JPH11314332A - 高酸素ガス遮断性ポリエステルフィルム及びその使用ならびに製造方法 - Google Patents

高酸素ガス遮断性ポリエステルフィルム及びその使用ならびに製造方法

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JPH11314332A
JPH11314332A JP11075507A JP7550799A JPH11314332A JP H11314332 A JPH11314332 A JP H11314332A JP 11075507 A JP11075507 A JP 11075507A JP 7550799 A JP7550799 A JP 7550799A JP H11314332 A JPH11314332 A JP H11314332A
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パイフェル ヘルベルト
Cynthia Dr Bennett
ベネット シンシア
Gottfried Hilkert
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Mitsubishi Polyester Film GmbH
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで、公知のフィルム以上の優れた特
性を有し、ピン刺し強度や、引裂き強度が優れている透
明二軸延伸積層ポリエステルフィルムを提供する。 【解決手段】 80重量%以上の熱可塑性ポリエステル
から成るベース層と少なくとも一つの外層とから成る透
明二軸延伸積層ポリエステルフィルムであって、前記外
層は、40重量%以上のエチレン−2,6−ナフタレー
ト単位、40重量%以下のエチレンテレフタレート単位
および40重量%以下の脂環式ジオール及び/又は芳香
族ジオールとジカルボン酸から誘導される単位から成る
ポリマー又はポリマーの混合物から成り、前記ベース層
を構成する熱可塑性ポリエステルがジエチレングリコー
ルに由来する単位を0.9〜3.0重量%含有すること
を特徴とする透明二軸延伸積層ポリエステルフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高酸素ガス遮断性
ポリエステルフィルムに関する。詳しくは、本発明は、
80重量%以上の熱可塑性ポリエステルから成るベース
層と少なくとも一つの外層とから成る機械的性質に優れ
た透明二軸延伸積層ポリエステルフィルムに関する。本
発明は、更に、上記透明二軸延伸積層ポリエステルフィ
ルムの使用および製造方法にも関する。
【0002】
【従来の技術】多くの食料や飲料の包装用途において、
ガス、水蒸気および香りに対し高い遮断効果が要求され
る。この種の包装材を製造する公知の方法としては、使
用するプラスチックフィルムに高真空アルミニウムメタ
ル化(金属化)を施す方法がある。他の公知の方法とし
ては、SiOx、AlOxまたはMxx等の酸化物材料で
フィルムを被覆する方法がある。例えば、メタル化した
二軸延伸ポリエステルフィルムは、酸素の様なガスや香
りに対して非常に高い遮断能を有する。
【0003】上記物質に対する遮断効果は、本質的に、
フィルム中のポリマーの種類と、施される遮断層の品質
に依存する。コーヒー、脂肪含有スナック(ナッツ、ポ
テトチップス等)、(パウチ入)二酸化炭素含有飲料の
様な食品や、他の消費物品は、包装材が遮断能を十分有
していない場合、長期保存や長時間輸送により腐敗しま
たは悪臭を放ったり、あるいは風味が失われる恐れがあ
る。上記のメタル化フィルム、または酸化物被覆フィル
ムは、良好な遮断特性を有しているため、これらの食品
や消費物品の包装に、特に好適に用いられる。
【0004】包装業界では、この種のフィルムに対し、
更に高い遮断性を要求する傾向にある。一方ガス遮断性
はそれほど高くはないが、透明かつ低コストである包装
材料も要求されている。ポリ塩化ビニリデン(PVD
C)で被覆したポリプロピレンフィルムがその代表例と
して使用されている。PVDCで被覆されたフィルムは
透明であるが、メタルかの様な被覆工程を第2工程で行
う必要があり、製造コスト高いとなる。
【0005】また、エチレン−ビニルアルコ−ル共重合
体(EVOH)は高いガスバリアー性を示す。しかしな
がら、EVOHを使用したフィルムは、非常に湿気に敏
感であるため、適用範囲が制限される。更に、EVOH
を使用したフィルムは機械的性質が劣るため、フィルム
厚を厚くしたり他の材料を積層する必要があり、コスト
高となり、また、フィルムの廃棄にも問題が生じる。更
にまた、他の包装材料の中には食品や飲料用の包装材料
として認可されてない、あるいは適さない包装材料もあ
る。
【0006】上記のフィルムについて、内容物の保護の
観点から、ピン刺し強度や、引裂き強度が優れているこ
とも要求される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、低コストで、公知のフィルム以上の優れた特性を有
する透明2軸延伸積層ポリエステルフィルムであり、未
被覆でも良好なガス遮断性能を有し、メタル化またはセ
ラミック被覆した後さらに優れたガス遮断性能が付与さ
れ、ピン刺し強度や、引裂き強度が優れている透明二軸
延伸積層ポリエステルフィルムを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意検討した結果、ベース層を構成するポ
リエステルがジエチレングリコールに由来する単位を特
定量含有する二軸延伸積層ポリエステルフィルムによ
り、上記の目的を達成し得るとの知見を得た。
【0009】本発明は、上記の知見に基づき完成された
ものであり、その第1の要旨は、80重量%以上の熱可
塑性ポリエステルから成るベース層と少なくとも一つの
外層とから成る透明二軸延伸積層ポリエステルフィルム
であって、前記外層は、40重量%以上のエチレン−
2,6−ナフタレート単位、40重量%以下のエチレン
テレフタレート単位および40重量%以下の脂環式ジオ
ール及び/又は芳香族ジオールとジカルボン酸から誘導
される単位から成るポリマー又はポリマーの混合物から
成り、前記ベース層を構成する熱可塑性ポリエステルが
ジエチレングリコールに由来する単位を0.9〜3.0
重量%含有することを特徴とする透明二軸延伸積層ポリ
エステルフィルムに存する。
【0010】本発明の第1の要旨において、ベース層を
構成する熱可塑性ポリエステルがジエチレングリコール
に由来する単位の含有量は、好ましくは1.0〜2.0
重量%、より好ましくは1.2〜1.8重量%である。
【0011】本発明の第1の要旨の透明積層ポリエステ
ルフィルムの酸素ガス透過量は、通常、80cm3/m2
・day未満、好ましくは75cm3/m2・day未
満、より好ましくは70cm3/m2・day未満であ
る。
【0012】本発明の第2の要旨は、80重量%以上の
熱可塑性ポリエステルから成るベース層と少なくとも一
つの外層とから成る透明二軸延伸積層ポリエステルフィ
ルムであって、前記外層は、5重量%以上のエチレン−
2,6−ナフタレート単位、40重量%以下のエチレン
テレフタレート単位および60重量%以下の脂環式ジオ
ール及び/又は芳香族ジオールとジカルボン酸から誘導
される単位から成るポリマー又はポリマーの混合物から
成り、前記ポリエステルフィルムの第2ガラス転移温度
(Tg2)が前記ベース層のTg2より高く、前記外層
のTg2より低いことを特徴とする透明二軸延伸積層ポ
リエステルフィルムに存する。
【0013】本発明の第3の要旨は、第1及び第2に記
載のフィルムの製造方法であって、a)ベース層および
外層を共押出して積層フィルムを得、b)当該積層フィ
ルムを二軸延伸し、c)当該二軸延伸フィルムを熱固定
することから成ることを特徴とする製造方法に存する。
【0014】本発明の第4の要旨は、第1及び第2に記
載のフィルムから成る食品包装品または他の消費物品に
存する。
【0015】本発明の第5の要旨は、第1及び第2にに
記載のフィルムから成るメタル化包装品に存する。
【0016】本発明の第6の要旨は、第1及び第2にに
記載のフィルムから成るセラミック被覆包装品に存す
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の透明ガスバリアーフィルムは、ベース層と少な
くとも1つの外層から成る積層ポリエステルフィルムか
ら成る。
【0018】ベース層は、80重量%以上、好ましくは
90%以上の熱可塑性ポリエステルから成る。熱可塑性
ポリエステルとしては、具体的には、エチレングリコー
ルとテレフタル酸から製造されるポリエチレンテレフタ
レート(PET)、エチレングリコールとナフタレン−
2,6−ジカルボン酸から製造されるポリエチレン−
2,6−ナフタレート(PEN)、1,4−ビスヒドロ
キシメチルシクロヘキサンとテレフタル酸から製造され
るポリ(1,4−シクロヘキサンジメチレンテレフタレ
ート)(PCDT)、エチレングリコールとナフタレン
−2,6−ジカルボン酸とビフェニル−4,4’−ジカ
ルボン酸から製造されるポリ(エチレン2,6−ナフタ
レートビベンゾエート)(PENBB)が好ましい。特
にエチレングリコールとテレフタル酸から成る単位また
はエチレングリコールとナフタレン−2,6−ジカルボ
ン酸から成る単位が90%以上、好ましくは95%以上
のポリエステルが好ましい。
【0019】上記のモノマー以外の残余のモノマー単位
は、他のジオールおよび/またはジカルボン酸から誘導
されたモノマーである。
【0020】共重合ジオールとしては、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、HO−(CH2n
OHの式で示される脂肪族グリコール(nは3〜6の整
数を表す、具体的には、1,3−プロパンジオール、
1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、
1,6−ヘキサンジオールが挙げられる)、炭素数6ま
での分岐型脂肪族グリコール、HO−C64−X−C6
4−OHで示される芳香族ジオール(式中Xは−CH2
−、−C(CH32−、−C(CF32−、−O−、−
S−、−SO2−を表す)、式:HO−C64−C64
−OHで表されるビスフェノールが好ましい。
【0021】共重合ジカルボン酸としては、ベンゼンジ
カルボン酸、ナフタレンジカルボン酸、ビフェニル−
4,4’−ジカルボン酸などのビフェニル−x,x’−
ジカルボン酸、シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸
などのシクロヘキサンジカルボン酸、ジフェニルアセチ
レン−4,4’−ジカルボン酸などのジフェニルアセチ
レン−x,x−ジカルボン酸、スチルベン−x,x−ジ
カルボン酸、C1−C16のアルカンジカルボン酸(当該
アルカンは直鎖状でも分岐状でもよい)が好ましい。
【0022】ベース層を構成する熱可塑性ポリエステル
は、ジエチレングリコールに由来する単位を0.9〜
3.0重量%、好ましくは1.0〜2.0重量%より好
ましくは1.2〜1.8重量%含有する。上記範囲を満
たす場合、機械的性質、特にピン刺し強度および引裂き
強度に優れたフィルムが得られる。
【0023】外層は、40重量%以上、好ましくは65
重量%以上、より好ましくは70重量%以上のエチレン
−2,6−ナフタレート単位と、40重量%以下、好ま
しくは35重量%以下、より好ましくは30重量%以下
のエチレンテレフタレート単位と、必要に応じ60重量
%以下の脂環式ジオール及び/又は芳香族ジオールとジ
カルボン酸から誘導される単位とから成るポリマー又は
ポリマーの混合物から成る。又、場合によっては、外層
がエチレン−2,6−ナフタレートポリマーのみから成
っていてもよい。
【0024】上記のジカルボン酸としては、芳香族ジカ
ルボン酸、脂環式ジカルボン酸、脂肪族ジカルボン酸が
好ましい。
【0025】脂肪族ジカルボン酸の好ましい例として
は、ベンゼンジカルボン酸、ナフタレン−1,4−又は
−1,6−ジカルボン酸などのナフタレンジカルボン
酸、ビフェニル−4,4’−ジカルボン酸などのビフェ
ニル−x,x’−ジカルボン酸、ジフェニルアセチレン
−4,4’−ジカルボン酸などのジフェニルアセチレン
−x,x−ジカルボン酸、スチルベン−x,x−ジカル
ボン酸などが挙げられる。
【0026】脂環式ジカルボン酸の好ましい例として
は、シクロヘキサン−1,4−ジカルボン酸などのシク
ロヘキサンジカルボン酸が挙げられる。脂肪族ジカルボ
ン酸の好ましい例としては、C3−C19のアルカンジカ
ルボン酸が挙げられ、当該アルカンは直鎖状であっても
分岐状であってもよい。
【0027】上記の脂環式ジオールとしては、ヘテロ原
子を有してもよい一つ以上の環を有する脂環式ジオール
が好ましく、具体的には1,4−シクロヘキサンジオー
ル等のシクロヘキサンジオールが好ましい。
【0028】上記の芳香族ジオールの好ましい例とし
て、HO−C64−X−C64−OHで示されるジオー
ルが挙げられ(式中Xは−CH2−、−C(CH3
2−、−C(CF32−、−O−、−S−、−SO2−を
表す)、式:HO−C64−C6 4−OHで表されるビ
スフェノールも好ましい。
【0029】ジカルボン酸とジオールからポリエステル
を製造する際、副反応を起こすのにジエチレングリコー
ルが必要である。ジエチレングリコールはジオールなの
で、エチレングリコールと一緒にポリエステル鎖に取り
込まれる。ポリエステル中のジエチレングリコールから
由来する単位の量は、反応条件(温度、滞留時間、圧力
および触媒)によって異なる。一方ベース層のジエチレ
ングリコールから由来する単位の量、反応溶液中に少量
所定量を添加することで達成できる。
【0030】外層のポリマーは以下の3方法により製造
することが好ましい。
【0031】a)テレフタル酸、ナフタレン−2,6−
ジカルボン酸、エチレングリコールを反応器に供給し、
公知の触媒および安定剤を使用して共重合を行い、共重
合ポリエステルを得る。この場合、テレフタレート単位
およびナフタレート単位はポリエステル分子中にランダ
ムに分布する。
【0032】b)ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、ポリエチレン−2,6−ナフタレート(PEN)
を所望の割合で溶融混合する。溶融混合は、反応器、好
ましくは二軸混合機などの溶融混合機または押出機で行
う。溶融後ただちにポリエステル内でエステル交換反応
が開始する。反応初期はブロック共重合体が製造される
が、反応が進むにつれ−反応温度と撹拌効果によって異
なるが−ブロック共重合体が少なくなり、反応が十分進
むとランダム共重合体となる。しかしながら、所望の物
性はブロック共重合体でも得られるため、必ずしもラン
ダム共重合体に変化するまで反応を続けることが有利で
あるとはいえない。製造した共重合体をダイから押出
し、細粒状化する。
【0033】c)PETとPENの細粒子を所望の混合
比で混合し、その混合物を外層の押出機に供給する。こ
こでエステル交換反応をフィルムの製造過程において直
接行う。この方法は、コスト的に有利な方法であり、ブ
ロック共重合体が製造される。ブロック鎖長は、押出し
温度、押出機の撹拌効果および溶融滞留時間によって決
定される。
【0034】ベース層を構成するポリマーの0.1〜2
0重量%が外層を構成するポリマーと同一であることが
好ましい。斯かる好ましい態様は、ベース層の押出し成
型時に添加混合するか、再生工程を別に設けてフィルム
内に存在させることによって達成される。ベース層に使
用する共重合体の比率は、ベース層が部分的に結晶化す
るように決定することが好ましい。
【0035】本発明の他の態様においては、ベース層に
上記外層を積層し、ベース層の他の面に、粒子を含むポ
リエチレンテレフタレート層を他の外層として積層す
る。
【0036】フィルムの製造において、ベース層と外層
のポリマーの溶融粘度が大きく異ならない様にポリマー
を選択することが好ましい。ベース層と外層のポリマー
の溶融粘度が大きく異なると、溶融ポリマーの流動に乱
れが生じ、フィルムに縞が入ることもある。ベース層と
外層のポリマーの溶融粘度の値は、溶液粘度を補正した
値(SV)で表される。溶液粘度は分子量の測定の手段
であり、溶融粘度と関係がある。二軸延伸フィルムの製
造に好適な市販ポリエチレンテレフタレートのSV値は
600〜1000である。所望の性質を有するフィルム
を得るために、外層の共重合体のSV値は300〜90
0、好ましくは400〜800、特に好ましくは500
〜700であることが好ましい。必要とされるSV値に
ポリマーを調整するために、それぞれのポリマー細粒子
に対して固相重合を行ってもよい。ベース層と外層のポ
リマーのSV値の差は通常因数値5以下、好ましくは2
〜3である。
【0037】ベース層および外層は、安定剤や耐ブロッ
キング剤などの公知の添加剤を含有してもよい。添加剤
はポリマー又はポリマーの混合物が溶融する前に添加す
る。安定剤としては、リン系化合物リン酸塩やリン酸エ
ステル等が例示される。耐ブロッキング剤(粒子も含ま
れる)としては、無機および/または有機粒子が好まし
く、具体的には、炭酸カルシウム、非晶シリカ、タル
ク、炭酸マグネシウム、炭酸バリウム、硫酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、リン酸リチウム、リン酸カルシウ
ム、リン酸マグネシウム、アルミナ、LiF、ジカルボ
ン酸のカルシウム、バリウム、亜鉛またはマンガン塩、
カーボンブラック、二酸化チタン、カオリン、架橋ポリ
スチレン粒子、架橋アクリレート粒子などが例示され
る。
【0038】添加剤として、2種以上の異なる耐ブロッ
キング剤を添加してもよく、また、同じ種類で且つ粒径
が異なる粒子の混合物を添加してもよい。重縮合中のグ
リコール分散系または押出し中マスターバッチを介して
個々の層に添加する粒子を通常量添加する。粒子の含有
量は、好ましくは0.0001〜5重量%である。耐ブ
ロッキング剤に関する詳細は欧州特許EP−A−060
2964号公開公報に記載されている。
【0039】本発明の積層フィルムは、a)ベース層お
よび外層を共押出して積層フィルムを得、b)当該積層
フィルムを二軸延伸し、c)当該二軸延伸フィルムを熱
固定することから成る製造方法によって製造される。
【0040】外層の形成は次の様に行う。ポリエチレン
テレフタレート及びポリエチレン−2,6−ナフタレー
トの細粒子を所望の混合比にて押出機に供給する。30
0℃で約5分間滞留することにより、両原料ポリエステ
ルを溶融する。この滞留条件下において、エステル交換
反応が起こり、両原料ホモポリエステルから共重合ポリ
エステルが形成される。
【0041】ベース層用のポリマーは、他の押出機によ
って供給される。押出しを行う前に、溶融ポリマーから
不純物などを濾過する。溶融物を共押出しダイを介して
押出し、平坦なフィルムを得た後、ベース層に外層が積
層される。共押出しフィルムは、冷却ロールや必要であ
れば他のロールを使用して引き出され、固化させられ
る。
【0042】通常、二軸延伸は連続的に行われる。この
ため、初めに長手方向(機械方向)に延伸し、次いで横
方向に延伸するのが好ましい。これにより分子鎖が配向
する。通常、長手方向の延伸は、延伸比に対応する異な
る回転速度を有するロールを使用して行われ、横手方向
の延伸はテンターフレームを使用して行われる。同時延
伸する場合は、テンターフレームを使用して長手方向お
よび横方向の延伸を同時に行う。
【0043】延伸時の温度は、所望とするフィルムの物
性によって決定され、広い範囲で選択できる。通常、縦
方向の延伸は80〜130℃の温度で、横方向の延伸は
90〜150℃温度で行われる。縦方向の延伸比は、通
常2.5:1〜6:1、好ましくは3:1〜5.5:1
である。横方向の延伸比は、通常3.0:1〜5.0:
1、好ましくは3.5:1〜4.5:1である。熱固定
は150〜250℃の温度において0.1〜10秒間行
われる。
【0044】上記の様な製造方法は、押出機にポリマー
細粒子を供給するため、押出機を閉塞させることがない
という大きな技術メリットがある。
【0045】上記のベース層および外層に使用するポリ
エステルは、エステル交換反応により製造される。その
出発原料は、ジカルボン酸エステルとジオール及び亜鉛
塩、カルシウム塩、リチウム塩、マンガン塩などの公知
のエステル交換反応用触媒である。生成した中間体は、
更に、三酸化アンチモンやチタニウム塩などの重縮合触
媒の存在下で重縮合に供される。また、ポリエステルの
製造は、出発原料のジカルボン酸とジオールに重縮合触
媒を存在させて直接または連続的にエステル化反応を行
う方法であってもよい。
【0046】本発明のフィルムは、水蒸気、窒素、二酸
化炭素、ヘリウム及び香気等のガスに対するガスバリア
ー性に極めて優れている。外層に使用するポリマーのエ
チレン−2,6−ナフタレート単位を40重量%より少
なく、エチレンテレフタレート単位を40重量%より大
きくした場合、ポリエチレンテレフタレート100重量
%から成る標準的なポリエステルフィルムの上記ガスの
透過量に比較して多少低い場合があるが、それでも、本
発明のフィルムより遥かに上記ガスの透過量が大きい。
外層に使用するポリマーがエチレン−2,6−ナフタレ
ート単位30〜40重量%、エチレンテレフタレート単
位60〜70重量%から成る場合の上記ガスのバリアー
性は、標準ポリエステルのそれに比べてむしろ劣ってい
る。
【0047】フィルムに他の所望の物性を付与するた
め、塗布および/またはコロナまたは火炎処理を施して
もよい。塗布によって形成される層によって、接着力を
強めたり、帯電防止性や滑り性の改良したり、剥離性を
持たせることが出来る。この様な付加的な層は、横延伸
を行う前に水分散剤を使用したインラインコーティング
によって好適に形成される。
【0048】本発明のフィルムは第2の外層を有するこ
とが好ましい。第2の外層の厚さや構成は、既にある第
1の外層のそれと独立して決定することが出来る。第2
の外層は、上述のポリマー又はポリマーブレンドから成
っていてもよいが、必ずしも第1の外層の構成ポリマー
と一致させる必要はない。また、第2の外層は、他の従
来公知に使用されている外層用ポリマーから成っていて
もよい。
【0049】ベース層と外層の間には、必要に応じて中
間層を設けてもよい。中間層は、上述のベース層の説明
に於て記載されているポリマーから成る。好ましい態様
においては、ベース層に使用されているポリマーから成
る。中間層は上述の公知の添加剤を含有してもよい。中
間層の厚さは、通常0.3μmより大きく、好ましくは
0.5〜15μm、更に好ましくは1〜10μmであ
る。
【0050】外層の厚さは、通常0.1μmより大き
く、好ましくは0.2μm以上、更に好ましくは0.3
μm以上である。外層の厚さの上限値は、通常6μm、
好ましくは5.5μm、更に好ましくは5.0μm、特
に好ましくは4μmである。外層が2つある場合、両者
の厚さは同一でも異なっていてもよい。
【0051】本発明のポリエステルフィルムの総厚さ
は、応用する材料の種類により広い範囲を取り得るが、
好ましくは4〜100μm、更に好ましくは5〜50μ
m、特に好ましくは6〜30μmであり、ベース層の厚
さはフィルムの総厚さの40〜90%であることが好ま
しい。
【0052】本発明のフィルムの製造コストは、標準ポ
リエステルからフィルムを製造するのに要するコストよ
りやや高いだけであり、本発明の製造方法は製造コスト
の観点から優れているといえる。本発明のフィルムの加
工や使用における他の物性は、基本的に変化しないか或
いは改良される。更に、フィルムの総量の50重量%ま
で、好ましくは10〜50重量%の含有量で、フィルム
の物性に悪影響を及ぼすことなくフィルム製造中に再生
品を使用できる。
【0053】本発明のフィルムは食品包装材や他の消費
物品材料に非常に好適に使用できる。
【0054】本発明における各種の物性の測定方法は下
記のとおりである。
【0055】(1)ガス遮断性 ガス遮断性は、米国Mocon Modern Con
trols社製OX−TRAN 2/20を使用し、酸
素ガスはDIN53 380、Part3に、水蒸気は
DIN53 122、Part2に、窒素ガス及び二酸
化炭素についてはDIN53 380、Part1にそ
れぞれ準じて測定した。
【0056】(2)溶液粘度(SV) 溶液粘度(SV)は、ポリエステル試料のジクロロ酢酸
溶液(1重量%ポリエステル溶液)を使用して測定し
た。この溶液粘度と純溶媒の粘度をウベローデ型粘度計
により測定し、両者の比から1を減じ、1000倍した
値をSV値とした。
【0057】(3)ジエチレングリコールに由来する単
位の含有量の測定 1.5Nメタノール含有水酸化カリウム水溶液中に、4
重量%のポリエステル試料を完全に加水分解するまで還
流する。加水分解の前または後に、0.1重量%の2,
5,8,11,14−ペンタオキサペンタデカンを標準
物質として精秤して加え、20〜30%塩酸で中和し、
濾過する。ジエチレングリコールの量(ポリエステルを
基準とする重量%)は、ガスクロマトグラフでRI検知
器を使用して決定する(Perkin Elmer F
20)。測定条件を以下の表1に示す。
【0058】
【表1】
【0059】
【発明の効果】本発明の二軸延伸積層ポリエステルフィ
ルム、低コストで、公知のフィルム以上の優れた特性を
有し、ピン刺し強度や、引裂き強度が優れており、その
工業的価値は高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゴットフリート ヒルケルト ドイツ連邦共和国、ザウルハイム、55291、 シュエッツェンシュトラッセ 12

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 80重量%以上の熱可塑性ポリエステル
    から成るベース層と少なくとも一つの外層とから成る透
    明二軸延伸積層ポリエステルフィルムであって、前記外
    層は、40重量%以上のエチレン−2,6−ナフタレー
    ト単位、40重量%以下のエチレンテレフタレート単位
    および40重量%以下の脂環式ジオール及び/又は芳香
    族ジオールとジカルボン酸から誘導される単位から成る
    ポリマー又はポリマーの混合物から成り、前記ベース層
    を構成する熱可塑性ポリエステルがジエチレングリコー
    ルに由来する単位を0.9〜3.0重量%含有すること
    を特徴とする透明二軸延伸積層ポリエステルフィルム。
  2. 【請求項2】 上記熱可塑性ポリエステルがジエチレン
    グリコールに由来する単位を1.0〜2.0重量%含有
    する請求項1に記載のフィルム。
  3. 【請求項3】 上記熱可塑性ポリエステルがジエチレン
    グリコールに由来する単位を1.2〜1.8重量%含有
    する請求項1に記載のフィルム。
  4. 【請求項4】 上記外層が、65重量%以上のエチレン
    −2,6−ナフタレート単位から成る請求項1〜3の何
    れかに記載のフィルム。
  5. 【請求項5】 上記外層が、70重量%以上のエチレン
    −2,6−ナフタレート単位から成る請求項1〜3の何
    れかに記載のフィルム。
  6. 【請求項6】 酸素透過量が80cm3/m2・bar・
    day未満である請求項1〜5の何れかに記載のフィル
    ム。
  7. 【請求項7】 酸素透過量が75cm3/m2・bar・
    day未満である請求項1〜5の何れかに記載のフィル
    ム。
  8. 【請求項8】 酸素透過量が70cm3/m2・bar・
    day未満である請求項1〜5の何れかに記載のフィル
    ム。
  9. 【請求項9】 上記外層の厚さが0.2〜6μmである
    請求項1〜6の何れかに記載のフィルム。
  10. 【請求項10】 上記外層の厚さが0.3〜5.5μm
    である請求項1〜6の何れかに記載のフィルム。
  11. 【請求項11】 上記外層の厚さが0.3〜5.0μm
    である請求項1〜6の何れかに記載のフィルム。
  12. 【請求項12】 前記ベース層と前記外層の2層から成
    る請求項1〜11の何れかに記載のフィルム。
  13. 【請求項13】 前記ベース層の両面に前記外層を有
    し、少なくとも3層構造である請求項1〜11の何れか
    に記載のフィルム。
  14. 【請求項14】 少なくとも一つの前記外層が粒子を含
    有している請求項1〜13の何れかに記載のフィルム。
  15. 【請求項15】 少なくとも片面をコロナ処理した請求
    項1〜14の何れかに記載のフィルム。
  16. 【請求項16】 少なくとも片面をインラインコーティ
    ング処理した請求項1〜15の何れかに記載のフィル
    ム。
  17. 【請求項17】 80重量%以上の熱可塑性ポリエステ
    ルから成るベース層と少なくとも一つの外層とから成る
    透明二軸延伸積層ポリエステルフィルムであって、前記
    外層は、5重量%以上のエチレン−2,6−ナフタレー
    ト単位、40重量%以下のエチレンテレフタレート単位
    および60重量%以下の脂環式ジオール及び/又は芳香
    族ジオールとジカルボン酸から誘導される単位から成る
    ポリマー又はポリマーの混合物から成り、前記ポリエス
    テルフィルムの第2ガラス転移温度(Tg2)が前記ベ
    ース層のTg2より高く、前記外層のTg2より低いこ
    とを特徴とする透明二軸延伸積層ポリエステルフィル
    ム。
  18. 【請求項18】 請求項1〜12に記載のフィルムの製
    造方法であって、a)ベース層および外層を共押出して
    積層フィルムを得、b)当該積層フィルムを二軸延伸
    し、c)当該二軸延伸フィルムを熱固定することから成
    ることを特徴とする製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項1〜16に記載のフィルムから
    成る食品包装品または他の消費物品。
  20. 【請求項20】 請求項1〜16に記載のフィルムから
    成るメタル化包装品。
  21. 【請求項21】 請求項1〜16に記載のフィルムから
    成るセラミック被覆包装品。
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