JPH11311117A - 触媒加熱装置 - Google Patents

触媒加熱装置

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JPH11311117A
JPH11311117A JP10119073A JP11907398A JPH11311117A JP H11311117 A JPH11311117 A JP H11311117A JP 10119073 A JP10119073 A JP 10119073A JP 11907398 A JP11907398 A JP 11907398A JP H11311117 A JPH11311117 A JP H11311117A
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JP
Japan
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catalyst
container
heating device
adsorbent
medium
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Application number
JP10119073A
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English (en)
Inventor
Seiji Inoue
誠司 井上
Shin Honda
伸 本田
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
    • Y02A50/20Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters

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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 触媒体を加熱することによって触媒体の活性
化を図る触媒加熱装置において、構成の簡素化を図る。 【解決手段】 エンジンからの排気ガスが流れるガス通
路管1内には、自動車用排気ガス浄化触媒としての触媒
体2が配設されている。触媒体2の上流には、被吸着媒
体5である水の吸着・脱離により発熱・吸熱する吸着剤
4を収納した第1容器3が配設されている。第1容器3
と、ガス通路管1外部に配設され被吸着媒体5を収納す
る第2容器7とは、開閉弁11を連通管10にて連通さ
れている。開閉弁11を開けると、吸着剤4の吸着に伴
う発熱により近接する触媒体2が加熱活性化され、触媒
体2が十分活性化されると、逆に触媒体2の熱を受けた
吸着剤4が脱離を行い再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、触媒体を加熱する
ことによって触媒体の活性化を図る触媒加熱装置に関
し、排気ガス浄化用触媒や触媒式燃焼ヒータ等に用いて
好適である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の触媒加熱装置として、特
開平4−279716号公報に記載のものが提案されて
いる。これは、触媒にゼオライトを担持し、水をかける
ことで発生する熱により触媒を急速に加熱し活性化を促
進させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
においては、水を消費するため、水を供給するための装
置が必要となるため装置構成が複雑化する。そこで、本
発明は上記点に鑑みて、触媒体を加熱することによって
触媒体の活性化を図る触媒加熱装置において、構成の簡
素化を図ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、水等の被吸着媒体が吸着及び脱離することに
より発熱及び吸熱を行う吸着剤を用い、この吸着剤の発
熱により触媒加熱を行うことに着目してなされたもので
ある。すなわち、請求項1記載の発明においては、吸着
剤(4)を収納するとともに触媒体(2)と熱交換可能
な形態で配置された第1容器(3)と、吸着剤(4)に
吸着・脱離される被吸着媒体(5)を収納する第2容器
(7)とを、途中部に開閉弁(11)を備える連通管
(10)にて連通した構成としたことを特徴としてい
る。
【0005】それによって、開閉弁(11)を開けて、
第2容器(7)から被吸着媒体(5)を第1容器(3)
内の吸着剤(4)に吸着させ、吸着剤(4)の発熱によ
り触媒体(2)を加熱活性化させることができる。ま
た、触媒体(2)が十分活性化したときには、吸着剤
(4)は、触媒体(2)の熱により、吸着した被吸着媒
体(5)を第2容器(7)に向けて脱離し再生される。
そして、再生後は開閉弁(11)を閉じる。
【0006】このように本発明では、吸着剤(4)の吸
着による発熱を利用して触媒体(2)の活性化を行うこ
とができ、また、吸着剤(4)を収納する第1容器
(3)と被吸着媒体(5)を収納する第2容器(7)と
を連通路(10)にて連通することで、両容器(3、
7)内及び連通路(10)内の密閉空間にて、被吸着媒
体(5)の吸着・脱離が行われるため、従来のように、
被吸着媒体(5)の供給が不要となり、構成の簡素化が
図れる。
【0007】ここで、請求項2及び請求項3記載の発明
は、触媒体(2)と第1容器(3)との配置形態の具体
的手段を提供するものである。請求項2記載の発明で
は、内部を一端側から他端側に気体が通過する触媒体
(2)に対して、第1容器(3)を、気体が内部を貫流
可能な形状とするとともに、触媒体(2)の気体の流れ
の上流側に配置したことを特徴としており、触媒体
(2)を活性化させる際には、第1容器(3)を通過し
て吸着剤(4)の発熱により加熱された高温気体を、触
媒体(2)に通過させることで、加熱活性化が行われ
る。
【0008】また、請求項3記載の発明では、第1容器
(3)を触媒体(2)の内部に埋設したことを特徴とし
ており、第1容器(3)と触媒体(2)とを一体化した
コンパクトな構成とでき、また、吸着剤(4)の熱を第
1容器(3)から熱伝導により触媒体(2)に伝えるこ
ともできるため、触媒体(2)を効率よく加熱活性化す
ることが可能となる。
【0009】さらに、請求項4記載の発明では、請求項
3記載の第1容器(3)を複数の収納室(3a)に分割
し、且つ各収納室(3a)に吸着剤(4)を収納したも
のとし、これら複数の収納室(3a)を触媒体(2)の
内部に互いに所定間隔を開けて配置したことを特徴とし
ており、触媒体(2)全体を均一に加熱活性化すること
が簡単にできる。
【0010】また、請求項5記載の発明では、第1容器
(3)から触媒体(2)内部に向けて吸着剤(4)の熱
を伝導させる伝熱フィン(31)を設け、請求項3及び
請求項4記載の発明において、吸着剤(4)から触媒体
(2)への熱伝導を、より効率良く行うことができる。
また、請求項6記載の発明では、被吸着媒体(5)を収
納する第2容器(7)を外気と熱交換可能な位置に設置
したことを特徴としており、被吸着媒体(5)の過熱等
による第2容器(7)内の圧力上昇を防止できる。その
ため、例えば吸着剤(4)の再生時に、吸着した被吸着
媒体(5)を第2容器(7)に向けて効率よく脱離で
き、再生がスムーズに行われる。
【0011】また、請求項7記載の発明では、第2容器
(7)に、被吸着媒体(5)を加熱するための電気ヒー
タ(9)を設置したことを特徴としており、第2容器
(7)内の温度や内圧が低い場合、被吸着媒体(5)を
加熱して連通路(10)から第1容器(3)に移動し易
くすることで、被吸着媒体(5)の吸着剤(4)への吸
着を促進させることができる。
【0012】また、請求項8記載の発明では、第1容器
(3)に、第2容器(7)からの被吸着媒体(5)を浸
透させる繊維状物質からなる浸透部材(6)を収納し、
それによって、被吸着媒体(5)の吸着剤(3)への吸
着を促進させることを特徴としている。また、請求項9
記載の発明では、第2容器(7)に、被吸着媒体(5)
を浸透させる繊維状物質からなる保持部材(8)を収納
し、それによって、第2容器(7)にて被吸着媒体
(5)を均等に保持することを特徴としている。ここ
で、これら繊維状物質としてはグラスウール等を用いる
ことが出来る。
【0013】また、吸着剤(4)は、請求項10記載の
発明のように、化学的な発熱反応を利用する物質を用い
ることができる。上記従来技術では、触媒が高温になる
とゼオライトの吸水性が劣化する恐れがあったが、本発
明では、触媒が高温になった場合でも効率よく吸着剤
(4)を再生できる。そのような吸着剤(4)として
は、具体的に、請求項11記載の発明のように、Ca
O、SrO及びBaOから選択された物質を用いること
が出来る。
【0014】なお、上記した括弧内の符号は、後述する
実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本第1実施形態
は、本発明の触媒加熱装置を自動車用排気ガス触媒を加
熱するものとして述べる。図1は本実施形態に係る触媒
加熱装置100の構成を示す説明図である。図1におい
て、1は気体としてのエンジン(図示せず)からの排気
ガスの通路を形成するガス通路管であり、エンジン作動
中は、矢印Gに示す様に、左側から右側に排気ガスが流
れるようになっている。
【0016】2は上記自動車用排気ガス触媒としてのモ
ノリス型の触媒体であり、ガス通路管1内に設けられて
いる。触媒体2は、アルミナやコージェライト等からな
る円柱状のハニカム担体に白金等の貴金属触媒を担持し
てなり、その内部を一端側(図1の左側)から他端側
(図1の右側)に気体が通過するようになっている。そ
して、排気ガスはこの触媒体2にて燃焼し浄化される。
【0017】3は、後述の吸着剤4を収納する第1容器
であり、触媒体2の上流に触媒体2と近接して設けら
れ、触媒体2と熱輻射及び熱放射により熱交換可能な形
態で配設されている。第1容器3の詳細構成を図2及び
図3に示す。ここで図3は図2のA−A断面図である。
第1容器3は耐熱性、熱伝導性に優れた金属(本例では
ステンレス)等からなる。
【0018】図2に示す様に、第1容器3は薄型の中空
箱形状で、片面側から他面側に貫通する貫通穴31と、
この貫通穴31に設けられたフィン(本例ではコルゲー
ト状)32とを備える。そして、ガス通路管1を流れる
排気ガスは、貫通穴31をフィン32に接触しつつ貫流
するようになっている。上記吸着剤4は、被吸着媒体5
が吸着する際に発熱し、脱離する際に吸熱するものであ
り、図3に示す様に、第1容器3内部に粉末の形で充填
されている。ここで、吸着剤4内部には、被吸着媒体5
を浸透可能な繊維状物質(例えばグラスウール等)から
なる浸透部材6が埋設されており、それによって、被吸
着媒体5を吸着剤4全体に行き渡り易くし、被吸着媒体
5の吸着剤4への吸着を促進させるようになっている。
【0019】ここで、吸着剤4としては、脱離再生を容
易とするために、被吸着媒体5としての水、アルコール
及びフロン等の吸着による化学的な発熱反応を利用する
物質を用いることが好ましい。具体的には、CaO、S
rO及びBaOから選択された物質を用いることがで
き、例えば、被吸着媒体5として水を用いた場合には、
吸着時に水和熱で発熱し、上記従来技術のゼオライトよ
りも高温(例えば400〜800℃)を得ることができ
る。
【0020】また、7は上記被吸着媒体5を収納する第
2容器であり、ガス通路管1外部において外気と熱交換
可能な位置に配設されている。第2容器7の詳細につい
て図4の断面図を参照して説明する。第2容器7は、第
1容器3と同様の材質からなり、外壁に外気との熱交換
の効率を高めるためのフィン71を備える中空箱型形状
を有し、内部に被吸着媒体(本例では水)5を収納す
る。
【0021】この第2容器7内には、繊維状物質(例え
ばグラスウール等)からなる保持部材8が、内壁の底面
から側面に渡って設けられ、被吸着媒体5を浸透させ均
等に保持するようになっている。また、第2容器7の外
壁(図示例では底面外壁)には、被吸着媒体5を加熱す
るための電気ヒータ9が設けられている。この電気ヒー
タ9は通電用の一対の配線9aを有し、第2容器7内の
温度をモニタする図示しない温度センサが所定温度より
低いと判断した場合に、図示しない制御回路により、作
動し加熱を行なうようになっている。
【0022】そして、上記第1及び第2容器3、7は、
ガス通路管1を貫通して設けられた連通管10により連
通しており、連通管10を通じて被吸着媒体5が、第1
容器3内と第2容器7内とを行き来可能となっている。
なお、連通管10がガス通路管1を貫通する部分は、排
気ガスが漏れないようになっている。また、連通管10
の途中には、連通管10を開閉する開閉弁11が介在設
定されている。
【0023】開閉弁11は、本例では自動車のイグニッ
ションキーと連動して作動するようになっている。詳し
くは、イグニッションキーがオンとなったとき(つまり
エンジンがかかったとき)に、開閉弁11が開状態とな
り、イグニッションキーがオフとなったとき(つまりエ
ンジンが停止したとき)に、開閉弁11が閉状態となる
ようになっている。
【0024】かかる上記各部材3〜11により本実施形
態の触媒加熱装置100が構成されているが、次にその
作動を述べる。まず、触媒加熱装置100による触媒体
2の加熱時すなわち吸着剤4の発熱時の作動について述
べる。イグニッションキーがオンとされると、開閉弁1
1が開く。それと同時に第2容器7内の被吸着媒体
(水)5は、連通路10を通って第1容器3内に至り、
吸着剤4に吸着される。このとき、被吸着媒体5は浸透
部材6により、吸着剤4全体にスムーズに行き渡るた
め、吸着が促進される。一方、エンジンからの排気ガス
がガス通路管1内を矢印Gのように流れる。
【0025】被吸着媒体5が吸着剤4に吸着されると、
吸着剤4は急速に発熱する。この熱は、輻射熱あるいは
排気ガスの流れ(矢印G)により、触媒体2に伝達され
る。そして、触媒体2は急速に加熱され、高効率で作動
する温度(例えば200℃〜300℃)にまで活性化さ
れる。なお、第2容器7内の被吸着媒体5である水は、
吸着剤4の吸着作用により第1容器3へ移動するが、外
気温が低く凍結している場合や内圧が低すぎる場合で
も、電気ヒータ9で水を加熱するため、第1容器3への
移動はスムーズに行なわれる。
【0026】次に、吸着剤4の再生時の作動について述
べる。触媒体2が十分に活性化すると、その熱が近接す
る第1容器3に伝達される。そのため、吸着剤4は再生
温度以上に加熱され、吸着した水を脱離して放出する。
放出された水分すなわち被吸着媒体5は、連通路10を
通って第2容器7内で移動する。そして、ここで外気に
よって冷却され凝縮し、液相状態の水に戻る。この作用
はエンジン作動中、継続するため、吸着剤4は十分再生
される。
【0027】そして、イグニッションキーがオフとされ
ると、開閉弁11が閉じられ連通路10が遮断される。
そのため、再生された吸着剤4に対して第2容器7から
被吸着媒体5が吸着されることはなくなり、次回の吸着
に備えることができる。ここで、第2容器7内において
被吸着媒体5は保持部材8に保水されるが、この保持部
材8により、被吸着媒体5を均等に保持することができ
るとともに、保水表面積が増大し、第2容器7内での伝
熱性が向上するため、次回の吸着を効率的に行なうこと
が出来る。
【0028】ところで、本実施形態によれば、吸着剤4
の吸着による発熱を利用して触媒体2の活性化を行うこ
とができ、また、第1及び第2容器3、7及び連通路1
1にて形成される密閉空間にて、被吸着媒体5の吸着・
脱離が行われるため、上記従来技術のように被吸着媒体
としての水を供給する装置が不要となり、構成の簡素化
が図れる。
【0029】また、本実施形態では、被吸着媒体5を収
納する第2容器7を外気と熱交換可能な位置に設置して
いるため、吸着剤4の再生時等に高温となった被吸着媒
体(例えば高温の水蒸気)5による第2容器7内の圧力
上昇を防止できる。そのため、吸着剤4の再生時に、吸
着した被吸着媒体5を第2容器7に向けて効率よく脱離
でき、再生がスムーズに行われる。
【0030】また、本実施形態では、第2容器7内の温
度や内圧が低い場合でも、第2容器7に設置された電気
ヒータ9により被吸着媒体5を加熱することで、連通路
10から第1容器3に移動し易くでき、吸着作用を促進
させることができる。また、本実施形態では、被吸着媒
体5を浸透させる浸透部材6が第1容器3に収納されて
いるため、吸着作用を促進できる。
【0031】また、上記従来技術では、触媒が高温にな
るとゼオライトの吸水性が劣化する恐れがあったが、本
実施形態では、吸着剤4として化学的な発熱反応を利用
する物質を用いているため、触媒体2が高温になった場
合でも効率よく吸着剤4が再生できる。このように、本
実施形態では、エンジン始動初期に触媒体2を急速に活
性化させることができるため、触媒体2の早期始動が可
能とできる等、良好な排ガス浄化性能を発揮することが
できる。
【0032】(第2実施形態)本第2実施形態に係る触
媒加熱装置100の構成を図5及び図5のB−B断面図
である図6に示す。本実施形態は、第1容器3を触媒体
2の内部に埋設した構造としたことが、上記第1実施形
態と異なる。つまり、本実施形態では吸着剤4の熱を第
1容器3から熱伝導により触媒体2に伝えることができ
る。以下、主として上記第1実施形態と異なる部分につ
いて述べ、同一部分については、図中同一符号を付して
説明を省略する。
【0033】第1容器3は中空円筒形をなし、外周面に
は触媒体2内に向けて径方向に延びる複数の板状フィン
(伝熱フィン)31を有する。そして、第1容器3は円
筒形長軸方向を、排気ガスの流れに略平行として触媒体
2内部の略中心部に埋設されている。板状フィン31
は、触媒体2のハニカム担体に隙間を設け、その隙間に
おいてハニカム担体に熱伝導可能なように接触して配置
されている。
【0034】このように、本実施形態によれば、第1容
器3と触媒体2とを一体化したコンパクトな構成とでき
るため、よりいっそう構成の簡素化が図れ、また、吸着
剤4の熱を第1容器3の板状フィン31から熱伝導によ
り、触媒体2の全域に渡って伝えることもできるため、
触媒体2を、より効率よく加熱活性化することが可能と
なる。
【0035】(第3実施形態)本第3実施形態に係る触
媒加熱装置100の構成を図7及び図7のC−C断面図
である図8に示す。本実施形態は、上記第2実施形態と
同じく第1容器3を触媒体2の内部に埋設した構造であ
るが、第1容器3を、触媒体2の内部に互いに所定間隔
を開けて配置された複数の収納室3aに分割し、且つ各
収納室3aに吸着剤4を収納したものとしたことが、上
記第2実施形態と異なる。以下、主として上記両実施形
態と異なる部分について述べ、同一部分については、図
中同一符号を付して説明を省略する。
【0036】第1容器3において、各収納室3aは各々
が連通管11と連通した管からなり、触媒体2内部にて
排気ガスの流れに略平行に延びるように所定間隔を開け
て配置されている。そして、各収納室3aには吸着剤4
が充填されている。なお、本実施形態においても、浸透
部材6を各収納室3aに収納してよい。そして本実施形
態によれば、板状フィン31の熱伝導により加熱する上
記第2実施形態に比べて、実質的に吸着剤4を触媒体2
内部全域に分布させた構造に等しいため、触媒体2全体
を均一に、より急速に加熱活性化することができる。
【0037】なお、上記各実施形態では、本発明の触媒
加熱装置を自動車用排気ガス触媒を加熱するものとして
述べてきたが、本発明の適用はこれに限定されるもので
はなく、例えば、触媒式燃焼ヒータの触媒を加熱するの
に用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る触媒加熱装置を示
す構成図である。
【図2】図1における第1容器の詳細構成を示す図であ
る。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図1における第2容器の詳細構成を示す断面図
である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る触媒加熱装置を示
す構成図である。
【図6】図5のB−B断面図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る触媒加熱装置を示
す構成図である。
【図8】図7のC−C断面図である。
【符号の説明】
2…触媒体、3…第1容器、3a…収納室、4…吸着
剤、5…被吸着媒体(水)、6…浸透部材、7…第2容
器、8…保持部材、9…電気ヒータ、10…連通路、1
1…開閉弁、31…板状フィン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F01N 3/24 B01D 53/36 B

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 触媒体(2)を加熱することによって前
    記触媒体(2)の活性化を図る触媒加熱装置であって、 前記触媒体(2)と熱交換可能な形態で配置された第1
    容器(3)と、 前記第1容器(3)に収納され、被吸着媒体(5)が吸
    着及び脱離することにより発熱及び吸熱を行う吸着剤
    (4)と、 前記被吸着媒体(5)を収納する第2容器(7)と、 前記第1及び第2容器(3、7)を連通する連通管(1
    0)と、 前記連通管(10)の途中部に設けられ前記連通管(1
    0)を開閉する開閉弁(11)とを備えることを特徴と
    する触媒加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記触媒体(2)は、その内部を一端側
    から他端側に気体が通過するようになっており、 前記第1容器(3)は、前記触媒体(2)を通過する前
    記気体の流れの上流側に配置されるとともに、前記気体
    が内部を貫流可能な形状となっていることを特徴とする
    請求項1に記載の触媒加熱装置。
  3. 【請求項3】 前記第1容器(3)は前記触媒体(2)
    の内部に埋設されていることを特徴とする請求項1に記
    載の触媒加熱装置。
  4. 【請求項4】 前記第1容器(3)は複数の収納室(3
    a)に分割されており、 前記吸着剤(4)は前記各収納室(3a)に収納されて
    おり、 前記各収納室(3a)は、前記触媒体(2)の内部に互
    いに所定間隔を開けて配置されていることを特徴とする
    請求項3に記載の触媒加熱装置。
  5. 【請求項5】 前記第1容器(3)から前記触媒体
    (2)内部に向けて、前記吸着剤(4)の熱を伝導させ
    る伝熱フィン(31)が設けられていることを特徴とす
    る請求項3または4に記載の触媒加熱装置。
  6. 【請求項6】 前記第2容器(7)は、外気と熱交換可
    能な位置に設置されていることを特徴とする請求項1な
    いし5のいずれか1つに記載の触媒加熱装置。
  7. 【請求項7】 前記第2容器(7)には、前記被吸着媒
    体(5)を加熱するための電気ヒータ(9)が設置され
    ていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1
    つに記載の触媒加熱装置。
  8. 【請求項8】 前記第1容器(3)には、前記第2容器
    (7)からの前記被吸着媒体(5)を浸透させて、前記
    被吸着媒体(5)の前記吸着剤(4)への吸着を促進さ
    せる繊維状物質からなる浸透部材(6)が収納されてい
    ることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに
    記載の触媒加熱装置。
  9. 【請求項9】 前記第2容器(7)には、前記被吸着媒
    体(5)を浸透させて前記被吸着媒体(5)を均等に保
    持するための繊維状物質からなる保持部材(8)が収納
    されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれ
    か1つに記載の触媒加熱装置。
  10. 【請求項10】 前記吸着剤(4)は化学的な発熱反応
    を利用する物質であることを特徴とする請求項1ないし
    9のいずれか1つに記載の触媒加熱装置。
  11. 【請求項11】 前記吸着剤(4)は、CaO、SrO
    及びBaOから選択された物質であることを特徴とする
    請求項10に記載の触媒加熱装置。
JP10119073A 1998-04-28 1998-04-28 触媒加熱装置 Pending JPH11311117A (ja)

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