JPH07246701A - インクジェットヘッド - Google Patents
インクジェットヘッドInfo
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- JPH07246701A JPH07246701A JP3743994A JP3743994A JPH07246701A JP H07246701 A JPH07246701 A JP H07246701A JP 3743994 A JP3743994 A JP 3743994A JP 3743994 A JP3743994 A JP 3743994A JP H07246701 A JPH07246701 A JP H07246701A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- jet head
- pressure chambers
- pressure
- ink jet
- Prior art date
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- Withdrawn
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
- B41J2002/14419—Manifold
Abstract
(57)【要約】
【目的】多数のノズル孔からインク滴を吐出させて記録
を行うインクジェットヘッドに関し、インクジェットヘ
ッドを小型化しても総ての圧力室に対して確実にインク
を供給することができて、インク欠けドットが発生しな
いようにすることを目的とする。 【構成】インクに吐出圧力を与えるためにノズル孔１７
と個々に連通してインクジェットヘッド板１１内に互い
に独立して形成された複数の圧力室１８と、圧力室１８
に供給するためのインクを一時的に貯留するために、イ
ンクジェットヘッド板１１の板面に対して垂直の投影方
向において複数の圧力室１８と重なるようにインクジェ
ットヘッド板１１内に形成されて、インクジェットヘッ
ド板１１内において各圧力室１８と連通するインク溜め
室２０とを設けて構成する。
を行うインクジェットヘッドに関し、インクジェットヘ
ッドを小型化しても総ての圧力室に対して確実にインク
を供給することができて、インク欠けドットが発生しな
いようにすることを目的とする。 【構成】インクに吐出圧力を与えるためにノズル孔１７
と個々に連通してインクジェットヘッド板１１内に互い
に独立して形成された複数の圧力室１８と、圧力室１８
に供給するためのインクを一時的に貯留するために、イ
ンクジェットヘッド板１１の板面に対して垂直の投影方
向において複数の圧力室１８と重なるようにインクジェ
ットヘッド板１１内に形成されて、インクジェットヘッ
ド板１１内において各圧力室１８と連通するインク溜め
室２０とを設けて構成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、多数のノズル孔から
インク滴を吐出させて記録を行うインクジェットヘッド
に関する。
インク滴を吐出させて記録を行うインクジェットヘッド
に関する。
【０００２】インクジェットヘッドには、多数（例えば
１６〜６４個）のノズル孔が設けられていて、各ノズル
から一ドットを形成するためのインク滴が吐出される。
したがって、文字等を形成する必要に応じて選択される
各ノズル孔からインク滴が確実に吐出されなければなら
ない。
１６〜６４個）のノズル孔が設けられていて、各ノズル
から一ドットを形成するためのインク滴が吐出される。
したがって、文字等を形成する必要に応じて選択される
各ノズル孔からインク滴が確実に吐出されなければなら
ない。
【０００３】
【従来の技術】インクジェットヘッドには、表面に多数
のノズル孔が開口形成されたインクジェットヘッド板が
設けられていて、インクに吐出圧力を与えるための圧力
室が、個々にノズル孔と連通してインクジェットヘッド
板内に互いに独立して設けられている。
のノズル孔が開口形成されたインクジェットヘッド板が
設けられていて、インクに吐出圧力を与えるための圧力
室が、個々にノズル孔と連通してインクジェットヘッド
板内に互いに独立して設けられている。
【０００４】そのようなインクは、インクジェットヘッ
ド外のインクタンクから各圧力室に供給されるが、圧力
室に対するインク供給がインク切れ無く行われるよう
に、インクタンクから供給されるインクを一時的に貯留
する補助インクタンクをインクジェットヘッド板に隣接
して設け、その補助インクタンクから各ノズル孔に対し
て、インクジェットヘッド板内に形成された共通供給路
を介してインクを送り込むようにしていた。
ド外のインクタンクから各圧力室に供給されるが、圧力
室に対するインク供給がインク切れ無く行われるよう
に、インクタンクから供給されるインクを一時的に貯留
する補助インクタンクをインクジェットヘッド板に隣接
して設け、その補助インクタンクから各ノズル孔に対し
て、インクジェットヘッド板内に形成された共通供給路
を介してインクを送り込むようにしていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】近年インクジェットヘ
ッドの小型化が求められているため、共通供給路の断面
積の大きさが制約を受け、インクジェットヘッド板内に
おいて共通供給路の断面積を十分に大きくとることがで
きない。
ッドの小型化が求められているため、共通供給路の断面
積の大きさが制約を受け、インクジェットヘッド板内に
おいて共通供給路の断面積を十分に大きくとることがで
きない。
【０００６】そのため、例えば総てのノズル孔からイン
ク滴を吐出するいわゆる黒ベタ印字を行う場合などに、
共通供給路のインク搬送能力が不足する場合がある。す
ると、図９に示されるように、補助インクタンク９１か
ら遠い位置にある圧力室９２ａ内のインクが共通供給路
９３を介して隣りの圧力室９２ｂ，９２ｃに吸い込まれ
て、ノズル孔９４ａから圧力室９２ａ内に空気を吸い込
んでしまい、そのノズル孔９４ａからはインク滴が吐出
しないため、インク欠けドットが発生するという問題が
あった。９０は主インクタンクである。
ク滴を吐出するいわゆる黒ベタ印字を行う場合などに、
共通供給路のインク搬送能力が不足する場合がある。す
ると、図９に示されるように、補助インクタンク９１か
ら遠い位置にある圧力室９２ａ内のインクが共通供給路
９３を介して隣りの圧力室９２ｂ，９２ｃに吸い込まれ
て、ノズル孔９４ａから圧力室９２ａ内に空気を吸い込
んでしまい、そのノズル孔９４ａからはインク滴が吐出
しないため、インク欠けドットが発生するという問題が
あった。９０は主インクタンクである。
【０００７】そこで本発明は、インクジェットヘッドを
小型化しても総ての圧力室に対して確実にインクを供給
することができて、インク欠けドットの発生しないイン
クジェットヘッドを提供することを目的とする。
小型化しても総ての圧力室に対して確実にインクを供給
することができて、インク欠けドットの発生しないイン
クジェットヘッドを提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のインクジェットヘッドは、実施例を説明す
るための図１に示されるように、インク滴を外方に吐出
するために平板状のインクジェットヘッド板１１の表面
に並んで開口形成された複数のノズル孔１７と、インク
に吐出圧力を与えるために上記ノズル孔１７と個々に連
通して上記インクジェットヘッド板１１内に互いに独立
して形成された複数の圧力室１８と、上記圧力室１８に
供給するためのインクを一時的に貯留するために、上記
インクジェットヘッド板１１の板面に対して垂直の投影
方向において上記複数の圧力室１８と重なるように上記
インクジェットヘッド板１１内に形成されて、上記イン
クジェットヘッド板１１内において上記各圧力室１８と
連通するインク溜め室２０とを設けたことを特徴とす
る。
め、本発明のインクジェットヘッドは、実施例を説明す
るための図１に示されるように、インク滴を外方に吐出
するために平板状のインクジェットヘッド板１１の表面
に並んで開口形成された複数のノズル孔１７と、インク
に吐出圧力を与えるために上記ノズル孔１７と個々に連
通して上記インクジェットヘッド板１１内に互いに独立
して形成された複数の圧力室１８と、上記圧力室１８に
供給するためのインクを一時的に貯留するために、上記
インクジェットヘッド板１１の板面に対して垂直の投影
方向において上記複数の圧力室１８と重なるように上記
インクジェットヘッド板１１内に形成されて、上記イン
クジェットヘッド板１１内において上記各圧力室１８と
連通するインク溜め室２０とを設けたことを特徴とす
る。
【０００９】なお、上記インク溜め室２０が、上記圧力
室１８よりインクジェットヘッド板１１の表面側の位置
に、上記ノズル孔１７と干渉しないように形成されてい
るとよい。
室１８よりインクジェットヘッド板１１の表面側の位置
に、上記ノズル孔１７と干渉しないように形成されてい
るとよい。
【００１０】そして、上記インク溜め室２０と上記複数
の圧力室１８とが、上記各圧力室１８毎に連通して設け
られたインク供給路２２を介して直接連通していてもよ
く、上記インク溜め室２０と上記複数の圧力室１８と
が、複数の圧力室１８に対して連通して設けられた共通
供給路３２を介して連通していてもよい。
の圧力室１８とが、上記各圧力室１８毎に連通して設け
られたインク供給路２２を介して直接連通していてもよ
く、上記インク溜め室２０と上記複数の圧力室１８と
が、複数の圧力室１８に対して連通して設けられた共通
供給路３２を介して連通していてもよい。
【００１１】
【作用】圧力室１８に対するインク供給は、インクジェ
ットヘッド板１１内に複数の圧力室１８と重なって形成
されたインク溜め室２０から各圧力室１８に対して行わ
れる。
ットヘッド板１１内に複数の圧力室１８と重なって形成
されたインク溜め室２０から各圧力室１８に対して行わ
れる。
【００１２】そのようなインク溜め室２０は、圧力室１
８よりインクジェットヘッド板１１の表面側の位置にノ
ズル孔１７と干渉しないように形成することによって、
充分に大きな容量を確保することができる。
８よりインクジェットヘッド板１１の表面側の位置にノ
ズル孔１７と干渉しないように形成することによって、
充分に大きな容量を確保することができる。
【００１３】インク溜め室２０と各圧力室１８との間
は、各圧力室１８毎に連通して設けたインク供給路２２
を介して連通させ、又は複数の圧力室１８に連通して設
けた共通供給路３２を介して連通させ、インク溜め室２
０から各圧力室１８にインクを供給することができる。
は、各圧力室１８毎に連通して設けたインク供給路２２
を介して連通させ、又は複数の圧力室１８に連通して設
けた共通供給路３２を介して連通させ、インク溜め室２
０から各圧力室１８にインクを供給することができる。
【００１４】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図８はイ
ンクジェットプリンタの主たる構成部分を示している。
ンクジェットプリンタの主たる構成部分を示している。
【００１５】回転駆動されることによって、外面の半周
に巻き付けられた記録紙１００を用紙送りするプラテン
ロール１と平行に、ステーシャフト２が固設されてお
り、キャリッジ３がそのステーシャフト２に沿って往復
駆動される。
に巻き付けられた記録紙１００を用紙送りするプラテン
ロール１と平行に、ステーシャフト２が固設されてお
り、キャリッジ３がそのステーシャフト２に沿って往復
駆動される。
【００１６】キャリッジ３には、インクジェットヘッド
１０がノズル孔を記録紙１００側に向けて搭載されてい
て、キャリッジ３と共に移動する。そして、主インクタ
ンク４からインクジェットヘッド１０に対して、柔軟な
インク供給チューブ５を介してインクが供給される。
１０がノズル孔を記録紙１００側に向けて搭載されてい
て、キャリッジ３と共に移動する。そして、主インクタ
ンク４からインクジェットヘッド１０に対して、柔軟な
インク供給チューブ５を介してインクが供給される。
【００１７】図１は、そのインクジェットヘッド１０を
分解して示す斜視図、図２はインクジェットヘッド１０
を記録紙１００側から見た正面図、図３はインクジェッ
トヘッド１０のうちのインクジェットヘッド板１１部分
の側面断面図、図４はその部分拡大斜視断面図である。
分解して示す斜視図、図２はインクジェットヘッド１０
を記録紙１００側から見た正面図、図３はインクジェッ
トヘッド１０のうちのインクジェットヘッド板１１部分
の側面断面図、図４はその部分拡大斜視断面図である。
【００１８】図１に示されるように、インクジェットヘ
ッド１０は、３枚の平板状の基板１２，１３，１４を接
着して形成されるインクジェットヘッド板１１と、その
後端部に取り付けられたサブインクタンク１５によって
構成されている。
ッド１０は、３枚の平板状の基板１２，１３，１４を接
着して形成されるインクジェットヘッド板１１と、その
後端部に取り付けられたサブインクタンク１５によって
構成されている。
【００１９】サブインクタンク１５には、インク供給チ
ューブ５を介して主インクタンク４からインクが供給さ
れる。なお、図１以外の図ではサブインクタンク１５の
図示は省略されている。
ューブ５を介して主インクタンク４からインクが供給さ
れる。なお、図１以外の図ではサブインクタンク１５の
図示は省略されている。
【００２０】図１に示されるように、インクジェットヘ
ッド板１１の表面、即ち表側基板１２の表面には、イン
ク滴を記録紙１００面に向けて吐出するための多数のノ
ズル孔１７が、表側基板１２の板面に垂直に２列に並ん
で開口形成されている。これらのノズル孔１７は、図２
ないし図４に示されるように、表側基板１２と中間基板
１３とを貫通して穿設されている。
ッド板１１の表面、即ち表側基板１２の表面には、イン
ク滴を記録紙１００面に向けて吐出するための多数のノ
ズル孔１７が、表側基板１２の板面に垂直に２列に並ん
で開口形成されている。これらのノズル孔１７は、図２
ないし図４に示されるように、表側基板１２と中間基板
１３とを貫通して穿設されている。
【００２１】そして、後側基板１４には、インクに吐出
圧力を与えるための圧力室１８が、前面側から凹んで形
成されている。これらの圧力室１８は、図２に示される
ように、各列のノズル孔１７に左右から交互に重なり合
うように各々が互いに独立して溝状に形成されていて、
それにノズル孔１７が個々に連通している。
圧力を与えるための圧力室１８が、前面側から凹んで形
成されている。これらの圧力室１８は、図２に示される
ように、各列のノズル孔１７に左右から交互に重なり合
うように各々が互いに独立して溝状に形成されていて、
それにノズル孔１７が個々に連通している。
【００２２】そして、図２ないし図４に示されるよう
に、後側基板１４の後面には、各圧力室１８に対応して
圧電素子１９が接合されている。したがって、電圧が印
加された圧電素子１９が変形することによって、その位
置に対応する圧力室１８内のインクに吐出圧が加わり、
インク滴がノズル孔１７から記録紙１００に向かって吐
出される。なお図１には、圧電素子１９は実際より数を
少なく略示してある。
に、後側基板１４の後面には、各圧力室１８に対応して
圧電素子１９が接合されている。したがって、電圧が印
加された圧電素子１９が変形することによって、その位
置に対応する圧力室１８内のインクに吐出圧が加わり、
インク滴がノズル孔１７から記録紙１００に向かって吐
出される。なお図１には、圧電素子１９は実際より数を
少なく略示してある。
【００２３】各図に示されるように、表側基板１２に
は、圧力室１８に供給するためのインクを一時的に貯留
するためのインク溜め室２０が、ノズル孔１７と干渉し
ないようにして、表側基板１２の裏面側から例えば１０
０μｍの深さ凹んで、例えばエッチング加工により形成
されている。
は、圧力室１８に供給するためのインクを一時的に貯留
するためのインク溜め室２０が、ノズル孔１７と干渉し
ないようにして、表側基板１２の裏面側から例えば１０
０μｍの深さ凹んで、例えばエッチング加工により形成
されている。
【００２４】このインク溜め室２０は、図１及び図２に
示されるように縦３列に形成されていて、下端部におい
て太い連通路２０ｄにより互いに連通している。また、
各インク溜め室２０ａ〜２０ｃの上端には、上方に抜け
る通気孔２１が、途中でカギ形に曲がって形成されてい
る。
示されるように縦３列に形成されていて、下端部におい
て太い連通路２０ｄにより互いに連通している。また、
各インク溜め室２０ａ〜２０ｃの上端には、上方に抜け
る通気孔２１が、途中でカギ形に曲がって形成されてい
る。
【００２５】したがって、各インク溜め室２０ａ〜２０
ｃに対してインクが出入りするのに対応して通気孔２１
から空気が出入りし、その結果、インクがスムーズに出
入りすることができ、通気孔２１が曲がっているので、
各圧電素子１９を同時に駆動したときに発生する相互干
渉を防ぐ圧力ダンパの機能も有している。
ｃに対してインクが出入りするのに対応して通気孔２１
から空気が出入りし、その結果、インクがスムーズに出
入りすることができ、通気孔２１が曲がっているので、
各圧電素子１９を同時に駆動したときに発生する相互干
渉を防ぐ圧力ダンパの機能も有している。
【００２６】そして、３列のインク溜め室２０ａ〜２０
ｃのうち、左側のインク溜め室２０ａは、４列に並んで
いる圧力室１８のうちの左側の列の総ての圧力室１８
と、インクジェットヘッド板１１の板面に対して垂直の
投影方向において重なって形成されている。同様に、右
側のインク溜め室２０ｂは右側の列の総ての圧力室１８
と重なり、中央のインク溜め室２０ｃは中央の２列の総
ての圧力室１８と重なって形成されている。
ｃのうち、左側のインク溜め室２０ａは、４列に並んで
いる圧力室１８のうちの左側の列の総ての圧力室１８
と、インクジェットヘッド板１１の板面に対して垂直の
投影方向において重なって形成されている。同様に、右
側のインク溜め室２０ｂは右側の列の総ての圧力室１８
と重なり、中央のインク溜め室２０ｃは中央の２列の総
ての圧力室１８と重なって形成されている。
【００２７】そして、図１ないし図３に示されるよう
に、インク溜め室２０と圧力室１８との間は、各圧力室
１８に対して個々に連通するように中基板１３板面に垂
直に貫通形成されたインク供給路２２によって連通して
いる。
に、インク溜め室２０と圧力室１８との間は、各圧力室
１８に対して個々に連通するように中基板１３板面に垂
直に貫通形成されたインク供給路２２によって連通して
いる。
【００２８】また、サブインクタンク１５の下部から前
方に突設されたインク供給管２４が後側基板１４と中基
板１３とに各々形成された孔２５，２６を通って、イン
ク溜め室２０の下端部に連通しており、インク溜め室２
０内にインクが常時充填される。
方に突設されたインク供給管２４が後側基板１４と中基
板１３とに各々形成された孔２５，２６を通って、イン
ク溜め室２０の下端部に連通しており、インク溜め室２
０内にインクが常時充填される。
【００２９】したがって、圧電素子１９が駆動されて圧
力室１８内のインクがノズル孔１７からインク滴として
吐出されると、インクが吐出された圧力室１８内が負圧
になり、各圧力室１８に連通するインク供給路２２を経
由してインク溜め室２０内から圧力室１８内にインクが
吸い込まれて、各圧力室１８内に再びインクが充填され
る。そして、インク溜め室２０にはサブインクタンク１
５からインクが供給される。
力室１８内のインクがノズル孔１７からインク滴として
吐出されると、インクが吐出された圧力室１８内が負圧
になり、各圧力室１８に連通するインク供給路２２を経
由してインク溜め室２０内から圧力室１８内にインクが
吸い込まれて、各圧力室１８内に再びインクが充填され
る。そして、インク溜め室２０にはサブインクタンク１
５からインクが供給される。
【００３０】このようにして、どの圧力室１８に対して
も真近の位置にあるインク溜め室２０からインクが直接
供給される。したがって、たとえ総てのノズル孔１７か
らインク滴を吐出しなければならないいわゆるべた黒印
字の場合でも、総ての圧力室１８に対してインク切れを
起こすことなくインクが充填される。
も真近の位置にあるインク溜め室２０からインクが直接
供給される。したがって、たとえ総てのノズル孔１７か
らインク滴を吐出しなければならないいわゆるべた黒印
字の場合でも、総ての圧力室１８に対してインク切れを
起こすことなくインクが充填される。
【００３１】図５及び図６は本発明の第２の実施例を示
しており、中基板１３から裏側基板１４にかけて、イン
ク溜め室２０と圧力室１８との間を連通させるための細
長い共通供給路３２を形成し、その共通供給路３２を経
由してインク溜め室２０から圧力室１８にインクが送ら
れるようにしたものである。
しており、中基板１３から裏側基板１４にかけて、イン
ク溜め室２０と圧力室１８との間を連通させるための細
長い共通供給路３２を形成し、その共通供給路３２を経
由してインク溜め室２０から圧力室１８にインクが送ら
れるようにしたものである。
【００３２】共通供給路３２は、圧力室１８の配列に合
わせて中基板１３と裏側基板１４とにまたがって縦４列
に形成されており、中基板１３を貫通して、裏側基板１
４には表面から凹んで溝状に形成されている。そして、
図６に示されるように、各圧力室１８の側端部と連通し
ている。
わせて中基板１３と裏側基板１４とにまたがって縦４列
に形成されており、中基板１３を貫通して、裏側基板１
４には表面から凹んで溝状に形成されている。そして、
図６に示されるように、各圧力室１８の側端部と連通し
ている。
【００３３】第２の実施例のその他の部分は第１の実施
例と同じであり、第２の実施例においても第１の実施例
と全く同様にして、圧力室１８に対するインク切れがな
くて、インク欠けドットの発生しない印字を行うことが
できる。
例と同じであり、第２の実施例においても第１の実施例
と全く同様にして、圧力室１８に対するインク切れがな
くて、インク欠けドットの発生しない印字を行うことが
できる。
【００３４】図７は本発明の第３の実施例を示してお
り、インク溜め室２０を、前側基板１２に形成するだけ
でなく、それに対向する中基板１３側にもまたがって形
成したものである。このようにすることにより、インク
溜め室２０の容量を充分に大きくすることができる。そ
の他の部分については第２の実施例と同様である。
り、インク溜め室２０を、前側基板１２に形成するだけ
でなく、それに対向する中基板１３側にもまたがって形
成したものである。このようにすることにより、インク
溜め室２０の容量を充分に大きくすることができる。そ
の他の部分については第２の実施例と同様である。
【００３５】
【発明の効果】本発明によれば、各圧力室に対してその
すぐ近くのインク溜め室からインクが供給されるので、
どのような条件の印字に際しても各圧力室にインク溜め
室からインク切れなく確実にインクが供給されて、イン
ク欠けドットの発生しない良好な印字を行うことができ
る。
すぐ近くのインク溜め室からインクが供給されるので、
どのような条件の印字に際しても各圧力室にインク溜め
室からインク切れなく確実にインクが供給されて、イン
ク欠けドットの発生しない良好な印字を行うことができ
る。
【図１】第１の実施例の分解斜視図である。
【図２】第１の実施例の正面図である。
【図３】第１の実施例の側面部分断面図である。
【図４】第１の実施例の部分拡大斜視断面図である。
【図５】第２の実施例の側面断面図である。
【図６】第２の実施例の分解斜視図である。
【図７】第３の実施例の側面部分断面図である。
【図８】実施例のインクジェットプリンタの部分斜視図
である。
である。
【図９】従来例の説明図である。
１０ インクジェットヘッド １１ インクジェットヘッド板 １７ ノズル孔 １８ 圧力室 ２０ インク溜め室 ２２ インク供給路
Claims (4)
- 【請求項１】インク滴を外方に吐出するために平板状の
インクジェットヘッド板（１１）の表面に並んで開口形
成された複数のノズル孔（１７）と、 インクに吐出圧力を与えるために上記ノズル孔（１７）
と個々に連通して上記インクジェットヘッド板（１１）
内に互いに独立して形成された複数の圧力室（１８）
と、 上記圧力室（１８）に供給するためのインクを一時的に
貯留するために、上記インクジェットヘッド板（１１）
の板面に対して垂直の投影方向において上記複数の圧力
室（１８）と重なるように上記インクジェットヘッド板
（１１）内に形成されて、上記インクジェットヘッド板
（１１）内において上記各圧力室（１８）と連通するイ
ンク溜め室（２０）とを設けたことを特徴とするインク
ジェットヘッド。 - 【請求項２】上記インク溜め室（２０）が、上記圧力室
（１８）よりインクジェットヘッド板（１１）の表面側
の位置に、上記ノズル孔（１７）と干渉しないように形
成されている請求項１記載のインクジェットヘッド。 - 【請求項３】上記インク溜め室（２０）と上記複数の圧
力室（１８）とが、上記各圧力室（１８）毎に連通して
設けられたインク供給路（２２）を介して直接連通する
請求項１又は２記載のインクジェットヘッド。 - 【請求項４】上記インク溜め室（２０）と上記複数の圧
力室（１８）とが、複数の圧力室（１８）に対して連通
して設けられた共通供給路（３２）を介して連通する請
求項１又は２記載のインクジェットヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3743994A JPH07246701A (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | インクジェットヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3743994A JPH07246701A (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | インクジェットヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
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