JP2006007612A - インクジェットプリンタ用バッファタンクおよびインクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ用バッファタンクおよびインクジェットプリンタ Download PDF

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Abstract

【課題】 印字の際に走査するキャリッジに搭載されると共に、小型化でき、ガスバリア性の高くないフィルムをも装着可能なインクジェットプリンタ用バッファタンクおよび該バッファタンクを備えるインクジェットプリンタを提供することである。
【解決手段】 仕切壁11で仕切られた複数のインク貯留室12を備え、該仕切壁の少なくとも一部が互いに隔離した二つの可撓性壁部により画定された空間部13を備える構成のバッファタンク1とし、該バッファタンクを被記録媒体の被記録面に沿って走査するキャリッジ8に搭載したインクジェットプリンタとした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印字の際に走査するキャリッジに備えられるインクジェットプリンタ用バッファタンクおよびインクジェットプリンタに関する。
従来、被記録媒体に沿って走査するキャリッジに、複数のノズル群からインクを噴射して被記録媒体に記録を行うインクジェットヘッドと、前記キャリッジの外部に設けられた複数のインクタンクから供給されるインクを種類ごとに貯留する複数の貯留室を有するバッファタンクを備えるインクジェットプリンタが知られている。
前記バッファタンクは、前記インクタンクとインクジェットヘッド間のインクの供給路中に設けられており、インクを受け取るインク注入口とインクを送り出すインク排出口とを備えている。また、走査するキャリッジに搭載されており、前記インクタンクからのインクを貯留すると共に、前記キャリッジが走査する際に生じるインクの圧力変動を吸収して減衰させるダンパとなるものである。
インクジェットヘッドに供給されるインクは、該インクジェットヘッドに装着されるプレート型の圧電アクチュエータにより、多数のノズル孔に連通する圧力室に所定の圧力を選択的に付与して、前記ノズル孔から付与した圧力に対応した吐出速度と液滴量を有するインク滴として吐出され、前記被記録媒体に印字記録される。
そのために、インクの吐出を安定化し、良好な印字状態を維持するには、インクの圧力変動を吸収して減衰し、一定の吐出圧を付加する必要がある。
しかし、印字の際に走査して反転するキャリッジの運動中には、インク供給チューブ中のインクや、キャリッジに搭載されるバッファタンク内のインクに加速度が加わり、インクの圧力が変動する。
上記のような圧力変動を吸収するために一般にダンパが用いられるが、単に可撓性を備えるフィルム等による圧力ダンパでは、外気に接するフィルムから、インクの水分(水蒸気)が透過蒸発する問題や、フィルム外部の空気が該フィルムを通してダンパ内に透過して気泡となる問題がある。
そのために、可撓性を備えると共にガスバリア性を備えるフィルムを外気に接する面に配設した圧力ダンパを用いて、インクの圧力変動を吸収することは従来から既に行われている。
また、インクジェットプリンタ用圧力ダンパであって、該ダンパの外面部に可撓性の膜(ダンパフィルム)を外気に曝した状態としたものも既に公開されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第2887605号公報(第1−4頁、第1図)
ダンパの外部にフィルムを装着した構成のインクジェットプリンタ用圧力ダンパの場合では、前記フィルムが常時外気に接しているので、インクから水蒸気が透過蒸発するのを防ぐためと、フィルム外部の空気が該フィルムを通してダンパ内に透過してくるのを防止するために、高いガスバリア性を備えるフィルムを使用する必要がある。
さらに、印字の際に被記録媒体に沿って走査するキャリッジに、インクを貯留するバッファタンクを備えるインクジェットプリンタにおいては、該プリンタ装置本体の小型化のために、前記バッファタンクも小型にしておく必要がある。そのために、前記バッファタンクと外気との間での水蒸気や空気等の透過を防止する目的で、外部に面する可撓性壁部となる前記フィルムを、さらに外側から枠体等により被覆する構成とすると、水蒸気や空気等の透過は防止できても、その分タンクが大きくなるので好ましくない。
また、バッファタンクの外面部にフィルムを装着した構成であれば、該バッファタンクをキャリッジに着脱する際や、持ち運びする際に前記フィルムが損傷したり汚れたりする恐れがある。
本発明の目的は、上記課題を解決するために、印字の際に走査するキャリッジに搭載されると共に、小型化でき、ガスバリア性の高くないフィルムをも装着可能なインクジェットプリンタ用バッファタンクおよび該バッファタンクを備えるインクジェットプリンタを提供することである。
上記の目的を達成するために請求項1に係る発明は、被記録媒体にインクを吐出して記録をするインクジェットヘッドと前記インクを貯留するインクタンクとの間に設けられ、前記インクジェットヘッドへ供給される前記インクの圧力変動を吸収するためのインクジェットプリンタ用バッファタンクにおいて、前記バッファタンク内を、前記インクを一時的に貯留する複数のインク貯留室に仕切る仕切壁を有し、該仕切壁の少なくとも一部が互いに隔離した二つの可撓性壁部により画定された空間部を備えていることを特徴としている。
上記の構成を有する請求項1に係る発明によれば、タンク内部の仕切壁に二つの可撓性壁部により画定された空間部を設けているので、前記可撓性壁部がタンク内に位置することになり損傷しない。また、外気に接しないので、ガスバリア製の低い可撓性壁部をも使用可能なバッファタンクとすることができる。
請求項2に係る発明は、前記仕切壁の空間部を大気に連通するための連通路を設けたことを特徴としている。
上記の構成を有する請求項2に係る発明によれば、タンク内部の仕切壁に設けられる空間部と外気とが連通路を介して連通されるので、前記空間部のエア圧を外気と一定に保つことができ、貯留するインクに生じる圧力変動を吸収する可撓性壁部のダンパ性を発揮し維持することができる。
請求項3に係る発明は、前記連通路が小孔またはラビリンスであることを特徴としている。
上記の構成を有する請求項3に係る発明によれば、小孔またはラビリンスを設けるだけで、可撓性壁部と外気とを積極的には接触させない構成とし、水分や空気の透過を最小限に抑制することができる。
請求項4に係る発明は、前記二つの可撓性壁部が、前記空間部を挟んで相対向する一対の可撓性壁部からなることを特徴としている。
上記の構成を有する請求項4に係る発明によれば、仕切壁に設ける空間部を挟むように相対向して一対の可撓性壁部を装着するだけで、貯留するインクに生じる圧力変動を吸収する小型なバッファタンクとすることができる。
請求項5に係る発明は、一つの前記仕切壁と、当該仕切壁を挟んで相対向する二つの前記インク貯留室とからなり、前記インク貯留室は、当該インク貯留室に対応する前記インクタンクからインクが供給されるインク注入口と、当該インク貯留室に対応する前記インクジェットヘッドにインクを供給するインク排出口を備え、前記可撓性壁部は樹脂製フィルムであることを特徴としている。
上記の構成を有する請求項5に係る発明によれば、二種類のインクを貯留し、貯留するインクの圧力変動を吸収可能な樹脂製フィルムを備えるバッファタンクとすることができる。さらには該バッファタンクの外面を高剛性な材質で構成することができるので、強固なバッファタンクとすることができる。
請求項6に係る発明は、前記連通路が、前記空間部と外気との気圧を平衡とする程度の径の単一の孔であることを特徴としている。
上記の構成を有する請求項6に係る発明によれば、空間部と外気との気圧を平衡とする程度の小さな一個の孔を設けることで、貯留するインクに生じる圧力変動を吸収するフィルムのダンパ性を発揮することができると共に、フィルムと外気とを積極的には接触させず、水分や空気の透過を最小限に抑制することができる。
請求項7に係る発明は、被記録媒体の被記録面に沿って走査するキャリッジに、インクジェットヘッドとともに前記請求項1から6のいずれかに記載のバッファタンクを搭載したインクジェットプリンタであることを特徴としている。
上記の構成を有する請求項7に係る発明によれば、印字の際に走査するキャリッジを備えると共に、小型でガスバリア性の高くないフィルムを装着可能で小型のバッファタンクを搭載したインクジェットプリンタを得ることができる。
請求項8に係る発明は、吐出される色のインクのそれぞれに対応して複数の前記インクタンクを備え、前記バッファタンクは、前記仕切壁で仕切られた二つの前記インク貯留室を有し、各前記インク貯留室には、当該インク貯留室にそれぞれ対応し、かつ、互いに異なる前記インクタンクからインクが供給されることを特徴としている。
上記の構成を有する請求項8に係る発明によれば、複数の色のインクをそれぞれに貯留し、それぞれのインクの圧力変動を吸収するバッファタンクを搭載したインクジェットプリンタを得ることができる。
本発明によれば、印字の際に走査するキャリッジに搭載されると共に、小型化でき、ガスバリア性の高くないフィルムをも装着可能なインクジェットプリンタ用バッファタンクおよび該バッファタンクを備えるインクジェットプリンタを得ることできる。
以下、本発明の実施の形態を図1から図4に基づいて詳細に説明する。
図1には本発明に係るバッファタンクの一例を示しており、(a)は一つの仕切壁と、これを挟んで相対向する二つのインク貯留室を備えたバッファタンクの断面図であり、(b)はこのバッファタンクの仕切壁にできた空間部を大気に連通するための連通路としてのラビリンスの要部拡大図である。図2にはインク供給チューブとインクジェットヘッドとを備えたバッファタンクを示しており、(a)は全体外観を示す斜視図であり、(b)はバッファタンクの構成を説明する斜視図である。図3は本発明に係るバッファタンクが適用されるインクジェットプリンタの概要説明図である。図4には従来のバッファタンクの一例を示しており、(a)は全体斜視図であり、(b)は断面図である。
図3に示すように、本発明に係るバッファタンク1は、被記録媒体に沿ってガイド7を介して走査するキャリッジ8を備えるインクジェットプリンタに装着されており、前記キャリッジ8外に設けられた複数のインクタンク9からインク供給チューブ2(2A、2B)を経由し、インク注入口20(20A、20B)を介して供給されるインクを種類ごとに貯留する。また、インク注入口20を介して貯留されるインクは、インク排出口30(30A、30B)から流路部材3(3A、3B)を介して、インクジェットヘッド6へ供給される。
本実施の形態では、図3に示すように二つのバッファタンク1と、これに対応する二つのインクジェットヘッド6とがキャリッジ8に装着されている。それぞれの前記バッファタンク1は、吐出される色のインクのそれぞれに対応して複数のインクタンク9を備えており、ここでは後述する仕切壁で仕切られた二つのインク貯留室を有している。また、各前記インク貯留室には、当該インク貯留室にそれぞれ対応し、かつ、互いに異なる色のインクが貯留された前記インクタンク9からインクが供給される。
より具体的には、図3において、一番右側の貯留室から左側に順にブラックインク、シアンインク、イエローインク及びマゼンタインクがそれぞれ供給されるようになっている。即ち、ブラックインクとシアンインクとを右側のバッファタンク1で貯留し、これに対応する右側のインクジェットヘッド6で吐出する。一方、イエローインクとマゼンタインクは左側のバッファタンク1で受け持つようになっている。
このような構成を有する本実施の形態では、図2、図3に示すように、キャリッジ8外にあるインクタンク9からインク供給チューブ2を介してインクがバッファタンク1に供給される。例えば、図3に示す右側のバッファタンク1では、インク供給チューブ2Aを介してブラックインクが、一方インク供給チューブ2Bを介してシアンインクが供給される。このうち、ブラックインクは、インク注入口20Aから一番右側の貯留室12Aに貯留され、これに左側から隣接する貯留室12Bにはインク注入口20Bからシアンインクが貯留される。さらに、ブラックインクについてみれば、インク排出口30Aとこれに連通する流路部材3Aを介してインクジェットヘッド6に供給されて、印字の際には流路ユニット5のノズル面5aから吐出される。他の色のインクについても同様の経路を辿って被記録媒体に対して吐出されることになる。
上記のような、被記録媒体に沿って走査するキャリッジ8を備えるインクジェットプリンタにおいては、印字の際に走査した後に反転するキャリッジの運動中に、インク供給チューブ2中のインクや、前記キャリッジ8に搭載されるバッファタンク1内のインクに加速度が加わり、インクの圧力が変動する。
しかし、上述のような経路を辿って供給されるインクは、バッファタンク1を通過することで、変動する圧力が抑制された状態で下流側に位置するインクジェットヘッド6に供給されることになる。
尚、前記インクジェットヘッド6は圧電アクチュエータ4と流路ユニット5とを備えている。このうち、流路ユニット5は、インクが吐出されるノズル面5aに多数のノズル孔が形成され、このノズル面5aと反対側の面には各ノズルに連通する多数の圧力室が形成されている。さらに、流路ユニット5内部には、外部からインクが供給される共通インク通路と、この共通インク通路の出口から各圧力室を介して対応するノズル孔に至る多数の個別インク通路とが形成されている。圧力室が形成された流路ユニット5の面には、プレート型の前記圧電アクチュエータ4が多数の圧力室を跨るように固定されている。このプレート型の前記圧電アクチュエータ4により、多数のノズル孔にそれぞれ連通する各圧力室に所定の圧力を選択的に付与して、前記ノズル孔からそれぞれのインクを吐出して印字を行う構成である。
尚、上述の圧力変動を、インクの吐出特性に影響を与えない程度に減衰する目的で、従来では、図4に示すように、仕切壁11Aを備えて二個の貯留室12A、12Bを有するタンク本体10Aの外面に、可撓性壁部であるフィルムF2を貼付した構成のバッファタンク1Aを用いている。
前記フィルムF2は可撓性を備える薄膜であって、インクの圧力変動を吸収する圧力ダンパとして働く。さらに、外気に接する前記フィルムF2から、インクの水分(水蒸気)が透過蒸発することや、フィルム外部の空気が該フィルムF2を通してダンパ内に透過して気泡となるのを防止するために、ガスバリア性を備えるフィルムを採用している。
図4(a)はインク供給チューブ2を備えるバッファタンク1Aを示す斜視図であり、図4(b)は前記バッファタンク1Aの断面図を示している。この図に示すように、バッファタンク1Aは二個の貯留室12A、12Bを備えて、図示しないそれぞれのインクタンクから供給される二種類のインクを貯留可能な中間タンク部材である。そのために、前記貯留室12Aには、インク供給チューブ2Aを経由してインク注入口20Aからある種類のインクを供給し、貯留室12Bには、インク供給チューブ2Bを経由してインク注入口20Bから別の種類のインクを供給している。
それぞれのインクは別々の貯留室に貯留されると共に、それぞれの貯留室の外気に開放された面にフィルムF2を装着しているので、該フィルムF2の有する可撓性により、貯留しているインクの圧力変動を吸収することができる。また、前記フィルムF2はガスバリア性を備えているので、外気に接しているフィルム面から、インクの水分(水蒸気)が透過蒸発することもなく、逆にフィルム外部の空気が該フィルムF2を通してバッファタンク内に透過して気泡となることもない。しかし、特殊なフィルム材を用いていることから、バッファタンク1Aが高価なものとなると共に、フィルム面が外部に露出しているので、該タンクを着脱する際や、持ち運びする際に傷付いたり汚れたりすることがある。
次に、本発明に係るバッファタンク1について図1および図2より説明する。
図1(a)は本発明に係るバッファタンク1の一例を示す断面図であり、図1(b)は連通路としてのラビリンスの要部拡大図である。また、図2(a)はインク供給チューブとインクジェットヘッドとを備えたバッファタンクの全体外観を示す斜視図であり、図2(b)はバッファタンクの構成を説明する斜視図である。
図1(a)に示すバッファタンク1は、前述のバッファタンク1Aと同様に、仕切壁11を備えて二個の貯留室12A、12Bを有するタンク本体10から構成されるが、前記貯留室12A、12Bの外気側にそれぞれ可撓性のない蓋体14を装着し、仕切壁11自体に可撓性を持たせた構成としている。
つまり、前記バッファタンク内を、インクを一時的に貯留する複数のインク貯留室に仕切る仕切壁11を有し、該仕切壁11の少なくとも一部が互いに隔離した二つの可撓性壁部により画定された空間部13を備える構成としている。
タンク内部の仕切壁11に二つの可撓性壁部により画定された空間部13を設けているので、前記可撓性壁部がバッファタンク1内に位置することになり損傷しない。また、外気に接しないので、ガスバリア製の低い可撓性壁部をも使用可能なバッファタンクとすることができる。
また、仕切壁11が一つで該仕切壁11の少なくとも一部が、前記空間部13を挟んで相対向する一対の可撓性壁部からなる構成のバッファタンクとすると、前記蓋体14を装着する前は開放されている相対向する二面から、前記二つの可撓性壁部を容易に装着することができる。
上記の構成では、仕切壁11に配設される相対向する一対の可撓性壁部と蓋体14に囲まれて密閉される二個の貯留室12A、12Bを形成している。すなわち、仕切壁11に空間部13となる連通孔が形成され、仕切壁11の両面にこの連通孔を封止するように可撓性壁部が固定されている。
また、前記二個の貯留室12A、12Bの間にあり、貯留室を分断している仕切壁11の少なくとも一部に設ける一対の可撓性壁部としてフィルムF1を貼付する構成とし、前記仕切壁11の少なくとも一部が互いに隔離した二つのフィルムF1により画定され密閉された空間部13を備える構成としている。
そのために、開放された二面からフィルムF1を挿入して、仕切壁11に設けた連通部に貼付し、その後で蓋体14を装着してタンク部を構成することで、バッファタンク1を容易に製造することができる
上記にように、フィルムF1がタンク内部の仕切壁11に設けられており外気に接していないので、インクの水分(水蒸気)が透過蒸発することもなく、一方、フィルム外部の空気が該フィルムF1を通してダンパ内に透過して気泡となることもないので、ガスバリア製の低いフィルムをも使用可能なバッファタンクとすることができる。
また、前記仕切壁11の空間部13を外気に連通するための連通路を設けて、フィルムF1の伸縮を十分可能とし、該フィルムF1の備える可撓性によるインクの圧力変動を吸収するダンパ性を持たせる構成とすることができる。
もちろん、前記空間部13がある程度の大きさであれば、該空間部が密閉された空間部であっても、インクの圧力変動を吸収可能な程度に前記フィルムが伸縮することは可能であるが、前記空間部13を大気に連通することで、前記フィルムの伸縮の自由化が増し、さらに良好なダンパ性能を発揮することができる。
前記連通路は、前記空間部13と外気との気圧を平衡とする程度の隙間でよく、小孔15または細い溝状のラビリンス16等が適用可能である。
連通路として小孔15を用いる際には、タンク本体10にドリル等で追加工しても設けることができ、工作が容易となる。この形態の具体的な構成は図1(a)に示す通りである。
また、連通路としてラビリンス16を用いる際には、前記タンク本体10を複数の部品から組立構成とする場合に有効であり、相対向する部品の接合面に、階段状の細い溝部を設ける構成として、接着等により組み立てることができる。
前記ラビリンス16によれば、細い溝部であっても、前記空間部13と外気との気圧を平衡とすることは明らかであり、さらには、階段状のジグザグな通路により水分等の流れを効果的に封止することができるので、フィルムと外気とを積極的には接触させず、水分や空気の透過を最小限に抑制するためには好適といえる。
この形態の具体的な構成は、図1(b)に示す通りである。この図は、仕切壁11の中央部を二つの貯留室12A、12Bに平衡に切断したときの断面図である。仕切壁11を構成する上枠部のほぼ中央に一つのジグザグ構造が、各貯留室12A、12Bと平行な広がりを持って形成されている。このジグザグ構造は、実際、外気との気圧の平衡が保てる程度に小さな断面積を持った溝で構成されており、一方の端部は空間13に開口し、他方の端部は大気に開口している。
ただし、前記連通路は前記空間部13と外気との気圧を平衡とする程度の隙間でよいので、前記空間部と外気との気圧を平衡とする程度の径の単一の孔で十分である。
上記の構成であれば、図1(a)に示すように、ただ一個の小孔15を設けるだけで、フィルムF1のダンパ性を十分発揮可能とするだけでなく、フィルムF1と外気とを積極的には接触させず、水分や空気の透過を最小限に抑制することができる。
また、前記空間部13の大きさと厚みは、相対向して貼付されるフィルムF1同士が接触せずにダンパ性を発揮するのに必要な程度の大きさと厚みがあればよく、前記仕切壁11の厚みを従来の仕切壁11A以上とする必要がない。
そのために、前記バッファタンク1を小型に維持しておくことができ、被記録媒体に沿って走査するキャリッジを備えると共に、キャリッジ上に、ブラックインクおよびイエロー、シアン、マゼンタの各カラーインクを貯留しておく複数のバッファタンクを搭載してカラー印刷を行うインクジェットプリンタにとって特に好適といえる。
また、フィルムF1が、密閉された空間部13に位置しているので、キャリッジの移動の際に、または、前記バッファタンク1を着脱する際や、持ち運びする際に傷付いたり汚れたりする恐れもない。
インク注入口20A、20Bを介して、それぞれ貯留室12A、12Bに貯留されるインクは、それぞれのインク排出口30A、30Bから流路部材3A、3Bを介して、インクジェットヘッド6へ送り出されて、印字の際に流路ユニット5から吐出される。
図2(a)に示すバッファタンク1はタンク本体10の両側面に蓋体14を装着した構成であり、該蓋体14を高剛性の樹脂製あるいは金属製とすることで、強固な構造体とすることができる。そのために、キャリッジの移動の際に、または、前記バッファダンパ1を着脱する際や、持ち運びする際に損傷しない構造となり好適である。
図2(b)に示すように、タンク本体10に蓋体14を装着する前は、前記タンク本体10の側面部が開放されているので、この開放部からフィルムF1を容易に挿入し貼付することができる。
また、前記フィルムF1の大きさは、貯留するインクの圧力変動を吸収可能な程度の面積があればよく、仕切壁11の少なくとも一部に設ける構成とすればよい。
つまり、仕切壁11(図1参照)の一部を穿孔し空隙部を形成し、該空隙部を挟む両側に相対向してフィルムを貼付して密閉した空間部13を形成した後で、蓋体14を固着し(例えば接着により)、前記バッファタンク1を製作することができる。
上記のような構成としているので、仕切壁を備える従来のバッファタンクを加工して、本発明に係るバッファタンク1に改造することも容易である。
また、本発明に係るバッファタンク1は、本実施の形態として説明したように、仕切壁の両側に二個のインク貯留室を備えた構造であるので、二種類のインクを貯留するタンクとして利用可能であり、ブラックインクおよびイエロー、シアン、マゼンタの四色のカラーインクを使用する場合には、前記バッファタンク1を二個並列して装着し、計四個の貯留室を備える構成とした。しかし、特定の二種類のインクのみを使って印字するインクジェットプリンタにも適用することができる。この場合は、一つのバッファタンク1と一つのインクジェットヘッド6とで構成される。例えば、一つの有色インク(ブラックを含む)とこれの希釈液という組み合わせや、紫外線硬化性で樹脂系インクに対してこれの硬化促進剤という組み合わせや、被記録媒体の表面平滑用溶液と有色インクという組み合わせや、単にマルチカラーという組み合わせ等に適用することができる。
上記のように、本発明に係るバッファタンクは仕切壁で仕切られたインク貯留室を備えており、該仕切壁の少なくとも一部に、互いに隔離した二つの可撓性壁部(例えば樹脂製フィルム)により画定された空間部を設ける構成としているので、貯留するインクの圧力変動を吸収するために伸縮するフィルムがタンク本体の内部に配置される構成となり、該バッファタンクを着脱する際や、持ち運びする際に前記フィルムが傷付いたり汚れたりすることがない。さらには、前記フィルムと外気とを積極的には接触させず、水分や空気の透過を最小限に抑制することができるので、ガスバリア製の低いフィルムをも使用可能なバッファタンクとすることができる。
本発明に係るバッファタンクの一例を示し、(a)は前記バッファタンクの断面図であり、(b)は連通路としてのラビリンスの要部拡大図である。 インク供給チューブとインクジェットヘッドとを備えたバッファタンクを示し、(a)は全体外観を示す斜視図であり、(b)はバッファタンクの構成を説明する斜視図である。 本発明に係るバッファタンクを備えるキャリッジの概要を示す説明図である。 従来のバッファタンクを示し、(a)はインク供給チューブを備える全体斜視図であり、(b)は前記バッファタンクの断面図を示している。
符号の説明
1 バッファタンク
2 インク供給チューブ
3 流路部材
4 圧電アクチュエータ
5 流路ユニット
6 インクジェットヘッド
8 キャリッジ
9 インクタンク
10 タンク本体
11 仕切壁
12、12A、12B 貯留室
13 空間部
14 蓋体
15 小孔(連通路)
16 ラビリンス(連通路)
20 インク注入口
30 インク排出口
F1、F2 フィルム(可撓性壁部)

Claims (8)

  1. 被記録媒体にインクを吐出して記録をするインクジェットヘッドと前記インクを貯留するインクタンクとの間に設けられ、前記インクジェットヘッドへ供給される前記インクの圧力変動を吸収するためのインクジェットプリンタ用バッファタンクにおいて、
    前記バッファタンク内を、前記インクを一時的に貯留する、複数のインク貯留室に仕切る仕切壁を有し、
    該仕切壁の少なくとも一部が互いに隔離した二つの可撓性壁部により画定された空間部を備えていることを特徴とするインクジェットプリンタ用バッファタンク。
  2. 前記仕切壁の空間部を大気に連通するための連通路を設けたことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ用バッファタンク。
  3. 前記連通路が小孔またはラビリンスであることを特徴とする請求項2に記載のインクジェットプリンタ用バッファタンク。
  4. 前記二つの可撓性壁部が、前記空間部を挟んで相対向する一対の可撓性壁部からなることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のインクジェットプリンタ用バッファタンク。
  5. 一つの前記仕切壁と、当該仕切壁を挟んで相対向する二つの前記インク貯留室とからなり、
    前記インク貯留室は、当該インク貯留室に対応する前記インクタンクからインクが供給されるインク注入口と、当該インク貯留室に対応する前記インクジェットヘッドにインクを供給するインク排出口を備え、
    前記可撓性壁部は樹脂製フィルムであることを特徴とする請求項4に記載のインクジェットプリンタ用バッファタンク。
  6. 前記連通路が、前記空間部と外気との気圧を平衡とする程度の径の単一の孔であることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載のインクジェットプリンタ用バッファタンク。
  7. 被記録媒体の被記録面に沿って走査するキャリッジに、インクジェットヘッドとともに前記請求項1から6のいずれかに記載のバッファタンクを搭載したことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  8. 吐出される色のインクのそれぞれに対応して複数の前記インクタンクを備え、
    前記バッファタンクは、前記仕切壁で仕切られた二つの前記インク貯留室を有し、各前記インク貯留室には、当該インク貯留室にそれぞれ対応し、かつ、互いに異なる前記インクタンクからインクが供給されることを特徴とする請求項7に記載のインクジェットプリンタ。
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