JPH07275200A - 内視鏡の照明装置 - Google Patents
内視鏡の照明装置Info
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- JPH07275200A JPH07275200A JP6076780A JP7678094A JPH07275200A JP H07275200 A JPH07275200 A JP H07275200A JP 6076780 A JP6076780 A JP 6076780A JP 7678094 A JP7678094 A JP 7678094A JP H07275200 A JPH07275200 A JP H07275200A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】照明装置として挿入部先端に発光ダイオードを
配置した内視鏡の照明装置において、内視鏡の画面全体
に正しい色再現性を得ることのできる内視鏡の照明装置
を提供することを目的とする。 【構成】観察窓3を通しての観察視野を照明するために
挿入部1先端に設けられた照明窓4部分に照明光学系8
を配置して、赤、緑及び青の三色の発光部を有する一チ
ップの発光ダイオード9を上記照明光学系8の奥に配置
した。
配置した内視鏡の照明装置において、内視鏡の画面全体
に正しい色再現性を得ることのできる内視鏡の照明装置
を提供することを目的とする。 【構成】観察窓3を通しての観察視野を照明するために
挿入部1先端に設けられた照明窓4部分に照明光学系8
を配置して、赤、緑及び青の三色の発光部を有する一チ
ップの発光ダイオード9を上記照明光学系8の奥に配置
した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、観察視野を照明する
ために挿入部先端に発光ダイオードを配置した内視鏡の
照明装置に関する。
ために挿入部先端に発光ダイオードを配置した内視鏡の
照明装置に関する。
【0002】そのような照明装置を有する内視鏡は、挿
入部を細く形成することができ、しかも照明用光学繊維
の折損などが発生しないので耐久性に富み、また明るさ
が挿入部の長さに影響されないので、必要に応じて挿入
部を自由に長く形成することができる等の長所を有す
る。
入部を細く形成することができ、しかも照明用光学繊維
の折損などが発生しないので耐久性に富み、また明るさ
が挿入部の長さに影響されないので、必要に応じて挿入
部を自由に長く形成することができる等の長所を有す
る。
【0003】
【従来の技術】内視鏡において、観察像に正しい色再現
性を得るためには、照明光が波長400nmから700
nmにスペクトル放射を有する白色光でなければならな
い。そこで、固体撮像素子を用いていわゆるRGB面順
次式の撮像を行う電子内視鏡の場合には、赤、緑、青の
三色の発光ダイオードを色別に時間をずらして順に発光
させて、照明色別に得られる映像信号を合成してモニタ
に表示し、カラー単板の固体撮像素子を用いる電子内視
鏡の場合には、三色の発光ダイオードを同時に発光させ
ることによって白色光を得ることになる。
性を得るためには、照明光が波長400nmから700
nmにスペクトル放射を有する白色光でなければならな
い。そこで、固体撮像素子を用いていわゆるRGB面順
次式の撮像を行う電子内視鏡の場合には、赤、緑、青の
三色の発光ダイオードを色別に時間をずらして順に発光
させて、照明色別に得られる映像信号を合成してモニタ
に表示し、カラー単板の固体撮像素子を用いる電子内視
鏡の場合には、三色の発光ダイオードを同時に発光させ
ることによって白色光を得ることになる。
【0004】図10及び図11は、そのような従来の電
子内視鏡の挿入部先端を示しており、観察窓81の周囲
に三つの照明窓82R,82G,82Bが配置されてい
て、赤色照明窓82R内には赤色発光ダイオード83
R、緑色照明窓82G内には緑色発光ダイオード83
G、青色照明窓82B内には青色発光ダイオード83B
が各々配置されている。86は鉗子チャンネルの出口、
87及び88は送気ノズル及び送水ノズルである。
子内視鏡の挿入部先端を示しており、観察窓81の周囲
に三つの照明窓82R,82G,82Bが配置されてい
て、赤色照明窓82R内には赤色発光ダイオード83
R、緑色照明窓82G内には緑色発光ダイオード83
G、青色照明窓82B内には青色発光ダイオード83B
が各々配置されている。86は鉗子チャンネルの出口、
87及び88は送気ノズル及び送水ノズルである。
【0005】側面略示図である図11に示されるよう
に、観察窓81内に配置された、対物レンズ84による
被写体の結像位置には、固体撮像素子85が配置されて
いて、観察像を電気信号に変換して伝送している。
に、観察窓81内に配置された、対物レンズ84による
被写体の結像位置には、固体撮像素子85が配置されて
いて、観察像を電気信号に変換して伝送している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
照明窓が照明色別に三つ並べて配置されていると、図1
2に示されるように、被写体に凹凸がある場合に、被写
体の部位によってはいずれかの色の照明光が当たらない
ため、その部分だけが異常な色再現を示すいわゆる色割
れ現象が発生する。図12においてはの部分には赤色
照明光が当たらず、の部分には青色照明光が当たらな
い。
照明窓が照明色別に三つ並べて配置されていると、図1
2に示されるように、被写体に凹凸がある場合に、被写
体の部位によってはいずれかの色の照明光が当たらない
ため、その部分だけが異常な色再現を示すいわゆる色割
れ現象が発生する。図12においてはの部分には赤色
照明光が当たらず、の部分には青色照明光が当たらな
い。
【0007】そこで本発明は、照明装置として挿入部先
端に発光ダイオードを配置した内視鏡の照明装置におい
て、内視鏡の画面全体に正しい色再現性を得ることので
きる内視鏡の照明装置を提供することを目的とする。
端に発光ダイオードを配置した内視鏡の照明装置におい
て、内視鏡の画面全体に正しい色再現性を得ることので
きる内視鏡の照明装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡の照明装置は、観察窓を通しての観
察視野を照明するために挿入部先端に設けられた照明窓
部分に照明光学系を配置して、赤、緑及び青の三色の発
光部を有する一チップの発光ダイオードを上記照明光学
系の奥に配置したことを特徴とする。
め、本発明の内視鏡の照明装置は、観察窓を通しての観
察視野を照明するために挿入部先端に設けられた照明窓
部分に照明光学系を配置して、赤、緑及び青の三色の発
光部を有する一チップの発光ダイオードを上記照明光学
系の奥に配置したことを特徴とする。
【0009】なお、三色の発光部を有する一チップの発
光ダイオードを内蔵する照明窓を上記観察窓の周囲に複
数設けると共に、上記観察窓を通して得られる観察画面
の明るさ分布を均一化するように上記複数の発光ダイオ
ードの発光光量比を制御するための発光光量制御手段を
設けてもよい。
光ダイオードを内蔵する照明窓を上記観察窓の周囲に複
数設けると共に、上記観察窓を通して得られる観察画面
の明るさ分布を均一化するように上記複数の発光ダイオ
ードの発光光量比を制御するための発光光量制御手段を
設けてもよい。
【0010】また、上記の三色の発光部を有する一チッ
プの発光ダイオード内に、さらに赤外線を発する赤外発
光部を付加してもよい。
プの発光ダイオード内に、さらに赤外線を発する赤外発
光部を付加してもよい。
【0011】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図2は、
本発明の第1の実施例の電子内視鏡の挿入部1の先端の
正面図であり、先端面には、観察像を得るための観察窓
3と並んで、観察窓3を通しての観察視野を照明するた
めの照明窓4が一つだけ配置されている。5は鉗子チャ
ンネルの出口、6は送気ノズル、7は送水ノズルであ
る。
本発明の第1の実施例の電子内視鏡の挿入部1の先端の
正面図であり、先端面には、観察像を得るための観察窓
3と並んで、観察窓3を通しての観察視野を照明するた
めの照明窓4が一つだけ配置されている。5は鉗子チャ
ンネルの出口、6は送気ノズル、7は送水ノズルであ
る。
【0012】図1は、その電子内視鏡の挿入部1の側面
断面を略示しており、観察窓3の内部には対物光学系1
0が配置されていて、その対物光学系10による被写体
の結像位置に、例えばCCD(電荷結合素子)からなる
固体撮像素子11が配置されている。
断面を略示しており、観察窓3の内部には対物光学系1
0が配置されていて、その対物光学系10による被写体
の結像位置に、例えばCCD(電荷結合素子)からなる
固体撮像素子11が配置されている。
【0013】照明窓4の内部には、配光角を整えるため
の照明光学系8が配置されていて、その奥に、赤
(R)、緑(G)、青(B)の三色の発光部9R,9
G,9Bを有する一チップの発光ダイオード(LED)
9が配置されている。
の照明光学系8が配置されていて、その奥に、赤
(R)、緑(G)、青(B)の三色の発光部9R,9
G,9Bを有する一チップの発光ダイオード(LED)
9が配置されている。
【0014】なお、図1は略示図なので、発光ダイオー
ド9の三色の発光部9R,9G,9Bが側方に張り出し
て図示されているが、実際には照明光学系8の軸線近く
に三つの発光部9R,9G,9Bが寄せ集めて配置され
ている。
ド9の三色の発光部9R,9G,9Bが側方に張り出し
て図示されているが、実際には照明光学系8の軸線近く
に三つの発光部9R,9G,9Bが寄せ集めて配置され
ている。
【0015】ビデオプロセッサに接続されるコネクタ1
3には、固体撮像素子11に入出力される信号の増幅な
どを行う駆動回路14が設けられていて、その駆動回路
14に接続された端子15と発光ダイオード9の各色発
光部9R,9G,9Bに接続された端子16とが、ビデ
オプロセッサに接続されるように配置されている。
3には、固体撮像素子11に入出力される信号の増幅な
どを行う駆動回路14が設けられていて、その駆動回路
14に接続された端子15と発光ダイオード9の各色発
光部9R,9G,9Bに接続された端子16とが、ビデ
オプロセッサに接続されるように配置されている。
【0016】図3は、挿入部先端の固体撮像素子11か
らの出力信号を処理するためにビデオプロセッサ19に
設けられた映像信号処理回路を示しており、固体撮像素
子11の駆動と同期して照明用の発光ダイオード9を駆
動する。
らの出力信号を処理するためにビデオプロセッサ19に
設けられた映像信号処理回路を示しており、固体撮像素
子11の駆動と同期して照明用の発光ダイオード9を駆
動する。
【0017】ここでは、中央演算装置(CPU)などを
内蔵するシステムコントローラ20からの出力信号によ
って、発光ダイオード駆動回路21が動作するよう制御
されて、発光ダイオード9の三色発光部9R,9G,9
Bを、時間をずらして順にくり返し駆動する。
内蔵するシステムコントローラ20からの出力信号によ
って、発光ダイオード駆動回路21が動作するよう制御
されて、発光ダイオード9の三色発光部9R,9G,9
Bを、時間をずらして順にくり返し駆動する。
【0018】そして、図4にも示されるように、発光ダ
イオード9の三色発光部9R,9G,9Bの駆動と同期
して、固体撮像素子駆動回路22を動作させて、固体撮
像素子11を駆動する。
イオード9の三色発光部9R,9G,9Bの駆動と同期
して、固体撮像素子駆動回路22を動作させて、固体撮
像素子11を駆動する。
【0019】固体撮像素子11からの出力信号は、増幅
器23で増幅された後、サンプルホールド回路24で映
像信号が抽出され、ガンマ補正回路25でガンマ補正が
行われる。そして、ガンマ補正後の信号がアナログデジ
タル変換回路26でデジタル信号化される。
器23で増幅された後、サンプルホールド回路24で映
像信号が抽出され、ガンマ補正回路25でガンマ補正が
行われる。そして、ガンマ補正後の信号がアナログデジ
タル変換回路26でデジタル信号化される。
【0020】デジタル化された映像信号は、マルチプレ
クサ27によって、図4に示されるように、発光ダイオ
ード9及び固体撮像素子11の駆動と同期して切り換え
られて、順次、赤(R)、緑(G)、青(B)の各色に
対応したフレームメモリ28R,28G,28Bに格納
される。
クサ27によって、図4に示されるように、発光ダイオ
ード9及び固体撮像素子11の駆動と同期して切り換え
られて、順次、赤(R)、緑(G)、青(B)の各色に
対応したフレームメモリ28R,28G,28Bに格納
される。
【0021】図3に戻って、フレームメモリ28R,2
8G,28Bに格納された各信号は同時に読み出され
て、各々デジタルアナログ変換回路29R,29G,2
9Bでアナログの色信号に変換される。
8G,28Bに格納された各信号は同時に読み出され
て、各々デジタルアナログ変換回路29R,29G,2
9Bでアナログの色信号に変換される。
【0022】そして、その三色の色信号は、各々三原色
信号として出力されると共に、それと並列に、NTSC
エンコーダ30に入力されてNTSC方式の複合ビデオ
信号に変換されてモニタに出力される。
信号として出力されると共に、それと並列に、NTSC
エンコーダ30に入力されてNTSC方式の複合ビデオ
信号に変換されてモニタに出力される。
【0023】上述のような構成により、第1の実施例に
おいては、発光ダイオード9の、赤、緑、青の三色の発
光部9R,9G,9Bの各々の発光時間及び発光強度
(即ち発光光量)が独立して制御される。
おいては、発光ダイオード9の、赤、緑、青の三色の発
光部9R,9G,9Bの各々の発光時間及び発光強度
(即ち発光光量)が独立して制御される。
【0024】そして、各色発光部9R,9G,9Bが各
々照明光学系8の軸線の近くにあることから、各色の照
明光が共通の一つの照明窓4からほとんど同方向に向け
て照射されるので、被写体に凹凸等があっても、各色照
明の影になる部分にずれが生じない。したがって、いわ
ゆる色割れが発生しない。
々照明光学系8の軸線の近くにあることから、各色の照
明光が共通の一つの照明窓4からほとんど同方向に向け
て照射されるので、被写体に凹凸等があっても、各色照
明の影になる部分にずれが生じない。したがって、いわ
ゆる色割れが発生しない。
【0025】図5は、本発明の第2の実施例の電子内視
鏡の挿入部1の先端の正面図であり、先端面に、観察窓
3を挟んで、その左右に照明窓4L,4Rが観察窓3と
同方向に向けて配置されており、各照明窓4L,4R内
に第1の実施例と同様の赤、緑、青の三色の発光部9
R,9G,9Bを内蔵する一チップの発光ダイオード9
L,9Rが配置されている。
鏡の挿入部1の先端の正面図であり、先端面に、観察窓
3を挟んで、その左右に照明窓4L,4Rが観察窓3と
同方向に向けて配置されており、各照明窓4L,4R内
に第1の実施例と同様の赤、緑、青の三色の発光部9
R,9G,9Bを内蔵する一チップの発光ダイオード9
L,9Rが配置されている。
【0026】このように、各々が三色の発光部を有する
発光ダイオード9を内蔵する複数の照明窓4を観察窓3
の周囲に配置することにより、影の少ない照明を行うこ
とができ、また、一個の発光ダイオードを発光させる場
合よりも同色の発光ダイオードを複数同時に発光させた
方が光量を大きくできるので、固体撮像素子の蓄積時間
を短くして、映像信号のフレーム周波数を上げることが
できる。
発光ダイオード9を内蔵する複数の照明窓4を観察窓3
の周囲に配置することにより、影の少ない照明を行うこ
とができ、また、一個の発光ダイオードを発光させる場
合よりも同色の発光ダイオードを複数同時に発光させた
方が光量を大きくできるので、固体撮像素子の蓄積時間
を短くして、映像信号のフレーム周波数を上げることが
できる。
【0027】図6及び図7は、この第2の実施例におい
て、画面の左右の明るさを均一化する照明を行うための
制御回路部分を示す回路ブロック図と、その動作を示す
タイムチャートである。
て、画面の左右の明るさを均一化する照明を行うための
制御回路部分を示す回路ブロック図と、その動作を示す
タイムチャートである。
【0028】ここでは、例えばカラー単板式の固体撮像
素子11からの出力信号が二つに分岐されて、画面の左
半部を選択する左半選択スイッチ42Lと右半部を選択
する右半選択スイッチ42Rとに送られる。
素子11からの出力信号が二つに分岐されて、画面の左
半部を選択する左半選択スイッチ42Lと右半部を選択
する右半選択スイッチ42Rとに送られる。
【0029】そして、画面の左半部の明るさの平均値と
右半部の明るさの平均値とが、各々平均回路43L,4
3Rからアナログデジタル変換回路44L,44Rを経
て、CPUを内蔵する制御部45に入力される。
右半部の明るさの平均値とが、各々平均回路43L,4
3Rからアナログデジタル変換回路44L,44Rを経
て、CPUを内蔵する制御部45に入力される。
【0030】制御部45からの出力信号は、デジタルア
ナログ変換回路46L,46Rを経て左右の発光ダイオ
ード9L,9Rの駆動回路47L,47Rに出力され、
左側の発光ダイオード9Lの発光光量と右側の発光ダイ
オード9Rの発光光量との比が制御される。
ナログ変換回路46L,46Rを経て左右の発光ダイオ
ード9L,9Rの駆動回路47L,47Rに出力され、
左側の発光ダイオード9Lの発光光量と右側の発光ダイ
オード9Rの発光光量との比が制御される。
【0031】図8は、その制御部45における制御処理
フロー図であり、Sは処理ステップを示す。ここでは、
S1で左右の発光ダイオード9L,9Rの駆動電流IL
及びIRの初設設定をした後、S2及びS3で画面の左
半部の明るさデータVLと右半部の明るさデータVRを
読み込む。
フロー図であり、Sは処理ステップを示す。ここでは、
S1で左右の発光ダイオード9L,9Rの駆動電流IL
及びIRの初設設定をした後、S2及びS3で画面の左
半部の明るさデータVLと右半部の明るさデータVRを
読み込む。
【0032】そして、S4で、左半部の明るさVLが予
め設定された既定値Kより明るいかどうかを判定し、S
5又はS6でVLがKより大きければ左側の発光ダイオ
ード9Lの駆動電流ILを1段階小さくし、VLがKよ
り大きくなければ、ILを1段階大きくする。
め設定された既定値Kより明るいかどうかを判定し、S
5又はS6でVLがKより大きければ左側の発光ダイオ
ード9Lの駆動電流ILを1段階小さくし、VLがKよ
り大きくなければ、ILを1段階大きくする。
【0033】続いて、S7〜S9において、S4〜S6
と同様にして、右半部の明るさVRが既定値Kより大き
いときは、IRを1段階小さくし、VRがKより大きく
ないときは、IRを1段階大きくして、S2から再びく
り返す。
と同様にして、右半部の明るさVRが既定値Kより大き
いときは、IRを1段階小さくし、VRがKより大きく
ないときは、IRを1段階大きくして、S2から再びく
り返す。
【0034】このようにして、映像画面の左半部と右半
部とが各々予め設定された平均明るさになるように、左
右両発光ダイオード9L,9Rの駆動電流値IL,IR
が制御され、画面の左と右の両半部の明るさに差がなく
なる。
部とが各々予め設定された平均明るさになるように、左
右両発光ダイオード9L,9Rの駆動電流値IL,IR
が制御され、画面の左と右の両半部の明るさに差がなく
なる。
【0035】なお、観察窓3の周囲に本発明の照明窓4
をさらに多数配置して同様の制御を行えば、画面内にお
ける被写体の各部に遠近のずれがあっても、その距離に
対応して複数の発光ダイオード9の発光明るさを自動的
に調整して、画面全体の明るさ分布をより均一で見易い
ものにすることができる。
をさらに多数配置して同様の制御を行えば、画面内にお
ける被写体の各部に遠近のずれがあっても、その距離に
対応して複数の発光ダイオード9の発光明るさを自動的
に調整して、画面全体の明るさ分布をより均一で見易い
ものにすることができる。
【0036】上記の各実施例においては、一つの発光ダ
イオード9が赤、緑、青の三色の発光部を有するように
構成したが、それに加えて、さらに赤外線発光部を同じ
一つの発光ダイオード9内に付け加えてもよい。図9
は、そのような発光ダイオード9の発光特性を示してお
り、青、緑、赤及び赤外の四つのピーク部で示される発
光をする四つの発光部を各々独立して発光制御できるよ
うにする。
イオード9が赤、緑、青の三色の発光部を有するように
構成したが、それに加えて、さらに赤外線発光部を同じ
一つの発光ダイオード9内に付け加えてもよい。図9
は、そのような発光ダイオード9の発光特性を示してお
り、青、緑、赤及び赤外の四つのピーク部で示される発
光をする四つの発光部を各々独立して発光制御できるよ
うにする。
【0037】そのように構成することにより、固体撮像
素子11を介していわゆる赤外画像を容易に得ることが
でき、診断の向上に寄与することができる。ただし、こ
の場合には、固体撮像素子11の前面に赤外カットフィ
ルタを設けないように構成する。
素子11を介していわゆる赤外画像を容易に得ることが
でき、診断の向上に寄与することができる。ただし、こ
の場合には、固体撮像素子11の前面に赤外カットフィ
ルタを設けないように構成する。
【0038】もっとも、本発明では照明が発光ダイオー
ド9を光源としていて、照明光内に赤外線が含まれない
ので、どの実施例においても固体撮像素子11の前面に
赤外カットフィルタを設けなくてもよい。
ド9を光源としていて、照明光内に赤外線が含まれない
ので、どの実施例においても固体撮像素子11の前面に
赤外カットフィルタを設けなくてもよい。
【0039】なお、本発明は、RGB面順次方式、カラ
ー単板発光ダイオード及び他の撮像方式の電子内視鏡の
照明装置に対応することができ、前述のように、RGB
面順次方式の場合には赤、緑及び青の発光部を順次発光
させ、固体撮像素子としてカラー単板を使用した時に
は、三色の発光部を同時に発光させて白色光を得る。ま
た、本発明はイメージガイドファイバによって観察像を
伝送する光学式の内視鏡の照明装置にも適用することが
できる。
ー単板発光ダイオード及び他の撮像方式の電子内視鏡の
照明装置に対応することができ、前述のように、RGB
面順次方式の場合には赤、緑及び青の発光部を順次発光
させ、固体撮像素子としてカラー単板を使用した時に
は、三色の発光部を同時に発光させて白色光を得る。ま
た、本発明はイメージガイドファイバによって観察像を
伝送する光学式の内視鏡の照明装置にも適用することが
できる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、一つの照明窓内に設け
られた一つの発光ダイオードが赤、緑、青の三色の発光
をするので、各色の照明光束が、被写体に対して偏位す
ることなく重なり合って照射され、その結果、被写体に
凹凸等があってもいわゆる色割れ等のない良好な色調の
内視鏡画面を得ることができる。また、一つの照明窓か
ら三色の照明光を照射することができるので、内視鏡の
先端部を細く形成することが可能となって挿入性が向上
する。
られた一つの発光ダイオードが赤、緑、青の三色の発光
をするので、各色の照明光束が、被写体に対して偏位す
ることなく重なり合って照射され、その結果、被写体に
凹凸等があってもいわゆる色割れ等のない良好な色調の
内視鏡画面を得ることができる。また、一つの照明窓か
ら三色の照明光を照射することができるので、内視鏡の
先端部を細く形成することが可能となって挿入性が向上
する。
【0041】そして、そのような発光ダイオードを有す
る照明窓を観察窓の周囲に複数設け、各発光ダイオード
毎に発光光量を調整することにより、上述のように内視
鏡画面中の影を少なくすることができるだけでなく、内
視鏡画面の明るさ分布を均一化して、画面内の被写体各
部の遠近に関係なく、一様な明るさの見易い画面を得る
ことができる。
る照明窓を観察窓の周囲に複数設け、各発光ダイオード
毎に発光光量を調整することにより、上述のように内視
鏡画面中の影を少なくすることができるだけでなく、内
視鏡画面の明るさ分布を均一化して、画面内の被写体各
部の遠近に関係なく、一様な明るさの見易い画面を得る
ことができる。
【0042】また、三色発光の発光ダイオードにさらに
赤外線発光部を付加することにより、赤外画像を容易に
得て、診断の向上に寄与することができる。
赤外線発光部を付加することにより、赤外画像を容易に
得て、診断の向上に寄与することができる。
【図1】本発明の第1の実施例の電子内視鏡の側面略示
図である。
図である。
【図2】本発明の第1の実施例の電子内視鏡の挿入部先
端の正面図である。
端の正面図である。
【図3】本発明の第1の実施例の制御回路ブロック図で
ある。
ある。
【図4】本発明の第1の実施例の制御回路の動作を示す
タイムチャート図である。
タイムチャート図である。
【図5】本発明の第2の実施例の電子内視鏡の挿入部先
端の正面図である。
端の正面図である。
【図6】本発明の第2の実施例の制御回路ブロック図で
ある。
ある。
【図7】本発明の第2の実施例の動作を示すタイムチャ
ート図である。
ート図である。
【図8】本発明の第2の実施例の制御処理フロー図であ
る。
る。
【図9】本発明の第3の実施例の発光ダイオードの発光
特性線図である。
特性線図である。
【図10】従来例の電子内視鏡の挿入部先端の正面図で
ある。
ある。
【図11】従来例の電子内視鏡の側面略示図である。
【図12】従来例の動作説明図である。
1 挿入部 3 観察窓 4 照明窓 8 照明光学系 9 発光ダイオード 9R,9G,9B 発光部
Claims (3)
- 【請求項1】観察窓を通しての観察視野を照明するため
に挿入部先端に設けられた照明窓部分に照明光学系を配
置して、赤、緑及び青の三色の発光部を有する一チップ
の発光ダイオードを上記照明光学系の奥に配置したこと
を特徴とする内視鏡の照明装置。 - 【請求項2】三色の発光部を有する一チップの発光ダイ
オードを内蔵する照明窓を上記観察窓の周囲に複数設け
ると共に、上記観察窓を通して得られる観察画面の明る
さ分布を均一化するように上記複数の発光ダイオードの
発光光量比を制御するための発光光量制御手段が設けら
れている請求項1記載の内視鏡の照明装置。 - 【請求項3】上記の三色の発光部を有する一チップの発
光ダイオード内に、さらに赤外線を発する赤外発光部が
付加されている請求項1又は2記載の内視鏡の照明装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6076780A JPH07275200A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 内視鏡の照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6076780A JPH07275200A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 内視鏡の照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07275200A true JPH07275200A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=13615118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6076780A Pending JPH07275200A (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 内視鏡の照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH07275200A (ja) |
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