JPH11302767A - 機械的特性に優れた超硬合金およびその製法 - Google Patents

機械的特性に優れた超硬合金およびその製法

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JPH11302767A
JPH11302767A JP10128178A JP12817898A JPH11302767A JP H11302767 A JPH11302767 A JP H11302767A JP 10128178 A JP10128178 A JP 10128178A JP 12817898 A JP12817898 A JP 12817898A JP H11302767 A JPH11302767 A JP H11302767A
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cemented carbide
powder
carbide
sintering
mechanical properties
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JP10128178A
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Masaki Kobayashi
正樹 小林
Jun Watanabe
潤 渡辺
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Tungaloy Corp
Original Assignee
Toshiba Tungaloy Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の粒状晶WC含有超硬合金は、破壊靭性
値を高めると硬さが低下し、硬さを高めると破壊靭性値
が低下するという二律背反的傾向にあるという課題があ
り、この課題を解決しようとした従来の板状晶WC含有
超硬合金は、粒状晶WC含有超硬合金に対し破壊靭性値
と硬さを同時に高めることを可能としたがまだ満足でき
るに至っていないという課題がある。 【解決手段】 Co,Ni,Feの中の少なくとも1種
を主成分とする結合相:3〜30重量%と、、残りが炭
化タングステンを主成分とする硬質相と不可避不純物と
からなる超硬合金であって、該超硬合金のビッカース硬
さ:Hv(単位:kg/mm2)をYと表示し、破壊靱
性値:K1c(単位:MPa・m1/2)をXと表示したと
きに、YとXとの関係がX(Y−1000)≧9000
の式を満足する機械的特性に優れた超硬合金。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炭化タングステン
を含有した機械的特性に優れた超硬合金およびその製法
に関し、具体的には、板状晶WCの粒子成長やスケルト
ン形成を防止して、硬さ,靱性,強度,耐摩耗性,耐欠
損性および耐塑性変形性などを大幅に改善し、スローア
ウエイチップ,ドリル,エンドミルに代表される切削工
具、ノズル,スリッター,型工具部品,製缶工具部品に
代表される耐摩耗工具・部品、ビット,穿孔工具部品に
代表される土木建設工具などとして実用できる機械的特
性に優れた超硬合金およびその製法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、超硬合金の硬さと靱性は二律背
反的傾向にあるが、これらを同時に改善することにより
性能を向上させる方法として、板状晶WCを含有させた
超硬合金およびその製造方法が多数提案されている。し
かし、超硬合金中の板状晶WCの含有量に限界があり、
かつその板状晶WCを多量に含有させて、硬さおよび靱
性を同時向上させるとしても、現状では、それらの値が
ほぼ限界に達しているという問題がある。
【0003】一方、ホットプレス(以下、「HP」と記
す)や熱間静水圧処理(以下、「HIP」と記す)を利
用し、低温で焼結することにより超硬合金を得る方法も
あるが、硬さが増加しても靱性は低下するという問題が
ある。さらに、メカニカルアロイング法を応用した超微
粒子超硬合金の製造方法も種々提案されているが、WC
の微粒化とCoの均一分散による焼結性の改善や硬さ向
上には効果があるものの、靱性が低下するという問題が
ある。
【0004】これらの従来の超硬合金に関する先行技術
のうち、板状晶WCを含有させた超硬合金およびその製
造方法に関する代表的なものとして、本発明者らが提案
している特開平7ー278179号公報および特開平7
ー292426号公報がある。また、低温焼結による高
強度微粒超硬合金の製造方法に関する代表的なものとし
て、特公昭62ー45259号公報がある。さらに、メ
カニカルアロイング法に関する代表的なものとして、特
開平4ー329844号公報がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の超硬合金に関す
る先行技術のうち、本発明者らが提案している特開平7
ー278179号公報には、平均粒子径が1μm以下
で、アスペクト比が2〜20の板状晶WCを20体積%
以上含有した超硬合金、および1μm以下のCo−W−
C系複合炭化物を出発原料物質として含む製造方法が記
載されている。同公報に記載されている超硬合金は、微
粒でかつ板状晶WCを含有するものの、焼結温度が13
60℃以上と高くて、WCの粒成長とWC同志の接合が
起りやすく、スケルトンを形成しやすくなることから、
硬さと靱性を同時向上する効果に未だ満足できないとい
う問題がある。
【0006】また、特開平7ー292426号公報に
は、Coと炭素とWとの混合粉末を加熱して焼結する際
に、Co−W−C系の複合炭化物が生成する第一過程
と、該複合炭化物と残留炭素との反応により板状晶WC
が生成する第二過程とを含む板状晶WC含有超硬合金の
製法が記載されている。同公報に記載されている製造方
法は、混合・粉砕が不十分であるためにナノレベルに均
一化・合金化されておらず、また1360℃以上で焼結
するために、微細な板状晶WCが少なくて硬さと靭性を
同時向上する効果に未だ満足できないという問題があ
る。
【0007】一方、特公昭62ー45259号公報に
は、Co76などのCo−W合金粉末やCo22Cなど
のCo−W−C系化合物粉末と炭素粉末との混合粉末
を、通常より低温(1280〜1290℃)で焼結する
ことによって、微粒で高強度な超硬合金の製造方法が記
載されている。同公報に記載されている製造方法は、予
めCoを合金化して被砕性を高め、焼結性が改善される
ことによって低温焼結を可能にしたものである。しか
し、焼結性改善が不十分で、Coプールや微孔が残留し
易いために、硬さと靱性の同時向上を達成するには至っ
ていないという問題がある。特に、同公報に記載されて
いるように、焼結後にHIP処理を施した場合、微孔が
減少して強度が向上するとしても、Coプールが消滅し
ないために靱性の向上は困難である。
【0008】また、特開平4ー329844号公報に
は、Ti,W,Mo,Taなど炭化物を形成する金属粉
末と、炭素粉末と、Co,Niなどの金属結合相を形成
する粉末とを、乾式で機械的な混合・粉砕を繰り返すこ
とにより微細な炭化物を合成すると同時に、炭化物粒子
と金属結合相の密着性を向上させた混合粉末を作製し、
低温で焼結することにより高靱性・高硬度の炭化物分散
型複合材料の製造方法が記載されている。同公報に記載
されている製造方法は、炭化物形成粉末がTiの場合に
は粉砕中にTiCを生成するものの、WではWCを生成
し難いために超硬合金の混合粉末が得られず、また加熱
によりWCを生成させても、焼結温度が1350℃と高
いためにWCが粒成長して硬さが低下するという問題が
ある。
【0009】本発明は、上述のような問題点を解決した
もので、具体的には、液相焼結されていた従来の超硬合
金に対し、出発原料物質を選定し、かつ液相が出現する
温度以下での焼結、すなわち固相焼結または固液共存焼
結とすることにより、硬さ、靱性、強度および耐摩耗
性、耐欠損性、耐塑性変形性を大幅に改善した超硬合
金、特に従来の超硬合金に対し全く飛び抜けた硬さと靭
性を有する超硬合金およびその製法の提供を目的とする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、長年に亘
り、硬さと靱性が同時に向上する超硬合金について検討
していた所、板状晶WCを含有させれば、硬さと靱性が
同時に向上すること、焼結過程で板状晶WCを形成でき
る出発原料物質を、液相領域の温度で焼結する従来の超
硬合金に対し、固相領域または固液共存領域の低温で加
圧焼結すれば、緻密化と同時に微粒の板状晶WCを含有
できること、低温で形成された微粒板状晶WCはアスペ
クト比が高く、かつ板状晶WCの間にCoが均一に分散
していること、結果として従来の超硬合金に対し、全く
予測できないほど硬さおよび靭性とも顕著に向上すると
いう知見を得て、本発明を完成するに至ったものであ
る。
【0011】本発明の機械的特性に優れた超硬合金は、
Co,Ni,Feの中の少なくとも1種を主成分とする
結合相:3〜30重量%と、残りが炭化タングステンを
主成分とする硬質相と不可避不純物とからなる超硬合金
であって、該超硬合金のビッカース硬さ:Hv(単位:
kg/mm2)をYと表示し、破壊靱性値:K1c(単
位:MPa・m1/2)をXと表示したときに、YとXと
の関係がX(Y−1000)≧9000の式を満足する
ことを特徴とするものである。この式は、特にX(Y−
1000)≧9500でなる場合には寿命向上がより顕
著になることから好ましいことである。
【0012】
【発明の実施の態様】本発明の超硬合金における結合相
は、具体的には、実質的にCo,Ni,Feの中の少な
くとも1種からなる場合、これらの中の少なくとも1種
を50重量%以上とその他金属元素を主として含む、例
えば、Co−W合金,Co−W−Cr合金,Ni−Co
−Cr合金,Fe−Ni−W合金,Ni−Mo−Cr合
金などの場合を挙げることができる。この結合相の量
は、超硬合金全体に対し、3重量%未満では合金内に巣
孔が残留し易いために低温焼結が困難であり、逆に30
重量%を超えて多くなると、硬さや耐摩耗性が低下し
て、上述のX(Y−1000)≧9000の式を満足す
ることが困難となることから、結合相量を3〜30重量
%と定めたものである。
【0013】この結合相の他に、本発明の超硬合金を構
成している硬質相は、実質的に炭化タングステンのみか
らなる場合、または炭化タングステンを50重量%以上
と残りが結晶構造が立方晶でなる立方晶系化合物とを含
む場合を挙げることができる。この硬質相を構成してい
る炭化タングステンは、上述のX(Y−1000)≧9
000の式を満足しやすくするために、平均粒子径が1
μm以下でなる場合が好ましいことである。また、本発
明の超硬合金は、X(Y−1000)≧9500の式を
満足し、かつY≧1600およびX≧8.0をも満足す
ることが特に好ましく、このためには、炭化タングステ
ンの平均粒子径を1μm以下、超硬合金全体に対する炭
化タングステンの含有量を70重量%以上、結合相の含
有量を20重量%以下とすることが好ましいことであ
る。この炭化タングステンは、超硬合金の任意の断面を
観察して得られる該炭化タングステンの粒子の最大長と
最小長の比が3以上でなる板状晶WCが炭化タングステ
ン全体に対して30体積%以上を含有していると、X
(Y−1000)≧9500の式を満足するとともに、
Y≧1600およびX≧8.0をも満足することが容易
になることから、特に好ましいことである。
【0014】硬質相として含有する立方晶系化合物は、
具体的には、VC,NbC,TaC,TiN,ZrN,
(WTi)C,(WTiTa)C,(WZr)CN,
(WTiNb)CNなどの固溶体化合物の中の少なくと
も1種からなる場合を代表例として挙げることができ
る。立方晶系化合物の含有量は、30体積%を超えて多
くなると、立方晶系化合物自体が脆弱であること、およ
び相対的に炭化タングステンの含有量が少なくなり、靱
性の低下が著しくなることから、超硬合金全体に対して
30体積%以下でなることが好ましいことである。
【0015】本発明の超硬合金における硬さおよび破壊
靭性値は、具体的には196.2N荷重で測定したビッ
カース硬さ(HV:単位kg/mm2)をY、破壊靱性
値Klc(MPa・m1/2)をXと表示したとき、YとX
との関係式がX(Y−1000)≧9000を満足する
ものである。これらのうち、X(Y−1000)≧95
00で、かつY≧1600の範囲とX≧8.0の範囲と
の両方を満足する場合には、切削工具もしくは耐摩耗部
品として使用した場合に耐摩耗性および耐欠損性の向上
が顕著となり、長寿命となることから好ましいことであ
る。このX(Y−1000)≧9000の関係式につい
て、縦軸をY、横軸をXで表わした図1により説明する
と、本発明の超硬合金における硬さと破壊靭性値との関
係は、図1の丸印付実線(1)の関係にあるのに対し、
従来の板状晶WC含有超硬合金においては、三角印付破
線(2)に示したように、ほぼX(Y−1000)≦8
000の関係にあり、従来の粒状晶WC含有超硬合金に
おいては、四角印付点線(3)に示したように、ほぼX
(Y−1000)≦7200の関係にある。
【0016】本発明の超硬合金は、従来の超硬合金が液
相焼結による製法であるのに対し、この従来の製法から
は発想不可能な固相領域焼結または固液共存領域焼結と
いう全く異なる製法を取入れることにより、完成してい
るものである。
【0017】すなわち、本発明の超硬合金の製法は、W
元素とCo,Ni,Feの中の少なくとも1種の鉄族元
素と炭素元素とを含む複合炭化物粉末と、炭素および/
または炭素前駆体物質でなる炭素源粉末とを含む出発原
料物質に調整する第1工程、該出発原料物質を混合およ
び粉砕し、混合粉末とする第2工程、該混合粉末を11
50〜1320℃にて加圧焼結し、超硬合金とする第3
工程を含むことを特徴とする製法である。
【0018】また、もう一つの本発明の超硬合金の製法
は、W粉末とCo,Ni,Feの中の少なくとも1種の
鉄族粉末と炭素および/または炭素前駆体物質でなる炭
素源粉末とを含む出発原料物質に調整する第1工程、該
出発原料物質を混合および粉砕し、混合粉末とする第2
工程、該混合粉末を1150〜1320℃にて加圧焼結
し、超硬合金とする第3工程を含むことを特徴とする製
法である。
【0019】この本発明の製法における出発原料物質
は、市販されている金属W粉末とCo,Ni,Feの中
の少なくとも1種の鉄族粉末とカーボンおよび/または
黒鉛の炭素源粉末とを使用すると簡易なことから好まし
いことである。また、上述の市販されている物質から、
W元素とCo,Ni,Feの中の少なくとも1種の鉄族
元素と炭素元素とを含む複合炭化物粉末を形成しておい
て、この鉄族元素含有の複合炭化物粉末を出発原料物質
中に含有させておくと、得られる超硬合金の硬さおよび
破壊靭性値が高くなり、上述した(A)式をより一層満
足することができることから好ましいことである。勿
論、鉄族元素含有の複合炭化物粉末と、市販されている
金属W粉末とCo,Ni,Feの中の少なくとも1種の
鉄族粉末とカーボンおよび/または黒鉛の炭素源粉末と
を含む出発原料物質として使用することも簡易性と
(A)式の満足性の両方から好ましいことである。
【0020】この複合炭化物は、具体的には、例えばC
394,Co24C,Co33C,Co66C,N
24C,FeW3C,Fe33C,Fe42C,Fe6
6Cおよびこれらの相互固溶体の中の少なくとも1種
を含むことである。
【0021】この複合炭化物粉末と炭素源粉末とからな
る出発原料物質、市販されている金属W粉末とCo,N
i,Feの中の少なくとも1種の鉄族粉末とカーボンお
よび/または黒鉛の炭素源粉末とからなる出発原料物
質、またはこれらの混合された出発原料物質により本発
明の超硬合金を作製することも可能であるが、これらの
場合には、得られる超硬合金の組成成分が非常に制限さ
れたものとなる。そこで、さらにCo,Ni,Fe,
W,または周期律表の4a,5a,6a族金属の炭化
物,窒化物,炭窒化物およびこれらの相互固溶体の中の
少なくとも1種の組成成分調整用粉末を添加した出発原
料物質を用いると、JISのB4104規格に該当する
超硬合金を含めた各種の組成成分からなる超硬合金を作
製することが可能となり好ましいことである。複合炭化
物粉末を作製する場合、および組成成分調整粉末として
用いる場合に、結合相形成粉末,金属W粉末,炭素源粉
末の粒度は、3μm以下であると第2工程における混合
粉末中で容易に均一分散し、かつ第2工程における焼結
時に低温反応が生じて、得られる超硬合金中でも均一に
分散することから好ましいことである。また、炭素源粉
末は、具体的には、例えばカーボンブラック、黒鉛など
の炭素、または樹脂などの炭素前駆体物質を挙げること
ができる。
【0022】この第2工程は、金属結合相形成粉末と金
属W粉末と炭素粉末とを含む出発原料物質の場合には、
メカニカルアロイングによりナノ分散と非平衡状態での
合金化を促進することが好ましく、具体的な方法とし
て、真空あるいは不活性ガス雰囲気中での長時間の通常
ボールミルや高エネルギーの遊星ボールミルを用いたメ
カニカルアロイング法を挙げることができる。また、こ
の第2工程は、出発原料物質の混合・粉砕時に金属亜鉛
を外掛けで0.1〜5重量%添加しておくと、第3工程
の焼結時に炭化タングステンの形成および焼結反応を促
進し、金属亜鉛が飛散されて焼結後の硬さと靱性を向上
する効果が高くなることから好ましいことである。
【0023】この第3工程における焼結は、第2工程に
おける混合.粉砕をメカニカルアロイング法など、より
強制粉砕すると減圧焼結または常圧焼結とすることもで
きるが、特に加圧焼結をするとより低温で緻密な超硬合
金を得ることができることから好ましいことである。こ
の加圧焼結は、具体的には、例えば第2工程により得た
混合粉末を直接HP焼結すること、もしくはHIP焼結
すること、あるいは一度焼結した後にHIP焼結するこ
とを挙げることができる。加圧は、第2工程における混
合粉末の組成によって異なるが、1〜50GPaのHP
にすると簡易に実用できることから好ましいことであ
る。
【0024】この第3工程における焼結温度は、115
0℃未満では巣孔の残留あるいは粒子間の相互拡散が不
十分なために硬さと靱性が低く、逆に1320℃を超え
て高くなると、Coおよび/またはNiとWとCとの共
晶点から液相が発生して炭化タングステンの急激な粒成
長とスケルトン形成が起って硬さと靱性が低下するため
に、焼結温度を1150℃〜1320℃と定めた。ま
た、第3工程における焼結雰囲気は、得られる超硬合金
の変形、および酸化などを防止する必要があることから
真空あるいは非酸化性雰囲気にすることが好ましいこと
である。
【0025】
【作用】本発明の機械的特性に優れた超硬合金は、固相
領域または固液共存領域という低温焼結により板状晶W
Cが形成されること、特に微粒の板状晶WCが形成され
ること、しかも結合相が硬質相の粒界に均一厚さとなる
ように均一に分散されること、この板状晶WCを主とす
る炭化タングステンと結合相の均一分散による作用によ
り、超硬合金自体の硬さと靱性を顕著に向上させる効果
を発揮するものである。また、本発明の製法は、固相領
域または固液共存領域という低温での加圧焼結が緻密化
と同時に、微粒板状晶WCの粒成長抑制とスケルトン形
成を防止する作用をしているものである。
【0026】
【実施例1】市販されている平均粒子径が0.5μmの
W(以下、「W/F」と記す),1.5μmのW(以
下、「W/M」と記す),0.5μmのWC,0.6μ
mの黒鉛(以下、「G」と記す),0.03μmのカー
ボンブラック(以下、「C」と記す),1.2μmのC
o,1.7μmのNi,1.3μmのCr32,1.0
μmの(W,Ti)C(重量比でWC/TiC=70/
30),1.0μmのTaC,1.7μmのVC,0.
5μmのWC,20μmの金属亜鉛(以下、「Zn」と
記す)の各粉末を出発原料物質として用い、表1に示す
配合組成に秤量し、ステンレス製ポットに超硬合金製ボ
ールと共に装入し、表1に併記した雰囲気と時間で混合
・粉砕して混合粉末を得た。ここで、上記のW/F,
C,Coの各粉末を90W−1.8C−10.4Co
(重量%)の組成に秤量し、24時間の湿式混合と乾燥
を行って得た混合粉末を真空中で1050℃ー1時間保
持の条件で加熱して、60Co24C−30Co39
4−5W−5WC(重量%)の組成からなる鉄族元素含
有複合炭化物粉末(以下、「A」と記す)を作製し、こ
れも出発原料物質として用いた。尚、雰囲気としては、
真空排気後に10MPaのArガスを導入(以下、「乾
式」と記す)する場合とアセトン溶媒を導入(以下、
「湿式」と記す)する場合の2種を用いた。
【0027】そして、これらの混合粉末の内、本発明品
1〜8および比較品6,8,9については、窒化ホウ素
粉末を塗布した黒鉛製のモールドに充填し、炉内雰囲気
圧力5Paの真空中において20GPaの加圧でもって
加熱して表1に併記した焼結温度で1時間保持し、約5
5×55×5mmでなる角板状の超硬合金をそれぞれ作
製した。その後、ダイヤモンドソーで切断して約5×
8.5×27mmの短冊状試験片とした。また、比較品
1〜5,7の混合粉末については、金型に充填して2ト
ン/cm2の加圧でもって約5.5×9.5×29mm
の粉末成形体を作製し、アルミナとカーボンの繊維から
なるシートに載置し、炉内雰囲気圧力1Paの真空中で
加熱し、表1に併記した焼結温度で1時間保持し、短冊
状の超硬合金試験片をそれぞれ得た。
【0028】こうして得た試験片を#230のダイヤモ
ンド砥石による湿式研削加工して、4.0×8.0×2
5mmの試験片を作製して抗折力(JIS法による)を
測定した。また、試料の1面を0.3μmのダイヤモン
ドペーストでラップ加工した後、測定荷重:196.2
Nでビッカース硬さと破壊靱性値:K1c(IM法によ
る)を測定した。さらに、ラップ加工面については電子
顕微鏡にて組織写真を撮り、画像処理装置にてWCの平
均粒子径およびアスペクト比(最大径/最小径)が3以
上である板状晶WCの体積割合(WC全体に対する)を
求めた。また、合金内部に巣孔が存在する場合には、そ
の径と体積を測定した。これらの測定結果から、おおよ
その合金組成と巣孔量を表2に、また抗折力,硬さ,破
壊靱性値,硬さと破壊靱性値との関係式の値,WC平均
粒径および板状晶WCの割合を表3に示した。
【0029】こうして得た本発明品2および7と、本発
明から外れた比較品2を用いて、それぞれ直径6mm,
長さ70mm,刃長30mmの4枚刃エンドミルを作製
し、被削材:C/Cコンポジット,工具突出し:30m
m,切削速度:80mm/min,切込み:軸方向5m
m−半径方向1.5mm,刃当りの送り:0.01mm
/rev,乾式切削という条件によりエンドミルの切削
試験を行った結果、本発明品2および7は、比較品2の
寿命に対し、約3〜5倍の寿命向上が見られた。また、
本発明品1,3,4,5と、本発明から外れた比較品
1,3,4,5と、従来の板状晶WC含有超硬合金の比
較品6とを用いて、それぞれ直径0.5mm,長さ50
mmのミクロンドリルを作製し、被削材:厚さ0.6m
mのAlとCuを積層したプラスチック製電子回路用プ
リント基板,切削速度:1.4m/min,回転当りの
送り:2μm/rev,穴深さ:3mm,乾式切削とい
う条件でプリント基板の穴明け試験を行った結果、本発
明品は、比較品に対比して、約2〜8倍の寿命向上が見
られた。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】
【発明の効果】本発明の超硬合金は、従来の粒状晶WC
含有超硬合金および板状晶WC含有超硬合金に対比し
て、破壊靭性値と硬さとの両方が顕著に高く、この結
果、耐欠損性,耐チッピング性,耐破損性,耐塑性変形
性および耐摩耗性を顕著に向上するという効果があるこ
と、品質が安定し、突発的な欠損および破損などが減少
し、工具管理が容易になること、特にドリルおよびエン
ドミルに使用した場合には、寿命向上が顕著であるこ
と、このことからスローアウエイチップ,ドリル,エン
ドミルなどに代表される切削工具、切断工具,裁断工
具,ノズル,金型などに代表される耐摩耗工具、ビッ
ト,穿孔工具部品などに代表される土木建設工具として
実用した場合に、また基材の表面に被膜を被覆した被覆
工具部材における基材として実用した場合に、顕著に寿
命向上するという効果が期待されること、またはスリッ
ターもしくは金型などの耐摩耗性工具として顕著に寿命
向上するという効果が期待されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超硬合金と従来の超硬合金における破
壊靭性値と硬さの関係を対比した、破壊靭性値−硬さの
関係図である。
【符号の説明】
1 本発明の超硬合金における破壊靭性値と硬さとの関
係の境界線を表わしている式X(Y−1000)=90
00に相当する線。 2 従来の板状晶WC含有超硬合金における破壊靭性値
と硬さとの関係をほぼ表わしている式X(Y−100
0)=8000に相当する線。 3 従来の粒状WC含有超硬合金における破壊靭性値と
硬さとの関係をほぼ表わしている式X(Y−1000)
=7200に相当する線。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Co,Ni,Feの中の少なくとも1種
    を主成分とする結合相:3〜30重量%と、、残りが炭
    化タングステンを主成分とする硬質相と不可避不純物と
    からなる超硬合金であって、該超硬合金のビッカース硬
    さ:Hv(単位:kg/mm2)をYと表示し、破壊靱
    性値:K1c(単位:MPa・m2/1)をXと表示したと
    きに、YとXとの関係が下記の(A)式を満足する機械
    的特性に優れた超硬合金。 X(Y−1000)≧9000 −−−(A)
  2. 【請求項2】 上記炭化タングステンは、平均粒子径が
    1μm以下からなる請求項1に記載の機械的に優れた超
    硬合金。
  3. 【請求項3】 上記硬質相は、上記炭化タングステンの
    他に、超硬合金全体に対して、周期律表の4a,5a,
    6a族金属の炭化物,窒化物,炭窒化物およびこれらの
    相互固溶体の中の少なくとも1種からなる立方晶系化合
    物を30重量%以下含有している請求項1または2に記
    載の機械的特性に優れた超硬合金。
  4. 【請求項4】 上記(A)式は、X(Y−1000)≧
    9500からなり、かつY≧1600の範囲にあり、X
    ≧8.0の範囲にあることを満足する請求項1〜3のう
    ちのいずれか1項に記載の機械的特性に優れた超硬合
    金。
  5. 【請求項5】 上記炭化タングステンは、超硬合金の任
    意の断面を観察して得られる該炭化タングステンの粒子
    の最大長と最小長の比が3以上でなる板状晶WCが炭化
    タングステン全体に対して30体積%以上を含有してい
    る請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の機械的特
    性に優れた超硬合金。
  6. 【請求項6】 W元素とCo,Ni,Feの中の少なく
    とも1種の鉄族元素と炭素元素とを含む複合炭化物粉末
    と、炭素および/または炭素前駆体物質でなる炭素源粉
    末とを含む出発原料物質に調整する第1工程、該出発原
    料物質を混合および粉砕し、混合粉末とする第2工程、
    該混合粉末を1150〜1320℃にて加圧焼結し、超
    硬合金とする第3工程を含む機械的特性に優れた超硬合
    金の製法。
  7. 【請求項7】 W粉末とCo,Ni,Feの中の少な
    くとも1種の鉄族粉末と炭素および/または炭素前駆体
    物質でなる炭素源粉末とを含む出発原料物質に調整する
    第1工程、該出発原料物質を混合および粉砕し、混合粉
    末とする第2工程、該混合粉末を1150〜1320℃
    にて焼結し、超硬合金とする第3工程を含む機械的特性
    に優れた超硬合金の製法。
  8. 【請求項8】 上記第1工程における複合炭化物粉末
    は、Co394,Co24C,Co33C,Co66
    C,Ni24C,FeW3C,Fe33C,Fe4
    2C,Fe66Cおよびこれらの相互固溶体の中の少な
    くとも1種である請求項6に記載の機械的特性に優れた
    超硬合金の製法。
  9. 【請求項9】 上記第1工程における出発原料物質は、
    さらにCo,Ni,Fe,W,または周期律表の4a,
    5a,6a族金属の炭化物,窒化物,炭窒化物およびこ
    れらの相互固溶体の中の少なくとも1種の組成成分調整
    用粉末を含有する請求項6〜8のうちのいずれか1項に
    記載の機械的特性に優れた超硬合金の製法。
  10. 【請求項10】 上記第1工程における出発原料物質
    は、さらに該出発原料物質に対して外掛けで0.1〜5
    重量%の金属亜鉛を添加したことを特徴とする請求項6
    〜9のうちのいずれか1項に記載の機械的特性に優れた
    超硬合金の製法。
  11. 【請求項11】 上記第2工程は、メカニカルアロイン
    グ法により混合および粉砕される請求項6〜10のうち
    のいずれか1項に記載の機械的特性に優れた超硬合金の
    製法。
  12. 【請求項12】 上記第3工程における加圧焼結は、1
    〜50GPaのホットプレス法による加圧焼結である請
    求項6〜11のうちのいずれか1項に記載の機械的特性
    に優れた超硬合金の製法。
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