
は、処理対象となる繊維材料に対して、浸漬法、パッド
法、印捺法、スプレー法などの方法によって行うことが
できる。特に好ましくは、浸漬法であり、浸漬した後引
き上げ、熱処理することが好ましい。
【0058】
【実施例】次に、本発明の抗菌性液体および本発明の抗
菌性液体を使用した実施例について説明する。 (実施例1)水(イオン交換水)50Lに、硫酸銅76
0g(CuSO4・5H2O)、硝酸亜鉛490g[Zn
(NO3)2・6H2O]、塩化亜鉛400g(ZnC
2)、硝酸銀0.8g(AgNO3)を添加し、抗菌性
属塩水溶液を作成した。水20Lに、エチレンジアミン
テトラ酢酸4ナトリウム塩4000g(キレスト40
0、キレストコーポレンション)を添加し、金属キレー
ト剤水溶液を作成した。全量(約50L)の抗菌性水溶
性金属塩水溶液に全量(約20L)の金属キレート剤水
溶液を添加し、約2時間攪拌し、金属イオン錯体含有液
(約70L)を作成した。そして、金属イオン錯体含有
液(約70L)に、クエン酸2000g、アスコルビン
酸50gを添加し、約30分間攪拌し、酸性物質添加金
属イオン錯体含有液(約70L)を作成した。続いて、
酸性物質添加金属イオン錯体含有液(約70L)に、水
20L、両性界面活性剤としてジメチルドデシルベタイ
ン液状物[商品名アノンBL、液体状(約36重量%ジ
メチルドデシルベタイン含有)、日本油脂株式会社]5
000g、陽イオン界面活性剤として塩化ベンザルコニ
ウム水溶液(製品名カチオンG−50、三洋化成株式会
社、界面活性剤濃度約50重量%)5000gを添加
し、約3時間攪拌した。作製された抗菌性液体は、緑色
の透明な液体であり、pHは約3、抗菌性金属塩濃度
(4種の金属塩の総量)は、1.53重量%、陽イオン
界面活性剤濃度は、4.64重量%であった。なお、添
加した金属塩は溶解しており、沈殿物は確認できなかっ
た。
【0059】(実施例2)水50Lに、硫酸銅549g
(CuSO4・5H2O)、硝酸銅483g[Cu(N
3)2・6H2O]、硫酸亜鉛634g[ZnSO4・7
2O]、硝酸亜鉛655g[Zn(NO3)2・6H2O]
を添加し、抗菌性属塩水溶液を作成した。水20Lに、
エチレンジアミンテトラ酢酸4ナトリウム塩6000g
を添加し、金属キレート剤水溶液を作成した。全量(約
50L)の抗菌性水溶性金属塩水溶液に全量(約20
L)の金属キレート剤水溶液を添加し、約2時間攪拌
し、金属イオン錯体含有液(約70L)を作成した。そ
して、金属イオン錯体含有液(約70L)に、クエン酸
3000g、アスコルビン酸50gを添加し、約30分
間攪拌し、酸性物質添加金属イオン錯体含有液(約70
L)を作成した。続いて、酸性物質添加金属イオン錯体
含有液(約70L)に、水20L、両性界面活性剤とし
てラウリルジアミノエチルグリシンナトリウム液[商品
名アノンLG、液体状(約30重量%のラウリルジアミ
ノエチルグリシンナトリウム含有)、日本油脂株式会
社]10000g、陽イオン界面活性剤として塩化ベン
ザルコニウム水溶液(製品名カチオンG−50、三洋化
成株式会社、界面活性剤濃度約50重量%)10000
gを添加し、約3時間攪拌した。作製された抗菌性液体
は、緑色の透明な液体であり、pHは約3、抗菌性金属
塩濃度(4種の金属塩の総量)は、1.83重量%、陽
イオン界面活性剤濃度は、8.24重量%であった。な
お、添加した金属塩は溶解しており、沈殿物は確認でき
なかった。
【0060】(実施例3)水(イオン交換水))40L
に、硫酸銅439g(CuSO4・5H2O)、硝酸銅4
83g[Cu(NO3)2・6H2O]、硝酸亜鉛490g
[Zn(NO3)2・6H2O]、塩化亜鉛400g(Zn
Cl2)、硝酸銀0.8g(AgNO3)の抗菌性金属
塩、硝酸第二鉄362g[Fe(NO3)3・9H2O]、
硝酸マンガン261g[Mn(NO3)2・6H2O]の脱
臭性金属塩を添加し、抗菌性ならびに脱臭性金属塩水溶
液を作成した。水20Lに、エチレンジアミンテトラ酢
酸4ナトリウム塩4000gを添加し、金属キレート剤
水溶液を作成した。上記にて作成した全量(約50L)
の金属塩水溶液に全量(約20L)の金属キレート剤水
溶液を添加し、約2時間攪拌し、金属イオン錯体含有液
(約70L)を作成した。そして、金属イオン錯体含有
液(約70L)に、クエン酸2000g、アスコルビン
酸50gを添加し、約30分間攪拌し、酸性物質添加金
属イオン錯体含有液(約70L)を作成した。続いて、
酸性物質添加金属イオン錯体含有液(約70L)に、水
20L、両性界面活性剤としてジメチルドデシルベタイ
ン液状物[商品名アノンBL、液体状(約36重量%ジ
メチルドデシルベタイン含有)、日本油脂株式会社]5
000g、陽イオン界面活性剤として塩化ベンザルコニ
ウム水溶液(製品名カチオンG−50、三洋化成株式会
社、界面活性剤濃度約50重量%)5000gを添加
し、約3時間攪拌した。作製された抗菌性液体は、緑色
の透明な液体であり、pHは約3、金属塩濃度(6種の
金属塩の総量)は、2.10重量%、そのうち、抗菌性
金属塩濃度は、1.52重量%、脱臭性金属塩濃度は、
0.58重量%、陽イオン界面活性剤濃度は、4.62
重量%であった。なお、添加した金属塩は溶解してお
り、沈殿物は確認できなかった。
【0061】(実施例4)実施例1において作成した抗
菌性液体を原液として、水で20倍に希釈した抗菌性液
体(実施例4)を作成した。この液体のpHは約3、液
体中の抗菌性金属塩濃度(4種の金属塩の総量)は、
0.0765重量%、陽イオン界面活性剤濃度は、0.
232重量%であった。なお、添加した金属塩は溶解し
ており、沈殿物は確認できなかった。
【0062】(実施例5)実施例1において作成した抗
菌性液体を原液として、水で50倍に希釈した抗菌性液
体(実施例5)を作成した。この液体のpHは約3、液
体中の抗菌性金属塩濃度(4種の金属塩の総量)は、
0.0306重量%、陽イオン界面活性剤濃度は、0.
0928重量%であった。なお、添加した金属塩は溶解
しており、沈殿物は確認できなかった。
【0063】(実施例6)実施例1において作成した抗
菌性液体を原液として、水で100倍に希釈した抗菌性
液体(実施例6)を作成した。この液体のpHは約3、
液体中の抗菌性金属塩濃度(4種の金属塩の総量)は、
0.0153重量%、陽イオン界面活性剤濃度は、0.
0464重量%であった。なお、添加した金属塩は溶解
しており、沈殿物は確認できなかった。
【0064】(実施例7)実施例2において作成した抗
菌性液体を原液として、水で20倍に希釈した抗菌性液
体(実施例7)を作成した。この液体の抗菌性金属塩濃
度(4種の金属塩の総量)は、0.0915重量%、陽
イオン界面活性剤濃度は、0.412重量%であった。
なお、添加した金属塩は溶解しており、沈殿物は確認で
きなかった。
【0065】(実施例8)実施例2において作成した抗
菌性液体を原液として、水で50倍に希釈した抗菌性液
体(実施例8)を作成した。この液体の抗菌性金属塩濃
度(4種の金属塩の総量)は、0.0366重量%、陽
イオン界面活性剤濃度は、0.1648重量%であっ
た。なお、添加した金属塩は溶解しており、沈殿物は確
認できなかった。
【0066】(実施例9)実施例2において作成した抗
菌性液体を原液として、水で100倍に希釈した抗菌性
液体(実施例9)を作成した。この液体の抗菌性金属塩
濃度(4種の金属塩の総量)は、0.0183重量%、
陽イオン界面活性剤濃度は、0.0824重量%であっ
た。なお、添加した金属塩は溶解しており、沈殿物は確
認できなかった。
【0067】(実施例10)実施例3において作成した
抗菌性液体を原液として、水で20倍に希釈した抗菌性
液体(実施例10)を作成した。この液体の金属塩濃度
(6種の金属塩の総量)は、0.105重量%、そのう
ち、抗菌性金属塩濃度は、0.076重量%、脱臭性金
属塩濃度は、0.029重量%、陽イオン界面活性剤濃
度は、0.231重量%であった。なお、添加した金属
塩は溶解しており、沈殿物は確認できなかった。
【0068】(実施例11)実施例3において作成した
抗菌性液体を原液として、水で50倍に希釈した抗菌性
液体(実施例11)を作成した。この液体の金属塩濃度
(6種の金属塩の総量)は、0.042重量%、そのう
ち、抗菌性金属塩濃度は、0.0304重量%、脱臭性
金属塩濃度は、0.0116重量%、陽イオン界面活性
剤濃度は、0.0924重量%であった。なお、添加し
た金属塩は溶解しており、沈殿物は確認できなかった。
【0069】(実施例12)実施例3において作成した
抗菌性液体を原液として、水で100倍に希釈した抗菌
性液体(実施例12)を作成した。この液体の金属塩濃
度(6種の金属塩の総量)は、0.0210重量%、そ
のうち、抗菌性金属塩濃度は、0.0152重量%、脱
臭性金属塩濃度は、0.0058重量%、陽イオン界面
活性剤濃度は、0.0462重量%であった。なお、添
加した金属塩は溶解しており、沈殿物は確認できなかっ
た。
【0070】[実験1]本発明の抗菌性液体の抗菌力に
ついて試験を行った。試験菌株としては、以下のものを
用いた。 Escherichia coli ATCC8739−4(大腸菌) Staphylococcus aureus ATCC6238P(黄色ブド
ウ球菌) Aspergillus Niger ATCC16404(黒カビ) そして、上記の細菌を増菌用培地菌(ブイヨン培地)で
37℃24時間培養して接種用菌液を調製し、ブイヨン
培地150mlに対して1mlの割合で接種用菌液を加
えた実験用培地を作成し、滅菌シャーレに分注し、固化
させてそれぞれの実験用平板培地を多数作成した。そし
て、実施例4ないし12の抗菌性液体、さらには、実施
例1〜3をそれぞれ200倍、500倍、2000倍
(必要により1600倍)に希釈した抗菌性液体を約
0.5ml培地のうえに、滴下し、37℃で24時間培
養した後の細菌の成育状態を確認した。その結果は、表
1〜表3に示す通りであった。
【0071】
【表1】 +:発育阻止帯を認める −:発育阻止帯を認めない
【0072】
【表2】 +:発育阻止帯を認める −:発育阻止帯を認めない
【0073】
【表3】 +:発育阻止帯を認める −:発育阻止帯を認めない
【0074】[実験2]実施例2の抗菌性液体を水で1
0倍に希釈した液約0.3mlを直径3.0cmの濾紙
に含浸させた後、デシケータで乾燥させたものを試験試
料とし、アンモニア、メチルメルカプタンおよび硫化水
素濃度が100ppmになるように設定した三角コルベ
ン(1L)に試験試料を入れ、30℃で放置し30分、
60分および120分後にガス検知管を用い、それぞれ
のガスの残留濃度を測定した。対照とするコントロール
はアンモニア、メチルメルカプタンまたは硫化水素を含
浸させた濾紙のみを入れ、同条件で測定した。消臭率は
次の計算式で算出した。結果を表4に示す。 消臭率=(コントロールの臭気濃度−試験臭気の臭気濃
度)/(コントロールの臭気濃度)
【0075】
【表4】
【0076】[実験3]実施例11の抗菌性液体約0.
3mlを30mm×50mmに裁断した綿布に塗布した
試験片を準備した。この試験片を300mlの容器の中
に各種臭気ガスとともの封入し、臭気ガス濃度の経時的
変化をガス検知管法で測定して、経時的消臭率を算出し
た。結果を表5に示す。
【0077】
【表5】
【0078】[実験4]実施例1,2,3の抗菌性液体
のそれぞれ5倍水希釈液を作成した。そして、これら抗
菌性液体を用いて、鉄板に対する腐食性試験を行った。
実験は、鉄板の表面2カ所にカッターで長さ約3cmの
傷10本を付け、水道水、実施例1の5倍水希釈液、実
施例2の5倍水希釈液、実施例3の5倍水希釈液をそれ
ぞれ5mlずつ塗布し、約10時間放置した。その後の
錆の有無を肉眼で観察した。水道水を塗布した鉄板には
数カ所に腐食が認められたが、実施例1,2,3の希釈
液を塗布した鉄板では、いずれにおいても腐食は確認で
きなかった。
【0079】[実験5]抗菌性および耐洗濯性試験につ
いて以下の実験を行った。実施例4,実施例7,実施例
10の抗菌性液体を用いて、以下の実験を行った。実験
には、下着用綿布を用いた。この下着用綿布を各実施例
の抗菌性液体に浸漬したのち引き上げ、絞り率100%
で処理した後、乾燥させた(洗濯回数0,L−0)。次
に、上記の処理したものの耐洗濯性を試験するために、
家庭用洗濯機を用い、中性洗濯用洗剤を2g/lの濃度
で添加した水にて5分間洗濯し、流水洗を2分間行い、
さらに、流水洗を2分間行い脱水乾燥した。そして、洗
濯回数0回(L−0)、洗濯回数1回(L−1),洗濯
回数5回(L−5)、洗濯回数10回(L−10)のも
のならびに抗菌性液体に浸漬を行わないもの(比較例)
について、それぞれ抗菌試験を行った。抗菌試験は、上
記の抗菌性液体の塗布作業ならびに洗濯を行った下着用
綿布を20×20mmに裁断したものを試験片とした。
抗菌試験は、試験片を黄色ブドウ球菌(Staphylococcus
aureus IFO 12732)を接種した寒天培地上におき、3
7℃で24時間培養し、試験片周辺の菌の生育(発育阻
止帯)の有無を調べた。結果は、表5に示す通りであっ
た。
【0080】
【表5】 +:試験片の周りに発育阻止帯の形成が認められた。括弧内は、試験片の外周端 から発育阻止帯の外輪までの距離である。 −:試験片の周りに発育阻止帯の形成が認められなかった。
【0081】[実験6]抗菌性および耐洗濯性試験につ
いて以下の実験を行った。水道水40Lに実施例2の抗
菌性液体20mlと規定量の家庭用液体洗剤を加えて下
着用綿布を洗濯し乾燥させた(洗濯回数0)。次に、上
記の処理したものの耐洗濯性を試験するために、家庭用
洗濯機を用い、中性洗濯用洗剤を2g/lの濃度で添加
した水にて5分間洗濯し、流水洗を2分間行い、さら
に、流水洗を2分間行い脱水乾燥した。そして、洗濯回
数0回、洗濯回数1回,洗濯回数2回、洗濯回数3回,
洗濯回数4回、洗濯回数5回,洗濯回数6のものについ
て、それぞれ抗菌試験を行った。抗菌試験は、上記の抗
菌性液体の塗布作業ならびに洗濯を行った下着用綿布を
20×20mmに裁断したものを試験片とした。抗菌試
験は、試験片を黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureu
s ATCC6538P)を接種した寒天培地上におき、37℃で
24時間培養し、試験片周辺の菌の生育(発育阻止帯)
の有無を調べた。結果は、表6に示す通りであった。
【0082】
【表6】 +:試験片の周りに発育阻止帯の形成が認められた。括弧内は、試験片の外周端 から発育阻止帯の外輪までの距離である。 −:試験片の周りに発育阻止帯の形成が認められなかった。
【0083】[実験7]実施例1,実施例2および実施
例3の抗菌性液体について急性経口毒性試験を行った。
この抗菌性液体について、OECD化学物質毒性試験指
針(1987)に準拠し、ラットにおける急性経口毒性
試験(限度試験)を実施した。試験群には、2,000
mg/kgの用量の検体を、対照群には溶媒対照として
精製水を雌雄ラットに単回経口投与したところ、試験動
物に異常及び死亡例は認められなかった。したがって、
検体のラットにおける単回経口投与による致死量は、雌
雄ともに2,000mg/kgであることがわかった。
【0084】[実験8]本発明の抗菌性液体(実施例
3)について変位原性試験を行った。試験は、労働省告
示第77号(昭和63年9月1日)に準じ行った。検体
について、Escherichia coli WS2 uvr A株及びSalmonel
la typhimurium TA系4菌株を用いて復帰変位試験を、
代謝活性化法によらない場合には15.6〜500μg
/平板、代謝活性化法による場合には125〜4,00
0μg/平板の濃度で行ったが、いずれの場合において
も復帰変位コロニー数の増加は認められなかった。以上
のことから本試験条件下における検体の突然変異誘起性
は陰性であることがわかった。
【0085】
【発明の効果】本発明の抗菌性液体は、水系溶媒に、抗
菌性を有する金属の水溶性塩と、金属キレート剤と、陽
イオン界面活性剤と、両性界面活性剤と、酸性物質とが
溶解され、安定した状態となっている。このため、抗菌
性液体中には、抗菌性金属イオン錯体が安定した状態に
て含有されており、散布、塗布する事により、高い抗菌
性を発揮する。
【0086】また、本発明の抗菌性液体は、水系溶媒
に、抗菌性を有する金属の水溶性塩と、脱臭性を有する
金属の水溶性塩と、金属キレート剤と、陽イオン界面活
性剤と、両性界面活性剤と、酸性物質とが溶解され、安
定した状態となっている。このため、抗菌性液体中に
は、抗菌性金属イオン錯体および脱臭性金属錯体が安定
した状態にて含有されており、散布、塗布する事によ
り、高い抗菌性のみならず脱臭性(消臭作用)をも発揮
する。
【0087】また、本発明の抗菌性繊維処理剤は、上記
の抗菌性液体を含有するものであるので、処理された繊
維(衣類、シーツ)に抗菌性さらには消臭性を付与する
とともに、耐洗濯性を有するため、抗菌作用を持続でき
る。
【0088】また、本発明の抗菌性液体の製造方法は、
水系溶媒に抗菌性を有する金属の水溶性塩を添加し金属
塩水溶液を作成する工程と、該金属塩水溶液と金属キレ
ート剤水溶液を混合攪拌する工程と、該金属塩および金
属キレート剤含有水溶液に酸性物質を添加する工程と、
前記金属塩および金属キレート剤含有水溶液に陽イオン
界面活性剤を添加する工程と、前記金属塩および金属キ
レート剤含有水溶液に両性界面活性剤を添加する工程と
を有している。このため、上述したような効果を有する
抗菌性液体を確実かつ容易に製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A01N 59/20 A01N 59/20 Z C01G 3/08 C01G 3/08 3/10 3/10 9/00 9/00 9/04 9/04 9/06 9/06 45/08 45/08 // C01G 5/00 5/00 Z 49/00 49/00 Z

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水系溶媒に、抗菌性を有する金属の水溶
    性塩と、金属キレート剤と、陽イオン界面活性剤と、両
    性界面活性剤と、酸性物質とが溶解され、安定した状態
    となっていることを特徴とする抗菌性液体。
  2. 【請求項2】 水系溶媒に、金属が異なる2種以上の抗
    菌性を有する金属の水溶性塩と、金属キレート剤と、陽
    イオン界面活性剤と、両性界面活性剤と、酸性物質とを
    溶解していることを特徴とする抗菌性液体。
  3. 【請求項3】 水系溶媒に、抗菌性を有する金属の水溶
    性塩と、脱臭性を有する金属の水溶性塩と、金属キレー
    ト剤と、陽イオン界面活性剤と、両性界面活性剤と、酸
    性物質とが溶解され、安定した状態となっていることを
    特徴とする抗菌性液体。
  4. 【請求項4】 水系溶媒に、金属が異なる2種以上の抗
    菌性を有する金属の水溶性塩と、脱臭性を有する金属の
    水溶性塩と、金属キレート剤と、陽イオン界面活性剤
    と、両性界面活性剤と、酸性物質とを溶解していること
    を特徴とする抗菌性液体。
  5. 【請求項5】 前記抗菌性を有する金属は、2価以上の
    金属である請求項1ないし4のいずれかに記載の抗菌性
    液体。
  6. 【請求項6】 前記脱臭性を有する金属は、2価以上の
    金属である請求項3に記載の抗菌性液体。
  7. 【請求項7】 前記脱臭性を有する金属は、第一鉄、第
    二鉄、マンガンもしくは亜鉛である請求項3に記載の抗
    菌性液体。
  8. 【請求項8】 水系溶媒に、水溶性第一鉄塩もしくは水
    溶性第二鉄塩と、水溶性銅塩と、金属キレート剤と、陽
    イオン界面活性剤と、両性界面活性剤と、酸性物質とが
    溶解され、安定した状態となっていることを特徴とする
    消臭作用を有する抗菌性液体。
  9. 【請求項9】 水系溶媒に、水溶性銅塩と、水溶性亜鉛
    塩と、金属キレート剤と、陽イオン界面活性剤と、両性
    界面活性剤と、酸性物質とが溶解され、安定した状態と
    なっていることを特徴とする抗菌性液体。
  10. 【請求項10】 前記金属キレート剤は、3座以上の配
    位子を有するものである請求項1ないし9のいずれかに
    記載の抗菌性液体。
  11. 【請求項11】 前記酸性物質が、有機酸である請求項
    1ないし10のいずれかに記載の抗菌性液体。
  12. 【請求項12】 前記抗菌性を有する金属は、銀、銅、
    亜鉛からなる群から選ばれた2種以上のものである請求
    項1ないし11のいずれかに記載の抗菌性液体。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれかに記載
    の抗菌性液体を含有する抗菌性塗布剤。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし12のいずれかに記載
    の抗菌性液体を含有する抗菌性散布剤。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし12のいずれかに記載
    の抗菌性液体を含有する抗菌性繊維処理剤。
  16. 【請求項16】 水系溶媒に抗菌性を有する金属の水溶
    性塩を添加し金属塩水溶液を作成する工程と、該金属塩
    水溶液と金属キレート剤水溶液を混合攪拌する工程と、
    該金属塩および金属キレート剤含有水溶液に酸性物質を
    添加する工程と、前記金属塩および金属キレート剤含有
    水溶液に陽イオン界面活性剤を添加する工程と、前記金
    属塩および金属キレート剤含有水溶液に両性界面活性剤
    を添加する工程とを有することを特徴とする抗菌性液体
    の製造方法。
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