JPH11302966A - シート状物の把持装置 - Google Patents

シート状物の把持装置

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Publication number
JPH11302966A
JPH11302966A JP10828498A JP10828498A JPH11302966A JP H11302966 A JPH11302966 A JP H11302966A JP 10828498 A JP10828498 A JP 10828498A JP 10828498 A JP10828498 A JP 10828498A JP H11302966 A JPH11302966 A JP H11302966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
film
roll
rolls
ear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10828498A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshito Fukumoto
敏人 福元
Masaaki Ohashi
正章 大橋
Takamitsu Sakamoto
孝光 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Chemicals Inc filed Critical Mitsui Chemicals Inc
Priority to JP10828498A priority Critical patent/JPH11302966A/ja
Publication of JPH11302966A publication Critical patent/JPH11302966A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課 題】シート状物を熱処理等する際、該シート状物
を均一な張力で、しかも応力集中を生じにくい方法で把
持することができる装置を提供する。 【解決手段】フィルム11の両側に無端状のワイヤー1
2を配置し、フィルム11と直交する面内で循環駆動さ
せる。そして立上げ用のロール13と押えロール14が
配置され、立上げ用のロール13で耳部を起こし、押え
ロール14で起こした耳部を倒してワイヤー上に被せる
ようになっている。立上げ用のロール13と押えロール
14は共にフィルム11の進行方向と直交する線に対し
40〜50°傾斜させ、耳部を引き出す送り方向成分を
持たせてフィルム11に横方向の張力を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、布帛、フィルム等
のシート状物を例えば洗浄液、漂白液、染料液、捺染ロ
ール、溶媒、熱媒(以下、単に「熱媒等」という)に連
続的に通して洗浄、漂白、捺染、乾燥、延伸、化学処理
又は熱処理し、或いは表面検査(以下、単に「熱処理
等」という)する際のシート状物の耳部を把持する装置
に関する。
【0002】
【従来技術】シート状物を連続的に熱処理等をする工程
において用いられ、シート状物の耳部を把持する装置と
して知られるものにクリップテンタやピンテンタがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】シート状物の耳部をク
リップテンタやピンテンタで把持する場合、クリップテ
ンタやピンテンタで把持する箇所はぴんと張られていて
も把持しない箇所は弛みがちである。その上、横延伸す
る場合のようにシート状物にテンションを掛けて把持す
る場合、クリップテンタやピンテンタで把持する箇所に
応力集中を生じて裂けたり破れたりし易い。ことに引張
強度の弱いフィルムの場合そうである。
【0004】本発明は、シート状物を熱処理等する際、
該シート状物を均一な張力で、しかも応力集中を生じに
くい方法で把持することができる装置を提供しようとす
るものである。
【0005】
【課題の解決手段】本発明はそのため、一部がシート状
物の耳部に置かれた状態で循環駆動される無端索条と、
該無端索条の一部が置かれた状態で無端索条より側方に
突出するシート状物の耳部を起こす立上げ手段と、該立
上げ手段によって起こされた耳部を倒して索条に被せる
押え手段よりなるものである。
【0006】索条としては、例えばワイヤー、紐、ロー
プ、チェーン等が挙げられ、この中では、ワイヤー、
紐、ロープ等柔軟性のあるものが望ましい。索条を任意
の向きに彎曲させたり、褶曲させることが容易にできる
からである。こうした索条が循環する平面はシート状物
と同じ面であっても、直交していても、傾斜していても
よい。
【0007】本発明で用いる立上げ手段及び押え手段と
しては、例えばガイドやロール等が挙げられる。立上げ
手段及び押え手段としてロールを用いる場合、それぞれ
一対づゝ設けてシート状物を把持するようにしてもよい
し、送り方向に多数、一定間隔で設けてシート状物の耳
部を連続的に立上げながら倒すようにしてもよい。立上
げ手段にロールを用いる場合、該ロールは図1に示すよ
うに、ロール1の軸線oがシート状物と直交する線に対
しθ角度傾斜させるのが望ましい。角度θは30°〜6
0°、好ましくは40°〜50°である。
【0008】ロール1をθ角度傾斜させることにより、
ロール送りにより図の矢印で示すようにシート状物が上
向きに送られる成分が生じ、これにより耳部が上方に引
出され、シート状物が横方向に張られた状態となる。押
え手段にロールを用いる場合も同様、図2に示すよう
に、押えロール4の軸線oがシート状物2の進行方向と
直交する線に対しγ角度傾斜させるのが望ましい。角度
γは30°〜60°、好ましくは40°〜50°であ
る。
【0009】押えロール4を傾斜させると、ロール送り
により同様、図の矢印で示すようにシート状物が内向き
に送られる成分が生じ、これによってシート状物が内方
に引出されて横方向に張られた状態となる。図中、5は
索条である。好ましい発明において、押え手段と立上げ
手段がシート状物の耳部に置かれる索条の入側と出側の
双方に設けられる。これにより入側において索条がシー
ト状物の耳部で覆われ、出側においてシート状物の耳部
が開かれ、索条を露出し、解放する。
【0010】上述する発明の立上げ用のロール1及び押
えロール4は、シート状物の送りに連動して回転するよ
うにしてもよいが、好ましくはモータによって回転駆動
され、シート状物の耳部を強制送りするようにされる。
本願発明のシート状物は、無端索条の駆動によって無端
索条と共に送られるようにしてもよいし、無端索条とは
独立して送られるようにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】図3は、シート状物としてのフィ
ルム11の両側の耳部上に無端索条としてのワイヤー1
2が配置され、フィルム11と直交する面内で循環駆動
されるようになっており、進行方向に沿って立上げ手段
としての立上げ用のロール13と、押え手段としての押
えロール14が順に配置され、立上げ用のロール13で
耳部を起こし、押えロール14で起こした耳部を倒して
ワイヤー12上に被せるようになっている。そして立上
げ用のロール13と押えロール14は共に図1及び図2
に示す立上げ用のロール1及び押えロール4と同様、フ
ィルム11の進行方向と直交する線に対し、40〜50
°傾斜させている。そしてそれぞれが図示省略したモー
タにより、フィルム送り及びワイヤー送りと同期して回
転駆動されるようにしてある。
【0012】図は入側について示すが、出側においても
同様、押えロールと立上げ手段としてのロールが順に配
置され、耳部が起こされながら開かれて、ワイヤー12
を解放する。
【0013】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、シート状
物の耳部が一定長さにわたって索条により均一に支持さ
れるようになり、シート状物を均一な張力で把持できる
ようになると共に、局部的な応力集中を生じることもな
いので、耳部からの破れを生じにくい。
【0014】請求項2記載の発明によると、彎曲したり
褶曲するシート状物に対しても、該シート状物の彎曲や
褶曲に適応して耳部を把持することができる。請求項3
或いは4記載の発明によると、耳部がシート状物と直交
する方向或いは内方に引出される方向の送り成分を有す
ることによりシート状物が横方向に張られた状態で送ら
れるようになる。
【0015】請求項5記載の発明によると、シート状物
の耳部に置かれた索条が入側において耳部で覆われ、出
側において解放されるようになる。請求項6記載の発明
によると、シート状物の耳部が強制送りされることによ
り柔軟性に富むフィルムでも皺が寄ることなく、耳部を
スムースに送って索条に被せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】立上げ用のロールの作用を示す図。
【図2】押えロールの作用を示す図。
【図3】本発明に係わる把持装置の斜視図。
【符号の説明】
1、13・・立上げ用のロール 2・・シート状物 4、14・・押えロール 5・・索条 11・・フィルム 12・・ワイヤー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一部がシート状物の耳部に置かれた状態で
    循環駆動される無端索条と、該無端索条の一部が置かれ
    た状態で無端索条より側方に突出するシート状物の耳部
    を起こす立上げ手段と、該立上げ手段によって起こされ
    た耳部を倒して索条に被せる押え手段よりなるシート状
    物の把持装置。
  2. 【請求項2】索条はワイヤー、紐、ロープ等の柔軟性の
    ある索条である請求項1記載のシート状物の把持装置。
  3. 【請求項3】立上げ手段はロールであり、耳部を引出す
    送り成分を有するようにロール軸線がシート状物の進行
    方向に対し傾斜する請求項1又は2記載のシート状物の
    把持装置。
  4. 【請求項4】押え手段はロールであり、耳部を内向きに
    引張る送り成分を有するようにロール軸線がシート状物
    の進行方向に対して傾斜する請求項1ないし3のいづれ
    かの請求項に記載のシート状物の把持装置。
  5. 【請求項5】立上げ手段と押え手段がシート状物の耳部
    に置かれる索条の入側と出側に設けられる請求項1ない
    し4のいづれかの請求項に記載のシート状物の把持装
    置。
  6. 【請求項6】立上げ手段及び押え手段は共にロールで、
    モータにより回転駆動される請求項1ないし5のいづれ
    かの請求項に記載のシート状物の把持装置。
JP10828498A 1998-04-17 1998-04-17 シート状物の把持装置 Pending JPH11302966A (ja)

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JPH11302966A true JPH11302966A (ja) 1999-11-02

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