JPH11300960A - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

インクジェット記録ヘッド

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JPH11300960A
JPH11300960A JP10107971A JP10797198A JPH11300960A JP H11300960 A JPH11300960 A JP H11300960A JP 10107971 A JP10107971 A JP 10107971A JP 10797198 A JP10797198 A JP 10797198A JP H11300960 A JPH11300960 A JP H11300960A
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真一 奥田
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット記録ヘッドの構造を簡単化
し、製造工数を少なくして安価に製造できるようにし、
ヘッド構造を大型化することなく十分なインクプール容
量を確保するとともに、ノズルのレイアウトの自由度を
高くし、かつインク供給口の位置や数に対する制約を小
さくして設計の自由度を高める。 【解決手段】 表面に複数n個のノズルが配列されたノ
ズルプレートの裏面に、インクが供給される間隔(イン
クプール)を設け、インク室プレートを配置し、このイ
ンク室プレートおよびノズルプレートにそれぞれ接し各
ノズルの裏側に隔壁により個別の空間を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はインクジェット形の
印刷装置あるいは記録装置に利用する。本発明は、多数
の配列されたノズルから画像信号に応じて選択的にイン
クを噴射させる記録ヘッドを設け、この記録ヘッドを紙
面その他に沿って走査することにより、文字や図形を印
刷するための装置に利用する。本発明は、ヘッド構造の
簡略化およびノズル密度の向上をねらうインクジェット
記録ヘッドの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録ヘッドは、複数n個
のノズル(例えばnは一色あたり24個から300個な
ど)から電気信号(印字データ)に応じて選択的にイン
クを噴出させ、これを紙面などの記録媒体の表面に沿っ
て走査させることにより紙面などに文字や図形を印刷す
るものである。この構造は一般に、複数個のノズルに対
して共通に設けられた1個のインクプールにインクが蓄
えられ、このインクプール内のインクはノズル毎に設け
られた狭いインク供給通路を介して圧力室に導入され、
電気信号に応じて圧力を発生する圧力発生手段により圧
力室内のインクに圧力を印加し、ノズルからインク滴と
なって噴出されるようになっている。
【0003】このとき一つの圧力室に印加された圧力波
の伝搬により、その圧力室に連通する一つのノズルから
インク滴を噴出するだけでなく、共通に設けられたイン
クプールにも圧力波が伝搬する。これが他のノズルに影
響すると、いわゆる音響的なクロストークとして、所望
のノズル以外のノズルの吐出状態に影響を与えることが
ある。極端な場合には所望のノズル以外のノズルからも
少量のインクが噴出することになる。
【0004】また、ヘッドを小型化するためにはインク
プールを小さく形成することが必要であるが、インクプ
ールの容量が十分でない場合には同時に駆動するノズル
数が増加すると、インクプールから各圧力室へのインク
供給が不足し、安定な吐出を行えなくなる。
【0005】従来から、クロストークおよびインクの供
給不足を防止し、同時に駆動するノズル数によらず安定
した吐出を実現すること、ノズル密度を向上しヘッド全
体の構造を小型化すること、あるいはノズル密度を向上
して決められたヘッドサイズの中でノズル数を増加する
こと、およびヘッド構造を簡略化して安価なヘッドを製
造することは、インクジエット記録ヘッドの継続的な課
題である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようなインクジェ
ット記録ヘッド構造として、図18(a)および(b)
に示すように孔明けされた多数の板材を積層してヘッド
を構成する構造が採用されている。これは特開平8−5
8089号公報に開示されたものである。この構造で
は、多数n個のノズルに対して共通に設けられたインク
プール30が設けられ、ここに蓄えられたインクが、各
ノズル31毎に設けられた供給口32を経由してノズル
31毎の供給通路33に導入され、これがさらに別層に
設けられた圧力室34に導入されるようになっている。
【0007】この構造では図18(b)に示すように、
ノズルプレート100、リザーバ室形成基板101、イ
ンク供給絞り形成基板102、封止基板103、圧力室
形成基板104、振動板105の6枚の基板を積層する
ことにより、インクプール30からノズル31に至る流
路を形成し、さらに圧電素子106、上部電極107、
フレキシブルプリント基板108等からアクチュエータ
を形成しインクジエット記録ヘッドを構成していた。
【0008】この構造では、図18(b)にあるように
ノズル31を平面的に2列に配列することが可能である
から、各列のノズル位置を互いにずらすことにより、副
走査方向に幅当たりのノズル密度を2倍にすることがで
きる利点がある。しかし、積層する基板の数が多く構造
が複雑であるため、各基板の部品加工および基板積層時
の精密位置決め、接着、接合に要する製造工数が多くな
る課題があった。また、この構造のヘッドでは、ヘッド
を構成する各基板の板面に対する垂直投影方向におい
て、インクプール30はわずかに供給通路33の一部と
重なるように配置されているが、圧力室34やノズル3
1とは重なりがないため、ヘッド全体の面積に対するイ
ンクプールの占める面積が小さく、インクプール30を
十分に大きく形成するにはヘッド全体を大型化しなけれ
ばならない課題があった。
【0009】積層する層数をできるだけ少なくしたイン
クジェットとして、図19(a)および(b)に示すよ
うに、一つの層基板40の内部に、細長い加圧室44と
それに連通するノズル41、およびインク供給路111
を設けた構造が知られている。これは特公平4−522
13号公報に開示されたものである。図19(a)およ
び(b)で、圧電素子114は剛性部材116により振
動板113に接するように保持され、電極112および
115を介して与えられる電気信号にしたがって機械的
に振動し、この振動は振動板113を介して加圧室44
に与えられる。これによりインクはインクプール117
から、インク供給路111を経てノズル41に供給され
るように構成されている。
【0010】この図19(a)および(b)に示す構造
は、層数が少なくなる利点があるが、図19(a)から
わかるように、基板40に対して深さが変化する精密な
加工が必要であり、製造に要する工数が大きくなること
は免れられない。またこの構造では、加圧室44の隣に
インクプール117を配置せざるをえないから、ヘッド
全体構造の小型化が困難であった。
【0011】ノズルを平面的にマトリクス状に配置する
ことにより、副走査方向に幅当たりのノズル密度を大き
くすることができることは、特開平3−274157号
公報に開示されているが、この公報に開示されたものは
マトリクス状に配置された圧力室を駆動するための電気
機械変換素子の構造に関するものであって、インクの流
れについて、これをマトリクス状に配列できるように工
夫したものではない。
【0012】また、インクジェットヘッドの小型化と同
時にすべての圧力室に対して確実にインクを供給するこ
とを目的とするインクジェット記録ヘッドが、特開平7
−246701号公報に開示されている。この構造は図
20(a)および(b)に示すものであり、ノズル97
と個々に連通して形成された複数の圧力室119を設
け、この圧力室119に供給するインクを一時貯蔵する
ために、各圧力室119と連通するインク溜め室120
を設ける構造となっている。
【0013】この構造では、インク溜め室120をイン
クジェットヘッド板118(前側基板125、中基板1
26、裏側基板127)の板面に対して垂直の投影方向
に複数の圧力室119と重なるように配置できるから、
図18あるいは図19で説明した構造に比べて、大きい
インク溜め室を形成することができる利点がある。しか
し、ノズル孔97およびインク供給路121は、インク
ジェットヘッド板118の板面に対して垂直の投影方向
に重ねられない課題がある。また、この構造では、イン
ク溜め室120からノズル孔97に至る経路を形成する
インクジェットヘッド板118は、3枚の基板で構成さ
れている。したがって、これら3枚の板材を組み立てる
ときには、インク供給路121と圧力室119との間の
精密な位置決め、および圧力室119と2枚の板材に形
成されたノズル孔97との精密な位置決めが必要であ
り、これは製造工数を大きくすることになる。これは図
18に示す構造でも同様であり、すでに説明したとおり
である。
【0014】さらに、図20に示す構造は、例えばイン
ク溜め室120は板材の貫通加工ではなく、加工深さを
制御する精密加工が必要である。このために、製造工数
が大きくなるとともに、部品加工の歩留りを低下させる
ことになる課題がある。これは図19に示す構造でも同
様である。
【0015】本発明はこのような背景に行われたもので
あって、構造が簡単であり、製造工数が少なく、かつ小
型であり安価に製造できるインクジェット記録ヘッドを
提供することを目的とする。本発明は製造歩留りを改善
することができるインクジェット記録ヘッドを提供する
ことを目的とする。本発明は、ノズルのレイアウトの自
由度が高く、インクの供給口の位置や数に対する制約の
小さいインクジェット記録ヘッドを提供することを目的
とする。本発明は、ノズルを平面的に配置することを可
能として、実質的なノズル密度を大きくすることができ
るインクジェット記録ヘッドを提供することを目的とす
る。本発明は、ノズルをマトリクス状に配置することが
できるとともに、それに適合するインク供給系を提供す
ることを目的とする。本発明は、ヘッド構造を大型化す
ることなくノズルの数を多くすることを可能とし、これ
を選択的に使用することにより高速印字を可能とする記
録ヘッドを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数のノズル
から選択的にインクを噴射させ文字や図形を印刷するイ
ンクジェット記録ヘッドの構造を簡単化するとともに、
ヘッド構造を大型化することなく実質的なノズル密度を
増加させることを特徴とする。
【0017】すなわち、本発明は、表面に複数n個のノ
ズルが配列されたノズルプレートと、このノズルプレー
トの裏面にこのノズルプレートとの間にインクが供給さ
れる間隙を設けてこのノズルプレートにほぼ平行に配置
されたインク室プレートと、このインク室プレートおよ
び前記ノズルプレートにそれぞれ接し前記ノズル毎にそ
の裏側にそれぞれノズルと連通する個別の空間を形成す
る隔壁と、前記インク室プレートおよび前記ノズルプレ
ートにそれぞれ接し、複数の前記隔壁を囲むように形成
された外壁と、前記隔壁に設けられ前記間隙から前記個
別の空間にインクを供給するインク供給口と、このイン
ク供給口から前記個別の空間の内部に供給されたインク
をそれぞれ個別に加圧する圧力発生手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0018】前記インク室プレートはその厚さ方向に機
械的振動を伝搬することができる薄手の板材により形成
され、前記圧力発生手段はこのインク室プレートの外か
ら前記ノズルと連通する個別の空間にそれぞれ個別に機
械的な変位を与える電気機械変換素子を含むことが望ま
しく、前記圧力発生手段は、前記個別の空間の内部に配
置された発熱素子と、この発熱素子を個別に加熱する電
気的手段とを含む構成とすることができる。
【0019】インク室プレートに設けられたインクプー
ルとなる間隙にインクが供給されると、インク供給口か
らインク室プレートおよびノズルプレートにそれぞれ接
しノズルと連通するように隔壁により形成された個別の
空間内にインクが供給される。個別の空間(これが圧力
室に相当する)に供給されたインクは、圧力発生手段に
より圧力が印加されたときに空間それぞれに対応して配
列されたノズルから噴射される。
【0020】圧力発生手段には、機械的変位を与える電
気機械変換素子(例えばピエゾアクチュエータ)を用い
ることができ、この圧力発生手段によりインク室プレー
トの外側からノズルと連通する個別の空間にそれぞれ個
別に機械的変位が与えられる。インク室プレートは薄手
の板材により形成しておくことにより、与えられた機械
的変位をその厚さ方向に敏感に伝搬させることができ、
これによりインク室プレート内の空間に供給されたイン
クに圧力が印加される。
【0021】また、圧力発生手段として、インク室プレ
ート内の個別の空間内に発熱素子を配置することができ
る。この発熱素子を用いた場合には、発熱素子が電気的
手段により個別に加熱されたときに、加熱された空間内
のインクが気化膨張し、その膨張力によりノズルからイ
ンクが噴射される。
【0022】隔壁は、インク室プレートまたはノズルプ
レートのいずれかにそれぞれ接し、ノズル毎に連通する
個別の空間となるように一体に形成する。これにより、
ノズルプレートに形成された多数(例えば8例×20列
=160個)のノズルそれぞれに対応する隔壁を一つの
部品に一体加工することができ、部品点数を大きく削減
することができるとともに、組立工数を少なくし安価な
価格で製造することができる。隔壁を一体加工するには
エッチング加工(化学処理)またはエレクトロフォーミ
ングなどによることができる。
【0023】また前記複数の隔壁を囲む外壁を前記イン
ク室プレートと前記ノズルプレートとの間に複数形成し
て、1枚のインク室プレートと1枚のノズルプレートと
の間に複数の独立したインクプールとなる間隙を形成す
ることにより、複数色のインクをそれぞれ独立したイン
クプールとなる間隙に充填することができる。これによ
り、小型で簡易構造の多色インクジェット記録ヘッドを
実現することができる。
【0024】ノズルプレートは厚手の板材により形成
し、その裏面にそれぞれのノズルに連通するくり抜き空
間をノズルの中心軸に対して軸対称の形状に形成する。
これにより、隔壁内の空間からノズルに至るインクの流
れに、滞留点や淀み点が発生することを防止することが
できる。この構造により空間内に気泡が混入した場合に
も、容易にノズルから気泡を排出することが可能にな
る。
【0025】インク室プレートのインクプールとなる間
隙に蓄積されたインクを隔壁内の空間に供給するインク
供給口は各個別の空間毎に1個または複数個設けること
ができる。一個の場合には空間内のインクに圧力が印加
されたときに、インク供給口からインクプールとなる間
隙内に逆流する圧力波の振幅が小さくなりノズル近傍の
圧力波の振幅を増大することができる。したがって効率
的にインク滴を吐出させることが可能になる。また、複
数個設けた場合には空間内のインクに圧力が印加された
ときに、圧力波がインク供給口からインクプールとなる
間隙内に逆流する量がやや増加するが、ノズルからイン
ク滴が噴射された後の空間内へのインクの補給がすみや
かに行われることになる。したがって駆動周波数を増加
し高速印字が可能となる。
【0026】このインク供給口はそれぞれの隔壁に切り
込みとして形成することができ、その向きは隣接するノ
ズルについて同一方向または異なる方向に配置すること
ができる。インク供給口を異なる方向に配置した場合に
は、他のノズルへの音響的なクロストークを低減するこ
とができる。しかも、インクプールとなる間隙から空間
内にインクが補給される際に生じるインク供給口への流
れが相互に干渉することが防止されるので、インクの補
給特性を向上させることができる。
【0027】複数n個のノズルは二次元的に、マトリク
ス状に、主走査方向および副走査方向に配列することが
できる。さらに主走査方向に対して所定角度αを設けて
配列することもできる。所定角度αを設けて配列するこ
とにより、副走査方向に対するノズル位置が重なること
がなくなるから、全ノズルを同時に駆動して印字を行う
ことができる。
【0028】このように、本発明による構造はノズルプ
レートおよびインク室プレートの二つの部品に集約され
るのでその構造はきわめて簡単になる。したがって製造
工数を少なくし、インクジェット記録ヘッドを安価に製
造することができる。また、二次元的に配列することが
可能となるので、ノズルのレイアウイトの自由度を高く
し、かつインク供給口の位置や数に対する制約を小さく
することができ、さらに、ノズル数を増加し高速印字を
可能にすることができる。
【0029】また、ノズルプレートとインクジェット室
プレートおよび外壁により囲まれた間隙をインクを貯蔵
するインクプールとするので、このインクプールの内側
に隔壁により個別の空間、すなわち個別の圧力室を形成
することができるから、ヘッドを小型化するとともに、
十分に大きい容量のインクプールを確保することができ
る。また複数のノズルを同時に駆動しても、駆動ノズル
数によらず安定なインク滴の吐出を実現することができ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】
【0031】
【実施例】次に、本発明実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0032】(第一実施例)図1は本発明第一実施例の
構造を示す一部断面斜視図、図2は本発明第一実施例の
構造を示す図1におけるA矢視方向部分拡大断面図、図
3は本発明第一実施例の構成を示す一部断面分解斜視図
である。
【0033】本発明第一実施例は、表面に複数n個(例
えば8×8=64個)のノズル11が配列されたノズル
プレート1と、このノズルプレート1の裏面にこのノズ
ルプレート1との間にインクが供給される間隙、すなわ
ちインクプール21を設けてこのノズルプレート1にほ
ぼ平行に配置されたインク室プレート2と、このインク
室プレート2およびノズルプレート1にそれぞれ接しノ
ズル11毎にその裏側にそれぞれノズル11と連通する
個別の空間23を形成する隔壁22と、ノズルプレート
1およびインク室プレート2とそれぞれ外周部で接する
外壁50と、隔壁22に設けられインクプール21から
個別の空間23にインクを供給するインク供給口24
と、このインク供給口24から個別の空間23の内部に
供給されたインクにそれぞれ個別に圧力を印加する圧力
発生手段3とが備えられる。この第一実施例では、ノズ
ル開口径は直径30μm、ノズルプレートの厚さ100
μm、ノズル間ピッチを1.0mmとした。
【0034】インク室プレート2はその厚さ方向に機械
的振動を伝搬することができる薄手の板材により形成さ
れ、圧力発生手段3はこのインク室プレート2の外から
ノズル11と連通する個別の空間23にそれぞれ個別に
機械的変位を与える電気機械変換素子が含まれる。
【0035】隔壁22は、Niのエレクトロフォーミン
グにより、インク室プレート2と一体的に図4に示すリ
ング形状または図5に示す四角形状に形成し、同時に外
壁50も一体的に形成した。インクプール21を形成す
る隔壁22および外壁50の高さは70μmとし、リン
グ形状の隔壁を用いる場合には、隔壁の内径は0.6m
m、四角形状の隔壁を用いる場合には、その一辺の長さ
を0.6mmとした。インク室プレートの厚さは25μ
mに形成した。ノズルプレート1はNiのエレクトロフ
ォーミングにより、厚さ100μmに形成し、その裏面
にはそれぞれノズル11に連通するくり抜き空間12が
形成される。このくり抜き空間12はノズル11の中心
軸に対して軸対称の形状に形成される。この第一実施例
では、ノズルプレート1をエレクトロフォーミング法に
より形成したので、ノズルプレート1のインク噴射側に
は凹部13が設けられ、くり抜き空間はラッパ形状に形
成される。
【0036】インク供給口24は、隔壁22に切り欠き
を設けることにより、各個別の空間23毎に形成され
る。例えば、図3および図5(a)に示すように1個、
図4(a)および図5(b)に示すように2個、または
図4(b)および図5(c)に示すように4個のインク
供給口24が形成される。このインク供給口24の数は
設計条件に応じて任意に設定することができる。なお上
記切り欠きはノズルプレート1をエレクトロフォーミン
グにより形成する際に、パターニングを施すことにより
形成した。この実施例では切り欠きの幅は20μmであ
る。
【0037】複数n個のノズル11は主走査方向および
副走査方向に二次元的に、すなわち平面的に、例えばマ
トリクス状に配列される。圧力発生手段3の電気機械変
換素子としては一例としてピエゾアクチュエータを用い
ることができる。
【0038】このように構成された本発明第一実施例イ
ンクジェット記録ヘッドは、図外のインクタンクからイ
ンクプール21内にインクが供給されると、供給された
インクはインク供給口24から隔壁22内の空間23お
よびくり抜き空間12に蓄積される。ここで、図外の駆
動制御回路から画像データにしたがって電気信号が圧力
発生手段3に加えられると、この電気信号に応じて圧力
発生手段3に機械的変位が生じて、個別の空間23の内
部のインクにその機械的変位に応じる圧力波が発生し、
ノズル1からインク滴が噴射される。インク滴の噴射後
に、いったん後退したノズル内のインクメニスカスの復
帰力により、インクプール21内のインクがインク供給
口24を介して空間23に補給される。
【0039】ノズルプレート1にはノズル11の中心軸
に対して軸対称の形状にくり抜き空間12が形成されて
いるので、インク供給口24からのインクの補給時に、
淀み、対流、渦などを発生することなく円滑にインクの
補給を行うことができる。また、かりにくり抜き空間1
2内に気泡が入っても、気泡排出のためにノズル11の
側から行うインクの吸引動作により、気泡が容易に排出
されることが試験により確認できた。
【0040】本発明によるインクジェット記録ヘッド
は、基本的にはノズルプレート1とインク室プレート2
との二つの部品で構成できる。したがってその構造は極
めて簡単になる。
【0041】ヘッドの組立は、ノズルプレート1とイン
ク室プレート2を接着により貼り合わせることにより行
った。本発明のヘッド構造の貼り合わせについて説明す
ると、本発明の構造では、例えばインク供給口に関し
て、その形状およびインクプール21および空間23と
の相対的な位置関係はノズルプレート1とインク室プレ
ート2との積層精度にまったく影響を受けない。したが
って、きわめてラフな位置合わせ精度でインク室プレー
ト2とノズルプレート1を貼り合わせても、インク充填
性やインクの吐出特性に影響を及ぼすことはない。かり
に、インク室プレート2とノズルプレート1との間に目
標位置からの積層ずれが生じても、くり抜き空間12と
空間23の間に位置ずれが発生するだけであり、この場
合にも空間23とくり抜き空間21の合計容量には変化
がない。したがって圧力発生手段3により空間23内の
インクに圧力を印加した際に生じる圧力波の固有周期に
は変化がなく、インク滴の吐出特性にはなんら影響を及
ぼさない。
【0042】積層ずれについて、次のような試験を行っ
た。ノズルプレート1とインク室プレート2の積層ずれ
が、それぞれ5μmのヘッドと、50μmのヘッドを製
作し、その他の条件を同等に設定して吐出特性を測定し
た。その結果、吐出する滴径、滴速などにまったく差異
が観測できなかった。
【0043】積層ずれに対する本発明実施例の利点を比
較例と対比して説明すると、図18に例示する従来例構
造を比較例とする。この従来例構造では、例えばリザー
バ室形成基板101とインク供給絞り形成基板102を
積層するときに、この両基板間に位置ずれが生じると、
そのずれの分だけインクプール30に対する供給口32
の位置が変化することになる。このずれによりインク供
給口32がリザーバ形成室基板101により一部分でも
塞がると、インク滴吐出後のインクのリフィル特性が大
幅に変化し、所望の駆動周波数でインク滴を吐出するこ
とができなくなる。また、インク供給口の位置は万が一
インクプール内に気泡が混入した場合に気泡の排出性を
考慮して、インクプールの外周部近傍の所望位置に形成
されるが、上記の両基板間にずれが発生すると気泡排出
性に影響を及ぼすことも考えられる。また両基板のずれ
によりノズル31側に形成されたノズル連通路にも凹凸
の段差が生じることになる。例えば段差の凹部に気泡が
混入すると、気泡の排出が困難になる問題が生じる。
【0044】すなわち、両基板間に小さい位置ずれが生
じても、そのインク吐出特性および信頼性にただちに影
響を与えることになる。現実的な数値として、図13に
示す従来例構造では、この両基板間の位置ずれは少なく
とも20〜30μm以下に管理することが必要になる。
【0045】また、インクがプールされるインクプール
21内に圧力室となる空間23を隔壁22によって形成
することができるので、ノズル11およびインク供給口
24の位置および数を任意に設定することが可能とな
り、例えばマトリクス構造に配置することにより小型で
ノズル密度の高いヘッドを実現することができる。
【0046】さらに、隔壁22で囲まれた空間23以外
の領域をインクプール21として使用できるので、小型
のヘッド構造でインクプールの容量を大きくすることが
できる。これにより、インクプールの容量が小さいとき
に生じる隣接ノズル間の音響的なクロストークによる不
安定な吐出状態を防止することができる。また、全ノズ
ルを同時駆動するベタ印刷などの場合に、インクプール
の容量不足から圧力室へのインク供給が不足する現象を
防止することができるので、ノズルの駆動数によらず
に、常に安定な吐出を実現することができる。
【0047】十分なインクプールの容量が確保され、多
数ノズルの同時駆動が可能であることを次のとおり試験
により確認した。すなわち、64個のノズルを有する本
発明実施例インクジェット記録ヘッドを使用して、1個
のノズルのみを駆動するときと、64個のノズル全部を
同時に駆動するときとについて、噴射されるインク滴の
直径および滴速を測定した。その結果、 インク滴直径(μm) 滴速(m/s) 1個のノズルのみ駆動 40.0 8.0 64個のノズル同時駆動 40.5 8.5 なる結果を得た。また、64個のノズルを同時駆動する
場合に、その駆動周波数を1Hzから10kHzまで変
化させ、インク滴直径および滴速を測定したところ、イ
ンク滴直径は40±0.5μm、滴速は8±0.5m/
sであった。
【0048】この実施例では、ノズルプレート1をエレ
クトロフォーミング法により形成した。
【0049】ノズルプレート1をマイクロプレス法によ
り形成したものも試作した。この場合に、ノズル11お
よびくり抜き空間12の形状は円錐台形であり、ノズル
直径は30μm、くり抜き空間12の底部の口径は60
μmとし、凹部13は形成しなかった。このノズルプレ
ートを用いて同様の試験を行い、1個のノズルのみを駆
動する場合と、64個のノズルを同時駆動する場合とで
顕著な差異がないことを確認した。
【0050】(第二実施例)図6は本発明第二実施例の
構造を示す一部断面斜視図、図7は本発明第二実施例の
構造を示す図6におけるB矢視方向部分拡大断面図、図
8は本発明第二実施例の構成を示す一部断面分解斜視図
である。
【0051】本発明第二実施例は、ノズルプレート4
と、このノズルプレート4にほぼ平行に配置されインク
が供給されるインクプール14が形成されるインク室プ
レート5と、このインク室プレート5に機械的変位を与
える圧力発生手段3とが備えられる。この第二実施例で
はインク室プレート5を厚さ50μmのポリイミドフィ
ルムにより形成した。
【0052】ノズルプレート4には、その表面に配列さ
れた複数n個のノズル11と、インク室プレート5に接
しノズル11毎にその裏側にそれぞれノズル11と連通
する個別の空間16を形成する隔壁15と、この隔壁1
5に設けられインクプール14から個別の空間16にイ
ンクを供給するインク供給口17とが含まれる。このノ
ズルプレート4はエレクトロフォーミング法により一体
成形を行った。この第二実施例では、ノズルプレート4
に8×16=128個のノズルをマトリクス状に配列形
成した。隔壁22の形状およびインク供給口17の数
は、図1、図4および図5に示す第一実施例同様に形成
した。
【0053】この第二実施例では、隔壁22が第一実施
例と異なり、ノズルプレート側に形成されるが、その基
本的構造は同一であるので、圧力発生手段3により空間
16の内部のインクに圧力波が印加されたときに、イン
クプール14から空間16に蓄積されたインクが、ノズ
ル11から噴射される動作および空間16へのインクの
補給動作は第一実施例同様に行われる。この第二実施例
でも第一実施例と同様の効果が得られることを確認し
た。
【0054】この第二実施例では、インク室プレート5
をポリイミドフィルムにより形成した例を説明したが、
この薄板状のインク室プレート2は、上記各例のように
均一な厚さの薄板に限られるものではなく、図9(a)
および(b)に示すように、圧力発生手段3との接合面
の厚さが局所的に変化するような材料であってもよい。
図9(a)は本第二実施例において厚さが局部的に変化
したインク室プレートを用いた場合の部分拡大断面図、
(b)はそのインク室プレートのC矢視方向底面図であ
る。この図9(a)および(b)に示す例は、インク室
プレートの厚さを30μmとし、凹部の厚さを10μm
となるようにNiのエレクトロフォーミングにより形成
したものである。
【0055】(第三実施例)図10は本発明第三実施例
の構造を示す一部断面斜視図、図11は本発明第三実施
例の構造を示す図10におけるC矢視方向部分拡大断面
図である。
【0056】本発明第三実施例は、第一実施例における
圧力発生手段として、個別の空間23の内部に発熱素子
6が配置され、この発熱素子6を個別に加熱する電気手
段(図示省略)が備えられる。その他は第一実施例同様
に構成される。これは第二実施例の構成にも適用するこ
とができる。
【0057】本第三実施例の場合は、発熱素子6が加熱
されることにより空間23内のインクの一部が気化膨張
し、この膨張によりノズル11からインクが噴射され
る。インクプール21に供給されたインクの空間23へ
の補給は第一実施例同様に行われる。
【0058】(第四実施例)図12(a)および(b)
は本発明第四実施例におけるインク供給口の配列を示す
部分斜視図である。同図(a)はインク供給口が2個の
場合の配列を示したものであり、(b)はインク供給口
が3個の場合の配列を示したものである。
【0059】本発明第四実施例は、インク供給口24の
向きが対応するノズルについて所定の角度をもってそれ
ぞれ異なるように配列される。これにより、複数のノズ
ルを同時に駆動した時に生じる音響的なクロストークを
抑制することが可能となる。また空間23にインクが補
給された後に、インクプール21からインク供給口24
へのインクの流れが複数の隔壁22の間で相互に干渉す
ることが防止される。このようにインクの補給特性が向
上されることを次のとおり試験により確認した。
【0060】第一実施例と同様に、1個のノズルのみを
駆動したときと、64個のノズルを同時に駆動したとき
のインク滴直径および滴速を測定した。この第四実施例
では、駆動するノズル数を1個から64個に大きくする
と、インク滴直径は40μmが40.2μmに変化し、
滴速が8.0m/sが8.2m/sに変化した。すなわ
ち、この例は第一実施例に比べると音響的なクロストー
クを低減する効果が大きいことがわかった。また、第一
実施例に比べるとインクプール21から空間23へのイ
ンクの補給速度もやや大きくすることが可能であり、駆
動周波数をわずかであるが、5ないし7%程度高速化す
ることが可能であることが確かめられた。
【0061】この第四実施例に示すインク供給口24の
配列は、第一実施例、第二実施例および第三実施例のい
ずれにも適用することができる。
【0062】(第五実施例)図13は本発明第五実施例
におけるノズルの配列を示す平面図である。
【0063】本発明第五実施例は複数n個のノズル11
が主走査方向に対して所定角度αをもって配列される。
このように所定角度αをもたせることにより、実質的に
主走査方向に対するノズル密度を増加することができ
る。
【0064】この第五実施例では、主走査方向および副
走査方向にそれぞれ81個づつ、合計64個のノズルを
配列した。主走査方向に配列した8個のノズルが副走査
方向に重ならないように、しかも等間隔に配置されるよ
うに角度αを選択して配置した。このためノズルのピッ
チは1mmであるが、副走査方向に対して実質的に125
μmのピッチ間隔でノズル1を配列することができた。
【0065】この第五実施例で説明した構造は、同様に
第一実施例、第二実施例、第三実施例および第四実施例
に適用することができる。
【0066】(第六実施例)図14(a)は本発明第六
実施例に用いたノズルプレートの背面図、(b)はその
E矢視方向断面図、図15(a)は本発明第六実施例に
用いたノズルプレートの部分拡大背面図、(b)はその
F矢視方向部分断面図である。
【0067】本発明第六実施例は、図6、図7および図
8に示す第二実施例のノズルプレート4に形成されるノ
ズル11の中心軸が空間16の中心位置から偏心して配
置され、空間16が四角状の隔壁15によって形成さ
れ、インク供給口17が隔壁15の一つの角部に配置さ
れる。その他は第二実施例同様に構成される。
【0068】本第六実施例では、隔壁15および外壁5
0をドライフィルムにより形成した。まず、厚さ30μ
mの薄板状のステンレスによりノズルプレート4を形成
し、その上面にドライフィルムをラミネートした後、リ
ソグラフィ工程により隔壁15、外壁50およびインク
供給口17をパターニングにより形成した。次いで、プ
リベーク工程により隔壁15、外壁50およびインク供
給口17をノズルプレート4に一体化し、このノズルプ
レート4の上にインク室プレート5を重ね合わせ、両プ
レートを加圧接触させながらポストベーク処理を行い、
ドライフィルムの接着性を利用して両プレートを接着し
た。
【0069】本第六実施例は、隔壁22がドライフィル
ムにより形成され、かつ空間16に対するノズル11の
位置が第二実施例とは異なるが、その基本的構造は同様
である。図6、図7および図8に示す圧力発生手段3に
より、空間16内のインクに圧力波が印加されたとき
に、インクプール14から空間16に蓄積されたインク
がノズル11から噴射される動作、および空間16への
インクの補給動作は同様に行われる。この実施例は試験
によりインクの流れが適正に行われることを確認した。
【0070】なお、本実施例ではノズルプレート4に隔
壁15、空間16およびインク供給口17を形成した
が、第一実施例と同様にインク室プレート2に形成して
もよい。この場合も同様の効果を得ることができる。
【0071】(第七実施例)図16は本発明第七実施例
に用いたインク室プレートの構成を示す斜視図である。
【0072】本発明第七実施例は、カラー対応のインク
ジェット記録ヘッドを構成するもので、第一実施例に示
すノズルプレート1に160個のノズル11が配列さ
れ、このノズル11は第一のブロック91、第二のブロ
ック92、第三のブロック93および第四のブロック9
4の四つのブロックに分割される。第一のブロック91
には8×8=64個のノズル11が形成され、第二のブ
ロック92、第三のブッロク93および第四のブロック
94にはそれぞれ8×4=32個のノズル11が形成さ
れる(図示省略)。このように配列されたノズル11そ
れぞれに対応してインク室プレート2に隔壁22、空間
23およびインク供給口24が形成され、各ブロックに
外壁50によりインクプール21a、21b、21cお
よび21dが設けられる。その他は第一実施例同様に形
成される。
【0073】隔壁22、空間23、インク供給口24お
よび外壁50をエレクトロフォーミング法によりインク
室プレート2と一体に形成し、インクプール21aにブ
ラックインクを充填し、さらに、インクプール21bに
イエローインク、インクプール21cにマゼンタイン
ク、インクプール21dにシアンインクをそれぞれ充填
して試験を行った。1枚のノズルプレート1とインク室
プレート2との間に複数色のインク滴を吐出し印字を行
うことが可能であり、カラー対応のインクジェット記録
ヘッドを小型かつ容易に一体化して形成できることを確
認した。
【0074】比較のために、ブラック、イエロー、マゼ
ンダおよびシアンのインクを充填した従来例インクジェ
ット記録ヘッドを個別に4個作成して、同様の試験を行
ったが、カラー記録用のヘッドを構成する場合には、各
色毎の相対的なノズルの位置関係にきわめてきびしい位
置決め精度が必要とされるために、この四つのヘッドの
位置合わせに多くの時間を要した。これに対し本第七実
施例によるインクジェット記録ヘッドは、各色毎のノズ
ルの相対的な位置精度をノズルプレート1上に形成する
ノズル11の位置精度により決められることができるの
で、高い精度をもって各色毎のノズル11の相対的な位
置関係を簡単な作業により決めることができることを確
認した。
【0075】なお、ノズル11はエレクトロフォーミン
グ法により形成することによって、各色毎のノズル11
の位置精度はリソグラフィの精度に依存することから、
±1μm以下の精度で加工することができる。
【0076】また、比較例として作成したカラー記録ヘ
ッドは、4ヘッドを並列に配置するために、図17に示
す各ヘッド間の隙間および外壁50の1枚分によって占
める不要領域51を必要とするが、本第七実施例の場合
には図16に示すように、ブラック、イエロー、マゼン
タおよびシアンの各色間の分離は外壁50のみで行える
ため、実質的にノズルの実装密度を大幅に向上すること
ができる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
ンクジェット記録ヘッドを簡単な構造で形成することが
できる。本発明の構造では製造工数は小さく安価に製造
することができる。また、ノズルのレイアウトの自由度
を高くし、かつインク供給口の位置や数に対する制約を
小さくすることができる。さらに、ノズルを平面状に二
次元的にマトリクス状に配置することが可能となり、実
質的なノズル密度を大きくすることができる。またこれ
により高速印字を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例の構造を示す一部断面斜視
図。
【図2】本発明第一実施例の構造を示す図1におけるA
矢視方向部分拡大断面図。
【図3】本発明第一実施例の構成を示す一部断面分解斜
視図。
【図4】(a)および(b)は本発明第一実施例におけ
るリング状の隔壁に設けられるインク供給口の配置例を
示す斜視図。
【図5】(a)、(b)および(c)は本発明第一実施
例における四角形状の隔壁に設けられるインク供給口の
配置例を示す斜視図。
【図6】本発明第二実施例の構造を示す一部断面斜視
図。
【図7】本発明第二実施例の構造を示す図6におけるB
矢視方向部分拡大断面図。
【図8】本発明第二実施例の構成を示す一部断面分解斜
視図。
【図9】(a)は本発明第二実施例において厚さが局部
的に変化したインク室プレートを用いた場合の部分拡大
断面図、(b)はそのインク室プレートのC矢視方向底
面図。
【図10】本発明第三実施例の構造を示す一部断面斜視
図。
【図11】本発明第三実施例の構造を示す図10におけ
るD矢視方向部分拡大断面図。
【図12】(a)および(b)は本発明第四実施例にお
けるインク供給口の配列を示す部分斜視図。
【図13】本発明第五実施例におけるノズルの配列を示
す平面図。
【図14】(a)は本発明第六実施例に用いたノズルプ
レートの背面図、(b)はそのE矢視方向断面図。
【図15】(a)は本発明第六実施例に用いたノズルプ
レートの部分拡大背面図、(b)はそのF矢視方向部分
断面図。
【図16】本発明第七実施例に用いたインク室プレート
の構成を示す斜視図。
【図17】比較例に用いたインク室プレートの構成を示
す斜視図。
【図18】(a)は従来例の構造を示す拡大断面図、
(b)はその分解斜視図。
【図19】(a)は別の従来例の構造を示す拡大断面
図、(b)はその分解斜視図。
【図20】(a)はその他の従来例の構造を示す分解斜
視図、(b)はインクジェットヘッド板の拡大断面図。
【符号の説明】
1、4、100 ノズルプレート 2、5 インク室プレート 3 圧力発生手段 6 発熱素子 11、31、41 ノズル 12 くり抜き空間 13 凹部 14、21、21a、21b、21c、21d、30、
117 インクプール 15、22 隔壁 16、23 空間 17、24 インク供給口 32 供給口 33 供給通路 34、119 圧力室 40 基板 44 加圧室 50 外壁 51 不要領域 91 第一のブロック 92 第二のブロック 93 第三のブロック 94 第四のブロック 97 ノズル孔 101 リザーバ室形成基板 102 インク供給絞り形成基板 103 封止基板 104 圧力室形成基板 105、113 振動板 106、114、122 圧電素子 107 上部電極 108 フレキシブルプリント基板 111、121 インク供給路 112、115 電極 116 剛性部材 118 インクジェットヘッド板 120 インク溜め室 124 サブインクタンク 125 前側基板 126 中基板 127 裏側基板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年7月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図11】
【図8】
【図9】
【図10】
【図13】
【図12】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項10】前記複数n個のノズルは主走査方向およ
び副走査方向に配列された請求項記載のインクジェッ
ト記録ヘッド。
【請求項11】前記複数n個のノズルは主走査方向に対
して所定角度αを設けて配列された請求項記載のイン
クジェット記録ヘッド。
【請求項12】前記インク室プレートは外壁によって相
互に隔てられた複数のブロックに分割され、各ブロック
には異なる色のインクが供給される請求項1記載のイン
クジェット記録ヘッド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝沢 文則 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に複数n個のノズルが配列されたノ
    ズルプレートと、このノズルプレートの裏面にこのノズ
    ルプレートとの間にインクが供給される間隙を設けてこ
    のノズルプレートにほぼ平行に配置されたインク室プレ
    ートと、このインク室プレートおよび前記ノズルプレー
    トにそれぞれ接し前記ノズル毎にその裏側にそれぞれノ
    ズルと連通する個別の空間を形成する隔壁と、前記イン
    ク室プレートとノズルプレートにそれぞれ接し前記隔壁
    を囲むように形成された外壁と、前記隔壁に設けられ前
    記間隙から前記個別の空間にインクを供給するインク供
    給口と、このインク供給口から前記個別の空間の内部に
    供給されたインクにそれぞれ個別に圧力を印加する圧力
    発生手段とを備えたことを特徴とするインクジェット記
    録ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記インク室プレートはその厚さ方向に
    機械的振動を伝搬することができる薄手の板材により形
    成され、前記圧力発生手段はこのインク室プレートの外
    から前記ノズルと連通する個別の空間にそれぞれ個別に
    機械的振動を与える電気機械変換素子を含む請求項1記
    載のインクジェット記録ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記圧力発生手段は、前記個別の空間の
    内部に配置された発熱素子と、この発熱素子を個別に加
    熱する電気的手段とを含む請求項1記載のインクジェッ
    ト記録ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記隔壁は前記インク室プレートと一体
    的に形成される請求項1記載のインクジェット記録ヘッ
    ド。
  5. 【請求項5】 前記隔壁は前記ノズルプレートと一体的
    に形成される請求項1記載のインクジェット記録ヘッ
    ド。
  6. 【請求項6】 前記ノズルプレートは厚手の板材により
    形成され、その裏面にはそれぞれノズルに連通するくり
    抜き空間が形成された請求項1記載のインクジェット記
    録ヘッド。
  7. 【請求項7】 前記くり抜き空間はノズルの中心軸に対
    して軸対称の形状である請求項6記載のインクジェット
    記録ヘッド。
  8. 【請求項8】 前記インク供給口は各個別の空間毎に1
    または複数設けられた請求項1記載のインクジェット記
    録ヘッド。
  9. 【請求項9】 前記インク供給口は前記隔壁に設けられ
    た切り込みである請求項8記載のインクジェット記録ヘ
    ッド。
  10. 【請求項10】 前記インク供給口は隣接するノズルに
    ついてその向きが異なる請求項8記載のインクジェット
    記録ヘッド。
  11. 【請求項11】前記複数n個のノズルは二次元的に配列
    された請求項1記載のインクジェット記録ヘッド。
  12. 【請求項12】前記複数n個のノズルはマトリクス状に
    配列された請求項11記載のインクジェット記録ヘッ
    ド。
  13. 【請求項13】前記複数n個のノズルは主走査方向およ
    び副走査方向に配列された請求項12記載のインクジェ
    ット記録ヘッド。
  14. 【請求項14】前記複数n個のノズルは主走査方向に対
    して所定角度αを設けて配列された請求項11記載のイ
    ンクジェット記録ヘッド。
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