JP2004068896A - 水素貯蔵供給システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】水素貯蔵材が充填され、水素充填設備1より供給される水素を貯蔵するとともに水素消費設備2に水素を供給する水素貯蔵部11と、水素貯蔵部11と熱的に接触しており、水分が供給される水分供給経路24を有しているとともに、水分が供給された際に生じる熱を利用して、水素貯蔵部11を加熱あるいは冷却する加熱冷却部12を設ける。加熱冷却部12に水分を吸着する吸着剤を設けた場合には、吸着剤が水分を吸着する際の発熱を利用して水素貯蔵部11を加熱し、吸着剤が水分を脱離する際の吸熱を利用して水素貯蔵部11を冷却することができる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、水素消費設備に水素を供給する水素供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
水素貯蔵材は、水素放出の際には冷却され、水素貯蔵の際には発熱する。このため、水素貯蔵材の水素放出及び水素貯蔵を円滑に行わせるためには、吸蔵の際に発生する熱を放出したり、放出の際に必要となる熱を供給する必要がある。
【0003】
このためには、水素貯蔵容器に水素貯蔵材を冷却および加熱可能な熱交換器を備えることが効果的である。例えばフィンを付設した熱媒管からなる熱交換器を内蔵した水素吸蔵合金充填容器(特開平6−193996)や、水素の触媒燃焼による加熱器付き水素吸蔵合金充填容器(特開平9−227101)等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように熱媒を用いた熱交換器においては、熱を供給するための機器やその機器からの配管が必要となり、機器が複雑となるといった問題がある。また、水素の燃焼触媒による加熱器では水素を消費するためエネルギ効率上好ましくない。
【0005】
本発明は、上記点に鑑み、簡易な構成で水素の貯蔵・放出を効率よく行うことが可能な水素貯蔵供給システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、水素貯蔵材(11a)が充填され、水素充填設備(1)より供給される水素を貯蔵するとともに水素消費設備(2)に水素を供給する水素貯蔵部(11)と、水素貯蔵部(11)と熱的に接触しており、水分が供給される水分供給経路(24)を有しているとともに、水分が供給された際に生じる熱を利用して、水素貯蔵部(11)を加熱あるいは冷却する加熱冷却部(12、13、14)とを備えることを特徴としている。
【0007】
これにより、水分との反応による発熱にて水素貯蔵部を加熱することができ、また、その逆反応により水素貯蔵部を冷却することが可能となる。このことによって、簡易な構成で水素貯蔵部の水素放出および水素充填を効率よく行うことができる。
【0008】
また、請求項2に記載の発明のように、水素消費設備(2)から、水分供給経路(24)を介して加熱冷却部(12)に水分を供給することで、水タンク等を備える必要がなくなり、簡素な構成とすることができる
また、請求項3に記載の発明のように、加熱冷却部(12)は、水分を吸着する吸着剤を備え、吸着剤が水分を吸着する際の発熱を利用して水素貯蔵部(11)を加熱し、吸着剤が水分を脱離する際の吸熱を利用して水素貯蔵部(11)を冷却することで、水素貯蔵部からの水素放出および水素貯蔵部への水素充填を促進することができる。
【0009】
また、請求項4に記載の発明のように、加熱冷却部は、水分を吸収して発熱する湿式吸収除湿剤を備え、湿式吸収除湿剤が水分を吸収する際の発熱を利用して水素貯蔵部(11)を加熱することで、水素貯蔵部からの水素放出を促進することができる。
【0010】
また、請求項5に記載の発明のように、加熱冷却部(13)は、水分により加水分解して発熱する加水分解剤を備え、加水分解剤が加水分解する際の発熱を利用して水素貯蔵部(11)を加熱することで、水素貯蔵部からの水素放出を促進することができる。
【0011】
また、請求項6に記載の発明のように、加水分解剤として、加水分解剤を用いることで、水素貯蔵部の水素放出を促進することができると同時に、加水分解剤が加水分解する際に発生する水素を水素消費設備に供給することができる。
【0012】
また、請求項7に記載の発明のように、温度検出手段(34)により検出した水素貯蔵部(11)内の温度および圧力検出手段(35)により検出した水素貯蔵部(11)内の圧力に基づいて、加熱冷却部(13)に供給する水分の量を制御することで、水素貯蔵部を必要に応じて加熱することが可能となる。
【0013】
また、請求項8に記載の発明のように、温度検出手段(34)により検出した水素貯蔵部(11)内の温度が所定温度以下であり、かつ、圧力検出手段(35)により検出した水素貯蔵部(11)内の圧力が所定圧力以下である場合に、加熱冷却部(12)に対して水分の供給を開始することができる。
【0014】
また、請求項9に記載の発明のように、加水分解剤は金属水素錯化合物からなるとともに、水分供給経路(42)より水分とともに前記加熱冷却部(14)に供給され、加熱冷却部(14)は、金属水素錯化合物の加水分解を促進するための触媒を備えており、金属水素錯化合物が加水分解する際の発熱を利用して水素貯蔵部(11)を加熱することで、水素貯蔵部からの水素放出を促進することができる。
【0015】
また、請求項10に記載の発明のように、温度検出手段(34)により検出した水素貯蔵部(11)内の温度および圧力検出手段(35)により検出した水素貯蔵部(11)内の圧力に基づいて、加熱冷却部(13)に供給する金属水素錯化合物および水分の量を制御することで、必要に応じて水素貯蔵部を加熱することができる。
【0016】
また、請求項11に記載の発明のように、温度検出手段(34)により検出した水素貯蔵部(11)内の温度が所定温度以下であり、かつ、圧力検出手段(35)により検出した水素貯蔵部(11)内の圧力が所定圧力以下である場合に、加熱冷却部(12)に対して金属水素錯化合物および水分の供給を開始することができる。
【0017】
また、請求項12に記載の発明のように、請求項1ないし11のいずれか1つに記載の水素貯蔵供給システムは、水素消費設備(2)を水素貯蔵供給システムより供給される水素を燃料とする動力源とする移動体に好適に用いることができる。
【0018】
また、請求項13に記載の発明のように、請求項1ないし11のいずれか1つに記載の水素貯蔵供給システムは、水素消費設備(2)を水素貯蔵供給システムより供給される水素を燃料とする燃料電池とする燃料電池システムに好適に用いることができる。
【0019】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1、図2に基づいて説明する。図1は本第1実施形態の水素貯蔵供給システムの全体構造を示す概念図であり、図2は水素貯蔵容器の断面図であり、(a)は径方向断面図、(b)は軸方向断面図である。
【0021】
図1に示すように、水素貯蔵供給システムは、水素充填設備1より供給される水素を貯蔵するとともに、水素消費設備2に水素の供給を行うものである。水素貯蔵供給システムは、例えば水素消費設備2として水素を燃料とする燃料電池を備える燃料電池車両に搭載することができ、水素充填設備1は車両外部の設備として構成できる。
【0022】
図1に示すように、水素貯蔵供給システムは水素貯蔵容器10が設けられている。本第1実施形態の水素貯蔵容器10の内部には、図2(a)、(b)に示すように円筒状の水素貯蔵部11が複数設けられ、その隙間部分に水素貯蔵部11を加熱冷却するための加熱冷却部12が設けられている。このような構成により、円筒状水素貯蔵部11によって形成されるデッドスペースを有効利用して、加熱冷却部12を設けることができる。
【0023】
水素貯蔵部11には水素貯蔵材11aが充填されている。加熱冷却部12には水分を吸着することができる吸着剤12aが充填されている。吸着剤12aは、水分を吸着することで発熱し、水分が脱離することで吸熱するものである。水素貯蔵部11と加熱冷却部12は熱的に接触している。本第1実施形態では、水素貯蔵材としてLaNi5などの水素吸蔵合金を用い、吸着剤としてシリカゲルなどの吸湿剤を用いている。
【0024】
水素貯蔵供給システムは、水素が通過する水素経路20〜23を備えている。水素貯蔵部11は、第1、第2水素経路20、21を介して水素充填設備1と接続されており、水素充填設備1から水素貯蔵部11に水素が供給される。また、水素貯蔵部11は、第2、第3水素経路21、22を介して水素消費設備2と接続されており、水素貯蔵部11から水素消費設備2に水素が供給される。水素消費設備2は、空気経路23を備えており、この空気経路23を介して酸化剤としての酸素を含んだ空気が供給される。
【0025】
水素貯蔵供給システムは、水素消費設備としての燃料電池2からの排気ガスが通過する排気経路24、25を備えている。燃料電池2からは、未反応水素を含むオフガスが排出され、このオフガスには水素の酸化反応によって発生した水分が含まれている。加熱冷却部12は、第1排気経路24を介して水素消費設備2と接続されており、水素消費設備2から水分を含んだ排気ガスが加熱冷却部12に供給される。加熱冷却部12を通過した排気ガスは、第2排気経路25より外部に排出される。
【0026】
水素充填設備1と水素貯蔵部11とを接続する第1水素経路20には、水素を水素充填設備1から水素貯蔵部11への方向のみに流す逆止弁30が設けられている。また、第3水素経路22には、水素貯蔵部11から水素消費設備2への流路を開閉する水素バルブ31と水素消費設備2への水素供給量を調整するレギュレータ32が設けられている。
【0027】
以下、上記構成の水素貯蔵供給システムの作動について説明する。
【0028】
まず、水素消費設備2に水素を供給する場合について説明する。加熱冷却部12の吸着剤12aは、水分が吸着できる状態であるものとする。水素バルブ31を開いて、水素貯蔵部11から水素消費設備2への水素供給を開始し、レギュレータ32により水素消費設備2への水素供給量を調整する。水素貯蔵材11aは水素を放出する際に吸熱するため、水素貯蔵部11から水素を放出するに伴い、水素貯蔵部11の温度は低下する。このため、水素貯蔵材11aから水素を効率よく放出するために、水素貯蔵部11を加熱する必要がある。
【0029】
そこで、水素消費設備2の排気ガスを排気経路24を介して加熱冷却部12に導入する。水素消費設備2の排気ガスは水素の酸化反応によって発生した水分が含まれており、この水分が加熱冷却部12に充填された吸着剤12aに吸着される。これにより、加熱冷却部12の吸着剤12aが発熱するため、この熱を水素貯蔵部11に伝えることにより水素貯蔵部11を加熱することができる。これにより、水素貯蔵部11内の水素吸蔵材11aが加熱され、効率的に水素を放出することができる。
【0030】
次に、水素貯蔵部11に水素充填設備1から水素を充填する場合について説明する。加熱冷却部12の吸着剤12aは、水分を吸着しているものとする。水素充填装置1から水素貯蔵部11に水素を充填することで、水素貯蔵材11aは発熱する。このため、水素貯蔵部11に水素を充填する際に、効率よく水素を充填するためには水素貯蔵部11の熱を除去する必要がある。
【0031】
本第1実施形態の構成では、水素充填時に水素貯蔵部11で発生する熱が加熱冷却部12に伝わることで吸着剤12aが加熱され、吸着剤12aからの水分の脱離が促進される。吸着剤12aから水分が脱離することにより吸着剤12aが吸熱するため、加熱冷却部12は冷却される。これにより、水素貯蔵部11の熱を除去して冷却することができるため、水素貯蔵部11に水素を効率的に充填することができる。
【0032】
以上のように、水素貯蔵部11から水素を放出する際には、加熱冷却部11に充填された吸着剤12aに水分を吸着させることによって、水素を効率的に放出することができる。また、水素貯蔵部11に水素を充填する際には、加熱冷却部11に充填された吸着剤12aから水分を脱離させることによって、水素を効率的に充填することができる。
【0033】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図3、図4に基づいて説明する。上記第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。なお、本第2実施形態の加熱冷却部は、水素放出を促進するために水素貯蔵部11を加熱する機能のみを有する。
【0034】
図3は本第2実施形態の水素貯蔵供給システムの全体構造を示す概念図であり、図4は水素貯蔵容器の断面図であり、(a)は径方向断面図、(b)は軸方向断面図である。
【0035】
図3、図4に示すように、本第2実施形態では、水素貯蔵容器10内に管状の加熱冷却部13が、水素貯蔵部11と熱的に接触するように設けられている。加熱冷却部13は、水素貯蔵部11を均一に加熱冷却するために伝熱フィン13aを備えている。図4(a)に示すように、加熱冷却部13の内部には、仕切板13bで仕切られた2つの通路が形成されている。この2つの通路は、図4(b)に示すように、加熱冷却部13の奥側で連通している。
【0036】
本第2実施形態の加熱冷却部13には、加熱剤13bが充填されている。本第2実施形態では、水素貯蔵材11aとして活性炭などの炭素系の水素貯蔵材を用い、加熱剤13bとして酸化カルシウム等の加水分解によって発熱する材料を用いている。
【0037】
図3に示すように、本第2実施形態の第1排気経路24には、水素消費設備2から排出される排気ガスの流路を切り替える排気切替バルブ33が設けられている。排気切替バルブ33により、通常時は水素消費設備2の排気ガスを外部に排出し、必要な場合にのみ排気ガスを加熱冷却部13に供給することができる。
【0038】
また、図3に示すように、第2の実施形態の水素貯蔵部11には、水素貯蔵部11内の温度を検出する温度センサ(温度検出手段)34が設けられている。また、第2水素経路21には、水素貯蔵部11内の圧力を検出する圧力センサ(圧力検出手段)35が設けられている。
【0039】
さらに、水素貯蔵供給システムには、各種制御を行う制御装置3が設けられている。制御装置3は、温度センサ34、圧力センサ35等からのセンサ信号を入力信号とし、排気切替バルブ33に制御信号を出力する。
【0040】
以下、本第2実施形態の水素貯蔵供給システムの作動について説明する。
【0041】
まず、水素バルブ31を開いて、水素貯蔵部11から水素消費設備2への水素供給を開始し、レギュレータ32により水素消費設備2への水素供給量を調整する。水素貯蔵部11から水素を放出する際、水素貯蔵部11の温度が低下して、水素貯蔵部11からの水素供給圧が低下する。従って、効率よく水素を放出するために水素貯蔵部11を加熱する必要がある。
【0042】
そこで、水素貯蔵供給システムが低温・低圧の所定領域に達し、水素放出が困難となった場合、すなわち、温度センサ34にて検出した水素貯蔵部11内の温度が所定温度以下となり、かつ、圧力センサ35にて検出した水素貯蔵部11内の圧力が所定圧力以下となった場合には、排気切替バルブ33を切り替え、水素消費設備2の排気ガスを加熱冷却部13に導入する。
【0043】
その後、温度センサ34および圧力センサ35の検出値が所定領域から外れるまで、水素消費設備2の排気ガスを加熱冷却部13に導入する。これにより、加熱冷却部13に導入された排気ガスに含まれる水分により、加熱剤13bが加水分解して発熱する。この結果、加熱冷却部13が発熱して水素貯蔵部11が加熱され、水素貯蔵部11からの水素放出を効率的に行うことができる。
【0044】
以上のように、水素貯蔵部11から水素を放出する際には、加熱冷却部13に充填された加水分解により発熱する加熱剤13bに水分を供給することによって、水素を効率的に放出することができる。また、本第2実施形態のように、水素貯蔵部11内の温度および圧力に基づいて冷却加熱部13に水分を供給することで、水素貯蔵部11を必要に応じて加熱することが可能となる。
【0045】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について図5、図6に基づいて説明する。上記第1、第2実施形態と同様の部分については同一の符号を付して説明を省略する。なお、本第3実施形態の加熱冷却部は、水素放出を促進するために水素貯蔵部11を加熱する機能のみを有する。また、本第3実施形態では、水を供給されることにより発熱する加熱剤は、加熱冷却部に備えられているのではなく、外部から加熱冷却部に供給される。
【0046】
図5は本第3実施形態の水素貯蔵供給システムの全体構造を示す概念図であり、図6は水素貯蔵容器の断面図であり、(a)は径方向断面図、(b)は軸方向断面図である。
【0047】
図5、図6に示すように、第3の実施形態では、加熱冷却部14は多数のチューブ部材から構成されており、チューブ部材は、水素貯蔵部11内を貫通して水素貯蔵部11と熱的に接触している。また、チューブ状の加熱冷却部14内部には、ルテニウム、白金、パラジウムなどの触媒が把持された触媒層14aが形成されている。
【0048】
本第3実施形態の水素貯蔵供給システムは、加熱剤が入った加熱剤タンク40を備えている。本第3実施形態の加熱剤は、ホウ素とアルカリ金属の金属水素錯化合物である水素化ホウ素ナトリウム等のホウ素水素化物を用いている。ホウ素水素化物は不安定であるので、これをアルカリ水溶液(例えば水酸化ナトリウム)に溶解して安定化した溶液として用いている。ホウ素水素化物は、水素含有化学物質であって、加水分解により水素を発生する加水分解剤である。
【0049】
加熱剤タンク40内のホウ素水素化物は、液体ポンプ41によって加熱冷却部14に水分と同時に水分供給経路42を通じて導入することができる。水分はアルカリ溶液の状態で供給される。このように、本第3実施形態の水分供給経路42は、加熱剤としてのホウ素水素化物の供給経路も兼ねている。加熱冷却部14に導入されたホウ素水素化物溶液に含まれるホウ素水素化物と水は、触媒層14aの存在によりメタホウ酸ナトリウムと水素に加水分解され、同時に発熱する。
【0050】
水素貯蔵供給システムは、触媒層14aでの反応生成物であるメタホウ酸ナトリウムと水素を加熱冷却部14から導出する反応ガス経路43と、導出されたメタホウ酸ナトリウムと水素を分離する水素分離器44を備えている。水素分離器43にて分離された水素は水素経路45を通じて水素消費設備2に導入することができ、メタホウ酸ナトリウムは廃液経路46を通じて廃液タンク47に導入できる。
【0051】
以下、本第3実施形態の水素貯蔵供給システムの作動について説明する。
【0052】
水素貯蔵部11から水素消費設備2への水素供給を開始し、水素貯蔵供給システムが所定領域に達した場合、すなわち、温度センサ34にて検出した水素貯蔵部11内の温度が所定温度以下となり、かつ、圧力センサ35にて検出した水素貯蔵部11内の圧力が所定圧力以下となった場合には、液体ポンプ41を作動させ、水素化ホウ素ナトリウムのアルカリ水溶液を加熱冷却部14に導入開始する。温度センサ34および圧力センサ35の検出値が所定領域から外れるまで、水素化ホウ素ナトリウムのアルカリ水溶液を加熱冷却部14に導入する。
【0053】
加熱冷却部14の触媒層14aに導入された水素化ホウ素ナトリウムと水は、触媒反応によって脱水素反応し、メタホウ酸ナトリウムと水素が生成する。この反応の際に発生する熱によって加熱冷却部14が発熱して水素貯蔵部11が加熱され、水素貯蔵部11からの水素放出を効率的に行うことができる。
【0054】
また、触媒反応によって発生した水素とメタホウ酸ナトリウムは、反応ガス経路43を通じて水素分離器44に導入され、そこでメタホウ酸ナトリウムと水素に分離される。水素は水素経路45を通じて水素消費設備2に送られ、メタホウ酸ナトリウムは廃液経路46を通じて廃液タンク47に貯蔵される。
【0055】
以上のように、水素貯蔵部11から水素を放出する際に、触媒を備えた加熱冷却部14に加熱剤としての水素化ホウ素ナトリウムのアルカリ水溶液を導入することによって、水素貯蔵部11を加熱することができ、水素を効率的に放出することができる。また、本第3実施形態の構成によれば、上記第2実施形態と同様に、水素貯蔵部11内の温度および圧力に基づいて冷却加熱部14に加熱剤を供給することで、水素貯蔵部11を必要に応じて加熱することが可能となる。さらに、本第3実施形態の構成によれば、水素化ホウ素ナトリウムと水との触媒反応によって生成した水素を水素消費設備2に供給することができる。
【0056】
(他の実施形態)
なお、上記第1実施形態では、冷却加熱部12に充填する吸着剤12aとしてシリカゲルを用いたが、これに限らず、例えば活性アルミナ、ゼオライト等を用いることができる。
【0057】
また、上記第2実施形態では、冷却加熱部13に充填する加熱剤13aとして加水分解により発熱する材料を用いたが、これに限らず、水分を供給することによって発熱する材料であればよい。例えば、水分を吸収することで発熱する湿式吸収除湿剤を用いることができる。湿式吸収除湿剤としては、水分を吸収して潮解する塩化カルシウム、塩化ナトリウム等の潮解性を有する固体塩(吸湿性固体)、あるいは、水分を吸収する塩化リチウム、グリコール溶液等の液体吸収剤を用いることができる。
【0058】
また、上記第2実施形態では、加水分解する加熱剤13aとして酸化カルシウムを用いたが、これに限らず、加水分解により発熱する材料として、例えば水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等の水素含有化合物や鉄等を用いることができる。これらの材料は、加水分解により水素を発生する。このため、水素貯蔵部の水素放出を促進することができると同時に、水素含有化学物質が加水分解する際に発生する水素を水素消費設備に供給することができる。
【0059】
また、上記第3実施形態では、触媒層14aに導入する金属水素錯化合物として水素化ホウ素ナトリウムを用いたが、これに限らず、例えばアルミニウムとアルカリ金属の金属水素錯化合物である水素化リチウムアルミを用いることができる。この水素化リチウムアルミをアルカリ金属の水溶液に溶解して安定化した溶液を触媒層14aに導入することで脱水素反応を起こさせ、発熱させることができる。また、同時に水素を発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の水素貯蔵供給システムの全体構造を示す概念図である。
【図2】第1実施形態の水素貯蔵容器の断面図であり、(a)は径方向断面図、(b)は軸方向断面図である。
【図3】第2実施形態の水素貯蔵供給システムの全体構造を示す概念図である。
【図4】第2実施形態の水素貯蔵容器の断面図であり、(a)は径方向断面図、(b)は軸方向断面図である。
【図5】第3実施形態の水素貯蔵供給システムの全体構造を示す概念図である。
【図6】第3実施形態の水素貯蔵容器の断面図であり、(a)は径方向断面図、(b)は軸方向断面図である。
【符号の説明】
1…水素充填設備、2…水素消費設備、3…制御部、10…水素貯蔵容器、11…水素貯蔵部、11a…水素貯蔵材、12、13、14…加熱冷却部。
Claims (13)
- 水素貯蔵材(11a)が充填され、水素充填設備(1)より供給される水素を貯蔵するとともに水素消費設備(2)に水素を供給する水素貯蔵部(11)と、
前記水素貯蔵部(11)と熱的に接触しており、水分が供給される水分供給経路(24)を有しているとともに、水分が供給された際に生じる熱を利用して、前記水素貯蔵部(11)を加熱あるいは冷却する加熱冷却部(12、13、14)とを備えることを特徴とする水素貯蔵供給システム - 前記水素消費設備(2)から、前記水分供給経路(24)を介して前記加熱冷却部(12)に水分が供給されることを特徴とする請求項1に記載の水素貯蔵供給システム。
- 前記加熱冷却部(12)は、水分を吸着する吸着剤を備え、前記吸着剤が水分を吸着する際の発熱を利用して前記水素貯蔵部(11)を加熱し、前記吸着剤が水分を脱離する際の吸熱を利用して前記水素貯蔵部(11)を冷却することを特徴とする請求項1または2に記載の水素貯蔵供給システム。
- 前記加熱冷却部は、水分を吸収して発熱する湿式吸収除湿剤を備え、前記湿式吸収除湿剤が水分を吸収する際の発熱を利用して前記水素貯蔵部(11)を加熱することを特徴とする請求項1または2に記載の水素貯蔵供給システム。
- 前記加熱冷却部(13)は、水分により加水分解して発熱する加水分解剤を備え、前記加水分解剤が加水分解する際の発熱を利用して前記水素貯蔵部(11)を加熱することを特徴とする請求項1または2に記載の水素貯蔵供給システム。
- 前記加水分解剤は、加水分解反応により水素を発生させるものであることを特徴とする請求項5に記載の水素貯蔵供給システム。
- 前記水素貯蔵部(11)内の温度を検出する温度検出手段(34)と、
前記水素貯蔵部(11)内の圧力を検出する圧力検出手段(35)と、
前記温度検出手段(34)により検出した前記水素貯蔵部(11)内の温度および前記圧力検出手段(35)により検出した前記水素貯蔵部(11)内の圧力に基づいて、前記前記加熱冷却部(13)に供給する水分の量を制御する制御部(3)とを備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の水素供給システム。 - 前記制御部(3)は、前記温度検出手段(34)により検出した前記水素貯蔵部(11)内の温度が所定温度以下であり、かつ、前記圧力検出手段(35)により検出した前記水素貯蔵部(11)内の圧力が所定圧力以下である場合に、前記前記加熱冷却部(12)に対して水分の供給を開始することを特徴とする請求項7に記載の水素供給システム。
- 前記加水分解剤は金属水素錯化合物からなるとともに、前記水分供給経路(42)より水分とともに前記加熱冷却部(14)に供給され、
前記加熱冷却部(14)は、前記金属水素錯化合物の加水分解を促進するための触媒を備えており、
前記金属水素錯化合物が加水分解する際の発熱を利用して前記水素貯蔵部(11)を加熱することを特徴とする請求項6に記載の水素貯蔵供給システム。 - 前記水素貯蔵部(11)内の温度を検出する温度検出手段(34)と、
前記水素貯蔵部(11)内の圧力を検出する圧力検出手段(35)と、
前記温度検出手段(34)により検出した前記水素貯蔵部(11)内の温度および前記圧力検出手段(35)により検出した前記水素貯蔵部(11)内の圧力に基づいて、前記前記加熱冷却部(13)に供給する金属水素錯化合物および水分の量を制御する制御部(3)とを備えることを特徴とする請求項9に記載の水素供給システム。 - 前記制御部(3)は、前記温度検出手段(34)により検出した前記水素貯蔵部(11)内の温度が所定温度以下であり、かつ、前記圧力検出手段(35)により検出した前記水素貯蔵部(11)内の圧力が所定圧力以下である場合に、前記前記加熱冷却部(12)に対して金属水素錯化合物および水分の供給を開始することを特徴とする請求項10に記載の水素供給システム。
- 請求項1ないし11のいずれか1つに記載の水素貯蔵供給システムと、前記水素消費設備(2)とを備え、
前記水素消費設備(2)は、前記水素貯蔵供給システムより供給される水素を燃料とする動力源であることを特徴とする移動体。 - 請求項1ないし11のいずれか1つに記載の水素貯蔵供給システムと、前記水素消費設備(2)とを備え、
前記水素消費設備(2)は、前記水素貯蔵供給システムより供給される水素を燃料とする燃料電池であることを特徴とする燃料電池システム。
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