JP2641653B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP2641653B2
JP2641653B2 JP3187725A JP18772591A JP2641653B2 JP 2641653 B2 JP2641653 B2 JP 2641653B2 JP 3187725 A JP3187725 A JP 3187725A JP 18772591 A JP18772591 A JP 18772591A JP 2641653 B2 JP2641653 B2 JP 2641653B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、被観察体に応じて観
察波長領域を選択することのできるようにした内視鏡装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電荷結合素子(CCD)等の固体
撮像素子を撮像手段に用いた電子内視鏡が種々提案され
ている。
【0003】この電子内視鏡は、ファイバスコ―プに比
べて解像度が高く、画像の記録及び再生等が容易であ
り、また、拡大や2画像の比較等の画像処理が容易であ
る等の利点を有する。
【0004】ところで、前記電子内視鏡のような撮像装
置を用いて、被観察体を観察する場合、特に生体内では
患部と正常部とを見分ける場合、微妙な色調の差を検知
(認識)する必要がある。ところが、観察部位の色調の
変化が微妙である場合、この微妙な差を検知するには高
度な知識と経験が必要とされ、その上検知するまでに長
時間を必要とし、また、検知の間注意力を集中しても常
に適正な判断をするのは困難であった。
【0005】これに対処するに、例えば特開昭56−3
033号公報には、可視領域以外の領域、例えば赤外波
長領域では色調の変化が大きくなるものもあることに着
目して、少なくとも一つの赤外波長領域を持つ分光光を
時系列的に導光して被観察体を照明し、被観察体からの
反射光を固体撮像装置に結像させ電気信号に変換し、波
長領域に応じて電気信号を処理し、特定の色信号により
波長領域の画像を表示するようにした技術が開示されて
いる。この従来例によれば、赤外波長領域で得られる不
可視情報を可視情報に変換することができ、例えば患部
と正常部の識別を迅速、容易に行なうことが可能にな
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、観察波長領域が固定されているため、例え
ば、赤外光を利用した場合には一般的な可視領域の画像
が得られず、両画像の比較が困難であり、また、他の波
長領域に特徴のある被観察体については効果がない等の
不具合がある。
【0007】また、例えば特開昭59−139237号
公報には、励起光照射に応答して生体から発生される蛍
光を複数種の帯域通過フィルタに通して、複数の画像を
撮影し、各画像の濃度階差ごとにそれぞれ相異なる色調
を割当てて、それぞれを一枚の疑似カラ―画像に構成す
る技術が開示されている。 しかしながら、この関連技
術例では、濃度差を識別することはできるが、色調の差
を識別することはできない。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、被観察体に応じて最適な波長領域を選択して、
可視情報を得ることができ、一般的な可視領域の画像で
は識別が困難な被観察体の各部位の色調差の検出を容易
にすることのできる内視鏡装置を提供することを目的と
している。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による内視鏡装置
は、通常のカラー画像を得るため可視光領域内での異
なる波長領域の光を時系列的に照明することと、前記
常のカラー画像とは異なる画像を得るために可視光領域
以外の波長領域の光を少なくとも一つ含んで成る異なる
波長領域の光を時系列的に照明することとを選択的に行
うことができる照明手段と、前記照明手段によって照明
された被写体像を撮像して、前記照明手段による時系列
的な照明に同期した出力信号を読み出す撮像手段を有す
る内視鏡と前記内視鏡の撮像手段によって時系列的に
読み出された出力信号に対応する各々の画像に所望の色
を割り当ててカラー画像を得る手段と、を備えたことを
特徴とする
【0010】
【作 用】前記照明手段により通常のカラー画像を得る
ための可視光領域による照明、及び、通常のカラー画像
とは異なる画像を得るための狭帯域の波長領域の光によ
る照明を行い、前記撮像光学系によって得られた画像よ
り可視カラー画像と可視カラー画像とは異なる狭帯域の
波長領域画像を得る。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0012】図1ないし図4は本発明の第1実施例に係
り、図1は内視鏡装置を示すブロック図、図2は電子内
視鏡装置の全体を示す側面図、図3は各光源の発光特性
を示す説明図、図4は内視鏡装置の変形例を示すブロッ
ク図である。
【0013】本実施例の内視鏡装置は、例えば図2に示
すような電子内視鏡1に適用される。この電子内視鏡1
は、細長で例えば可撓性の挿入部2の後端に太径の操作
部3が連設されている。前記操作部3の後端部からは側
方に可撓性のケ―ブル4が延設され、このケ―ブル4の
先端部にコネクタ5が設けられている。前記電子内視鏡
1は、前記コネクタ5を介して、光源部及び映像信号処
理部が内蔵された制御装置6に接続されるようになって
いる。さらに、前記制御装置6には、表示手段としての
カラ―CRTモニタ7が接続されるようになっている。
【0014】前記挿入部2の先端側には、硬性の先端部
9及びこの先端部9に隣接する後方側に湾曲可能な湾曲
部10が順次設けられている。また、前記操作部3に設
けられた湾曲操作ノブ11を回動操作することによっ
て、前記湾曲部10を左右方向あるいは上下方向に湾曲
できるようになっている。また、前記操作部3には、前
記挿入部2内に設けられた鉗子チャンネルに連通する挿
入口12が設けられている。
【0015】本実施例の内視鏡装置は、図1に示すよう
に構成されている。
【0016】前記先端部9に設けられた対物レンズ系3
5の結像位置には、撮像手段としての固体撮像素子36
が配設されている。
【0017】前記制御装置6内には複数の光源45a、
45b、45c、……、45dが設けられている。前記
複数の光源45a〜45dには、レ―ザ等の狭帯域の光
源が用いられる。コントロ―ル部25は、前記複数の光
源45a〜45dの中から、1ないし3個の光源を選択
し、この選択した光源を固体撮像素子36の読み出しの
タイミングと同期して時系列的に発光させる。そして、
選択された3波長領域の光が時系列的に被観察体に照射
される。
【0018】前記複数の光源45a〜45dは、それぞ
れ図3に示すような発光特性を有している。すなわち、
例えば、光源45aは赤(R)の発光特性を有し、光源
45bは第一の紫外光(UV 1)の発光特性を有し、
光源45cは第一の赤外光(IR1)の発光特性を有
し、……、光源45dは第三の赤外光(IR3)を有し
ていて、その他の図示しない光源が、緑(G)、第二の
紫外光(UV2)、第二の赤外光(IR2)、青
(B)、第三の紫外光(UV3)、第三の赤外光(IR
3)の発光特性を有している。尚、前記第一ないし第三
の赤外光は、互いに波長領域が異なり、IR1、IR
2、IR3の順に中心波長が長くなっている。同様に、
前記第一ないし第三の紫外光は、互いに波長領域が異な
り、UV1、UV2、UV3の順に中心波長が長くなっ
ている。
【0019】前記複数の光源45a〜45dから出射さ
れた光は、前記ケ―ブル4及び挿入部2内に挿通された
ライトガイド33に入射され、このライトガイド33を
介して先端部9に導かれ、この先端部9に設けられた配
光レンズ系34から出射されて、被観察体を照明するよ
うになっている。
【0020】前記固体撮像素子36に結像された被観察
体の像は、光電変換され、この固体撮像素子36の各画
素に対応した信号は、コントロ―ル部25によって制御
されるドライバ37によって、照明光の切換に同期して
時系列的に読み出される。この固体撮像素子36の出力
信号は、それぞれコントロ―ル部25によって制御され
るプロセス回路38、マトリクス回路39、エンコ―ダ
40からなる映像信号処理部41に入力される。前記固
体撮像素子36の出力信号は、まずプロセス回路38に
入力される。このプロセス回路38では、各波長領域の
照明光に対応した出力信号に、それぞれ任意に赤
(R)、緑(G)、青(B)の各色が割当てられて、
R、G、B色信号が生成される。
【0021】前記プロセス回路38のからのR、G、B
色信号は、マトリクス回路39に入力され、このマトリ
クス回路39で前記R、G、B色信号から例えばNTS
C方式の輝度信号Y、色差信号R−Y、B−Yが生成さ
れる。さらに、このマトリクス回路39の出力は、エン
コ―ダ40に入力され、このエンコ―ダ40によってN
TSC方式の映像信号が生成される。そして、この映像
信号が、前記カラ―CRTモニタ7に入力され、被観察
体がカラ―表示されるようになっている。
【0022】前記複数の光源45a〜45dから選択的
に出射される光を一つのライトガイド33に入射させる
手段として、例えば、一つの光源45aを、この光源4
5aから出射された光が直接ライトガイド33に入射す
る位置に配置すると共に、他の光源45b〜45dから
出射された光は、それぞれ、ミラー46b〜46dと、
前記光源45aとライトガイド33との間に配設された
回動可能なミラー47b〜47dとを介して、前記ライ
トガイド33に入射させるようにする。そして、光源4
5aから出射された光をライトガイド33に入射させる
場合には、前記ミラー47b〜47dを全て光源45a
の照明光路から退避させる。また、他の光源45b〜4
5dから出射された光をライトガイド33に入射させる
場合には、前記ミラー47b〜47dのうち、発光され
る光源に対応するミラーのみを光源45aの照明光路に
介装する。
【0023】また、前記複数の光源45a〜45dから
選択的に出射される光を一つのライトガイド33に入射
させる他の手段としては、例えば、図4に示すように、
複数の光源45a〜45dを一体的に移動可能とし、発
光される光源を選択的にライトガイド33の入射端に対
向させるようにしても良い。
【0024】尚、図1または図4に示す光源45a〜4
5dに使用するランプとしては、波長を限定し発光する
ものとして、レーザやLED等が上げられ、また、キセ
ノンランプ、ハロゲンランプ、ストロボランプ等の広帯
域な光を発光するランプの出射口に、色素を混入した吸
収型のフィルタまたは蒸着型のフィルタを設けて出力波
長を限定しても良い。
【0025】以上のように構成された本実施例では、固
体撮像素子36が感度を有する波長域が光源45a〜4
5dからの9つの波長領域UV1〜IR3は、ミラー4
7b〜47dによって、3波長領域が選択される。この
3波長領域の組合せは、第一ないし第三の紫外光UV1
〜UV3、赤(R)、緑(G)、青(B)の各色光、ま
たは、第一ないし第三の赤外光IR1〜IR3である。
そして、この選択された3波長領域の光が時系列的に被
観察体に照射される。
【0026】選択された3波長領域の各照明光に対応し
た被観察体の反射光は、固体撮像素子36で光電変換さ
れ、照明光の切換に同期して時系列的に読み出される。
【0027】そして、前記固体撮像素子36の各照明光
に対応した出力信号は、映像信号処理部41で、それぞ
れ任意に赤(R)、緑(G)、青(B)の各色が割当て
られて映像信号処理される。
【0028】そして、割当てられた各色によって、被観
察体がカラ―表示される。すなわち、ミラー47b〜4
7dによって紫外帯域または赤外帯域が選択された場合
には、被観察体が疑似カラ―表示されることになる。
【0029】このように、本実施例によれば、紫外、可
視、赤外の任意の帯域を選択して、任意の色の割当て
で、被観察体をカラ―表示することができ、被観察体に
応じて最適な観察波長帯域を選択することかできる。従
って、一般的な可視領域の画像では識別が困難な被観察
体の各部位の色調差の検出が容易になる。
【0030】尚、本実施例では、電子内視鏡1を用いた
が、これに限らず、例えば、一般的に使用されているフ
ァイバスコープを用いても、可視光域以外を含む波長領
域において任意の波長領域を選択して観察可能となる。
【0031】また、被観察体の反射光を受光するものに
限らず、被観察体を透過した光を受光するものであって
も良い。
【0032】図5ないし図6は本発明の第2実施例に係
り、図5は内視鏡装置の構成を示すブロック図、図6は
回転フィルタを示す説明図、図7は回転フィルタの各フ
ィルタの透過特性を示す説明図である。
【0033】図5に示すように、電子内視鏡1の挿入部
2内には、照明光を伝達するライトガイド114が挿通
されている。このライトガイド114の先端面は、挿入
部2の先端部9に配置され、この先端部9から照明光を
出射できるようになっている。また、前記ライトガイド
114の入射端側は、ユニバーサルコード4内に挿通さ
れてコネクタ5に接続されている。また、前記先端部9
には、対物レンズ系115が設けられ、この対物レンズ
系115の結像位置に、固体撮像素子116が配設され
ている。この固体撮像素子116は、可視領域を含め紫
外領域から赤外領域に至る広い波長域で感度を有してい
る。前記固体撮像素子116には、信号線126、12
7が接続され、これら信号線126、127は、前記挿
入部2及びユニバーサルコード4内に挿通されて前記コ
ネクタ5に接続されている。
【0034】一方、制御装置6内には、紫外光から赤外
光に至る広帯域の光を発光するランプ121が設けられ
ている。このランプ121としては、一般的なキセノン
ランプやストロボランプ等を用いることができる。前記
キセノンランプやストロボランプは、可視光のみならず
紫外光及び赤外光を大量に発光する。このランプ121
は、電源部122によって電力が供給されるようになっ
ている。前記ランプ121の前方には、モード123に
よって回転駆動される回転フィルタ450が配設されて
いる。この回転フィルタ450は、図6に示すように、
外周側には、それぞれR、G、Bを透過するフィルタ4
50a、450b、450cが、周方向に沿って配列さ
れ、内周側には、それぞれ紫外光域UV 1を透過するフ
ィルタ450d、805nmを中心とする狭帯域IR1
のバンドパス特性を有するフィルタ450e、及び90
0nm以上の赤外光IR2を透過させるフィルタ450
fが、周方向に沿って配列されている。尚、前記各フィ
ルタ450a〜450fの透過特性は、図7に示す。
【0035】また、前記モータ123は、モータドライ
バ125によって回転が制御されて駆動されるようにな
っている。
【0036】本第2実施例では、切換え回路143によ
って制御されるフィルタ切換装置451が設けられてい
る。このフィルタ切換装置451は、前記回転フィルタ
450の外周側と内周側のどちらか一方が、ランプ12
1とライトガイド114入射端との間の照明光路に介装
されるように、前記回転フィルタ450及びモータ12
3を移動するようになっている。
【0037】前記回転フィルタ450を透過した光は、
前記ライトガイド114の入射端に入射され、このライ
トガイド114を介して先端部9に導かれ、この先端部
9から出射されて、観察部位を照明するようになってい
る。
【0038】この照明光による観察部位からの戻り光は
対物レンズ系115によって、固体撮像素子116上に
結像され、光電変換されるようになっている。この固体
撮像素子116には、前記信号線126を介して、前記
制御装置6内のドライバ回路178からの駆動パルスが
印加され、この駆動パルスによって読み出し、転送が行
われるようになっている。この固体撮像素子116から
読み出された映像信号は、前記信号線127を介して、
前記制御装置6内または電子内視鏡1内に設けられたプ
リアンプ132に入力されるようになっている。このプ
リアンプ132で増幅された映像信号は、プロセス回路
133に入力され、γ補正及びホワイトバランス等の信
号処理を施され、A/Dコンバータ134によって、デ
ジタル信号に変換されるようになっている。このデジタ
ルの映像信号は、前記切換回路143によって制御され
るセレクト回路135によって、例えば赤(R)、緑
(G)、青(B)の各色に対応する3つのメモリ(1)
136a、メモリ(2)136b、メモリ(3)136
cに選択的に記憶されるようになっている。前記メモリ
(1)136a、メモリ(2)136b、メモリ(3)
136cは、同時に読み出され、D/Aコンバータ13
7によって、アナログ信号に変換され、R、G、B色信
号として出力されると共に、エンコーダ138に入力さ
れ、このエンコーダ138からNTSCコンポジット信
号として出力されるようになっている。
【0039】そして、前記R、G、B色信号または、N
TSCコンポジット信号が、カラーモニタ7に入力さ
れ、このカラーモニタ7によって、観察部位がカラー表
示されるようになっている。
【0040】また、前記制御装置6内には、システム全
体のタイミングをつくるタイミングジェネレータ142
が設けられ、このタイミングジェネレータ142によっ
て、モータドライバ125、ドライバ回路178等の各
回路間の同期が取られている。
【0041】本第2実施例では、切換え回路143に
て、フィルタ切換装置451を制御し、回転フィルタ4
50の外周側を、ランプ121とライトガイド114入
射端との間の照射光路中に介装すると、前記ランプ12
1から出射された光は、前記回転フィルタ450のR、
G、Bを透過するフィルタ450a、450b、450
cを順次透過して、R、G、Bの各波長領域の光に時系
列的に分割される。そして、このR、G、Bの光が、ラ
イトガイド114を介して、先端部9に伝達され、被写
体に照射される。この可視帯域におけるR、G、Bの面
順次照明光による被写体からの戻り光は、対物レンズ系
115によって固体撮像素子452上に結像され、この
固体撮像素子452によって被写体像が撮像される。従
って、モニタ7には、通常の可視画像がカラー表示され
る。
【0042】一方、前記切換え回路143にて、フィル
タ切換装置451を制御し、回転フィルタ450の内周
側を、ランプ121とライトガイド114入射端との間
の照明光路中に介装すると、前記ランプ121から出射
された光は、前記回転フィルタ450のUV1、IR
1、IR2を透過するフィルタ450d、450e、4
50fを順次透過して、UV1、IR1、IR2の各波
長領域の光に時系列的に分割される。そして、この光
が、ライトガイド114を介して、先端部9に伝達さ
れ、被写体に照射される。この照明光による被写体から
の戻り光は、対物レンズ系115によって固体撮像素子
452上に結像され、この固体撮像素子452によって
被写体像が撮像される。従って、モニタ7には、UV
1、IR1、IR2の各波長領域による紫外及び赤外光
領域の不可視領域の画像が疑似カラー表示される。尚、
メモリ136a、136b、136cのうちの一つまた
は二つを選択的に読出すことにより、UV1、IR1、
IR2のうちの一つまたは二つの波長領域による画像を
得ることもできる。
【0043】このように、本第2実施例によれば、他の
実施例と同様に、通常の可視カラー画像が得られると共
に、紫外及び赤外光領域の不可視領域の画像を得ること
ができる。
【0044】尚、前記回転フィルタ450の外周側及び
内周側に設けられる各フィルタの透過波長領域は、本第
2実施例に限定されず、任意に設定することができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、照
明手段により通常のカラー画像を得るための可視光領域
による照明、及び、通常のカラー画像とは異なる画像を
得るための狭帯域の波長領域の光による照明を行い、前
記撮像光学系によって得られた画像より可視カラー画像
と可視カラー画像とは異なる狭帯域の波長領域画像を得
ることができるので、被観察体に応じて最適な波長領域
を選択して、可視情報を得ることができ、一般的な可視
領域の画像では識別が困難な被観察体の各部位の色調差
の検出を容易にすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例に係る内視鏡装置を示すブロック
図である。
【図2】 第1実施例に係る電子内視鏡装置の全体を示
す側面図である。
【図3】 第1実施例に係る各光源の発光特性を示す説
明図である。
【図4】 第1実施例に係る内視鏡装置の変形例を示す
ブロック図である。
【図5】 第2実施例に係る内視鏡装置の構成を示すブ
ロック図である。
【図6】 第2実施例に係る回転フィルタを示す説明図
である。
【図7】 第2実施例に係る回転フィルタの各フィルタ
の透過特性を示す説明図である。
【符号の説明】
1…電子内視鏡 25…コントローラ 36…固体撮像素子 45a〜45d…光源 46b〜46d…ミラー 47b〜47d…ミラー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常のカラー画像を得るため可視光領
    内での異なる波長領域の光を時系列的に照明すること
    と、前記通常のカラー画像とは異なる画像を得るため
    可視光領域以外の波長領域の光を少なくとも一つ含んで
    成る異なる波長領域の光を時系列的に照明することとを
    選択的に行うことができる照明手段と、前記 照明手段によって照明された被写体像を撮像して、
    前記照明手段による時系列的な照明に同期した出力信号
    を読み出す撮像手段を有する内視鏡と前記内視鏡の撮像手段によって時系列的に読み出された
    出力信号に対応する各々の画像に所望の色を割り当てて
    カラー画像を得る手段と、 を備えたことを特徴とする内視鏡装置。
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JP2009297313A (ja) * 2008-06-13 2009-12-24 Fujifilm Corp 光源装置およびこれを用いる内視鏡システム
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