JPH11298907A - 電子内視鏡システム - Google Patents
電子内視鏡システムInfo
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- JPH11298907A JPH11298907A JP10099145A JP9914598A JPH11298907A JP H11298907 A JPH11298907 A JP H11298907A JP 10099145 A JP10099145 A JP 10099145A JP 9914598 A JP9914598 A JP 9914598A JP H11298907 A JPH11298907 A JP H11298907A
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- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
Abstract
に接続させ得るようになった画像信号処理ユニットとか
ら成り、個々のスコープで得られる画素信号に適正なホ
ワイトバランス処理を施し得る電子内視鏡システムを提
供する。 【解決手段】 各スコープ10には固体撮像手段14が
設けられる。各スコープはそれ自信を特定する情報デー
タを格納するメモリ26を具備し、画像信号処理ユニッ
ト12はスコープ毎の情報データに対応したホワイトバ
ランス補正係数データを格納するメモリ46を具備す
る。任意のスコープをユニット12に接続した際にメモ
リ26から情報データを読み出して、その情報データに
該当するものがメモリ46に格納されているか否かを判
別する。メモリ46に該当する情報データがあると判断
されたとき、そのホワイトバランス補正係数データに基
づいて固体撮像手段からの画素信号にホワイトバランス
処理を施す。
Description
と、これらスコープのそれぞれを着脱自在に接続させ得
るようになった画像信号処理ユニットとから成る電子内
視鏡システムに関する。
は、種々のタイプのスコープ、例えば胃カメラ用スコー
プ、気管支用スコープ、大腸用スコープ等が使用され、
その種類としては、現在のところ、少なくとも200 種類
以上が知られている。周知のように、個々のスコープは
可撓性導管として構成され、そのスコープの遠位端には
固体撮像デバイス例えばCCD(charge coupled devic
e)イメージセンサが設けられ、このCCDイメージセン
サは対物レンズ系と組み合わされる。また、かかるスコ
ープ内には光ファイバー束からなる照明用光ガイドが挿
通させられ、その先端部の端面は電子内視鏡のスコープ
の遠位端に位置し、その他方の端部はスコープの近位端
に位置する。スコープが画像信号処理ユニットに接続さ
れると、照明用光ガイドは該画像信号処理ユニット内に
設けられた光源ランプに光学的に接続させられる。
遠位端側の対物レンズ系の前方が光ガイドの先端部端面
からの射出光にでもって照明され、これにより対物レン
ズ系によって捉えられた被写体像はCCDイメージセン
サの受光面に結像させられ、そこで画素信号として光電
変換される。CCDイメージセンサで得られた画素信号
は画像信号処理ユニット内のビデオ信号処理回路に送ら
れ、そこで所定の画像処理例えばホワイトバランス処
理、ガンマ補正、輪郭強調処理等を受けた後にビデオ信
号としてTVモニタ装置に対して出力され、そこで光学
的内視鏡像が再現される。
CDイメージセンサの画素数、画素信号の処理用クロッ
クパルスの周波数及びホワイトバランス処理用の補正係
数等はスコープの種類に応じて異なる。そこで、従来で
は、個々のスコープには不揮発性メモリ例えば再書込み
可能な読出し専用メモリ(EEPROM)が設けられ、
そこには各スコープに特有な画素数データ、クロックパ
ルスの周波数データ及びホワイトバランス処理用の補正
係数データ等が格納され、個々のスコープが画像信号処
理ユニットに接続される度毎に、該画像信号処理ユニッ
ト内のシステムコントローラが該スコープの不揮発性メ
モリ内のデータを読み取り、これらデータに基づいて個
々のスコープのCCDイメージセンサからの画素信号を
処理するようにしている。
たような従来の電子内視鏡システムにあっては、特にホ
ワイトバランス処理が適正に行い得ないという問題が指
摘されている。詳述すると、個々のスコープが工場から
出荷されるとき、各スコープはマスタ画像信号処理ユニ
ットと呼ばれる基準画像信号処理ユニットに接続され、
そこでホワイトバランス処理用の補正係数の設定が行わ
れ、その補正係数データが該スコープの不揮発性メモリ
に書き込まれる。ところが、ユーザ側の画像信号処理ユ
ニットと基準画像信号処理ユニットとの間で光学的特性
等は必ずしも一致するわけではなく、個々のスコープの
補正係数データに基づいてユーザ側の画像信号処理ユニ
ットでホワイトバランス処理を行ったとしても、そのホ
ワイトバランス処理が最適なものとは限らない。
は特に個々の画像信号処理ユニットの光源ランプの色温
度特性に深く関係するものであるが、しかし該光源ラン
プの色温度特性自体はその劣化に伴って経時的に変化す
るという問題もある。
常に適正に行われるためには、ホワイトバランス処理用
の補正係数設定をユーザ側の個々の画像信号処理ユニッ
トについて定期的に行って更新することが必要となる。
と、これらスコープのそれぞれを着脱自在に接続させ得
るようになった画像信号処理ユニットとから成る電子内
視鏡システムであって、個々のスコープで得られる画素
信号に対する適正なホワイトバランス処理を保証し得る
電子内視鏡システムを提供することである。
システムは、複数のスコープと、これらスコープのそれ
ぞれを着脱自在に接続させ得るようになった画像信号処
理ユニットとからなり、各スコープには光学被写体像を
画素信号に光電変換させるための固体撮像手段が設けら
れ、画像信号処理ユニットには画素信号に基づいてビデ
オ信号を生成するためのビデオ信号処理手段が設けられ
る。各スコープはそれ自信を特定するためのスコープ特
定情報データを格納するスコープ側メモリ手段を具備
し、画像信号処理ユニットは複数のスコープのそれぞれ
についてスコープ特定情報データ及び各スコープ特定情
報データに対応したホワイトバランス補正係数データを
格納するユニット側メモリ手段と、任意のスコープを画
像信号処理ユニットに接続した際にそのスコープ側メモ
リ手段からスコープ特定情報データを読み出して、その
読出しスコープ特定情報データに該当するものがユニッ
ト側メモリ手段に格納されているか否かを判別する判別
手段とを具備する。判別手段によって読出しスコープ特
定情報データに該当するものがユニット側メモリ手段に
格納されていると判別されたとき、任意のスコープの固
体撮像素子から得られた画素信号に対して、そのスコー
プ謎e4e4e4e4e4e4e4e4e4c1定情報データに対応したホワ
イトバランス補正係数データに基づくホワイトバランス
処理が施される。
は、好ましくは、複数のスコープのそれぞれのホワイト
バランス補正係数データをユニット側メモリ手段に格納
した日付が登録日として該ユニット側メモリ手段に格納
される。この場合には、任意のスコープを画像信号処理
ユニットに接続した際にそのスコープ側メモリ手段から
スコープ特定情報データを読み出して、その読出しスコ
ープ特定情報データに該当するものがユニット側メモリ
手段に格納されていると判別手段によって判別されたと
き、任意のスコープを画像信号処理ユニットに接続した
接続日と登録日との間の差を演算する日数演算手段と、
この日数演算によって演算された差が所定値以上である
とき、任意のスコープに対するホワイトバランス補正係
数データの再設定を行うべき旨を報知するホワイトバラ
ンス再設定報知手段とが設けられる。
おいては、判別手段によって読出しスコープ特定情報デ
ータに該当するものがユニット側メモリ手段に格納され
ていないと判別されたとき、任意のスコープが未登録で
ある旨を報知する未登録報知手段が設けられてもよい。
おいては、ユニット側メモリ手段に格納された少なくと
もスコープ特定情報データのそれぞれが該当スコープの
スコープ側メモリ手段にも格納されてもよい。
ステムの一実施形態について添付図面を参照して説明す
る。
鏡システムで用いる電子内視鏡がブロック図として示さ
れる。電子内視鏡は可撓性導管からなるスコープ10を
具備し、このスコープ10はプロセッサと呼ばれる画像
信号処理ユニット12に着脱自在に接続されるようにな
っている。スコープ10の先端部即ち遠位端にはCCD
イメージセンサ14が設けられ、このCCDイメージセ
ンサ14は対物レンズ系(図示されない)と組み合わさ
れ、この対物レンズ系によって撮られた被写体像がCC
Dイメージセンサ14の受光面に結像させられる。
からなる光ガイド16が挿通させられ、この光ガイド1
6の遠位端はスコープ10の遠位端まで延びる。光ガイ
ド16の近位端は画像信号処理ユニット12へのスコー
プ10の連結時に該画像信号処理ユニット12内の光ガ
イド18の外側端に接続され、光ガイド18の内側端は
ハロゲンランプ或いはキセノンランプ等の光源ランプに
光学的に接続される。本実施形態では、電子内視鏡は面
順次方式によるカラー映像を再現し得るように構成され
るので、光源ランプ20と光ガイド18の内側端との間
には回転式三原色カラーフィルタとして回転式RGBカ
ラーフィルタ22が介在させられる。光源ランプ20か
らの光は図示されない集光レンズによって光ガイド18
の内側端面に集光させられる。
電子内視鏡で採用されるTV映像再現方式に応じて所定
の回転周波数で回転させられる。例えば、PAL方式が
採用されている場合には、回転式RGBカラーフィルタ
22の回転周波数は25Hzであり、NTSC方式が採用さ
れれいる場合には、その回転周波数は30Hzとなる。
ィルタ22は円板要素から成り、この円板要素はその中
心から外周に向かって6つのセクタ領域に分割され、そ
れらセクタ領域のうちの1つ置きの3つのセクタ領域は
遮光領域とされ、その他の3つのセクタ領域がそれぞれ
赤色フィルタ、緑色フィルタ及び青色フィルタとされ
る。回転式RGBカラーフィルタ22が例えば30Hz(N
TSC方式)で回転させられると、その1回転に要する
時間は約33.3ms(1/30sec) となり、各色のフィルタでの
照明時間はほぼ33.3/6msとなる。光ガイド16の遠位端
の端面からは赤色光、緑色光及び青色光が毎33.3ms(1/3
0sec) 間にほぼ33.3/6msだけ順次射出させられて、被写
体は赤色光、緑色光及び青色光でもって順次照明され、
その各色の被写体像がCCDイメージセンサ14の受光
面に順次結像される。
結像された各色の光学的被写体像を一フレーム分のアナ
ログ画素信号に光電変換し、その各色の一フレーム分の
アナログ画素信号は各色の照明時間(33.3/6ms)に続く次
の遮光時間(33.3/6ms)に亘ってCCDイメージセンサ1
4から順次読み出される。CCDイメージセンサ14か
らのアナログ画素信号の読み出しはスコープ10側に設
けられたCCDドライバ回路24によって行われる。な
お、厳密に言うと、カラーフィルタ22からのそれぞれ
の色の出力パワー及びCCDイメージセンサ14の分光
感度特性が異なるために、赤色光、緑色光及び青色光に
よる照明時間はそれぞれ多少異なったものとされるが、
しかしCCDイメージセンサ14からのそれぞれの色の
一フレーム分のアナログ画素信号の読出しは同じ遮光時
間内で行われる。
メモリ例えば再書込み可能な読出し専用メモリ(EEP
ROM)26が設けられ、このEEPROM26にはス
コープ10に組み込まれたCCDイメージセンサ14に
ついての種々の情報が書き込まれる。例えば、EEPR
OM26には、CCDイメージセンサ14の画素数デー
タ、CCDドライバ回路24によって読み出されたアナ
ログ画像信号を処理する際のクロックパルスの周波数情
報等が格納され、更に本発明に特に関連する情報データ
としては、スコープ10自体を特定するためのスコープ
特定情報データ例えばスコープ名データ及びシリアル番
号データが挙げられる。
ントローラ28が設けられ、このシステムコントローラ
28はマイクロコンピュータから構成される。即ち、シ
ステムコントローラ28は中央処理ユニット(CP
U)、種々のルーチンを実行するためのプログラム、常
数等を格納する読出し専用メモリ(ROM)、データ等
を一時的に格納する書込み/読出し自在なメモリ(RA
M)及び入出力インターフェース(I/O)から成り、
電子内視鏡の作動全般を制御する。
リ読出し回路30が設けれ、スコープ10が画像信号処
理ユニット12に連結されると、EEPROM26はメ
モリ読出し回路30を介してシステムコントローラ28
に接続され、このときシステムコントローラ28はメモ
リ読出し回路30を介してEEPROM26内の情報デ
ータを読み出し、その情報データはシステムコントロー
ラ28内のRAM内に一時的に格納保持される。
デオ信号処理回路32と、このビデオ信号処理回路32
の動作を制御するタイミングジェネレータ34とが設け
られる。ビデオ信号処理回路32はCCDプロセス回路
32Aと、アナログ/デジタル(A/D)変換器32B
と、フレームメモリ32Cとを包含する。タイミングジ
ェネレータ34はシステムコントローラ28の制御下で
ビデオ信号処理回路32の動作を制御する。ビデオ信号
処理回路32は画像信号処理ユニット12へのスコープ
10の連結時にCCDドライバ回路24に接続され、C
CDドライバ回路24によってCCDイメージセンサ1
4から読み出された各色の一フレーム分のアナログ画素
信号は順次ビデオ信号処理回路32に送られ、そこで適
宜処理した後にカラービデオ信号(R、G、B)として
該ビデオ信号処理回路32から出力される。
ってCCDイメージセンサ14から読み出された各色の
一フレーム分のアナログ画素信号は先ずCCDプロセス
回路32Aで種々の画像処理例えばホワイトバランス処
理、ガンマ補正、輪郭強調処理等を受ける。本発明に特
に関連したホワイトバランス処理については、各色の一
フレーム分のアナログ画素信号をそれぞれの色毎に用意
された補正係数データで積算することにより行われる。
種々の画像処理はタイミングジェネレータ34からCC
Dプロセス回路32Aに対して出力されるクロックパル
スに従って行われ、そのクロックパルスの周波数につい
ては、EEPROM26から読み出された周波数データ
に基づいて決められる。
を受けた各色の一フレーム分のアナログ画素信号はA/
D変換器32Bに対して出力される。各色の一フレーム
分のアナログ画素信号はA/D変換器32Bによって順
次デジタル画素信号に変換され、その一フレーム分のデ
ジタル画素信号はフレームメモリ32Cの所定領域に書
き込まれる。即ち、フレームメモリ32Cには赤色の一
フレーム分のデジタル画素信号を格納する赤色メモリ領
域と、緑色の一フレーム分のデジタル画素信号を格納す
る緑色メモリ領域と、青色の一フレーム分のデジタル画
素信号を格納する青色メモリ領域とが含まれ、それぞれ
のメモリ領域に該当色の一フレーム分のデジタル画素信
号が格納される。
からデジタル画素信号への変換については、タイミング
ジェネレータ34から該A/D変換器32Bに対して出
力されるサンプリングクロックパルスに基づいて行わ
れ、またフレームメモリ32Cへのデジタル画素信号の
書込みについては、タイミングジェネレータ34からフ
レームメモリ32Cに対して出力される書込みクロック
パルスに基づいて行われる。サンプリングクロックパル
ス及び書込みクロックパルスの周波数はEEPROM2
6から得られた周波数データに基づいて決められる。
グジェネレータ34から読出しクロックパルスも出力さ
れ、この読出しクロックパルスに基づいてフレームメモ
リ32Cの各色のメモリ領域からデジタル画素信号が読
み出され、このときフィールド判別信号、水平同期信号
及び垂直同期信号等がタイミングジェネレータ34から
適宜出力されて読出しデジタル画素信号に付加される。
要するに、フレームメモリ32Cの各色のメモリ領域か
らデジタル画素信号が読み出される際に該デジタル画素
信号はデジタルビデオ信号として出力される。書込みク
ロックパルスの周波数の場合と同様に、読出しクロック
パルスの周波数もEEPROM26から得られた周波数
データに基づいて決められる。フレームメモリ32Cか
ら出力される赤色デジタルビデオ信号(R)、緑色デジ
タルビデオ信号(G)及び青色デジタルビデオ信号
(B)はビデオプロセス回路36に入力される。
6の詳細ブロック図が示され、同図から明らかなよう
に、ビデオプロセス回路36にはキャラクタ処理回路3
7が設けられる。キャラクタ処理回路37にはビデオR
AMが内蔵され、システムコントローラ28のROMか
ら読み出される固定文字コード情報データやキーボード
(図示されない)から入力される可変文字コード情報デ
ータはキャラクタ処理回路37のビデオRAMの所定ア
ドレスに一旦書き込まれる。キャラクタ処理回路37で
は、そのビデオRAMに書き込まれた文字コード情報デ
ータに基づいて文字パターン信号が生成される。
6には、更に、デジタル加算器38R、38G及び38
Bと、デジタル/アナログ(D/A)変換器40R、4
0G及び40Bと、ローパスフィルタ(LPF)42
R、42G及び42Bとが設けられる。デジタル加算器
38R、38G及び38Bのそれぞれにはビデオ信号処
理回路からの三原色のデジタルビデオ信号(R、G、
B)とキャラクタ処理回路37からの文字パターンデー
タ信号とが入力され、そこで三原色のデジタルビデオ信
号(R、G、B)には文字パターン信号が付加される。
文字パターン信号を付加した三原色のデジタルビデオ信
号(R、G、B)はD/A変換器40R、40G及び4
0Bによって三原色のアナログビデオ信号に変換され,
次いでLPF42R、42G及び42Bを経た後にTV
モニタ装置44(図1)に対して出力され、そこで三原
色のアナログビデオ信号に基づくカラー映像が再現され
る。
時、デジタル換算器38R、38G及び38Bによって
付加された文字パターン信号に基づいて文字情報も表示
され、このような文字情報は患者名、診察日時、診察寸
評等の可変文字情報や再現カラー映像に関する固定文字
情報が含まれるが、本発明に特に関連した文字情報とし
ては、4つの固定文字情報、例えば「ホワイトバランス
設定の準備が完了しました」、「ホワイトバランス設定
が完了しました」、「このスコープの登録をして下さ
い」及び「ホワイトバランスの再設定が必要です」とい
うような4つのメッセージが挙げられる。これらメッセ
ージ即ち固定文字情報は上述したようにコードデータと
して予めシステムコントローラ28のROM内に格納さ
れ、それらコードデータは必要に応じてシステムコント
ローラ28のROMから読み出されてキャラクタ処理回
路37のビデオRAMに書き込まれる。なお、上述した
4つのメッセージの意味については後述の記載で明らか
にされる。
れば、システムコントローラ28は不揮発性メモリ例え
ば再書込み可能な読出し専用メモリ(EEPROM)4
6を備え、このEEPROM46はメモリ書込み/読出
し回路48を介してシステムコントローラ28に接続さ
れる。EEPROM46には、本発明による電子内視鏡
システムを構成する複数のスコープ(10)の個々の情
報データがシステムコントローラ28によってメモリ書
込み/読出し回路48を介して書き込まれ、また必要に
応じてEEPROM46から所定の情報データがシステ
ムコントローラ28によってメモリ書込み/読出し回路
48を介して読み出される。
ォーマットの一例が模式的に図示され、同図に示すよう
に、EEPROM46のメモリ領域は複数の区分領域4
6Aに区分され、各区分領域46Aは更に4つの細区分
領域46A1 、46A2 、46A3 及び46A4 に区分
される。各区分領域26Aは個々のスコープ(10)に
割り当てられ、細区分領域46A1 及び46A2 のそれ
ぞれにはその該当スコープのスコープ特定情報データと
してスコープ名データ及び製造シリアル番号データが書
き込まれ、また細区分領域46A3 及び46A4 のそれ
ぞれにはスコープの登録年月日データ及びホワイトバラ
ンス処理用の補正係数データが書き込まれる。
いては、“SCOPE1”、“SCOPE2”、“SC
OPE3”、“SCOPE5”等で示され、また製造番
号シリアル番号データについては、“000001”、
“000003”、“000013”、“00002
1”、“000005”等で示されている。登録年月日
としては西暦の下二桁及び月日が示され、ホワイトバラ
ンス処理用補正係数データについては、赤色のアナログ
画素信号に対するものを例えば“R=124”で、緑色のア
ナログ画素信号に対するものを例えば“G=108”で、青
色のアナログ画素信号に対するものを例えば“B=120”
で示され、これら数値は不図示のビデオアンプの利得
(ゲイン)に対応している。なお、EEPROM46へ
のデータの書込みについては、後述するように各スコー
プのホワイトバランス補正係数設定時に行われる。
プ電源回路50を介してシステムコントローラ28に接
続され、ランプ給電回路50から光源ランプ20への給
電はシステムコントローラ28によって制御される。ま
た、画像信号処理ユニット12には操作パネル52が設
けられ、この操作パネル52には種々の表示灯や種々の
スイッチが設けられる。なお、図1では、本発明に特に
関連するスイッチとして、画像信号処理ユニット12の
主電源(図示されない)のオン/オフを切り替える電源
スイッチ(SW)、光源ランプ20の点灯を制御する点
灯スイッチ(SW)、電子内視鏡の通常の作動モードと
ホワイトバランス設定モードとを切り替えるモード切換
スイッチ(SW)及びホワイトバランス補正係数を設定
する際のホワイトバランス設定スイッチ(SW)がそれ
ぞれ参照符号54、56、58及び60で示されてい
る。
28で実行されるホワイトバランス設定ルーチンのフロ
ーチャートが示され、その実行開始は電源スイッチ54
をオンした後にモード切換スイッチ58でホワイトバラ
ンス設定モードを選択することにより行われる。なお、
ホワイトバランスの設定については、例えば本発明によ
る電子内視鏡システムが病院等の医療機関等に新規に納
入されたような場合、本発明による電子内視鏡システム
の納入後に新たなスコープが追加されたような場合、本
発明による電子内視鏡システムで既に使用されているス
コープについてホワイトバランスを再設定するような場
合に行われる。
オンにより光源ランプ20が点灯されたか否かが判断さ
れる。ステップ401で光源ランプ20の点灯が確認さ
れると、ステップ402に進み、そこで光源ランプ20
の点灯後所定時間が経過したか否かが判断される。即
ち、光源ランプ20の発光状態が安定するまで待機状態
となる。光源ランプ20の発光状態が安定した後、ステ
ップ403に進み、そこでホワイトバランス設定の準備
が完了した旨のメッセージ、例えば「ホワイトバランス
設定の準備が完了しました」というようなメッセージが
TVモニタ装置44に表示される。
画像信号処理ユニット12に接続されたか否かが判断さ
れる。スコープの接続が確認されると、ステップ405
に進み、そこでホワイトバランス設定スイッチ60がオ
ンされた否かが判断される。ホワイトバランス設定スイ
ッチ60はホワイトバランスの設定準備の完了後にオペ
レータの手動操作によってオンされる。ここで、ホワイ
トバランスの設定準備について簡単に述べると、ホワイ
トバランス設定は基準白色を持つ包囲体を用いることに
より行われる。即ち、該包囲体の内側壁には所定の基準
白色が塗布されおり、その包囲体内にスコープ(10)
の先端を挿入することにより、ホワイトバランスの設定
準備が完了することになる。なお、電子内視鏡でのホワ
イトバランスの設定自体は周知である。
イッチ60のオンが確認されると、ステップ406に進
み、そこで接続スコープのEEPROM26からスコー
プ特定情報データ、即ちスコープ名データ及び製造シリ
アル番号データが読み出されて、システムコントローラ
28のRAM内に保持される。次いで、ステップ407
では、その読出しスコープ特定情報データに対応するも
のががEEPROM46に格納されているか否か、即ち
接続スコープが未登録か否かが判断される。
には、ステップ408に進み、そこで読出しスコープ特
定情報がEEPROM46の未使用の区分領域46Aの
細区分領域46A1 及び46A2 にそれぞれ書き込まれ
る。次いで、ステップ408では、当該年月日データ
(即ち、接続スコープを登録しようとする年月日)が上
述の区分領域46Aの細区分領域46A3 に書き込まれ
る。なお、当該年月日データとしては、システムコント
ローラ28に内蔵されている時計(暦)機能から得られ
るデータが用いられる。
ープが既に登録済みであると確認された場合には、即ち
その接続スコープのスコープ特定情報が既に所定の区分
領域46Aに登録されている場合には、ステップ407
からステップ409にスキップし、そこで該所定の区分
領域46の細区分領域46A3 の年月日データが当該年
月日データに更新される。
サ14からアナログ画素信号を読み出し、そのアナログ
画素信号、基準白色から得られたアナログ画素信号に基
づいてホワイトバランス補正係数データが演算される。
なお、このようなホワイトバランス補正係数データの演
算については従来から行われていることである。
られた演算結果、即ちホワイトバランス補正係数デー
タ)がEEPROM46の該当区分領域46Aの細区分
領域46A4 に書き込まれる。なお、接続スコープが既
に登録済みである場合には、その細区分領域46A4 の
ホワイトバランス補正係数データが書き直されて更新さ
れる。次いで、ステップ412では、ホワイトバランス
設定が完了した旨のメッセージ、例えば「ホワイトバラ
ンス設定が完了しました」というようなメッセージがT
Vモニタ装置44に表示される。
たか否かが監視され、続いてステップ414では、モー
ド切換スイッチ58による通常作動モードへの切換が行
われたか否かが監視される。もし登録の終了したスコー
プ或いはホワイトバランスの再設定の終了したスコープ
に代えて、未登録のスコープ或いはホワイトバランスの
再設定の必要なスコープが画像信号処理ユニット12に
接続されたことがステップ413で確認されると、ステ
ップ413からステップ405に戻り、ステップ405
ないし414から成るルーチンが再び繰り返される。一
方、モード切換スイッチ58による通常作動モードへの
切換がステップ414で確認されると、電子内視鏡のメ
イン作動ルーチンに戻る。
電子内視鏡システムと共存させることも可能であり、こ
の場合にはステップ410で得られたホワイトバランス
補正係数データが接続スコープのEEPROM24に書
き込まれて、該接続スコープのEEPROM24に保持
されたホワイトバランス補正係数データ(その工場出荷
時に書き込まれた)が更新される。
28で実行されるホワイトバランス補正係数データ読出
しルーチンのフローチャートが示される。このホワイト
バランス補正係数データ読出しルーチンはスコープ(1
0)が画像信号処理ユニット12に接続される度毎に実
行される。即ち、スコープが画像信号処理ユニット12
に接続されると、割込み信号がシステムコントローラ2
8に入力され、これによりホワイトバランス補正係数デ
ータ読出しルーチンが実行される。
ト12に接続されたスコープ(10)のEEPROM2
6から情報データが読み出されてシステムコントローラ
28のRAMに格納される。次いで、ステップ602で
は、読出し情報データのうちのスコープ特定情報データ
(即ち、スコープ名データ及び製造シリアル番号デー
タ)とEEPROM46の登録データ(図3)とに基づ
いて接続スコープが既に登録されているか否かの照合が
行われる。
認されると、ステップ603に進み、そこで該接続スコ
ープの登録年月日データがEEPROM46から読み出
されて、その登録年月日データと当該年月日(スコープ
の接続した年月日)との日数差が演算される。次いで、
ステップ604では、その日数差が予め決められた所定
の日数以内であるか否かが判断される。日数差が所定日
数以内であれば、ステップ605に進み、そこでEEP
ROM46から接続スコープのホワイトバランス補正係
数データが読み出されてシステムコントローラ28のR
AMに格納される。その後、電子内視鏡のメイン作動ル
ーチンに戻り、そこでCCDイメージセンサ14から得
られたアナログ画素信号をホワイトバランス処理する際
にかかるホワイトバランス補正係数データが用いられ
る。
されていないときには、ステップ602からステップ6
06に進み、そこで接続スコープを登録すべき旨のメッ
セージ、例えば「このスコープの登録をして下さい」と
いうようなメッセージがTVモニタ装置44に表示され
る。その後、電子内視鏡のメイン作動ルーチンに戻るこ
とになるが、このとき接続スコープの登録が直ちに行わ
れないような場合には、該接続スコープのEEPROM
24に格納されていたホワイトバランス補正係数データ
(その工場出荷時に書き込まれていたもの)がホワイト
バランス処理時に用いられることになる。
以上であると判断されたときには、ステップ607から
ステップ609に進み、そこでホワイトバランスの再設
定を促す旨のメッセージ、例えば「ホワイトバランスの
再設定が必要です」というようなメッセージがTVモニ
タ装置44に表示される。次いで、ステップ605に進
み、そこでEEPROM46から接続スコープのホワイ
トバランス補正係数データが読み出されてシステムコン
トローラ28のRAMに格納される。もしオペレータが
ホワイトバランスの再設定を促す旨のメッセージ表示後
にホワイトバランスの再設定を直ちに行わない場合に
は、かかる読出しホワイトバランス補正係数データがホ
ワイトバランス処理時に用いられることになる。勿論、
かかるメッセージに従って接続スコープのホワイトバラ
ンスの再設定が図4のホワイトバランス設定ルーチンに
従って行われた場合には、最新のホワイトバランス補正
係数データでのホワイトバランス処理が可能となる。
による電子内視鏡システムにおいては、個々のスコープ
から得られるアナログ画素信号に対する常に適正なホワ
イトバランス処理を施すことが可能であり、電子内視鏡
による内視鏡像の色再現性を高品位に維持することがで
きる。
電子内視鏡のブロック図である。
ク図である。
ト内のEEPROMのフォーマットを例示的に示す模式
図である。
コントローラで実行されるホワイトバランス設定ルーチ
ンの一部分を示すフローチャートである。
コントローラで実行されるホワイトバランス補正係数デ
ータ読出しルーチンの残りの部分を示すフローチャート
である。
コントローラで実行されるホワイトバランス補正係数デ
ータ読出しルーチンを示すフローチャートである。
A)変換器 42R・42G・42B ローパスフィルタ(LPF) 46 EEPROM 48 メモリ書込み/読出し回路
Claims (4)
- 【請求項1】 複数のスコープと、これらスコープのそ
れぞれを着脱自在に接続させ得るようになった画像信号
処理ユニットとから成る電子内視鏡システムであって、
前記各スコープには光学被写体像を画素信号に光電変換
させるための固体撮像手段が設けられ、前記画像信号処
理ユニットには前記画素信号に基づいてビデオ信号を生
成するためのビデオ信号処理手段が設けられる電子内視
鏡システムにおいて、 前記各スコープがそれ自信を特定するためのスコープ特
定情報データを格納するスコープ側メモリ手段を具備
し、 前記画像信号処理ユニットが前記複数のスコープのそれ
ぞれについてスコープ特定情報データ及び各スコープ特
定情報データに対応したホワイトバランス補正係数デー
タを格納するユニット側メモリ手段と、任意のスコープ
を前記画像信号処理ユニットに接続した際にそのスコー
プ側メモリ手段からスコープ特定情報データを読み出し
て、その読出しスコープ特定情報データに該当するもの
が前記ユニット側メモリ手段に格納されているか否かを
判別する判別手段とを包含し、 前記判別手段によって前記読出しスコープ特定情報デー
タに該当するものが前記ユニット側メモリ手段に格納さ
れていると判別されたとき、前記任意のスコープの固体
撮像素子から得られた画素信号に対して、そのスコープ
特定情報データに対応したホワイトバランス補正係数デ
ータに基づくホワイトバランス処理が施されることを特
徴とする電子内視鏡システム。 - 【請求項2】 請求項1に記載の電子内視鏡システムに
おいて、前記複数のスコープのそれぞれのホワイトバラ
ンス補正係数データを前記ユニット側メモリ手段に格納
した日付が登録日として該ユニット側メモリ手段に格納
されており、任意のスコープを前記画像信号処理ユニッ
トに接続した際にそのスコープ側メモリ手段からスコー
プ特定情報データを読み出して、その読出しスコープ特
定情報データに該当するものが前記ユニット側メモリ手
段に格納されていると前記判別手段によって判別された
とき、前記任意のスコープを前記画像信号処理ユニット
に接続した接続日と前記登録日との間の差を演算する日
数演算手段と、この日数演算によって演算された差が所
定値以上であるとき、前記任意のスコープに対するホワ
イトバランス補正係数データの再設定を行うべき旨を報
知するホワイトバランス再設定報知手段とが設けられる
ことを特徴とする電子内視鏡システム。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の電子内視鏡シ
ステムにおいて、前記判別手段によって前記読出しスコ
ープ特定情報データに該当するものが前記ユニット側メ
モリ手段に格納されていないと判別されたとき、前記任
意のスコープが未登録である旨を報知する未登録報知手
段が設けられることを特徴とする電子内視鏡システム。 - 【請求項4】 請求項1から3までのいずれか1項に記
載の電子内視鏡システムにおいて、前記ユニット側メモ
リ手段に格納された少なくともスコープ特定情報データ
のそれぞれが該当スコープのスコープ側メモリ手段にも
格納されることを特徴とする電子内視鏡。
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