JP2001218736A - 電子内視鏡 - Google Patents

電子内視鏡

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JP2001218736A
JP2001218736A JP2000366598A JP2000366598A JP2001218736A JP 2001218736 A JP2001218736 A JP 2001218736A JP 2000366598 A JP2000366598 A JP 2000366598A JP 2000366598 A JP2000366598 A JP 2000366598A JP 2001218736 A JP2001218736 A JP 2001218736A
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patient
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JP2000366598A
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Satoru Ozawa
了 小澤
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子内視鏡のモニタ装置の再現内視鏡像に患
者データを文字情報として表示するための該患者データ
の入力を容易にかつ速やかに行う。 【解決手段】 モニタ装置38の表示が内視鏡像表示と
患者リスト表示との間で切り換えられ、患者リスト表示
時にモニタ装置で表示すべき患者データが不揮発性メモ
リ46に格納される。モニタ装置の患者リスト表示時に
そこから患者データが選択される。モニタ装置の表示が
患者リスト表示から内視鏡像表示に切り換えられたと
き、選択された所定の患者データが内視鏡像表示の画面
上の所定入りに表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内視鏡像を撮像す
る撮像センサを持つスコープと、このスコープに接続さ
せられ、かつ該撮像センサから順次読み出される1フレ
ーム分画素信号を適宜処理した後にビデオ信号として出
力する画像信号処理ユニットと、この画像信号処理ユニ
ットから出力されるビデオ信号に基づいて内視鏡像を表
示するモニタ装置とから成る電子内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、上述したような電子内視
鏡では、撮像センサとして、固体撮像デバイス例えばC
CD(charge-coupled device)素子から成るものが使用
され、スコープは可撓性導管として構成される。撮像セ
ンサはスコープの遠位端に対物レンズ系と組み合わされ
て設けられ、またスコープ内には光ファイバー束から成
る光ガイドが挿通させられる。スコープの近位端が画像
信号処理ユニットに接続されたとき、撮像センサは画像
信号処理ユニット内の画像信号処理デバイスに接続され
ると共に光ガイドは画像信号処理ユニット内の照明装置
に光学的に接続される。患者の体腔内へのスコープの挿
入時にその遠位端の対物レンズ系の前方が光ガイドから
の射出光でもって照明され、このとき対物レンズ系によ
って撮られた被写体が撮像センサの受光面に光学的被写
体像即ち内視鏡像として結像させられ、その内視鏡像は
撮像センサによって1フレーム分のアナログ画素信号に
光電変換される。撮像センサからは所定の時間間隔で1
フレーム分のアナログ画素信号が順次読み出されて画像
信号処理ユニット内の画像信号処理部に送られ、そこで
適宜処理された後にビデオ信号としてモニタ装置に出力
され、そこで内視鏡像が表示される。
【0003】上述したような電子内視鏡の分野では、モ
ニタ装置で表示された内視鏡像に患者データ例えば患者
名、患者ID番号、年齢等を表示させることも行われて
いる。というのは、表示内視鏡像をモニタ装置でリアル
タイムで観察して診察・診断するだけでなく、そのビデ
オ信号をビデオレコーダで録画したり或いは静止画とし
て画像処理コンピュータに取り込んだりして記録するこ
とも行われているので、それらの記録された内視鏡像を
後で編集したり再診察したりする際にその患者データが
役に立つからである。
【0004】モニタ装置の表示内視鏡像に患者データを
文字情報として表示するために、画像信号処理ユニット
内には文字作成回路としてキャラクタジェネレータが設
けられ、このキャラクタジェネレータにはビデオRAM
が内蔵される。ビデオRAMに文字コードデータが入力
されると、ビデオRAMからは所定の文字パターン信号
が発生させられ、この文字パターン信号をビデオ信号に
適宜重畳させることによりモニタ装置の表示内視鏡像に
患者データの文字情報が表示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来では、患者データ
の文字情報データは画像信号処理ユニットに接続された
外部入力装置例えばキーボードによりコードデータとし
て入力され、このような患者データの入力は患者が替わ
る度毎にカルテを参照して医者或いは看護婦等のオペレ
ータによって行われる。個々の患者データの入力データ
量はさほど多くはないが、しかし一日に何十人もの患者
を電子内視鏡で診察・診断を行うような場合には、全患
者データの入力時間は比較的大きなものとなり、電子内
視鏡による診察・診断の効率化の障害となり得る。特
に、キーボード操作に不慣れなオペレータの場合には、
入力ミス等のために個々の患者データの入力に手間が掛
かることになるので、患者データの入力が電子内視鏡に
よる診察・診断の効率化に対して大きな妨げとなる。
【0006】従って、本発明の目的は、上述したような
タイプの電子内視鏡であって、モニタ装置の表示内視鏡
像に患者データを文字情報として表示するための該患者
データの入力を容易にかつ速やかに行い得るように構成
された電子内視鏡を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による電子内視鏡
は、内視鏡像を撮像する撮像センサを持つスコープと、
このスコープに接続させられ、かつ該撮像センサから順
次読み出される1フレーム分画素信号を適宜処理した後
にビデオ信号として出力する画像信号処理ユニットと、
この画像信号処理ユニットから出力されるビデオ信号に
基づいて前記内視鏡像を表示するモニタ装置とから成る
ものであって、モニタ装置の表示を内視鏡像表示と患者
リスト表示との間で切り換えるための表示切換手段と、
このモニタ装置の患者リスト表示時に該モニタ装置で表
示すべき患者データを格納する患者データ格納手段と、
モニタ装置の患者リスト表示時に該モニタ装置で表示さ
れた患者データを選択する患者データ選択手段と、表示
切換手段によってモニタ装置の表示を患者リスト表示か
ら内視鏡像表示に切り換えられたとき、患者データ選択
手段によって選択された所定の患者データを内視鏡像表
示の画面上の所定位置に表示する患者データ表示手段と
を具備して成るものである。
【0008】以上のような構成によれば、モニタ装置の
表示内視鏡像に患者データを文字情報として表示するた
めの該患者データが前もって一括して入力され、モニタ
装置の患者リスト表示時に該モニタ装置で表示された患
者データから所望の患者データを患者データ選択手段に
よって選択して、所望の患者データを直ちに表示させる
ことができる。
【0009】好ましくは、本発明による電子内視鏡にお
いては、更に、患者データ格納手段に格納された患者デ
ータを編集するための患者リスト編集手段が設けられ
る。このような患者リスト編集手段により、患者データ
格納手段に新規な患者データを追加したり、そこに格納
された患者データを削除したり或いは変更したりするこ
とが可能となる。
【0010】また、好ましくは、本発明による電子内視
鏡においては、更に、画像信号処理ユニットからのビデ
オ信号の出力を撮像センサの画素数に応じた所定の周波
数のクロックパルスに従って行うべく少なくとも2種類
の周波数のクロックパルスを発生させるためのクロック
パルス発生手段と、表示切換手段によってモニタ装置の
表示が患者リスト表示に切り換えられた際に患者リスト
表示が常に最大周波数のクロックパルスに従って行われ
るようにクロックパルス発生手段からのクロックパルス
の出力を最大周波数のクロックパルスの出力に切り換え
るためのクロックパルス切換手段とが設けられる。この
ような構成によれば、患者リスト表示を最大画素数で行
うことが可能となるので、患者リスト表示時の患者デー
タ表示量も最大となる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明による電子内視鏡の
一実施形態について添付図面を参照して説明する。
【0012】図1を参照すると、本発明による電子内視
鏡がブロック図として概略的に示され、同図に示すよう
に、電子内視鏡は可撓性導管から成るスコープ10と、
プロセッサと呼ばれる画像信号処理ユニット12とを具
備し、スコープ10は画像信号処理ユニット12に着脱
自在に接続させるようになっている。要するに、スコー
プ10としては、種々のタイプのスコープ、例えば、気
管支スコープ、食道スコープ、胃スコープ、大腸スコー
プ等があり、画像信号処理ユニット12はこれら種々の
スコープによって共用される。
【0013】スコープ10の遠位端には固体撮像素子例
えばCCD(charge-coupled device)撮像素子から成る
撮像センサ14が設けられ、この撮像センサ14はその
CCD撮像素子と組み合わされた対物レンズ系(図示さ
れない)を備える。また、スコープ10内には光ファイ
バー束から成る光ガイド16が挿通させられ、この光ガ
イド16の遠位端はスコープ10の遠位端面まで延び
る。光ガイド16の遠位端の端面には照明用配光レンズ
(図示されない)が組み込まれ、光ガイド16の近位端
は画像信号処理ユニット12へのスコープ10の接続時
に画像信号処理ユニット12内に設けられたキセノンラ
ンプ或いはハロゲンランプ等の白色光源ランプ18に光
学的に接続される。白色光源ランプ18から発した白色
光は集光レンズ20によって光ガイド16の近位端面に
集光させられ、該光ガイド16を通してその遠位端面の
照明用配光レンズから射出させられ、これによりスコー
プ10の遠位端の前方側が照明される。白色光源ランプ
18の白色光射出側には絞り22が設けられ、この絞り
22の開度を調整することにより照明強度が調整され
る。
【0014】カラー映像を表示するために面順次方式が
採用されている場合には、集光レンズ20と絞り22と
の間には回転式三原色カラーフィルタとして例えばRG
Bカラーフィルタ24が介在させられる。RGBカラー
フィルタ24は円板部材から成り、この円板部材には赤
色フィルタ要素、緑色フィルタ要素及び青色フィルタ要
素が設けられ、これら色フィルタ要素はそれぞれセクタ
状の形態とされる。これら三原色のカラーフィルタ要素
はその中心が120°の角度間隔となるように円板部材の
円周方向に沿って等間隔に配置され、このとき互いに隣
接する色フィルタ要素間の領域については遮光領域とさ
れる。なお、回転式三原色カラーフィルタ24の回転周
波数は電子内視鏡システムで採用される電子内視鏡で採
用される撮像方式(NTSCやPAL)に応じて適宜決
められる。
【0015】いずれにしても、回転式RGBカラーフィ
ルタ24の回転により、光ケーブル16の遠位端の照明
用配光レンズからは赤色光、緑色光及び青色光が所定の
時間間隔で順次射出させられて、被写体は赤色光、緑色
光及び青色光でもって順次照明され、その各色の被写体
像が対物レンズ系によって撮像センサ14の受光面に順
次結像させられる。撮像センサ14はその受光面に結像
された各色の被写体像を1フレーム分のアナログ画素信
号に光電変換し、その各色の1フレーム分のアナログ画
素信号は各色の照明時間に続く次の遮光時間に亘って撮
像センサ14から順次読み出される。
【0016】図1に示すように、画像信号処理ユニット
12にはシステムコントローラ26が設けられ、このシ
ステムコントローラ26は例えばマイクロコンピュータ
から構成される。即ち、システムコントローラ26は中
央演算処理ユニット(CPU)、種々のルーチンを実行
するためのプログラム、定数等を格納する読出し専用メ
モリ(ROM)、データ等を一時的に格納する書込み/
読出し自在なメモリ(RAM)及び入出力インターフェ
ース(I/O)から成り、電子内視鏡の作動全般がシス
テムコントローラ26によって制御される。
【0017】撮像センサ14から読み出された各色の1
フレーム分のアナログ画素信号は画像信号処理ユニット
12内の画像処理回路28に送られ、そこで所定の画像
処理例えばホワイトバランス補正処理、ガンマ補正処
理、輪郭強調処理等を受ける。次いで、各色の1フレー
ム分のアナログ画素信号は画像処理回路28内のアナロ
グ/デジタル(A/D)変換器によってデジタル画素信
号に変換された後にフレームメモリ30に一旦書き込ま
れて格納される。フレームメモリ30のメモリ領域は各
色の1フレーム分のデジタル画素信号を格納するために
3つの格納領域に区分され、各色の1フレーム分のデジ
タル画素信号はその該当格納領域に順次書き込まれる。
【0018】フレームメモリ30の3つの格納領域から
は1フレーム分の三原色のデジタル画像信号(即ち、赤
色デジタル画像信号、緑色デジタル画像信号及び青色デ
ジタル画像信号)が同時にデジタルコンポーネント信号
として順次読み出され、これらデジタルコンポーネント
信号はフレームメモリ30から表示切換/文字重畳回路
32に対して出力される。表示切換/文字重畳回路32
はシステムコントローラ26の制御下で動作させられ、
通常では、表示切換/文字重畳回路32からデジタルコ
ンポーネント信号が出力されているが、システムコント
ローラ26から表示切換/文字重畳回路32に表示切換
信号が出力されると、表示切換/文字重畳回路32から
のデジタルコンポーネント信号の出力は停止される。
【0019】表示切換/文字重畳回路32からデジタル
コンポーネント信号が出力されているとき、そのデジタ
ルコンポーネント信号はデジタル/アナログ(D/A)
変換回路34に出力され、そこでアナログコンポーネン
ト信号に変換される。次いで、アナログコンポーネント
信号はビデオプロセス回路36に入力され、そこで適宜
処理されると共にそのアナログコンポーネント信号には
水平同期信号や垂直同期信号等から成る複合同期信号が
付加される。即ち、ビデオプロセス回路36からはアナ
ログ・コンポーネント・ビデオ信号が出力されてモニタ
装置38に送られ、そこで内視鏡像がカラー映像として
表示される。
【0020】図2を参照すると、モニタ装置38で内視
鏡像を表示する際の表示画面が例示されている。同図に
おいて、参照符号40は内視鏡像の表示領域を示し、こ
の表示領域40はモニタ装置38の表示画面の一部とな
る。というのは、電子内視鏡システムのスコープで用い
られる固体撮像素子の画素数は通常のTV撮影用固体撮
像素子の画素数に比べると少なく、このため内視鏡像の
サイズは通常のTV撮影用固体撮像素子で得られる画像
サイズよりも小さいものとなるからである。しかしなが
ら、ビデオ信号自体はモニタ装置の表示画面の全体に対
して作成されており、内視鏡像の表示領域40を除く領
域では、マスキング処理が施される。要するに、内視鏡
像の表示はモニタ装置38の表示画面の一部だけとなる
が、ビデオ信号に基づく映像再生走査はその表示画面の
全体に対して行われる。
【0021】図1に示すように、画像信号処理ユニット
12には更に文字作成回路42が設けられ、この文字作
成回路42は一般的にはキャラクタジェネレータと呼ば
れるものであり、そこでは所定の文字コードデータに基
づいてその文字コードデータに対応した文字パターン信
号が発生させられる。文字作成回路42はシステムコン
トローラ26の制御下で動作させられ、文字作成回路4
2からは所定のタイミングで表示切換/文字重畳回路3
2に対して出力される。表示切換/文字重畳回路32か
らデジタルコンポーネント信号が出力されるとき、文字
作成回路42から出力された文字パターン信号は該デジ
タルコンポーネント信号に重畳させられ、これによりモ
ニタ装置38の表示画面には図2に示すようにマスキン
グ処理領域即ち表示領域40の外側の所定位置に該文字
パターン信号に基づく文字情報が表示される。
【0022】図2に示す表示画面の例では、表示項目の
文字情報として、“Name:”、“age:”、“C
omment”及び“ID:”が表示される。これら文
字情報は固定文字情報とされ、それら固定文字情報に対
応した種々の文字コードデータはシステムコントローラ
26のROM内に予め格納される。一方、固定文字情報
“Name:”、“age:”、“ID:”及び“Co
mment”のそれぞれに隣接して患者名、患者年齢、
ID番号及び診断寸評が可変文字情報として表示される
ようになっており、これら可変文字情報に対応する文字
コードデータの入力は外部入力装置例えばキーボード4
4を介して行われる。なお、図2において、文字情報
“02/03”は日付を表す可変文字情報であり、この
可変文字情報に対応する文字コードデータはシステムコ
ントローラ26内の内蔵時計の日付情報に基づいて得ら
れる。
【0023】本実施形態においては、可変文字情報のう
ち患者名、患者年齢及びID番号に対応する文字コード
データは患者データとしてリスト化して前もって書込み
自在の不揮発性メモリ(例えば、EEPROM)46に
格納しておくことが可能であり、そのような患者リスト
の作成については、後述するように電子内視鏡の診断・
診察前に行うことができる。
【0024】上述したように、システムコントローラ2
6から表示切換/文字重畳回路32に表示切換信号が出
力されると、表示切換/文字重畳回路32からのデジタ
ルコンポーネント信号の出力は停止され、このとき不揮
発性メモリ46から患者データが読み出されて文字作成
回路42に対して出力され、そこで患者データに基づい
て文字パターン信号が発生させられ、この文字パターン
信号は表示切換/文字重畳回路32に対して出力され
る。次いで、文字パターン信号は表示切換/文字重畳回
路32からD/A変換回路34に対して出力され、その
結果モニタ装置38の表示画面には患者リストが図3に
例示するように所定のフォーマットで表示される。要す
るに、システムコントローラ26から表示切換/文字重
畳回路32に表示切換信号が出力されると、モニタ装置
38の表示が内視鏡像を表示する通常表示から患者リス
ト表示に切り換えられる。
【0025】以上のような患者リスト表示の中から所定
の患者データを後述するような態様で選択されると、表
示切換/文字重畳回路32からは再びデジタルコンポー
ネントが出力され、このとき選択の対象となった患者デ
ータに対応した文字情報が固定文字情報“Nam
e:”、“age:”及び“ID:”のそれぞれに隣接
して表示される。
【0026】図1に示すように、画像信号処理ユニット
12内にはタイミングジェネレータ48が設けられ、こ
のタイミングジェネレータ48からは種々の周波数のク
ロックパルスが出力される。特に、本発明に関係するク
ロックパルスはD/A変換回路34でデジタルコンポー
ネント信号からアナログコンポーネント信号に変換する
際に用いられるクロックパルスであり、このクロックパ
ルスの周波数はデジタル・コンポーネント・ビデオ信号
の一水平走査ラインに含まれる画素数に対応したものと
なっている。従って、デジタルコンポーネント信号に重
畳されるべき文字パターン信号も同じ周波数のクロック
パルスに従って文字作成回路42から表示切換/文字重
畳回路32に対して出力されなければならない。要する
に、デジタルコンポーネント信号に文字パターン信号を
適正に重畳させるためには、デジタルコンポーネント信
号の処理速度に同期させて文字パターン信号を表示切換
/文字重畳回路32に対して出力することが必要であ
る。
【0027】なお、図1では、図示の複雑化を避けるた
めに特に図示されていないが、タイミングジェネレータ
48から出力されるクロックパルスは画像処理回路28
及びフレームメモリ30にも入力され、撮像センサ14
からの画素信号の読出し、画像処理回路28での種々の
画像処理、並びにフレームメモリへのデジタル画素信号
の書込み及びそこからのデジタル画素信号の読出しにつ
いては、それぞれのクロックパルスに従って行われる。
また、ビデオプロセス回路36でアナログ・コンポーネ
ント・ビデオ信号に付加されるべき複合同期信号もタイ
ミングジェネレータ48で生成される。
【0028】ところで、先にも述べたように、画像信号
処理ユニット12は種々のタイプのスコープ10に対し
て共用され、それらスコープ10に用いられる撮像セン
サ14はその画素数の違いにより2つのタイプに大別さ
れる。即ち、一方のタイプの撮像センサ14の画素数は
他方のタイプの撮像センサ14の画素数よりも多い。か
くして、画像信号処理ユニット12内のタイミングジェ
ネレータ48は撮像センサ14のタイプに応じた周波数
のクロックパルスを選択的に切り換えて出力するように
構成されている。なお、言うまでもないが、撮像センサ
14の画素数が多い場合にタイミングジェネレータ48
から出力されるクロックパルスの周波数は、撮像センサ
14の画素数の少ない場合に比べて低いものとなる。
【0029】一方、画像信号処理ユニット12に接続さ
れたスコープ10の撮像センサ14のタイプに応じた周
波数のクロックパルスをタイミングジェネレータ48か
ら出力させるためには、該スコープ10の撮像センサ1
4がいずれのタイプに属するかをシステムコントローラ
26で判断することが必要であり、このためスコープ1
0には図1に示すようにメモリとしてEEPROM50
が設けられ、このEEPROM50にはその撮像センサ
14の画素数データが格納される。画像信号処理ユニッ
ト12に対するスコープ10の接続時、EEPROM5
0はシステムコントローラ26に接続され、これにより
画素数データはEEPROM50からシステムコントロ
ーラ26に取り込まれる。かくして、システムコントロ
ーラ26の制御下で、スコープ10の撮像センサ14の
タイプに応じた適正な周波数のクロックパルスをタイミ
ングジェネレータ48からD/A変換回路34及び文字
作成回路42に対して出力させることが可能となる。
【0030】なお、EEPROM50には画素数データ
の他にそのスコープの固有な種々のデータ、例えばホワ
イトバランス処理に必要な補正係数データ等も含まれ、
画像処理回路28でのホワイトバランス処理の際にはそ
の補正係数データに基づいて行われる。
【0031】モニタ装置38で患者リスト表示を行うと
き、情報量をできるだけ多くすることが好ましい。即
ち、モニタ装置38での表示文字の大きさを小さく詰め
ることが好ましい。従って、患者リスト表示について
は、常に、撮像センサ14の画素数が多い場合にタイミ
ングジェネレータ48から出力されるクロックパルス、
即ち周波数の高いクロックパルスに合わせて設定し、モ
ニタ装置38上の一画面当たりに表示可能な文字数が増
大される。換言すれば、たとえ画像信号処理ユニット1
2に接続されたスコープ10の撮像センサ14の画素数
が少ない場合でも(このときタイミングジェネレータ4
8から出力されるクロックパルスの周波数は低い)、患
者リスト表示時だけは、文字作成回路42から表示切換
/文字重畳回路32への文字パターン信号の出力につい
ては、撮像センサ14の画素数が多い場合にタイミング
ジェネレータ48から出力されるクロックパルスに従っ
て行われる。
【0032】なお、撮像センサ14の画素数が多い場合
のクロックパルスに合わせて患者リスト表示が設定され
ているとき、撮像センサ14の画素数が少ない場合のク
ロックパルスに従って、文字作成回路42から表示切換
/文字重畳回路32への文字パターン信号の出力が行わ
れたとすると、モニタ装置38での患者リスト表示は図
4に示すようなものとなり、患者リストデータの一部が
表示されなくなる。
【0033】図5を参照すると、図1に示すブロック図
の一部、即ち本発明に係わる要部が詳細ブロック図とし
て示される。
【0034】図5に示すように、表示切換/文字重畳回
路32は3つのON/OFFスイッチ回路素子32R、
32G及び32Bから成り、これらON/OFFスイッ
チ回路素子はフレームメモリ30から延びるデジタルコ
ンポーネント信号の出力ライン、即ち赤色デジタル画素
信号(R)、緑色デジタル画素信号(G)及び青色デジ
タル画素信号(B)の出力ラインのそれぞれに設けられ
る。各ON/OFFスイッチ回路素子(32R、32
G、32B)のオン/オフ動作はシステムコントローラ
26から出力される表示切換信号によって制御される。
即ち、表示切換信号が低レベルにあるとき、各ON/O
FFスイッチ回路素子(32R、32G、32B)はオ
ン状態とされ、表示切換信号が低レベルから高レベルに
変化すると、各ON/OFFスイッチ回路素子はオフ状
態となる。
【0035】D/A変換回路34は3つのD/A変換素
子34R、34G及び34Bから成り、これらD/A変
換素子34R、34G及び34Bの出力端子側のそれぞ
れはON/OFFスイッチ回路素子32R、32G及び
32Bの出力端子に接続される。全てのON/OFFス
イッチ回路素子32R、32G及び32Bがオン状態に
あるとき、フレームメモリ30からの赤色デジタル画素
信号(R)、緑色デジタル画素信号(G)及び青色デジ
タル画素信号(B)はそれぞれD/A変換素子34R、
34G及び34Bによって赤色アナログ画素信号(R
a)、緑色アナログ画素信号(Ga)及び青色デジタル
画素信号(Ba)に変換される。これら三原色のアナロ
グ画素信号(Ra、Ga、Ba)は、既に説明したよう
にビデオプロセス回路36に出力され、そこでタイミン
グジェネレータ48からの複合同期信号を付加させられ
てアナログ・コンポーネント・ビデオ信号としてモニタ
装置38に送られる。
【0036】各D/A変換素子(34R、34G、34
B)でのデジタル画素信号からアナログ画素信号への変
換はタイミングジェネレータ48から出力されるクロッ
クパルスに従って行われる。本実施形態では、タイミン
グジェネレータ48からは2種類の周波数のクロックパ
ルス、即ち第1のクロックパルスCLK1及び第2のク
ロックパルスCLK2が選択的に出力され(図5)、第
1のクロックパルスCLK1は第2のクロックパルスC
LK2の周波数よりも高い周波数を持つ。勿論、上述の
記載から明らかなように、スコープ10の撮像センサ1
4が画素数の多いタイプのものであるときには、タイミ
ングジェネレータ48からは第1のクロックパルスCL
K1が出力され、スコープ10の撮像センサ14が画素
数の少ないタイプのものであるときには、タイミングジ
ェネレータ48からは第2のクロックパルスCLK2が
出力される。
【0037】図5に示すように、文字作成回路(キャラ
クタジェネレータ)42は制御回路52及びキャラクタ
ROM54から成り、制御回路52はマイクロコンピュ
ータとして構成され、そこにはビデオRAM56が設け
られる。ビデオRAM56の所定アドレスに文字コード
データが入力されると、制御回路54はその文字コード
データをキャラクタROM54に出力する。キャラクタ
ROM54では、該文字コードデータに応じた文字パタ
ーン信号が発生させられ、この文字パターン信号は赤色
文字パターン信号成分、緑色文字パターン信号成分及び
青色文字パターン信号成分に分けられてON/OFFス
イッチ回路素子32R、32G及び32Bのそれぞれの
出力端子側の信号ラインに送られる。
【0038】ON/OFFスイッチ回路素子32R、3
2G及び32Bがオン状態とされているとき、即ちON
/OFFスイッチ回路素子32R、32G及び32Bの
それぞれから赤色デジタル画素信号、緑色デジタル画素
信号及び青色デジタル画素信号が出力されているとき、
赤色文字パターン信号成分、緑色文字パターン信号成分
及び青色文字パターン信号成分はそれぞれ赤色デジタル
画素信号、緑色デジタル画素信号及び青色デジタル画素
信号に重畳させられ、このときモニタ装置38の表示画
面には図2に例示したように内視鏡像と共に文字情報が
表示される。なお、各文字情報の表示位置についてはビ
デオRAM56のアドレスに対応したものとなってお
り、文字情報の表示位置に対応したアドレスにはその文
字情報のコードデータが保持されていることになる。
【0039】文字作成回路42の制御回路52からの赤
色文字パターン信号成分、緑色文字パターン信号成分及
び青色文字パターン信号成分の出力はタイミングジェネ
レータ48から出力されるクロックパルス(CLK1若
しくはCLK2)に従って行われる。勿論、スコープ1
0の撮像センサ14が画素数の多いタイプのものである
ときには、タイミングジェネレータ48からは第1のク
ロックパルスCLK1が出力され、スコープ10の撮像
センサ14が画素数の少ないタイプのものであるときに
は、タイミングジェネレータ48からは第2のクロック
パルスCLK2が出力される。かくして、スコープ10
の撮像センサ14が画素数の如何に拘らず、文字情報を
モニタ装置38の表示画面上に適正な位置で表示するこ
とができる。
【0040】一方、システムコントローラ26からON
/OFFスイッチ回路素子32R、32G及び32Bに
対して出力される表示切換信号が低レベルから高レベル
に変えられると、即ちON/OFFスイッチ回路素子3
2R、32G及び32Bがオフ状態とされて赤色デジタ
ル画素信号、緑色デジタル画素信号及び青色デジタル画
素信号の出力が停止されると、不揮発性メモリ46から
患者リストデータが読み出され、それら患者リストデー
タがビデオRAM56の所定アドレスにそれぞれ格納さ
れ、かくしてモニタ装置38の表示画面には図3に示す
ような患者リストが表示される。即ち、表示切換信号が
低レベルから高レベルに切り換えられると、モニタ装置
38の表示は通常表示(内視鏡像表示)から患者リスト
表示に切り換えられる。
【0041】なお、画像信号処理ユニット12に接続さ
れたスコープ10の撮像センサ14が画素数の少ないタ
イプのものであるとき、タイミングジェネレータ48か
らは第2のクロックパルスCLK2が出力されているこ
とになるが、しかし表示切換信号が高レベルに維持され
ているときは、タイミングジェネレータ48から出力さ
れるクロックパルスは第2のクロックパルスCLK2か
ら第1のクロックパルスCLK1に切り換えられる。
【0042】以上で述べたようなモニタ装置38での表
示切換並びに不揮発性メモリ46に格納されている患者
リストデータの作成はキーボード44上の所定のキーを
操作することにより行われる。図5では、本実施形態に
関連したキーがキーボード44に示されている。即ち、
参照符号58及び60は機能キーを示し、機能キー58
及び60の各々が押下されると、表示切換信号は低レベ
ルから高レベルに変化し、その機能キーを再度押下する
と、表示切換信号は高レベルから低レベルに変化する。
参照符号62は実行キーを示し、この実行キー62は患
者リストデータの作成時に使用される。参照符号64は
4つのシフトキーを示し、本実施形態では、それらシフ
トキー64のうちDOWNシフトキー64D及びUPシ
フトキー64Uが患者リストの編集及び患者リストから
の患者データの選択のために使用される。参照符号66
は文字等の入力キーが配置される入力キー領域を示し、
そこの種々の入力キーを適宜操作することにより患者名
等の文字コードデータの入力が行われる。
【0043】図6を参照すると、初期化ルーチンのフロ
ーチャートが示され、この初期化ルーチンは画像信号処
理ユニット12の立上がり時、即ちその電源ON/OF
Fスイッチ(図示されない)のオン時に一度だけシステ
ムコントローラ26で実行される。
【0044】ステップ601では、第1の表示切換フラ
グCHN−FL1及び第2の表示切換フラグCHN−F
L2が共に“0”に初期化される。第1及び第2の表示
切換フラグCHN−FL1及びCHN−FL2はそれぞ
れ機能キー58及び機能キー60と関連するものであっ
て、システムコントローラ26から各ON/OFFスイ
ッチ回路素子(32R、32G、32B)に出力される
表示切換信号が低レベルであるか高レベルであるかを指
示するものである。画像信号処理ユニット12の立上が
り時には表示切換信号は低レベルとされるので、第1及
び第2の表示切換フラグCHN−FL1及びCHN−F
L2は共に“0”に初期設定される。
【0045】要するに、第1及び第2の表示切換フラグ
CHN−FL1及びCHN−FL2が共に“0”である
ときには、モニタ装置38の表示は内視鏡像表示即ち通
常表示とされ(図2)、第1及び第2の表示切換フラグ
CHN−FL1及びCHN−FL2のいずれかが“0”
であるときには、モニタ装置38の表示は患者リスト表
示となる(図3)。なお、後述するように、第1の表示
切換フラグCHN−FL1と関連する機能キー58の押
下操作により、図10に示す患者リスト作成ルーチンの
実行開始及びその実行停止が制御され、また第2の表示
切換フラグCHN−FL2と関連する機能キー60の押
下操作により、図12に示す患者データ選択ルーチンの
実行開始及びその実行停止が制御される。
【0046】ステップ602では、その他の必要な初期
化処理が行われる。即ち、画像信号処理ユニット12の
立上げ後、電子内視鏡の作動全般のために本発明とは直
接関係しない種々のルーチンが実行されることになる
が、そのような種々のルーチンのための初期化処理が行
われる。
【0047】図7を参照すると、クロックパルス選択設
定ルーチンのフローチャートが示され、このクロックパ
ルス選択設定ルーチンは画像信号処理ユニット12への
スコープ10の接続が検出されたときにシステムコント
ローラ26で実行される。なお、画像信号処理ユニット
12へのスコープ10の接続を検出することは適当な検
出スイッチ等で行われ、それ自体は周知である。
【0048】ステップ701では、スコープ10のEE
PROM50から撮像センサ14についての仕様データ
が取り込まれ、システムコントローラ26のRAMに格
納される。次いで、ステップ702では、仕様データの
うちから処理クロックパルスの周波数データCLKDが
“1”であるか“0”であるかが判断される。
【0049】本実施形態では、周波数データCLKDが
“1”であるとき、スコープ10の撮像センサ14の画
素数は多い場合とされているので、ステップ702から
ステップ703に進み、そこでクロックパルス選択フラ
グCLK−FLは“1”に設定され、次いでステップ7
04では、タイミングジェネレータ48からは周波数の
高い方の第1のクロックパルスCLK1が出力される。
【0050】一方、周波数データCLKDが“0”のと
きは、スコープ10の撮像センサ14の画素数は少ない
場合となるので、ステップ702からステップ705に
進み、そこでクロックパルス選択フラグCLK−FLは
“0”に設定され、次いでステップ706では、タイミ
ングジェネレータ48からは周波数の低い方の第2のク
ロックパルスCLK2が出力される。
【0051】図8及び図9を参照すると、キー操作監視
ルーチンのフローチャートが示され、このキー操作監視
ルーチンは所定の時間間隔例えば10ms毎にシステムコン
トローラ26で実行される時間割込みルーチンである。
なお、キー操作監視ルーチンの実行開始は図6に示した
初期化ルーチンの実行終了後であり、画像信号処理ユニ
ット12の電源ON/OFFスイッチがオンされている
限り、キー操作監視ルーチンは10ms毎に繰り返し実行さ
れる。
【0052】なお、本実施形態では、スコープ10に用
いられる撮像センサ14の画素数については多い場合と
少ない場合との2通りが想定されているので、周波数デ
ータCLKDは1ビット構成となっているが、スコープ
10に用いられる撮像センサ14の画素数が3通り以上
ある場合には、周波数データCLKDも2ビット以上の
構成とされ、その場合にはタイミングジェネレータ48
からは3種類以上の周波数のクロックパルスを選択的に
出力するように構成される。
【0053】ステップ801では、機能キー58が押下
されたか否かが判断され、機能キー58の押下操作が確
認されないときには、ステップ819までジャンプす
る。ステップ819では、機能キー60が押下されたか
否かが判断され、機能キー60の押下操作が確認されな
いときには、ステップ837までジャンプする。ステッ
プ837では、その他の機能キーが押下されたか否かが
判断され、もしその他の機能キーの押下操作も確認され
ないときには、本ルーチンは一旦終了する。要するに、
キーボード44上の機能キーのいずれかが押下操作され
たか否かが10ms毎に監視される。
【0054】ステップ801で機能キー58の押下操作
が確認されると、ステップ802に進み、そこで第1の
表示切換フラグCHN−FL1が“0”であるか“1”
であるかが判断される。もしCHN−FL1=0である
とき、即ちモニタ装置38の表示が内視鏡像を表示する
通常表示であれば、ステップ803に進み、そこで第1
の表示切換フラグCHN−FL1は“0”から“1”に
書き換えられ、次いでステップ804で周波数データC
LKDが“1”であるか“0”であるかが判断される
(図7)。
【0055】CLKD=1のとき、即ち内視鏡像の表示
が第1のクロックパルス(CLK1)に従って行われる
とき、タイミングジェネレータ48からのクロックパル
スの切換は行われずに、ステップ804からステップ8
05に進み、そこでシステムコントローラ26からON
/OFFスイッチ回路素子32R、32G及び32Bに
対して出力される表示切換信号のレベルが低レベル
(L)から高レベル(H)に変えられ、これによりON
/OFFスイッチ回路素子32R、32G及び32Bが
オフとされ、そこからの三原色のデジタル画素信号の出
力が停止される。次いで、ステップ806では、モニタ
装置38の表示が通常表示(内視鏡像表示)から患者リ
スト表示に切り換えられる。即ち、患者リストデータが
不揮発性メモリ46から順次読み出されてビデオRAM
56の所定アドレスにそれぞれ格納され、これにより患
者リストが図3に例示したようにモニタ装置38の表示
画面に表示される。
【0056】ステップ807では、機能キー60の押下
操作が無効とされる。要するに、機能キー58の押下操
作によりモニタ装置38の表示が患者リスト表示にされ
ると(即ち、CHN−FL1=1)、機能キー60の押
下操作が無効となる。次いで、ステップ808に進み、
そこで図10に示す患者リスト作成ルーチンが実行され
る。
【0057】なお、ステップ804でCLKD=0のと
き、即ち内視鏡像の表示が第2のクロックパルスCLK
2に従って行われているときには、ステップ804から
ステップ809に進み、そこでクロックパルス選択フラ
グCLK−FLが“0”から“1”に書き換えられる。
次いで、ステップ810では、タイミングジェネレータ
48から出力されるクロックパルスが第2のクロックパ
ルスCLK2から第1のクロックパルスCLK1に切り
換えられ、その後ステップ805に進む。要するに、モ
ニタ装置38での患者リストの表示はスコープ10の撮
像センサ14の画素数の如何に拘らずに最大周波数のク
ロックパルス即ち第1のクロックパルスCLK1に従っ
て行われるので、患者リストの表示の一部が図4に示す
ように欠けることはない。
【0058】一方、ステップ802で第1の表示切換フ
ラグCHN−FL1が“1”であるとき、即ちモニタ装
置38の表示が患者リスト表示とされているとき、ステ
ップ811に進み、そこで第1の表示切換フラグCHN
−FL1は“1”から“0”に書き換えられ、次いでス
テップ812で周波数データCLKDが“1”であるか
否かが判断される(図8)。
【0059】CLKD=1のとき、即ち内視鏡像の表示
が第1のクロックパルス(CLK1)に従って行われる
べきとき、タイミングジェネレータ48からのクロック
パルスの切換は行われずに、ステップ812からステッ
プ813に進み、そこでシステムコントローラ26から
ON/OFFスイッチ回路素子32R、32G及び32
Bに対して出力される表示切換信号のレベルが高レベル
(H)から低レベル(L)に変えられ、これによりON
/OFFスイッチ回路素子32R、32G及び32Bが
オンとされ、そこから三原色のデジタルビデオ信号が出
力される。次いで、ステップ814では、モニタ装置3
8の表示が患者リスト表示から通常表示(内視鏡像表
示)に切り換えられる。即ち、ビデオRAM56に保持
されていた患者リストデータが消去され、モニタ装置3
8の表示画面では三原色のビデオ信号に基づく通常表示
が行われる。
【0060】なお、患者リスト表示から通常表示への切
換時には、システムコントローラ26のROMから所定
の固定文字コードデータ、即ち固定文字情報“Nam
e:”、“age:”、“ID:”及び“Commen
t”に対応する固定文字コードデータがビデオRAM5
6の所定アドレスにそれぞれ格納され、これによりモニ
タ装置38の表示画面には上述の固定文字情報が表示さ
れる。また反対に、通常表示から患者リスト表示への切
換時には、ビデオRAM56に保持されていた固定文字
コードデータが消去されることは勿論である。
【0061】ステップ815では、機能キー60の無効
化が解除される。要するに、機能キー58の押下操作に
よりモニタ装置38の表示が患者リスト表示から通常表
示に戻ると(即ち、CHN−FL1=0)、機能キー6
0の押下操作が有効となる。次いで、ステップ816に
進み、そこで図10に示す患者リスト作成ルーチンの実
行が停止される。
【0062】なお、ステップ812でCLKD=0のと
き、即ち内視鏡像の表示が第2のクロックパルスCLK
2に従って行われるとき、ステップ812からステップ
817に進み、そこでクロックパルス選択フラグCLK
−FLが“1”から“0”に書き換えられる。次いで、
ステップ818でタイミングジェネレータ48から出力
されるクロックパルスが第1のクロックパルスCLK1
から第2のクロックパルスCLK2に切り換えられ、そ
の後ステップ813に進む。かくして、患者リスト表示
から通常表示に戻されたとき(ステップ814)、内視
鏡像は第2のクロックパルスCLK2に従って適正に表
示される。
【0063】以上述べたように、機能キー58を押下操
作する度毎に、モニタ装置38の表示が通常表示(内視
鏡像表示)と患者リスト表示との間で交互に切り換えら
れ、患者リスト表示とされている間だけ図10に示す患
者リスト作成ルーチンが実行される。
【0064】ステップ819で機能キー60の押下操作
が確認されると、ステップ820に進み、そこで第2の
表示切換フラグCHN−FL2が“0”であるか“1”
であるかが判断される。もしCHN−FL2=0である
とき、即ちモニタ装置38の表示が内視鏡像を表示する
通常表示であれば、ステップ821に進み、そこで第2
の表示切換フラグCHN−FL2は“0”から“1”に
書き換えられ、次いでステップ822で周波数データC
LKDが“1”であるか否かが判断される(図9)。
【0065】CLKD=1のとき、即ち内視鏡像の表示
が第1のクロックパルスCLK1に従って行われている
とき、タイミングジェネレータ48からのクロックパル
スの切換は行われずに、ステップ822からステップ8
23に進み、そこでシステムコントローラ26からON
/OFFスイッチ回路素子32R、32G及び32Bに
対して出力される表示切換信号のレベルが低レベル
(L)から高レベル(H)に変えられ、これによりON
/OFFスイッチ回路素子32R、32G及び32Bが
オフとされ、そこからの三原色のデジタルビデオ信号の
出力が停止される。次いで、ステップ824では、モニ
タ装置38の表示が通常表示(内視鏡像表示)から患者
リスト表示に切り換えられる。即ち、患者リストデータ
が不揮発性メモリ46から順次読み出されてビデオRA
M56の所定アドレスにそれぞれ格納され、これにより
患者リストが図3に例示したようにモニタ装置38の表
示画面に表示される。
【0066】ステップ825では、機能キー58の押下
操作が無効とされる。要するに、機能キー60の押下操
作によりモニタ装置38の表示が患者リスト表示にされ
ると(即ち、CHN−FL2=1)、機能キー58の押
下操作が無効となる。次いで、ステップ826に進み、
そこで図12に示す患者データ選択ルーチンが実行され
る。
【0067】なお、ステップ822でCLKD=0のと
き、即ち内視鏡像の表示が第2のクロックパルスCLK
2に従って行われるとき、ステップ822からステップ
827に進み、そこでクロックパルス選択フラグCLK
−FLが“0”から“1”に書き換えられる。次いで、
ステップ828では、タイミングジェネレータ48から
出力されるクロックパルスが第2のクロックパルスCL
K2から第1のクロックパルスCLK1に切り換えら
れ、その後ステップ823に進む。要するに、モニタ装
置38での患者リストの表示はスコープ10の撮像セン
サ14の画素数の如何に拘らずに最大周波数のクロック
パルス即ち第1のクロックパルスCLK1に従って行わ
れるので、患者リストの表示の一部が図4に示すように
欠けることはない。
【0068】一方、ステップ820で第2の表示切換フ
ラグCHN−FL2が“1”であるとき、即ちモニタ装
置38の表示が患者リスト表示とされているとき、ステ
ップ820からステップ829に進み、そこで第2の表
示切換フラグCHN−FL2は“1”から“0”に書き
換えられ、次いでステップ830で周波数データCLK
Dが“1”であるか否かが判断される(図9)。
【0069】CLKD=1のとき、即ち内視鏡像の表示
が第1のクロックパルスCLK1に従って行われている
とき、タイミングジェネレータ48からのクロックパル
スの切換は行われずに、ステップ830からステップ8
31に進み、そこでシステムコントローラ26からON
/OFFスイッチ回路素子32R、32G及び32Bに
対して出力される表示切換信号のレベルが高レベル
(H)から低レベル(L)に変えられ、これによりON
/OFFスイッチ回路素子32R、32G及び32Bが
オンとされ、そこから三原色のデジタルビデオ信号が出
力される。次いで、ステップ832では、モニタ装置3
8の表示が患者リスト表示から通常表示(内視鏡像表
示)に切り換えられる。即ち、ビデオRAM56に保持
されていた患者リストデータが消去され、モニタ装置3
8の表示画面では三原色のビデオ信号に基づく通常表示
が行われる。
【0070】なお、患者リスト表示から通常表示への切
換時には、システムコントローラ26のROMから所定
の固定文字コードデータ、即ち固定文字情報“Nam
e:”、“age:”、“ID”及び“Commen
t”に対応する固定文字コードデータがビデオRAM5
6の所定アドレスにそれぞれ格納され、これによりモニ
タ装置38の表示画面には上述の固定文字情報が表示さ
れる。また反対に、通常表示から患者リスト表示への切
換時には、ビデオRAM56に保持されていた固定文字
コードデータが消去されることは勿論である。
【0071】ステップ833では、機能キー58の無効
化が解除される。要するに、機能キー60の押下操作に
よりモニタ装置38の表示が患者リスト表示から通常表
示に戻ると(即ち、CHN−FL2=0)、機能キー5
8の押下操作が有効となる。次いで、ステップ834に
進み、そこで図12に示す患者データ選択ルーチンの実
行が停止される。
【0072】なお、ステップ830でCLKD=0のと
き、即ち内視鏡像の表示が第2のクロックパルスCLK
2に従って行われるとき、ステップ830からステップ
835に進み、そこでクロックパルス選択フラグCLK
−FLが“1”から“0”に書き換えられる。次いで、
ステップ836でタイミングジェネレータ48から出力
されるクロックパルスが第1のクロックパルスCLK1
から第2のクロックパルスCLK2に切り換えられ、そ
の後ステップ831に進む。かくして、患者リスト表示
から通常表示に戻されたとき(ステップ832)、内視
鏡像は第2のクロックパルスCLK2に従って適正に表
示される。
【0073】以上述べたように、機能キー60を押下操
作する度毎に、モニタ装置38の表示が通常表示(内視
鏡像表示)と患者リスト表示との間で交互に切り換えら
れ、患者リスト表示とされている間だけ図12に示す患
者リスト作成ルーチンが実行される。
【0074】ステップ837では、その他の機能キーが
押下されたか否かが監視され、その該当機能キーの押下
操作が確認されると、ステップ838に進み、そこで所
定の処理が実行される。なお、その他の機能キーによる
処理自体は本発明に直接関係しないので、これ以上の説
明については省かれる。
【0075】図10には、図8及び図9のキー操作監視
ルーチンのステップ808で実行される患者リスト作成
ルーチンのフローチャートが示され、この患者リスト作
成ルーチンは所定の時間間隔例えば20ms毎に繰り返し実
行される時間割込みルーチンとして構成されるものであ
る。図8及び図9のキー操作監視ルーチンを参照して説
明したように、患者リスト作成ルーチンの実行は機能キ
ー58の押下操作により患者リスト表示に切り換わった
際に開始され、機能キー58が再度押下されて通常表示
に戻された際にその実行が停止される。
【0076】図10に示す患者リスト作成ルーチンで
は、新規患者データの追加、患者データの削除及び患者
データの変更が行われ、このような編集作業はモニタ装
置38に表示された患者リストを見ながら行われる。具
体的に説明すると、モニタ装置38に患者リストが表示
されたとき、図11に示すように、任意の患者データが
反転表示され、この反転表示はキーボード44上のDO
WNシフトキー64D及びUPシフトキー64Uを操作
することにより上下にシフトされる。上述した編集作業
はその編集作業の対象となる患者データを反転表示させ
ることによって行われる。
【0077】例えば、患者名“Yamashita”と
患者名“Yamada”との間に新規な患者データを追
加しようとするとき、図11に示すように、患者名“Y
amada”を反転表示させ、次いで新規な患者データ
をキーボード44上の入力キー領域66内のキーを適宜
操作することにより入力し、その入力作業が終了した後
に実行キー62を押下すると、新規な患者データが上述
した両患者名間に表示される。
【0078】また、もし患者名“Yamada”のデー
タを削除しようとする場合には、図11に示すように、
患者名“Yamada”を反転表示させ、次いで入力キ
ー領域66内で割り当てられた削除キーを押下した後に
実行キー62を押下すると、患者名“Yamada”の
データが削除される。
【0079】更に、もし患者名“Yamada”のデー
タを変更する場合には、図11に示すように、患者名
“Yamada”を反転表示させ、次いで入力キー領域
66内で割り当てられた変更キーを押下した後に入力キ
ー領域66内のキーを適宜操作することにより患者名
“Yamada”のデータを変更し、その変更作業が終
了した後に実行キー62を押下すると、患者名“Yam
ada”のデータの変更が確定する。
【0080】ステップ1001では、キーボード44上
の実行キー62が押下されたか否かが監視される。実行
キー62の押下操作が確認されると、ステップ1002
に進み、そこで患者リストの編集作業が新規患者データ
の追加であるか否かが判断される。もし患者リストの編
集作業が新規患者データの追加であるときには、ステッ
プ1003に進み、そこで新規患者データが不揮発性メ
モリ46の所定アドレスに格納される。
【0081】もし患者リストの編集作業が新規患者デー
タの追加でないときには、ステップ1002からステッ
プ1004にジャンプし、そこで患者リストの編集作業
が患者データの削除であるか否かが判断される。もし患
者リストの編集作業が患者データの削除であるときに
は、ステップ1005に進み、そこで不揮発性メモリ4
6内の該当アドレスの患者データが消去される。
【0082】もし患者リストの編集作業が患者データの
削除でないときには、ステップ1004からステップ1
006にジャンプし、そこで患者リストの編集作業が患
者データの変更であるか否かが判断される。もし患者リ
ストの編集作業が患者データの変更であるときには、ス
テップ1007に進み、そこで不揮発性メモリ46内の
該当アドレスの患者データが変更される。
【0083】もし患者リストの編集作業が患者データの
変更でないときには、本ルーチンは一旦終了する。即
ち、何等の編集作業を行わずに実行キー62だけが押下
された場合には、不揮発性メモリ46内の患者リストデ
ータについては何等の処理も行われない。
【0084】以上述べたような患者リストについては、
電子内視鏡による診断・診察前に予め作成されることが
想定されており、モニタ装置38での内視鏡像の表示時
に表示されるべき患者データは予め作成された患者リス
トから選択され、その選択は図12に示す患者データ選
択ルーチンの実行によって行われる。
【0085】上述したように、図12の患者データ選択
ルーチンは図8及び図9のキー操作監視ルーチンのステ
ップ826で実行されるものであって、図10に示す患
者リスト作成ルーチンの場合と同様に所定の時間間隔例
えば20ms毎に繰り返し実行される時間割込みルーチンと
して構成されるものである。図8及び図9のキー操作監
視ルーチンを参照して説明したように、患者データ選択
ルーチンの実行は機能キー60の押下操作により患者リ
スト表示に切り換わった際に開始され、機能キー60が
再度押下されて通常表示に戻された際にその実行が停止
される。
【0086】図12に示す患者データ選択ルーチンで
は、モニタ装置38の通常表示(内視鏡像表示)時に表
示されるべき患者データの選択が行われ、このような患
者データの選択作業もモニタ装置38に表示された患者
リストを見ながら行われる。具体的に説明すると、患者
リストの編集時の場合と同様に、患者リストの表示時で
も、図11に示すように任意の患者データが反転表示さ
れる。患者データの選択作業はその反転表示をキーボー
ド44上のDOWNシフトキー64D及びUPシフトキ
ー64Uの操作によりシフトすることにより行われる。
要するに、図12に示す患者データ選択ルーチンでは、
反転表示された患者データが選択の対象となり、実行キ
ー62の押下操作により患者データの選択が確定する。
なお、言うまでもないが、患者データ選択については、
図10に示す患者リスト作成ルーチンとは異なり、電子
内視鏡の診察・診断時に行われることが想定されてい
る。
【0087】ところで、患者データの選択時に患者リス
トに誤りが発見された場合、或いは予め作成されていた
患者リストに変更が生じたとき、電子内視鏡の診察・診
断時に患者リストの編集が必要となり、その場合には、
図10を参照して説明したような患者リストの編集作業
が行われる。図12に示す患者データ選択ルーチンの実
行時、患者データの選択が行われたか患者リストの編集
が行われたかについては、シフトキー64以外のキー、
即ち文字入力キー領域66内のキーが押下されたか否か
で判断される。即ち、実行キー62の押下操作の前に文
字入力キー領域66内のキーが押下操作が行われていれ
ば、患者データの選択ではなく患者リストの編集が行わ
れたとして、図10の患者リスト作成ルーチンのステッ
プ1002ないし1007に示すような患者リストの編
集処理が行われる。
【0088】ステップ1201では、キーボード44上
の実行キー62が押下されたか否かが20ms毎に監視され
る。実行キー62の押下操作が確認されると、ステップ
1202に進み、そこでシフトキー64以外のキーが押
下されたか否かが判断される。シフトキー64以外のキ
ー操作が確認されないとき、反転表示された患者データ
の選択が確定され、このときステップ1203に進み、
そこで該当患者データが不揮発性メモリ46から読み出
されて、システムコントローラ26のRAMに一時的に
格納される。
【0089】なお、システムコントローラ26のRAM
に一時的に格納された患者データは機能キー60の押下
操作によりモニタ装置38の表示が患者リスト表示から
通常表示(内視鏡像表示)に切り換えられた際(ステッ
プ832)にビデオRAM56の所定アドレスに書き込
まれ、これにより該患者データがモニタ装置38の内視
鏡像の表示画面上に表示される。
【0090】ステップ1202でシフトキー64以外の
キーが押下されたか否かが判断され、シフトキー64以
外のキー操作(文字入力キー領域66)が確認されたと
き、即ち患者リストの編集作業が確認されたとき、ステ
ップ1204に進み、そこで図10の患者リスト作成ル
ーチンのステップ1002ないし1007に示すような
患者リストの編集処理が実行されて編集内容が確定させ
られる。
【0091】要するに、所定の患者データの反転表示後
に編集処理が行われ、その編集処理後に実行キー62が
押下された場合には(ステップ1201)、患者データ
の選択は確定されたものとはされず、このとき患者リス
トの編集処理が実行されてその編集内容が確定される
(ステップ1202からステップ1204)。編集処理
確定終了後、所定の患者データが再び反転表示された後
に実行キー62が押下されると、その反転表示された患
者データの選択が確定され(ステップ1202)、そこ
で該当患者データが不揮発性メモリ46から読み出され
て、システムコントローラ26のRAMに一時的に格納
される(ステップ1203)。
【0092】
【発明の効果】以上の記載から明らかなように、本発明
による電子内視鏡においては、モニタ装置での表示内視
鏡像に患者データを文字情報として表示するための該患
者データの入力については、前もって作成された患者リ
ストから所望の患者データを選択するだけで行われるの
で、電子内視鏡による診断・診察を効率的に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した電子内視鏡を概略的に示すブ
ロック図である。
【図2】図1に示すモニタ装置での通常表示即ち内視鏡
像表示を例示的に示す模式図である。
【図3】図1に示すモニタ装置での患者リスト表示を適
正な状態で例示的に示す模式図である。
【図4】図1に示すモニタ装置での患者リスト表示を不
適性な状態で例示的に示す模式図である。
【図5】図1のブロック図の一部、即ち本発明に係わる
要部を詳細に示すブロック図である。
【図6】図1に示す電子内視鏡のシステムコントローラ
で実行される初期化ルーチンのフローチャートである。
【図7】図1に示す電子内視鏡のシステムコントローラ
で実行されるクロックパルス選択設定ルーチンのフロー
チャートである。
【図8】図1に示す電子内視鏡のシステムコントローラ
で実行されるキー操作監視ルーチンのフローチャートの
一部分である。
【図9】図1に示す電子内視鏡のシステムコントローラ
で実行されるキー操作監視ルーチンのフローチャートの
残りの部分である。
【図10】図8及び図9に示すキー操作監視ルーチンで
サブルーチンとして実行される患者リスト作成ルーチン
のフローチャートである。
【図11】図3と同様な模式図であって、図10の患者
リスト作成ルーチンの説明に用いる説明図である。
【図12】図8及び図9に示すキー操作監視ルーチンで
サブルーチンとして実行される患者データ選択ルーチン
のフローチャートである。
【符号の説明】
10 スコープ 12 画像信号処理ユニット 14 撮像センサ 26 システムコントローラ 30 フレームメモリ 32 表示切換/文字重畳回路 36 ビデオプロセス回路 38 モニタ装置 42 文字作成回路 44 キーボード 46 不揮発性メモリ 48 タイミングジェネレータ 50 EEPROM

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内視鏡像を撮像する撮像センサを持つス
    コープと、このスコープに接続させられ、かつ該撮像セ
    ンサから順次読み出される1フレーム分画素信号を適宜
    処理した後にビデオ信号として出力する画像信号処理ユ
    ニットと、この画像信号処理ユニットから出力されるビ
    デオ信号に基づいて前記内視鏡像を再現するモニタ装置
    とから成る電子内視鏡であって、 前記モニタ装置の表示を内視鏡像表示と患者リスト表示
    との間で切り換えるための表示切換手段と、 前記モニタ装置の患者リスト表示時に該モニタ装置で表
    示すべき患者データを格納する患者データ格納手段と、 前記モニタ装置の患者リスト表示時に該モニタ装置で表
    示された患者データから所望の患者データを選択する患
    者データ選択手段と、 前記表示切換手段によって前記モニタ装置の表示を前記
    患者リスト表示から前記内視鏡像表示に切り換えられた
    とき、前記患者データ選択手段によって選択された所定
    の患者データを前記内視鏡像表示の画面上の所定位置に
    表示する患者データ表示手段とを具備して成る電子内視
    鏡。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子内視鏡において、
    更に、前記患者データ格納手段に格納された患者データ
    を編集するための患者リスト編集手段が設けられること
    を特徴とする電子内視鏡。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の電子内視鏡に
    おいて、更に、前記画像信号処理ユニットからのビデオ
    信号の出力を前記撮像センサの画素数に応じた所定の周
    波数のクロックパルスに従って行うべく少なくとも2種
    類の周波数のクロックパルスを発生させるためのクロッ
    クパルス発生手段と、前記表示切換手段によって前記モ
    ニタ装置の表示が前記患者リスト表示に切り換えられた
    際に前記患者リスト表示が常に最大周波数のクロックパ
    ルスに従って行われるように前記クロックパルス発生手
    段からのクロックパルスの出力を最大周波数のクロック
    パルスの出力に切り換えるためのクロックパルス切換手
    段とが設けられることを特徴とする電子内視鏡。
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