JP2887167B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2887167B2
JP2887167B2 JP62266060A JP26606087A JP2887167B2 JP 2887167 B2 JP2887167 B2 JP 2887167B2 JP 62266060 A JP62266060 A JP 62266060A JP 26606087 A JP26606087 A JP 26606087A JP 2887167 B2 JP2887167 B2 JP 2887167B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、被観察体に応じて観察波長領域を選択する
ことのできるようにした撮像装置に関する。 [従来の技術と発明が解決しようとする問題点] 近年、電荷結合素子(CCD)等の固体撮像素子を撮像
手段に用いた電子内視鏡が種々提案されている。 この電子内視鏡は、ファイバスコープに比べて解像度
が高く、画像の記録及び再生等が容易であり、また、拡
大や2画像の比較等の画像処理が容易である等の利点を
有する。 ところで、前記電子内視鏡のような撮像装置を用い
て、被観察体を観察する場合、特に生体内では患部と正
常部とを見分ける場合、微妙な色調の差を検知(認識)
する必要がある。ところが、観察部位の色調の変化が微
妙である場合、この微妙な差を検知するには高度な知識
と経験が必要とされ、その上検知するまでに長時間を必
要とし、また、検知の間注意力を集中しても常に適正な
判断をするのは困難であった。 これに対処するに、例えば特開昭56−3033号公報に
は、可視領域以外の領域、例えば赤外波長領域では色調
の変化が大きくなるものもあることに着目して、少なく
とも一つの赤外波長領域を持つ分光光を時系列的に導光
して被観察体を照明し、被観察体からの反射光を固体撮
像装置に結像させ電気信号に変換し、波長領域に応じて
電気信号を処理し、特定の色信号により波長領域の画像
を表示するようにした技術が開示されている。この従来
例によれば、赤外波長領域で得られる不可視情報を可視
情報に変換することができ、例えば患部と正常部の識別
を迅速、容易に行なうことが可能である。 しかしながら、上記従来例では、観察波長領域が固定
されているため、例えば、赤外光を利用した場合には一
般的な可視領域の画像が得られず、両画像の比較が困難
であり、また、他の波長領域に特徴のある被観察体につ
いては効果がない等の不具合がある。 また、例えば特開昭59−139237号公報には、励起光照
射に応答して生体から発生される蛍光を複数種の帯域通
過フィルタに通して、複数の画像を撮影し、各画像の濃
度階差ごとにそれぞれ相異なる色調を割当てて、それぞ
れを一枚の疑似カラー画像に構成する技術が開示されて
いる。 しかしながら、この従来例では、濃度差を識別するこ
とはできるが、色調の差を識別することはできない。 [発明の効果] 本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、被
観察体に応じて最適な波長領域を選択して、可視情報を
得ることができ、一般的な可視領域の画像では識別が困
難な被観察体の各部位の色調差の検出を容易にすること
ができる撮像装置を提供することを目的としている。 [問題点を解決するための手段及び作用] 本発明による撮像装置は、可視光域及び非可視光域の
波長領域の照明光を発生する光源と、この光源から出射
された照明光を、赤,緑,青の可視光領域及びこれ以外
の波長領域の光に時系列的に色分解する分割手段と、こ
の分割手段によって色分解された照明光により照明され
た被観察体からの戻り光を撮像する撮像手段と、前記分
割手段が時系列的に色分解する複数の波長領域の光の中
から所望の光を選択する切換手段と、前記切換手段によ
る選択に対応して、前記分割手段による時系列的色分解
と同期して、前記撮像手段から前記切換手段によって選
択された所望の光に基づき撮像された撮像信号を出力さ
せるシャッタ手段と、前記撮像手段から出力された撮像
信号を処理して、表示手段に前記被観察体像を表示させ
る映像信号を生成する映像信号処理手段と、を具備した
ことを特徴とする。 [実施例] 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。 第1図ないし第5図は本発明の第1実施例に係り、第
1図は撮像装置の構成を示すブロック図、第2図は回転
フィルタを示す説明図、第3図は回転フィルタの各フィ
ルタの透過特性を示す説明図、第4図は電子内視鏡装置
の全体を示す側面図、第5図は生体の各色素の吸収スペ
クトルを示す説明図である。 本実施例の撮像装置は、例えば第4図に示すような電
子内視鏡装置に適用される。電子内視鏡1は、細長で例
えば可撓性の挿入部2を備え、この挿入部2の後端に太
径の操作部3が連設されている。前記操作部3の後端部
からは側方に可撓性のユニバーサルコード4が延設さ
れ、このユニバーサルコード4の先端部にコネクタ5が
設けられている。前記電子内視鏡1は、前記コネクタ5
を介して、光源部及び映像信号処理が内蔵された制御装
置6に接続されるようになっている。さらに、前記制御
装置6には、表示手段としてのカラーモニタ7が接続さ
れるようになっている。 前記挿入部2の先端側には、硬性の先端部9及びこの
先端部9に隣接する後方側に湾曲可能な湾曲部10が順次
設けられている。また、前記操作部3に設けられた湾曲
操作ノブ11を回動操作することによって、前記湾曲部10
を左右方向あるいは上下方向に湾曲できるようになって
いる。また、前記操作部3には、前記挿入部2内に設け
られた処置具チャンネルに連通する挿入口12が設けられ
ている。 本実施例の撮像装置20は、第1図に示すように構成さ
れている。 前記電子内視鏡1の挿入部2内には照明光を伝達する
ライトガイド14が挿通されている。このライトガイド14
の先端面は、前記先端部9に配置され、この先端部9か
ら照明光を出射できるようになっている。また、前記ラ
イトガイド14の入射端側は、ユニバーサルコード4内に
挿通されて前記コネクタ5に接続されている。また、前
記先端部9には、対物レンズ系15が設けられ、この対物
レンズ系15の結像位置に、固体撮像素子16が配設されて
いる。この固体撮像素子16は、可視領域を含め紫外領域
から赤外領域に至る広い波長域で感度を有している。こ
の固体撮像素子16の前面には、この固体撮像素子16に入
射する光を一時的に遮光する液晶シャッタ17が設けられ
ている。前記固体撮像素子16には、信号線26,27が接続
され、前記液晶シャッタ17には、信号線28が接続され、
これら信号線26,27,28は、前記挿入部2及びユニバーサ
ルコード4内に挿通されて前記コネクタ5に接続されて
いる。 一方、前記制御装置6内には、紫外光から赤外光に至
る広帯域の光を発光するランプ21が設けられている。こ
のランプ21としては、一般的なキセノンランプやストロ
ボランプ等を用いることができる。前記キセノンランプ
やストロボランプは、可視光のみならず紫外光及び赤外
光を大量に発光する。このランプ21は、電源部22によっ
て電力が供給されるようになっている。前記ランプ21の
前方には、モータ23によって回転駆動される分割手段と
しての回転フィルタ24が配設されている。この回転フィ
ルタ24は、第2図に示すように、円周方向に8分割され
ており、分割された各部には、それぞれ第3図に示すよ
うに、紫外光から赤外光領域に渡り狭帯域の波長を選択
的に透過するバンドパス特性を有する赤(R),緑
(G),青(B),第一の紫外光(UV1),第二の紫外
光(UV2),第一の赤外光(IR1),第二の赤外光(IR
2),第三の赤外光(IR3)を透過するフィルタ24a〜24h
がこの順に配列されている。尚、前記第一ないし第三の
赤外光は、互いに波長領域が異なり、IR1,IR2,IR3の順
に波長が長くなっている。同様に、前記第一ないし第二
の紫外光は、互いに波長領域が異なり、UV1,UV2の順に
波長が長くなっている。また、前記モータ23は、モータ
ドライバ25によって回転が制御されて駆動されるように
なっている。 前記回転フィルタ24を透過した光は、前記ライトガイ
ド14の入射端に入射され、このライトガイド14を介して
先端部9に導かれ、この先端部9から出射されて、観察
部位を照明するようになっている。 この照明光による観察部位からの戻り光は、対物レン
ズ系15によって固体撮像素子16上に結像され、光電変換
されるようになっている。この固体撮像素子16には、前
記信号線26を介して、前記制御装置6内のドライバ回路
31からの駆動パルスが印加され、この駆動パルスによっ
て読み出し,転送が行われるようになっている。この固
体撮像素子16から読み出された映像信号は、前記信号線
27を介して、前記制御装置6内または電子内視鏡1内に
設けられたプリアンプ32に入力されるようになってい
る。このプリアンプ32で増幅された映像信号は、プロセ
ス回路33に入力され、γ補正及びホワイトバランス等の
信号処理を施され、A/Dコンバータ34によって、デジタ
ル信号に変換されるようになっている。このデジタルの
映像信号は、セレクト回路35によって、例えば赤
(R),緑(G),青(B)の各色に対応する3つのメ
モリ(1)36a,メモリ(2)36b,メモリ(3)36cに選
択的に記憶されるようになっている。前記メモリ(1)
36a,メモリ(2)36b,メモリ(3)36cは、同時に読み
出され、D/Aコンバータ37によって、アナログ信号に変
換され、R,G,B色信号として出力されると共に、エンコ
ーダ38に入力され、このエンコーダ38からNTSCコンポジ
ット信号として出力されるようになっている。 そして、前記R,G,B色信号または、NTSCコンポジット
信号が、カラーモニタ7に入力され、このカラーモニタ
7によって、観察部位がカラー表示されるようになって
いる。 また、前記液晶シャッタ17は、信号線28を介して、前
記制御装置6内のシャッタドライバ41に接続され、この
シャッタドライバ41によって、開閉されるようになって
いる。 また、前記制御装置6内には、システム全体のタイミ
ングを作るタイミングジェネレータ42が設けられ、この
タイミングジェネレータ42によって、モータドライバ2
5,ドライバ回路31等の各回路間の同期が取られている。 また、前記制御装置6内には、前記タイミングジェネ
レータ42に同期し、前記回転フィルタ24における操作者
の任意の透過波長領域のフィルタによる照明時のみ固体
撮像素子16に光が入射するように、シャッタドライバ41
を制御する切換え回路43が設けられている。また、この
切換え回路43は、前記シャッタドライバ41によって駆動
される液晶シャッタ17によって選択された各波長領域に
対応した映像信号を、それぞれ異なるメモリ36a〜36cに
記憶させるように、前記セレクト回路35を制御するよう
になってる。更に、前記切換え回路43は、前記液晶シャ
ッタ17が閉じて固体撮像素子16が受光しないときは、ラ
ンプ21の発光光量を減衰させるように、電源部22を制御
するようになっている。 次に、以上のように構成された本実施例の作用につい
て説明する。 ランプ21を発光させ、このランプ21の光の光路中で、
モータ23によって回転フィルタ24を回転させることによ
り、前記ランプ21から出射された紫外光から赤外光まで
の広帯域の波長領域の光は、前記回転フィルタ24の各フ
ィルタ24a〜24hを順次透過し、時系列的に第3図に示す
波長領域の光に色分離される。この光は、ライトガイド
14を介して、体腔内に挿入された電子内視鏡1の挿入部
2の先端部9から、観察部位に照射される。この照明光
による観察部位からの戻り光は、対物レンズ系15によっ
て、固体撮像素子16上に結像される。 ここで、切換え回路43によって、第3図に示すように
分割された波長領域の内から、例えば3つの任意の波長
領域を選択すると、前記回転フィルタ24の各フィルタ24
a〜24hの内、選択された波長領域に対応するフィルタが
照明光路中に挿入されたときには、シャッタドライバ41
の駆動により、液晶シャッタ17が開き、前記固体撮像素
子16が露光し、映像信号が得られる。一方、選択されな
い波長領域に対応するフィルタが照明光路中に挿入され
たときには、前記液晶シャッタ17が閉じ、前記固体撮像
素子16は露光しない。このように、回転フィルタ24の各
フィルタ24a〜24hの内、切換え回路43で選択された波長
領域に対応するフィルタを透過した光で照明された複写
体の映像のみが、タイミングジェネレータ42に同期した
ドライバ回路31により時系列的に読み出される。この固
体撮像素子16から読み出された信号は、プリアンプ32で
増幅され、プロセス回路33にてγ補正,ホワイトバラン
ス等の信号処理が施された後、A/Dコンバータ34でデジ
タル信号に変換され、セレクト回路35によって、時系列
的に読み出された映像信号が各波長領域毎に、R,G,Bの
各色に対応したメモリ(1)36a,メモリ(2)36b,メモ
リ(3)36cに記載される。このメモリ36a,36b,36cから
同時に読み出された信号は、D/Aコンバータ37でアナロ
グ信号に変換され、R,G,B信号を入力可能なカラーモニ
タ7には、R,G,B信号として出力され、選択された波長
領域に、それぞれ任意にR,G,Bの各色が割当てられて、
被観察体が疑似カラー表示される。また、前記R,G,B信
号は、エンコーダ38にて、NTSCコンポジット信号に変換
され、カラーモニタ7に入力され、同様に被観察体が疑
似カラー表示される。尚、R,G,Bの各透過波長領域を選
択し、このR,G,Bの各透過波長領域に、それぞれR,G,Bの
各色を割当てた場合には、通常のカラー画像が得られ
る。 また、前記切換え回路43は、タイミングジェネレータ
42と同期して、液晶シャッタ17が閉じている期間は、ラ
ンプ21の発光光両を減じ、液晶シャッタ17が開いている
期間は、ランプ21の発光光量を増加させる。 このように、本実施例によれば、可視光領域のみなら
ず、紫外光領域から赤外光領域に至る範囲内において第
3図に示すように分割された波長領域の内から任意の波
長領域を選択して、任意の色の割当てで、被観察体をカ
ラー表示することができ、被観察体に応じて最適な観察
波長領域を選択することができる。 従って、一般的な可視領域の画像では識別が困難な被
観察体の各部位の色調差の検出が容易になり、病変部の
検出が容易になる。 また、例えば、第5図に示すように、生体の各色素毎
に異なる吸収ピークを含む波長領域、または、他の色素
との吸収率の違いが最も大きい波長領域を選択すること
により、生体組織における色素分布を検出することが可
能になる。 また、更に、生体の透過度の良い600nm以上の長波長
領域の光を使用することにより、粘膜下の血管走行及び
病変の浸潤範囲の観察が容易となる等、本実施例によれ
ば、診断能を向上できるという効果がある。 尚、固体撮像素子16は、転送用の遮光部を設けた素子
でも良いし、遮光部を設けていない素子でも良い。 尚、液晶シャッタ17の位置は、固体撮像素子16の前面
に限らず、ランプ21と固体撮像素子16との間にあれば良
い。例えば、第6図に示すように、ランプ21の前面に設
けても良いし、第7図に示すように、ライトガイド14の
入射端に設けても良いし、第8図に示すように、ライト
ガイド14の出射端に設けても良い。 第9図及び第10図は本発明の第2実施例に係り、第9
図はCCDの構成を示す説明図、第10図はシャッタを示す
説明図である。 本実施例は、第1実施例における固体撮像素子16をイ
ンターライン型のCCD50とし、液晶シャッタ17の代わり
に、圧電素子を用いたシャッタ60を備えたものである。 第9図に示すように、前記CCD50は、光を受光し、電
気信号に光電変換する感光部51と、この感光部51に蓄積
された信号電荷を読み出す読み出しゲート52と、この読
み出しゲート52から読み出された信号電荷を垂直方向に
転送する垂直転送CCD53とで構成される1画素54を有
し、更に、前記垂直転送CCD53にて転送した電荷を水平
方向に転送する水平転送CCD55を備えている。尚、前記
受光部51のCCD50全体に占める割合は、読み出しゲート5
2や垂直転送CCD53があるために50%以下になっている。 一方、前記シャッタ60は、前記CCD50の前面に配置さ
れると共に、第10図(a)に示すように、前記CCD50の
1画素54の幅を2分し、一方に透過部61を、他方に遮光
部62を配列したフィルタ63と、このフィルタ63の透過部
61と遮光部62の配列方法の両端部に取付られた圧電素子
64a,64bとで構成されている。前記圧電素子64a,64bは、
シャッタドライバ41によって駆動され、一方が収縮する
と共に他方が伸展することによって、前記フィルタ63を
半画素分だけ水平方向に平行移動できるようになってい
る。そして、第10図(a)に示すように、CCD50の感光
部51上に透過部61を位置させた状態と、第10図(b)に
示すように、前記感光部51上に遮光部62を位置させた状
態とに切換えることができるようになっている。 その他の構成は、第1実施例と同様である。 本実施例では、第1実施例と同様に、ランプ21から出
射された光は、回転フィルタ24によって時系列的に色分
離され、ライトガイド14を介して、観察部位に照射され
る。この観察部位からの戻り光は、対物レンズ系15によ
って、前記CCD50上に結像される。 ここで、切換え回路43によって、第3図に示すように
分割された波長領域の内から、任意の波長領域を選択す
ると、前記回転フィルタ24の各フィルタ24a〜24hの内、
選択された波長領域に対応するフィルタが照明光路中に
挿入されたときには、シャッタドライバ41によって圧電
素子64a,64bを駆動し、第10図(a)に示すように、感
光部51上に透過部61を位置させ、露光を行う。一方、選
択された波長領域に対応するフィルタが照明光路中に挿
入されたときには、第10図(b)に示すように、前記感
光部51上に遮光部62を位置させ、露光を行わないように
する。 このように、本実施例によれば、第1実施例と同様
に、回転フィルタ24の各フィルタ24a〜24hの内、切換え
回路43で選択された波長領域に対応するフィルタを透過
した光で照明された被写体の映像のみが、時系列的に読
み出される。 また、本実施例では、前記シャッタ60の透過部61と遮
光部62とを完全に切り換えずに、CCD50の感光部51上
に、透過部61と遮光部62とを任意の割合で配置すること
も可能であり、これによって、シャッタ60に絞りと同様
の機能を持たせることができる。従って、各波長領域に
おける粘膜組織の反射率が極端に異なる場合等におい
て、各波長領域による映像を適正化することが可能とな
る。 その他の作用及び効果は、第1実施例と同様である。 第11図ないし第14図は本発明の第3実施例に係り、第
11図は撮像装置の構成を示すブロック図、第12図は電子
シャッタ付きCCDの構成を示す説明図、第13図は電子シ
ャッタの動作を示す説明図、第14図は本実施例の動作を
示すタイミングチャートである。 本実施例は、第1実施例における固体撮像素子16,液
晶シャッタ17及びシャッタドライバ41の代わりに、電子
シャッタ付きCCD70を用いたものである。 前記電子シャッタ付きCCD70は、第12図に示すよう
に、光学画像から映像信号とする光電変換を行う受光部
71及びこの受光部71の電荷を読み出す垂直読み出しレジ
スタ72で構成される撮像部73と、前記垂直読み出しレジ
スタ72の各ラインの映像信号を蓄積する蓄積部74と、前
記蓄積部74にて蓄積した電荷を映像信号として読み出す
水平読み出しレジスタ75と、前記垂直読み出しレジスタ
72に読み出された不要電荷を吸収する電荷吸収ドレイン
76とを備えている。 また、前記電子シャッタ付きCCD70は、ドライバ回路7
8によって駆動されるようになっている。 本実施例では、第1実施例と同様に、ランプ21から出
射された光は、回転フィルタ24によって時系列的に色分
離され、ライトガイド14を介して、観察部位に照射され
る。この観察部位からの戻り光は、対物レンズ系15によ
って、前記電子シャッタ巻きCCD70上に結像される。 ここで、前記電子シャッタ付きCCD70の駆動回路であ
るドライバ回路78は、第13図及び第14図に示すような動
作を行う。尚、図では、G,IR2,UV1の各波長領域の映像
を疑似カラー化する場合の例を示す。 第1実施例と同様に、ランプ21から出射された光は、
第14図(a)に示すように、回転フィルタ24によって時
系列的にR,G,B,IR1,IR2,IR3,UV1,UV2の各波長領域に色
分離され、ライトガイド14を介して、観察部位に照射さ
れる。この観察部位からの戻り光は、対物レンズ系15に
よって前記電子シャッタ付きCCD70上に結像される。前
述のように、G,IR2,UV1の各波長領域の映像を疑似カラ
ー化する場合、まず、第14図(b)において(A)で示
すように、必要とするGフィルタによる照明が行われる
直前に、第14図(c)に示すように、受光部71にそれま
で蓄積していた他のフィルタを透過した照明光による映
像信号を、第13図(a)に示すように、不要電荷として
受光部71から垂直読み出しレジスタ72に読み出す。これ
を仮に(A)モードという。次に、第14図(b)におい
て(B)で示すGフィルタによる照明中の所定時まで
に、前記垂直読み出しレジスタ72は、電荷吸収ドレイン
76に不要電荷を転送する。一方、前記(A)モードで、
不要電荷を読み出した受光部71は、第13図(b)及び第
14図(c)に示すように、必要とするGフィルタを透過
した照明光による映像情報を蓄積する。次に、前記受光
部71に蓄積された信号電荷は、垂直読み出しレジスタ72
に読み出され、蓄積部74に蓄積される。そして、第14図
(c)において(C)で示す所定時までに、第13図
(c)に示すように、撮像部73から蓄積部74へ信号電荷
が転送されると、水平読み出しレジスタ75により、Gフ
ィルタを透過した照明光による映像として読み出され
る。 同様に、IR2フィルタの場合も、Bフィルタ,IR1フィ
ルタを透過した照明光による不要電荷を読み出し、電荷
吸収ドレイン76にて吸収し、一方、受光部71は、不要電
荷を読み出した直後から、IR2による信号電荷を蓄積
し、前記Gフィルタの場合と同様に、読み出し,転送を
行い、水平読み出しレジスタ75にてIR2による映像とし
て読み出す。 また、UV1フィルタの場合についても、同様である。 このように、時系列的に読み出された各フィルタB,IR
2,UV1を透過した照明光に対応する映像信号は、第1実
施例と同様に、信号処理され、疑似カラー化された映像
として出力される。 また、他のフィルタの組み合わせを選択した場合に
は、切換え回路43にてドライバ回路78の駆動パターンを
変化させ、任意の組合わせにて映像信号を出力する。 本実施例によれば、固体撮像素子の前面にシャッタ部
がなく、素子自体がシャッタの機能を有しているので、
電子内視鏡の先端部9を小型化できる。また、第2実施
例のような機械的可動部がないので、小型化及び信頼性
の向上が可能になる。 第15図は本発明の第4実施例に係る内視鏡装置の構成
を示す説明図である。 本実施例は、第3実施例の撮像装置を、ファイバスコ
ープの接眼部に取付けた外付けテレビカメラに適用した
ものである。 ファイバスコープ80は、細長で例えば可撓性の挿入部
82を備え、この挿入部82の後端に太径の操作部83が連設
されている。前記操作部83の後端部からは側方に可撓性
のライトガイドケーブル84が延設されている。また、前
記操作部83の後端には、接眼部85が設けられている。 前記挿入部82内には、ライトガイド14が挿通され、こ
のライトガイド14の先端面は、挿入部82の先端部86に配
置され、この先端部86から照明光を出射できるようにな
っている。また、前記ライトガイド14の入射端側は、前
記ライトガイドケーブル84内に挿通され、このライトガ
イドケーブル84の先端部に設けられた図示しないコネク
タに接続され、このコネクタを介して、制御装置6に接
続され、この制御装置6内のランプ21から出射された光
が入射されるようになっている。 また、前記先端部86には、対物レンズ系87が設けら
れ、この対物レンズ系87の結像位置に、イメージガイド
88の先端面が配置されている。このイメージガイド88
は、前記挿入部82内に挿通され、前記接眼部85まで延設
されている。そして、前記対物レンズ系87で結像された
被写体像は、前記イメージガイド88によって接眼部85に
導かれ、この接眼部85から観察されるようになってい
る。 また、前記接眼部85には、外付けテレビカメラ90が着
脱自在に取付けられるようになっている。この外付けテ
レビカメラ90は、前記接眼部85からの光を結像する結像
レンズ91と、この結像レンズ91の結像位置に配置された
電子シャッタ付きCCD70とを備えている。この電子シャ
ッタ付きCCD70は、第3実施例と同様に、制御装置6内
のドライバ回路78によって駆動され、読み出された信号
は、プリアンプ32に入力され、第3実施例と同様の信号
処理が行われる。 その他の構成,作用及び効果は、第3実施例と同様で
ある。 尚、本実施例では、ファイバスコープ80の接眼部85に
取付けた外付けテレビカメラ90を、第3実施例のように
電子シャッタ付きCCD70を備えたものとしたが、第1実
施例のように液晶シャッタ17を備えたもの、第2実施例
のように圧電素子を用いたシャッタ60を備えたものであ
っても良い。 尚、本発明は、上記各実施例に限定されず、内視鏡以
外のビデオカメラ等種々の撮像装置に適用することがで
きる。 [発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、分割手段によっ
て分解された各波長領域の光のうち、所定の波長領域の
光によって照明された被観察体の像を、表示手段に表示
させるようにすると共に、この表示手段に表示される像
が被観察体の全体像であることにより、患部と正常部と
の識別を容易に、しかも常に適正に行うことができると
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 第1図ないし第5図は本発明の第1実施例に係り、第1
図は撮像装置の構成を示すブロック図、第2図は回転フ
ィルタを示す説明図、第3図は回転フィルタの各フィル
タの透過特性を示す説明図、第4図は電子内視鏡装置の
全体を示す側面図、第5図は生体の各色素の吸収スペク
トルを示す説明図、第6図ないし第8図は第1実施例の
変形例を示す説明図、第9図及び第10図は本発明の第2
実施例に係り、第9図はCCDの構成を示す説明図、第10
図はシャッタを示す説明図、第11図ないし第14図は本発
明の第3実施例に係り、第11図は撮像装置の構成を示す
ブロック図、第12図は電子シャッタ付きCCDの構成を示
す説明図、第13図は電子シャッタの動作を示す説明図、
第14図は本実施例の動作を示すタイミングチャート、第
15図は本発明の第4実施例に係る内視鏡装置の構成を示
す説明図である。 1…電子内視鏡、6…制御装置 16…固体撮像素子、17…液晶シャッタ 20…撮像装置、21…ランプ 24…回転フィルタ、31…ドライバ 35…セレクト回路 41…シャッタドライバ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.可視光域及び非可視光域の波長領域の照明光を発生
    する光源と、 この光源から出射された照明光を、赤,緑,青の可視光
    領域及びこれ以外の波長領域の光に時系列的に色分解す
    る分割手段と、 この分割手段によって色分解された照明光により照明さ
    れた被観察体からの戻り光を撮像する撮像手段と、 前記分割手段が時系列的に色分解する複数の波長領域の
    光の中から所望の光を選択する切換手段と、 前記切換手段による選択に対応して、前記分割手段によ
    る時系列的色分解と同期して、前記撮像手段から前記切
    換手段によって選択された所望の光に基づき撮像された
    撮像信号を出力させるシャッタ手段と、 前記撮像手段から出力された撮像信号を処理して、表示
    手段に前記被観察体像を表示させる映像信号を生成する
    映像信号処理手段と、 を具備したことを特徴とする撮像装置。
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