JPH11311739A - 望遠鏡対物レンズ系 - Google Patents

望遠鏡対物レンズ系

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JPH11311739A
JPH11311739A JP10118560A JP11856098A JPH11311739A JP H11311739 A JPH11311739 A JP H11311739A JP 10118560 A JP10118560 A JP 10118560A JP 11856098 A JP11856098 A JP 11856098A JP H11311739 A JPH11311739 A JP H11311739A
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JP
Japan
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lens
lens group
group
positive
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JP10118560A
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Tetsuya Abe
哲也 阿部
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B15/00Optical objectives with means for varying the magnification
    • G02B15/02Optical objectives with means for varying the magnification by changing, adding, or subtracting a part of the objective, e.g. convertible objective
    • G02B15/04Optical objectives with means for varying the magnification by changing, adding, or subtracting a part of the objective, e.g. convertible objective by changing a part
    • G02B15/08Optical objectives with means for varying the magnification by changing, adding, or subtracting a part of the objective, e.g. convertible objective by changing a part by changing the rear part

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 眼視観測時には軸上色収差が良好に補正さ
れ、写真撮影時には像面湾曲が補正されて広画角な望遠
鏡対物レンズ系を低コストで得る。 【構成】 正の第1レンズ群10と、第1レンズ群10
との組み合わせによって軸上色収差を補正するように構
成された色補正形態の第2Aレンズ群20Aと、第1レ
ンズ群10の像面湾曲を補正するように構成された像面
補正形態の第2Bレンズ群20Bとを備え、第1レンズ
群10と第2Aレンズ群20Aの組み合わせと、第1レ
ンズ群10と第2Bレンズ群20Bの組み合わせとを選
択使用可能にした望遠鏡対物レンズ系。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、天体望遠鏡の対物レンズ等に使
用され、特に眼視観測形態と写真撮影形態のどちらにお
いても良好な性能を示す望遠鏡対物レンズ系に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】天体望遠鏡の対物レンズ等
の光学系は、分散の異なる硝材からなる1枚の正レンズ
と1枚の負レンズの組み合わせによる構成が従来より知
られ、広く使用されている。望遠鏡の対物レンズ系は、
焦点距離が長くなるために軸上色収差の補正が重要であ
り、特に高倍率での眼視観測では軸上色収差の二次スペ
クトルを小さく抑える必要がある。このため正レンズに
蛍石や特殊低分散ガラス等を使用して軸上色収差の二次
スペクトルを小さく抑える例も、近年多くみられる。し
かし、これらの従来例は、レンズ径が大きな第1レンズ
群の正レンズに、蛍石や特殊低分散ガラス等の高価な硝
材を必要とするため、コストが高い。
【0003】一方、天体写真撮影が盛んになるにつれ、
天体望遠鏡の対物レンズ系には画角が広い光学系への要
求が強くなっている。軸上色収差を良好に補正した対物
レンズ系に対し、着脱可能な像面補正光学系を装着する
ことで眼視観測と写真撮影を両立した天体望遠鏡対物レ
ンズ系としては、例えば、特願昭57−93309号公
報に記載されている例がある。これは負レンズと正レン
ズの組み合わせによって軸上収差を良好に補正した第1
レンズ群の像面近傍に、着脱可能な像面湾曲補正レンズ
系を配置することで、写真撮影に必要な広画角を実現し
ている。
【0004】しかし、この従来例は、まず軸上色収差を
補正した上で、写真撮影用に別の像面湾曲補正用のレン
ズ系を付加する構成であり、同様にコストが高い。
【0005】
【発明の目的】本発明は、眼視観測時には軸上色収差が
良好に補正され、写真撮影時には像面湾曲が補正されて
広画角な望遠鏡対物レンズ系を低コストで得ることを目
的とする。
【0006】
【発明の概要】本発明は、物体側から順に、正の第1レ
ンズ群と、第2レンズ群とから構成される望遠鏡対物レ
ンズ系であって、第2レンズ群は、第1レンズ群との組
み合わせによって軸上色収差を補正するように構成され
た色補正形態の第2Aレンズ群と、第1レンズ群の像面
湾曲を補正するように構成された像面補正形態の第2B
レンズ群とを備え、第1レンズ群と第2Aレンズ群の組
み合わせと、第1レンズ群と第2Bレンズ群の組み合わ
せとを選択使用可能としたことを特徴としている。
【0007】具体的な機械構成では、第1レンズ群をユ
ニット化した第1レンズユニットと、第2Aレンズ群を
ユニット化した第2Aレンズユニットと、第2Bレンズ
群をユニット化した第2Bレンズユニットとを設け、第
1レンズユニットの像面側と、第2Aレンズユニットと
第2Bレンズユニットの物体側にそれぞれ、互いに着脱
可能な着脱機構を設けることが好ましい。また、第1レ
ンズ群、第2Aレンズ群、第2Bレンズ群はそれぞれ、
1枚の正レンズと1枚の負レンズによって構成するのが
好ましい。
【0008】本発明の望遠鏡対物レンズ系の第1レンズ
群と第2Aレンズ群はそれぞれ、具体的には、分散の異
なる硝材からなる正レンズと負レンズの組み合わせによ
って構成し、条件式(1)ないし(3)を満足させるこ
とが好ましい。 (1)νI+<80 (2)νII+ >70 (3)1.1<fI /f<2.0 但し、 νI+:第1レンズ群中の正レンズの硝材のアッベ数、 νII+ :第2レンズ群中の正レンズの硝材のアッベ数、 fI :第1レンズ群の焦点距離、 f:全系の焦点距離、 である。
【0009】本発明の望遠鏡対物レンズ系の第1レンズ
群と第2Bレンズ群はそれぞれ、分散の異なる硝材から
なる正レンズと負レンズの組み合わせによって構成し、
条件式(4)および(5)を満足させることが好まし
い。 (4)nII+ >1.55 (5)nII- /nII+ <1.0 但し、 nII+ :第2レンズ群中の正レンズのd線に対する屈折
率、 nII- :第2レンズ群中の負レンズのd線に対する屈折
率、 である。
【0010】
【発明の実施の形態】図13は、本発明による望遠鏡対
物レンズ系の概念図である。共通の正の第1レンズ群1
0をユニット化した第1レンズユニット10Uと、第2
Aレンズ群20Aをユニット化した第2Aレンズユニッ
ト20AUと、第2Bレンズ群20Bをユニット化した
第2Bレンズユニット20BUとを備えている。これら
のレンズユニットは、物体側から、第1レンズユニット
10Uと第2Aレンズユニット20AUの組み合わせ、
または第1レンズユニット10Uと第2Bレンズユニッ
ト20BUの組み合わせで用いられるもので、第2Aレ
ンズ群20Aは、眼視観察用に軸上色収差を良好に補正
し、第2Bレンズ群20Bは、写真撮影用に第1レンズ
群10の像面湾曲を補正する。第1レンズ群10+第2
Aレンズ群20A、第1レンズ群10+第2Bレンズ群
20Bのパワーは、いずれも正であるが、第2Aレンズ
群20Aと第2Bレンズ群20Bのパワーは、第1レン
ズ群10のパワーに応じ、正のパワーとすることも負の
パワーとすることもできる。また、第1レンズ群10、
第2Aレンズ群20A、第2Bレンズ群20Bはそれぞ
れ、正レンズと負レンズの組み合わせ、特に1枚の正レ
ンズと1枚の負レンズの組み合わせによって構成するの
が実際的である。
【0011】第1レンズユニット10Uの像側の面と、
第2Aレンズユニット20AUと第2Bレンズユニット
20BUの物体側の面にはそれぞれ、互いを着脱可能と
する着脱機構10Mと20Mが備えられている。この着
脱機構10Mと20Mは、周知のねじ機構、マウント機
構等を用いることができる。
【0012】条件式(1)は、レンズ径の大きな第1レ
ンズ群10中の正レンズに安価な硝材を使用すること
で、低コストを実現するための条件である。条件式
(1)の上限を越える低分散特殊ガラスを第1レンズ群
10中の正レンズに使用すると、コストが高くなってし
まう。
【0013】条件式(2)は、色補正形態の第2Aレン
ズ群20中の正レンズに低分散ガラスを使用すること
で、軸上色収差の二次スペクトルを良好に補正するため
の条件である。条件式(2)の下限を越えると、軸上色
収差の二次スペクトルが大きくなりすぎ、良好な性能が
得られない。
【0014】条件式(3)は、色補正形態の第2Aレン
ズ群20と組み合わせたときの第1レンズ群10の正の
パワーを最適なものとすることによって、低コストと良
好な性能を両立させるための条件である。条件式(3)
の下限を越えると、第1レンズ群10のパワーが強くな
りすぎるために軸上色収差補正における第2Aレンズ群
20の関与が不足してしまい、全系での軸上色収差の2
次スペクトルを小さく抑えることができなくなってしま
う。また、条件式(3)の上限を越えると、第1レンズ
群10のパワーが弱くなりすぎるために正レンズに低分
散ガラスを使用した第2Aレンズ群20のレンズ径が大
きくなりすぎ、コストが高くなってしまう。
【0015】条件式(4)は、像面補正形態の第2Bレ
ンズ群20B中の正レンズの屈折率に関する条件で、同
屈折率を条件式(4)のように高く設定することで、像
面湾曲を補正することができる。条件式(4)の下限を
越えると、全系のペッツバール和が正に大きくなりすぎ
て像面湾曲が大きくなる。
【0016】条件式(5)は、条件式(4)によって高
く設定された像面補正形態の第2Bレンズ群20B中の
正レンズの屈折率に対し、第2Bレンズ群20中の負レ
ンズの屈折率を低く設定することで像面湾曲を補正する
ための条件である。条件式(5)の下限を超えると、全
系のペッツバール和を小さくすることができなくなり、
像面湾曲が大きくなる。
【0017】次に、具体的な数値実施例を説明する。以
下の諸収差図及び表中、d線、g線、c線は球面収差に
より示される色収差、倍率色収差であり、Sはサジタ
ル、Mはメリディオナルである。また、FNOはFナンバ
ー、Wは入射角である。また、Rは曲率半径、Dはレン
ズ厚またはレンズ間隔、Nd はd線の屈折率、νd はア
ッベ数を示す。
【0018】[実施例1]図1は本発明の第1の実施例
のうち、共通の第1レンズ群10と、色補正形態の第2
Aレンズ群20とを組み合わせた状態のレンズ構成図、
図2はその諸収差図である。第1レンズ群10は、物体
側から順に、両凸レンズ11と両凹レンズ12からな
り、第2Aレンズ群20Aは、物体側から順に両凸レン
ズ21と両凹レンズ22とからなっている。
【0019】図3は本発明の第1の実施例のうち、共通
の第1レンズ群10と、像面補正形態の第2Bレンズ群
20Bとを組み合わせた状態のレンズ構成図、図4はそ
の諸収差図である。第2Bレンズ群20Bは、物体側か
ら順に、両凸レンズ23と両凹レンズ24とからなって
いる。
【0020】表1と表2は数値データである。第1面か
ら第4面は第1レンズ群10の数値データであり、表1
と表2には共通データとして示してある。表1の第5面
から第8面は色補正形態の第2Aレンズ群20の数値デ
ータ、表2の第5面から第8面は像面補正形態の第2B
レンズ群20Bの数値データである。
【0021】
【表1】 FNO= 1:6.7 f = 99.88 W = 2.5 ° fB= 57.93 面 No. R D Nd νd 1 49.284 2.00 1.51633 64.1 2 -109.887 0.10 - - 3 -99.927 1.50 1.62004 36.3 4 251.140 50.00 - - 5 33.451 1.20 1.49700 81.6 6 -31.757 1.76 - - 7 -27.190 0.80 1.51633 64.1 8 60.567 −
− −
【0022】
【表2】 FNO= 1:6.7 f =100.04 W = 2.5 ° fB= 45.02 面 No. R D Nd νd 1 49.284 2.00 1.51633 64.1 2 -109.887 0.10 - - 3 -99.927 1.50 1.62004 36.3 4 251.140 73.85 - - 5 22.545 1.40 1.62299 58.2 6 -34.807 0.46 - - 7 -28.556 0.70 1.53172 48.9 8 23.859 - - -
【0023】[実施例2]図5は本発明の第2の実施例
のうち、共通の第1レンズ群10と、色補正形態の第2
Aレンズ群20を組み合わせた状態のレンズ構成図、図
6はその諸収差図である。第1レンズ群10は、物体側
から順に、両凸レンズ13と両凹レンズ14との貼り合
わせレンズからなり、第2Aレンズ群20Aは、同様
に、両凸レンズ25と両凹レンズ26との貼り合わせレ
ンズからなっている。
【0024】図7は本発明の第2の実施例のうち、共通
の第1レンズ群10と、像面補正形態の第2Bレンズ群
20Bとを組み合わせた状態のレンズ構成図、図8はそ
の諸収差図である。第2Bレンズ群20Bは、両凸レン
ズ27と両凹レンズ28とからなっている。
【0025】表3と表4は数値データである。第1面か
ら第3面は第1レンズ群10の数値データであり、表3
と表4には共通データとして示してある。表3の第4面
から第6面は色補正形態の第2Aレンズ群20の数値デ
ータ、表4の第4面から第7面は像面補正形態の第2B
レンズ群20Bの数値データである。
【0026】
【表3】 FNO= 1:6.7 f = 99.79 W = 2.5 ° fB= 43.75 面 No. R D Nd νd 1 63.832 2.00 1.48749 70.2 2 -70.092 1.50 1.56732 42.8 3 796.711 91.15 - - 4 27.726 1.00 1.49700 81.6 5 -22.049 0.70 1.51633 64.1 6 64.008 - - -
【0027】
【表4】 FNO= 1:6.7 f =100.23 W = 2.5 ° fB= 45.89 面 No. R D Nd νd 1 63.832 2.00 1.48749 70.2 2 -70.092 1.50 1.56732 42.8 3 796.711 85.58 - - 4 39.099 1.40 1.62299 58.2 5 -39.099 0.51 - - 6 -34.845 0.70 1.56732 42.8 7 72.306 - - -
【0028】[実施例3]図9は本発明の第3の実施例
のうち、共通の第1レンズ群10と、色補正形態の第2
Aレンズ群20とを組み合わせた状態のレンズ構成図、
図10はその諸収差図である。第1レンズ群10は、物
体側から順に、両凸レンズ15と負のメニスカスレンズ
16との貼り合わせレンズからなり、第2Aレンズ群2
0Aは、負のメニスカスレンズ29と両凸レンズ30と
からなっている。
【0029】図11は本発明の第3の実施例のうち、共
通の第1レンズ群10と、像面補正形態の第2Bレンズ
群20Bとを組み合わせた状態のレンズ構成図、図12
はその諸収差図である。第2Bレンズ群20Bは、物体
側から順に、両凹レンズ31と両凸レンズ32とからな
っている。
【0030】表5と表6は数値データである。第1面か
ら第3面は第1レンズ群10の数値データであり、表5
と表6には共通データとして示してある。表5の第4面
から第7面は色補正形態の第2Aレンズ群20、表6の
第4面から第7面は像面補正形態の第2Bレンズ群20
Bの数値データである。
【0031】
【表5】 FNO= 1:6.7 f = 99.99 W = 2.5 ° fB= 43.27 面 No. R D Nd νd 1 71.838 2.00 1.48749 70.2 2 -60.104 1.50 1.56732 42.8 3 -767.180 88.54 - - 4 82.554 0.70 1.51633 64.1 5 11.155 0.48 - - 6 11.458 1.00 1.49700 81.6 7 -102.489 - - -
【0032】
【表6】 FNO= 1:6.7 f =100.09 W = 2.5 ° fB= 47.84 面 No. R D Nd νd 1 71.838 2.00 1.48749 70.2 2 -60.104 1.50 1.56732 42.8 3 -767.180 82.55 - - 4 -329.030 0.70 1.54814 45.8 5 17.535 1.22 - - 6 19.589 1.20 1.65160 58.5 7 -95.574 - - -
【0033】各実施例の各条件式に対する値を表7に示
す。
【表7】
【0034】各実施例は、条件式(1)ないし(5)を
満足し、かつ諸収差図に示すように、第1レンズ群10
と第2Aレンズ群20Aを組み合わせた眼視観測状態で
は特に軸上色収差が良好に補正され、第1レンズ群10
と第2Bレンズ群20Bを組み合わせた写真撮影状態で
は特に非点収差(像面湾曲)が良好に補正されている。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、眼視観測時には軸上色
収差が良好に補正され、写真撮影時には像面湾曲が補正
されて広画角な望遠鏡対物レンズ系を低コストで得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による望遠鏡対物レンズ系の第1の実施
例のうち、共通の第1レンズ群と色補正形態の第2Aレ
ンズ群とを組み合わせた状態のレンズ構成図である。
【図2】図1のレンズ系の諸収差図である。
【図3】本発明による望遠鏡対物レンズ系の第1の実施
例のうち、共通の第1レンズ群と像面補正形態の第2B
レンズ群とを組み合わせた状態のレンズ構成図である。
【図4】図3のレンズ系の諸収差図である。
【図5】本発明による望遠鏡対物レンズ系の第2の実施
例のうち、共通の第1レンズ群と色補正形態の第2Aレ
ンズ群を組み合わせた状態のレンズ構成図である。
【図6】図5のレンズ系の諸収差図である。
【図7】本発明による望遠鏡対物レンズ系の第2の実施
例のうち、共通の第1レンズ群と像面補正形態の第2B
レンズ群を組み合わせた状態のレンズ構成図である。
【図8】図7のレンズ系の諸収差図である。
【図9】本発明による望遠鏡対物レンズ系の第3の実施
例のうち、共通の第1レンズ群と色補正形態の第2Aレ
ンズ群を組み合わせた状態のレンズ構成図である。
【図10】図9のレンズ系の諸収差図である。
【図11】本発明による望遠鏡対物レンズ系の第3の実
施例のうち、共通の第1レンズ群と像面補正形態の第2
Bレンズ群を組み合わせた状態のレンズ構成図である。
【図12】図11のレンズ系の諸収差図である。
【図13】本発明による望遠鏡対物レンズ系の共通の第
1レンズ群と、選択使用可能な色補正形態の第2Aレン
ズ群と像面補正形態の第2Bレンズ群とを示す概念図で
ある。
【符号の説明】
10 第1レンズ群 20A 第2Aレンズ群 20B 第2Bレンズ群
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】一方、天体写真撮影が盛んになるにつれ、
天体望遠鏡の対物レンズ系には画角が広い光学系への要
求が強くなっている。軸上色収差を良好に補正した対物
レンズ系に対し、着脱可能な像面補正光学系を装着する
ことで眼視観測と写真撮影を両立した天体望遠鏡対物レ
ンズ系としては、例えば、特開昭57?93309号公
報に記載されている例がある。これは負レンズと正レン
ズの組み合わせによって軸上色収差を良好に補正した第
1レンズ群の像面近傍に、着脱可能な像面湾曲補正レン
ズ系を配置することで、写真撮影に必要な広画角を実現
している。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】条件式(3)は、色補正形態の第2Aレン
ズ群20Aと組み合わせたときの第1レンズ群10の正
のパワーを最適なものとすることによって、低コストと
良好な性能を両立させるための条件である。条件式
(3)の下限を越えると、第1レンズ群10のパワーが
強くなりすぎるために軸上色収差補正における第2Aレ
ンズ群20Aの関与が不足してしまい、全系での軸上色
収差の2次スペクトルを小さく抑えることができなくな
ってしまう。また、条件式(3)の上限を越えると、第
1レンズ群10のパワーが弱くなりすぎるために正レン
ズに低分散ガラスを使用した第2Aレンズ群20Aの
ンズ径が大きくなりすぎ、コストが高くなってしまう。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】[実施例1]図1は本発明の第1の実施例
のうち、共通の第1レンズ群10と、色補正形態の第2
Aレンズ群20Aとを組み合わせた状態のレンズ構成
図、図2はその諸収差図である。第1レンズ群10は、
物体側から順に、両凸レンズ11と両凹レンズ12から
なり、第2Aレンズ群20Aは、物体側から順に両凸レ
ンズ21と両凹レンズ22とからなっている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】表1と表2は数値データである。第1面か
ら第4面は第1レンズ群10の数値データであり、表1
と表2には共通データとして示してある。表1の第5面
から第8面は色補正形態の第2Aレンズ群20Aの数値
データ、表2の第5面から第8面は像面補正形態の第2
Bレンズ群20Bの数値データである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】[実施例2]図5は本発明の第2の実施例
のうち、共通の第1レンズ群10と、色補正形態の第2
Aレンズ群20Aを組み合わせた状態のレンズ構成図、
図6はその諸収差図である。第1レンズ群10は、物体
側から順に、両凸レンズ13と両凹レンズ14との貼り
合わせレンズからなり、第2Aレンズ群20Aは、同様
に、両凸レンズ25と両凹レンズ26との貼り合わせレ
ンズからなっている。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】表3と表4は数値データである。第1面か
ら第3面は第1レンズ群10の数値データであり、表3
と表4には共通データとして示してある。表3の第4面
から第6面は色補正形態の第2Aレンズ群20Aの数値
データ、表4の第4面から第7面は像面補正形態の第2
Bレンズ群20Bの数値データである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】[実施例3]図9は本発明の第3の実施例
のうち、共通の第1レンズ群10と、色補正形態の第2
Aレンズ群20Aとを組み合わせた状態のレンズ構成
図、図10はその諸収差図である。第1レンズ群10
は、物体側から順に、両凸レンズ15と負のメニスカス
レンズ16との貼り合わせレンズからなり、第2Aレン
ズ群20Aは、負のメニスカスレンズ29と両凸レンズ
30とからなっている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】表5と表6は数値データである。第1面か
ら第3面は第1レンズ群10の数値データであり、表5
と表6には共通データとして示してある。表5の第4面
から第7面は色補正形態の第2Aレンズ群20A、表6
の第4面から第7面は像面補正形態の第2Bレンズ群2
0Bの数値データである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から順に、正の第1レンズ群と、
    第2レンズ群とから構成される望遠鏡対物レンズ系であ
    って、 第2レンズ群は、第1レンズ群との組み合わせによって
    軸上色収差を補正するように構成された色補正形態の第
    2Aレンズ群と、第1レンズ群の像面湾曲を補正するよ
    うに構成された像面補正形態の第2Bレンズ群とを備
    え、 第1レンズ群と第2Aレンズ群の組み合わせと、第1レ
    ンズ群と第2Bレンズ群の組み合わせとを選択使用可能
    としたことを特徴とする望遠鏡対物レンズ系。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の対物レンズ系において、
    第1レンズ群をユニット化した第1レンズユニットと、
    第2Aレンズ群をユニット化した第2Aレンズユニット
    と、第2Bレンズ群をユニット化した第2Bレンズユニ
    ットとを有し、第1レンズユニットの像面側と、第2A
    レンズユニットと第2Bレンズユニットの物体側にはそ
    れぞれ、互いに着脱可能な着脱機構が備えられている望
    遠鏡対物レンズ系。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の対物レンズ系において、
    第1レンズ群、第2Aレンズ群、第2Bレンズ群はそれ
    ぞれ、1枚の正レンズと1枚の負レンズによって構成さ
    れている望遠鏡対物レンズ系。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項記載の
    対物レンズ系において、第1レンズ群と第2Aレンズ群
    はそれぞれ、分散の異なる硝材からなる正レンズと負レ
    ンズの組み合わせによって構成され、下記条件式(1)
    ないし(3)を満足する望遠鏡対物レンズ系。 (1)νI+<80 (2)νII+ >70 (3)1.1<fI /f<2.0 但し、 νI+:第1レンズ群中の正レンズの硝材のアッベ数、 νII+ :第2レンズ群中の正レンズの硝材のアッベ数、 fI :第1レンズ群の焦点距離、 f:全系の焦点距離。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1項記載の
    対物レンズ系において、第1レンズ群と第2Bレンズ群
    はそれぞれ、分散の異なる硝材からなる正レンズと負レ
    ンズの組み合わせによって構成され、下記条件式(4)
    および(5)を満足する望遠鏡対物レンズ系。 (4)nII+ >1.55 (5)nII- /nII+ <1.0 但し、 nII+ :第2レンズ群中の正レンズのd線に対する屈折
    率、 nII- :第2レンズ群中の負レンズのd線に対する屈折
    率。
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